JPH05139472A - 茶葉包装体 - Google Patents
茶葉包装体Info
- Publication number
- JPH05139472A JPH05139472A JP3323654A JP32365491A JPH05139472A JP H05139472 A JPH05139472 A JP H05139472A JP 3323654 A JP3323654 A JP 3323654A JP 32365491 A JP32365491 A JP 32365491A JP H05139472 A JPH05139472 A JP H05139472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tea
- bag
- tea leaves
- cream powder
- outer bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D85/00—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
- B65D85/70—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for materials not otherwise provided for
- B65D85/804—Disposable containers or packages with contents which are mixed, infused or dissolved in situ, i.e. without having been previously removed from the package
- B65D85/808—Disposable containers or packages with contents which are mixed, infused or dissolved in situ, i.e. without having been previously removed from the package for immersion in the liquid to release part or all of their contents, e.g. tea bags
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Apparatus For Making Beverages (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Dairy Products (AREA)
- Tea And Coffee (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間保存しても茶葉の風味及びクリ−ム粉
末の劣化のない茶葉包装体を提供する。 【構成】 紅茶、緑茶、抹茶及びこれらの２以上の混合
物からなる群より選択された茶の茶葉、及びクリ−ム粉
末を透水性の小袋に充填し、上記小袋をガスバリア性の
ある材質の外袋に入れて窒素ガス置換包装する。
末の劣化のない茶葉包装体を提供する。 【構成】 紅茶、緑茶、抹茶及びこれらの２以上の混合
物からなる群より選択された茶の茶葉、及びクリ−ム粉
末を透水性の小袋に充填し、上記小袋をガスバリア性の
ある材質の外袋に入れて窒素ガス置換包装する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紅茶、緑茶、抹茶及び
これらの２以上の混合物からなる群より選択された茶の
茶葉、及びクリ−ム粉末（本明細書においては、粉末状
クリ−ム、顆粒状クリ−ムを「クリ−ム粉末」と記載す
る）が充填された茶葉包装体に関する。詳しくは本発明
は、良好な色調、香り、味、風味のクリ−ム入りの茶
（紅茶にあってはミルクティ−）を簡単かつ確実に調製
することができ、かつ長期間の保存中にも茶葉の風味及
びクリ−ム粉末の脂肪の劣化を生じない茶葉包装体に関
する。
これらの２以上の混合物からなる群より選択された茶の
茶葉、及びクリ−ム粉末（本明細書においては、粉末状
クリ−ム、顆粒状クリ−ムを「クリ−ム粉末」と記載す
る）が充填された茶葉包装体に関する。詳しくは本発明
は、良好な色調、香り、味、風味のクリ−ム入りの茶
（紅茶にあってはミルクティ−）を簡単かつ確実に調製
することができ、かつ長期間の保存中にも茶葉の風味及
びクリ−ム粉末の脂肪の劣化を生じない茶葉包装体に関
する。
【０００２】
【従来の技術】紅茶又は緑茶の茶葉を、透水性の繊維質
素材又はナイロンで製造した小袋に適量充填したいわゆ
るティ−バッグはすでに使用されている。ティ−バッグ
が現在のように広く普及したのは、紅茶、緑茶等を調製
する操作の簡便性、茶殻等の始末の容易なこと及び相応
の味、風味が人々に受け入れられたためである。
素材又はナイロンで製造した小袋に適量充填したいわゆ
るティ−バッグはすでに使用されている。ティ−バッグ
が現在のように広く普及したのは、紅茶、緑茶等を調製
する操作の簡便性、茶殻等の始末の容易なこと及び相応
の味、風味が人々に受け入れられたためである。
【０００３】茶は嗜好性が高く、特に紅茶はそのままで
飲むほか、ミルク、レモン、ブランデ−、ウイスキ−、
ジャム等を添加する、いろいろな飲み方がなされてい
る。その中でもとりわけミルクティ−が広く親しまれて
いるのは、紅茶の成分の一つであるタンニンの渋味をミ
ルクの成分が適度にやわらげるためである。ティ−バッ
グを用い紅茶を調製する際に、ミルクティ−が即席にで
きれば極めて便利であるが、その商品化は成功していな
い。また緑茶あるいは抹茶とクリ−ムを一緒に封入した
ティ−バッグは知られていない。
飲むほか、ミルク、レモン、ブランデ−、ウイスキ−、
ジャム等を添加する、いろいろな飲み方がなされてい
る。その中でもとりわけミルクティ−が広く親しまれて
いるのは、紅茶の成分の一つであるタンニンの渋味をミ
ルクの成分が適度にやわらげるためである。ティ−バッ
グを用い紅茶を調製する際に、ミルクティ−が即席にで
きれば極めて便利であるが、その商品化は成功していな
い。また緑茶あるいは抹茶とクリ−ムを一緒に封入した
ティ−バッグは知られていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記即席ミルクティ−
の商品化が成功していない理由として、紅茶茶葉及びク
リ−ム粉末を単に透水性の小袋に充填しただけでは商品
の品質劣化が甚だしいことが挙げられる。紅茶の生命は
高尚で優雅な香気にあるが、この香気成分はヘキサナ−
ル他の不飽和アルデヒドを主体とする低沸点の化合物で
あり、これが空気による酸化によって特徴を失い、また
クリ−ム粉末も通常３０％程度あるいはそれ以上の脂肪
を含有しているので保存中に酸化による変化を避けるこ
とができず、紅茶の風味に極めて好ましくない影響を及
ぼすためである。特に風味の優れている乳脂肪含有のク
リ−ム粉末を用いたときには乳脂肪の劣化に対する対策
が必要となる。
の商品化が成功していない理由として、紅茶茶葉及びク
リ−ム粉末を単に透水性の小袋に充填しただけでは商品
の品質劣化が甚だしいことが挙げられる。紅茶の生命は
高尚で優雅な香気にあるが、この香気成分はヘキサナ−
ル他の不飽和アルデヒドを主体とする低沸点の化合物で
あり、これが空気による酸化によって特徴を失い、また
クリ−ム粉末も通常３０％程度あるいはそれ以上の脂肪
を含有しているので保存中に酸化による変化を避けるこ
とができず、紅茶の風味に極めて好ましくない影響を及
ぼすためである。特に風味の優れている乳脂肪含有のク
リ−ム粉末を用いたときには乳脂肪の劣化に対する対策
が必要となる。
【０００５】緑茶あるいは抹茶とクリ−ムを一緒に封入
する場合も、茶の香気成分の劣化、及びクリ−ム粉末の
脂肪の劣化に対する対策が必要である。
する場合も、茶の香気成分の劣化、及びクリ−ム粉末の
脂肪の劣化に対する対策が必要である。
【０００６】本発明の課題は、良好な色調、香り、味、
風味のクリ−ム入りの茶を即席に、簡単かつ確実に調製
することができ、かつ長期間保存しても茶葉の風味及び
クリ−ム粉末の劣化のない茶葉包装体を提供することに
ある。
風味のクリ−ム入りの茶を即席に、簡単かつ確実に調製
することができ、かつ長期間保存しても茶葉の風味及び
クリ−ム粉末の劣化のない茶葉包装体を提供することに
ある。
【０００７】本発明者らは上記の課題及び問題点に鑑
み、特に保存性向上について研究を行なった結果、茶葉
包装体の窒素ガス置換包装が極めて有効であることを確
認した。
み、特に保存性向上について研究を行なった結果、茶葉
包装体の窒素ガス置換包装が極めて有効であることを確
認した。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、紅茶、緑茶、
抹茶及びこれらの２以上の混合物からなる群より選択さ
れた茶の茶葉、及びクリ−ム粉末を透水性の小袋に充填
し、上記小袋をガスバリア性のある材質の外袋に入れて
窒素ガス置換包装してなる茶葉包装体である。
抹茶及びこれらの２以上の混合物からなる群より選択さ
れた茶の茶葉、及びクリ−ム粉末を透水性の小袋に充填
し、上記小袋をガスバリア性のある材質の外袋に入れて
窒素ガス置換包装してなる茶葉包装体である。
【０００９】本発明の茶葉包装体は茶葉及びクリ−ム粉
末を充填した小袋（内袋）をさらに外袋で包装した構造
となっており、小袋を外袋で包装する際に窒素ガス置換
包装をするものである。
末を充填した小袋（内袋）をさらに外袋で包装した構造
となっており、小袋を外袋で包装する際に窒素ガス置換
包装をするものである。
【００１０】本発明の茶葉包装体に用いる紅茶、緑茶、
抹茶の茶葉は、公知の方法によって製造され、市販され
ている一般的な品種をそのまま使用することができる
が、香気の高い品種が特に望ましい。茶葉は全葉、破砕
したものいずれであってもよい。
抹茶の茶葉は、公知の方法によって製造され、市販され
ている一般的な品種をそのまま使用することができる
が、香気の高い品種が特に望ましい。茶葉は全葉、破砕
したものいずれであってもよい。
【００１１】本発明の茶葉包装体に用いるクリ−ム粉末
（インスタント・クリ−ムパウダ−）は、公知の方法
（例えば、脱脂乳、ホエ−、カゼインなどにクリ−ム及
び／又は植物油脂、乳化剤、乳糖等を加えて均質化し、
濃縮し、噴霧乾燥する）によって製造される１０〜５０
％（重量。以下特に断りのない限り同じ）の割合で乳脂
肪を含有するクリ−ム粉末、又は植物脂肪を１０〜５０
％含有するクリ−ム粉末が使用できる。クリ−ム粉末の
形態は粉末状、顆粒状のいずれであってもよい。
（インスタント・クリ−ムパウダ−）は、公知の方法
（例えば、脱脂乳、ホエ−、カゼインなどにクリ−ム及
び／又は植物油脂、乳化剤、乳糖等を加えて均質化し、
濃縮し、噴霧乾燥する）によって製造される１０〜５０
％（重量。以下特に断りのない限り同じ）の割合で乳脂
肪を含有するクリ−ム粉末、又は植物脂肪を１０〜５０
％含有するクリ−ム粉末が使用できる。クリ−ム粉末の
形態は粉末状、顆粒状のいずれであってもよい。
【００１２】小袋１袋中の茶葉及びクリ−ム粉末の量
は、紅茶及び緑茶にあっては茶葉１〜４ｇ、クリ−ム粉
末２〜５ｇ程度であって、特に茶葉２．０〜２．５ｇに
対し、乳脂肪含有クリ−ム粉末使用の場合は３〜４ｇ、
物脂肪含有クリ−ム粉末使用の場合は２〜３ｇが好まし
い。また抹茶にあっては抹茶０．３〜１ｇ、クリ−ム粉
末２〜４ｇ程度が好ましい。
は、紅茶及び緑茶にあっては茶葉１〜４ｇ、クリ−ム粉
末２〜５ｇ程度であって、特に茶葉２．０〜２．５ｇに
対し、乳脂肪含有クリ−ム粉末使用の場合は３〜４ｇ、
物脂肪含有クリ−ム粉末使用の場合は２〜３ｇが好まし
い。また抹茶にあっては抹茶０．３〜１ｇ、クリ−ム粉
末２〜４ｇ程度が好ましい。
【００１３】本発明の小袋の袋の材質は、通常のティ−
バッグに使用する透水性を有するものであって、紙、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリエチレン
テレフタレ−ト等のシ−トあるいは不織布、これらを混
用したものが使用できる。
バッグに使用する透水性を有するものであって、紙、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリエチレン
テレフタレ−ト等のシ−トあるいは不織布、これらを混
用したものが使用できる。
【００１４】小袋の包装形態は正方形、長方形の平袋包
装、長方形を二つ折りにした包装、底面及び両側面にマ
チを設けた包装、ピロ−包装、等通常ティ−バッグの包
装において行われている方法、形態が利用できる。小袋
のシ−ル方法は、材質が紙の場合はホチキスどめ、材質
が合成樹脂の場合は超音波シ−ル、ヒ−トシ−ル等が利
用できる。小袋には、茶を調製するときに取扱い易いよ
う、糸をとりつけるのが望ましい。
装、長方形を二つ折りにした包装、底面及び両側面にマ
チを設けた包装、ピロ−包装、等通常ティ−バッグの包
装において行われている方法、形態が利用できる。小袋
のシ−ル方法は、材質が紙の場合はホチキスどめ、材質
が合成樹脂の場合は超音波シ−ル、ヒ−トシ−ル等が利
用できる。小袋には、茶を調製するときに取扱い易いよ
う、糸をとりつけるのが望ましい。
【００１５】小袋を包装する外袋の包材は、ガスバリア
性のある材質でなければならない。ガスバリア性の材質
のものを使用することにより窒素ガス置換包装をした外
袋の内部の窒素ガスは外部に抜けることがなく、また外
部から空気（酸素）が外袋の内部に侵入することがな
く、結果的に外袋の内部は無酸素あるいは酸素分圧が低
い状態に保持され、茶葉及びクリ−ム粉末の品質劣化を
防止することができる。ガスバリア性の材質としては、
アルミニウム箔の一面あるいは両面に紙、あるいはポリ
プロピレン、高密度ポリエチレン等の合成樹脂フイルム
を貼り合わせたラミネ−トフイルム複合材が最も有利に
使用できるが、そのほかアルミニウム蒸着フイルム
（紙）、あるいは窒素ガス、酸素ガスの透過性が小さい
セロファン、ポリ塩化ビニリデンコ−トポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニリデンコ−トナイロン等を使用するこ
ともできる。
性のある材質でなければならない。ガスバリア性の材質
のものを使用することにより窒素ガス置換包装をした外
袋の内部の窒素ガスは外部に抜けることがなく、また外
部から空気（酸素）が外袋の内部に侵入することがな
く、結果的に外袋の内部は無酸素あるいは酸素分圧が低
い状態に保持され、茶葉及びクリ−ム粉末の品質劣化を
防止することができる。ガスバリア性の材質としては、
アルミニウム箔の一面あるいは両面に紙、あるいはポリ
プロピレン、高密度ポリエチレン等の合成樹脂フイルム
を貼り合わせたラミネ−トフイルム複合材が最も有利に
使用できるが、そのほかアルミニウム蒸着フイルム
（紙）、あるいは窒素ガス、酸素ガスの透過性が小さい
セロファン、ポリ塩化ビニリデンコ−トポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニリデンコ−トナイロン等を使用するこ
ともできる。
【００１６】小袋を外袋で包装するのに、口の開いた外
袋に茶葉及びクリ−ム粉末を充填した小袋を収納し、外
袋の口から内部に向けて窒素ガスをフラッシュしながら
外袋の外側から軽く中の小袋を叩いて小袋内の空気を追
い出し、外袋内部を窒素ガスに置換して外袋の口をシ−
ルするのが最も効果的である。外袋のシ−ルは材質に応
じた方法により行なう。この方法によって外袋内部の残
酸素指数（窒素ガス置換包装をしなかった場合の外袋内
部の酸素分圧を１００としたときの、外袋内部の酸素分
圧）は５以下となる。
袋に茶葉及びクリ−ム粉末を充填した小袋を収納し、外
袋の口から内部に向けて窒素ガスをフラッシュしながら
外袋の外側から軽く中の小袋を叩いて小袋内の空気を追
い出し、外袋内部を窒素ガスに置換して外袋の口をシ−
ルするのが最も効果的である。外袋のシ−ルは材質に応
じた方法により行なう。この方法によって外袋内部の残
酸素指数（窒素ガス置換包装をしなかった場合の外袋内
部の酸素分圧を１００としたときの、外袋内部の酸素分
圧）は５以下となる。
【００１７】なお茶葉及びクリ−ム粉末とともに小袋に
砂糖等の甘味料を封入すれば、本発明の茶葉包装体の即
席性が一層向上する。抹茶の場合は甘味料の添加によっ
て、即席性向上とともに新しい嗜好に適した飲料とする
ことができる。
砂糖等の甘味料を封入すれば、本発明の茶葉包装体の即
席性が一層向上する。抹茶の場合は甘味料の添加によっ
て、即席性向上とともに新しい嗜好に適した飲料とする
ことができる。
【００１８】次に試験例を示して本発明を説明する。試
験例この試験は窒素ガス置換包装の効果を確認するため
に行なった。
験例この試験は窒素ガス置換包装の効果を確認するため
に行なった。
【００１９】１．試料の調製 (1) 乳脂肪含有のクリ−ム粉末を用い、窒素ガス置換包
装を行なった試料（実施例１と同一の方法により調製し
た試料：試料Ａ）
装を行なった試料（実施例１と同一の方法により調製し
た試料：試料Ａ）
【００２０】(2) 乳脂肪含有のクリ−ム粉末を用い、窒
素ガス置換包装を行なわない試料（窒素ガスフラッシュ
を行なわなかったほかは、実施例１と同一の方法により
調製した試料：試料Ｂ）
素ガス置換包装を行なわない試料（窒素ガスフラッシュ
を行なわなかったほかは、実施例１と同一の方法により
調製した試料：試料Ｂ）
【００２１】(3) 植物脂肪含有のクリ−ム粉末を用い、
窒素ガス置換包装を行なった試料（実施例２と同一の方
法により調製した試料：試料Ｃ）
窒素ガス置換包装を行なった試料（実施例２と同一の方
法により調製した試料：試料Ｃ）
【００２２】(4) 植物脂肪含有のクリ−ム粉末を用い、
窒素ガス置換包装を行なわない試料（窒素ガスフラッシ
ュを行なわなかったほかは、実施例２と同一の方法によ
り調製した試料：試料Ｄ）
窒素ガス置換包装を行なわない試料（窒素ガスフラッシ
ュを行なわなかったほかは、実施例２と同一の方法によ
り調製した試料：試料Ｄ）
【００２３】２．試験方法 (1) 保存温度。
【００２４】上記各試料を、平均温度２５℃の室温、又
は３７℃の恒温器中に、下記の期間保存した。
は３７℃の恒温器中に、下記の期間保存した。
【００２５】(2) 保存期間。
【００２６】上記各試料を、上記温度に１０日間、２０
日間、１ヶ月間、３ヶ月間、６ヶ月間、又は１年間保存
した。
日間、１ヶ月間、３ヶ月間、６ヶ月間、又は１年間保存
した。
【００２７】(3) ミルクティ−の調製方法。
【００２８】上記(1) 、(2) の条件で保存した各試料に
ついて、小袋１ヶにつき８５℃の熱水１５０ミリリット
ルを用い、小袋を６０秒間熱水に浸漬した。この間小袋
を１０回上下に動かした。熱水から引き上げた小袋は１
０秒間、熱水容器の上につるして滴下する部分も合わせ
た。
ついて、小袋１ヶにつき８５℃の熱水１５０ミリリット
ルを用い、小袋を６０秒間熱水に浸漬した。この間小袋
を１０回上下に動かした。熱水から引き上げた小袋は１
０秒間、熱水容器の上につるして滴下する部分も合わせ
た。
【００２９】(4) 評価方法。
【００３０】上記(3) により調製したミルクティ−を、
良く訓練された男女５名づつ、計１０名のパネラ−によ
り、官能検査で風味の劣化（紅茶の風味の低下、脂肪の
酸化臭の発生の総合）を評価させた。
良く訓練された男女５名づつ、計１０名のパネラ−によ
り、官能検査で風味の劣化（紅茶の風味の低下、脂肪の
酸化臭の発生の総合）を評価させた。
【００３１】なお評価は表１に記載した基準により各パ
ネラ−に評点をつけさせ、パネラ−の評価点合計を表２
により区分して表示した。
ネラ−に評点をつけさせ、パネラ−の評価点合計を表２
により区分して表示した。
【００３２】３．結果 結果は表３及び表４に示すとおりである。
【００３３】この試験結果から、窒素ガス置換包装を行
なった試料は、窒素ガス置換包装を行なわない試料に比
して、乳脂肪含有のクリ−ム粉末を用いた試料、植物脂
肪含有のクリ−ム粉末を用いた試料とも格段に風味の経
時的劣化が少なく、長期間保存しても良く風味が保存さ
れることが分かった。また保存温度が低いほど風味の保
存が良いことも確認された。
なった試料は、窒素ガス置換包装を行なわない試料に比
して、乳脂肪含有のクリ−ム粉末を用いた試料、植物脂
肪含有のクリ−ム粉末を用いた試料とも格段に風味の経
時的劣化が少なく、長期間保存しても良く風味が保存さ
れることが分かった。また保存温度が低いほど風味の保
存が良いことも確認された。
【００３４】次に実施例を示して本発明を更に詳述する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【００３５】
実施例１ ダ−ジリン紅茶茶葉２ｇとクリ−プ（登録商標、森永乳
業社製。乳脂肪含量３０％のクリ−ム粉末）３ｇを透水
性のポリプロピレンシ−トに充填し、糸をつけて超音波
でシ−ルし、小袋を調製した。この小袋をアルミニウム
蒸着エバ−ルフイルム（千代田グラビア社製）で製造し
た外袋に入れ、外袋の内部にむけて窒素ガスを吹き込み
ながら外袋の外側から小袋を軽く３回叩き、外袋の口を
密封した。得られた茶葉包装体の外袋内部の残酸素指数
は３．０であった。
業社製。乳脂肪含量３０％のクリ−ム粉末）３ｇを透水
性のポリプロピレンシ−トに充填し、糸をつけて超音波
でシ−ルし、小袋を調製した。この小袋をアルミニウム
蒸着エバ−ルフイルム（千代田グラビア社製）で製造し
た外袋に入れ、外袋の内部にむけて窒素ガスを吹き込み
ながら外袋の外側から小袋を軽く３回叩き、外袋の口を
密封した。得られた茶葉包装体の外袋内部の残酸素指数
は３．０であった。
【００３６】実施例２ アッサム紅茶茶葉２ｇと植物脂肪含量４０％のクリ−ム
粉末２ｇを筒状の和紙の袋に入れ、２つ折りにし、開口
部をまとめて糸とともにホチキスどめとして小袋を製造
した。この小袋をエバ−ルフィルムＥＦ−Ｅ（登録商
標、クラレ社製。エチレン・ビニルアルコ−ル共重合樹
脂）で製造した外袋に入れ、外袋の内部にむけて窒素ガ
スを吹き込みながら外袋の外側から小袋を軽く３回叩
き、外袋の口を密封した。得られた茶葉包装体の外袋内
部の残酸素指数は３．２であった。
粉末２ｇを筒状の和紙の袋に入れ、２つ折りにし、開口
部をまとめて糸とともにホチキスどめとして小袋を製造
した。この小袋をエバ−ルフィルムＥＦ−Ｅ（登録商
標、クラレ社製。エチレン・ビニルアルコ−ル共重合樹
脂）で製造した外袋に入れ、外袋の内部にむけて窒素ガ
スを吹き込みながら外袋の外側から小袋を軽く３回叩
き、外袋の口を密封した。得られた茶葉包装体の外袋内
部の残酸素指数は３．２であった。
【００３７】実施例３ 抹茶（市販品）０．５ｇ、実施例１と同一のクリ−プ３
ｇ、グラニュ−糖９．５ｇを筒状の和紙の袋に入れ、２
つ折りにし、開口部をまとめて糸とともにホチキスどめ
として小袋を製造した。この小袋をアルミニウム箔の両
面に紙を貼り合わせたラミネ−トフィルムで製造した外
袋に入れ、外袋の内部にむけて窒素ガスを吹き込みなが
ら外袋の外側から小袋を軽く３回叩き、外袋の口を密封
した。得られた茶葉包装体の外袋内部の残酸素指数は
４．０であった。
ｇ、グラニュ−糖９．５ｇを筒状の和紙の袋に入れ、２
つ折りにし、開口部をまとめて糸とともにホチキスどめ
として小袋を製造した。この小袋をアルミニウム箔の両
面に紙を貼り合わせたラミネ−トフィルムで製造した外
袋に入れ、外袋の内部にむけて窒素ガスを吹き込みなが
ら外袋の外側から小袋を軽く３回叩き、外袋の口を密封
した。得られた茶葉包装体の外袋内部の残酸素指数は
４．０であった。
【００３８】
【発明の効果】本発明によって奏せられる効果は次のと
おりである。
おりである。
【００３９】(1)長期間保存しても風味が劣化しない茶
葉包装体である。
葉包装体である。
【００４０】(2)極めて簡便に、味わい豊かなクリ−ム
入り茶が得られる茶葉包装体である。
入り茶が得られる茶葉包装体である。
【表１】
【表２】
【表３】
【表４】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｄ 81/20 Ｇ 9028−3Ｅ 85/50 Ｄ 7445−3Ｅ
Claims (1)
- 【請求項１】紅茶、緑茶、抹茶、及びこれらの２以上の
混合物からなる群より選択された茶の茶葉、及びクリ−
ム粉末を透水性の小袋に充填し、上記小袋をガスバリア
性のある材質の外袋に入れて窒素ガス置換包装してなる
茶葉包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3323654A JPH05139472A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 茶葉包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3323654A JPH05139472A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 茶葉包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05139472A true JPH05139472A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18157124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3323654A Pending JPH05139472A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 茶葉包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05139472A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6036991A (en) * | 1996-11-29 | 2000-03-14 | Lipton, Division Of Conopco, Inc. | Black leaf tea |
| WO2014098097A1 (ja) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | 大紀商事株式会社 | 抽出用バッグ |
| JP5860169B2 (ja) * | 2012-12-20 | 2016-02-16 | 大紀商事株式会社 | 抽出用バッグ |
| JP2019118262A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | アサヒグループ食品株式会社 | 飲食品用乳化組成物のメイラード反応抑制剤、飲食品用乳化組成物の製造方法、及び飲食品用乳化組成物のメイラード反応の抑制方法 |
| CN112335760A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-02-09 | 贵州省兴仁市中医院 | 一种免疫茶及其生产用保存方法 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP3323654A patent/JPH05139472A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6036991A (en) * | 1996-11-29 | 2000-03-14 | Lipton, Division Of Conopco, Inc. | Black leaf tea |
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