JP2013000075A - 茶用包装及びこれを用いた包装茶 - Google Patents
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Abstract
本発明の課題は、使用分量ごとに分封を可能とし、保管時は空気の通過を阻止し酸化を防止し、使用時は包装が水に溶けて、水を通過させることで茶成分が水に溶けることを可能とする茶用包装と、これを使用した包装茶を提供することである。
【解決手段】
本発明の茶用包装と、これを使用した包装茶では、無味、無臭で且つ可食性の水溶性膜で作られたカプセル又は袋である茶封体を有する茶用包装、及び、更に茶封体の内側または外側に、水は通し、茶葉を通過させない程度の大きさの多数の開口を有したカプセル、又は袋であるフィルタ体を有する茶用包装であり、これを用いた茶又は茶粉末、又はその混合体を封じた包装茶であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
1つ目は、1回の使用量ごとに小袋に包装したものがある。
2つ目は、特許文献1に茶を錠剤状に成形したものが開示され、更に、特許文献2では、成形を容易にするために麦芽糖を、酸化防止を行うためにトレハロースを加えて成形したものが開示されている。
3つ目は、特許文献3では、カテキン類、シュウ酸、サイクロデキストリンを含有したインスタント粉末茶が開示されている。
4つ目は、特許文献4に緑茶抽出エキスと緑茶粉末による即席粉末茶が開示されている。
前2者の例では、錠剤化の成形で麦芽糖を加えないと固形化されないという難点があり、多量に加わるため、茶本来の味が変わってしまう欠点がある。トレハロースによる処理も、茶に施すために茶の本来の風味に影響がある。後2者の例では、茶エキスが主役のインスタント化によって、本来の茶の味に近づけるものであっても、本来の茶の風味を生かすものではない。飲茶の文化は、栄養を得るためだけではない、伝統に培われたもので茶自体を生した中での展開が要求されている。
使用時には、茶が封じされた包装ごと茶碗やボトルの水に入れると、包装が水に溶けて、茶が水に溶け茶を飲むことが出来ることとなる。
1−A−1において、茶用包装1は、前記の素材例えばプルランで出来たカプセル状の茶封体であって、茶を入れる筒状部2と蓋3を有している。筒状部2と蓋3との少なくともいずれかがプルラン等の水溶性の素材で出来ている。茶が入った状態で蓋3がされると、空気が筒状部2の内側に通わないので、茶の酸化が進行しない。
断面を示すために挿入した切断面7に対して矢印方向から見た断面は、1−B−1−Dに示しているようになっている。筒状部2の膜と筒カバー4は一体的に密着状態でも良いし、離れていてもよい。
断面を示すために挿入した切断面7に対して矢印方向から見た断面は、1−B−2−Dに示しているようになっている。筒状部2の膜と筒カバー4は一体的に密着状態でも良いし、離れていてもよい。開口部の形状は、この例では、円形の穴を示したがこれにこだわらない。
尚、図では、網目が粗く描いてあるが、茶粒のフィルタになるのであるから実際は、細かなものである。
このような包装茶は、ペットボトルや茶碗などの容器に包装茶ごと入れて、水をいれるか、又は予め水を入れておけば、茶が飲める状態になる。
又、包装茶をさらにアルミ袋や高分子樹脂の袋などに一括又は分封で包装されていてもよい。又、光による茶の劣化を防ぐため、光が通過しない包装にすることも好ましい。
尚、茶は緑茶以外に、紅茶やコーヒーなどや煎じ薬草茶なども含むことは言うまでもない。
又、酸化防止のための茶封体の密封の程度は、密封がもっとも好ましいが、一部が開いた完全な封じでなくとも、空気の入り方が違う分効果が得られる。
2 筒状部
3 蓋
4 筒カバー
5 蓋カバー
6 開口部
7 切断面
11 茶葉又は茶粉末
12 凹み
13 容器本体
14 容器蓋
15 フィルタ体膜
16 茶封体膜
17 切断面
Claims (7)
- 無味、無臭で且つ可食性の水溶性膜で作られた茶を入れるためのカプセル又は袋または挟むための2枚のシート構造のいずれかである茶封体を有することを特徴とする茶用包装。
- 前記茶封体の内側または外側に、水は通し、茶葉または茶粉末を通過させない大きさの多数の開口を有した非水溶性のカプセル、又は袋であるフィルタ体を有することを特徴とする請求項1記載の茶用包装。
- 前記茶封体と前記フィルタ体を貼り付けられた一体構成にしたことを特徴とする請求項2記載の茶用包装。
- 前記茶封体を前記フィルタ体の内側に配置されたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の茶用包装。
- 使用時に必要な分量の茶を入れる多数の凹みをもつ容器本体と、茶を入れた後に、前記容器本体に蓋をするための容器蓋を有し、前記容器本体と前記容器蓋の各々が、水は通し茶葉または茶粉末を通過させない大きさの多数の開口を有した非水溶性の膜を有するフィルタ体と、無味無臭で且つ可食性の水溶性膜を有することで空気から茶を遮断するように封じを行う茶封体を有することで前記2枚のシート構造を構成したことを特徴とした請求項1記載の茶用包装。
- 前記容器本体に前記容器蓋を被せた場合に、互いに接触する面側に前記茶封体を配置し、前記茶封体同士が前記フィルタ体の内側で合わさるように構成したことを特徴とする請求項5記載の茶用包装。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載の茶用包装に茶葉又は茶粉末、又はその混合体を封じたことを特徴とする包装茶。
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JP2011135589A JP2013000075A (ja) | 2011-06-17 | 2011-06-17 | 茶用包装及びこれを用いた包装茶 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018518964A (ja) * | 2015-07-16 | 2018-07-19 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 飲料前駆体 |
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-
2011
- 2011-06-17 JP JP2011135589A patent/JP2013000075A/ja active Pending
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