JPH1055632A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JPH1055632A
JPH1055632A JP21252096A JP21252096A JPH1055632A JP H1055632 A JPH1055632 A JP H1055632A JP 21252096 A JP21252096 A JP 21252096A JP 21252096 A JP21252096 A JP 21252096A JP H1055632 A JPH1055632 A JP H1055632A
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの交換時期を正確に判定するこ
と。 【解決手段】 使用履歴記録部12Aが、磁気テープを
駆動するキャプスタンモータの稼働時間を測定すると共
に当該稼働時間情報を記録する稼働時間記録手段1と、
磁気テープ駆動中に生じたエラー情報の頻度を測定する
と共に当該エラー頻度情報を記録するエラー頻度記録手
段2とを備え、交換時期判定部12Bが、稼働時間記録
手段1によって記録された稼働時間情報に基づいて磁気
テープ18の劣化を判定する劣化判定手段5と、エラー
頻度記憶手段1によって記録されたエラー頻度情報に基
づいて磁気テープ18の障害を判定する障害判定手段6
と、この障害判定手段6によって出力された障害情報と
劣化判定手段5によって出力された劣化情報とに基づい
て当該磁気テープ18が交換時期か否かを判定する劣化
障害情報別判定手段8とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープ装置に係
り、特に、コンピュータなどの周辺装置として用いられ
る磁気テープ装置に関する。本発明による磁気テープ装
置は、使用しているテープの障害、劣化、寿命を判定
し、交換を促すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープの運用は、磁気テープ
に添付したラベルに使用状況を記入することで、ユーザ
が管理していた。
【0003】また、特開平5−3078775号公報に
は、磁気テープに記録されている運用履歴データに応じ
て磁気テープの寿命を判定する手法が開示されている。
これは、磁気テープにセーブ/リストアのジョブを実行
するたびに得られた1回のエラー情報の値や、ロード/
アンロードの回数等を、予め磁気テープの寿命であると
仮定した値と比較をして上位装置に報告する等を行うも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
による管理では、磁気テープの煩雑な管理を人がこまめ
に実行しなければならないが、その管理を厳密に人がこ
なすことは現実的に無理があるため、知らず寿命が到来
していて再生不能となる、という不都合があった。
【0005】このため、従来の運用では、まだ使用可能
な磁気テープを寿命と判断することになる、という不都
合が生じていた。これは、上述した特開平5−3078
775号公報に開示された手法でも同様である。
【0006】その理由は、従来の磁気テープの寿命判断
の技術において、その判断を1回のセーブ/リストアの
ジョブで得られたエラー情報、またパス数によって定義
しているため、正確な使用状況を把握できずに磁気テー
プの寿命を割り出し、磁気テープの寿命としているため
である。
【0007】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、磁気テープの交換時期を正確に判定する
ことができる磁気テープ装置を提供することを、その目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気テープの
エラー情報、及びキャプスタンモータの稼動時間を磁気
テープ装置の稼動ごとに加算しながら得られた値を更新
し、使用開始した日付は更新せずテープ上に記録する。
さらに、これらの値を磁気テープ上から読み出し、各値
が予め設定した磁気テープの交換時期とする値に達した
ときに、その情報を上位装置に報告する。
【0009】これによって、テープパスで定義されてい
るテープ寿命をテープ交換時期としてキャプスタンモー
タの稼動時間に換算し、予め本発明の磁気テープ装置の
制御部に設定すれば、磁気テープの寿命の手前で交換時
期をユーザへ知らせる。
【0010】また、磁気テープに障害をもたらすエラー
情報のエラー数より少ない値を、予め本発明の磁気テー
プ装置の制御部に設定すれば磁気テープ交換時期までに
何らかの異常により磁気テープに障害が起こる前に交換
時期をユーザへ知らせる。
【0011】さらに、磁気テープをデータ保存用として
使用した場合、データ保存保証期間を、予め本発明の磁
気テープ装置に設定ることで、交換時期をユーザへ知ら
せる。
【0012】具体的には、以下の構成を採る。
【0013】本発明は、磁気テープに当該磁気テープの
使用履歴を記録する使用履歴記録部と、この使用履歴記
録部によって記録された使用履歴情報に基づいて磁気テ
ープの交換時期か否かを判定する交換時期判定部とを備
えている。さらに、使用履歴記録部が、磁気テープを駆
動するキャプスタンモータの稼働時間を測定すると共に
当該稼働時間情報を記録する稼働時間記録手段と、磁気
テープ駆動中に生じたエラー情報の頻度を測定すると共
に当該エラー頻度情報を記録するエラー頻度記録手段と
を備えている。しかも、交換時期判定部が、稼働時間記
録手段によって記録された稼働時間情報に基づいて磁気
テープの劣化を判定する劣化判定手段と、エラー頻度記
憶手段によって記録されたエラー頻度情報に基づいて磁
気テープの障害を判定する障害判定手段と、この障害判
定手段によって出力された障害情報と劣化判定手段によ
って出力された劣化情報とに基づいて当該磁気テープが
交換時期か否かを判定する劣化障害情報別判定手段とを
備えた、等の構成を採っている。これにより前述した目
的を達成しようとするものである。
【0014】磁気テープの劣化は、テープの伸びなどに
よるジャムの可能性と関連するものであり、磁気テープ
の障害とは、テープの傷などにより再生不能となる可能
性と関連したものである。テープの寿命は、テープの磁
性の寿命をいい、さらには、障害及び劣化を含めた磁気
テープが使用不可となるまでの寿命をいう。
【0015】磁気テープが磁気テープ装置にロードされ
ると、磁気テープ装置はBOTを検出する前に磁気テー
プの使用履歴が記録されているかを確認する。
【0016】なお、現行の磁気テープ装置は磁気テープ
のロード後、ディレクトリ情報をとりこむことを実行す
るのでこのディレクトリ情報に使用履歴が追加されると
本発明は容易に実現できる。
【0017】さらに、磁気テープ装置は、磁気テープに
当該磁気テープの使用履歴が記録してあればその値を読
み込み、未記録の磁気テープであれば使用履歴情報の初
期値と使用開始年月日を記憶する。
【0018】そして、読み込んだ使用履歴情報のうちキ
ャプスタンモータの稼動時間、エラー情報を受け取る
と、その値が予め磁気テープの交換時期と設定した値に
達してるかを判断し、達していた場合その情報を上位装
置に報告する。これにより、ユーザにその磁気テープの
交換を要求することができる。
【0019】また、使用履歴情報のうち使用開始年月日
を受け取ると、その値と現在使用している日付から経年
月日を算出して、その期間が予め設定した磁気テープの
データ保存保証期間の値に達してるかを判断し、達して
いた場合その情報を上位装置に報告できる制御部によっ
てユーザにその磁気テープの交換を要求する。
【0020】上記判断手段にて設定値に達していない場
合、セーブ/リストア等の上位装置からのジョブを実行
し、ジョブの実行後磁気テープ装置は上位装置よりアン
ロード若しくはリワインドコマンドを受けとり磁気テー
プをBOTに巻き戻す。
【0021】それから、そのときのジョブで得られたキ
ャプスタンモータの稼動時間、及びログセンス等のエラ
ー情報を記憶部に記憶していたエラー情報の値に加算し
て、その更新された値が予め磁気テープの交換磁気と設
定した値に達してるかを判断し、達していた場合その情
報を上位装置に報告できる制御部によってユーザにその
磁気テープの交換を要求することができる。但し、使用
開始年月日は更新しない。
【0022】そして、このように更新したエラー情報、
キャプスタンモータの稼動時間、及び更新しない使用開
始年月日を磁気テープの使用履歴エリアに記録する。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本実施形態による磁気テー
プ装置の概略構成を示す機能ブロック図である。磁気テ
ープ装置は、磁気テープに当該磁気テープの使用履歴を
記録する使用履歴記録部12Aと、この使用履歴記録部
12Aによって記録された使用履歴情報に基づいて磁気
テープの交換時期か否かを判定する交換時期判定部12
Bとを備えている。
【0024】さらに、使用履歴記録部12Aは、磁気テ
ープを駆動するキャプスタンモータの稼働時間を測定す
ると共に当該稼働時間情報を記録する稼働時間記録手段
1と、磁気テープ駆動中に生じたエラー情報の頻度を測
定すると共に当該エラー頻度情報を記録するエラー頻度
記録手段2とを備えている。
【0025】しかも、交換時期判定部12Bは、稼働時
間記録手段1によって記録された稼働時間情報に基づい
て磁気テープ18の劣化を判定する劣化判定手段5と、
エラー頻度記憶手段1によって記録されたエラー頻度情
報に基づいて磁気テープ18の障害を判定する障害判定
手段6と、この障害判定手段6によって出力された障害
情報と劣化判定手段5によって出力された劣化情報とに
基づいて当該磁気テープ18が交換時期であるか否かを
判定する劣化障害情報別判定手段8とを備えている。
【0026】これを詳細に説明する。
【0027】使用履歴情報としては、稼働時間情報、エ
ラー頻度情報の他、使用開始日時情報が磁気テープに記
録される。本実施形態では、稼働時間情報により磁気テ
ープの劣化を判定し、エラー頻度情報により磁気テープ
の障害を判定する。さらに使用期間を用いて交換時期か
否かを判定することで、磁気テープの寿命を正確に判定
する。
【0028】この磁気テープの寿命の判定は、磁気テー
プ毎に予め定めた限界情報との比較により判定すると良
い。この手法では、以下の構成を採る。
【0029】まず、劣化障害情報別判定手段5に、磁気
テープ毎に予め定められた劣化の限界を示す限界劣化情
報と障害の限界を示す限界障害情報とを記憶した限界情
報記憶手段9を併設する。さらに、劣化障害情報別判定
手段8が、限界情報記憶手段に格納された各種限界情報
に基づいて交換時期を判定する限界情報別判定機能を備
える。
【0030】この限界情報は、磁気テープの種類毎に予
め定められた値を用いる。特に定められていないかまた
は不明な場合には、一般的な値を用いる。
【0031】また、使用開始日時については次の構成と
なる。図1に示すように、使用履歴記録部12Aが、磁
気テープ18の使用開始日時を当該磁気テープに記録す
る使用開始日時記録手段3を備え、交換時期判定部12
Bが、使用開始日時記録手段3によって記録された使用
開始日時と現在の日時とに基づいて当該磁気テープの寿
命を判定する寿命判定手段7を備える。
【0032】また、使用履歴記録部12Aは、磁気テー
プに使用履歴情報を格納する第1又は第2の記録手段4
を備えている。第1の記録手段4Aは、上位装置から送
信されたジョブの終了後に当該ジョブによる稼働時間情
報及びエラー頻度情報を磁気テープのBOT直前部分に
書き込む。
【0033】第2の記録手段4B稼働時間情報およびエ
ラー頻度情報を磁気テープのディレクトリ情報として磁
気テープヘッダ部に書き込む。通常磁気テープ装置には
ディレクトリ情報を更新、読み出す制御を有しているた
め、ディレクトリ情報の一部としてこの稼働時間情報等
を扱うと、実現が容易である。
【0034】図2は、ハードウエア資源の構成を示すブ
ロック図である。磁気テープ装置は、エラー情報、キャ
プスタンモータの稼動時間を磁気テープ装置の稼動ごと
に得られる値を加算し、その値が予め設定した磁気テー
プの交換時期の値に達したときと、使用開始年月日を更
新せず、その時期から現在使用する日付までの期間がデ
ータ保存保証期間に達したときに、磁気テープの交換で
あることを上位装置に報告できるデータ制御部12を備
えている。このデータ制御部12は、使用履歴記録部1
2A及び交換時期判定部12Bとして動作する。
【0035】さらに、データ制御部の指令に従って各種
データを磁気テープ上から読み出すリード制御部14
と、磁気テープ装置の稼動中に使用履歴データを記憶す
る記憶部13と、データ制御部12で更新した使用履歴
データ等を磁気テープ上に書き込むライト制御部15
と、データを書き込み/読み込みを行う磁気ヘッド17
と、磁気テープを駆動させるモータ制御部16とを備え
ている。
【0036】図2は、磁気テープ上に使用履歴情報が記
録されるエリア22を示す図である。このエリアは磁気
テープの物理的な始端21とデータ部24の始まり(B
OT:Beginning of Tape)23の間に位置づけられ
る。そして、ログセンス等から得られたエラー情報、キ
ャプスタンモータの稼動時間、使用開始年月日が記録さ
れている。
【0037】次に、このように構成した本実施形態の動
作について説明する。図3は図1に示した構成の動作例
を示すフローチャートである。
【0038】まず、磁気テープ装置は磁気テープをロー
ドし磁気テープの存在を確認すると、データ制御部12
がリード制御部14に使用履歴情報を要求する。する
と、リード制御部14は磁気ヘッド17を駆動し、磁気
ヘッド17は磁気テープの使用履歴エリア22からそれ
らの情報を取り入れる(処理S1)。ここで使用履歴情
報がなかった場合、デフォルト値、及び使用開始年月日
を設定し(処理S4)、その値を記憶部13へ格納する
(処理S5)。
【0039】使用履歴情報が確認されると、データ制御
部12は、エラー情報、及びキャプスタンモータの稼動
時間が、予め設定しておいた磁気テープの交換時期の値
を越えているか否かを確認する(処理S3,限界情報別
判定機能)。稼働時間情報が所定値を上回っている場合
には、磁気テープが劣化したとして、上位装置に交換時
期が到来したことを報告する(処理S11)。また、使
用開始年月日から換算して磁気テープのデータ保証保存
期間を過ぎている場合にも、上位装置に交換時期がきた
ことを報告する。
【0040】設定値を越えない場合には、使用履歴情報
を記憶部13に格納する(処理S5)。そして、上位装
置からのJOBを実行(処理S6)、終了(処理S7)
すると、上位装置は必ずリワインド若しくはアンロード
コマンドを発行する(処理S8)。このコマンドを受け
た磁気テープ装置は、磁気テープを巻き戻しBOTに位
置づける。
【0041】すると、データ制御部12は、記憶部13
に格納していたエラー情報、及びキャプスタンモータの
稼動時間を吸い上げ、処理S6で得られた情報を加算す
る。但し、使用開始年月日は更新せず保存する(処理S
9)。
【0042】それから、データバス制御部12は、処理
9で得られた値が処理3と同様、設定値を越えているか
越えていないか判断し(処理S10)、越えている場合
は、上位装置に交換時期がきたことを報告し(処理S1
1)、越えていない場合は、これらの加算された値、及
び使用開始年月日をライト制御部15へ送り、ヘッド1
7を介し、磁気テープ上の使用履歴エリア22に記録す
る(処理S12)。
【0043】処理S11後、上位装置がアンロードコマ
ンド発行していた場合、磁気テープはアンロードされ
る。以後、磁気テープを本発明の磁気テープ装置にアク
セスするたびに図4に示したシーケンスを繰り返す。
【0044】上述したように本実施形態によると、磁気
テープ上にデータを書き込み、また書き込まれたデータ
を読み出す磁気テープ装置の磁気テープの運用で、エラ
ー情報、キャプスタンモータの稼動時間を磁気テープ装
置の稼動ごとに加算しながら、使用している磁気テープ
に記録し、その磁気テープを使用する前にその情報を磁
気テープ装置が読み出すため、本来の使用状況を磁気テ
ープ装置は認知することができる。
【0045】さらに、その値と予め設定しておいて交換
時期となる値とを比較し、その値が設定値をこえたとき
上位装置に磁気テープの交換を報告することにより、磁
気テープに記録されたデータの破壊を未然に防止するこ
とができる。
【0046】また、データ保存を目的とした磁気テープ
の運用において、運用磁気テープの使用開始時に使用開
始日付を磁気テープに記録し、その磁気テープを使用す
る前にその日付を磁気テープ装置が読み出し、その日付
と現在の日付から経年月日を算出し、予め設定しておい
たデータ保管保証期間を過ぎた場合に上位装置に磁気テ
ープの交換を報告することにより、磁気テープに記録さ
れたデータの破壊を未然に防止することができる。
【0047】
【実施例】次に、このように構成した本発明の実施例を
説明する。
【0048】磁気テープの使用履歴を管理するエラー情
報を例えばREWRITE,ECC,REREAD,UNDERRUN,OVERRUN
の数として、それぞれのエラー数がどの程度になったら
磁気テープに障害をもたらすかを予め測定しておき、そ
の寿命となる限界値の少し前の値を磁気テープ装置の記
憶部13に格納しておけば、本発明の磁気テープ装置は
説明したように加算されたエラー情報が得られ、かつそ
の得られた値と設定値が比較できるため、磁気テープの
障害を引き起こす前に、ユーザは磁気テープの交換時期
を知ることができる。
【0049】同様に、磁気テープの寿命はパス数で規定
されているが、これを稼動時間に換算してその値を磁気
テープ装置の記憶部13に格納しておけば、ユーザは磁
気テープの寿命の前に磁気テープの交換時期を知ること
ができる。
【0050】また、磁気テープメーカは磁気テープをデ
ータ保存の目的とした場合磁気テープの経時変化を理由
に約5〜10年を寿命と定義している。
【0051】この寿命なる期間を磁気テープ装置の記憶
部13に格納すれば、本発明の磁気テープ装置は説明し
たように磁気テープの使用開始年月日を知ることがで
き、またこの年月日と上位装置等から送られる日付から
その磁気テープに記録されているデータの保存期間を計
算するため、ユーザは磁気テープの寿命の前に磁気テー
プの交換時期を知ることができる。
【0052】なお、現在の磁気テープ装置の多くは、デ
バイスディレクトリを管理している。それは、ディレク
トリ情報を磁気テープのヘッダ部に更新し記録、またロ
ード時にはそのヘッダ部の情報を記憶部(RAM)に記
憶する構造をとっている。そこで、本発明の磁気テープ
装置は、このディレクトリ情報に使用履歴データを追加
した形式をとれば、制御も同様に行うことが可能である
ため、容易に実現できる。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、交換時期判定部が、磁気テープの
障害、劣化、寿命を、それぞれエラー頻度情報、キャプ
スタンモータの稼動時間情報、使用開始年月日から現在
の使用日までの期間により管理するため、磁気テープの
総合的な寿命を正確に判定することができ、このため、
ユーザは、テープの交換時期を的確に知ることができ、
従って、テープジャム等によりユーザが使用している磁
気テープの保存データを破壊してしまうことや、また、
使用している磁気テープの寿命がくる前に交換してしま
うことを有効に防止することができる従来にない優れた
磁気テープ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態の概略構成を示す機能
ブロック図である。
【図2】図1に示した磁気テープ装置のハードウエア資
源の構成を示すブロック図である。
【図3】磁気テープ装置によって使用履歴を記録した磁
気テープの実施例を示す図である。
【図4】本発明実施例の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 稼働時間記録手段 2 エラー頻度記録手段 3 使用開始日時記録手段 4 第1又は第2の記録手段 5 劣化判定手段 6 障害判定手段 7 寿命判定手段 8 劣化障害情報別判定手段 9 限界情報記憶手段 11 上位装置 12 データ制御部 12A 使用履歴記録部 12B 交換時期判定部 13 記憶部 14 リード制御部 15 ライト制御部 16 モータ制御部 17 磁気ヘッド 21 磁気テープ始端 22 使用履歴、及びディレクトリ情報
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 17/038 9464−5D G11B 17/038 33/10 601 33/10 601L

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに当該磁気テープの使用履歴
    を記録する使用履歴記録部と、この使用履歴記録部によ
    って記録された使用履歴情報に基づいて磁気テープの交
    換時期か否かを判定する交換時期判定部とを備えた磁気
    テープ装置において、 前記使用履歴記録部が、前記磁気テープを駆動するキャ
    プスタンモータの稼働時間を測定すると共に当該稼働時
    間情報を記録する稼働時間記録手段と、前記磁気テープ
    駆動中に生じたエラー情報の頻度を測定すると共に当該
    エラー頻度情報を記録するエラー頻度記録手段とを備
    え、 前記交換時期判定部が、前記稼働時間記録手段によって
    記録された稼働時間情報に基づいて前記磁気テープの劣
    化を判定する劣化判定手段と、前記エラー頻度記憶手段
    によって記録されたエラー頻度情報に基づいて前記磁気
    テープの障害を出力する障害判定手段と、この障害判定
    手段によって出力された障害情報と前記劣化判定手段に
    よって判定された劣化情報とに基づいて当該磁気テープ
    が交換時期か否かを判定する劣化障害情報別判定手段と
    を備えたことを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】 前記劣化障害情報別判定手段に、前記磁
    気テープ毎に予め定められた劣化の限界を示す限界劣化
    情報と障害の限界を示す限界障害情報とを記憶した限界
    情報記憶手段を併設し、 前記劣化障害情報別判定手段が、前記限界情報記憶手段
    に格納された各種限界情報に基づいて前記交換時期を判
    定する限界情報別判定機能を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】 前記使用履歴記録部が、前記磁気テープ
    の使用開始日時を当該磁気テープに記録する使用開始日
    時記録手段を備え、 前記交換時期判定部が、前記使用開始日時記録手段によ
    って記録された使用開始日時と現在の日時とに基づいて
    当該磁気テープの寿命を判定する寿命判定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】 前記使用履歴記録部が、上位装置から送
    信されたジョブの終了後に当該ジョブによる稼働時間情
    報及びエラー頻度情報を前記磁気テープのBOT直前部
    分に書き込む第1の記録手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の磁気テープ装置。
  5. 【請求項5】 前記使用履歴記録部が、前記稼働時間情
    報およびエラー頻度情報を前記磁気テープのディレクト
    リ情報として磁気テープヘッダ部に書き込む第2の記録
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の磁気テー
    プ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005044357A (ja) * 2003-07-18 2005-02-17 Quantum Corp 記憶システム、記憶システムを管理するための方法および記憶システムに診断データを記憶するための方法

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JP2005044357A (ja) * 2003-07-18 2005-02-17 Quantum Corp 記憶システム、記憶システムを管理するための方法および記憶システムに診断データを記憶するための方法

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