JPH04329424A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH04329424A
JPH04329424A JP3100246A JP10024691A JPH04329424A JP H04329424 A JPH04329424 A JP H04329424A JP 3100246 A JP3100246 A JP 3100246A JP 10024691 A JP10024691 A JP 10024691A JP H04329424 A JPH04329424 A JP H04329424A
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JP
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recording
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recording medium
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JP3100246A
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Masahiro Murayama
村山 雅浩
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に関し、特
に、所定の記録媒体に対し情報の書き込み、読み出しを
行なう記録再生装置を情報のファイルの格納に用いる情
報処理装置、即ちコンピュータ関連の各種情報処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、ワークステー
ション、ワードプロセッサなどの情報処理装置では、情
報のファイルを格納する外部記憶装置として、記録媒体
に磁気テープを用いるテープレコーダや磁気ディスクを
用いる磁気ディスク装置などを備えた構成が広く採用さ
れている。そして近年ではDAT(デジタル・オーディ
オ・テープレコーダ)を外部記憶装置に用いるシステム
が開発されつつある。特にイメージリーダで原稿の画像
データを読み取り、そのデータのファイルを大容量の外
部記憶装置に書き込み、そのファイルを読み出して表示
や記録出力できるようにした情報処理装置(以下、ファ
イリング装置という)の外部記憶装置にDATを用いる
ことが考えられている。
【0003】ところで、上記のような外部記憶装置に用
いられる磁気テープや磁気ディスク等の記録媒体では、
データの読み書きにおける耐久性に限度があり、読み書
きの回数が多くなると、媒体の消耗による書き込み又は
読み出しのエラーが発生し、いわゆるデータ化けが発生
してくる。この対策として、従来の情報処理装置では次
のような処理を行なっている。
【0004】(a)読み出し時、パリティチェックなど
でデータエラーを検出したらその旨を装置のディスプレ
イに表示する。
【0005】(b)書き込み終了後、書き込んだデータ
を読み出して元の書き込みデータと比較し、一致しなか
った場合には、記録媒体の他の記録領域に書き込む。
【0006】(c)上記のエラー検出、比較を行なわず
、書き込み時に同一の書き込みデータを記録媒体の2箇
所以上の異なる記録領域に書き込み、エラーを最少限に
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記(
a)、(b)の方法では、読み出し時にエラーが発生す
るまで、記録媒体のその記録領域を使用している。つま
り、エラーが発生するまで記録媒体の各記録領域の耐久
能力がわからず、前記耐久能力によるエラーの発生を未
然に防止することはできない。そして特に、記録媒体に
おいてファイルのアクセスを管理するための管理情報の
記録領域で読み出し時にエラーが発生するとファイルの
アクセスができなくなり、ファイルが消失してしまうと
いう重大な問題が発生してしまうが、これを未然に防止
することができない。
【0008】また(c)の方法では、記録媒体の使用の
当初はエラーを最小限にすることはできても、結局は記
録媒体の耐久能力の限界に達した記録領域を使用してし
まうことになり、これも媒体の耐久能力によるエラーの
発生を未然に防止することはできない。
【0009】そこで本発明の課題は、この種の情報処理
装置において、このような従来の欠点を解消し、ファイ
ルの格納に用いる記録再生装置の記録媒体の耐久能力に
よる読み書きのエラーを未然に防止できる構成を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、上述した種類の情報処理装置にお
いて、情報のファイルの格納に用いる記録再生装置の記
録媒体に対しファイルの書き込み又は読み出しを行なう
場合に記録媒体上の前記ファイルの記録領域の書き込み
回数又は読み出し回数を前記記録媒体に書き込ませる制
御手段を設けた構成を採用した。
【0011】
【作用】このような構成によれば、情報処理装置の制御
部は、記録再生装置の記録媒体に対しファイルの書き込
み又は読み出しを行なう場合に記録媒体上の前記ファイ
ルの記録領域の書き込み回数又は読み出し回数を認識で
き、その回数に応じて記録媒体の耐久能力による読み書
きのエラーを未然に防止するための処理を行なうことが
可能になる。
【0012】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。ここでは先述したDATを外部記憶装置に使用した
ファイリング装置を例示する。
【0013】まず図1は実施例のファイリング装置全体
の概略構成を示している。同図において符号11は、フ
ァイリング装置全体を制御し情報処理を行なう主体とな
るCPU(中央演算処理装置)、12はCPU11が実
行する図5〜図8に示す手順のプログラムなどのデータ
を格納するROM(リードオンリメモリ)、13はRA
M(ランダムアクセスメモリ)であり、CPU11が処
理を実行する時に使用する作業領域、及び後述するファ
イルのアクセスを管理するための管理情報などを格納す
る領域、および後述の表示装置16、イメージリーダ1
7、プリンタ18に出力される画像の画像データ用メモ
リなどとして使用される。なお、RAM13の上記管理
情報を格納する記憶領域は装置の電源がオフ状態でもバ
ックアップされるなどして管理情報は保存されるものと
する。
【0014】次に14は、このファイリング装置の外部
記憶装置として用いられるDATであり、不図示の磁気
テープをリールに巻回して収納したテープカセットを装
填し、その磁気テープに対しデジタルデータの書き込み
、読み出しを行なう。
【0015】また15は操作者がキー操作で各種情報を
装置に入力するためのキーボード、16は液晶表示装置
などの表示装置であり、前記のキー操作に応じた各種メ
ッセージの表示、及び画像などの表示を行なう。17は
画像を読み取るイメージリーダ、18は文字、画像の記
録出力を行なうプリンタである。
【0016】このようなファイリング装置の構成におい
て、イメージリーダ17により原稿の画像が読み取られ
てそのデータのファイルが作成され、そのデータをDA
T14により磁気テープに書き込むことができ、また同
テープからそのファイルを読み出し、表示装置16に表
示し、あるいはプリンタ18に記録出力したりできるよ
うになっている。
【0017】次にDAT14の構成の詳細を図2により
説明する。図2において、符号21は磁気ヘッドを支持
して回転するシリンダであり、これに磁気テープが巻回
されて摺動走行する。22はシリンダ21を回転させる
シリンダモータ、23はキャプスタンモータであり、磁
気テープが圧接される不図示のキャプスタンとテープカ
セットのリールを回転駆動して磁気テープを走行させる
【0018】また24はキャプスタンの回転数をパルス
信号に変換するロータリーエンコーダ、25はテープロ
ーディングモータであり、磁気テープをテープカセット
から引き出してシリンダ21に巻きつけるローディング
とカセットへ撤収するアンローディングを行なうテープ
ローディング機構の駆動源である。
【0019】また26は、DAT本体内のカセット装填
部に対するテープカセットの装填、排出を行なうカセッ
トローディング機構の駆動源のカセットローディングモ
ータであり、このDATではカセットローディング機構
の駆動によってのみDAT本体内のカセット装填部に対
しカセットを装填、排出できるものとする。また27〜
210は、上記の各モータを駆動するドライバの回路で
ある。
【0020】次に211はDATにおける各種制御信号
の処理を行なう信号制御部であり、パリティの付加、削
除回路、位相制御回路、増幅回路等からなる。212は
サーボ回路であり、シリンダモータ22とキャプスタン
モータ23との回転比を制御する。213はロータリエ
ンコーダ24の出力パルスをカウントするカウンタであ
り、これによりテープカセットのリールの回転数を知る
ことができる。214はDATのシステム全体の制御と
メカニズムの制御を行なうシステムコントローラであり
、CPU11からの指示に応じて制御を行なう。
【0021】このようなDATの構成において、モータ
26を駆動源とするカセットローディング機構の駆動に
よってのみテープカセットの装填、排出が行なわれるこ
と、及びカウンタ213を設けた点が従来と異なってい
る。
【0022】次にDAT14における磁気テープ上の記
録フォーマットを図3により説明する。図3に示すよう
に、磁気テープ30の記録領域は大別して符号31〜3
4の4種類の領域に分けられる。
【0023】31はファイルの書き込み、読み出しを管
理するための管理情報の記録領域であり、磁気テープ3
0の先端部に位置し、磁気テープ30に記録された各フ
ァイルの名前や位置などの情報が記録される。32はI
D情報の記録領域であり、磁気テープ30の上縁部のほ
ぼ全長にわたって設けられ、磁気テープ30上の位置や
同期信号などが記録される。33はファイルの属性情報
の記録領域であり、これに続くデータ領域34に記録さ
れるファイルのデータに関してコードデータかイメージ
データかの種別、解像度、サイズ、圧縮方式(イメージ
データの場合)などの属性情報が記録される。管理情報
領域31の後に、ファイル属性領域33とファイルのデ
ータ領域34が順次1ファイルごとに記録されていく。
【0024】次に磁気テープ30の領域31に記録され
、かつ後述のようにRAM13にも記憶される管理情報
の構成の詳細を図4により説明する。なお、ここでの管
理情報はシーケンシャルファイルでかつ同一サイズのフ
ァイルを対象としている。
【0025】図4に示すように管理情報は、ファイル管
理テーブル41、リード/ライト(書き込み、読み出し
)回数基準値42、ID、回転数対応テーブル43、現
在のID、回転数44、及び余裕回転数テーブル45の
データからなる。ただしRAM13には管理情報の41
〜45のデータが全て記憶されるが、磁気テープ30に
は41〜43のデータだけ記録される。またRAM13
の前記の管理情報のファイルの記憶は電源オフ時にもバ
ックアップされるなどして保存されるものとする。以下
、41〜45のデータの内容を説明する。
【0026】まずファイル管理テーブル41は、各ファ
イルのファイル名、テープ上の開始位置(ID番号)と
終了位置、そのファイルの記録領域に対して今までに行
なったリード回数とライト回数、またテープの使用され
ていない空き領域の開始位置と終了位置、更に後述のよ
うに決定される使用不可領域の開始位置と終了位置、リ
ード回数とライト回数のデータからなる。なおここで述
べるIDとは、磁気テープの位置を知ることができるよ
うファーマット時にテープ上に記録する識別子である。 このIDをフォーマット時に書き込むことは公知の手法
である。
【0027】次にリード/ライト回数基準値42は、テ
ープの耐久能力の余裕の有無を判定するための基準値で
あり、この値はテープの品質に合わせて操作者が決定し
、テープのフォーマット時に書き込むものとする。
【0028】またID、回転数対応テーブル43はテー
プ上のIDを高速にサーチするために使用するものであ
り、テープのフォーマット時にテープにIDを書き込む
時のテープカセットのリール回転軸の回転数を(以下テ
ープ軸回転数という)ロータリーエンコーダ24の出力
パルスによりカウンタ213でカウントし、IDに対応
づけてRAM13上のテーブル43に書き込んでおく。 そしてフォーマット終了時にRAM13上のテーブル4
3のデータをテープに書き込むものとする。
【0029】次に現在のID、回転数44のデータとは
テープのどの位置がDAT14の磁気ヘッドに対向して
いるかを示すIDとテープ軸回転数のデータであり、こ
のデータはテープにアクセスする毎に更新される。その
場合、IDはテープから読み出した値を記憶し、回転数
は、その時のロータリーエンコーダ24からのパルスを
数えているカウンタ213のカウント値を記憶する。カ
ウンタ213はテープが先頭まで巻き戻された時にクリ
アされる。
【0030】更に余裕回転数テーブル45のデータは、
磁気テープの送り量に対するテープ軸回転数の誤差に対
して余裕を持たせるため、その回転数により求められる
テープ上の位置が実際に求められるテープ上の位置より
もテープの先頭寄りになるようにするために使用される
【0031】次に、DAT14でファイルの読み書きを
行なう場合のDATのテープカセット装填から排出まで
のファイリング装置の動作を図5により説明する。図5
はその動作の処理手順を示しており、図1のCPU11
の制御プログラムに従って以下のように実行される。
【0032】まず最初のステップS1では、装置の操作
者がファイリング装置のDAT14の蓋を開け、テープ
カセットを挿入する。これ以下の処理はCPU11の制
御により行なわれる。
【0033】ステップS2では、操作者がテープカセッ
トをDAT14から取り出せないよう、DAT14の蓋
をロックし、カセットローディングモータ26を駆動し
、テープカセットを本体のカセット装填部に装填する。
【0034】ステップS3では、DAT14の磁気テー
プ30を先端まで巻き戻させ、磁気テープ30の領域3
1から先述した管理情報を読み出しRAM13に転送す
る。この時、カウンタ213をクリアつまり0とする。
【0035】ステップS4では、表示装置16に処理メ
ニューを表示させ、それを見た操作者が操作するキーボ
ード15からのキー入力により処理メニューを決定する
。ここではメニューとして[ファイルの読み取り・記録
]/[ファイルの参照]の2つがあるものとし、[ファ
イルの読み取り・記録]ならステップS5へ、[ファイ
ルの参照]ならステップS12へ進む。
【0036】ステップS5では、イメージリーダ17に
より原稿の画像を読み取り、そのデータをRAM13に
転送する。
【0037】ステップS6では、読み取った画像データ
が確定か否か判定し、確定したらコメントなどを入力し
ステップS7に進むが、例えば読み出し位置等が不適当
で未確定な場合は、ステップS5に戻り、再度、読み取
りを行なう。
【0038】ステップS7では、磁気テープ30からR
AM13に読み取った管理情報によりテープ上の記録位
置を決定し、その記録位置までテープを走行させ、その
記録位置から前述したファイル属性情報とステップS5
で読み取った画像データを磁気テープ30に書き込ませ
る。なおテープ上での記録位置を決定する処理の詳細は
図6のフローチャートにより、後述する。
【0039】ステップS8では、ステップS7で記録し
たファイルの情報のうち検索に必要とされる情報をステ
ップS3で転送されたRAM13上の管理情報に付加し
て同管理情報を更新する。なお、この後でRAM13上
の管理情報と磁気テープ30の領域31の管理情報とが
この時点では一致していないことを示す警告を不図示の
ランプの点灯などにより行なう。
【0040】ステップS9では、操作者のキー操作によ
り、ファイルの読み取り、記録、参照などDAT14を
使用する処理をすべて終了するのか否かを決定し、前記
処理を行なうのであればステップS4に戻るが、処理終
了ならステップS10に進む。
【0041】ステップS10ではDAT14の磁気テー
プ30を先端まで巻き戻させ、RAM13上のDATの
管理情報をテープ上の管理情報領域31にコピーする。 ただし、RAM13上の管理情報が更新されていない場
合には、この処理は行なわない。
【0042】ステップS11では、DAT14のカセッ
ト挿入部の蓋のロックを解除する。この処理を行なう前
にカセット排出を指示するキーが押下されても、カセッ
トローディングモータ26を駆動しない。また、このよ
うな処理と同時にRAM13上のDAT管理情報と磁気
テープ上の管理情報とが一致しないことを示す警告ラン
プを消灯し、処理を終了する。
【0043】一方、ステップS4のメニュー選択で[フ
ァイルの参照]を選択した場合の動作を説明する。まず
ステップS12において、キーボード15からの入力に
より選択されたファイルの磁気テープ30上の位置をR
AM13上の管理情報より得て、その位置までテープを
走行させる。このテープ上でのファイル検索処理の詳細
は図6により後述する。
【0044】続いてステップS13において、磁気テー
プ上の検索したファイルのデータを読み出させ、RAM
13に転送し、表示装置16に表示させる。その後はス
テップS9に進み、前述のフローに従い処理を行なう。
【0045】次に、DAT14における磁気テープ上で
のファイル検索処理の詳細を図6のフローチャートによ
り説明する。
【0046】まず最初のステップS21では、これから
行なう検索が、新規ファイルの記録のためか、ファイル
の更新(塗りつぶしによる重ね書き)のためか、及びフ
ァイルの参照のためかのメニュー選択の判定を行なう。 そして新規ファイルの記録のための検索の場合、ステッ
プS22〜S27の処理を以下のように行なう。
【0047】ステップS22では、前述したRAM13
上の管理情報のファイル管理テーブル41のデータによ
りテープの空き領域の開始位置と同領域の過去のライト
回数を得る。
【0048】ステップS23では上記空き領域のライト
回数を、ライト回数基準値42のデータと比較し、基準
値を超えていたらその空き領域を今後使わないようファ
イル管理テーブル41のその空き領域のファイル名の欄
に使用不可の旨を記録し、ステップS22に戻る。また
過去のライト回数が基準値以下ならテーブル41のその
空き領域のライト回数の欄のデータを+1し、ステップ
S24に進む。
【0049】ステップS24では、上記空き領域の開始
位置近傍までテープを高速で送るためのテープ軸回転数
を計算する。このためには、まず現在のテープ上の位置
に対応する回転数をID、回転数テーブル43より得る
(この値をAとする)。次に検索する空き領域の開始位
置を同様にID、回転数対応テーブル43より得る(こ
の値をBとする)。また後のステップS27でIDを読
みながら回転させるが、この時のずれ、即ち送り量の誤
差を考慮し、テープの先頭寄りにずれるよう余裕回転数
を設定する(これをCとする)。
【0050】ここでCの求め方は、まず「現在のテープ
位置に対応する実際の回転数」と「ID、回転数テーブ
ル43より求めた、現在の位置のIDに対応する回転数
」との差を求め、これを回転数の誤差とする。次に余裕
回転数テーブル45を参照し回転数の誤差に対応する余
裕回転数を求める。この値がCとなる。
【0051】そして上記空き領域の開始位置近傍までの
回転数をDとして、D=B−A−Cなる式により回転数
Dを求める。なお求めた回転数Dが正数ならばテープを
順方向に、負数ならば逆方向に回転させる。
【0052】続いてステップS25ではテープローディ
ングモータ25を駆動してヘッドをテープから離す。こ
れはテープを高速走行させるためである。テープが完全
に離れたらキャプスタンモータ23を回転させ、テープ
送りを開始し、ステップS26の判定ループによりステ
ップS24で求めたテープ軸回転数Dに相当する回転数
だけキャプスタンモータ23を回転させる。この場合、
キャプスタンモータ23に直結されたロータリーエンコ
ーダ24の出力パルスをカウンタ213でカウントして
、そのカウント数を監視し、ステップS24で算出した
回転数Dと一致したらキャプスタンモータ23を停止さ
せる。
【0053】次にステップS27において、テープロー
ディングモータ25を駆動し、ヘッドをテープに接触さ
せ公知の方法で、IDを読みながら、キャプスタンモー
タ23を駆動し目的の空き領域の開始位置までテープを
送り、目的の位置に到達したらモータ23を停止し、テ
ープを停止して処理を終了する。
【0054】一方、オーバーライトによるファイル更新
のための検索の場合、ステップS28〜S30の処理を
以下のように行なう。
【0055】ステップS28ではファイル管理テーブル
41のデータにより検索するファイルのテープ上の開始
位置とライト回数を得る。
【0056】ステップS29では検索するファイルのラ
イト回数を、ライト回数基準値42のデータと比較し、
基準値以下ならステップS29’で上記テーブル41の
ライト回数のデータを+1し、その後はステップS24
に進み、先述したステップS24以下の処理を行なう。 なおステップS29’の前に上記ファイルのライト回数
を表示装置16に表示するようにしてもよい。
【0057】一方、ライト回数が基準値を超えていたら
ステップS30に進み、現在のファイルの記録領域に書
き込むとデータを保証できないので、別の空き領域に書
き込ませるため、それを行なう旨を操作者に報知するメ
ッセージを表示装置16により表示させ、しかる後にス
テップS22へ進み、以下ステップS22以下で新規フ
ァイル書き込みの場合と同一の手順で処理を行なう。
【0058】一方、ファイル参照のための検索の場合、
ステップS31〜S33の処理を以下のように行なう。
【0059】ステップS31ではファイル管理テーブル
41のデータにより参照するファイルのテープ上の記録
領域の開始位置と同領域のリード回数を検索する。そし
てステップS31’において、そのリード回数を表示装
置16に例えば「リードカウント=XXX」というよう
な形式で表示する。
【0060】ステップS32では参照するファイルの記
録領域のリード回数をリード回数基準値42のデータと
比較し、基準値以下ならステップS34に進むが、基準
値をオーバーしていた場合は、ステップS33でバック
アップファイルを作るよう操作者に警告するメッセージ
、例えば「警告:バックアップ」というようなメッセー
ジを表示装置16に表示し、しかる後にステップS34
に進む。この警告の報知は音声出力によってもよい。
【0061】ステップS34ではファイル管理テーブル
41の参照するファイルの記録領域のリード回数のデー
タに1を加え、その後はステップS24に進み、前述し
たステップS24以下の処理を行なう。
【0062】以上のような本実施例によれば、DAT1
4において新規ファイルを書き込む場合も、ファイルの
更新で書き込みを行なう場合も、そのファイルを書き込
もうとする磁気テープの記録領域の過去のライト回数が
所定の基準値を超えていたら、その領域を使用不可とし
、ライト回数が基準値以下である他の空き領域に書き込
みをおこなうので、テープの耐久能力による読み書きの
データエラーの発生を未然に防止できる。また、ファイ
ルを参照する場合、即ちファイルの読み出しを行なう場
合にも、そのファイルを読み出そうとする磁気テープの
記録領域の過去のリード回数が所定の基準値、例えば1
00回を超えていたら、操作者に警報し、そのファイル
のバックアップを促すので、読み出し時のデータ化けを
未然に防止できる。
【0063】ところで図3に示した磁気テープ30の管
理情報領域31は最も重要な管理情報が記録される領域
であるが、読み書きの頻度が最も高いところである。そ
こで管理情報の信頼性を確保するための構成を以下に説
明する。
【0064】まず、管理情報領域31の構成の詳細は図
7に示したようなものとする。図7において符号311
、312…318はそれぞれ図4に示した管理情報を記
録するための領域である。それぞれに記録される管理情
報を符号[1]、[2]…[8]で示してある。このよ
うに管理情報記録領域がここでは8領域用意されており
、番号の若い順に順次使用されるものとする。そして各
管理情報記録領域311、312…318の前にはそれ
ぞれの領域へのアクセス即ちリード/ライトを管理する
ためのアクセス管理情報の記録領域311a、312a
…が設けられている。なお、各記録領域どうしの間には
公知のギャップ領域が設けられている。
【0065】記録領域311a、312a…に記録され
るデータは図7の右側に示してあり、対応する管理情報
記録領域311〜318の記録情報が有効か無効か(ア
クセス可か不可か)を示すデータと、同領域311〜3
18に対するライト回数とリード回数のデータが複数組
、例えば100組記録される。複数組記録する理由はこ
の記録領域のデータ化けを考慮してのことである。
【0066】次に上記テープの管理情報の更新、即ち書
き換え処理の動作を図8のフローチャートにより説明す
る。
【0067】まず、最初のステップS41では、先頭の
アクセス管理領域311aのデータを読み出す。
【0068】ステップS42では、この領域311aに
対応する領域311の管理情報が有効か無効かを判断す
る。そのために、先述した領域311aの例えば100
個の「有効」、「無効」の記録データを読んでカウント
し、「有効」、「無効」をそれぞれのデータ数の多数決
で判断する。ここで有効と判断すればステップS44に
進むが、無効と判断すればステップS43に進み、次の
アクセス管理領域(最初は312a)までテープを送り
、しかる後にステップS41へ戻り、ステップS41、
42の処理を繰り返す。即ち、ステップS41〜43の
ループにより、管理情報が有効と判断される領域までテ
ープが送られる。
【0069】次にステップS44では、有効であると判
断された域領(311〜318のいずれか)から図4の
管理情報を読み取る。
【0070】ステップS45では、ステップS44で読
み出しを行なったので、有効と判断したアクセス管理領
域(311a、312a…のいずれか)のリード回数の
データに1を加える。
【0071】次にステップS46では、ステップS44
で読み出した管理情報に基づいて通常のファイルアクセ
スを行なう。ファイルのアクセスが終了したらステップ
S47以下で上記アクセス管理情報のデータを更新する
処理を以下のように行なう。
【0072】まずステップS47では、ステップS45
で読み出したアクセス管理領域のリード回数を所定のリ
ード回数基準値と比較し、基準値以下であればステップ
S48に、基準値を超えていればステップS52に進む
【0073】ステップS48では、同様にアクセス管理
領域のライト回数を所定のライト回数基準値と比較し、
基準値以下ならステップS49に、超えていればステッ
プS52に進む。なおリード回数とライト回数の基準値
は固定値でROM12に格納しておく。
【0074】ステップS49では、ステップS46での
ファイルアクセスの結果により管理情報を更新する必要
があるか否か判定し、更新する場合はステップS50で
新たな管理情報を上記有効と判断されステップS44で
リードした管理情報領域(311〜318のいずれか)
に書き込み、更新しない場合は、ステップS50の処理
を飛ばす。
【0075】ステップS51では使用したアクセス管理
領域(311a、312a…のいずれか)にそれぞれプ
ラス1したライト回数とリード回数のデータを書き込ん
で更新処理を終了する。
【0076】一方、ステップS47、48の判定の結果
、ステップS44でリードした管理情報領域のリード/
ライト回数が基準値を超えていたら、今後は同領域を使
用するのを止めて番号順に次の管理情報領域を使用する
ため、ステップS52〜S54の処理を以下のように行
なう。
【0077】ステップS52では、今まで使用した管理
情報領域(311〜318のいずれか)を使用不可とす
るため、それに対応するアクセス管理領域の「有効」、
「無効」のデータ欄の全てに「無効」のデータを書き込
む。
【0078】ステップS53では、ステップS52で無
効としたアクセス管理領域の次のアクセス管理領域に「
有効」のデータと、ライト回数=0、リード回数=0の
データを書き込む。
【0079】ステップS54ではそのアクセス管理領域
に対応する管理情報領域(いままで使用していた管理情
報領域の次の管理情報領域)に図4の管理情報を書き込
み、更新処理を終了する。今後はこの管理情報領域が使
用されることになる。
【0080】以上のように、DATのテープ上の管理情
報の記録領域に対するアクセス回数が所定値を超えたら
、その領域は使用不可とし、管理情報を他の空き領域(
次の管理情報領域)にコピーして、今後はその領域を使
用するので、管理情報のデータ化けと、それによるファ
イル消失を未然に防止でき、ファイリング装置の信頼性
を顕著に向上できる。
【0081】なお、DATの代わりに磁気ディスク装置
や光ディスク装置を使用する場合も上述のような技術を
適用できることは勿論である。またファイリング装置に
限らず、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、
ワークステーションなど他の情報処理装置においても、
外部記憶装置として使用する記録再生装置に関して上述
のような技術を適用できることも勿論である。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、所定の記録媒体に対し情報の書き込み又は読
み出しを行なう記録再生装置を情報のファイルの格納に
用いる情報処理装置において、前記記録再生装置の記録
媒体に対しファイルの書き込み又は読み出しを行なう場
合に記録媒体上の前記ファイルの記録領域の書き込み回
数又は読み出し回数を前記記録媒体に書き込ませる制御
手段を設けた構成を採用したので、情報処理装置の制御
部は、記録再生装置の記録媒体に対しファイルの書き込
み又は読み出しを行なう場合に記録媒体上の前記ファイ
ルの記録領域の書き込み回数又は読み出し回数を認識で
き、その回数に応じて記録媒体の耐久能力による読み書
きのエラーを未然に防止する処理、例えば操作者への警
告出力やファイルを記録媒体の空き領域へコピーするな
どの処理をおこなうことが可能になり、記録再生装置に
よるファイルの読み書きに関わる信頼性を顕著に向上で
きるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による情報処理装置(ファイリ
ング装置)の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のDATの構成の詳細を示すブロック図
である。
【図3】同DATの磁気テープの記録フォーマットを示
す説明図である。
【図4】同磁気テープ上のファイルのアクセスを管理す
るための管理情報の構成を示す説明図である。
【図5】DATのアクセス動作を制御するメイン処理を
示すフローチャート図である。
【図6】DATのテープ上のファイル検索処理を示すフ
ローチャート図である。
【図7】DATのテープ上の管理情報領域の構成の詳細
を示すフローチャート図である。
【図8】同テープ上の管理情報の更新処理を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
11  CPU 12  ROM 13  RAM 14  DAT 15  キーボード 16  表示装置 17  イメージリーダ 18  プリンタ 21  シリンダ 22  シリンダモータ 23  キャプスタンモータ 24  ロータリーエンコーダ 25  テープローディングモータ 26  カセットローディングモータ 211  信号制御部 212  サーボ回路 213  カウンタ 214  システムコントローラ 30  磁気テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の記録媒体に対し情報の書き込み
    又は読み出しを行なう記録再生装置を情報のファイルの
    格納に用いる情報処理装置において、前記記録再生装置
    の記録媒体に対しファイルの書き込み又は読み出しを行
    なう場合に記録媒体上の前記ファイルの記録領域の書き
    込み回数又は読み出し回数を前記記録媒体に書き込ませ
    る制御手段を設けたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】  前記制御手段は、前記記録再生装置の
    記録媒体に対しファイルの書き込み又は読み出しを行な
    う前に記録媒体上の前記ファイルの記録領域の書き込み
    回数又は読み出し回数を情報処理装置の表示出力手段に
    表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】  前記制御手段は、前記記録再生装置の
    記録媒体に対しファイルの書き込み又は読み出しを行な
    う前に記録媒体上の前記ファイルの記録領域の書き込み
    回数又は読み出し回数がそれぞれ所定の基準値を超過し
    たか否か判定し、超過した場合は、操作者に対する警告
    の情報を情報処理装置の出力手段に出力させることを特
    徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】  前記制御手段は、前記記録再生装置の
    記録媒体に対しファイルの書き込み又は読み出しを行な
    う前に記録媒体上の前記ファイルの記録領域の書き込み
    回数又は読み出し回数がそれぞれ所定の基準値を超過し
    たか否か判定し、超過した場合は、記録媒体上の前記フ
    ァイルの記録領域を使用不可と定め、前記ファイルを記
    録媒体の記録領域の空き領域に書き込ませることを特徴
    とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
JP3100246A 1991-05-02 1991-05-02 情報処理装置 Pending JPH04329424A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128834A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019128834A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

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