JPH04339387A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH04339387A
JPH04339387A JP3110667A JP11066791A JPH04339387A JP H04339387 A JPH04339387 A JP H04339387A JP 3110667 A JP3110667 A JP 3110667A JP 11066791 A JP11066791 A JP 11066791A JP H04339387 A JPH04339387 A JP H04339387A
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JP
Japan
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tape
magnetic tape
rotating shaft
magnetic
information processing
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JP3110667A
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English (en)
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Masahiro Murayama
村山 雅浩
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に関し、特
に磁気テープに対し情報の書き込み、読み出しを行なう
テープレコーダを外部記憶装置として用いる情報処理装
置、即ちコンピュータ関連の各種の情報処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ関連の各種情報処理装置に
おいて、磁気テープに対し情報の書き込み、読み出しを
行なうテープレコーダを外部記憶装置として用いる構成
が広く採用されている。特に、近年に開発されたDAT
(デジタル・オーディオ・テープレコーダ)は小型のテ
ープカセットで記憶容量が極めて大きいので、DATを
外部記憶装置に用いるシステムが開発されつつある。例
えばイメージリーダから読み取った原稿の画情報のデー
タなどのファイルを外部記憶装置に格納し、格納したフ
ァイルの内から所望のファイルを検索し、表示ないし記
録出力できるようにした情報処理装置(以下、ファイリ
ング装置という)の外部記憶装置にDATを用いる構成
が開発されつつある。
【0003】この場合にDATの磁気テープには、磁気
テープの長さ方向に沿った各部分の位置、即ち各部位を
示す識別子(以下「ID」という)の情報がフォーマッ
ト時に書き込まれている(図3参照)。そして、この種
の情報処理装置の従来の構成では、DATの磁気テープ
に対しファイルの読み書きを行なうため磁気テープ上の
所望の記録領域の先頭部位を求めてその先頭部位がDA
Tの磁気ヘッドに対向するまで磁気テープを送る(以下
「サーチする」という)場合、磁気テープに記録されて
いるIDを磁気ヘッドにより読み取りながらそのIDが
求める部位のIDに一致するまでテープ送り機構の駆動
源のキャプスタンモータを高速回転させてテープを送る
方法が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような
情報処理装置の従来の構成では、上記のサーチに関して
以下のような欠点があった。
【0005】(1)IDを読み取ることのできるテープ
送り速度に限度があり、それ以上の高速でサーチを行な
うことができない。
【0006】(2)サーチ時にDATのテープを磁気ヘ
ッドに対し(磁気ヘッドを支持したシリンダに対し)接
触させたまま高速でテープ送りを行なうため、磁気ヘッ
ドとテープの耐久性が損なわれる。
【0007】(3)テープを逆送りしながらIDを読み
取ることができない装置、またはできるとしても処理速
度が非常に遅くなってしまう装置では、求めるテープ部
位が現在のテープ部位よりテープ先端側にある場合、I
Dを読まずに適当な量だけ当てずっぽうにテープを逆送
りした後、テープを順送りしてIDを読むという動作を
繰り返す方法が採用されているが、この方法ではサーチ
に非常に時間がかかってしまう場合がある。
【0008】そこで本発明の課題は、この種の情報処理
装置において上記のような欠点を解消し、テープレコー
ダのテープの高速サーチを支障なく行なえるようにする
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、上述のようにテープレコーダを外
部記憶装置として用いる情報処理装置において、前記テ
ープレコーダの磁気テープを送る回転軸の回転数を計数
するカウンタ手段と、前記磁気テープの所望の記録領域
の先頭部位を求めて該部位がテープレコーダの磁気ヘッ
ドに対向するまで磁気テープを送るサーチ動作を行なう
場合、必要な磁気テープの送り量に対応する前記回転軸
の回転数を算出し、前記カウンタ手段を介して前記回転
数を監視しつつ前記算出した回転数だけ前記回転軸を回
転させるように該回転軸の駆動モータを制御する制御手
段を設けた構成を採用した。
【0010】
【作用】このような構成によれば、サーチ動作時に必要
な量のテープ送りを上記回転軸の回転数の制御により行
なうので、IDを読み取ることのできるテープ送り速度
の制限を受けずに高速にテープのサーチを行なうことが
できる。
【0011】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。ここでは先述したDATを外部記憶装置に使用した
ファイリング装置を例示する。
【0012】まず図1は実施例のファイリング装置全体
の概略構成を示している。同図において符号11は、フ
ァイリング装置全体を制御し情報処理を行なう主体とな
るCPU(中央演算処理装置)、12はCPU11が実
行する後述の図5、図6に示す手順のプログラムなどの
データを格納するROM(リードオンリメモリ)、13
はRAM(ランダムアクセスメモリ)であり、CPU1
1が処理を実行する時に使用する作業領域、及び後述す
るファイルのアクセスを管理するための管理情報を格納
する領域、並びに後述の表示装置16、イメージリーダ
17、プリンタ18に出力される画像の画像データ用メ
モリなどとして使用される。なお、RAM13の上記管
理情報を格納する記憶領域は装置の電源がオフ状態でも
バックアップされるなどして管理情報は保存されるもの
とする。
【0013】次に14は、このファイリング装置の外部
記憶装置として用いられるDATであり、不図示の磁気
テープをリールに巻回して収納したテープカセットを装
填し、その磁気テープに対しデジタルデータの書き込み
、読み出しを行なう。
【0014】また15は操作者がキー操作で各種情報を
装置に入力するためのキーボード、16は液晶表示装置
などの表示装置であり、前記のキー操作に応じた各種メ
ッセージの表示、及び画像などの表示を行なう。17は
画像を読み取るイメージリーダ、18は文字、画像の記
録出力を行なうプリンタである。
【0015】このようなファイリング装置の構成におい
て、イメージリーダ17により原稿の画像が読み取られ
てそのデータのファイルが作成され、そのファイルをD
AT14により磁気テープに書き込むことができ、また
同テープからそのファイルを読み出し、表示装置16に
表示し、あるいはプリンタ18に記録出力したりできる
ようになっている。
【0016】次にDAT14の構成の詳細を図2により
説明する。図2において、符号21は磁気ヘッドを支持
して回転するシリンダであり、これに磁気テープが巻回
されて摺動走行する。22はシリンダ21を回転させる
シリンダモータ、23はキャプスタンモータであり、磁
気テープが圧接される不図示のキャプスタンとテープカ
セットのリールを回転駆動して磁気テープを走行させる
駆動モータである。
【0017】また24はキャプスタンモータ23の回転
軸の回転数をパルス信号に変換するロータリーエンコー
ダでモータ23の回転軸に直結される。
【0018】また25はテープローディングモータであ
り、磁気テープをテープカセットから引き出してシリン
ダ21に巻きつけるローディングとカセットへ撤収する
アンローディングを行なうテープローディング機構の駆
動源である。
【0019】また26は、DAT本体内のカセット装填
部に対するテープカセットの装填、排出を行なうカセッ
トローディング機構の駆動源のカセットローディングモ
ータであり、このDATではカセットローディング機構
の駆動によってのみDAT本体内のカセット装填部に対
しカセットを装填、排出できるものとする。また27〜
210は、上記の各モータを駆動するドライバの回路で
ある。
【0020】次に211はDATにおける各種制御信号
の処理を行なう信号制御部であり、パリティの付加、削
除回路、位相制御回路、増幅回路等からなる。212は
サーボ回路であり、シリンダモータ22とキャプスタン
モータ23との回転比を制御する。213はロータリエ
ンコーダ24の出力パルスをカウントするカウンタであ
り、これによりキャプスタンモータ23の回転軸の回転
数に対応したテープカセットのリールの回転軸の回転数
(後述するテープ軸回転数)を知ることができる。21
4はDATのシステム全体の制御とメカニズムの制御を
行なうシステムコントローラであり、CPU11からの
指示に応じて制御を行なう。
【0021】このようなDATの構成において、モータ
26を駆動源とするカセットローディング機構の駆動に
よってのみテープカセットの装填、排出が行なわれるこ
と、及びカウンタ213を設けた点が従来と異なってい
る。
【0022】次にDAT14における磁気テープ上の記
録フォーマットを図3により説明する。図3に示すよう
に、磁気テープ30の記録領域は大別して符号31〜3
4の4種類の領域に分けられる。
【0023】31はファイルの書き込み、読み出しを管
理するための管理情報の記録領域であり、磁気テープ3
0の先端部に位置し、磁気テープ30に記録された各フ
ァイルの名前や記録領域の位置などの情報が記録される
。32は先述したID情報の記録領域であり、磁気テー
プ30の上縁部のほぼ全長にわたって設けられ、磁気テ
ープ30上の位置を示す信号や同期信号などが記録され
る。33はファイルの属性情報の記録領域であり、これ
に続くデータ領域34に記録されるファイルのデータに
関してコードデータかイメージデータかの種別、解像度
、サイズ、圧縮方式(イメージデータの場合)などの属
性情報が記録される。管理情報領域31の後に、ファイ
ル属性領域33とファイルのデータ領域34が順次1フ
ァイルごとに記録されていく。
【0024】次に磁気テープ30の領域31に記録され
、かつ後述のようにRAM13にも記憶される管理情報
の構成の詳細を図4により説明する。なお、ここでの管
理情報はシーケンシャルファイルでかつ同一サイズのフ
ァイルを対象としている。
【0025】図4に示すように管理情報は、ファイル管
理テーブル41、リード/ライト(書き込み、読み出し
)回数基準値42、ID、回転数対応テーブル43、現
在のID、回転数44、及び余裕回転数テーブル45の
データからなる。ただしRAM13には管理情報の41
〜45のデータが全て記憶されるが、磁気テープ30に
は41〜43のデータだけ記録される。またRAM13
の前記の管理情報のファイルの記憶は電源オフ時にもバ
ックアップされるなどして保存されるものとする。以下
、41〜45のデータの内容を説明する。
【0026】まずファイル管理テーブル41は、各ファ
イルのファイル名、テープ上の開始部位(先頭部位)と
終了部位のID番号、そのファイルの記録領域に対して
今までに行なったリード回数とライト回数、またテープ
の使用されていない空き領域の開始部位と終了部位を示
すID番号、更に後述のように決定される使用不可領域
の開始部位と終了部位を示すID番号、リード回数とラ
イト回数のデータからなる。
【0027】次にリード/ライト回数基準値42は、リ
ード/ライト回数からテープの耐久能力の余裕の有無を
判定するための基準値であり、この値はテープの品質に
合わせて操作者が決定し、テープのフォーマット時に書
き込むものとする。
【0028】またID、回転数対応テーブル43は、先
述したサーチを高速に行なうために使用するものであり
、テープのフォーマット時でテープにIDを書き込む時
にテープを送るキャプスタンモータ23により回転され
るテープカセットのリール回転軸、即ちテープ送りを行
なう回転軸の回転数(以下、テープ軸回転数という)を
ロータリーエンコーダ24の出力パルスによりカウンタ
213でカウントし、ID番号に対応づけてRAM13
上のテーブル43に書き込んでおく。そしてフォーマッ
ト終了時にRAM13上のテーブル43のデータをテー
プに書き込むものとする。
【0029】次に現在のID、回転数44のデータとは
現在、テープのどの部位がDAT14の磁気ヘッドに対
向しているかを示すID番号とテープ軸回転数のデータ
であり、このデータはテープにアクセスする毎に更新さ
れる。その場合、ID番号はテープから読み出した値を
記憶し、回転数は、その時のロータリーエンコーダ24
からのパルスを数えているカウンタ213のカウント値
を記憶する。カウンタ213はテープが先頭まで巻き戻
された時にクリアされる。
【0030】更に余裕回転数テーブル45のデータは、
後述するサーチ動作時に磁気テープのたるみや延びなど
の影響でテープ軸回転数により求められるテープ部位が
実際のIDによるテープ部位に対してずれる送り量の誤
差が生じる場合を考慮し、テープ軸回転数により求めら
れるテープ部位が実際に求められるテープ部位よりも少
量だけテープ先端寄りになるようにするために使用され
る。
【0031】次に、DAT14でファイルの読み書きを
行なう場合のDATのテープカセット装填から排出まで
のファイリング装置の動作を図5により説明する。図5
はその動作の処理手順を示しており、図1のCPU11
の制御プログラムに従って以下のように実行される。
【0032】まず最初のステップS1では、装置の操作
者がファイリング装置のDAT14の蓋を開け、テープ
カセットを挿入する。これ以下の処理はCPU11の制
御により行なわれる。
【0033】ステップS2では、操作者がテープカセッ
トをDAT14から取り出せないよう、DAT14の蓋
をロックし、カセットローディングモータ26を駆動し
、テープカセットを本体のカセット装填部に装填する。
【0034】ステップS3では、DAT14の磁気テー
プ30を先端まで巻き戻させ、磁気テープ30の領域3
1から先述した管理情報を読み出しRAM13に転送す
る。この時、カウンタ213をクリアつまり0とする。
【0035】ステップS4では、表示装置16に処理メ
ニューを表示させ、それを見た操作者が操作するキーボ
ード15からのキー入力により処理メニューを決定する
。ここではメニューとして[ファイルの読み取り・記録
]/[ファイルの参照]の2つがあるものとし、[ファ
イルの読み取り・記録]ならステップS5へ、[ファイ
ルの参照]ならステップS12へ進む。
【0036】ステップS5では、イメージリーダ17に
より原稿の画像を読み取り、そのデータをRAM13に
転送する。
【0037】ステップS6では、読み取った画像データ
が確定か否か判定し、確定したらコメントなどを入力し
ステップS7に進むが、例えば読み出し位置等が不適当
で未確定な場合は、ステップS5に戻り、再度、読み取
りを行なう。
【0038】ステップS7では、磁気テープ30からR
AM13に読み取った管理情報によりテープ上の記録領
域を決定し、その記録領域の先頭部位までテープを走行
させ、その部位から前述したファイル属性情報とステッ
プS5で読み取った画像データを磁気テープ30に書き
込ませる。なおテープ上での記録領域を決定し、その領
域をサーチする処理の詳細は図6のフローチャートによ
り後述する。
【0039】ステップS8では、ステップS7で記録し
たファイルの情報のうちファイル検索に必要とされる情
報をステップS3で転送されたRAM13上の管理情報
に付加して同管理情報を更新する。なお、この後でRA
M13上の管理情報と磁気テープ30の領域31の管理
情報とが一致していないことを示す警告を不図示のラン
プの点灯などにより行なう。
【0040】ステップS9では、操作者のキーボード1
5のキー操作による指示入力により、ファイルの読み取
り、記録、参照などDAT14のテープ上のファイルを
アクセスする処理をすべて終了するのか否か、即ちテー
プ上の他のファイルにアクセスする処理を行なうのか否
かを決定し、前記処理を行なうのであればステップS4
に戻り、ステップS4以下の処理を繰り返すが、処理終
了ならステップS10に進む。
【0041】ステップS10ではDAT14の磁気テー
プ30を先端まで巻き戻させ、RAM13上のDATの
管理情報をテープ上の管理情報領域31にコピーする。 ただし、RAM13上の管理情報が更新されていない場
合には、この処理は行なわない。
【0042】ステップS11では、DAT14のカセッ
ト挿入部の蓋のロックを解除する。この処理を行なう前
にカセット排出を指示するキーボード15からのキー入
力がなされても、カセットローディングモータ26を駆
動せず、カセットの排出は行なわない。即ちステップS
10での管理情報のコピーが終了するまではモータ26
の駆動の禁止と蓋のロックによりカセットの取り出しは
禁止される。また、このような処理と同時にRAM13
上のファイル管理情報と磁気テープ上の管理情報とが一
致しないことを示す警告ランプを消灯し、処理を終了す
る。
【0043】一方、ステップS4のメニュー選択で[フ
ァイルの参照]を選択した場合の動作を説明する。まず
ステップS12において、キーボード15からの入力に
より選択されたファイルの磁気テープ30上の記録領域
の位置をRAM13上の管理情報より得て、その領域の
先頭部位までテープを走行させる。このテープ上でのフ
ァイル検索処理の詳細は図6により後述する。
【0044】続いてステップS13において、磁気テー
プ上の検索したファイルのデータを読み出させ、RAM
13に転送し、表示装置16に表示させる。その後はス
テップS9に進み、前述のフローに従い処理を行なう。
【0045】次に、DAT14における磁気テープ上で
のファイル検索処理の詳細を図6のフローチャートによ
り説明する。なお以下のファイル検索処理は、図5のス
テップS3でテープからRAM13に転送された管理情
報を利用して、即ちRAM13上の管理情報に基づいて
行なわれる。
【0046】まず最初のステップS21では、これから
行なう検索が、新規ファイルの記録のためか、ファイル
の更新(塗りつぶしによる重ね書き)のためか、及びフ
ァイルの参照のためかのメニュー選択の判定を行なう。 そして新規ファイルの記録のための検索の場合、ステッ
プS22〜S27の処理を以下のように行なう。
【0047】ステップS22では、前述したRAM13
上の管理情報のファイル管理テーブル41のデータによ
りテープの空き領域の開始部位(先頭部位)と同領域の
過去のライト回数を得る。
【0048】ステップS23では上記空き領域のライト
回数を、ライト回数基準値42のデータと比較し、基準
値を超えていたらその空き領域を今後使わないようファ
イル管理テーブル41のその空き領域のファイル名の欄
に使用不可の旨を記録し、ステップS22に戻る。また
過去のライト回数が基準値以下ならテーブル41のその
空き領域のライト回数の欄のデータを+1し、ステップ
S24に進む。
【0049】ステップS24〜S27の処理は前述した
サーチ動作の処理である。まずステップS24では、上
記ライト回数が基準値以下の領域の先頭部位近傍までテ
ープを高速で送るためのテープ軸回転数を計算する。こ
のためには、まず現在時点で磁気ヘッドに対向する磁気
テープの部位に対応する回転数をID、回転数テーブル
43より得る(この値をAとする)。次にサーチする領
域の開始部位(先頭部位)に対応する回転数を同様にI
D、回転数対応テーブル43より得る(この値をBとす
る)。また後のステップS27でIDを読みながら回転
させるが、このステップS27の開始時点で磁気ヘッド
に対向するテープの部位が求める部位より少量だけテー
プ先端寄りにずれるよう余裕回転数を設定する(これを
Cとする)。
【0050】ここでCの求め方は、まず「現在、磁気ヘ
ッドに対向するテープ部位に対応する実際のテープ軸回
転数」と「ID、回転数テーブル43より求めた、現在
のIDに対応する回転数」との差を求め、これをテープ
軸回転数の誤差(テープのたるみや伸びなどの影響によ
る送り量の誤差)とする。次に余裕回転数テーブル45
を参照し上記回転数の誤差に対応する余裕回転数を求め
る。この値がCとなる。
【0051】そしてサーチする領域の先頭部位近傍(少
量だけテープ先端寄りの近傍)までの回転数をDとして
、 D=B−A−C なる式により回転数Dを求める。なお求めた回転数Dが
正数ならばテープを順方向に、負数ならば逆方向にキャ
プスタンモータ23を回転させる。
【0052】続いてステップS25ではテープローディ
ングモータ25を駆動してテープを磁気ヘッドから(シ
リンダ21から)離す。これはテープを高速走行させて
もテープと磁気ヘッドの耐久性を損なわないようにする
ためである。テープが完全に離れたらキャプスタンモー
タ23を回転させ、テープ送りを開始し、ステップS2
6の判定ループによりステップS24で求めたテープ軸
回転数Dに対応する回転数だけキャプスタンモータ23
を回転させる。この場合、キャプスタンモータ23の回
転軸に直結されたロータリーエンコーダ24の出力パル
スをカウンタ213でカウントして、そのカウント数を
監視し、ステップS24で算出した回転数Dと一致した
らキャプスタンモータ23を停止させる。以上のステッ
プS24〜S26の処理により求める記録領域の先頭部
位より少量だけテープ先端寄りの部位までテープが高速
送りされることになる。
【0053】次にステップS27において、テープロー
ディングモータ25を駆動し、テープをシリンダ21の
磁気ヘッドに接触させ、公知の方法で磁気ヘッドにより
IDを読みながらキャプスタンモータ23を駆動し、目
的の空き領域の先頭部位までテープを送り、IDにより
目的の部位に到達したことを検知したらモータ23を停
止し、テープを停止して処理を終了する。
【0054】一方、ファイル更新のための検索の場合、
ステップS28〜S30の処理を以下のように行なう。
【0055】ステップS28ではRAM13上の管理情
報のファイル管理テーブル41のデータにより検索する
ファイルのテープ上の先頭部位とライト回数を得る。
【0056】ステップS29では検索するファイルのラ
イト回数を、ライト回数基準値42のデータと比較し、
基準値以下ならステップS29’で上記テーブル41の
ライト回数のデータを+1し、その後はステップS24
に進み、先述したステップS24以下の処理を行なう。 なおステップS29’の前に上記ファイルのライト回数
を表示装置16に表示するようにしてもよい。
【0057】一方、ライト回数が基準値を超えていたら
ステップS30に進み、現在のファイルの記録領域に書
き込むとデータを保証できないので、別の空き領域に書
き込ませるため、それを行なう旨を操作者に報知するメ
ッセージを表示装置16により表示させ、しかる後にス
テップS22へ進み、以下ステップS22以下で新規フ
ァイル書き込みの場合と同一の手順で処理を行なう。
【0058】一方、ファイル参照のための検索の場合、
ステップS31〜S33の処理を以下のように行なう。
【0059】ステップS31ではファイル管理テーブル
41のデータにより参照するファイルのテープ上の記録
領域の先頭部位と同領域のリード回数を検索する。そし
てステップS31’において、そのリード回数を表示装
置16に例えば「リードカウント=XXX」というよう
な形式で表示する。
【0060】ステップS32では参照するファイルの記
録領域のリード回数をリード回数基準値42のデータと
比較し、基準値以下ならステップS34に進むが、基準
値をオーバーしていた場合は、ステップS33でバック
アップファイルを作るよう操作者に警告するメッセージ
、例えば「警告:バックアップ」というようなメッセー
ジを表示装置16に表示し、しかる後にステップS34
に進む。この警告の報知は音声出力によってもよい。
【0061】ステップS34ではファイル管理テーブル
41の参照するファイルの記録領域のリード回数のデー
タに1を加え、その後はステップS24に進み、前述し
たステップS24以下のサーチの処理を行なう。
【0062】以上に説明した本実施例によれば、DAT
のテープ上の所望の記録領域のサーチを行なう場合、そ
の領域の先頭部位近傍(少量だけテープ先端寄りの近傍
)までのテープ送りは、従来のようにIDを読み取りな
がら行なうのではなく、テープ軸回転数の制御により行
なうので、その際のテープ送りの速度がテープからID
を読み取ることのできる速度に制限されず、従来より高
速のサーチを行なうことができる。なお、テープ送りの
テープ軸回転数Dの算出はRAM13に記憶された図4
の管理情報により行なうので、その回転数Dの算出のた
びにテープ上の管理情報にアクセスする必要がなく、し
かも特に図4の現在のID、回転数のデータをRAM1
3に記憶しているため任意のテープ部位からサーチが可
能である点からもより高速なサーチが可能になる。
【0063】また本実施例によれば、サーチ方向が逆方
向の場合、つまりサーチしたいテープの部位が現在磁気
ヘッドに対向する部位よりテープ先端側にある場合でも
サーチ方法は同じであり、同様に高速にサーチを行なう
ことができる。なお本実施例は、ハードウェアの構成で
は従来の構成にカウンタ213を加えるだけで、他はソ
フトウェアの構成の変更により安価に実現できる。
【0064】更に本実施例によれば、サーチ動作で上述
のように算出した回転数Dに対応する回転数だけキャプ
スタンモータ23を回転させてテープ送りを行なう期間
中はテープをシリンダ21の磁気ヘッドから離間させる
ので、テープと磁気ヘッドの耐久性を従来より向上でき
る。ただし前記の耐久性よりサーチ速度を優先させたい
場合はテープをヘッドに接触させたまま前記のテープ送
りを行なうようにしてもよい。
【0065】また本実施例によれば、サーチ動作時に算
出した回転数Dの磁気テープの送りで所望の記録領域の
先頭部位より少量だけ磁気テープ先端寄りの部位が磁気
ヘッドに対向するように回転数Dが設定され、そのテー
プ送りの後に磁気ヘッドによりIDを読み取りながら前
記先頭部位までのテープ送りを行なうので、高速な上に
正確にサーチを行なうことができる。しかも回転数Dの
設定はテープのたるみや伸びなどの影響による送り量の
誤差を見込んで余裕を持たせて行なわれるので、前記誤
差の有無に拘らず正確にサーチを行なうことができる。
【0066】また、本実施例におけるテープ軸回転数に
よるサーチ方法は、1本のテープの上に例えば標準モー
ドと倍速モードなど複数種類の記録速度のファイルが混
在していても、それに無関係に可能で高速サーチが行な
える。
【0067】なお、以上のような構成は、ファイリング
装置に限らず、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュ
ータ、ワークステーションなど他の情報処理装置におい
ても適用できることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、上述のようにテープレコーダを外部記憶装置と
して用いる情報処理装置において、前記テープレコーダ
の磁気テープを送る回転軸の回転数を計数するカウンタ
手段と、前記磁気テープの所望の記録領域の先頭部位を
求めて該部位がテープレコーダの磁気ヘッドに対向する
まで磁気テープを送るサーチ動作を行なう場合、必要な
磁気テープの送り量に対応する前記回転軸の回転数を算
出し、前記カウンタ手段を介して前記回転数を監視しつ
つ前記算出した回転数だけ前記回転軸を回転させるよう
に該回転軸の駆動モータを制御する制御手段を設けた構
成を採用したので、磁気テープのIDを読み取ることの
できるテープ送り速度の制限を受けず、またテープのサ
ーチの方向に拘らず、高速にサーチを行なえるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による情報処理装置(ファイリ
ング装置)の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のDATの構成の詳細を示すブロック図
である。
【図3】同DATの磁気テープの記録フォーマットを示
す説明図である。
【図4】同磁気テープ上のファイルのアクセスを管理す
るための管理情報の構成を示す説明図である。
【図5】DATのアクセス動作を制御するメイン処理を
示すフローチャート図である。
【図6】DATのテープ上のファイル検索処理を示すフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
11  CPU 12  ROM 13  RAM 14  DAT 15  キーボード 16  表示装置 17  イメージリーダ 18  プリンタ 21  シリンダ 22  シリンダモータ 23  キャプスタンモータ 24  ロータリーエンコーダ 25  テープローディングモータ 26  カセットローディングモータ 211  信号制御部 212  サーボ回路 213  カウンタ 214  システムコントローラ 30  磁気テープ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁気テープに対し情報の書き込み、読
    み出しを行なうテープレコーダを外部記憶装置として用
    いる情報処理装置において、前記テープレコーダの磁気
    テープを送る回転軸の回転数を計数するカウンタ手段と
    、前記磁気テープの所望の記録領域の先頭部位を求めて
    該部位がテープレコーダの磁気ヘッドに対向するまで磁
    気テープを送るサーチ動作を行なう場合、必要な磁気テ
    ープの送り量に対応する前記回転軸の回転数を算出し、
    前記カウンタ手段を介して前記回転数を監視しつつ前記
    算出した回転数だけ前記回転軸を回転させるように該回
    転軸の駆動モータを制御する制御手段を設けたことを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】  前記テープレコーダには磁気ヘッドに
    対し磁気テープを接触または離間させるテープローディ
    ング機構が設けられ、前記制御手段は、前記サーチ動作
    時に前記算出した回転数だけ前記回転軸を回転させて磁
    気テープの送りを行なわせる期間中は磁気テープを磁気
    ヘッドから離間させるよう前記テープローディング機構
    の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】  前記制御手段は、前記サーチ時に前記
    必要な回転軸の回転数を算出する場合、前記磁気テープ
    の先端から長さ方向に沿った各部位に対応する前記回転
    軸の回転数と、前記テープレコーダにおいて現在の時点
    で磁気ヘッドに対向する磁気テープの部位に対応する前
    記回転軸の回転数から前記算出を行なうことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】  前記磁気テープの先端から長さ方向に
    沿った各部位に対応する前記回転軸の回転数と、前記テ
    ープレコーダにおいて現在の時点で磁気ヘッドに対向す
    る磁気テープの部位に対応する前記回転軸の回転数の情
    報をメモリに記憶することを特徴とする請求項3に記載
    の情報処理装置。
  5. 【請求項5】  前記制御手段は、前記サーチ動作時に
    前記算出した回転数だけ前記回転軸を回転させることに
    よる磁気テープの送りで前記所望の記録領域の先頭部位
    より少量だけ磁気テープ先端寄りの部位が磁気ヘッドに
    対向するように前記回転数を設定することを特徴とする
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】  前記回転数の設定は、磁気テープの送
    り量の誤差を見込んだ余裕を持たせて行なうことを特徴
    とする請求項5に記載の情報処理装置。
JP3110667A 1991-05-16 1991-05-16 情報処理装置 Pending JPH04339387A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0721185A3 (en) * 1995-01-03 1997-02-05 Xerox Corp High speed search of a digital cassette
US7565057B2 (en) 2001-04-20 2009-07-21 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method

Cited By (2)

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