JP3027436B2 - ディジタル・オーディオ・テープレコーダ - Google Patents

ディジタル・オーディオ・テープレコーダ

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JP3027436B2
JP3027436B2 JP3104150A JP10415091A JP3027436B2 JP 3027436 B2 JP3027436 B2 JP 3027436B2 JP 3104150 A JP3104150 A JP 3104150A JP 10415091 A JP10415091 A JP 10415091A JP 3027436 B2 JP3027436 B2 JP 3027436B2
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達郎 長尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はオーディオ信号をディ
ジタル化してPCM信号として磁気テープに記録し、再
生する回転ヘッド方式のディジタル・オーディオ・テー
プレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル・オーディオ・テープレコー
ダ(以下、DAT、という)は磁気テープ上にディジタ
ル化したオーディオ信号をプログラム情報として記録す
ると共に、オーディオ信号の記録・再生を補助するため
の信号をサブコードとして記録している。サブコードに
は、記録したオーディオ信号の再生に必要な標本化周波
数,量子化規則,チャンネル数,トラックピッチなどの
データと、高速サーチに必要なプログラム番号(曲番
号),各プログラム情報の開始位置を示すスタートI
D,テープ始端からの絶対時間などのデータとがある。
【0003】高速サーチに必要なデータは磁気テープ上
の各トラックの前後に設定されたサブデータエリアに記
録されており、プログラム番号,スタートIDは各プロ
グラム情報の開始位置から約300フレームの間記録さ
れ、絶対時間は連続的に記録されている。また、テープ
始端には各プログラム情報のプログラム番号およびその
開始位置の絶対時間が目次情報TOCとして記録されて
いる。高速サーチモード時には、磁気テープを定速走行
(8.15mm/s)の200倍程度の速度で高速走行させ、
同時に磁気テープの走行速度に応じて回転ドラムの回転
数を変化させ、磁気テープと磁気テープをトレースする
磁気ヘッドとの相対速度が常に一定となるように制御し
て磁気テープ上に記録されているサブコードを安定的に
読み取るようにしている。
【0004】高速サーチモードにおける磁気テープの走
行速度は、前述したようにサブコードの読み取りが安定
的に行えるように定速走行時の200倍速程度に制限さ
れているため、サーチ時間の短縮を図るために磁気テー
プの走行速度をさらに上げて超高速でサーチする場合に
は、磁気テープの走行位置をサブコードによらずに磁気
テープが巻装されているリールの回転数を検出して求
め、目標とするプログラム情報の開始位置にある程度近
づいた位置で磁気テープをサブコードの読み取りが可能
な速度に落とし、サブコードを読み取ることでプログラ
ム情報の正確な開始位置を検索するようにしている(特
開平2−33787号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気テープ
を超高速で走行させている間は、サブコードの読み取り
が不可能なため、このモードから磁気テープを停止させ
ると停止した磁気テープの正確な位置を求めることが出
来ず、停止位置のプログラム番号および演奏時間の表示
できなくなるという不都合が生じる。この場合、従来は
リールの回転数を検出して走行位置を求めているが、こ
れはあくまでも概略的な目安であり、これからは正確な
位置情報を求めることは出来ない。
【0006】また、ユーザが記録した磁気テープには各
プログラム情報の演奏時間がサブコードとして記録され
ていないため、演奏時間はスタートIDから仮想カウン
トすることで求めている。しかし、磁気テープが正方向
に走行している間はそれも可能であるが、逆方向に走行
している間は不可能なため、この場合には演奏時間が表
示できないという不都合が生じる。
【0007】この発明は、磁気テープの現在位置を表わ
すプログラム番号および演奏時間を正確に表示すること
を目的とし、特にサブコードの読み取りが不可能な超高
速走行モードから磁気テープを停止させたときに停止位
置のプログラム番号および演奏時間を正確に判別して表
示することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によるディジタ
ル・オーディオ・テープレコーダは、磁気テープ上に記
録されている各プログラム情報のプログラム番号および
開始位置の絶対時間を記憶する目次情報記憶手段と、走
行中の磁気テープの現在位置を表す絶対時間を記憶する
絶対時間記憶手段と、目次情報記憶手段に記憶されてい
る絶対時間および絶対時間記憶手段に記憶されている絶
対時間の両絶対時間を比較する比較手段と、この比較手
段での比較結果に基づいて磁気テープの現在位置のプロ
グラム番号を判別して表示する制御手段とを備える。ま
た、この制御手段は判別したプログラム番号から当該プ
ログラム情報の演奏時間を算出して表示するようにも構
成されている。
【0009】
【作用】この発明の構成において、磁気テープ上に記録
されている各プログラム情報の目次情報(TOC)は目
次情報記憶手段に記憶され、磁気テープ始端からの絶対
時間は絶対時間記憶手段に記憶される。この絶対時間は
磁気テープの走行位置に応じて順次書き換えられる。目
次情報は磁気テープに記録されている各プログラム情報
のプログラム番号およびその開始位置を表す絶対時間で
ある。
【0010】磁気テープの現在位置にあるプログラム情
報の番号は、絶対時間記憶手段に記憶されている現在位
置の絶対時間と目次情報記憶手段に記憶されている各プ
ログラム情報の開始位置の絶対時間とを比較手段で順次
比較することによって求めることが出来る。すなわち、
現在位置の絶対時間がATP 、プログラム番号Nのプロ
グラム情報の開始位置の絶対時間がATN とすると、
“ATN ≦ATP <AT N+1 ”の条件を満たす“N”が
現在位置のプログラム情報のプログラム番号となる。
【0011】また、現在位置のプログラム情報のプログ
ラム番号“N”が判別できれば、目次情報からその開始
位置の絶対時間ATN が分かるので、演奏時間は“AT
P −ATN ”として算出することが出来る。したがっ
て、サブコードの読み取りが不可能なような超高速走行
モードから磁気テープを停止させた場合でも、回転ドラ
ムの回転速度が徐々に低下し磁気テープと磁気ヘッドと
の相対速度がサブコードを読み取れる速度になったとき
に停止位置の絶対時間ATP を読み取れば、停止位置の
プログラム情報のプログラム番号および演奏時間の判別
・表示が可能となる。
【0012】
【実施例】図1は、この発明によるディジタル・オーデ
ィオ・テープレコーダ(DAT)の一実施例を示すブロ
ック図である。図1において、メカブロック1は装填さ
れたカセット2内の磁気テープ3を供給リール4および
巻き取りリール5間に巻装し、キャプスタン6およびピ
ンチローラ7などのローディング機構によって回転ドラ
ム8に巻き付け、回転ドラム8に取り付けられている2
つの磁気ヘッド9aおよび9bによって磁気テープ3に
記録されているプログラム情報およびサブコードをヘリ
カルスキャンによって読み取るように構成されている。
【0013】サブコードは、図2に概略的に示すよう
に、各プログラム情報の開始位置から約300フレーム
の間スタートIDおよびプログラム番号PNOが記録さ
れ、絶対時間ATMは各トラックに連続的に記録されて
いる。また、磁気テープの始端には目次情報TOCが記
録されている。
【0014】図1に戻り、磁気ヘッド9aおよび9bの
出力は、再生アンプ10によって適正レベルまで増幅さ
れ、プログラム情報は不図示のオーディオシステムに供
給されて音響信号に変換され、サブコードはサブコード
再生回路11で分離・再生されてTOC情報はTOC情
報記憶回路12に、ATM情報はATM情報記憶回路1
3にそれぞれ記憶される。
【0015】TOC情報記憶回路12に記憶されたTO
C情報およびATM記憶回路13に記憶されたATM情
報は比較回路14で比較され、その比較結果はコントロ
ーラ15に供給される。コントローラ15はこのシステ
ム全体を制御するためのシステムコントローラで、比較
回路14の比較結果の他にTOC情報記憶回路12に記
憶されたTOC情報およびATM記憶回路13に記憶さ
れたATM情報がそれぞれ供給される。
【0016】操作部16は、ユーザがこの装置を制御す
るための記録,再生,検索等の各種指令データをコント
ローラ15に供給する。また、表示部17はこの装置の
動作状況や磁気テープ3の走行位置等の情報を表示する
もので、この発明に関しては走行中の磁気テープの現在
位置を表すプログラム番号と演奏時間を表示する。
【0017】次に、図3に示すフローチャートを参照し
てこの発明の動作、すなわち超高速サーチ時に磁気テー
プを停止させたときの停止位置のプログラム番号および
演奏時間の表示動作について説明する。なお、磁気テー
プ3のTOC情報は既にTOC情報記憶回路12に記憶
されているものとする。
【0018】まず、操作部16からコントローラ15に
停止指令が出されると、コントローラ15はメカブロッ
ク1に対して磁気テープ3および回転ドラム8の停止指
令を出す(ステップS1)。メカブロック1はこの指令
を受けてリール4および5の回転を停止させて磁気テー
プ3を直ちに停止させ、同時に回転ドラム8の回転速度
を徐々に低下させる。回転ドラム8の回転速度が徐々に
低下して磁気テープ3に記録されているサブコードが読
み取れる状態になると、ATM情報を読み取り(ステッ
プS2)、ATM情報記録回路13に記憶する(ステッ
プS3)。
【0019】次いで、TOC情報記憶回路12に記憶さ
れているTOC情報から各プログラム情報の開始位置を
示すATM情報を読み出すために、プログラム番号PN
Oを表すカウンタCpno の内容Nを“1”にセットする
(ステップS4)。次いで、TOC情報記憶回路12か
らカウンタCpno の内容Nに相当するプログラム番号の
ATM情報ATN を読み出し(ステップS5)、このA
TM情報ATN とATM記憶回路13に記憶されている
ATM情報ATP とを比較する(ステップS6)。この
比較結果が“ATP ≧ATN ”であればTOC情報記憶
回路12から次のプログラム番号のATM情報ATN+1
を読み出し(ステップS7)、再びATM情報ATP
比較する(ステップS8)。この比較結果が“ATP
ATN+1 ”であれば磁気テープ3の停止位置はプログラ
ム番号“N”のプログラム情報上に位置することにな
り、このプログラム情報のプログラム番号PNOとして
“N”を表示する(ステップS9)。
【0020】また、演奏時間は現在位置のATM情報A
P から当該プログラム情報の開始位置ATN を引いた
値になるので、演奏時間PTMとして“ATP −A
N ”を表示し(ステップS10)、処理を終了する。
また、前述のステップS6またはS8の条件を満たさな
かった場合は、カウンタCpno のカウント値Nが最終値
か否か判定し(ステップS11)、最終値であれば処理
を終了する。最終値でなければTOC情報記憶回路12
から次のプログラム番号のATM情報を読み出すために
カウント値Nをインクリメントし(ステップS12)、
ステップS5以下の処理を繰り返す。
【0021】なお、前述の実施例においては、磁気テー
プの始端にTOC情報が記録されている場合について述
べたが、これに限らず、磁気テープの走行中に記録され
ている各プログラム情報の開始位置の絶対時間をサブコ
ードから読み取り、TOC情報記憶回路に順次記憶する
ようにしてもよい。このようにすれば、TOC情報が記
録されていない磁気テープについても同様の処理を行う
ことが出来る。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、サブコードが読み取
れないような超高速で走行している状態から磁気テープ
を急に停止させても、停止位置のプログラム番号および
その演奏時間が正確に表示することができ、操作性の優
れたDATを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】サブコードの記録状況を示す概略図である。
【図3】図1の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
3 磁気テープ 4,5 リール 8 回転ドラム 9a,9b 磁気ヘッド 11 サブコード再生回路 12 TOC情報記憶回路 13 ATM情報記憶回路 14 比較回路 15 コントローラ 17 表示部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/10 G11B 15/087

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ上に記録されている各プログ
    ラム情報のプログラム番号および開始位置の絶対時間を
    記憶する目次情報記憶手段と、走行中の前記磁気テープ
    の現在位置を表す絶対時間を記憶する絶対時間記憶手段
    と、前記目次情報記憶手段に記憶されている前記絶対時
    間および前記絶対時間記憶手段に記憶されている前記絶
    対時間の両絶対時間を比較する比較手段と、前記比較手
    段での比較結果に基づいて前記磁気テープの現在位置の
    プログラム番号を判別して表示する制御手段とを備える
    ことを特徴とするディジタル・オーディオ・テープレコ
    ーダ。
  2. 【請求項2】 磁気テープ上に記録されている各プログ
    ラム情報のプログラム番号および開始位置の絶対時間を
    記憶する目次情報記憶手段と、走行中の前記磁気テープ
    の現在位置を表す絶対時間を記憶する絶対時間記憶手段
    と、前記目次情報記憶手段に記憶されている前記絶対時
    間および前記絶対時間記憶手段に記憶されている前記絶
    対時間の両絶対時間を比較する比較手段と、前記比較手
    段での比較結果に基づいて前記磁気テープの現在位置に
    あるプログラム情報のプログラム番号を判別し、この判
    別したプログラム番号から当該プログラム情報の演奏時
    間を算出して表示する制御手段とを備えることを特徴と
    するディジタル・オーディオ・テープレコーダ。
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