JPH0528723A - 磁気記録装置及び磁気再生装置 - Google Patents

磁気記録装置及び磁気再生装置

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JPH0528723A
JPH0528723A JP3181023A JP18102391A JPH0528723A JP H0528723 A JPH0528723 A JP H0528723A JP 3181023 A JP3181023 A JP 3181023A JP 18102391 A JP18102391 A JP 18102391A JP H0528723 A JPH0528723 A JP H0528723A
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JP
Japan
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music
program
magnetic
length
recording
Prior art date
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Application number
JP3181023A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kato
博明 加藤
Jiyunji Yanabe
純治 矢鍋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 R−DAT等の磁気記録再生装置において、
FFモード時のみならずFRモード時にもテープ走行方
向に合った曲内経過時間表示を可能とする。 【構成】 磁気テープ(22)に音楽プログラムを記録
する際、システム制御回路(12)は第(N−1)番目
のプログラムの曲長を記憶部(32)に格納し、その次
の第N番目のプログラムの曲頭部のトラックのサブエリ
アにスタートIDと共に記録する。一方、磁気テープ
(22)の高速巻戻し時は、第N番目のプログラムの曲
頭部から次に巻戻される第(N−1)番目のプログラム
の曲長を読み出して記憶部(32)に格納する。そし
て、第(N−1)番目のプログラムの巻戻し期間中に、
テープ先頭を起点とする絶対経過時間を各トラックのサ
ブエリアから読み出し、記憶部(32)内の曲長から差
し引いてそのプログラムの曲頭から現在位置までの時間
(曲内経過時間)を逐次算出し、表示部(31)に表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに対し音楽
等のディジタル情報の記録と再生を行う磁気記録装置及
び磁気再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープの所定トラックにデータをデ
ィジタル記録する装置が実用化され、例えばR−DAT
(回転式ディジタルオーディオテープレコーダ)システ
ムとして知られている。このディジタル磁気テープ装置
は、従来のアナログ録音と異なり録音再生による信号劣
化が少ないため、高密度記録ができる他、後追い録音、
あるいはサブエリアを用いた高速サーチや選曲等の各種
編集を容易に行うことができるという利点を有する。従
って、このようなディジタル磁気テープ装置は、上記し
たR−DATのようにオーディオ記録の用途のみなら
ず、グラフィックスやその他のディジタルデータの記録
再生にも適用することができる。
【0003】さて、このようなR−DATで代表される
ディジタル磁気テープ装置では、通常、走行する磁気テ
ープに対して回転ヘッドを斜めに走査させるいわゆるヘ
リカルスキャン方式が用いられる。この方式では、磁気
テープ上にテープ走行方向に対して僅かに傾いた直線の
長いトラックが形成される。このため、安定なテープ走
行を得ながら磁気テープとヘッドとの接触を確実に行う
ことができ、また、大口径ドラムを用いることにより回
転ヘッドの回転数を比較的低くできるという利点があ
る。
【0004】このようなヘリカルスキャン方式における
トラックは、一般に、データをディジタル記録するため
のPCM(メイン)エリアとこのデータの特性を示すサ
ブコード信号をディジタル記録するためのサブエリアか
らなるテープフォーマットを有し、これを磁気テープ上
に順次形成することによりデータ記録が行われるように
なっている。また、各データはそれぞれのトラックに設
けられたサブエリアのサブコード信号により管理され
る。例えば、記録されるデータが複数の音楽の場合、各
曲のプログラム番号、絶対経過時間のほか、スタートコ
ード信号あるいは優先コード信号等の曲内容に関する情
報が必要なトラックのサブエリアに記録されることとな
る。
【0005】このうち、プログラム番号は、各々区切ら
れたデータごとに必要なトラックのサブエリアに順次書
き込まれるようになっており、これを順次サーチして所
望のプログラムを選曲することができる。
【0006】絶対経過時間(以下、Aタイムと呼ぶ)
は、テープの先頭部分(先頭プログラムの曲頭)から各
トラックまでの経過時間を示すもので、すべてのトラッ
クのサブエリアに記録されている。これにより各種の編
集や高速サーチの際にテープ上での各プログラムの絶対
位置を知ることができる。
【0007】スタートコード信号はスタートIDと呼ば
れ、最も重要なサブコード信号の1つである。このスタ
ートIDは、通常、曲頭の300フレームに亙って各ト
ラックのサブエリアに記録されるようになっている。こ
こで、1フレームとは、回転ドラムが1回転する間にこ
のドラム上に設けられた2つのヘッドにより形成される
2トラック分をいうが、一般に記録や再生時のドラム回
転数は2000rpm、回転周期は30msなので、ス
タートIDは9秒間に亙ってサブエリアに記録されるこ
ととなる。このスタートIDは、特に通常の再生時の2
00倍速で行われる高速サーチの際に曲頭を検出するの
に用いられる。これは、スタートIDが1ビットなので
読み出し後の一致が取り易く信頼性に富むのに対し、プ
ログラム番号は通常11ビットであるため、全ビットの
一致をとるのは極めて困難であまり信頼できないからで
ある。
【0008】従来、このような装置で所望のプログラム
をサーチしたり、あるいはテープの高速給送を行う場合
には、各時点におけるプログラム番号及び各プログラム
の曲頭からの経過時間(曲内経過時間、以下、Pタイム
と呼ぶ)をリアルタイムで表示することが要求される。
この場合、テープを順方向に給送しながら高速サーチを
行うモード(以下、FFサーチモードと呼ぶ)において
は、曲頭のトラックのサブエリアからAタイムを読み出
して記憶しておき、これを各トラックのサブエリアから
読み出されるAタイムから差し引くことによりPタイム
を算出することができるため、テープの給送に伴ってP
タイムを順次インクリメントさせる表示を行うことがで
きる。しかしながら、テープを巻き戻しながら高速サー
チを行うモード(以下、FRモードと呼ぶ。)において
は、同様の手順により各プログラムの末尾からの時間を
順次インクリメントさせて表示することはできるもの
の、テープを巻き戻すに従ってPタイムを順次デクリメ
ントさせるというテープ走行方向に合わせた表示を行う
ことができなかった。これは、プログラムの末尾部分の
サブエリアから読み出したAタイムのみからそのプログ
ラム曲長を知ることは不可能だからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の磁気記録装置では、FFモードにおいてはテープ
走行方向に合ったPタイム表示は可能であったが、FR
モードにおいてはこのようなPタイム表示ができなかっ
た。このため、ユーザにとっては、FRモード中はテー
プの現在位置をリアルタイムで知ることができなかっ
た。また、仮に表示できたとしても、各プログラムの末
尾からの時間を順次インクリメントさせるという不自然
な表示になるという問題があった。
【0010】従って、上記問題点を解決しなければなら
ないという課題がある。
【0011】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたもので、その第1の目的は、FFモード時のみなら
ずFRモード時においても、テープ走行方向に合った曲
内経過時間表示を行うための情報を磁気テープに記録す
ることができる磁気記録装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、FFモード
時のみならずFRモード時においても、テープ走行方向
に合った曲内経過時間表示を行うことができる磁気再生
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気記録
装置は、回転ドラムに担持された磁気ヘッドにより音楽
プログラム等のディジタル信号を磁気テープの各トラッ
クに管理情報としてのサブコード情報と共に記録する装
置であって、(i) 音楽プログラムの記録の際に、各プロ
グラムの曲長を検出する曲長検出手段と、(ii)この曲長
検出手段により検出された曲長を記憶する記憶手段と、
(iii) 各プログラムの先頭から所定期間だけ、トラック
上に設けられたサブコード書込用領域としてのサブエリ
アに、曲頭を示すスタートIDを書き込むスタートID
書込手段と、(iv)このスタートID書込手段によるスタ
ートIDの書込みと共に、記憶手段に記憶された直前の
プログラムの曲長を所定期間のサブエリアに書き込む曲
長書込手段とを有するものである。
【0014】請求項2記載の磁気再生装置は、回転ドラ
ムに担持された磁気ヘッドにより磁気テープの各トラッ
クに記録された音楽プログラム等のディジタル信号を管
理情報としてのサブコード情報と共に読み出して再生す
る装置であって、(i) 磁気テープを高速で巻き戻す際
に、請求項1記載の磁気記録装置により記録された曲長
を所定期間のサブエリアから読み出す曲長読出手段と、
(ii)磁気テープを高速で巻き戻す際に、テープ先頭から
の経過時間を示す絶対経過時間を各トラックのサブエリ
アから読み出す絶対経過時間読出手段と、(iii) この絶
対経過時間読出手段により読み出された絶対経過時間と
曲長読出手段により読み出された曲長を基に各プログラ
ムの曲頭からの経過時間を算出する算出手段とを有する
ものである。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、磁気テープへのプロ
グラム記録時にそのプログラムの曲長を記憶しておき、
これを次のプログラムの曲頭部のトラックのサブエリア
にスタートIDと共に記録することができる。
【0016】請求項2記載の発明では、磁気テープの高
速巻戻し時に各プログラムの曲頭部から、次に巻戻しを
行うプログラムの曲長を読み出しておき、これと各トラ
ックのサブエリアから読み出した絶対経過時間とを基
に、そのプログラムの曲頭から現在位置までの時間を逐
次算出することができる。
【0017】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例における磁気記録
再生装置を表わしたものである。
【0019】この装置には信号処理部(11)が設けら
れ、システム制御回路(12)の制御の下、入力された
ディジタル記録信号に所定の信号処理を施すようになっ
ている。システム制御回路(12)にはサブコード生成
部(13)が接続され、ここで生成されるサブコードは
加算器(14)で信号処理部(11)の出力と加算さ
れ、変調器(15)に入力される。変調器(15)で所
定の変調を受けた信号は記録用アンプ(16)で所定の
レベルに増幅されたのち、切換回路(17)を介して記
録部(18)に入力され、回転ドラム(19)に180
度対向して担持された2つの磁気ヘッド(21)に供給
される。この切換回路(17)には、システム制御回路
(12)から回転ドラム(19)の回転に同期したヘッ
ド切換信号(図示せず)が入力され、このタイミングで
2つの磁気ヘッド(21)の切り換えが行われるように
なっている。磁気ヘッド(21)は、図示しない駆動モ
ータにより走行制御される磁気テープ(22)と接触し
ながら、これをその走行方向に対して所定の角度で横切
るようにヘリカルスキャンするようになっている。これ
により、磁気テープ(22)上にこの角度でトラックが
形成されデータが順次書き込まれる。記録部(18)に
はメカニズム制御駆動回路(25)が接続され、システ
ム制御回路(12)の制御の下に、回転ドラム(19)
等の制御を行うようになっている。
【0020】図2は、磁気テープ(22)上に形成され
たトラックを表わしたものである。この図に示すよう
に、磁気テープ(22)上には、テープ走行方向Tと角
度θをなすようにして多数のトラック(41)が隣接し
て形成されている。各トラックは、中央部に設けられた
PCMエリア(42)、その両側に設けられたATF
(オートトラックファインディング)エリア(43)、
及びさらにその両側に設けられたサブエリア(44)か
ら構成される。このうち、PCMエリア(42)は曲デ
ータそのものを記録する領域、ATFエリア(43)は
トラッキングに必要な情報を記録する領域である。ま
た、サブエリア(44)は、プログラム番号、絶対経過
時間やスタートID等を記録する領域である。図3
(e)に示すように、絶対経過時間AT〔X〕は、テー
プ先頭のプログラムの曲頭からの経過時間を示す。な
お、この図でAT〔N〕は第N番目のプログラムの曲頭
における絶対経過時間を示す。
【0021】さて、図1において、切換回路(17)に
は再生用アンプ(26)が接続され、記録部(18)か
ら切換回路(17)を経て入力される再生信号を増幅す
るようになっている。再生用アンプ(26)で増幅され
た信号は、復調器(27)で復調されたのち、信号処理
部(28)に入力される。信号処理部(28)に入力さ
れた再生信号は、システム制御回路(12)の制御の下
に所定の信号処理を施され、ディジタル信号として出力
されるようになっている。
【0022】信号処理部(28)にはサブコード検出部
(29)が接続され、信号処理部(28)に入力された
再生信号から各種のサブコード信号を検出し、システム
制御回路(12)に送出するようになっている。システ
ム制御回路(12)は、操作部(29)から入力された
指示に基づいて各部を制御し、再生、記録、高速サーチ
等の動作制御を行うほか、表示部(31)への各種情報
表示を行う。また、このシステム制御回路(12)には
記憶部(32)が接続され、再生や記録動作に係わる各
種のプログラムやデータが格納されるようになってい
る。この記憶部に記憶されるデータとしては、次のよう
なものがある。
【0023】(i) プログラム記録時に計測された各プロ
グラムの曲長PT〔N〕 (ii)FRモード時に各プログラムの曲頭部のトラックの
サブエリアから読み出されたその1つ手前のプログラム
の曲長PT〔N−1〕 (iii) FRモード時に各プログラムの曲頭部のトラック
のサブエリアから読み出されたそのプログラムの曲頭を
示す絶対経過時間AT〔N〕 なお、これらのデータについては、以下の動作説明にお
いて詳述する。
【0024】以上のような構成の磁気記録再生装置の動
作を説明する。まず、図4及び図5と共にプログラム記
録時の動作を説明する。
【0025】プログラム記録時の動作 ここでは、図3(a)に示すような複数の音楽プログラ
ムを同図(c)のように順次先頭から記録するものとし
て説明する。本装置に磁気テープカットが装填され、操
作部(29)の図示しない録音キーにより記録動作開始
の指示を受けると(図4ステップS101)、システム
制御回路(12)は、まず、プログラム数を示す変数X
をリセットし(図4ステップS102)、次にプログラ
ム先頭からの経過時間(以下、曲内経過時間と呼ぶ)P
T[X]とプログラムの曲長を示す変数PT1 とをリセ
ットした後(ステップS103)、曲内時間PT[X]
のカウントアップを開始する(ステップS104)。
【0026】所定のレベル以上の音楽信号が入力される
と(ステップS105;Y)、システム制御回路(1
2)は曲内経過時間PT[X]のカウント結果を1つ前
のプログラムの曲長を示す値として変数PT1 にセット
して(ステップS106)記憶部(32)に格納し、プ
ログラムを1つだけインクリメントする(ステップS1
07)と同時にPT[X]をリセットした後(ステップ
S108)PT[X]のカウントアップを開始する(ス
テップS109)。これによりPT[X]は、図3
(f)に示すように、各プログラムの曲頭から順次カウ
ントアップされる。この時、曲内経過時間PT[X]が
9秒以下の場合(ステップS110;Y)、すなわち曲
頭から300フレームまでのトラックについては、サブ
エリア(44)(図2)にスタートIDと変数PT1
値を書込むと共に(ステップS111)、PCMエリア
(42)(図2)に音楽信号を書込む(ステップS11
2)。曲内経過時間PT[X]が9秒を越えた後は(ス
テップS110;N)、サブエリアへのスタートIDや
変数PT1 の書込みは行なわず、PCMエリアへの音楽
信号書込みのみを行なう(ステップS112)。
【0027】このようにして、図3(c)に示すよう
に、各トラックごとに順次記録が行なわれるが、入力さ
れる音楽信号が所定のレベル以下になると(ステップS
113;Y)、システム制御回路(12)は、変数PT
Oのカウントアップを開始すると共に(図5ステップS
114)、このPTOの値が所定の値以下である限り
(図5ステップS115;N)、曲内経過時間PT
[X]のカウントアップと音楽信号の記録を続行する
(ステップS109,ステップS112)。
【0028】PTOの値が所定の値を越えた時点で(図
5ステップS115;Y)、停止指令もテープエンドも
検出されない場合は(図5ステップS116;N)、次
のプログラムの記録動作へと移行する。
【0029】さて、次のプログラムについて所定のレベ
ル以上の音楽信号が入力されると(ステップS105;
Y)、システム制御回路(12)はPT[X]の値をP
1 として記憶し(ステップS106)、プログラム数
のインクリメント(ステップS107);PT[X]の
リセット(ステップS108)を行った後、PT[X]
のカウントアップを開始する(ステップS109)。そ
して、ステップS110〜ステップS112の手順によ
り、プログラム曲頭から300フレームに亙って各トラ
ックのサブエリアにスタートIDとPT1 を書き込む。
これにより、このプログラムの曲頭の9秒間に直前のプ
ログラムの曲長PT1 が書き込まれることとなる。
【0030】以下同様にして、各プログラムの記録中に
曲長を検出し、これをその次のプログラムの曲頭部分に
書き込むという動作が繰り返し行われ、停止指令又はテ
ープエンドが検出された時点で(ステップS116;
Y)、記録動作が終了する。
【0031】このようにして、本装置によれば、音楽プ
ログラムの記録の際に磁気テープの各プログラムの曲頭
部のサブエリアに、それぞれ1つ手前のプログラムの曲
長が記録されることとなる。
【0032】次に、図5と共に、このようにして記録さ
れたテープから目的のプログラムをFRモードで巻戻す
場合の動作を説明する。
【0033】FRモード時の動作 本装置に磁気テープカセットが装填され、操作部(2
9)(図1)の図示しないFRキーが操作されると(図
6ステップS101;Y)、システム制御回路(12)
は、図3(d)に示すように、通常の再生時の200倍
速でテープの巻戻しを開始すると共に(図6ステップS
102)、各トラックのサブエリアからのスタートID
検出を開始する。このとき、システム制御回路(12)
は、サブエリアの他の部分から、図3(e)に示すよう
な絶対経過時間AT〔X〕やAT〔N〕等を逐次読み出
す。ここで、AT〔N〕は第N番目のプログラムの曲頭
の絶対経過時間であり、記憶部(32)に格納される。
【0034】スタートIDの検出によりプログラムの曲
頭部が検知されると、システム制御回路(12)は、こ
の部分のサブエリアに記録されたその1つ手前のプログ
ラムの曲長を読み出し、記憶部(32)に記憶する。例
えば、図3(b)に示すように、第N番目のプログラム
のスタートID(51)が検出されると、この期間の各
トラックのサブエリアから第(N−1)番目のプログラ
ムの曲長PT〔N−1〕が読み出され、次の(1)式の
演算が行われる。
【0035】 PT〔X〕=PT〔N−1〕−(AT〔N〕−AT〔X〕)……(1) これにより、第(N−1)番目のプログラムの曲頭から
現在位置までの経過時間PT〔X〕、すなわち曲内経過
時間が算出され(ステップS103)、表示部(31)
(図1)に表示される(ステップS104)。
【0036】このような動作は、停止指令若しくはテー
プ始端部が検出されるまで(ステップS105;Y、ス
テップS106;Y)、各プログラムごとに繰り返し行
われる。これにより、表示部(31)には、各プログラ
ム内での経過時間がデクリメントされながら表示される
こととなる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、磁気テープへのプログラム記録時にそのプ
ログラムの曲長を記憶しておき、これを次のプログラム
の曲頭部のトラックのサブエリアにスタートIDと共に
記録することとしたので、FRモード時に次のプログラ
ムの曲長を提供し得るテープを作成することができると
いう効果がある。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、磁気
テープの高速巻戻し時に各プログラムの曲頭部から、こ
れから巻戻しを行う前プログラムの曲長を読み出してお
き、これと各トラックのサブエリアから読み出した絶対
経過時間とを基に、そのプログラムの曲頭から現在位置
までの時間を逐次算出することとしたので、FFモード
時のみならずFRモード時においても、テープ走行方向
に合った曲内経過時間表示を行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気記録再生装置を
示すブロック図である。
【図2】この磁気記録再生装置で記録・再生される磁気
テープの記録フォーマットを示す説明図である。
【図3】この磁気記録再生装置の動作の概略を説明する
ためのタイミング図である。
【図4】磁気テープへの記録時における磁気記録再生装
置の動作を説明するための流れ図である。
【図5】図4に示した流れ図の続きを示す流れ図であ
る。
【図6】巻戻し方向への高速サーチ時における磁気記録
再生装置の動作を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
(11)、(28) 信号処理部 (12) システム制御回路 (13) サブコード生成部 (18) 記録部 (19) 回転ドラム (21) 磁気ヘッド (22) 磁気テープ (26) サブコード検出部 (29) 操作部 (32) 記憶部 (41) トラック (42) PCMエリア (43) ATFエリア (44) サブエリア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】さて、このようなR−DATで代表される
ディジタル磁気テープ装置では、通常、走行する磁気テ
ープに対して回転ヘッドを斜めに走査させるいわゆるヘ
リカルスキャン方式が用いられる。この方式では、磁気
テープ上にテープ走行方向に対して僅かに傾いた直線の
長いトラックが形成される
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】スタートコード信号はスタートIDと呼ば
れ、最も重要なサブコード信号の1つである。このスタ
ートIDは、通常、曲頭の300フレームに亙って各ト
ラックのサブエリアに記録されるようになっている。こ
こで、1フレームとは、回転ドラムが1回転する間にこ
のドラム上に設けられた2つのヘッドにより形成される
2トラック分をいうが、一般に記録や再生時のドラム回
転数は2000rpm、回転周期は30msなので、ス
タートIDは9秒間に亙ってサブエリアに記録されるこ
ととなる。このスタートIDは、特に通常の再生時の2
00倍速で行われる高速サーチの際に曲頭を検出するの
に用いられる
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】従来、このような装置で所望のプログラム
をサーチしたり、あるいはテープの高速給送を行う場合
には、各時点におけるプログラム番号及び各プログラム
の曲頭からの経過時間(曲内経過時間、以下、Pタイム
と呼ぶ)をリアルタイムで表示することが要求される。
この場合、テープを順方向に給送しながら高速サーチを
行うモード(以下、FFサーチモードと呼ぶ)において
は、曲頭のトラックのAタイム情報をサブエリアか
み出して記憶しておき、これを各トラックのサブエリ
アから読み出されるAタイムから差し引くことによりP
タイムを算出することができるため、テープの給送に伴
ってPタイムを順次インクリメントさせる表示を行うこ
とができる。しかしながら、テープを巻き戻しながら高
速サーチを行うモード(以下、FRモードと呼ぶ。)に
おいては、同様の手順により各プログラムの末尾からの
時間を順次インクリメントさせて表示することはできる
ものの、テープを巻き戻すに従ってPタイムを順次デク
リメントさせるというテープ走行方向に合わせた表示を
行うことができなかった。これは、プログラムの末尾部
分のサブエリアから読み出したAタイムのみからそのプ
ログラム曲長を知ることは不可能だからである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】この装置には信号処理部(11)が設けら
れ、システム制御回路(12)の制御の下、入力された
ディジタル記録信号に所定の信号処理を施すようになっ
ている。システム制御回路(12)にはサブコード生成
部(13)が接続され、ここで生成されるサブコードは
加算器(14)で信号処理部(11)の出力と加算さ
れ、変調器(15)に入力される。変調器(15)で所
定の変調を受けた信号は記録用アンプ(16)で所定の
レベルに増幅されたのち、切換回路(17)を介して記
再生部(18)に入力され、回転ドラム(19)に1
80度対向して担持された2つの磁気ヘッド(21)に
供給される。この切換回路(17)には、システム制御
回路(12)から回転ドラム(19)の回転に同期した
ヘッド切換信号(図示せず)が入力され、このタイミン
グで2つの磁気ヘッド(21)の切り換えが行われるよ
うになっている。磁気ヘッド(21)は、図示しない駆
動モータにより走行制御される磁気テープ(22)と接
触しながら、これをその走行方向に対して所定の角度で
横切るようにヘリカルスキャンするようになっている。
これにより、磁気テープ(22)上にこの角度でトラッ
クが形成されデータが順次書き込まれる。記録再生
(18)にはメカニズム制御駆動回路(25)が接続さ
れ、システム制御回路(12)の制御の下に、回転ドラ
ム(19)等の制御を行うようになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】さて、図1において、切換回路(17)に
は再生用アンプ(26)が接続され、記録再生部(1
8)から切換回路(17)を経て入力される再生信号を
増幅するようになっている。再生用アンプ(26)で増
幅された信号は、復調器(27)で復調されたのち、信
号処理部(28)に入力される。信号処理部(28)に
入力された再生信号は、システム制御回路(12)の制
御の下に所定の信号処理を施され、ディジタル信号とし
て出力されるようになっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】信号処理部(28)にはサブコード検出部
30)が接続され、信号処理部(28)に入力された
再生信号から各種のサブコード信号を検出し、システム
制御回路(12)に送出するようになっている。システ
ム制御回路(12)は、操作部(29)から入力された
指示に基づいて各部を制御し、再生、記録、高速サーチ
等の動作制御を行うほか、表示部(31)への各種情報
表示を行う。また、このシステム制御回路(12)には
記憶部(32)が接続され、再生や記録動作に係わる各
種のプログラムやデータが格納されるようになってい
る。この記憶部に記憶されるデータとしては、次のよう
なものがある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】次に、図と共に、このようにして記録さ
れたテープから目的のプログラムをFRモードで巻戻す
場合の動作を説明する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 (11)、(28) 信号処理部 (12) システム制御回路 (13) サブコード生成部 (18) 記録再生部 (19) 回転ドラム (21) 磁気ヘッド (22) 磁気テープ (26) サブコード検出部 (29) 操作部 (32) 記憶部 (41) トラック (42) PCMエリア (43) ATFエリア (44) サブエリア
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに担持された磁気ヘッドによ
    り音楽プログラム等のディジタル信号を磁気テープの各
    トラックに管理情報としてのサブコード情報と共に記録
    する装置であって、 音楽プログラムの記録の際に、各プログラムの曲長を検
    出する曲長検出手段と、 この曲長検出手段により検出された曲長を記憶する記憶
    手段と、 各プログラムの先頭から所定期間だけ、トラック上に設
    けられたサブコード書込用領域としてのサブエリアに、
    曲頭を示すスタートIDを書き込むスタートID書込手
    段と、 このスタートID書込手段によるスタートIDの書込み
    と共に、前記記憶手段に記憶された直前のプログラムの
    曲長を前記所定期間のサブエリアに書き込む曲長書込手
    段とを具備することを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 回転ドラムに担持された磁気ヘッドによ
    り、磁気テープの各トラックに記録された音楽プログラ
    ム等のディジタル信号を管理情報としてのサブコード情
    報と共に読み出して再生する装置であって、 前記磁気テープを高速で巻き戻す際に、請求項1記載の
    磁気記録装置により記録された曲長を前記所定期間のサ
    ブエリアから読み出す曲長読出手段と、 前記磁気テープを高速で巻き戻す際に、テープ先頭から
    の経過時間を示す絶対経過時間を各トラックのサブエリ
    アから読み出す絶対経過時間読出手段と、 この絶対経過時間読出手段により読み出された絶対経過
    時間と前記曲長読出手段により読み出された曲長を基
    に、各プログラムの曲頭からの経過時間を算出する算出
    手段とを具備することを特徴とする磁気再生装置。
JP3181023A 1991-07-22 1991-07-22 磁気記録装置及び磁気再生装置 Pending JPH0528723A (ja)

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