JP3598910B2 - 情報記録/再生装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記録/再生装置に関し、特に、コンピュータの周辺装置として利用される磁気テープ装置などにおいて、情報の書込み/読込み時のエラー検出に際して、エラー原因を判断できるようにした情報記録/再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報データの大容量化に伴い、磁気テープ等の情報記録媒体に記録するデータの量は膨大なものとなっている。このため、情報記録媒体には書込み/読込みの処理が頻繁に繰返されることになり、記録媒体の劣化及びヘッドの摩耗・汚れによる情報の書込み/読込み動作の不良も頻繁に生じている。
【0003】
図8は、従来の磁気テープ装置の構成を示す図である。図8に示すように、磁気テープ装置102は、データを送出する上位装置101と接続されており、上位装置101からの命令に基づいて磁気テープへのデータの書込み/読込みを行う。磁気テープ装置102は、主制御部103と、リール110及び111に巻回支持された磁気テープ112と、リール110と111とを駆動する駆動回路104と、磁気テープ112に対してデータの書込みを行う書込みヘッド109と、磁気テープ112に対して読込みを行う読込みヘッド7と、主制御部からの書込み命令を受領し書込みヘッド109の制御を行う書込回路108と、主制御部103からの読込み命令を受領して読込みヘッド107の制御を行う読込回路106とを具える。主制御部103は、上位装置101と接続されており、上位装置101との間で通信を行う。
【0004】
上位装置101は、主制御部103に対して書込み命令又は読込み命令を送信する。命令を受領した主制御部103は、命令が書込み命令である場合、書込回路108に対してデータを書込むよう命令を送信すると共に、駆動回路104に対してリール110及び111を駆動させるよう命令を送信する。リール110及び111は磁気テープ112を走行させ、書込みヘッド109は磁気テープ112にデータを書込む。次いで、読込みヘッド107は、書込みヘッド109が磁気テープ112に書込んだデータを読込む。ここで読込回路106が読込みエラーを検出した場合は、主制御部103は、書込み動作を続行するか否かの判断を行い、この判断に基づいて書込みを続行するかあるいは終了処理を行う。
【0005】
また、上位装置101からの命令が読込み命令の場合は、主制御部103は読込回路106に対して読込み命令を送信すると共に、駆動回路104に対して駆動命令を送信する。駆動回路104は、磁気テープ112を走行方向に走行させ、読込回路106は読込みヘッド107を介して磁気テープ112に書込まれたデータを読込み、データが正しく読込まれているか否かのエラー判断を行う。読込回路106が読込みエラーを検出したら、主制御部103は、読込み動作を続行するか否かの判断を行い、この判断に基づいて読込みを続行するかあるいは終了処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の装置では以下のような問題がある。すなわち、通常読込みエラーが発生すると、主制御部103は再度読込みを行うリトライ処理を行うが、読込みエラーが発生した箇所のテープ自体が劣化している場合、リトライ処理を行っても再度エラーし続けることになり、磁気テープ装置102が規定するリトライ回数に達するまで読込みエラー検出−リトライ処理が繰返される。この結果、テープが劣化している箇所を何度もヘッドが往復するため、テープ劣化の度合が加速度的に大きくなる可能性がある。更に、ヘッドが書込み/読込み処理を繰返すことになるため、ヘッドの摩耗や汚れなどを通常よりも多く誘発し、ヘッドの破壊につながる可能性もある。
【0007】
更に、テープの走行距離に基づいてヘッドクリーニング要求を行うように構成されている装置の場合、読込みエラーが発生した時に、上述のようにリトライ処理によってヘッドが磁気テープの特定部分を何度も往復することになるが、この往復する距離はテープの走行距離に含まれない。このため、ヘッド自体が汚れていても、その汚れが検出されず、結果としてヘッドクリーニング要求を出すタイミングが遅れてしまうことがある。
【0008】
このように従来の情報記録/再生装置では、磁気テープ装置に読込みエラーが発生した場合に、そのエラー発生の原因を検出する手段がないため、情報記録媒体及び記録/再生ヘッドの管理が十分に行えないという問題がある。
【0009】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、情報記録/再生装置に読込みエラーが発生した場合、情報記録媒体の劣化に起因する読込みエラーと、ヘッドの汚れに起因する読込みエラーとを区別することのできる情報記録/再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の情報記録/再生装置は、情報記録/再生ヘッドを介して情報記録媒体に情報の記録/再生を行う情報記録/再生装置であって、情報読込みエラーが発生した場合に前記情報記録媒体上における当該読込みエラーが発生した位置を検出する位置検出手段と、当該位置検出手段によって検出された前記情報記録媒体上のエラー位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたエラー位置情報に基づいて、前記読込みエラーの原因を判定するエラー原因判定手段とを具えることを特徴とする。
【0011】
このように本発明の情報記録/再生装置は、エラー原因判定手段を具えているため、読込みエラーが発生した場合に、その原因を判定することができる。このためヘッドがリトライ処理を繰返すことを防止できるので、情報記録媒体を加速度的に劣化させることがなく、またヘッドの破壊を抑止してヘッドの寿命を長く保つことができる。
【0012】
また、本発明の情報記録/再生装置は、前記エラー位置情報が、情報記録媒体上の前記読込みエラーが発生した位置と、当該位置で発生したエラー回数と、前記情報記録媒体上全体でエラーが発生した位置の総数とを含むことを特徴とする。後述する実施の形態で詳細に述べるとおり、これらの情報から読込みエラーの発生原因を容易につきとめることができる。
【0013】
更に、本発明の情報記録/再生装置は、情報読込みエラーが発生した場合に、前記エラー原因判定手段が、前記記憶手段が記憶しているエラー位置情報を参照して、当該エラーが発生した位置におけるエラー発生回数を認識して、このエラー発生回数が所定のしきい値を超えている場合に、前記読込みエラーが情報記録媒体の劣化に起因するエラーであるとの判定をすることを特徴とする。
【0014】
このように構成することによって、情報記録媒体の劣化を早期に検出して、情報記録媒体の交換時期を適格に知ることが可能となるため、記録/再生ヘッドの摩耗や汚れなどを誘発することが少なくなり、ヘッドの破壊を防ぐことができる。
【0015】
また、本発明の情報記録/再生装置は、情報読込みエラーが発生した場合に、前記エラー原因判定手段が、前記記憶手段が記憶しているエラー位置情報を参照して、前記情報記録媒体上に読込みエラーが発生した総数を認識して、このエラー総数が所定のしきい値を超えている場合に、前記読込みエラーが前記記録/再生ヘッドの汚れ又は劣化に起因するエラーであるとの判定をすることを特徴とする。
【0016】
このように構成することによって、記録/再生ヘッドの汚れ等を早期に検出することができるので、リトライ処理が何度も繰り返すことがなくなり、ヘッドの寿命を延すことができる。
【0017】
また、本発明の情報記録/再生装置は、前記エラー原因判定手段が、前記記憶手段が記憶しているエラー位置情報に基づいてエラー原因を判定した結果、当該エラーがテープの劣化に起因すると判定した場合はテープ劣化通知を、前記エラーが前記情報記録/再生ヘッドの汚れ又は劣化に起因すると判定した場合は当該ヘッドのクリーニング要求を、前記情報記録/再生装置に接続した上位装置に通知することを特徴とする。
【0018】
このように構成することによって、情報記録媒体の汚れ等を早期に検出でき、又、記録/再生ヘッドのクリーニングが早い時期に行われ、情報記録/再生装置を効率よく保守することができる。
【0019】
また、本発明の情報記録/再生装置は、前記情報記録媒体にデータを書込む際に、前記位置検出手段にて情報記録媒体上の当該データを書込むべき位置を検出し、前記記憶手段よりその検出したデータ書込み位置におけるエラー回数を求めて、このエラー回数が所定のしきい値を超えている場合に、情報記録媒体上の当初のデータ書込み位置には消去パターンを書込むと共に、実際のデータ書込み位置を当初の書込み位置の後ろにずらして書込みを行うようにしたことを特徴とする。
【0020】
このように構成することによって、書込みを行おうとしている位置に、すでに何度か(しきい値)エラーが発生している場合に、その位置を避けてデータの書込みが行われることになるので、エラー発生回数が情報記録媒体上の各位置で平均化され、情報記録媒体を効率よく使用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気テープ装置の構成を示す図であり、図2は、図1に示す磁気テープ装置の動作の流れを示すフローチャートである。図1に示すとおり、磁気テープ装置2は、上位装置1に接続されており、この上位装置1から送出されてくるデータの書込みを行うと共に、上位装置1の命令に基づいて磁気テープに記録されているデータを読取って、この読取り情報を上位装置1に送信する。
【0022】
磁気テープ装置2は、上位装置1と通信を行う主制御部3と、リール10及び11と、これらのリールに巻回支持されている磁気テープ12と、リール10及び11を駆動させて磁気テープ12を走行させる駆動回路4と、磁気テープ12にデータを書込む書込みヘッド9と、磁気テープ12のデータを読込む読込みヘッド7と、書込みヘッド9の動作を制御する書込回路8と、読込みヘッド7の動作を制御する読込回路6と、リール10及びリール11から磁気テープ12の位置を検出する位置検出器5と、当該位置検出器5で検出した位置を記憶する記憶部13とを具える。
【0023】
上位装置1は、磁気テープ装置1の主制御部3に対して書込み命令または読込み命令を送信する。この命令を受信した主制御部3は、命令が書込み命令であれば、書込回路8に対して上位装置1から送られてきたデータを書き込むべく書込回路に命令を送信するとともに、駆動回路4に対してリール10および11を駆動させる命令を送信する。この命令に応じて、駆動回路4がリール10および11を駆動して磁気テープ12を走行させ、書込みヘッド9は書込回路8の制御に基づいて磁気テープ12に対してデータの書込みを行う。次いで、読込みヘッド7が、書込みヘッド9が書込んだデータを読込んで、読込回路6を介して読込んだデータを主制御部3に送る。ここで、読込回路6が読込みエラーを検出した場合、主制御部3は、当該エラーが発生した位置を位置検出器5に検出させて記憶部13にその位置を記憶させる。
【0024】
一方、上位装置1から送られてきた命令が読込み命令である場合は、主制御部3は読込回路6に読込み命令を送信すると共に、駆動回路4にリール10および11の駆動命令を出して、磁気テープ12を走行させる。読込みヘッド7は読込回路6の制御の下に磁気テープ12に記録されているデータの読込みを行い、読込んだデータを読込回路6を経て主制御部3に送信する。ここで、読込回路6が読込みエラーを検出した場合、上記書込み動作の場合と同様に、主制御部3は、当該エラーが発生した位置を位置検出器5に検出させて記憶部13にその位置を記憶させる。
【0025】
次に図2〜図5を参照して、磁気テープ装置2における読込みエラーの原因を判断する動作の流れを説明する。まず、上位装置1が主制御部3へ読込み命令又は書込み命令を送信する(ステップA1)。この命令が書込み命令であれば(ステップA2、イエス)、主制御部3は、書込回路8に対して書込命令を送信すると同時に駆動回路4に対してリールの駆動命令を送信し、書込みヘッド9が磁気テープ12にデータを書込む(ステップA3)。次いで、主制御部3は、読込回路6に対して読込み命令を送信し、この命令を受けた読込回路6は、読込みヘッド7を制御して磁気テープ12上に書込まれたデータを読込み(ステップA4)、書込まれたデータが正しく読込まれているか否かの判断をする(ステップA5)。
【0026】
ここで、読込回路6が、読込みエラーを検出した場合(ステップA5、イエス)、主制御部3は、位置検出器5に対してリール10及び11から磁気テープ12上の当該エラーが発生した位置を検出するように命令し、位置検出器5ではその位置を取得して記憶部13にその位置を通知する(ステップA6)。次いで、主制御部3は、記憶部13が保持しているエラー位置とエラー回数の情報に基づき以下の判断を行う。まずエラー位置が新しい位置でない場合、すなわち、既にその位置でエラーが発生しており、その旨が記憶部13に記憶されている場合(ステップA7、ノー)、記憶部13は該当するエラー位置におけるエラー数を1つ増加させる(ステップA8)。そして、このエラー数が所定のしきい値以上であれば(ステップA10、イエス)、主制御部3は上位装置1に対して磁気テープ12の特定箇所が劣化している旨を通知する(ステップA12)。一方、エラー数がしきい値を超えない場合は(ステップA10、ノー)、書込み動作を続行するか否かの判断を行う(ステップA14)。
【0027】
一方、エラー位置が新しい位置である場合、すなわちこれまで一度もエラーが発生したことがない箇所にエラーが発生した場合(ステップA7、イエス)、記憶部13は新しくエラーを記憶する領域を設けて、その領域におけるエラー数を1として保持させ、記憶部13が記憶しているエラー発生位置の数を増加させる(ステップA9)。ここで、主制御部3は、エラー発生位置の数が所定のしきい値を超えているか否かを判断し(ステップA11)、しきい値を超えた場合に(ステップA11、イエス)、上位装置1に対してヘッドクリーニング要求を通知する(ステップA13)。又、しきい値を超えない場合には(ステップA11、ノー)、書込み動作を続行するかの判断を行う(ステップA14)。
【0028】
なお、上位装置1が磁気テープ装置2に対して読込み命令を送信した場合は(ステップA2、イエス)、主制御部3は、読込回路6に対して読込み命令を送信して、磁気テープ12に書込まれたデータを読込み(ステップA4)、データが正しく読込まれているか否かの判断を行う。この判断は上述のステップA5〜A14と同様であるので、その説明はここでは省略する。
【0029】
図3〜図5は、第1の実施形態における記憶部13に保持されているエラー情報を示すグラフである。
【0030】
記憶部13は、磁気テープ12上の位置を、例えば位置1〜位置1000の1000個の領域に分割してエラー情報を保持している。図3(a)は、各位置1〜100におけるエラー数を示すグラフであり、本例では、記憶部13は位置1〜49、位置51〜100においてそれぞれエラー数=1、位置50においてエラー数=10のエラー情報を保持している。又、図3(b)は、エラー数が1以上であるエラー位置の総数を示すグラフであり、本例のエラー位置の総数は位置1〜位置100までの位置総数100である。以下2つの具体例を挙げて、読込みエラーがテープの劣化に起因するものと判断する場合と、ヘッドの汚れ等に起因するものと判断する場合について説明する。
【0031】
読込みエラーがテープの劣化に起因すると判断する場合の具体例を、図4を参照して説明する。尚、本例では、テープが劣化していると判断する際のしきい値となるエラー数を10とする。まず、読込回路6が読込みエラーを検出し(図2ステップA5、イエス)、この時位置検出器5が取得したエラー発生位置が50であるとする。図3(a)に示すように、記憶部13は位置50においてすでに10のエラー数を保持しているため、位置50におけるエラー数を10から1つ増やし、11とする。ここで、位置50におけるエラー発生数がしきい値10を超えるので、主制御部3は、上位装置1に対して磁気テープ12の特定箇所(この場合、位置50)が劣化している旨を通知する。なお、図4(b)に示すエラー位置の総数はここでは変らない。
【0032】
次に、読込みエラーがヘッドの汚れ等に起因すると判断される場合の具体例を図5を参照して説明する。尚、ヘッドに汚れがあると判断する際のしきい値となるエラー位置の総数を100とする。まず、読込回路6が読込みエラーを検出し、位置検出器5が取得したエラー発生位置が101であるとする。ここで、記憶部13は位置101にエラーが発生したことがあるとの情報を保持していないので、図5(a)に示すように、新たな領域101を設けてここにエラー数を1として保持させる一方、図5(b)に示すように、記憶部13におけるエラー発生位置の総数を増加させる。ここで、エラー発生位置の総数は位置1〜位置101までの計101個となり、しきい値100を超えるので、主制御部3は、上位装置1に対してヘッドクリーニング要求を通知する。
【0033】
次に、図6及び図7を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態における読込みエラーの原因を判断する動作の流れを示すフローチャートであり、図7は、本実施形態の記憶部13に保持されているエラー情報を示すグラフである。尚、磁気テープ装置の構成部材は図1に示すものと同様である。第2実施形態では、書込みを行う場合に、その書込み位置におけるエラー回数が所定の消去書込しきい値を超えた場合にデータ書込み位置をずらすように構成した。すなわち、上位装置1が書込み命令を出した場合に、その時の磁気テープ12上の書込みヘッド9の位置を位置検出器5により取得して、その位置におけるエラー回数を検索する。主制御部3はこのエラー回数が所定のしきい値(ここでは7回)を超えるか否かの判断を行い(ステップA15)、エラー回数が所定の消去書込みしきい値を超えている場合に(ステップA15、イエス)、書込みヘッド9が当該位置には消去パターンを書込み(ステップA16)、当該書込み位置のすぐ後の位置にデータを書込むようにした(ステップA17)。尚、エラー回数が消去書込みしきい値を超えない場合には(ステップA15、ノー)、図2で説明した動作と同様に書込みヘッド9にてデータの書込みが行われる(ステップA3)。なお、その他の動作は図2で説明したものと同じであるので、同じ符号を付してここでの説明は省略する。
【0034】
図7を参照して具体的に説明すると、本実施形態においては、前記書込みが行われる前に記憶部13が保持しているエラー情報は、位置1〜49、位置51〜100でそれぞれエラー数1、位置50でエラー数7である(図7(a))。又、エラー発生位置の総数は位置1〜位置100までの100である(図7(b))。主制御部3が上位装置1から書込み命令を受けて、書込みヘッド9を駆動させ、位置検出器5がその時のヘッドの位置50を検出した場合、位置50におけるエラー回数は7であり、消去書込みしきい値7を超えている。従って、書込みヘッド9は磁気テープ12の位置50には消去パターンを書込む。次いで、主制御部3は、消去パターンを書込んだ位置50の後ろの位置51に書込みヘッド9を位置づけて、そこにデータを書込む。このように、第2の実施形態では、磁気テープにデータを書込む前に、磁気テープ上のデータを書込む位置におけるエラー数を検出するようにして、その位置におけるエラー数が所定のエラー数を超えている場合には、そこから位置をずらしてデータを書込むようにしたので、エラーの発生を平均化することができ、読込みエラーの発生が抑えられる。
【0035】
尚、本発明の実施形態では磁気テープ装置を例にとって説明しているが、本発明は他の記録/再生装置にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
上述したように本発明の情報記録/再生装置によれば、読込みエラーが発生した場合に、エラー発生原因が、情報記録媒体の劣化によるものか、あるいはヘッドの汚れによるものかを判断することができる。この判断に基づいて、劣化した情報記録媒体は使用しない、あるいはヘッドクリーニング処理を行うなど、原因に応じた適切な処理が可能となり、情報記録/再生装置の信頼性を向上させることができる。また、情報記録媒体の劣化が原因となってエラーが生じている場合に、書込み/読込み動作を再度繰返すことを防止できるので、ヘッドの無用な動作が少なくなり、ヘッドの寿命を延すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気テープ装置の構成を示す図である。
【図2】図2は、図1に示す磁気テープ装置の第1の実施形態における動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】図3は、第1の実施形態における記憶部13に保持されているエラー情報を示すグラフである。
【図4】図4は、第1の実施形態における記憶部13に保持されているエラー情報を示すグラフである。
【図5】図5は、第1の実施形態における記憶部13に保持されているエラー情報を示すグラフである。
【図6】図6は、第2の実施形態における動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】図7は、第2の実施形態における記憶部13に保持されているエラー情報を示すグラフである。
【図8】図8は、従来の磁気テープ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、101 上位装置
2、102 磁気テープ装置
3、103 主制御部
4、104 駆動回路
5 位置検出器
6、106 読込回路
7、107 読込みヘッド
8、108 書込回路
9、109 書込みヘッド
10、11、110、111 リール
12、112 磁気テープ
13 記憶部

Claims (4)

  1. 情報記録/再生ヘッドを介して磁気テープに情報の記録/再生を行う磁気テープ記録/再生装置であって、情報読込みエラーが発生した場合に前記磁気テープ上における当該読込みエラーが発生した位置を検出するエラー位置検出手段と、少なくとも前記磁気テープ上全体でエラーが発生した位置の総数を記憶する記憶手段と、前記記憶手段を参照して前記磁気テープ上全体でエラーが発生した位置の総数が所定のしきい値を超えている場合に、前記エラーが前記記録/再生ヘッドの汚れ等に起因するエラーであると判定をするエラー原因判定手段とを具えることを特徴とする磁気テープ記録/再生装置。
  2. 請求項1に記載の磁気テープ記録/再生装置において、前記記憶手段にはさらに、前記エラー位置検出手段が検出した前記磁気テープ上のエラー発生位置と、当該位置で発生したエラー回数とが記憶されるとともに、前記エラー原因判定手段は、エラー発生時に当該エラーが発生した位置におけるエラー発生回数が所定のしきい値を超えている場合に、前記読込みエラーが磁気テープの劣化に起因するエラーであるとの判定をすることを特徴とする磁気テープ記録/再生装置。
  3. 請求項2に記載の磁気テープ記録/再生装置において、前記エラー原因判定手段がエラーがテープの劣化に起因すると判定した場合はテープ劣化通知を、前記エラーが前記情報記録/再生ヘッドの汚れ等に起因すると判定した場合は当該ヘッドのクリーニング要求を、前記磁気テープ記録/再生装置に接続した上位装置に通知することを特徴とする磁気テープ記録/再生装置。
  4. 請求項2または3に記載の磁気テープ記録/再生装置において、前記磁気テープにデータを書込む際に、前記記憶手段を参照して前記データの書き込み位置におけるエラー回数を求めこのエラー回数が所定のしきい値を超えている場合に、情報記録媒体上の当初のデータ書込み位置には消去パターンを書込むと共に、実際のデータ書込み位置を当初の書込み位置の後ろにずらして書込みを行うようにしたことを特徴とする磁気テープ記録/再生装置。
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