JP2005044357A - 記憶システム、記憶システムを管理するための方法および記憶システムに診断データを記憶するための方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記憶システムを動作するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】 記憶システムは磁気テープ媒体を有するテープカートリッジとテープカートリッジの磁気テープ媒体にデータを読取および書込するためのテープドライブとを含む。テープドライブおよびテープ媒体の特定の動作位置(たとえば、バンド、方向、トラック、セグメント等)に関連付けられる性能データが収集され、分析されかつ記憶されて、経時的な傾向の分析および検出が可能となる。一例では、テープ使用イベントが監視され、それらがしきい値にかかるとき、システムは予防的メンテナンス方法として特定のテープを取除きシステムの機能停止を低減する。性能データが収集および分析され、性能データの或る部分は磁気テープ上のエミュレートされた媒体補助メモリ(eMAM)に保存され、性能データの或る部分はドライブの不揮発性記憶装置に保存される。
【選択図】 図2
【解決手段】 記憶システムは磁気テープ媒体を有するテープカートリッジとテープカートリッジの磁気テープ媒体にデータを読取および書込するためのテープドライブとを含む。テープドライブおよびテープ媒体の特定の動作位置(たとえば、バンド、方向、トラック、セグメント等)に関連付けられる性能データが収集され、分析されかつ記憶されて、経時的な傾向の分析および検出が可能となる。一例では、テープ使用イベントが監視され、それらがしきい値にかかるとき、システムは予防的メンテナンス方法として特定のテープを取除きシステムの機能停止を低減する。性能データが収集および分析され、性能データの或る部分は磁気テープ上のエミュレートされた媒体補助メモリ(eMAM)に保存され、性能データの或る部分はドライブの不揮発性記憶装置に保存される。
【選択図】 図2
Description
発明の背景
磁気テープライブラリなどの記憶サブシステムは、デジタル形式で情報を記憶するために広く使用されている。例示的なテープ記憶サブシステム100が図1に示される。これらテープサブシステム100は、記憶サブシステム100に内蔵される1つまたは複数のテープドライブ102を制御するため、およびテープカートリッジ106を選択しかつそれをテープドライブ102にロードするために使用されるテープピッカーなどの記憶サブシステム100の他の構成要素を制御するための記憶サブシステムコントローラ101を含んでもよい。記憶サブシステム100はホストシステム110に結合されてもよく、これはホスト/記憶接続112を介して記憶サブシステム100に入出力要求を転送する。
磁気テープライブラリなどの記憶サブシステムは、デジタル形式で情報を記憶するために広く使用されている。例示的なテープ記憶サブシステム100が図1に示される。これらテープサブシステム100は、記憶サブシステム100に内蔵される1つまたは複数のテープドライブ102を制御するため、およびテープカートリッジ106を選択しかつそれをテープドライブ102にロードするために使用されるテープピッカーなどの記憶サブシステム100の他の構成要素を制御するための記憶サブシステムコントローラ101を含んでもよい。記憶サブシステム100はホストシステム110に結合されてもよく、これはホスト/記憶接続112を介して記憶サブシステム100に入出力要求を転送する。
テープドライブ102は、取外し可能な磁気テープカートリッジ106に内蔵される磁気テープ媒体104として図1に示される一次記憶媒体にデータを読取/書込する。磁気テープ媒体104は典型的には磁気材料の薄いフィルムを含み、これがデータを記憶する。テープ媒体104は、情報を記憶するかまたは読返すために、テープドライブ102によって、間隔をあけられたリールの対の間でデータ変換器を通される。1つの種類のテープドライブシステムでは、リールの一方はテープドライブ102の一部であり、他方のリールは取外し可能なテープカートリッジ106の一部である。この種のテープドライブシステムでは、テープドライブ102の一部であるリールは、一般に巻取リールと称され、テープカートリッジ106の一部であるリールは、一般にカートリッジリールと称される。テープカートリッジ106をテープドライブ102に挿入すると、カートリッジリール上の磁気テープ媒体104はテープドライブ102の巻取リールに結合される。その後、テープドライブ102からテープカートリッジ106を取外す前に、記憶テープ104はカートリッジリールに再び巻付けられ、それから巻取リールから結合を外される。
一部のテープ記憶サブシステムでは、取外し可能なテープカートリッジ106には、一次記憶媒体から別の記憶媒体にデータを記憶するために不揮発性の補助メモリ108が設けられる。このデータは一次記憶媒体に記憶されるデータとは別であり、それに追加されるものである。この補助メモリ108は、たとえば、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、またはテープカートリッジ106のためのハウジングに内蔵されるフラッシュメモリなどの固体状態の不揮発性メモリであってもよい。そのような補助メモリをテープカートリッジに組込み使用するために提案される1つの規格は、「媒体補助メモリ(“Medium Auxiliary Memory”)」(またはMAM)と称される。この提案されている規格は、2003年5月16日付の“Working Draft SCSI Primary
Commands-3(SPC-3)”, Project T10/1416-D, revision 13に説明され、その全体をここに引用により援用する。さらに、「磁気テープ媒体上の補助メモリのエミュレーション(EMULATION OF AUXILIARY MEMORY ON MAGNETIC TAPE MEDIA)」と題される、米国仮特許出願連続番号第60/475,679号に説明される情報を、ここに十分に記載されるかのごとく引用により援用する。
Commands-3(SPC-3)”, Project T10/1416-D, revision 13に説明され、その全体をここに引用により援用する。さらに、「磁気テープ媒体上の補助メモリのエミュレーション(EMULATION OF AUXILIARY MEMORY ON MAGNETIC TAPE MEDIA)」と題される、米国仮特許出願連続番号第60/475,679号に説明される情報を、ここに十分に記載されるかのごとく引用により援用する。
さらに、(補助メモリを備えるかまたは備えない)テープカートリッジを有する記憶システムでは、テープカートリッジ、テープドライブまたは両方の組合せに端を発するさまざまな読取/書込エラーが生じ得る。エラーが生じるとき、エラーがテープドライブまたはテープカートリッジの結果であるかは明白でないことがあり、修正動作または予測的動作が困難になる。
したがって、テープカートリッジおよびテープドライブを含むさまざまな記憶環境では、エラーを診断しかつテープカートリッジおよびテープドライブを管理して、エラーの原因またはあり得る原因を決定し、システムの将来的なエラーを管理および/または予測できることが望ましい。そのような管理システムは、予防手段をとり、システムを管理してエラー率を低減し、効率を向上するのを可能にする。したがって、どこでエラーが起りそうかを決定し、記憶システム内の特定のテープドライブまたはテープカートリッジの利用を監視し、かつテープ記憶の信頼性および安全を確実にするために修正手段をとるための能力が望ましい。
発明の概要
この発明の一局面によると、記憶システムが提供される。例示的な記憶システムは、磁気テープ媒体を有するテープカートリッジおよびテープカートリッジの磁気テープ媒体にデータを読取/書込するためのテープドライブを含む。テープドライブおよび磁気媒体の動作位置(たとえば、バンド、方向、トラック、セグメント等)に関連付けられる履歴データおよび/またはエラーデータは、少なくとも部分的に磁気テープ媒体およびテープドライブのメモリに記憶される。テープドライブのメモリは、性能データを集めかつ分析してドライブまたは磁気テープからの履歴もしくはエラー情報を処理し、診断または予測的分析を行なうために1つまたは複数のアルゴリズムをさらに含んでもよい。
この発明の一局面によると、記憶システムが提供される。例示的な記憶システムは、磁気テープ媒体を有するテープカートリッジおよびテープカートリッジの磁気テープ媒体にデータを読取/書込するためのテープドライブを含む。テープドライブおよび磁気媒体の動作位置(たとえば、バンド、方向、トラック、セグメント等)に関連付けられる履歴データおよび/またはエラーデータは、少なくとも部分的に磁気テープ媒体およびテープドライブのメモリに記憶される。テープドライブのメモリは、性能データを集めかつ分析してドライブまたは磁気テープからの履歴もしくはエラー情報を処理し、診断または予測的分析を行なうために1つまたは複数のアルゴリズムをさらに含んでもよい。
一例では、テープドライブは、性能データを記憶するためにEEROMメモリ等を含んでもよく、性能データを評価するために1つまたは複数のアルゴリズムをさらに含んでもよい。記憶システムは、入出力コマンドを受取って補助メモリ上で入出力動作を行ない、かつ前記コマンドをリルートしてテープカートリッジの磁気テープ媒体上で前記入出力動作を行なうために補助メモリエミュレータをさらに含んでもよい。さらに、履歴またはエラーデータを、磁気テープの特定のバンド、トラック、セグメント等に対応するデータバケツに記憶かつ更新して、実際に読取りまたは書込みされたトラックおよびセグメントに対応するバケツのみが新しいデータで更新されるようにしてもよい。
この発明の別の局面によると、テープカートリッジおよびメディアドライブの診断情報、たとえば、エラーおよび履歴情報は、複数のポートを通じてアクセスされ得る。一例では、診断情報はSCSIインターフェイスおよびメディアドライブに関連付けられる二次赤外線ポートを通じてアクセスされ得る。ラップトップまたはハンドヘルド装置などのポータブル装置を使用して、赤外線ポートを介してメディアドライブのメモリとやり取りし、たとえば、テープドライブに関連付けられる履歴およびエラーデータにアクセスしてもよい。
この発明の他の特徴および局面は、この発明の実施例による特徴を例によって示す添付の図面とともに、以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。概要は、この発明の範囲を限定する意図はなく、この発明は請求項によってのみ規定される。
以下の説明では、その一部を形成しかつこの発明のいくつかの実施例を示す以下の図面を参照する。他の実施例を使用してもよく、この発明の範囲を離れることなく構造および動作の変更が可能であることが理解されるであろう。異なる図面での同じ参照番号の使用は類似または同一の品目を示す。
発明の詳細な説明
以下の説明は、当業者がこの発明を製造し使用することができるようにするためのもの
である。具体的な構造、機能、技術および用途の説明は例としてのみ示される。ここに説明される例のさまざまな変形が当業者には容易に明らかとなり、ここに規定される一般的な原則は、この発明の精神および範囲を離れることなく他の例および用途に適用可能である。したがって、この発明は、ここに説明されかつ図示される例に限定される意図はなく、請求項に一致する範囲に従う。
以下の説明は、当業者がこの発明を製造し使用することができるようにするためのもの
である。具体的な構造、機能、技術および用途の説明は例としてのみ示される。ここに説明される例のさまざまな変形が当業者には容易に明らかとなり、ここに規定される一般的な原則は、この発明の精神および範囲を離れることなく他の例および用途に適用可能である。したがって、この発明は、ここに説明されかつ図示される例に限定される意図はなく、請求項に一致する範囲に従う。
以下の詳細な説明の一部は、手順、ステップ、論理ブロック、処理、およびコンピュータで行なわれ得るデータビット上の動作の象徴的な表現で示される。手順、コンピュータで実行されるステップ、論理ブロック、プロセス等は、ここでは、所望の結果に繋がるステップまたは命令の自己矛盾のないシーケンスとみなされる。ステップは、物理的な量の物理的な操作を利用するものである。これら量は、コンピュータシステムで記憶、転送、組合せ、比較、およびさもなければ操作することのできる電気的信号または磁気的信号の形をとり得る。これら信号は、ときとして、ビット、値、要素、象徴、文字、言葉、数等と称される。各ステップは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの組合せによって行なわれ得る。
この発明の一局面によると、テープドライブシステムの動作能力は、テープドライブおよび/またはテープ媒体のさまざまな性能関連の特徴を示すさまざまな性能データまたはパラメータを分析することによって、確認および/または予測することができる。そのような性能指標は、ここでは動作性能データまたは性能パラメータと称される。
一例では、性能データはドライブおよびドライブ内の現在の媒体に対して集められる。特に、性能データは、テープドライブおよびテープ媒体の異なる位置に対応する「バケツ」に集められる。バケツは一般に異なるサイズおよび寸法である。なぜなら、性能パラメータは、通常、異なる記憶サイズを有し、異なる性能パラメータがドライブおよびドライブ内の媒体に対して保存されるからである。性能データを記憶する「バケツ中心」方法は、サンプリング時間ごとにドライブ内および媒体上にすべての性能パラメータを記憶する必要性を低減する。たとえば、各性能パラメータバケツは、新しいデータがその特定のバケツ内に以前に記憶されたデータよりも関連性が高いとみなされるときにのみ更新され、さもなければ以前に記憶された関連性の高いデータが維持される(すなわち、上書きされない)。このように、性能データのための記憶容量は、すべてのデータを記憶するシステムと比較して低減され、利用される記憶容量は、ドライブおよび媒体に対するすべての性能パラメータを内蔵する巨大なメモリ空間よりも関連性の高いデータを有する。
性能動作パラメータを蓄積して、ドライブ内(たとえば、EEROM)および媒体上(たとえば、EMAM)に記憶するために、異なるバケツの種類およびサイズを作成してもよい。適切なバケツの種類がドライブ上に記憶されてテープバケツのデータ分析を検証し、適切なバケツがテープ上に記憶されてドライブバケツのデータ分析を検証する。ドライブおよび媒体バケツの複数のコピーを経時的に集めかつ記録して、システムの動作性能の履歴を提供することができる。
経時的にこれら性能パラメータを集め、監視しかつ分析することによって、テープドライブおよび媒体の動作の健康状態を決定ことができる。さらに、性能パラメータを使用して将来的な動作の健康状態を予測し、ドライブおよび/または媒体の低い動作性能を避けることができる。記憶サブシステムの動作が低下した場合、分離アルゴリズムは性能パラメータを使用して、テープドライブまたは媒体が最適でない動作を引起こしている可能性があるかを決定することができる。
この発明の別の局面によると、テープドライブおよび媒体カートリッジの診断情報(テープの使用および摩耗の指標、性能動作パラメータ、媒体およびドライブの性能の履歴、
故障分離の結果等)は、複数のポートを通じてアクセスされ得る。一例では、診断情報はSCSIインターフェイスおよびドライブに関連付けられる二次赤外線ポートを通じてアクセスされ得る。ラップトップまたはハンドヘルド装置などのポータブル装置を使用して、性能パラメータを含むドライブのメモリとインターフェイスし、故障分離を支援してもよい。
故障分離の結果等)は、複数のポートを通じてアクセスされ得る。一例では、診断情報はSCSIインターフェイスおよびドライブに関連付けられる二次赤外線ポートを通じてアクセスされ得る。ラップトップまたはハンドヘルド装置などのポータブル装置を使用して、性能パラメータを含むドライブのメモリとインターフェイスし、故障分離を支援してもよい。
上述の診断情報では、サブシステムによって提示されるデータを分析するために、外部のアプリケーションおよびアルゴリズムを作成してもよい。たとえば、より広範な分析および故障分離を行なうためにホストアプリケーションを作成してもよい。さらに、記憶システムの景観全体を眺めかつ付加的な故障分離の決定を行なうために、アルゴリズムを作成してもよい。
図2は、この発明の局面による記憶サブシステム200を含む例示的なシステム20の概略的なブロック図である。図示の実施例では、記憶サブシステム200は記憶サブシステムコントローラ201および1つまたは複数のテープドライブ202を含む(明確にするため、1つのテープドライブのみを図示する)。各テープドライブ202は、テープドライブコントローラ203、テープドライブメモリ230および取外し可能なテープカートリッジ206を含み得る。この場合、取外し可能なテープカートリッジ206は、データを記憶するための一次記憶媒体として磁気テープ媒体204を含み、補助メモリは含まない。類似の記憶システムは、「磁気テープ媒体上の補助メモリのエミュレーション(EMULATION OF AUXILIARY MEMORY ON MAGNETIC TAPE MEDIA)」と題される、米国仮特許出願連続番号第60/475,679号に説明され、その全体をここに引用により援用する。
しかしながら、ここに説明されるさまざまな管理および診断方法は、MAMを備えるかまたは備えないシステムに適用可能である。さらに、MAMまたはeMAM以外の履歴およびエラー情報を記憶するための他のメモリも企図され、可能である。たとえば、エラーデータおよび履歴情報は、磁気テープのディレクトリセグメントに含めかつ記憶し、ここに説明されるように管理の目的のために検索してもよい。
ホストシステム210は、ホスト/記憶接続212を介して記憶サブシステム200に結合される。ホストシステム102は、たとえば、サーバクラスマシン、メインフレーム、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータまたは通信装置を含む当該技術分野で既知のコンピュータ装置であればどのようなものを含んでもよい。ホスト/記憶接続212は、たとえば、ローカルバス、ネットワーク接続、相互接続構造、無線またはその他の好適な通信チャネルであってもよい。実施例によっては、複数のホストシステム210がホスト/記憶接続212を介して記憶サブシステム200と通信し、または複数の記憶サブシステム200が1つまたは複数のホストシステム210と通信してもよい。
ホストシステム210はホストアプリケーション211を含んでもよく、これは磁気テープ媒体204にデータの読取および/または書込をするために入出力要求を伝送する。このホストアプリケーション211は、テープカートリッジに設けられる補助メモリにデータの読取および/または書込をするように構成してもよい。しかしながら、上述のように、テープドライブ202にロードされるテープカートリッジ206には補助メモリは設けられない。従来のシステムでは、ホストアプリケーション211から存在しない補助メモリへのそのような入出力要求は、記憶サブシステム200のエラー、故障またはその他の最適でない機能性に繋がり得る。
この例では、補助メモリエミュレータが設けられて、予想されるが存在しない補助メモリへのデータの読取および/または書込のための入出力要求を受取る。図2では、補助メ
モリエミュレータ220は、記憶サブシステムコントローラ201の一部として設けられる。補助メモリエミュレータ220は、入出力要求を補助メモリにリルートするためにハードウェア、ファームウェアまたはメモリに設けられるコードを含んでもよい。テープカートリッジ206がテープドライブ202にロードされると、補助メモリエミュレータ220は、磁気テープ媒体204のエミュレートされた補助メモリ領域406(図4を参照)からすべての属性データをテープドライブ230に読込む。するとテープドライブ202は、エミュレートされた補助メモリ領域406を再び読取る必要なく、属性データを読取るためのあらゆる入出力要求に応答することができる。属性データを書込むための要求は、媒体が依然としてテープの始まり(BOT)410にある場合に一次記憶媒体にすぐにフラッシュされ、さもなければこのデータはテープドライブメモリ230に書込まれて、テープが再びBOT410に位置付けられるときに補助メモリ領域406にフラッシュされる。補助メモリエミュレータは、それら入出力要求をさらにリルートして、一次記憶媒体、たとえば、磁気テープ媒体204にデータの読取および/または書込をする。
モリエミュレータ220は、記憶サブシステムコントローラ201の一部として設けられる。補助メモリエミュレータ220は、入出力要求を補助メモリにリルートするためにハードウェア、ファームウェアまたはメモリに設けられるコードを含んでもよい。テープカートリッジ206がテープドライブ202にロードされると、補助メモリエミュレータ220は、磁気テープ媒体204のエミュレートされた補助メモリ領域406(図4を参照)からすべての属性データをテープドライブ230に読込む。するとテープドライブ202は、エミュレートされた補助メモリ領域406を再び読取る必要なく、属性データを読取るためのあらゆる入出力要求に応答することができる。属性データを書込むための要求は、媒体が依然としてテープの始まり(BOT)410にある場合に一次記憶媒体にすぐにフラッシュされ、さもなければこのデータはテープドライブメモリ230に書込まれて、テープが再びBOT410に位置付けられるときに補助メモリ領域406にフラッシュされる。補助メモリエミュレータは、それら入出力要求をさらにリルートして、一次記憶媒体、たとえば、磁気テープ媒体204にデータの読取および/または書込をする。
図3は、この発明の実施例による、図2に示されるシステムを使用して補助メモリをエミュレートする方法を示すフローチャートである。ステップ301では、ホストシステム210は、補助メモリへの読取/書込のためのコマンドを使用して入出力要求を発行し、ホストアプリケーション211はこれがテープカートリッジ206に含まれると予想するようにプログラムされる。この入出力要求は、たとえば、SCSI Primary Commands-3仕様に準拠の媒体補助メモリ(MAM)への読取属性または書込属性コマンドであってもよい。読取属性コマンドは属性データを検索するために使用することができる。書込属性コマンドは属性データを記憶するために使用することができる。これらコマンドは、ベンダに非依存であるように意図され、どのホストアプリケーションでも取入れることができる。
ステップ302では、この読取/書込のコマンドは、記憶サブシステムコントローラ201内の補助メモリエミュレータ220によって受取られる。実施例によっては、記憶サブシステムコントローラ201は、すべての入出力要求(たとえば、上述の標準のSCSIコマンド)を受取るためのホストインターフェイスを含んでもよく、補助メモリエミュレータ220は、入出力要求を扱うために記憶サブシステムコントローラ201に組込まれたソフトウェアまたはファームウェアの構成要素であってもよい。たとえば、MAMにデータを書込むためのSCSI書込属性コマンドがホストアプリケーション221によって発行されるとき、記憶サブシステムコントローラ201は、テープカートリッジ206がデータを書込むことのできるMAMチップを含まないことを認識する。SCSI書込属性コマンドは補助メモリエミュレータ220によって扱われる。実施例によっては、テープドライブ202は、磁気テープ媒体204にのみデータの読取および/または書込をするように構成され、補助メモリにデータの読取および/または書込をするためのインターフェイスを含まない。この状況では、記憶サブシステムコントローラ201内のファームウェアが補助メモリのためのすべての入出力要求を自動的に補助メモリエミュレータ220に渡すするように適合される。他の実施例では、テープドライブ202は、現在テープドライブ202にロードされるテープカートリッジが補助メモリを含むかをまず決定するように構成されてもよい。補助メモリがある場合、補助メモリへの入出力要求は補助メモリへと渡される。補助メモリがない場合、入出力要求は補助メモリエミュレータ220によって扱われる。
ステップ303では、補助メモリエミュレータ220は、装置、媒体、ホスト、またはベンダに特有の属性を読取および/または書込するためのコマンドを読取および/または書込属性コマンドプロセッサに渡す。読取属性コマンドプロセッサはMAM属性データをテープドライブメモリ230から集め、それをホストに転送する。書込属性コマンドプロセッサは書込属性データをテープドライブメモリ230にコピーし、次に位置がBOT410(図4を参照)にあるかを決定し、そうであれば、書込属性データを一次記憶媒体2
04にすぐにフラッシュし、さもなければデータはテープドライブメモリ230に書込まれ、テープが再びBOT410に位置付けられるときに補助メモリ領域406にフラッシュされる。図2では、一次記憶媒体はテープカートリッジ206内の磁気テープ媒体204である。ステップ304では、媒体がBOTにあるときに一次記憶媒体上でデータの書込が行なわれる。
04にすぐにフラッシュし、さもなければデータはテープドライブメモリ230に書込まれ、テープが再びBOT410に位置付けられるときに補助メモリ領域406にフラッシュされる。図2では、一次記憶媒体はテープカートリッジ206内の磁気テープ媒体204である。ステップ304では、媒体がBOTにあるときに一次記憶媒体上でデータの書込が行なわれる。
図4は、この発明の実施例によるエミュレートされた補助メモリに利用される磁気テープ媒体204の領域を示すブロック図である。カートリッジリーダ402は磁気テープ媒体204の始まりにある。カートリッジリーダ402は、テープドライブ202のドライブリーダと結合するためのバックル機構に結合され、データを記憶するためには使用されない。次はディレクトリ領域404で、これはテープドライブ302が効率的にユーザデータにアクセスできるようにするために使用される従来のディレクトリデータを記憶する。テープドライブ202をその当初の較正プロセスで支援するために、ディレクトリ領域404の前に較正領域(図示せず)を設けてもよい。ディレクトリ領域404にエミュレートされた補助メモリ領域406が続く。エミュレートされた補助メモリ領域406は、テープカートリッジ206に設けられる別の補助メモリに記憶されたであろうデータを記憶するために使用される。エミュレートされた補助メモリ領域406は、特定の種類のデータを記憶しかつ異なる種類のアクセス制限を有するために複数の領域に分けてもよい。次は保留領域408で、これは将来的な使用のために保留される予め定められた量の記憶可能な空間を含む。保留領域408は、たとえば、付加的な能力が所望の場合にエミュレートされた補助メモリ領域406を拡大するために使用することができる。
保留領域408の後はテープ領域410の始まりで、これはテープホールの始まり412によって示される。テープドライブ202は、テープホールの始まり412を探してユーザデータ領域414でのユーザデータの記憶をどこで始めるべきかを決定する。なお、図4は同じ縮尺ではない。典型的なテープカートリッジでは、ユーザデータ領域414は磁気テープ媒体204の長さの大半を消費する。ユーザデータ領域414の後はテープホールの終わり418によって示されるテープ領域の終わり416である。
一実施例では、エミュレートされた補助メモリ領域406の構造は、MAMに対してSCSI規格によって規定されるデータ構造に対応する。SCSI規格の読取属性および書込属性コマンドによると、データは、装置セグメント422、媒体セグメント424、およびエミュレートされたメモリ領域406に設けられるホストセグメント426に書込まれおよび/またはそこから読取られ得る。SCSI規格は、さまざまなデータセグメントに対する詳細な要件を提供している。他の実施例では、エミュレートされた補助メモリ領域406はSCSI規格に従わず、さまざまなセグメントの種類およびこれらセグメントに対するアクセスルールが変わり得る。
図4の例では、装置セグメント422は、カートリッジに関連するエラーデータ、ドライブの履歴情報およびその他の予測的故障情報を含む性能情報を記憶するために使用してもよい。たとえば、装置セグメント422は、テープドライブ202の動作に関するデータなどの装置の属性、たとえば、特定のテープカートリッジ206に対するロードカウントを記憶するために使用することができる。さらに、ドライブ関連のチャネルの問題、ドライブ関連のサーボトラッキングの問題、磁気テープの欠陥エラー、トラッキングサーボテープエラー等に関連する情報である。読取/書込動作を有するトラックおよびセグメントに対してエラーデータを記憶してもよい。以下にさらに詳しく説明するように、より効率的にシステムを管理するために、診断および予測的分析のためにエラーデータを検索および処理してもよい。
しかしながら、エラーデータは、他のセグメントおよび他の位置に記憶してもよく、テ
ープ媒体204の2つ以上のデータセグメントにわたって分散されてもよい。たとえば、履歴およびエラー情報を記憶して、ディレクトリ404から検索し、診断および予測的分析に使用してもよい。
ープ媒体204の2つ以上のデータセグメントにわたって分散されてもよい。たとえば、履歴およびエラー情報を記憶して、ディレクトリ404から検索し、診断および予測的分析に使用してもよい。
図4に示される実施例には付加的なセグメントが含まれてもよい。媒体セグメント424は、磁気テープ媒体204の属性を記憶するために使用することができる。これら属性は、たとえば、テープ製造業者の識別、製造年月日またはテープ媒体204の識別に関連するその他の情報を含んでもよい。媒体セグメント424への書込アクセスは、もともとのテープ製造業者のみに制限されることが望ましい。テープドライブコントローラ203、記憶サブシステムコントローラ201、およびホストシステム210は、この媒体セグメント424へのリードオンリアクセスに制限されることがある。最後に、ホストセグメント426は、ホストの属性を記憶するために使用することができる。これらホストの属性は、ホストアプリケーション211が記憶しようとし得るすべてのデータを含み得る。これは、たとえば、テープのラベル、日付スタンプ、およびデータをテープカートリッジに書込むホストアプリケーション211を識別する情報を含んでもよい。ホスト領域412には無制限の読取および書込のアクセスが提供されることが好ましい。テープカートリッジ206の寿命にわたってエミュレートされた補助メモリ領域406への更新を管理するために制御データセグメント420を設けてもよく、ベンダのデータを記憶するためにベンダ特有のセグメント428を設けてもよい。
なお、エミュレートされた補助メモリ領域406のための上述の構造、位置およびアクセスルールは例示的なものである。他の実施例では、エミュレートされた補助メモリ領域は、磁気テープ媒体204の異なる位置に設けられてもよく、または磁気テープ媒体204の複数の位置に記憶されてもよい。記憶されるデータの種類、配置および内容(たとえば、装置の属性、媒体の属性およびホストの属性)ならびにそのデータに対する読取/書込の制限は変わり得る。エミュレートされた補助メモリ領域406にデータを読取および/または書込するための標準のSCSI準拠のコマンドを使用することは、さまざまなテープドライブ、記憶サブシステムおよびホストアプリケーション間の互換性を改善する。しかしながら、他の実施例では、代替の入出力コマンドを使用して、エミュレートされた補助メモリ領域406にアクセスしてもよい。
実施例によっては、エミュレートされた補助メモリエリア406に記憶されるデータはすべて、テープカートリッジ206がテープドライブ202に最初にロードされる間にテープドライブ202またはテープドライブコントローラ203に設けられるキャッシュメモリ205に読込まれてもよい。ホストシステム210が補助メモリに読取コマンドを発行すると、補助メモリエミュレータ220は、磁気テープ媒体から直接データを読取るのではなく、キャッシュメモリ205から要求されるデータを検索することができる。同様に、補助メモリへの書込コマンドは、補助メモリエミュレータ220によってキャッシュメモリ205に渡すされる。テープカートリッジ206がテープドライブ202からアンロードされる前に、キャッシュメモリ205の内容は磁気テープ媒体204のエミュレートされた補助メモリエリア406に記録される。次にテープカートリッジ206がテープドライブ202または別のテープドライブにロードされると、エミュレートされた補助メモリエリア406の内容はキャッシュに読込むことができ、データはホストシステム210または別のホストによってアクセスされる。したがって、エミュレートされた補助メモリエリア406に記憶されるデータは、データが関連するテープカートリッジ206とともに記憶される。これによって、属性データがホスト210の上などの別の場所に記憶される場合よりも、属性データを効率的に記憶することができる。なぜなら、属性データはその対応するテープカートリッジ206により直接的に関連付けられるためである。属性データがキャッシュメモリ205にのみ記憶され、磁気テープ媒体204には転送されない他のシステムでは、一旦キャッシュメモリ205が別のテープカートリッジで使用する
ためにクリアされると、属性データは失われることがある。
ためにクリアされると、属性データは失われることがある。
磁気テープ媒体204および/またはドライブメモリ230からの履歴および/またはエラーデータなどの性能情報を記憶かつ処理して記憶システムの管理を改善するための例示的な方法を以下に詳しく説明する。上述のように、エミュレートされた補助メモリ領域406は、診断または予測的メンテナンスに有用なデータを記憶するために使用することができる。特に、テープカートリッジ206およびテープドライブ202の動作に関する統計的データを、記憶サブシステム200、ホストシステム210またはテープドライブ202によって記憶かつ分析して、たとえば、いつ切迫した故障の可能性が増加するかを予測して、フェイルオーバーまたはバックアップ動作を開始することができる。さらに、EEROM等を含み得るメモリテープドライブメモリ230は、テープドライブの診断または予測的メンテナンスに有用なデータを記憶かつ処理してもよい。さらに、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェアまたはそれらの組合せ内のアルゴリズムは、テープカートリッジ206およびドライブ202に関連付けられて記憶された情報を調べかつ処理してもよい。たとえば、記憶システムまたはドライブ202自身がこの情報を使用して、ドライブ202またはテープカートリッジ206が特定のエラーのより可能性の高い源であるかまたは潜在的な将来的な源であるかを決定することができる。
監視することができかつテープ記憶サブシステムのいずれかの部分の動作能力を確認および/または予測するために使用できるパラメータは、ドライブのメモリおよび/または記憶媒体に記憶され得る性能パラメータとみなされる。これらに限らないが、読取/書込チャネル性能、サーボトラッキング性能、温度、インターフェイスハードウェア、テープの品質等を含むドライブの性能動作パラメータを監視するためにシステムを作ってもよい。テープドライブおよびテープ媒体からなるテープ記憶システムでは、たとえば、テープに書込まれるデータの各ブロックに対する各読取/書込チャネルについてのエラー率、オフトラックイベントの表示(媒体をサーボトラッキングする間の問題)、現在の温度、インターフェイス上の伝送エラーの表示、エラー率、各々についてのオフトラックイベント等に対する性能動作パラメータを集めることができる。
性能動作パラメータは、1つまたは複数の以下の例示的な方法を使用して監視することができる。読取/書込チャネル動作パラメータは、各個々のチャネルのエラー率を集めることによって監視してもよい。サーボトラッキング動作パラメータは、テープの垂直領域(セグメント)および水平領域(バンド)内で生じるオフトラックのカウントを集めることによって監視することができる。温度は、1つまたは複数の熱電対からのサンプルを集めることによって監視してもよい。インターフェイスハードウェアは、フレーミングおよびパリティエラーなどのエラー検出通知のカウントを集めることによって監視してもよい。テープの品質は、テープの各領域についての読取エラー、書込エラー、およびトラッキングエラーカウントまたは率を記憶し、かつロードの数、ディレクトリ改訂の数および媒体使用時間数などのテープ使用カウントを集めることによって監視してもよい。
図5Aおよび図5Bは、各トラック/セグメントの組合せに対するエラー履歴を保持するための例示的なメディアマップ構造を示す。書込および読取ログは、再書込、ロードカウント、サーボトラッキング警告/エラー、紛失ブロック等のさまざまな性能関連の履歴およびエラー情報を含んでもよい。これら構造は、各トラック/セグメントの組合せについての性能データを記憶する。当業者には、さまざまな他の方法を使用して、類似のまたは異なるデータセットおよび構造を含み得る好適なドライブログおよびメディアマップを作ってもよく、上述の例示的な方法は、より小さなデータのサブセットに変換される性能パラメータデータのための大容量の揮発性RAMベースで実行されてもよく、これによってデータの分析および記憶が容易になることが理解されるであろう。データのサブセットはバケツと称されるものに記憶される。これらバケツは、方向によるチャネル、バンドお
よびセグメントによるサーボトラッキング、トラックならびにセグメントによるテープの読取/書込動作、およびテープロードカウント、使用時間、ディレクトリ改定更新に対して、性能動作パラメータを蓄積することができる。テープドライブメモリは、経時的に集められたデータバケツの履歴を処理して、ドライブの予測的かつ予防的メンテナンスを行なうためにさまざまなアルゴリズムを含んでもよい。
よびセグメントによるサーボトラッキング、トラックならびにセグメントによるテープの読取/書込動作、およびテープロードカウント、使用時間、ディレクトリ改定更新に対して、性能動作パラメータを蓄積することができる。テープドライブメモリは、経時的に集められたデータバケツの履歴を処理して、ドライブの予測的かつ予防的メンテナンスを行なうためにさまざまなアルゴリズムを含んでもよい。
エラーまたは履歴データを記憶する1つの例示的な方法は、ここでデータ「バケツ中心」方法と呼ばれるものによって各トラックおよびセグメントについてデータを記憶することを含む。テープの履歴の場合、データバケツ中心方法は、読取/書込動作を有した磁気テープ装置の各個々のトラックの個々のセグメントについての履歴またはエラーデータを記憶する。記憶媒体履歴バケツは、異なるマウントおよびドライブからの情報の複数のセットを経時的に含むかまたは記憶してもよい。情報の各セットは、現在のロードカウント、エラー情報、および一意のドライブ連続番号を見つけるために使用することのできるドライブログへのインデックスを含んでもよい。
データバケツ中心方法は、ここで「マウント中心」方法と称される、最後のx個のマウントの各々に対してテープ上のすべてのトラックおよびセグメントについてデータを記憶することを含む、MAM規格に規定されるものに対する代替物であり、xは、すべてのトラック/セグメントが読取/書込動作を有するかどうかにかかわらず特定のアプリケーションに基づいて決定することができる。マウント中心方法にはいくつかの欠点があり、これらは上述の例示的なデータ記憶戦略を使用することで克服される。たとえば、テープ上のすべてのトラックおよびセグメントに読取/書込するわけではないマウントは、読取/書込されなかったものを含むすべてのトラック/セグメントの組合せについてのすべてのデータを上書きし、たとえば、これらトラック/セグメントにすべてゼロのデータを書込む。そのような方法は、エラー源および関連する履歴情報を示す可能性のある有用なデータを上書きすることがある。興味深いバケツ、すなわち、診断または予測的な目的のために有用な情報を有していたバケツに書込まれる、ゼロのみのデータを含み得る新しいデータは、エラーおよびエラー源に関する性能情報の損失に繋がり得る。マウント中心方法では、ハードエラーは一般に別のログに記憶されるため、分析のためにエラーデータと関連付けるのがさらに難しい。最後に、最も関連性の高いデータを試しかつ保存するために複雑なデータ置換アルゴリズムが一般に必要であり、部分的なテープ使用では、すべての有用なエラーデータを保持することは一般に不可能である。
しかしながら、この方法は、読取/書込動作を有したトラック/セグメントバケツのみを記憶または更新し、他のバケツの履歴/エラーデータには、より古い以前に記憶されたマウント情報を削除することがある上書きはされない。このように、読取/書込されるトラック/セグメントの情報は、特定のトラック/セグメントが使用されてから多くのマウントが生じた場合でも、性能についての情報を保持すべきである。各バケツのデータは、そのバケツに対するすべての履歴エントリが満杯でかつ新しいエントリのための空間が作られているときにのみラップするかまたは上書きされる。この場合でも、しかしながら、管理機能を行なうためにその特定のバケツで見るべき複数の履歴が依然としてある。マウント中心方法では、たとえば、特定のエラー等を示す興味深いエントリは、興味深いマウントの後にあまりにも多くのマウントが行なわれたというだけで失われることがある。
データバケツ中心方法を含む例示的な方法の下での例示的な書込データ表の結果が図6に示される。2つの方法の下で上書きされかつ記憶されるデータを示すことによって、例示的な方法がマウント中心方法と比較される。例示的なログは、マウント、ドライブ番号、再書込の数、およびサーボエラー等の磁気媒体の特定のトラックおよびセグメントについてのさまざまなエラー情報を含み、これは記憶システム、テープドライブ等によって診断および予測的分析のために後に使用され得る。図6の太字は、5つの書込マウントの後
のマウント中心方法の下でのマウントのログを示し、最後の3つのマウントのみが保持される。より小さなイタリック体のエントリは、現在のデータバケツ中心方法の下で押出されるか上書きされるであろうエントリを示し、残りのエントリは依然として存在する。なお、最後のx個のマウントに関連する情報、この場合は3つのマウントに関連する情報を単に保存するマウント中心方法では、trk1−seg1にはデータは保持されず、trk1−seg2に1つのマウントのみが保持される。これに対して、上述の例示的なデータバケツ中心方法を使用すると、トラック/セグメントバケツに保存された情報は、それを置き換えるためのより多くのデータがあるまで保持される。したがって、この方法は記憶システムの診断および予測的管理のためにより多くの情報を提供する。
のマウント中心方法の下でのマウントのログを示し、最後の3つのマウントのみが保持される。より小さなイタリック体のエントリは、現在のデータバケツ中心方法の下で押出されるか上書きされるであろうエントリを示し、残りのエントリは依然として存在する。なお、最後のx個のマウントに関連する情報、この場合は3つのマウントに関連する情報を単に保存するマウント中心方法では、trk1−seg1にはデータは保持されず、trk1−seg2に1つのマウントのみが保持される。これに対して、上述の例示的なデータバケツ中心方法を使用すると、トラック/セグメントバケツに保存された情報は、それを置き換えるためのより多くのデータがあるまで保持される。したがって、この方法は記憶システムの診断および予測的管理のためにより多くの情報を提供する。
性能動作パラメータ(たとえば、揮発性メモリ(たとえば、RAM)に記憶される)が分析されると、どのパラメータデータが興味深いか、たとえば、ゼロでないかが決定され、ドライブの不揮発性領域(たとえば、EEROM)およびテープ(たとえば、EMAM)に記憶され得るバケツに記憶される。経時的にこれら性能動作パラメータの履歴を集めかつ記録して、各方向のチャネルの性能、各バンド、セグメントおよびトラックでのサーボトラッキング、温度、各ポートまたはノードについてのインターフェイスハードウェア、および各トラックおよびセグメントでのテープの品質の履歴を蓄積してもよい。
一例では、例示的な方法は、主にテープおよび記憶装置に関連する性能情報はテープとともに記憶され、主にドライブに関連する性能情報はドライブメモリとともに記憶されるように行なわれる。さらに、たとえばドライブメモリ上にドライブの履歴情報を保存するとき、データの一部は他のデータと同じバケツに記憶されず、一般化されたバケツは、たとえば、EEROM等のドライブメモリ上の貴重なメモリを不必要に使用しないようにされる。たとえば、チャネルのデータはチャネルおよび方向によって記憶されることが望ましいが、必ずしもトラックおよびセグメントによって必ずしも記憶される必要はなく、トラッキングサーボ情報はトラック(または、バンド)およびセグメントによって記憶されることが望ましいが、必ずしもチャネルによって記憶される必要はない。情報がトラック、チャネルおよびセグメントによって記憶される場合、テープドライブのEEROMの利用可能な空間は、データの1つのセットを記憶するためでも不十分であろう。したがって、バケツに記憶するのに興味深いデータ、たとえば、ゼロでないデータがあるときのみ、データをバケツに記憶することが一般に望ましい。セグメントによるトラッキングサーボ、トラックによるトラッキングサーボ、チャネルデータ順方向およびチャネルデータ逆方向などのために別々のバケツを使用してもよい。
一般に、テープの履歴は、磁気テープの欠陥およびトラッキングサーボテープの欠陥についての比較的良好な履歴情報を提供し、ドライブ関連のチャネルの問題およびドライブ関連のサーボトラッキングの問題の履歴情報には乏しい。これに対して、ドライブの履歴は、一般にドライブ関連のチャネルの問題およびドライブ関連のサーボトラッキングの問題についての比較的良好な履歴情報を提供し、磁気テープの欠陥およびトラッキングサーボテープの欠陥の履歴情報には比較的乏しい。
この発明のさらに別の局面によると、ファームウェア等にアルゴリズムが含まれ、これが磁気テープ媒体に記憶される情報および磁気テープ媒体およびテープドライブの性能に関連付けられるテープドライブに記憶される情報を処理する。情報は、たとえば、テープドライブおよびテープのエラーおよび履歴情報を含んでもよい。ドライブは、ドライブがエラーを起こしているか、ドライブ内のカートリッジがエラーを起こしているか、またはその両方であるかを決定することができる。次にファームウェアは、T−10標準テープ警告またはSCSIコマンドを介して、記憶システムを管理するためのソフトウェアを含む管理システムに決定またはエラーデータを通信する。さらに、例示的なテープドライブは、ホストによる標準のSCSIアクセスに加え、ラップトップまたはハンドヘルド装置
によって使用するための、たとえば、赤外線アクセスポートなどの二次的な無線アクセスポートを含んでもよい。この発明の一局面によると、補助メモリエミュレータ(またはeMAM)メモリ部分およびメディアドライブを含む磁気テープ記憶装置は、ドライブ関連のチャネルの問題、ドライブ関連のサーボトラッキングの問題、磁気テープの欠陥、トラッキングサーボテープの欠陥、使用時間、マウント数等のたとえばエラーデータおよび履歴データを含む性能情報を記憶するように構成される。一例では、エラーデータの或る部分は磁気テープのエミュレートされた補助メモリ部分に記憶され、エラーデータの或る部分はテープドライブのメモリ上、たとえば、EEROM等に記憶されてもよい。テープドライブメモリは、性能情報を分析してエラー源を決定するのを支援するために、たとえばアルゴリズム等のソフトウェアをさらに含んでもよい。記憶された履歴およびエラーデータをテープドライブおよび/またはホストによって利用して、記憶装置および/またはメディアドライブでのあり得るエラーを管理、検出および予測する能力を向上することができる。
によって使用するための、たとえば、赤外線アクセスポートなどの二次的な無線アクセスポートを含んでもよい。この発明の一局面によると、補助メモリエミュレータ(またはeMAM)メモリ部分およびメディアドライブを含む磁気テープ記憶装置は、ドライブ関連のチャネルの問題、ドライブ関連のサーボトラッキングの問題、磁気テープの欠陥、トラッキングサーボテープの欠陥、使用時間、マウント数等のたとえばエラーデータおよび履歴データを含む性能情報を記憶するように構成される。一例では、エラーデータの或る部分は磁気テープのエミュレートされた補助メモリ部分に記憶され、エラーデータの或る部分はテープドライブのメモリ上、たとえば、EEROM等に記憶されてもよい。テープドライブメモリは、性能情報を分析してエラー源を決定するのを支援するために、たとえばアルゴリズム等のソフトウェアをさらに含んでもよい。記憶された履歴およびエラーデータをテープドライブおよび/またはホストによって利用して、記憶装置および/またはメディアドライブでのあり得るエラーを管理、検出および予測する能力を向上することができる。
ドライブ関連のチャネルの問題に関しては、eMAM(テープ)は、図7Aおよび図7Bに示されるように、書込および読取プロセスそれぞれの間にトラックおよびセグメントによって再書込および紛失ブロックに関連するデータを記憶することが好ましい。トラックおよびセグメントが選択されるのは、トラックおよびセグメントの履歴を比較してテープまたはドライブがエラーの源であるかを決定することができるためである。EEROM(ドライブメモリ)は、チャネルおよび方向によって再書込を、方向によって紛失包絡線を記憶することが好ましい。一般に、ドライブは各方向で異なるチャネルを使用するため、チャネルおよび方向の両方を記憶することで書込時にドライブのチャネルでの一貫性を検証することができる。
ドライブ関連のサーボトラッキングの問題に関しては、テープは、書込および読取プロセス中にトラックおよびセグメントによってサーボトラッキングに関するデータを記憶することが好ましい。“Tservo Warn”は、深刻度の低いトラッキングサーボエラーを記憶し、保存は一般に必要ではなく、“TservoCrit”は、一般に保存に繋がるより深刻なトラッキングサーボエラーを記憶する。ドライブメモリは、図7Aおよび図7Bに示されるように、書込および読取両方のプロセス中にトラックおよびセグメントによってサーボ情報を別々に記憶することが好ましい。トラックおよびセグメントによって別々に情報を記憶することによって、特定の垂直のエリアまたは長手方向のエリアに影響する問題を決定することができ、たとえば、アクチュエータでの衝突またはトラックターンおよびブレの問題を決定することができる。
磁気テープの欠陥の問題に関しては、テープは、書込および読取のプロセスそれぞれについてトラックおよびセグメントによって再書込および紛失包絡線ブロックを記憶することが好ましい。テープメモリは、書込および読取のプロセスそれぞれについて方向によって再書込および紛失包絡線ブロックを記憶することが好ましい。チャネル全体の良好な性能を決定するためには、各方向で異なる合計チャネルに関連するデータで十分なはずである。
トラッキングサーボテープ欠陥に関しては、テープは、書込および読取のプロセスの両方についてトラックおよびセグメントによってサーボエラーを記憶することが好ましい。テープメモリは、書込および読取のプロセスの両方についてトラックおよびセグメントによってサーボエラーを記憶することが好ましい。
図2に関して既に述べたように、ホストシステム210は、ホスト/記憶接続212を介して記憶サブシステム200に結合される。ホストシステム102は、たとえば、サーバクラスマシン、メインフレーム、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュー
タ、ハンドヘルドコンピュータまたは通信装置を含む当該技術分野で既知のコンピュータ装置であればどのようなものでも含み得る。ホスト/記憶接続212は、たとえば、ローカルバス、ネットワーク接続、相互接続構造、無線またはその他の好適な通信チャネルであってもよい。実施例によっては、複数のホストシステム210がホスト/記憶接続212を介して記憶サブシステム200と通信し、または複数の記憶サブシステム200が1つまたは複数のホストシステム210と通信してもよい。ホストシステム210はホストアプリケーション211を含んでもよく、これは磁気テープ媒体204にデータの読取/書込をするための入出力要求を伝送する。このホストアプリケーション211は、テープカートリッジに設けられる補助メモリにデータの読取/書込をするように構成してもよい。しかしながら、上述のように、テープドライブ202にロードされるテープカートリッジ206には補助メモリは設けられない。従来のシステムでは、ホストアプリケーション211から存在しない補助メモリへのそのような入出力要求は、記憶サブシステム200のエラー、故障、またはその他の非最適な機能性に繋がり得る。
タ、ハンドヘルドコンピュータまたは通信装置を含む当該技術分野で既知のコンピュータ装置であればどのようなものでも含み得る。ホスト/記憶接続212は、たとえば、ローカルバス、ネットワーク接続、相互接続構造、無線またはその他の好適な通信チャネルであってもよい。実施例によっては、複数のホストシステム210がホスト/記憶接続212を介して記憶サブシステム200と通信し、または複数の記憶サブシステム200が1つまたは複数のホストシステム210と通信してもよい。ホストシステム210はホストアプリケーション211を含んでもよく、これは磁気テープ媒体204にデータの読取/書込をするための入出力要求を伝送する。このホストアプリケーション211は、テープカートリッジに設けられる補助メモリにデータの読取/書込をするように構成してもよい。しかしながら、上述のように、テープドライブ202にロードされるテープカートリッジ206には補助メモリは設けられない。従来のシステムでは、ホストアプリケーション211から存在しない補助メモリへのそのような入出力要求は、記憶サブシステム200のエラー、故障、またはその他の非最適な機能性に繋がり得る。
図8は、記憶装置800と管理システム810との間の相互作用および管理のための例示的なシステムアーキテクチャを示す。記憶装置800は、たとえば、上述のように、1つまたは複数のテープドライブおよび1つまたは複数のテープカートリッジを含んでもよく、診断情報802を含み、および/または生成する。この例では、診断情報802には、ライブラリインターフェイス805、ホスト管理812、ホストベースの診断814および赤外線リンク816のうちの1つまたは複数がアクセス可能である。ライブラリインターフェイス805は、装置800と管理システム810との間にさらに配置されてもよい。
診断情報802は、テープおよびテープドライブの履歴情報などのここで論じる情報、たとえば、特定のテープドライブまたはテープカートリッジのエラーおよび使用に関連するT−10 MAM等のログページおよび媒体情報を含み得る。たとえば、診断情報802は、使用時間、テープ経路の温度、エラー率の限界、再試行の数等に関連するデータを含み得る。
ライブラリインターフェイス805は、SCSIおよび/またはテープ警告によって、ドライブおよび媒体情報を直接受取ることができる。ライブラリ記憶システムは、したがって、磁気テープカートリッジから履歴またはエラー情報を直接受取ることができる。ライブラリインターフェイス805は、SCSI、ファイバチャネル等を通じてホスト管理812と通信することができる。SCSIコマンドおよびテープ警告などのドライブおよび媒体情報は、SCSIまたはファイバチャネル上でホスト管理812によって直接受取ることもできる。
ホスト管理812は、SCSI、ファイバチャネル等などの好適な態様によってライブラリに通信し、および/または装置800の診断情報802に直接通信する。ホスト管理812は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、または好適な装置または構造で実現されるそれらの組合せを含む。たとえば、ホスト管理システム812は、診断情報802および1つまたは複数のドライブに直接通信するホストベースの診断814を含むかまたはそれに関連付けられてもよい。ホストベースの診断814は、SCSIを使用して通信するすべての動作環境に診断を提供することができる。たとえば、ホストベースの診断814は、テープおよびテープドライブの性能の問題を評価しかつ予測するためのさまざまなアルゴリズムを含み得る。情報を処理かつ組織化して、記憶システム内のドライブの一部が過剰使用または過小使用されているか、テープの回転のプロトコルがライブラリにわたってテープの使用を拡散しているか、およびバックアップが予想どおりに行なわれているかなどの管理情報を提供することができる。この情報は、エラー率等を監視することによって寿命の終わりに近づいているテープおよびドライブを評価することを可能に
し、予測的なメンテナンスプロトコルを実現して記憶システム等を保守するのを可能にする。重要なのは、この情報は、問題の原因、すなわち、ドライブまたは媒体を決定するための情報をユーザに与えることができるという点である。
し、予測的なメンテナンスプロトコルを実現して記憶システム等を保守するのを可能にする。重要なのは、この情報は、問題の原因、すなわち、ドライブまたは媒体を決定するための情報をユーザに与えることができるという点である。
さらに、ホスト管理810は、光赤外線またはその他の好適な無線リンクを通じて診断情報802との通信を提供するために赤外線リンク16を含んでもよい。例示的な光赤外線インターフェイスシステムは、「データ記憶装置のための無線二次インターフェイス(WIRELESS SECONDARY INTERFACE FOR DATA STORAGE DEVICE)」と題される、米国特許第5,894,425号に説明され、ここにこれを引用により援用する。したがって、管理システム810は、診断情報を収集しおよび/または、たとえば、1つまたは複数のドライブなどのシステムにコマンドを発行するために、二次的または複数のアクセスポートをいくつ含んでもよい。一例では、ホストベースの診断814および赤外線リンク816は、各々診断情報802にアクセスすることができる。無線リンクは、たとえば、ラップトップ、ハンドヘルドまたはIRポートを備えるその他のポータブル装置を通して作り、システムに含まれる1つまたは複数のテープドライブに直接リンクしてもよい。赤外線リンク816は、Windows(登録商標)TMベースのまたはその他の好適なオペレーティングシステムを含んでテープドライブと通信しかつ診断情報を獲得し、および/または赤外線リンクを介してコマンドを発行してもよい。赤外線リンク816は、好適な態様によってホスト管理システム810への無線接続を含んでもよい。
例示的な方法およびアルゴリズムは、たとえば、テープドライブメモリ230(図2を参照)などのシステムに含まれ、記憶装置および/またはドライブメモリに記憶される履歴データエラーデータなどの性能に関連する情報を処理する。たとえば、単純なアルゴリズムは基本的な性能情報を分析する。カートリッジが2つ以上のドライブでの不良な性能の履歴情報を記憶する場合、システムは、テープカートリッジが問題であって、特定のドライブが問題ではないと結論付けることができる。さらに、複数のカートリッジが或る特定のドライブで不良な性能を有しかつシステム内の他のドライブでは受容可能な性能を有する場合、その特定のドライブが問題であると結論付けることができる。当業者には、診断および予測的分析にはより複雑かつ発展したアルゴリズムが使用され得ることが理解されるであろう。
別の例示的な方法では、マルチパス性能/容量問題識別アルゴリズムが使用されて、精度を向上し、ドライブおよび媒体が誤って不必要に不良であると報告されないようにする。まず、再書込カウント、サーボトラッキングエラーカウント、紛失ブロックカウント等の性能指標が各セグメントの交差点で集められ、現在の統計的バケツに記憶される。次に、各指標は予め定められたしきい値と比較される。これら指標のいずれかがしきい値を上回る場合、検証機能が呼出されて、テープおよびドライブの履歴を調べ、ドライブ/テープの問題の一貫性およびテープ/ドライブからの最低の適切さの性能の履歴を探す。具体的には、検証機能は、ドライブのチャネル−方向の統計的バケツを評価することによって、同じチャネル上のチャネルの問題の履歴を探すことで、チャネル関連のハードウェアの問題があるかを見る。問題の履歴が決定されると、現在の媒体からのトラック−セグメントのバケツが調べられて、媒体のこのセクションが少なくとも適切な性能の最低の履歴を有することが確認される。これによって、媒体の不良部分から生じる高いエラーが、不良と報告されるドライブに繋がらないことが確認される。同じ方法を使用して、テープ関連の問題を報告することもできる(ドライブからの最低の性能の履歴および媒体上の性能の問題の履歴)。問題を有すると決定されるか、または間もなく問題を起こすと疑われるテープまたはドライブに対して、深刻度の異なるテープ警告が設定される。
ほとんど交換を行なわない(すなわち、同じテープが繰返し同じドライブにロードされる)ユーザを支援するための機構を設けるために、この状況を認識しかつ典型的に使用さ
れる同じ程度の相関なしにエラー報告を提供する能力を設けてもよい。或る例は、単一の不良なテープが同じ良好なドライブで繰返し使用される場合を含む。この場合、テープ警告は、テープの履歴のログに他のドライブがなくても、その特定のテープに対して提示される。同じ良好なテープが同じ不良なドライブに繰返しロードされるとき、再びその特定のテープに対してテープ警告が提示される。テープ警告は、新しいテープがその特定のドライブに導入されることに繋がるはずである。このプロセスを通じて、複数のテープが使用され、最終的にドライブに対してテープ警告が設定され、すなわち、ドライブが不良であることが示される。
れる同じ程度の相関なしにエラー報告を提供する能力を設けてもよい。或る例は、単一の不良なテープが同じ良好なドライブで繰返し使用される場合を含む。この場合、テープ警告は、テープの履歴のログに他のドライブがなくても、その特定のテープに対して提示される。同じ良好なテープが同じ不良なドライブに繰返しロードされるとき、再びその特定のテープに対してテープ警告が提示される。テープ警告は、新しいテープがその特定のドライブに導入されることに繋がるはずである。このプロセスを通じて、複数のテープが使用され、最終的にドライブに対してテープ警告が設定され、すなわち、ドライブが不良であることが示される。
この情報によって、ドライブまたは管理システムは、対象のドライブがエラーを起こしているか、またはドライブにロードされるカートリッジがエラーに大きく貢献しているかを決定するための装備を整えることができる。この決定を行なった後、ファームウェアは、T−10標準テープ警告を発行するか、または、たとえばホストベースの診断814を通じてホスト管理812にソフトウェアにアクセスさせることによって、これらの結果を転送してもよく、赤外線リンク816は適切なログページに応答指令信号を送る。したがって、例示的なシステムは、テープドライブとテープカートリッジとの間でエラー源を決定することができる。
ここに説明されるプログラムロジックは、或る順序で起る或るイベントを示す。代替の実現例では、或るロジック動作の順序は変えられるか、変形されるか、または取除かれる。さらに、上述のロジックにステップが付加されることがあるが、依然として上述の実現例に従う。さらに、ここに説明される動作は、連続的に行なわれてもよいし、または或る動作は並行して処理されてもよい。
この発明の好ましい実施例の上述の説明は、例示および説明のために示されるものである。これは、徹底的であるかまたはこの発明をここに開示される正確な形に限定する意図はない。上述の教示に照らして多くの変形および修正例が可能である。
この発明の範囲は、この詳細な説明によってではなく、特許請求の範囲によって規定されることが意図される。上述の仕様、例およびデータは、この発明の構成要素の製造および使用を完全に説明するものである。この発明の精神および範囲を離れることなくこの発明の多くの実施例を作ることができるため、この発明は特許請求の範囲内にある。
100 記憶サブシステム、102 テープドライブ、104 磁気テープ媒体、106 テープカートリッジ。
Claims (27)
- 記憶システムであって、
磁気テープ媒体を有するテープカートリッジと、
前記テープカートリッジの前記磁気テープ媒体にデータの読取および書込をするためのテープドライブとを含み、前記テープドライブおよび前記テープカートリッジのうちの少なくとも1つに関連する性能データは、少なくとも部分的に前記磁気テープ媒体および前記テープドライブのメモリに記憶される、記憶システム。 - 前記性能データは、前記磁気テープ媒体に記憶されるエミュレートされた補助メモリ記憶データを含む、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記性能データは、前記テープドライブに記憶されるEEROM記憶データを含む、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記テープドライブのメモリは、前記性能データを集めかつ評価するための1つまたは複数のアルゴリズムを含む、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記性能データは、エラー情報および履歴情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記性能データは、前記磁気テープ媒体の特定のトラックおよびセグメントに関連付けられるデータバケツに記憶される、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記性能データは、前記性能データが特定のトラックおよびセグメントでの読取/書込動作に関連付けられる場合にのみ、前記磁気テープの特定のトラックおよびセグメントに関連付けられるデータバケツに記憶される、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記性能データは、前記テープドライブが動作する特定の方向、トラッキングバンドおよびセグメントに関連付けられるデータバケツに記憶される、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記性能データは、前記性能データが特定の方向、トラッキングバンドおよびセグメントでの読取/書込動作に関連付けられる場合にのみ、前記テープドライブが動作する特定の方向、トラッキングバンドおよびセグメントに関連付けられるデータバケツに記憶される、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記テープドライブは、前記ドライブのメモリおよびそこに記憶される性能データへのアクセスを可能にする二次ポートをさらに含む、請求項1に記載の記憶システム。
- アプリケーションは、前記二次ポートを通じて前記ドライブに記憶される性能データにアクセスし、かつ1つまたは複数の予防的、予測的または故障分離のアルゴリズムを実行する、請求項1に記載の記憶システム。
- ホストアプリケーションは、前記ドライブに記憶される性能データにアクセスし、かつ1つまたは複数の予防的、予測的または故障分離のアルゴリズムを実行する、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記二次ポートは赤外線ポートを含む、請求項10に記載の記憶システム。
- ポータブル装置は、前記赤外線ポートを通じて前記ドライブのメモリおよび性能データにアクセスすることができる、請求項13に記載の記憶システム。
- 前記性能データは、SCSIインターフェイスを通じてアクセス可能である、請求項1に記載の記憶システム。
- 前記システムは、補助メモリ上で入出力動作を行なうために入出力コマンドを受取り、かつ前記磁気テープ媒体上で前記入出力動作を行なうために前記コマンドをリルートする補助メモリエミュレータをさらに含む、請求項1に記載の記憶システム。
- テープドライブおよび磁気テープ記憶装置を有する記憶システムを管理するための方法であって、
テープドライブのメモリおよび磁気テープ記憶装置のうちの少なくとも1つから性能データを検索するステップと、
前記性能データを1つまたは複数の予め定められた値と比較するステップと、
前記性能データが前記1つまたは複数の予め定められた値を超える場合にテープドライブと磁気テープ記憶装置との間でエラー源を決定するステップとを含む、記憶システムを管理するための方法。 - 前記性能データは、磁気テープ媒体に記憶されるエミュレートされた補助メモリ記憶データを含む、請求項17に記載の記憶システムを管理するための方法。
- 前記性能データは、前記テープドライブのメモリに記憶されるデータを含む、請求項17に記載の記憶システムを管理するための方法。
- アルゴリズムを通じて性能データにアクセスするステップをさらに含む、請求項17に記載の記憶システムを管理するための方法。
- 1つまたは複数の予防的、予測的または故障分離のアルゴリズムを実行することによって性能データにアクセスするステップをさらに含む、請求項17に記載の記憶システムを管理するための方法。
- 二次ポートを通じて前記ドライブに記憶される性能データにアクセスし、かつ1つまたは複数の予防的、予測的または故障分離のアルゴリズムを実行するステップをさらに含む、請求項17に記載の記憶システムを管理するための方法。
- 記憶システムに診断情報を記憶するための方法であって、
磁気テープの各トラックおよびセグメントについての性能データを各トラックおよびセグメントに関連付けられるデータバケツに記憶するステップと、
読取/書込動作が行なわれるトラックおよびセグメントについてのバケツの性能データを上書きしつつ、読取/書込動作が行なわれないトラックおよびセグメントについてのバケツのデータを保持するステップとを含む、記憶システムに診断情報を記憶するための方法。 - テープドライブが動作する方向、トラッキングバンドおよびセグメントに関連付けられる性能データを記憶するステップをさらに含む、請求項23に記載の記憶システムに診断情報を記憶するための方法。
- トラックおよびセグメントに関連付けられる性能データは前記磁気テープに記憶され、前記ドライブが動作する方向、トラッキングバンドおよびセグメントに関連付けられる性
能データは前記ドライブのメモリに記憶される、請求項24に記載の記憶システムに診断情報を記憶するための方法。 - いくつかの一意のドライブ連続番号および前記記憶システム内の各ドライブについてのテープロードカウントを記憶するドライブログを作成するステップをさらに含む、請求項23に記載の記憶システムに診断情報を記憶するための方法。
- 前記性能データの履歴を記憶するためにWRITEおよびREADログのうちの少なくとも1つを作成するステップをさらに含む、請求項23に記載の記憶システムに診断情報を記憶するための方法。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070627 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100119 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100629 |