JP2011146105A - データの書込みを制御する装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テープドライブのコントローラ16において、コマンド処理部41がEOD等への移動コマンドを受け取ると、動作信号出力部45はテープの移動を行わず、CM入出力部44が移動省略後の状態であることを記憶する。次に、この状態でコマンド処理部41がデータの書込みコマンドを受け取ると、CM入出力部44がデータをカートリッジメモリに書き込む。その後、テープ上のデータが本来書き込まれるべき位置をヘッドが通過する場合等に、CM入出力部44が、データをカートリッジメモリから読み出し、チャネル入出力部43が、データをテープ上の本来の位置に書き込む。
【選択図】図4
Description
また、本発明は、書込み部により記憶部に書き込まれたデータを、記憶部にデータに関連付けて記憶されたテープ媒体上の指定された位置に書き直す書直し部を更に含む、ものであってよい。
その場合、記憶部は、不揮発性を有しており、書直し部は、書込み部により記憶部に書き込まれたデータを、テープ媒体を含むテープカートリッジがテープドライブからアンマウントされ、再度テープドライブにマウントされた後に、テープ媒体上の指定された位置に書き直す、ものであってよい。
また、書直し部は、書込み部により記憶部に書き込まれたデータを、記憶部の空き容量が予め定めた条件を満たしたときに、テープ媒体上の指定された位置に書き直す、ものであってもよい。
更に、書直し部は、書込み部により記憶部に書き込まれたデータを、データを書き込むときの方向へのテープ媒体の移動動作において、指定された位置を通過するときに、テープ媒体上の指定された位置に書き直す、ものであってもよい。
図1は、本実施の形態が適用されるテープドライブ10の構成例を示した図である。このテープドライブ10は、ホストインターフェイス(以下、「ホストI/F」という)11と、バッファ12と、チャネル13と、ヘッド14と、モータ15とを含む。また、コントローラ16と、ヘッド位置制御システム17と、モータドライバ18とを含む。更に、テープドライブ10には、テープカートリッジ20が挿入されることにより装填可能となっているので、ここでは、テープカートリッジ20も図示している。このテープカートリッジ20は、リール21、22に巻かれたテープ23を含む。テープ23は、リール21、22の回転に伴い、リール21からリール22の方向へ、又は、リール22からリール21の方向へ、長手方向に移動する。尚、テープ23としては、磁気テープが例示されるが、磁気テープ以外のテープ媒体でもよい。
チャネル13は、テープ23に書き込むべきデータをヘッド14に送ったり、テープ23から読み出されたデータをヘッド14から受け取ったりするために用いられる通信経路である。
ヘッド14は、テープ23が長手方向に移動するとき、テープ23に対して情報を書き込んだり、テープ23から情報を読み出したりする。
モータ15は、リール21、22を回転させる。尚、図では、1つの矩形でモータ15を表しているが、モータ15としては、リール21、22の各々に1つずつ、合計2個設けるのが好ましい。
ヘッド位置制御システム17は、所望のラップを追跡するシステムである。ここで、ラップとは、テープ23上の複数のトラックのグループである。ラップを切り換える必要が生じると、ヘッド14を電気的に切り換える必要も生じるので、このような切り換えの制御を、このヘッド位置制御システム17で行う。
モータドライバ18は、モータ15を駆動する。尚、上述したように、モータ15を2個使用する場合であれば、モータドライバ18も2個設けられる。
CMI/F19は、例えば、RFリーダライタにより実現され、カートリッジメモリ24への情報の書込みや、カートリッジメモリ24からの情報の読出しを行う。
このTmountは、テープドライブに固有の値であり、LTO(Linear Tape Open)の第4世代(LTO4)では12秒である。
(2)EODに移動するのに要する時間Tpositioning
このTpositioningは、テープ媒体上のEODの位置に依存する変動値である。LTO4のテープカートリッジのテープ長は820m、その移動速度は約8m/secであり、EODはテープ媒体の長手方向における先頭(BOT;Beginning of Tape)と終端(EOT;End of Tape)の間のどこかにあるので、平均約57秒、最大約100秒である。
(3)データをテープ媒体に書き込むのに要する時間Twrite
このTwriteは、書き込むデータの容量(書込みデータ量)と、テープドライブの書込み速度又はホストのデータ転送速度とに依存する変動値であり、LTO4テープドライブでは120MB/secである。
(4)BOTに移動するのに要する時間Trewind
このTrewindは、書込みデータ量によって決まる新たなEODの位置に依存する変動値であり、LTO4のテープカートリッジでは、Tpositioningと同様に、最大約100秒である。
(5)テープカートリッジをアンマウントするのに要する時間Tunmount
このTunmountは、テープドライブに固有の値であり、LTO4では17秒である。
ここで、パフォーマンスは、変動値によって変化する。即ち、上記式の場合、Tpositioning、Twrite、Trewindという3つの変動値が追記動作のパフォーマンスに影響することになる。
例えば、階層ストレージ管理(HSM)システムでのデータの書込み時間Twriteは1秒以下から約80秒程である。一方、書込み前後のEODがEOT付近にあれば、2つの移動時間Tpositioning、Trewindはそれぞれ約100秒である。この場合、書込み前後のEODがEOTの近くにあるほど、2つの移動時間Tpositioning、Trewindは大きくなる。
そのために、本実施の形態では、テープカートリッジ20に組み込まれた不揮発性記憶領域を用いる。この不揮発性記憶領域としては、テープカートリッジ20のマウントが完了して直ぐにデータを書き込むことが可能であり、テープカートリッジ20がアンマウントされて再度マウントされたときでもデータを保持しており読み出すことが可能なものであれば、如何なる記憶領域や記憶媒体を用いてもよいが、以下では、カートリッジに付随したカートリッジメモリ24を用いるものとして説明する。即ち、本実施の形態では、記憶部の一例として、カートリッジメモリ24を用いている。しかしながら、カートリッジメモリ24は、現状では、小容量であり、かつ、非接触通信で読み書きが行われるものである。従って、テープカートリッジ20やデータを管理するための情報はカートリッジメモリ24に記憶し、データそのものは接触通信可能なフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやテープ23上の特殊な記憶領域に記憶するような構成も考えられる。また、テープドライブ10としては、この不揮発性記憶領域に対して、テープ23への読み書きとほぼ同様にアクセスできることが望ましい。
まず、テープドライブ10は、テープカートリッジ20のマウント完了後に追記動作が要求されることを認識する。そして、追記動作の前の移動命令による移動動作を省略する。つまり、移動動作を行わないか、又は、中断する。
具体的には、次のような動作を行う。
例えば、Space EODコマンド(EOD指定によるEODへの移動命令)、Locateコマンド(絶対アドレス指定によるEODへの移動命令)を受けた場合は、追記動作が発生する可能性が高いので、移動動作を行わずに移動動作の完了報告を行う。尚、移動コマンドで指定された位置がEODであることは、指定された位置が予め定めた条件を満たしていることの一例である。
一方、上記以外の移動コマンドを受けた場合は、同様に移動動作を省略してもよいし、逆に移動動作を行ってもよい。この場合、次のコマンドが書込みコマンドであれば、書込み開始位置が新たなEODとなり、EODへの追記動作と同様になる。また、次コマンドが読出しコマンドであれば、指定された位置に移動して読み出しを行う。次のコマンドが移動コマンドであれば、動作完了前にホストへの完了報告を行い、次のコマンドを受けるようにしてもよい。
このとき、テープドライブ10は、データの書込み開始時点で不揮発性記憶領域の未使用領域が閾値以下になっている場合やデータの書込み中に不揮発性記憶領域の未使用領域がなくなった場合等の予め定めた条件を満たした場合を除き、テープ23上の本来書き込むべき位置(本来の位置)にデータを書き込まない。そして、ホスト30に対しては、不揮発性記憶領域に一時的に記憶されたデータがテープ23上の本来の位置に書き込まれたように見せる。つまり、不揮発性記憶領域の存在は、ホスト30から認識されない。具体的には、不揮発性記憶領域に書き込まれたデータへの移動やそのようなデータの読出しの命令に対しては、そのデータがテープ23上の本来の位置に書き込まれているかのような処理を行う。また、テープドライブ10は、巻き戻しやアンマウントの命令に対する処理は、不揮発性記憶領域に一時的に記憶されたデータをテープ23上の本来の位置に書き直さずに行う。
尚、不揮発性記憶領域に書き込まれたデータは、テープカートリッジ20をアンマウントした後も保持される。
図では、UserData1からUserData5がテープ23に記録されている。つまり、このとき、UserData5の後の位置XがEODになっている。この状態で、UserData6を書き込む場合、テープドライブ10は、不揮発性記憶領域が溢れない限り、BOTからEODへの移動を行わず、太い実線で囲んで示すように、UserData6を不揮発性記憶領域に書き込む。仮に、太い破線で囲んで示すように、UserData6をテープ23に書き込んでいれば、UserData6の後の位置Yが新たなEODとなるはずであるが、UserData6を不揮発性記憶領域に書き込むことにより、この新たなEODからBOTへの巻き戻し動作も行うことなく、アンマウント可能としている。
この場合、1回の追記動作に要する時間Tappendは、書込み時間Twrite、BOTからEODへの移動時間Tpos(x)、新たなEODからBOTへの移動時間Trewindを用いて、次のように表される。
Tappend=Tpos(x)+Twrite+Trewind
尚、この式では、固定値であるマウント、アンマウントの時間を除外し、変動値である上記3つの時間の和をとっている。
ここで、Twrite、Tpos(x)、Trewindは、次のような値になる。
Twrite=480(MB)/120(MB/sec)=4(sec)
Tpos(x)=480(m)/8(m/sec)=60(sec)
Trewind={480(m)+25(m)}/8(m/sec)=63.125(sec)
Tappend(n)=Tpos(x)(n)+Twrite+Trewind(n)={Pos(x)+25*(nー1)}/8+Twrite+{Pos(x)+25*n}/8
この式から、nが大きくなるほど、2つの移動時間が占める割合が高くなることが分かる。
この場合、7回目の追記動作で不揮発性記憶領域が溢れるとすると、1回目の追記動作から6回目の追記動作において、移動時間はゼロである。一方、7回目の追記動作において、テープ23上の本来の位置への書込みが必要となるが、このときの追記動作に要する時間Tappendは、書込み時間Twrite、BOTからEODへの移動時間Tpos(x)、新たなEODからBOTへの移動時間Trewindを用いて、次のように表される。
Tappend=Tpos(x)+7*Twrite+Trewind
尚、この式では、固定値であるマウント、アンマウントの時間を除外し、変動値である上記3つの時間の和をとっている。
ここで、Twrite、Tpos(x)、Trewindは、次のような値になる。
Twrite=480(MB)/120(MB/sec)=4(sec)
Tpos(x)={480(m)+25(m)*6}/8(m/sec)=78.75(sec)
Trewind={480(m)+25(m)*7}/8(m/sec)=81.875(sec)
即ち、この場合、書き直しが発生する追記動作には若干時間がかかるものの、書き直しが発生しない追記動作には時間がかからない。
図3に、このような動作の概略について示す。
図は、不揮発性記憶領域にUserData10が保管された状態でUserData6の読出し命令を受けた場合を示している。この場合、UserData6が読み出された後、BOTへの移動(巻き戻し)命令を受けると、位置AからBOTへの移動動作で、UserData10を本来書くべき位置を通過する。ここで、位置Aから位置Bへ移動する距離と、位置Aから位置X、位置Yを経由して位置Bへ移動する距離とは、変わらない。従って、移動動作の中で、矢印50で示すように、UserData10をテープ23上の本来の位置に書き直す。尚、このような書直しの動作は、データを書き込むときの方向へのテープ媒体の移動動作において、指定された位置を通過するときに、テープ媒体上の指定された位置に書き直すことの一例である。
また、移動動作時に書き直し動作を行うことにより、追記動作時に不揮発性記憶領域が溢れてしまうことを抑制する。つまり、この動作は、不揮発性記憶領域の使用率に関わらず、書き直しを行うべき領域を通過する際に必ず実行する。
図4は、コントローラ16の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、コントローラ16は、コマンド処理部41と、バッファ管理部42と、チャネル入出力部43と、カートリッジメモリ入出力部(以下、「CM入出力部」という)44と、動作信号出力部45とを備える。
バッファ管理部42は、テープ23に書き込むデータやテープ23から読み出されたデータをバッファ12に格納したり、バッファ12に格納されたデータを読み出してチャネル入出力部43やコマンド処理部41に出力したりする。
チャネル入出力部43は、バッファ管理部42がバッファ12から読み出したデータをチャネル13に出力したり、チャネル13から受け取ったデータをバッファ管理部42に出力したりする。本実施の形態では、データをテープ媒体上の指定された位置に書き直す書直し部の一例として、チャネル入出力部43を設けている。
動作信号出力部45は、モータドライバ18に対して、移動動作を行うことを指示する信号を出力する。本実施の形態では、移動動作を行わないように制御する移動制御部の一例として、動作信号出力部45を設けている。
図5は、コマンド処理部41が移動コマンドを受信したときのコントローラ16の動作例を示したフローチャートである。コマンド処理部41が移動コマンドを受信した旨をCM入出力部44に伝えることにより、この動作は開始する。
コントローラ16では、まず、CM入出力部44が、移動コマンドが論理EODへの移動を指示しているかどうかを判定する(ステップ401)。具体的には、移動コマンドがSpaceEODコマンドのように、EODへの移動を明示的に指示するものであれば、移動コマンドが論理EODへの移動を指示しているものと判定する。また、移動コマンドがLocateコマンドのように、絶対位置指定によるEODへの移動を指示するものであれば、カートリッジメモリ24に記憶された論理EODとLocateコマンドで指定された絶対位置とを比較し、一致すれば、移動コマンドが論理EODへの移動を指示しているものと判定する。
一方、移動コマンドが論理EODへの移動を指示していると判定されなければ、CM入出力部44は、カートリッジメモリ24に追記データが記憶されているかどうかを判定する(ステップ403)。そして、追記データが記憶されていると判定されれば、CM入出力部44は、移動コマンドがカートリッジメモリ24内の追記データへの移動を指示しているかどうかを判定する(ステップ404)。具体的には、移動コマンドがLocateコマンドのように、絶対位置指定による特定の位置への移動を指示するものであれば、カートリッジメモリ24に記憶された物理EOD及び論理EODとLocateコマンドで指定された絶対位置とを比較し、絶対位置が物理EODと論理EODの間にあれば、移動コマンドがカートリッジメモリ24内の追記データへの移動を指示しているものと判定する。
そして、移動コマンドがカートリッジメモリ24内の追記データへの移動を指示していると判定されれば、CM入出力部44は、カートリッジメモリ24内の追記データへの上書き動作が続く可能性が高いので、移動動作を省略し、移動省略フラグを「ON」に設定する(ステップ402)。
その結果、移動コマンドによる移動動作の区間内に、カートリッジメモリ24内の追記データが書かれるテープ23上の本来の位置が含まれていると判定されれば、その旨が動作信号出力部45及びチャネル入出力部43に伝えられ、動作信号出力部45が、モータドライバ18に対し、カートリッジメモリ24内の追記データが書かれるテープ23上の位置に移動する旨の信号を出力し(ステップ406)、チャネル入出力部43が、CM入出力部44がカートリッジメモリ24から読み出した追記データを移動後の位置に書き込む(ステップ407)。そして、CM入出力部44は、カートリッジメモリ24から追記データを消去する(ステップ408)。
コントローラ16では、まず、CM入出力部44が、移動省略後の状態であるかどうか、つまり、移動省略フラグが「ON」に設定されているかどうかを判定する(ステップ421)。
そして、カートリッジメモリ24に追記データを記憶するための十分な空き領域があると判定されれば、書込みコマンドによる書込み対象の追記データをカートリッジメモリ24に追記する(ステップ425)。
コントローラ16では、まず、CM入出力部44が、読出しコマンドによる読出し対象のデータがカートリッジメモリ24内にあるかどうかを判定する(ステップ441)。
その結果、読出しコマンドによる読出し対象のデータがカートリッジメモリ24内にあると判定されなければ、その旨はチャネル入出力部43に伝えられ、チャネル入出力部43が、テープ23から通常通りデータを読み出す(ステップ442)。そして、データを読み出した後の現在位置がEOD(この場合は、物理EOD)であるかどうかを判定する(ステップ443)。ここで、現在位置がEODであると判定されれば、CM入出力部44は、移動省略フラグを「ON」に設定し(ステップ444)、現在位置がEODであると判定されなければ、そのまま処理を終了する。
一方、ステップ441で読出しコマンドによる読出し対象のデータがカートリッジメモリ24内にあると判定されれば、CM入出力部44は、カートリッジメモリ24内の追記データの中から読出し対象のデータを読み出し(ステップ445)、処理を終了する。
このように、本実施の形態では、例えば次に追記動作が起こることが予想される移動要求に対して、移動動作を省略し、続く追記要求に対して、追記データを不揮発性記憶領域に一時的に記憶し、後でテープ23上の本来の書き込むべき位置に書き込むようにした。これにより、テープ23へのデータの書込みの際のテープ23の移動動作に要する時間を短縮することが可能となった。
Claims (10)
- テープ媒体へのデータの書込みを制御する装置であって、
前記テープ媒体上の指定された位置にヘッドを位置付けるための当該テープ媒体の移動動作が指示されても、当該指定された位置が予め定めた条件を満たしていれば、当該移動動作を行わないように制御する移動制御部と、
前記移動制御部により前記移動動作を行わないように制御された状態で前記テープ媒体へのデータの書込みが指示されると、当該データを、当該移動動作に要する時間よりも短い時間で当該書込みの準備を行うことを可能にする記憶部に、前記指定された位置に関連付けて書き込む書込み部と
を含む、装置。 - 前記テープ媒体からの前記データの読出しが指示されても、前記記憶部から当該データを読み出す読出し部を更に含む、請求項1の装置。
- 前記書込み部により前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記記憶部に当該データに関連付けて記憶された前記テープ媒体上の前記指定された位置に書き直す書直し部を更に含む、請求項1又は2の装置。
- 前記記憶部は、不揮発性を有しており、
前記書直し部は、前記書込み部により前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記テープ媒体を含むテープカートリッジがテープドライブからアンマウントされ、再度テープドライブにマウントされた後に、前記テープ媒体上の前記指定された位置に書き直す、請求項3の装置。 - 前記書直し部は、前記書込み部により前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記記憶部の空き容量が予め定めた条件を満たしたときに、前記テープ媒体上の前記指定された位置に書き直す、請求項3の装置。
- 前記書直し部は、前記書込み部により前記記憶部に書き込まれた前記データを、当該データを書き込むときの方向への前記テープ媒体の移動動作において、前記指定された位置を通過するときに、前記テープ媒体上の前記指定された位置に書き直す、請求項3の装置。
- テープ媒体へのデータの書込みを制御する方法であって、
前記テープ媒体上の指定された位置にヘッドを位置付けるための当該テープ媒体の移動動作が指示されても、当該指定された位置が予め定めた条件を満たしていれば、当該移動動作を省略するステップと、
前記移動動作が省略された状態で前記テープ媒体へのデータの書込みが指示されると、当該データを、当該移動動作に要する時間よりも短い時間で当該書込みの準備を行うことを可能にする記憶部に、前記指定された位置に関連付けて書き込むステップと
を含む、方法。 - テープ媒体へのデータの書込みを制御する方法であって、
前記テープ媒体上の第1の位置にヘッドを位置付けるための当該テープ媒体の移動動作が指示された場合に、当該移動動作を省略するステップと、
前記移動動作が省略された状態で前記テープ媒体への第1のデータの書込みが指示されると、当該第1のデータを、当該移動動作に要する時間よりも短い時間で当該書込みの準備を行うことを可能にする記憶部に、前記第1の位置に関連付けて書き込むステップと、
前記テープ媒体の先頭から前記第1の位置よりも遠くにある前記テープ媒体上の第2の位置を終端として書き込まれた第2のデータを読み出すステップと、
前記テープ媒体を前記第2の位置から巻き戻すときに、前記記憶部に書き込まれた前記第1のデータを、前記記憶部に当該第1のデータに関連付けて記憶された前記テープ媒体上の前記第1の位置に書き直すステップと
を含む、方法。 - テープ媒体へのデータの書込みを制御する装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記テープ媒体上の指定された位置にヘッドを位置付けるための当該テープ媒体の移動動作が指示されても、当該指定された位置が予め定めた条件を満たしていれば、当該移動動作を行わないように制御する移動制御部と、
前記移動制御部により前記移動動作を行わないように制御された状態で前記テープ媒体へのデータの書込みが指示されると、当該データを、当該移動動作に要する時間よりも短い時間で当該書込みの準備を行うことを可能にする記憶部に、前記指定された位置に関連付けて書き込む書込み部と
して機能させる、プログラム。 - テープドライブに装着されて用いられるテープカートリッジであって、
データが書き込まれるテープ媒体と、
前記テープ媒体の指定された位置にヘッドを位置付けるための当該テープ媒体の移動動作に要する時間よりも短い時間でデータの書込みの準備を行うことを可能にし、かつ、当該移動動作が省略された状態で当該テープ媒体上の当該指定された位置への書込みが指示されたデータを記憶する記憶部と
を含む、テープカートリッジ。
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