JPH1055151A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JPH1055151A
JPH1055151A JP9107487A JP10748797A JPH1055151A JP H1055151 A JPH1055151 A JP H1055151A JP 9107487 A JP9107487 A JP 9107487A JP 10748797 A JP10748797 A JP 10748797A JP H1055151 A JPH1055151 A JP H1055151A
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JP
Japan
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display
matrix
area
scanning
display device
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Application number
JP9107487A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Otaka
広 大高
Yuichiro Kimura
雄一郎 木村
Taiji Noguchi
泰司 野口
Takeshi Kumakura
健 熊倉
Masaharu Ishigaki
正治 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1055151A publication Critical patent/JPH1055151A/ja
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度ディスプレイ上に自然画を表示する
場合に、十分な輝度、階調で表示を行うこと。 【解決手段】 マトリクス状に配置された複数の電極に
電圧を印加することによって、水平方向と垂直方向に多
数配列された画素を選択発光させるマトリクス表示型の
ディスプレイにおいて、1フィールド期間を発光時間に
より重み付けされた複数のサブフィールドに分割する時
分割駆動法を用いる電極駆動であって、有効表示領域を
複数の領域に分割し、非表示領域については発光画素を
選択するための走査を行なわず、表示領域の内の多階調
表示の求められる領域については前記サブフィールド数
を多くし、多階調表示の求められない他の領域について
は必要最低限のサブフィールド数とするディスプレイ装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
置された画素を選択発光させることによって画像表示を
行うディスプレイ装置である、液晶ディスプレイ(LC
D)、プラズマディスプレイ(PDP)、デジタルマイ
クロミラーディスプレイ(DMD)等、時分割駆動法に
より中間調表示を行うディスプレイに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マトリクス型のディスプレイ装置として
プラズマディスプレイ装置を例にとり、以下従来の技術
について説明する。
【0003】プラズマディスプレイ装置には大別してA
C型とDC型に分類される。
【0004】図11はDC型のプラズマディスプレイ装
置10の概略を示すブロック図である。プラズマディス
プレイ装置10は、表示パネル11、表示パネル11が
有するアドレス電極15、走査電極16を駆動するため
のアドレスパルス発生回路12、走査パルス及び維持パ
ルス発生回路13、前記各パルス発生回路を制御する信
号処理回路14によって構成される。
【0005】表示パネル11は、2枚のガラス板とアド
レス電極15、走査電極16、前記ガラス板に挟まれた
空間を仕切る隔壁等を有する。画素は2枚のガラス板に
挟まれ、かつ隔壁で仕切られた空間である放電セルによ
って構成される。放電セルには、例えばHe−Xe、N
e−Xeのような希ガスが封入されており、アドレス電
極15、走査電極16に電圧を加えると、放電が起こり
紫外線が発生される。隔壁には蛍光体が塗布されてお
り、紫外線によって励起され発光する。蛍光体の発光色
を放電セル毎に赤、緑、青に塗り分け、画像信号に応じ
て選択することでカラー表示を行うことができる。
【0006】図7にDC型プラズマディスプレイ駆動波
形30を示す。電極の駆動は線順次で行われ、n列の放
電セルに対応するアドレス電極には、画像信号に応じて
電圧VAのアドレスパルス31が順に送られる。一方、
走査電極には1行目から順に電圧VSの走査パルス32
が与えられる。アドレス電圧VAと走査電圧VSが同時
に与えられたセルでは、電極間電圧が放電開始電圧を越
えて放電する。この放電をアドレス放電とする。放電し
たセル内には荷電粒子が残留しているため、放電後の一
定期間内であれば、放電開始電圧より低い電圧で、再び
放電が発生する。従って、アドレス放電が発生したセル
では走査パルス32に続いて与えられる電圧VS2の維
持パルス33によって放電が継続される。この様な駆動
方法をメモリー駆動法と言う。
【0007】次に前記のメモリー駆動法を利用した時分
割駆動法(以下、サブフィールド法)による中間調表示
方法ついて説明する。サブフィールド法とは、1フィー
ルドを発光輝度の違いによって重み付けされた複数のサ
ブフィールドに分割し、信号の振幅に応じて各画素毎に
任意のサブフィールドを選択することで、中間調表示を
実現する方法である。なお、ここでいうフィールドとは
垂直走査期間のことを指しており、フレームまたはサブ
フレームと読み換えても差し支えない。
【0008】図8の時分割駆動法による駆動シーケンス
40は、4つのサブフィールドSF1〜SF4により1
6階調を表示する場合の例である。走査期間41は第1
サブフィールドの発光セルを選択するための期間、維持
期間42は選択されたセルが発光している期間を表す。
サブフィールドSF1〜SF4の維持期間は、8:4:
2:1の輝度比に重みづけされており、映像信号のレベ
ルに応じてこれらのサブフィールドを任意に選択すれ
ば、2の4乗=16階調の表示が可能となる。
【0009】階調数を増やしたい場合はサブフィールド
の数を増やせばよく、例えばサブフィールド数を8と
し、その維持期間の輝度比を128:64:32:1
6:8:4:2:1とすれば256階調の表示が可能と
なる。各サブフィールドの輝度レベルは維持期間に加え
られる維持パルスの数によって制御する。この種の装置
及び駆動方法に関しては、例えば、Society f
or Information Display(SI
D)94 DIGEST(pp.723−726)等に
記載されている。
【0010】図12はAC型のプラズマディスプレイ装
置20の概略を示すブロック図である。プラズマディス
プレイ装置20は、表示パネル21、表示パネル21が
有するアドレス電極26、走査電極27、維持電極28
を駆動するためのアドレスパルス発生回路22、走査及
び維持パルス発生回路23、維持パルス発生回路25、
前記各パルス発生回路を制御する信号処理回路24によ
って構成される。
【0011】表示パネル21は、2枚のガラス板とアド
レス電極26、走査電極27、維持電極28、前記ガラ
ス板に挟まれた空間を仕切る隔壁等を有する。画素は2
枚のガラス板に挟まれ、かつ隔壁で仕切られた空間であ
る放電セルによって構成される。
【0012】AC型では、電極が誘電体に覆われている
点がDC型には無い特徴である。放電セルには、例えば
He−Xe、Ne−Xeのような希ガスが封入されてお
り、アドレス電極26、走査電極27間に電圧を加える
と、放電が起こり、紫外線が発生される。隔壁には蛍光
体が塗布されており、紫外線によって励起され発光す
る。蛍光体の発光色を放電セル毎に赤、緑、青に塗り分
け、画像信号に応じて選択することでカラー表示を行う
ことができる。
【0013】図9にAC型プラズマディスプレイ駆動波
形50を示す。電極の駆動は線順次で行われ、n列の放
電セルに対応するアドレス電極には、画像信号に応じて
電圧VAのアドレスパルス51が順に送られる。一方、
走査電極には1行目から順に電圧VSの走査パルス52
が与えられる。アドレス電圧VAと走査電圧VSが同時
に与えられたセルでは、電極間電圧が放電開始電圧を越
えて放電する。この放電をアドレス放電とする。放電が
発生したセルでは、電極を覆う誘電体上に電荷が蓄積
(以下、壁電荷)しており、その後の一定の期間内であ
れば、放電開始電圧より低い電圧で、再び放電を発生す
ることができる。
【0014】図12の例では、走査電極27が維持電極
を兼ねており、走査電極27と維持電極28に交互に維
持パルスを与えることで維持放電を発生させる。この
時、走査電極27と維持電極28との間での放電の向き
が交互に変化する。そのため、AC型と呼ばれる。
【0015】DC型同様この様な駆動方法をメモリー駆
動法といい、DC型の場合と同じ様に図8の駆動シーケ
ンス40で駆動することが可能である。ただし、壁電荷
によるメモリー効果は、DC型の荷電粒子によるメモリ
ー効果と比較して、メモリー効果の持続時間が長いた
め、以下に説明するような他の駆動シーケンスも提案さ
れている。
【0016】図10の駆動シーケンス60は、4つのサ
ブフィールドSF1〜SF4により、16階調を表示す
る場合の例である。走査期間61は第1サブフィールド
の発光セルを選択するための期間、維持期間62は選択
されたセルが発光している期間を表わす。サブフィール
ドSF1〜SF4の維持期間は、8:4:2:1の輝度
比に重みづけされており、映像信号のレベルに応じてこ
れらのサブフィールドを任意に選択すれば、2の4乗=
16階調の表示が可能となる。
【0017】このように時分割駆動法による中間調表示
の原理に関しては、図8の駆動シーケンス40の場合と
同様である。最も大きな違いは、走査期間61と維持期
間62が完全に分離されており、維持期間に関しては全
画面共通の駆動パルスが与えられることである。壁電荷
によるメモリー効果の持続時間が長く、走査から維持期
間開始までの時間設定について自由度が大きいために実
現可能な駆動シーケンスである。この種の装置について
は、例えば信学技報EID92−86(1993−0
1,pp.7−11)等に記載されている。
【0018】また、上記時分割駆動法を使用して動画を
表示した場合、駆動シーケンスに起因する輪郭ノイズの
発生が報告されている。このノイズは、発光間隔が表示
する階調によって変化すること、および動画に追従して
視線が移動することにより発生するもので、静止画につ
いては生じない。
【0019】この種の問題の解決法としては例えば、発
光重みの大きい上位ビットを分割して、時間的に分散し
て発光させる方法等が知られている。例えば8:4:
2:1の輝度比に重みづけされたサブフィールドに、デ
ジタル映像信号の上位4ビットが割り当てられていると
する。この時、最上位ビットを2分割して、1フィール
ドあたりのサブフィールド数を4から5に増やす。サブ
フィールドの輝度比は4:4:2:1:4とし、最上位
ビットに関しては、フィールドの最初と最後のサブフィ
ールドで発光させる。この様な手法により上記のノイズ
を低減することができる。サブフィールド分割の方法や
表示順についてはさまざまな提案がなされており、この
種の方法については例えば、SID96 DIGEST
(pp.291−294)等に記載されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ディスプレイ装置はあ
らゆるメディアに対応するため、高解像度化、多階調化
がすすめられている。とくにフォトCD、MPEGソフ
トの普及により、自然画表示に対する要求が高い。なか
でも解像度の高いディスプレイの場合、画面上に複数の
ウインドウを開き、その1つに自然画を表示するといっ
た使い方がなされることが多い。
【0021】また、テレビ受像機の分野においてはアス
ペクト比16:9のワイドテレビの市場が急速に拡大し
ている。したがって、たとえばアスペクト比4:3のデ
ィスプレイにアスペクト比16:9の動画を表示すると
いったような使い方への対応も求められている。
【0022】上記従来技術におけるサブフィールド法
は、表示走査線数が多くなるほど走査期間が長くなるた
め、サブフィールド数を増やすことが難しくなる。一
方、表示階調数を増やす、あるいは上位ビットを分割表
示し動画再生時のノイズを低減するといった場合、サブ
フィールド数を増やす必要がある。従って、解像度の向
上と画質の向上は、両立が困難な課題となる。
【0023】例えば、XGA(1024×768ドッ
ト)のパネルにVGA(640×480ドット)相当の
ウインドウで自然画を表示する場合を考える。この場
合、VGAの走査線数に対してXGAの走査線数は1.
6倍であるから、1サブフィールドの走査に必要な時間
も1.6倍になる。したがって、維持期間が短くなり充
分な輝度が得られない、あるいはサブフィールド数が少
なくなり充分な階調数を表現できない等、VGAのパネ
ルを使用した場合と比較して不自然な映像となる可能性
があった。本発明の目的はこの様な使用状況下で、自然
で高画質な映像を実現することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明では、上記のような使用状況のもとでは、高い
輝度や階調数の多い表示を必要とするのは画面全体の一
部分であることが多いことに着目した。すなわち、画面
の情報の無い部分については非表示部分とし、表示画素
を選択するための走査を行わないものとする。また多階
調表示を行う必要があるウインドウ部分のみサブフィー
ルド数を多くし、他の部分については必要最低限のサブ
フィールド数で表示をおこなうものとする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のマトリクス型ディスプレ
イ装置の一例であるプラズマディスプレイ装置は、図1
1または図12に図示するように、表示パネル、アドレ
ス電極、走査電極、アドレスパルス出力回路、走査パル
ス及び維持パルス出力回路、前記出力回路を制御する信
号処理回路によって構成される。表示パネルは、2枚の
ガラス板とアドレス電極、走査電極、前記ガラス板に挟
まれた空間を仕切る隔壁等を有する。画素は2枚のガラ
ス板に挟まれ、かつ隔壁で仕切られた空間である放電セ
ルによって構成される。
【0026】放電セルには例えばHe−Xe、Ne−X
eのような希ガスが封入されており、アドレス電極と走
査電極に電圧を加えると放電セルでの放電で紫外線が発
生し、隔壁の蛍光体が励起され発光する。蛍光体の発光
色を放電セル毎に赤、緑、青に塗り分け、画像信号に応
じて選択することでカラー表示を行うことができる。
【0027】図1は本発明を図10における駆動シーケ
ンス60に適用した時の実施形態を示している。なお、
本駆動方式の走査時間と維持期間の関係はおよそ次の式
で表される。
【0028】 Tsus≒Tv−Tscn×(L1+L2+…Li+…+Lm) 式(1) Tsus;1フィールドあたりの維持期間の合計 Tscn;1ラインあたりの走査時間 Li ;第iサブフィールド数の走査ライン数 m ;1フィールドあたりのサブフィールド数 Tv ;1フィールドの時間 実際の駆動においては、放電を安定させるためのリセッ
ト期間、垂直ブランキング期間等が必要となる場合があ
るが、本実施形態においては、1フィールドに占める割
合が小さいものとして省略した。
【0029】以下、駆動シーケンス60と本発明による
駆動シーケンスとが、同一のディスプレイに対して実施
されているものとして比較する。
【0030】図1(a)はディスプレイの周囲または上
下に非表示領域を設け、画面中央の表示領域のだけを走
査した場合の駆動シーケンス110を示す。画面の状態
は、図6(a)のディスプレイ610において表示領域
611に画像を表示し、表示領域612を非表示領域と
した場合、図6(b)のディスプレイ620において表
示領域621に画像を表示し、表示領域622及び表示
領域623を非表示領域とした場合等に相当する。
【0031】なお、表示領域611の左右に生じる表示
領域612の一部については、走査のみ行い、画像デー
タを書き込まない(黒の画像を書き込む)ことで表示領
域612の他の部分と同様非表示とする。
【0032】駆動シーケンス110の走査期間111〜
116はいずれもj行〜k行のみを走査しているため、
駆動シーケンス60の走査期間61に比べ走査期間が短
くなっている。これは1行〜j行、k行〜n行を非表示
期間として対応する走査電極を走査しないためである。
ここで、駆動シーケンス60と駆動シーケンス110の
維持期間を1フィールドの25%、走査線数nをXGA
の解像度に相当する756本、走査線数kーj間をVG
Aの解像度に相当する480本と仮定する。
【0033】この場合、式(1)によれば駆動シーケン
ス110のサブフィールド数が6のとき、駆動シーケン
ス60と1フィールドあたりの走査時間が最も近くな
る。つまり、サブフィールド数を4から6に増やすこと
が可能となる。このとき第1サブフィールドから第6サ
ブフィールドの輝度の重みづけを例えば32:16:
8:4:2:1とし、それぞれにデジタル化された画像
データを最上位ビット(bit7)から順に割り当てる
と、表示可能な階調数を従来の16から64に増やすこ
とができる。
【0034】図3は本駆動シーケンスを実現するための
信号処理回路の基本構成を表すブロック図であり、図1
1における信号処理回路14、図12における信号処理
回路24に相当する。入力された映像信号はアナログ信
号処理回路301、A/Dコンバータ302を通じてデ
ジタルデータに変換されたのち、デジタル信号処理回路
303を通じてフレームメモリー309に書き込まれ
る。
【0035】一方、制御パルス発生回路306では、サ
ブフィールド毎に必要な各種の制御信号を発生する。こ
こから制御信号をデジタル信号処理回路303に送るこ
とによって、アドレスデータがフレームメモリーから読
み出され、駆動シーケンスにしたがってアドレスパルス
出力回路313に送られる。
【0036】システム制御部314には、入力信号判別
手段304、駆動制御パラメータ選択手段305、パラ
メータ記憶装置308、ユーザーインターフェイス手段
307、データ通信インターフェイス310等が備えら
れている。入力が同期信号である入力信号判別回路30
4では、例えば同期信号の周波数をカウントして信号フ
ォーマットの判別を行い、パラメータ選択手段305に
その情報を伝達する。
【0037】パラメータ選択手段305は前記の信号フ
ォーマット情報に従いパラメータ記憶装置308から走
査領域に関するパラメータを選択し、インターフェイス
手段310、データ通信バス311を介して制御パルス
発生回路306に伝達する。制御パルス発生回路306
はこのパラメータにしたがって走査パルス発生回路31
5、維持パルス発生回路316を制御する。
【0038】上記の説明においては、パラメータ記憶装
置308から表示領域に関するパラメータを選択してい
るが、パラメータの選択方法は任意の方法をとればよ
い。例えばパラメータ選択手段がマイクロコンピュータ
で構成され、信号フォーマット情報から走査領域に関す
るパラメータを算出し、データ通信バス310を介して
制御パルス発生回路306の制御パラメータを直接変更
してもよい。
【0039】また、ユーザーインターフェイス307を
介し、情報入力手段312により、走査領域に関するパ
ラメータを設定してもよい。情報入力手段312として
は、例えばリモコン、マウス、キーボード等の入力機器
が考えれれる。また、情報入力手段312にパーソナル
コンピュータ等をディスプレイに接続し、内部のグラフ
ィックボードやソフトウエアで処理される画像情報を随
時システム制御回路に送信することで走査領域に関わる
設定を行ってもよい。
【0040】図4は走査パルス発生回路315を表すブ
ロック図である。走査パルス発生回路は複数本の出力回
路を集積した走査パルス発生用IC421を複数接続す
ることで構成している。例えば、本図の様にIC1個あ
たりの出力チャンネル数を64とすれば、走査線数が7
68本あるXGA対応のディスプレイでは12個の走査
パルス発生ICを使用することになる。走査パルス発生
用IC421はシフトレジスタ回路421a、出力制御
ロジック回路421b、出力回路421cから構成され
ている。
【0041】ここで、走査パルス発生用IC421の通
常の動作を説明する。走査パルス発生用IC421のデ
ータ入力端子405に入力されたデータパルスSIはシ
フトレジスタ回路421aにおいて、クロックCKの立
ち上がりに同期してシリアルーパラレル変換される。
【0042】図4の例においてはラッチイネーブル45
3は常にハイレベルに固定されており、シフトレジスタ
でパラレル変換されたデータは、出力制御ロジック回路
421bのイネーブル信号ENによって制御されて出力
回路421cの出力端子OUT1、OUT2・・・に出
力される。
【0043】図5は、上記の制御によって発生される走
査パルスを表わす図であり、1〜768行目を走査する
場合と、3行目から766行目を走査するときの例を示
している。出力制御ロジック回路421bのイネーブル
信号ENによって走査パルスの発生期間を制限してい
る。本実施形態においては走査パルスを発生しない期間
と走査パルスを発生する期間のクロック周期が等しくな
っているが、非表示期間のクロック周期は任意の周期で
よい。また、この期間は維持期間等、走査パルス出力回
路が休止している期間とオーバーラップしても差し支え
ない。なお、走査パルス発生回路の構成、制御方法等は
あくまでも一つの例であり、最終的に走査領域を制限す
るように出力端子が制御されればよい。
【0044】以上のようにシステム制御部314のパラ
メータ選択手段305により選択された表示領域設定パ
ラメータにより制御パルス発生回路306は、走査パル
ス制御信号を変更し、これにしたがって走査パルスの発
生領域が制御される。本実施形態においてもっとも重要
な点は、ディスプレイ装置が、走査領域を判別あるいは
設定するための手段と、その設定を出力制御パルス発生
回路に伝えて出力回路の走査領域を切り替える手段を有
し、駆動シーケンス110の駆動方法でパネルを動作さ
せることにある。画面の表示位置、表示走査線数につい
ては、入力信号、ユーザー設定に応じて任意に選択して
よい。
【0045】次に上記の実施形態同様、走査期間の短縮
を画質の向上にあてた他の実施形態について、以下に説
明する。
【0046】図1(b)はディスプレイの上下に表示階
調数の少ない表示領域を設け、画面中央に表示階調数の
多い表示領域を設けた場合の駆動シーケンス120を示
す。画面の状態は、図6(a)のディスプレイ610に
おいて表示領域611を表示階調数の多い領域に設定
し、表示領域612を表示階調数の少ない表示領域に設
定した場合、図6(b)のディスプレイ620において
表示領域621を表示階調数の多い領域に設定し、表示
領域622、表示領域623を表示階調数の少ない表示
領域に設定した場合に相当する。
【0047】駆動シーケンス120の走査期間121、
122は1〜n行を走査、走査期間123〜125はj
〜k行を走査している。これは第3サブフィールド以降
は1行〜j行、k行〜n行を走査しないためである。こ
こで駆動シーケンス120の維持期間を1フィールドの
25%、走査線数nをXGAの解像度に相当する756
本、走査線数kーj間をVGAの解像度に相当する48
0本、階調数の少ない領域は2サブフィールド4階調の
表示と仮定する。
【0048】本駆動方式の走査時間と維持期間の関係は
図1(a)の場合と同様、およそ式(1)で表されるの
で、サブフィールド数5のとき駆動シーケンス60と駆
動シーケンス120の1フィールドあたりの走査期間が
最も近くなる。第1サブフィールドから第5サブフィー
ルドの発光の重みづけを例えば16:8:4:2:1と
し、それぞれにデジタル化された画像データを最上位ビ
ット(bit7)から順に割り当てると、表示階調数が
多い領域については表示可能な階調数を従来の16から
32に増やすことができる。また、表示階調数が少ない
領域には、たとえばディスプレイの操作メニュー、映画
ソフトの字幕情報等を表示することで有効に利用するこ
とができる。
【0049】図1(c)は走査期間の短縮によって空い
た時間によって維持期間を増やし輝度の向上を図った場
合の駆動シーケンス130を示す。画面の状態は、図6
(a)のディスプレイ610において表示領域611に
輝度の高い画像を表示し、表示領域612を非表示領域
とした場合、図6(b)のディスプレイ620において
表示領域621に輝度の高い画像を表示し、表示領域6
22、表示領域623を非表示領域とした場合に相当す
る。
【0050】ここで駆動シーケンス130のサブフィー
ルド数を4、走査線数nをXGAの解像度に相当する7
56本、走査線数kーj間をVGAの解像度に相当する
480本、と仮定する。この場合も上記の実施形態同
様、走査期間と維持期間の関係は式(1)で表されるの
で、全ラインを走査したときの維持期間を1フィールド
の25%とすると、走査時間の短縮分を含めて維持期間
を1フィールドの53%に増やすことができる。したが
って輝度をおよそ2倍化することができる。
【0051】図1(d)は図1(a)同様、走査期間の
短縮による空いた時間によってサブフィールド数を増や
した場合の実施形態であるが、増えた2つのサブフィー
ルドのうち1つを表示階調数を増やすために、もう1つ
を動画表示時のノイズ低減に割り当てたものである。本
実施形態では、もっとも輝度の重みづけの大きい最上位
ビットを第1サブフィールドと第6サブフィールドに2
分割して表示している。したがって、表示階調数の増加
は1ビット分であるが、動画表示時のノイズを低減する
ことができる。
【0052】以上、本発明における実施形態を図1
(b)〜(d)を用いて紹介したが、本実施形態を実現
するための回路、および制御方法については図1(a)
の場合と同様であり、制御パルス発生回路306の走査
領域設定に関するパラメータを変更することで対応でき
る。また、(a)〜(d)の実施形態は、組み合わせて
適用することも可能であり、ディスプレイの使用目的や
信号によって使い分ければよい。
【0053】以上のような実施形態は、表示領域がさら
に細分化された場合においても基本的に適用できる。他
の表示例を図6(c)に示す。ディスプレイ630には
表示領域631、表示領域632、表示領域633の3
つの領域が設定されている。例えばここで表示領域63
3が階調数の少ない表示領域、表示領域631が階調数
の多い表示領域、表示領域632が非表示領域とする。
この場合、1〜j行を走査しない領域、k〜n行を走査
回数の少ない領域、j〜k行を走査回数の多い領域に設
定すればよい。
【0054】ところで、走査パルスを印加しない領域で
は維持パルスによる放電は起こらない。したがって、非
表示部分に該当する走査電極および維持電極に対しても
維持電圧を印加しても本発明の本質には何ら影響はな
い。しかし、容量性負荷をパルス駆動するため、放電が
生じない場合においても容量の充放電による電力損失が
発生する。そこで、維持パルス発生回路を複数に分割
し、非表示領域については維持パルスを停止してもよ
い。その結果、ディスプレイ装置の装置の消費電力を低
減することができる。
【0055】図2は上記実施形態を図8における駆動シ
ーケンス40に適用した場合第の実施形態を示す。本駆
動方式の走査期間と維持期間の関係は、およそ以下の式
で表される。
【0056】 Tsus≒Tv−Tscn×(L1+L2+…+Li+…+Lm) +(Tv/m)×2 式(2) Tsus;1フィールドあたりの維持期間の合計 Tscn;1ラインあたりの走査時間 Li ;第iサブフィールド数の走査ライン数 m ;1フィールドあたりのサブフィールド数 Tv ;1フィールドの時間 実際の駆動においては、放電を安定させるためのリセッ
ト期間、垂直ブランキング期間等が必要となる場合があ
るが、本実施形態においては、1フィールドに占める割
合が小さいものとして省略した。
【0057】図10の駆動方式において、走査期間と維
持期間が完全に独立している必要があったのに対し、本
駆動方式では走査期間と1つ前の維持期間は時間的に重
なっても差し支えない。したがって、式(1)に対して
式(2)では第3項が追加されている。すなわちTv>
Tscn×(L1+L2+…+Li+…+Lm)を満た
せば最低限第3項に相当する維持期間は確保できること
になる。式(2)における第3項は、各サブフィールド
の輝度の重みづけが、1:2:4…の様に2のべき乗と
なっている場合の例であり、例えばサブフィールド数が
8以下であれば25%の維持期間は必ず確保できる。
【0058】以下、駆動シーケンス60と本発明の実施
形態とが、同一のディスプレイに対する駆動シーケンス
を表しているものとして、説明をすすめる。
【0059】図2(a)はディスプレイの上下に非表示
領域を設け、画面中央の表示領域のだけを走査した場合
の駆動シーケンス111を示す。画面の状態は、図6
(a)のディスプレイ610において表示領域611に
画像を表示し、表示領域612を非表示領域とした場
合、図6(b)のディスプレイ620において表示領域
621に画像を表示し、表示領域622、表示領域62
3を非表示領域とした場合等に相当する。
【0060】なお、表示領域611の左右に生じる表示
領域612の一部については、走査のみ行い、画像デー
タを書き込まない(黒の画像を書き込む)ことで表示領
域612の他の部分と同様非表示とする。
【0061】駆動シーケンス210の走査期間211〜
216はいずれもj行〜k行のみを走査しているため、
駆動シーケンス40の走査期間41に比べ走査期間が短
くなっている。これは1行〜j行、k行〜n行を非表示
期間として対応する走査電極を走査しないためである。
ここで、駆動シーケンス40と駆動シーケンス210の
維持期間を1フィールドの25%、走査線数nをXGA
の解像度に相当する756本、走査線数kーj間をVG
Aの解像度に相当する480本と仮定する。
【0062】式(2)によれば、駆動シーケンス210
のサブフィールド数が6のとき、駆動シーケンス40と
1フィールドあたりの走査時間が最も近くなる。つま
り、サブフィールド数を4から6に増やすことが可能と
なる。このとき、第1サブフィールドから第6サブフィ
ールドの発光の重みづけを例えば32:16:8:4:
2:1とし、それぞれにデジタル化された画像データを
最上位ビット(bit7)から順に割り当てると、表示
可能な階調数を従来の16から64に増やすことができ
る。
【0063】図2(b)はディスプレイの上下に表示階
調数の少ない表示領域を設け、画面中央に表示階調数の
多い表示領域を設けた場合の駆動シーケンス220を示
す。画面の状態は、図6(a)のディスプレイ610に
おいて表示領域611を表示階調数の多い領域に設定
し、表示領域612を表示階調数の少ない表示領域に設
定した場合、図6(b)のディスプレイ620において
表示領域621を表示階調数の多い領域に設定し、表示
領域622表示領域623を表示階調数の少ない表示領
域に設定した場合に相当する。
【0064】駆動シーケンス220の走査期間221、
222は、1〜n行を走査、走査期間223〜225は
j〜k行を走査している。これは1行〜j行、k行〜n
行を表示階調数の少ない領域として第3サブフィールド
以降は走査しないためである。ここで、駆動シーケンス
220の維持期間を1フィールドの25%、走査線数n
をXGAの解像度に相当する756本、走査線数kーj
間をVGAの解像度に相当する480本、階調数の少な
い領域は2サブフィールド4階調の表示と仮定する。
【0065】本駆動方式の走査時間と維持期間の関係は
式(2)で表されるため、サブフィールド数5のとき駆
動シーケンス40と駆動シーケンス220の1フィール
ドあたりの走査期間が最も近くなる。このとき第1サブ
フィールドから第5サブフィールドの発光の重みづけを
例えば16:8:4:2:1とし、それぞれにデジタル
化された画像データを最上位ビット(bit7)から順
に割り当てると、表示階調数が多い領域については表示
可能な階調数を従来の16から32に増やすことができ
る。また、表示階調数が少ない領域には、たとえばディ
スプレイの操作メニュー、映画ソフトの字幕情報等を表
示することで有効に利用することができる。
【0066】図2(c)は走査期間の短縮による空いた
時間によって維持期間を増やし輝度の向上を図った場合
の駆動シーケンス230を示す。画面の状態は、図6
(a)のディスプレイ610において表示領域611に
輝度の高い画像を表示し、表示領域612を非表示領域
とした場合、図6(b)のディスプレイ620において
表示領域621に輝度の高い画像を表示し、表示領域6
22を非表示領域とした場合に相当する。ここで駆動シ
ーケンス230のサブフィールド数を4、走査線数nを
XGAの解像度に相当する756本、走査線数kーj間
をVGAの解像度に相当する480本、と仮定する。
【0067】この場合も走査期間と維持期間の間では式
(2)で表される。4サブフィールドのとき1フィール
ドあたりの最大維持期間はおよそ50%である。従って
走査時間の短縮分をすべて維持期間にあてれば1フィー
ルドのおよそ88%を維持期間とすることができ、大幅
な輝度向上が図れる。
【0068】図1(d)は図1(a)同様、走査期間の
短縮による空いた時間によってサブフィールド数を増や
した場合の実施形態であるが、サブフィールドの増加分
を階調数の増加と動画表示時のノイズ低減とに割り当て
た場合の例である。本実施形態では、もっとも輝度の重
みづけの大きい最上位ビットを第1サブフィールドと第
6サブフィールドに2分割して表示している。したがっ
て、表示階調数の増加は1ビット分であるが、動画表示
時のノイズを低減することができる。
【0069】以上のように、図2で説明した駆動シーケ
ンスを実施した場合でも、図1で説明した駆動シーケン
スの場合とその効果は変わりない。また、本駆動シーケ
ンスを実現するための回路および制御方法に関しても、
走査パルスの発生を制御して表示領域毎の走査を制御す
るという点では、基本的に図1の実施形態と同様である
ため、説明は割愛する。
【0070】なお、上記の実施形態においては、説明を
容易にするため、基準となるサブフィールド数を4とし
たが、この限りではなく、任意の数でよい。また、サブ
フィールドの輝度の重みづけや表示順に関しても任意の
順番でよい。表示領域により、サブフィールド数を変え
る場合の、それぞれの領域へのサブフィールド割当て
数、割当て順等も任意に選択してよい。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、時分割駆動法による階
調制御を行うディスプレイ装置において、画面上のウイ
ンドウに自然画(動画、静止画を問わず)を取り込むよ
うな使い方をする場合、例えば、SVGA(800×6
00ドット)、XGA(1024×768ドット)、S
XGA(1280×1024)等の高解像度画面上にT
V、フォトCD等の自然画表示等を行った時、十分な輝
度、あるいは色数を表現でき、自然な表示表示画像を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスプレイ装置の駆動シーケン
スを表す図である。
【図2】本発明によるディスプレイ装置の駆動シーケン
スを表す図である。
【図3】本発明によるディスプレイ装置の信号処理回路
を表す図である。
【図4】本発明により制御する走査パルス発生回路の一
例を表す図である。
【図5】本発明による走査パルス発生回路制御方法の一
例を表す図である。
【図6】本発明による実施形態が適用される場合のディ
スプレイの表示画面の一例を表す図である。
【図7】従来のDC型プラズマディスプレイ装置の駆動
波形の一例を表す図である。
【図8】従来のDC型プラズマディスプレイ装置の駆動
シーケンスの一例を表す図である。
【図9】従来のAC型プラズマディスプレイ装置の駆動
波形の一例を表す図である。
【図10】従来のAC型プラズマディスプレイ装置の駆
動シーケンスの一例を表す図である。
【図11】従来のDC型プラズマディスプレイ装置の概
要を表すブロック図を表す図である。
【図12】従来のAC型プラズマディスプレイ装置の概
要を表すブロック図を表す図である。
【符号の説明】
10 DC型プラズマディスプレイ装置 11,21 表示パネル 12,22 アドレスパルス出力回路 13,23 走査・維持パルス出力回路 14,24 信号処理回路 15,26 アドレス電極 16,27 走査電極 20 AC型プラズマディスプレイ装置 30 DC型プラズマディスプレイの駆動波形 40 時分割駆動法による駆動シーケンス 41、61 走査期間 42,62 維持期間 50 AC型プラズマディスプレイの駆動波形 60 時分割駆動法による駆動シーケンス 111〜116,121〜125,131〜134,1
41〜146 走査期間 110,210 表示階調を増やした場合の駆動シーケ
ンス 120、220 画面位置によって異なる階調で表示し
た場合の駆動シーケンス 130,230 維持期間を増やした場合の駆動シーケ
ンス 140,240 上位ビットを分割して配置した場合の
駆動シーケンス
フロントページの続き (72)発明者 野口 泰司 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所家電・情報メディア事 業部内 (72)発明者 熊倉 健 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所家電・情報メディア事 業部内 (72)発明者 石垣 正治 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所家電・情報メディア事 業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の電極に
    電圧を印加することによって、水平方向と垂直方向に多
    数配列された画素を選択発光させるマトリクス表示型の
    ディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示走査線数よりも入力信号の走査
    線数が少ない場合、入力信号に応じた走査線数のみ画素
    を選択発光させるための走査を行うことを特徴とするデ
    ィスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 マトリクス状に配置された複数の電極に
    電圧を印加することによって、水平方向と垂直方向に多
    数配列された画素を選択発光させるマトリクス表示型の
    ディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示走査線数よりも小さい領域で表
    示を行う場合、表示領域についてのみ画素を選択発光さ
    せるための走査を行うことを特徴とするディスプレイ装
    置。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に配置された複数の電極に
    電圧を印加することによって、水平方向と垂直方向に多
    数配列された画素を選択発光させるマトリクス表示型の
    ディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示走査線数よりも小さい領域で表
    示を行う場合、画面全体を表示する場合と比較して表示
    階調数を多くすることを特徴とするディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 マトリクス状に配置された複数の電極に
    電圧を印加することによって、水平方向と垂直方向に多
    数配列された画素を選択発光させるマトリクス表示型の
    ディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示走査線数よりも小さい領域で表
    示を行う場合、画面全体を表示する場合と比較して表示
    輝度を高くすることを特徴とするディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 マトリクス状に配置された複数の電極に
    電圧を印加することによって、水平方向と垂直方向に多
    数配列された画素を選択発光させるマトリクス表示型の
    ディスプレイにおいて、 有効表示領域を複数の領域に分割して表示を行う場合、
    複数の領域に対して表示可能な階調数及び輝度を個別に
    設定できることを特徴とするディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1つの請求
    項において、 1フィールドまたは1フレームの期間が、発光時間によ
    って重みづけされた複数のサブフィールドまたはサブフ
    レームに分割され、任意のサブフィールドまたはサブフ
    レームを選択することによって中間調表示を可能とする
    時分割駆動法を適用することを特徴とするディスプレイ
    装置。
  7. 【請求項7】 マトリクス状に配置された複数の電極に
    電圧を印加することによって、水平方向と垂直方向に多
    数配列された画素を選択発光させるマトリクス表示型の
    ディスプレイにおいて、 1フィールドまたは1フレーム期間を発光時間により重
    み付けされた複数のサブフィールドまたはサブフレーム
    に分割する時分割駆動法を用いる電極駆動であって、 有効表示領域を複数の領域に分割し、非表示領域につい
    ては発光画素を選択するための走査を行なわず、 表示領域の内のある領域については前記サブフィールド
    またはサブフレーム数を多くし、他のある領域について
    は必要最低限のサブフィールドまたはサブフレーム数と
    することを特徴とするディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1つの請求
    項において、 ディスプレイ部分が、一定の間隔で配置された前面板及
    び背面板と、前記前面板と背面板との間に封じられたガ
    スと、マトリクス状に配置された複数の電極とを有し、
    マトリクス状に配置された電極に画像信号に応じた電圧
    を印加することで、任意の位置でガス放電を発生させ、
    画像表示を行うガス放電表示装置であることを特徴とす
    るディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 マトリクス状に配置された複数の電極を
    駆動することによって、水平方向と垂直方向に多数配列
    された画素を選択発光させるマトリクス表示型のディス
    プレイにおいて、 入力信号の走査線数がディスプレイの有効表示走査線数
    よりも少ない場合には入力信号に応じて走査電極を駆動
    するステップと、 入力信号に対応する画素を発光させるステップとを備え
    たことを特徴とする表示方法。
  10. 【請求項10】 マトリクス状に配置された画素に対応
    した電極を駆動して、この画素を選択発光させるマトリ
    クス型のディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示領域よりも小さい領域の走査電
    極を駆動するステップと、 走査電極を駆動することによって放電が生じた画素を発
    光させるステップとを備えたことを特徴とする表示方
    法。
  11. 【請求項11】 マトリクス状に配置された画素に対応
    した電極を駆動して、この画素を選択発光させるマトリ
    クス型のディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示領域より小さい領域を走査して
    走査期間を短縮し、この短縮された時間に対応してサブ
    フィールドの数を増やすことを特徴とする表示方法。
  12. 【請求項12】 マトリクス状に配置された画素に対応
    した電極を駆動して、この画素を選択発光させるマトリ
    クス型のディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示領域より小さい領域を走査して
    走査期間を短縮し、この短縮された時間に対応して1フ
    ィールド当たりの維持期間を増やすことを特徴とする表
    示方法。
  13. 【請求項13】 マトリクス状に配置された画素に対応
    した電極を駆動して、この画素を選択発光させるマトリ
    クス型のディスプレイにおいて、 ディスプレイの有効表示領域を少なくとも2つの領域に
    分割し、第1の領域の走査回数を第2の領域の走査回数
    に比べて少なくし、 第1の領域に比べて第2の領域の階調数を多くすること
    を特徴とする表示方法。
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JP11769196 1996-05-13
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11296140A (ja) * 1998-04-15 1999-10-29 Mitsubishi Electric Corp プラズマディスプレイパネルの駆動装置及び駆動方法
JP2003029688A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Pioneer Electronic Corp 表示パネルの駆動方法
JP2004177557A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Mitsubishi Electric Corp マトリクス型映像表示装置の駆動方法、プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびマトリクス型映像表示装置
JP2005010278A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Sony Corp 映像表示制御装置および映像表示装置
US7847757B2 (en) 2003-02-05 2010-12-07 Panasonic Corporation Display device
JP2012078845A (ja) * 2011-11-15 2012-04-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
JP2012230402A (ja) * 2004-08-03 2012-11-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置

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