JP2000221940A - プラズマディスプレイパネルの駆動装置および駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動装置および駆動方法

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JP2000221940A
JP2000221940A JP11019325A JP1932599A JP2000221940A JP 2000221940 A JP2000221940 A JP 2000221940A JP 11019325 A JP11019325 A JP 11019325A JP 1932599 A JP1932599 A JP 1932599A JP 2000221940 A JP2000221940 A JP 2000221940A
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circuit
pulse
display panel
plasma display
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JP11019325A
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English (en)
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Kenichi Kawabata
憲一 川畑
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗い画像を表示する時に画面の発光輝度をで
きるだけ低く抑えて明るい画像と暗い画像との間のコン
トラストを向上させる。 【解決手段】 表示画像の明暗に関するRGB信号に基
づいて表示画像が所定の暗さよりも暗いか否かを判定す
るサブフィールドビット情報判定回路17が設けられて
いる。さらに、サブフィールドビット情報判定回路17
の判定結果に応じて1フィールド中のプライミングパル
スの個数を制御するためのシーケンス制御信号を出力す
るシーケンス制御回路18が設けられている。駆動シー
ケンス生成回路16Aは、シーケンス制御信号に応じて
プライミングパルスの印加が実行されるべきサブフィー
ルドの数を調整可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流型プラズマ
ディスプレイに関し、特に階調表示を行うプラズマディ
スプレイパネルの駆動装置および駆動方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば特開平10−3281
号公報に示された、従来の交流型プラズマディスプレイ
の一つである面放電型交流型プラズマディスプレイの構
造を説明するための一部破断斜視図である。図13に示
されているように、面放電型プラズマディスプレイは次
のように構成される。表示面である前面ガラス基板10
2上には、第1の電極Xとして維持電極104と第2の
電極Y1〜Yjとしての走査電極105とが互いに平行
に形成されている。これら電極104,105上に誘電
体層106、さらにその上にMgO(酸化マグネシウ
ム)107が被覆されている。この前面ガラス基板10
2に対向する背面ガラス基板103上には、維持電極1
04および走査電極105の両電極に対して直角な方向
に延びる第3の電極A1〜Akとしてのアドレス電極1
08が形成されている。各アドレス電極108上に蛍光
体層109が設けられている。
【0003】任意の走査電極105とアドレス電極10
8とが立体交差する部分に放電セルが規定されており、
従って複数の第2の電極Y1〜Yjと複数の第3の電極
A1〜Akとで規定された放電セルはマトリクス状に並
んでいる。放電セルの一つ一つについて発光あるいは非
発光の選択を行うアドレスができるようにするために、
走査電極Y1〜Yj間およびアドレス電極A1〜Ak間
では、各電極間が絶縁されて各電極は独立駆動可能に構
成されている。さらに、放電セルを分離し、放電空間を
維持する隔壁110が設けられている。
【0004】図14は、このプラズマディスプレイパネ
ルに画像を表示させるための従来の駆動装置の一構成例
を示すブロック図である。ビデオ信号10はビデオ信号
処理回路11に入力され、輝度信号および色信号に分離
され、その後アナログ−ディジタル変換回路13(以降
A/D回路と呼ぶ)に入力される。またビデオ信号10
は同じく同期分離回路12にも供給され、制御回路15
の動作の基準となる垂直同期信号および水平同期信号を
出力する。ディジタル変換されたRGB信号は、制御回
路15の制御の下で、フレームメモリ14に書き込まれ
たり、フレームメモリ14から読み出されたりする動作
が行われる。制御回路15はプラズマディスプレイパネ
ルを駆動するための駆動シーケンス生成回路16の制御
も行う。そして、このシーケンス生成回路16によっ
て、プラズマディスプレイパネル駆動用シーケンスに従
った信号が生成される。シーケンス生成回路16より出
力された信号は、走査ドライバ22、維持ドライバ23
およびアドレスドライバ24に入力され、各ドライバ2
2〜24は入力された信号および高圧電圧により、プラ
ズマディスプレイパネル21への駆動パルスを生成す
る。アドレスドライバ24については、フレームメモリ
14より書き込み期間のアドレスパルスを生成するため
のデータ信号も入力される。
【0005】次に、交流型プラズマディスプレイの階調
表示方法について説明する。図15は階調表示を行う場
合の1フィールドのRGB信号の構成を示す概念図であ
る。1フィールドとは画面に1枚の絵を表示するための
時間で、NTSC(NationalTelevision System Commit
tee)の場合は約16.7msec.(60Hz)であ
る。図15において、縦方向は第1および第2の電極か
らなる行方向のラインであり、横方向は時間の流れを示
す。1フィールドは複数のサブフィールドにて構成さ
れ、例えば256階調(28階調)表示を行う場合、図
のように、RGB信号は、いずれのサブフィールドで発
光するかを示す画像ビット情報であって、第1から第8
サブフィールドSF1〜SF8までのデータを有するこ
とになる。第1サブフィールドSF1での発光・非発光
は最下位ビット(LSBと呼ぶ)で示され、最も維持放
電期間の短いサブフィールドである。第2サブフィール
ドSF2および第3サブフィールドSF3での発光・非
発光は、それぞれ第2ビットおよび第3ビットで示さ
れ、第8サブフィールドSF8での発光・非発光は最上
位ビット(MSBと呼ぶ)を示され、最も維持放電期間
が長いサブフィールドである。各サブフィールドSF1
〜SF8には消去期間、書き込み期間および維持放電期
間が時系列的に設けられている。
【0006】図16に、例えば特開平10−3281号
公報に示された、プライミングパルスの印加が実行され
るものとして予め定められたサブフィールド(サブフィ
ールドAと呼ぶ)のタイミングチャートを示す。プライ
ミングパルス31の説明を始め、放電発光動作の詳しい
説明は例えば特開平10−3281号公報にて詳細に記
載されているなど公知のことであるので、ここでは簡単
に説明を行う。第1の電極Xである維持電極104には
維持ドライバ23より図16(a)に示す維持ドライバ
パルスが印加され、第2の電極Y1〜Yjである走査電
極105には同様に図16(b)に示す走査ドライバパ
ルスが印加される。また第3の電極A1〜Akであるア
ドレス電極108には図16(c)に示す書き込みドラ
イバパルスが印加される。
【0007】各サブフィールドに設けられている消去期
間(ET)とは、交流型プラズマディスプレイパネルの
全セルを同じ状態にする期間で、図16においては、プ
ライミングパルス31が維持電極104に印加される。
プライミングパルス31のパルストップの電圧V(P
p)は走査電極105と維持電極104の間の放電開始
電圧以上に設定されているので、直前のサブフィールド
の発光・非発光に関係なく全てのセルを放電発光させ
る。プライミングパルス31が印加されると、X−Y電
極間には第1電圧が生じ、多量の壁電荷が発生する。プ
ライミングパルスが立ち下がると、X−Y電極間には壁
電荷による電界が残る。この電界は大きく、それ自体で
再び放電を開始することができる。しかし外部印加電圧
はないので、この放電で生じた電子やイオンは電極X,
Yに引きつけられることなく中和して消滅する。このよ
うにして消去が行われる。
【0008】各サブフィールドに設けられている書き込
み期間(WT)は、画面の任意のセルの走査電極105
とアドレス電極108のマトリクス選択により、各セル
の壁電荷の有り・無しを制御する期間である。第2の電
極Y1〜Yjに順次、負の走査パルス36を印加すると
ともに、表示データに従って第3の電極A1〜Akに正
のアドレスパルス38を印加することにより、アドレス
電極105と走査電極108との間に第2電圧を生じさ
せ、書き込み放電を発生させる。ここで、第1電圧と
は、消去期間に第1の電極Xと第2の電極Y1〜Yjと
の間に発生させる電位差であり、図16のサブフィール
ドAにおいては、V(Pp)=(第1電圧)である。同
様に第2電圧は、書き込み期間に発光セルの選択のため
に第3の電極A1〜Akと走査電極Y1〜Yjとの間に
印加される電位差であり、V(Ap)−V(Scp)=
(第2電圧)である。そして、全画面の走査が終わった
後、いずれのサブフィールドでも維持放電期間(ST)
に移行する。この維持放電期間において、書き込み期間
に壁電荷有りとなったセルのみが維持放電を行う。維持
放電は維持電極104と走査電極105との間におい
て、交互に維持パルス33を印加することで行われる。
【0009】図17にプライミングパルスを有せず、代
わりに細幅消去パルス32を有するサブフィールド(サ
ブフィールドBと呼ぶ)のタイミングチャートを示す。
第1の電極Xである維持電極104には維持ドライバ2
3より図17(a)に示す維持ドライバパルスが印加さ
れ、第2の電極Y1〜Yjである走査電極105には同
様に図17(b)に示す走査ドライバパルスが印加され
る。また第3の電極A1〜Akであるアドレス電極10
8には図17(c)に示す書き込みドライバパルスが印
加される。サブフィールドBの消去期間に細幅消去パル
ス32が印加されると、直前のサブフィールドで維持放
電が行われていたセルのみ放電を行う。このとき、細幅
消去パルス32のパルス幅を、放電を起こした後、電荷
が再びX−Y電極に壁電荷が蓄積する時間的余裕の無い
程に狭めることで、壁電荷は消滅し、消去状態となる。
直前のサブフィールドで維持放電を行っていないセルに
ついてはもともと壁電荷が存在しないので、この消去パ
ルス32を印加しても放電は起こらず、壁電荷は存在し
ない状態のままである。直前のサブフィールドにて維持
放電を行ったセルおよび維持放電を行っていないセルの
両方ともに消去パルス32が印加された後には電荷が存
在せず、全てのセルは同じ状態にあることになる。書き
込み期間および維持放電期間の動作はサブフィールドA
の動作と同じである。
【0010】このように1フィールドを構成するサブフ
ィールドSF1〜SF8はサブフィールドAあるいはサ
ブフィールドBに分類される。プライミングパルスは直
前のサブフィールドの発光・非発光に関わらず、全ての
セルを発光させる働きがあるとともに、プライミング
(種火)の効果がある。詳しくは特開平10−3281
号公報に述べられているが、これはプライミングパルス
により生じた荷電粒子が微量でも残っておれば、この荷
電粒子は次の書き込みでの放電を確実にする働きがあ
る。この種火効果は長時間持続されるので、1フィール
ド内の全てのサブフィールドSF1〜SF8に必ずしも
プライミングパルスが存在する必要がない。例えば図1
8のように、1フィールドのうちサブフィールドAが3
つだけ存在してもよい。なお、図18(a)には第1の
サブフィールドSF1〜第4のサブフィールドSF4の
維持ドライバパルスが示され、図18(b)には第5の
サブフィールドSF5〜第8のサブフィールドSF8の
維持ドライバパルスが示されている。
【0011】上記のことを利用し、1フィールド内の全
てのサブフィールドを必ずしもサブフィールドAにて構
成していないが、理由として、先に述べたように、プラ
イミングパルスは全てのセルを一度発光させることにな
り、画面輝度の上昇と関係がある。画面が明るい場合に
は特に問題は生じないが、画面が暗い場合は、プライミ
ングパルスによる放電発光を無視できなくなる。つま
り、プライミングパルスによる発光で暗い画面の全体の
輝度が上昇し明るい画面と暗い画面との間のコントラス
トが低下する。そこで、プライミングパルスによる輝度
の上昇を低減するため、1フィールド内のサブフィール
ドAの数量を減らすように工夫されている。ただし、サ
ブフィールドAの数量が少なすぎると、プライミング効
果がなくなり、良好な表示画面を得ることはできなくな
る。具体的には、本来書き込み期間に壁電荷があり、す
なわち書き込みが行われるべきセルで正常に書き込みと
いう動作が行われないといった、書き込み不良という問
題が発生する。よって、輝度の抑制と良好な表示画面の
提供の両方を考慮し、現在、図18のように1フィール
ド内の全てではないが、複数のサブフィールドAを持つ
構成になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマディス
プレイパネルの駆動装置は以上のように構成されてお
り、1フィールド当たり、プライミングパルスが印加さ
れるサブフィールドの個数が表示画面の明暗に関わらず
同じであるため、表示画面が暗い場合にプライミングパ
ルスによる放電発光が原因でコントラストが悪くなると
いう問題がある。
【0013】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたものであり、表示画面の明暗の程度を判定して
プライミングパルスが印加されるサブフィールドの個数
を表示画面の明暗を考慮して制御することにより、良好
な画面表示を維持しつつコントラストを改善することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るプラズ
マディスプレイパネルの駆動装置は、複数のサブフィー
ルドを用いて1フィールドの表示画像が構成されかつ、
複数の前記サブフィールドの各消去期間では全画素に対
して放電を行わせるプライミングパルスおよび直前のサ
ブフィールドで放電していた画素に対してのみ放電を行
わせる消去パルスのうち少なくともいずれか一方が印加
されるよう構成されているプラズマディスプレイパネル
の駆動装置であって、前記表示画像の画像情報に基づい
て前記表示画像が所定の暗さよりも暗いか否かを判定す
る判定回路と、前記判定回路の判定結果に応じて1フィ
ールド中で前記プライミングパルスの印加が実行される
べきサブフィールドの数を制御するためのシーケンス制
御回路とを備えて構成されている。
【0015】第2の発明に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置は、第1の発明のプラズマディスプレイ
パネルの駆動装置において、前記シーケンス制御回路
は、前記画像情報が前記所定の暗さよりも暗いことを示
している場合に、前記プライミングパルスの印加が実行
されるものとして予め定められたサブフィールドを、前
記プライミングパルスの印加が実行されないサブフィー
ルドに変換する回路を含むことを特徴とする。
【0016】第3の発明に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置は、第1または第2の発明のプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動装置において、前記判定回路
は、前記複数のサブフィールド中のいずれのサブフィー
ルドで発光するかを示す画像ビット情報をもとに前記表
示画像の明暗を判定する回路を含むことを特徴とする。
【0017】第4の発明に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置は、第1または第2の発明のプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動装置において、前記判定回路
は、表示画像の輝度を示す輝度信号をもとに前記表示画
像の明暗を1フィールド単位で判定する回路を含むこと
を特徴とする。
【0018】第5の発明に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置は、第1から第4の発明のうちのいずれ
かのプラズマディスプレイパネルの駆動装置において、
前記表示画像が静止画かどうかを検出するための検出回
路をさらに備え、前記シーケンス制御回路は、前記検出
回路の検出結果が静止画であるときのみ制御を実行する
ことを特徴とする。
【0019】第6の発明に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法は、複数のサブフィールドを用いて1フ
ィールドの表示画像が構成されかつ、複数の前記サブフ
ィールドの各消去期間では全画素に対して放電を行わせ
るプライミングパルスおよび直前のサブフィールドで放
電していた画素に対してのみ放電を行わせる消去パルス
のうち少なくともいずれか一方が印加されるよう構成さ
れているプラズマディスプレイパネルの駆動方法であっ
て、前記表示画像の画像情報に基づいて前記表示画像が
前記所定の暗さよりも暗いか否かを判定する判定工程
と、前記判定工程での判定結果に応じて1フィールド中
で前記プライミングパルスの印加が実行されるべきサブ
フィールドの数を制御する制御工程とを備えて構成され
る。
【0020】第7の発明に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法は、第6の発明のプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法において、前記制御工程は、前記画像
情報が前記所定の暗さよりも暗いことを示している場合
に、前記プライミングパルスの印加が実行されるものと
して予め定められたサブフィールドを、前記プライミン
グパルスの印加が実行されないサブフィールドに変換す
る工程を含むことを特徴とする。
【0021】第8の発明に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法は、第6または第7の発明のプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動方法において、前記表示画像が
静止画かどうかを検出するための検出工程をさらに備
え、前記制御工程は、前記検出工程の検出結果が静止画
であるときのみ制御を実行することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1によるプラズマディスプレイパネルの駆動
装置の一構成例を示すブロック図である。図1に示す実
施の形態1の駆動装置が図14に示す従来の駆動装置と
異なる点は、図1の駆動装置がサブフィールドビット情
報判定回路17とシーケンス制御回路18とをさらに備
え、図1の駆動シーケンス生成回路16Aがシーケンス
制御回路18によって制御できるよう改良されている点
である。図2は図1の駆動シーケンス生成回路16Aの
一構成例を示すブロック図である。図2の駆動シーケン
ス生成回路16Aは、3つの維持ドライバ駆動シーケン
ス生成部41〜43を備えている。図1において、その
他の図14と同一符号の部分は図14の同一符号部分に
相当する部分である。
【0023】図1のサブフィールドビット情報判定回路
17は、表示画面の画像情報としてA/D回路13から
ディジタル変換されたRGB信号を受け取る。このディ
ジタル変換されたRGB信号は、A/D回路13からフ
レームメモリ14に対して出力されるRGB信号と同じ
ものである。サブフィールドビット情報判定回路17
は、表示の準備をしている表示画面が所定の暗さよりも
暗いか否かをこのRGB信号に基づいて判定する。シー
ケンス制御回路18は、表示画面の明暗に関する判定結
果をサブフィールドビット情報判定回路17から受け取
る。シーケンス制御回路18は、この判定結果に基づい
て駆動シーケンス生成回路16Aを制御するため、シー
ケンス制御信号を駆動シーケンス生成回路16Aに対し
て出力する。駆動シーケンス生成回路16Aは、シーケ
ンス制御信号によって制御され、1フィールド毎に、プ
ライミングパルスが印加されるサブフィールドの個数を
表示画像の明暗に応じて変更することができる。なお、
表示画面の画像情報としてA/D回路13から入力する
信号は、RGB信号以外のディジタル信号、例えばディ
ジタル化された輝度信号であってもよい。
【0024】ここで、駆動シーケンス生成回路16Aに
おける、プライミングパルスが印加されるサブフィール
ドの個数を変更する動作について説明する。駆動シーケ
ンス生成回路16Aの維持ドライバ駆動シーケンス生成
部41〜43は、それぞれ異なる維持ドライバ駆動シー
ケンスa〜cを生成する。維持ドライバ駆動シーケンス
a〜cは、それぞれ維持ドライバ23に維持ドライバパ
ルスを出力させるための1フィールド分のシーケンスで
あって、互いにプライミングパルスが印加されるサブフ
ィールドの個数が異なっている。シーケンス生成回路1
6Aは、シーケンス制御回路18から出力されるシーケ
ンス制御信号によってスイッチ44を切り替えられ、維
持ドライバ駆動シーケンスa〜cの中の一つを選択的に
出力させられる。このように、維持ドライバ駆動シーケ
ンスa〜cを選択することが、すなわち1フィールド当
たりのプライミングパルス数を変更することになる。
【0025】次に、図3、図4および図18のタイミン
グチャートに沿って維持ドライバ駆動シーケンスa〜c
について具体的に説明する。ただし、図3,図4および
図18において、(a)には第1から第4のサブフィー
ルドSF1〜SF4が表され、(b)には第5から第8
のサブフィールドSF5〜SF8が表されている。例え
ば、維持ドライバ駆動シーケンスaは、図3に示す維持
ドライバパルスを維持ドライバパルス23に出力させる
シーケンスであり、維持ドライバ駆動シーケンスbは、
図4に示す維持ドライバパルスを出力させるシーケンス
であり、また維持ドライバ駆動シーケンスcは、図18
に示す維持ドライバパルスを出力させるシーケンスであ
る。駆動シーケンス生成回路16Aが維持ドライバ駆動
シーケンスcを出力している場合には、実施の形態1の
駆動装置は、従来と同様の動作を行っている。維持ドラ
イバ駆動シーケンスcが選択されるのは、サブフィール
ドビット情報判定回路17において、表示画像が所定の
暗さよりも明るいと判定された場合である。例えば、階
調表示が図15に示すような1フィールド当たり8つの
サブフィールドSF1〜SF8を有する方式で構成され
ている場合、RGB信号は各色各セル毎に8つのサブフ
ィールドSF1〜SF8に対応してLSBからMSBま
で8つのビットを含んで構成される。例えば、全色全セ
ルについて第5から第8のサブフィールドSF1〜SF
8に対応するビットのうち一つでも発光することを示し
ている場合に、サブフィールドビット情報判定回路17
は表示画像が明るいと判定する。駆動シーケンス生成回
路16Aが維持ドライバ駆動シーケンスcを選択させら
れているときには、図18に示すように第1、第3およ
び第5のサブフィールドSF3,SF5がプライミング
パルス31が印加されるサブフィールドAとなってお
り、つまり1フィールド当たり3個のサブフィールドA
があることになる。
【0026】一方、全色全セルについて第5から第8の
サブフィールドSF5〜SF8に対応するビットが全て
発光しないことを示している場合、駆動シーケンス生成
回路16Aは、維持ドライバ駆動シーケンスaまたは維
持ドライバ駆動シーケンスbを選択させられる。つま
り、この場合には所定の暗さとして第1および第2の暗
さが設定されており、第1の暗さよりも暗く第2の暗さ
よりも明るいときには、維持ドライバ駆動シーケンスa
が選択され、第2の暗さよりも暗いときには、維持ドラ
イバ駆動シーケンスbが選択される。前述の条件に加え
て、例えば、全色全セルについて第3および第4のサブ
フィールドSF3,SF4に対応するビットが全て発光
しないことを示している場合、駆動シーケンス生成回路
16Aは、維持ドライバ駆動シーケンスbを選択させら
れ、第3および第4のサブフィールドSF3,SF4に
対応するビットが一つでも発光することを示している場
合、維持ドライバ駆動シーケンスaを選択させられる。
維持ドライバ駆動シーケンスaで維持ドライバ23が制
御されているときには、維持ドライバ駆動シーケンスc
で制御されている場合に比べて第5のサブフィールドS
F5のプライミングパルス31の分だけプライミングパ
ルスの個数が減少し、暗い画像が表示されている時の画
面全体の輝度を下げることができる。なお、維持ドライ
バ駆動シーケンスbで維持ドライバ23が制御されてい
るときには、維持ドライバ駆動シーケンスcで制御され
ている場合に比べて第3および第5のサブフィールドS
F3,SF5のプライミングパルス31の分だけプライ
ミングパルスの個数が減少し、暗い画像が表示されてい
るときの画面全体の輝度を下げることができる。なお、
維持ドライバ駆動シーケンスcに代えて維持ドライバ駆
動シーケンスaを選択することは、第5のサブフィール
ドSF5において、プライミングパルスの印加が実行さ
れるものとして予め定められたサブフィールドAからプ
ライミングパルスの印加が実行されないサブフィールド
Bに変換しているとみることができる。また、維持ドラ
イバ駆動シーケンスcに代えて維持ドライバ駆動シーケ
ンスbを選択することは、第3および第5のサブフィー
ルドSF3,SF5において、プライミングパルスの印
加が実行されるものとして予め定められたサブフィール
ドAからプライミングパルスの印加が実行されないサブ
フィールドBに変換しているとみることができる。
【0027】上記のように第5のサブフィールドSF5
以降で発光する箇所がないような暗さのときには、第5
から第8のサブフィールドSF5〜SF8では書き込み
という動作が行われないことを意味し、すなわち第5の
サブフィールドSF5以降ではプライミングパルスを印
加してプライミング(種火)効果を得る必要がない。従
って、第5のサブフィールドSF5の消去期間では、直
前のサブフィールド(第4のサブフィールドSF4)に
て維持放電を行ったセルについてのみ消去すれば十分と
いうことになる。つまり、第5のサブフィールドSF5
をサブフィールドAからサブフィールドBに変更しても
実質上は問題がないことになる。同様に、第3のサブフ
ィールドSF3以降で発光する箇所がないような暗さの
ときには、第3から第8のサブフィールドSF3〜SF
8では書き込みという動作が行われないことを意味し、
第3および第5のサブフィールドSF3,SF5をサブ
フィールドAからサブフィールドBに変更しても実質上
は問題がないことになる。このように消去期間のみが異
なるサブフィールドA,Bの変換、つまりプライミング
パルスを消去パルスに変換する制御を行う目的は、変換
されたサブフィールドの直前にあるサブフィールドのう
ち維持放電の行われたセルについては、細幅消去パルス
32によって確実に消去を行い、それ以降のフィールド
において放電発光の動作で予期せぬ不具合を招くことな
く、良好な画像を継続して表示することにある。上記の
ような動作が可能な実施の形態1のプラズマディスプレ
イパネルの駆動装置は、従来のプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置に存在しているサブフィールドA,Bを
用いていることから、従来のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置の構成に大規模な変更を加えなくてもすむ
ので簡単に構成できる。
【0028】なお、上記実施の形態では、第5のサブフ
ィールドSF5〜第8のサブフィールドSF8に全く発
光するセルがない場合に表示画像が暗いと判断している
が、例えば第5のサブフィールドSF5のみに一色例え
ば赤色に発光するセルのみが存在する場合も表示画像が
所定の暗さよりも暗いという範疇に含める設定を行うこ
とも可能である。しかし、このような設定で第5のサブ
フィールドSF5のプライミングパルスを消去パルスに
置き換えてしまうと、プライミングパルスによる完全消
去という動作が行われずに不完全状態(消去不良)とな
る可能性があり、きれいな表示画像を得られない恐れが
あるので、上記実施の形態1のように表示画像の明暗を
判定する方が好ましい。
【0029】実施の形態2.実施の形態1のプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動装置と実施の形態2の駆動装置
との相違点は、表示画像の明暗を判定するために用いる
画像情報の種類にある。実施の形態1の駆動装置では、
サブフィールドビット情報が表示画像の画像情報として
用いられたが、実施の形態2の駆動装置では、輝度信号
が表示画像の画像情報として用いられる。そのため、実
施の形態2の駆動装置は、表示画像が所定の暗さよりも
暗いか否かを判定する判定回路については実施の形態1
の駆動装置と異なる構成を有するが、その他の構成につ
いては同じ構成を有している。図5はこの発明の実施の
形態2によるプラズマディスプレイパネルの駆動装置の
一構成例を示すブロック図である。図5のプラズマディ
スプレイパネルの駆動装置は、図1の駆動装置のサブフ
ィールドビット情報判定回路17を輝度レベル判定回路
20に置き換えることによって構成できる。輝度レベル
判定回路20は、ビデオ信号処理回路11から輝度信号
を入力する。
【0030】輝度レベル判定回路20が入力する輝度信
号は、様々な波形になるが図6から図8に示す3つのタ
イプに分類される。つまり、1フィールドの輝度信号5
0のうち輝度判定レベル51を超える部分があるもの、
輝度判定レベル51を超える部分はないが輝度判定レベ
ル52を超える部分があるもの、および輝度判定レベル
52を超える部分がないものである。輝度判定レベル5
1を超えない場合には、そのフィールドにおける第5か
ら第8のサブフィールドSF5〜SF8で発光する箇所
が存在しない。すなわち、輝度信号50が輝度判定レベ
ル51を超えないことを判定するということは、実施の
形態1における、第5から第8のサブフィールドSF5
〜SF8に対応するビットが全セルの非発光を示してい
る場合と同様の判定を行っていることになる。輝度判定
レベル52を超えない場合には、そのフィールドにおけ
る第3から第8のサブフィールドSF3〜SF8で発光
する箇所が存在しない。すなわち、輝度信号50が輝度
判定レベル52を超えないことを判定するということ
は、実施の形態1における、第3から第8のサブフィー
ルドSF3〜SF8に対応するビットが全セルの非発光
を示している場合と同様の判定を行っていることにな
る。これらの判定結果をシーケンス制御回路18が受け
取ることによって、実施の形態1と同様の制御が可能に
なる。そのため、実施の形態2のプラズマディスプレイ
パネルの駆動装置も実施の形態1の駆動装置と同様の効
果を奏する。
【0031】実施の形態3.上記実施の形態1のプラズ
マディスプレイパネルの駆動装置は、表示画像が静止画
か動画かを区別することなく、1フィールド毎に表示画
像の明暗を判定して1フィールド当たりのプライミング
パルス数を制御している。ところで、プライミングパル
スに起因するコントラストの低下は動画よりも静止画に
おいて際立つ。表示画像が暗いときに画面の輝度が高い
と人が認識するためには、1フィールドでは足らずいく
らかのフィールドに相当する所定の時間が必要になるた
めである。そのため、動画において一瞬だけ暗くなって
もコントラストの低下を人は認識できない。このことを
考慮すると、表示画像が動いている状態では、表示画像
が所定の暗さよりも暗いことをによるコントラストの低
下を改善する必要性は静止画ほど高くなく、サブフィー
ルドビット情報判定回路17およびシーケンス制御回路
18による駆動シーケンス生成回路16Aの制御を停止
させてもかまわない。そこで、実施の形態3によるプラ
ズマディスプレイパネルの駆動装置においては、例えば
図9に示すように、表示画像が所定時間静止状態を保っ
ているかどうかを判定するための静止画判定回路19を
設け、静止画判定回路19により静止画状態であると認
識された場合のみ、シーケンス制御回路18にサブフィ
ールドビット情報判定回路17の判定結果に応じた動作
を有効とする。なお、この静止画判定回路19が静止画
と判定するための判定基準、すなわち何秒以上同じ画像
が表示されれば静止画と判定するかは任意に設定が行え
るものとする。
【0032】実施の形態4.実施の形態1のプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動装置に静止画判定回路19を設
けたように、実施の形態2のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置に静止画判定回路を設けることができる。
例えば、図10に示すプラズマディスプレイパネルの駆
動装置は、図5に示す実施の形態2のプラズマディスプ
レイパネルの駆動装置に静止画判定回路19を設けて構
成されている。このように静止画判定回路19を設ける
ことによって実施の形態2のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置の動作を静止画が表示されているときのみ
に行わせることができる。
【0033】なお、動画の場合であっても暗い表示画像
が連続する場合には、静止画と同様にプライミングパル
スが印加されるべきサブフィールドの数を制御すること
が好ましい。例えば、図11は、暗い画面継続時間の考
慮機能を付加するための構成を示すブロック図である。
図11において、継続時間判定回路30は、サブフィー
ルドビット情報判定回路17が所定のフィールド数より
も多く(例えば8回)、連続して所定の暗さよりも暗い
画面が続いているか否かを判定する。そして、所定のフ
ィールド数よりも多い場合にのみ、サブフィールドビッ
ト情報判定回路17の出力を有効にシーケンス制御回路
18に伝達する。継続時間判定回路30は、例えば図1
1に示すように、フィールド間の境界を検出する検出器
30と、そのフィールドが所定の暗さよりも暗い場合に
のみ検出器30から与えられるフィールド数をカウント
して明るくなったらリセットをかけるカウンタ32と、
カウンタ32の出力をラッチするが明るくなったらリセ
ットをかけるRSフリップフロップ回路33とで構成さ
れている。このとき、カウンタ32の出力は、フィール
ドが8回連続して暗い場合にハイレベルになり、RSフ
リップフロップ回路33にそのデータがラッチされる。
【0034】また、上記実施の形態1から4では、通常
の状態において1フィールドにサブフィールドAが3つ
ある場合、すなわち第1,第3および第5のサブフィー
ルドSF1,SF3,SF5にプライミングパルスが印
加される場合について説明したが、プライミングパルス
が1フィールド当たり複数存在するという条件さえ満足
すればよく、例えば2つまたは4つであってもかまわな
い。また、上記実施の形態1から4では、所定の暗さの
基準が2つある場合について説明したが、例えば輝度信
号50が輝度判定レベル51を超えない場合や第5から
第8のサブフィールドSF5〜SF8に対応するビット
が全セルの非発光を示している場合のみを判断するよう
に所定の暗さの基準が一つであってもよく、また1フィ
ールド当たり3個以上のプライミングパルスがある場合
には三つ以上の基準があってもよく上記実施の形態と同
様の効果を奏する。
【0035】また、駆動シーケンス生成回路16Aは、
図2に示すように、それぞれに1フィールド分のシーケ
ンスを発生する維持ドライバ駆動シーケンス生成部41
〜43を設けたが、サブフィールド毎にサブフィールド
AにするかサブフィールドBにするかを選択して、最終
的に1フィールド分のシーケンスを発生させるようにし
てもよい。通常は、消去期間と書き込み期間と維持放電
期間は独立して制御されるので、例えば第5のサブフィ
ールドSF5がサブフィールドAであれば、プライミン
グパルスのある消去期間の制御+書き込み期間の制御+
SF5用の維持放電期間の制御のようになる。このよう
な場合には、消去期間のプライミングパルスを消去パル
スに置き換えるという制御のみでサブフィールドAとサ
ブフィールドBの置き換えが可能になる。このように構
成すれば、シーケンス生成回路の構成を簡略化できる。
例えば、図12は、そのような駆動シーケンス生成回路
の構成を示すブロック図である。図12において、タイ
ミング制御回路40は、シーケンス生成回路16Bの内
部の回路動作のタイミングを制御する。ここでは、説明
簡単化のため、タイミング制御回路40が制御している
タイミングの内、スイッチ45,46の制御だけを記載
する。プライミングパルス生成回路41、消去パルス生
成回路42、書き込み期間パルス生成回路43および維
持放電期間パルス生成回路44は、適当なタイミング
で、プライミングパルス、消去パルス、書き込み期間に
発生すべきパルスおよび維持放電期間に発生すべきパル
スをそれぞれ発生するものとする。まず、消去期間に
は、スイッチ45によって、プライミングパルス生成回
路41と消去パルス生成回路42の出力の内の一方が選
択され、さらにスイッチ46によってスイッチ45の出
力が選択される。そのため、プライミングパルスまたは
消去パルスが維持ドライバ23に対して出力される。こ
のとき、どちらのパルスが選択されるかで、そのサブフ
ィールドがサブフィールドAとなるかサブフィールドB
となるかが決まる。つぎに、スイッチ46によって書き
込み期間パルス生成回路43の出力が選択される。その
次に、維持放電期間パルス生成回路44の出力が選択さ
れる。実施の形態1〜4では、プライミングパルスの印
加が予定されているサブフィールドにおいて、シーケン
ス制御回路18のシーケンス制御信号に応じて変換回路
47がタイミング制御回路40の出力を変換することに
よって、プライミングパルスの印加が予定されているサ
ブフィールドをプライミングパルスの印加が実行されな
いサブフィールドに変換することができる。
【0036】また、上記実施の形態1〜4では、消去期
間にプライミングパルスがあるか消去パルスがあるかの
2つのタイプのサブフィールドA,Bのみについて説明
したが、例えば一つの消去期間に一つのプライミングパ
ルスと一つの消去パルスの合計二つのパルスが存在する
サブフィールドCと、一つの消去期間に二つの消去パル
スが存在するサブフィールドDとを切り替えるようにす
ることもでき、またはサブフィールドDとサブフィール
ドBとを切り替えるようにすることもでき、そのように
構成してもプライミングパルスの個数を減らせるので上
記各実施の形態と同様の効果を奏する。また、上記実施
の形態1〜4では、本願発明を適用するプラズマディス
プレイパネルの駆動装置として、ビデオ信号処理回路1
1と同期分離回路12とA/D回路13とフレームメモ
リ14と制御回路15と駆動シーケンス生成回路16と
ドライバ22〜23とを備えて構成されているものにつ
いて説明したが、本願発明が適用できるプラズマディス
プレイパネルの駆動装置はこの構成に限られず、少なく
とも駆動シーケンス生成回路16に相当する機能を備
え、表示画像の画像情報が得られるのであれば本願発明
を適用することは可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載のプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動装置によれば、判定回路と制御
回路によって、表示画像の暗さに応じてプライミングパ
ルスの個数を制御することができるので、表示画像が暗
いときに1フィールドあたりのプライミングパルスの個
数を減らしてコントラストを向上させることができると
いう効果がある。
【0038】請求項2記載のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置によれば、プライミングパルスの印加が実
行されるものとして予め定められたサブフィールドをプ
ライミングパルスの印加が実行されないサブフィールド
に変換するだけであるので、従来からある構成を用いて
プライミングパルスの個数を簡単に制御できるという効
果がある。
【0039】請求項3記載のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置によれば、画像ビット情報によって表示画
像の明暗を判定する回路を含むので、判定回路を容易に
実現できるという効果がある。
【0040】請求項4記載のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置によれば、輝度信号をもとに表示画像の明
暗を判定する回路を含むので、判定回路を容易に実現で
きるという効果がある。
【0041】請求項5記載のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置によれば、静止画の時のみ表示画像の暗さ
に応じてプライミングパルスの個数を制御することがで
きるので、コントラストの向上を効率よく行わせること
ができるという効果がある。
【0042】請求項6記載のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法によれば、判定工程と制御工程によって、
表示画像の暗さに応じてプライミングパルスの個数を制
御することができるので、表示画像が暗いときにプライ
ミングパルスの個数を減らしてコントラストを向上させ
ることができるという効果がある。
【0043】請求項7記載のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法によれば、プライミングパルスの印加が実
行されるものとして予め定められたサブフィールドをプ
ライミングパルスの印加が実行されないサブフィールド
に変換するだけであるので、プライミングパルスの個数
を簡単に制御できるという効果がある。
【0044】請求項8記載のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法によれば、静止画の時のみ表示画像の暗さ
に応じてプライミングパルスの個数を制御することがで
きるので、コントラストの向上を効率よく行わせること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1によるプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1の駆動シーケンス生成回路の一構成例を
示すブロック図である。
【図3】 1フィールド分の維持ドライバパルスの一例
を示すタイミングチャートである。
【図4】 1フィールド分の維持ドライバパルスの他の
例を示すタイミングチャートである。
【図5】 実施の形態2によるプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置の一構成例を示すブロック図である。
【図6】 輝度信号の一例を示す波形図である。
【図7】 輝度信号の他の例を示す波形図である。
【図8】 輝度信号の他の例を示す波形図である。
【図9】 実施の形態3によるプラズマディスプレイパ
ネルの駆動装置の一構成例を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態4によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動装置の一構成例を示すブロック図である。
【図11】 暗い画面継続時間の考慮機能を付加するた
めの構成を示すブロック図である。
【図12】 駆動シーケンス生成回路の他の構成を示す
ブロック図である。
【図13】 面放電型交流型プラズマディスプレイの一
部破断斜視図である。
【図14】 従来のプラズマディスプレイパネルの駆動
装置の一構成例を示すブロック図である。
【図15】 階調表示を行う場合の1フィールドのRG
B信号の構成を説明するための概念図である。
【図16】 プライミングパルスの印加が実行されるも
のとして予め定められたサブフィールドにおける維持ド
ライバパルスと走査ドライバパルスと書き込みドライバ
パルスの一例を示すタイミングチャートである。
【図17】 プライミングパルスの印加が実行されない
サブフィールドにおける維持ドライバパルスと走査ドラ
イバパルスと書き込みドライバパルスの一例を示すタイ
ミングチャートである。
【図18】 1フィールド分の維持ドライバパルスの一
例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 ビデオ信号処理回路、12 同期分離回路、13
アナログ−ディジタル変換回路、14 フレームメモ
リ、15 制御回路、16,16A 駆動シーケンス生
成回路、17 サブフィールドビット情報判定回路、1
8 シーケンス制御回路、19 静止画判定回路、20
輝度レベル判定回路、22 走査ドライバ、23 維
持ドライバ、24 アドレスドライバ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブフィールドを用いて1フィー
    ルドの表示画像が構成されかつ、複数の前記サブフィー
    ルドの各消去期間では全画素に対して放電を行わせるプ
    ライミングパルスおよび直前のサブフィールドで放電し
    ていた画素に対してのみ放電を行わせる消去パルスのう
    ち少なくともいずれか一方が印加されるよう構成されて
    いるプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、 前記表示画像の画像情報に基づいて前記表示画像が所定
    の暗さよりも暗いか否かを判定する判定回路と、 前記判定回路の判定結果に応じて1フィールド中で前記
    プライミングパルスの印加が実行されるべきサブフィー
    ルドの数を制御するためのシーケンス制御回路とを備え
    るプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記シーケンス制御回路は、 前記画像情報が前記所定の暗さよりも暗いことを示して
    いる場合に、前記プライミングパルスの印加が実行され
    るものとして予め定められたサブフィールドを、前記プ
    ライミングパルスの印加が実行されないサブフィールド
    に変換する回路を含むことを特徴とする、請求項1記載
    のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記判定回路は、 前記複数のサブフィールド中のいずれのサブフィールド
    で発光するかを示す画像ビット情報をもとに前記表示画
    像の明暗を判定する回路を含むことを特徴とする、請求
    項1または請求項2記載のプラズマディスプレイパネル
    の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記判定回路は、 表示画像の輝度を示す輝度信号をもとに前記表示画像の
    明暗を1フィールド単位で判定する回路を含むことを特
    徴とする、請求項1または請求項2記載のプラズマディ
    スプレイパネルの駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記表示画像が静止画かどうかを検出す
    るための検出回路をさらに備え、 前記シーケンス制御回路は、 前記検出回路の検出結果が静止画であるときのみ制御を
    実行することを特徴とする、請求項1から請求項4のう
    ちのいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネル
    の駆動装置。
  6. 【請求項6】 複数のサブフィールドを用いて1フィー
    ルドの表示画像が構成されかつ、複数の前記サブフィー
    ルドの各消去期間では全画素に対して放電を行わせるプ
    ライミングパルスおよび直前のサブフィールドで放電し
    ていた画素に対してのみ放電を行わせる消去パルスのう
    ち少なくともいずれか一方が印加されるよう構成されて
    いるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、 前記表示画像の画像情報に基づいて前記表示画像が前記
    所定の暗さよりも暗いか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程での判定結果に応じて1フィールド中で前
    記プライミングパルスの印加が実行されるべきサブフィ
    ールドの数を制御する制御工程とを備えるプラズマディ
    スプレイパネルの駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記制御工程は、 前記画像情報が前記所定の暗さよりも暗いことを示して
    いる場合に、前記プライミングパルスの印加が実行され
    るものとして予め定められたサブフィールドを、前記プ
    ライミングパルスの印加が実行されないサブフィールド
    に変換する工程を含むことを特徴とする、請求項6記載
    のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記表示画像が静止画かどうかを検出す
    るための検出工程をさらに備え、 前記制御工程は、 前記検出工程の検出結果が静止画であるときのみ制御を
    実行することを特徴とする、請求項6または請求項7記
    載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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