JP2720943B2 - フラット型表示装置の階調駆動方法 - Google Patents

フラット型表示装置の階調駆動方法

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JP2720943B2
JP2720943B2 JP8345552A JP34555296A JP2720943B2 JP 2720943 B2 JP2720943 B2 JP 2720943B2 JP 8345552 A JP8345552 A JP 8345552A JP 34555296 A JP34555296 A JP 34555296A JP 2720943 B2 JP2720943 B2 JP 2720943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ装置やELディスプレイ装置などのフラット型表示
装置の階調駆動方法に関する。
【0002】フラット型表示装置は、奥行き寸法が小さ
く且つ大型の表示画面を実現できるため、その利用範囲
を急速に拡大しつつある。これにともなって、表示画像
の品質の一層の向上が望まれており、例えばハイビジョ
ンの表示装置として利用するために、256階調程度の
高い階調性を実現することが要望されている。
【0003】
【従来の技術】従来より、フラット型表示装置の画面に
表示される1つのフレームを複数のサブフレームに時間
的に分割し、分割したそれぞれのサブフレームの表示時
間に重みを付けることによって階調表示を行うことが提
案されている(特公昭51ー32051号公報)。
【0004】第8図は第4図に示す対向放電型のPDP
(プラズマディスプレイパネル)3を階調表示するため
の従来の階調駆動方法を示す図である。第8図に示す電
圧波形は、各放電セルにおいてX電極及びY電極に印加
される波形の合成波形を示している。
【0005】従来の階調駆動方法では、書き込みパルス
Pw、消去パルスPf、及び維持パルスPsを、水平方
向のラインであるY電極Yj,Yj+1,Yj+2…に
対して順に印加する書込み期間CYwと、維持パルスP
sのみを印加する維持期間CYmとが設けられている。
【0006】書込み期間CYwの動作は、上方のライン
から順に1周期ずつ遅れて実行され、それぞれのライン
において、書込み期間CYwの後に維持期間CYmの動
が実行される。
【0007】各ラインにおいては、書込み期間CYwの
書き込みパルスPwによって壁電荷が形成され、消去パ
ルスPfによってその壁電荷が消去される。そのとき、
消去しない画素(放電セルC)について、つまり実際に
書き込みの必要な画素について、X電極Xi,Xi+
1,Xi+2…に対して消去パルスPfと同時にそれを
打ち消すキャンセルパルスPcが選択的に印加され、そ
の結果、キャンセルパルスPcが印加された画素につい
てのみ、選択的に壁電荷が形成されてアドレス(書き込
が行われる。
【0008】維持パルスPsは、全部の画素に対して同
時に印加され、壁電荷が形成されている画素のみが発光
して表示が行われる。各ライン毎に実行される書込み
CYwの動作と維持期間CYmの動作とによって1つ
のサブフレームが表示され、各サブフレームにおける維
期間CYmの時間的長さに重みをつけることによって
1つのフレームの階調表示が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の階調駆動方法では、各ライン毎に書込み期間CYwが
別個に設けられ、その度毎に書き込みパルスPw及び維
持パルスPsが印加されるのでそれだけ時間を要し、画
面4の全体に対する表示データのアドレスのために多く
の時間を要する。
【0010】すなわち、書き込みパルスPw、消去パル
スPf、及び維持パルスPsの各パルス幅をTw、T
f、Tsとし、ライン数をmとすると、階調性が2n
ある場合に1フレームの表示に必要な時間Thは、 Th=(Tw+Tf+Ts)×m×n ……(1)となる。
【0011】したがって、m=400とし、且つ1分間
に60フレームを表示するとし、例えば16階調(n=
4)の階調性を持たせた場合には、1つのサブフレーム
に与えられる時間は10μs程度となってしまう。この
時間内に書込み期間CYw及び維持期間CYmの各動作
を実行するためには、駆動周波数を相当高くする必要が
ある。
【0012】しかし、駆動周波数を高くすると、消費電
力が大きくなり、また、壁電荷の蓄積時間の関係で動作
マージンが小さくなるため、高くできる周波数に限界が
あり、上述の階調性の実現は極めて困難である。
【0013】また、画面4の全体で見ると、書込み期間
CYwと維持期間CYmの動作が同時並列的に混在して
実行されるため、維持期間CYmを書込み期間CYwと
同じ周期にする必要があり、輝度の制御、例えば人間の
眼のガンマ特性に合った階調性を実現するような輝度の
制御が難しいという問題もある。
【0014】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、アドレスのためのステップ(期間)と表示のため
のステップ(期間)とを独立させ、且つ各ステップにお
けるパルス列のパルス間隔互いに異ならせることによ
って、階調表示を行うために必要な駆動時間を短くする
ことができ、階調性の高い表示を行うことのできる階調
駆動方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る階
調駆動方法は、上述の課題を解決するため、図1図7
に示すように、複数のライン上に配置され且つメモリー
機能を有した画素Cの集合によって画面4,4aが構成
されたフラット型表示装置の階調駆動方法であって、前
記画面4,4aに表示される1つのフレームFMを、前
記画面4,4aを構成する全ての前記ラインに対して互
いに同一のタイミングとなるように、複数のサブフレー
ムSFに時間的に分割し、さらに、分割したサブフレー
ムSFを、前記画面4,4aを構成する前記ラインに対
して互いに同一のタイミングとなるように、第1ステッ
プCYaとそれに続く第2ステップCYiとに時間的に
分割し、しかして、全ての前記サブフレームSFについ
て、前記第1ステップCYaの開始及び前記第2ステッ
プCYiの終了のそれぞれのタイミングが、前記画面
4,4aを構成する全ての前記ラインに対して互いに同
一となるように制御し、前記各サブフレームSFの第2
ステップCYiの時間的長さそれぞれのサブフレーム
SFに対して与えられる重みに対応するように設定し、
前記第1ステップCYaにおいては、前記画面4,4a
の全ての画素Cに対して共通の時間内でメモリー媒体を
選択的に形成し、前記第2ステップCYiにおいては、
前記メモリー媒体が形成された全ての画素Cを前記設
時間にわたって共通に表示させ、前記第1ステップCY
aにおいてメモリー媒体を選択的に形成するために供給
されるパルス列のパルス間隔と前記第2ステップCYi
において表示させるために供給されるパルス列のパルス
間隔を互いに異ならせ、各サブフレームSFのメモリ
媒体の形成状態がそれぞれ次に続くサブフレームSFの
第1ステップCYaにおいて更新されるように駆動す
る。
【0016】1つのフレームFMは、画面単位で時間的
に分割された複数のサブフレームSFが、時間軸上で合
成されることによって表示される。各サブフレームSF
は、第1ステップCYaと第2ステップCYiとに時間
的に分割されており、第1ステップCYaによってメモ
リー媒体が選択的に形成され、第2ステップCYiによ
って所定の時間表示される。
【0017】第1ステップCYaは、画面4,4aの全
体、すなわち全画素Cに対して同時に行われる。但し、
画面4,4aを複数の画面に分割し、分割したそれぞれ
の画面毎に行ってもよい。
【0018】第2ステップCYiの時間的長さは、それ
ぞれのサブフレームSFに対して与えられた重みに応じ
て相違し、それぞれの画素Cについて、サブフレームS
Fの組み合わせによって階調表示が行われる。
【0019】第1ステップCYaにおいて表示データの
アドレスのために供給されるパルス列と、第2ステップ
CYiにおいて表示させるために供給されるパルス列と
は、そのパルス間隔を互いに異ならせている。つまり、
各サブフレームSFにおいて、第1ステップCYaと第
2ステップCYiとが時間的に互いに独立しているの
で、それぞれのステップにおけるパルス列は、パルス間
隔を互いに自由に異ならせて設定することが可能とな
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る階調駆動方法
を説明するための図、図4は対向放電型のPDP(プラ
ズマディスプレイパネル)3の概略の構成図である。図
1においては、1フレームFMを4つのサブフレームS
F1〜4に分割した場合の例が示されている。
【0021】図4において、PDP3の画面4は、縦方
向に延びるX電極Xiと横方向に延びるY電極Yjとの
それぞれの交点において放電セルCが画定され、各放電
セルCが放電により選択的に発光することによって表示
が行われる。
【0022】図1において、その横方向は時間軸であ
り、画面4に表示される1フレームFMを4つのサブフ
レームSF1〜4に時間的に分割し、分割したそれぞれ
のサブフレームSF1〜4を、それぞれ、アドレス期間
CYa(第1ステップ)と表示期間CYi(第2ステッ
プ)とによって表示する。
【0023】アドレス期間CYaでは、画面4全体の画
素(放電セルC)に対して壁電荷を同時に形成した後
に、形成された壁電荷を選択的に消去することにより、
表示データのアドレスを行う。
【0024】そして、各サブフレームSF1〜4の表示
期間CYiの時間的長さを、それぞれのサブフレームS
F1〜4に対して与えられた重みに応じて順次長くなる
ように設定し、これらのサブフレームSF1〜4を合成
することによって、1フレームFMの階調表示を行うの
である。
【0025】次に、図2及び図3に基づいてさらに具体
的に説明する。図2はPDP3に印加される駆動電圧の
波形を示す図、図3はPDP3のX電極Xi及びY電極
Yjにそれぞれ印加される駆動電圧の波形を示す図であ
る。なお図2は図3の波形の合成波形である。
【0026】アドレス期間CYaは、各ラインであるY
電極Yj,Yj+1,Yj+2…に対して、同じ時間関
係にある。そしてこのアドレス期間CYaにおいては、
全部のライン(したがって全部の画素)に対して同時に
書き込みパルスPwが印加され、これによって壁電荷が
形成される。
【0027】次に、各ライン毎に、順次、消去パルスP
fが印加されるとともに、それぞれの消去パルスPfの
印加と同時に、当該サブフレームSF1〜4において発
光表示すべき画素について、キャンセルパルスPcがX
電極Xi,Xi+1,Xi+2…から印加される。キャ
ンセルパルスPcが印加されなかった画素は、消去パル
スPfによって壁電荷が消滅するが、キャンセルパルス
Pcが印加された画素は、消去パルスPfがキャンセル
パルスPcによって打ち消され、その結果壁電荷が維持
される。
【0028】つまり、消去パルスPfとキャンセルパル
スPcによって壁電荷が選択的に消去され、表示データ
アドレスが行われる。表示期間CYiにおいては、全
部のラインに対して同時に維持パルスPsが印加され、
これによって、壁電荷が形成されている(維持されてい
る)画素が発光する。
【0029】表示期間CYiにおいて、各画素の輝度は
維持パルスPsの個数に応じて決まる。各サブフレーム
SF1〜4の長さは、例えば1対2対4対8となるよう
に、それぞれの表示期間CYiにおける維持パルスPs
の個数が設定されており、これによって、それぞれの比
に応じた輝度が得られるようになっている。
【0030】これらのサブフレームSF1〜4を合成す
ることによって、1フレームFMの階調表示が行われ
る。なお、図3に示されるように、Y電極Yjには、正
方向の維持パルスPsy、書き込みパルスPw、及び消
去パルスPfが印加され、X電極Xiには、正方向の維
持パルスPsx、及び画素毎に選択されたキャンセルパ
ルスPcが印加される。
【0031】図5は図6に示すPDP3aのX電極X、
Y電極Yj、及びアドレス電極Anにそれぞれ印加され
る駆動電圧の波形を示す図、図6は特開昭57ー787
51号又は特開昭61ー39341号公報などにより周
知の三電極構造を持った面放電型のPDP3aの概略の
構成図である。
【0032】図6において、PDP3aの画面4aは、
横方向に延びる互いに平行なX電極X及びY電極Yj
と、縦方向に延びるアドレス電極Anとのそれぞれの交
点において、放電セルCが画定されている。
【0033】図5において、各ラインであるY電極Y
j,Yj+1,Yj+2…及びX電極Xに対して、同時
にアドレス期間CYaのアドレス動作が実行される。
アドレス期間CYaにおいては、まず、全部のライン
に対して同時に書き込みパルスPwがX電極Xから印加
され、これによって壁電荷が形成される。
【0034】次に、各ライン毎に、順次、消去パルスP
fがY電極から印加されるとともに、それぞれの消去パ
ルスPfの印加と同時に、当該サブフレームSF1〜4
において発光表示すべき画素(放電セルC)について、
消去アドレスパルスPaがアドレス電極Anから印加さ
れる。
【0035】消去アドレスパルスPaが印加された画素
のみについて、消去用放電が発生し壁電荷が消去され
る。一方、消去アドレスパルスPaが印加されない画素
は壁電荷が維持される。
【0036】表示期間CYiにおいては、全部のライン
に対して同時に維持パルスPsy,Psxが印加され、
これによって、壁電荷が形成されている画素が発光す
る。サブフレームSF1〜4に応じて表示期間CYiの
長さ(維持パルスPsy,Psxの個数)が相違し、そ
れぞれの長さに応じた輝度が得られるようになってい
る。
【0037】これらのサブフレームSF1〜4を合成す
ることによって、1フレームFMの階調表示が行われ
る。図7は本発明に係る階調駆動装置5を示すブロック
図である。
【0038】階調駆動装置5は、AD変換部11、フレ
ームメモリ12、サブフレーム分割処理部13、スキャ
ン処理部14、タイミング制御部15などから構成され
ている。
【0039】AD変換部11は、アナログ信号である入
力信号S1を量子化してデジタル信号である画像データ
D2に変換する。フレームメモリ12は、AD変換部1
1から出力される1フレーム分の画像データD2を格納
する。
【0040】サブフレーム分割処理部13は、フレーム
メモリ12に格納された1フレームFMの画像データD
2を、階調に応じた個数のサブフレームSFに分割し、
それぞれのサブフレームSFの画像データD3を出力す
る。
【0041】スキャン処理部14は、サブフレーム分割
処理部13から出力される各サブフレームSFの画像デ
ータD3、及びタイミング制御部15からのタイミング
信号に基づいて、PDP3のY電極駆動回路31及びX
電極駆動回路32をスキャンする。
【0042】スキャン処理部14には、キャンセルパル
スPcを発生するキャンセルパルス発生回路(PDP3
aに対しては消去アドレスパルス発生回路)21、書き
込みパルスPwを発生する書き込みパルス発生回路2
2、維持パルスPsを発生する維持パルス発生回路2
3、これらの信号を合成する合成回路24などが設けら
れている。
【0043】タイミング制御部15は、サブフレーム分
割処理部13の処理のタイミング、キャンセルパルスP
cを出力するタイミング、各サブフレームSFにおける
表示期間CYiの終了のタイミングなど、種々のタイミ
ング信号を出力する。
【0044】次に、階調駆動装置5の動作について説明
するが、PDP3に印加される電圧波形などについては
先に説明したのと同様であるので、ここでの詳しい説明
を省略する。
【0045】フレームメモリ12に1画素当たりnビッ
トの画像データD2が格納され、これを2n 階調で表示
する場合には、サブフレーム分割処理部13は、画像デ
ータD2の最下位ビットから順に最上位ビットまで、そ
れぞれのビットのみからなるn種類の2値の画像データ
D3を順次出力する。
【0046】これらの画像データD3に基づいて、キャ
ンセルパルス発生回路21は、それぞれのラインのスキ
ャン時においてそれぞれの水平方向位置に対応したキャ
ンセルパルスPcを発生する。
【0047】タイミング制御部15は、サブフレーム分
割処理部13が出力するビット位置の画像データD3に
応じて、それぞれのサブフレームSFの表示期間CYi
の長さが所定の値になるように、タイミング制御信号を
出力する。
【0048】合成回路24は、各パルス発生回路21〜
23からのパルス信号を合成することによって、各サブ
フレームSFにおいてアドレス期間CYa及び表示期間
CYiの動作が実行されるように、図3に示す電圧波形
のスキャン信号を作成して出力する。
【0049】上述の実施例によると、書き込みパルスP
wが全部の画面4に対して同時に印加され、これによっ
て同時に壁電荷が形成されるので、従来のようにライン
毎に順次維持パルスPs及び書き込みパルスPwを印加
する階調駆動方法に比較して、壁電荷を形成するのに必
要な時間が大幅に減少する。
【0050】そのため、従来と同じ階調性を従来よりも
低い駆動周波数で得ることができ、それだけ消費電力を
低くすることができるとともに、動作マージンを確保す
るために維持パルスPsのパルス幅を充分大きくするこ
とが可能である。
【0051】また、従来と同じ周波数の場合には、従来
に比較して階調性の高い表示を行うことが可能であり、
高品位の画像を表示することができる。したがって、P
DP3をハイビジョンに利用することが可能となってく
る。
【0052】また、各サブフレームSF1〜4におい
て、アドレス期間CYaと表示期間CYiとが時間的に
互いに独立しており、表示期間CYiにおける維持パル
スPsをアドレス期間CYaのパルスに同期させる必要
がないため、表示期間CYi内の維持パルスPsの個数
を任意に設定することができる。
【0053】例えば図2及び図3に示すように、アドレ
期間CYaと表示期間CYiとが互いに独立している
ので、表示期間CYiにおける維持パルスPsの周期
を、アドレス期間CYaにおける各パルスの間隔、例え
ば維持パルスPsと維持パルスPsとの間隔、消去パル
スPfと消去パルスPfとの間隔などに合わせる必要が
ない。図3においては、全てのラインにおいて、表示
CYiの維持パルスPsの周期が、アドレス期間CY
aの維持パルスPsyと維持パルスPsyとの間隔より
も短く設定されている。
【0054】したがって、輝度の制御が容易であり、各
サブフレームSF1〜4の長さの比を、例えば人間の眼
のガンマ特性に合った階調性に近くなるように設定する
ことが容易であるとともに、信頼性、回路設計の自由
度、コストなどにおいて有利である。
【0055】上述の実施例においては、1フレームFM
を4つのサブフレームSF1〜4に分割したが、3つ以
下又は5つ以上のサブフレームSFに分割してもよい。
各サブフレームSFにおける表示期間CYiの長さは、
種々の比率に設定することが可能である。表示期間CY
iの長さとして、アドレス期間CYaにおける維持パル
スPsの長さを加算してもよい。X電極、Y電極、アド
レス電極に印加する電圧波形は、上述以外に種々の波形
とすることができる。PDP3,3a、階調駆動装置5
の構造及び構成は、上述した以外に種々異なったものと
することができる。
【0056】上述の実施例においては、メモリー媒体が
壁電荷であるAC型のPDP3,3aについて説明した
が、メモリー媒体が空間電荷であるDC型のPDP、E
L表示装置又は液晶表示装置などの他のメモリー媒体を
持つものに対しても適用することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によると、アドレスのためのステ
ップと表示のためのステップとを独立させ、各ステップ
におけるパルス列のパルス間隔互いに異ならせること
によって、表示のためのステップ内においてパルス(維
持パルス)の個数を任意に設定することができる。した
がって、階調表示を行うために必要な駆動時間を短くす
ることができるとともに、輝度の制御が容易であり、各
サブフレームの長さの比を例えば人間の眼のガンマ特性
に合った階調性に近くなるように設定することが容易で
あり、階調性の高い表示を行うことができる。
【0058】したがって、本発明によると、特に大型の
フラット型表示装置の階調性を向上させ、高い品質の画
像表示を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る階調駆動方法を説明するための図
である。
【図2】対向放電型のPDPに印加される駆動電圧の波
形を示す図である。
【図3】対向放電型のPDPのX電極及びY電極にそれ
ぞれ印加される駆動電圧の波形を示す図である。
【図4】対向放電型のPDPの概略の構成図である。
【図5】面放電型のPDPのX電極、Y電極、及びアド
レス電極にそれぞれ印加される駆動電圧の波形を示す図
である。
【図6】面放電型のPDPの概略の構成図である。
【図7】本発明に係る階調駆動装置を示すブロック図で
ある。
【図8】対向放電型のPDPを階調表示するための従来
の階調駆動方法を示す図である。
【符号の説明】
3,3a PDP(フラット型表示装置) 4,4a 画面 FM フレーム SF サブフレーム C 放電セル(画素) CYa アドレス期間(第1ステップ) CYi 表示期間(第2ステップ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のライン上に配置され且つメモリー機
    能を有した画素の集合によって画面が構成されたフラッ
    ト型表示装置の階調駆動方法であって、 前記画面に表示される1つのフレームを、前記画面を構
    成する全ての前記ラインに対して互いに同一のタイミン
    グとなるように、複数のサブフレームに時間的に分割
    し、 さらに、分割したサブフレームを、前記画面を構成する
    全ての前記ラインに対して互いに同一のタイミングとな
    るように、第1ステップとそれに続く第2ステップとに
    時間的に分割し、 しかして、前記サブフレームについて、前記第1ステッ
    プの開始及び前記第2ステップの終了のそれぞれのタイ
    ミングが、前記画面を構成する全ての前記ラインに対し
    て互いに同一となるように制御し、 前記各サブフレームの第2ステップの時間的長さそれ
    ぞれのサブフレームに対して与えられる重みに対応する
    ように設定し、 前記第1ステップにおいては、前記画面の全ての画素に
    対して共通の時間内でメモリー媒体を選択的に形成し、 前記第2ステップにおいては、前記メモリー媒体が形成
    された全ての画素を前記設定時間にわたって共通に表示
    させ、 前記第1ステップにおいてメモリー媒体を選択的に形成
    するために供給されるパルス列のパルス間隔と前記第2
    ステップにおいて表示させるために供給されるパルス列
    のパルス間隔を互いに異ならせ、 各サブフレームのメモリ媒体の形成状態がそれぞれ次に
    続くサブフレームの第1ステップにおいて更新されるよ
    うに駆動することを特徴とするフラット型表示装置の階
    調駆動方法。
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