JPH1054382A - ベーン式真空ポンプ - Google Patents

ベーン式真空ポンプ

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JPH1054382A
JPH1054382A JP8214570A JP21457096A JPH1054382A JP H1054382 A JPH1054382 A JP H1054382A JP 8214570 A JP8214570 A JP 8214570A JP 21457096 A JP21457096 A JP 21457096A JP H1054382 A JPH1054382 A JP H1054382A
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JP
Japan
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rotor
input shaft
vacuum pump
vane
type vacuum
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JP8214570A
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English (en)
Inventor
Koji Kinoshita
孝司 木下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH1054382A publication Critical patent/JPH1054382A/ja
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T17/00Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
    • B60T17/02Arrangements of pumps or compressors, or control devices therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0042Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
    • F04C29/005Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04C2230/20Manufacture essentially without removing material
    • F04C2230/22Manufacture essentially without removing material by sintering
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容積効率を向上させて小形化および軽量化を
実現したベーン式真空ポンプを得る。 【解決手段】 密閉構造のポンプ室P内でオフセットし
た回転軸を有するロータ5と、ロータ外周に設けられた
溝5aと、溝内に設けられてポンプ室の内壁に密着しな
がら摺動するベーン6と、ロータに対して同軸の回転軸
を有する入力シャフト1と、入力シャフトの回転力をロ
ータに伝達するトルク伝達手段とを備え、トルク伝達手
段は、入力シャフトの外周部に一体に設けられたキャリ
ア7と、ロータの端面に対向するようにキャリアの端面
に形成されたフランジ部7aと、ロータおよびフランジ
部の各端面に形成された凹部5b、7bと、各凹部を介
してロータおよびフランジ部を連結するピン8とを含
み、ロータおよび入力シャフトの回転軸方向に延長され
たピンを、各凹部内に挿入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディーゼルエン
ジン自動車等に搭載されるベーン式真空ポンプに関し、
特に入力シャフトとロータとの結合構造を改良して容積
効率を向上させるとともに、小形化および軽量化を実現
したベーン式真空ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用のブレーキには、補助
力を得るために負圧が用いられるが、ディーゼルエンジ
ン自動車においては、エンジンから直接に負圧が得られ
ないので、真空ポンプをエンジン回転力で駆動すること
により負圧を得ている。
【0003】図10は従来のギア駆動式によるベーン式
真空ポンプを示す側断面図であり、図11は図10内の
D−D線による断面図である。各図において、ベーン式
真空ポンプの入力シャフト1は、外部に突出した一端の
外周部にギア1aが圧入(または、焼バメ)固定されて
おり、ギア1aに係合されたエンジン側駆動ギア(図示
せず)により回転駆動される。
【0004】入力シャフト1のギア1a側の一端は、フ
ロントブラケット2に設けられたベアリング2aに軸支
され、入力シャフト1の他端は、リアブラケット3に設
けられたスリーブベアリング3aに軸支されている。フ
ロントブラケット2およびリアブラケット3は、軽量化
を目的として、アルミ合金により構成されている。
【0005】フロントブラケット2およびリアブラケッ
ト3は、Oリング4を介して密閉が保持されたポンプ室
Pを構成しており、ポンプ室Pの中心は、入力シャフト
1の回転中心からオフセットされている。この場合、リ
アブラケット3は、ポンプ室Pを構成するためのハウジ
ング形状を有しており、3個のボルトQ(図11参照)
によりフロントブラケット2に固着されている。
【0006】ポンプ室P内において、入力シャフト1の
中間部には、スプライン結合部1bが形成されており、
スプライン結合部1bを介してロータ5が嵌合されてい
る。ロータ5の内周面には、スプライン結合部1bと結
合する同様のスプライン結合部が形成されている。
【0007】ロータ5は、入力シャフト1に対してスプ
ライン結合されることにより、回転方向には不動且つ軸
方向には移動可能に保持されている。入力シャフト1お
よびロータ5は、スプライン結合部での機械的強度を確
保するために、合金鋼や鉄(Fe)系焼結材により構成
されている。
【0008】ロータ5の外周部には、複数(図11の場
合は、3個)の溝5aが形成されており、各溝5aには
ベーン6が径方向に移動自在に収納されている。図11
のように、ロータ5の一端は数μの油膜を介してリアブ
ラケット3の内壁に密着しており、この位置において、
ベーン6は溝5a内に完全に収納された状態となる。ま
た、ロータ5の他端においては、ベーン6が溝5aから
十分に飛び出せるように、リアブラケット3の内壁との
間にオフセットによる空間が設けられている。
【0009】リアブラケット3には給油通路3bおよび
吸気口3cが形成されており、フロントブラケット2に
は、給油通路3bと連通した排気口2bが形成されてい
る。給油通路3bから供給される潤滑油は、ポンプ室P
内の封止作用および真空ポンプの冷却作用を兼ねてお
り、スリーブベアリング3aおよびスプライン結合部1
bを通過して排気口2bから排出される。
【0010】吸気口3cには、真空が要求されるタンク
(図示せず)が連結されており、吸気口3cから吸入さ
れた空気(矢印参照)が、対向位置に配設された排気口
2bから排出されるようになっている。
【0011】次に、図10および図11に示した従来の
ベーン式真空ポンプの動作について説明する。まず、ベ
アリング2aおよびスリーブベアリング3aに軸支され
た入力シャフト1は、エンジン側駆動ギアに係合された
ギア1aを介して回転駆動する。
【0012】入力シャフト1の回転力は、スプライン結
合部1bを介してロータ5に伝達され、ロータ5の外周
溝5a内に配設されたベーン6を、図11内の時計方向
に回転させる。これにより、ベーン6は、遠心力により
溝5aから径方向に飛び出し、ポンプ室Pのリアブラケ
ット3の内壁に圧着され且つ油膜を介して摺動しながら
回転する。
【0013】このとき、ロータ5の回転中心がポンプ室
Pの中心からオフセットされているので、ベーン6の回
転にともなって、吸気口3c側から空気が吸入されて排
気口2b側から順次排出され、吸気口3cに連結された
タンクを負圧にする。
【0014】ところで、真空ポンプの容積効率は、ポン
プ室Pに対するロータ5の回転中心のオフセット量(ベ
ーン6の飛び出し量)の大きさ、すなわちロータ5の外
周溝5aの深さに依存する。しかしながら、溝5aの深
さは、スプライン結合部1bの外径により規制されるう
え、機械的強度を確保するためにスプライン結合部1b
の外径を小さくすることができないので、ポンプ室Pお
よびベーン6による容積効率を大きく設定することは困
難である。
【0015】また、入力シャフト1の中心付近のスプラ
イン結合部1bを介して嵌合されるロータ5は、伝達ト
ルクを考慮して耐摩耗性等の機械的強度を確保するため
に、Fe系焼結材で構成されているので、軽量化を実現
することも困難である。
【0016】さらに、Fe系焼結材からなるロータ5
は、アルミ合金からなるフロントブラケット2およびリ
アブラケット3と熱膨張率が異なっているので、高温の
ポンプ室Pにおいて機密性を確保することが困難であ
り、高温度下における十分な真空特性を得ることができ
ない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のベーン式真空ポ
ンプは以上のように、入力シャフト1の外周に形成され
たスプライン結合部1bとロータ5の内周に形成された
スプライン結合部との嵌合により入力シャフト1の回転
力をロータ5に伝達しているので、溝5aの深さが規制
されることからポンプ室P内のベーン6による容積効率
を十分に確保することができないという問題点があっ
た。
【0018】また、スプライン結合部1bを介して回転
されるロータ5がFe系焼結材で構成されるので、軽量
化を実現することができないという問題点があった。さ
らに、ロータ5(Fe系焼結材)とフロントブラケット
2およびリアブラケット3(アルミ合金)との熱膨張率
が異なるので、使用温度範囲においてロータ5とポンプ
室Pとの間の機密性を確保することが非常に困難である
という問題点があった。
【0019】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、容積効率を向上させるととも
に、小形化および軽量化を実現したベーン式真空ポンプ
を得ることを目的とする。
【0020】また、この発明は、ロータをアルミ合金で
構成することにより、軽量化を実現するとともに、広い
温度範囲で安定な機密性を確保したベーン式真空ポンプ
を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るベーン式真空ポンプは、吸気口および排気口を有する
密閉構造のポンプ室と、ポンプ室内に配設され且つポン
プ室に対してオフセットされた回転軸を有するロータ
と、ロータの外周に設けられた複数の溝と、溝内に径方
向に移動自在に設けられてロータの回転時にポンプ室の
内壁に密着しながら摺動するベーンと、ロータに対して
同軸の回転軸を有しロータを回転させるための入力シャ
フトと、入力シャフトの回転力をロータに伝達するトル
ク伝達手段とを備えたベーン式真空ポンプであって、ト
ルク伝達手段は、入力シャフトの外周部に一体に設けら
れたキャリアと、ロータの端面に対向するようにキャリ
アの端面に形成されたフランジ部と、ロータおよびフラ
ンジ部の各端面に形成された複数の凹部と、各凹部を介
してロータおよびフランジ部を連結する複数のピンとを
含み、各ピンは、ロータおよび入力シャフトの回転軸方
向に延長されて、各凹部内に挿入されたものである。
【0022】また、この発明の請求項2に係るベーン式
真空ポンプは、請求項1において、各ピンは、ロータお
よび入力シャフトの回転中心に対して同心的に配設され
たものである。
【0023】また、この発明の請求項3に係るベーン式
真空ポンプは、請求項1において、各ピンは、ロータの
端面上の凹部に圧入または焼バメにより固定されるとと
もに、フランジ部の端面上の凹部により軸方向に移動自
在に保持されたものである。
【0024】また、この発明の請求項4に係るベーン式
真空ポンプは、請求項3において、フランジ部の端面上
の凹部は、径方向に延長して形成されており、平面的に
U字形状をなすものである。
【0025】また、この発明の請求項5に係るベーン式
真空ポンプは、請求項3において、フランジ部の端面上
の凹部は、ピンの外径よりもわずかに大きい内径を有
し、平面的に円形状をなすものである。
【0026】また、この発明の請求項6に係るベーン式
真空ポンプは、請求項1において、各ピンは、フランジ
部の端面上の凹部に圧入または焼バメにより固定される
とともに、ロータの端面上の凹部により軸方向に移動自
在に保持されたものである。
【0027】また、この発明の請求項7に係るベーン式
真空ポンプは、請求項6において、ロータの端面上の凹
部は、ピンの外径よりもわずかに大きい内径を有し、平
面的に円形状をなすものである。
【0028】また、この発明の請求項8に係るベーン式
真空ポンプは、請求項1において、キャリアは、入力シ
ャフトに圧入または焼バメにより固定されたものであ
る。
【0029】また、この発明の請求項9に係るベーン式
真空ポンプは、請求項1において、キャリアは、入力シ
ャフトの外周上に一体成形されたものである。
【0030】また、この発明の請求項10に係るベーン
式真空ポンプは、請求項1において、ロータは、入力シ
ャフトの外径よりもわずかに大きい内径の貫通穴を有
し、入力シャフトは、貫通穴に挿入されてロータを回転
軸方向に移動自在に軸支するものである。
【0031】また、この発明の請求項11に係るベーン
式真空ポンプは、請求項1において、ロータは、入力シ
ャフトの外径よりもわずかに小さい内径の貫通穴を有
し、入力シャフトは、貫通穴に圧入されてロータを支持
するものである。
【0032】また、この発明の請求項12に係るベーン
式真空ポンプは、請求項1において、ポンプ室は、アル
ミ合金からなるフロントブラケットおよびリアブラケッ
トにより構成され、ロータは、アルミ合金により構成さ
れたものである。
【0033】また、この発明の請求項13に係るベーン
式真空ポンプは、請求項12において、リアブラケット
は開口部を有し、入力シャフトの一端は、開口部により
軸支されたものである。
【0034】また、この発明の請求項14に係るベーン
式真空ポンプは、請求項1において、入力シャフトは、
キャリアの外周部を介して軸支されたものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す側
断面図、図2は図1内のA−A線による断面図、図3は
図1内のB−B線による断面図であり、前述と同様の構
成については、同一符号を付して詳述を省略する。
【0036】この場合、入力シャフト1の回転力をロー
タ5に伝達するトルク伝達手段は、前述のスプライン結
合部1bに代えて、入力シャフト1の外周部に一体に設
けられたキャリア7と、ロータ5の端面に対向するよう
にキャリア7の端面に形成されたフランジ部7aと、ロ
ータ5およびフランジ部7aの各端面に形成された複数
の凹部5bおよび7bと、各凹部5bおよび7bを介し
てロータ5およびフランジ部7aを連結する複数のピン
8とを含む。
【0037】各ピン8は、ロータ5および入力シャフト
1の回転軸方向に延長され、各凹部5bおよび7b内に
挿入されている。また、各ピン8は、ロータ5および入
力シャフト1の回転中心に対して同心的に配設されてお
り、ロータ5の外周部側に位置している。
【0038】各ピン8は、ロータ5の端面上の凹部5b
に圧入または焼バメにより固定されるとともに、フラン
ジ部7aの端面上の凹部7bにより軸方向に移動自在に
保持されている。また、フランジ部7a上の凹部7b
は、図2のように、径方向に延長して形成されており、
平面的にU字形状をなしている。
【0039】キャリア7は、入力シャフト1に圧入また
は焼バメにより一体的に固定されている。ロータ5は、
入力シャフト1の外径よりもわずかに大きい内径の貫通
穴5cを有し、入力シャフト1は、貫通穴5cに挿入さ
れてロータ5を回転軸方向に移動自在に軸支している。
【0040】フロントブラケット2内のベアリング2a
は、キャリア7の外周部を軸支しており、入力シャフト
1のギア1a側の一端は、キャリア7を介して軸支され
ている。また、ロータ5は、アルミ合金により構成され
ており、ポンプ室Pを構成するフロントブラケット2お
よびリアブラケット3(アルミ合金)と同一の材料から
なっている。
【0041】この場合、フロントブラケット2は、ポン
プ室Pを構成するためのハウジング形状を有しており、
リアブラケット3側でボルトQによりOリング4を介し
て固着されている。これにより、フロントブラケット2
のベアリング2a側の厚さを低減させて小形化を実現し
ている。
【0042】次に、図1〜図3に示したこの発明の実施
の形態1の動作について説明する。なお、ここでは、吸
気口3cおよび排気口2b(図3参照)の位置関係から
明らかなように、入力シャフト1およびロータ5が反時
計方向に回転する場合を示している。
【0043】まず、製造段階において、ロータ5の端面
にピン8の外径よりもわずかに小さい内径の凹部5bを
形成し、凹部5b内に、回転軸中心と同心円状に複数の
ピン8を圧入(または、焼バメ)固定する。
【0044】また、入力シャフト1上に、フランジ部7
aを有するキャリア7を圧入(または、焼バメ)固定す
るとともに、ロータ5上のピン8と対応するフランジ部
7a上にピン8の外径以上の内径を有する凹部7bを配
設する。
【0045】そして、ロータ5に立設されたピン8を、
図1および図2のようにフランジ部7a上の凹部7bに
挿入することにより、入力シャフト1の回転トルクがピ
ン8を介してロータ5に伝達できるようにする。
【0046】一方、ロータ5の中心に、入力シャフト1
が貫通可能な大きさの貫通穴5cを設け、貫通穴5c内
に入力シャフト1を隙間バメし、ロータ5を軸方向に摺
動可能に軸支する。ロータ5は、トルク伝達手段となる
キャリア7およびピン8を介して入力シャフト1に連結
され、入力シャフト1とともに回転駆動される。
【0047】したがって、外部エンジン(図示せず)か
らギア1aを介して入力シャフト1に伝達された回転ト
ルクは、入力シャフト1と一体のキャリア7に伝達さ
れ、キャリア7のフランジ部7a上の凹部7bに挿入さ
れたピン8からロータ5に伝達され、ロータ5およびベ
ーン6を、入力シャフト1を中心に回転させる。
【0048】このように、入力シャフト1からロータ5
へのトルク伝達手段を、スプライン結合部1b(図10
参照)からピン8に変更することにより、入力シャフト
1の回転中心から外周方向に離れた位置に配置させるこ
とができる。このように、回転トルクの伝達半径を大き
くすることにより、ピン8に印加される接線力を低減す
ることができ、ロータ5をアルミ合金で形成することが
でき、軽量化を実現することができる。
【0049】また、スプライン結合部1bが不要となる
ので、ロータ5の内径を小さくすることができ、ロータ
5にベーン6を挿入するための溝5aを回転中心軸方向
に深く形成することができる。したがって、ベーン6の
飛び出し量を大きく設定することができ、容積効率を向
上させることができる。また、入力シャフト1およびロ
ータ5の同軸精度が、スプライン結合部1bを用いた場
合よりも向上し、真空精度が向上する。
【0050】また、ロータ5をアルミ合金で形成してフ
ロントブラケット2およびリアブラケット3と同一材料
で構成することにより、熱膨張係数差による悪影響を回
避することができるので、温度変化に対する特性仕様が
安定化してロータ5と入力シャフト1との同軸度が向上
し、真空ポンプとしての精度を向上させることができ
る。
【0051】また、トルク伝達手段を構成するピン8
は、平面的にU字形状の凹部7b内で回転方向のみが支
持されるので、軸方向および径方向に融通性を有してお
り、構造的な制約が軽減されるとともに組立性も向上す
る。さらに、凹部7bをU字形状にすることにより、キ
ャリア7のフランジ部7aの重量が軽減されて軽量化を
促進することもできる。
【0052】なお、上記実施の形態1では、ピン8を入
力シャフト1の回転中心と同心的に配置したが、ロータ
5の端面とフランジ部7aの端面との対向部の任意の位
置に配置可能なことは言うまでもない。
【0053】また、ロータ5をアルミ合金で構成した
が、アルミ合金と同等の熱膨張係数を有する任意の材料
で構成することができる。また、フロントブラケット2
およびリアブラケット3が他の材料からなる場合には、
同様に他の材料でロータ5を構成すればよい。
【0054】また、軸方向の小形化を目的として、キャ
リア7の外周部にベアリング2aを配置したが、特に小
形化の必要がない場合には、ベアリング2aを入力シャ
フト1の軸方向に移動させ、入力シャフト1を任意の位
置で軸支するように構成してもよい。
【0055】また、軸方向の小形化を目的として、リア
ブラケット3側をハウジング形状に構成したが、特に小
形化の必要がない場合には、前述と同様にフロントブラ
ケット2側をハウジング形状に構成してもよい。
【0056】実施の形態2.また、上記実施の形態1で
は、ピン8を回転方向に支持する凹部7bを、平面的に
U字形状に構成したが、円形状に構成してもよい。図4
は凹部7bを円形状に構成したこの発明の実施の形態2
を示す側断面図、図5は図4内のC−C線による断面図
であり、前述と同様の構成には同一符号を付して詳述を
省略する。
【0057】この場合、フランジ部7aに形成された円
形状の凹部7bは、ピン8の外径よりもわずかに大きい
内径を有し、ピン8を軸方向に移動可能に支持するよう
になっている。これにより、構造的な融通性および組立
性がわずかに制約を受けるものの、前述と同様に、ピン
8を介して入力シャフト1の回転トルクをロータ5に伝
達することができる。
【0058】実施の形態3.また、ロータ5側の凹部5
bにピン8を固定したが、キャリア7側の凹部7bにピ
ン8を固定してもよい。この場合、各ピン8は、フラン
ジ部7a上の凹部7bに圧入(または、焼バメ)固定さ
れるとともに、ロータ5上の凹部5bにより軸方向に移
動自在に保持されることになる。なお、ロータ5上の凹
部5bは、前述と同様に平面的に円形状に形成すること
ができる。
【0059】実施の形態4.また、入力シャフト1の外
周上にキャリア7を圧入(または、焼バメ)固定した
が、入力シャフト1の製造工程において、入力シャフト
1の外周上に一体成形してキャリア7を形成してもよ
い。この場合、部品点数を削減することができ、さらに
コストダウンすることができる。
【0060】実施の形態5.また、ロータ5に形成され
た径大の貫通穴5cに入力シャフト1を挿入し、入力シ
ャフト1上でロータ5を軸方向に移動自在に軸支した
が、貫通穴5cの内径を入力シャフト1の外径よりもわ
ずかに小さく形成し、径小の貫通穴5c内に入力シャフ
ト1を圧入してもよい。
【0061】この場合、貫通穴5cに圧入された入力シ
ャフト1がロータ5を回転方向にも支持するので、ピン
8に印加される接線力をさらに軽減することができ、ロ
ータ5の強度を低減することができる。
【0062】実施の形態6.また、上記各実施の形態で
は、リアブラケット3に設けられたスリーブベアリング
3aにより入力シャフト1の先端部を軸支したが、リア
ブラケット3がアルミ合金により構成された場合には、
リアブラケット3の開口部において入力シャフト1を直
接軸支してもよい。
【0063】図6は入力シャフト1をリアブラケット3
で直接軸支したこの発明の実施の形態6を示す側断面図
であり、前述と同様の構成には同一符号を付して詳述を
省略する。この場合、リアブラケット3には開口部3d
が形成されており、入力シャフト1の先端部が開口部3
dにより直接軸支されているので、金属製のスリーブベ
アリング3a(図1参照)を省略することができる。
【0064】これにより、さらに軽量化が実現するう
え、ベアリング部がリアブラケット3と同様のアルミ合
金で構成されることから、温度変化に対する構造的精度
をさらに安定化することができる。なお、ベアリングと
して機能するアルミ合金としては、シリコン(Si)単
結晶を含む過結晶アルミ合金等が用いられる。
【0065】実施の形態7.また、上記各実施の形態で
は、外部エンジン側駆動源に対する係合部として、入力
シャフト1のフロント側の一端にギア1aを設けたが、
任意の係合部を適用可能なことは言うまでもない。
【0066】図7はエンジン側駆動源(図示せず)に対
する係合部としてスプロケット1cを適用したこの発明
の実施の形態7を示す側断面図であり、前述と同様の構
成には同一符号を付して詳述を省略する。
【0067】この場合、チェーン駆動式の入力シャフト
1は、フロント側の一端においてスプロケット1cが一
体的に固着されており、スプロケット1cに係合するチ
ェーン(図示せず)を介してエンジン側駆動源に連結さ
れる。
【0068】実施の形態8.また、図8はエンジン側駆
動源との係合部としてVプーリ1dを適用したこの発明
の実施の形態8を示す側断面図であり、前述と同様の構
成には同一符号を付して詳述を省略する。
【0069】この場合、プーリ駆動式の入力シャフト1
は、フロント側の一端においてVプーリ1dが一体的に
固着されており、Vプーリ1dに掛けられたベルト(図
示せず)を介してエンジン側駆動源に連結される。
【0070】実施の形態9.また、図9はエンジン側駆
動源との係合部としてカップリング10を適用したこの
発明の実施の形態9を示す側断面図であり、前述と同様
の構成には同一符号を付して詳述を省略する。
【0071】この場合、カップリング駆動式の入力シャ
フト1は、フロント側の一端に円筒形状のカップリング
10が取り付けられており、カップリング10の先端部
に形成された凹部10aに係合する凸部品(図示せず)
を介してエンジン側駆動源に連結される。
【0072】カップリング10は、入力シャフト1の外
径よりもわずかに大きい内径を有し、中央の両側面に直
径方向に貫通する穴10bが形成されている。また、入
力シャフト1は、フロント側の一端において、カップリ
ング10の穴10bに対応する径方向の貫通穴1eが形
成されている。
【0073】穴10bおよび貫通穴1eに挿入される係
止ピン11は、入力シャフト1およびカップリング10
を相対的に回転しないように保持する。
【0074】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、吸気口および排気口を有する密閉構造のポンプ室
と、ポンプ室内に配設され且つポンプ室に対してオフセ
ットされた回転軸を有するロータと、ロータの外周に設
けられた複数の溝と、溝内に径方向に移動自在に設けら
れてロータの回転時にポンプ室の内壁に密着しながら摺
動するベーンと、ロータに対して同軸の回転軸を有しロ
ータを回転させるための入力シャフトと、入力シャフト
の回転力をロータに伝達するトルク伝達手段とを備えた
ベーン式真空ポンプであって、トルク伝達手段は、入力
シャフトの外周部に一体に設けられたキャリアと、ロー
タの端面に対向するようにキャリアの端面に形成された
フランジ部と、ロータおよびフランジ部の各端面に形成
された複数の凹部と、各凹部を介してロータおよびフラ
ンジ部を連結する複数のピンとを含み、各ピンは、ロー
タおよび入力シャフトの回転軸方向に延長されて、各凹
部内に挿入されるようにしたので、容積効率を向上させ
るとともに、小形化および軽量化を実現したベーン式真
空ポンプが得られる効果がある。
【0075】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、各ピンを、ロータおよび入力シャフトの
回転中心に対して同心的に配設したので、容積効率を向
上させるとともに、小形化および軽量化を実現したベー
ン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0076】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、各ピンは、ロータの端面上の凹部に圧入
または焼バメにより固定されるとともに、フランジ部の
端面上の凹部により軸方向に移動自在に保持されるよう
にしたので、組立性を損なうことなく、容積効率を向上
させるとともに、小形化および軽量化を実現したベーン
式真空ポンプが得られる効果がある。
【0077】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、フランジ部の端面上の凹部は、径方向に
延長して平面的にU字形状をなすようにしたので、組立
性を損なうことなく、容積効率を向上させるとともに、
小形化および軽量化を実現したベーン式真空ポンプが得
られる効果がある。
【0078】また、この発明の請求項5によれば、請求
項3において、フランジ部の端面上の凹部は、ピンの外
径よりもわずかに大きい内径を有し、平面的に円形状を
なすようにしたので、組立性を損なうことなく、容積効
率を向上させるとともに、小形化および軽量化を実現し
たベーン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0079】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1において、各ピンは、フランジ部の端面上の凹部に
圧入または焼バメにより固定されるとともに、ロータの
端面上の凹部により軸方向に移動自在に保持されるよう
にしたので、組立性を損なうことなく、容積効率を向上
させるとともに、小形化および軽量化を実現したベーン
式真空ポンプが得られる効果がある。
【0080】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、ロータの端面上の凹部は、ピンの外径よ
りもわずかに大きい内径を有し、平面的に円形状をなす
ようにしたので、組立性を損なうことなく、容積効率を
向上させるとともに、小形化および軽量化を実現したベ
ーン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0081】また、この発明の請求項8によれば、請求
項1において、キャリアを、入力シャフトに圧入または
焼バメにより固定したので、組立性を損なうことなく、
容積効率を向上させるとともに、小形化および軽量化を
実現したベーン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0082】また、この発明の請求項9によれば、請求
項1において、キャリアを、入力シャフトの外周上に一
体成形したので、組立性を損なうことなく、容積効率を
向上させるとともに、小形化および軽量化を実現したベ
ーン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0083】また、この発明の請求項10によれば、請
求項1において、ロータは、入力シャフトの外径よりも
わずかに大きい内径の貫通穴を有し、入力シャフトは、
貫通穴に挿入されてロータを回転軸方向に移動自在に軸
支するようにしたので、組立性を損なうことなく、容積
効率を向上させるとともに、小形化および軽量化を実現
したベーン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0084】また、この発明の請求項11によれば、請
求項1において、ロータは、入力シャフトの外径よりも
わずかに小さい内径の貫通穴を有し、入力シャフトは、
貫通穴に圧入されてロータを支持するようにしたので、
組立性を損なうことなく、容積効率を向上させるととも
に、小形化および軽量化を実現したベーン式真空ポンプ
が得られる効果がある。
【0085】また、この発明の請求項12によれば、請
求項1において、ポンプ室を、アルミ合金からなるフロ
ントブラケットおよびリアブラケットにより構成し、ロ
ータをアルミ合金により構成したので、さらに軽量化を
実現するとともに、広い温度範囲で安定な機密性を確保
したベーン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0086】また、この発明の請求項13によれば、請
求項12において、入力シャフトの一端を、リアブラケ
ット開口部により直接軸支したので、さらに軽量化を実
現するとともに、広い温度範囲で安定な機密性を確保し
たベーン式真空ポンプが得られる効果がある。
【0087】また、この発明の請求項14によれば、請
求項1において、入力シャフトを、キャリアの外周部を
介して軸支したので、さらに小形化を実現したベーン式
真空ポンプが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す側断面図であ
る。
【図2】 図1内のA−A線による断面図である。
【図3】 図1内のB−B線による断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す側断面図であ
る。
【図5】 図4内のC−C線による断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態6を示す側断面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態7を示す側断面図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態8を示す側断面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態9を示す側断面図であ
る。
【図10】 従来のベーン式真空ポンプを示す側断面図
である。
【図11】 図10内のD−D線による断面図である。
【符号の説明】
1 入力シャフト、1a ギア、2 フロントブラケッ
ト、2a ベアリング、2b 排気口、3 リアブラケ
ット、3a スリーブベアリング、3c 吸気口、3d
開口部、5 ロータ、5a 溝、5b、7b 凹部、
5c 貫通穴、6 ベーン、7 キャリア、7a フラ
ンジ部、8 ピン、P ポンプ室。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口および排気口を有する密閉構造の
    ポンプ室と、 前記ポンプ室内に配設され且つ前記ポンプ室に対してオ
    フセットされた回転軸を有するロータと、 前記ロータの外周に設けられた複数の溝と、 前記溝内に径方向に移動自在に設けられて前記ロータの
    回転時に前記ポンプ室の内壁に密着しながら摺動するベ
    ーンと、 前記ロータに対して同軸の回転軸を有し前記ロータを回
    転させるための入力シャフトと、 前記入力シャフトの回転力を前記ロータに伝達するトル
    ク伝達手段とを備えたベーン式真空ポンプであって、 前記トルク伝達手段は、 前記入力シャフトの外周部に一体に設けられたキャリア
    と、 前記ロータの端面に対向するように前記キャリアの端面
    に形成されたフランジ部と、 前記ロータおよび前記フランジ部の各端面に形成された
    複数の凹部と、 前記各凹部を介して前記ロータおよび前記フランジ部を
    連結する複数のピンとを含み、 前記各ピンは、前記ロータおよび前記入力シャフトの回
    転軸方向に延長されて、前記各凹部内に挿入されたこと
    を特徴とするベーン式真空ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記各ピンは、前記ロータおよび前記入
    力シャフトの回転中心に対して同心的に配設されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のベーン式真空ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記各ピンは、前記ロータの端面上の凹
    部に圧入または焼バメにより固定されるとともに、前記
    フランジ部の端面上の凹部により軸方向に移動自在に保
    持されたことを特徴とする請求項1に記載のベーン式真
    空ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記フランジ部の端面上の凹部は、径方
    向に延長して形成されており、平面的にU字形状をなす
    ことを特徴とする請求項3に記載のベーン式真空ポン
    プ。
  5. 【請求項5】 前記フランジ部の端面上の凹部は、前記
    ピンの外径よりもわずかに大きい内径を有し、平面的に
    円形状をなすことを特徴とする請求項3に記載のベーン
    式真空ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記各ピンは、前記フランジ部の端面上
    の凹部に圧入または焼バメにより固定されるとともに、
    前記ロータの端面上の凹部により軸方向に移動自在に保
    持されたことを特徴とする請求項1に記載のベーン式真
    空ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記ロータの端面上の凹部は、前記ピン
    の外径よりもわずかに大きい内径を有し、平面的に円形
    状をなすことを特徴とする請求項6に記載のベーン式真
    空ポンプ。
  8. 【請求項8】 前記キャリアは、前記入力シャフトに圧
    入または焼バメにより固定されたことを特徴とする請求
    項1に記載のベーン式真空ポンプ。
  9. 【請求項9】 前記キャリアは、前記入力シャフトの外
    周上に一体成形されたことを特徴とする請求項1に記載
    のベーン式真空ポンプ。
  10. 【請求項10】 前記ロータは、前記入力シャフトの外
    径よりもわずかに大きい内径の貫通穴を有し、 前記入力シャフトは、前記貫通穴に挿入されて前記ロー
    タを回転軸方向に移動自在に軸支することを特徴とする
    請求項1に記載のベーン式真空ポンプ。
  11. 【請求項11】 前記ロータは、前記入力シャフトの外
    径よりもわずかに小さい内径の貫通穴を有し、 前記入力シャフトは、前記貫通穴に圧入されて前記ロー
    タを支持することを特徴とする請求項1に記載のベーン
    式真空ポンプ。
  12. 【請求項12】 前記ポンプ室は、アルミ合金からなる
    フロントブラケットおよびリアブラケットにより構成さ
    れ、 前記ロータは、アルミ合金により構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載のベーン式真空ポンプ。
  13. 【請求項13】 前記リアブラケットは開口部を有し、
    前記入力シャフトの一端は、前記開口部により軸支され
    たことを特徴とする請求項12に記載のベーン式真空ポ
    ンプ。
  14. 【請求項14】 前記入力シャフトは、前記キャリアの
    外周部を介して軸支されたことを特徴とする請求項1に
    記載のベーン式真空ポンプ。
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