JPH1054347A - ピストン及びそれを使用した圧縮機 - Google Patents

ピストン及びそれを使用した圧縮機

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JPH1054347A
JPH1054347A JP8211621A JP21162196A JPH1054347A JP H1054347 A JPH1054347 A JP H1054347A JP 8211621 A JP8211621 A JP 8211621A JP 21162196 A JP21162196 A JP 21162196A JP H1054347 A JPH1054347 A JP H1054347A
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JP
Japan
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piston
cam plate
lubricating oil
compressor
crank chamber
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Application number
JP8211621A
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English (en)
Inventor
Osamu Hiramatsu
修 平松
Shigeki Kanzaki
繁樹 神崎
Kazue Murao
和重 村尾
Takahiro Hoshida
隆宏 星田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹部周辺の潤滑を良好に維持できるととも
に、尾部の強度を維持できるピストン及びそれを使用し
た圧縮機を提供する。 【解決手段】 圧縮機内部のピストンとしての片頭ピス
トン21の尾部21aに、斜板19を係留させるための
凹部21bを形成し、この凹部21bの内面に堰として
のリブ21cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピストン及びそ
れを使用した圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、可変容量圧縮機においては、ハ
ウジングの内部にクランク室が形成されるとともに駆動
シャフトが回転可能に支持されている。ハウジングの一
部を構成するシリンダブロックには複数のシリンダボア
が形成され、各シリンダボア内にはピストンが往復動可
能に収容されている。クランク室内において駆動シャフ
トにはカムプレ−トが一体回転可能かつ揺動可能に装着
され、そのカムプレ−トの周縁が各ピストンの尾部に形
成された凹部にシューを介して係留されている。そし
て、容量制御弁等により、クランク室内の圧力とシリン
ダボア内の圧力とのピストンを介した差圧を変更し、そ
の差圧に応じてカムプレ−トの傾角を変更して、吐出容
量を調節するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カムプレ−
トとシュ−との接触面及びシュ−と凹部との接触面に摺
動関係が生じるため潤滑が必要である。一方、前記凹部
にはカムプレ−トによるピストンの往復動駆動力及びそ
の駆動力に抗する圧縮反力が作用する。したがって、凹
部の部分の潤滑を良好に維持する必要がある。
【0004】しかしながら、特に前述した可変容量圧縮
機においては、クランク室の圧力を調整する必要から、
クランク室が冷媒ガスの通路になっていない。このた
め、クランク室内は潤滑油を供給しがたい空間であっ
て、潤滑を良好に維持するのが難しかった。
【0005】しかも、前記のように、ピストンの尾部に
は凹部が形成されているために、その部分は、必然的に
肉厚の薄い構造になる。加えて、この尾部、特にピスト
ンヘッドと反対側の内コーナ部分には集中応力が作用す
る。すなわち、カムプレ−トによってピストンが上死点
位置から下死点位置に移動されるときには、前記内コー
ナ部分に拡開方向への力が作用し、この内コーナ部分の
変形や破損が起こりやすいという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その主たる
目的は、凹部周辺の潤滑を良好に維持できるとともに、
尾部の強度を維持できるピストン及びそれを使用した圧
縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のピストンでは、圧縮機ハウジン
グの内部のシリンダボア内に収容されるヘッド部と、そ
のヘッド部から後方に延びる尾部と、その尾部にカムプ
レ−トの周縁を係留させるための凹部とを備えたピスト
ンにおいて、凹部の内面にヘッド部の軸線方向と平行な
面を有する堰を形成したものである。
【0008】請求項2に記載のピストンでは、請求項1
に記載のピストンにおいて、堰は、ピストンの軸線方向
に延在しているものである。請求項3に記載のピストン
では、請求項2に記載のピストンにおいて、堰は、少な
くともピストンヘッドと反対側の内コーナを含む位置に
形成されているものである。
【0009】請求項4に記載のピストンでは、請求項1
から3のいずれかに記載のピストンにおいて、凹部は、
シュー座を有するとともに、そのシュー座に支持された
シューがカムプレ−トに係合し、前記堰はシュー座の部
分に滑らかに接続されているものである。
【0010】請求項5に記載の圧縮機では、ハウジング
の内部にクランク室を形成するとともに駆動シャフトを
回転可能に支持し、ハウジングの一部を構成するシリン
ダブロックには複数のシリンダボアを形成し、各シリン
ダボア内にはピストンを往復動可能に収容し、クランク
室内において駆動シャフトにはカムプレ−トを一体回転
可能かつ揺動可能に装着して、そのカムプレ−トの周縁
を各ピストンの尾部に係留した圧縮機において、前記ピ
ストンとして請求項1から3のいずれかに記載のものを
備えたものである。
【0011】さて、請求項1に記載のピストン及び請求
項5に記載の圧縮機においては、カムプレ−トの回転に
よって旋回流が発生するため、旋回流によって導かれた
クランク室内の潤滑油は堰に衝突する。そして、その潤
滑油はピストンとカムプレ−トとの係留部に供給され
る。また、凹部に堰を形成することにより、凹部の強度
が向上される。
【0012】請求項2に記載のピストン及び請求項5に
記載の圧縮機においては、堰がピストンの軸線方向に延
在しているため、その堰を長いものとすることができ、
潤滑油を確実に集めることができる。
【0013】請求項3に記載のピストン及び請求項5に
記載の圧縮機においては、カムプレ−トによるストレス
が集中する内コーナに堰が設けられているために、この
ストレス集中を緩和できる。
【0014】請求項4に記載の圧縮機のピストンにおい
ては、堰がシュ−座に対して滑らかに接続されているた
め、集められた潤滑油がシュ−座とシュ−との間に円滑
に供給される。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、この発明の第1実施形態を、図
1から図6に基づいて詳細に説明する。なお、図1にお
いて左側を圧縮機の前部、右側を圧縮機の後部として説
明する。
【0016】図1に示すように、フロントハウジング1
1は、シリンダブロック12の前部に接合固定されてい
る。リヤハウジング13は、バルブプレート14を介し
てシリンダブロック12の後部に接合固定されている。
そして、フロントハウジング11、シリンダブロック1
2及びリヤハウジング13により、圧縮機全体のハウジ
ングが構成されている。
【0017】前記リヤハウジング13内には吸入室13
a及び吐出室13bが区画形成されている。バルブプレ
−ト14には吸入弁14a及び吐出弁14bが設けられ
ている。前記フロントハウジング11とシリンダブロッ
ク12とにより形成された閉空間はクランク室15をな
している。そのクランク室15内を貫通するように、フ
ロントハウジング11及びシリンダブロック12には、
駆動シャフト16が一対のベアリング17を介して回動
可能に架設支持されている。
【0018】ラグプレ−ト18は前記駆動シャフト16
に止着されている。また、カムプレ−トとしての斜板1
9は、クランク室15内において駆動シャフト16にそ
の軸線L1方向へスライド移動可能かつ傾動可能に支持
されている。そして、この斜板19はヒンジ機構20を
介してラグプレート18に連結され、そのヒンジ機構2
0により軸線L1方向へのスライド移動及び傾動が案内
されるとともに、駆動シャフト16と一体回転される。
【0019】複数のシリンダボア12aは、前記シリン
ダブロック12に形成されている。中空形状をなすピス
トンとしての片頭ピストン21は、そのヘッド部21-1
において、各シリンダボア12a内に収容されている。
そして、その片頭ピストン21のヘッド部21-1と反射
側には尾部21aが突出形成され、その尾部21aの内
側には凹部21bが形成されている。凹部21aには一
対のシュ−座21dが対向形成されている。
【0020】前記斜板19は、凹部21b内に進入した
状態で、シュ−座21dに支持された前後一対のシュ−
22を介して片頭ピストン21に係留されている。した
がって、斜板19の回転運動がシュ−22を介して片頭
ピストン21の往復直線運動に変換され、その片頭ピス
トン21がシリンダボア12a内を前後動される。これ
により、吸入室13aから吸入弁14aを介してシリン
ダボア12a内へ吸入された冷媒ガスが圧縮されつつ、
吐出弁14aを介して吐出室13bへ吐出される。
【0021】圧力供給通路23は、吐出室13bとクラ
ンク室15とを接続するように形成されている。電磁弁
よりなる容量制御弁24は、圧力供給通路23上に介在
されている。この容量制御弁24のソレノイド24aが
励磁されることにより、弁体24bがポ−ト24cを閉
鎖する。また、ソレノイド24aが消磁されることによ
り、弁体24bがポ−ト24cを開放する。
【0022】そして、前記片頭ピストン21の前後に作
用されるクランク室15内の圧力と、シリンダボア12
a内の圧力との差圧を調整して、斜板19の傾斜角を制
御し、片頭ピストン21のストロ−クを変更することに
より、吐出容量が調整されるようになっている。このク
ランク室15内の圧力は、容量制御弁24の励磁、消磁
による圧力供給通路23の閉、開により制御される。
【0023】つまり、圧力供給通路23が閉鎖された状
態においては、クランク室15内の圧力が、駆動シャフ
ト16及びシリンダブロック12の中心に形成された放
圧通路16a及び放圧孔12bを介して、吸入室13a
に放圧されて、その吸入室13aの低圧力に近づいてい
く。よって、図1に示すように、斜板19の傾角が最大
傾角になって、吐出容量は大きくなる。また、圧力供給
通路23が開放された状態においては、吐出室13b内
の高圧力がクランク室15に導入され、そのクランク室
15内の圧力上昇により、斜板19の傾角が最小傾角に
移行される。したがって、吐出容量は小さくなる。
【0024】なお、前記斜板19の最大傾角は、その斜
板19に設けられたストッパ19aと、ラグプレ−ト1
8との当接により規定される。また、斜板19の最小傾
角は、駆動シャフト16に装着されたリング25と、斜
板19との当接によって規定される。
【0025】図1〜図6に示すように、油掻き溝26は
片頭ピストン21の頭部側の外周面において、その周方
向へ円環状に形成されている。図3に示すように、この
油掻き溝26は、片頭ピストン21が下死点位置に至っ
た場合においても、シリンダボア12a内から露出され
ない位置に形成されている。
【0026】また、縦溝27は、片頭ピストン21の外
周面において前記油掻き溝26の直近の前部側から、片
頭ピストン21の中心軸線L2方向に延びるように形成
されている。そして、片頭ピストン21の往復動にとも
ない、潤滑油が油掻き溝26内に集められ、さらに、そ
の潤滑油が縦溝27内に至る。そして、縦溝27内の潤
滑油がクランク室15内に供給される。
【0027】図2及び図3に示すように、前記片頭ピス
トン21の尾部21a端面はT字状に形成され、その端
面周縁には傾斜面28がほぼ全周にわたって形成されて
いる。そして、片頭ピストン21が上死点位置から下死
点位置に移動されるとき、クランク室15の内周面に付
着している潤滑油を、この傾斜面28に沿って片頭ピス
トン21と斜板19との係留部に導くようになってい
る。
【0028】窪み部29は前記片頭ピストン21の尾部
21aの外側に形成されている。尾部21aの先端外周
面には円弧面状の回り止め部31が形成されている。こ
の回り止め部31の曲率半径は、クランク室15の内周
面の曲率半径とほぼ同一となるように形成されている。
【0029】そして、片頭ピストン21が往復動される
際には、この一対の回り止め部31がクランク室15の
内周面に当接することにより、片頭ピストン21が中心
軸線L2の周りで回転しないように回り止めされる。
【0030】凹部21bの内面には堰としてのリブ21
cが一体形成され、片頭ピストン21の軸線方向に沿っ
て延びている。このリブ21cは、凹部21bの両内コ
ーナを含むように形成されるとともに、シュ−座21d
に滑らかに接続されている。
【0031】次に、前記のように構成された可変容量圧
縮機の動作を説明する。この圧縮機において駆動シャフ
ト16が回転されると、斜板19を介して片頭ピストン
21が往復動され、斜板19の傾角に応じた吐出容量で
冷媒ガスの圧縮が行われる。また、クランク室15に
は、冷媒ガスに含まれる潤滑油がミスト状に存在してい
る。圧縮運転時には、斜板19の回転によってクランク
室15内に駆動シャフト16を中心とした旋回流が発生
するため、斜板19が前記凹部21b内を通過すると
き、旋回流により導かれた前記潤滑油は前記リブ21c
に衝突し、リブ21cに付着して集められる。そして、
潤滑油はリブ21cを介して確実に片頭ピストン21と
斜板19との係留部に供給されて、斜板19とシュ−2
2との間の潤滑に供される。
【0032】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (1)この第1実施形態の圧縮機のピストンにおいて
は、前記旋回流より導かれた潤滑油を、リブ21cで受
け止めることができる。そして、潤滑油はこのリブ21
cを介して確実に片頭ピストン21と斜板19との係留
部に供給することができ、この部分を潤滑できる。しか
も、リブ21cが片頭ピストン21の軸線方向に延びて
いるため旋回流中の潤滑油がリブ21cに確実に当た
り、潤滑油を効率的に集めることができる。加えて、リ
ブ21cがシュ−座21dに対して滑らかに接続されて
いるため、集められた潤滑油がシュ−座21dとシュ−
22との間に円滑に供給される。したがって、シュ−座
21dとシュ−22との接触面を確実に潤滑できる。
【0033】(2)この第1実施形態の圧縮機のピスト
ンにおいては、片頭ピストン21の尾部21aにおける
凹部21bの内面にリブ21cが形成されているため、
尾部21aの強度を向上できる。しかも、リブ21cは
凹部21bの両コーナを含むように形成されている。こ
のため、斜板19によるストレスが集中するコーナ部を
確実に補強できる。
【0034】(3)この第1実施形態の圧縮機のピスト
ンにおいては、片頭ピストン21が上死点位置から下死
点方向へ移動するときにクランク室15の内周面に付着
した潤滑油は、尾部21aの斜面28により凹部21b
側に導入される。そして、その導入された潤滑油を窪み
部29へ流れさせ、窪み部29を介して確実に片頭ピス
トン21と斜板19との係留部へ取り込ませ、潤滑を行
うことができる。
【0035】(4)この第1実施形態の圧縮機のピスト
ンにおいては、片頭ピストン21の重量増加を最小限に
抑えることができるとともに、潤滑油の供給及び補強を
行うことができる。
【0036】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態を、図5に基づいて説明する。さて、この第2実
施形態においては、2本のリブ21cが所定間隔をおい
て平行に形成されている。
【0037】この第2実施形態においても、前記第1実
施形態と同様の作用及び効果をもたらすことができる。
特に、この第2実施形態においては、リブ21c間に潤
滑油をためることができる。
【0038】(第3実施形態)次に、この発明の第3実
施形態を、図6に基づいて説明する。さて、この第3実
施形態においては、リブ21cがH形に形成されてい
る。
【0039】この第3実施形態においても、前記第2実
施形態と同様の作用及び効果をもたらすことができる。
なお、この発明は、次のように変更して具体化すること
も可能である。
【0040】すなわち、尾部21aの凹部21bに形成
されるリブ21cを、3本以上に変更すること。このよ
うにしても、前記第2、第3実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0041】上記の実施形態から把握できる請求項以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (イ)前記ピストンの尾部の外周面に、窪み部を形成し
た請求項1から4のいずれかに記載のピストン。
【0042】この構成によれば、窪み部を介して潤滑油
を片頭ピストンとカムプレ−トとの係留部へ十分に取り
込むことができる。 (ロ)請求項5に記載の圧縮機において、クランク室内
の圧力とシリンダボア内の圧力とのピストンを介した差
圧を変更し、その差圧に応じてカムプレ−トの傾角を変
更して、吐出容量を制御するようにした容量制御手段を
設けた可変容量圧縮機。
【0043】この構成によれば、潤滑油を確実にピスト
ンとカムプレ−トとの係留部に供給することができると
ともに、容量制御が可能になる。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項
5に記載の発明によれば、潤滑油を確実にピストンとカ
ムプレ−トとの係留部に供給することができるととも
に、ピストン尾部の補強が可能になる。
【0045】請求項2及び請求項5に記載の発明によれ
ば、堰の面積を広くして潤滑油を確実に集めることがで
きる。請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、カ
ムプレ−トによるストレスが集中するコーナ部を確実に
補強できる。
【0046】請求項4及び請求項5に記載の発明によれ
ば、堰を介して潤滑油をシュ−とシュ−座との間に円滑
に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の可変容量圧縮機の第1実施形態を
示す断面図。
【図2】 その圧縮機の片頭ピストンを拡大して示す斜
視図。
【図3】 第1実施形態の片頭ピストンを拡大して示す
底面図。
【図4】 第1実施形態の片頭ピストンを拡大して示す
正面図。
【図5】 この発明の第4実施形態の片頭ピストンを拡
大して示す底面図。
【図6】 この発明の第5実施形態の片頭ピストンを拡
大して示す底面図。
【符号の説明】
11…フロントハウジング、12…ハウジングの一部を
構成するシリンダブロック、12a…シリンダボア、1
3…リヤハウジング、15…クランク室、16…駆動シ
ャフト、19…カムプレ−トとしての斜板、21…ピス
トンとしての片頭ピストン、21-1…ヘッド部、21a
…尾部、21b…凹部、21c…堰としてのリブ、21
d…シュ−座、22…シュ−、28…傾斜面、29…窪
み部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星田 隆宏 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機ハウジングの内部のシリンダボア
    内に収容されるヘッド部と、そのヘッド部から後方に延
    びる尾部と、その尾部にカムプレ−トの周縁を係留させ
    るための凹部とを備えたピストンにおいて、 凹部の内面にヘッド部の軸線方向と平行な面を有する堰
    を形成したピストン。
  2. 【請求項2】 堰は、ピストンの軸線方向に延在してい
    る請求項1に記載のピストン。
  3. 【請求項3】 堰は、少なくともピストンヘッドと反対
    側の内コーナを含む位置に形成されている請求項2に記
    載のピストン。
  4. 【請求項4】 凹部は、シュー座を有するとともに、そ
    のシュー座に支持されたシューがカムプレ−トに係合
    し、前記堰はシュー座の部分に滑らかに接続されている
    請求項1から3のいずれかに記載のピストン。
  5. 【請求項5】 ハウジングの内部にクランク室を形成す
    るとともに駆動シャフトを回転可能に支持し、ハウジン
    グの一部を構成するシリンダブロックには複数のシリン
    ダボアを形成し、各シリンダボア内にはピストンを往復
    動可能に収容し、クランク室内において駆動シャフトに
    はカムプレ−トを一体回転可能かつ揺動可能に装着し
    て、そのカムプレ−トの周縁を各ピストンの尾部に係留
    した圧縮機において、 前記ピストンとして請求項1から3のいずれかに記載の
    ものを備えた圧縮機。
JP8211621A 1996-08-09 1996-08-09 ピストン及びそれを使用した圧縮機 Pending JPH1054347A (ja)

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US08/909,707 US6123513A (en) 1996-08-09 1997-08-08 Compressor with improved piston for lubricating the coupling portion between the piston and the driving body
DE19734472A DE19734472C2 (de) 1996-08-09 1997-08-08 Kolben für Kompressoren
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DE (1) DE19734472C2 (ja)
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Cited By (3)

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