JP3183221B2 - 圧縮機の片頭ピストン、圧縮機、可変容量圧縮機 - Google Patents

圧縮機の片頭ピストン、圧縮機、可変容量圧縮機

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JP3183221B2 JP18969397A JP18969397A JP3183221B2 JP 3183221 B2 JP3183221 B2 JP 3183221B2 JP 18969397 A JP18969397 A JP 18969397A JP 18969397 A JP18969397 A JP 18969397A JP 3183221 B2 JP3183221 B2 JP 3183221B2
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headed piston
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繁樹 神崎
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両空調
装置に使用される圧縮機の片頭ピストン、圧縮機、可変
容量圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、可変容量圧縮機においては、ハ
ウジングの内部にクランク室が形成されるとともに、駆
動シャフトが回転可能に支持されている。ハウジングの
一部を構成するシリンダブロックには複数のシリンダボ
アが形成され、各シリンダボア内には片頭ピストンが往
復動可能に収容されている。クランク室内において駆動
シャフトにはカムプレートが一体回転可能かつ揺動可能
に装着され、そのカムプレートの周縁が各ピストンの尾
部に係留されている。そして、容量制御弁等により、ク
ランク室内の圧力とシリンダボア内の圧力とのピストン
を介した差圧を変更し、その差圧に応じてカムプレート
の傾角を変更して、吐出容量を制御するように構成され
ている。
【0003】この種の可変容量圧縮機においては、クラ
ンク室が冷媒ガスの吸入通路を構成しておらず、外部冷
媒回路からの冷媒ガスがクランク室を通ることなく、吸
入室へ導入されるようになっている。このため、ピスト
ンと斜板等のカムプレートとの係留部に対する潤滑は、
ブローバイガスとともにクランク室に供給される潤滑油
に大きく依存している。
【0004】ところが、このブローバイガスの量、すな
わち、片頭ピストンとカムプレートとの係留部に供給さ
れる潤滑油の量は、片頭ピストンとシリンダボアとの間
のクリアランスの大きさに左右される。従って、この係
留部に対して十分な量の潤滑油を供給するためには、ク
リアランスを大きく取る必要がある。しかし、片頭ピス
トンとシリンダボアとの間のクリアランスを大きく取る
ことは、圧縮機の基本的性能である圧縮効率の低下につ
ながる。
【0005】このような問題に対処するため、例えば片
頭ピストンの外周面に円環状の油掻き溝を形成し、片頭
ピストンの往復運動に際して、この油掻き溝によりシリ
ンダボアの内周面に付着している潤滑油を掻き集めて、
クランク室内へ導くように構成した圧縮機も従来から提
案されている。この構成によれば、片頭ピストンとシリ
ンダボアとの間のクリアランスを大きくすることなく、
つまり、圧縮効率の低下を招くことなく、片頭ピストン
とカムプレートとの係留部に潤滑油を供給することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
可変容量圧縮機においては、各ピストンの尾部の外面全
体が、クランク室の内周面をなすハウジングの内周面と
同一曲率半径をなす円弧面状に形成されている。そし
て、片頭ピストンの往復動時に、尾部上の円弧面状の外
面全体がクランク室の内周面に当接して、片頭ピストン
が中心軸線の周りで回転するのを阻止するようになって
いる。このため、片頭ピストンの尾部の外面全体を、ク
ランク室の内周面と同一曲率半径をなす円弧面状に高精
度に加工するのが困難であるという問題があった。
【0007】また、片頭ピストンは、その尾部の外面全
体がクランク室の内周面に当接して往復動される。この
ため、クランク室の内周面に付着されたり、下部に貯留
されたりしている潤滑油が、片頭ピストンの尾部先端面
により押し戻されて、飛び散るおそれがある。そして、
この潤滑油を、圧縮機内でもっとも潤滑を必要とする片
頭ピストンとカムプレートとの係留部に導きにくいとい
う問題があった。
【0008】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、片頭ピストンの尾部の加工を容易に行う
ことができるとともに、クランク室内の潤滑油を、片頭
ピストンとカムプレートとの係留部へ十分に取り込むこ
とができる圧縮機の片頭ピストン、圧縮機、可変容量圧
縮機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、圧縮機ハウジングの
内部のシリンダボア内に収容されるヘッド部と、そのヘ
ッド部から後方に延びる尾部とを備えた圧縮機の片頭ピ
ストンにおいて、前記各ピストンの尾部の外面中央に、
ハウジングの内部に形成されたクランク室の内周面から
離隔する離隔面を形成すると共に、その離隔面の両側に
は、前記クランク室の内周面に当接して、ピストンが自
身の中心軸線の周りで回転するのを阻止するための一対
の回り止め部を形成し、さらに前記各ピストンの尾部の
先端周縁には、当該ピストンの往復動時に、前記クラン
ク室の内周面に付着されたり、下部に貯留されたりして
いる潤滑油を、前記片頭ピストンと当該ピストンを係留
するカムプレートとの係留部側へ取り込むための傾斜面
をほぼ全周に亘って形成したものである。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の圧縮機の片頭ピストンにおいて、回り止め部は、ハ
ウジングの内周面と同一の円弧面を有するように構成し
たものである。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1に
載の圧縮機の片頭ピストンにおいて、回り止め部は、平
面で構成したものである。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1に
載の圧縮機の片頭ピストンにおいて、回り止め部は、ピ
ストン軸線方向に延びる突条で構成したものである。
た、圧縮機に係る請求項5に記載の発明では、ハウジン
グの内部にクランク室を形成するとともに駆動シャフト
を回転可能に支持し、ハウジングの一部を構成するシリ
ンダブロックには複数のシリンダボアを形成し、各シリ
ンダボア内には請求項1〜4のうちいずれか一項に記載
の片頭ピストンを往復動可能に収容し、クランク室内に
おいて駆動シャフトにはカムプレートを一体回転可能か
つ揺動可能に装着して、そのカムプレートの周縁を前記
各ピストンの尾部に係留したものである。さらに、可変
容量圧縮機に係る請求項6に記載の発明では、請求項5
に記載の圧縮機において、クランク室内の圧力とシリン
ダボア内の圧力との片頭ピストンを介した差圧を変更
し、その差圧に応じてカムプレートの傾角を変更して、
吐出容量を制御するようにしたものである。
【0013】さて、請求項1及び4〜6に記載の発明に
おいて、駆動シャフトが回転されると、カムプレートを
介して片頭ピストンがシリンダボア内で往復動され、カ
ムプレートの傾角に応じた吐出容量で冷媒ガスの圧縮が
行われる。この片頭ピストンの往復動時には、その尾部
の外面中央における離隔面の両側に形成された一対の回
り止め部がハウジングの内周面に当接して、片頭ピスト
ンが自身の中心軸線の周りで回転しないように回り止め
される。このため、片頭ピストンの尾部の外面全体にわ
たって、ハウジングの内周面と同一曲率半径をなす円弧
面状の当接面を高精度に加工する必要がない。よって、
片頭ピストンの尾部の加工を容易に行うことができる。
【0014】さらに、この片頭ピストンの尾部は、その
外面が全体にわたってクランク室の内周面をなすハウジ
ングの内周面に当接することがない。ところで、この片
頭ピストンの圧縮運転時には、潤滑油が片頭ピストンと
シリンダボアとの間の隙間を介してブローバイされる冷
媒ガスに含有されて、クランク室内に導入される。この
クランク室内に導入された潤滑油は、その内周面に付着
されたり、クランク室の下部に貯留されたりする。そし
て、潤滑油が片頭ピストンの往復動に伴い、前記両回り
止め部間の離隔面とクランク室の内周面との隙間を通し
て片頭ピストンとカムプレートとの係留部に導かれる。
このため、クランク室の内周面に付着されたり、下部に
貯留されたりしている潤滑油が、片頭ピストンの尾部の
先端面により押し戻されて、飛び散ることなく、片頭ピ
ストンとカムプレートとの係留部へ十分に取り込まれ
る。
【0015】特に、請求項に記載の発明においては、
ピストンの尾部の外面に突条を形成することにより、そ
の外面とハウジングの内周面との間に大きな潤滑油の通
過通路が形成される。このため、片頭ピストンとカムプ
レートとの係留部に、効率的に潤滑油が導かれる。
【0016】また、可変容量圧縮機においては、クラン
ク室の圧力を調整するために、クランク室をガス通路に
することができないため、クランク室内がオイルレス雰
囲気になりやすい。しかし、特に、請求項6に記載の発
明によれば、ブローバイガスに同伴される潤滑油を、片
頭ピストンとカムプレートとの係留部の潤滑のために有
効に利用できる。
【0017】請求項に記載の発明においては、回り止
め部はハウジングの内周面と同一の円弧面を有している
ため、回り止め部とハウジングの内周面との当接面積を
大きくすることができる。このため、片頭ピストンの中
心軸線の周りでの回り止めが確実になされる。
【0018】請求項に記載の発明においては、回り止
め部は平面で構成されており、その両端縁がハウジング
の内周面に当接して、片頭ピストンの中心軸線の周りで
の回り止めがなされる。このため、回り止め部を平面状
に形成するのみでよく、片頭ピストンの尾部の加工が一
層容易なものとなる。また、回り止め部とハウジングと
の間も含めて、複数の潤滑油の通過通路が形成されて、
潤滑油が片頭ピストンとカムプレートとの係留部に効率
的に導かれる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明の第1の実施形態
について、図1〜図5に基づいて説明する。
【0020】まず、第1の実施形態の片頭ピストンを採
用した可変容量圧縮機について、説明する。なお、図1
において、左側を圧縮機の前部、右側を圧縮機の後部と
する。
【0021】図1に示すように、フロントハウジング1
1は、シリンダブロック12の前部に接合固定されてい
る。リヤハウジング13は、バルブプレート14を介し
てシリンダブロック12の後部に接合固定されている。
そして、フロントハウジング11、シリンダブロック1
2及びリヤハウジング13により、圧縮機全体のハウジ
ングが構成されている。
【0022】前記リヤハウジング13内には吸入室13
a及び吐出室13bが区画形成されている。バルブプレ
ート14には吸入弁14a及び吐出弁14bが設けられ
ている。前記フロントハウジング11とシリンダブロッ
ク12とにより形成された閉空間はクランク室15をな
している。そのクランク室15内を貫通するように、フ
ロントハウジング11及びシリンダブロック12には、
駆動シャフト16が一対のベアリング17を介して回転
可能に架設支持されている。
【0023】ラグプレート18は前記駆動シャフト16
に止着されている。また、カムプレートをなす斜板19
は、クランク室15内において駆動シャフト16にその
軸線L1方向へスライド移動可能かつ傾動可能に支持さ
れている。そして、この斜板19はヒンジ機構20を介
してラグプレート18に連結され、そのヒンジ機構20
により軸線L1方向へのスライド移動及び傾動が案内さ
れるとともに、駆動シャフト16と一体回転される。
【0024】複数のシリンダボア12aは前記シリンダ
ブロック12に形成されている。片頭ピストン21は、
各シリンダボア12a内に往復動可能に収容されてい
る。片頭ピストン21は中空状のヘッド部21cと、そ
のヘッド部21cの後端背部から後方に突出する尾部2
1aとよりなる。尾部21aの腹側には凹部21bが形
成され、その凹部21bの前後に対向する一対の球状を
なす受け面21dが形成されている。
【0025】そして、前記斜板19は、片頭ピストン2
1の尾部21aの凹部21b内に進入した状態で、受け
面21dに支持された前後一対のシュー22を介して片
頭ピストン21に係留されている。従って、斜板19の
回転運動がシュー22を介して片頭ピストン21の往復
直線運動に変換され、その片頭ピストン21がシリンダ
ボア12a内を前後動される。これにより、吸入室13
aから吸入弁14aを介してシリンダボア12a内へ吸
入された冷媒ガスが圧縮されつつ、吐出弁14bを介し
て吐出室13bへ吐出される。
【0026】圧力供給通路23は、吐出室13bとクラ
ンク室15とを接続するように形成されている。電磁弁
よりなる容量制御弁24は圧力供給通路23上に介在さ
れている。この容量制御弁24のソレノイド24aが励
磁されることにより、スプール24bがポート24cを
閉鎖する。また、ソレノイド24aが消磁されることに
より、スプール24bがポート24cを開放する。
【0027】そして、前記片頭ピストン21の前後に作
用されるクランク室15内の圧力と、シリンダボア12
a内の圧力との差圧を調整して、斜板19の傾斜角を制
御し、片頭ピストン21のストロークを変更することに
より、吐出容量が調整されるようになっている。このク
ランク室15内の圧力は、容量制御弁24の励磁・消磁
による圧力供給通路23の閉・開により制御される。
【0028】つまり、圧力供給通路23が閉鎖された状
態においては、駆動シャフト16及びシリンダブロック
12の中心に形成された放圧通路16aと、バルブプレ
ート14の中心に形成された放圧孔12bとを介して、
クランク室15内の圧力が吸入室13aに放圧される。
そして、クランク室15の圧力が、吸入室13aの低圧
力に近づいていく。よって、図1に示すように、斜板1
9の傾角が最大傾角になって、吐出容量は大きくなる。
また、圧力供給通路23が開放された状態においては、
吐出室13b内の高圧力がクランク室15に導入され、
そのクランク室15内の圧力上昇により、斜板19の傾
角が最小傾角に移行される。従って、吐出容量は小さく
なる。
【0029】なお、前記斜板19の最大傾角は、その斜
板19に設けられたストッパ19aと、ラグプレート1
8との当接によって規定される。また、斜板19の最小
傾角は、駆動シャフト16に装着されたリング25と、
斜板19との当接によって規定される。
【0030】さて、図1〜図4に示すように、油掻き溝
26は片頭ピストン21のヘッド部21cの先端部の外
周面において、その周方向へ円環状に形成されている。
図3に示すように、この油掻き溝26は、片頭ピストン
21が下死点位置に至った場合においても、シリンダボ
ア12a内から露出されない位置に形成されている。な
お、図1においては、斜板19が最大傾角の状態にあ
る。
【0031】また、図1〜図4に示すように、縦溝27
は、片頭ピストン21のヘッド部21cの外周面におい
て前記油掻き溝26の直近の前部側から、片頭ピストン
21の中心軸線L2方向に延びるように形成されてい
る。さらに、この縦溝27は、片頭ピストン21の中心
軸線L2に対して、駆動シャフト16の回転中心軸線L
1側及び回転方向R1側ではない四半周面における上位
部分21−1(図4における上方部分)を除いた周面部
分21−2(図4において矢印で示す部分)に設けられ
ている。そして、図1に示すように、この縦溝27は片
頭ピストン21が上死点位置付近にある状態では、シリ
ンダボア12a内から露出されない位置及び長さに形成
されている。また、この縦溝27と前記油掻き溝26と
は接続されていない。
【0032】なお、前記片頭ピストン21の表面の研磨
処理は、センタレス研磨にて行われる。このセンタレス
研磨においては、チャックを用いず、ピストンワークは
受け台上に載置されて研磨輪とともに回転される。この
ため、片頭ピストン21の周方向(ワークの回転方向)
に対して部分的に存在することとなる縦溝27の数が多
いと、受け台上に載置されたピストンワークの回転中心
が安定せず、精度の良い研磨を行い得ない。よって、片
頭ピストン21の精度良い研磨処理を行うためには、縦
溝27の数はできるだけ少ないほうが良く、この実施形
態においては、潤滑油供給構成にて必要最小限の幅及び
深さを有する1本のみが形成されている。
【0033】図1、図2及び図5に示すように、前記片
頭ピストン21の尾部21aの端部にはほぼT字状に形
成され、その先端周縁には傾斜面28がほぼ全周に亘っ
て形成されている。そして、片頭ピストン21が上死点
位置から下死点位置に移動されるとき、クランク室15
の内周面に付着している潤滑油を、この傾斜面28に沿
って片頭ピストン21と斜板19との係留部側に導くよ
うになっている。
【0034】窪み部29は前記片頭ピストン21の尾部
21aの外側に形成されている。離隔面を構成する平坦
状の切欠部30は、窪み部29と連通するように尾部2
1aの外面中央に形成されている。その切り欠き部30
の両側には一対の円弧面状の回り止め部31が形成され
ている。また、この回り止め部31の曲率半径は、クラ
ンク室15の内周面の曲率半径とほぼ同一となるように
形成されている。
【0035】そして、片頭ピストン21が往復動される
際には、この一対の回り止め部31がクランク室15の
内周面に当接することにより、片頭ピストン21が中心
軸線L2の周りで回転しないように回り止めされる。ま
た、この片頭ピストン21の往復動時には、クランク室
15の内周面に付着されたり、下部に貯留されたりして
いる潤滑油が、切欠部30とクランク室15の内周面と
の間の空隙S1を通して窪み部29に導かれた後、片頭
ピストン21と斜板19との係留部に取り込まれる。
【0036】次に、前記のように構成された可変容量圧
縮機の動作を説明する。さて、この圧縮機において駆動
シャフト16が回転されると、斜板19を介して片頭ピ
ストン21が往復動され、斜板19の傾角に応じた吐出
容量で冷媒ガスの圧縮が行われる。この圧縮運転時に
は、冷媒ガスに含まれる潤滑油が、ブローバイガスとし
てシリンダボア12aの内周面に付着される。そして、
片頭ピストン21が往復動するとき、特に、上死点位置
から下死点側に向けて変位する吸入行程において、前記
油掻き溝26によりシリンダボア12aの内壁面に付着
している潤滑油が掻き取られて、その溝26内に一時的
に蓄えられる。
【0037】このとき、前記油掻き溝26と縦溝27と
は、図1に示す片頭ピストン21とシリンダボア12a
との間の狭いクリアランスC1を介して連通されてい
る。従って、吸入行程中に油掻き溝26内に蓄えられた
潤滑油は、片頭ピストン21が下死点位置から上死点側
に向けて変位する圧縮行程中に、圧力差に基づきクリア
ランスC1を介して徐々に縦溝27へ送られ、その後ク
ランク室15内に流入される。
【0038】この場合、縦溝27内には潤滑油がクリア
ランスC1により絞られた状態で送り込まれるため、そ
の縦溝27内とクランク室15内との圧力差は小さくな
る。ところが、縦溝27の前端部と片頭ピストン21の
尾部21aとのシール長が短く設定されている。このた
め、片頭ピストン21の上死点位置で、縦溝27がシリ
ンダボア12a内から露出されないような設定であって
も、縦溝27内の潤滑油はクランク室15に向けて円滑
に導入される。
【0039】そして、クランク室15内に導入されてそ
の内周面に付着されたり、クランク室15の下部に貯留
されたりしている潤滑油は、片頭ピストン21が上死点
位置から下死点位置に移動されるとき、片頭ピストン2
1の尾部21aの先端周縁に形成された傾斜面28に沿
って、片頭ピストン21と斜板19との係留部に導かれ
る。また、片頭ピストン21の往復動時には、クランク
室15の内周面上及び下部の潤滑油が、切欠部30とク
ランク室15の内周面との間の空隙S1を通して窪み部
29に導かれた後、片頭ピストン21と斜板19との係
留部に導入される。
【0040】従って、片頭ピストン21が上死点位置か
ら下死点側に変位する吸入行程において、片頭ピストン
21の尾部21aの端面により、クランク室15の内周
面に付着されたり、下部に貯留されたりしている潤滑油
が押し戻されて飛び散ることが抑制される。そして、ク
ランク室15内の潤滑油が、片頭ピストン21と斜板1
9との係留部に十分に導かれる。
【0041】前記の第1の実施形態によって期待できる
効果について、以下に記載する。 (a) この第1の実施形態においては、片頭ピストン
21の尾部21aの外面に一対の回り止め部31が所定
の間隔をおいて形成されている。このため、片頭ピスト
ン21の尾部21aの外面全体にわたって、クランク室
15の内周面と同一曲率半径をなす円弧面を高精度に加
工する必要がない。従って、尾部21aの加工を容易に
行うことができる。
【0042】(b) この第1の実施形態においては、
尾部21a上の一対の回り止め部31間に空隙S1が形
成される。このため、この空隙S1を通して、クランク
室15の内周面に付着されたり、下部に貯留されたりし
ている潤滑油が、片頭ピストン21と斜板19との係留
部へ十分に導かれる。従って、前記潤滑油が、片頭ピス
トン21の尾部21aの端面により押し戻されて、飛び
散ることが抑制される。そして、圧縮機内でもっとも潤
滑を必要とする片頭ピストン21と斜板19との係留部
の潤滑を確保することができる。
【0043】(c) この第1の実施形態では、一対の
回り止め部31間において、尾部21aの外面中央に平
坦状の切欠部30が形成されている。このため、一対の
回り止め部31間において、潤滑油の通過通路をなす空
隙S1の通過面積を広げることができる。従って、片頭
ピストン21と斜板19との係留部に対して、潤滑油を
一層効果的に取り込むことができる。
【0044】(d) この第1の実施形態では、一対の
回り止め部31は、クランク室15の内周面と同一の曲
率半径を有する円弧面が形成されている。このため、回
り止め部31とクランク室15の内周面との当接面積を
大きくすることができて、片頭ピストン21の中心軸線
L2の周りでの回り止めが確実になされる。
【0045】(e) この第1の実施形態では、片頭ピ
ストン21の尾部21aの先端周縁に傾斜面28が形成
されている。そして、クランク室15の内周面に付着し
ている潤滑油を、この傾斜面28に沿って、片頭ピスト
ン21と斜板19との係留部に取り込むようになってい
る。このため、前記回り止め部31間の空隙S1の構成
との相乗効果により、係留部の潤滑効果をより向上させ
ることができる。
【0046】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、図6に基づいて説明する。さて、この第
2の実施形態では、片頭ピストン21の尾部21aの外
面において、複数(この実施形態では、中央及び両側の
3カ所)の切欠部30、30aが形成されている。そし
て、これらの切欠部30、30a内、両側の一対の切欠
部30aが、平面状の回り止め部及び離隔面を構成して
いる。
【0047】すなわち、片頭ピストン21の尾部21a
が、そのピストン21の中心軸線L2とほぼ平行に延び
る両切欠部30aの両端縁30bにおいて、クランク室
15の内周面に当接するようになっている。そして、こ
れらの両端縁30bが、ピストン21の往復動に伴っ
て、フロントハウジング11の内周面に摺接することよ
り、片頭ピストン21の中心軸線L2の周りでの回り止
めがなされるようになっている。
【0048】また、これらの切欠部30aとフロントハ
ウジング11の内周面との間にも、潤滑油の通過を許容
する空隙S1がそれぞれ形成される。従って、この第2
の実施形態においても、前記第1の実施形態とほぼ同様
の作用効果を発揮することができる。
【0049】また、この第2の実施形態では、回り止め
部が平面状の切欠部30aによりなっているため、片頭
ピストン21の尾部21aを複数の平面のみにより構成
することができる。従って、フロントハウジング11の
内周面との対向面を単に平面状に加工すればよくて、円
弧状に加工する必要がなく、片頭ピストン21の尾部2
1aの加工を一層容易に行うことができる。
【0050】しかも、片頭ピストン21の往復動時に
は、クランク室15内の潤滑油が複数の空隙S1を通し
て、ピストン21と斜板19との係留部に一層効率良く
供給することができる。
【0051】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を、図7に基づいて説明する。さて、この第
3の実施形態においても、前記第1の実施形態と同様
に、片頭ピストン21の尾部21aの外面中央に切欠部
30が形成され、その両側に一対の回り止め部31が形
成されている。これらの回り止め部31は、片頭ピスト
ン21の軸線L2方向に延びるとともに、所定間隔をお
いて突出形成された突条32となっている。そして、こ
れらの突条32は、フロントハウジング11の内周面に
接触しており、片頭ピストン21の往復動に伴って、フ
ロントハウジング11の内周面に摺接するようになって
いる。これにより、片頭ピストン21の中心軸線L2の
周りでの回り止めがなされるようになっている。
【0052】従って、この第3の実施形態においても、
前記第1の実施形態及び第2の実施形態とほぼ同様の作
用効果を発揮することができる。また、この第3の実施
形態では、突条32の存在により、切欠部30とフロン
トハウジング11の内周面との間に、潤滑油の通過を許
容する大きな空隙S1が形成される。このため、ピスト
ン21の往復動時には、クランク室15内の潤滑油が大
きな空隙S1を通して、ピストン21と斜板19との係
留部に一層効率良く供給することができる。
【0053】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) 片頭ピストン21の尾部21a上に、前記各実
施形態とは異なった数、たとえば3以上の回り止め部3
1を所定の間隔をおいて形成すること。
【0054】このように構成した場合、クランク室15
の内周面と回り止め部31との当接面積を大きくするこ
とができて、一層確実に片頭ピストン21の回り止めを
行うことができる。
【0055】(2) 片頭ピストン21の尾部21a上
に円弧凹面状の切欠部30を形成すること。このように
構成した場合、複数の回り止め部31間における空隙S
1の通過面積を広げることができて、より確実にクラン
ク室15の内周面上及び下部の潤滑油を片頭ピストン2
1と斜板19との係留部に導くことができる。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、片頭ピストンの尾部の加工を容易にかつ精
度よく行うことができる。また、クランク室の内周面に
付着されたり、下部に貯留されたりしている潤滑油を、
前記尾部の外面中央の離隔面とハウジングの内周面との
間に確保された潤滑油の通過通路を利用して片頭ピスト
ンとカムプレートとの係留部へ十分に取り込むことがで
きる。従って、圧縮機内でもっとも潤滑を必要とする片
頭ピストンとカムプレートとの係留部の潤滑が確保され
る。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、回り止め
部とハウジングの内周面との当接面積を大きくすること
ができて、片頭ピストンの中心軸線の周りでの回り止め
が確実に行うことができる。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、回り止め
部を平面状に形成するのみでよく、片頭ピストンの尾部
の加工を一層容易に行うことができる。また、回り止め
部とハウジングとの間にも、潤滑油の通過通路が形成さ
れて、片頭ピストンとカムプレートとの係留部に対し
て、潤滑油をさらに効率よく導くことができる。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、前記請求
項1に記載の発明の効果に加えて、突条の間に大きな潤
滑油の通過通路が形成されて、片頭ピストンとカムプレ
ートとの係留部に対して、潤滑油をさらに効率よく導く
ことができる。
【0063】請求項5及び6に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明の効果と同様の効果を享受で
き、特に、請求項6に記載の発明によれば、ブローバイ
ガスに同伴される潤滑油を、片頭ピストンとカムプレー
トとの係留部の潤滑のために有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可変容量圧縮機全体を示す断面図。
【図2】 第1の実施形態の片頭ピストンを拡大して示
す斜視図。
【図3】 図2の片頭ピストンが下死点位置に移動され
た状態を示す斜視図。
【図4】 図2の片頭ピストンに対する縦溝の形成位置
を示す説明図。
【図5】 図2の片頭ピストンの尾部を拡大して示す側
面図。
【図6】 第2の実施形態の片頭ピストンの尾部を示す
側面図。
【図7】 第3の実施形態の片頭ピストンの尾部を示す
側面図。
【符号の説明】
11…ハウジングの一部を構成するフロントハウジン
グ、12…ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
ク、12a…シリンダボア、13…ハウジングの一部を
構成するリヤハウジング、15…クランク室、16…駆
動シャフト、19…カムプレートとしての斜板、21…
片頭ピストン、21a…尾部、21c…ヘッド部、22
…シュー、30…離隔面を構成する切欠部、30a…離
隔面及び回り止め部を構成する切欠部、31…回り止め
部、32…突条、L2…片頭ピストンの中心軸線、S1
…空隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星田 隆宏 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社 豊田自動織機製作所 内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/08 F04B 39/00 107

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機ハウジングの内部のシリンダボア
    内に収容されるヘッド部と、そのヘッド部から後方に延
    びる尾部とを備えた圧縮機の片頭ピストンにおいて、 前記各ピストンの尾部の外面中央に、ハウジングの内部
    に形成されたクランク室の内周面から離隔する離隔面を
    形成すると共に、その離隔面の両側には、前記クランク
    の内周面に当接して、ピストンが自身の中心軸線の周
    りで回転するのを阻止するための一対の回り止め部を
    成し、さらに前記各ピストンの尾部の先端周縁には、当
    該ピストンの往復動時に、前記クランク室の内周面に付
    着されたり、下部に貯留されたりしている潤滑油を、前
    記片頭ピストンと当該ピストンを係留するカムプレート
    との係留部側へ取り込むための傾斜面をほぼ全周に亘っ
    形成した圧縮機の片頭ピストン。
  2. 【請求項2】 回り止め部は、ハウジングの内周面と同
    一の円弧面を有する請求項1に記載の圧縮機の片頭ピス
    トン。
  3. 【請求項3】 回り止め部は、平面である請求項1に
    載の圧縮機の片頭ピストン。
  4. 【請求項4】 回り止め部は、ピストン軸線方向に延び
    る突条である請求項1に記載の圧縮機の片頭ピストン。
  5. 【請求項5】 ハウジングの内部にクランク室を形成す
    るとともに駆動シャフトを回転可能に支持し、ハウジン
    グの一部を構成するシリンダブロックには複数のシリン
    ダボアを形成し、各シリンダボア内には請求項1〜4の
    うちいずれか一項に記載の片頭ピストンを往復動可能に
    収容し、クランク室内において駆動シャフトにはカムプ
    レートを一体回転可能かつ揺動可能に装着して、そのカ
    ムプレートの周縁を前記各ピストンの尾部に係留した圧
    縮機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の圧縮機において、クラ
    ンク室内の圧力とシリンダボア内の圧力との片頭ピスト
    ンを介した差圧を変更し、その差圧に応じてカムプレー
    トの傾角を変更して、吐出容量を制御するようにした容
    量制御手段を設けた可変容量圧縮機。
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