JPH105222A - スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 - Google Patents

スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置

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JPH105222A
JPH105222A JP8166283A JP16628396A JPH105222A JP H105222 A JPH105222 A JP H105222A JP 8166283 A JP8166283 A JP 8166283A JP 16628396 A JP16628396 A JP 16628396A JP H105222 A JPH105222 A JP H105222A
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JP
Japan
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circuit
drain
switch circuit
probe
bias
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JP8166283A
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Hiroko Ishikawa
川 裕 子 石
Toshiro Kondo
藤 敏 郎 近
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象回路の接続の切り換えを行うスイッチ回
路において、信号の漏れを少なくすると共に、消費電力
を小さくする。 【解決手段】 高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nの
電界効果トランジスタ8のドレインにバイアス電圧を供
給するため該ドレインに接続されたバイアス回路15′
として、トランジスタ18と抵抗19a,19bとを組
み合わせて成る回路を用い、このバイアス回路15′に
より、上記高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nがオフ
動作時には電界効果トランジスタ8のドレインにバイア
ス電圧を供給し、上記高耐圧アナログスイッチ回路41
〜4nがオン動作時には電界効果トランジスタ8のドレ
インにバイアス電圧を印加しないようにしたものであ
る。これにより、信号の漏れを少なくすると共に、消費
電力を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号の漏れを少な
くすると共に、消費電力を小さくすることができるスイ
ッチ回路、及びこのスイッチ回路を送波パルス発生器か
ら印加される送波パルスと探触子から出力される受波信
号との切り換えを行う切換スイッチとして用いた超音波
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の超音波診断装置は、特開
平2−136134号公報に記載され、図3に示すよう
に、例えば短冊状に形成された複数の振動子素子11
2,…,1nが吸音材の上に隣接して配列され超音波を
送受波する探触子2と、この探触子2内の各振動子素子
1〜1nに所定の遅延時間を与えて超音波打ち出しの駆
動パルスを印加するn個の送波パルス発生器31,32
…,3nと、縦型の二重拡散電界効果トランジスタ(以
下「VD MOS FET」と略称する)のドレインにダ
イオードを直列接続して成る高耐圧アナログスイッチ回
路41,42,…,4nを用い上記探触子2の振動子素子
1〜1nと送波パルス発生器31〜3nとの接続の切り換
えを行う切換スイッチ5とを有して成っていた。
【0003】ここで、上記切換スイッチ5として用いら
れる高耐圧アナログスイッチ回路4 1〜4nは、符号41
を付して示す第一の高耐圧アナログスイッチ回路の内部
回路図に示すような構成とされている。すなわち、VD
MOS FET8と、このVD MOS FET8のドレ
インに直列接続されたダイオード9と、入力端子Aから
の制御信号をVD MOS FET8のゲートに供給する
抵抗10a及びダイオード11aと上記入力端子Aから
の制御信号を反転する否定回路12及び一つのトランジ
スタ13並びに二つの抵抗10b,10cさらに一つの
ダイオード11bとを有しFETゲートを制御する制御
部と、上記VD MOS FET8のドレインにバイアス
電圧を供給するための抵抗14を有するバイアス回路1
5とから成っている。なお、符号16は上記VD MO
S FET8の寄生ダイオードを示し、符号17はその
VD MOS FET8のソースに接続された抵抗を示し
ている。
【0004】次に、上記のように構成された図3に示す
高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nの動作について説
明する。まず、入力端子Aに制御信号が印加されると、
この制御信号が上記制御部の抵抗10a及びダイオード
11aを介してVD MOS FET8のゲートに供給さ
れ、該VD MOS FET8がオンする。これにより、
送波パルス発生器31〜3nと探触子2の各振動子素子
1〜1nとが接続される。従って、上記送波パルス発
生器31〜3nからの駆動パルスが該当するチャンネル
の振動子素子11〜1nに印加され、その振動子素子11
〜1nから超音波が送波される。
【0005】次に、上記入力端子Aから制御信号が除か
れると、上記VD MOS FET8がオフすると共に、
ダイオード9にバイアス回路15の抵抗14を介してバ
イアス電圧が印加される。これにより、上記ダイオード
9はオフとなり、送波パルス発生器31〜3nと探触子
2の各振動子素子11〜1nとが遮断される。従って、
送波パルス発生器31〜3nからの駆動パルスは探触子
2に供給されず、該当するチャンネルの振動子素子11
〜1nからの超音波の打ち出しが阻止される。このと
き、高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nがオンであろ
うとオフであろうと、VD MOS FET8のドレイン
にはバイアス回路15の抵抗14を介して常時バイアス
電圧が印加されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の超音波診断装置における切換スイッチ5として用い
られる高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nにおいて
は、探触子2内の振動子素子11〜1nへの信号の漏れ
を小さくするためには、バイアス回路15によるバイア
ス電圧を大きくする必要があった。これは、バイアス電
圧を大きくすると、ダイオード9に十分な逆電圧が印加
されて信号が阻止されると共に、VD MOS FET8
のドレイン・ソース間容量が小さくなり、その結果スイ
ッチの漏れ信号が小さくなるからである。そして、上述
のように、従来の高耐圧アナログスイッチ回路41〜4n
では、バイアス回路15の抵抗14を介してVD MO
S FET8のドレインに常時バイアス電圧を印加して
いた。このような状態で、バイアス電圧を大きくする
と、上記抵抗14の抵抗値が一定の場合は流れる電流が
大きくなり、消費電力が大きくなるものであった。ま
た、このとき、上記バイアス回路15に流れる電流が大
きくなることから、高耐圧アナログスイッチ回路41
4nが高温化されるものであった。
【0007】一方、上記バイアス電圧を大きくするに
は、バイアス回路15の抵抗14の抵抗値を大きくして
もよい。この場合は、流れる電流が大きくならず、消費
電力も大きくなることはない。しかし、抵抗14の抵抗
値を大きくすると、VD MOS FET8のドレイン・
ソース間容量と上記抵抗14の抵抗値とで決まる時定数
分だけ高耐圧アナログスイッチ回路のスイッチング速度
が遅くなる。そのため、抵抗14の抵抗値を大きくする
にも限界があり、その抵抗値をあまり大きくはできない
ものであった。従って、電流もあまり小さくはできず、
消費電力を十分に小さくすることはできないものであっ
た。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、信号の漏れを少なくすると共に、消費電力を小さ
くすることができるスイッチ回路、及びこのスイッチ回
路を送波パルス発生器から印加される送波パルスと探触
子から出力される受波信号との切り換えを行う切換スイ
ッチとして用いた超音波診断装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるスイッチ回路は、電界効果トランジス
タのドレインにダイオードを直列接続して成る高耐圧ア
ナログスイッチ回路を用い、上記電界効果トランジスタ
のドレインにバイアス電圧を供給するため該ドレインに
バイアス回路を接続して成り、対象回路の接続の切り換
えを行うスイッチ回路において、上記バイアス回路とし
てスイッチング素子と抵抗とを組み合わせて成る回路を
用い、このバイアス回路により、上記高耐圧アナログス
イッチ回路がオフ動作時には電界効果トランジスタのド
レインにバイアス電圧を供給し、上記高耐圧アナログス
イッチ回路がオン動作時には電界効果トランジスタのド
レインにバイアス電圧を印加しないようにしたものであ
る。
【0010】また、関連発明としての超音波診断装置
は、複数の振動子素子が配列され超音波を送受波する探
触子と、この探触子内の各振動子素子に所定の遅延時間
を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加する送波パ
ルス発生器と、この送波パルス発生器から上記探触子へ
印加される送波パルスと該探触子からの受波信号とを切
り換える切換スイッチと、この切換スイッチを介して出
力される探触子からの受波信号を増幅する受信増幅器
と、この受信増幅器からの受波信号に所定の遅延時間を
与える遅延回路を有しこれらの遅延回路で位相が揃えら
れた受波信号を加算して出力する整相回路と、この整相
回路で整相された信号を検波する検波器と、この検波器
からの出力信号を画像として表示する表示装置とを備え
て成る超音波診断装置において、上記切換スイッチとし
て、上記手段のスイッチ回路を用いたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるス
イッチ回路の実施の形態を示す回路図である。このスイ
ッチ回路は、例えば超音波診断装置において送波パルス
発生器31〜3nから探触子2へ印加される送波パルスと
該探触子2からの受波信号との切り換えを行う切換スイ
ッチ5として用いるもので、縦型の二重拡散電界効果ト
ランジスタ(VDMOS FET)8のドレインにダイ
オード9を直列接続して成る高耐圧アナログスイッチ回
路41,42,…,4nを用い、上記VD MOS FET
8のドレインにバイアス電圧を供給するため該ドレイン
にバイアス回路15′を接続して成り、対象回路の接続
の切り換えを行うものである。
【0012】ここで、本発明においては、上記切換スイ
ッチ5として用いられる高耐圧アナログスイッチ回路4
1〜4nは、符号41を付して示す第一の高耐圧アナログ
スイッチ回路の内部回路図に示すような構成とされてい
る。すなわち、VD MOSFET8と、このVD MO
S FET8のドレインに直列接続されたダイオード9
と、入力端子Aからの制御信号をVD MOS FET8
のゲートに供給する抵抗10a及びダイオード11aと
上記入力端子Aからの制御信号を反転する否定回路12
及び一つのトランジスタ13並びに二つの抵抗10b,
10cさらに一つのダイオード11bとを有しFETゲ
ートを制御する制御部と、上記VD MOS FET8の
ドレインにバイアス電圧を供給するためのバイアス回路
15′とから成っている。なお、符号16は上記VD
MOS FET8の寄生ダイオードを示し、符号17は
そのVD MOS FET8のソースに接続された抵抗を
示している。また、上記バイアス回路15′は、スイッ
チング素子としてのトランジスタ18と二つの抵抗19
a,19bとを組み合わせて成る回路を用いたものであ
る。
【0013】そして、上記バイアス回路15′の動作に
より、高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nがオフ動作
時にはVD MOS FET8のドレインにバイアス電圧
を供給し、上記高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nが
オン動作時にはVD MOSFET8のドレインにバイ
アス電圧を印加しないように構成されている。
【0014】次に、上記のように構成された図1に示す
高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nの動作について説
明する。まず、入力端子Aに制御信号が入力されると、
この制御信号が上記制御部の抵抗10a及びダイオード
11aを介してVD MOS FET8のゲートに供給さ
れ、該VD MOS FET8がオンする。一方、入力端
子Aからの制御信号は上記制御部の否定回路12により
反転され、トランジスタ13を介してバイアス回路1
5′内のトランジスタ18に入力されるので、該トラン
ジスタ18はオフする。このため、VD MOS FET
8のドレイン側にはバイアス電圧がかからない。これに
より、送波パルス発生器31〜3nと探触子2の各振動
子素子11〜1nとが接続され、上記送波パルス発生器
1〜3nからの駆動パルスが該当するチャンネルの振
動子素子11〜1nに印加され、その振動子素子11〜1
nから超音波が送波される。
【0015】次に、入力端子Aから制御信号が除かれる
と、上記VD MOS FET8はオフし、逆にバイアス
回路15′内のトランジスタ18がオンする。このた
め、VD MOS FET8のドレイン側にバイアス電圧
がかかることとなる。これにより、ダイオード9はオフ
となり、送波パルス発生器31〜3nと探触子2の各振
動子素子11〜1nとが遮断される。従って、送波パル
ス発生器31〜3nからの駆動パルスが探触子2に供給
されず、該当するチャンネルの振動子素子11〜1nか
らの超音波の打ち出しが阻止される。
【0016】ここで、図3に示す従来の高耐圧アナログ
スイッチ回路41〜4nの動作において、このスイッチ回
路がオンのとき、バイアス回路15を介してVD MO
S FET8のドレインに流れ込む電流i1は、抵抗14
の抵抗値をR1とすると、 i1=V/R1 …(1) で与えられる。また、上記スイッチ回路がオフのとき
も、VD MOS FET8のドレインにはバイアス電圧
がかかっているので、オフ時に該VD MOS FET8
のドレインに流れ込む電流i1′は、 i1′=V/R1 …(2) となる。すなわち、上記スイッチ回路のオン、オフに関
係なく、一定の電流i1=i1′が流れる。
【0017】一方、図1に示す本発明のスイッチ回路に
おける高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nの動作にお
いては、このスイッチ回路がオフのとき、バイアス回路
15′を介してVD MOS FET8のドレインに流れ
込む電流i2は、トランジスタ18のオン抵抗をRonと
し、抵抗19bの抵抗値をR2とすると、 i2=V/(Ron+R2) …(3) で与えられる。次に、上記スイッチ回路がオンのとき、
バイアス回路15′を介してVD MOS FET8のド
レインに流れ込む電流をi2′とし、トランジスタ18
のオフ抵抗をRoffとすると、 i2′=V/(Roff+R2) …(4) となる。このとき、上記オフ抵抗Roffは数MΩと非常
に大きいので、i2′≪1となり、電流i2′はほとんど
流れないこととなる。
【0018】従って、上記スイッチ回路がオフのとき
は、上述の式(2)と式(3)でR1=R2とすると、ト
ランジスタ18のオン抵抗Ronがあるので、i2<i1
となり、従来に比べ消費電力が小さくなる。また、スイ
ッチ回路がオンのときは、本発明においてはほとんど電
流i2′が流れないので、消費電力が小さくなる。つま
り、本発明のスイッチ回路は、オンのときもオフのとき
も従来に比べ消費電力が小さくなる。
【0019】なお、図1に示す実施例において、バイア
ス回路15′内のトランジスタ18は、NPN型のトラ
ンジスタでもよいし、PNP型のトランジスタでもよ
い。また、トランジスタ18に代えてVD MOS FE
Tを使用してもよい。この場合、NチャンネルVD M
OS FETでもよいし、PチャンネルVD MOS F
ETでもよい。そして、PNP型トランジスタ或いはP
チャンネルVD MOS FETを使用する場合は、負電
源とすればよい。
【0020】図2は図1に示すスイッチ回路の関連発明
としての超音波診断装置の実施の形態を示すブロック図
である。この超音波診断装置は、超音波を利用して被検
体の診断部位について断層像を得るもので、例えば電子
リニア走査型とされており、短冊状に形成された複数の
振動子素子11〜1nが配列され超音波を送受波する探触
子2と、この探触子2内の各振動子素子11〜1nに所定
の遅延時間を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加
する送波パルス発生器3と、この送波パルス発生器3か
ら上記探触子2へ印加される送波パルスと該探触子2か
らの受波信号とを切り換える切換スイッチ5と、この切
換スイッチ5を介して出力される探触子2からの受波信
号を時間と共に利得を変化させて増幅する受信増幅器6
a〜6eと、この各受信増幅器6a〜6eからの出力信
号に所定の遅延時間を与える複数の遅延回路7a〜7e
を有しこれらの遅延回路7a〜7eで位相が揃えられた
受波信号を加算する加算器20を備えた整相回路21
と、この整相回路21で整相された信号を検波する検波
器22と、この検波器22からの出力信号を画像として
表示する表示装置23とを備えて成る。
【0021】なお、図2においては、切換スイッチ5は
例えば五つに分けられた振動子素子群を一端方から順次
選択してそれぞれ次段の受信増幅器6a〜6eに接続す
るようになっており、上記五つの振動子素子群を順次切
り換えて並進させるようになっている。従って、受信増
幅器は5個(6a〜6e)設けられている。また、上記
各構成要素の動作は、制御部24からの制御信号で制御
されるようになっている。
【0022】ここで、本発明においては、上記切換スイ
ッチ5としては、図1に示す回路構成とされ、信号の漏
れを少なくすると共に、消費電力を小さくすることがで
きる高耐圧アナログスイッチ回路41〜4nから成るスイ
ッチ回路が用いられている。このような構成により、本
発明の超音波診断装置においては、上記切換スイッチ5
として図1に示すスイッチ回路(41〜4n)を用いるこ
とにより、該スイッチ回路におけるバイアス回路15′
の電流を大幅に低減して、そのスイッチ回路の高温化を
防止することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によるスイッチ回路(図1参照)
は以上のように構成されたので、高耐圧アナログスイッ
チ回路の電界効果トランジスタのドレインにバイアス電
圧を供給するため該ドレインに接続されたバイアス回路
として、スイッチング素子と抵抗とを組み合わせて成る
回路を用い、このバイアス回路により、上記高耐圧アナ
ログスイッチ回路がオフ動作時には電界効果トランジス
タのドレインにバイアス電圧を供給し、上記高耐圧アナ
ログスイッチ回路がオン動作時には電界効果トランジス
タのドレインにバイアス電圧を印加しないようにでき
る。これにより、信号の漏れを少なくすると共に、消費
電力を小さくすることができる。
【0024】また、本発明による超音波診断装置(図2
参照)は以上のように構成されたので、送波パルス発生
器から探触子へ印加される送波パルスと該探触子からの
受波信号とを切り換える切換スイッチとして、前記のス
イッチ回路を用いることにより、該スイッチ回路におけ
るバイアス回路の電流を大幅に低減することができ、そ
の電流による加熱からくるスイッチ回路の高温化を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチ回路の実施の形態を示す
回路図である。
【図2】図1に示すスイッチ回路の関連発明としての超
音波診断装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】従来の超音波診断装置における切換スイッチを
示す回路図である。
【符号の説明】
1〜1n…振動子素子 2…探触子 3,31〜3n…送波パルス発生器 41〜4n…高耐圧アナログスイッチ回路 5…切換スイッチ 6a〜6n…受信増幅器 7a〜7e…遅延回路 8…VD MOS FET 9…ダイオード 15′…バイアス回路 18…トランジスタ 19a,19b…抵抗 20…加算器 21…整相回路 22…検波器 23…表示装置 24…制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタのドレインにダイ
    オードを直列接続して成る高耐圧アナログスイッチ回路
    を用い、上記電界効果トランジスタのドレインにバイア
    ス電圧を供給するため該ドレインにバイアス回路を接続
    して成り、対象回路の接続の切り換えを行うスイッチ回
    路において、上記バイアス回路としてスイッチング素子
    と抵抗とを組み合わせて成る回路を用い、このバイアス
    回路により、上記高耐圧アナログスイッチ回路がオフ動
    作時には電界効果トランジスタのドレインにバイアス電
    圧を供給し、上記高耐圧アナログスイッチ回路がオン動
    作時には電界効果トランジスタのドレインにバイアス電
    圧を印加しないようにしたことを特徴とするスイッチ回
    路。
  2. 【請求項2】 複数の振動子素子が配列され超音波を送
    受波する探触子と、この探触子内の各振動子素子に所定
    の遅延時間を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加
    する送波パルス発生器と、この送波パルス発生器から上
    記探触子へ印加される送波パルスと該探触子からの受波
    信号とを切り換える切換スイッチと、この切換スイッチ
    を介して出力される探触子からの受波信号を増幅する受
    信増幅器と、この受信増幅器からの受波信号に所定の遅
    延時間を与える遅延回路を有しこれらの遅延回路で位相
    が揃えられた受波信号を加算して出力する整相回路と、
    この整相回路で整相された信号を検波する検波器と、こ
    の検波器からの出力信号を画像として表示する表示装置
    とを備えて成る超音波診断装置において、上記切換スイ
    ッチとして、請求項1記載のスイッチ回路を用いたこと
    を特徴とする超音波診断装置。
JP8166283A 1996-06-26 1996-06-26 スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 Pending JPH105222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142352A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Hitachi Ltd 高耐圧アナログスイッチic
KR20180009565A (ko) * 2016-07-19 2018-01-29 금오공과대학교 산학협력단 파워 증폭기 능동 바이어스 회로 및 이를 포함하는 초고주파 의료 초음파 영상 시스템

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