JP2004358133A - 超音波振動子駆動回路および超音波診断装置 - Google Patents

超音波振動子駆動回路および超音波診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくす。
【解決手段】超音波振動子Eの駆動電圧VHが比較的高い(例えば12V)駆動モードのときは、FETドライバ回路13の動作電圧VDを比較的高くする(例えば10V)。超音波振動子Eの駆動電圧VHが比較的低い(例えば9V)駆動モードのときは、FETドライバ回路13の動作電圧VDを比較的低くする(例えば8V)。
【効果】FETドライバ回路13における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動子駆動回路および超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る超音波振動子駆動回路および超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電界効果トランジスタを用いて駆動電圧を超音波振動子に印加する終段回路と、電界効果トランジスタをドライブするFET(Field Effect Transistor)ドライバ回路とを具備した超音波振動子駆動回路が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−154214号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の超音波振動子駆動回路では、例えば電界効果トランジスタを用いて超音波振動子に印加する駆動電圧が第1の駆動電圧(例えば12V)とそれより小さい第2の駆動電圧(例えば9V)とに切り換えられるような場合でも、FETドライバ回路は常に一定の動作電圧で動作していた。
しかし、超音波振動子に第2の駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧は、超音波振動子に第1の駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧よりも低くてよいはずである。従って、FETドライバ回路が常に一定の動作電圧で動作しているということは、無駄な電力消費や発熱を生じている問題点がある。
そこで、本発明の目的は、上記のような無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る超音波振動子駆動回路および超音波診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、電界効果トランジスタを用いて駆動電圧を超音波振動子に印加する終段回路と、前記電界効果トランジスタをドライブするFETドライバ回路と、超音波振動子の駆動モードに応じて少なくとも2種類の動作電圧を切り換えて前記FETドライバ回路に供給する動作電圧供給回路とを具備したことを特徴とする超音波振動子駆動回路を提供する。
上記第1の観点による超音波振動子駆動回路では、動作電圧供給回路は、超音波振動子の駆動モードに応じて、FETドライバ回路に供給する動作電圧を切り換える。これにより、常に高い動作電圧を供給する場合に比べて、FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【0006】
第2の観点では、本発明は、上記構成の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、第1の駆動電圧を超音波振動子に印加する駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、前記第1の駆動電圧より低い第2の駆動電圧を超音波振動子に印加する駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路を提供する。
超音波振動子に比較的低い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧は、超音波振動子に比較的高い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧よりも低くてよい。
そこで、上記第2の観点による超音波振動子駆動回路では、動作電圧供給回路は、超音波振動子に印加する駆動電圧の切り換えに応じて、FETドライバ回路に供給する動作電圧を切り換える。これにより、常に高い動作電圧を供給する場合に比べて、FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【0007】
第3の観点では、本発明は、上記構成の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、パルスドプラにかかる駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、連続波ドプラにかかる駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路を提供する。
超音波振動子の発熱/放熱と送信パワーのバランスの観点から、連続波ドプラにかかる駆動モードのときに超音波振動子に印加する駆動電圧は、パルスドプラにかかる駆動モードのときに超音波振動子に印加する駆動電圧より低い。そして、超音波振動子に比較的低い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧は、超音波振動子に比較的高い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧よりも低くてよい。
そこで、上記第3の観点による超音波振動子駆動回路では、駆動電圧供給回路は、パルスドプラにかかる駆動モードと連続波ドプラにかかる駆動モードの切り換えに応じて、FETドライバ回路に供給する動作電圧を切り換える。これにより、常に高い動作電圧を供給する場合に比べて、FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【0008】
第4の観点では、本発明は、上記構成の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、第1のパルス繰返し周波数を用いた駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、前記第1のパルス繰返し周波数より高い第2のパルス繰返し周波数を用いた駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路を提供する。
超音波振動子の発熱/放熱と送信パワーのバランスの観点から、パルス繰り返し周波数が高い駆動モードのときに超音波振動子に印加する駆動電圧は、パルス繰り返し周波数が低い駆動モードのときに超音波振動子に印加する駆動電圧より低い。そして、超音波振動子に比較的低い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧は、超音波振動子に比較的高い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧よりも低くてよい。
そこで、上記第4の観点による超音波振動子駆動回路では、駆動電圧供給回路は、パルスドプラにかかる駆動モードと連続波ドプラにかかる駆動モードの切り換えに応じて、FETドライバ回路に供給する動作電圧を切り換える。これにより、常に高い動作電圧を供給する場合に比べて、FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【0009】
第5の観点では、本発明は、上記構成の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、第1のバースト(burst)数を用いた駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、前記第1のバースト数より多い第2のバースト数を用いた駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路を提供する。
超音波振動子の発熱/放熱と送信パワーのバランスの観点から、バースト数が多い駆動モードのときに超音波振動子に印加する駆動電圧は、バースト数が少ない駆動モードのときに超音波振動子に印加する駆動電圧より低い。そして、超音波振動子に比較的低い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧は、超音波振動子に比較的高い駆動電圧を印加するために電界効果トランジスタをドライブする時のFETドライバ回路の動作電圧よりも低くてよい。
そこで、上記第5の観点による超音波振動子駆動回路では、駆動電圧供給回路は、バースト数に応じて、FETドライバ回路に供給する動作電圧を切り換える。これにより、常に高い動作電圧を供給する場合に比べて、FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【0010】
第6の観点では、本発明は、上記構成の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、プログラマブル電源であることを特徴とする超音波振動子駆動回路を提供する。
上記第6の観点による超音波振動子駆動回路では、プログラマブル電源を用いることにより動作電圧を容易に切り換えることが出来る。また、3種類以上の動作電圧とすることも容易になる。
【0011】
第7の観点では、本発明は、上記構成の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、超音波の送信タイミングに同期したクロックでスイッチング動作するスイッチング電源であることを特徴とする超音波振動子駆動回路を提供する。
上記第7の観点による超音波振動子駆動回路では、スイッチングノイズの発生タイミングが送信タイミングに同期出来るため、ノイズに対して敏感なドプラ時において、スイッチングノイズの影響を少なくすることが可能になる。
【0012】
第8の観点では、本発明は、超音波探触子と、上記構成の超音波振動子駆動回路と、超音波探触子の駆動モードを操作者が直接的または間接的に設定するための入力操作手段と、前記超音波探触子でエコー信号を受信し音線信号を出力する受信回路と、前記音線信号を基に超音波画像を生成する画像生成手段と、前記超音波画像を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記構成において、駆動モードを直接的に設定するとは例えばパルス繰り返し周波数を入力設定することを言う。また、駆動モードを間接的に設定するとは例えばパルスドプラとするか連続波ドプラとするかを入力設定することを言う。
上記第8の観点による超音波診断装置では、上記構成の超音波振動子駆動回路を備えているため、FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施の形態により本発明を詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0014】
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態に係る超音波診断装置を示す構成図である。
この超音波診断装置100は、多数の超音波振動子Eが内設され且つそれらにより超音波を被検体内へ送信すると共に該被検体内からエコーを受信する超音波探触子1と、エコーから音線信号を生成し出力する受信部31と、音線信号を基に超音波画像を生成する画像生成部32と、超音波画像を表示する表示部33と、超音波を送信するために超音波振動子Eを駆動する超音波振動子駆動回路10と、超音波振動子駆動回路10へ送信信号を入力する送波部21と、全体を制御する制御部22と、超音波振動子Eの駆動モードを操作者が直接的または間接的に制御部22に入力設定するための入力部23とを具備して構成されている。
【0015】
超音波振動子駆動回路10は、電界効果トランジスタを介して駆動電圧を超音波振動子Eに印加する終段回路14と、終段回路14の電界効果トランジスタをドライブするFETドライバ回路13と、終段回路14へ駆動電圧を供給する駆動電圧供給回路12と、FETドライバ回路13に動作電圧を供給する動作電圧供給回路11とを含んでいる。
【0016】
図2は、第1の実施形態にかかる終段回路14とFETドライバ回路13を示す回路図である。
終段回路14は、駆動電圧供給回路12から供給される正駆動電圧+VHを電界効果トランジスタQ1を介して超音波探触子Eに印加し、駆動電圧供給回路12から供給される負駆動電圧−VHを電界効果トランジスタQ2を介して超音波探触子Eに印加する。
FETドライバ回路13は、動作電圧供給回路11から供給される動作電圧VDで動作するドライバT1により送波部21からの送波信号に基づいて電界効果トランジスタQ1をオン/オフし、動作電圧供給回路11から供給される動作電圧VDで動作するドライバT2により送波部21からの送波信号に基づいて電界効果トランジスタQ2をオン/オフする。
【0017】
図3は、第1の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を示す回路図である。
この動作電圧供給回路11は、送波部21から入力される同期クロックに同期してスイッチングし動作電圧VDを出力するスイッチング電源(スイッチング・レギュレータ)T21と、動作電圧VDを分圧してスイッチング電源T21に帰還する帰還回路F20とを具備している。帰還回路F20の分圧比は、制御部22によりスイッチSW21をオン/オフすることで切り換えられる。
【0018】
すなわち、制御部22は、次の条件のいずれかでスイッチSW21をオン/オフする。
(1)第1の駆動電圧VH1(例えば12V)を超音波振動子Eに印加する駆動モードのときは、スイッチSW21をオンとする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。第1の駆動電圧より低い第2の駆動電圧(例えば9V)を超音波振動子Eに印加する駆動モードのときは、スイッチSW21をオフとする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
(2)パルスドプラにかかる駆動モードのときは、スイッチSW21をオンとする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。連続波ドプラにかかる駆動モードのときは、スイッチSW21をオフとする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
(3)第1のパルス繰返し周波数(例えば3kHz)を用いた駆動モードのときは、スイッチSW21をオンとする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。第2のパルス繰返し周波数(例えば4kHz)を用いた駆動モードのときは、スイッチSW21をオフとする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
(4)第1のバースト数(例えば1)を用いた駆動モードのときは、スイッチSW21をオンとする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。第2のバースト数(例えば4)を用いた駆動モードのときは、スイッチSW21をオフとする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
【0019】
−第2の実施形態−
図4は、第2の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を示す回路図である。この第2の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を、第1の実施形態にかかる動作電圧供給回路11の代わりに用いてもよい。
この動作電圧供給回路11は、動作電圧VDを出力するシリーズ電源(シリーズ・レギュレータ)T31と、動作電圧VDを分圧してシリーズ電源T31に帰還する帰還回路F30とを具備している。帰還回路F30の分圧比は、制御部22によりスイッチSW31をオン/オフすることで切り換えられる。
【0020】
制御部22は、第1の実施形態と同じ条件でスイッチSW31をオン/オフする。
【0021】
−第3の実施形態−
図5は、第3の実施形態にかかる終段回路14とFETドライバ回路13を示す回路図である。
終段回路14は、駆動電圧供給回路12から供給される正駆動電圧+VHによるコンデンサC11の充放電電流を電界効果トランジスタQ1を用いてトランスIの一次側に流すと共に駆動電圧供給回路12から供給される正駆動電圧+VHによるコンデンサC12の充放電電流を電界効果トランジスタQ2を用いてトランスIの一次側に流し、トランスIの二次側に駆動電圧を発生させて超音波振動子Eに印加する。
FETドライバ回路13は、動作電圧供給回路11から供給される動作電圧VDで動作するドライバT11により電界効果トランジスタQ11をドライブすると共に動作電圧供給回路11から供給される動作電圧VDで動作するドライバT12により電界効果トランジスタQ12をドライブする。ドライバT11へは、送波部21からの送波信号に基づいてDAコンバータA11が出力する電圧が基準電圧として入力されると共に電界効果トランジスタQ11からの帰還電圧が入力されている。また、ドライバT12へは、送波部21からの送波信号に基づいてDAコンバータA12が出力する電圧が基準電圧として入力されると共に電界効果トランジスタQ12からの帰還電圧が入力されている。従って、送波部21からの送波信号によりDAコンバータA11,A12が出力する電圧を変えることで、超音波振動子Eに印加する駆動電圧を変えることが出来る。
【0022】
図6は、第3の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を示す回路図である。
この動作電圧供給回路11は、送波部21から入力される同期クロックに同期してスイッチングし動作電圧VDを出力するスイッチング電源(スイッチング・レギュレータ)T51と、動作電圧VDを分圧してスイッチング電源T51に帰還する帰還回路F50と、基準電圧をスイッチング電源T51に入力するDAコンバータA51とを具備している。従って、制御部22からの制御信号によりDAコンバータA51が出力する基準電圧を変えることで、FETドライバ回路13に供給する動作電圧VDを変えることが出来る。
【0023】
すなわち、制御部22は、次の条件のいずれかで少なくとも2種類の動作電圧を切り換える。
(1)第1の駆動電圧VH1(例えば12V)を超音波振動子Eに印加する駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的高くする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。第1の駆動電圧より低い第2の駆動電圧(例えば9V)を超音波振動子Eに印加する駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的低くする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
(2)パルスドプラにかかる駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的高くする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。連続波ドプラにかかる駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的低くする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
(3)第1のパルス繰返し周波数(例えば3kHz)を用いた駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的高くする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。第2のパルス繰返し周波数(例えば4kHz)を用いた駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的低くする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
(4)第1のバースト数(例えば1)を用いた駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的高くする。これにより、動作電圧VDは比較的高くなる(例えば10V)。第2のバースト数(例えば4)を用いた駆動モードのときは、DAコンバータA51の出力電圧を比較的低くする。これにより、動作電圧VDは比較的低くなる(例えば8V)。
【0024】
なお、上記条件に準じて3種類以上の動作電圧を切り換えることも可能である。
【0025】
−第4の実施形態−
図7は、第4の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を示す回路図である。この第4の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を、第3の実施形態にかかる動作電圧供給回路11の代わりに用いてもよい。
この動作電圧供給回路11は、動作電圧VDを出力するシリーズ電源(シリーズ・レギュレータ)T61と、動作電圧VDを分圧してシリーズ電源T61に帰還する帰還回路F60と、基準電圧をスイッチング電源T61に入力するDAコンバータA61とを具備している。従って、制御部22からの制御信号によりDAコンバータA61が出力する基準電圧を変えることで、FETドライバ回路13に供給する動作電圧VDを変えることが出来る。
【0026】
制御部22は、第3の実施形態と同じ条件でコンバータA61が出力する基準電圧を切り換える。
【0027】
−第5の実施形態−
図8は、第5の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を示す回路図である。この第5の実施形態にかかる動作電圧供給回路11を、第3の実施形態にかかる動作電圧供給回路11の代わりに用いてもよい。
この動作電圧供給回路11は、プログラマブル電源であり、動作電圧VDを出力するシリーズ電源(シリーズ・レギュレータ)T41と、動作電圧VDを分圧してシリーズ電源T41に帰還する帰還回路F40とを具備している。帰還回路F40は、分圧比を多段階に切り換えられる例えばラダー抵抗回路である。従って、制御部22からの制御信号によりスイッチ切替部42でスイッチSW41〜SW4nをオン/オフして分圧比を多段階に変えることにより、帰還電圧を多段階に変えることが出来る。すなわち、FETドライバ回路13に供給する動作電圧VDを多段階に変えることが出来る。
【0028】
制御部22は、第3の実施形態と同様の条件で帰還回路F40が出力する帰還電圧を切り換える。
【0029】
【発明の効果】
本発明の超音波振動子駆動回路および超音波診断装置によれば、超音波振動子の駆動モードに応じて、FETドライバ回路に供給する動作電圧を切り換えるため、常に高い動作電圧を供給する場合に比べて、FETドライバ回路における無駄な電力消費や発熱をなくすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る超音波診断装置を示す構成図である。
【図2】第1の実施形態にかかる終段回路とFETドライバ回路を示す回路図である。
【図3】第1の実施形態にかかる動作電圧供給回路を示す回路図である。
【図4】第2の実施形態にかかる動作電圧供給回路を示す回路図である。
【図5】第3の実施形態にかかる終段回路とFETドライバ回路を示す回路図である。
【図6】第3の実施形態にかかる動作電圧供給回路を示す回路図である。
【図7】第4の実施形態にかかる動作電圧供給回路を示す回路図である。
【図8】第5の実施形態にかかる動作電圧供給回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 超音波探触子
10 超音波振動子駆動回路
11 動作電圧供給回路
12 駆動電圧供給回路
13 FETドライバ回路
14 終段回路
21 送波部
22 制御部
23 入力部
31 受信部
32 画像生成部
33 表示部
100 超音波診断装置
VD 動作電圧
VH 駆動電圧
Q1,Q2,Q11,Q12 電界効果トランジスタ
T1,T2 ドライバ
T21,T51 スイッチング電源
T31,T41,T61 シリーズ電源

Claims (8)

  1. 電界効果トランジスタを用いて駆動電圧を超音波振動子に印加する終段回路と、前記電界効果トランジスタをドライブするFETドライバ回路と、超音波振動子の駆動モードに応じて少なくとも2種類の動作電圧を切り換えて前記FETドライバ回路に供給する動作電圧供給回路とを具備したことを特徴とする超音波振動子駆動回路。
  2. 請求項1に記載の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、第1の駆動電圧を超音波振動子に印加する駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、前記第1の駆動電圧より低い第2の駆動電圧を超音波振動子に印加する駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路。
  3. 請求項1に記載の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、パルスドプラにかかる駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、連続波ドプラにかかる駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路。
  4. 請求項1に記載の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、第1のパルス繰返し周波数を用いた駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、前記第1のパルス繰返し周波数より高い第2のパルス繰返し周波数を用いた駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路。
  5. 請求項1に記載の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、第1のバースト数を用いた駆動モードのときは第1の動作電圧を供給し、前記第1のバースト数より多い第2のバースト数を用いた駆動モードのときは前記第1の動作電圧より小さい第2の動作電圧を供給することを特徴とする超音波振動子駆動回路。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、プログラマブル電源であることを特徴とする超音波振動子駆動回路。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の超音波振動子駆動回路において、前記動作電圧供給回路は、超音波の送信タイミングに同期したクロックでスイッチング動作するスイッチング電源であることを特徴とする超音波振動子駆動回路。
  8. 超音波探触子と、請求項1から請求項7のいずれかに記載の超音波振動子駆動回路と、超音波探触子の駆動モードを操作者が直接的または間接的に設定するための入力操作手段と、前記超音波探触子でエコー信号を受信し音線信号を出力する受信回路と、前記音線信号を基に超音波画像を生成する画像生成手段と、前記超音波画像を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
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