JPH0723947A - スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 - Google Patents
スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置Info
- Publication number
- JPH0723947A JPH0723947A JP19385593A JP19385593A JPH0723947A JP H0723947 A JPH0723947 A JP H0723947A JP 19385593 A JP19385593 A JP 19385593A JP 19385593 A JP19385593 A JP 19385593A JP H0723947 A JPH0723947 A JP H0723947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- field effect
- switch
- probe
- effect transistors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチ回路において、信号の洩れを少なく
すると共に回路規模を小型化し且つコスト低下を図る。 【構成】 二つの電界効果トランジスタ8a,8bを逆
直列接続して成る高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′
を用い、上記二つの電界効果トランジスタ8a,8bの
ゲート信号を光結合回路(9,10)で制御すると共
に、これらの電界効果トランジスタ8a,8bの共通接
続されたソースにオフ動作時に低インピーダンス電源で
逆バイアスして、対象回路の接続の切り換えを行うスイ
ッチ回路(5)において、上記高耐圧アナログスイッチ
41′〜4n′の二つの電界効果トランジスタ8a,8b
の共通接続されたソースにスイッチングダイオード22
を接続し、上記電界効果トランジスタ8a,8bがオフ
動作時に上記スイッチングダイオード22がオンして、
上記ソースに低インピーダンス電源が接続されるように
したものである。
すると共に回路規模を小型化し且つコスト低下を図る。 【構成】 二つの電界効果トランジスタ8a,8bを逆
直列接続して成る高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′
を用い、上記二つの電界効果トランジスタ8a,8bの
ゲート信号を光結合回路(9,10)で制御すると共
に、これらの電界効果トランジスタ8a,8bの共通接
続されたソースにオフ動作時に低インピーダンス電源で
逆バイアスして、対象回路の接続の切り換えを行うスイ
ッチ回路(5)において、上記高耐圧アナログスイッチ
41′〜4n′の二つの電界効果トランジスタ8a,8b
の共通接続されたソースにスイッチングダイオード22
を接続し、上記電界効果トランジスタ8a,8bがオフ
動作時に上記スイッチングダイオード22がオンして、
上記ソースに低インピーダンス電源が接続されるように
したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号の洩れを少なくす
ると共に回路規模を小型化し且つコスト低下を図ること
ができるスイッチ回路、及びこのスイッチ回路を送波パ
ルス発生器から印加される送波パルスと探触子から出力
される受波信号との切り換えを行う切換スイッチとして
用いた超音波診断装置に関する。
ると共に回路規模を小型化し且つコスト低下を図ること
ができるスイッチ回路、及びこのスイッチ回路を送波パ
ルス発生器から印加される送波パルスと探触子から出力
される受波信号との切り換えを行う切換スイッチとして
用いた超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の超音波診断装置は、特開
平2-136134号公報に記載され、図3に示すように、例え
ば短冊状に形成された複数の振動子素子11,12,…,
1nが吸音材の上に隣接して配列され超音波を送受波す
る探触子2と、この探触子2内の各振動子素子11〜1n
に所定の遅延時間を与えて超音波打ち出しの駆動パルス
を印加するn個の送波パルス発生器31,32,…,3n
と、縦形の二重拡散電界効果トランジスタ(以下「VD
MOS FET」と略称する)を逆直列接続して成る高
耐圧アナログスイッチ41,42,…,4nを用い上記探
触子2の振動子素子11〜1nと送波パルス発生器31〜
3nとの接続の切り換えを行う切換スイッチ5とを有し
て成っていた。
平2-136134号公報に記載され、図3に示すように、例え
ば短冊状に形成された複数の振動子素子11,12,…,
1nが吸音材の上に隣接して配列され超音波を送受波す
る探触子2と、この探触子2内の各振動子素子11〜1n
に所定の遅延時間を与えて超音波打ち出しの駆動パルス
を印加するn個の送波パルス発生器31,32,…,3n
と、縦形の二重拡散電界効果トランジスタ(以下「VD
MOS FET」と略称する)を逆直列接続して成る高
耐圧アナログスイッチ41,42,…,4nを用い上記探
触子2の振動子素子11〜1nと送波パルス発生器31〜
3nとの接続の切り換えを行う切換スイッチ5とを有し
て成っていた。
【0003】ここで、上記切換スイッチ5として用いら
れる高耐圧アナログスイッチ41〜4nは、符号41を付
して示す第一の高耐圧アナログスイッチの内部回路図に
示すような構成とされている。すなわち、二つのVD
MOS FET8a及び8bと、発光ダイオード9及び
光起電ダイオードアレイ10からなる第一の光結合回路
を有し入力端子からの制御信号に応じて光起電電流を発
生する入力部11と、二つのダイオード12a,12b
及び四端子サイリスタ13からなり上記VD MOS F
ET8a,8bの復旧時に動作してゲートとソース間を
短絡しその復旧を早める制御部14と、入力端子からの
制御信号を取り込んで反転するインバータ17と、この
インバータ17を介して制御信号を入力し光を発する発
光ダイオード18と、この発光ダイオード18が発する
光を入射して光起電電流を発生する光起電ダイオードア
レイ19と、上記発光ダイオード18及び光起電ダイオ
ードアレイ19からなる第二の光結合回路の動作により
開閉する高耐圧FET20とから成っている。なお、こ
の高耐圧FET20に流れる電流は非常に少ないので、
VD MOS FETを用いる必要がなく、従って寄生ダ
イオードのようなものが無い素子を用いることができ
る。そして、このように構成された高耐圧アナログスイ
ッチ41の等価回路は図4のように表現できる。すなわ
ち、図3に示すVD MOS FET8a,8b(各々の
寄生ダイオード15a,15bを含む)はそれぞれスイ
ッチS1,S2と表現されると共に、各VD MOS FE
T8a,8bのソース・ドレイン間の静電容量はC0と
表現され、さらに高耐圧FET20はスイッチS3と表
現される。
れる高耐圧アナログスイッチ41〜4nは、符号41を付
して示す第一の高耐圧アナログスイッチの内部回路図に
示すような構成とされている。すなわち、二つのVD
MOS FET8a及び8bと、発光ダイオード9及び
光起電ダイオードアレイ10からなる第一の光結合回路
を有し入力端子からの制御信号に応じて光起電電流を発
生する入力部11と、二つのダイオード12a,12b
及び四端子サイリスタ13からなり上記VD MOS F
ET8a,8bの復旧時に動作してゲートとソース間を
短絡しその復旧を早める制御部14と、入力端子からの
制御信号を取り込んで反転するインバータ17と、この
インバータ17を介して制御信号を入力し光を発する発
光ダイオード18と、この発光ダイオード18が発する
光を入射して光起電電流を発生する光起電ダイオードア
レイ19と、上記発光ダイオード18及び光起電ダイオ
ードアレイ19からなる第二の光結合回路の動作により
開閉する高耐圧FET20とから成っている。なお、こ
の高耐圧FET20に流れる電流は非常に少ないので、
VD MOS FETを用いる必要がなく、従って寄生ダ
イオードのようなものが無い素子を用いることができ
る。そして、このように構成された高耐圧アナログスイ
ッチ41の等価回路は図4のように表現できる。すなわ
ち、図3に示すVD MOS FET8a,8b(各々の
寄生ダイオード15a,15bを含む)はそれぞれスイ
ッチS1,S2と表現されると共に、各VD MOS FE
T8a,8bのソース・ドレイン間の静電容量はC0と
表現され、さらに高耐圧FET20はスイッチS3と表
現される。
【0004】次に、上記のように構成された図3に示す
高耐圧アナログスイッチ41〜4nの動作について説明す
る。まず、制御信号が入力端子に印加されると、第一の
光結合回路の発光ダイオード9が光を発し、この光が光
起電ダイオードアレイ10に入射して光起電電流を発生
し、VD MOS FET8a,8bのゲート容量を充電
する。そして、この充電によりゲート電圧が上昇してV
D MOS FET8a,8bをオンさせる。これによ
り、送波パルス発生器31,32,…と探触子2の振動子
素子11,12,…とが接続され、上記送波パルス発生器
31,32,…からの駆動パルスが該当するチャンネルの
振動子素子11,12,…に印加され、その振動子素子1
1,12,…から超音波が送波される。このとき、上記入
力端子からの制御信号はインバータ17により反転され
るので、発光ダイオード18及び光起電ダイオードアレ
イ19からなる第二の光結合回路は動作せず、高耐圧F
ET20はオフとなる。
高耐圧アナログスイッチ41〜4nの動作について説明す
る。まず、制御信号が入力端子に印加されると、第一の
光結合回路の発光ダイオード9が光を発し、この光が光
起電ダイオードアレイ10に入射して光起電電流を発生
し、VD MOS FET8a,8bのゲート容量を充電
する。そして、この充電によりゲート電圧が上昇してV
D MOS FET8a,8bをオンさせる。これによ
り、送波パルス発生器31,32,…と探触子2の振動子
素子11,12,…とが接続され、上記送波パルス発生器
31,32,…からの駆動パルスが該当するチャンネルの
振動子素子11,12,…に印加され、その振動子素子1
1,12,…から超音波が送波される。このとき、上記入
力端子からの制御信号はインバータ17により反転され
るので、発光ダイオード18及び光起電ダイオードアレ
イ19からなる第二の光結合回路は動作せず、高耐圧F
ET20はオフとなる。
【0005】次に、上記入力端子から制御信号が除かれ
ると、第一の光結合回路の発光ダイオード9からの発光
が止まり光起電ダイオードアレイ10には光が入射しな
いので、上記光起電ダイオードアレイ10は光起電電流
を発生せず、制御部14がスイッチ動作してVD MO
S FET8a,8bのゲートとソース間を短絡するこ
とにより、ゲートの電荷を放電させて上記VD MOS
FET8a,8bをオフさせる。これにより、送波パル
ス発生器31,32,…と探触子2の振動子素子11,
12,…とが遮断され、該当するチャンネルの振動子素
子11,12,…からの超音波の送波が停止される。この
とき、上記入力端子からの制御信号はインバータ17に
より反転されるので、第二の光結合回路の発光ダイオー
ド18に動作信号が入力して光を発し、この光が光起電
ダイオードアレイ19に入射して光起電電流を発生し、
これにより高耐圧FET20はオンとなる。この結果、
上記高耐圧FET20に供給させている負の十分高い直
流電圧−Vが前記VD MOS FET8a,8bのソー
スに直接入力される。このため、上記VD MOS FE
T8a,8bのソース・ドレイン間の静電容量C0(寄
生ダイオード15a,15bのジャンクション静電容量
も含む)は、図5に示した特性曲線において、ソース・
ドレイン間電圧が高い状態(例えば60V)となりグラフ
上で例えば約1/8程度の非常に小さい値にまで減少さ
せることができる。
ると、第一の光結合回路の発光ダイオード9からの発光
が止まり光起電ダイオードアレイ10には光が入射しな
いので、上記光起電ダイオードアレイ10は光起電電流
を発生せず、制御部14がスイッチ動作してVD MO
S FET8a,8bのゲートとソース間を短絡するこ
とにより、ゲートの電荷を放電させて上記VD MOS
FET8a,8bをオフさせる。これにより、送波パル
ス発生器31,32,…と探触子2の振動子素子11,
12,…とが遮断され、該当するチャンネルの振動子素
子11,12,…からの超音波の送波が停止される。この
とき、上記入力端子からの制御信号はインバータ17に
より反転されるので、第二の光結合回路の発光ダイオー
ド18に動作信号が入力して光を発し、この光が光起電
ダイオードアレイ19に入射して光起電電流を発生し、
これにより高耐圧FET20はオンとなる。この結果、
上記高耐圧FET20に供給させている負の十分高い直
流電圧−Vが前記VD MOS FET8a,8bのソー
スに直接入力される。このため、上記VD MOS FE
T8a,8bのソース・ドレイン間の静電容量C0(寄
生ダイオード15a,15bのジャンクション静電容量
も含む)は、図5に示した特性曲線において、ソース・
ドレイン間電圧が高い状態(例えば60V)となりグラフ
上で例えば約1/8程度の非常に小さい値にまで減少さ
せることができる。
【0006】また、このとき、VD MOS FET8
a,8bの寄生ダイオード15a,15bは逆バイアス
されるので、この高耐圧アナログスイッチ41〜4nに交
流が印加されても上記寄生ダイオード15a,15bは
オフする。従って、図4に示す等価回路において、スイ
ッチS1及びS2はオフとなり、スイッチS3はオンして
そのオン抵抗r0で接地された状態となる。このとき、
ソース・ドレイン間の静電容量C0による洩れ信号は、
上記スイッチS3のオン抵抗r0を介して接地される。こ
のことから、図3に示す高耐圧アナログスイッチ41〜
4nを超音波診断装置の切換スイッチ5に用いると、信
号の洩れを少なくすることができた。
a,8bの寄生ダイオード15a,15bは逆バイアス
されるので、この高耐圧アナログスイッチ41〜4nに交
流が印加されても上記寄生ダイオード15a,15bは
オフする。従って、図4に示す等価回路において、スイ
ッチS1及びS2はオフとなり、スイッチS3はオンして
そのオン抵抗r0で接地された状態となる。このとき、
ソース・ドレイン間の静電容量C0による洩れ信号は、
上記スイッチS3のオン抵抗r0を介して接地される。こ
のことから、図3に示す高耐圧アナログスイッチ41〜
4nを超音波診断装置の切換スイッチ5に用いると、信
号の洩れを少なくすることができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような超
音波診断装置における切換スイッチ5として用いられる
高耐圧アナログスイッチ41〜4nは、上記のように信号
の洩れを少なくするために、第一の光結合回路(9,1
0)の他に、発光ダイオード18及び光起電ダイオード
アレイ19から成る第二の光結合回路を必要とすると共
に、高耐圧FET20なども必要とし、多数の高価な素
子の組み合わせから成り、かつそれらを制御するための
制御信号発生手段も必要とするものであった。従って、
各高耐圧アナログスイッチ41〜4nの回路規模が大型化
すると共に、コストも増大するものであった。このこと
から、切換スイッチ5の全体が大型化すると共に高価と
なり、上記切換スイッチ5を用いた超音波診断装置の全
体も大型化すると共にコスト高となるものであった。
音波診断装置における切換スイッチ5として用いられる
高耐圧アナログスイッチ41〜4nは、上記のように信号
の洩れを少なくするために、第一の光結合回路(9,1
0)の他に、発光ダイオード18及び光起電ダイオード
アレイ19から成る第二の光結合回路を必要とすると共
に、高耐圧FET20なども必要とし、多数の高価な素
子の組み合わせから成り、かつそれらを制御するための
制御信号発生手段も必要とするものであった。従って、
各高耐圧アナログスイッチ41〜4nの回路規模が大型化
すると共に、コストも増大するものであった。このこと
から、切換スイッチ5の全体が大型化すると共に高価と
なり、上記切換スイッチ5を用いた超音波診断装置の全
体も大型化すると共にコスト高となるものであった。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、信号の洩れを少なくすると共に回路規模を小型化
し且つコスト低下を図ることができるスイッチ回路、及
びこのスイッチ回路を送波パルス発生器から印加される
送波パルスと探触子から出力される受波信号との切り換
えを行う切換スイッチとして用いた超音波診断装置を提
供することを目的とする。
処し、信号の洩れを少なくすると共に回路規模を小型化
し且つコスト低下を図ることができるスイッチ回路、及
びこのスイッチ回路を送波パルス発生器から印加される
送波パルスと探触子から出力される受波信号との切り換
えを行う切換スイッチとして用いた超音波診断装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるスイッチ回路は、二つの電界効果トラ
ンジスタを逆直列接続して成る高耐圧アナログスイッチ
を用い、上記二つの電界効果トランジスタのゲート信号
を光結合回路で制御すると共に、これらの電界効果トラ
ンジスタの共通接続されたソースにオフ動作時に低イン
ピーダンス電源で逆バイアスして、対象回路の接続の切
り換えを行うスイッチ回路において、上記高耐圧アナロ
グスイッチの二つの電界効果トランジスタの共通接続さ
れたソースにスイッチングダイオードを接続し、上記電
界効果トランジスタがオフ動作時に上記スイッチングダ
イオードがオンして、上記ソースに低インピーダンス電
源が接続されるようにしたものである。
に、本発明によるスイッチ回路は、二つの電界効果トラ
ンジスタを逆直列接続して成る高耐圧アナログスイッチ
を用い、上記二つの電界効果トランジスタのゲート信号
を光結合回路で制御すると共に、これらの電界効果トラ
ンジスタの共通接続されたソースにオフ動作時に低イン
ピーダンス電源で逆バイアスして、対象回路の接続の切
り換えを行うスイッチ回路において、上記高耐圧アナロ
グスイッチの二つの電界効果トランジスタの共通接続さ
れたソースにスイッチングダイオードを接続し、上記電
界効果トランジスタがオフ動作時に上記スイッチングダ
イオードがオンして、上記ソースに低インピーダンス電
源が接続されるようにしたものである。
【0010】また、関連発明としての超音波診断装置
は、複数の振動子素子が配列され超音波を送受波する探
触子と、この探触子内の各振動子素子に所定の遅延時間
を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加する送波パ
ルス発生器と、この送波パルス発生器から上記探触子へ
印加される送波パルスと該探触子からの受波信号とを切
り換える切換スイッチと、この切換スイッチを介して出
力される探触子からの受波信号を増幅する受信増幅器
と、この受信増幅器からの受波信号に所定の遅延時間を
与える遅延回路を有しこれらの遅延回路で位相が揃えら
れた受波信号を加算して出力する整相回路と、この整相
回路で整相された信号を検波する検波器と、この検波器
からの出力信号を画像として表示する表示装置とを備え
て成る超音波診断装置において、上記切換スイッチとし
て、上記手段のスイッチ回路を用いたものである。
は、複数の振動子素子が配列され超音波を送受波する探
触子と、この探触子内の各振動子素子に所定の遅延時間
を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加する送波パ
ルス発生器と、この送波パルス発生器から上記探触子へ
印加される送波パルスと該探触子からの受波信号とを切
り換える切換スイッチと、この切換スイッチを介して出
力される探触子からの受波信号を増幅する受信増幅器
と、この受信増幅器からの受波信号に所定の遅延時間を
与える遅延回路を有しこれらの遅延回路で位相が揃えら
れた受波信号を加算して出力する整相回路と、この整相
回路で整相された信号を検波する検波器と、この検波器
からの出力信号を画像として表示する表示装置とを備え
て成る超音波診断装置において、上記切換スイッチとし
て、上記手段のスイッチ回路を用いたものである。
【0011】
【作用】上記のように構成されたスイッチ回路は、高耐
圧アナログスイッチの二つの電界効果トランジスタの共
通接続されたソースにスイッチングダイオードを接続
し、上記電界効果トランジスタがオフ動作時に上記スイ
ッチングダイオードがオンして、上記ソースに低インピ
ーダンス電源が接続されるように動作する。これによ
り、信号の洩れを少なくすると共に回路規模を小型化し
且つコスト低下を図ることができる。
圧アナログスイッチの二つの電界効果トランジスタの共
通接続されたソースにスイッチングダイオードを接続
し、上記電界効果トランジスタがオフ動作時に上記スイ
ッチングダイオードがオンして、上記ソースに低インピ
ーダンス電源が接続されるように動作する。これによ
り、信号の洩れを少なくすると共に回路規模を小型化し
且つコスト低下を図ることができる。
【0012】また、上記のように構成された超音波診断
装置は、送波パルス発生器から探触子へ印加される送波
パルスと該探触子からの受波信号とを切り換える切換ス
イッチとして、前記のスイッチ回路を用いることによ
り、装置全体を小型化すると共にコスト低下を図ること
ができる。
装置は、送波パルス発生器から探触子へ印加される送波
パルスと該探触子からの受波信号とを切り換える切換ス
イッチとして、前記のスイッチ回路を用いることによ
り、装置全体を小型化すると共にコスト低下を図ること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明によるスイッチ回路の実
施例を示す回路図である。このスイッチ回路は、例えば
超音波診断装置において送波パルス発生器31〜3nから
探触子2へ印加される送波パルスと該探触子2からの受
波信号との切り換えを行う切換スイッチ5として用いる
もので、縦形の二重拡散電界効果トランジスタ(VD
MOS FET)8a,8bを逆直列接続して成る高耐
圧アナログスイッチ41′,42′,…,4n′を用い、
上記VD MOS FET8a,8bのゲート信号を光結
合回路で制御すると共に、これらのVD MOS FET
8a,8bの共通接続されたソースにオフ動作時に低イ
ンピーダンス電源で逆バイアスして、対象回路の接続の
切り換えを行うものである。
詳細に説明する。図1は本発明によるスイッチ回路の実
施例を示す回路図である。このスイッチ回路は、例えば
超音波診断装置において送波パルス発生器31〜3nから
探触子2へ印加される送波パルスと該探触子2からの受
波信号との切り換えを行う切換スイッチ5として用いる
もので、縦形の二重拡散電界効果トランジスタ(VD
MOS FET)8a,8bを逆直列接続して成る高耐
圧アナログスイッチ41′,42′,…,4n′を用い、
上記VD MOS FET8a,8bのゲート信号を光結
合回路で制御すると共に、これらのVD MOS FET
8a,8bの共通接続されたソースにオフ動作時に低イ
ンピーダンス電源で逆バイアスして、対象回路の接続の
切り換えを行うものである。
【0014】ここで、本発明においては、上記切換スイ
ッチ5として用いられる高耐圧アナログスイッチ41′
〜4n′は、符号41′を付して示す第一の高耐圧アナロ
グスイッチの内部回路図に示すような構成とされてい
る。すなわち、二つのVD MOS FET8a及び8b
と、発光ダイオード9及び光起電ダイオードアレイ10
からなる光結合回路を有し入力端子からの制御信号に応
じて光起電電流を発生する入力部11と、二つのダイオ
ード12a,12b及び四端子サイリスタ13からなり
上記VD MOS FET8a,8bの復旧時に動作して
ゲートとソース間を短絡しその復旧を早める制御部14
と、高電圧源−Vから二つのVD MOS FET8a,
8bのソースの共通接続部分へ接続された抵抗21と、
上記高電圧源−Vより電位がΔVだけ低い低インピーダ
ンス電圧源−(V−ΔV)に接続されたスイッチングダ
イオード22と、探触子2と接続する信号線の対地イン
ピーダンスを低くするために上記の抵抗21より十分小
さい抵抗又はインダクタ23とから成っている。
ッチ5として用いられる高耐圧アナログスイッチ41′
〜4n′は、符号41′を付して示す第一の高耐圧アナロ
グスイッチの内部回路図に示すような構成とされてい
る。すなわち、二つのVD MOS FET8a及び8b
と、発光ダイオード9及び光起電ダイオードアレイ10
からなる光結合回路を有し入力端子からの制御信号に応
じて光起電電流を発生する入力部11と、二つのダイオ
ード12a,12b及び四端子サイリスタ13からなり
上記VD MOS FET8a,8bの復旧時に動作して
ゲートとソース間を短絡しその復旧を早める制御部14
と、高電圧源−Vから二つのVD MOS FET8a,
8bのソースの共通接続部分へ接続された抵抗21と、
上記高電圧源−Vより電位がΔVだけ低い低インピーダ
ンス電圧源−(V−ΔV)に接続されたスイッチングダ
イオード22と、探触子2と接続する信号線の対地イン
ピーダンスを低くするために上記の抵抗21より十分小
さい抵抗又はインダクタ23とから成っている。
【0015】そして、このように構成された高耐圧アナ
ログスイッチ41′の等価回路は前述の図4のように表
現できる。すなわち、図1に示すVD MOS FET8
a,8b(各々の寄生ダイオード15a,15bを含
む)はそれぞれスイッチS1,S2と表現されると共に、
各VD MOS FET8a,8bのソース・ドレイン間
の静電容量はC0と表現され、さらにスイッチングダイ
オード22はスイッチS3と表現される。
ログスイッチ41′の等価回路は前述の図4のように表
現できる。すなわち、図1に示すVD MOS FET8
a,8b(各々の寄生ダイオード15a,15bを含
む)はそれぞれスイッチS1,S2と表現されると共に、
各VD MOS FET8a,8bのソース・ドレイン間
の静電容量はC0と表現され、さらにスイッチングダイ
オード22はスイッチS3と表現される。
【0016】次に、上記のように構成された図1に示す
高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′の動作について説
明する。まず、制御信号が入力端子に印加されると、光
結合回路の発光ダイオード9が光を発し、この光が光起
電ダイオードアレイ10に入射して光起電電流を発生
し、VD MOS FET8a,8bのゲート容量を充電
する。そして、この充電によりゲート電圧が上昇してV
D MOS FET8a,8bをオンさせる。これによ
り、送波パルス発生器31,32,…と探触子2の振動子
素子11,12,…とが接続され、上記送波パルス発生器
31,32,…からの駆動パルスが該当するチャンネルの
振動子素子11,12,…に印加され、その振動子素子1
1,12,…から超音波が送波される。このとき、上記V
D MOS FET8a,8bのソース電圧は、そのほと
んどが抵抗21とインダクタ23とにより分圧される。
この場合、探触子2からの信号線の対地インピーダンス
は小さいので、上記VD MOS FET8a,8bのソ
ースの直流電位は、高電圧源−Vの電位より十分小さ
く、接地電位に近くなるので、スイッチングダイオード
22はオフとなる。
高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′の動作について説
明する。まず、制御信号が入力端子に印加されると、光
結合回路の発光ダイオード9が光を発し、この光が光起
電ダイオードアレイ10に入射して光起電電流を発生
し、VD MOS FET8a,8bのゲート容量を充電
する。そして、この充電によりゲート電圧が上昇してV
D MOS FET8a,8bをオンさせる。これによ
り、送波パルス発生器31,32,…と探触子2の振動子
素子11,12,…とが接続され、上記送波パルス発生器
31,32,…からの駆動パルスが該当するチャンネルの
振動子素子11,12,…に印加され、その振動子素子1
1,12,…から超音波が送波される。このとき、上記V
D MOS FET8a,8bのソース電圧は、そのほと
んどが抵抗21とインダクタ23とにより分圧される。
この場合、探触子2からの信号線の対地インピーダンス
は小さいので、上記VD MOS FET8a,8bのソ
ースの直流電位は、高電圧源−Vの電位より十分小さ
く、接地電位に近くなるので、スイッチングダイオード
22はオフとなる。
【0017】次に、上記入力端子から制御信号が除かれ
ると、光結合回路の発光ダイオード9からの発光が止ま
り光起電ダイオードアレイ10には光が入射しないの
で、上記光起電ダイオードアレイ10は光起電電流を発
生せず、制御部14がスイッチ動作してVD MOS F
ET8a,8bのゲートとソース間を短絡することによ
り、ゲートの電荷を放電させて上記VD MOS FET
8a,8bをオフさせる。これにより、送波パルス発生
器31,32,…と探触子2の振動子素子11,12,…と
が遮断され、該当するチャンネルの振動子素子11,
12,…からの超音波の送波が停止される。このとき、
上記VD MOS FET8a,8bはオフされているの
で、そのVD MOS FET8a,8bのソースの電位
は、高電圧源−Vに近くなる。このとき、スイッチング
ダイオード22のアノードの電位は、−(V−ΔV)と
なる。この電位は上記高電圧源−Vより小さいので、上
記スイッチングダイオード22はオンとなる。
ると、光結合回路の発光ダイオード9からの発光が止ま
り光起電ダイオードアレイ10には光が入射しないの
で、上記光起電ダイオードアレイ10は光起電電流を発
生せず、制御部14がスイッチ動作してVD MOS F
ET8a,8bのゲートとソース間を短絡することによ
り、ゲートの電荷を放電させて上記VD MOS FET
8a,8bをオフさせる。これにより、送波パルス発生
器31,32,…と探触子2の振動子素子11,12,…と
が遮断され、該当するチャンネルの振動子素子11,
12,…からの超音波の送波が停止される。このとき、
上記VD MOS FET8a,8bはオフされているの
で、そのVD MOS FET8a,8bのソースの電位
は、高電圧源−Vに近くなる。このとき、スイッチング
ダイオード22のアノードの電位は、−(V−ΔV)と
なる。この電位は上記高電圧源−Vより小さいので、上
記スイッチングダイオード22はオンとなる。
【0018】このスイッチングダイオード22には、電
位差ΔVと抵抗21により決まる電流が流れ、このとき
の動作抵抗を十分小さくなるように設計すると、信号の
洩れを少なくすることができる。また、VD MOS F
ET8a,8bのソースの電位は、上記スイッチングダ
イオード22がオンしているので、ほぼ−(V−ΔV)
となり、十分高い負電位になる。このため、上記VD
MOS FET8a,8bのソース・ドレイン間の静電
容量C0(寄生ダイオード15a,15bのジャンクシ
ョン静電容量も含む)は、図5に示した特性曲線におい
て、ソース・ドレイン間電圧が高い状態(例えば60V)
となりグラフ上で例えば約1/8程度の非常に小さい値
にまで減少させることができる。
位差ΔVと抵抗21により決まる電流が流れ、このとき
の動作抵抗を十分小さくなるように設計すると、信号の
洩れを少なくすることができる。また、VD MOS F
ET8a,8bのソースの電位は、上記スイッチングダ
イオード22がオンしているので、ほぼ−(V−ΔV)
となり、十分高い負電位になる。このため、上記VD
MOS FET8a,8bのソース・ドレイン間の静電
容量C0(寄生ダイオード15a,15bのジャンクシ
ョン静電容量も含む)は、図5に示した特性曲線におい
て、ソース・ドレイン間電圧が高い状態(例えば60V)
となりグラフ上で例えば約1/8程度の非常に小さい値
にまで減少させることができる。
【0019】また、このとき、VD MOS FET8
a,8bの寄生ダイオード15a,15bは逆バイアス
されるので、この高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′
に交流が印加されても上記寄生ダイオード15a,15
bはオフする。従って、図4に示す等価回路において、
スイッチS1及びS2はオフとなり、スイッチS3はオン
してスイッチングダイオード22の動作によりオン抵抗
r0で接地された状態となる。このとき、ソース・ドレ
イン間の静電容量C0による洩れ信号は、上記スイッチ
S3のオン抵抗r0を介して接地される。このことから、
本発明に係る高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′を用
いると、信号の洩れを少なくすることができると共に、
高価な素子を少なくして回路規模を小型化でき、且つコ
スト低下を図ることができる。
a,8bの寄生ダイオード15a,15bは逆バイアス
されるので、この高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′
に交流が印加されても上記寄生ダイオード15a,15
bはオフする。従って、図4に示す等価回路において、
スイッチS1及びS2はオフとなり、スイッチS3はオン
してスイッチングダイオード22の動作によりオン抵抗
r0で接地された状態となる。このとき、ソース・ドレ
イン間の静電容量C0による洩れ信号は、上記スイッチ
S3のオン抵抗r0を介して接地される。このことから、
本発明に係る高耐圧アナログスイッチ41′〜4n′を用
いると、信号の洩れを少なくすることができると共に、
高価な素子を少なくして回路規模を小型化でき、且つコ
スト低下を図ることができる。
【0020】図2は図1に示すスイッチ回路の関連発明
としての超音波診断装置の実施例を示すブロック図であ
る。この超音波診断装置は、超音波を利用して被検体の
診断部位について断層像を得るもので、例えば電子リニ
ア走査型とされており、短冊状に形成された複数の振動
子素子11〜1nが配列され超音波を送受波する探触子2
と、この探触子2内の各振動子素子11〜1nに所定の遅
延時間を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加する
送波パルス発生器3と、この送波パルス発生器3から上
記探触子2へ印加される送波パルスと該探触子2からの
受波信号とを切り換える切換スイッチ5と、この切換ス
イッチ5を介して出力される探触子2からの受波信号を
時間と共に利得を変化させて増幅する受信増幅器6a〜
6eと、この各受信増幅器6a〜6eからの出力信号に
所定の遅延時間を与える複数の遅延回路7a〜7eを有
しこれらの遅延回路7a〜7eで位相が揃えられた受波
信号を加算する加算器24を備えた整相回路25と、こ
の整相回路25で整相された信号を検波する検波器26
と、この検波器26からの出力信号を画像として表示す
る表示装置27とを備えて成る。
としての超音波診断装置の実施例を示すブロック図であ
る。この超音波診断装置は、超音波を利用して被検体の
診断部位について断層像を得るもので、例えば電子リニ
ア走査型とされており、短冊状に形成された複数の振動
子素子11〜1nが配列され超音波を送受波する探触子2
と、この探触子2内の各振動子素子11〜1nに所定の遅
延時間を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加する
送波パルス発生器3と、この送波パルス発生器3から上
記探触子2へ印加される送波パルスと該探触子2からの
受波信号とを切り換える切換スイッチ5と、この切換ス
イッチ5を介して出力される探触子2からの受波信号を
時間と共に利得を変化させて増幅する受信増幅器6a〜
6eと、この各受信増幅器6a〜6eからの出力信号に
所定の遅延時間を与える複数の遅延回路7a〜7eを有
しこれらの遅延回路7a〜7eで位相が揃えられた受波
信号を加算する加算器24を備えた整相回路25と、こ
の整相回路25で整相された信号を検波する検波器26
と、この検波器26からの出力信号を画像として表示す
る表示装置27とを備えて成る。
【0021】なお、図2においては、切換スイッチ5は
例えば五つに分けられた振動子素子群を一端方から順次
選択してそれぞれ次段の受信増幅器6a〜6eに接続す
るようになっており、上記五つの振動子素子群を順次切
り換えて並進させるようになっている。従って、受信増
幅器は5個(6a〜6e)設けられている。また、上記
各構成要素の動作は、制御部28からの制御信号で制御
されるようになっている。
例えば五つに分けられた振動子素子群を一端方から順次
選択してそれぞれ次段の受信増幅器6a〜6eに接続す
るようになっており、上記五つの振動子素子群を順次切
り換えて並進させるようになっている。従って、受信増
幅器は5個(6a〜6e)設けられている。また、上記
各構成要素の動作は、制御部28からの制御信号で制御
されるようになっている。
【0022】ここで、本発明においては、上記切換スイ
ッチ5としては、図1に示す回路構成とされ、信号の洩
れを少なくすると共に回路規模を小型化し且つコスト低
下を図ることができる高耐圧アナログスイッチ41′〜
4n′から成るスイッチ回路が用いられている。このよ
うな構成により、本発明の超音波診断装置においては、
上記切換スイッチ5として図1に示すスイッチ回路(4
1′〜4n′)を用いることにより、装置全体を小型化す
ると共にコスト低下を図ることができる。
ッチ5としては、図1に示す回路構成とされ、信号の洩
れを少なくすると共に回路規模を小型化し且つコスト低
下を図ることができる高耐圧アナログスイッチ41′〜
4n′から成るスイッチ回路が用いられている。このよ
うな構成により、本発明の超音波診断装置においては、
上記切換スイッチ5として図1に示すスイッチ回路(4
1′〜4n′)を用いることにより、装置全体を小型化す
ると共にコスト低下を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によるスイッチ回路(図1参照)
は以上のように構成されたので、高耐圧アナログスイッ
チの二つの電界効果トランジスタの共通接続されたソー
スにスイッチングダイオードを接続し、上記電界効果ト
ランジスタがオフ動作時に上記スイッチングダイオード
がオンして、上記ソースに低インピーダンス電源が接続
されるようにできる。これにより、信号の洩れを少なく
すると共に回路規模を小型化し且つコスト低下を図るこ
とができる。
は以上のように構成されたので、高耐圧アナログスイッ
チの二つの電界効果トランジスタの共通接続されたソー
スにスイッチングダイオードを接続し、上記電界効果ト
ランジスタがオフ動作時に上記スイッチングダイオード
がオンして、上記ソースに低インピーダンス電源が接続
されるようにできる。これにより、信号の洩れを少なく
すると共に回路規模を小型化し且つコスト低下を図るこ
とができる。
【0024】また、本発明による超音波診断装置(図2
参照)は以上のように構成されたので、送波パルス発生
器から探触子へ印加される送波パルスと該探触子からの
受波信号とを切り換える切換スイッチとして、前記のス
イッチ回路を用いることにより、装置全体を小型化する
と共にコスト低下を図ることができる。
参照)は以上のように構成されたので、送波パルス発生
器から探触子へ印加される送波パルスと該探触子からの
受波信号とを切り換える切換スイッチとして、前記のス
イッチ回路を用いることにより、装置全体を小型化する
と共にコスト低下を図ることができる。
【図1】本発明によるスイッチ回路の実施例を示す回路
図である。
図である。
【図2】図1に示すスイッチ回路の関連発明としての超
音波診断装置の実施例を示すブロック図である。
音波診断装置の実施例を示すブロック図である。
【図3】従来の超音波診断装置における切換スイッチを
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】本発明及び従来例における切換スイッチを構成
する高耐圧アナログスイッチの等価回路を示す回路図で
ある。
する高耐圧アナログスイッチの等価回路を示す回路図で
ある。
【図5】上記高耐圧アナログスイッチにおけるVD M
OS FETのソース・ドレイン間電圧とソース・ドレ
イン間静電容量との関係を示す特性曲線のグラフであ
る。
OS FETのソース・ドレイン間電圧とソース・ドレ
イン間静電容量との関係を示す特性曲線のグラフであ
る。
11〜1n…振動子素子 2…探触子 3,31〜3n…送波パルス発生器 41′〜4n′…高耐圧アナログスイッチ 5…切換スイッチ 6a〜6n…受信増幅器 8a,8b…VD MOS FET 9…発光ダイオード 10…光起電ダイオードアレイ 11…入力部 14…制御部 21…抵抗 22…スイッチングダイオード 23…抵抗又はインダクタ 25…整相回路 26…検波器 27…表示装置 28…制御部
Claims (2)
- 【請求項1】 二つの電界効果トランジスタを逆直列接
続して成る高耐圧アナログスイッチを用い、上記二つの
電界効果トランジスタのゲート信号を光結合回路で制御
すると共に、これらの電界効果トランジスタの共通接続
されたソースにオフ動作時に低インピーダンス電源で逆
バイアスして、対象回路の接続の切り換えを行うスイッ
チ回路において、上記高耐圧アナログスイッチの二つの
電界効果トランジスタの共通接続されたソースにスイッ
チングダイオードを接続し、上記電界効果トランジスタ
がオフ動作時に上記スイッチングダイオードがオンし
て、上記ソースに低インピーダンス電源が接続されるよ
うにしたことを特徴とするスイッチ回路。 - 【請求項2】 複数の振動子素子が配列され超音波を送
受波する探触子と、この探触子内の各振動子素子に所定
の遅延時間を与えて超音波打ち出しの駆動パルスを印加
する送波パルス発生器と、この送波パルス発生器から上
記探触子へ印加される送波パルスと該探触子からの受波
信号とを切り換える切換スイッチと、この切換スイッチ
を介して出力される探触子からの受波信号を増幅する受
信増幅器と、この受信増幅器からの受波信号に所定の遅
延時間を与える遅延回路を有しこれらの遅延回路で位相
が揃えられた受波信号を加算して出力する整相回路と、
この整相回路で整相された信号を検波する検波器と、こ
の検波器からの出力信号を画像として表示する表示装置
とを備えて成る超音波診断装置において、上記切換スイ
ッチとして、請求項1記載のスイッチ回路を用いたこと
を特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19385593A JPH0723947A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19385593A JPH0723947A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723947A true JPH0723947A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16314879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19385593A Pending JPH0723947A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723947A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112102790A (zh) * | 2015-06-02 | 2020-12-18 | 伊英克公司 | 用于驱动显示器的设备 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP19385593A patent/JPH0723947A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112102790A (zh) * | 2015-06-02 | 2020-12-18 | 伊英克公司 | 用于驱动显示器的设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8648629B2 (en) | Transmission channel for ultrasound applications | |
JP4119848B2 (ja) | 超音波トランスデューサ・アレイのための集積型高電圧スイッチング回路 | |
US8138805B2 (en) | Complementary high voltage switched current source integrated circuit | |
US10730073B2 (en) | Electronic circuit, corresponding ultrasound apparatus and method | |
US9323270B1 (en) | Transmission channel for ultrasound applications | |
US9975145B2 (en) | Pulse amplitude controlled current source for ultrasound transmit beamformer and method thereof | |
JPH0723947A (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
US8198922B1 (en) | Programmable ultrasound transmit beamformer integrated circuit and method | |
JP2758226B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP3468438B2 (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
JPH07221622A (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
JPH0975342A (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
JPS62240032A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP3436807B2 (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
JP2720055B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JPH0244273A (ja) | 超音波振動子に対する駆動回路 | |
JPH09276268A (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
US10441972B2 (en) | Transmission channel for ultrasound applications | |
JP3295785B2 (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
JP4313905B2 (ja) | パルス増幅器及びそれを用いた超音波診断装置 | |
JPH11342127A (ja) | 超音波診断装置用送信回路 | |
JP2002065672A (ja) | 超音波診断装置 | |
JPH105222A (ja) | スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置 | |
JP2720733B2 (ja) | 超音波診断装置用パルス駆動回路 | |
JP2570525B2 (ja) | 超音波パルサー装置 |