JP2720733B2 - 超音波診断装置用パルス駆動回路 - Google Patents

超音波診断装置用パルス駆動回路

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JP2720733B2
JP2720733B2 JP4313082A JP31308292A JP2720733B2 JP 2720733 B2 JP2720733 B2 JP 2720733B2 JP 4313082 A JP4313082 A JP 4313082A JP 31308292 A JP31308292 A JP 31308292A JP 2720733 B2 JP2720733 B2 JP 2720733B2
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恭大 中村
英徳 好冨
由直 反中
智 赤石
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用分野における超音
波診断装置に用いられる超音波振動子のパルス駆動回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の超音波診断装置用パルス駆
動回路の構成を示している。図3において、31は電気
信号を音響信号に変換する超音波振動子であり、被検体
へ超音波を送信する。32はパルス駆動回路であり、入
力Vinに入力されたロジック信号により超音波振動子3
1をパルス状の駆動信号で駆動する。33は可変電源で
あり、パルス駆動回路32に電源として電圧を供給す
る。パルス駆動回路32は電圧増幅用のトランジスタ3
4、PチャンネルFET35、NチャンネルFET36
を備えている。トランジスタ34はVinに入力されたロ
ジックレベルの信号を次段に接続されたFET35、3
6がスイッチング動作するのに必要な振幅に増幅する。
PチャンネルFET35はトランジスタ34からゲート
に与えられた信号により電源をスイッチングし、負荷で
ある超音波振動子31を駆動する。NチャンネルFET
36はPチャンネルFET35とコンプリメンタリ接続
され、同様に超音波振動子31を駆動する。
【0003】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。Vinに入力されたロジック信号は、トラ
ンジスタ34をONさせ、そのコレクタからはPチャン
ネルFET35、またはNチャンネルFET36のドレ
イン〜ソース間をONさせるのに必要な電圧VGSにまで
増幅する。一般にこの電圧VGSは10〜20V程度であ
る。これによりPチャンネルFET35とNチャンネル
FET36はそれぞれ交互にON−OFFし、コモン接
続された出力Voutから駆動信号が出力され、超音波振
動子31が駆動される。また、駆動信号の振幅は、可変
電源33の供給電圧を変えることにより比例して変化す
る。
【0004】このように上記従来の超音波診断装置では
コンプリメンタリ接続したFET35、36により超音
波振動子31をパルス駆動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波診断装置のパルス駆動回路では、これに用い
るPチャンネルFET35は同程度のスイッチング速度
やVGSを有するNチャンネルFET36と比べ、最大ド
レイン電流が小さく、大振幅時の駆動に大電流を瞬間的
に供給しなければならない超音波振動子31のような容
量性負荷を高速に駆動することができず、また、駆動信
号の損失が大きく、臨床上においては被検深度が低下し
たり、距離分解能を向上させることができないなどの問
題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、送信レベルによらず、損失の少ない駆動
信号を発生させることができ、したがって、深い被検深
度と高分解能を実現することができるようにした超音波
診断装置用パルス駆動回路を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、送信レベルに比例して供給する電圧を可
変する可変電源と、アースと上記可変電源の間にコンプ
リメンタリ接続されたPチャンネルFETとNチャンネ
ルFETのゲートにパルス電圧が印加されるパルス発生
手段と、アースと上記可変電源の間に超音波振動子と直
列接続されそのゲートが上記コンプリメンタリ接続され
たPチャンネルFETとNチャンネルFETのドレイン
に、そのソースが上記コンプリメンタリ接続されたPチ
ャンネルFETとNチャンネルFETのドレインに順方
向となるダイオードを介して接続されたNチャンネルF
ETからなる電流ブースタと、上記可変電源の電圧と所
定のしきい値とを比較し前者が後者より小さいとき上記
電流ブースタのNチャンネルFETのソースを上記コン
プリメンタリ接続されたPチャンネルFETとNチャン
ネルFETのドレインに直結するバイパス回路とを備え
たものである。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、PチャンネルF
ETのドレイン電流を補強する電流ブースタにより超音
波振動子を駆動する電流を大きくすることができるの
で、PチャンネルFETによる電圧降下の少ない駆動パ
ルスを発生することができる。また、可変電源から供給
される電圧が低く、パルス発生手段から電流ブースタで
あるNチャンネルFETのゲート電圧が十分でないとき
には、このNチャンネルFETがONしないので、バイ
パス回路によりブースタ回路を切り離すことにより、所
望の振幅の駆動パルスを発生することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における超音波診
断装置用パルス駆動回路を示す構成図である。
【0011】図1において、1は電気信号を音響信号に
変換する超音波振動子であり、被検体へ超音波を送信す
る。2はパルス駆動回路であり、入力Vinに入力された
ロジック信号により動作し、超音波振動子1をパルス信
号で駆動する。3は送信レベルに比例して供給する電圧
を可変する可変電源であり、パルス駆動回路2に電源と
して電圧を供給する。パルス駆動回路2は電圧増幅用の
トランジスタ4、パルス発生手段であるPチャンネルF
ET5およびNチャンネルFET6、NチャンネルFE
Tからなる電流ブースタ7、バイパス回路8、ダイオー
ド9を備えている。トランジスタ4は入力Vinに入力さ
れたロジックレベルの信号を次段に接続されたFET
5、6がスイッチング動作するのに必要な振幅に増幅す
る。PチャンネルFET5はトランジスタ4からゲート
に与えられた信号により電源をスイッチングし、パルス
状の駆動信号を発生する。NチャンネルFET6はPチ
ャンネルFET5とコンプリメンタリ接続され、同様に
パルス状の駆動信号を発生する。電流ブースタ7はパル
ス発生手段であるFET5と6によってゲートが駆動さ
れ、ソースで超音波振動子1を駆動する。バイパス回路
8は電源電圧Vbが低いときに電流ブースタ7をバイパ
スさせ、超音波振動子1とパルス発生手段であるFET
5、6を電気的に短絡する。ダイオード9はVinに信号
Aが入力されなくなると、超音波振動子1に蓄えられて
いる電荷を放電する電流を流すことができる。
【0012】以上の構成において、以下、その動作につ
いて図2に示す信号波形図を参照しながら説明する。
【0013】まず、一例として、各FET5、6、電流
ブースタ7のゲートスレシュホールドが10[V]であ
り、可変電源3から供給される電圧Vが10[V]以上
である場合について説明する。
【0014】Vinに信号Aが入力されると、トランジス
タ4はONとなり、コレクタからは信号Bが出力され、
FET5、6のゲートを駆動する。信号BによってFE
T5はOFFからONに、また、FET6はONからO
FFに変化し、可変電源3をスイッチングすることによ
り、コモン接続されたドレインから高電圧の駆動パルス
Cが出力される。電流ブースタ7のゲートは駆動パルス
Cで駆動されたNチャンネルFETのソースフォロワ回
路であり、電流Iaの駆動信号Dで超音波振動子1を駆
動する。また、Vinに信号Aが入力されなくなると、F
ET6がONとなり、FET5がOFFとなる。この場
合には超音波振動子1に蓄えられている電荷を放電する
電流Ibがダイオード9を通じてFET6に流れ、ま
た、電流ブースタ7のFETはゲート〜ソース間に逆電
圧が印加されてOFFとなる。このように、従来、Pチ
ャンネルFETが供給していた電流IaをNチャンネル
FETからなる電流ブースタ7により供給することがで
きるので、超音波振動子1を低損失で高速に駆動するこ
とができる。
【0015】次に、可変電源3から供給される電圧Vが
10[V]以下の場合について説明する。
【0016】一般に超音波診断装置では診断対象とする
被検部位が低減衰であったり、超音波被爆量の制限によ
って超音波送信を下げなければならない場合がある。本
発明も含め一般には可変電源3の電圧を下げればよい
が、パルス発生手段であるFET5、6の出力信号Bが
FETからなる電流ブースタ7のゲート〜ソース間スレ
ッシュホールド電圧以下となる。これによりON抵抗が
高くなるため、バイパス回路8が短絡し、電流ブースタ
7はOFF状態が維持され、電流Ia´が流れ、超音波
振動子1はパルス発生手段であるFET5、6によって
直接駆動される。なお、このとき、駆動信号の電圧は低
いため、PチャンネルFET5でも超音波振動子1は十
分に駆動することができる。また、電圧Vgはゲート〜
ソース間のスレッシュホールド電圧に応じて設定、また
は調整するもので、Vg>Vbのとき、バイパス回路が機
能する。
【0017】このように、上記実施例によれば、駆動信
号の電圧が高いとき、電流ブースタ7によって低損失の
駆動信号を発生することができ、駆動信号の電圧が低い
ときには、バイパス回路8が電流ブースタ7をバイパス
し、パルス発生手段であるFET5、6と超音波振動子
1を電気的に短絡するので、低電圧から高電圧まで低損
失の高周波の駆動信号を発生することができるという利
点を有する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
電圧時には電流ブースタが働き、低電圧時にはバイパス
回路が働き、低損失の駆動信号を発生できるようにした
ものであり、超音波振動子を低電圧から高電圧まで低損
失でパルス駆動することができる。このように送信レベ
ルによらず、損失の少ない駆動信号を発生させることが
できるので、深い被検深度と高分解能を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における超音波診断装置用パ
ルス駆動回路を示す構成図
【図2】同パルス駆動装置における各部の信号波形図
【図3】従来の超音波診断装置用パルス駆動回路を示す
構成図
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 パルス駆動回路 3 可変電源 4 トランジスタ 5 PチャンネルFET 6 NチャンネルFET 7 電流ブースタ(NチャンネルFET) 8 バイパス回路 9 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤石 智 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−7360(JP,A) 特開 平2−156933(JP,A) 特開 昭62−240032(JP,A) 特開 平3−131784(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信レベルに比例して供給する電圧を可
    変する可変電源と、アースと上記可変電源の間にコンプ
    リメンタリ接続されたPチャンネルFETとNチャンネ
    ルFETのゲートにパルス電圧が印加されるパルス発生
    手段と、アースと上記可変電源の間に超音波振動子と直
    列接続されそのゲートが上記コンプリメンタリ接続され
    たPチャンネルFETとNチャンネルFETのドレイン
    に、そのソースが上記コンプリメンタリ接続されたPチ
    ャンネルFETとNチャンネルFETのドレインに順方
    向となるダイオードを介して接続されたNチャンネルF
    ETからなる電流ブースタと、上記可変電源の電圧と所
    定のしきい値とを比較し前者が後者より小さいとき上記
    電流ブースタのNチャンネルFETのソースを上記コン
    プリメンタリ接続されたPチャンネルFETとNチャン
    ネルFETのドレインに直結するバイパス回路とを備え
    た超音波診断装置用パルス駆動回路。
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JPS607360A (ja) * 1983-06-28 1985-01-16 Toshiba Corp 超音波診断装置
JPS62240032A (ja) * 1986-04-10 1987-10-20 株式会社東芝 超音波診断装置
JPH0616781B2 (ja) * 1988-12-08 1994-03-09 株式会社東芝 超音波駆動装置
JPH03131784A (ja) * 1989-10-18 1991-06-05 Hitachi Ltd 送受信装置

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