JPH1052119A - 乗用作業機の機体構造 - Google Patents

乗用作業機の機体構造

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JPH1052119A
JPH1052119A JP21067896A JP21067896A JPH1052119A JP H1052119 A JPH1052119 A JP H1052119A JP 21067896 A JP21067896 A JP 21067896A JP 21067896 A JP21067896 A JP 21067896A JP H1052119 A JPH1052119 A JP H1052119A
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JP
Japan
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frame
fender
main frames
pair
main
Prior art date
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Pending
Application number
JP21067896A
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English (en)
Inventor
Akihiro Sugioka
昭弘 杉岡
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化及び組み立て作業性の向上を図
る。 【解決手段】 前後向き姿勢の左右一対のメインフレー
ム80を設け、それらメインフレーム80の前部に、左
右向き姿勢のステップフレーム81を、メインフレーム
80対を横断してその左右両端部がメインフレーム80
よりも左右外方に突出する状態に支持させ、メインフレ
ーム80の後部に、左右向き姿勢のフェンダフレーム8
2を、メインフレーム80対を横断してその左右両端部
がメインフレーム80よりも左右外方に突出する状態に
支持させ、ステップフレーム81とフェンダフレーム8
2とに、ステップ部とフェンダ部とを有する状態に一体
形成されたステップフェンダ70を支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機など乗
用作業機の機体構造で、詳しくは、左右一対のメインフ
レームを備えた構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の乗用田植機では、メイン
フレームの前部に、搭乗用のステップを支持するための
左右一対のステップフレームを片持ち状に連結し、後輪
に対するフェンダを支持するための左右一対のフェンダ
フレームを片持ち状に連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、ステップフレーム及びフェンダフレー
ムがメインフレームに片持ち状に連結されていたから、
それらの連結部に応力が集中し、ステップ及びフェンダ
の支持を確実に行うには、連結部を補強して丈夫なもの
にしたり、或いは、ステップフレーム及びフェンダフレ
ームを前後方向に多数並置して一つのステップフレーム
及びフェンダフレームに掛かる荷重を軽減したりする必
要があった。すなわち、補強材やステップフレーム及び
フェンダフレームの数の増大による構造の複雑化を招来
し、しかも、そのために組み付け工数が増大することに
起因した組み立て作業性の低下を招来していた。
【0004】本発明の目的は、構造の簡素化及び組み立
て作業性の向上を図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴及び作用並びに効果は次の通りである。
【0006】〔特徴〕前後向き姿勢の左右一対のメイン
フレームを設け、それらメインフレームの前部に、左右
向き姿勢のステップフレームを、メインフレーム対を横
断してその左右両端部がメインフレームよりも左右外方
に突出する状態に支持させ、前記メインフレームの後部
に、左右向き姿勢のフェンダフレームを、メインフレー
ム対を横断してその左右両端部がメインフレームよりも
左右外方に突出する状態に支持させ、前記ステップフレ
ームとフェンダフレームとに、ステップ部とフェンダ部
とを有する状態に一体形成されたステップフェンダを支
持させてある点にある。
【0007】〔作用〕本第1発明によるときは、メイン
フレーム対を横断してその左右両端部がメインフレーム
よりも左右外方に突出する状態にステップフレームをメ
インフレームに支持させてあるから、ステップフレーム
が一対のメインフレームに支持されることになって、長
手方向の二点でメインフレームに連結され、その結果、
ステップフレームのメインフレームへの連結部に集中す
る応力を分散させて緩和することができ、連結部に対す
る補強を不要、或いは、少なくできたり、ステップフレ
ームを構成するフレーム材を少なくすることができる。
【0008】しかも、メインフレーム対を横断してその
左右両端部がメインフレームよりも左右外方に突出する
状態にフェンダフレームをメインフレームに支持させて
あるから、フェンダフレームが一対のメインフレームに
支持されることになって、長手方向の二点でメインフレ
ームに連結され、その結果、フェンダフレームのメイン
フレームへの連結部に集中する応力を分散させて緩和す
ることができ、連結部に対する補強を不要、或いは、少
なくできたり、フェンダフレームを構成するフレーム材
を少なくすることができる。
【0009】その上、ステップフレーム及びフェンダフ
レームが左右のメインフレームを連結するフレーム材と
して作用するから、ステップフレーム及びフェンダフレ
ームを設けることでメインフレーム自体を補強できる。
【0010】更に、ステップとフェンダとを、ステップ
部とフェンダ部とを有する状態に一体形成された一つの
ステップフェンダとしてステップフレームとフェンダフ
レームとに支持させてあるから、ステップフレームがフ
ェンダフレームとしても機能する一方、フェンダフレー
ムがステップフレームとしても機能し、つまり、ステッ
プフレームがフェンダフレームを兼用し、フェンダフレ
ームがステップフレームを兼用し、この兼用化により、
ステップフレーム及びフェンダフレームの数を削減する
ことができる。
【0011】〔効果〕その結果、本第1発明によれば、
ステップフレーム及びフェンダフレームの構造の簡素化
を図ることができ、ステップフレーム及びフェンダフレ
ームのメインフレームへの組み付け作業性を向上でき、
しかも、同時に、特別な補強材を要することなくメイン
フレームも補強して丈夫なものにできるようになった。
【0012】請求項2に係る本第2発明の特徴及び作用
並びに効果は次の通りである。
【0013】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
前記ステップフレームを構成するに、前後一対の横フレ
ーム材を設け、それら横フレーム材を左右両端部で連結
する縦フレーム材を設けてある点にある。
【0014】〔作用〕本第2発明によるときは、横フレ
ーム材と縦フレーム材とからステップフレームを平面視
形状でほぼ矩形に形成してあるから、ステップフェンダ
におけるステップ部の外周部近くを広範囲に亘って支持
でき、これによりステップ部を確実に安定支持すること
ができる。
【0015】しかも、メインフレームとステップフレー
ムとが平面視において井桁構造となるため、メインフレ
ームとステップフレームとからなるフレーム組を変形が
起こりにくい丈夫なものにできる。
【0016】〔効果〕その結果、本第2発明によれば、
ステップフェンダを安定良く確実に支持できるととも
に、メインフレーム及びステップフレームを丈夫なもの
にできる。
【0017】請求項3に係る本第3発明の特徴及び作用
並びに効果は次の通りである。
【0018】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明の特
徴において、前記ステップフレームに、ペダルの取り付
けブラケットを装備させてある点にある。
【0019】〔作用〕本第3発明によるときは、ステッ
プフレームに取り付けブラケットを装備させてペダルを
取り付けるようにしてあるから、ペダルを取り付けるた
めのフレームが不要である。
【0020】〔効果〕その結果、本第3発明によれば、
部材の兼用化による構造の簡素化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】乗用作業機の一例である乗用田植
機は、図1、図2に示すように、四輪駆動式の乗用走行
機体1の後部に、四連リンク機構2を介して苗植付け装
置3が昇降自在に連結された基本構造となっている。
【0022】前記四連リンク機構2は、上部リンク2a
の前端と機体側との連結点と、下部リンク2bの後端と
後部リンク2cの下端との連結点とに亘って前記油圧シ
リンダ4を架設して構成されたものであり、油圧シリン
ダ4の短縮駆動によって四連リンク機構2が引上げ上昇
され、油圧シリンダ4の伸長操作によって四連リンク機
構2が自重下降されるよになっている。
【0023】前記苗植付け装置3には、苗を載置して一
定ストロークで往復横移動される苗のせ台5、1回転に
よって2株の植付けを行う複数条分の植付け機構6、植
付け田面を整地するフロート7、等が備えられ、苗植付
け装置3全体が後部リンク2cの下部にローリング自在
に連結されている。なお、苗植付け装置3には必要に応
じて施肥装置8や除草剤散布装置が取付けられる。
【0024】前記乗用走行機体1における機体フレーム
10の前部には、パワーステアリング式に操向される左
右の前輪11を備えたミッションケース12が連結さ
れ、機体フレーム10の後部には、左右独立的に制動可
能な後輪13を装備した後車軸ケース14が連結されて
いる。
【0025】また、機体フレーム10の上部には、運転
用のステップ部70aと後輪13に対する左右一連のフ
ェンダ部70bとを有する状態に一体形成されたステッ
プフェンダ70が搭載支持されている。そして、前記フ
ェンダ部70bの上方には運転座席16が配置されてい
る。また、前記ミッションケース12の前部には、ボン
ネット18で覆われた空冷式のエンジン19が配備され
ている。更に、機体フレーム10の前部には、前記エン
ジン19を左右および前部から囲むように前フレーム2
0が連結され、前記ボンネット18の左右と前フレーム
20の左右部分との間には、機体前方と運転部17のス
テップ部70aとの間での作業者の歩行移動を可能にす
る乗降ステップ22が設けられている。
【0026】前記エンジン19の後部には、前輪操向用
のステアリングハンドル23とメーターパネル26とが
設けられている。
【0027】前記ミッションケース12の前部にはエン
ジン支持フレーム30が連結され、このエンジン支持フ
レーム30に前記エンジン19が防振状態に搭載支持さ
れている。そして、このエンジン19は、出力軸が左右
横方向を向く姿勢となるように横向きに配備されてお
り、このエンジン19の左側に位置する突出出力部とミ
ッションケース12の左横側に設けられた入力軸とがベ
ルト式の無段変速装置60で連動連結され、この無段変
速装置60とミッションケース12内のギヤ式の変速装
置とで変速された動力が前輪11および後輪13に伝達
されるとともに、ミッションケース12から後方に向け
て取り出された動力が伝動軸を介して前記苗植付け装置
3に伝達されるようになっている。
【0028】前記機体フレーム10は、図3〜7に示す
ように、前後向き姿勢の左右一対のメインフレーム80
を設け、それらメインフレーム80の前部に、左右向き
姿勢のステップフレーム81を、メインフレーム80対
を横断してその左右両端部を左右外方に突出させる状態
に支持させ、前記メインフレーム80の後部に、左右向
き姿勢のフェンダフレーム82を、メインフレーム80
対を横断してその左右両端部を左右外方に突出させる状
態に支持させて構成されている。
【0029】前記メインフレーム80は、角パイプを主
体とするものであって、後部に、運転座席支持用の板状
の立上りフレーム部80aを備えている。
【0030】そして、メインフレーム80は、前端同士
を前記ミッションケース12で連結し、後端部同士を、
前記後車軸ケース14を支持する前後一対の車軸支持フ
レーム材83で連結し、前後中間同士を前後一対の連結
フレーム材84で連結し、前記運転座席16を支持する
ためのパイプフレーム90の取り付け座を兼用するフレ
ーム材91で立上りフレーム部80aの上部同士を連結
して一体化されている。
【0031】前記ステップフレーム81は、前後一対の
横フレーム材81aを設け、それら横フレーム材81a
を左右両端近くで連結する縦フレーム材81bを設け
て、平面視形状ほぼ矩形に構成されている。前記横フレ
ーム材81aは、横断面形状が下向き開放のコの字形の
ものであり、前部の横フレーム材81aには、アクセル
ペダル71を上下揺動自在に取り付けるための取り付け
ブラケットBが装備されている。
【0032】そして、このステップフレーム81のメイ
ンフレーム80への取り付け構造は、前記連結フレーム
材84を取り付けブラケットとして、それら連結フレー
ム材84に横フレーム材81aを嵌合載置させて前後位
置決めする状態でボルト85で固定して構成されてい
る。
【0033】前記フェンダフレーム82は、前記メイン
フレーム80のうち立上りフレーム部80aの後部にブ
ラケット86を介して取り付けられている。
【0034】そして、ステップフレーム81及びフェン
ダフレーム82にステップフェンダ70を取り付ける手
段は、ステップフレーム81にステップ部70aを複数
箇所でボルト87で固定し、フェンダフレーム82の左
右両端に固着したブラケット88にフェンダ部70b側
のブラケット70cをボルト89で固定する手段であ
り、ステップフェンダ70のうちステップフレーム81
に取り付けられる部分は、凹部に形成されてボルト87
の頭をステップ面Sより上方に突出させないようになっ
ている。
【0035】〔別実施形態〕上記実施の形態では、ステ
ップフェンダ70として合成樹脂製のものを示したが、
ステップフェンダ70は板金製のものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の側面図
【図2】乗用田植機の平面図
【図3】機体フレームの縦断側面図
【図4】機体フレームの平面図
【図5】図3におけるA‐A線での断面図
【図6】図3におけるB‐B線での断面図
【図7】機体フレームの分解斜視図
【符号の説明】
70 ステップフェンダ 70a ステップ部 70b フェンダ部 71 ペダル 80 メインフレーム 81 ステップフレーム 81a 横フレーム材 81b 縦フレーム材 82 フェンダフレーム B 取り付けブラケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後向き姿勢の左右一対のメインフレー
    ムを設け、それらメインフレームの前部に、左右向き姿
    勢のステップフレームを、メインフレーム対を横断して
    その左右両端部がメインフレームよりも左右外方に突出
    する状態に支持させ、前記メインフレームの後部に、左
    右向き姿勢のフェンダフレームを、メインフレーム対を
    横断してその左右両端部がメインフレームよりも左右外
    方に突出する状態に支持させ、前記ステップフレームと
    フェンダフレームとに、ステップ部とフェンダ部とを有
    する状態に一体形成されたステップフェンダを支持させ
    てある乗用作業機の機体構造。
  2. 【請求項2】 前記ステップフレームを構成するに、前
    後一対の横フレーム材を設け、それら横フレーム材を左
    右両端部で連結する縦フレーム材を設けてある請求項1
    記載の乗用作業機の機体構造。
  3. 【請求項3】 前記ステップフレームに、ペダルの取り
    付けブラケットを装備させてある請求項1又は2記載の
    乗用作業機の機体構造。
JP21067896A 1996-08-09 1996-08-09 乗用作業機の機体構造 Pending JPH1052119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020184919A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 株式会社クボタ 作業車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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