JPH10512137A - エネルギーチェーン - Google Patents

エネルギーチェーン

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JPH10512137A
JPH10512137A JP8529855A JP52985596A JPH10512137A JP H10512137 A JPH10512137 A JP H10512137A JP 8529855 A JP8529855 A JP 8529855A JP 52985596 A JP52985596 A JP 52985596A JP H10512137 A JPH10512137 A JP H10512137A
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    • F16G13/00Chains
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    • F16G13/16Hauling- or hoisting-chains so called ornamental chains with arrangements for holding electric cables, hoses, or the like
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • H02G11/006Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using extensible carrier for the cable, e.g. self-coiling spring

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Abstract

(57)【要約】 固定連結点と移動連結点との間にホース、ケーブルなどを案内するためのエネルギーチェーンにおいて、そのチェーン素子はそれぞれ2個のチェーン側板(1、2)と少なくとも1個のこれに接続するクロスバー(3)とからなる軽量かつ肉薄の構造を有し、隣接するチェーン素子のチェーン側板(1もしくは2)は各チェーン素子の側板に形成されたピン(5)により、これを他方のチェーン素子の側板における対応の開口部に係合させて、互いに連結接続され、エネルギーチェーンは回転弾力的および/または側方向に曲げ弾力的な構造を有し、チェーン素子間で連結解除を回避する目的でピン(5)はその外周に固定手段を備え、これによりピン(5)を開口部(6)に固定的に嵌入させると共に所定の力が加わった際に開口部(6)から再び脱着しうようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 エネルギーチェーン 本発明は、固定連結点と移動連結点との間にホース、ケーブルなどを案内する ための、エネルギーチェーンであって、そのチェーン素子がそれぞれ2個のチェ ーン側板と少なくとも1個のこれに接続するクロスバーとからなる軽量かつ肉薄 の構造を有し、隣接するチェーン素子のチェーン側板が各チェーン素子の側板に 形成されたピンにより、これを他方のチェーン素子の側板における対応開口部に 係合させて、互いに連結接続され、さらにエネルギーチェーンが回転弾力的およ び/または側方向に曲げ弾力的な構造を有するエネルギーチェーンに関するもの である。 この種のエネルギーチェーンは、そこに支持された低重量のホース、ケーブル などを容易かつ柔軟に案内するのに適し、チェーン素子の短い部分長さにて相対 的に曲げたチェーン素子のほぼ円形の走行を可能にする。回転弾力的および/ま たは側方向に曲げ弾力的な構造は特に開放または半開放のチェーン或いは中断し たまたは開放すべきクロスバーを有するチェーンの場合に存在する。チェーン側 板が一般に直角に曲げて形成されると共に対称的に対向位置し、一方向に曲げた 領域の外側にて外方向に突出するピンが形成され、ピンに対応する開口部が外方 向に曲げた領域に存在するようなチェーン素子は、簡単に互いに連結することが できる。このため該当する側板領域は弾力的に変形して、チェーン素子のピンが 隣接チェーン素子の開口部に嵌入しうるようにする。 上記構造に基づき何らの欠点も予想されないが、この種のエネルギーチェーン の所定の荷重に際しチェーン側板のピンと開口部との間の固定接続が脱着しうる と推定される。したがって本発明の課題は、簡単な技術的手段により冒頭記載の エネルギーチェーンにおけるチェーン素子間の連結解除を回避することにある。 本発明によれば、前記課題は冒頭記載の種類のエネルギーチェーンにおいて、 ピンがその外周に固定手段を備え、これによりピンを開口部中へ固定嵌入させる と共に所定の力が加わった際に開口部から再び脱着させうるようにして解決され る。 本発明による付加的なピンと開口部との間の固定接続に基づき、一層大の荷重 に際してもチェーン素子間の最適な連結接続の保持が得られると推定される。こ こでは次の技術的関係が用いられる。特により長い自由浮動する上側部分および 対応の重量に際し並びにこの種のエネルギーチェーンの急速な走行および対応の 支持力に際し、ピンおよび連結接続の開口部の壁部には強力な牽引力および押圧 力が作用する。力方向に対し正確に平行な位置からチェーン側板における相対位 置する平面の位置の極く僅かな変位でも側板に対し垂直指向した力成分を及ぼし て、連結接続の領域にて側板の開裂をもたらす。僅かな開裂の際にも既に開裂力 が非線状的に増大して、ピンと開口部との間の固定接続を容易に解消するであろ う。しかしながら、驚くことに本発明によれば、ピンの外周に設けた固定手段は 開裂力の発生を初期段階で既に防止し、或いは連結接続が解除しえないよう低い 程度に保たれることが示された。このため、チェーン側板はピンの外周にて固定 手段により正確な線状整列するよう強制されることが重要である。プラスチック 部材はその強制された形態となるので、本発明による解決策はチェーン側板にお ける全ての相対位置する部分の平行整列をもたらして、エネルギーチェーンの牽 引力または押圧力に際し横方向の力の発生を回避させる。 本発明の好適実施形態においては、連結領域に対向位置する側板を軸方向の遊 びなしに互いに当接させる。特に、ピンの外周における固定手段が連結領域にて 並列位置する側板を僅かな応力にて互いに押圧しうるようにする。これにより並 列位置するチェーン側板の平行整列が、その強制された形状に基づき一層改善さ れる。 ピンに設けた固定手段は、好ましくはピンの自由端部に配置された半径方向の 突出部として形成される。これは回転拡大部として形成することができる。この 拡大部は合理的にはピンの円筒状部分から突出する膨脹表面を備える。 このピンの実施例において開口部はその外側位置する端部に好ましくは拡大部 を備え、ここにピンの自由端部に配置された半径方向突出部を突入させる。この ようにして、ピンの前側を側板の外側と実質的に整列配置させて、一層平滑な側 板ストランドの外側表面を得ることができる。 他方、ピンに設けられた固定手段はたとえば回転溝部としても形成することが でき、ここに対応のリング状突出部を開口部に係合させる。この固定接続は、ピ ンの前側を側板の外側に整列配置させるよう行うこともできる。 本発明は、チェーン素子が上側および下側のクロスバーを備え、これらクロス バーの一方がホース、ケーブルなどの簡単な挿通のため中断されるようなチェー ンにつき特に適する。中断されたクロスバーに基づきチェーン素子は牽引力もし くは押圧力に際し側板を開裂させる傾向を有し、これはピンの外周に配置された 固定手段により防止される。したがって、中断されたクロスバーの両部分が同一 高さに延びると共に狭い空隙部により互いに分離された際に、高い応力に対し充 分な連結接続の保持が得られる。他方、中断されたクロスバーの一方の部分は、 その他方の部分に対向する端部に階段状の沈降部を備えることができ、この沈降 部を他方の部分の対向端部の下に延在させる。第3の実施例において、中断され たクロスバーの両部分を種々異なる高さに延在させて、その端部を互いに上下配 置することもできる。 中断されたクロスバーによるチェーン素子における連結接続の保持をさらに強 化するには、一方ではチェーン側板およびこれに接続する貫通クロスバーと他方 では中断されたクロスバーとを2種の異なる材料で作成することができる。チェ ーン側板および貫通クロスバーは比較的硬質の材料で構成される一方、中断した クロスバーは比較的軟質弾性の弾力性材料で作成することができる。したがって 、チェーン素子は軟質弾力性クロスバーにも係わらず比較的硬質の材料に基づき ホース、ケーブルなどを簡単に挿入するため充分な安定性を有して、ピンに設け られた半径方向の固定突出部との接続に際し確実な連結接続の保持を可能にする 。 以下、添付図面を参照して実施例により本発明を詳細に説明する。 第1図:チェーン素子の平面図、 第2図:第1図におけるII−II線縦断面図、 第3図:第1図に示したチェーン素子の正面図、 第4図:第3図に円弧で囲んだ上側クロスバーの領域の拡大図、 第5図:分離領域における上側クロスバーの他の実施例における上側平面図、 第6図:チェーン素子の中断したクロスバーの他の実施例による正面図、 第7図:分離領域における上側クロスバーの他の実施例における上側平面図。 第1〜3図に示したエネルギーチェーンのチェーン素子は実質的に2個のチェ ーン側板1および2、並びに両チェーン側板1および2を結合する1個の下側ク ロスバー3および1個の上側クロスバー4で構成される。 チェーン素子の図示した実施例において、チェーン側板1および2は直角に曲 げて形成され、一方向に曲げた領域の外側(第1図および第2図の左側に示す) には外方向に指向したピン5を形成し、このピンは隣接するチェーン素子の外方 向に曲げた領域(第1図および第2図の右側に示す)における対応の開口部6に 突入し、したがってエネルギーチェーンの隣接チェーン素子間に連結接続が形成 される。 第1〜4図から個々に見られるように、上側クロスバー4はその中央領域に中 断部を備える。これは両ステム部分7および8をホース、ケーブルまたは他の配 管をチェーン素子中へ挿入する際に上方から圧入することを可能にする。ステム 部分7および8、並びにこれらに使用した柔軟性材料の比較的小さい厚さに基づ き、ステム部分7および8は圧入に際し比較的容易に撓み、これにより配管を挿 入するための充分な場所が開放される。挿入を行った後、ステム部分7および8 は再び第3図に示した閉鎖位置まで弾撥復帰する。 第1〜4図に示した実施例においては、両ステム部分7および8が実質的に同 一高さに延在する。ステム部分8はそのステム部分7に対向位置する端部に階段 状の沈降部9を備え、これをステム部分7の対向端部の下に延在させる。このよ うにして、配管を受け入れた空間はその全幅にわたり上方向へ閉鎖される。 この連結は、中断したクロスバーの両ステム部分10および11(たとえば第 6図に示す)を側部1および2に対し異なる高さで配置して、両ステム部分10 および11の対向端部を上下配置させることにより達成することもできる。 第1〜4図および第6図に示した実施例の場合、両ステム部分7と8との間ま たは10と11との間の分離はチェーンの長手方向に延びる。 他方、第5図に示したような分離をチェーンの長手方向に対し傾斜して延ばす のも好適である。両ステム部分12および13は互いに離間した先端領域を以て 互いに接近し、圧入に際し容易に撓みうる。 さらに、第7図に示したステム部分16および17のようにステム部分を互い に側方に変位して配置するのも好適である。 中断したクロスバー4に基づき比較的弾力的なチェーン素子が側板1および2 の撓みおよび/または回転応力に際しその連結接続から固定解除されるのを防止 するには、ボルト5がその自由端部に回転拡大部14を備え、その大きい直径は 開口部6の直径よりも大である。拡大部14は、ピン5が開口部6中へ固定嵌入 すると共に所定の力を加えた際にそこから再び脱着しうるよう形成される。固定 および解除の目的で、拡大部14はピン5の円筒状部分から延びる膨脹表面15 を備える。 参照符号の説明 1 チェーン側板 2 チェーン側板 3 下側クロスバー 4 上側クロスバー 5 ピン 6 開口部 7 ステム部分 8 ステム部分 9 階段状沈降部 10 ステム部分 11 ステム部分 12 ステム部分 13 ステム部分 14 拡大部 15 膨脹表面 16 ステム部分 17 ステム部分
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年3月18日 【補正内容】 補正請求の範囲 1. 固定連結点と移動連結点との間にホース、ケーブルなどを案内するための エネルギーチェーンであって、そのチェーン素子がそれぞれ2個のチェーン側板 (1、2)と少なくとも1個のこれに接続するクロスバー(3、4)とからなる 軽量かつ肉薄の構造を有し、隣接するチェーン素子のチェーン側板(1、2)が 各チェーン素子の側板に形成されたピン(5)により、これを他方のチェーン素 子の側板における対応開口部(6)に係合させて、互いに連結接続され、さらに エネルギーチェーンが回転弾力的および/または側方向に曲げ弾力的な構造を有 すると共にチェーン素子のピンを隣接チェーン素子の開口部に挿通するため該当 側板領域の弾力的変形を必要とするエネルギーチェーンにおいて、ピン(5)が チェーンの応力に際し気ずかぬ脱着に対しさらに安全手段としてその外周に固定 手段を備え、これによりピン(5)が開口部(6)に固定嵌入すると共に、所定 の力を加えた際に開口部(6)から再び脱着しうることを特徴とするエネルギー チェーン。 2. 連結領域にて対向する側板(1)もしくは(2)が軸方向の遊びなしに互 いに当接することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のエネルギーチェーン。 3. ピン(5)の外周に配置された固定手段が、連結領域にて当接する側板( 1もしくは2)を僅かな応力下で互いに押圧させることを特徴とする請求の範囲 第2項に記載のエネルギーチェーン。 4. ピン(5)に設けた固定手段が、ピン(5)の自由端部にて回転の拡大部 (14)として形成されたことを特徴とする請求の範囲第1〜3項のいずれか一 項に記載のエネルギーチェーン。 5. 拡大部(14)が膨脹表面(15)を有し、これをピン(5)の円筒状部 分から突出させることを特徴とする請求の範囲第4項に記載のエネルギーチェー ン。 6. 開口部(6)がその外方向に位置する端部に拡大部を備え、ここにピン( 5)の自由端部における拡大部(14)を嵌入させて、ピン(5)の前側を側板 (1、2)の外側と実質的に整列配置させたことを特徴とする請求の範囲第4項 または第5項に記載のエネルギーチェーン。 7. 中断されたクロスバー(4)を備え、中断されたクロスバー(4)の両部 分(7、8)を同一高さに延在させると共に、狭い空隙部により互いに分離させ たことを特徴とする請求の範囲第1〜6項のいずれか一項に記載のエネルギーチ ェーン。 8. 中断されたクロスバー(4)の部分(8)がその他方の部分(7)に対向 する端部に階段状の沈降部(9)を備え、これを他方の部分(7)の対向端部の 下に延在させたことを特徴とする請求の範囲第7項に記載のエネルギーチェーン 。 9. 中断されたクロスバーの両部分(10、11)を種々異なる高さに延在さ せると共に、その端部を互いに上下配置したことを特徴とする請求の範囲第1〜 6項のいずれか一項に記載のエネルギーチェーン。 10. チェーン側板(1、2)およびこれに接続するクロスバー(3)を比較 的硬質の材料で構成すると共に、中断されたクロスバー(4)を比較的軟質弾性 の弾力材料で構成したことを特徴とする請求の範囲第1〜6項のいずれか一項に 記載のエネルギーチェーン。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年4月3日 【補正内容】 補正明細書 エネルギーチェーン 本発明は、固定連結点と移動連結点との間にホース、ケーブルなどを案内する ためのエネルギーチェーンにおいて、そのチェーン素子がそれぞれ2個のチェー ン側板と少なくとも1個のこれに接続するクロスバーとからなる軽量かつ肉薄の 構造を有し、隣接するチェーン素子のチェーン側板が各チェーン素子の側板に形 成されたピンにより、これを他方のチェーン素子の側板における対応開口部に係 合させて、互いに連結接続され、さらにエネルギーチェーンが回転弾力的および /または側方向に曲げ弾力的な構造を有し、チェーン素子のピンを隣接チェーン 素子の開口部に挿通するため該当側板領域の弾力的変形を必要とするエネルギー チェーンに関するものである。 この種のエネルギーチェーンは、そこに支持された低重量のホース、ケーブル などを容易かつ柔軟に案内するのに適し、チェーン素子の短い部分長さにて相対 的に曲げたチェーン素子のほぼ円形の走行を可能にする。回転弾力的および/ま たは側方向に曲げ弾力的な構造は特に開放または半開放のチェーン或いは中断し たまたは開放すべきクロスバーを有するチェーンの場合に存在する。チェーン側 板が一般に直角に曲げて形成されると共に対称的に対向位置し、1方向に曲げた 領域の外側にて外方向に突出するピンが形成され、ピンに対応する開口部が外方 向に曲げた領域に存在するようなチェーン素子は、簡単に互いに連結することが できる。このため該当する側板領域は弾力的に変形して、チェーン素子のピンが 隣接チェーン素子の開口部に嵌入しうるようにする。 上記構造に基づき何らの欠点も予想されないが、この種のエネルギーチェーン の所定の荷重に際しチェーン側板のピンと開口部との間の固定接続が脱着しうる と推定される。したがって本発明の課題は、簡単な技術的手段により冒頭記載の エネルギーチェーンにおけるチェーン素子間の連結解除を回避することにある。 この種のエネルギーチェーンはたとえばパテント・アブストラクツ・オブ・ジ ャパン、第9巻、第124号(M−383 60−8543A)から公知である 。この刊行物に記載されたチェーン素子は、その側板が下側の安定なクロスバー により互いに堅固に接続されたものである。クロスバーは一体形成されて、隣接 チェーン素子を結合するため一方向に曲げた側板の領域を外方向に突出するピン と共に一体として一方向に押圧すると同時に外方向に曲げた隣接チェーン素子の 側板の領域(これには穴部を設けてある)を一体として互いに屈曲させ、チェー ン素子のピンが隣接チェーン素子の開口部に固定させうるようにする。 EP 0 286 442号からは、チェーン素子が一方向に指向した中空ピ ンを備え、このピンがその外周に固定手段を備え、これを対応の開口部に固定嵌 入させるようなエネルギーチェーンが知られている。そこに記載されたエネルギ ー案内チェーンは、それぞれ2個の側板と2個の着脱自在に固定されたクロスバ ーとで構成された素子からなっている。エネルギーチェーンの側板ストランドは 上側および下側のクロスバーにより堅固に合体され、固定手段を設けた中空ピン は専ら側板ストランドの予備組立の作用をすると共に、チェーンの最終的組立は 使用された上側および下側クロスバーによって行われる。請求の範囲第1項の非 特徴部分に記載されたチェーンはEP 0 286 442号には記載されてい ない。 同様な構造がたとえばGB−A 1 431 382号およびEP−A 0 154 882号から公知である。ここでも同様に回転弾力的および/または曲 げ弾性力的な構造が示されておらず、個々のチェーン素子間の接続部を作成する 際に側板領域の弾力的変形を必要とする。 したがって本発明は、簡単な技術的手段によりチェーン素子間の連結接続の解 除を防止する請求の範囲第1項の上意概念にしたがうエネルギーチェーンを提供 することを課題とする。 前記課題は本発明によれば、チェーンの応力に際し気ずかぬ脱着に対する追加 安全手段としてピンがその外周に固定手段を備え、これによりピンを開口部に固 定嵌入させると共に、所定の力を加えた際に開口部から再び脱着しうるようにし て解決される。 本発明による付加的なピンと開口部との間の固定接続に基づき、一層大の荷重 に際してもチェーン素子間の最適な連結接続の保持が得られると推定される。こ こでは次の技術的関係が用いられる。特により長い自由浮遊する上側部分および 対応の重量に際し、並びにこの種のエネルギーチェーンの急速な走行および対応 の支持力に際し、ピンおよび連結接続の開口部の壁部には強力な牽引力および押 圧力が作用する。力方向に対し正確に平行な位置からチェーン側板における相対 位置する平面の位置の極く僅かな変位でも側板に対し垂直指向した力成分を及ぼ して、連結接続の領域にて側板の開裂をもたらす。僅かな開裂の際にも既に開裂 力が非線状的に増大して、ピンと開口部との間の固定接続を容易に解消するであ ろう。しかしながら、驚くことに本発明によれば、ピンの外周に設けた固定手段 は開裂力の発生を初期段階で既に防止し、或いは連結接続が解除しえないよう低 い程度に保たれることが示された。このため、チェーン側板はピンの外周にて固 定手段により正確な線状整列するよう強制されることが重要である。プラスチッ ク部材は、その強制された形態となるので本発明による解決策はチェーン側板に おける全ての相対位置する部分の平行整列をもたらして、エネルギーチェーンの 牽引力または押圧力に際し横方向の力の発生を回避させる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 固定連結点と移動連結点との間にホース、ケーブルなどを案内するための エネルギーチェーンであって、そのチェーン素子がそれぞれ2個のチェーン側板 (1、2)と少なくとも1個のこれに接続するクロスバー(3、4)とからなる 軽量かつ肉薄の構造を有し、隣接するチェーン素子のチェーン側板(1、2)が 各チェーン素子の側板に形成されたピン(5)により、これを他方のチェーン素 子の側板における対応開口部(6)に係合させて、互いに連結接続され、さらに エネルギーチェーンが回転弾力的および/または側方向に曲げ弾力的な構造を有 するエネルギーチェーンにおいて、ピン(5)はその外周に固定手段を備え、こ れによりピン(5)を固定的に開口部(6)中へ嵌合させると共に、所定の力を 加えた際に開口部(6)から再び脱着させうることを特徴とするエネルギーチェ ーン。 2. 連結領域にて対向する側板(1)もしくは(2)が軸方向の遊びなしに互 いに当接することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のエネルギーチェーン。 3. ピン(5)の外周に配置された固定手段が、連結領域にて当接する側板( 1もしくは2)を僅かな応力下で互いに押圧させることを特徴とする請求の範囲 第2項に記載のエネルギーチェーン。 4. ピン(5)に設けた固定手段が、ピン(5)の自由端部にて回転の拡大部 (14)として形成されたことを特徴とする請求の範囲第1〜3項のいずれか一 項に記載のエネルギーチェーン。 5. 拡大部(14)が膨脹表面(15)を有し、これをピン(5)の円筒状部 分から突出させることを特徴とする請求の範囲第4項に記載のエネルギーチェー ン。 6. 開口部(6)がその外方向に位置する端部に拡大部を備え、ここにピン( 5)の自由端部における拡大部(14)を嵌入させて、ピン(5)の前側を側板 (1、2)の外側と実質的に整列配置させたことを特徴とする請求の範囲第4項 または第5項に記載のエネルギーチェーン。 7. 中断されたクロスバー(4)を備え、中断されたクロスバー(4)の両部 分(7、8)を同一高さに延在させると共に、狭い空隙部により互いに分離させ たことを特徴とする請求の範囲第1〜6項のいずれか一項に記載のエネルギーチ ェーン。 8. 中断されたクロスバー(4)の部分(8)がその他方の部分(7)に対向 する端部に階段状の沈降部(9)を備え、これを他方の部分(7)の対向端部の 下に延在させたことを特徴とする請求の範囲第7項に記載のエネルギーチェーン 。 9. 中断されたクロスバーの両部分(10、11)を種々異なる高さに延在さ せると共に、その端部を互いに上下配置したことを特徴とする請求の範囲第1〜 6項のいずれか一項に記載のエネルギーチェーン。 10. チェーン側板(1、2)およびこれに接続するクロスバー(3)を比較 的硬質の材料で構成すると共に、中断されたクロスバー(4)を比較的軟質弾性 の弾力材料で構成したことを特徴とする請求の範囲第1〜6項のいずれか一項に 記載のエネルギーチェーン。
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