JPH10512026A - 間仕切りシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 独立構造型の移動式間仕切りパネル(4)が、固定壁なし構造のオフィス空間に供給される。各パネルは、対向する両側端に隣接して配設された二本の直立材(10)を有するスケルトン状のフレームを備えている。足部(11)がフレームの底部からフロア表面まで下方に延在している。二対の水平縦桁(12，13)が、相互に垂直方向に間隔を開けて直立材の外部表面上に取り付けられ、これらの間に二つの水平配線管用空洞(14)を画定している。カバー・パネル(16)が両縦桁の間に配設されたフレーム側面の少なくとも空洞部分を密閉している。直立材の上端は上方に延在する腕を有し、これらの腕は差込み式電線を収容するためのヨーク状差込み口(19)を画定している。

Description

【発明の詳細な説明】 間仕切りシステム 発明の背景 本発明は固定壁なし構造のオフィス空間などのための間仕切り装置に関する。 より詳細には、独立構造型の移動式間仕切りパネルと、これに関連する間仕切り システムに関する。 固定壁なし構造のオフィス空間のための移動式間仕切りシステムや、これに類 する設備は当業界においてよく知られている。異なった形態の個々の間仕切りパ ネルが互に接続され、単独のオフィスまたはワークステーション、あるいは作業 設備を構成する。本間仕切りパネルは極めて耐久性に優れ、容易に分解して別の 形態のものに再組立てし、絶えず変化するユーザのニーズに応えることができる 。このような間仕切りシステムの例が、本出願の譲受人であるスチールケース・ インコーポレーションが所有する米国特許第3,822,146号、第3,831,330号、第4, 144,924号に与えられている。 このような間仕切りシステムの大部分は、コンピュータのための各種ワークス テーション、タイプライタ、書取り装置、作業用照明、その他の電気器具に電力 を供給するために、何かの方法で電線を通すことができる。これらの間仕切りパ ネルは通常、個々のワークステーションに電話、コンピュータ、信号などのため のケーブルを通すこともできる。このようなパネル配線システムの例は、米国特 許第4,429,934号、第4,060,294号、第4,228,834号、第4,382,648号に開示されて いる。電線管および／または配線管（電線保護用）が通例パネルの内部に備えら れ、パネルシステム中くまなく電力を通している。 このようなパネルシステムの多くは、電力配線管用として利用できる空間がか なり限られている。旧式の間仕切りパネルのいくつかは特にそうである。高度な 通信システムを伴うコンピュータ化されたワークステーションや、その他の電子 支援装置の出現によって、パネルシステムじゅうくまなく電力やケーブルをより 多く通し得る間仕切りパネルに対する需要が大いに高まってきた。 オフィス、医療施設、その他これらに類する環境用のビル空間に設備や備品を 供給することは、効率的な空間計画および空間設計の極めて重要な態様となって いる。作業パターン、技術、事業機構は絶えず進化し、変化している。ビル空間 のユーザは、コストが余りかからずに変化を容易にする製品を要求する。空間計 画はもはや静的な問題ではない。変化する技術と変化する作業方法は、設計と実 装が変化を支援し、先取りできることを求めている。 現在、オフィス空間と備品システムの供給過剰が起きているが、この状況は、 変化に対して適切な対応策も取ることも、変化を支援することも阻害している。 旧式のビルの多くは十分な電力機能を持たないが、従来型の改造や改良を行うに は高コストがかかるため、十分な電力機能はしばしば実現不可能となっている。 比較的新しいビルでさえ、近代技術の急速な変化のため、たちまち時代遅れにな りかねない。 そこで、オープンプラン（間仕切りを多くしない方式）のビル空間の新しいも のと現存するものの両方に設備や備品を供給するため、完全に統合化されたプレ ハブ式室内設備システムが開発された。この統合化された設備供給システムの要 件の一つは、高い電力引込み能力を有する独立構造型の移動式間仕切りである。 この統合化された設備供給システムのもう一つの望ましい態様は、オフィス設 計における変更可能な間仕切りパネルを相互に連結するため、融通性の高いパネ ル連結システムを提供することである。例えば、オフィスの間取りの寸法が基礎 パネル幅の寸法の倍数でない場合でも、標準化された基礎パネルの使用を可能に してくれることがパネル連結システムに望まれる。さらに付加的な機能としてこ のパネル連結システムに望まれることは、例えば、壁構造の非連結端の方から壁 構造の直列連結の間仕切りパネルを段階的に分解して行かずに、直列型の壁構造 の中央部から間仕切りパネルを取り除くことや、壁のある部分が不均一な高さ、 またはより大きな高さで構成され得るようにすることなどである。 かくして、上記の問題を解決して上記の機能性を提供する壁構造が望まれる所 である。 発明の概要 本発明の一つの態様は、固定壁なし構造のオフィス空間などのための独立構造 型の移動式間仕切りパネルと、これに関連するシステムである。各パネルはその 対向する両側端に隣接して配置された二本の直立材を有するスケルトン状のフレ ームを備えている。足部がフレームの底部から下方に延在し、フロア表面に自立 するパネルと端部を接してこれを支えている。二対の水平縦桁が、相互に垂直方 向に間隔を開けて直立材の外部表面上に取り付けられ、同直立材を堅く相互連結 している。また二対の水平縦桁は、これらの間に、フレームの対向する両側面に 対して開放された二つの水平配線管用空洞を画定している。これらの縦桁は、同 種のパネルがサイド・バイ・サイドで相互連結されるとき隣接する配線管用空洞 の開放端が一列に並んで連絡するように、フレームの対向する両側端の間に連続 的に延在している。カバー・パネルが縦桁の間に配設されたフレーム側面の少な くともそれらの部分を密閉し、配線管用空洞に容易に手が届くように、また配線 管用空洞に沿って電線を敷設することができるように、着脱可能にフレーム側面 に取り付けられている。 好ましくは、縦桁は直立材によって横方向に間隔を開けて配列され、二つの水 平線管用空洞の間に垂直方向の配線管用空洞を画定するのが望ましい。直立材は 各々、その上端から上方に延在する一対の腕を備え、差込み式電線を収容するた めのヨーク状差込み口を画定している。水平縦桁の第三の対を腕の上端に取り付 けて、縦桁の第一および第二の対とほぼ平行、かつ同一平面上で延在させること もできる。垂直方向の直立材と水平方向の縦桁は組立てを容易にするため、ほぼ 同一の管構造を有している。 本発明の態様の一つは、垂直方向の側端を有し、さらに間隔を開けて配列され た第一の開口の列を画定するフレーム部材を含む空間フレームを有する第一のパ ネルを備えた壁構造であって、第一の開口が第一のパネルの正面から手が届くよ うにして壁構造である。この壁構造は、さらに第一のパネルの垂直方向の側端か ら間隔を取った位置で、選ばれた一対の第一の開口としっかり係合するように形 成され、水平方向に間隔を開けて配列された対向するフックを含む非モジュール 式接合具を備えている。この非モジュール式接合具は、第一開口の選ばれた一対 と係合するとき、第一パネルの正面から前方に間隔を取って配設された第二の開 口を画定する。この壁構造は、さらに第二の開口としっかり係合させ、第二のパ ネルが必ず第一のパネルとほぼ直交関係になるようにするために縁端部に沿って 配設されたパネル接合具を含む第二のパネルを備えている。 本発明の他の態様は、垂直方向の側端を有し、さらに、ほぼ水平方向に延在す るフレーム部材を有する第一のパネルを備えた壁構造である。この第一のパネル は、垂直方向の側端の一つに最も近いフレーム部材に操作可能に取り付けられた 第一の直列型接合具を設けており、この第一の直列型接合具は、水平方向に間隔 を開けて配列された開口を画定するフランジを有して滑動的に伸長可能なブラケ ットを含む。これらの開口の少なくとも一つは、ブラケットが伸長位置まで移動 したとき手が届き、ブラケットが後退位置まで移動したとき第一のパネルの中へ 引っ込む。この壁構造は、さらに第一のパネルと一列に並び、同一平面上にある 第二のパネルを備えるが、この第二のパネルは、伸長位置のときのブラケットの 少なくとも一つの開口としっかり係合して第二のパネルを第一のパネルに固定す るための、ほぼ第二のパネルの縁端部に沿って配設された第二の直列型接合具を 設けている。 さらに本発明の他の態様は、ほぼ水平方向に延在する頂部フレーム部材を有す る下部パネル、ほぼ水平方向に延在する底部フレーム部材を有する上部パネル、 および上部パネルと下部パネルとを積重ね式配列で連結するための連結システム を備えた壁構造である。この連結システムは、開口の繰返しパターンを画定する 頂部および底部フレーム部材のうちの一つを含み、その頂部および底部フレーム 部材のうちのもう一方は少なくとも一個の積重ね接合具を含み、その少なくとも 一個の積重ね接合具は繰返しパターンの選ばれた開口と係合するための一対の対 向する締め付け部材を含む。 本発明の主目的は、高い電力引込み能力と高い構成変更可能性を有する独立構 造型の移動式間仕切りとこれに関連するシステムを提供することにある。間仕切 りパネルによって、ディベロッパーと企業は、時代遅れの、および／または十分 に利用されないビルディングであっても、変化を容易にし、低コスト環境を創造 し、新しい作業方式を支援することが可能になる。本間仕切りシステムは、スト レスや常習的欠勤などを減らす、より健康的な作業区域を創成するように、ユー ザが環境を制御するのを可能にする。本間仕切りシステムはまた、低い布設コス トを用いての電力分配の向上を可能にし、また低いライフサイクル経費による柔 軟な電力使用を可能にする。本間仕切りシステムは新しい設計の選択の幅を提供 し、また完全なプライバシーの保全を可能にする。本間仕切りシステムは、使用 すれば効率がよく、製造すれば経済的であり、使用寿命が長く、特に以上提案し た用途によく適応する。 本発明の前記その他の利点は、以下に記載する明細書と特許請求の範囲と添付 図面を参照することにより当業者に一層よく理解されるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明を具体化した間仕切りパネルとこれに関連したシステムを含む 、統合化されたプレハブ式室内設備システムの斜視図である。 図2および3は、本発明を具体化した間仕切りパネルの斜視図と組立分解図であ る。 図4は、着脱可能なカバー・パネルを備えたフレームを有する、間仕切りパネ ルの基礎パネル部分の組立分解斜視図である。 図5は、カバー・パネルの部分背面図で、組立て用クリップが取り付けられた 様子を示す。 図6〜8は、組立て用クリップを示す図である。 図9〜11は、基礎パネル・フレームの平面図と立面図である。 図12〜15は、基礎パネル・フレームの水平縦桁部分の頂部、底部、前部、後部 の部分図である。 図16は、着脱可能なカバー・パネルを備えたフレームを有する、間仕切りパネ ルのスタッカパネル部分の組立分解斜視図である。 図17〜20は、スタッカパネル・フレームの頂部、前部、底部、側面の部分図で ある。 図21〜23は、基礎パネル・フレームに取り付けられたスタッカパネル・フレー ムの部分立面図で、図22は連結部を示す。 図24aおよび24bは、直線的配列あるいはサイド・バイ・サイド関係で相互連結 された一対の間仕切りパネルの頂部および前面部分図である。 図25〜29aは、図24aおよび24bに示した直列型間仕切りパネルの直列型連結を 示す図である。 図30および31は、三枚の間仕切りパネルの斜視図と平面図で、その3個の間仕 切りパネルのうちの二枚は直列型に相互連結され、一枚はその直列型パネルとあ る角度をなすか、または分岐して相互連結されている。 図32および33は、内部構造を示すため一部が切り離されるか、あるいは切り欠 かれた、図30および31に示したパネルの部分平面図と部分断面図である。 図34は、本発明を具体化した間仕切りパネル・システムと連結システムを含む 、もう一つの統合化されたプレハブ式室内設備システムの斜視図である。 図35および36は、本発明を具体化した基準間仕切りパネルの空間フレームの組 立分解図である。 図37および38は、図36に示した空間フレームの水平方向に延在する頂部フレー ムの平面図と端面図である。 図39は、図35に示した頂部フレーム部材の端部の部分組立分解斜視図で、その 頂部フレーム部材端部に取り付けられた第一の直列型接合具を含む。 図40は、図35に示した第二の直列型接合具の伸縮可能ブラケットの斜視図であ る。 図41は、図35に示した頂部フレーム部材の他の端部の部分斜視図で、その頂部 フレーム部材の他の端部に取り付けられた第二の直列型接合具を含む。 図42は、図36に示した基準間仕切りパネルの空間フレームの拡大部分斜視図で 、オプションのカバー支持フレーム部材を含む。 図43は、そのオプションのカバー支持フレーム部材を図42に示した基礎パネル に固定するためのブラケットの斜視図で、図44は図42に示したオプションのカバ ー支持フレーム部材の部分斜視図である。 図45は、図42に示した基礎パネルの部分端面図である。 図46および47は、基準間仕切りパネルを「Ｔ」字形配列で相互連結するための 非モジュール式接合具の組立分解斜視図である。 図48は、第一の間仕切りパネルの垂直方向の両側端の間の中間位置で、第一の 間仕切りパネルに取り付けられた非モジュール式接合具の部分斜視図である。こ の非モジュール式接合具は、第二の間仕切りパネルを非規格位置にある第一の間 仕切りパネルと相互連結するために、第二の間仕切りパネルの直列型接合具をぴ ったり収め、これと係合するように配設されている。 図49は、図48に示した「Ｔ」字形配列の端面図である。 図50および51は、図34に示した積重ね間仕切りパネルの空間フレームの組立図 と分解図である。 図52および53は、基準間仕切りパネルの頂部フレーム部材と係合する積重ね接 合具の分解図と組立図である。この積重ね接合具と基準間仕切りパネルの頂部フ レーム部材との係合をより分かりやすく示すため、積重ねパネルは取り除いてあ る。 図54および55は、図53に示した積重ね接合具用の締付け部材と締付けアクチュ エータである。 図56および57は、図55に示した締付け部材の正面図と断面図である。 図58および59は、基準間仕切りパネルと積重ね間仕切りパネルとを含む積重ね 組立体の部分正面図と部分端面図である。 図60および61は、図42に示したカバー支持接合具の斜視図と断面図である。 図62は、基礎パネルを覆うためのカバーの内側の斜視図である。 図63および65は、図62に示すカバーの周縁フレームの頂部および底部部材の部 分斜視図である。図64および66は、図63および65に示した頂部および底部部材の 拡大断面図である。 図67は、積重ねパネル、基礎パネル、およびこれらに取り付けられたカバーを 含む積重ね部分組立体の横断立面図で、図68〜70はその拡大部分図である。 図71〜76は、各種壁構造、および壁構造において積重ねパネルを他の基準間仕 切りパネルや積重ね間仕切りパネル、および規格外間仕切りパネルなどと連結す るための組立／分解の各種方法を示す斜視図である。 図77および78は、図39〜41に示した直列型接合具を各々備えたフロア係合用チ ャネル（溝形材）、基礎パネル、積重ねパネルを含む壁構造の側面図と端面図で ある。 図79および80は、それぞれ図77および78の下部の拡大側面図と拡大端面図であ る。 図81は、図79および80に示した水平調節ねじとフロア係合用チャネルの組立分 解斜視図である。 図82および83は、基礎パネル上の水平調節ねじとフロア係合用チャネルとの相 互連結を示す部分側面図と部分端面図である。 好適な実施の形態の詳細な説明 本明細書では、説明用として「上部」、「下部」、「右」、「左」、「後方」 、「前方」、「垂直」、「水平」などの用語およびこれらの派生語を用いて、図 1および2で輪郭が示される本発明を説明することにする。しかし、本発明は種々 の代替の方向表示法や、手順などを仮定してもよいことを理解すべきである。さ らに、添付図面に示され、また以下の明細書に記載される特定の装置および方法 は、特許請求の範囲に規定される本発明の考え方の単に例示的な実施例に過ぎな いことも理解すべきである。 参照番号1（図1）は、一般に固定壁なし構造のオフィス空間2や、その他複数 の作業設備またはワークステーション3を構成すべき類似の環境を使用する場合 のために設計される独立構造の移動式間仕切りシステムを示す。間仕切りシステ ム1は複数の類似のモジュール組立て式パネル4（図2および3）を含み、これらの モジュール組立て式パネル4は所望のワークステーション3を形成するように相互 連結されている。このような間仕切りパネル4の一つが図2および3に示されるが 、基礎パネル5、積重ねパネル6、高速配線管7、横材8を含んでいる。これらは互 いの頂部の上に垂直に積み重ねられている。 基礎パネル5（図3）は、その対向する両側端に隣接して配置された少なくとも 二本の直立材10を有するスケルトン状の内部フレーム9を備えている。足部11が フレーム9の底部から下方に延在し、フロア表面上の基礎パネル5と端部を接して これを支えている。二対の水平縦桁12，13が、相互に垂直方向に間隔を開けて直 立材10の外部表面上に取り付けられ、同直立材を堅く相互連結している。また二 対の水平縦桁12，13は、これらの間に二つの水平配線管のための空洞14，15を画 定しており、これらの空洞14，15は、フレーム9の対向する両側面に対して開放 されている。これら二対の縦桁は、同種の基礎パネル5が並んで相互連結される とき隣接する配線管用空洞14，15の開放端が一列に並んで連絡するように、フレ ームの対向する両側端の間に連続的に延在している。カバー・パネル16が縦桁12 ，13の間に配設されたフレーム側面の少なくともこれらの空洞部分を密閉し、配 線管用空洞14，15に容易に手が届くように着脱可能にフレーム側面に取り付けら れ、また配線管用空洞に沿って電線を敷設することができるようにする。 図示した直立材10（図9〜11）は各々、その外部表面上に取り付けられた一対 の腕18を有し、これは直立材10の上端から上方に延在し、差込み式電線を収容す るためのヨーク状差込み口19を画定している。水平縦桁の第三の対20が腕18の上 端に取り付けられており、組み合わせの縦桁12，13とほぼ平行、かつ同一平面上 で延在する。縦桁対12，13，20は各々、二つの水平配線管用空洞14，15の中間に 垂直方向の配線管用空洞21を画定するように、組み合わせの直立材10によって横 方向に互いに間隔を開けて配列される。 図示した基礎パネル・フレーム9（図9〜15）は、むき出しのスケルトン状の構 造を有しており、なるべくなら種々の用途に適応するため、いろいろ異なった幅 を備えることが望ましい。しかしながら、基礎パネル5の図示した各実施例では 、水平縦桁12，13，20は、おおむね直立材10より長く、各基礎パネル5は水平方 向に伸長した立面図の形状または基準面を有している。図3に示す基礎パネル・ フレームは9は合計五本の直立材10を含み、これらは各々ほぼ同一の方形管構造 をなし、基礎パネル5の対向する両側面と向き合った対向側面28（図9〜15）と、 基礎パネル5の対向縁端と向き合った対向端面29を含む。直立材10の下端はＣ字 形の基礎チャネル30に取り付けられている。この基礎チャネル30はパネル足部11 を画定し、頂部ウェブ31と対向面フランジ32を設けている。ねじ切りした一対の 滑り玉または足33が基礎チャネル30のウェブ31を貫通して直立材10の最下端部ま で延在し、基礎パネル5の対向する側面または縁端における垂直方向の調節を可 能にする。図示した腕18は直立材10とほぼ同一の方形管構造を有し、対向両側面 34および対向両端面36を含む。腕18の下端37は、直立材10の上端に隣接して直立 材10の側面28にしっかりと取り付けてあり、組み合わせの直立材10と垂直方向に 並べてほぼ2〜4インチ（5〜10センチメートル）の距離だけ、直立材10の上端か ら垂直に上方に延在し、差込み式電線用のヨーク状差込み口19を画定している。 図示した基礎パネル・フレーム9では、水平縦桁12，13，20は各々、直立材10 とほぼ同一の方形管構造を有し、対向面40〜43および対向端面44を含む。水平縦 桁12，13，20は基礎パネル30とほぼ同一の長さを有し、垂直方向に間隔を開けて 相互に平行に配列されている。本発明の一つの実施例では、縦桁13はフロアから ほぼ4インチ（10センチメートル）の高さの所に、一方、縦桁12はフロアからほ ぼ30インチ（76センチメートル）の高さの所に配置されている。縦桁12，13は溶 接などによって直立材10の外側面28に取り付けられた内部表面41を有している。 縦桁20は腕18の上端38に堅く取り付けられた最下面43を有し、本発明の一つの実 施例では、同縦桁はフロアからほぼ40インチ（102センチメートル）の高さの所 に配置されている。縦桁12，13，20の各対は、組み合わせられた直立材10の対向 面上に互いに水平に並べられている。直立材10の対向面上の縦桁12，13，20は、 水平方向に同一平面上にあり、カバー・パネル16，17のこれらへの取付けを容易 にする。 図12〜15について説明すると、図示した縦桁12，13，20は、後で詳細に説明す るように、溝穴を付けられており、このため同種のパネル4が相互連結され、そ の各種付属品を支えることが可能になっている。上部縦桁20については、図12に 示すように、背面あるいは内部表面41は中実で、一方、対向前面40（図14）は水 平方向の溝穴50を含む。この溝穴50は、前面40の対向する両端部44の間で規則的 なパターンで連続的に延在する。水平縦桁12の最下面42は、図13に示すように端 部溝穴51と一連の窓52を含み、一方、対向最上面43は、図15に示すように端部溝 穴53とスタッカ開口54を含む。図10，11に示す基礎パネル・フレーム9では、一 対の締付けブラケット56が各下部縦桁13の対向両端に取り付けられ、下部縦桁13 から下方に突き出ている。各締付けブラケット56は、以下に説明するように、組 み合わせのパネル対パネル締付け具58（図24bおよび29a）を収容するために半円 形の切欠57を含む。 図示した、基礎パネル5用のカバー・パネル16と17（図4〜8）とは、ほぼ同様 な構造をなし、それぞれ頂部縁端60、底部縁端61、対向する両側端62、対向する 両表面63，64を含む矩形の正面図の形状を有している。カバー・パネル16，17の 正面63は、なるべくなら美学的に快い外観を与えるように仕上げるのが望ましく 、室内装飾材料、塗料、化粧張り、その他白板、黒板などの特殊表面を用いても よい。各カバー・パネル16，17は、それと組み合わせられたパネル・フレーム9 の幅とほぼ釣り合った幅を有し、また組み合わせの水平縦桁12，13，20の対の間 の垂直方向の間隔とほぼ釣り合った高さを有している。例えば、図3に示した基 礎パネル5では、カバー・パネル16は縦桁12と13の中間部分の間に延在し、一方 カバー・パネル17は縦桁12と20の中間部分の間に延在する。全高さのカバー16a が図4に示され、縦桁13と20の中間部分の間で延在し、基礎パネル・フレーム9の 全表面を密閉する。Ｌ字形ブラケット65が留め具66、または他の適当な接合シス テム、例えば接着剤などによって、カバー・パネル16，17の内部表面64に、対向 する4隅に近接して取り付けられる。ブラケット65は各々、外方に延在するフラ ンジ67を有し、このフランジ67はバネ形式の取付け用クリップ68を収容している 。図7に示すように、クリップ68は各々ほぼＳ字形の側面図の形状を有し、平行 な脚69〜71を含む。図5，6に示すように、外部脚69と中央脚70とは、ブラケット 65のフランジ67にカチッとはまるＵ字形の部分を形成する。外部脚71は、組み合 わせの縦桁12，13，20の窓52と係合する逆とげ73を含む。カバー・パネル16，17 がフレーム9に押し込まれ、クリップ68がブラケット65と係合し、カバー・パネ ルを脱着可能に取り付ける（図8）。 使用の際は、カバー・パネル16，17，17aは以下のやり方で基礎フレームに取 り付けられる。カバー・パネル16，17，17aは、まず異なった幅と高さを有する グループの中から、所望のパネル形状に合致するものが選ばれる。次に、選ばれ たカバー・パネル16，17，17aは、並んだ縦桁12，13，20と係合するクリップ68 と共に、組み合わせのフレーム9の両対向側に集結される。それから、カバー・ パネル16，17，17aは、組み合わせのパネル・フレーム9に対して押し込まれ、ク リップ68の逆とげ73が水平縦桁12，13，20内で一列に並んだ窓52と係合し、しっ かりと、しかし着脱可能に同カバー・パネルをしかるべき場所に取り付ける。こ の結果、カバー・パネル16，17，17aは水平縦桁12，13，20の外部表面に接して 、あるいは隣接して配設され、これによって水平配線管用空洞14，15を密閉する か、あるいは完成させる。これらの空洞は各々、端面図で見ると垂直方向に細長 い形状を有している。水平縦桁12と20の間に配置された二つの水平配線管用空洞 14は、作業面高さに隣接して配置され、環状配線管用空洞を画定する。水平縦桁 12と13の間に配置された二つの水平配線管用空洞15は、パネル土台に隣接して配 置され、下部配線管用空洞を画定する。 図示したスタッカパネル6（図3および16）は前に説明した基礎パネル5とほぼ 同様な構造を有している。ただし、スタッカパネル6は基礎パネル5と異なり、足 部11または中間の縦桁対13を備えていない。スタッカパネル6も種々の異なった 幅および高さを有しており、以下に詳細に説明するように、組み合わせの基礎パ ネル5の頂部に直接載せられる。 図16に示すスタッカパネル6は、スケルトン状のフレーム80を有し、八本の直 立材81を含む。これらの直立材81は、スタッカパネル6の幅に沿って、ほぼ規則 的に間隔を開けて配列されている。直立材81は各々、基礎パネル直立材10とほぼ 同一の方形管から構成され、表面82，83の対向対を含む。基礎パネル腕18と類似 した腕84（図17〜20）が、各スタッカパネル直立材81の対向側面に取り付けられ ており、直立材81の上端から上方に延在し、差込み式電線用のＹ字形差込み口85 を画定している。水平縦桁の第一の対86は腕84の上端に取り付けられ、水平縦桁 の第二の対87は腕84の下端に隣接する直立材81の側面82に取り付けられている。 縦桁の両対86，87は直立材81、および基礎パネル・フレーム9と組み合わせの水 平縦桁12，13，20とほぼ同様な方形管から構成されている。スタッカパネル80と 組み合わされた縦桁86，87は各々、基礎パネル・フレーム9の縦桁12，13，20と 類似した溝穴付き構造を有し、前面に沿う一連の水平溝穴90、最上面の端部溝穴 91および窓92、最下面の端部溝穴93を含む。 図16に示すスタッカパネル6は、図3に示した基礎パネル5の下部パネル16とほ ぼ等しい高さを有しているため、カバー・パネル16は基礎パネル5について上述 したやり方で、スタッカパネル・フレーム80の対向側面に直接取り付けることが できる。スタッカフレーム直立材と、それらと組み合わせられる縦桁86，87との 間に形成された内部表面は、スタッカパネル6の対向面に対して開放された水平 配線管用空洞96，97を画定する。水平配線管用空洞14，15とほぼ同様な水平配線 管用空洞96，97は、基礎パネル5と組み合わされ、開放端を含む。この開放端は 、隣接する同種のパネルと一列に並んで連絡し、両開放端の間に電力を引き込む 。スタッカパネル6はまた、二つの水平配線管用空洞96，97の中間に形成された 垂直配線管用空洞98（図17）も有している。 図17〜23に最もよく示されているが、スタッカパネル・フレーム80の下部縦桁 87は、これに沿って規則的に配置され、垂直方向に延在する複数のねじ付きスリ ーブ104を含む。このねじ付きスリーブ104は、スタッカパネル6を結合される基 礎パネル5に取り付けるのを容易にする。スリーブ104の下端は、縦桁87の下面か ら下方に延在し、基礎パネル5の縦桁12の上面における開口54にぴったり収まり 、保持されるパイロット（案内棒）を形成する。ねじ付き留め具105が基礎パネ ル20の開口54を上方に貫通してスタッカパネル6のスリーブ104に挿入され、同ス タッカパネルをしっかりと相互連結する。 使用に際し、基礎パネル5とスタッカパネル6の数量とサイズを選択することに よって、いかなる特定の間仕切りパネル4であれ、その高さは容易に変えること ができる。図3に示した間仕切りパネル4では、単一のスタッカパネル6を次の方 法で基礎パネル5の頂部に取り付ける。全てのカバー・パネル（16，17その他） を取り外して、選ばれたスタッカパネル・フレーム80を結合される基礎パネル・ フレーム9の頂部に載せ、スタッカパネル・フレーム80の下部縦桁87が基礎パネ ル・フレーム9の上部縦桁12の頂部に直接載るようにする。スリーブ104の下端を 縦桁12の開口54に挿入し、基礎パネル・フレーム9の頂部上でスタッカパネル・ フレーム80の位置をきちんと確定する。次に、留め具105を基礎パネル・フレー ム9の上部縦桁12の開口54を貫通して挿入し、スリーブ104と係合させ、スタッカ パネル・フレーム80を基礎パネル・フレーム9の頂部にしっかりと連結する。そ れから、カバー・パネル（16，17その他）を両フレーム9，80の外部表面にかぶ せる。 図24a〜29aについて説明すると、隣接する複数の間仕切りパネル4は、以下の ような直線的配列、あるいはサイド・バイ・サイド関係で相互連結される。パネ ル対パネル締付け用クリップ110が用意されているが、これは板状の構造を有し 、一端が上向きのタブ111で、他端が「Ｚ」形タブ112となっている。ねじ付きの ボス113がクリップ110の中間部に配置され、ねじ付き留め具114を収容している 組み合わせの開口と位置を合わせてある。図24a〜29aに示した直列型の例では、 同種の基礎パネル・フレーム9が端と端を接して配置されている場合、組み合わ せの縦桁12，13，20は、対向端を互いに接して一列に配列されている。いかなる スタッカパネル・フレーム80も同様に端と端を接して配置される。図示した基礎 パネル5については、パネル対パネル締付け用クリップ110を用い、次のようにし て水平縦桁12，20の各隣接対の対向端を相互連結する。図27に示すように、まず クリップ110の「Ｚ」形タブ112を、隣接する縦桁の一つ、例えば図示した縦桁12 における下部窓55に挿入する。次に、クリップ110の上向きタブ111を対向する縦 桁12の下部窓55に挿入した後、留め具114を締め付ける。最後に工具（図示せず ）を窓51を貫通して縦桁12の最上面42に挿入することによって、この過程は完成 する。全ての留め具114を締め付けた後は、クリップ110の対向する両タブが組み 合わせの縦桁12の対向端を確実に相互連結する。一対の基礎パネル5を直列型で 配置する場合は、なるべくなら縦桁12，20の各々の端部を相互連結することが望 ましく、その際は四個のクリップ110を必要とする。 図24bに示す例では、パネル対パネル締付け具58を用いて下部縦桁13の隣接端 が相互連結されている。図29aに最もよく示されているが、パネル対パネル締付 け具58は一対のＵ字形ブラケット半片117を有し、これらのブラケット半片117は それぞれ留め具119を収容する一対の開口118を備えている。図24bに示すように 、切欠57を貫通している留め具119と共に、二個の締付け具半片117がブラケット 56の相対する側に配設してある。留め具119が締め付けられると、ブラケット58 の対向する両半片117は、四個の隣接ブラケット56をそれらの中に捕捉し、下部 縦桁13を端と端を付けてしっかりと相互連結する。 図30〜33について説明する。間仕切りパネル4はまた、次のやり方で直列型パ ネルと分岐させるか、またはある角度を付けて相互連結することもできる。分岐 用クリップ120が用意されており、これはほぼ板状の構造を有し、一端に上向き のタブ121、他端に水平に向けられたフック122を含む。ねじ付きボス123が分岐 用クリップ120の下部に取り付けられ、 ねじ付き留め具124を収容する組み合わ せの開口と位置を合わせられている。分岐用クリップ120はＬ字形の中央部125を 有し、縦桁の組み合わせられた一つ、例えば図示した縦桁12の端部44に沿って延 在する。 使用の際は、間仕切りパネル4は、直列型パネルの長さに沿う所であればどの 位置ででも、角度を付けて同種の間仕切りパネル4に相互連結することができる 。例えば、図30および31に示した例では、三枚のパネル4が上述のやり方で一列 に相互連結されているのが示される。一枚だけのパネル4が中央パネル4の対向す る両側端の中間の位置で、この三枚の直列型パネルと90°の角度を付けて取付け てあるのが示される。分岐パネル4は、直列型パネルの長さに沿う所であればど の位置ででも取り付けることができ、空間計画を極めて容易にすることが理解さ れるべきである。 分岐パネル4は次のようにして取り付けられる。一対の分岐用クリップ120を選 び、フック端部122を、分岐パネル4が配置さるべき位置の縦桁12、13、20の隣接 溝穴50に挿入する。留め具124の頭部126は縦桁12の中空内部に置く。クリップ12 0のタブ端121を縦桁12の下部窓55の中へ移行させ、次に留め具124を締め付けて 分岐パネル4をしっかりと相互連結する。 追加の実施の形態 壁構造150（図34）は、無数の異なった直列型配列、積重ね式配列、非モジュ ール式配列、およびこれらを組合わせた配列法で相互連結できる複数の下部／基 礎間仕切りパネル151および上部／積重ね間仕切りパネル152を含む。もっと具体 的には、パネル151および152は、組み合わせの直列型接合具153，154（図39〜41 ）、非モジュール式接合具155（図46〜48）、積重ね接合具156（図52〜53）を含 む連結システムを用いてフレームとフレームを接して相互連結できる。パネル15 1および152は、絶えず変化するオフィス需要に合致するように変更することが可 能であり、パネルの垂直方向の両側端の中間に位置する「Ｔ」字形交差を有する 壁を組み立てる能力と、異なった高さおよび／または不均一な高さを有する壁を 組立てる能力とを備えている。（例えば図34と図71〜75とを比較のこと。） 基礎間仕切り151（図35〜36）はおおむね矩形の側面図の形状を有する基礎パ ネル空間フレーム160を含む。空間フレーム160は垂直方向を向いた三本の構造用 管161，162，163を備え、これらの構造用管は、水平方向を向いた四本の構造用 管164，165，166，167によって、さらにまた、一対の中間側面フレーム部材168, 169によって横方向に間隔を開けて配列されるという関係で相互連結されている 。注意すべきことは、もし望むなら、垂直構造用管と水平構造用管は、これより 多く使用してもよく、また少なくし使用してもよいということである。中間側面 フレーム部材168，169はＣ字形の断面を有し、そのＣ字形の脚は内側を向き、垂 直管161〜163とフレーム部材168，169の側面と係合している。管161〜167と側面 フレーム部材168，169は溶接されて合体し硬い空間フレーム160になり、以下に 述べるような他の空間フレームと相互連結する。垂直管161〜163は空間フレーム 155のほぼ頂部から底部まで延在しており、また水平管および側面フレーム部材1 64〜169はほぼ空間フレームの幅だけ延在し、隣接して配置されたパネル内のフ レーム部材と一列に並ぶ。 頂部フレーム部材171（図35）が空間フレーム160の頂部に溶接される。頂部フ レーム部材171（図37〜38）はＷ字形の断面を有し、中央フランジ172と垂直側部 フランジ173，174を含むＵ字形中央フレーム区域を備えている。一対の逆Ｌ字形 の側部 区域は、それぞれ側部フランジ173，174から延在しており、それぞれ頂 部フランジ175，176と最外側部フランジ177，178を含む。頂部フレーム部材171 は、頂部水平管164，165（図68参照）に溶接されて硬い母材を形成する。開口17 9の列（図39）はフランジ175，177の接合部とフランジ176，178の接合部に形成 されている。開口179は部分的に側部フランジ177，178まで延在しているので、 空間フレームに取り付けられた両カバーの間の隙間を通して、間仕切りパネルの 側部の位置から水平方向に手が届く。 また第二の開口のパターン183が、頂部フレーム部材171に沿って数インチの間 隔毎、例えば12インチ（30センチメートル）毎に形成されている。開口パターン 183は中央フランジに172に形成された水平溝穴184と、フランジ173，175の接合 部に形成された前面中央開口185と、フランジ174，176の接合部に形成された対 向する背面中央開口186とを含む。縦方向に隣接する右および左の開口187，188 がフランジ173の中央開口185の両側に形成され、縦方向に隣接する右および左の 開口189，190がフランジ174の中央開口186の両側に形成されている。パターン18 3は、開口179のうちの選ばれた開口に形成された切欠191，192をさらに含む。こ れらの選ばれた開口は、開口パターン183の中央にある開口179"から二つの開口 分だけ間隔を開けてある開口179'である（図52）。切欠191，192は、それぞれ頂 部フランジ175，176の最も隔たった位置に配置された開口179'の隅に配置してあ る。中央フランジ172と側部フランジ173，174は、頂部フレーム部材171の両対向 端172'，172"（図37）が切り取られ、直列型接合具153，154用の空間となってい る。 直列型接合具153（図39）は、中央フランジ196と、中央フランジ196から延在 する垂直中間フランジ197，198と、中間フランジ197，198から延在する水平フラ ンジ199，200と、水平フランジ199，200から延在する直立側部フランジ201，202 とを有するＷ字形の強化ブラケットあるいはプラットホーム195を備えている。 直立フランジ201，202は間隔を開けて配置され、頂部フレーム部材171の端部に ある最外端フランジ177，178の間にしっくり収まり、これらと接するようにして あるので、フレーム部材171に溶接することができる。硬化フランジ203が中央フ ランジ196のブラケット195の外端に形成されている。シンチ・プレート収容開口 204が中央フランジ196と硬化フランジ203から間隔を開けた位置にある垂直中間 フランジ197との接合部に形成され、第二のシンチ・プレート収容開口205が中央 フランジ196と硬化フランジ203から間隔を開けた第二の位置にある垂直中間フラ ンジ198との接合部に形成されている。Ｕ字形バスケット206が中央フランジ196 の下面に溶接される。バスケット206は、中央フランジ196の開口204，205の長手 方向の対向する両側部に取り付けられた第一および第二の脚207，208を間隔を開 けて備えている。シンチ・プレート210がバスケット206内に配設されている。シ ンチ・プレート210は、ねじ穴211"を含む本体211と、本体211からある角度を付 けて外側に延在する対向両翼212とを有している。両翼212は間隔を開けて配置さ れ、シンチ・プレート収容開口204，205を貫通するよう形成されている。ねじ21 4が中央フランジ196の穴215を通って、シンチ・プレート210を貫通できるよう形 成されている。バスケット206はシンチ・プレート210をブラケット195で押さえ 、ねじ214が回されるき、シンチ・プレート210と開口204，205との位置合わせを 維持する。ねじ214を回すことによって、シンチ・プレート210は中央フランジ19 6の方へ引張られ、このため両翼213は開口204，205を貫通する。トリムピースや トリムピース保持器などを収容するため、溝穴217，218が水平フランジ199，200 の端部にそれぞれ形成されている。 直列型接合具154は、伸縮自在に動き得るブラケット220（図40）を含む。伸縮 自在ブラケット220は細長くてＵ字形をなし、接合具ブラケット195のストラドル 中央フランジにぴったりと載るように形成されている（図41）。二つのシンチ・ プレート収容開口224，225（図40）はフランジ221，222の接合部に沿って形成さ れ、また二つのシンチ・プレート収容開口226，227はフランジ221，223の接合部 に沿って形成されている。溝穴228がブラケット220の端部229から延在し、開口2 24〜227を貫通する。図41に示すように、ブラケット220は、伸長位置で開口225, 227が開口204，205と位置が合った場合、直列型接合具の強化ブラケット195の中 央フランジ196に滑動可能にぴったりと載るように形成されている。一方、伸縮 自在ブラケット220は後退位置まで移動可能である。後退した場合、開口224，22 6は強化ブラケット195の開口204，205と位置が合う。伸長位置では、開口224, 2 26は、隣接して一列に並んだ基礎パネル151のシンチ・プレート収容開口204，20 5と位置が合い得る位置まで伸長し、その結果、隣接する基礎パネルは一列にフ レームとフレームを接して堅く相互連結することができる。 以下に述べるように、カバーが基礎空間フレーム160の側面に取り付けられる 。場合によっては、中間補強材230でカバーを支えることが望ましい（図42）。 これを実施すれば、カバーのサイズを半分にすることができ、一枚のカバーで頂 部フレーム部材171と中間補強材230との間を支え、2枚目のカバーで中間補強材2 30と中間側部フレーム部材168/169との間を支えることができる。中間補強材230 は、所定の高さの所で垂直構造用管161（および162，163）に溶接された金属薄 板の補強材231を含む。ブラケット231（図43）は、垂直フランジ232と水平方向 に配置された頂部フランジ233とを有するＬ字形の本体を含む。（二個の）頂部 フランジ233は、これらの間に切欠233'を画定し、垂直構造用管161（および162 〜163）とぴったり嵌合するようにしている。頂部フランジ233は、穴234を設け ている。垂直フランジ232の下端は歯235を有している。中間補強材230は、ほぼ Ｃ字形をなす構造用梁236（図44）も含む。補強材236は、穴237'を有する頂部フ ランジ237と、1列の開口238'を有する垂直フランジ238と、長手方向を横切って 一定間隔を開けて配列された穴239の対と、ブラケット231の歯235をぴったりと 収めるよう構成された空間を画定する下部フランジ240とを含む。構造用梁236は 、下部フランジ240により画定された空間に歯235を入れ（図45）、また補強材23 6の穴237'がブラケット231の穴234と位置が合うように梁236をブラケット231の 方に傾けることによって、ブラケット231に取り付けられる。ねじ240'を位置の 合った穴234，237を貫通させ、梁236を基礎空間フレームに固定する。開口238' は形状と機能の点で、頂部フレーム部材の開口179とほぼ同一であることが認め られる。 非モジュール式接合具155（図46）は、一対のリベットまたは頭付きボルト247 ，248によって滑動可能に相互連結された一対の構成された板245，246を備えて いる。下部板245は、ほぼＺ字形をなし、フック250を有する上部フランジ249と 、上部フランジ249にほぼ垂直に延在する中央フランジ251と、中央フランジ251 から延在し、上部フランジ249に平行な下部フランジ252とを含む。一対の穴253 が、それらの間に配設された窓254と共に中央フランジ251内に形成されている。 一対の開口255，256が下部フランジ252に形成されている。溝穴257が下部フラン ジ252の開口255，256の間で、下部フランジ252の自由端258から延在する。角度 を付けたタブ259が下部フランジ252の側端に沿う自由端258から延在する。上部 板246もほぼＺ字形をなし、下部板245と滑動可能にぴったりと係合する。上部板 246は、フック261を有する上部フランジ260と、上部フランジ260にほぼ垂直に延 在する中央フランジ262と、中央フランジ251から延在し、上部フランジ260に平 行な下部フランジ263とを含む。フック261はフック250と正反対の方向を向いて いる。1列に並べられた一対の溝穴264が、それらの間に配設された窓265と共に 中央フランジ262内に形成されている。リベット247，248が穴253と溝穴264とを 緩く貫通しているので、上部板246は下部板245の上を滑動し、リベット247，248 は上部板246の中央フランジ262の溝穴264の内部を滑動することができる。一対 の開口266，267が下部フランジ263内に形成されている。溝穴268が下部フランジ 263の開口266，267の間で、下部フランジ263の自由端269から延在する。角度を 付けたタブ270が下部フランジ263の側端に沿う自由端269から延在する。 板245，246（図47、拡大状態で示す）は、縮小された場合の第一の位置、すな わちフック250，261が最小のディメンションを形成し、頂部フレー部材171の開 口178の選ばれた一つに滑り込み得るように配置される位置まで移動可能である 。板245，246はまた、拡大された場合の第二の位置（図47に示す）、すなわちフ ック250，261が切り離されて開口を確実に係合させる位置まで移動できる（図48 参照）。第二の位置にあるとき、開口255，266は、さらにまた開口256，267も位 置が合うので、直列型接合具152のクリンチ・プレート210の翼212と係合するこ とができる（図39参照）。また、角度を付けたタブ259，270（図47）は頂部フレ ーム部材171の中央フランジ部材の側部に画定された凹所と係合し、板245，246 の拡大時／縮小時の動きを制限し、非モジュール式ブラケット154を非モジュー ル式に連結されたパネルと心合わせするのに役立つようにしてある。かくて、非 モジュール式接合具155は、基礎空間フレーム160に沿って選択的に取り付けられ 、固定されるようにしてある。いったん取り付けられると、基礎パネル151は非 モジュール式配列で配置することができ（図48,76参照）、基礎パネルの直列型 接合具155は、開口255，266，256，267と係合するクリンチ・プレート210と共に 非モジュール式接合具155に取り付けることができる。非モジュール式接合具155 は、非モジュール式空間フレーム160のフレームを直接に基礎パネル・フレーム に連結するので、その相互連結の態様は特に堅固なものになる。 積重ねパネル152（図50〜51）は、以下に述べることを別にすれば、基礎空間 フレーム160と構造的にほぼ同一である。詳細には、積重ね空間フレーム280は垂 直方向を向いた複数の構造用管281，282，283を含み、これらの構造用管は水平 方向を向いた複数の構造用管284，285，286，287によって、また一対の中間側部 フレーム部材288，289によって横方向に間隔を開けて配置されるという関係で相 互連結されている。垂直管281〜283は空間フレーム280のほぼ頂部から底部まで 延在し、水平管と側部フレーム部材284〜289とは空間フレーム280のほぼ長さだ け延在する。頂部フレーム部材290は積重ね空間フレーム280の頂部に水平方向に 取り付けられるが、この頂部フレーム部材290は基礎頂部フレーム部材に類似し ている。複数の直立横木支持ブラケット291が、その横木を支えるためにオプシ ョンで積重ねパネル290の頂部に取り付けられている。横木支持ブラケット291は 、頂部フレーム部材290に溶接またはボルト締めされた下部パネル291'と、窓や カバー334のような音を通さない吸音パネルなどの細長い横木パネルを収容し保 持するように形成された、一対の対向したＣ字形のチャネル291"とを含む。間隔 を開けて配列された複数の積重ね接合具156が、頂部フレーム部材171の開口パタ ーン183の間隔に対応する位置から間隔を開けて、積重ねパネル152のに底部に取 り付けられる（図35〜37）。これにより、長手方向に種々の間隔を有する位置― そのうちのいくつかは千鳥配列の位置になっている（例えば図74および76参照 ）― のいずれにおいても、積重ね間仕切りパネル152を頂部フレーム部材171に 選択的に配置することが可能になる。 積重ね接合具156（図52〜53）は各々、キャリヤ・ブラケット292と、これに滑 動可能に取り付けられた一対の対向する締付け部材または把持部材294，294'と を含む。アクチュエータ293は、締付け部材294，294'と操作可能に係合し、この 締付け部材を強制的に切り離して選ばれた開口パターン183と連動的に係合させ る。注意すべきは、本発明は他の積重ね接合具設計、例えば締付け部材がまとま って、空間フレームの頂部フレーム部材の外側を向いた開口と係合するように組 み立てられた積重ね接合具などを含めるよう考慮されていることである。 本実施例では、キャリヤ・ブラケット292（図52）は、中央フランジ295と、こ の中央フランジ295の長手方向の側部から延在する一対の逆Ｕ字形のロケーティ ング・フランジ296，297とを含む打ち抜き加工の金属薄板である。開口298が中 央フランジ295に形成され、タブ299，300が中央フランジ295から上方に延在し、 キャリヤ・ブラケット292の締付け部材294，294'と滑動可能に係合し、位置を合 わせる。ロケーティング・フランジ296，297は各々、切欠302と、開口パターン1 83の開口179'の切欠とぴったり係合するために切欠302の前端と後端に設けられ たタブ303とを含む。キャリヤ・ブラケット292が頂部フレーム部材171に配置さ れると、ブラケット中央フランジ295が頂部フレーム部材171の中央フランジ172 の上部に並置され、ブラケット・タブ303が頂部フレーム部材171の開口179'と連 動的に係合する。かくして、積重ね接合具156は、複数の異なった千鳥配列／相 互連結の位置のいずれにおいても、選択的に頂部フレーム部材171と係合するこ とができる。これによって、積重ね間仕切りパネル空間フレーム280の垂直側端3 04はパネルの、より強力な積重ね配列（図74参照）を形成するため、基礎間仕切 りパネル空間フレーム160の垂直側端305からずらした位置に置くことが可能であ る。 締付け部材294，294'は、おおむね互いの鏡像であるが、以下に述べる場合は 別である。締付け部材294（図54）は外部表面308と内部表面309とを有する本体 を備えている。一対の下部フィンガー部材310，311が、その底部で外部表面308 から延在し、中央に位置する上部フィンガー部材312が外部表面308の頂部から延 在する。フィンガー部材310〜312は、頂部フレーム部材171における開口パター ン183の一方の開口187，189，185（図52）とそれぞれ、ぴったり係合するように 形成されている。締付け部材294の底面はキャリヤ・ブラケット292の中央フラン ジ172に滑動可能な状態で載り、これと係合するよう形成されている。間隔を開 けて配置された一対の穴状表面317，318を画定する端部を有する長方形の開口31 6が、締付け部材294を貫通して前部から後部まで水平方向に延在する。穴315が 締付け部材294'を貫通して水平方向に延在し、締付け部材294'の穴状表面317と 位置を合わせる。 アクチュエータ293は、回転させずに穴315とぴったりと嵌合するよう形成され た細長いナット320を備えている。ナット320は、締付け部材294'の内部表面の凹 部322とぴったり嵌合するよう形成されたナット内端に座金状のフランジ321を設 けている。アクチュエータ293は、ナット320と貫通可能に係合し、その中で回転 するように形成された第一の軸323をさらに含む。軸323は、締付け部材294の穴 状表面317を貫通する一部分も設けている。第二の軸325が締付け部材294の第二 の穴状表面318と操作可能に係合する。噛合する歯車327，328がそれぞれ軸323， 325の隣接する両端に形成されている。六角形の凹所329，330が、軸323の後端と 軸325の前端に形成されている。六角形の凹所329，330は、開口193"（図52）を 貫通してアラン・レンチと係合可能で、アクチュエータ293を駆動できる。詳細 には、一本の軸がアラン・レンチにより回転させられると、もう一方の軸が噛合 する歯車327，328によって反対方向に同時に回転させられる。このため、軸323 は回転しながら次第にナット320から外れ、こうして締付け部材294，294'を押し 離す。この結果、フィンガー部310〜312は開口パターン183の開口185〜190と連 動的に係合する。 カバー保持器355（図60，61）が、カバーを基礎および積重ね空間フレーム160 ，280に固定するために用意されている。保持器355は、水平構造用フレーム部材 168〜169，171，230（図42および67）における穴355'と螺合するためのねじ付き 軸356を備えている。保持器355（図60，61）は、先細頭部357と座金358とをさら に含む。この座金358は、これと先細頭部357の間の凹所／溝を画定している。 カバー334（図62）はカバー保持器355に取り付けるよう形成されている。カバ ー334は、装飾材料などで美学的に覆われ、選ばれたサイズを有する吸音合成パ ネル335を含む。周縁フレームがパネル335の縁端に取り付けてあり、頂部周縁フ レーム部分337（図62）と底部周縁フレーム部分338とから成る。頂部周縁フレー ム部分337は内部フランジ339と、頂部フランジ340と、前面フランジ341とを含む 。複数の取付け用開口342，343が頂部周縁フレーム部材337に沿って形成され、 開口342は内部フランジ339に形成され、開口343は頂部フランジ340に形成されて いる。もし、タブが前面フランジ341を内部フランジ339に対して支える助けとな ることを望み、また周縁フレーム部材337を硬化させることを望むならば、タブ を内部フランジ339から外部フランジ341まで延在させてもよい。底部周縁フレー ム部材338（図65）も内部フランジ345と、底部フランジ346と、外部フランジ347 と、さらに底部周縁フレーム部材338の長さに沿って間隔を開けて配列された、 内部フランジ345に形成された開口348とを含む。一対の角度付きタブ350が内部 フランジ345から内部フランジ347にかけて内側に形成されている。角度付きタブ 350は底部周縁フレーム部材338内で、パネル335を支える助けとなる。 カバー334（図67〜70）は、頂部周縁フレーム部材337の開口342をいくつかの カバー保持器355の頭部に載せることによって、基礎空間フレーム160と積重ね空 間フレーム280とに解除可能に固定される。次に開口342を形成する材料は、カバ ー保持器355（図60）の凹所359の中へ滑り落とされ、カバー334の頂部周縁フレ ーム部材337は凹所359と噛合する。（図67〜70参照。）その後、カバー334は底 部周縁フレーム部材338が基礎空間フレーム180（または280）に隣接する位置に 来るまで、「A」方向に沿って下方に回転させられる。底部周縁フレーム部分338は フックおよびループ材料の継ぎ当て360（図67）により空間フレーム180に固定さ れる。光遮蔽物361が底部周縁フレーム部分338の下に延在し、基礎フレーム151 の上部カバーと下部カバーとの間の隙間338'や、積重ねパネル152および基礎フ レーム151の隣接カバーの間の隙間から、内部が透き通って見えるという容認し がたいことが起こらないようにしている。フックおよびループ材料は、他の保持 システム、例えばタブ及び開口システム、差込み式の人参状留め具、接着剤また は他の留め具などと取り換えることも考慮される。 基礎間仕切りパネル151と積重ね間仕切りパネル152とは、直列型接合具153，1 54と、非モジュール式接合具155と、積重ね接合具156とによって、無数の異なっ た配列法で相互連結することができる。図71は、基礎間仕切りパネル151と積重 ね間仕切りパネル152が直列型配列で相互連結されている代表的な直列型壁構造3 50を開示したものである。壁構造350では、パネル151，152の垂直側端351が一列 に配列されている。積重ね接合具156は基礎間仕切りパネル151の頂部フレーム部 材171の開口179を通して手が届き、直列型接合具153，154は積重ね間仕切りパネ ル152の頂部から手が届くということを想起すると、壁構造350の中央に位置する 特定の積重ね間仕切りパネル152'は積重ね接合具156と直列型接合具153，154と を切り離すことにより、非漸進的に分解して取り除くことができることが分かる であろう（図72）。その後、基礎間仕切りパネル151'も直列型接合具153，154を 切り離すことによって取り外すことができる。かくて、151'と152'は他のものに 置き換えることができる。そしてまた、151'と152'は「恒久的に」取り除くこと ができ、パネル間を通じる歩行用通路を作り出すことができる。カバー334（図7 3）は各種の間仕切りパネル151，152に取り付けられ、同パネルを美学的に覆う 。特に、頂部および底部カバー334は間隔を開けて配置され、それらの間に隙間3 38'を形成する（図67）。このため、空間フレーム160，280の水平フレーム部材1 68〜169，171，230に沿って開口179に手が届く。この結果、積重ね間仕切りパネ ル152は、そのカバー334を外さずに取り除くことができ、かくて分解および再組 立て時間が減り、カバーを緩める際の危険性も減ることになる。 積重ね間仕切りパネル152はまた、千鳥配列（図74）によって基礎間仕切りパ ネル151に取り付け、パネル151，152の垂直側端の位置が合ってない壁構造363を 形成することもできる。これは、積重ね接合具156を選ばれた開口パターン183と 係合させ、積重ねパネル152を基礎パネル151からずらして配置することによって 達成される。都合よく、これによって壁構造363の強度が高まる。それは、千鳥 配列の場合には連続的な垂直側端が形成されないからである。 壁構造364を形成すべき図75のカバー365で示すように、あるいは図34のカバー 334'で示すように、カバーは千鳥配列による間仕切りパネル151，152に取り付け ることもできる。このため、不均一な長さおよび空間のカバーを壁構造に使用す ることが可能になる。例えば、壁構造における垂直線が分断されているので、美 的見地から有利である。また、カバーの千鳥配列は、これにより色彩と配列パタ ーンの組み合わせが達成され得るので、設計の融通性を高めることができる。さ らにまた千鳥配列は、例えばケーブルや電線のモジュール式差込み口の位置決め をするために、またはそこを通るケーブルや電線を非モジュール式の壁区域など に通すために、戦略的な位置で隙間を形成するようにカバーの位置を決めること ができるという点で利益を提供する。 壁構造366（図76）は、千鳥配列で相互連結された直列型連結の基礎間仕切り パネル151および積重ね間仕切りパネル152を含み、さらに非モジュール式Ｔ字形 配列で連結された非モジュール式基礎間仕切りパネル151'および非モジュール式 積重ね間仕切りパネル152'を含む。カバー324は直列型連結の壁区域に取り付け られているのが図示されているが、これは非モジュール式連結の壁区域との関係 も示している。 数多くの異なったフロア係合構造を考察する。例えば、フロア係合部材、およ びキックウェイ形成部材、例えば基礎パネル151の底部キックウェイを形成する ための、図4および11に示す下向きのＵ字形チャネルなど、の基礎パネル空間フ レームの底部に取り付けることができる。そしてまた、比較的短い水平調節ねじ または水平調節足は、キックウェイ形成ブラケットをこれと合体させずに、垂直 管161，162，163の底部に望む通りに溶接できる。さらに、もう一つの選択肢は 、基礎パネル151（または基礎パネル151に取り付けられた水平調節足）の底部を ぴったりと収めるように形成された上向きのＵ字形チャネルをフロアに取り付け ることである。 壁構造376の組立てを容易にすべきパネル取付け直列型接合具153，154の改良 型を取り入れたフロア保証システム375（図77〜78）が発展してきた。フロア保 証システム375は、接合具153，154に似た組み合わせの直列型接合具381，382を 取り付けた端部を有するフロア係合チャネル380を備えている。チャネル380は、 非モジュール式接合具（図47）を収容するよう形成された開口付き側壁383，384 をさらに含む。フロア係合チャネル380（図79）は、基礎フレーム160をしっかり と係合させるよう組み立てられており、この目的のため、滑動可能の連動ブラケ ット426を備え、水平調節部材386と解除可能に係合する。チャネル380を水平調 節部材386に留めることによって、チャネル380はパネル151に前もって組み込ん だ状態で輸送することもできるし、パネル151から切り離して輸送することもで きる。またパネル151は組立てるとき、チャネル380に確実に固定することができ 、またそのチャネル380はビル・フロアに確実に固定することができる。これに よって、地震その他の破局的な事態による損害に対する抵抗といった利点を持つ 極めて確実な構造が提供される。 フロア係合チャネル380（図81）は、頂部フレーム部材171を思い出させるＷ字 形断面を有している。チャネル380は中央フランジ390と、垂直中間側部フランジ 391，392と、フロア係合水平フランジ393，394と、垂直外側部フランジ383，384 とによって構成される。フロア係合水平フランジ393，394は、接着剤、釘、およ び当業界で周知の他の方法によってフロアに固定される。フランジ390〜392は、 図40で示した前述の伸縮自在ブラケットを滑動可能に収容するよう形成されたＵ 字形断面をなしている。ナット397が中央フランジ390の端部付近の穴398の下で 溶接され、座金／拡大頭部400付きのねじ399が穴398を貫通してナット397と螺合 するように形成されている。ねじ399を緩めると、ブラケット220が伸長位置と後 退位置との間を移動できる。そこでねじ399をナット397にねじ込み、ブラケット 220を選んだ位置に締め付けて保持する。ブラケット220が伸長したとき、ブラケ ット220は位置合わせされた隣接フロア係合チャネル382の端部とぴったり係合す ることができ、この組み合わせのチャネルの対応するねじ399はブラケット220の 溝穴228の中に位置している。この一列に並ぶ隣接位置で、隣接チャネル中の対 応するねじ399は、そのナットにねじ込まれ、ブラケット220を締め付けて保持す ることができ、こうして一列に並ぶ相互連結位置で隣接チャネルを固定すること ができる。注意すべきは、もし望むならば、ナット397を中央フランジ390に溶接 することも考慮されることである。もっとも、直結型接合具153，154の場合のよ うに、シンチ・プレートも使用できるのであるが。 側部フランジ383，384は各々、これらの最低端部にほぼ沿って配列された一列 の開口402を備えている（図81）。開口402は頂部横木部材（図37，48）の開口17 9にほぼ対応している。開口402（図81）は、非モジュール式ブラケット155を反 転させることによって、非モジュール式ブラケット155（図47）と係合可能にな り、その結果、歯250，261は選ばれた開口402と係合している非ジュール式ブラ ケット155と共に、開口402と係合できる。開口付きフランジ252/262（図46）は 横方向に延在し、フロアの上部に配置され、そこで非モジュール式連結のチャネ ル380に取り付けられた直結型接合具381と係合可能である。 キックウェイ・カバー403（図83）がチャネル380の使用に適するように形成さ れている。キックウェイ・カバー403は側部フランジ383（または384）の頂部に クリップ状に付着するように形成された弾力的なクリップ状端部404を含む。キ ックウェイ・カバー403（図83）は水平方向に延在する下部脚405をさらに含み、 この下部脚405は、垂直方向に延在する上部脚406を側部フランジ383から間隔を 開けて並べている。上部脚406は、クリップ状端部404（図83）によって内側に向 かって偏らせてあるので、パネル・カバー334（図80）が基礎パネル151に取り付 けられるとき、上部脚406がパネル・カバー334を押さえ付ける。上部脚406の内 部表面は、端部パネルのキックウェイ用の端部カバーのタブを収容するためのフ ック状部材407，408を含む。特に、パネル・カバー334は、パネル・カバー334と 同様に、隣接する直結型パネル151の間の空隙を埋めるか、または両方にまたが ることができる。 フロア係合チャネル380（図82）は複数の支持ブラケット420を備えており、こ れらの支持ブラケット420はパネル・フレーム151の水平調節部材386の所定の位 置にほぼ対応する位置にある中央フランジ390の下に配置されている。支持ブラ ケット420は各々、フロア係合足422，423により支持されたプラットホーム421を 含む。プラットホーム421は円錐台の形状をした環状フランジ424によって画定さ れるレベラ収容穴425をを設けている。Ｕ字形の噛合ブラケット426がプラットホ ーム421の上部の中央フランジ390上に滑動可能に配置されている。噛合ブラケッ ト426は長手方向に延在する溝穴427（図81）と、拡大端部429とこれより小さな 端部430とを有する鍵穴状溝穴428とを含む。噛合ブラケット426は、中央フラン ジ390の開口432と嵌合可能でプラットホーム421の位置合わせされた開口433の中 にある保持タブ431を備えている。ボルト434が溝穴427を通りプラットホーム421 のねじ穴435（図82）を貫通している。ボルト434は、タブ431と協働して噛合ブ ラケット426をチャネル380に固定する。噛合ブラケット426は、噛合ブラケット4 26の拡大端429がプラットホーム421の円錐台状穴425と位置が合っている第一の 位置まで、「A」の方向（図81）に移動可能である。さらに噛合ブラケット426は、 鍵穴状溝穴428の小端部430が円錐台状穴425と位置が合っている第二の位置まで 滑動可能である。 水平調節部材386（図81）は、パネル151のフレーム部材161などの垂直フレー ム部材に溶接されて垂直方向に配置された棒440を備えている。ねじ付きナット4 42が棒440に溶接され、ねじ付き棒部分443がナット442と操作可能に係合し、そ の下に延在する。ねじ付き棒443の下端部444は先細にされ、円錐台状穴425とぴ ったり嵌合でき、ねじ付き棒443が鍵穴状溝穴428の拡大端部429を貫通して滑動 するのを可能にする直径を有している。下端44は、背面446を有する狭い区域445 を含み、この狭い区域445は鍵穴状溝穴428の小端部430と噛合的に係合すること ができる。 最初は、噛合ブラケット426は第一の位置まで移動させられ、鍵穴状溝穴428の 拡大端部429が円錐台状穴425と位置が合う。次に、パネル151がフロア係合チャ ネル380に入れられ、レベラ386の先細下端部444はプラットホーム421の先細穴42 5とぴったり嵌合する。その後、噛合ブラケット426は第二の位置まで滑動させら れ、鍵穴状溝穴428の小端部430が先細の円錐台状穴425と位置が合う。この位置 で、噛合ブラケット426は先細の下端444の背面446と係合し、基礎パネル151をチ ャネル386に噛合的に留める。 この配列法にはいくつかの利点がある。本配列法を用いると、輸送に有利なよ うに、チャネル386を基礎パネル151に前もって組込むことが可能であるばかりで なく、オプションとしてチャネル386を切り離して輸送し、現地で組み立てるこ とも可能である。さらに、前もって組み立てようと、現地で組み立てようと、チ ャネルを噛合させてパネル151をチャネル386にしっかりと留めることができる。 このことは、据付けを容易にするだけでなく、地震による損害に抵抗し、「地震 関連法規」にかない、破局的な事態による損害に抵抗するという点で重要な価値 を有している。 かくて、直列型接合具と、非モジュール式接合具と、積重ね接合具とによって 相互連結された基礎間仕切りパネルと、積重ね間仕切りパネルとを含む壁構造が 図示されている。壁構造は、各種の直列型および非モジュール式連結による配列 法において、また各種の垂直方向に位置合わせされた配列法および千鳥配列／位 置不整合配列法において連結可能、かつ変更可能である。 以上の説明において、本発明は、ここに開示した基本的考え方から逸脱するこ となく変更がなされ得ることが当業者には容易に理解されるであろう。かかる変 更は、以下に述べる特許請求が上述した所と明白に違った風に記述しない限り、 その請求範囲内に包含されるものと考えられる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＮ，ＣＺ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 レーダ、クリストファー・オー アメリカ合衆国、カリフォルニア州、パ ロ・アルト、ミドルフィールド・ロード 2311 (72)発明者 ホブソン、フィリップ・マイケル アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ロ ス・アルトス、マンデル・ウェイ 383 (72)発明者 ポップ、ロバート・ピー アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、ウッドヴェイル・サウスイース ト 7601 (72)発明者 シップマン、デイヴィッド・エイ アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、プロスペクト・ノースイースト 139 (72)発明者 ルチェティ、ロバート・ジェイ アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ケ ンブリッジ、クリーブランド・ストリート ５ (72)発明者 ドラウト、グレッグ・アール アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ウ ォータータウン、スクール・ストリート 381 (72)発明者 エルドン、ジェイムズ・ビー・ザ・サード アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、バー ト、ブル・ロード 68 (72)発明者 マクラナハン、デイヴィッド・ディ アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、ハー リーズヴィル、オールド・サムニータウ ン・パイク 871

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ビル作業空間を細分するための壁構造において、 垂直方向の側端を有し、さらに間隔を開けて配列された第一の開口の水平方向 の列を画定するフレーム部材を含む空間フレームを有する第一のパネルであって 、前記列がパネルの幅をほぼ横切って延在し、前記第一の開口が前記第一のパネ ルの正面から手が届くようにした前記第一のパネルと； 水平方向に間隔を開けて互いに対向すると共に非モジュール式位置における垂 直方向の側端から間隔を隔てた位置で選択された一対の第一の開口としっかり係 合するように形成されたフックを含み、前記の選択された一対の第一の開口と係 合するときに前記第一のパネルの正面から前方に間隔を取って配設された第二の 開口を画定する非モジュール式接合具と； 前記第一パネルの正面に隣接して配置するための縁端部を有する第二のパネル であって、前記第二の開口としっかり係合して前記第二のパネルを前記第一のパ ネルとほぼ直交関係にするために前記縁端部に沿って配設されたパネル接合具を 含む前記第二のパネルと を備えることを特徴とする壁構造。 ２．ビル作業空間を細分するための壁構造において、 垂直方向の側端を有し、さらに、ほぼ水平方向に延在するフレーム部材を有す る第一のパネルであって、前記垂直側端の一つに最も近いフレーム部材に操作可 能に取り付けられて後退位置と伸長位置との間の伸縮自在の運動のために滑動的 に伸長可能なブラケットを含む第一の直列型接合具を備え、前記伸長可能なブラ ケットは水平方向に間隔を開けて配列された開口を画定するフランジを含み、前 記開口の少なくとも一つは前記伸長可能ブラケットが前記伸長位置まで移動した ときは手が届くが、前記伸長可能ブラケットが前記後退位置まで移動したときは 前記第一のパネルの中へ引っ込むようにした前記前記第一のパネルと； 前記第一のパネルと並び同一平面上にある第二のパネルであって、前記第一の パネルと端部を接して係合するように形成された縁端を有し、伸長位置にあると き伸長したブラケットの少なくとも一つの開口としっかり係合させて前記第二の パネルを前記第一のパネルに固定するため、前記第二のパネルのほぼ縁端部に沿 って配設された第二の直列型接合具を含む前記第二のパネルと を備えることを特徴とする壁構造。 ３．ビル作業空間を細分するための壁構造において、 直列型配列と角度を付けた配列とによって選択的に相互連結可能な複数のほぼ 同一のパネルであって、各々幅を横切る一列の開口を画定する前記幅を横切って 延在する水平方向延在のフレーム部材を有し、さらに各々一列に並んで隣接位置 にあるパネルの二枚を噛合的に連結するため、おおむね前記フレーム部材の対向 端に取り付けられた組み合わせの第一および第二の直列型接合具を備えており、 また特定の直列型連結パネルおよび角度を付けて配列された非モジュール式パネ ルを含む前記複数のパネルと； 前記特定の直列型連結パネルの垂直側端から間隔を取った非モジュール式位置 において、前記フレーム部材を係合させて前記非モジュール式パネルを前記特定 の直列型連結パネルに固定するための非モジュール式接合具であって、前記特定 の直列型連結パネルのフレーム部材の開口の選ばれた一つとしっかり係合するよ うに形成された一対の対向部材を含み、さらに前記第一の直列型接合具を前記非 モジュール式パネルにぴったりと噛合的に収容するための少なくとも一つの開口 フランジを含む前記非モジュール式接合具と を備えることを特徴とする壁構造。 ４．ビル作業空間を細分するための壁構造において、 直列型配列で連結され、ほぼ連続な壁を画定する複数の変更可能な移動式パネ ル空間フレームであって、各々垂直側端と水平端を画定し、また各々平行な前部 と背部の平面を画定する前面と背面とを有するフランジを備えたフレーム部材を 含み、前記フレーム部材が所定の位置のフランジに取り付けられたカバー支持用 第一の接合具を含み、また端部を接する垂直側端を含む一対の隣接空間フレーム を含む前記複数の空間フレームと； 前記壁を美学的に覆うために複数の空間フレームに取り付けられた複数のカバ ーであって、各々前記第一の接合具とぴったりと係合するための第二の接合具を 含み、前記一対の隣接空間フレームの接触する垂直側端にまたがり、かつ前記一 対の隣接空間フレームの接触および非接触垂直側端から位置をずらしたカバー側 端を有する前記一対の隣接空間フレームに取り付けられた少なくとも一枚のカバ ーを含む前記複数のカバーと を備えることを特徴とする壁構造。 ５．隣接して配設されると共に各々それぞれのパネルの幅だけ延在する水平フレ ーム部材を含む第一および第二のパネルを連結するための連結システムにおいて 、 前記第二のパネルに最も近い前記第一のパネルの垂直側端に配設された第一の 直列型接合具であって、第一および第二の開口対を有する伸縮自在に伸長可能な ブラケットを備え、さらに前記第一の開口対を係合させて後退位置に伸長可能ブ ラケットを固定し、前記第二の開口対を係合させて伸長位置に伸長可能ブラケッ トを固定するために第一のシンチ・プレートを含み、さらにまた第一のシンチ・ プレートを開口係合位置と開口開放位置との間を移動させるための第一のねじ付 き留め具を含む前記第一の直列型接合具と； 前記第一の直列型連結パネルに最も近い前記第二のパネルの垂直側端に配設さ れた第二の直列型接合具であって、第二のシンチ・プレートと該第二のシンチ・ プレートに係合する組み合わせのねじ付き留め具を備え、前記第二のシンチ・プ レートは前記伸長可能ブラケットが前記伸長位置にあるとき前記第一の開口対と 係合して前記第二のパネルを前記第一のパネルに固定するように形成されている 前記第二の直列型接合具と を備えることを特徴とする連結システム。 ６．非モジュール式パネルを直列型連結パネルに連結するための連結システムで あって、前記直列型連結パネルは垂直側端を有し、前記直列型連結パネルの幅を 横切り間隔を開けて配列された一列の開口を画定するフレーム部材を備え、前記 非モジュール式パネルは前記直列型連結パネルの垂直側端から間隔を取った位置 で前記直列型連結パネルの正面と境を接するための非モジュール式垂直側端を含 み、さらに前記非モジュール式パネルの前記非モジュール式垂直側端に沿って配 設された側端取付け用接合具を含む前記連結システムにおいて、 組立て可能位置と噛合位置との間で、相互に移動可能な第一および第二の、滑 動的に相互連結されたブラケット部材を有する非モジュール式ブラケットであっ て、第一および第二のブラケット部材はそれぞれ前記噛合位置にあるときは間隔 を開けて配列された前記開口の選ばれた一つとしっかり係合するように形成され ているが、前記組立て可能位置にあるときは間隔を開けて配列された前記開口の 選ばれた一つに滑り込むように形成された対向するフックを含み、各々前記非モ ジュール式パネルの前記側端取付け用接合具による係合のために前記噛合位置に あるときは位置が合う前記フックから間隔を取って配列された一対の非モジュー ル式開口をさらに含み、前記側端取付け用接合具は、前記非モジュール式開口と 係合するとき前記ブラケット部材を前記噛合位置に固定するようにした前記非モ ジュール式ブラケット部材と を備えることを特徴とする連結システム。 ７．第一および第二のパネルの間に配置され、これらと一列に並び、同一平面上 にある中間パネルを含み、直結型配列によって相互連結された複数のカバー付き パネルを供給する工程であって、前記中間パネルは前記第一および第二のパネル に隣接してそれぞれ位置する第一および第二の垂直側端を含むと共に第一の組み 合わせ接合具を前記の第一のパネルに解除可能に係合させるために前記第一の垂 直側端の最も近くに配設された第一の接合具を備え且つ第二の組み合わせ接合具 を前記の第二のパネルに解除可能に係合させるために前記第二の垂直側端の最も 近くに配設された第二の接合具を備えており； 複数のカバー付きパネルのどのカバーも取り外さずに、第一および第二の直列 型接合具を解除することによって中間パネルを第一および第二のパネルから取り 外す工程と を含むことを特徴とする方法。 ８．ビル作業空間を細分するための壁構造において、 ほぼ水平方向に延在する頂部フレーム部材を有する下部パネルと； ほぼ水平方向に延在する底部フレーム部材を有する上部パネルと； 積重ね配列で前記上部および下部パネルを連結するための連結システムと を備え、前記頂部および底部フレーム部材の一方は開口の繰返しパターンを画 定し、他方は少なくとも一つの積重ね接合具を含み、この積重ね接合具が前記繰 返しパターンの選択された開口と係合するための移動可能に相互連結された一対 の対向する締付け部材を含むことを特徴とする壁構造。 ９．ビル作業空間を細分するための壁構造において、 積重ね配列と直結型配列と積重ね／直結型の組み合わせ配列によって選択的に 相互連結可能な、複数のほぼ同一のパネルであって、前記パネルは各々、前記パ ネルの最上端の最も近くに配設され且つ開口の繰返しパターンを伴い水平方向に 延在するフレーム部材を有し、さらに各々一列に並ぶ位置、隣接位置、噛合位置 において二枚の隣接パネルを噛合的に連結するためにフレーム部材の両対向端に 取り付けられた、相互係合可能な第一および第二の接合具を有しており、また積 重ね可能な上部および下部パネルを含む前記複数のパネルを備え、 各上部パネルは、積重ね配列において該上部パネルが前記下部パネルに固定さ れ得るように、開口の繰返しパターンの選択された一つを解除可能に、しかしし っかりと係合させるように形成された締付け可能な積重ね接合具を含むことを特 徴とする壁構造。 １０．ビル作業空間を細分するための壁構造において、 直結型および積重ね配列による相互連結のために形成された複数の上部および 下部パネルであって、前記下部パネルは各々頂部フレーム部材を有し、前記上部 パネルは各々底部フレーム部材を有し、前記上部および下部フレーム部材の一つ は、前記パネルの正面から手が届く複数の開口を画定すると共にほぼ前記パネル の幅にわたって延在するようにした前記複数の上部および下部パネルと； 開口を通して手が届く積重ね接合具であって、前記頂部および底部フレーム部 材の一方に取り付けられ、前記頂部および底部フレーム部材の他方と締付けによ りしっかりと係合して安定した積重ね配列により前記上部パネルを下部パネルに 固定するようにした前記積重ね接合具と を備えることを特徴とする壁構造。 １１．積重ね配列により頂部および底部間仕切りパネルを連結するための連結シ ステムであって、前記底部間仕切りパネルは頂部フレーム部材を含み、前記頂部 間仕切りパネルは積重ね配列のときに前記頂部フレーム部材の上部に並置される 底部フレーム部材を含む連結システムにおいて、 前記頂部および底部フレーム部材の一方は凹所を含み、 前記頂部および底部フレーム部材の他方は積重ね接合具を備え、前記積重ね接 合具は対向する締付け部材と、前記頂部間仕切りパネルが前記底部間仕切りパネ ル上に載せられ得る組立て可能位置と前記締付け部材が前記凹所と嵌合して前記 頂部間仕切りパネルを前記底部間仕切りパネルに固定する噛合位置との間で前記 締付け部材を移動させるように形成されたねじ付き軸とを含むことを特徴とする 連結システム。 １２．壁構造を形成するために直結型および積重ね配列により相互連結された複 数のパネルであって、前記パネルは各々、前記パネルの目に見える側を美学的に 覆うためのカバーを備え、前記複数のパネルは下部中間パネルと、積重ね接合具 により前記下部中間パネルに相互連結された上部中間パネルと、前記下部中間パ ネルの両対向側に下部直結型接合具により前記下部中間パネルと相互連結されて 配設された一対の隣接する下部パネルと、前記上部中間パネルの両対向側に上部 直結型接合具により前記上部中間パネルと相互連結されて配設された一対の隣接 する上部パネルとを有する積み重ね部分組立体を備えるようにした複数のパネル を提供し、 前記上部および下部直結型接合具を解除し、その後、前記上部および下部中間 パネルを取り外すことにより該上部および下部中間パネルを前記壁構造中の他の パネルを分解せずに取り外すことができる ことを特徴とする方法。 １３．固定壁なしのオフィス空間などのための独立構造型の移動式間仕切りパネ ルであって、 その対向する両側端に隣接して配置され且つ各々外側を向いた対向する外部表 面を含む第一および第二の直立材を有するスケルトン状のフレームと； 前記フレームの底部から下方に延在し、フロア面上に自立する前記間仕切りパ ネルに接してこれを支持する足部と； 第一および第二の水平方向の縦桁対であって、相互に垂直方向に間隔を開けて 前記直立材の対向する外部表面上に取り付けられて、前記直立材を堅く相互連結 し、前記縦桁の間に前記フレームの対向する両側面に対して開放されると共に開 放端を有して前記フレームの対向する側端の間に連続的に延在する第一および第 二の水平の配線管用空洞を画定し、同種の間仕切りパネルがサイド・バイ・サイ ド関係で相互連結されるとき前記隣接する配線管用空洞の開放端が一列に並んで 連絡するような縦桁対と； 前記第一および第二の水平縦桁対の間に配設された前記フレームの側面の少な くともそれらの部分を覆うように形成された第一および第二のカバー・パネルと ； 前記配線管用空洞に容易に手が届くようにし、また前記空洞に沿って電線を敷 設することができるようにするため、前記縦桁の外部表面に前記カバー・パネル を着脱可能に取付ける留め具と を備えることを特徴とする間仕切りパネル。 １４．固定壁なしのオフィス空間などのための独立構造型の移動式間仕切りパネ ルであって、 その対向側端に隣接して配設され、各々外側を向いた外部表面を含む第一およ び第二の直立材を有するスケルトン状フレームと； 前記フレームの底部から下方に延在し、フロア上に自立する前記間仕切りパネ ルに接してこれを支持する足部と； 第一および第二の水平方向の縦桁対であって、相互に垂直方向に間隔を開けて 前記直立材の対向する外部表面上に取り付けられて、前記直立材を堅く相互連結 し、前記縦桁の間に前記フレームの対向する両側面に対して開放された第一およ び第二の配線管用空洞とこれら第一および第二の配線管用空洞の中間に配設され た垂直方向の配線管用空洞とを画定する縦桁対と； 前記空洞を選択的に密閉するため、前記フレームの対向側に着脱可能に取り付 けられた第一および第二のカバー・パネルと を備えることを特徴とする間仕切りパネル。 １５．固定壁なしのオフィス空間などのための独立構造型の移動式間仕切りパネ ルであって、 その対向側端に隣接して配設され、各々上端と外側に向いた外部表面とを含む 第一および第二の直立材を有するスケルトン状フレームであって；前記直立材が 各々、前記直立材の外部表面に取り付けられ、前記直立材の上端から上方に延在 し、差込み式電線を収容するためのヨーク状差込み口を画定する一対の腕を含む 前記スケルトン状フレームと； 前記フレームの底部から下方に延在し、フロア上に自立する前記間仕切りパネ ルに接してこれを支持する足部と； 前記腕の上端に取り付けられた第一の水平縦桁対と、前記直立材を堅く相互連 結するため、前記第一の水平縦桁対から垂直方向に間隔を開けて配列されるよう に前記直立材の対向する外部表面に取り付けられた第二の水平縦桁対と； 前記フレームを密閉するため、前記フレームの対向側と連結された第一および 第二のカバー・パネルと を備えることを特徴とする間仕切りパネル。