JPH1051187A - プリント基板位置決め支持装置 - Google Patents

プリント基板位置決め支持装置

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JPH1051187A
JPH1051187A JP8200685A JP20068596A JPH1051187A JP H1051187 A JPH1051187 A JP H1051187A JP 8200685 A JP8200685 A JP 8200685A JP 20068596 A JP20068596 A JP 20068596A JP H1051187 A JPH1051187 A JP H1051187A
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JP
Japan
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stopper
moving
printed circuit
circuit board
positioning
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Withdrawn
Application number
JP8200685A
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English (en)
Inventor
Kouichi Asai
鎬一 浅井
Toshimitsu Oka
敏光 岡
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Fujita Dengiyou Kk
Fuji Corp
Original Assignee
Fujita Dengiyou Kk
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板を基板搬送経路に平行な方向に
おいて距離を隔てた複数箇所で位置決め支持することが
でき、安価な装置を提供する。 【解決手段】 基板搬送方向に平行なガイドレール10
6に移動部材108を支持させ、移動部材108,取付
板104の間に移動部材用エアシリンダを設ける。ガイ
ドレール106にストッパ等支持部材140をガイドブ
ロック142において支持させ、移動部材108に搭載
したストッパ等支持部材用エアシリンダ144のピスト
ンロッド146をガイドブロック142に連結する。ス
トッパ等支持部材140にエアシリンダ186,210
が各々作用位置,非作用位置に回動させる回動位置決め
ピン102,回動ストッパ100を設け、ストッパ等支
持部材140の移動部材108に対する移動,移動部材
108の取付板104に対する移動により回動位置決め
ピン102,回動ストッパ100を2段階に移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板位置決
め支持装置に関するものであり、特に、基板搬送経路に
平行な方向において距離を隔てた複数の位置でのプリン
ト基板の位置決め支持に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板位置決め支持装置には、プ
リント基板を摩擦係合により搬送し、ストッパにより移
動を阻止するとともに位置決め部材により位置決め支持
するように構成された装置がある。この種のプリント基
板位置決め支持装置は、一般に、(A)プリント基板を
摩擦係合により基板搬送経路に沿って搬送する基板搬送
装置と、(B)その基板搬送装置により搬送されるプリ
ント基板に当接して移動を阻止するストッパと、(C)
そのストッパをプリント基板に当接して移動を阻止する
作用位置と当接しない非作用位置とに移動させるストッ
パ移動装置と、(D)そのストッパにより移動を阻止さ
れたプリント基板を位置決めする複数の位置決め部材
と、(E)それら位置決め部材をプリント基板を位置決
めする作用位置と、位置決めしない非作用位置とに移動
させる位置決め部材移動装置とを含むように構成され
る。このようなプリント基板位置決め支持装置は、例え
ば、電子部品装着システムや、スクリーン印刷機あるい
は接着剤ディスペンサ等の高粘性流体塗布装置等に設け
られる。ストッパおよび位置決め部材は、電子部品の装
着や接着剤,クリーム状半田の塗布等が行われる位置に
おいてプリント基板の移動を阻止するとともに位置決め
支持するため、作業中にプリント基板が動くことがな
く、電子部品の装着や、接着剤あるいはクリーム状半田
等の高粘性流体の塗布等を精度良く行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリント基板位置決め支持装置においてストッパおよび
ストッパ移動装置と位置決め部材および位置決め部材移
動装置はそれぞれ1組ずつ設けられるとともに、設置位
置が1箇所に決まっており、基板搬送経路に平行な方向
において1箇所でしかプリント基板の移動を阻止し、位
置決め支持することができなかった。ストッパおよびス
トッパ移動装置と位置決め部材および位置決め部材移動
装置とを、基板搬送経路に平行な方向において距離を隔
てた複数箇所にそれぞれ設ければ、複数の位置でプリン
ト基板の移動を阻止し、位置決め支持することができる
が、部品点数が多く、装置コストが高くなることを避け
得ない。請求項1に係る第1発明は、基板搬送経路に平
行な方向において距離を隔てた複数箇所においてプリン
ト基板の移動を阻止し、位置決め支持することができ、
かつ安価なプリント基板位置決め支持装置を提供するこ
とを課題として為されたものである。請求項2に係る第
2発明の課題は、流体圧シリンダを駆動源としてストッ
パおよび位置決め部材等を移動させることにより、基板
搬送経路に平行な方向において距離を隔てた複数箇所に
おいてプリント基板の移動を阻止し、位置決め支持する
ことである。請求項3に係る第3発明の課題は、2つの
流体圧シリンダを用いることにより、基板搬送経路に平
行な方向において距離を隔てた3箇所においてプリント
基板の移動を阻止し、位置決め支持することである。
【0004】
【課題を解決するための手段,作用および発明の効果】
第1発明は、上記の課題を解決するために、前記(A)
の基板搬送装置,(B)のストッパ,(C)のストッパ
移動装置,(D)の位置決め部材および(E)の位置決
め部材移動装置を含むプリント基板位置決め支持装置に
おいて、(F)前記ストッパ,前記ストッパ移動装置,
前記位置決め部材および前記位置決め部材移動装置を支
持し、前記基板搬送経路に平行な方向に移動可能なスト
ッパ等支持部材と、(G)そのストッパ等支持部材を前
記基板搬送経路に平行な方向に移動させる支持部材移動
装置とを設けたことを要旨とするものである。この装置
においては、ストッパ等支持部材が支持部材移動装置に
より移動させられれば、ストッパ,ストッパ移動装置,
複数の位置決め部材および位置決め部材移動装置が一斉
に移動させられ、それらの基板搬送経路に平行な方向に
おける位置が同時に変えられる。それによりストッパお
よびストッパ移動装置と位置決め部材および位置決め部
材移動装置とをそれぞれ1組ずつ設けるのみでありなが
ら、基板搬送経路に平行な方向において距離を隔てた複
数箇所において、プリント基板の移動を阻止し、位置決
め支持することができる。
【0005】1枚のプリント基板について、基板搬送経
路に平行な方向において距離を隔てた複数箇所において
順次移動を阻止し、位置決め支持してもよく、あるいは
種類の異なるプリント基板について、基板搬送経路に平
行な方向において距離を隔てた複数箇所のうちの1つで
あって、プリント基板の種類に応じた位置において移動
を阻止し、位置決め支持することもできる。前者の場
合、一旦、プリント基板の移動をストッパにより阻止す
るとともに、位置決め部材により位置決め支持した状態
から、移動阻止位置および位置決め支持位置を変更する
場合、ストッパおよび位置決め部材を作用位置へ移動さ
せたままの状態で変更してもよく、非作用位置へ移動さ
せ、次の移動阻止位置および位置決め支持位置へ移動さ
せた後、作用位置へ移動させてもよい。作用位置へ移動
させたままであれば、基板搬送装置によりプリント基板
を搬送させなくても、位置決め部材の移動によりプリン
ト基板を移動させることができる。後者の場合、ストッ
パ,ストッパ移動装置,位置決め部材および位置決め部
材移動装置は、プリント基板の搬入に先立って予めプリ
ント基板の移動を阻止し、位置決め支持する位置に位置
させられる。
【0006】位置決め部材は、例えば、発明の実施の形
態において説明するように、プリント基板に形成された
位置決め孔に嵌入してプリント基板を位置決め支持する
位置決めピンでもよく、バキュームによりプリント基板
を吸着して位置決め支持する吸着部材でもよい。位置決
め部材移動装置は、位置決め部材を一軸線のまわりに回
動させて作用位置と非作用位置とに移動させるものでも
よく、直線移動により両位置に移動させるものでもよ
い。
【0007】また、支持部材移動装置は、流体圧シリン
ダを駆動源としてストッパ等支持部材を移動させるもの
としてもよく、あるいはサーボモータを駆動源として移
動させるものとしてもよい。サーボモータを用いれば、
ストッパ等支持部材を基板搬送経路に平行な方向におい
て任意の位置へ移動させることができ、プリント基板の
移動を基板搬送経路の任意の位置において阻止し、位置
決め支持することができる。サーボモータのように回転
量が正確に制御される電動モータに限らず、一般的な電
動モータを駆動源とし、ストッパやセンサ等を併用して
ストッパ等支持部材を予め設定された位置において停止
させるようにしてもよい。
【0008】このように本発明によれば、1組ずつのス
トッパおよびストッパ移動装置と位置決め部材および位
置決め部材移動装置とを用いてプリント基板を基板搬送
経路に平行な方向において距離を隔てた複数箇所におい
て位置決め支持することができ、プリント基板の複数箇
所における位置決め支持が可能であって安価なプリント
基板位置決め支持装置が得られる。
【0009】また、電子部品装着システムのプリント基
板位置決め支持装置に本発明を適用すれば、部品装着装
置の部品装着位置を変えることなく、プリント基板の基
板搬送経路に平行な方向において距離を隔てた複数箇所
に電子部品を装着することができる。電子部品を装着す
る毎にストッパおよび位置決め部材等を移動させるとと
もにプリント基板を移動させ、新たな位置においてスト
ッパに移動を阻止させるとともに位置決め部材に位置決
めさせれば、部品装着装置の部品装着位置を変えなくて
も、基板搬送経路に平行な方向においてプリント基板の
部品装着装置に対する位置を変えることができ、異なる
位置に電子部品が装着されるようにすることができるの
である。
【0010】それにより、例えば、ストッパ等支持部材
を1枚のプリント基板の基板搬送経路に平行な方向の長
さを複数に等分割した距離ずつ移動させることにより、
プリント基板の基板搬送経路に平行な方向において距離
を隔てた複数箇所にそれぞれ、同じパターンで電子部品
を装着することができ、装着が予定されている全部の電
子部品の装着終了後、プリント基板を基板搬送経路に平
行な方向において等分割すれば、同じ仕様のプリント基
板を複数得ることができる。
【0011】1枚のプリント基板の複数箇所に電子部品
を装着するとき、ストッパ等支持部材の移動距離をプリ
ント基板の基板搬送経路に平行な方向の寸法を等分割し
て得られる長さとは異なる長さとし、プリント基板の基
板搬送経路に平行な方向において間隔を異にする箇所に
電子部品を装着し、プリント基板への全部の電子部品の
装着後、プリント基板を等分割すれば、大きさは同じで
あるが部品装着位置の異なる種類のプリント基板が得ら
れる。プリント基板をストッパ等支持部材の移動距離に
等しい間隔で分割すれば、大きさも電子部品の装着位置
も異なるプリント基板が得られる。種類の異なるプリン
ト基板についても、種類に応じて異なる位置において移
動を阻止し、位置決め支持することにより、部品装着装
置の部品装着位置を変えることなく、プリント基板の種
類毎に異なる部品固定箇所に電子部品を装着することが
できる。
【0012】高粘性流体塗布装置のプリント基板位置決
め支持装置に本発明を適用する場合も同様に、プリント
基板の基板搬送経路に平行な方向において距離を隔てた
複数箇所にそれぞれ、同じパターンで高粘性流体を塗布
することが可能であり、塗布終了後、プリント基板を分
割し、それぞれ高粘性流体が塗布されたプリント基板を
複数得ることが可能である。
【0013】第2発明においては、第1発明に係るプリ
ント基板位置決め支持装置の前記ストッパ等支持部材移
動装置が少なくとも1個の流体圧シリンダを含むものと
される。この装置においてストッパ等支持部材は、流体
圧シリンダにより移動させられる。流体圧シリンダは、
空気圧シリンダでもよく、液圧シリンダでもよい。流体
圧シリンダのピストンを2つのストロークエンドにおい
て停止させれば、ストッパ等支持部材を基板搬送経路に
平行な方向において距離を隔てた2箇所に位置させるこ
とができる。1個の流体圧シリンダにより、ストッパ等
支持部材を3箇所以上の位置に位置させることも可能で
ある。例えば、ストッパを設け、ストッパ等支持部材
を、ピストンが2つのストロークエンドにおいて停止す
ることにより得られる2つの位置の間において停止させ
るのである。ストッパは、ストッパ等支持部材の移動を
阻止する作用位置と、移動を許容する非作用位置とに移
動可能とし、ストッパ移動装置により両位置へ移動させ
る。
【0014】第3発明においては、第2発明に係る前記
支持部材移動装置が、(a)前記ストッパ等支持部材の
移動方向と平行な方向に移動可能な移動部材と、(b)
その移動部材と前記ストッパ等支持部材との間に設けら
れ、移動部材に対してストッパ等支持部材を移動させる
ストッパ等支持部材用流体圧シリンダと、(c)前記移
動部材と静止部材との間に設けられ、移動部材を静止部
材に対して移動させる移動部材用流体圧シリンダとを含
むものとされる。ストッパ等支持部材用流体圧シリンダ
は移動部材とストッパ等支持部材との間に設けられてお
り、移動部材が移動部材用流体圧シリンダにより移動さ
せられるとき、ストッパ等支持部材はストッパ等支持部
材用流体圧シリンダを介して移動部材と共に移動し、静
止部材に対して位置を変えられる。また、ストッパ等支
持部材はストッパ等支持部材用流体圧シリンダにより、
移動部材に対して移動させられる。そのため、ストッパ
等支持部材を、移動部材用流体圧シリンダおよびストッ
パ等支持部材用流体圧シリンダがいずれも作動しない状
態での位置と、いずれか一方の作動による位置と、両方
の作動による位置との3つの位置に移動させることがで
きる。移動部材に対して前記ストッパ等支持部材の移動
方向と平行な方向に相対移動可能な別の移動部材を設
け、両移動部材の間に別の移動部材用流体圧シリンダを
設けて、ストッパ等支持部材を3段階以上に移動可能
(4位置以上において停止可能)とすることもできる。
【0015】
【発明の望ましい態様】本発明は、前記各請求項に記載
の態様の他に、以下の態様でも実施可能である。実施の
態様は便宜上、請求項と同じ形式の実施態様項しとて記
載する。 (1)前記ストッパ等支持部材と前記移動部材とが共通
の移動部材ガイドに移動可能に支持されている請求項3
に記載のプリント基板位置決め支持装置。この装置にお
いては、2つの部材に対して移動部材ガイドが1つで済
み、装置を簡易にかつ安価に構成することができる。 (2)前記移動部材ガイドに平行な方向において、前記
ストッパ等支持部材と前記移動部材との少なくとも一部
が重なり合っており、その重なり合った部分の一方に開
口が形成され、重なり合った部分の他方からその開口を
経て連結用突部が反対側まで突出させられ、その連結用
突部と前記開口が形成された側の部材とに前記ストッパ
等支持部材用流体圧シリンダが連結されている実施態様
項1に記載のプリント基板位置決め支持装置。ストッパ
等支持部材および移動部材が共通の移動部材ガイドに移
動可能に支持されるとき、移動部材ガイドに平行な方向
において重なって設けられれば、ストッパ等支持部材お
よび移動部材が移動部材ガイドの一部を共用し、移動部
材ガイドが長くなることを回避しつつ、ストッパ等支持
部材および移動部材の移動部材ガイドによって支持され
る部分を長くすることができる。発明の実施の形態にお
いて説明するように、ストッパ等支持部材および移動部
材がそれぞれ、移動方向に距離を隔てた2箇所において
移動部材ガイドにより支持される場合、ストッパ等支持
部材の2箇所の被案内部の間に移動部材の2箇所の被支
持部が位置するようにしてもよく、あるいは各々の被案
内部が交互に位置するようにしてもよい。 (3)前記ストッパが前記基板搬送装置の基板支持面に
平行なXY平面に平行な一軸線のまわりの回動により前
記作用位置と前記非作用位置とに移動可能な回動ストッ
パであり、前記ストッパ移動装置がその回動ストッパを
回動させるストッパ回動装置である請求項1ないし3,
実施態様項1および2のいずれか1つに記載のプリント
基板位置決め支持装置。ストッパは、基板搬送経路に平
行な軸線のまわりに回動するものとしてもよく、XY平
面内において基板搬送経路と直角な軸線のまわりに回動
するものとしてもよい。 (4)前記位置決め部材が、前記ストッパにより移動を
阻止されたプリント基板の複数の位置決め孔に嵌入して
プリント基板を位置決めする位置決めピンを含み、前記
位置決め部材移動装置が複数の位置決めピンを前記位置
決め孔に嵌入する作用位置と位置決め孔から離脱する非
作用位置とに移動させる位置決めピン移動装置を含む請
求項1ないし3,実施態様項1ないし3のいずれか1つ
に記載のプリント基板位置決め支持装置。 (5)前記複数の位置決めピンが、前記基板搬送装置の
基板支持面に平行なXY平面に平行な一軸線のまわりに
回転可能な回転軸から延び出て回転軸の回転に伴って回
動する複数のピン支持アームにそれぞれ取り付けられ、
ピン支持アームの回動につれて前記作用位置と前記非作
用位置とに回動可能な回動位置決めピンであり、前記位
置決めピン移動装置が前記回転軸を回転させる回転軸回
転装置である実施態様項4に記載のプリント基板位置決
め支持装置。位置決めピンはピン支持アームの回動によ
り、基板搬送経路に平行な軸線のまわりに回動するもの
としてもよく、XY平面内において基板搬送経路と直角
な軸線のまわりに回動するものとしてもよい。 (6)前記複数のピン支持アームの少なくとも1個が前
記回転軸に相対位置調節可能に取り付けられた実施態様
項5に記載のプリント基板位置決め支持装置。ピン支持
アームの回転軸に対する相対位置を調節し得るのであれ
ば、例えば、プリント基板の種類が変わり、位置決め孔
の位置が変わっても、ピン支持アームを位置決めピンが
作用位置において位置決め孔に嵌入可能な位置へ移動さ
せることにより、プリント基板を位置決めすることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、第1ないし第3発明に共通
の一実施形態であるプリント基板位置決め支持装置を備
えた電子部品装着システムを図面に基づいて詳細に説明
する。図1において10は基台であり、基台10上に
は、プリント基板位置決め支持装置12,部品供給装置
14および部品装着装置16が設けられている。
【0017】プリント基板位置決め支持装置12は、図
1および図2に示すように、基板搬送装置20を有す
る。基板搬送装置20は、一対のレール部材たる固定レ
ール22および可動レール24を備えている。基台10
上には、一対の支持板26がそれぞれ2本ずつの支持部
材28により、基台10の上面から離れた位置に支持さ
れており、固定レール22はこれら支持板26の長手方
向の一端部に固定されている。支持板26の固定レール
22が固定された側とは反対側の端部には、取付板30
が固定されている。取付板30は固定レール22とほぼ
同じ長さを有し、固定レール22と平行に、かつ板面が
垂直な姿勢で固定されており、これら固定レール22と
取付板30とによって、2本の案内部材たるガイドロッ
ド32の両端部が支持されるとともに、2本のねじ軸3
4の両端部が回転可能に支持されている。
【0018】可動レール24は、それに固定のレールナ
ット38において送りねじたるねじ軸34に螺合される
とともに、被案内部たるガイドブロック40においてガ
イドロッド32に軸方向に摺動可能に嵌合されている。
一対のねじ軸34の固定レール22側の端部にはそれぞ
れスプロケット42が固定され、チェーン44が巻き掛
けられるとともに、テンションスプロケット46によっ
て張った状態に保たれている。したがって、2本のねじ
軸34のうちの一方にハンドル48が係合させられ、作
業者によって回転させられれば、そのねじ軸34の回転
が他方のねじ軸34に伝達され、可動レール24が固定
レール22に対して接近,離間させられ、基板搬送装置
20の基板搬送幅が調節される。固定レール22および
可動レール24の長手方向に平行な方向をX軸方向とす
る。
【0019】固定レール22および可動レール24の互
いに対向する面にはそれぞれ、長手方向の両端部にそれ
ぞれ回転部材たる溝型プーリ50が回転可能に取り付け
られるとともに、固定レール22,可動レール24の一
対ずつの溝型プーリ50の間の部分には図示しない長手
形状の案内部材たるベルトガイドが固定されており、こ
れら一対ずつの溝型プーリ50およびベルトガイドにそ
れぞれ巻き掛け部材たるベルト54(図3参照)が巻き
掛けられている。
【0020】固定レール22側のベルト54はさらに、
固定レール22に回転可能に取り付けられた2個の張力
付与部材たるテンションプーリ56(図3には一方のみ
示されている)および2個の回転部材たる溝型プーリ5
8(図3,図4には1個のみ示されている)に巻き掛け
られるとともに、図3に示す被駆動回転部材たる被駆動
プーリ60に巻き掛けられている。被駆動プーリ60
は、固定レール22および前記取付板30によって両端
部を回転可能に支持された回転伝達軸たるスプライン軸
62に固定されている。スプライン軸62には、スプロ
ケット64が固定されるとともに、駆動源たる基板搬送
用サーボモータ66の出力軸68に固定の回転部材たる
スプロケット70に巻き掛け部材たるチェーン72によ
って連結されている。なお、基板搬送用サーボモータ6
6は、図3に示すように、ブラケット74によって固定
レール22に取り付けられている。
【0021】また、可動レール24側のベルト54は、
可動レール24に回転可能に取り付けられた2個の張力
付与部材たるテンションプーリ76(図3には一方のみ
示されている)および2個の溝型プーリ77(図3には
1個のみ示されている)に巻き掛けられるとともに、被
駆動回転部材たる被駆動プーリ78に巻き掛けられてい
る。被駆動プーリ78は、可動レール24に回転可能か
つ軸方向に移動不能に取り付けられるとともに、スプラ
イン軸62にスプライン嵌合されている。したがって、
基板搬送用サーボモータ66が起動されれば、スプロケ
ット70,64が回転させられるとともにスプライン軸
62が回転させられ、被駆動プーリ60,78が回転さ
せられて一対のベルト54が移動させられる。プリント
基板84はこれら一対のベルト54上に載せられ、ベル
ト54との間の摩擦によりベルト54の移動に伴って搬
送される。水平に設けられた固定レール22,可動レー
ル24の各ベルト54がプリント基板84を水平な姿勢
で支持し、搬送するのであり、ベルト54の移動により
プリント基板84が搬送される経路が基板搬送経路であ
り、プリント基板84の基板搬送経路に沿って搬送され
る方向が基板搬送方向であり、基板搬送経路および基板
搬送方向はX軸方向に平行であって、基板支持面は水平
面である。
【0022】固定レール22および可動レール24の上
面にはそれぞれ、図1および図3に示すように、案内部
材86が固定されている。案内部材86は固定レール2
2,可動レール24とほぼ同じ長さを有するとともに、
垂直な案内面87を有し、それら一対の案内面87がプ
リント基板84の幅方向の両側からプリント基板84の
移動を案内する。案内部材86にはまた、押さえ部88
が一体的に設けられており、ベルト54上に載置された
プリント基板84の浮上がりを防止する。
【0023】プリント基板84は、図1において左方か
ら右方へ送られる。前記可動レール24の基板搬送方向
に平行な方向においてほぼ中間位置には、図1に示すよ
うに基板搬入検出装置たる基板搬入センサ90が設けら
れている。基板搬入センサ90は発光部および受光部を
備えた反射型の光電センサである。また、固定レール2
2の搬出側の端部には、プリント基板84の搬出を検出
する基板搬出検出装置たる基板搬出センサ92が設けら
れている。基板搬出センサ92も反射型の光電センサで
ある。
【0024】固定レール22には、図4に示すように、
プリント基板84に当接して移動を阻止する回動ストッ
パ100およびプリント基板84を位置決めする回動位
置決めピン102が設けられている。固定レール22の
可動レール24側とは反対側の外面には、取付部材たる
取付板104が固定されるとともに、取付板104には
移動部材ガイドたるガイドレール106が基板搬送方向
と平行に固定されている。
【0025】ガイドレール106には、図6に示すよう
に、移動部材108に固定されて被案内部を構成する2
個のガイドブロック110が摺動可能に嵌合されてい
る。移動部材108は長い板状を成し、2個のガイドブ
ロック110は移動部材108の長手方向の両端部にそ
れぞれ固定されている。また、移動部材108の取付板
104側とは反対側の面には、図5に示すように、流体
圧シリンダたる移動部材用エアシリンダ112が移動部
材108の移動方向(基板搬送方向)と平行な姿勢で搭
載されている。移動部材用エアシリンダ112のピスト
ンロッド114の先端部は、取付板104に固定されて
おり、ピストンロッド114の伸縮により移動部材10
8がガイドレール106に案内されつつ基板搬送経路に
平行な方向に移動させられる。
【0026】移動部材108の移動端は、図5に示すよ
うに、取付板104に固定のショックアブソーバ付スト
ッパ120,122にそれぞれ、移動部材108に固定
の当接部材124,126が当接することにより規定さ
れる。移動部材108には、その移動方向に平行に延び
る開口128が形成されており、ショックアブソーバ付
ストッパ122は、取付板104の開口128に対応す
る位置に設けられている。上記当接部材126は2個を
1対とし(図5には1個のみ示されている)、それぞれ
開口128より大きい頭部と、開口128に嵌合される
嵌合部とを有し、移動部材108の両側からそれぞれ開
口128に嵌合されるとともに、2個の当接部材126
にボルト130が螺合されることにより、当接部材12
6の各頭部が移動部材108を挟み、当接部材126が
移動部材108に固定されている。ボルト130の螺合
を緩めて当接部材126を開口128内において移動さ
せることにより、移動部材108の基板搬送方向におい
て下流側への移動端を調節することができる。ショック
アブソーバ付ストッパ120,122および当接部材1
24,126が停止位置の調節可能な移動部材ストッパ
装置を構成している。
【0027】なお、図示は省略するが、ショックアブソ
ーバ付ストッパ120,122内にはそれぞれ、当接部
材124,126がストッパ120,122に当接した
ことを検出するセンサが設けられている。移動部材10
8が予め設定された位置へ移動したことが検出されるの
である。
【0028】移動部材108の移動を案内するガイドレ
ール106にはまた、ストッパ等支持部材140が摺動
可能に嵌合されている。ストッパ等支持部材140は長
い板状を成し、長手方向の一方の側と中間部近傍とにそ
れぞれ、ガイドブロック142が固定されて被案内部を
構成しており、ガイドレール106に摺動可能に嵌合さ
れている。これらガイドブロック142間の距離は、移
動部材108に固定の一対のガイドブロック110間の
距離より短く、2個のガイドブロック142はガイドレ
ール106の2個のガイドブロック110の間の部分に
嵌合されている。
【0029】移動部材108には、流体圧エアシリンダ
たるストッパ等支持部材用エアシリンダ144が搭載さ
れている。ストッパ等支持部材用エアシリンダ144
は、移動部材108の移動方向に平行に設けられ、ピス
トンロッド146の突出端部には連結部材148が取り
付けられている。
【0030】移動部材108のストッパ等支持部材14
0の2個のガイドブロック142に対応する部分には、
ストッパ等支持部材140の移動方向に平行に延びる開
口150が形成されており、上記連結部材148は開口
150を通って取付板104側へ延び出させられるとと
もに、ストッパ等支持部材140の長手方向の一方の側
に固定のガイドブロック142に固定されている。した
がって、ストッパ等支持部材用エアシリンダ144のピ
ストンロッド146の伸縮により、ストッパ等支持部材
140がガイドレール106に案内されて取付板10
4,移動部材108に対して基板搬送経路に平行な方向
に移動させられる。これら移動部材108,移動部材用
エアシリンダ112,ストッパ等支持部材用エアシリン
ダ144がストッパ等支持部材移動装置を構成してい
る。
【0031】ストッパ等支持部材140の移動端は、移
動部材108に取り付けられたショックアブソーバ付ス
トッパ154に連結部材148が当接することと、連結
部材148に取り付けられたショックアブソーバ付スト
ッパ156が移動部材108に固定の当接部材158に
当接することとによって規定される。当接部材158は
2個を1対とし、それぞれ開口128より大きい頭部
と、開口128に嵌合される嵌合部とを有し、移動部材
108に形成された前記開口128に移動部材108の
両側から嵌合され、2個の当接部材158にボルト16
0が螺合されることにより、当接部材158の各頭部が
移動部材108を挟み、当接部材158が移動部材10
8に固定されている。開口128に移動部材108の取
付板104とは反対側から嵌合された当接部材158
は、開口128からの突出端部が上方へ延び出させら
れ、ショックアブソーバ付ストッパ156に当接するよ
うにされている。ボルト160の螺合を緩めて当接部材
158を開口128内において移動させることにより、
ストッパ等支持部材140の基板搬送方向において下流
側への移動端を調節することができる。ショックアブソ
ーバ付ストッパ154,156,連結部材148,当接
部材158が停止位置の調節可能なストッパ等支持部材
ストッパ装置を構成している。
【0032】図示は省略するが、ショックアブソーバ付
ストッパ154,156にも、連結部材148,当接部
材158がそれらストッパ154,156に当接したこ
とを検出するセンサが設けられている。ストッパ等支持
部材140が、予め設定された位置に移動したことが検
出されるのである。
【0033】ストッパ等支持部材140の長手方向の両
端部にはそれぞれ、支持部172が設けられるととも
に、それら支持部172により回転軸174が基板搬送
経路に平行な軸線のまわりに回転可能に支持されてい
る。この回転軸174には、2個のピン支持アーム17
6の一端部が嵌合されており、ピン支持アーム176の
突出端部に前記回動位置決めピン102(図4および図
6参照)が下方へ突出する向きに固定されている。
【0034】ピン支持アーム176の上記一端部には、
回転軸174に嵌合される嵌合孔が形成されるととも
に、図5に示すように、嵌合孔の中心線方向に延びると
ともに嵌合孔に到達するスリット178が形成され、ピ
ン支持アーム176の嵌合孔を形成する部分の一部が2
つに分けられている。そのため、ピン支持アーム176
のスリット178により2つに分けられた部分にまたが
ってボルト180を螺合すれば、スリット178が縮め
られ、嵌合孔が縮径させられてピン支持アーム176が
回転軸174に固定される。
【0035】回転軸174の一方の支持部172からの
突出端部には、図5および図6に示すように、係合部材
184が固定されるとともに、回動位置決めピン用エア
シリンダ186のピストンロッド188が係合させられ
ている。回動位置決めピン用エアシリンダ186は、支
持部172に固定のブラケット190に下向きに取り付
けられており、ピストンロッド188の突出端部には、
一対の係合突起192が突設されるとともに、係合部材
184に形成された切欠194に嵌入させられている。
【0036】したがって、ピストンロッド188が伸縮
させられれば、係合突起192と切欠194との係合に
より係合部材184および回転軸174が回転させら
れ、一対の回動位置決めピン102が一斉に基板搬送経
路に平行な軸線のまわりに回動させられ、プリント基板
84に形成された位置決め孔196(図4参照)に嵌入
してプリント基板84を位置決めする作用位置と、位置
決め孔196から離脱した非作用位置とに回動させられ
る。係合部材184,回動位置決めピン用エアシリンダ
186,係合突起192が位置決め部材移動装置の一種
である位置決めピン移動装置たる回転軸回転装置を構成
しているのである。一対の回動位置決めピン102は、
ボルト180の螺合を緩めてピン支持アーム176を回
転軸174に対して移動させることにより、基板搬送方
向に平行な方向における位置を調節することができる。
プリント基板84の種類に応じて位置決め孔196の位
置が異なれば、回動位置決めピン102の位置が調節さ
れる。
【0037】図示は省略するが、回動位置決めピン用エ
アシリンダ186には、ピストンの2つのストロークエ
ンドへの移動をそれぞれ検出するセンサが設けられてい
る。回動位置決めピン102の非作用位置および作用位
置への回動が検出されるのである。
【0038】回転軸174にはまた、図6に示すよう
に、他方の支持部172と回動位置決めピン102との
間の部分にストッパ支持アーム200の一端部が嵌合さ
れるとともに、その突出端部には、図4に示すように前
記回動ストッパ100がブラケット204によって取り
付けられている。ブラケット204には、X軸方向に延
びる一対の長穴205が形成されており、長穴205を
通ってねじ206がストッパ支持アーム200に螺合さ
れることにより、ブラケット204がストッパ支持アー
ム200に固定されている。ブラケット204、ひいて
はブラケット204に固定された回動ストッパ100の
ストッパ支持アーム200に対するX軸方向の取付位置
を微調整することができるのである。ストッパ支持アー
ム200の回転軸174に嵌合される嵌合孔は、回転軸
174の直径より僅かに大きくされ、ストッパ支持アー
ム200は回転軸174に対して回転可能とされてい
る。なお、ストッパ支持アーム200は、回転軸174
に設けられた一対のフランジ部202により挟まれて軸
方向の移動を阻止されている。
【0039】ストッパ支持アーム200に隣接する上記
他方の支持部172には、ブラケット208によって回
動ストッパ用エアシリンダ210が下向きに取り付けら
れるとともに、ピストンロッド212の突出端部に設け
られた一対の係合突起214は、ストッパ支持アーム2
00に設けられた一対の切欠216(図4参照)に嵌入
させられている。したがって、ピストンロッド212の
伸縮によりストッパ支持アーム200が基板搬送経路に
平行な軸線のまわりに回動させられ、回動ストッパ10
0がプリント基板84に当接して移動を阻止する作用位
置と、当接しない非作用位置とに回動させられる。回動
ストッパ用エアシリンダ210,係合突起214,スト
ッパ支持アーム200等がストッパ移動装置の一種であ
るストッパ回動装置を構成しているのである。なお、前
記基板搬入センサ90は、正確には、基板搬送方向にお
いて回動ストッパ100より僅かに上流側に設けられて
いる。
【0040】図示は省略するが、ストッパ回動用エアシ
リンダ210には、ピストンが2つのストロークエンド
まで移動したことを検出するセンサが設けられている。
回動ストッパ100の非作用位置および作用位置への回
動が検出されるのである。
【0041】前記部品供給装置14および部品装着装置
16は、図1に示すように、基台10上のプリント基板
位置決め支持装置12に水平面内において前記X軸方向
と直角なY軸方向において隣接する位置に設けられてい
る。XY平面は水平面であり、基板支持面に平行なので
ある。基台10上には、支持台228(図2参照)が水
平に固定されており、この支持台228上に一対の案内
部材たるガイドレール230がX軸方向に平行に設けら
れるとともに、X軸スライド234が摺動可能に嵌合さ
れている。X軸スライド234の下面には、1本のガイ
ドレール230につき、2つずつの被案内部236(図
2には2つのみ示されている)が設けられている。
【0042】これら被案内部236にはそれぞれ、前記
ピン支持アーム176の回転軸174に嵌合される部分
と同様に、ガイドレール230に嵌合される嵌合孔が形
成されるとともに、嵌合孔の周壁にスリットが形成され
て、周壁の一部が2つに分けられており、嵌合孔におい
てガイドレール230に嵌合された状態で、この周壁の
2つに分けられた部分に跨がってねじ部材242が2個
ずつ螺合されることにより、スリットが縮められ、X軸
スライド234がガイドレール230に対して、ひいて
は基台10にクランプされる。被案内部236およびね
じ部材242がX軸クランプを構成しているのである。
【0043】X軸スライド234には図示しないX軸ナ
ットが固定されるとともに、基台10上に、X軸方向に
平行であって回転可能かつ軸方向に移動不能に設けられ
たX軸送りねじ238(図2参照)に螺合されている。
ねじ部材242の螺合を緩めてX軸スライド234の基
台10に対するクランプを解き、X軸送りねじ238に
ハンドル240を係合させ、作業者が回転操作すること
によりX軸スライド234がX軸方向に移動させられ
る。X軸スライド234を所定の位置へ移動させた後、
ねじ部材242を締め付けてX軸スライド234を基台
10に対してクランプする。
【0044】X軸スライド234上には、一対の案内部
材たるガイドレール250がY軸方向に平行に設けられ
るとともに、Y軸スライド254が摺動可能に嵌合され
ている。Y軸スライド254の下面には、1本のガイド
レール250に対して2個ずつの被案内部256が設け
られている(図2には2個のみ示されている)。これら
被案内部256には、X軸スライド234に設けられた
前記被案内部236と同様に嵌合孔およびスリットが形
成され、嵌合孔にガイドレール250が嵌合された状態
で、被案内部256のスリットが形成された部分にねじ
部材262が2個ずつ螺合されることにより、Y軸スラ
イド254がガイドレール250に対して、ひいてはX
軸スライド234に対してクランプされる。被案内部2
56およびねじ部材262がY軸クランプを構成してい
るのである。
【0045】Y軸スライド254には、図示しないY軸
ナットが固定されるとともに、X軸スライド234上
に、Y軸方向に平行であって回転可能かつ軸方向に移動
不能に設けられたY軸送りねじ258に螺合されてい
る。したがって、ねじ部材262の螺合を緩め、Y軸ス
ライド254のX軸スライド234に対するクランプを
解き、Y軸送りねじ258にハンドル260を係合さ
せ、作業者が手動で回転操作することにより、Y軸スラ
イド254がY軸方向に移動させられる。Y軸スライド
254の所定の位置への移動後、ねじ部材262を締め
付け、Y軸スライド254をX軸スライド234に対し
てクランプする。
【0046】なお、基台10には、図2に示すように段
差が設けられ、X軸スライド234およびY軸スライド
254はプリント基板位置決め支持装置12より低い位
置に設けられ、部品供給装置14および部品装着装置1
6とプリント基板位置決め支持装置12との高さの差が
小さくされている。
【0047】Y軸スライド254上には、図1に示すよ
うに、カートリッジ支持台278が固定されるととも
に、カートリッジ支持台278には、図2に示すよう
に、部品供給装置14の電子部品供給カートリッジ27
0(以下、カートリッジ270と略称する)が取付装置
272により取り付けられている。カートリッジ270
により供給される電子部品は、テープ化電子部品とされ
ている。テープ化電子部品は、部品保持テープとカバー
テープとによって電子部品がテーピングされたものであ
り、リール274に巻き付けられている。リール274
はカートリッジ本体276の後部に回転可能に取り付け
られており、テープ化電子部品は図示しない送り装置に
よって一定ピッチ(部品保持テープの電子部品保持間隔
に等しい距離)ずつ送られ、カバーテープを剥がされた
先頭の電子部品が部品供給位置へ送られる。カートリッ
ジ270の部品供給位置を含む部分が部品供給部であ
る。なお、図示は省略するが、カートリッジ本体276
には、部品保持テープから剥がされたカバーテープを巻
き取る巻取リールおよびリール駆動装置が設けられてい
る。
【0048】カートリッジ支持台278には、図1に示
すように、位置決め溝280がY軸方向に平行に設けら
れるとともに、位置決め溝280のプリント基板位置決
め支持装置12側の端には、図2に示すようにストッパ
板282が固定されている。また、カートリッジ支持台
278のプリント基板位置決め支持装置12とは反対側
の端面には、係合レバー284がX軸方向に平行な軸線
のまわりに回動可能に取り付けられるとともに、図示し
ないスプリングによって上部がカートリッジ支持台27
8側へ回動する向きに付勢されている。
【0049】カートリッジ270は、カートリッジ本体
276の下面に突設された図示しない位置決め突部が位
置決め溝280に嵌合され、カートリッジ本体276の
前部に設けられた係合突部286がストッパ板282に
係合させられるとともに、カートリッジ本体276の後
部から下方へ突設された別の係合突部288に係合レバ
ー284が係合することにより、X軸方向(幅方向)お
よび前後方向(テープ化電子部品の送り方向に平行な方
向)に位置決めされるとともに、カートリッジ支持台2
78からの浮上がりを防止された状態でカートリッジ支
持台278に取り付けられる。
【0050】Y軸スライド254上には、図2に示すよ
うにコラム290が立設されている。コラム290の上
部からはアーム292がY軸方向に平行であって、プリ
ント基板搬送装置12の固定レール22を超える位置ま
で延び出させられている。アーム292の垂直な側面2
94には、流体圧シリンダたるY軸ロッドレスシリンダ
296がY軸方向に平行に取り付けられている。
【0051】Y軸ロッドレスシリンダ296は、ピスト
ンロッドのない空気圧シリンダであって、Y軸方向に延
びるヘッドガイドたるガイドレール298を備えてい
る。Y軸ロッドレスシリンダ296においては、ピスト
ンと一体的に設けられた図示しない移動子が気密を保っ
てハウジング外へ突出させられており、その移動子に固
定された移動台300は、移動子の移動によりY軸方向
に移動させられるとともに、ガイドレール298により
移動を案内される。移動台300の移動は、ハウジング
の両端部にそれぞれ設けられたショックアブソーバ付ス
トッパボルト302,304に当接することにより阻止
され、移動端位置は、ショックアブソーバ付ストッパボ
ルト302,304の螺合量の調節により調節される。
【0052】移動台300には、取付部材308を介し
てZ軸エアスライドテーブル310(「エアスライドテ
ーブル」は商品名)がXY平面である水平面に直角なZ
軸方向、すなわち上下方向に延びる姿勢で取り付けられ
ている。Z軸エアスライドテーブル310は、ガイドレ
ール309(図2参照),ガイドレール309に案内さ
れて移動させられるテーブル311およびテーブル31
1を移動させる一対のロッドレスシリンダ(図示省略)
を備えている。ロッドレスシリンダは、前記Y軸ロッド
レスシリンダ296と同様に構成されており、テーブル
311は、一対のロッドレスシリンダの各ピストンにそ
れぞれ一体的に設けられてハウジング外へ気密を保って
突出させられた移動子に固定されており、移動子の移動
によりガイドレール309に案内されてZ軸方向、すな
わち上下方向に移動させられる。
【0053】テーブル311には取付部材312が固定
され、取付部材312には部品装着ヘッド314が搭載
されている。部品装着ヘッド314は、2個を1対とす
る把持爪を2対有し、2個ずつの把持爪が互いに直角な
方向において開閉させられて電子部品を把持,解放する
チャックを備えている。
【0054】Y軸ロッドレスシリンダ296によって移
動台300が移動させられることにより、部品装着ヘッ
ド314はY軸方向へ移動させられ、部品供給装置14
の部品供給部に対応する部品受取位置と、プリント基板
84の部品固定箇所に対応する部品装着位置とに移動さ
せられる。移動台300の移動端の調節により、部品受
取位置と部品供給部とがY軸方向において一致させられ
る。また、部品受取位置と部品供給部とのX軸方向にお
ける位置は、部品装着ヘッド314およびカートリッジ
270等の取付位置精度を高くすることにより、一致さ
せられている。
【0055】取付部材308には、取付部材312に当
接して下降を阻止するショックアブソーバ付ストッパ3
16がブラケット318によって取り付けられている。
ショックアブソーバ付ストッパ316のブラケット31
8に対する上下方向の取付位置を調節することにより、
取付部材312、ひいては部品装着ヘッド314の下降
端位置を調節することができる。
【0056】部品装着ヘッド314は、ヘッド回転装置
320によりZ軸に平行な自身の軸線のまわりに回転さ
せられる。ヘッド回転装置320は、図7に概略的に示
すように、円筒状の装置本体322に相対回転可能かつ
同心に嵌合された円筒状の外側ロータ324と、外側ロ
ータ324内に相対回転可能かつ同心に嵌合された内側
ロータ326とを有し、内側ロータ326に出力軸32
8(図2参照)が同心に固定されている。外側ロータ3
24および内側ロータ326はそれぞれ、装置本体32
2,外側ロータ324に設けられた図示しないロータリ
エアアクチュエータにより正逆両方向に回転させられ
る。
【0057】装置本体322には、外側ロータ324の
原位置を規定する外側ロータ用原位置ストッパ330が
固定されるとともに、原位置ストッパ330から90度
離れた位置に外側ロータ回転角度規定用ストッパ332
が固定されている。外側ロータ324の一方の回動端
は、外側ロータ324に設けられた係合片334が原位
置ストッパ330に当接することにより規定され、他方
の回動端は、係合片334が外側ロータ回転角度規定用
ストッパ332に当接することにより規定される。
【0058】外側ロータ324には、内側ロータ326
の原位置を規定する内側ロータ用原位置ストッパ338
が固定されるとともに、内側ロータ用原位置ストッパ3
38から180度離れた位置に内側ロータ回転角度規定
用ストッパ340が固定されている。内側ロータ326
の一方の回動端は、出力軸328に嵌合され、固定され
た係合片342が原位置ストッパ338に当接すること
により規定され、他方の回動端は係合片342が内側ロ
ータ回転角度規定用ストッパ340に当接することによ
り規定される。
【0059】さらに、装置本体322に固定される図示
しないカバーには、原位置検出スイッチ344,90度
検出スイッチ346,180度検出スイッチ348,2
70度検出スイッチ350(図8参照)が90度間隔に
取り付けられている。これらスイッチ344〜350は
近接スイッチであり、カバーは、4個のスイッチ344
〜350がそれぞれ、係合片342に設けられた検出片
352を内側ロータ326が原位置から90度ずつ回動
した位置において検出する位相で装置本体322に固定
されている。検出片352は、係合片342の出力軸3
28からの突出端部の上面に固定され、係合片342か
ら出力軸328の軸線に平行な方向に延び出させられて
いる。
【0060】外側ロータ324が回転させられるとき、
内側ロータ326は係合片342が原位置ストッパ33
8に係合した状態に保たれ、その係合により外側ロータ
324と共に回転し、図8に示すように出力軸328が
90度回転させられる。内側ロータ326のみが回転さ
せられれば、出力軸328は180度回転させられる。
外側ロータ324が90度回転させられ、それに伴って
内側ロータ326が90度回転させられた状態から内側
ロータ326が180度回転させられれば、出力軸32
8は270度回転させられる。これらの回転は、検出片
352がスイッチ346〜350によって検出されるこ
とにより検出される。出力軸328は自身の軸線のまわ
りに90度ずつ回転させられるのであり、それにより部
品装着ヘッド314により保持された電子部品の軸線ま
わりの姿勢が90度ずつ変更される。
【0061】本電子部品装着システムは、図9に示す制
御装置360により制御される。制御装置360は、C
PU362,ROM364,RAM366およびそれら
を接続するバス368を有するコンピュータ370を主
体とするものである。バス368には入力インタフェー
ス372が接続されるとともに、基板搬入センサ90,
基板搬出センサ92,原位置検出スイッチ344,90
度検出スイッチ346,180度検出スイッチ348,
270度検出スイッチ350が接続されている。バス3
68にはまた、出力インタフェース376が接続される
とともに、駆動回路378,380,382,384,
386,388,390,392を介して、基板搬送用
サーボモータ66,移動部材用エアシリンダ112,ス
トッパ等支持部材用エアシリンダ144,回動位置決め
ピン用エアシリンダ186,回動ストッパ用エアシリン
ダ210,Y軸ロッドレスシリンダ296,Z軸エアス
ライドテーブル310(正確には、各シリンダ112,
144,186,210,296,Z軸エアスライドテ
ーブル310を構成するロッドスシリンダの各エア室へ
のエアの供給を切り換える電磁方向切換弁),ヘッド回
転装置320(正確には、内側ロータ326,外側ロー
タ324を回転させる2つのロータリエアアクチュエー
タの各エア室へのエアの供給を切り換える電磁方向切換
弁)が接続されている。また、ROM364には、図1
0にフローチャートで示す電子部品装着ルーチン等、プ
リント基板84の搬入,搬出や電子部品の装着等に必要
な種々のプログラムが格納されている。
【0062】次に、作動を説明する。プリント基板84
の搬入に先立ってX軸スライド234,Y軸スライド2
54が移動させられ、XY平面内において部品装着ヘッ
ド314の部品装着位置がプリント基板84の部品固定
箇所と一致させられる。作業者は、ねじ部材242,2
62の螺合を緩め、X軸送りねじ238,Y軸送りねじ
258を回転操作してX軸スライド234,Y軸スライ
ド254を移動させた後、ねじ部材242,262を締
め付けてX軸スライド234,Y軸スライド254を固
定するのである。回動ストッパ100および回動位置決
めピン102は、基板搬送方向に平行な方向において図
1および図6に実線で示す第1位置に位置させられると
ともに、いずれも非作用位置に位置させられている。
【0063】電子部品の装着時には、電子部品装着ルー
チンが実行される。本電子部品装着システムにおいて
は、1枚のプリント基板84の基板搬送経路に平行な方
向において距離を隔てた3箇所に電子部品を装着するこ
とが可能であり、まず、プリント基板84に電子部品を
3個装着する場合を説明する。
【0064】電子部品装着ルーチンのステップ1(以
下、S1と略記する。他のステップも同じ。)が実行さ
れ、基板搬送用サーボモータ66が起動され、ベルト5
4が移動させられてプリント基板84の搬入が開始され
るとともに、回動ストッパ用エアシリンダ210が作動
させられ、回動ストッパ100が非作用位置から作用位
置に向かって回動させられる。プリント基板84は、当
該電子部品装着システムのプリント基板位置決め支持装
置12の基板搬送方向において上流側に設けられた装置
から供給される。この装置は、例えば、部品装着ヘッド
がX軸方向およびY軸方向に移動させられてプリント基
板84の任意の位置に電子部品を装着する電子部品装着
装置であってもよく、あるいは当該電子部品装着システ
ムと同じ構成を有し、別の種類の電子部品をプリント基
板84に装着するシステムであってもよく、あるいはプ
リント基板84に接着剤やクリーム状半田等の高粘性流
体を塗布する高粘性流体塗布装置(例えば、スクリーン
印刷機や接着剤ディスペンサ等)であってもよく、ある
いは複数のプリント基板84がストッカに収容されると
ともに、プリント基板位置決め支持装置12に1枚ずつ
供給するプリント基板供給装置であってもよい。
【0065】次いでS2においてプリント基板84が搬
入されたか否かが判定される。この判定は、基板搬入セ
ンサ90がプリント基板84を検出したか否かにより行
われる。この判定結果は当初はNOであり、S3におい
て回動ストッパ100が作用位置へ到達したか否かが判
定される。この判定は、回動ストッパ用エアシリンダ2
10のピストンが回動ストッパ100を作用位置へ回動
させる側へのストロークエンドまで移動したか否かによ
り行われる。この判定結果も当初はNOであり、ルーチ
ンの実行はS2に戻る。
【0066】プリント基板84が搬入されればS2の判
定結果がYESになってS5が実行され、基板搬送用サ
ーボモータ66が止められる。また、回動ストッパ10
0が作用位置へ到達すればS3の判定結果がYESにな
ってS4が実行され、プリント基板84の搬送が停止さ
れているか否か、すなわち基板搬送用サーボモータ66
が止まっているか否かが判定される。回動ストッパ10
0は作用位置へ回動したが、プリント基板84がまだ基
板搬入センサ90によって検出される位置まで搬入され
ていない状態で次の作動が行われることがないようにさ
れているのである。回動ストッパ100の作用位置への
到達の方が、プリント基板84の基板搬入センサ90に
より検出される位置への搬入より早いのが普通であり、
プリント基板84は、基板搬入センサ90により検出さ
れた後、ベルト54が止まるまでの間に回動ストッパ1
00に当接して移動を阻止される。
【0067】なお、S6,S9,S12,S14〜S1
9においてはそれぞれ、図示は省略するが、S2および
S3におけると同様に、動作の完了に基づいてステップ
が進行するようになっている。ショックアブソーバ付ス
トッパ120,122,154,156に設けられたセ
ンサにより、移動部材108,ストッパ等支持部材14
0が移動端へ移動したこと、すなわち回動ストッパ10
0および回動位置決めピン102が基板搬送方向におい
て後述する第2位置あるいは第3位置へ移動させられた
ことが検出(確認)され、回動ストッパ用エアシリンダ
210,回動位置決めピン用エアシリンダ186に設け
られたセンサによるピストンのストロークエンドへの移
動の検出に基づいて、回動ストッパ100および回動位
置決めピン102の回動の完了が確認されてステップが
進行するようになっているのである。
【0068】また、プリント基板84の搬出は基板搬出
センサ92により検出される。プリント基板位置決め支
持装置12の基板搬送装置20の基板搬送方向において
下流側には、搬出されたプリント基板84を受け取る装
置が設けられている。この装置は、例えば、当該電子部
品装着システムと同じ構成を有し、別の種類の電子部品
をプリント基板84に装着する電子部品装着システムで
あってもよく、あるいは電子部品の装着の済んだプリン
ト基板84を収容するストッカを有するプリント基板収
容装置でもよい。
【0069】回動ストッパ100が作用位置へ回動させ
られ、プリント基板84が搬入されればS4の判定結果
がYESになってS6が実行される。S6においては、
回動位置決めピン用エアシリンダ186が作動させら
れ、2個の回動位置決めピン102が非作用位置から作
用位置へ回動させられ、位置決め孔196に嵌入してプ
リント基板84を位置決めする。
【0070】続いてS7が実行され、部品装着ヘッド3
14が電子部品を把持するとともに、プリント基板84
に装着する。図示しない電子部品取出・装着用のサブル
ーチンが読み出され、それに従って電子部品のカートリ
ッジ270からの取出し、プリント基板84への装着が
行われる。このルーチンも、部品装着ヘッド314の部
品受取位置,部品装着位置,上昇端位置,下降端位置へ
の移動がそれぞれセンサにより確認されて次の動作が行
われるように構成されている。
【0071】前回の電子部品の装着後、部品装着ヘッド
314は部品受取位置へ戻されており、プリント基板8
4の位置決め後、Z軸エアスライドテーブル310によ
り下降させられて電子部品を把持する。把持後、部品装
着ヘッド314は上昇させられ、上昇端位置への移動
後、Y軸ロッドレスシリンダ296により部品装着位置
へ移動させられる。この移動中、必要であれば部品装着
ヘッド314がヘッド回転装置320により回転させら
れ、電子部品が自身の軸線のまわりに回転させられて姿
勢が変更される。移動後、部品装着ヘッド314は下降
させられ、電子部品をプリント基板84の部品固定箇所
上に載置する。載置後、部品装着ヘッド314は上昇さ
せられるとともに、部品受取位置へ移動させられる。
【0072】電子部品が装着されたならばS8が実行さ
れ、プリント基板84に装着される電子部品が1個であ
るか否かが判定される。プリント基板84に装着される
電子部品の数は、電子部品を装着するプリント基板84
の種類,枚数,部品固定箇所,装着される電子部品の種
類等を設定した装着プログラムからわかる。プリント基
板84には電子部品が3個装着されるため、S8の判定
結果はNOになってS9が実行され、回動ストッパ10
0および回動位置決めピン102が基板搬送経路に平行
な方向において図6に一点鎖線で示す第2位置へ移動さ
せられる。ストッパ等支持部材用エアシリンダ144の
ピストンロッド146が収縮させられ、ストッパ等支持
部材140がガイドレール106により案内されつつ、
移動部材108に対して、基板搬送方向において下流側
へ移動させられるのである。ストッパ等支持部材140
の移動は、連結部材148に取り付けられたショックア
ブソーバ付ストッパ156が当接部材158に当接する
ことにより阻止され、回動ストッパ100および回動位
置決めピン102が第2位置に位置させられる。
【0073】第1位置と第2位置との間の距離は、プリ
ント基板84の基板搬送方向に平行な方向の長さの3分
の1であり、当接部材158の位置は、電子部品の装着
に先立って、ストッパ等支持部材140が上記距離だけ
移動する位置に設定されている。
【0074】回動ストッパ100および回動位置決めピ
ン102はいずれも作用位置に位置したままで移動させ
られる。そのため、プリント基板84は回動位置決めピ
ン102と共に移動させられるのであるが、このとき基
板搬送装置20のベルト54が移動部材108と同じ速
度で移動させられ、プリント基板84はベルト54によ
っても送られる。
【0075】次いでS10が実行され、プリント基板8
4に電子部品が装着される。部品装着ヘッド314の部
品装着位置は前回の電子部品の装着時と同じであり、プ
リント基板84を基板搬送方向に平行な方向において3
等分するとすれば、ここでは、基板搬送方向に平行な方
向において真中のプリント基板構成部について、最も下
流側のプリント基板構成部と同じ位置に電子部品が装着
される。
【0076】電子部品の装着後、S11が実行され、プ
リント基板84に電子部品が2個装着されるか否かが判
定される。この判定結果はNOであり、S12が実行さ
れ、回動ストッパ100,回動位置決めピン102が図
6に二点鎖線で示す第3位置へ移動させられる。移動部
材用エアシリンダ112のピストンロッド114が収縮
させられ、移動部材108が基板搬送方向において下流
側へ移動させられることにより、移動部材108に搭載
されたストッパ等支持部材用エアシリンダ1144が移
動部材108と共に移動させられ、ストッパ等支持部材
用エアシリンダ144に連結されたストッパ等支持部材
140が基板搬送経路に沿って移動させられるのであ
る。
【0077】移動部材108の移動は、当接部材126
がショックアブソーバ付ストッパ122に当接すること
により阻止される。第2位置と第3位置との間の距離
は、プリント基板84の基板搬送方向に平行な方向の長
さの3分の1であり、当接部材126の位置は、電子部
品の装着開始に先立って回動ストッパ100および回動
位置決めピン102が上記距離だけ移動する位置に調節
されている。この移動時にも基板搬送用サーボモータ6
6が起動され、プリント基板84はベルト54によって
も送られる。
【0078】移動後、S13が実行され、プリント基板
84に電子部品が装着される。部品装着ヘッド314の
部品装着位置は前回の電子部品の装着時と同じであり、
プリント基板84を基板搬送方向に平行な方向において
3等分するとすれば、ここでは、基板搬送方向に平行な
方向において上流側のプリント基板構成部について、最
も下流側および真中のプリント基板構成部と同じ位置に
電子部品が装着される。
【0079】次いでS14が実行され、回動ストッパ1
00および回動位置決めピン102が非作用位置へ回動
させられた後、S15が実行され、回動ストッパ100
および回動位置決めピン102が第1位置へ復帰させら
れる。移動部材用エアシリンダ112のピストンロッド
114が伸長させられ、移動部材108が基板搬送方向
において上流側へ移動させられるとともに、ストッパ等
支持部材用エアシリンダ144のピストンロッド146
が伸長させられ、ストッパ等支持部材140も同方向へ
移動させられるのである。また、基板搬送用サーボモー
タ66が起動され、プリント基板84が搬出される。
【0080】回動ストッパ100および回動位置決めピ
ン102が第1位置へ復帰するとともに、プリント基板
84が搬出されたならばルーチンの実行は終了する。プ
リント基板84が搬出されたことは、基板搬出センサ9
2の受光部がプリント基板84により反射された発光部
の光を受光する状態になった後、プリント基板84が通
過し、再び非受光状態になることからわかる。
【0081】プリント基板84に電子部品が2個装着さ
れる場合を説明する。この場合はS8の判定結果がNO
になってS9が実行され、回動ストッパ100および回
動位置決めピン102が第2位置へ移動させられる。た
だし、この第2位置は、電子部品を3個装着する場合の
第2位置とは異なり、図11に一点鎖線で示すように、
プリント基板84の基板搬送方向に平行な方向における
長さを2等分した長さに等しい距離、第1位置から基板
搬送方向に平行な方向において下流側へ離れた位置であ
る。ストッパ等支持部材140がストッパ等支持部材用
エアシリンダ144によって移動させられることは電子
部品を3個装着する場合と同じであり、当接部材158
の位置はストッパ等支持部材140が上記距離だけ移動
する位置に調節されている。
【0082】回動ストッパ100,回動位置決めピン1
02の第2位置への移動後、プリント基板84に電子部
品が装着され、次いでS11において電子部品が2個装
着されるか否が判定される。この判定結果はYESであ
り、S16の実行により、回動ストッパ100および回
動位置決めピン102が非作用位置へ回動させられ、そ
の後、S17の実行により回動ストッパ100および回
動位置決めピン102が第1位置へ戻される。ストッパ
等支持部材用エアシリンダ144のピストンロッド14
6が伸長させられ、ストッパ等支持部材140が移動さ
せられるのである。また、プリント基板84が搬出さ
れ、これらが完了すればルーチンの実行は終了する。
【0083】また、プリント基板84に電子部品が1個
装着される場合には、S8の判定結果がYESになって
S18が実行される。この場合は、回動ストッパ100
および回動位置決めピン102は第1位置にあり、非作
用位置へ回動させるのみでよく、回動後、S19が実行
されてプリント基板84が搬出された後、ルーチンの実
行が終了する。
【0084】このように本電子部品装着システムにおい
ては、1組ずつのストッパ100およびストッパ移動装
置と複数の位置決めピン102および位置決めピン移動
装置を基板搬送経路に平行な方向において移動させ、そ
れらの位置を3箇所に設定することができ、それにより
プリント基板84の移動を基板搬送経路に平行な方向に
おいて距離を隔てた3箇所において止めることができる
電子部品装着システムを簡易にかつ安価に構成すること
ができる。プリント基板84に電子部品が2個または3
個装着される場合、プリント基板84は装着が予定され
た全部の電子部品の装着後、基板搬送方向に平行な方向
において2分割あるいは3分割することにより、2枚あ
るいは3枚のプリント基板を得ることができる。プリン
ト基板84を分割しなければ、電子部品が同じ装着パタ
ーンで2パターンあるいは3パターン装着されたプリン
ト基板84が得られる。また、X軸スライド234およ
びY軸スライド254を移動させ、部品装着ヘッド31
4の部品装着位置を部品固定箇所に一致させておくこと
により、部品装着ヘッド314を部品受取位置と部品装
着位置との間で一直線状に、かつ一定距離移動させ、電
子部品をプリント基板84に迅速に装着することができ
る。
【0085】なお、前記実施形態において回動ストッパ
100,回動位置決めピン102は、第2位置,第3位
置への移動時に作用位置に回動させられたままにされる
とともに、それらの移動と共にプリント基板84が基板
搬送装置20によって搬送されるようになっていたが、
回動ストッパ100,回動位置決めピン102を非作用
位置へ回動させた状態で移動させ、移動後、作用位置へ
回動させてもよい。回動ストッパ100,回動位置決め
ピン102の非作用位置への回動後、回動ストッパ10
0および回動位置決めピン102を第2位置あるいは第
3位置へ移動させ、その後、回動ストッパ100を作用
位置へ移動させるとともに、基板搬送装置20によりプ
リント基板84を送るのである。プリント基板84の移
動が回動ストッパ100により阻止されたならば、プリ
ント基板84の搬送を止めるとともに回動位置決めピン
102を作用位置へ回動させる。あるいは回動ストッパ
100,回動位置決めピン102を作用位置に位置させ
たままの状態で移動させ、基板搬送装置20は作動させ
なくてもよい。ベルト54は移動させず、基板搬送装置
20にはプリント基板84の搬送を行わせないのであ
り、プリント基板84は回動位置決めピン102の移動
のみにより送られる。
【0086】また、前記実施形態においてストッパ等支
持部材140の第2位置への移動時には、ストッパ等支
持部材用エアシリンダ144を作動させてストッパ等支
持部材140を移動部材108に対して移動させ、第3
位置への移動時には、移動部材用エアシリンダ112を
作動させ、移動部材108の移動によりストッパ等支持
部材140を移動させるようにされていたが、逆でもよ
い。
【0087】さらに、移動部材用エアシリンダ112,
ストッパ等支持部材用エアシリンダ144をロッドレス
シリンダにより構成してもよく、Y軸ロッドレスシリン
ダ296,Z軸エアスライドテーブル310にそれぞれ
代えて、ピストンロッドを有するエアシリンダを設け、
部品装着ヘッドをY軸方向およびZ軸方向に移動させて
もよい。
【0088】また、回動ストッパは、基板搬送装置20
の基板支持面に平行なXY平面に直角な軸線のまわりの
回動により、作用位置と非作用位置とに移動させられる
ものとしてもよい。
【0089】さらに、ストッパおよび位置決め部材は、
直線移動により、作用位置と非作用位置とに移動させら
れるものとしてもよい。
【0090】また、前記電子部品装着システムと共に、
このシステムとは、装着する電子部品の種類は同じであ
るが、プリント基板の搬送方向と直角な方向における電
子部品の装着位置を異にするシステムを隣接して設けれ
ば、装着が予定された全部の電子部品の装着後、プリン
ト基板を基板搬送方向と、基板搬送方向と直角な方向と
においてそれぞれ分割することにより複数のプリント基
板が得られる。あるいは、部品装着装置を、部品装着ヘ
ッドが水平面内において基板搬送方向と直角な方向にお
いて複数の箇所に電子部品を装着可能なものとし、プリ
ント基板の基板搬送方向において距離を隔てた複数箇所
に電子部品を装着するとともに、基板搬送方向と直角な
方向において距離を隔てた複数箇所にも電子部品を装着
し、装着が予定された全部の電子部品の装着後、プリン
ト基板を基板搬送方向と、基板方向方向と直角な方向と
においてそれぞれ分割することにより複数のプリント基
板を得るようにしてもよい。
【0091】さらに、前記実施形態において電子部品
は、部品装着ヘッドが部品受取位置と部品装着位置との
間を往復直線移動することにより電子部品を部品供給装
置から取り出し、プリント基板に装着するものとされて
いたが、部品装着装置は、この態様の装置に限らず、例
えば、電子部品を基板搬送方向と直角な方向において任
意の位置へ搬送可能な部品装着ヘッドを備えたものとし
てもよく、X軸方向およびY軸方向に移動するXYテー
ブル上に搭載され、部品装着ヘッドが位置を固定して設
けられた部品供給装置の部品供給部から電子部品を取り
出してプリント基板に装着する装置としてもよい。ま
た、部品供給装置は部品装着装置に対して位置を固定し
て設けてもよく、相対移動可能に設けてもよい。さら
に、部品供給部を複数備えたものとしてもよい。例え
ば、電子部品供給カートリッジを複数備え、各カートリ
ッジの部品供給部が一直線状に並べられるとともに、そ
れらカートリッジを部品供給部が並ぶ方向へ移動させて
部品装着装置に電子部品を供給するものとするのであ
る。
【0092】さらにまた、移動テーブルの部品装着装置
による電子部品の搬送経路の途中にCCDカメラ等の撮
像装置を設けて部品装着ヘッドによる電子部品の保持姿
勢を撮像し、修正するようにしてもよい。撮像は、電子
部品を部品供給部と部品固定箇所との間の撮像位置にお
いて停止させて行ってもよいが、移動したままで撮像し
てもよい。後者の場合、撮像装置は、例えば、ストロボ
付高速度カメラあるいはラインセンサを用いて構成する
ことができる。ストロボ付高速度カメラは、電子部品が
通過するとき、電子部品に強い光を照射して撮像する。
電子部品は移動しているが、シャッタ速度を極めて大き
くするか、照明時間をごく短くすることにより、電子部
品をあたかも静止しているかのように撮像することがで
きる。ラインセンサは、一直線状に並べられた多数の撮
像素子を有し、電子部品の搬送経路と交差する方向に設
けられ、一定時間毎に電子部品を撮像する。電子部品の
像は、その移動方向において1ライン分ずつ分けて撮像
され、電子部品がラインセンサを通過し終わったとき、
電子部品の全体像のデータが得られる。ラインセンサに
よる撮像の繰返しと部品装着ヘッドの移動とによって電
子部品の2次元像が得られるのである。また、部品装着
ヘッドを回転させるヘッド回転装置は、例えばサーボモ
ータを駆動源とし、電子部品をその軸線のまわりにおい
て任意の角度回転させ、電子部品の軸線まわりの位置誤
差を修正し得るものとする。
【0093】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1ないし第3発明に共通の一実施形態である
プリント基板位置決め支持装置を備えた電子部品装着シ
ステムを示す平面図である。
【図2】上記電子部品装着システムを示す側面図であ
る。
【図3】上記プリント基板位置決め支持装置の基板搬送
装置を示す側面図である。
【図4】上記基板搬送装置を回動ストッパおよび回動位
置決めピンと共に示す側面図である。
【図5】上記回動ストッパおよび回動位置決めピンが搭
載されたストッパ等支持部材を移動させるストッパ等支
持部材移動装置を示す正面図である。
【図6】上記回動ストッパ,回動位置決めピンおよびス
トッパ等支持部材移動装置を示す平面図である。
【図7】上記電子部品装着システムを構成する部品装着
装置の部品装着ヘッドを回転させるヘッド回転装置を概
略的に示す図である。
【図8】上記ヘッド回転装置の作動を概略的に説明する
図である。
【図9】上記電子部品装着システムを制御する制御装置
のうち、本発明に関連の深い部分を示すブロック図であ
る。
【図10】上記制御装置を構成するコンピュータのRO
Mに格納された電子部品装着ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図11】プリント基板の基板搬送方向に隔たった2箇
所に電子部品を装着する場合の回動ストッパおよび回動
位置決めピンの位置を示す図である。
【符号の説明】
10 基台 12 プリント基板位置決め支
持装置 14 部品供給装置 16 部品装着装置 20 基板搬送装置 84 プリント基板 100 回動ストッパ 102 回動位置決めピン 108 移動部材 112 移動部材用エアシリンダ 140 ストッパ等支持部材 144 ストッパ等支持部材用エアシリンダ 174 回転軸 186 回動位置決めピン用エアシリンダ 210 回動ストッパ用エアシリンダ 270 電子部品供給カートリッジ 314 部品装着ヘッド 360 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板を摩擦係合により基板搬送
    経路に沿って搬送する基板搬送装置と、 その基板搬送装置により搬送されるプリント基板に当接
    して移動を阻止するストッパと、 そのストッパをプリント基板に当接して移動を阻止する
    作用位置と当接しない非作用位置とに移動させるストッ
    パ移動装置と、 そのストッパにより移動を阻止されたプリント基板を位
    置決めする複数の位置決め部材と、 それら位置決め部材をプリント基板を位置決めする作用
    位置と、位置決めしない非作用位置とに移動させる位置
    決め部材移動装置とを含むプリント基板位置決め支持装
    置において、 前記ストッパ,前記ストッパ移動装置,前記位置決め部
    材および前記位置決め部材移動装置を支持し、前記基板
    搬送経路に平行な方向に移動可能なストッパ等支持部材
    と、 そのストッパ等支持部材を前記基板搬送経路に平行な方
    向に移動させる支持部材移動装置とを設けたことを特徴
    とするプリント基板位置決め支持装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材移動装置が少なくとも1個
    の流体圧シリンダを含む請求項1に記載のプリント基板
    位置決め支持装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材移動装置が、 前記ストッパ等支持部材の移動方向と平行な方向に移動
    可能な移動部材と、 その移動部材と前記ストッパ等支持部材との間に設けら
    れ、移動部材に対してストッパ等支持部材を移動させる
    ストッパ等支持部材用流体圧シリンダと、 前記移動部材と静止部材との間に設けられ、移動部材を
    静止部材に対して移動させる移動部材用流体圧シリンダ
    とを含む請求項2に記載のプリント基板位置決め支持装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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