JP2020198368A - 電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置 - Google Patents

電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置 Download PDF

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聡文 和田
貴之 兼信
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貴之 兼信
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Abstract

【課題】ベースフィルムの巻き取り時におけるずれを防止するとともに、ベースフィルムが巻装されたリールの着脱作業が簡便で、また、隣接する他のフィーダーや電子部品実装機が存在しても、作業者が着脱作業などを行うための作業スペースを十分に確保することができるリールの巻き出しや巻き取りを行うための電子部品実装機用リール回動装置及びこれを用いた電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置を提供する。【解決手段】平行した回転軸を有し、同方向同速で回転する少なくとも2本の回転ローラーを備え、巻装されたベースフィルムの最大巻き径よりも直径が大きい鍔部を有するリールを、回転ローラーに載置することにより、回転ローラーと鍔部の外周との間に生じる摩擦力によって、リールを回動させる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、フレキシブル基板やフレキシブル配線の製造、それらを組み合わせた電子機器の製造工程において、フレキシブル基板やフレキシブル配線が貼着されロール状に巻かれたベースフィルムを用いて電子部品の実装を行う電子部品実装機において、ベースフィルムが巻装されたリールを回動させるための電子部品実装機用リール回動装置及びこれを用いた電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置に関する。
フィルムフィーダーにより電子部品実装機に供給される、例えば、フレキシブル基板やフレキシブル配線などのフィルム状デバイス100は、図8に示すように、方形にカットされたベースフィルム104状にマトリックス状に整列して貼着配置された下層のフィルム状デバイス102の上に重ねて貼着実装される。
下層のフィルム状デバイス102が貼着配置されたベースフィルム104は、搬送時に取り扱いやすい様に、図8に示すような冶具パレット106に予め取り付けられている。
このように、ベースフィルム104が取り付けられた冶具パレット106は、図9に示す電子部品実装機110の基板搬送用のベルトコンベア112によって搬送され、電子部品実装機110内の所定の位置に配置される。
このように所定の位置に配置された冶具パレット106上のベースフィルム104に貼着配置されたフィルム状デバイス102の上に、電子部品実装機110のXYロボット(直行ロボット)114及び吸着ヘッド116によって、フィルム状デバイス100が貼着実装される。
電子部品実装機110によって、フィルム状デバイス100の貼着実装が完了した冶具パレット106は、図9に示す矢印の方向に搬出される。
このように冶具パレット106を用いた電子部品の実装では、電子部品実装機110によるフィルム状デバイス100の貼着実装後、搬出された冶具パレット106から、方形にカットされたベースフィルム104を取り外さなければならず、手間が掛かってしまう。
このため、図10に示すようにロール状に巻かれたベースフィルム204に下層のフィルム状デバイス202を貼着配置し、このベースフィルム204を用いて電子部品実装機110によってフィルム状デバイス100を貼着実装し、その後、図11に示すように、再びロール状に巻き戻したいという要望があった。
このような手法は、例えば、複合材多層シートや、印刷などでもちいられるいわゆるロールツーロール(roll to roll)と呼ばれる方法であり、例えば、図12に示すように、巻き出し用シャフト220に下層のフィルム状デバイス202が貼着配置されたロール状に巻かれたベースフィルム204を取り付け、巻き出し用シャフト220に接続した巻き出し側ブレーキ222により巻き出しと反対回りに負荷抵抗を与えることによりベースフィルム204に適度な張力を与え、フィルム状デバイス100を貼着実装した後のベースフィルム204を、巻き取り用シャフト224に取り付けて、巻き取り用シャフト224に接続した巻き取り用モーター226によって巻き取ることにより実現しうる。
特開2006−13363号公報
しかしながら、このように電子部品実装機110においてロールツーロールを実行するには以下のような課題が存在した。
まず、基板搬送用のベルトコンベア112と同様の方向にベースフィルム204を搬送するように、電子部品実装機110に設置した場合、図13に示すように、巻き出し用シャフト220を電子部品実装機110の基板入口側110aに、巻き取り用シャフト224を電子部品実装機110の基板出口側110bに配置することになる。
この場合、ベースフィルム204を巻き出し用シャフト220から電子部品実装機110を介して巻き取り用シャフト224に取り付ける際に、ベースフィルム204を電子部品実装機110の躯体を貫く長大な経路に通さなければならず、その作業は困難である。
また、図14に示すように、複数の電子部品実装機110が隣接して設置されている実際の現場においては、巻き出し用シャフト220や巻き取り用シャフト224、また、付随する様々な装置を設置するためのスペースが存在しないため現実的ではない。
このため、図15に示すように、通常、部品供給装置(フィーダー)類を取り付ける、いわゆるフィーダーベイ111間を渡すようにベースフィルム204を搬送するように、巻き出し用シャフト220を電子部品実装機110の裏側フィーダーベイ111aに、巻き取り用シャフト224を電子部品実装機110の表側フィーダーベイ111bに配置することを検討した。
この場合も、ベースフィルム204を巻き出し用シャフト220から電子部品実装機110を介して巻き取り用シャフト224に取り付ける際に、ベースフィルム204を電子部品実装機110の躯体を貫く長大な経路に通さなければならず、その作業は困難である。
さらには、図16に示すように、電子部品実装機110の基板搬送用のベルトコンベア112を取り除く必要があり、電子部品実装機110の大幅な改造が必要となってしまうため、既設の電子部品実装機110への適用は困難であった。
そこで、本発明者等は、図17,18に示すように、ロールツーロール工法としては一般的なガイドローラーを用いて、ベースフィルム204の搬送経路を折り返す方法を採用することを検討した。
具体的には、図19に示すように、折り返した搬送経路を有するロールツーロールユニット200を、電子部品実装機110のフィーダーベイ111に取り付け、図20に示すような配置で動作させるようにした。
ここで、図21に示した巻き出し用シャフト220及び巻き取り用シャフト224に、ロール状に巻かれたベースフィルム204を取り付ける方法を説明する。図21に示すように、ベースフィルム204は、センターコア206と呼ばれる巻き芯に巻き付けられており、センターコア206中央に空いた円筒状の穴に巻き出し用シャフト220又は巻き取り用シャフト224を挿入し、巻き出し用シャフト220及び巻き取り用シャフト224に取り付けられた空圧などにより作動するセンターコア把持爪208により把持固定される。
このため、ロール状に巻かれたベースフィルム204を、巻き出し用シャフト220や巻き取り用シャフト224に着脱するためには、センターコア206やシャフト220,224の軸方向に、ベースフィルム204の幅の2倍以上の作業スペースを必要とし、また、着脱作業も軸方向から行わなければならない。
図18に示すように、ロールツーロールユニット200を配置する場合、電子部品実装機110のフィーダーベイ111には、別のロールツーロールやそれ以外の装置などが設置されていることが想定される。このため、作業スペースが十分に確保することができず、作業者は、図22に示すように、狭いスペースでの作業を余儀なくされ、作業者によるベースフィルム204の着脱作業は困難となる。また、図23に示すように、複数の電子部品実装機110が隣接して設置されている場合も同様である。
また、センターコア206にシャフト220,224を挿入し、センターコア把持爪208によってセンターコア206を把持する方法は、シャフト220,224の軸方向に剛に固定されるため、取り付け位置の状態によっては、図24に示すように、ベースフィルム204の巻き付け位置が軸方向に段階的にずれる、いわゆる「竹の子巻き」が生じやすい。
このような不具合を防ぐため、複合材多層シートや印刷などで用いられている一般的なロールツーロール搬送装置では、高剛性な躯体が採用され、軸の位置姿勢を補正するための調整機構が設けられている。このような方法は、一般的で、かつ、印刷やシート生産などの分野には適した方法であるが、電子部品実装機110に搭載することを目的とした場合には重厚に過ぎる。
また、軸の位置姿勢を補正する調整作業には時間と熟練を必要とするが、電子部品実装機110では、比較的小径のロールに巻装されたベースフィルム204を用いるために、頻繁に交換作業が必要となり、調整作業もその都度行う必要がある。
印刷やシート生産工程に携わる熟練技能者と比べて、ロールツーロール搬送装置の取扱熟練度の低い、電子部品実装機の作業者にこのような調整作業を要求することは困難である。
さらには、「竹の子巻き」を自動制御により防ぐためには、エッジセンサー、幅方向の搬送位置補正ローラー、巻き取り直径により変化するベースフィルムの張力を制御するためのダンサーローラー、トルク制御装置などの付帯装置を必要とする。
このような付帯装置も、電子部品実装機110に搭載することを目的としたロールツーロールユニットには重厚に過ぎる。また、ベースフィルム204の搬送経路も、付帯装置を通す必要により複雑化してしまい、ベースフィルム204のセッティングも煩雑となってしまう。
また、特許文献1には、巻取用リールをシャフトに装着せず、回転軸部材及び支持部材に巻取用リールを載置するとともに、巻取用リールを挟持部材によって挟持することで、回転可能に巻取用リールを保持することが開示されているが、このような構成では、巻き取り直径により変化するベースフィルムの張力の変化に対応することが難しく、また、ベースフィルムの張力に偏りが生じた場合にも対応することができない。
本発明では、このような現状に鑑み、「竹の子巻き」のようなベースフィルムの巻き取り時におけるずれを防止するとともに、ベースフィルムが巻装されたリールの着脱作業が簡便で、また、隣接する他のフィーダーや電子部品実装機が存在しても、作業者が着脱作業などを行うための作業スペースを十分に確保することができるリールの巻き出しや巻き取りを行うための電子部品実装機用リール回動装置及びこれを用いた電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述するような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、本発明のリール回動装置は、
電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置において、ベースフィルムが巻装されたリールを回動させるリール回動装置であって、
平行した回転軸を有し、同方向同速で回転する少なくとも2本の回転ローラーを備え、
巻装された前記ベースフィルムの最大巻き径よりも直径が大きい鍔部を有する前記リールが、前記回転ローラーに載置されることにより、前記回転ローラーと前記鍔部の外周との間に生じる摩擦力によって、前記リールを回動させることを特徴とする。
また、本発明の電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置は、
ベースフィルムが巻装された巻き出し用リールが取り付けられる巻き出し用リール回動装置と、
電子部品実装機構によりデバイスが貼着実装された後の前記ベースフィルムを巻き取るための巻き取り用リールが取り付けられる巻き取り用リール回動装置と、
前記ベースフィルムを所定の搬送経路で搬送するための搬送機構と、
を備える電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置であって、
前記巻き出し用リール回動装置及び前記巻き取り用リール回動装置が、上述するリール回動装置であることを特徴とする。
本発明によれば、ベースフィルムの巻き取り時におけるずれを防止するとともに、ベースフィルムが巻装されたリールの着脱作業が簡便で、また、隣接する他のフィーダーや電子部品実装機が存在しても、作業者が着脱作業などを行うための作業スペースを十分に確保することができる。
図1は、本実施形態における電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置の構成を説明するための概略構成図である。 図2は、図1の電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置におけるリール回動装置の説明をするための模式図である。 図3(a)は、図2のリール回動装置に取り付けられるベースフィルムが巻装されるリールの構成を説明するための模式図、図3(b)は、図3(a)に示すセンターコアと鍔部とを組立てた状態を示す模式図である。 図4は、ベースフィルムの張力に偏りが発生した際のリールの受動的な位置補正(セルフアライメント)を説明するための模式図である。 図5は、ベースフィルムの張力に偏りが発生した際のリールの受動的な位置補正(セルフアライメント)を説明するための別の模式図である。 図6は、リールをリール回動装置に取り付ける方法を説明するための模式図である。 図7は、作業者がリールの着脱作業を行っている状態を示す模式図である。 図8は、ベースフィルムに貼着配置された下層のフィルム状デバイスにフィルム状デバイスを貼着実装する工程を説明するための模式図である。 図9は、電子部品実装機の内部構成を説明するための模式図である。 図10は、ロール状に巻かれたベースフィルムを示す模式図である。 図11は、図10のベースフィルムを再びロール状に巻き戻した状態を示す模式図である。 図12は、ロールツーロールにより電子部品の実装を行う構成の一例を示す模式図である。 図13は、電子部品実装機においてロールツーロールを実行する構成の一例を示す模式図である。 図14は、複数の電子部品実装機が隣接して設置されている状態を示す模式図である。 図15は、電子部品実装機においてロールツーロールを実行する別の構成を示す模式図である。 図16は、電子部品実装機の内部からベルトコンベアを除去した状態を示す模式図である。 図17は、ガイドローラーを用いてベースフィルムの搬送経路を折り返した状態の一例を示す模式図である。 図18は、ガイドローラーを用いてベースフィルムの搬送経路を折り返した状態の別の一例を示す模式図である。 図19は、折り返した搬送経路を有するロールツーロールユニットを示す模式図である。 図20は、図19のロールツーロールユニットを電子部品実装機に取り付けた状態を示す模式図である。 図21は、ロール状に巻かれたベースフィルムをシャフトに取り付ける方法を説明するための模式図である。 図22は、作業者がリールの着脱作業を行っている状態を示す模式図である。 図23は、作業者がリールの着脱作業を行っている状態を示す模式図である。 図24(a)は、ベースフィルムを巻き付けた際に竹の子巻きが生じた状態を示す模式図、図24(b)は、竹の子巻きが生じたベースフィルムの平面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいて、より詳細に説明する。
図1は、本実施形態における電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置の構成を説明するための概略構成図、図2は、図1の電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置におけるリール回動装置の説明をするための模式図、図3は、図2のリール回動装置に取り付けられるベースフィルムが巻装されるリールの構成を説明するための模式図である。
図1に示すように、本実施形態の電子部品実装器用ロールツーロール搬送装置10は、ベースフィルム12が巻装された巻き出し用リール14が取り付けられる巻き出し用リール回動装置30と、電子部品実装機構(吸着ヘッド20)によりデバイス24が貼着実装された後のベースフィルム12を巻き取るための巻き取り用リール16が取り付けられる巻き取り用リール回動装置40と、ベースフィルム12を所定の経路に案内するためのガイドローラー80,82,84,90,92,94と、ベースフィルム12を搬送させるための搬送機構50と、を備えている。
巻き出し用リール14と巻き取り用リール16は、基本的には同様な構成であり、以下、巻き出し用リール14を例としてその構成を説明する。巻き出し用リール14は、図3(a)に示すように、ベースフィルム12が巻装されるセンターコア15cと、ベースフィルム12の最大巻き径よりも直径が大きい鍔部15a,15bとを備える。なお、ベースフィルム12の最大巻き径は、任意に設定できる値である。
図3(b)に示すように、鍔部15a,15bが、ベースフィルム12をガイドする効果を有し、ベースフィルム12の巻き付け位置が回転軸方向に多少ずれたとしても、鍔部15aと鍔部15bとの間に巻き付けられることとなり、「竹の子巻き」のような、巻き付け位置のずれを防止することができる。
巻き出し用リール回動装置30は、図1,2に示すように、2本の回転ローラー32,34を備え、回転ローラー32,34は、タイミングプーリー33,35及びタイミングベルト36を介して、モーター38に接続される。
回転ローラー32,34は、平行した回転軸を有し、モーター38の駆動力により、同方向に同速で回動する。
このような回転ローラー32,34と、巻き出し用リール14の鍔部15a,15bと、が接触するように、回転ローラー32,34に巻き出し用リール14が載置される。これにより、巻き出し用リール14及び巻装されたベースフィルムの自重によって、鍔部15a,15bの外周部と、回転ローラー32,34との間に生じる摩擦力により、回転ローラー32,34の回動に伴い巻き出し用リール14が回動する。
巻き出し用リール回動装置30は、ベースフィルム12の搬送方向とは逆の方向、すなわち、ベースフィルム12を巻き取る方向に、巻き出し用リール14にトルクを発生させる。これにより、ベースフィルム12に対して適度な張力を付加することができる。
なお、巻き取り用リール回動装置40は、基本的には、巻き出し用リール回動装置30と同様な構成であって、回転ローラー42,44と、タイミングプーリー43,45と、タイミングベルト46と、モーター48と、を備える。
巻き取り用リール回動装置40は、ベースフィルム12の搬送方向、すなわち、ベースフィルム12を巻き取る方向に、巻き取り用リール16にトルクを発生させる。これにより、搬送機構50により搬送されたベースフィルム12を、搬送された長さ分だけ巻き取ることができる。
なお、本実施形態では、巻き出し用リール回動装置30及び巻き取り用リール回動装置40(以下、単に「リール回動装置30,40」とも言う。)は、回転ローラーを2本備えた構成となっているが、リール回動装置としては、2本以上の回転ローラーを備えることができる。
このようにリール回動装置30,40を構成することで、巻き出し用リール14及び巻き取り用リール16(以下、単に「リール14,16」とも言う。)は、従来のシャフトに取り付ける構成と比べて、剛に把持されておらず、ベースフィルム12に過大な張力が生じても、鍔部15a,15b外周と、回転ローラー32,34及び42,44との間の滑りによって張力を逃がすことができる。
なお、リール14,16に巻装されたベースフィルム12の巻き径の変化や、これによるベースフィルム12が巻装されたリール14,16の自重も変化によって、ベースフィルム12に付加される張力も変化してしまうが、ベースフィルム12の幅が200mm以下であれば、特に問題が生じることはない。
また、リール14,16が、リール回動装置30,40に載置されているだけであって、剛に把持されていないため、例えば、図4,5に示すように、ベースフィルム12の張力に偏りが発生したとしても、リール14,16の回転軸方向の位置が受動的に補正されることになる。
このため、例えば、リール14,16がリール回動装置30,40から落下することを防止するために、リール14,16を回転軸方向に支える把持具を設ける場合にも、適度な遊びを設けることによって、上述するようなセルフアライメント効果を発揮することができる。
また、本実施形態のリール回動装置30,40では、図6に示すように、リール14,16をリール回動装置30,40に載置するだけで取り付けが完了するため、例えば、電子部品実装器用ロールツーロール搬送装置10が図7に示すように、電子部品実装機11に設けられている場合にも、電子部品実装器用ロールツーロール搬送装置10の後方からリール14,16の着脱が可能であり、着脱作業が極めて簡便である。さらには、隣接する他のフィーダーや電子部品実装機11が存在しても、作業者の作業スペースを十分に確保することができる。
また、搬送機構50は、タイミングプーリー53及びタイミングベルト54によりサーボモーター56と接続された駆動ローラー52と、シリンダー60により駆動ローラー52側に押し付けられるニップローラー58と、を備えている。
駆動ローラー52とニップローラー58とによってベースフィルム12を挟み込むことで、ベースフィルム12を剛に把持し、ベースフィルム12を間欠搬送するように構成される。なお、ベースフィルム12の送り位置は、駆動ローラー52の回転角、すなわち、サーボモーター56の回転角によって決定される。
また、本実施形態では、タイミングプーリー63及びタイミングベルト64によりエンコーダー66と接続されたスプロケット62を備えている。スプロケット62は、ベースフィルム12に設けられたスプロケット孔と嵌合し、ベースフィルム12の搬送に伴って、スプロケット62が回転する。スプロケット62の回転角が、エンコーダー66によって検出され、ベースフィルム12の位置を正確に検出することができる。
搬送機構50、スプロケット62及びエンコーダー66によって、ベースフィルム12に貼着配置された下層のフィルム状デバイスは実装位置に正確に搬送配置され、吸着ヘッド20及びXYロボット(図示せず)によって、デバイス24が下層のフィルム状デバイスに貼着実装される。なお、実装位置には、実装時にベースフィルム12を下から支持するための実装下受けテーブル22が設けられている。実装位置におけるベースフィルム12の張力は、巻き出し用リール14と回転ローラー32,34との間に生じる摩擦力によるトルクによって与えられる。
ガイドローラー80,82,84,90,92,94は、ベースフィルム12を所定の搬送経路に案内するために用いられる。本実施形態においては、ガイドローラー90,92,94を用いて、ベースフィルム12の搬送経路を折り返すようにしている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10 電子部品実装器用ロールツーロール搬送装置
12 ベースフィルム
14 巻き出し用リール
15a 鍔部
15b 鍔部
15c センターコア
16 巻き取り用リール
20 吸着ヘッド
22 実装下受けテーブル
24 デバイス
30 巻き出し用リール回動装置
32 回転ローラー
33 タイミングプーリー
34 回転ローラー
35 タイミングプーリー
36 タイミングベルト
38 モーター
40 巻き取り用リール回動装置
42 回転ローラー
43 タイミングプーリー
44 回転ローラー
45 タイミングプーリー
46 タイミングベルト
48 モーター
50 搬送機構
52 駆動ローラー
53 タイミングプーリー
54 タイミングベルト
56 サーボモーター
58 ニップローラー
60 シリンダー
62 スプロケット
63 タイミングプーリー
64 タイミングベルト
66 エンコーダー
80 ガイドローラー
82 ガイドローラー
84 ガイドローラー
90 ガイドローラー
92 ガイドローラー
94 ガイドローラー
100 フィルム状デバイス
102 フィルム状デバイス
104 ベースフィルム
106 冶具パレット
110 電子部品実装機
110a 基板入口側
110b 基板出口側
111 フィーダーベイ
111a 裏側フィーダーベイ
111b 表側フィーダーベイ
112 ベルトコンベア
114 XYロボット
116 吸着ヘッド
200 ロールツーロールユニット
202 フィルム状デバイス
204 ベースフィルム
206 センターコア
208 センターコア把持爪
220 巻き出し用シャフト
222 巻き出し側ブレーキ
224 巻き取り用シャフト
226 巻き取り用モーター

Claims (2)

  1. 電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置において、ベースフィルムが巻装されたリールを回動させるリール回動装置であって、
    平行した回転軸を有し、同方向同速で回転する少なくとも2本の回転ローラーを備え、
    巻装された前記ベースフィルムの最大巻き径よりも直径が大きい鍔部を有する前記リールが、前記回転ローラーに載置されることにより、前記回転ローラーと前記鍔部の外周との間に生じる摩擦力によって、前記リールを回動させることを特徴とするリール回動装置。
  2. ベースフィルムが巻装された巻き出し用リールが取り付けられる巻き出し用リール回動装置と、
    電子部品実装機構によりデバイスが貼着実装された後の前記ベースフィルムを巻き取るための巻き取り用リールが取り付けられる巻き取り用リール回動装置と、
    前記ベースフィルムを所定の搬送経路で搬送するための搬送機構と、
    を備える電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置であって、
    前記巻き出し用リール回動装置及び前記巻き取り用リール回動装置が、請求項1に記載のリール回動装置であることを特徴とする電子部品実装機用ロールツーロール搬送装置。
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