JPH10510850A - 新規のスピロ〔2h−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3h)−オン誘導体、その酸付加塩及びそれを含む薬理組成物 - Google Patents

新規のスピロ〔2h−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3h)−オン誘導体、その酸付加塩及びそれを含む薬理組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は式(I)の新規のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体(式中、Rはハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキルを表わす)及びその酸付加塩、並びに式(Ia)のその第四級塩(式中、R及びR’は同一又は異なるものであってよく、そして前記(上記)Rと同一であるか又は水素であってもよく;そしてZ-は1当量の陰イオンを表わす)に関する。上記式(I)及び式(Ia)の化合物は様々な病原の痴呆症又はそれに付随する症状に対して好適な作用効果を発揮する。更に、本発明は、式(I)及び(Ia)の化合物の調製方法に、活性剤として式(I)及び(Ia)の化合物を含む医薬組成物に、そして治療方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 新規のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H) −オン誘導体、その酸付加塩及びそれを含む薬理組成物 本発明は式(I)の新規のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペ リジン〕−4(3H)−オン誘導体 (式中、 Rはハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-6アルキルを表わす )及びその酸付加塩、 並びに式(Ia)のその第四級塩 (式中、 R及びR’は同一又は異なるものであってよく、そして前記(上記)Rと同一 であるか又は水素であってもよく;そして Z-は1当量の陰イオンを表わす) に関する。 上記の化合物及び塩は様々な病原の痴呆症又はそれに関連する(付随する)症状 に対して好適な作用効果を発揮する。 本発明は更に活性成分として新規の又はRか水素を表わす式(I)の公知のス ピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘 導体、及び/又は薬理学的に許容される塩、及び/又は式(Ia)の第四級塩を 含む組成物にも関連する。これらの組成物は様々な病原の痴呆症又はそれに付随 する症状に対して好適な作用効果を発揮する。 更に、本発明は式(I)及び(Ia)の化合物の調製のための方法に関連する 。 本発明は更に処置方法にも関連し、その方法はヒト等の処置すべき哺乳動物に 様々な病原の痴呆症又はそれに付随する(関連する)症状を軽減するのに有効な 用量の式(I)の化合物及び/又はその薬理学的に許容される塩、及び/又は式 (Ia)の第四級塩を1又は複数回投与することを含んで成る。 精神及び認知機能(例えば学習、記憶、判断力及び精神集中)の様々な度合い 及び進行度の障害は様々な病原の痴呆症、例えばアルツハイマー病、多発脳梗塞 性痴呆、発作後の状態、パーキンソン病もしくはハンチントン舞踏病の関与する 痴呆症、又は低酸素症もしくは被毒の後遺症として生ずる痴呆症の一般的な特徴 である。患者及びその周囲の人々の双方の生活は肉体的、精神的及び認知的機能 (学習、記憶)の一体化により決定的に定まるため、様々な病因の痴呆症の治療 の最も重要な標的の一つは認知機能の損傷を予防し、且つ生じた障害及びその後 遺症を回復させることにある。 驚くべきことに式(I)及び(Ia)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2 ,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体は有意な抗健忘効果を有するこ とが見い出された。 Rとして水素を含む式(I)の1’−ベンジルスピロ〔2H−1−ベンゾピラ ン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン並びにいくつかのその誘導体は 公開されている〔Chem.Pharm.Bull.29,3494-3497(1981)〕。これらの化合物 はニナトリウムクロモグリケート〔化学的には、1,3−ビス(2−カルボキシ −4−オキソクロメン−5−イルオキシ)プロパン−2−オールニナトリウム塩 〕との対比において、マスト細胞からのヒスタミンの放出のインヒビターとして 調べられている。1’−ベンジルスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’− ピペリジン〕−4(3H)−オンは1−ベンジル−4−ピペリドンを2−ヒドロ キシアセトフェノンと一緒 にメタノール性媒体の中で還流しながらピロリジンの存在下で煮沸することによ り調製されている。同タイプの反応は一定のケトンと2−ヒドロキシアセトフェ ノンとの間で、トルエン中でピロリジンの添加を伴って従来実施されている〔Sy nthesis 886(1978)〕。この方法の有利な特徴は、循環式縮合の際に形成される 水が共沸蒸留除去し得ることにある。 上記のChem.Pharm.Bull.公開物によれば、Rとして水素を含む式(I)の1 ’−ベンジルスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4( 3H)−オンの融点は91〜93℃である。しかしながら、この化合物の調製に関す る我々の再現実験において、その融点は各ケースにおいて約10℃高く(103〜104 ℃)、そしてそれは方法a)又はb)により調製したかどうかとは無関係である ことが示された。この所見は高度な夾稚又は論文に記載の公開化合物とは異なる 化学構造により説明されうる。 スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ン誘導体のはるかに広い観点がクラスIIIの抗不整脈剤に関するヨーロッパ特許 出願第0,431,943A23により考慮されている。この特許文献に記載の非常に多種多 様な標的化合物は一般式を基礎に規定されている;名称による教示はこれらの化 合物のはるかに限定された範囲に対してのみされている。我々の発明の標的化合 物と構造的に近いその例示の化合物は置換基の観点から我々の発明のそれとは特 徴的に区別される。一般にそれらは環素の6位の置換基(例えばメタンスルホニ ルアミノ、メトキシ、メチルチオ、ジメチルアミノ又はアセトアミド基)を特徴 とする。これらは(適宜)芳香置換基が少なくとも2個の原子を含むアルキル鎖 を介して窒素に連結されている点で同様に特徴づけられる。開示の最も近縁の化 合物は1’−〔2−(p−ニトロフェニル)エチル〕−スピロ〔2H −1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン塩酸塩半水和 物である(実施例68)。この特許出願には特定の薬理効果は記載されていない。 この特許文献の包括的な内容のうちの現実に有効な物質はJ.Med.Chem.35.397 3(1992)においても強調されている;これらは一般に6−メタンスルホニルアミ ノ誘導体であり、そして各ケースにおいて窒素上に2−アリール−エチル又は2 −ヘテロアリールエチル置換基を有する。6位において置換基を全く含まないも のにはたった一種の誘導体のみが挙げられているが、それは1’−2−(2−ピ リジル)エチル〕誘導体である。 以上より、式(I)の化合物のうち、Rとして水素を含む1’−ベンジルスピ ロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オンのみ が公知である(上記の融点変動を考慮しないなら)と主張できるが、式(Ia) のその第四級誘導体も新規である。 公知の構造的に近縁な化合物の公知の治療的効果を基礎に、式(I)及び(I a)の化合物は様々な病原の痴呆症又はそれに付随する症状に対して好適な作用 を有しうるものとは予測できない。 本発明に従うと、式(I)及び(Ia)の化合物は、 a)o−ヒドロキシアセトフェノンを式(II)のN−(p−置換化ベンジル) −4−ピペクドン(ここで、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝 分れ鎖のC1−C6アルキル基である)と、ピロリジンの存在下で反応させる;又 は b)式(IV)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オンを式(III)のp−置換化ベンジルハライド(ここでRはハロ ゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-6アルキル基を表わし、 そしてXは塩基又は臭素を表わす)により、酸結合剤の存在下でアルキル化し; 次いで所望するなら、塩基として得られる式(I)のスピロ〔2H−1−ベン ゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体(ここで、Rはハ ロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖C1-6アルキル基を表わす) を酸により処理することによりその酸付加塩に変換する;及び/又は、所望する なら、酸付加塩として得られる式(I)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2 ,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体の塩基形態(ここで、Rはハロ ゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖C1-6アルキル基を表わす)を 塩基により処理することにより遊離させる;又は c)式(IV)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オン誘導体もしくはその酸付加塩、又は式(I)のスピロ〔2H− 1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体もしくは その酸付加塩(ここで、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、又は直鎖もしくは枝分 れ鎖のC1-6アルキルである)を式(III)のベンジルハライド(ここで、Rは水 素、ハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1-6アルキル基で あり、そしてXは塩素又は臭素である)により四級化し、 R及びR’が同一又は異なり、そして前記Rと同一であるが、水素であっても よく、そしてZが1当量の陰イオンである式(Ia)の四級塩を得ることにより 調製される。 Rとして水素を含む式(I)の公知の化合物の水素マレイン酸塩は新規である 。遊離塩基形態に勝るこの塩の利点はその高い安定性にある。 認知塩強性、即ち、知性向上薬(nootropic drugs)の共通の、且つ決定的な特 徴は、前向性及び逆行性健忘症を誘導する作用に対す る学習及び記憶工程の耐性を高めるその能力にある。様々な態様、例えば抗コリ ン作用薬(例えばスコポラミン)、二酸化炭素中毒、高用量の抗不安薬(例えば ジアゼパム)又は電気ショックにより誘導される学習及び記憶の損傷は一般に様 々な病因のヒト障害(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン 舞踏病、又は血管性痴呆症、及び神経退縮損傷の付随する発作後の状態)におい て発症する一般的に限定された記憶及び学習欠陥実験動物モデルである。式(I )及び(Ia)の化合物はこのような動物モデルにおいて優れた抗健忘効果を発 揮し、それ故これらは上記の病気において起こる認知障害の処置に有用である。 式(I)及び(Ia)の化合物の生物活性は変動回避検査を利用することによ り研究した。この検査は認知機能(学習及び記憶工程)に対する物質の作用を調 べるための最も幅広く利用された動物実験モデルである。これはげ歯類(マウス 及びラット)が明るい空間よりも暗い空間を好むという遺伝子的に決定された挙 動の阻害を基礎とする。暗箱の中で与える1回の電気ショックを記憶痕跡として 採用し、その保持及び復帰は短期間又は長期間コントロールされうる。 1.ジアゼパム(DIA)誘導前向性健忘症 受動回避テストを、25〜28gの体重をもつNMRIマウスに対して行った。学習の 間、事前選択された動物(30秒以内に照明された空間から暗所に入るマウス)を 照明された空間内に入れた。この暗所内に入った後、この動物は、30秒以内に彼 のプラント上で不快な感じを引き起こす電気ショック(3秒間で1mA)を受容し た。この暗所に入る時間(潜在期)を計測した。このチェックの間、24時間後、 これらの動物を再び照明された空間に引き戻し、そして暗所内へ入るまでの所要 時間(保持時間)を計測した(限界時間=300 秒)。 これらの動物を、前向性健忘症を誘導するために学習前30分間、3mg/kgのジア ゼパン(化学的に、7−クロロ−1,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル −2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン)で腹膜内(i.p.)処置した。こ れらの化合物を、学習前1時間、それぞれ、0.1 又は10mg/kgの投与量において 経口(p.o.)投与した。この保護効果を、以下の式: を使用することにより、パーセンテージ値(%)として計算した。 2.電気ショック(ECS)誘導逆向性健忘症 本テストにおいて、逆向性健忘症を、学習後1時間目に0.2 秒間20mAの聴覚の 電気ショックの処置を使用して24〜26gの体重をもつNMRIマウス上で誘導した。 テストされるべき化合物を、学習後2時間投与した。この保護効果を、以下の式 を使用してパーセンテージ値(p%)として計算した: 上記式中、Tは、それぞれ、インデックス中に示すように処置された動物の計 測された保持時間又は非処置動物の計測された保持時間を意味する。実験結果を 、以下の表中に要約する。 表のデータから、式(I)と(Ia)の化合物は、いわゆる“1−トライアル 踏みつけ受動回避(one triad step-through passive avoidauce)”実験のジアゼ パム誘導前向性健忘症テスト、認識機能の計測において有用な方法においてひじ ょうに有効であることを証明した。本発明の化合物の効果を、治療において首尾 よく使用される薬物の効果と比較した。これらの化合物から、コード番号(46005 92,4610282,4610351,4610350,4611265及び4611266が、かなり(105〜176 % のパーセンテージにおいて)ジアゼパムの記憶喪失効果に拮抗した。置換基とし ての臭素又はニトロ基含有アナログ(化合物4611109 と4610350)は、低投与量(0. 1mg/kg)において抗記憶喪失作用を示したが、高投与量において不活性であった ;第3ブチル基を含む式(I)と(Ia)の化合物の(化合物4611266 と4611265 )低投与量(0.1mg/kg)と高投与量(10mg/kg)の両方が、ジアゼパムの記憶喪失 効果に対して、ほとんど同じ保護を提供した。 3つの物質は、ECS−誘導逆向性健忘症テストにおいて抗記憶喪失効果を示し た。化合物4610351 は、両投与量においてECS により生じた健忘症をかなり逆行 させることができた;有意な値(108%)が上記の高投与量により得られた。0.1mg /kgの化合物4610282 の投与量は、77%の保護を提供した。かなりの保護が、 Rとして水素を含む既知の化合物4600592 により上記テストにおいて、全く与え られなかった。式(I)の物質からの化合物4610282,4610350,4610351 及び46 11266 並びに式(Ia)の誘導体からの化合物4611265 は、特に、有意な抗記憶 喪失効果を有することが判明した。化合物4610351 は、インビトロ及びインビボ 条件下の両方で詳細に調べられた。この化合物は、ラットに対する基準気圧の低 酸素症誘導記憶喪失モデルにおいて10mg/kgの経口投与量において36%の保護を 発揮した;同一の化合物は、シナプトソーム調製によるK+ -又はベラトリン−誘 導45Ca++の取り込みを有意に阻害し、この事実は、それぞれ、45.6μM(K+ -誘 導45Ca++取込み)及び4.5 μM(ベラトリン−誘導45Ca++取り込み)のIC50値を もつニューロンのカルシウム取り込みに対する上記化合物の阻害作用を示してい る。これらの調査に基づき、式(I)と(Ia)の化合物は、認識プロセス(学 習、記憶)の障害、例えば、多梗塞及びアルツハイマー型痴呆、発作後の状態、 虚血性損傷、中枢神経系の傷の結果、パーキンソニズム、ハンティングトン舞踏 病又は多発性硬化症の治療において使用されることができる。式(I)と(Ia )の化合物の治療的投与量は、毎日1又は数回経口で0.1 と40mg/kg体重の間で 与えられると予想されることができる。 それに従って、同様の構造をもつ化合物が抗非周期(不整脈)作用を示す、従 来技術のヨーロッパ特許出願第0,431,943A2 及びJ.Med.Chem.35.3973(1992) の言及に基づき、我々の標的化合物を、 上記点からもテストした。 これらの実験は、50μg/kgのアコニチン〔化学的アセリル・ベンゾイル・ア コニン〕が尾静脈に注射されるようなやり方でウレタン(1.25g/kg i.p.)によ り麻酔され(180〜200 gの体重をもつ)ラットに対して行われ、次に、非周期( 不整脈)乱れが5分後にECG IIリード上で観察された〔J.Med.Exp.10,93(19 64)〕。 抗不整脈効果についてテストされるべき化合物を、2分間静脈内(i.v.)投与 し、又はアコニチン1時間前経口投与した。(投与の経路は、以下の表中に示す 。) アコニチン不整脈を、不整脈の重度を、対照及びテスト群の両方において数を 増加させることにより、そして平均を計算した後に特徴付けるようなやり方で、 評価した。処置された群の平均を、その対照のパーセンテージとして表した。そ の不整脈を、以下の等級により特徴付けた: 上記結果の評価 静脈内に投与したとき、アコニチンは、効果の時間(経過)と重度の両方に関 するよく再現されることができる不整脈を顕出する。この評価に従えば(平均等 級=3.9)、使用されたアコニチン投与量は、ひじょうに重篤な不整脈(心室性頻 拍、細動)を誘発した。既知の抗不整脈剤は、投与量に依存するやり方で不整脈 の顕出を抑制 した。得られた結果は、先に公表された値とよく一致した〔Orvostudomany 33, 347-361(1982)〕。本発明に係る化合物は、経口又は静脈内適用のいずれにおい てもアコニチン不整脈の顕出を妨害しなかった。すなわち、本発明の化合物は、 本モデルにおいて抗不整脈効果のいずれをも発揮しなかった。 出発材料として使用された1−(4’−置換ベンジル)−4−ピペリドン(II )は、文献から知られた反応により調製されることができる: a)4−置換ベンジルアミンから出発して、2モルのアクリル酸エステルに対 する本化合物の添加、その分子内エステル縮合及び加水分解性脱炭酸は、化合物 (II)をもたらした。〔Helv.Chim.Acta,41,1188.(1958);J.Am.Chem.S oc.,68,2108.(1946)〕 b)4−置換ベンジルハライドから出発して、酸結合性剤の存在中での4−ピ ペリドン・モノヒドレート・ヒドロクロリドのアルキル化反応は、化合物(II) をもたらした。〔Synth.Comm.,20,3537.(1990)〕 本発明を、以下の非限定的実施例により詳細に説明する。実施例1 ヌピロシクライゼーションによるこれらの遊離塩基形態における式(I)の化合 物の調製 a)100ml のトルエン中に0.22モルの式(II)の4−ピペリドン及び27.2g( 0.2 モル)の2−ヒドロキシアセトフェノンを含む溶液を、撹拌機、還流コンデ ンサーと水セパレーター装置を備えた丸底フラスコ内に計量した。撹拌を開始し た後、4g(56mモル)のピロリジンを室温において上記混合物に滴下した。添 付後、この反応混合物を沸点まで加熱し、そして沸騰を、水を徐々に分離した後 さらに2〜24時間続けた。次にこの反応混合物を冷却し、そして150ml の水に注 いだ。相分離した後、その水層を、50mlのトルエンで再抽出した。併合したトル エン抽出物を、10mlの水で洗浄し、そして蒸発させた。このトルエン相の蒸発残 渣を、結晶まで、そして、所望により、プロトン極性溶媒、例えば、エタノール から再結晶化されるまで、ジイソプロピル・エーテルと完全混合して、60〜75% の精製生成物を得た。 b)0.1 mモルの式(II)の4−ピペリドン、0.1 モルの2−ヒドロキシ−ア セトフェノン、0.1 モルのピロリドンを、3〜8時間メタノール(25ml)溶液中 で還流させる。この反応の進行を、TLCによりコントロールする。この反応混合 物を冷却した後、化合物(I)が結晶化する(その加熱期間の間にそれが生じな い場合)。それは、一夜冷蔵庫内でそれを冷却することにより増加されることが できる。濾過し、そして冷メタノールによりその濾過ケーキを注意して洗浄する ことにより、その理論量の80〜92%において生成物(I)を得る。実施例2 スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン の酸付加塩をアルキル化することによる、遊離塩基形態の式(I)の化合物の調 スピロ(2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ン・ヒドロクロライド25.48(0.1 モル)の混合物を50mlメタノール中の0.105 モルの式(III)の化合物及び17gの炭酸水素ナトリウムと共に還流下で沸騰し た。その沸騰を、出発スピロ(2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン 〕−4(3H)−オンが、(薄層クロマトグラフィー(TLC )ノンヒソ検出され る)反応混合物から消費されるのに要する4〜8時間で、続けた。 得られた式(I)の化合物は、好ましくは次の通り反応混合物が回収すること ができた。 1)その熱い反応混合液をろ過した後、そのろ過固形物を、20mlの水で1回、 次に10mlの水で2回、各々洗った。そのメタノール母液は洗浄しなかった。式( I)の標的化合物を、2つの形式:フィルター上で洗った固相としてのもの及び 結晶形態においてメタノール母液から沈殿する物質としての他のものにおいて得 た。 2)メタノール母液のエバポレーションの後、その残留物を全体的に水と混合 した。式(I)の標的化合物が結晶形態で沈殿した場合、それをろ過し;沈殿が おこらなかった場合、その水性混合物を(ジクロロメタンのような)有機溶媒で 抽出し、その抽出液をエバポレートした。 各々の場合において式(I)の標的化合物を再結晶化した。(メタノール、エ タノール又はイソプロパノールのような)C1 〜3アルコール、エーテル(例えば ジイソプロピルエーテル)、(酢酸エチルのような)エステル又はアセトニトリ ルが、好ましくはこの目的のために用いることができた。 更に他の溶媒中でアルキル化反応を行うのに同じ試薬を用いることができる; それらの中で、アセトニトリル及びイソプロパノールが最も適していることが判 っている。通常、式(I)の化合物は、これらの溶媒から結晶化(ろ過によって 無機塩が含まれて分離され得る。遊離塩基の形態の式(I)の化合物は水に不溶 性であるので、精製して容易に行うことができる。その冷えた有機溶媒(メタノ ール、イソプロパノール、アセトニトリル)は、溶媒のエバポレーション及びそ の残りの再結晶化の後に単離することができる。実施例3 式(I)の化合物の酸付加塩の調製 a)塩酸塩の調製 遊離塩基としての式(I)の化合物1mmolを、15分、50℃で0.5mol/lの濃度 の塩酸6ml中で撹拌した。(高収率のために冷凍機内に保持することによって) 冷却し、その溶液をろ過した後、必要に応じてその沈殿した塩酸塩をブロトン性 溶媒から再結晶化した。 b)塩酸塩の調製 遊離塩基としての式(I)の化合物1mmolを、沸騰温度において有機溶媒、即 ち酢酸エチル(20ml)又はC1 〜3アルコール(10ml)中に溶かす。化合物(I) 遊離塩基のシャープな溶液に、同溶液中に気体の塩化水素溶液の少し過剰工量を 加える。その沈殿を、その溶液を冷やすことによって増加させ、ろ過した。要求 されるなら、その沈殿を有機溶媒、大部分はC1 〜3アルコールから結晶化する。 c)マレイン酸水素塩の調製 遊離塩基としての式(I)の化合物1mmolを有機溶媒(好ましくはエタノール 又はエーテル)中に溶かし、1.2mmol のマレイン酸を含むエーテル溶液を加えた 。ろ過した後、その沈殿した水素マレイン酸塩を、好ましくはエタノールから再 結晶化した。 以下の式(I)の化合物を上述のように調製した。 実施例4 式(IV)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3 H)−オンからの式(I)の化合物及び式(Ia)の第4塩の同時調製 2.54g(0.01モル)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4 ’−ピペリジン〕−4(3H)−オンヒドロクロライド、10mlのメタノール、1. 7 gの炭酸水素ナトリウム及び2.02ml(0.011モル)の4−第4ブチルベンジルプ ロミドを約3時間、還流下で沸騰した。その固相を沸騰する過程において、その 固相を最初に溶かし、次に、新しい固相を沈殿させた。次に、その反応混合物を 冷凍器内に一晩放置し、次にそれを冷えた状態でろ過した。その得られた固相( 広範囲で溶ける3.10g)を30mlのトルエンと混合し、再びろ過した。その得られ た固相(1g)を25mlのメタノールから再結晶して0.64gの純粋な1’,1’− ビス(4−tert−ブチルベンジル)−スピロ〔2H−4(3H)−オキソ−1− ベンゾピラン−2,4’−ピペリジニウム〕プロミド、m.p.:255〜258 ℃を得 た。 トルエン母液のエバポレーション及びそのエバポレーション残留物(1.97g) の35mlのジイソプロピルエーテルからの再結晶の後、1.5 gの純粋な1’−(4 −tert−ブチルベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペ リジン〕−4(3H)−オンを得た(m.p.:149〜151 ℃)。実施例5 式(IV)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3 H)−オンの第4塩の調製 スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ンヒドロクロライド2.54g(0.01モル)、5mlのメタノール、1.7 gの炭酸水素 ナトリウム及び2.53ml(0.02モル)のベンジルクロライドの混合物を3時間、還 流下で沸騰して、メタノールで再結晶化して3.66gの1’,1’−ジベンジル− スピロ〔2H−4(3H)−オキソ−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジニ ウム〕ヒドロクロライドを生成した(m.p.262 ℃(分解))。実施例6 式(I)の1’−ベンジル−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペ リジン〕−4(3H)−オンからの式(Ia)の第四塩の調製 1’−ベンジル−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕 −4(3H)−オン3.07g(0.10モル)、15mlのメタノール及び1.3 gのベンジ ルクロライドを含む混合物を8時間、還流下で沸騰して、実施例5の生成物と同 一である3.13gの1’,1’−ジベンジル−スピロ〔2H−4(3H)−オキソ −1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジニウム〕ヒドロクロライドを供した。 メタノールからの再結晶化の後、その生成物を分解する262 ℃で溶かした。実施例7 医薬組成物 a)各々10mgの活性成分を含む10mgの重さの錠剤 構成物: g 活性成分 50.0 ラクトース 285.0 ポテトデンプン 100.0 ドデシル硫酸ナトリウム 2.5 ポリビニルピロリドン(Kollidon−K90R) 5.0 微結晶性セルロース(AvicelR) 50.0 植物油(SterotexR) 7.5 上記構成物を普通に湿らせて粒状化し、次に各々10mgの活性成分を含む100mg 重量の錠剤に圧縮した。 b)各々10mgの活性成分を含む125mg重量の糖剤 上述のように調製された錠剤を、糖及びタルクからなるコートによって周知の 方法でコートした。その糖剤を、蜜ろうとカルナウバ ろうとの混合物で仕上げた。 c)各々20mgの活性成分を含むカプセル 構成物 g 活性成分 40.0 ラウリル硫酸ナトリウム 12.0 ラクトース 102.0 ポテトデンプン 102.0 ステアリン酸マグネシウム 2.4 コロイド状二酸化ケイ素 1.6 上述の混合物をむらなく混合した後、得られた混合物を、各々20mgの活性成分 を含む硬質ゼラチンカプセル内に充填した。
【手続補正書】 【提出日】1998年1月28日 【補正内容】 (1) 請求の範囲を別紙のとおり補正する。 (2) 明細書を以下のとおり補正する。 (イ) 明細書第6頁第23行目の「プラント」を『足』に補正する。 (ロ) 明細書第7頁第7行目の (ハ) 明細書第7頁15行目の (ニ) 明細書第11頁第5〜6行目の「ECG」を『ECG(心電図)』に補正す る。 (ホ) 明細書第11頁第6行目「IIリード」を『IIリード(電極を右前足及び左後 ろ足につなげたもの)』に補正する。 請求の範囲 1.種々の病原の痴呆症又はそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する、式(I): (式中、Rは、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキ ル基を表す) のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ン誘導体及びその酸付加塩、並びに式(Ia): (式中、R及びR’は同一又は異なるものであり、そして前記Rと同一である か又は水素であり得;そして Z-は1当量の陰イオンを表す) のその第四級塩。 2.1’−(4−フルオロベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2 ,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−クロロベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’ −ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−ブロモベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’ −ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−ニトロベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’ −ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−tert−ブチルベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2 ,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン、 からなる群から選択される請求項1記載の式(I)の化合物及びそれらの酸付 加塩、並びに 1’,1’−ビス(4−tert−ブチルベンジル)−スピロ〔2H−4(3H) −オキソ−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジニウム〕ブロミド及び 1’,1’−ジベンジル−スピロ〔2H−4(3H)−オキソ−1−ベンゾピ ラン−2,4’−ピペリジニウム〕クロライド からなる群から選択される請求項1記載の式(Ia)の化合物。 3.種々の病原の痴呆症及びそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する医薬組成物であって、充填剤、希釈剤、香料、芳香剤、安定剤、pH調 節剤及び等張剤並びに化合物の調製に通常用いられる調合を容易にする添加物及 び補助剤との混合物において、活性剤として有効量の請求項1記載の式(I)( 式中、Rは、水素、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アル キル基を表す)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オン誘導体もしくはその酸付加塩、及び/又は請求項1記載の式( Ia)(式中、R及びR’は同一又は異なるものであり、そして前記Rと同一で あり;そしてZ-は1当量の陰イオンを表す)のその第四級塩を含む医薬組成物 。 4.種々の病原の痴呆症又はそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する、請求項1記載の式(I) (式中、Rは、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキ ル基を表す) のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ン誘導体、並びに請求項1記載の式(Ia) (式中、R及びR’は同一又は異なるものであり、そして前記Rと同一である か又は水素であり得;そして Z-は1当量の陰イオンを表す) のその第四級塩を調製するための方法であって、 a)O−ヒドロキシアセトフェノンを式(II): (式中、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1〜C6 アルキル基である)のN−(p−置換化ベンジル)−4−ピペリドンと、ピロリ ドンの存在下で反応させる;又は b)式(IV): のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)− オンを式(III): (式中、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6ア ルキル基を表わし、そしてXは塩素又は臭素を表わす)のp−置換化ベンジルハ ライドにより、酸結合剤の存在下でアルキル化し; 次いで所望するなら、その塩基形態における過程a)及び/又はb)により得 られる式(I)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オン誘導体(ここで、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もし くは枝分れ鎖C1 〜6アルキル基を表わす)を、酸により処理することによりその 酸付加塩に変換する;及び/又は、所望ずるなら、酸付加塩として得られる式( I)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H) −オン誘導体の塩基形態(ここで、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もし くは枝分れ鎖C1 〜6アルキル基を表わす)を塩基により処理することにより遊離 させる;又は c)式(IV)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オン誘導体もしくはその酸付加塩、又は式(I)のスピロ〔2H− 1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体もしくは その酸付加塩(ここで、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、又は直鎖もしくは枝分 れ鎖のC1 〜6アルキルである)を式(III)のベンジルハライド(ここで、Rは 水素、ハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキル基 であり、そしてXは塩素又は臭素である)により四級化し、 R及びR’が同一又は異なり、そして前記Rと同一であるが、水素であっても よく、そしてZ-が1当量の陰イオンである式(Ia)の四級塩を得ることを含 む方法。 5.種々の病原の痴呆症及びそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する医薬組成物を調製するための方法であって、充填剤、希釈剤、香料、 芳香剤、安定剤、pH調節剤及び等張剤並びに組成物の調製に通常用いられる調合 を容易にする添加物及び補助剤と、有効量の請求項1記載の式(I)(式中、R は、水素、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキル基を 表す)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H )−オン誘導体もしくはその医薬として許容される酸付加塩、及び/又は請求項 1記載の式(Ia)(式中、R及びR’は同一又は異なるものであり、そして前 記Rと同一である)のその第四級塩を混合し、それを医薬組成物に変換すること を含む方法。 6.ヒトを含む哺乳動物において、種々の病原の痴呆症及びそれに付随する症 状を改善するための医薬組成物であって、有効量の請求項1記載の式(I)(式 中、Rは、水素、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキ ル基を表す)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4 (3H)−オン誘導体又はその医薬として許容される酸付加塩、及び/又は請求 項1記載の式(Ia)(式中、R及びR’は同一又は異なるものであり、そして 前記Rと同一である)のその第四級塩を含むことを特徴とする医薬組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ボルザ,イストバン ハンガリー国,ハー−1185 ブダペスト, マルゴー ティバダル ウ.218 (72)発明者 カールパーティ,エゴン ハンガリー国,ハー−1022 ブダペスト, トビシュ ウ.7/ベー (72)発明者 キス,ベーラ ハンガリー国,ハー−1103 ブダペスト, ゲルゲリュ ウ.48 (72)発明者 ペリオニス,マルギ ハンガリー国,ハー−1125 ブダペスト, トレンチェニュイ ウ.45 (72)発明者 ファルカシュ,サーンドール ハンガリー国,ハー−1103 ブダペスト, オライュリゲ ウ.42 (72)発明者 ホルバート,チラ ハンガリー国,ハー−1105 ブダペスト, デール ウ.42 (72)発明者 チョモール,カタリン ハンガリー国,ハー−1045 ブダペスト, ニュアール ウ.99 (72)発明者 ラピス,エルジェーベ ハンガリー国,ハー−1172 ブダペスト, アバリゲ ウ.86 (72)発明者 ラジュロブスキ,イストバン ハンガリー国,ハー−1111 ブダペスト, バルトーク ベーラ ウート 16 (72)発明者 サボー,サーンドール ハンガリー国,ハー−1061,ブダペスト, リス フェレンツ テール 9.ケットー 5. (72)発明者 キシュ−バールガ,アーグネス ハンガリー国,ハー−1184 ブダペスト, トーコーリュ イ.ウ.20 (72)発明者 ラシュ,ユディ ハンガリー国,ハー−2094,ナジコバー チ,マダーチュ テール 1 (72)発明者 ゲレ,アニコー ハンガリー国,ハー−1111,ブダペスト, エグリュ イェ.ウ.40

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.種々の病原の痴呆症又はそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する、式(I) (式中、Rは、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキ ル基を表す) のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ン誘導体及びその酸付加塩、並びに式(Ia) (式中、R及びR’は同一又は異なるものであり、そして前記Rと同一である か又は水素であり得;そして Z-は1当量の陰イオンを表す) のその第四級塩。 2.1’−(4−フルオロベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2 ,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−クロロベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’ −ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−ブロモベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’ −ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−ニトロベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’ −ピペリジン〕−4(3H)−オン、 1’−(4−tert−ブチルベンジル)−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2 ,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン、 及びそれらの酸付加塩からなる群から選択される式(I)の化合物、並びに 1’,1’−ビス(4−tert−ブチルベンジル)−スピロ〔2H−4(3H) −オキソ−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジニウム〕ブロミド及び1’, 1’−ジベンジル−スピロ〔2H−4( 3H)−オキソ−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジニウム〕イロライド からなる群から選択される式(Ia)の化合物。 3.種々の病原の痴呆症及びそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する医薬組成物であって、充填剤、希釈剤、香料、芳香剤、安定剤、pH調 節剤及び等張剤並びに化合物の調製に通常用いられる調合を容易にする添加物及 び補助剤との混合物において、活性剤として有効量の式(I)(式中、Rは、水 素、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキル基を表す) のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ン誘導体もしくはその酸付加塩、及び/又は式(Ia)(式中、R及びR’は同 一又は異なるものであり、そして前記Rと同一であり;そしてZ-は1当量の陰 イオンを表す)のその第四級塩を含む医薬組成物。 4.種々の病原の痴呆症又はそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する、式(I) (式中、Rは、ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキ ル基を表す) のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オ ン誘導体、並びに式(Ia) (式中、R及びR’は同一又は異なるものであり、そして前記Rと同一である か又は水素であり得;そして Z-は1当量の陰イオンを表す) のその第四級塩を調製するための方法であって、 a)O−ヒドロキシアセトフェノンを式(II)のN−(p−置換化ベンジル) −4−ピペリドン(ここで、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝 分れ鎖のC1〜C6アルキル基である) と、ピロリドンの存在下で反応させる;又は b)式(IV)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オンを式(III)のp−置換化ベンジルハライド(ここでRはハロ ゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキル基を表わし、 そしてXは塩素又は臭素を表わす)により、酸結合剤の存在下でアルキル化し; 次いで所望するなら、その塩基形態における過程a)及び/又はb)により得 られる式(I)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オン誘導体(ここで、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もし くは枝分れ鎖C1 〜6アルキル基を表わす)を、酸により処理することによりその 酸付加塩に変換する;及び/又は、所望するなら、酸付加塩として得られる式( I)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H) −オン誘導体の塩基形態(ここで、Rはハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もし くは枝分れ鎖C1 〜6アルキル基を表わす)を塩基により処理することにより遊離 させる;又は c)式(IV)のスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕− 4(3H)−オン誘導体もしくはその酸付加塩、又は式(I)のスピロ〔2H− 1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体もしくは その酸付加塩(ここで、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、又は直鎖もしくは枝分 れ鎖のC1 〜6アルキルである)を式(III)のベンジルハライド(ここで、Rは 水素、ハロゲン、又はニトロ基、又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキル基 であり、そしてXは塩素又は臭素である)により四級化し、 R及びR’が同一又は異なり、そして前記Rと同一であるが、水素であっても よく、そしてZが1当量の陰イオンである式(Ia) の四級塩を得ることを含む方法。 5.種々の病原の痴呆症及びそれに付随する症状に対して改善された作用効果 を発揮する医薬組成物を調製するための方法であって、充填剤、希釈剤、香料、 芳香剤、安定剤、pH調節剤及び等張剤並びに組成物の調製に通常用いられる調合 を容易にする添加物及び補助剤と、有効量の式(I)(式中、Rは、水素、ハロ ゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキル基を表す)のスピロ 〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘導体 もしくはその医薬として許容される酸付加塩、及び/又は式(Ia)(式中、R 及びR’は同一又は異なるものであり、そして前記Rと同一である)のその第四 級塩を混合し、それを医薬組成物に変換することを含む方法。 6.ヒトを含む哺乳動物において、種々の病原の痴呆症及びそれに付随する症 状を改善するための治療方法であって、有効量の式(I)(式中、Rは、水素、 ハロゲン、ニトロ基又は直鎖もしくは枝分れ鎖のC1 〜6アルキル基を表す)のス ピロ〔2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン〕−4(3H)−オン誘 導体又はその医薬として許容される酸付加塩、及び/又は式(Ia)(式中、R 及びR’は同一又は異なるものであり、そして前記Rと同一である)のその第四 級塩を単独又は医薬組成物の形態でヒトを含む哺乳動物に投与することを特徴と する方法。
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