JP2022504988A - Lrrk2の野生型および変異型のアザインドール阻害剤 - Google Patents

Lrrk2の野生型および変異型のアザインドール阻害剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2022504988A
JP2022504988A JP2021520920A JP2021520920A JP2022504988A JP 2022504988 A JP2022504988 A JP 2022504988A JP 2021520920 A JP2021520920 A JP 2021520920A JP 2021520920 A JP2021520920 A JP 2021520920A JP 2022504988 A JP2022504988 A JP 2022504988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kinase
compound
yield
give
lcms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021520920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7503054B2 (ja
JPWO2020081689A5 (ja
Inventor
ナサナエル エス. グレイ,
ジョン ハッチャー,
ジウン チェ,
ファングン チェ,
ユンファ コ,
ナムドゥ キム,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Voronoi Inc
Original Assignee
Voronoi Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Voronoi Inc filed Critical Voronoi Inc
Publication of JP2022504988A publication Critical patent/JP2022504988A/ja
Publication of JPWO2020081689A5 publication Critical patent/JPWO2020081689A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7503054B2 publication Critical patent/JP7503054B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/14Drugs for disorders of the nervous system for treating abnormal movements, e.g. chorea, dyskinesia
    • A61P25/16Anti-Parkinson drugs
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Psychology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

LRRK2に対する阻害活性を有する化合物が開示される。パーキンソン病などの神経変性疾患および障害ならびに脳がん(例えば、神経膠腫および神経膠芽腫)を含む、疾患および障害を治療するための、化合物を含有する医薬組成物および化合物を使用する方法も開示される。
【選択図】なし

Description

関連出願
本出願は、それぞれ全体が参照により本明細書に組み込まれる、2018年10月16日に出願された米国仮特許出願第62/746,273号および2019年10月10日に出願された米国仮特許出願第62/913,578号に基づく、米国特許法第119条(e)の下での優先権の利益を主張する。
パーキンソン病(PD)は、ドーパミン産生ニューロンの進行性の喪失に起因する運動障害である。これは世界で2番目に一般的な神経変性疾患であり、100万人超のアメリカ人が罹患している。毎年6万人超の患者が新たに診断されている(Gandhi et al.,J.Neurosci.Res.87:1283-1295(2009);Daniels et al.,Neurosignals 19:1-15(2011))。パーキンソン病に関連する症状には、運動障害、振戦、動作緩慢、不安定、およびその他の運動関連障害が含まれる。認知機能障害、自律神経機能障害および睡眠障害などの非運動症状も存在する。これらの症状は、パーキンソン病を患っている人々の生活の質を大幅に低下させる。
PDに関連する遺伝子に関する限り、ミスセンス変異G2019Sを有するロイシンリッチリピートキナーゼ2(LRRK2)が、家族性PDと孤発性PDの両方の症例で頻繁に見られる。(Healy et al.,Lancet Neurol.7:583-590(2008)、Dachsel et al.,Neurol.67:542-547(2010)、Lee et al.,Trends Pharmacol.Sci.33(7):365-373(2012)、Liu et al.,Hum.Mol.Genet.20:3933-3942(2011))。G2019S変異はキナーゼ活性を増加させ、神経細胞死シグナル経路の活性化をもたらし得る(Greggio et al.,ASN Neuro 1(1):e00002(2009)、Kumar et al.,Expert Rev.Mol.Med.13:e20(2011))。12~16月齢のトランスジェニックG2019S LRRK2マウスは、黒質緻密部(SNpc)ドーパミン作動性ニューロンの進行性変性およびパーキンソン病の運動機能障害の表現型を示した(Chen et al.,Cell Death Differ.19(10):1623-33(2012))。
Gandhi et al.,J.Neurosci.Res.87:1283-1295(2009) Danie ls et al.,Neurosignals 19:1-15(2011) Healy et al.,Lancet Neurol.7:583-590(2008) Dachsel et al.,Neurol.67:542-547(2010) Lee et al.,Trends Pharmacol.Sci.33(7):365-373(2012) Liu et al.,Hum.Mol.Genet.20:3933-3942(2011) Greggio et al.,ASN Neuro 1(1):e00002(2009) Kumar et al.,Expert Rev.Mol.Med.13:e20(2011) Chen et al.,Cell Death Differ.19(10):1623-33(2012)
本発明の第1の態様は、式(I)によって表される構造を有する化合物:
Figure 2022504988000001
(式中、
XおよびYはそれぞれ独立に、CRまたはCRを表し、R
Figure 2022504988000002
Figure 2022504988000003
Figure 2022504988000004
Figure 2022504988000005
Figure 2022504988000006
(式中、Rはメチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルまたはCFを表し、R’はO、NHまたはNMeである)
を表し;
はH、ハロゲン(例えば、F、Cl)またはCFを表し;
ZはCRを表し、R
Figure 2022504988000007
を表す)
またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体に関する。
本発明の第2の態様は、治療上有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体と、薬学的に許容される担体とを含有する医薬組成物に関する。
本発明のさらなる態様は、異常な(例えば、調節不全または機能不全の)LRRK2活性によって媒介される疾患または障害を治療する方法であって、治療上有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を、それを必要とする対象に投与するステップを含む方法に関する。
いくつかの実施形態では、疾患または障害が神経変性疾患または脳がんである。
本発明のさらなる態様は、化合物を調製する方法に関する。
したがって、本発明の化合物は、LRRK2を阻害することによって、パーキンソン病などの神経変性疾患の治療のきっかけを提供し得る。
1つまたは複数の実施例に示されるように、式(I)の化合物ならびにその薬学的に許容される塩およびその立体異性体は、アダプター関連プロテインキナーゼ1(AAK1)、受容体チロシンキナーゼ(ABL1(T315I)-リン酸化)、アポトーシスシグナル調節キナーゼ1(ASK1)、ASK2、オーロラキナーゼA(AURKA)、AURKB、AURKC、AXL受容体チロシンキナーゼ(AXL)、BMP-2誘導性プロテインキナーゼ(BIKE)、BMX(BMX非受容体チロシンキナーゼ)、細胞分裂サイクル2様プロテインキナーゼ5(CDC2L5)、サイクリン依存性キナーゼ11(CDK11)、チェックポイントキナーゼ2(CHEK2)、シトロンrho相互作用セリン/スレオニンキナーゼ(CIT)、CDC様キナーゼ1(CLK1)、CLK2、CLK4、コロニー刺激因子1受容体(CSF1R)、CSF1R自己抑制、C末端Srcキナーゼ(CSK)、カゼインキナーゼIアイソフォームイプシロン(CSNK1E)、カゼインキナーゼIアイソフォームガンマ1(CSNK1G1)、CSNK1G3、二重ロイシンジッパーキナーゼ(DLK)、細胞死関連プロテインキナーゼ関連2(DRAK2)、二重特異性チロシンリン酸化調節キナーゼ1A(DYRK1A)、DYRK2、エフリンA型受容体2(EPHA2)、fms関連チロシンキナーゼ1(FLT1)、FLT3、FLT3(D835H)、FLT3(D835V)、FLT3(D835Y)、FLT3(ITD)、FLT3(ITD、D835V)、FLT3(ITD、F691L)、FLT3(K663Q)、FLT3(N841I)、Gタンパク質共役型受容体キナーゼ4(GRK4)、セリン/スレオニンプロテインキナーゼハスピン(HASPIN)、ホメオドメイン相互作用プロテインキナーゼ1(HPK1)、腸細胞キナーゼ(ICK)、IカッパBキナーゼアルファ(IKK-アルファ)、IKK-ベータ、インターロイキン1受容体関連キナーゼ1(IRAK1)、IRAK4、ヤヌスキナーゼ2(JAK2)(JH1ドメイン触媒)、JAK3(JH1ドメイン触媒)、c-Jun N末端キナーゼ1(JNK1)、JNK2、JNK3、チロシンプロテインキナーゼkit(KIT)、KIT(L576P)、KIT(V559D)、KIT(V559D、T670I)、KIT-自己抑制、LRRK2、LRRK2(G2019S)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ2(MAP3K2)、MAP3K15、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼキナーゼキナーゼ2(MAP4K2)、MAP4K4、微小管関連セリン/スレオニンキナーゼ1(MAST1)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ1(MEK1)、MEK2、MEK3、MEK4、MEK5、MEK6、母系胚性ロイシンジッパーキナーゼ(MELK)、metプロトオンコジーン(MET)、MET(M1250T)、MET(Y1235D)、Misshapen様キナーゼ1(MINK)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ相互作用セリン/スレオニンキナーゼ-2(MKNK2)、ミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)、核Dbf2関連キナーゼ2(NDR2)、F-カッパB誘導キナーゼ(NIK)、p21活性化キナーゼ4(PAK4)、血小板由来成長因子受容体アルファ(PDGFRA)、PDGFRベータ(PDGFRB)、ホスホリラーゼbキナーゼガンマ触媒鎖、骨格筋アイソフォーム2(PHKG2)、ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸3-キナーゼ触媒サブユニットアルファ(PIK3CA)(E545K)、ホスファチジルイノシトール4-リン酸-5キナーゼ1A(PIP5K1A)、PIP5K2B、ポロ様ナーゼ4(PLK4)、セリン/スレオニンプロテインキナーゼD1(PRKD1)、PRKD2、PRKD3、retプロトオンコジーン(RET)、(RET)(M918T)、RIOキナーゼ1(RIOK1)、RIOK2、RIOK3、受容体相互作用セリン/スレオニン-プロテインキナーゼ1(RIPK1)、RIPK4、二重セリン/スレオニンおよびチロシンプロテインキナーゼ(RIPK5)、rho関連プロテインキナーゼ1(ROCK1)、ROCK2、リボソームS6キナーゼ4(RSK4)(Kin.Dom.1-N末端)、血清およびグルココルチコイド調節キナーゼ(SGK)、SGK2、セリン-アルギニンプロテインキナーゼ1(SRPK1)、SRPK2、SRPK3、セリン/スレオニンキナーゼ16(STK16)、STK39、TGF-ベータ活性化キナーゼ1(TAK1)、TRAF2およびNCK相互作用キナーゼ(TNIK)、トロポミオシン受容体キナーゼA(TRKA)、TRKB、単極紡錘体1(Mps1)キナーゼ(TTK)、チロシンキナーゼ2(TYK2)(JH1ドメイン触媒)、unc-51様オートファジー活性化キナーゼ1(ULK1)、ULK2、ULK3、血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR2)、およびMAP3K19としても知られるYSK4の少なくとも1つを含む、複数の異常なキナーゼを阻害し得る。したがって、本発明のなおさらなる態様は、これらのキナーゼのいずれか1つまたは複数の異常な活性によって媒介される疾患および障害を治療するための本発明の化合物の使用を伴う。
別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本明細書の主題が属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、別途指定がない限り、以下の用語は、本発明の理解を容易にするために示される意味を有する。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、文脈がそうではないと明確に示さない限り、単数形「a」、「an」および「the」は複数指示対象を含む。したがって、例えば、「組成物(a composition)」への言及は、2つ以上のこのような組成物の混合物を含み、「阻害剤(an inhibitor)」への言及は、2つ以上のこのような阻害剤の混合物を含む等などである。
特に明記しない限り、「約」という用語は、「約」という用語によって修飾される特定の値の10%以内(例えば、5%、2%または1%以内)を意味する。
「含む(including)」、「含有する(containing)」または「特徴とする(characterized by)」と同義である「含む(comprising)」という移行用語は、包括的またはオープンエンドであり、追加の列挙されていない要素または方法ステップを排除しない。対照的に、「からなる(consisting of)」という移行句は、請求項で指定されていない要素、ステップまたは成分を排除する。「から本質的になる(consisting essentially of)」という移行句は、特許請求の範囲の範囲を、指定される材料またはステップ、および請求される発明の「基本的かつ新規な特性に実質的に影響を及ぼさないもの」に限定する。
本発明の化合物に関して、および以下の用語がそれらをさらに説明するために本明細書で使用される範囲で、以下の定義が適用される。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、飽和の直鎖または分岐鎖の一価の炭化水素基を指す。一実施形態では、アルキル基がC~C18基である。他の実施形態では、アルキル基が、C~C、C~C、C~C、C~C12、C~C、C~C、C~C、C~CまたはC~C基である(Cアルキルは結合を指す)。アルキル基の例としては、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、i-プロピル、1-ブチル、2-メチル-1-プロピル、2-ブチル、2-メチル-2-プロピル、1-ペンチル、n-ペンチル、2-ペンチル、3-ペンチル、2-メチル-2-ブチル、3-メチル-2-ブチル、3-メチル-1-ブチル、2-メチル-1-ブチル、1-ヘキシル、2-ヘキシル、3-ヘキシル、2-メチル-2-ペンチル、3-メチル-2-ペンチル、4-メチル-2-ペンチル、3-メチル-3-ペンチル、2-メチル-3-ペンチル、2,3-ジメチル-2-ブチル、3,3-ジメチル-2-ブチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシルおよびドデシルが挙げられる。いくつかの実施形態では、アルキル基がC~Cアルキル基である。いくつかの実施形態では、アルキル基がC~Cアルキル基である。
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」(または「ハロ」または「ハロゲン化物」)という用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を指す。
概して、本発明の化合物は、式(I):
Figure 2022504988000008
(式中、
XおよびYはそれぞれ独立に、CRまたはCRを表し、R
Figure 2022504988000009
Figure 2022504988000010
Figure 2022504988000011
Figure 2022504988000012
Figure 2022504988000013
Figure 2022504988000014
(式中、Rはメチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルまたはCFを表し、R’はO、NHまたはNMeを表す)
を表し;
はH、ハロゲン(例えば、F、Cl)またはCFを表し;
ZはCRを表し、R
Figure 2022504988000015
を表す)
またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体によって表される構造を有する。
XがCRを表し、YがCRを表し、ZがCRを表し、R、RおよびRが上記の通りである、いくつかの実施形態では、本発明の化合物が、式(Ia):
Figure 2022504988000016
またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体によって表される構造を有する。
XがCRを表し、YがCRを表し、ZがCRを表し、R、RおよびRが上記の通りである、いくつかの実施形態では、本発明の化合物が、以下の式(Ib):
Figure 2022504988000017
またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体によって表される構造を有する。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物が、以下の構造:
Figure 2022504988000018
Figure 2022504988000019
Figure 2022504988000020
Figure 2022504988000021
Figure 2022504988000022
Figure 2022504988000023
Figure 2022504988000024
Figure 2022504988000025
Figure 2022504988000026
Figure 2022504988000027
またはその薬学的に許容される塩および立体異性体のいずれかによって表される。
式(I)の化合物は、遊離酸もしくは遊離塩基、または薬学的に許容される塩の形態であり得る。本明細書で使用される場合、塩の文脈における「薬学的に許容される」という用語は、化合物の生物活性または特性を無効にせず、比較的非毒性である化合物の塩を指す、すなわち、塩形態の化合物が、望ましくない生物学的効果(めまいまたは胃の不調など)を引き起こすことも、それが含有されている組成物の他の成分のいずれかと有害な方法で相互作用することもなく、対象に投与され得る。「薬学的に許容される塩」という用語は、本発明の化合物と適切な酸または塩基との反応によって得られる生成物を指す。本発明の化合物の薬学的に許容される塩の例としては、Li、Na、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Al、ZnおよびMn塩などの適切な無機塩基から誘導されるものが挙げられる。薬学的に許容される非毒性の酸付加塩の例は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、重酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩(glucaronate)、サッカリン酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、4-メチルベンゼンスルホン酸塩またはp-トルエンスルホン酸塩等などの無機酸で形成されるアミノ基の塩である。本発明の一定の化合物は、リジン、アルギニン、グアニジン、ジエタノールアミンまたはメトホルミンなどの様々な有機塩基と薬学的に許容される塩を形成することができる。
式(I)の化合物は、少なくとも1つのキラル中心を有し得、よって、本明細書で使用される場合、空間におけるそれらの原子の配向のみが異なる個々の化合物の全ての異性体を包含する立体異性体の形態であり得る。立体異性体という用語は、鏡像異性体(化合物の(R-)または(S-)配置を含むエナンチオマー)、化合物の鏡像異性体の混合物(エナンチオマーの物理的混合物、およびラセミ体またはラセミ混合物)、化合物の幾何(シス/トランスまたはE/Z、R/S)異性体、および互いの鏡像ではない2つ以上のキラル中心を有する化合物の異性体(ジアステレオ異性体)を含む。化合物のキラル中心は、インビボでエピマー化を受け得るので、これらの化合物について、その(R-)形態の化合物の投与は、その(S-)形態の化合物の投与と等価であると見なされる。したがって、本発明の化合物は、個々の異性体の形で、他の異性体を実質的に含まずに、または様々な異性体の混合物、例えば立体異性体のラセミ混合物の形態で調製および使用され得る。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物が、同位体の天然存在量を超える、すなわち濃縮された量で、原子の少なくとも1つの所望の同位体置換を有するという点で、同位体誘導体である。一実施形態では、化合物が、重水素または複数の重水素原子を含む。重水素、すなわちHなどのより重い同位体による置換は、より高い代謝安定性から得られる一定の治療上の利点、例えばインビボ半減期の増加または投与量要件の減少をもたらし、よって、状況によっては有利になり得る。
さらに、式(I)の化合物は、N-オキシド、結晶形態(多形としても知られる)、同じタイプの活性を有する化合物の活性代謝産物、互変異性体、ならびに化合物の非溶媒和形態および水、エタノールなどの薬学的に許容される溶媒による溶媒和形態の使用を包含する。本明細書に提示されるコンジュゲートの溶媒和形態もまた、本明細書に開示されると見なされる。
合成方法
いくつかの態様では、本発明は、本発明の、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を調製する方法に関する。広義には、式(I)の化合物およびその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体は、化学的に関連する化合物の調製に適用できることが知られている任意の方法によって調製され得る。本発明の化合物は、様々な実施例に記載され、本発明の化合物を調製することができる非限定的な方法を例示する合成スキームに関連してよりよく理解されるだろう。
医薬組成物
別の態様では、本発明は、治療上有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物に関する。本発明の化合物は、任意の所望の投与様式に適した、治療上有効量の化合物と、薬学的に許容される担体とを含有するいくつかの異なるタイプの医薬組成物に製剤化され得る。
概して、式(I)の化合物は、従来の混合、溶解、造粒、糖衣錠製造、湿式粉砕、乳化、カプセル化、封入および圧縮工程などの従来の薬務に従って、所与のタイプの組成物に製剤化され得る(例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(20th ed.),ed.A.R.Gennaro,Lippincott Williams&Wilkins,2000およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technology,eds.J.Swarbrick and J.C.Boylan,1988-1999,Marcel Dekker,New York参照)。製剤のタイプは、経腸(例えば、経口、頬側、舌下および直腸)、非経口(例えば、皮下(s.c.)、静脈内(i.v.)、筋肉内(i.m.)および胸骨内注射、または注入技術、眼内、動脈内、髄内、髄腔内、脳室内、経皮、皮内、膣内、腹腔内、粘膜、鼻腔、気管内注入、気管支注入、および吸入)および局所(例えば、経皮)を含み得る投与様式に依存する。一般に、最も適切な投与経路は、例えば、薬剤の性質(例えば、胃腸管の環境におけるその安定性)、および/または対象の状態(対象が経口投与に耐えられるかどうか)を含む様々な因子に依存する。例えば、非経口(例えば、静脈内)投与はまた、単回投与治療および/または急性状態の場合などに、化合物が比較的迅速に投与され得るという点で有利であり得る。
いくつかの実施形態では、化合物が、経口または静脈内投与(例えば、全身静脈内注射)用に製剤化される。
当技術分野で知られている「薬学的に許容される担体」という用語は、本発明の化合物を哺乳動物に投与するのに適した、薬学的に許容される材料、組成物またはビヒクルを指す。適切な担体には、例えば、ある臓器または体の一部から別の臓器または体の一部へ化合物を運ぶまたは輸送するように機能する液体(水性と非水性の両方、およびこれらの組み合わせ)、固体、カプセル化材料、気体、およびこれらの組み合わせ(例えば、半固体)が含まれ得る。担体は、製剤の他の成分に対して生理学的に不活性であり、製剤の他の成分と適合性であるという意味で「許容され」、対象または患者に対して非毒性である。製剤のタイプに応じて、組成物は、1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤を含み得る。
したがって、式(I)の化合物は、固体組成物(例えば、散剤、錠剤、分散性顆粒、カプセル剤、カシェおよび坐剤)、液体組成物(例えば、化合物が溶解されている溶液、化合物の固体粒子が分散されている懸濁液、エマルジョン、およびリポソーム、ミセルまたはナノ粒子を含有する溶液、シロップおよびエリキシル);半固形組成物(例えば、ゲル、懸濁液およびクリーム);およびガス(例えば、エアロゾル組成物のための噴霧剤)に製剤化され得る。化合物はまた、迅速放出、中間放出または延長放出のために製剤化され得る。
経口投与用の固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤が含まれる。このような固体剤形では、活性化合物が、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムなどの担体、ならびにa)充填剤または増量剤、例えばデンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトールおよびケイ酸、b)結合剤、例えばメチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、スクロースおよびアカシア、c)保水剤、例えばグリセロール、d)崩壊剤、例えば架橋ポリマー(例えば、架橋ポリビニルピロリドン(クロスポビドン)、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム(クロスカルメロースナトリウム)、デンプングリコール酸ナトリウム、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモまたはタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のケイ酸塩および炭酸ナトリウム、e)溶液遅延剤、例えばパラフィン、f)吸収促進剤、例えば第四級アンモニウム化合物、g)湿潤剤、例えばセチルアルコールおよびグリセロールモノステアレート、h)吸収剤、例えばカオリンおよびベントナイト粘土、およびi)潤滑剤、例えばタルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムおよびこれらの混合物などの追加の担体または賦形剤と混合される。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、剤形が緩衝剤も含み得る。ラクトースまたは乳糖、ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどのような賦形剤を使用して、同様の種類の固体組成物を軟質および硬質ゼラチンカプセルに充填剤として使用することもできる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティングおよび他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いて調製することができる。これらは不透明化剤をさらに含有し得る。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物が、ハードまたはソフトゼラチンカプセルに製剤化され得る。使用され得る代表的な賦形剤には、アルファ化デンプン、ステアリン酸マグネシウム、マンニトール、フマル酸ステアリルナトリウム、無水ラクトース、微結晶セルロースおよびクロスカルメロースナトリウムが含まれる。ゼラチンシェルは、ゼラチン、二酸化チタン、酸化鉄および着色剤を含み得る。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物が、ラクトース一水和物、微結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、酒石酸マグネシウムおよび疎水性コロイドシリカなどの賦形剤を含み得る錠剤に製剤化され得る。
これらは、特にこれらが水溶性である限り、非経口および経口送達形態のための溶液として製剤化され得る。非経口投与はまた、単回投与治療および/または急性状態の場合などに、化合物が比較的迅速に投与され得るという点で有利であり得る。
非経口投与のための注射可能な調製物は、滅菌水溶液または油性懸濁液を含み得る。これらは、適切な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、標準的な技術に従って製剤化され得る。無菌注射用製剤は、非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の無菌注射用溶液、懸濁液またはエマルジョン、例えば1,3-ブタンジオール中溶液であってもよい。使用され得る許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンガー液、米国薬局方および等張塩化ナトリウム溶液がある。さらに、無菌不揮発性油が、溶媒または懸濁化媒体として従来から使用されている。この目的のために、合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含む、任意の、無刺激不揮発性油を使用することができる。さらに、オレイン酸などの脂肪酸が注射剤の調製に使用される。注射用製剤は、例えば、細菌保持フィルターを通す濾過によって、または使用前に滅菌水もしくは他の滅菌注射用媒体に溶解もしくは分散させることができる滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって滅菌することができる。化合物の効果は、その吸収を遅くすることによって延長することができ、これは液体懸濁液、または水溶性が低い結晶性もしくは非晶質の材料を使用することによって達成され得る。非経口投与製剤からの化合物の長期吸収は、化合物を油性ビヒクルに懸濁することによっても達成され得る。
一定の実施形態では、式(I)の化合物が、例えばコンジュゲートを臓器に直接注射することを介して、しばしばデポー製剤または徐放製剤で全身的ではなく局所的に投与され得る。具体的な実施形態では、長時間作用型製剤が、埋め込み(例えば、皮下もしくは筋肉内)または筋肉内注射によって投与される。注射用デポー形態は、生分解性ポリマー、例えばポリラクチド-ポリグリコリド、ポリ(オルトエステル)およびポリ(無水物)中に化合物のマイクロカプセルマトリックスを形成することによって作製される。化合物とポリマーの比率および使用される特定のポリマーの性質を変化させることによって、化合物の放出速度を制御することができる。デポー注射製剤はまた、身体組織と適合性のリポソームまたはマイクロエマルジョン中に化合物を封入することによって調製される。さらに、他の実施形態では、化合物が、標的化薬物送達システム、例えば、臓器特異的抗体でコーティングされたリポソームで送達される。このような実施形態では、リポソームが、臓器を標的とし、臓器によって選択的に取り込まれる。
経口投与用の液体剤形には、液剤、分散剤、懸濁剤、乳剤、マイクロエマルジョン、シロップおよびエリキシルが含まれる。化合物に加えて、液体剤形は、当技術分野で一般的に使用される水性または非水性担体(化合物の溶解度に依存する)、例えば水または他の溶媒、可溶化剤および乳化剤、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(例えば、綿実油、落花生油、コーン油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにこれらの混合物を含有し得る。経口組成物はまた、湿潤剤、懸濁化剤、着色剤、甘味剤、香味剤および芳香剤などの賦形剤を含み得る。
化合物は、頬側または舌下投与用に製剤化することができ、その例としては、錠剤、ロゼンジおよびゲルが挙げられる。
式(I)の化合物は、吸入による投与のために製剤化され得る。吸入による投与に適した様々な形態には、エアロゾル、ミストおよび粉末が含まれる。医薬組成物は、適切なガス状噴霧剤(例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素または他の適切なガス)を使用して、加圧パックまたはネブライザーからのエアロゾルスプレー提示の形態で送達され得る。いくつかの実施形態では、加圧エアロゾルの投与単位が、計量された量を送達するためのバルブを提供することによって決定され得る。いくつかの実施形態では、化合物とラクトースまたはデンプンなどの適切な粉末基剤と粉末混合物を含有する、例えば吸入器または注入器で使用するためのゼラチンを含むカプセルおよびカートリッジが製剤化され得る。
式(I)の化合物は、本明細書で使用される場合、表皮への製剤の施用による皮内投与を指す局所投与用に製剤化され得る。これらのタイプの組成物は、典型的には、軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ゲル、溶液およびスプレーの形態である。
局所施用のための組成物を製剤化するのに有用な担体の代表的な例としては、溶媒(例えば、アルコール、ポリアルコール、水)、クリーム、ローション、軟膏、油、プラスター、リポソーム、粉末、エマルジョン、マイクロエマルジョン、および緩衝液(例えば、低張または緩衝生理食塩水)が挙げられる。クリームは、例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、パルミトオレイン酸、セチルまたはオレイルアルコールなどの飽和または不飽和脂肪酸を使用して製剤化され得る。クリームはまた、ポリオキシ-40-ステアレートなどの非イオン性界面活性剤を含有し得る。
いくつかの実施形態では、局所製剤が賦形剤も含み得、その例は浸透促進剤である。これらの薬剤は、薬理学的に活性な化合物を角質層を通して表皮または真皮に、好ましくは全身吸収をほとんどまたは全く伴わずに輸送することができる。多種多様な化合物が、皮膚を通る薬物の浸透速度を高めることにおけるそれらの有効性に関して評価されてきた。例えば、種々の皮膚浸透促進剤の使用および試験を調査している、Percutaneous Penetration Enhancers,Maibach H.I.and Smith H.E.(eds.),CRC Press,Inc.,Boca Raton,Fla.(1995)、およびBuyuktimkin et al.,Chemical Means of Transdermal Drug Permeation Enhancement in Transdermal and Topical Drug Delivery Systems,Gosh T.K.,Pfister W.R.,Yum S.I.(Eds.),Interpharm Press Inc.,Buffalo Grove,Ill.(1997)を参照されたい。浸透促進剤の代表的な例としては、トリグリセリド(例えば、大豆油)、アロエ組成物(例えば、アロエベラゲル)、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、オクトリフェニルポリエチレングリコール(octolyphenylpolyethylene glycol)、オレイン酸、ポリエチレングリコール400、プロピレングリコール、N-デシルメチルスルホキシド、脂肪酸エステル(例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸メチル、モノオレイン酸グリセリンおよびプロピレングリコールモノオレエート)、およびN-メチルピロリドンが挙げられる。
局所ならびに他のタイプの製剤に(それらが適合性である範囲で)含めることができるさらに他の賦形剤の代表的な例としては、保存剤、抗酸化剤、保湿剤、皮膚軟化剤、緩衝剤、可溶化剤、皮膚保護剤および界面活性剤が挙げられる。適切な保存剤には、アルコール、第四級アミン、有機酸、パラベンおよびフェノールが含まれる。適切な抗酸化剤には、アスコルビン酸およびそのエステル、亜硫酸水素ナトリウム、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、トコフェロール、ならびにEDTAおよびクエン酸などのキレート剤が含まれる。適切な保湿剤には、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、尿素およびプロピレングリコールが含まれる。適切な緩衝剤には、クエン酸、塩酸および乳酸緩衝液が含まれる。適切な可溶化剤には、塩化第四級アンモニウム、シクロデキストリン、安息香酸ベンジル、レシチンおよびポリソルベートが含まれる。適切な皮膚保護剤には、ビタミンE油、アラトイン、ジメチコン、グリセリン、ワセリンおよび酸化亜鉛が含まれる。
経皮製剤は、典型的には、式(I)の化合物が親油性エマルジョンまたは緩衝水溶液中に製剤化され、ポリマーまたは接着剤に溶解および/または分散されている、経皮送達装置および経皮送達パッチを使用する。パッチは、医薬品の連続的、パルス状またはオンデマンド送達用に構成され得る。化合物の経皮送達は、イオン導入パッチによって達成され得る。経皮パッチは、速度制御膜を使用することによって、またはポリマーマトリックスもしくはゲル内に化合物を捕捉することによって吸収速度が遅延される化合物の制御送達を提供することができる。吸収促進剤を使用して吸収を増加させてもよく、その例としては、皮膚の通過を助ける吸収可能な薬学的に許容される溶媒が挙げられる。
眼科用製剤には点眼薬が含まれる。
直腸投与用の製剤には、カカオ脂または他のグリセリドなどの従来の坐剤基剤、ならびにポリビニルピロリドン、PEG等などの合成ポリマーを含有し得る、浣腸、直腸ゲル、直腸フォーム、直腸エアロゾル、および停留浣腸が含まれる。直腸または膣内投与用の組成物はまた、化合物を、その全てが周囲温度で固体であるが体温で液体であるので、直腸または膣腔内で融解して、化合物を放出する適切な非刺激性担体および賦形剤、例えばカカオ脂、脂肪酸グリセリドの混合物、ポリエチレングリコール、坐剤ワックスおよびこれらの組み合わせと混合することによって調製することができる坐剤として製剤化され得る。
投与量
本明細書で使用される場合、「治療上有効量」という用語は、疾患または障害を患っている特定の患者において所望の治療反応をもたらすのに有効な式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体の量を指す。したがって、「治療上有効量」という用語は、投与されると、治療される疾患もしくは障害において正の修飾を誘導し得る(例えば、LRRK2 GTP結合活性および/またはLRRK2プロテインキナーゼ活性およびミクログリア活性化を阻害するおよび/または低下させる、ならびに変異LRRK2誘導神経細胞変性を阻害する)、または疾患もしくは障害の発症もしくは進行を阻害するもしくは停止するのに十分である、または対象で治療されている疾患もしくは障害の1つもしくは複数の症状をある程度軽減する、または病気にかかった細胞を単に殺傷するもしくはその増殖を阻害する、または病気にかかった細胞(例えば、基底核および黒質神経細胞)のLRRK2の量を減少させる、化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体の量を含む。化合物の治療上有効量は、確立された、またはそうでなければ健全な医学的基準に従って決定される過度のまたは重篤な副作用を引き起こすことを回避するのに十分に少ない。
式(I)の化合物の総1日投与量およびその使用は、標準的な医療行為に従って、例えば、健全な医学的判断を使用して担当医によって決定され得る。任意の特定の対象のための具体的な治療上有効用量は、医学分野で周知の、治療中の疾患または障害およびその重症度(例えば、その現在の状態);使用される具体的な化合物の活性;使用される具体的な組成物;対象の年齢、体重、健康全般、性別および食餌;投与の時間、投与経路、および使用される具体的な化合物の排出速度;治療の持続期間;使用される具体的な化合物と組み合わせて、または同時に使用される薬物などの因子を含む、種々の因子のいずれか1つまたは複数に依存するだろう(例えば、Goodman and Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics,10th Edition,A.Gilman,J.Hardman and L.Limbird,eds.,McGraw-Hill Press,155-173,2001参照)。
式(I)の化合物ならびにその薬学的に許容される塩および立体異性体は、広い投与量範囲にわたって有効であり得る。いくつかの実施形態では、(例えば、成人についての)総1日投与量が、約0.001~約1600mg、0.01~約1000mg、0.01~約500mg、約0.01~約100mg、約0.5~約100mg、1~約100~400mg/日、約1~約50mg/日、約5~約40mg/日、およびさらに他の実施形態では、約10~約30mg/日に及び得る。個々の投与量は、化合物が1日当たりに投与される回数に応じて、所望の投与量を含有するように製剤化され得る。例として、カプセルは、約1~約200mgの化合物(例えば、1、2、2.5、3、4、5、10、15、20、25、50、100、150および200mg)を用いて製剤化され得る。いくつかの実施形態では、化合物が、約0.01mg~約200mg/kg体重/日の範囲の用量で投与され得る。いくつかの実施形態では、1日当たり1回または複数回の投与で、0.1~100、例えば、1~30mg/kg/日の用量が有効となり得る。例として、経口投与に適した用量は、1~30mg/kg体重/日の範囲であり得、静脈内投与に適切な用量は、1~10mg/kg体重/日の範囲であり得る。
いくつかの実施形態では、化合物の1日投与量が約37.5mg~約50mgである。このような投与を容易にするために、化合物が12.5mg、25mgおよび50mgの投与量のカプセルに製剤化され得る。
使用方法
いくつかの態様では、式(I)の化合物ならびにその薬学的に許容される塩および立体異性体が、異常な(例えば、機能不全または調節不全の(例えば、上方制御された))LRRK2活性によって特徴付けられるまたは媒介される疾患および障害の治療に使用され得る。機能不全のタンパク質活性は、非病理学的状態またはタンパク質の変異型(例えば、G2019S変異)と比較して上昇したタンパク質レベルに起因し得る。「疾患」は、一般に、対象がホメオスタシスを維持することができず、疾患が改善されない場合、対象の健康が悪化し続ける、対象の健康状態と見なされる。対照的に、対象の「障害」は、対象がホメオスタシスを維持することができるが、対象の健康状態が、障害がない場合よりも好ましくない健康状態である。治療せずに放置すると、障害によって必ずしも動物の健康状態がさらに低下するわけではない。
したがって、本方法は、治療上有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を、それを必要とする対象に投与するステップを含む。本明細書で使用される「対象」(または「患者」)という用語は、指示される疾患または障害になりやすいまたはこれを患っている動物界の全てのメンバーを含む。いくつかの実施形態では、対象が哺乳動物、例えば、ヒトまたは非ヒト哺乳動物である。本方法は、イヌおよびネコなどのコンパニオンアニマル、ならびにウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタなどの家畜、ならびにその他の飼育動物および野生動物にも適用可能である。具体的な疾患または障害「を患っているまたは患っている疑いのある」対象は、医療専門家が、対象が疾患または障害を患っていると診断するまたは疑うことができるような、十分な数の危険因子を有する、または十分な数のもしくは組み合わせの徴候もしくは症状を呈している場合がある。したがって、具体的な疾患または障害を患っている、および患っている疑いのある対象は、必ずしも2つの異なる群ではない。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物ならびにその薬学的に許容される塩および立体異性体が、神経変性疾患および障害の治療に有用であり得る。本明細書で使用される場合、「神経変性疾患および障害」という用語は、運動(運動失調)または精神機能(認知症)の問題を含む、神経細胞の進行性変性もしくは死、またはその両方を特徴とする状態を指す。このような疾患および障害の代表的な例としては、アルツハイマー病(AD)およびAD関連認知症、パーキンソン病(PD)およびPD関連認知症、プリオン病、運動ニューロン疾患(MND)、ハンチントン病(HD)、脊髄小脳失調症(SCA)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、原発性進行性失語(PPA)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、外傷性脳損傷(TBI)、多発性硬化症(MS)、認知症(例えば、血管性認知症(VaD)、レビー小体型認知症(LBD)、意味性認知症および前頭側頭型認知症(FTD))が挙げられる。
他の実施形態では、本発明の化合物ならびにその薬学的に許容される塩および立体異性体が、脳がんの治療に有用であり得る。脳がんの代表的な例としては、毛細血管芽細胞腫、髄膜腫、脳転移、神経膠腫、神経芽細胞腫、髄芽腫および上衣腫が挙げられる。
本発明の治療法で治療可能であり得る神経膠腫の代表的な例としては、神経膠芽腫、退形成星状細胞腫および退形成乏突起膠腫を含む再発性高悪性度神経膠腫、ならびにびまん性橋膠腫(DIPG)などの高悪性度小児神経膠腫が挙げられる。
本発明の治療法で治療可能であり得る神経膠芽腫の代表的な例としては、グレードII(低悪性度星状細胞腫)、グレードIII(退形成星状細胞腫)、およびグレードIV(神経膠芽腫)および多形性膠芽腫(GBM)が挙げられる。
式(I)の化合物ならびにその薬学的に許容される塩および立体異性体は、アダプター関連プロテインキナーゼ1(AAK1)、受容体チロシンキナーゼ(ABL1(T315I)-リン酸化)、アポトーシスシグナル調節キナーゼ1(ASK1)、ASK2、オーロラキナーゼA(AURKA)、AURKB、AURKC、AXL受容体チロシンキナーゼ(AXL)、BMP-2誘導性プロテインキナーゼ(BIKE)、BMX(BMX非受容体チロシンキナーゼ)、細胞分裂サイクル2様プロテインキナーゼ5(CDC2L5)、サイクリン依存性キナーゼ11(CDK11)、チェックポイントキナーゼ2(CHEK2)、シトロンrho相互作用セリン/スレオニンキナーゼ(CIT)、CDC様キナーゼ1(CLK1)、CLK2、CLK4、コロニー刺激因子1受容体(CSF1R)、CSF1R自己抑制、C末端Srcキナーゼ(CSK)、カゼインキナーゼIアイソフォームイプシロン(CSNK1E)、カゼインキナーゼIアイソフォームガンマ1(CSNK1G1)、CSNK1G3、二重ロイシンジッパーキナーゼ(DLK)、細胞死関連プロテインキナーゼ関連2(DRAK2)、二重特異性チロシンリン酸化調節キナーゼ1A(DYRK1A)、DYRK2、エフリンA型受容体2(EPHA2)、fms関連チロシンキナーゼ1(FLT1)、FLT3、FLT3(D835H)、FLT3(D835V)、FLT3(D835Y)、FLT3(ITD)、FLT3(ITD、D835V)、FLT3(ITD、F691L)、FLT3(K663Q)、FLT3(N841I)、Gタンパク質共役型受容体キナーゼ4(GRK4)、セリン/スレオニンプロテインキナーゼハスピン(HASPIN)、ホメオドメイン相互作用プロテインキナーゼ1(HPK1)、腸細胞キナーゼ(ICK)、IカッパBキナーゼアルファ(IKK-アルファ)、IKK-ベータ、インターロイキン1受容体関連キナーゼ1(IRAK1)、IRAK4、ヤヌスキナーゼ2(JAK2)(JH1ドメイン触媒)、JAK3(JH1ドメイン触媒)、c-Jun N末端キナーゼ1(JNK1)、JNK2、JNK3、チロシンプロテインキナーゼkit(KIT)、KIT(L576P)、KIT(V559D)、KIT(V559D、T670I)、KIT-自己抑制、LRRK2、LRRK2(G2019S)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ2(MAP3K2)、MAP3K15、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼキナーゼキナーゼ2(MAP4K2)、MAP4K4、微小管関連セリン/スレオニンキナーゼ1(MAST1)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ1(MEK1)、MEK2、MEK3、MEK4、MEK5、MEK6、母系胚性ロイシンジッパーキナーゼ(MELK)、metプロトオンコジーン(MET)、MET(M1250T)、MET(Y1235D)、Misshapen様キナーゼ1(MINK)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ相互作用セリン/スレオニンキナーゼ-2(MKNK2)、ミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)、核Dbf2関連キナーゼ2(NDR2)、F-カッパB誘導キナーゼ(NIK)、p21活性化キナーゼ4(PAK4)、血小板由来成長因子受容体アルファ(PDGFRA)、PDGFRベータ(PDGFRB)、ホスホリラーゼbキナーゼガンマ触媒鎖、骨格筋アイソフォーム2(PHKG2)、ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸3-キナーゼ触媒サブユニットアルファ(PIK3CA)(E545K)、ホスファチジルイノシトール4-リン酸-5キナーゼ1A(PIP5K1A)、PIP5K2B、ポロ様ナーゼ4(PLK4)、セリン/スレオニンプロテインキナーゼD1(PRKD1)、PRKD2、PRKD3、retプロトオンコジーン(RET)、(RET)(M918T)、RIOキナーゼ1(RIOK1)、RIOK2、RIOK3、受容体相互作用セリン/スレオニン-プロテインキナーゼ1(RIPK1)、RIPK4、二重セリン/スレオニンおよびチロシンプロテインキナーゼ(RIPK5)、rho関連プロテインキナーゼ1(ROCK1)、ROCK2、リボソームS6キナーゼ4(RSK4)(Kin.Dom.1-N末端)、血清およびグルココルチコイド調節キナーゼ(SGK)、SGK2、セリン-アルギニンプロテインキナーゼ1(SRPK1)、SRPK2、SRPK3、セリン/スレオニンキナーゼ16(STK16)、STK39、TGF-ベータ活性化キナーゼ1(TAK1)、TRAF2およびNCK相互作用キナーゼ(TNIK)、トロポミオシン受容体キナーゼA(TRKA)、TRKB、単極紡錘体1(Mps1)キナーゼ(TTK)、チロシンキナーゼ2(TYK2)(JH1ドメイン触媒)、unc-51様オートファジー活性化キナーゼ1(ULK1)、ULK2、ULK3、血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR2)、およびMAP3K19としても知られるYSK4の少なくとも1つを含む、複数の異常なキナーゼを阻害し得る。したがって、本発明の化合物ならびにその薬学的に許容される塩および立体異性体は、これらのキナーゼのいずれか1つまたは複数の異常な活性によって媒介される疾患および障害を治療するのに有用であり得る。このような疾患および障害は当技術分野で知られている。
本発明の方法は、式(I)の化合物またはその医薬組成物を患者に単回投与または複数回投与(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、10、15、20またはそれ以上の投与)で投与することを伴い得る。例えば、投与頻度は1日1回~8週間毎に約1回の範囲であり得る。いくつかの実施形態では、投与頻度が、1、2、3、4、5または6週間、1日約1回の範囲であり、他の実施形態では、3週間(21日間)の毎日の投与を含む28日サイクルを伴う。他の実施形態では、化合物が、2日半のクールにわたって1日2回(BID)(合計5回の投与)で、または2日のクールにわたって1日1回(QD)(合計2回の投与)で投与され得る。他の実施形態では、化合物が5日のクールにわたって1日1回(QD)投与され得る。
本発明の化合物は、単独療法として、患者、例えば、神経変性疾患もしくは障害、または脳がん(例えば、神経膠腫および神経膠芽腫)を患っている患者に投与され得る。他の実施形態では、対象が、本発明の化合物が別の活性剤と同時に投与される併用療法によって治療される。神経変性疾患および障害を治療することが知られている活性剤の代表的な例としては、ドーパミン作動性治療剤(例えば、カルビドパ-レボドパ、プラミペキソール(Mirapex)、ロピニロール(Requip)およびロチゴチン(Neupro、パッチとして与えられる))、PDおよび運動障害のためのアポモルフィンおよびモノアミンオキシダーゼB(MAO-B)阻害剤(例えば、セレギリン(Eldepryl、Zelapar)、ラサギリン(Azilect)およびサフィナミド(Xadago))、認知障害のためのコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、ベンズトロピン(Cogentin)またはトリヘキシフェニジル)、認知症の行動的および心理的症状のための抗精神病薬、ならびにALS、小脳失調およびハンチントン病のためのRiluzoleなどの疾患の発達を遅らせることを目的とした薬剤、アルツハイマー病のための非ステロイド性抗炎症薬、ならびにパーキンソン病の神経保護のためのカフェインA2A受容体拮抗薬およびCERE-120(アデノ随伴ウイルス血清型2-ニュールツリン)が挙げられる。脳がんを治療することが知られている活性剤の代表的な例としては、テモゾロミド(Temodar)、ベバシズマブ(Avastin)、ロムスチン(CCNU、Ceenu)、カルムスチンウエハー(BCNU、Gliadel)およびToca 5(Tocagen)が挙げられる。「同時に」という用語は、全く同じ時の抗神経変性治療薬または抗がん治療薬の投与に限定されない。むしろ、これらが、一緒に(例えば、相乗的に)作用して、別の方法で投与した場合よりも増加した利益を提供することができるような順序および時間間隔内などの、同じ治療経過の一部として対象に投与されることを意味する。
医薬キット
本組成物は、キットまたは医薬システムに組み立てられ得る。本発明のこの態様によるキットまたは医薬システムは、本発明の化合物または医薬組成物を含有する、バイアル、チューブ、アンプルまたはボトルなどの1つまたは複数の容器をその中に密に閉じ込めたボックス、カートン、チューブ等などのキャリアまたはパッケージを含む。本発明のキットまたは医薬システムはまた、化合物および組成物を使用するための印刷された説明書を含み得る。
実施例1:2-メチル-2-(4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンニトリル(1)の合成.
Figure 2022504988000028
Figure 2022504988000029
5-ブロモ-4-クロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(Int-1)
中間体1(Int-1)は、国際公開第2018/8150914号パンフレットに記載される手順に従って調製した。
Figure 2022504988000030
5-ブロモ-N-メチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(Int-2)
5-ブロモ-4-クロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、0.56mmol)をエチレングリコール(5mL)に溶解した。THF(2.72mL、5.6mmol)中CHNH(2M)を添加し、混合物をマイクロ波照射下で1時間200℃に加熱した。混合物をHOでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をHO、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、凝縮して黄色油を得た。粗生成物を、ヘキサン中5~15%EtOAcの勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を黄色油(187mg、収率94%)として得た。
MS(ESI)m/z 357.43(M+H)
Figure 2022504988000031
5-ブロモ-N-メチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(31mg、0.087mmol)および2-メチル-2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンニトリル(25mg、0.096mmol)を1,4-ジオキサン(2mL)および2M NaCO水溶液(0.22mL、0.44mmol)に溶解した。超音波処理装置を使用して混合物を脱気した後、Pd(dppf)Cl(8mg、0.01mmol)およびt-BuXPhos(7mg、0.016mmol)を反応バイアルに添加した。バイアルにNを流し、混合物を100℃で1時間撹拌した。反応物をHOでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をHO、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、凝縮して褐色油を得た。得られた油をDCM(10mL)に溶解した後、トリフルオロ酢酸(TFA)(1mL)を添加した。混合物を1時間撹拌した後、減圧下で溶媒を除去した。THF(5mL)に溶解した残渣に、飽和NaHCO水溶液(2mL)を添加し、混合物を室温(rt)で6時間撹拌した。反応物をHOでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をHO、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で凝縮して褐色油を得た。粗生成物を、HO中1~60%MeCNの勾配を使用する逆相HPLCによって精製して、所望の生成物を白色固体(8mg、収率33%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO)δ12.3(s,1H)、8.23(s,1H)、7.81(d,J=20Hz,2H)、7.35(s,2H)、7.0(s,1H)、3.28(d,J=5Hz,3H)、2.02(s,6H)。
MS(ESI)m/z:281.62(M+H)
実施例2:N-メチル-5-(1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(2)の合成.
Figure 2022504988000032
化合物2を、実施例1の化合物1と同様の方法で調製した(9mg、収率34%)。
H NMR(500MHz,DMSO)δ12.3(s,1H)、8.05(s,1H)、7.78(s,1H)、7.68(s,1H)、7.35(s,1H)、7.27(s,1H)、6.99(s,1H)、4.49(m,1H)、3.60(m,2H)、3.28(d,J=5Hz,3H)、3.19(m,2H)、2.84(s,3H)、3.38-2.15(m,4H)。
MS(ESI)m/z:311.41(M+H)
実施例3:N-メチル-5-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(3)の合成.
Figure 2022504988000033
化合物3を、実施例1の化合物1と同様の方法で調製した(9mg、収率35%)。
H NMR(500MHz,DMSO)δ12.32(s,1H)、8.04(s,1H)、7.79(s,1H)、7.64(s,1H)、7.34(s,1H)、7.3(s,1H)、6.99(s,1H)、4.46(m,1H)、3.99(m,2H)、3.50(m,2H)、3.28(d,J=5Hz,3H)、2.02-1.91(m,4H)。
MS(ESI)m/z:298.83(M+H)
実施例4:2-(4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパンニトリル(4)の合成.
Figure 2022504988000034
Figure 2022504988000035
5-ブロモ-3,4-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(Int-4)
5-ブロモ-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、4.32mmol)のDMF(15mL)中溶液に、N-クロロスクシンイミド(NCS)(634mg、4.75mmol)を添加した。混合物を16時間撹拌した後、反応物を水(150mL)でクエンチした。得られた沈殿を濾過し、水で洗浄し、N下で乾燥させて、所望の生成物をベージュ色固体(1.14g、収率97%)として得た。
MS(ESI)m/z:266.53(M+H)
Figure 2022504988000036
5-ブロモ-3,4-ジクロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(Int-5)
中間体5(Int-5)を、実施例1の化合物Int-1と同様の方法で調製した。
MS(ESI)m/z:397.34(M+H)
Figure 2022504988000037
5-ブロモ-3-クロロ-N-メチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(Int-6)
中間体6(Int-6)を、実施例1の化合物Int-2と同様の方法で調製した。
MS(ESI)m/z:391.59(M+H)
Figure 2022504988000038
化合物4を、実施例1の化合物1と同様の方法で調製した。所望の生成物を黄色固体(4mg、収率15%)として単離した。
H NMR(500MHz,DMSO)δ12.41(br,1H)、8.21(s,1H)、7.90(s,1H)、7.78(s,1H)、7.52(s,1H)、6.85(br,1H)、2.84(s,3H)、2.02(s,6H)。
MS(ESI)m/z:315.27(M+H)
実施例5:3-クロロ-N-メチル-5-(1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(5)の合成.
Figure 2022504988000039
化合物5を、実施例4の化合物4と同様の方法で調製した。所望の生成物を黄色固体(4mg、収率16%)として単離した。
H NMR(500MHz,DMSO)δ12.38(br,1H)、8.07(d,J=5Hz,1H)、7.97(s,1H)、7.86(s,1H)、7.64(s,1H)、7.50(s,1H)、6.65(br,1H)、4.49(m,1H)、3.17(m,2H)、3.03(d,J=5Hz,3H)、2.84(s,3H)、2.33-2.15(m,4H)。
MS(ESI)m/z:345.68(M+H)
実施例6:3-クロロ-N-メチル-5-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(6)の合成.
Figure 2022504988000040
化合物6を、実施例4の化合物4と同様の方法で調製した。所望の生成物を黄色固体(5mg、収率18%)として単離した。
MS(ESI)m/z:332.53(M+H)
実施例7:2-メチル-2-(4-(4-(メチルアミノ)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンニトリル(7)の合成.
Figure 2022504988000041
Figure 2022504988000042
4-クロロ-3-ヨード-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(Int-7)
4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、4.53mmol)およびN-ヨードスクシンイミド(NIS)(1.12g、4.99mmol)をアセトン(20mL)中で一緒に、rtで2時間撹拌した。HO(100mL)および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)を添加して、反応物をクエンチした。得られた沈殿を濾過し、HOで洗浄し、N下で乾燥させて、所望の生成物を白色固体として得て、これをさらに精製することなく使用した(1.5g、収率96%)。
MS(ESI)m/z:347.87(M+H)
Figure 2022504988000043
4-クロロ-3-ヨード-5-(トリフルオロメチル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(Int-8)
中間体8(Int-8)を、実施例1の化合物Int-1と同様の方法で調製した。
MS(ESI)m/z:477.56(M+H)
Figure 2022504988000044
3-ヨード-N-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(Int-9)
中間体9(Int-9)を、実施例1の化合物Int-2と同様の方法で調製した。
MS(ESI)m/z:472.26(M+H)
Figure 2022504988000045
化合物7を、実施例1の化合物1と同様の方法で調製した。所望の生成物を黄色固体(10mg、収率28%)として単離した。
H NMR(500MHz,DMSO)δ12.21(br,1H)、8.30(s,1H)、8.17(s,1H)、7.78(s,1H)、7.43(s,1H)、5.90(br,1H)、2.71(s,3H)、2.01(s,6H)。
MS(ESI)m/z:349.62(M+H)
実施例8:N-メチル-3-(1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(8)の合成.
Figure 2022504988000046
化合物8を、実施例1の化合物1と同様の方法で調製した。所望の生成物を黄色固体(8mg、収率20%)として単離した。
MS(ESI)m/z:379.32(M+H)
実施例9:3-クロロ-5-(3-メトキシ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(17)の合成.
Figure 2022504988000047
Figure 2022504988000048
5-ブロモ-3-クロロ-N-メチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(Int-6)(50mg、0.127mmol)、4-ブロモ-3-メトキシ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール(43.4mg、0.166mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(48.7mg、0.192mmol)およびCsCO(208mg、0.639mmol)の1,4-ジオキサン(0.8mL)およびHO(0.2mL)中脱気溶液に、Pd(OAc)(4.3mg、0.019mmol)およびCataCXium(登録商標)A(13.76mg、0.038mmol)を添加した。混合物をNでバックフィルし(backfilled)、反応が完了するまで(約1時間)、90℃でrt撹拌した。次いで、混合物をrtに冷却し、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。プールした有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物(Int-11)のDCM(10mL)中溶液にTFA(1mL)を添加した。反応物をrtで1時間(出発物質が消費されるまで)撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をTHF(5mL)に溶解した。飽和NaHCO水溶液(2mL)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物をHOでクエンチし、EtOAcで抽出した。プールした有機層をHO、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物をDMSO-d6に溶解し、濾過し、次いで、HO中1~60%アセトニトリル(CAN)の勾配を使用する逆相HPLCによって精製して、所望の生成物(17)9mgを収率19.4%で得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.43(br,1H)、7.80(s,1H)、7.78(s,1H)、7.51(s,1H)、6.95(br,1H)、4.29-4.23(m,1H)、3.98-3.95(m,2H)、3.82(s,3H)、3.49-3.44(m,2H)、2.89(s,3H)、2.01-1.89(m,4H)。
MS(ESI)m/z:362.12(M+H)
実施例10:3-クロロ-5-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(9)の合成.
Figure 2022504988000049
化合物9を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(16.3mg、収率23%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.43(br,1H)、9.18(br,1H)、8.28(s,1H)、7.54(s,1H)、6.58(s,1H)、3.82(s,3H)、3.25(s,3H)、2.68(q,J=10Hz,2H)、1.25(t,J=10Hz,3H)。
MS(ESI)m/z:290.1(M+H)
実施例11:3-クロロ-5-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-N-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(10)の合成.
Figure 2022504988000050
化合物10を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(17.7mg、収率16%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.34(br,1H)、8.88(br,1H)、8.36(s,1H)、7.54(s,1H)、6.62(s,1H)、4.42-4.38(m,1H)、3.82(s,3H)、2.68(q,J=10Hz,2H)、1.26(t,J=10Hz,3H)、1.22(d,J=5Hz,6H)。
MS(ESI)m/z:318.01(M+H)
実施例12:3-クロロ-N-メチル-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(11)の合成.
Figure 2022504988000051
化合物11を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(6.1mg、収率18%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.43(br,1H)、8.26(s,1H)、7.85(d,J=5Hz,1H)、7.54(s,1H)、6.72(d,J=5Hz,1H)、3.93(s,3H)、3.19(s,3H)。
MS(ESI)m/z:262.01(M+H)
実施例13:3-クロロ-N-イソプロピル-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(12)の合成.
Figure 2022504988000052
化合物12を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(10.7mg、収率34%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.34(br,1H)、8.35(s,1H)、7.86(d,J=5Hz,1H)、7.55(s,1H)、6.76(d,J=5Hz,1H)、4.38-4.28(m,1H)、3.94(s,3H)、1.20(d,J=10Hz,6H)。
MS(ESI)m/z:290.04(M+H)
実施例14:3-クロロ-5-(3-シクロプロピル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(13)の合成.
Figure 2022504988000053
化合物13を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(8.4mg、収率6%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.41(br,1H)、7.86(s,1H)、7.81(s,1H)、7.53(s,1H)、7.05(br,1H)、4.35-4.28(m,1H)、3.96-3.93(m,2H)、2.81(s,3H)、1.98-1.92(m,4H)、1.91-1.87(m,2H)、1.64-1.59(m,1H)、0.78-0.73(m,4H)。
MS(ESI)m/z:372.16(M+H)
実施例15:3-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボニトリル(14)の合成.
Figure 2022504988000054
化合物14を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(14mg、収率8%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.42(br,1H)、8.33(s,1H)、8.11(s,1H)、7.95(d,J=10Hz,1H)、7.81(d,J=10Hz,1H)、7.55(s,1H)、7.22(br,1H)、4.19(s,3H)、2.58(s,3H)。
MS(ESI)m/z:336.96(M+H)
実施例16:3-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メトキシ-1-メチル-1H-インダゾール(15)の合成.
Figure 2022504988000055
化合物15を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(4.7mg、収率9%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.41(br,1H)、8.07(s,1H)、7.65(d,J=10Hz,1H)、7.54(s,1H)、7.13(d,J=10Hz,1H)、7.02(s,1H)、4.09(s,3H)、3.76(s,3H)、2.62(s,3H)。
MS(ESI)m/z:341.98(M+H)
実施例17:3-クロロ-5-(5-メトキシ-2-メチル-2H-インダゾール-3-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(16)の合成.
Figure 2022504988000056
化合物16を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(6.3mg、収率12%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.21(br,1H)、7.92(s,1H)、7.55(d,J=10Hz,1H)、7.54(s,1H)、6.95(d,J=10Hz,1H)、3.91(s,3H)、3.71(s,3H)、2.54(s,3H)。
MS(ESI)m/z:342.04(M+H)
実施例18:3-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボニトリル(18)の合成.
Figure 2022504988000057
化合物18を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(16.7mg、収率14%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.32(br,1H)、8.64(s,1H)、8.00(s,1H)、7.51(s,1H)、7.06(br,1H)、3.97(s,3H)、2.70(s,3H)。
MS(ESI)m/z:286.94(M+H)
実施例19:3-クロロ-N-メチル-5-(4-(5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(19)の合成.
Figure 2022504988000058
化合物19を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(16mg、収率28%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.34(br,1H)、8.05(d,J=10Hz,2H)、7.94(s,1H)、7.65(d,J=10Hz,2H)、7.52(s,1H)、6.76(br,1H)、2.61(s,3H)、2.58(s,3H)。
MS(ESI)m/z:340.15(M+H)
実施例20:3-(3-メトキシ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(20)の合成.
Figure 2022504988000059
化合物20を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(2mg、収率5%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.13(br,1H)、8.28(s,1H)、7.74(s,1H)、7.24(s,1H)、6.16(br,1H)、4.26-4.23(m,1H)、3.97-3.95(m,2H)、3.83(s,3H)、3.48-3.43(m,2H)、2.80(s,3H)、2.00-1.88(m,4H)。
MS(ESI)m/z:396.27(M+H)
実施例21:N-メチル-3-(4-(5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)フェニル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(21)の合成.
Figure 2022504988000060
化合物21を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(11mg、収率28%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.36(br,1H)、8.30(s,1H)、8.02(d,J=5Hz、2H)、7.68(d,J=5Hz,2H)、7.61(s,1H)、2.60(s,3H)、1.93(br,1H)。
MS(ESI)m/z:374.12(M+H)
実施例22:(4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(22)の合成.
Figure 2022504988000061
化合物22を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(21mg、収率18%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.46(br,1H)、7.80(s,1H)、7.53(s,1H)、7.39(d,J=5Hz,1H)、7.11(s,1H)、7.06(d,J=5Hz,1H)、3.80(s,3H)、3.63(br)、2.60(s,3H)。
MS(ESI)m/z:401.24(M+H)
実施例23:(3-メトキシ-4-(4-(メチルアミノ)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(23)の合成.
Figure 2022504988000062
化合物23を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(7.8mg、収率49%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.22(br,1H)、8.26(s,1H)、7.35(d,J=10Hz,1H)、7.33(s,1H)、7.09(s,1H)、7.05(d,J=10Hz,1H)、6.19(br,1H)、3.75(br)、3.64(br,6H)。
MS(ESI)m/z:435.31(M+H)
実施例24:N-メチル-3-(4-モルホリノピリジン-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(24)の合成.
Figure 2022504988000063
化合物24を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(8mg、収率15%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.63(br,1H)、8.32(s,1H)、8.24(d,J=5Hz,1H)、8.03(s,1H)、7.35(d,J=5Hz,1H)、7.13(s,1H)。
MS(ESI)m/z:378.13(M+H)
実施例25:3-クロロ-N-イソプロピル-5-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(25)の合成.
Figure 2022504988000064
化合物25を、実施例9の化合物17と同様の方法で調製した(9mg、収率21%)。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ12.33(br,1H)、8.04(s,1H)、7.92(s,1H)、7.64(s,1H)、7.53(s,1H)、5.87(br,1H)、4.49-4.43(m,1H)、3.98-3.94(m,2H)、3.69-3.64(m,2H)、2.01-1.98(m,4H)、1.96-1.92(m,1H)、1.04(d,J=10Hz,6H)。
MS(ESI)m/z:360.23(M+H)
実施例26:アザインドール中間体int-12からint-16の合成.
Figure 2022504988000065
5-ブロモ-N-エチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(int-12)
中間体12(int-12)を、実施例1の中間体int-2と同様の方法で合成した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=50/1~10/1)によって精製して、int-12を黄色油(4g、収率97%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.16(s,1H)、7.16(d,J=3.8Hz,1H)、6.69(d,J=3.8Hz,1H)、5.63(s,2H)、3.86-3.79(m,2H)、3.62-3.54(m,2H)、1.45(t,J=7.2Hz,3H)、0.99-0.93(m,2H)、0.02-0.03(m,9H)。
LCMS:m/z 371.9[M+1]
Figure 2022504988000066
5-ブロモ-N-イソプロピル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(int-13)
中間体13(int-13)を、実施例1の中間体int-2と同様の方法で合成した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~50/1)によって精製して、int-13を黄色油(3.8g、収率30%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.18(s,1H)、7.18(d,J=3.7Hz,1H)、6.62(d,J=3.8Hz,1H)、5.63(s,2H)、4.20-4.05(m,1H)、3.55-3.45(m,2H)、1.55(d,J=6.0Hz,6H)、0.98-0.94(m,2H)、-0.06(s,9H)。
LCMS:m/z 384.2[M+1]
Figure 2022504988000067
5-ブロモ-N-イソプロピル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(int-14)
中間体14(int-14)を、実施例1の中間体int-2と同様の方法で合成した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)によって精製して、int-14を黄色油(2.85g、収率32%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.15(s,1H)、7.17(d,J=3.7Hz,1H)、7.04(d,J=3.7Hz,1H)、5.64(s,2H)、5.34(brs,1H)、3.64-3.54(m,2H)、3.16-3.06(m,1H)、1.05-0.91(m,4H)、0.89-0.80(m,2H)、0.05-0.04(m,9H)。
LCMS:m/z 382.2[M+1]
Figure 2022504988000068
5-ブロモ-N-(2-メトキシエチル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(int-15)
中間体15(int-15)を、実施例1の中間体int-2と同様の方法で合成した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~10/1)によって精製して、int-15を黄色油(4g、収率72%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.12(s,1H)、7.12(d,J=3.8Hz,1H)、6.60(d,J=3.8Hz,1H)、5.58(s,2H)、5.33(brs,1H)、3.95-3.85(m,2H)、3.72-3.67(m,2H)、3.58-3.49(m,2H)、3.44(s,3H)、0.99-0.83(m,2H)、-0.06(s,9H)。
LCMS:m/z 400.0[M+1]
Figure 2022504988000069
5-ブロモ-N-シクロペンチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(int-16)
中間体16(int-16)を、実施例1の中間体int-2と同様の方法で合成した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=50/1~10/1)によって精製して、int-16を黄色油(3.9g、収率73%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.11(s,1H)、7.12(d,J=3.8Hz,1H)、6.62(d,J=3.8Hz,1H)、5.58(s,2H)、4.97(brs,1H)、4.56-4.45(m,1H)、3.57-3.52(m,2H)、2.15-2.05(m,2H)、1.87-1.78(m,2H)、1.77-1.64(m,4H)、0.94-0.88(m,2H)、-0.05(s,9H)。
LCMS:m/z 410.1[M+1]
実施例27:中間体ビス(ピナコラト)ジボロン(Bpin)中間体(int-21からint-41)の合成.
Figure 2022504988000070
Figure 2022504988000071
(3S,4R)-tert-ブチル3-フルオロ-4-((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(int-17)
DCM(500mL)中tert-ブチル(3S,4R)-tert-ブチル3-フルオロ-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(40g、182.44mmol)、トリエチルアミン(TEA)(36.92g、364.88mmol、50.79mL)の混合物に、MsCl(25.08g、218.93mmol、16.94mL)をN下-30℃で添加した。次いで、混合物を-30℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=1/1)は、反応物質が完全に消費され、新たなスポットが観察されることを示した。混合物を氷水(800mL)に注ぎ入れ、DCM(300mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、int-17(54g、181.61mmol、収率99%)を白色固体として得た。
Figure 2022504988000072
(3S,4S)-tert-ブチル3-フルオロ-4-(4-ヨード-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(int-18)
DMF(600mL)中int-17(54g、181.61mmol)、4-ヨード-1H-ピラゾール(35.23g、181.61mmol)の混合物にCsCO(88.76g、272.41mmol)を添加した。次いで、混合物を100℃で5時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の55%が検出された。混合物を氷水(1000mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(500mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(1000mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~10/1)によって精製して、int-18(49g、121.50mmol、収率67%)を無色油として得た。
Figure 2022504988000073
(3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-ヨード-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン(int-19)
int-18(12.4g、31.38mmol)のEtOAc(50mL)中溶液に、0℃でHCl/EtOAc(4M、100mL)を添加した。次いで、混合物を15℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の86%が検出された。残渣を真空中で濃縮して、int-19(9.6g、28.95mmol、収率92%、HCl)を白色固体として得た。
Figure 2022504988000074
(3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-ヨード-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン(int-20)
MeOH(50mL)中int-19(4.8g、14.48mmol、HCl)、オキセタン-3-オン(3.13g、43.43mmol)、NaOAc(1.43g、17.37mmol)の混合物を脱気し、Nで3回パージし、次いで、15℃で1時間撹拌した。次いで、NaBHCN(2.73g、43.43mmol)を混合物に添加し、反応物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の75%が検出された。混合物を氷-HO(300mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(100mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(300mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~0/1)によって精製して、int-20(3.6g、10.05mmol、収率69%)を白色固体として得た。
Figure 2022504988000075
(3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン(int-21)
DMSO(40mL)中int-20(3.6g、10.25mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(3.90g、15.38mmol)、KOAc(3.02g、30.76mmol)の混合物に、N下でXPHOS-PD-G2(806.61mg、1.03mmol)を添加した。混合物を50℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の62%が検出された。混合物をHO(100mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~0/1)によって精製して、int-21(3.2g、8.29mmol、収率81%)を黄色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.84(s,1H)、7.79(s,1H)、5.02-4.81(m,1H)、4.70-4.66(m,2H)、4.64-4.59(m,2H)、4.23-4.08(m,1H)、3.71-3.59(m,1H)、3.24-3.12(m,1H)、2.87-2.74(m,1H)、2.37-2.25(m,1H)、2.18-1.97(m,3H)、1.32(s,12H)。
LCMS:m/z 352.0[M+1]
Figure 2022504988000076
Figure 2022504988000077
(3S,4S)-tert-ブチル3-フルオロ-4-(4-ヨード-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(int-22)
int-18(10g、25.30mmol)のTHF(120mL)中溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)(2M、31.63mL)をN下-65℃で添加した。混合物を-65℃で1時間撹拌した。MeI(24.24g、170.80mmol、10.63mL)をN下-65℃で混合物に添加した。反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の81%が検出された。反応混合物を氷水(400mL)に注ぎ入れ、次いで、酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(400mL×2)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~5/1)によって精製して、int-22(10g、23.70mmol、収率94%)を白色固体として得た。
Figure 2022504988000078
(3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-ヨード-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン(int-23)
int-22(14.4g、35.19mmol)のEtOAc(50mL)中溶液に、0℃でHCl/EtOAc(4M、100mL)を添加し、次いで、混合物を15℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の98%が検出された。混合物を真空中で濃縮して、int-23(12.16g、35.19mmol、収率100%、HCl)を白色固体として得た。
Figure 2022504988000079
(3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-ヨード-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン(int-24)
MeOH(130mL)中int-23(12.16g、35.19mmol、HCl)、オキセタン-3-オン(7.61g、105.56mmol)、NaOAc(3.46g、42.22mmol)の混合物を脱気し、Nで3回パージし、次いで、15℃で1時間撹拌した。次いで、NaBHCN(6.63g、105.56mmol)を添加し、反応物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の81%が検出された。混合物を氷水(800mL)に注ぎ入れた。水相を酢酸エチル(400mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(800mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をEtOAc(15mL)によって粉砕して、int-24(10g、27.38mmol、収率78%)を白色固体として得た。
Figure 2022504988000080
(3S,4S)-3-フルオロ-4-(5-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン(int-25)
DMSO(50mL)中int-24(5g、13.69mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(5.22g、20.54mmol)、KOAc(4.03g、41.08mmol)の混合物に、N下でXPHOS-PD-G2(1.08g、1.37mmol)を添加し、次いで、混合物を50℃で4時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示し、所望の質量の55%が検出された。混合物をHO(100mL)に注ぎ入れた。水相を酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~0/1)によって精製して、int-25(4.1g、11.23mmol、収率82%)を黄色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.77(s,1H)、5.14-4.89(m,1H)、4.70-4.60(m,4H)、4.17-4.00(m,1H)、3.72-3.59(m,1H)、3.27-3.12(m,1H)、2.89-2.75(m,1H)、2.47-2.46(m,3H)、2.20-1.84(m,4H)、1.31(s,12H)。
LCMS:m/z 366.2[M+1]
Figure 2022504988000081
Figure 2022504988000082
(3S,4S)-tert-ブチル4-(5-クロロ-4-ヨード-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(int-26)
int-18(29g、73.38mmol)のTHF(300mL)中溶液に、N下-65℃でLDA(2M、91.72mL)を添加し、次いで、混合物を-65℃で1時間撹拌した。1,1,1,2,2,2-ヘキサクロロエタン(52.11g、220.14mmol、24.94mL)を-65℃で混合物に添加し、得られた混合物をN雰囲気下、15℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)は、反応物質が完全に消費され、新たなスポットが観察されることを示した。混合物を氷-HCl(1M、600mL)に注ぎ入れた。水相を酢酸エチル(300mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(600mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~10/1)によって精製して、int-26(25g、58.19mmol、収率79%)を黄色固体として得た。
Figure 2022504988000083
(3S,4S)-4-(5-クロロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン(int-29)
Int-29を、上記のint-26と同様の方法で調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~0/1)によって精製して、int-29(367mg、523.38μmol、収率40%)を黄色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.83(s,1H)、5.20-4.96(m,1H)、4.74-4.57(m,4H)、4.49-4.33(m,1H)、3.71-3.58(m,1H)、3.28-3.15(m,1H)、2.89-2.76(m,1H)、2.40-2.23(m,1H)、2.18-1.92(m,3H)、1.42-1.29(s,12H)。
LCMS:m/z 386.3[M+1]
Figure 2022504988000084
Figure 2022504988000085
1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン(int-33)
中間体int-19(1当量)のDCM中溶液に、TEA(3当量)および塩化アセチル(1.1当量)をN下0℃で添加した。混合物をrtで16時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示した。混合物を氷水に注ぎ入れた。水相をDCMで抽出した。合わせた有機相を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、int-30を得た。
int-30(1当量)のDMSO中溶液に、4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(1.5当量)、KOAc(3当量)、XPHOS-PD-G2(0.1当量)をN下で添加し、次いで、混合物を40~60℃で2~16時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されていることを示した。混合物を水に注ぎ入れた。水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)によって精製して、int-33を白色固体(3.0g、2ステップで収率62%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.84(s,1H)、7.79-7.78(d,J=2.8Hz,1H)、5.04-4.46(m,2H)、4.39-4.26(m,1H)、4.22-3.87(m,1H)、3.40-3.16(m,1H)、3.03-2.76(m,1H)、2.33-2.14(m,5H)、1.32(s,12H)。
LCMS(方法1):m/z 338.0[M+1]
Figure 2022504988000086
1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(5-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン(int-34)
Int-34を、上記のint-33と同様の方法で調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)によって精製して、int-34(2.3g、2ステップで収率76%)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.75(s,1H)、5.09-4.56(m,2H)、4.34-3.91(m,2H)、3.36-3.16(m,1H)、2.92-2.73(m,1H)、2.49-2.23(m,4H)、2.15(d,J=5.0Hz,3H)、2.09-1.94(m,1H)、1.31(s,12H)。
LCMS(方法1):m/z 352.1[M+1]
Figure 2022504988000087
1-((3S,4S)-4-(5-クロロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタノン(int-35)
Int-35を、上記のint-33と同様の方法で調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~0/1)によって精製して、int-35(1.0g、2ステップで収率39%)を黄色固体として得た。
LCMS(方法1):m/z 372.1[M+1]
Figure 2022504988000088
Figure 2022504988000089
化合物A(1当量)のDCM中溶液に、0℃で(COCl)(1.5当量)およびDMF(0.1当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌し、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、0℃でDCM中モルホリン(1当量)およびTEA(3当量)の混合物に滴加した。混合物を25℃で16時間撹拌した。TLCは反応が完了に達していることを示した。次いで、混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体int-36を得た。
中間体int-36(1当量)および4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.5当量)のジオキサン中溶液に、Pd(dppf)Cl(0.1当量)およびKOAc(3当量)を添加した。混合物を100℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応が完了していることを示した。混合物を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィーによって精製して、int-37を得た。
Figure 2022504988000090
モルホリノ(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)メタノン(int-38)
Int-38を、上記のint-37と同様の方法で調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~2/1)によって精製して、int-38(4.5g、3ステップで収率94%)を黄色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.78(d,J=7.3Hz,2H)、7.31(d,J=7.3Hz,2H)、3.79-3.27(m,8H)、1.26(s,12H)。
LCMS:m/z 318.0[M+1]
Figure 2022504988000091
(4-モルホリノピペリジン-1-イル)(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2イル)フェニル)メタノン(int-39)
Int-39を、上記のint-37と同様の方法で調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO2、ジクロロメタン/メタノール=100/1~50/1)によって精製して、int-39(7.43g、3ステップで収率77%)を暗褐色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.89-7.78(m,2H)、7.39-7.33(m,2H)、4.84-4.61(m,1H)、3.80-3.65(m,5H)、3.13-2.62(m,2H)、2.62-2.27(m,5H)、2.09-1.43(m,4H)、1.26(s,12H)。
LCMS:m/z 401.1[M+1]
Figure 2022504988000092
(3-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(int-40)
Int-40を、上記のint-37と同様の方法で調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=50/1~10/1)によって精製して、int-40(6.78g、3ステップで収率45%)を黄色ガムとして得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.68(d,J=7.3Hz,1H)、6.96-6.89(m,2H)、3.84(s,3H)、3.83-3.71(m,4H)、3.66-3.39(m,4H)、1.34(s,12H)。
LCMS(方法1):m/z 348.0[M+1]
Figure 2022504988000093
(3-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(int-41)
Int-41を、上記のint-37と同様の方法で調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=100/1~50/1)によって精製して、int-41(5.70g、3ステップで収率46%)を暗褐色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.68(d,J=7.3Hz,1H)、6.94-6.87(m,2H)、4.83-4.65(m,1H)、3.87-3.84(m,3H)、3.74(br t,J=4.5Hz,4H)、3.08-2.94(m,1H)、2.86-2.74(m,1H)、2.57(br s,4H)、2.48-2.41(m,1H)、2.07(s,1H)、2.02-1.95(m,1H)、1.79(br d、J=9.5Hz,1H)、1.59-1.51(m,1H)、1.36(s,12H)。
LCMS(方法1):m/z 431.2[M+1]
実施例28:実施例26の適切なアザインドール中間体および実施例27のビス(ピナコラト)ジボロン(Bpin)中間体から化合物26~69を合成する一般的な方法.
カップリング反応の一般的な手順
Figure 2022504988000094
手順1:アザインドール中間体(1当量)のn-BuOHとHOの混合物(10:1、0.1M~0.2M)中溶液に、BPin中間体(1当量)、SPhos Pd G3(0.1当量)およびKPO(3当量)を添加した。反応混合物をN雰囲気下、60℃または50℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体int-42を得た。
手順2:アザインドール中間体(1当量)のTHF(0.1M~0.2M)中溶液に、BPin中間体(1当量)、KPO(3当量)およびAdnBuP Pd G3(0.1当量)を添加した。反応混合物をN雰囲気下、60℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体int-42を得た。
手順3:アザインドール中間体(1当量)のジオキサンとHOの混合物(10:1、0.1M~0.2M)中溶液に、BPin中間体(1.5当量)、Pd(dppf)Cl(0.1当量)およびKCO(2当量)を添加した。反応混合物を100℃に加熱し、N雰囲気下で4~12時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、濾過した。得られた溶液を真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体int-42を得た。
2-(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEM)脱保護の一般的な手順
Figure 2022504988000095
手順4:int-42(1当量)のDCM(0.1M~0.2M)中溶液に、HCl/ジオキサン(4M、2mL、15~20当量)を添加した。混合物を30℃で4時間撹拌した。反応をLCMSによって監視した。粗混合物を真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOH(0.1M~0.2M)に溶解し、NH.HO(純度28%、40~50当量)で処理した。混合物を60℃で2時間撹拌し、rtに冷却させ、真空中で濃縮した。粗生成物を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。
手順5:int-42(1当量)のDCM(0.1M~0.2M)中溶液に、TFA(90~100当量)を添加した。混合物を40℃で4時間撹拌した。反応をLCMSによって監視した。粗混合物を真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOH(0.1M~0.2M)に溶解し、NH.HO(純度28%、40~50当量)で処理した。混合物を60℃で2時間撹拌し、rtに冷却させ、真空中で濃縮した。粗生成物を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。
実施例29:5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(26)の合成.
Figure 2022504988000096
化合物26を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(10.75mg、3ステップで収率26%)として得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ11.15(s,1H)、7.97(s,1H)、7.69(s,1H)、7.63(s,1H)、7.10(d,J=3.6Hz,1H)、6.67(d,J=3.2Hz,1H)、5.53-5.49(m,1H)、5.10-4.90(m,1H)、4.60-4.25(m,5H)、3.60-3.50(m,1H)、3.25-3.10(m,4H)、2.85-2.75(m,1H)、2.15-1.90(m,4H)。
LCMS:m/z 371.1[M+1]
実施例30:N-エチル-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(27)の合成.
Figure 2022504988000097
化合物27を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(91.18mg、3ステップで収率22%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.91-9.34(m,1H)、7.89(s,1H)、7.70(s,1H)、7.60(s,1H)、7.11(d,J=3.6Hz,1H)、6.65(d,J=3.6Hz,1H)、5.07-4.86(m,1H)、4.73-4.62(m,5H)、4.34-4.12(m,1H)、3.76-3.64(m,3H)、3.28-3.20(m,1H)、2.93-2.85(m,1H)、2.47-2.35(m,1H)、2.27(m,1H)、2.18-2.05(m,2H)、1.29(t,J=7.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 385.2[M+1]
実施例31:5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(28)の合成.
Figure 2022504988000098
化合物28を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(85.0mg、3ステップで収率24%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.70(brs,1H)、7.89(s,1H)、7.69(s,1H)、7.59(s,1H)、7.12(d,J=3.7Hz,1H)、6.58(d,J=3.7Hz,1H)、5.06-4.85(m,1H)、4.76-4.55(m,5H)、4.37-4.16(m,2H)、3.68(m,1H)、3.28-3.20(m,1H)、2.95-2.85(m,1H)、2.42(m,1H)、2.32-2.23(m,1H)、2.19-2.05(m,2H)、1.28(m,6H)。
LCMS:m/z 399.2[M+1]
実施例32:N-シクロプロピル-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(29)の合成.
Figure 2022504988000099
化合物29を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(85.0mg、3ステップで収率25%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.77(brs,1H)、7.89(s,1H)、7.66(s,1H)、7.56(s,1H)、7.12(d,J=3.5Hz,1H)、7.01(d,J=3.7Hz,1H)、5.11-4.86(m,2H)、4.74-4.62(m,4H)、4.20(m,1H)、3.67(m,1H)、3.27-3.20(m,1H)、3.05-2.98(m,1H)、2.92-2.85(m,1H)、2.47-2.35(m,1H)、2.26(m,1H)、2.17-2.04(m,2H)、0.94-0.87(m,2H)、0.75-0.67(m,2H)。
LCMS:m/z 397.2[M+1]
実施例33:5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(2-メトキシエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(30)の合成.
Figure 2022504988000100
化合物30を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(124.0mg、3ステップで収率30%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.20(brs,1H)、7.92(s,1H)、7.71(s,1H)、7.63(s,1H)、7.11(d,J=3.5Hz、1H)、6.61(d,J=3.7Hz,1H)、5.12-4.86(m,2H)、4.73-4.62(m,4H)、4.21(m,1H)、3.84(m,2H)、3.71-3.61(m,3H)、3.36(s,3H)、3.27-3.20(m,1H)、2.92-2.85(m,1H)、2.47-2.34(m,1H)、2.26(m,1H)、2.17-2.06(m,2H)
LCMS:m/z 415.2[M+1]
実施例34:N-シクロペンチル-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(31)の合成.
Figure 2022504988000101
化合物31を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(115.2mg、3ステップで収率28%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.38-9.14(m,1H)、7.88(s,1H)、7.68(s,1H)、7.58(s,1H)、7.11(d,J=3.7Hz,1H)、6.63(d,J=3.7Hz,1H)、5.05-4.83(m,1H)、4.75-4.61(m,5H)、4.54-4.43(m,1H)、4.28-4.13(m,1H)、3.67(m,1H)、3.30-3.16(m,1H)、2.95-2.82(m,1H)、2.49-2.35(m,1H)、2.33-2.23(m,1H)、2.18-1.98(m,4H)、1.71-1.48(m,6H)。
LCMS:m/z 425.2[M+1]
実施例35:5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(32)の合成.
Figure 2022504988000102
化合物32を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(81.0mg、3ステップで収率56%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.25(brs,1H)、7.77(s,1H)、7.57(s,1H)、7.10(d,J=3.6Hz,1H)、6.75(d,J=3.6Hz,1H)、5.17-4.96(m,1H)、4.73-4.64(m,4H)、4.54(m,1H)、4.19-4.08(m,1H)、3.69(m,1H)、3.32-3.21(m,4H)、2.90(m,1H)、2.61-2.48(m,1H)、2.22-2.05(m,6H)。
LCMS:m/z 385.2[M+1]
実施例36:1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(33)の合成.
Figure 2022504988000103
化合物33を、実施例28の手順1および5を介して合成し、黄色固体(90.0mg、3ステップで収率23%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ13.86(brs,1H)、12.17(s,1H)、8.08(s,1H)、7.74(s,1H)、7.69(s,1H)、7.29(d,J=4Hz,1H)、7.11(s,1H)、6.98(d,J=1.6Hz,1H)、4.83-4.69(m,1H)、4.68-4.63(m,1H)、4.6-4.26(m,2H)、3.40-3.31(m,5H)、2.16-2.04(m,5H)。
LCMS:m/z 357.1[M+1]
実施例37:1-((3S,4S)-4-(4-(4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(34)の合成.
Figure 2022504988000104
化合物34を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(154.0mg、3ステップで収率38%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.64(brs,1H)、7.87(s,1H)、7.70(s,1H)、7.59(d,J=5.1Hz,1H)、7.11(d,J=3.7Hz,1H)、6.65(d,J=3.7Hz,1H)、5.10-4.62(m,3H)、4.46-4.32(m,1H)、4.29-3.96(m,1H)、3.76-3.69(m,2H)、3.40-3.22(m,1H)、2.99-2.77(m,1H)、2.43-2.26(m,2H)、2.19(d,J=3.3Hz,3H)、1.29(t,J=7.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 371.2[M+1]
実施例38:1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-(4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(35)の合成.
Figure 2022504988000105
化合物35を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(180.0mg、3ステップで収率52%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.36(brs,1H)、7.88(s,1H)、7.68(s,1H)、7.59(d,J=5.4Hz,1H)、7.12(d,J=3.6Hz,1H)、6.58(d,J=3.6Hz,1H)、5.11-4.80(m,1H)、4.76-4.51(m,2H)、4.45-4.20(m,3H)、3.99(m,1H)、3.41-3.22(m,1H)、3.00-2.78(m,1H)、2.48-2.25(m,2H)、2.19(d,J=2.4Hz,3H)、1.28(m,6H)。
LCMS:m/z 385.2[M+1]
実施例39:1-((3S,4S)-4-(4-(4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(36)の合成.
Figure 2022504988000106
化合物36を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(160.0mg、3ステップで収率46%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.46(brs,1H)、7.88(s,1H)、7.65(s,1H)、7.55(d,J=4.1Hz,1H)、7.11(d,J=3.6Hz,1H)、7.01(d,J=3.6Hz,1H)、5.13-4.57(m,3H)、4.44-3.94(m,2H)、3.41-3.21(m,1H)、3.06-2.77(m,2H)、2.44-2.22(m,2H)、2.18(d,J=3.4Hz,3H)、0.95-0.87(m,2H)、0.74-0.66(m,2H)。
LCMS:m/z 383.2[M+1]
実施例40:1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(37)の合成.
Figure 2022504988000107
化合物37を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(160.0mg、3ステップで収率46%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.26(brs,1H)、7.91(s,1H)、7.71(s,1H)、7.63(d,J=5.6Hz,1H)、7.12(d,J=3.7Hz,1H)、6.61(d,J=3.7Hz,1H)、5.11-4.56(m,3H)、4.45-3.95(m,2H)、3.84(m,2H)、3.67-3.58(m,2H)、3.41-3.36(m,3H)、3.36-3.22(m,1H)、3.01-2.79(m,1H)、2.44-2.25(m,2H)、2.19(d,J=3.3Hz,3H)。
LCMS:m/z 401.2[M+1]
実施例41:1-((3S,4S)-4-(4-(4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(38)の合成.
Figure 2022504988000108
化合物38を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(148.0mg、3ステップで収率55%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.33(brs,1H)、7.89(s,1H)、7.69(s,1H)、7.59(d,J=5.3Hz,1H)、7.12(d,J=3.5Hz,1H)、6.65(d,J=3.1Hz,1H)、5.21-4.59(m,3H)、4.57-3.93(m,3H)、3.45-3.21(m,1H)、3.03-2.76(m,1H)、2.50-2.26(m,2H)、2.20(s,3H)、2.14-1.98(m,2H)、1.89-1.72(m,4H)、1.62-1.47(m,2H)。
LCMS:m/z 411.2[M+1]
実施例42:1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(5-メチル-4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(39)の合成.
Figure 2022504988000109
化合物39を、実施例28の手順1および5を介して合成し、黄色固体(133.0mg、3ステップで収率31%)として得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ11.22-11.10(m,1H)、7.53-7.51(m,1H)、7.46-7.44(m,1H)、7.12-7.08(m,1H)、6.68-6.63(m,1H)、5.31-5.20(m,1H)、5.08-4.36(m,3H)、4.29-3.81(m,1H)、3.33-3.25(m,1H)、3.13-3.07(m,3H)、2.97-2.79(m,1H)、2.15-1.91(m,8H)。
LCMS:m/z 371.2[M+1]
実施例43:1-((3S,4S)-4-(4-(4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(40)の合成.
Figure 2022504988000110
化合物40を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(70.0mg、3ステップで収率26%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.45(brs,1H)、7.79(s,1H)、7.56(s,1H)、7.11(d,J=3.5Hz,1H)、6.65(d,J=3.7Hz,1H)、5.16-4.64(m,2H)、4.42-4.23(m,3H)、4.01(d,J=12.3Hz,1H)、3.69(m,2H)、3.42-3.20(m,1H)、2.98-2.72(m,1H)、2.57-2.29(m,1H)、2.22(s,3H)、2.19(d,J=2.1Hz、3H)、1.26(t,J=7.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 385.2[M+1]
実施例44:1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-(4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(41)の合成.
Figure 2022504988000111
化合物41を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(65.0mg、3ステップで収率23%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.38(brs,1H)、7.80(s,1H)、7.55(s,1H)、7.12(d,J=3.5Hz,1H)、6.58(d,J=3.7Hz,1H)、5.13-4.66(m,2H)、4.40-4.21(m,4H)、4.05-3.98(m,1H)、3.40-3.22(m,1H)、2.94-2.77(m,1H)、2.59-2.31(m,1H)、2.21(s,3H)、2.19(s,3H)、1.24(m,6H)。
LCMS:m/z 399.2[M+1]
実施例45:1-((3S,4S)-4-(4-(4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(42)の合成.
Figure 2022504988000112
化合物42を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(74.0mg、3ステップで収率25%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.49(brs,1H)、7.79(s,1H)、7.52(s,1H)、7.12(d,J=3.5Hz,1H)、7.00(d,J=3.7Hz,1H)、5.14-4.64(m,3H)、4.38-3.97(m,2H)、3.40-3.22(m,1H)、3.04-2.77(m,2H)、2.57-2.28(m,1H)、2.19(m,7H)、0.92-0.86(m,2H)、0.69-0.63(m,2H)。
LCMS:m/z 397.2[M+1]
実施例46:1-((3S,4S)-3-フルオロ-4-(4-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(43)の合成.
Figure 2022504988000113
化合物43を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(92.0mg、3ステップで収率31%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.45(brs,1H)、7.82(s,1H)、7.56(s,1H)、7.12(d,J=3.7Hz,1H)、6.61(d,J=3.5Hz,1H)、5.17-4.61(m,3H)、4.44-3.96(m,2H)、3.90-3.74(m,2H)、3.67-3.53(m,2H)、3.45-3.21(m,4H)、2.99-2.76(m,1H)、2.63-2.29(m,1H)、2.28-2.12(m,7H)。
LCMS:m/z 415.2[M+1]
実施例47:1-((3S,4S)-4-(4-(4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(44)の合成.
Figure 2022504988000114
化合物44を、実施例28の手順1および5を介して合成し、白色固体(55.0mg、3ステップで収率18%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.39(brs,1H)、7.79(s,1H)、7.54(s,1H)、7.12(d,J=3.5Hz,1H)、6.63(d,J=3.7Hz,1H)、5.14-4.66(m,2H)、4.51-3.98(m,4H)、3.40-3.22(m,1H)、2.94-2.75(m,1H)、2.60-2.31(m,1H)、2.20(d,J=6.8Hz,7H)、1.75-1.60(m,6H)、1.55-1.42(m,2H)。
LCMS:m/z 425.2[M+1]
実施例48:1-((3S,4S)-4-(5-クロロ-4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(45)の合成.
Figure 2022504988000115
化合物45を、実施例28の手順2および5を介して合成し、黄色固体(101.0mg、3ステップで収率37%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ13.71(brs,1H)、8.65-8.61(m,1H)、7.71-7.66(m,1H)、7.61-7.56(m,1H)、7.23-7.19(m,1H)、6.82-6.77(m,1H)、5.36-5.27(m,1H)、5.18-4.78(m,2H)、4.72-4.62(m,1H)、4.35-3.97(m,1H)、3.42(d,J=5.3Hz,3H)、3.39(s,1H)、2.94-2.77(m,1H)、2.40-2.15(m,5H)。
LCMS:m/z 391.1[M+1]
実施例49:(4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(46)の合成.
Figure 2022504988000116
化合物46を、実施例28の手順3および4を介して合成し、灰白色固体(47.43mg、3ステップで収率19%)として得た。化合物46をギ酸塩として単離した。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ11.23(s,1H)、8.15(s,1H)、7.61(s,1H)、7.48-7.42(m,4H)、7.13-7.13(m,1H)、6.70-6.70(m,1H)、5.66-5.65(m,1H)、3.54-3.45(m,8H)、3.08-3.06(m,3H)。
LCMS:m/z 336.9[M+1]
実施例50:(4-(4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(47)の合成.
Figure 2022504988000117
化合物47を、実施例28の手順3および4を介して合成し、灰白色固体(47.43mg、3ステップで収率19%)として得た。化合物47を塩酸塩(HCl)塩として単離した。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ14.06(s,1H)、12.41(s,1H)、7.75(s,1H)、7.57-7.54(m,2H)、7.50-7.48(m,2H)、7.38-7.37(m,1H)、7.29(m,1H)、6.89-6.89(m,1H)、3.62(m,8H)、3.50-3.47(m,2H)、1.23-1.19(m,3H)。
LCMS:m/z 351.2[M+1]
実施例51:(4-(4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(48)の合成.
Figure 2022504988000118
化合物48を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(14.69mg、3ステップで収率16%)として得た。化合物48をHCl塩として単離した。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ14.25(s,1H)、12.49(s,1H)、7.75(s,1H)、7.57-7.52(m,4H)、7.51-7.38(m,1H)、6.89(m,1H)、6.69-6.67(m,1H)、4.37-4.37(m,1H)、3.62-3.47(m,8H)、1.25-1.23(m,6H)。
LCMS:m/z 365.5[M+1]
実施例52:(4-(4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(49)の合成.
Figure 2022504988000119
化合物49を、実施例28の手順3および4を介して合成し、白色固体(13.80mg、3ステップで収率8%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.1(s,1H)、7.84(s,1H)、7.52-7.50(m,2H)、7.48-7.44(m,2H)、7.13-7.12(m,1H)、7.04-7.03(m,1H)、4.889(s,1H)、3.75-3.65(m,8H)、3.01-2.99(m,1H)、0.91-0.88(m,2H)、0.69-0.65(m,2H)。
LCMS:m/z 363.3[M+1]
実施例53:(4-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(50)の合成.
Figure 2022504988000120
化合物50を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(56.46mg、3ステップで収率28%)として得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d6)δ11.31(s,1H)、7.67(s,1H)、7.51-7.45(m,4H)、7.19(m,1H)、6.59-6.58(m,1H)、5.35-5.32(m,1H)、3.63-3.55(m,12H)、3.5-3.21(m,3H)。
LCMS:m/z 381.0[M+1]
実施例54:4-(4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(51)の合成.
Figure 2022504988000121
化合物51を、実施例28の手順3および4を介して合成し、ピンク色固体(26.81mg、3ステップで収率14%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.98-8.82(m,1H)、7.84(s,1H)、7.59-7.46(m,4H)、7.14(m,1H)、6.67(m,1H)、4.60-4.43(m,2H)、4.02-3.55(m,8H)、2.15-1.96(m,2H)、1.67(s,4H)、1.56-1.47(m,2H)。
LCMS:m/z 391.2[M+1]
実施例55:(4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(52)の合成.
Figure 2022504988000122
化合物52を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(86.0mg、3ステップで収率21%)として得た。化合物52をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.26(s,1H)、8.15(s,2H)、7.62(s,1H)、7.47-7.40(m,4H)、7.14(d,J=3.6Hz,1H)、6.71(d,J=3.6Hz,1H)、5.72-5.65(m,1H)、4.55-4.25(m,4H)、3.90-3.68(m,4H)、3.59-3.56(m,4H)、3.08(d,J=5.2Hz,3H)、2.84(brs,1H)、1.94-1.71(m,2H)、1.47-1.30(m,2H)。
LCMS:m/z 420.0[M+1]
実施例56:(4-(4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(53)の合成.
Figure 2022504988000123
化合物53を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(43.24mg、3ステップで収率17%)として得た。化合物53をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ14.00(s,1H)、12.44-12.27(m,1H)、7.78(s,1H)、7.56-7.49(m,4H)、7.40-7.37(m,1H)、7.35-7.29(m,1H)、6.92-6.88(m,1H)、4.05-3.81(m,8H)、3.80-3.72(m,2H)、3.16-2.98(m,4H)、2.90-2.77(m,1H)、2.25-2.09(m,2H)、1.78-1.68(m,2H)、1.22(t,J=6.8Hz,3H)。
LCMS:m/z 434.3[M+1]
実施例57:(4-(4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(54)の合成.
Figure 2022504988000124
化合物54を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(135.0mg、3ステップで収率36%)として得た。化合物54をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ14.32(s,1H)、12.52(s,1H)、11.93(s,1H)、7.77(s,1H)、7.57-7.52(m,4H)、7.41-7.37(m,1H)、6.92-6.86(m,1H)、6.78-6.66(m,1H)、4.75-4.54(m,1H)、4.46-4.30(m,1H)、3.98-3.92(m,4H))、3.90-3.64(m,1H)、3.53-3.35(m,3H)、3.20-3.02(m,3H)、2.93-2.75(m,1H)、2.29-2.06(m,2H)、1.84-1.67(m,2H)、1.25(d,J=6.0Hz,6H)。
LCMS:m/z 448.4[M+1]
実施例58:(4-(4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(55)の合成.
Figure 2022504988000125
化合物55を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(135.0mg、3ステップで収率36%)として得た。化合物55をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ14.32(s,1H)、12.47(s,1H)、11.83(s,1H)、7.78(s,1H)、7.53-7.46(m,4H)、7.39-7.35(m,1H)、7.24-7.21(m,1H)、4.77-4.51(m,1H)、4.05-3.70(m,6H)、3.51-3.38(m,3H)、3.16-3.01(m 4H)、2.92-2.72(m,1H)、2.30-2.05(m,2H)、1.82-1.68(m,2H)、0.95-0.81(m,2H)、0.78-0.71(m,2H)。
LCMS:m/z 446.4[M+1]
実施例59:(4-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(56)の合成.
Figure 2022504988000126
化合物56を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(22.63mg、3ステップで収率8%)として得た。化合物56をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,MeOH-d)δ=7.75(s,1H)、7.68-7.62(m,2H)、7.61-7.56(m,2H)、7.34(m,1H)、6.98(m,J=4.0Hz,1H)、4.14-4.06(m,2H)、3.95-3.85(m,4H)、3.65(t,J=4.8Hz,2H)、3.62-3.50(m,3H)、3.35-3.33(m,3H)、3.32-3.31(m,2H)、3.30-3.17(m,3H)、3.06-2.90(m,1H)、2.48-2.14(m,2H)、1.94-1.69(m,2H)。
LCMS:m/z 464.4[M+1]
実施例60:(4-(4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(57)の合成.
Figure 2022504988000127
化合物57を、実施例28の手順3および4を介して合成し、白色固体(76.0mg、3ステップで収率39%)として得た。化合物57をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.31(brs,1H)、8.15(s,2H)、7.68(s,1H)、7.47(m,4H)、7.20(brs,1H)、6.63(m,1H)、4.87(m,1H)、4.60-4.36(m,1H)、4.35-4.19(m,1H)、3.81-3.50(m,8H)、3.15-2.99(m,4H)、1.98-1.71(m,4H)、1.65-1.32(m,8H)。
LCMS:m/z 474.2[M+1]
実施例61:(3-メトキシ-4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(58)の合成.
Figure 2022504988000128
化合物58を、実施例28の手順3および4を介して合成し、淡褐色固体(65.0mg、3ステップで収率29%)として得た。化合物58をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.19(s,1H)、8.15(s,1H)、7.50(s,1H)、7.20(d,J=7.6Hz、1H)、7.11(d,J=3.6Hz,1H)、7.08(d,J=1.2Hz,1H)、7.02(m,1H)、6.67(d,J=3.6Hz,1H)、5.20-5.34(m,1H)、3.74(s,3H)、3.54-3.71(m,8H)、3.04(d,J=5.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 367.4[M+1]
実施例62:(4-(4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(59)の合成.
Figure 2022504988000129
化合物59を、実施例28の手順3および4を介して合成し、白色固体(72.41mg、3ステップで収率33%)として得た。化合物59をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ14.51-14.31(m,1H)、11.87-11.69(m,1H)、7.59-7.51(m,1H)、7.27-7.24(m,1H)、7.22-7.18(m,1H)、7.16-7.08(m,2H)、6.75-6.69(m,1H)、5.16-5.09(m,1H)、3.97-3.45(m,13H)、1.38-1.27(m,3H)。
LCMS:m/z 381.1[M+1]
実施例63:(4-(4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(60)の合成.
Figure 2022504988000130
化合物60を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(33.58mg、3ステップで収率11%)として得た。化合物60をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ14.13(s,1H)、12.46(s,1H)、7.68(s,1H)、7.39-7.33(m,2H)、7.17-7.14(m,1H)、7.13-7.09(m,1H)、6.90-6.84(m,1H)、6.54-6.27(m,1H)、4.47-4.30(m,1H)、3.79(s,3H)、3.72-3.41(m,8H)、1.23(t,J=6.8Hz,6H)。
LCMS:m/z 395.3[M+1]
実施例64:(4-(4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(61)の合成.
Figure 2022504988000131
化合物61を、実施例28の手順3および4を介して合成し、白色固体(32.69mg、3ステップで収率15%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.13(s,1H)、7.80(s,1H)、7.29(s,1H)、7.13-7.10(m,1H)、7.09-7.08(m,1H)、7.06-7.03(m,1H)、7.02-6.99(m,1H)、4.53(br s,1H)、3.92-3.64(m,11H)、3.05-2.98(m,1H)、0.92-0.81(m,2H)、0.69-0.59(m,2H)。
LCMS:m/z 393.2[M+1]
実施例65:(3-メトキシ-4-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(62)の合成.
Figure 2022504988000132
化合物62を、実施例28の手順3および4を介して合成し、白色固体(37.02mg、3ステップで収率18%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ14.41-14.25(m,1H)、11.94-11.81(m,1H)、7.61(m,1H)、7.27-7.24(m,1H)、7.21(brs,1H)、7.14-7.07(m,2H)、6.71-6.67(m,1H)、5.77-5.50(m,1H)、3.98-3.66(m,12H)、3.60(m,3H)、3.34-3.30(m,3H)。
LCMS:m/z 411.1[M+1]
実施例66:(4-(4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(63)の合成.
Figure 2022504988000133
化合物63を、実施例28の手順3および4を介して合成し、白色固体(21.0mg、3ステップで収率7%)として得た。化合物63をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ14.32(s,1H)、11.90-11.68(m,1H)、7.64-7.49(m,1H)、7.27-7.19(m,2H)、7.17-7.07(m,2H)、6.74-6.66(m,1H)、5.15-5.04(m,1H)、4.57-4.47(m,1H)、3.92-3.47(m,11H)、2.20-1.95(m,2H)、1.77-1.45(m,6H)。
LCMS:m/z 421.1[M+1]
実施例67:(3-メトキシ-4-(4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(64)の合成.
Figure 2022504988000134
化合物64を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(190.0mg、3ステップで収率34%)として得た。化合物64をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.28(s,1H)、8.16(s,2H)、7.51(s,1H)、7.19(d,J=7.6Hz,1H)、7.12(d,J=3.6Hz,1H)、7.04-7.08(m,1H)、7.00(dd,J=7.6,1.6Hz,1H)、6.68(d,J=3.6Hz,1H)、5.48-5.38(m,1H)、4.89-4.26(m,8H)、3.74(s,3H)、3.66-3.61(m,4H)、3.05(d,J=4.4Hz,3 H)、2.98-2.84(m,1 H)、2.00-1.79(m,2H)、1.53-1.39(m,2H)。
LCMS:m/z 450.0[M+1]
実施例68:(4-(4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(65)の合成.
Figure 2022504988000135
化合物65を、実施例28の手順3および4を介して合成し、淡黄色固体(10.83mg、3ステップで収率5%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.75(brs,1H)、7.32-7.29(m,2H)、7.15-7.04(m,3H)、6.68(m,1H)、4.91-4.60(m,1H)、4.32(m,1H)、4.09-3.90(m,1H)、3.82(s,3H)、3.79-3.73(m,4H)、3.70(m,2H)、3.25-2.82(m,2H)、2.65-2.56(m,4H)、2.50(m,1H)、2.08-1.91(m,2H)、1.63-1.49(m,2H)、1.31-1.21(m,3H)。
LCMS:m/z 464.2[M+1]
実施例69:(4-(4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(66)の合成.
Figure 2022504988000136
化合物66を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(95.0mg、3ステップで収率25%)として得た。化合物66をHCl塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ14.13(s,1H)、12.45(s,1H)、11.89(s,1H)、7.70(s,1H)、7.39-7.34(m,2H)、7.15(s,1H)、7.12-7.08(m,1H)、6.90-6.85(m,1H)、6.56-6.29(m,1H)、4.48-4.26(m,2H)、4.04-3.85(m,5H)、3.80(s,3H)、3.53-3.36(m,3H)、3.20-3.00(m,3H)、2.91-2.73(m,1H)、2.30-2.07(m,2H)、1.86-1.70(m,2H)、1.23(t,J=7.2Hz,6H)。
LCMS:m/z 478.4[M+1]
実施例70:(3-メトキシ-4-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(67)の合成.
Figure 2022504988000137
化合物67を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(23.06mg、3ステップで収率6%)として得た。化合物67をTFA塩として単離した。
H NMR(400MHz,MeOH-d)δ7.62(s,1H)、7.38-7.34(m,1H)、7.31-7.25(m,2H)、7.17-7.15(m,1H)、7.15-7.11(m,1H)、4.19-3.96(m,3H)、3.96-3.84(m,2H)、3.82(s,3H)、3.60-3.51(m,2H)、3.36-3.30(m,3H)、3.29-3.17(m,2H)、3.14-3.05(m,1H)、3.02-2.84(m,1H)、2.41-2.12(m,2H)、1.87-1.73(m,2H)、1.08-0.91(m,2H)、0.77-0.69(m,2H)。
LCMS:m/z 476.3[M+1]
実施例71:(3-メトキシ-4-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(68)の合成.
Figure 2022504988000138
化合物68を、実施例28の手順3および4を介して合成し、黄色固体(42.0mg、3ステップで収率21%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.89-8.83(m,1H)、7.85-7.82(m,1H)、7.32-7.28(m,1H)、7.12-7.04(m,3H)、6.65-6.61(m,1H)、4.85-4.68(m,1H)、4.65-4.59(m,1H)、4.08-3.90(m,1H)、3.83-3.77(m,5H)、3.77-3.73(m,4H)、3.61-3.51(m,2H)、3.33-3.31(m,3H)、3.20-2.79(m,2H)、2.61-2.57(m,4H)、2.53-2.43(m,1H)、2.10-1.80(m,2H)、1.59-1.41(m,2H)。
LCMS:m/z 494.2[M+1]
実施例72:(4-(4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(69)の合成.
Figure 2022504988000139
化合物69を、実施例28の手順3および4を介して合成し、白色固体(45.0mg、3ステップで収率18%)として得た。化合物69をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ13.70(brs,1H)、8.46(s,2H)、7.56(s,1H)、7.25-7.19(m,2H)、7.14-7.03(m,2H)、6.66(d,J=3.5Hz,1H)、5.01-4.88(m,1H)、4.84-4.66(m,1H)、4.61-4.46(m,1H)、4.04-3.68(m,8H)、3.23-2.78(m,2H)、2.74-2.56(m,5H)、2.16-1.89(m,4H)、1.76-1.42(m,8H)。
LCMS:m/z 504.3[M+1]
実施例73:化合物70~113を合成する一般的な方法.
Figure 2022504988000140
手順6:化合物X(1当量)のCHCN(0.1M~0.2M)中溶液に、NCS(1.2当量)を添加した。混合物を80℃で5時間撹拌した。混合物をrtに冷却させ、真空中で濃縮し、次いで、逆相HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。
手順7:化合物X(1当量)のTHF(0.1M~0.2M)中溶液に、NCS(1.2当量)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、次いで、逆相HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。
Figure 2022504988000141
手順8:中間体int-42(実施例28参照)(1当量)のCHCN(0.1M~0.2M)中溶液に、NCS(1.2当量)を添加した。混合物を80℃で5時間撹拌した。混合物をrtに冷却させ、真空中で濃縮し、次いで、逆相HPLCによって精製して、中間体int-43を得た。
int-43(1当量)のDCM(0.1M~0.2M)中溶液に、HCl/ジオキサン(4M、2mL、15~20当量)を添加した。混合物を30℃で4時間撹拌した。反応をLCMSによって監視した。混合物を真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOH(0.1M~0.2M)に溶解し、NH.HO(純度28%、40~50当量)で処理した。反応物を60℃で2時間撹拌した。粗混合物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。
実施例74:3-クロロ-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(70)の合成.
Figure 2022504988000142
化合物70を、実施例73の手順6を介して合成し、黄色固体(13.0mg、1ステップで収率13%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.61(brs,1H)、7.93(s,1H)、7.68(s,1H)、7.79(s,1H)、7.61(d,J=3.7Hz,1H)、7.32(s,1H)、5.49-5.45(m,1H)、4.58-4.44(m,5H)、3.60-3.59(m,1H)、3.31-3.28(m,1H)、2.64-2.63(d,J=5.6Hz,1H)、2.52-2.49(m,3H)、2.07-2.03(m,4H)。
LCMS:m/z 405.1[M+1]
実施例75:3-クロロ-N-エチル-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(71)の合成.
Figure 2022504988000143
化合物71を、実施例73の手順7を介して合成し、白色固体(25.57mg、1ステップで収率36%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.95(brs,1H)、7.96(s,1H)、7.69(s,1H)、7.61(s,1H)、7.07(s,1H)、5.26(t,J=4.9Hz,1H)、5.04-4.84(m,1H)、4.74-4.61(m,4H)、4.19(m,1H)、3.67(m,1H)、3.26-3.19(m,1H)、3.06-2.96(m,2H)、2.92-2.85(m,1H)、2.46-2.34(m,1H)、2.25(m,1H)、2.17-2.05(m,2H)、1.10(t,J=7.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 419.2[M+1]
実施例76:3-クロロ-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(72)の合成.
Figure 2022504988000144
化合物72を、実施例73の手順7を介して合成し、灰白色固体(16.78mg、1ステップで収率35%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.19(brs,1H)、7.99(s,1H)、7.73(s,1H)、7.67(s,1H)、7.09(s,1H)、5.08-4.84(m,2H)、4.75-4.61(m,4H)、4.26-4.15(m,1H)、3.72-3.50(m,2H)、3.27-3.19(m,1H)、2.92-2.86(m,1H)、2.47-2.34(m,1H)、2.26(m,1H)、2.18-2.05(m,2H)、1.04(m,6H)。
LCMS:m/z 433.2[M+1]
実施例77:3-クロロ-N-シクロプロピル-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(73)の合成.
Figure 2022504988000145
化合物73を、実施例73の手順7を介して合成し、黄色固体(14.06mg、1ステップで収率19%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.05(brs,1H)、7.94(s,1H)、7.66(s,1H)、7.56(s,1H)、7.03(s,1H)、5.85(m,1H)、5.04-4.83(m,1H)、4.73-4.61(m,4H)、4.24-4.12(m,1H)、3.67(m,1H)、3.26-3.17(m,1H)、2.92-2.83(m,1H)、2.45-2.33(m,2H)、2.28-2.19(m,1H)、2.17-2.00(m,2H)、0.43-0.35(m,4H)。
LCMS:m/z 431.1[M+1]
実施例78:3-クロロ-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(2-メトキシエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(74)の合成.
Figure 2022504988000146
化合物74を、実施例73の手順7を介して合成し、黄色固体(21.0mg、1ステップで収率52%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.65(brs,1H)、7.98(s,1H)、7.70(s,1H)、7.63(s,1H)、7.08(s,1H)、5.77(t,J=5.5Hz,1H)、5.06-4.83(m,1H)、4.74-4.68(m,2H)、4.64(m,2H)、4.26-4.10(m,1H)、3.67(m,1H)、3.45-3.38(m,2H)、3.33(s,3H)、3.26-3.08(m,3H)、2.93-2.82(m,1H)、2.48-2.32(m,1H)、2.25(m,1H)、2.17-2.03(m,2H)。
LCMS:m/z 449.2[M+1]
実施例79:3-クロロ-N-シクロペンチル-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(75)の合成.
Figure 2022504988000147
化合物75を、実施例73の手順6を介して合成し、黄色固体(15.03mg、1ステップで収率25%)として得た。
方法A、15.03mgが黄色固体として得られ、1ステップで収率25%であった。
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.94(s,1H)、7.70(s,1H)、7.63(s,1H)、7.06(s,1H)、5.41(d,J=9.6Hz,1H)、5.04-4.84(m,1H)、4.74-4.62(m,4H)、4.20(m,1H)、3.81-3.60(m,2H)、3.27-3.19(m,1H)、2.93-2.84(m,1H)、2.48-2.33(m,1H)、2.25(m,1H)、2.17-2.04(m,2H)、1.70-1.57(m,4H)、1.51-1.37(m,4H)。
LCMS:m/z 459.2[M+1]
実施例80:3-クロロ-5-(1-((3S,4S)-3-フルオロ-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-アミン(76)の合成.
Figure 2022504988000148
化合物76を、実施例73の手順7を介して合成し、灰白色固体(22.68mg、1ステップで収率25%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.46(brs,1H)、7.85(s,1H)、7.57(s,1H)、7.05(s,1H)、5.57(m,1H)、5.14-4.91(m,1H)、4.75-4.62(m,4H)、4.16-4.05(m,1H)、3.69(m,1H)、3.27-3.19(m,1H)、2.94-2.86(m,1H)、2.60(m,4H)、2.21-2.01(m,6H)。
LCMS:m/z 419.2[M+1]
実施例81:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(77)の合成.
Figure 2022504988000149
化合物77を、実施例73の手順6を介して合成し、褐色油(26.48mg、1ステップで収率43%)として得た。
方法A、11.23mgが黄色固体として得られ、1ステップで収率15%であった。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.07(brs,1H)、7.95(s,1H)、7.69(s,1H)、7.60(d,J=3.5Hz,1H)、7.07(s,1H)、5.31-4.58(m,3H)、4.42-3.95(m,2H)、3.44-3.17(m,1H)、3.07-2.74(m,3H)、2.46-2.23(m,2H)、2.19(d,J=2.9Hz,3H)、1.11(t,J=7.2Hz、3H)。
LCMS:m/z 405.1[M+1]
実施例82:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(78)の合成.
Figure 2022504988000150
化合物78を、実施例73の手順6を介して合成し、黄色固体(11.23mg、1ステップで収率15%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.07(brs,1H)、7.95(s,1H)、7.69(s,1H)、7.60(d,J=3.5Hz,1H)、7.07(s,1H)、5.31-4.58(m,3H)、4.42-3.95(m,2H)、3.44-3.17(m,1H)、3.07-2.74(m,3H)、2.46-2.23(m,2H)、2.19(d,J=2.9Hz,3H)、1.11(t,J=7.2Hz、3H)。
LCMS:m/z 405.1[M+1]
実施例83:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(79)の合成.
Figure 2022504988000151
化合物79を、実施例73の手順7を介して合成し、黄色固体(50.02mg、1ステップで収率27%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.12(brs,1H)、7.97(s,1H)、7.73(s,1H)、7.66(d,J=3.8Hz,1H)、7.09(s,1H)、5.10-4.59(m,3H)、4.43-3.93(m,2H)、3.53(m,1H)、3.40-3.22(m,1H)、2.98-2.76(m,1H)、2.43-2.24(m,2H)、2.19(d,J=2.7Hz,3H)、1.08-1.02(m,6H)。
LCMS:m/z 419.1[M+1]
実施例84:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(80)の合成.
Figure 2022504988000152
化合物80を、実施例73の手順7を介して合成し、黄色固体(22.29mg、1ステップで収率13%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.98(brs,1H)、7.93(s,1H)、7.66(s,1H)、7.55(d,J=2.2Hz,1H)、7.03(s,1H)、5.86(s,1H)、5.12-4.61(m,2H)、4.42-3.94(m,2H)、3.40-3.19(m,1H)、2.95-2.74(m,1H)、2.41-2.22(m,3H)、2.18(d,J=2.1Hz,3H)、0.45-0.33(m,4H)。
LCMS:m/z 417.1[M+1]
実施例85:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(81)の合成.
Figure 2022504988000153
化合物81を、実施例73の手順7を介して合成し、黄色固体(35.0mg、1ステップで収率39%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.89(brs,1H)、7.98(s,1H)、7.72(s,1H)、7.64(d,J=3.0Hz,1H)、7.09(s,1H)、5.79(s,1H)、5.19-4.58(m,2H)、4.47-3.93(m,2H)、3.45-3.12(m,8H)、2.98-2.75(m,1H)、2.46-2.24(m,2H)、2.20(d,J=3.0Hz,3H)。
LCMS:m/z 435.1[M+1]
実施例86:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(82)の合成.
Figure 2022504988000154
化合物82を、実施例73の手順6を介して合成し、黄色固体(14.9mg、1ステップで収率10%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)7.93(s,1H)、7.70(s,1H)、7.62(d,J=3.1Hz,1H)、7.06(s,1H)、5.46-5.38(m,1H)、5.14-4.59(m,2H)、4.44-3.95(m,2H)、3.79-3.64(m,1H)、3.41-3.21(m,1H)、2.98-2.76(m,1H)、2.47-2.22(m,2H)、2.19(m,3H)、1.70-1.56(m,4H)、1.53-1.34(m,4H)。
LCMS:m/z 445.2[M+1]
実施例87:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(83)の合成.
Figure 2022504988000155
化合物83を、実施例73の手順7を介して合成し、黄色固体(25.11mg、1ステップで収率24%)として得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ11.59(s,1H)、7.65(s,1H)、7.47(s,1H)、7.31(s,1H)、5.62-5.51(m,1H)、5.05-3.80(m,4H)、2.96-2.71(m,1H)、2.47(s,3H)、2.14-1.98(m,8H)。
LCMS:m/z 405.1[M+1]
実施例88:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(84)の合成.
Figure 2022504988000156
化合物84を、実施例73の手順7を介して合成し、白色固体(12.71mg、1ステップで収率24%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ10.17(brs,1H)、7.84(s,1H)、7.55(s,1H)、7.06(s,1H)、5.38(s,1H)、5.14-4.66(m,2H)、4.37-3.97(m,2H)、3.39-3.20(m,1H)、2.94-2.74(m,3H)、2.59-2.30(m,1H)、2.24-2.16(m,7H)、1.06(t,J=7.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 419.1[M+1]
実施例89:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(85)の合成.
Figure 2022504988000157
化合物85を、実施例73の手順7を介して合成し、灰白色固体(15.05mg、1ステップで収率29%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ10.36(brs,1H)、7.86(s,1H)、7.57(s,1H)、7.08(s,1H)、5.26-5.17(m,1H)、5.14-4.66(m,2H)、4.37-3.96(m,2H)、3.38-3.22(m,2H)、2.92-2.74(m,1H)、2.59-2.31(m,1H)、2.20(d,J=13.6Hz,7H)、1.03-0.94(m,6H)。
LCMS:m/z 433.1[M+1]
実施例90:1-((3R,4R)-4-(4-(3-クロロ-4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(86)の合成.
Figure 2022504988000158
化合物86を、実施例73の手順7を介して合成し、灰白色固体(14.91mg、1ステップで収率20%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.95(brs,1H)、7.84(d,J=1.9Hz,1H)、7.56(s,1H)、7.03(s,1H)、5.87(s,1H)、5.13-4.67(m,2H)、4.35-3.97(m,2H)、3.37-3.21(m,1H)、2.90-2.72(m,1H)、2.57-2.29(m,1H)、2.26-2.16(m,8H)、0.44-0.24(m,4H)。
LCMS:m/z 431.1[M+1]
実施例91:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(87)の合成.
Figure 2022504988000159
化合物87を、実施例73の手順7を介して合成し、灰白色固体(16.90mg、1ステップで収率19%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ10.11(brs,1H)、7.85(s,1H)、7.55(s,1H)、7.07(s,1H)、5.93-5.86(m,1H)、5.15-4.66(m,2H)、4.37-3.96(m,2H)、3.37(t,J=5.1Hz,2H)、3.34-3.22(m,4H)、2.99(m,2H)、2.92-2.74(m,1H)、2.59-2.29(m,1H)、2.25-2.16(m,7H)。
LCMS:m/z 449.1[M+1]
実施例92:1-((3S,4S)-4-(4-(3-クロロ-4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(88)の合成.
Figure 2022504988000160
化合物88を、実施例73の手順7を介して合成し、灰白色固体(13.76mg、1ステップで収率30%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ10.16(brs,1H)、7.84(d,J=1.6Hz,1H)、7.57(s,1H)、7.06(s,1H)、5.50(m,1H)、5.14-4.66(m,2H)、4.37-3.98(m,2H)、3.55-3.45(m,1H)、3.38-3.22(m,1H)、2.92-2.74(m,1H)、2.59-2.30(m,1H)、2.25-2.15(m,7H)、1.63-1.31(m,8H)。
LCMS:m/z 459.2[M+1]
実施例93:1-((3S,4S)-4-(5-クロロ-4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-フルオロピペリジン-1-イル)エタン-1-オン(89)の合成.
Figure 2022504988000161
化合物89を、実施例73の手順7を介して合成し、灰白色固体(19.37mg、1ステップで収率25%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.55(brs,1H)、7.85(s,1H)、7.67(s,1H)、7.05(s,1H)、5.71(m,1H)、5.13-4.55(m,3H)、4.33-3.96(m,1H)、3.44-3.22(m,1H)、2.98-2.80(m,1H)、2.64(d,J=5.5Hz,3H)、2.19(m,5H)。
LCMS:m/z 425.1[M+1]
実施例94:(4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(90)の合成.
Figure 2022504988000162
化合物90を、実施例73の手順8を介して合成し、ピンク色固体(32.0mg、2ステップで収率14%)として得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ11.68(brs,1H)、7.78(s,1H)、7.46(s,4H)、7.37(d,J=2.0Hz,1H)、5.69(m,1H)、3.73-3.44(m,8H)、2.48(d,J=5.4Hz,3H)。
LCMS:m/z 371.0[M+1]
実施例95:(4-(3-クロロ-4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(91)の合成.
Figure 2022504988000163
化合物91を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(21.0mg、2ステップで収率7%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.89-9.51(m,1H)、7.84(s,1H)、7.48-7.37(m,4H)、7.00(s,1H)、5.34(m,1H)、3.86-3.47(m,8H)、2.76-2.64(m,2H)、0.98(t,J=7.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 385.2[M+1]
実施例96:(4-(3-クロロ-4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(92)の合成.
Figure 2022504988000164
化合物92を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(39.13mg、2ステップで収率23%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.92(brs,1H)、7.93(d,J=2.1Hz,1H)、7.59-7.55(m,2H)、7.53-7.48(m,2H)、7.10(s,1H)、5.20(m,1H)、3.83-3.61(m,9H)、3.23-3.21(m,1H)、1.00-0.96(m,6H)。
LCMS:m/z 399.1[M+1]
実施例97:(4-(3-クロロ-4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(93)の合成.
Figure 2022504988000165
化合物93を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(22.36mg、2ステップで収率15%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.98(s,1H)、8.00-7.87(m,1H)、7.56-7.51(m,2H)、7.48-7.43(m,2H)、7.10-7.01(m,1H)、5.91(s,1H)、3.74(m,8H)、2.15(m,1H)、0.39-0.21(m,4H)。
LCMS:m/z 397.1[M+1]
実施例98:(4-(3-クロロ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(94)の合成.
Figure 2022504988000166
化合物94を、実施例73の手順6を介して合成し、黄色固体(17.0mg、1ステップで収率78%)として得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ9.58(brs,1H)、7.93(s,1H)、7.57-7.43(m,4H)、7.08(s,1H)、5.97(m,1H)、3.96-3.51(m,8H)、3.36(m,2H)、3.32(s,3H)、2.91(q,J=5.2Hz,2H)。
LCMS:m/z 415.2[M+1]
実施例99:(4-(3-クロロ-4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(95)の合成.
Figure 2022504988000167
化合物95を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(26.21mg、2ステップで収率15%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.82-9.68(m,1H)、7.91-7.89(m,1H)、7.57-7.53(m,2H)、7.51-7.47(m,2H)、7.09-7.07(m,1H)、5.52-5.43(m,1H)、3.97-3.55(m,8H)、3.47-3.36(m,1H)、1.56-1.33(m,8H)。
LCMS:m/z 425.2[M+1]
実施例100:(4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(96)の合成.
Figure 2022504988000168
化合物96を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(13.0mg、2ステップで収率5%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.65-10.16(m,1H)、7.93(s,1H)、7.55-7.43(m,4H)、7.07(s,1H)、5.64(m,1H)、4.91-4.61(m,1H)、4.07-3.83(m,1H)、3.78-3.72(m,4H)、3.19-2.79(m,2H)、2.68-2.53(m,7H)、2.48(m,1H)、2.07-1.84(m,2H)、1.64-1.45(m,2H)。
LCMS:m/z 454.3[M+1]
実施例101:(4-(3-クロロ-4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(97)の合成.
Figure 2022504988000169
化合物97を、実施例73の手順8を介して合成し、灰白色固体(16.0mg、2ステップで収率6%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.89(brs,1H)、7.93(s,1H)、7.54-7.42(m,4H)、7.08(s,1H)、5.40(m,1H)、4.89-4.54(m,1H)、4.10-3.82(m,1H)、3.79-3.67(m,4H)、3.19-2.85(m,4H)、2.65-2.53(m,4H)、2.48(m,1H)、2.10-1.78(m,2H)、1.58-1.42(m,2H)、1.06(m,3H)。
LCMS:m/z 468.2[M+1]
実施例102:(4-(3-クロロ-4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(98)の合成.
Figure 2022504988000170
化合物98を、実施例73の手順8を介して合成し、白色固体(24.48mg、2ステップで収率9%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.09(brs,1H)、7.93(s,1H)、7.58-7.53(m,2H)、7.51-7.46(m,2H)、7.10(s,1H)、5.19(m,1H)、4.92-4.61(m,1H)、4.08-3.78(m,1H)、3.78-3.71(m,4H)、3.33-2.81(m,3H)、2.61-2.44(m,5H)、2.08-1.82(m,2H)、1.60-1.48(m,2H)、0.97(d,J=6.2Hz,6H)。
LCMS:m/z 482.2[M+1]
実施例103:(4-(3-クロロ-4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(99)の合成.
Figure 2022504988000171
化合物99を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(11.0mg、2ステップで収率7%)として得た。化合物99をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.85-11.63(m,1H)、8.17(s,2H)、7.81(s,1H)、7.50-7.45(m,2H)、7.43-7.34(m,3H)、5.79(d,J=2.8Hz,1H)、4.63-4.29(m,1H)、3.83-3.50(m,8H)、3.10-2.78(m,4H)、2.14-2.06(m,1H)、1.92-1.68(m,2H)、1.46-1.28(m,2H)、0.30(m,2H)、0.21-0.12(m,2H)。
LCMS:m/z 480.2[M+1]
実施例104:(4-(3-クロロ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(100)の合成.
Figure 2022504988000172
化合物100を、実施例73の手順6を介して合成し、褐色ガム(24.0mg、1ステップで収率9%)として得た。化合物100をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.75(brs,1H)、8.16(s,2H)、7.83(s,1H)、7.49-7.44(m,4H)、7.41(s,1H)、5.70-5.67(m,1H)、4.50-4.44(m,1H)、3.80-3.20(m,15H)、2.86-2.82(m,4H)、1.95-1.70(m,2H)、1.47-1.30(m,2H)。
LCMS:m/z 498.2[M+1]
実施例105:(4-(3-クロロ-4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)フェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(101)の合成.
Figure 2022504988000173
化合物101を、実施例73の手順8を介して合成し、白色固体(8.59mg、2ステップで収率4%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.87-9.33(m,1H)、7.91(s,1H)、7.55-7.50(m,2H)、7.49-7.45(m,2H)、7.07(s,1H)、5.56-5.35(m,1H)、4.88-4.67(m,1H)、4.02-3.81(m,1H)、3.80-3.67(m,4H)、3.55-3.31(m,1H)、3.25-2.70(m,2H)、2.58(br s,4H)、2.52-2.43(m,1H)、2.09-1.83(m,2H)、1.56-1.21(m,10H)。
LCMS:m/z 508.2[M+1]
実施例106:(4-(3-クロロ-4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(102)の合成.
Figure 2022504988000174
化合物102を、実施例73の手順6を介して合成し、黄色固体(20.67mg、1ステップで収率10%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.02(brs,1H)、7.81(s,1H)、7.33(d,J=7.7Hz,1H)、7.12-6.95(m,3H)、5.45(m,J=5.1Hz,1H)、3.84(s,11H)、2.81-2.72(m,2H)、1.05(t,J=7.2Hz,3H)。
LCMS:m/z 415.1[M+1]
実施例107:(4-(3-クロロ-4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(103)の合成.
Figure 2022504988000175
化合物103を、実施例73の手順8を介して合成し、灰白色固体(44.71mg、2ステップで収率17%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.97-9.87(m,1H)、7.85-7.79(m,1H)、7.38-7.34(m,1H)、7.12-7.00(m,3H)、5.31-5.25(m,1H)、3.83(s,11H)、3.26-3.13(m,1H)、1.06-0.85(m、6H)。
LCMS:m/z 429.1[M+1]
実施例108:(4-(3-クロロ-4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(104)の合成.
Figure 2022504988000176
化合物104を、実施例73の手順8を介して合成し、白色固体(6.0mg、2ステップで収率9%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.82(brs,1H)、7.76(s,1H)、7.29(d,J=7.4Hz,1H)、6.98-6.91(m,3H)、5.94(d,J=1.6Hz,1H)、3.87-3.38(m,11H)、2.03(br dd,J=3.5,6.3Hz,1H)、0.42-0.31(m,1H)、0.28-0.15(m,2H)、0.06-0.08(m,1H)。
LCMS:m/z 427.1[M+1]
実施例109:(4-(3-クロロ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(105)の合成.
Figure 2022504988000177
化合物105を、実施例73の手順8を介して合成し、白色固体(34.0mg、2ステップで収率18%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ11.65(brs,1H)、7.64(s,1H)、7.36(d,J=2.0Hz,1H)、7.30(d,J=7.6Hz,1H)、7.09(d,J=1.1Hz,1H)、7.03(m,1H)、5.67(t,J=5.4Hz,1H)、3.77(s,3H)、3.71-3.43(m,8H)、3.25(t,J=5.3Hz,2H)、3.16(s,3H)、2.88-2.78(m,2H)。
LCMS:m/z 445.0[M+1]
実施例110:(4-(3-クロロ-4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(106)の合成.
Figure 2022504988000178
化合物106を、実施例73の手順8を介して合成し、ピンク色固体(12.46mg、2ステップで収率4%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.90-9.25(m,1H)、7.82-7.80(m,1H)、7.39-7.30(m,1H)、7.11-7.05(m,1H)、7.05-6.98(m,2H)、5.59-5.52(m,1H)、3.86-3.76(m,11H)、3.45-3.31(m,1H)、1.50-1.29(m,8H)。
LCMS:m/z 455.1[M+1]
実施例111:(4-(3-クロロ-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノンの合成(107).
Figure 2022504988000179
化合物107を、実施例73の手順6を介して合成し、黄色固体(13.0mg、1ステップで収率10%)として得た。化合物107をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.41(s,1H)、7.59(s,1H)、7.29(s,2H)、7.08(s,1H)、7.04-6.97(m,2H)、4.87-4.63(m,1H)、3.98-3.85(m,1H)、3.82(s,3H)、3.78-3.72(m,4H)、3.19-2.98(m,3H)、2.66-2.58(m,7H)、2.57-2.48(m,1H)、2.11-1.84(m,2H)、1.67-1.42(m,2H)。
LCMS:m/z 484.4[M+1]
実施例112:(4-(3-クロロ-4-(エチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノンの合成(108).
Figure 2022504988000180
化合物108を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(20.0mg、2ステップで収率6%)として得た。化合物108をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.48(s,1H)、7.62(s,1H)、7.30(s,2H)、7.10(s,1H)、7.05-7.00(m,2H)、4.93-4.59(m,1H)、4.02-3.69(m,9H)、3.22-2.76(m,5H)、2.68-2.57(m,4H)、2.12-1.84(m,2H)、1.70-1.38(m,2H)、1.10(m,3H)。
LCMS:m/z 498.2[M+1]
実施例113:(4-(3-クロロ-4-(イソプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノンの合成(109).
Figure 2022504988000181
化合物109を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(10.38mg、2ステップで収率4%)として得た。化合物109をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.33(s,2H)、7.52(s,1H)、7.22(d,J=7.6Hz,2H)、7.05-6.93(m,3H)、4.83-4.54(m,1H)、3.77-3.65(m,9H)、3.30-3.20(m,1H)、3.10-2.73(m,2H)、2.64-2.55(m,4H)、2.49(m,1H)、2.03-1.78(m,2H)、1.64-1.37(m,2H)、1.03-0.78(m,6H)。
LCMS(方法4):m/z 512.3[M+1]
実施例114:(4-(3-クロロ-4-(シクロプロピルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノンの合成(110).
Figure 2022504988000182
化合物110を、実施例73の手順8を介して合成し、白色固体(14.0mg、2ステップで収率7%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.04-9.82(m,1H)、7.77(s,1H)、7.27(m,1H)、7.04-6.87(m,3H)、5.92(br s,1H)、4.86-4.55(m,1H)、3.96-3.59(m,8H)、3.15-2.73(m,2H)、2.64-2.32(m,5H)、2.34-2.30(m,3H)、1.52-1.31(m,2H)、0.46-0.15(m,3H)、0.10-0.06(m,1H)。
LCMS(方法4):m/z 510.2[M+1]
実施例115:(4-(3-クロロ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノン(111)の合成.
Figure 2022504988000183
化合物111を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(40.0mg、2ステップで収率42%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.52-9.32(m,1H)、7.82(s,1H)、7.32(d,J=7.6Hz,1H)、7.08-6.97(m,3H)、6.03-5.95(m,1H)、4.92-4.56(m,1H)、4.11-3.67(m,8H)、3.40-3.25(m,5H)、3.16-2.98(m,1H)、2.97-2.84(m,3H)、2.59(br s,4H)、2.52-2.41(m,1H)、2.09-1.81(m,2H)、1.57-1.43(m,2H)。
LCMS(方法1):m/z 528.4[M+1]
実施例116:(4-(3-クロロ-4-(シクロペンチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-3-メトキシフェニル)(4-モルホリノピペリジン-1-イル)メタノンの合成(112).
Figure 2022504988000184
化合物112を、実施例73の手順8を介して合成し、黄色固体(7.77mg、2ステップで収率3%)として得た。化合物112をギ酸塩として単離した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.42-8.41(m,2H)、7.59(s,1H)、7.30(d,J=8.1Hz,2H)、7.12-7.00(m,3H)、4.92-4.61(m,1H)、3.82(s,3H)、3.80-3.74(m,4H)、3.50(br s,1H)、3.11-2.80(m,4H)、2.70-2.61(m,4H)、2.60-2.50(m,1H)、2.10-1.89(m,2H)、1.72-1.31(m,10H)。
LCMS(方法5):m/z 538.3[M+1]
実施例117:本発明の化合物によるLRRK2阻害.
IC50実験を本発明の化合物に実施した。結果を表1に示す。このアッセイを実施するための例示的なキットには、Invitrogen(商標)(Fisher Scientific(商標)、カタログ番号PV5099)によるAdapta(商標)スクリーニングプロトコルおよびアッセイ条件が含まれる。
全てのLRRK2キナーゼ阻害アッセイを、Promega ADP-Glo(商標)キナーゼアッセイシステム(カタログ番号;V4475)を使用して行った。阻害剤を、5倍段階希釈系列の12の濃度(50μM、10μM、2μM、400nM、80nM、16nM、3.2nM、640pM、128pM、25.6pM、5.12pMおよび1.024pM)および陽性対照としてのPF06447475で試験した。LRRK2野生型(WT)酵素アッセイでは、各阻害剤を、384ウェルプレートで、0.2μg/μLの基質(LRRKtide、SignalChem、Richmond、BC、カナダ)、10μmol/LのATP(Invitrogen(商標)、Carlsbad、CA)、24ngのLRRK2 WT酵素(Thermo Fisher Scientific、PR8604B)と混合した。LRRK G2019Sでは、各化合物を0.2μg/μLの基質、25μmol/LのATP、16ngのLRRK2 G2019S酵素(SignalChem、L10-12GG)と混合した。全ての試料をキナーゼ反応バッファー(40mmol/L TrisHCl、10mmol/L MgCl、および0.1μg/μL BSA(ウシ血清アルブミン))で希釈した。25℃で2時間後、ADP-Glo(商標)(Promega、Madison、WI)試薬を添加し、試料をrtで40分間インキュベートした。最後に、キナーゼ検出試薬を添加し、得られた混合物をrtで10分間反応させた。Synergy(商標)Neo2マイクロプレートリーダー(Bio-Tek)を使用して発光シグナルを検出した。Graphpad Prism 8.0ソフトウェアを使用して化合物阻害曲線を当てはめた。
表1.本発明の化合物のIC50
Figure 2022504988000185
表2.LRRK2 WTおよびLRRK2 G2019Sに対する酵素活性(IC50).
Figure 2022504988000186
表1および表2のデータは、本発明の化合物が、酵素アッセイにおいて野生型LRRK2およびLRRK2(G2019S)変異体を強力に阻害したことを示している。
実施例118:キナーゼプロファイリング.
本発明の化合物77、96および101のキナーゼ選択性を、KinomeScan(登録商標)によって評価した。KinomeScan(登録商標)分析を、468種のキナーゼのほぼ包括的なパネルに対して実施した。結果を表3に示す。DMSO中1μMの本発明の化合物の対照パーセンテージ(対照%)を、式1によって決定した:
式1
対照%=(発明の化合物-陽性対照)/(陰性対照-陽性対照)x 100%、
(式中、陽性対照は、0%相対光単位(RLU)の対照値%を有する化合物であり、陰性対照(すなわち、DMSO)は、100%RLUの対照値%を有する)。本発明における酵素選択性は、以下のように定義される:観察された対照%が35%未満(<35%)である場合、本発明の化合物は酵素に対して活性であると見なされる。
表3.本発明の化合物77、96および101を用いたキナーゼプロファイリングアッセイ.
Figure 2022504988000187
Figure 2022504988000188
Figure 2022504988000189
Figure 2022504988000190
Figure 2022504988000191
Figure 2022504988000192
Figure 2022504988000193
Figure 2022504988000194
Figure 2022504988000195
Figure 2022504988000196
Figure 2022504988000197
Figure 2022504988000198
Figure 2022504988000199
全ての特許公開および非特許公開は、本発明が関係する当業者の技能のレベルを示している。これら全ての刊行物が、個々の刊行物が参照により組み込まれると具体的かつ個別的に示されているのと同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書では本発明を特定の実施形態を参照して説明してきたが、これらの実施形態は本発明の原理および用途の単なる例示であることを理解すべきである。したがって、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に対して多数の修正を行うことができ、他の配置を考案することができることを理解すべきである。

Claims (15)

  1. 式(I)によって表される構造を有する化合物:
    Figure 2022504988000200
    (式中、
    XおよびYはそれぞれ独立に、CRまたはCRを表し、R
    Figure 2022504988000201
    Figure 2022504988000202
    Figure 2022504988000203
    Figure 2022504988000204
    Figure 2022504988000205
    Figure 2022504988000206
    (式中、Rはメチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルまたはCFを表し、R’はO、NHまたはNMeを表す)
    を表し、
    はH、ハロゲンまたはCFを表し、
    ZはCRを表し、R
    Figure 2022504988000207
    を表す)
    またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  2. XがCRを表し、YがCRを表し、ZがCRを表す、式(Ia):
    Figure 2022504988000208
    によって表される構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  3. Figure 2022504988000209
    Figure 2022504988000210
    Figure 2022504988000211
    Figure 2022504988000212
    Figure 2022504988000213
    Figure 2022504988000214
    Figure 2022504988000215
    Figure 2022504988000216
    Figure 2022504988000217
    Figure 2022504988000218
    からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  4. XがCRを表し、YがCRを表し、ZがCRを表す、式(Ib):
    Figure 2022504988000219
    によって表される構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  5. Figure 2022504988000220
    からなる群から選択される、請求項4に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  6. 治療上有効量の請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  7. 錠剤またはカプセル剤の形態である、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記薬学的に許容される担体が液体である、請求項6に記載の組成物。
  9. 異常なLRRK2活性を伴う疾患または障害を治療する方法であって、治療上有効量の請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を、それを必要とする対象に投与するステップを含む方法。
  10. 前記疾患が神経変性疾患である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記神経変性疾患がパーキンソン病である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記疾患が脳がんである、請求項9に記載の方法。
  13. 前記脳がんが神経膠腫である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記脳がんが神経膠芽腫である、請求項12に記載の方法。
  15. アダプター関連プロテインキナーゼ1(AAK1)、受容体チロシンキナーゼ(ABL1(T315I)-リン酸化)、アポトーシスシグナル調節キナーゼ1(ASK1)、ASK2、オーロラキナーゼA(AURKA)、AURKB、AURKC、AXL受容体チロシンキナーゼ(AXL)、BMP-2誘導性プロテインキナーゼ(BIKE)、BMX(BMX非受容体チロシンキナーゼ)、細胞分裂サイクル2様プロテインキナーゼ5(CDC2L5)、サイクリン依存性キナーゼ11(CDK11)、チェックポイントキナーゼ2(CHEK2)、シトロンrho相互作用セリン/スレオニンキナーゼ(CIT)、CDC様キナーゼ1(CLK1)、CLK2、CLK4、コロニー刺激因子1受容体(CSF1R)、CSF1R自己抑制、C末端Srcキナーゼ(CSK)、カゼインキナーゼIアイソフォームイプシロン(CSNK1E)、カゼインキナーゼIアイソフォームガンマ1(CSNK1G1)、CSNK1G3、二重ロイシンジッパーキナーゼ(DLK)、細胞死関連プロテインキナーゼ関連2(DRAK2)、二重特異性チロシンリン酸化調節キナーゼ1A(DYRK1A)、DYRK2、エフリンA型受容体2(EPHA2)、fms関連チロシンキナーゼ1(FLT1)、FLT3、FLT3(D835H)、FLT3(D835V)、FLT3(D835Y)、FLT3(ITD)、FLT3(ITD、D835V)、FLT3(ITD、F691L)、FLT3(K663Q)、FLT3(N841I)、Gタンパク質共役型受容体キナーゼ4(GRK4)、セリン/スレオニンプロテインキナーゼハスピン(HASPIN)、ホメオドメイン相互作用プロテインキナーゼ1(HPK1)、腸細胞キナーゼ(ICK)、IカッパBキナーゼアルファ(IKK-アルファ)、IKK-ベータ、インターロイキン1受容体関連キナーゼ1(IRAK1)、IRAK4、ヤヌスキナーゼ2(JAK2)(JH1ドメイン触媒)、JAK3(JH1ドメイン触媒)、c-Jun N末端キナーゼ1(JNK1)、JNK2、JNK3、チロシンプロテインキナーゼkit(KIT)、KIT(L576P)、KIT(V559D)、KIT(V559D、T670I)、KIT-自己抑制、LRRK2、LRRK2(G2019S)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ2(MAP3K2)、MAP3K15、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼキナーゼキナーゼ2(MAP4K2)、MAP4K4、微小管関連セリン/スレオニンキナーゼ1(MAST1)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ1(MEK1)、MEK2、MEK3、MEK4、MEK5、MEK6、母系胚性ロイシンジッパーキナーゼ(MELK)、metプロトオンコジーン(MET)、MET(M1250T)、MET(Y1235D)、Misshapen様キナーゼ1(MINK)、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ相互作用セリン/スレオニンキナーゼ-2(MKNK2)、ミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)、核Dbf2関連キナーゼ2(NDR2)、F-カッパB誘導キナーゼ(NIK)、p21活性化キナーゼ4(PAK4)、血小板由来成長因子受容体アルファ(PDGFRA)、PDGFRベータ(PDGFRB)、ホスホリラーゼbキナーゼガンマ触媒鎖、骨格筋アイソフォーム2(PHKG2)、ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸3-キナーゼ触媒サブユニットアルファ(PIK3CA)(E545K)、ホスファチジルイノシトール4-リン酸-5キナーゼ1A(PIP5K1A)、PIP5K2B、ポロ様ナーゼ4(PLK4)、セリン/スレオニンプロテインキナーゼD1(PRKD1)、PRKD2、PRKD3、retプロトオンコジーン(RET)、(RET)(M918T)、RIOキナーゼ1(RIOK1)、RIOK2、RIOK3、受容体相互作用セリン/スレオニン-プロテインキナーゼ1(RIPK1)、RIPK4、二重セリン/スレオニンおよびチロシンプロテインキナーゼ(RIPK5)、rho関連プロテインキナーゼ1(ROCK1)、ROCK2、リボソームS6キナーゼ4(RSK4)(Kin.Dom.1-N末端)、血清およびグルココルチコイド調節キナーゼ(SGK)、SGK2、セリン-アルギニンプロテインキナーゼ1(SRPK1)、SRPK2、SRPK3、セリン/スレオニンキナーゼ16(STK16)、STK39、TGF-ベータ活性化キナーゼ1(TAK1)、TRAF2およびNCK相互作用キナーゼ(TNIK)、トロポミオシン受容体キナーゼA(TRKA)、TRKB、単極紡錘体1(Mps1)キナーゼ(TTK)、チロシンキナーゼ2(TYK2)(JH1ドメイン触媒)、unc-51様オートファジー活性化キナーゼ1(ULK1)、ULK2、ULK3、血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR2)、およびYSK4aから選択される少なくとも1つのキナーゼの異常な活性に関連する疾患または障害を治療する方法であって、治療上有効量の請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を、それを必要とする対象に投与するステップを含む方法。
JP2021520920A 2018-10-16 2019-10-16 Lrrk2の野生型および変異型のアザインドール阻害剤 Active JP7503054B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862746273P 2018-10-16 2018-10-16
US62/746,273 2018-10-16
US201962913578P 2019-10-10 2019-10-10
US62/913,578 2019-10-10
PCT/US2019/056545 WO2020081689A1 (en) 2018-10-16 2019-10-16 Azaindole inhibitors of wild-type and mutant forms of lrrk2

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022504988A true JP2022504988A (ja) 2022-01-13
JPWO2020081689A5 JPWO2020081689A5 (ja) 2022-10-24
JP7503054B2 JP7503054B2 (ja) 2024-06-19

Family

ID=70284213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021520920A Active JP7503054B2 (ja) 2018-10-16 2019-10-16 Lrrk2の野生型および変異型のアザインドール阻害剤

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20210347772A1 (ja)
EP (1) EP3866809A4 (ja)
JP (1) JP7503054B2 (ja)
CN (1) CN112867493A (ja)
AU (1) AU2019362849A1 (ja)
CA (1) CA3113081A1 (ja)
WO (1) WO2020081689A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112174951A (zh) * 2019-07-02 2021-01-05 深圳美莹基因科技有限公司 作为詹纳斯激酶1选择抑制剂的吡咯并[2,3-b]吡啶衍生物
WO2023064349A1 (en) * 2021-10-12 2023-04-20 Biosplice Therapeutics, Inc. 1h-pyrrolo[2,3-b]pyridines as dyrk1a inhibitors

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545660A (ja) * 2005-05-20 2008-12-18 バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド プロテインキナーゼ阻害剤として有用なピロロピリジン化合物
US20110039822A1 (en) * 2005-12-28 2011-02-17 Astellas Pharma Inc. Heterocyclic janus kinase 3 inhibitors
JP2013511541A (ja) * 2009-11-18 2013-04-04 プレキシコン インコーポレーテッド キナーゼ調節のための化合物および方法、ならびにその適応
JP2013537218A (ja) * 2010-09-22 2013-09-30 メディカル リサーチ カウンシル テクノロジー キナーゼlrrk2の阻害薬としてのピラゾロピリジン
JP2015521600A (ja) * 2012-06-13 2015-07-30 インサイト・コーポレイションIncyte Corporation Fgfr阻害剤としての置換三環式化合物
JP2016540794A (ja) * 2013-12-17 2016-12-28 ファイザー・インク LRRK2阻害薬としての新規の3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン
US20170027956A1 (en) * 2010-10-29 2017-02-02 Biogen Ma Inc. Heterocyclic tyrosine kinase inhibitors
WO2018136202A2 (en) * 2016-12-23 2018-07-26 Plexxikon Inc. Compounds and methods for cdk8 modulation and indications therefor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107801397B (zh) * 2015-02-13 2021-07-30 达纳-法伯癌症研究所公司 Lrrk2抑制剂及其制备和使用方法
CN106543143B (zh) * 2015-09-22 2019-03-22 合肥中科普瑞昇生物医药科技有限公司 一类新型的flt3激酶抑制剂及其用途
WO2017049462A1 (zh) * 2015-09-22 2017-03-30 合肥中科普瑞昇生物医药科技有限公司 一类新型的flt3激酶抑制剂及其用途
WO2018150914A1 (ja) 2017-02-17 2018-08-23 アルプス電気株式会社 装着判定装置及び電子機器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545660A (ja) * 2005-05-20 2008-12-18 バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド プロテインキナーゼ阻害剤として有用なピロロピリジン化合物
US20110039822A1 (en) * 2005-12-28 2011-02-17 Astellas Pharma Inc. Heterocyclic janus kinase 3 inhibitors
JP2013511541A (ja) * 2009-11-18 2013-04-04 プレキシコン インコーポレーテッド キナーゼ調節のための化合物および方法、ならびにその適応
JP2013537218A (ja) * 2010-09-22 2013-09-30 メディカル リサーチ カウンシル テクノロジー キナーゼlrrk2の阻害薬としてのピラゾロピリジン
US20170027956A1 (en) * 2010-10-29 2017-02-02 Biogen Ma Inc. Heterocyclic tyrosine kinase inhibitors
JP2015521600A (ja) * 2012-06-13 2015-07-30 インサイト・コーポレイションIncyte Corporation Fgfr阻害剤としての置換三環式化合物
JP2016540794A (ja) * 2013-12-17 2016-12-28 ファイザー・インク LRRK2阻害薬としての新規の3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン
WO2018136202A2 (en) * 2016-12-23 2018-07-26 Plexxikon Inc. Compounds and methods for cdk8 modulation and indications therefor

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JACLYN L. HENDERSON ET AL.: "Palladium-Catalyzed Amination of Unprotected Halo-7-azaindoles", ORGANIC LETTERS, vol. 12, no. 20, JPN6023040431, 22 September 2010 (2010-09-22), pages 4438 - 4441, XP055037423, ISSN: 0005163395, DOI: 10.1021/ol101928m *
PUBCHEM[ONLINE], PUBCHEM CID 20784594, JPN6023040430, 5 December 2007 (2007-12-05), ISSN: 0005163394 *

Also Published As

Publication number Publication date
CA3113081A1 (en) 2020-04-23
EP3866809A1 (en) 2021-08-25
CN112867493A (zh) 2021-05-28
AU2019362849A1 (en) 2021-03-11
US20210347772A1 (en) 2021-11-11
WO2020081689A1 (en) 2020-04-23
JP7503054B2 (ja) 2024-06-19
EP3866809A4 (en) 2022-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230303489A1 (en) Compounds, compositions and methods of use
US9932335B2 (en) Pyrrolopyridine or pyrazolopyridine derivatives
US9238647B2 (en) P2X3 receptor antagonists for treatment of pain
US8124636B2 (en) Imidazolidinone derivatives as 11B-HSD1 inhibitors
BR112015009168B1 (pt) Composto de fórmula estrutural xi ou um sal do mesmo, uso de um composto e composição farmacêutica
TW202028180A (zh) 作為神經元組織胺受體-3拮抗劑之化合物及其用途
WO2019205983A1 (zh) 氧杂螺环类化合物及其制备方法和用途
CN111770914A (zh) 作为神经激肽-1受体拮抗剂的化合物及其用途
JP2022504762A (ja) Lrrk2の野生型および変異型の分解誘導剤
TW200838505A (en) Functionally selective α 2C adrenoreceptor agonists
JP7503054B2 (ja) Lrrk2の野生型および変異型のアザインドール阻害剤
US20230125280A1 (en) Tetrahydroisoquinoline derivatives
US9650377B2 (en) Diazepinone derivatives
WO2020232332A1 (en) Pyrrolopyrimidine inhibitors of wild-type and mutant forms of lrrk2
TW201925193A (zh) 多巴胺-β-羥化酶抑制劑
MX2014001060A (es) Derivados de n-(imidazolidin-2-ilideno)-heterociclopenta[b] pirididina como moduladores de receptores de alfa 2 adrenergicos.
TW200924772A (en) Heterobicyclic-substituted quinolones useful as nitric oxide synthase inhibitors
WO2014069554A1 (ja) キヌクリジンアミド誘導体及びその医薬用途
KR20140062471A (ko) 알파 2 아드레날린 수용체의 조절물질로서의 n-(이미다졸리딘-2-일리덴)퀴놀린 유도체

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20231219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240520

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7503054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150