JPH10508409A - 焦点制御回路を含む多層記録坦体用光学式走査装置 - Google Patents

焦点制御回路を含む多層記録坦体用光学式走査装置

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JPH10508409A JP9507403A JP50740397A JPH10508409A JP H10508409 A JPH10508409 A JP H10508409A JP 9507403 A JP9507403 A JP 9507403A JP 50740397 A JP50740397 A JP 50740397A JP H10508409 A JPH10508409 A JP H10508409A
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Abstract

(57)【要約】 走査装置における光ビームが多層光記録担体のひとつの情報層上に合わせられる。焦点制御回路はそのビームの焦点を上記情報層上に保持する。焦点が別の情報層にジャンプする際、焦点制御回路は、当該層内に情報があるかどうかには依存しないようにするため、いわゆる中央開口部信号はモニターしない。ジャンプ中、上記焦点制御装置のフィードバック・ループの特性はジャンプ中の焦点の動きにおける不安定性を回避するように修正される。焦点が指定された情報層上で捕捉されると、フィードバック・ループの特性が復元される。

Description

【発明の詳細な説明】 焦点制御回路を含む多層記録担体用光学式走査装置 技術分野 本発明は、少なくとも第一及び第二の非常に密接した情報層を有する光記録担 体を走査するための光学式走査装置において、照射ビームを焦点に集束させるた めの手段を含む光学的システムと、上記層に対して垂直方向に焦点を移行させる ために上記焦点調節手段を制御するための焦点アクチュエータと、上記焦点と走 査されるべき層との間の方向及び距離を示す焦点誤差(FE)信号を引き出す焦 点誤差検出器と、上記FE信号に応じて焦点アクチュエータ駆動信号を引き出す と同時に該駆動信号を上記焦点アクチュエータに送り、そのアクチュエータが焦 点を走査されるべき層上に基本的に維持できるようにするための焦点制御回路と 、そして上記第一の層から第二の層に走査を切り替えるための層ジャンプ命令を 受け取った後、焦点制御回路の特性の修正を制御するための第一の論理値と二進 値クローズ信号を受け取った後、上記特性の復元を制御する第二の論理値を含む 二進値ループ制御信号を発生させるための第一の制御装置、とを含んでいること を特徴とする光学式走査装置に関するものである。 背景技術 光記録担体はその記憶容量を増やすためにいくつかの情報層を含んでいてもよ い。これらの層は対物レンズによって焦点に合わされる単一の光ビームで走査し てもよい。焦点制御回路は焦点をひとつの情報層上に保持し、さらにこの回路は 焦点の情報層からのずれを示す焦点誤差信号に応じて対物レンズの位置を制御す る。この焦点誤差信号は、記録担体からの反射あるいは記録担体からの伝搬及び 光検出システムにより遮断される輻射から導出される。この記録担体からの輻射 は、記録担体によって反射された輻射の総量を示すひとつの尺度となるいわゆる 中央開口(CA)信号を発生するためにも使われる。CA信号は記録担体から読 み出される情報を示す情報信号を形成するために用いられる場合もある。走査装 置が走査セッションを開始すると、それは対物レンズを記録担体の方向に動かす ことが必要になる。この動作中、焦点は、記録担体の入口平面と呼ばれる、記録 担体の基板の低反射境界面を横断する。この入口平面を介して、情報層が走査さ れる。焦点がこの入口平面にロックされることを避けるため、焦点制御回路は、 CA信号の強度をチェックする。入口平面による振幅が一定のレベル以下の場合 は、回路は焦点をこの入口平面上にロックせず、対物レンズを記録担体に向けて 動かし続ける。焦点が記録担体の情報層に接近すると、この層からの強い反射に よってCA信号が上記レベルを越え、焦点制御回路は情報層上に焦点をロックす る。 欧州特許出願No.0020199は、焦点を光記録担体の二つの情報層間で 切り替えるための焦点制御回路を含む走査装置を開示している。別の情報層に切 り替える際、焦点制御回路のフィードバック・ループが開かれ、アクチュエータ が適切な方向に動かされ、CA信号の高周波成分が監視される。この高周波成分 の強度が一定のレベルを越えると、焦点は情報層に近づき、フィードバック・ル ープが閉鎖される。焦点制御回路は、焦点が情報層を追尾するように動作する。 公知の走査装置の問題は、一方、あるいは両方の層に情報が入れられていない と、層間での焦点の切替えが作動しない、という点にある。この場合、CA信号 は高周波成分を含んでいないので、上記レベルは越えず、フィードバック・ルー プが閉じない。 本発明の目的は、情報層が何らかの情報を含んでいるか否かには関わらず、光 記録担体のすべての情報層上に、高い精度で焦点を固定できる光学式走査装置を 提供することである。 発明の開示 本発明の走査装置は、FE信号に応じてクローズ信号を発生し、かつ情報層に 対応する連続的なゼロ交差の間において、FE信号のゼロ交差の前後の間隔で、 クローズ信号の変化を抑止する抑止装置を有する第二の制御装置を有することを 特徴としする。情報層に含まれる情報の存在あるいは不在により影響を受けない FE信号を監視する、層ジャンプを高い信頼度で実現できることが見いだされた 。 これは、FE信号とCA信号の両方を用いる公知の焦点制御回路とは対照的であ る。FE信号だけを用いる場合は、焦点をひとつの層から別の層に動かす際に特 別の注意を要する。別の情報層に切り替える際、焦点制御回路のフィードバック ・ループを閉じたままにしておくべきであれば、アクチュエータは、二つの情報 層間にあるFE信号のゼロ交差の前後において、非常に早い速度が要求される。 その結果、アクチュエータは指定された情報層を通り越してしまうような場合も あるであろう。本発明による装置は、上記ゼロ交差の前後の間隔で、フィードバ ック・ループ、あるいはその一部を開くことによって過度のスピード増大の必要 性を回避し、上記問題を解決する。 速度増大のひとつの重要な原因は上記ゼロ交差前後のFE信号の勾配によるフ ィードバック・ループ内の微分分岐(differentiating branch)である。フィー ドバック・ループの開くべき部分は、好ましくはこの微分分岐である。フィード バック・ループの他の二つの分岐、つまり、比例分岐と積分分岐は、ある程度、 記録担体の動きに応じて、ジャンプ中のアクチュエータのスピードを制御するこ とができる。 本発明の別の実施例においては、ジャンプ中、フィードバック・ループのすべ てのブランチが開放される。その場合、ジャンプ中のアクチュエータの動きは、 記録担体の動きとは無関係に制御することができる。 本発明による走査装置の好ましい実施例は、上記抑止装置がFE信号の絶対値 により所定のレベルの下から上へのクロシングを検出するための比較器を含んで おり、上記第二の制御装置が層ジャンプ命令後の2N回目の下から上へのクロシ ング後にクローズ信号の変化を発生させることを特徴としている。その後の情報 層がその後に来る序数を持っている場合、Nは第一と第二情報層間の序数の絶対 的な差である。FE信号は、通常、公知のS字形の形をしており、焦点がひとつ の情報層から離間した時と、焦点がその情報層上にある時にゼロ値をとり、その 情報層の両側での符号は逆になる。焦点がそれら情報層を通じて動かされる場合 、各層はS字形曲線を立ち上がらせる。隣接するS字形曲線が近接しているので 、二つの情報層間でのFE信号の鮮明なゼロ交差を導出させる。FE信号の絶対 値が所定値より下の値から所定値より上の値へとその所定値を越えると、比較器 は それを検出する。こうした交差は、上方向交差と呼ばれる。層ジャンプの開始後 、最初の上方向レベル交差は焦点が離れたばかりの情報層のS字曲線に属する。 従来の走査装置において一般的に行われているように、フィードバック・ループ が最初の上方向交差で閉じられるべきである場合は、焦点制御装置は焦点を、先 に離間した情報層に向けて戻すように動作するであろう。隣接層にジャンプする ためには、本発明による抑止装置は、フィードバック・ループが二番目の上方向 レベル交差後にだけ閉じられるようにする。二番目の上方向レベル交差はその隣 接する情報層のS字曲線で起きる。ループがこの交差後に閉じられると、焦点制 御回路は焦点を指定された隣接情報層の方向に動かす。 指定された情報層上に安定して焦点を定着させるために2N回後上方向へのレ ベル交差の検出後は、上記ループを閉じるのを遅らせるようにしてもよい。この 遅れは最大で上方向への交差後のS字曲線の最初のゼロのところまで、つまり焦 点が指定された情報層を通過する瞬間までとする。本発明による走査装置は、焦 点が層のひとつと合致した時にはFE信号が基本的にゼロ値を有しており、抑止 装置はFE信号のゼロ交差を検出するためのゼロ交差検出器を含んでおり、そし て二番目の制御装置が、基本的には2N回の上方向への交差後に起きるFE信号 の最初のゼロ交差が検出された時点でクローズ信号の状態遷移を発生させること を特徴としている。 上記遅延はまた、上方向ゼロ交差後のS字曲線の最初の最大値までとして、そ れによって、焦点が指定された情報層上に来る前により長い時間減速できるよう にしてもよい。その場合、本発明による走査装置は抑止装置がFE信号の派生物 であるゼロ交差を検出するためのゼロ交差検出器を含んでおり、第二の制御装置 が、基本的に2N回の上方向交差後に発生する上記派生物の最初のゼロ交差を検 出した時点で、クローズ信号の変化を発生することを特徴とすることになる。 FE信号の2N回目の上方向交差までループの閉鎖を抑止する代わりに、その 閉鎖をタイマーで抑止するようにしてもよい。このタイマーは少なくとも指定さ れた層に関連するゼロ交差に先行するFE信号のゼロ交差が終了するまで閉鎖を 抑止しなければならない。層ジャンプ間のアクチュエータの速度と層間の距離は 分かっているから、この抑止の継続時間は計算することができ、この所定の時間 はそのタイマー内にプログラムすることができる。この実施例においては、本発 明による走査装置は抑止装置が第一と第二の情報層間の除数の絶対差に依存する 所定の時間後の状態遷移を有する2進タイミング信号を発生するためのタイマー を有しており、第二の制御装置がそのタイミング信号における変化後にクローズ 信号の状態遷移を発生させることを特徴としている。 タイマーを有する実施例においては、フィードバック・ループを閉じる前に、 上記所定時間の経過後にさらに遅れを導入してもよい。このさらに導入される遅 延も、最大でFE信号の派生物の最初のゼロ交差が検出されるまでである。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による走査装置を図式的に示す図である。 第2図は、焦点の位置の関数としての焦点誤差信号の形状を示す図である。 第3図は、焦点制御回路を図式的に示す図である。 第4図は、第一の制御装置の実施例を示す図である。 第5図は、第二の制御装置の実施例を示す図である。 第6図は、焦点の位置の関数としての焦点誤差信号及び中央開口部信号の形状 を示す図である。 第7図は、調整可能微分器を示す図である。 第8図は、第二の制御装置の第二及び第三の実施例を示す図である。 第9図は、第二の制御装置の第四の実施例を示す図である。 第10図は、第二の制御装置の第五の実施例を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 以下に述べる実施例を参照することによって、本発明に係る上述及び他の内容 が明らかになり、理解されるであろう。 各図において、同一の参照番号は同一の構成要素を示す。 第1図は光記録担体を走査するための、本発明による光学式走査装置を示して いる。この図は、上記記録担体の断面図を示しており、この記録担体は距離δの 間隔で相互に非常に密接した情報層2、3、4を有している。 それら層のそれぞれは、環境とその記録担体との間の境界を形成する耐久面6 を有する透明な基板6を介して個別に走査できるようになっている。情報層2及 び3は、層2及び3を通じての情報層4の走査ができるようにするために、部分 的に光を反射する。情報はそれら情報層に、周囲の領域とは異なった反射あるい は磁化を有するピット、隆起、領域などの形状でコード化される。この記録担体 はその中心の回りを回転する円盤状であっても、あるいは矩形であってもよい。 この走査装置は記録担体を走査するための光ビームを発生するための光学シス テムを有している。この光学システムは例えば半導体レーザーなどの、放射ビー ムを形成する放射源を含んでいる。この放射ビームは合焦手段10、例えば、単 一、あるいは多重対物レンズによってひとつの焦点に集束される。この対物レン ズは焦点アクチュエータ12によってその光学軸に沿って、つまり矢印11で示 される方向に動かすことができる。この焦点アクチュエータは磁気コイル内に磁 石を置いた形態、またはひとつあるいは複数の磁石内部に磁気コイルを配置した 形状のリニア・モーターであってよい。対物レンズの動きによって、情報層を通 じて焦点9を移動させることができる。記録担体1によって反射された放射は対 物レンズ10によってビーム・セパレータ13を介して検出システム14上に集 束される。このビーム・セパレータは通常のビーム・スプリッター、偏光ビーム ・スプリッター、あるいは格子などであってよい。検出システム14は、通常、 いくつかの放射感知検出要素を含んでいる。これらの要素からの電気出力信号は 信号形成回路15に与えられる。この回路はそれら電気信号の総和を取り、その 総和が中央開口部(CA)信号として出力される。このCA信号は記録担体1に よって反射された放射の総和の尺度となる。CA信号の高周波成分が情報層内に コード化されている情報を示す。 信号形成回路15は、検出システムの出力信号から焦点の中心と情報層上で追 尾されるべきトラックの中心との距離を示す半径方向誤差信号を形成する。焦点 をトラック上に保持する半径方向制御システムは、米国特許No.532167 6で知られており、ここでは説明及び図示を省略する。 信号形成回路15はまた、焦点誤差(FE)信号を得るためなど、検出システ ム14の電気的出力信号の組み合わせも形成する。このFE信号の値は走査され ている情報層ららの焦点のずれの方向と大きさを示している。これら電気的信号 の組み合わせ方、検出要素の配置及びビーム・セパレータ13の形状はFE信号 を形成するために用いられる方法による。用いることが可能な方法としては、そ れぞれ米国特許No.4023033、欧州特許出願No.0583036、及 び米国特許No.4724533に開示されているいわゆる収差法(astigmaticm ethod)、Foucault法、及びビーム・サイズ法である。 第2図はZ方向、つまり、情報層の二回の交差に対する対物レンズ10の光学 軸に沿った方向への焦点のずれの関数としてのFE信号の形状を示している。こ のFE信号はδの間隔で離れた位置16及び17では基本的にゼロであり、この 位置では焦点はそれぞれ情報層2及び3と一致する。FE信号はゼロ交差16及 び17の両側で正の最大値18、20、及び負の最大値19、21を有している 。 第1図において、当該FE信号に応じて焦点アクチュエータ(FA)信号を引 き出し、その駆動信号を焦点アクチュエータ12に供給してそのアクチュエータ に焦点9を基本的に走査される情報層上に維持させるために、そのFE信号は焦 点制御回路22に入力される。第3図は焦点制御回路22のレイアウトを図式的 に示したものである。FE信号はクロス−オーヴァー・フィルターと、可能であ れば増幅器を含んでいるフィルター回路23内に入力される。フィルター回路の 出力信号は三つの回路に対する入力として用いられる。第一の回路は比例的焦点 制御動作を行うための線形増幅器24である。第二の回路は 微分的焦点制御動 作を行うための微分器25である。第三の回路は積分的焦点制御動作を行うため の積分器26である。これらの三つの回路からの出力信号は加算回路27内で組 み合わされて、焦点アクチュエータに対するFA信号を発生する。積分器26は 傾斜上昇回路28からの追加入力信号を受入れる。この回路は定レベル信号を発 生することができ、この定レベル信号は上記積分器に入力された場合にFS信号 レベルを傾斜増大させる。線形増幅器24及び微分器25の入力端末と積分器2 6の二つの入力端末は、それら入力端末への信号路内に設けられているスイッチ 29,30,31、及び32によってそれぞれ遮断することができる。これらの スイッチはループ制御(LC)信号に基づいてループ制御装置33によって制御 される。LC信号は並列に送信される一連の信号によって構成されていてもよい 。 これらのスイッチの開閉によって焦点制御装置22の特性が修正される。制御の ための実際の動作については以下に説明する。積分器26は好ましくは、その出 力端子でではなく、そのひとつまたは複数の入力端子でON/OFFされる。出 力端子上でON/OFFすると、かなりのレベルを有している可能性のある積分 器の出力をFA信号から取り除いたり加えたりすることになり、焦点制御を妨害 することになる。第3図に示されている制御回路22の実施例は、積分器26の 出力レベルを規則的に増大させることによって、層ジャンプ中の焦点アクチュエ ータの動作を制御する。別の実施例においては、焦点アクチュエータの動作は加 算回路27に供給される比幹的短いパルスによって判定され、その後、アクチュ エータはさらなる動力の供給をしなくても動作する。このパルスは、例えば、1 msの継続時間を有しており、その後、アクチュエータは2msだけ動き続け、 焦点をひとつの層から別の層へ25μmの距離を異動するため、全部で3ms程 度の時間を形成する。 検出システム14、信号形成回路15、焦点制御回路22、焦点アクチュエー タ12、及び合焦手段10の組合わせは、焦点9を、走査されるべき情報層上に 保持するためのフィードバック・ループを形成する。線形増幅器24、微分器2 5、及び積分器26は上記フィードバック・ループの三つのブランチを形成する 。 第1図の二進値LC信号は焦点制御装置34によって発生される。第4図は、 その制御装置のひとつの実施例を示している。LC信号は、走査対象をひとつの 情報層から別の層に切換えるための層ジャンプ(LJ)命令を受け取った後の第 一の論理値を有している。さらに、LC信号は二進値クローズ(CL)信号の変 化を受信した後の第二の論理値を有している。このLC信号は、情報層を切換え る命令が受け取られた瞬間に、ループ制御装置33を介してフィードバック・ル ープの特性を修正する。この信号はLC信号の変化が検出され、焦点が走査を継 続すべき情報層に近づいている場合は、そのフィードバック・ループの特性を復 元する。回路35(これはセット−リセット・フリップ−フロップであってもよ い)は、LJ信号とCL信号をLC信号に修正する。 第一の制御装置34は、焦点9を、走査されるべき情報層に向けて動かすため 、LC信号と同期して焦点制御回路にジャンプ(JU)信号を供給するためのジ ャ ンプ制御信号発生装置36を含んでいる。このLJ命令を受取ると、上記発生装 置はJU信号を焦点制御回路22に出力する。この信号は焦点制御回路のスイッ チ32を閉鎖し、ランプ−インクリメント回路28が正または負の極性の定レベ ル信号を積分器26に送り、焦点アクチュエータをその定レベル信号が示す方向 で、かつジャンプすべき情報層の数とジャンプの方向によって決められる距離だ け移動させる。 第一の制御装置34に対する入力として用いられるCL信号は、FE信号及び CA信号に応じて第二の制御回路内で発生される。CA信号は、焦点が入口平面 を通じて情報層の方向に動かされる時に用いられる。情報層間で焦点を切り換え る必要がない場合は、CA信号は用いる必要はなく、CL信号を発生するために FE信号が用いられる。第5図は第二の制御装置の実施例を示している。CA信 号、またはロ−パス・フィルターされたCA信号は比較器38に入力され、この 比較器38はCA信号が所定のCA設定値CApを越えた時には二進値”1”出 力信号を与える。CApの値は入口面6によるCA信号よりも高めに、そして、 情報層によるCA信号よりは低めに設定される。FE信号は整流器39で整流さ れる。比較器40は整流器39の出力を予め決められたFE設定値FEpと比較 する。FEpの値はFE信号内のノイズのピーク値よりは高めに、そしてS字曲 線の最大値よりは小さく設定される。比較器38及び40の出力はAND回路4 1内で組合わされ、このAND回路41は両方の入力が”1”の場合だけ二進値 信号”1”を与える。本発明によれば、比較器40の出力端子は、層ジャンプ命 令が与えられた後、その入力端子での”0”から”1”への変化の回数をカウン トするカウンター42の入力端子にも接続されている。したがって、このカウン ターはFE信号による所定のレベルFEpの上方向への交差の回数をカウントす る。比較器43はカウンター42の出力を、層ジャンプが行われる情報層の除数 の絶対差をNとして、所定の回数2Nと比較する。カウンター42によってカウ ントされた回数が所定の回数と等しくなると、比較器43は二進値”1”信号を 出力する。スイッチ44は、入口面6を横切った後に焦点9を情報層2上に合わ せるべきか、あるいは、情報層間での焦点ジャンプをおこなうべきかによって、 AND回路41の出力か、あるいは比較器43の出力のいずれかをCL信号コン ダクタに接続する。CL信号コンダクタはCL信号を第一の制御装置34に接続 する。整流器39、比較器40、カウンター42及び比較器43はFE信号にお ける必要な回数の上方向交差が検出されないかぎり、CL信号の状態遷移の発生 を抑止する抑止装置を形成する。 以下にこれら制御回路の動作について、第1図、3、4及び5と第2図及び第 6図の線図を参照に説明する。 走査セッションが開始されると、層ジャンプ(LJ)命令が第一の制御装置3 4に与えられ、それによってジャンプ制御信号発生装置36がジャンプ・パルス を焦点制御装置22に与える。その後スイッチ32が閉じられると、焦点アクチ ュエータ(FA)信号を、傾斜上昇回路28の符号に応じて、傾斜上昇または傾 斜降下させる。回路35は、LC信号を出力し、スイッチ29、30、及び31 を開き、焦点制御回路22がその一部を形成しているフィードバック・ループを 開放させる。傾斜の中のFE及びCA信号の値を、対物レンズ10の光学軸に沿 ったずれzの関数として第6図に示す。第二の制御装置37はこれらの値を監視 し、両方の信号がそれぞれ該当する所定値を交差した場合に動作する。入口面の 位置45の周辺のFE信号は、信号形成回路15がFE信号を正規化し、それを 面あるいは層の反射性に依存させるので、それぞれ情報層2、3、及び4の位置 46、47、及び48周辺のFE信号と同じ大きさを有している。入口面のFE 信号がFEpレベルを横断すると、比較器40が”1”信号を出力する。しかし ながら、正規化されないCA信号は入口面の低反射性故に、CApレベル以下の ままである。比較器38は”1”信号を出力せず、そして、スイッチ44がCL 信号をAND回路41の出力端子に接続するので、CL信号の状態遷移は発生し ない。したがって、フィードバック・ループは開かれたままで、傾斜は継続する 。焦点は、位置46に近づくと情報層2を一致し、CA信号がCApレベルと交 差し、やや遅れた後、FE信号が位置49でFEpレベルと交差する。すると、 AND回路41が”1”信号を出力する。スイッチ44はAND回路41の出力 を走査セッションの開始段階でCLコンダクタに接続するので、CL信号は第一 の制御装置34に送られ、そこで回路35をリセットする。LC信号の値は”0 ”に下がり、スイッチ29、30、及び31を閉じて、それによって、フィード バ ック・ループが閉じられる。同時にスイッチ32が回路33によって開かれ、傾 斜が完結する。その後、焦点制御回路22が焦点9の位置を位置49から位置4 6に動くように制御し、焦点はそこでロックされたままとなる。最初の合焦工程 に関するより詳しい説明は米国特許No.5189293に開示されている。 走査セッション中に焦点が、例えば情報層2から情報層3、つまり第6図の位 置46から位置47に層ジャンプする必要がある場合は、最初の焦点合わせの場 合に用いられる公知の方法は用いることができない。どうしても公知の方法を適 用しなくてはならない場合は、CA及びFE信号のレベル交差を監視することに なるであろう。比較器がFE信号の絶対値をチェックするので、比較器40は位 置50で上方向交差を検出する。情報層のCA信号は、それらCA信号が層ジャ ンプ中、CAp設定レベル以上にとどまる程度に相互に重複している。したがっ て、比較器38は”1”信号も出力して、AND回路41に”1”信号を出力さ せる。公知の方法では、スイッチ44はAND回路41の出力をCLコンダクタ に接続するので、したがって、信号CLは”1”に設定され、フィードバック・ ループを閉じさせる。アクチュエータが位置50で十分な速さで移動しない場合 は、焦点制御によって焦点が位置46に戻される。アクチュエータが十分に速く 移動する場合は、焦点は引き続き位置47の方向に移動する。しかしながら、焦 点が層2と層3の間の中間の位置にある位置51でのFE信号のゼロ交差の前後 で、アクチュエータは焦点制御回路22の微分器上でのFE信号の正の傾斜の影 響で高速を獲得する。この高速によって、焦点が位置47に捕捉されるのを不安 定にする。 本発明による焦点制御は整流されたFE信号のより進んだ監視によってこの問 題を解決する。層2から層3に層ジャンプを行う際、カウンター42は整流され たFE信号によるレベルFEpの上方向交差の回数をカウントする。この回数が このジャンプに関する設定値2と等しくなった時、つまり位置52で、比較器4 3は”1”信号を発生する。スイッチ44は層ジャンプを行う際、比較器43の 出力をCLコンダクタに接続するので、Cl信号は”1”に設定され、それによ ってフィードバック・ループが閉じられる。すると、アクチュエータがそれほど 大きなスピードの増大を伴わずに位置52から位置47まで移動し、それによっ て情報層3上に焦点を確実に捕捉させる。本発明による焦点制御は、それによっ て、フィードバック・ループを一時的に開放させながら、位置51でのゼロ交差 を越えてしまっている。 焦点はN個の層をジャンプしなければならないので、比較器43の所定値43 は2Nに設定される。すると、第二の制御装置はフィードバック・ループが閉じ られる前に、整流されたFE信号の上方向交差を2N回検出しなければならない 。この期間中、JU信号はアクチュエータを望ましい速度で指定された情報層の 方向へ引き続き移動させる。このJU信号はアクチュエータの動きに対して初期 加速やその後の定速移動などいずれの速度特性でも付与することができ、減速で 終了する。 本発明による光学式走査装置の別の実施例においては、ゼロ交差51前後での フィードバック・ループの修正は、フィードバック・ループの微分器の変化によ って行われる。第7図は、この実施例で微分器25の代わりに用いられる調節可 能な微分器25’の線図を示している。微分器の入力信号はコンデンサ54を介 してオペ・アンプ51の第一の入力端子に接続される。このオペ・アンプの第二 の入力端子は接地されている。二つの抵抗器55及び56はこの第一の入力端子 に接続されている。スイッチ57は抵抗器55または抵抗器56のいずれかをそ の出力端子に接続できるようにしている。この抵抗器の異なった値は微分動作の 異なった強度をもたらす。このスイッチは回路33を介して作動される。焦点が ひとつの情報層上にロックされると、このスイッチは最大微分動作が得られる位 置にセットされる。焦点ジャンプ中、このスイッチはより小さな微分動作が行わ れるような位置にセットされ、それによって、例えば位置51などをクロスする 際、アクチュエータがあまり速い速度を得ないようにしている。最初の焦点合わ せの際、フィードバック・ループは上に述べたようにスイッチ29、30、31 、及び32によって開放されてもよい。 第5図に示されているような第二の制御装置の実施例は、位置52でのFE信 号の上方向交差で”1”CL信号を発生させる。ループの閉鎖と指定された情報 層上での焦点の捕捉との間の短いブレーキ距離が十分であれば、位置47、つま り、2N回目の上方向交差後のFE信号の最初のゼロ交差で“1”CL信号を与 えてもよい。このような特徴を有する第二の制御装置の第二の実施例を第8図に 示す。最初の焦点合わせに用いられる構成要素は上記第二の制御装置の第一及び 第二の実施例の場合と同じである。FE信号はゼロ検出器58に与えられ、この ゼロ検出器58はその入力信号のゼロ交差が検出されてから所定の時間中に論理 値”1”を出力する。ゼロ検出器58の出力信号は、他の入力端子に比較器43 の出力信号が与えられるAND回路59の入力端子に接続される。AND回路5 9の出力は、走査装置が層ジャンプを行う際、スイッチ44を介してCLコンダ クタに接続される。ゼロ検出器58の出力端子での“1”の値は、比較器43の 出力も同様に“1”であれば、CL信号の“1”の値をもたらすだけである。言 い換えると、CL信号の“1”への状態遷移はFE信号の2N回目の上方向交差 後のFE信号の最初のゼロ交差の際にだけ起きる。抑止装置は要素39、40、 42、43、58、及び59によって形成される。 第二の制御装置の第三の実施例においては、ゼロ検出器58は第8図に破線で 示されているように微分器60の後に配置されている。回路58及び60の組み 合わせはFE信号の派生物におけるゼロ交差を検出する。2N回目の上方向交差 にこうしたゼロが検出されると、CL信号の値が“1”に変化する。第6図では 、このことは、位置52での上方向交差が検出されると、CL信号が位置60で 、つまり、FE信号の最大値で“1”になることを意味している。 第二の制御装置の第四の実施例を示している。LJ命令はタイマー61に入力 され、タイマー61は二進値タイミング信号を出力する。この実施例では、抑止 装置はこのタイマーだけを含んでいる。LJ命令が層ジャンプの必要性を示すと 、タイマーは”0”タイミング信号を発生する。所定の時間後、このタイミング 信号は値”1”に変わる。この所定時間の長さは焦点がジャンプしなければなら ない情報層の数、層間の距離、そしてアクチュエータに課される速度によって設 定される。この所定の時間が終了すると、フィードバック・ループが閉じる。そ の場合、焦点は適切に捕捉されるために指定された情報層に十分近くなければな らない。この実施例においては、タイマーは、例えば第6図のゼロ交差51など 、ひとつの情報層には関係のないFE信号のゼロ交差の前後の領域ではフィード バック・ループが絶対に閉じられないようにする抑止装置を形成している。 第10図は第二の制御装置の第五の実施例の一部、特に抑止装置を示している 。最初の焦点合わせに用いられる要素は第二の制御装置の第一及び第四の実施例 と同じである。FE信号はゼロ検出器62に入力され、このゼロ検出器62はF E信号のゼロ交差検出後に”1”信号を出力する。この出力は、その出力端子が スイッチ44に接続されているAND回路63内のタイマー63からのタイミン グ信号と結合される。CL信号の”1”への遷移は、ゼロ検出器62がタイマー の所定の時間が経過した後にFE信号のゼロ交差を検出した瞬間に発生する。上 記所定の時間が終了すると、焦点は指定された情報層のゼロ交差前に、その後に 検出されたゼロ交差がフィードバック・ループを閉じるように配置される必要が ある。FE信号のゼロとは等しくない所定の値でフィードバック・ループを閉じ るように、ゼロ検出器62の代わりに、比較器40などの比較器を用いてもよい 。第二の制御装置の第五の実施例は、上記所定の時間中のアクチュエータの移動 における不正確さに対する走査装置の感度をより低くしているが、それは、所定 時間の終了時の焦点の位置には関係なく、ループが常によく定義された位置で閉 じるようになっているからである。 第二の制御装置の第六の実施例では、第10図の破線で示されるように、ゼロ 検出器62の前に微分器64が配置されている。第二の制御装置の第三の実施例 と同様、CL信号の”1”への状態遷移は、所定の時間の経過後にFE信号の派 生物の最初のゼロ交差をゼロ検出器62が検出した時に行われる。この第六の実 施例では、制動距離が第五の実施例のばあいより長くなっている。 CL信号の”1”への状態遷移が上記所定時間の経過後のFE信号の最初の上 方向へのゼロ交差後に起きる場合は、さらに長い制動距離が得られる。 これを行うためには、上記タイミング信号と第5図の比較器40の出力との組み 合わせが必要である。第一及び第二の制御装置は単一の電気回路で統合するよう にしてもよい。CA及びFE信号がデジタル的に処理される場合は、これら二つ の制御装置及び焦点制御回路は単一の電気回路に好適に統合可能である。 上の本発明の開示は光記録担体を走査するための走査装置を参照して行われて いるが、本発明がこのような装置のみに限定されるものではなく、何らかの情報 を含んだ相互に密接した層を有するあらゆる対象のための走査装置をその範囲に 含んでいることは当業者であれば容易に理解し得るであろう。その一例は、層が 少なくとも部分的に透明であるような波長を有する放射による集積半導体回路の 相互に密接した層を調べるための走査装置である。この装置はその回路を形成す る異なった層を走査し、その場合それらの層から読み出される情報はそれらの層 の構造である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも第一及び第二の相互に密接した情報層を有する光記録担体を走査 するための光学式走査装置であって、 放射ビームを焦点に合わせる光学システムと、前記焦点を前記層に垂直な方向 で移動させる合焦手段を制御するための焦点アクチュエータと、前記焦点と走査 される層間の方向及び距離を示す焦点誤差(FE)信号を導き出す焦点誤差検出 器と、前記FE信号に応じて焦点アクチュエータ駆動信号を導出し、かつ当該駆 動信号を前記アクチュエータを走査されるべき層の上の焦点に略々維持するため に前記焦点アクチュエータに供給する焦点制御回路と、前記第一の層から前記第 二の層へ走査を切換える層ジャンプ命令を受信後に焦点制御回路の特性修正を制 御する第一の論理値と、二進値クローズ信号の遷移を受信後に前記特性復元を制 御する第二の論理値を採る二進値ループ制御信号を生成する第一制御装置とを備 え、 前記走査装置が、前記FE信号に応じてクローズ信号を発生し、かつ前記層に 対応して連続するゼロ交差の間において前記FE信号のゼロ交差の間隔で前記ク ローズ信号の遷移を抑止する抑止装置を有することを特徴とする光学式走査装置 。 2.請求項1に記載の光学式走査装置において、 前記修正が前記焦点制御回路において微分分岐の基点を有することを特徴とす る光学式走査装置。 3.請求項1に記載の光学式走査装置において、前記焦点制御回路が複数の分岐 を有し、前記修正がすべての分岐を開放するステップを有することを特徴とする 光学式走査装置。 4. 請求項1に記載の光学式走査装置において、 前記抑止装置がFE信号の絶対値による所定レベルの上方向交差を検出する比 較器を有し、Nを前記第一と第二の情報層間の序数における絶対差として、層ジ ャンプ命令後の2N回目の上方向交差後のクローズ信号の変化を発生させること を特徴とする光学式走査装置。 5. 請求項4に記載の光学式走査装置において、 前記焦点が上記層のひとつと一致している場合に上記FE信号が基本的にゼロ 値を有しており、前記抑止装置が前記FE信号のゼロ交差を検出するゼロ交差検 出器を有し、前記第二の制御装置が、2N回目の上方向交差の後に発生するFE 信号の最初のゼロ交差が検出された時点でクローズ信号の変化を発生させること を特徴とする光学式走査装置。 6.請求項4に記載の光学式走査装置において、 前記抑止装置は前記FE信号の派生物のゼロ交差を検出するためのゼロ交差検 出器を有し、前記第二の制御装置が基本的には2N回目の上方向交差後に発生す る派生物の最初のゼロ交差が検出された時点でクローズ信号 の変化を発生させ ることを特徴とする光学式走査装置。 7. 請求項1に記載の光学式走査装置において、前記抑止装置が所定の時間後 に変化する二進値タイミング信号を発生するためのタイマーを有しており、この 所定の時間は第一と第二の情報層の除数の絶対差に依存しており、前記第二の制 御装置が前記タイミング信号内の変化にクローズ信号の変化を発生させることを 特徴とする光学式走査装置。 8.請求項7に記載の光学式走査装置において、 前記抑止装置がFE信号のゼロ交差を検出するためのゼロ交差検出器を有して おり、前記第二の制御装置が、基本的には前記タイミング信号における変化に発 生するFE信号の最初のゼロ交差が検出された時点でクローズ信号の状態遷移を 発生させることを特徴とする光学式走査装置。 9.請求項7に記載の光学式走査装置において、 前記抑止装置がFE信号の派生物のゼロ交差を検出するためのゼロ交差検出器 を含んでおり、前記第二の制御装置が、基本的に上記タイミング信号における変 化に発生する前記派生物の最初のゼロ交差が検出された時点でクローズ信号の状 態遷移を発生させることを特徴とする光学式走査装置。 10.少なくとも第一及び第二の相互に密接した情報層を有する光記録担体を走 査する方法であって、 放射ビームを焦点に合わせて、焦点誤差(FE)信号を前記録担体からの放射 から導出し、前記焦点と走査されるべき層との間の方向及び距離を示し、FE信 号を焦点アクチュエータによる焦点の位置を制御するためのフィードバック・ル ープに対する入力として用いて、焦点の位置を略々第一の層上に保持するように 制御する第一のステップと、 焦点の位置を第一の層から第二の層に切換えるステップを含み、さらに、前 記焦点に伝達するサブ・ステップ、前記位置の切換え中のFE信号を監視するサ ブ・ステップと、前記各層に対応する連続するゼロ交差の間のFE信号のゼロ交 差の前にフィードバック・ループの特性を修正するサブ・ステップと、FE信号 に応じてゼロ交差がモニターされた、フィードバック・ループの特性を復元する サブ・ステップとを含んでいる第二のステップと、さらに上記焦点を第二の層上 に基本的に保持する第三のステップ、とを含んでいることを特徴とする光記録担 体を走査する方法。
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