JPH10508009A - 循環系調節薬を製造すめためのnk▲下1▼受容体拮抗剤の使用 - Google Patents
循環系調節薬を製造すめためのnk▲下1▼受容体拮抗剤の使用Info
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Abstract
(57)【要約】
特に心拍数の異常及び心臓のリズム障害に適した循環系調節薬を製造するためのNK1受容体拮抗剤の使用が開示される。
Description
【発明の詳細な説明】
循環系調節薬を製造するためのNK1受容体拮抗剤の使用
本発明は、NK1受容体拮抗剤の新規な使用に関する。
特に、本発明は、循環系調節作用を有する医薬の製造のためのNK1拮抗剤の
使用に関する。
本発明の説明において、循環系調節作用を有する医薬は、心拍数の異常及び循
環系リズム障害、特に痛み又はストレスによって起こる障害をコントロールする
ための医薬を意味すると理解されうる。
近年、多くの研究がタキキニン及びこれらの受容体について行われている。タ
キキニンは、中枢神経系及び抹消神経系の両方にあまねく分布している。タキキ
ニン受容体が認められており、これは3種類のタイプ、NK1、NK2、NK3に
分類されている。サブスタンスP(SP)はNK1受容体の内因性リガンドであ
り、ニューロキニンA(NKA)はNK2受容体の内因性リガンドであり、ニュー
ロキニンB(NKB)はNK3受容体の内因性リガンドである。
NK1、NK2及びNK3受容体は、異なった種で同定されている。
C.A.Maggi らによる最近の総説では、タキキニン受容体及びこれらの拮抗剤を
調査している(J.Autonomic Pharmacol.,1993,13,23-93)。
ニューロキニン受容体拮抗剤も、「ニューロキニン受容体拮抗剤(Neurokinin
Receptor Antagonists)」と題され、Patent Update 1993,p1157-1172 に刊行
された Andrew B.McElroy による論文、及び Trends Pharmacol.Sci.,1993,14
,315-318内の、Russel M.Hagan らの論文に開示されている。
以下の説明及び請求の範囲において、サブスタンスPが内因性リガンドである
NK1受容体拮抗剤を「NK1拮抗剤」とも称する。
非ペプチド性NK1受容体拮抗剤は、本出願人の名義で以下の特許に、EP-A2-4
28434、EP-A1-512901、EP-A1-512902、EP-A1-515240、EP-A1-559538及びEP-A1-59
1040、また、本出願人の名義で以下のフランス特許出願に、no.94 03560、94
03561 及び 94 03701、並びに以下の文献に、EP-A1-0360396、EP-A1-0429366、E
P-A2-0436334、EP-A1-499313、EP-A2-0585913、WO90/05525、WO90/05729、WO91/
09844、WEO91/18899、WO92/01688、WO92/06079、WO92/20685、WO93/01170、WO93
/21155及びWO94/04487開示されている。
以下の非ペプチド化合物がNK1受容体に特異的なこれらの拮抗剤の内で特に
言及されうる。CP−96345(J.Med.Chem.,1992,35,2591-2600)、R
P−68651(Proc.Natl.Acad.Sci.USA,1991,88,10208-10212)、S
R140333(Curr.J.Pharmacol.,1993,250,403-413)、RP−675
80(Mol.Pharmacol.,1994,45(3),500-508)、RP−73467(Bioorg
.Med.Chem.Lett.,1994,4(5),669-672)、RPR−100893(Bioorg
.Med.Chem.Lett.,1994,4(5),673-676)及びCP−99994(Brit.J.
Pharmacol.,1994,Proc.Suppl.112,333P)。
A.W.DUGGAN[Neuropeptides: 1992,22,19]の研究に従えば、タキキニンサブ
スタンスP(SP)は、侵害受容性感覚器官の刺激に応答して脊髄の背側角に放
出される。更に、FLEETWOOD-WALKER ら[Brain Res.,1990,519,169-182]の研
究では、サブスタンスPが中枢神経系で侵害受容性情報の伝達において本質的部
分の役割を担っているように思われることが示された。最後に、サブスタンスP
がNK1を介して心臓の機能のコントロールに関与することが示されている。こ
れに関して、参照文献として、R.COUTUREらのNaunyn-Schmiedeberg's Arch.Ph
armacol.,1989,340,547-557の研究、及びTSCHOPEらのBr.J.Pharmacol.,10
7,750-755の研究がある。
強力なNK1受容体拮抗剤であるSR140333が、侵害受容性の機械的刺
激に対して視床のニューロンの応答をブロックすることが最近示され(EMONDS-A
LT ら、Eur.J.Pharmacol.,1993,250,403-413)。
NK1受容体拮抗剤は、痛み又はストレスに起因する心臓のリズムの通例の加
速を拮抗することが今回見出された。従って、その特徴の1つに従えば、本発明
は、ストレス及び痛み、並びにこれらの生理学的結果、特に循環器系における身
体に有害な影響を防止又はコントロールするための医薬の製造のためのNK1拮
抗剤の使用に関する。ここで、上げられる効果は、不安、高血圧による発作、不
整脈、心筋梗塞及び頓死である。
従って、その特徴の1つに従えば、本発明は循環系調節作用を有する医薬の製
造のためのNK1受容体拮抗剤の使用に関する。
本発明の目的に適したNK1受容体拮抗剤は、特に、以下の式IからXXIVの化
合物のファミリーである。
NK1受容体拮抗剤第一のファミリーは、特許出願 EP-A2-0428434 に開示され
た式Iの芳香族化合物又は鉱酸若しくは有機酸とのこれらの塩の1つよりなる。
但し、
− mは1から3の整数である。
− Ar1及びAr’1は独立に、チエニル基;無置換フェニル基、又はハロゲン
原子、C1−C3−アルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ(但し、アルキル
はC1−C3である。)、ヒドロキシ又はメチレンジオキシで一置換若しくは二置
換されたフェニル基;又はイミダゾリル基であり、Ar’1はまた、無置換ベン
ゾチエニル又はハロゲン置換されたベンゾチエニル;無置換ナフチル又はハロゲ
ン置換されたナフチル基;ビフェニル基;又は無置換インドリル又は窒素上がベ
ンジル基で置換されたインドリルでありうる。
− X1は水素である。
− X’1は水素又はヒドロキシル基であるか、以下のX”1と結合して炭素−炭
素結合を形成する。
− 又は、X1及びX’1は、一緒になってオキソ基又は式=N−O−(CH2)p
−Am(但し、pは2又は3であり、Amはジアルキルアミノ基であり、各々の
アルキル基は1から4の炭素原子を含有しうる。)のジアルキルアミノアルコキ
シイミノ基を形成する。
− Yは窒素原子、又はC(X”1)基(但し、X”1は水素であるか、又はX’1
と炭素−炭素結合を形成する。)である。
− Q1は水素、C1−C4−アルキル基又は式−(CH2)p−Am’(但し、q
は2又は3であり、Am’はピペリジノ、4−ベンジルピペリジノ又はジアルキ
ルアミノ基であり、各アルキルは1から4の炭素原子を含有する。)のアミノア
ルキル基である。
− R1は、水素、メチル基又は(CH2)n−L基(但し、nは2から6の整数
であり、Lは水素又はアミノ基である。)である。
− T1は以下の基から選択される基である。
但し、W1は酸素又は硫黄原子である。
− Z1は水素、又はT1が以下の基である場合はM1若しくはOM1であり、
T1が以下の基である場合は、M1である。
M1は、水素;直鎖又は分岐したC1−C6−アルキル;フェニルアルキル
(但し、アルキル基は1から3の炭素原子を含有し、ハロゲン、ヒドロキシ、1
から4の炭素原子を有するアルコキシ又は1から4の炭素原子を有するアルキル
で芳香環上が一置換又は多置換されている。);ピリジルアルキル(但し、アル
キル基は1から3の炭素原子を含有する。);ナフチルアルキル(但し、アルキ
ル基は、1から3の炭素原子を含有する。);ピリジルチオアルキル(但し、ア
ルキル基は、1から3の炭素原子を含有する。);スチリル;1−メチルイミダ
ゾール−2−イルチオアルキル(但し、アルキル基は、1から3の炭素原子を含
有する。);1−オキソ−3−フェニルインダン−2−イル;又は無置換、一置
換又は多置換芳香族基又はヘテロ芳香族基である。
特許出願EP-A1-0512901 に開示された式IIのポリ環状アミノ化合物、
但し、
− Y2は、
− Cy−N又はCy−CH2−N基の何れかであるか、
但し、Cyは無置換フェニルであるか、又はハロゲン原子、ヒドロキシル
、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキル、及びトリフルオロメチルから選
択される置換基で一置換若しくは多置換されたフェニル(前記置換基は同一であ
るか、異なっている。);C3−C7−シクロアルキル基;ピリミジル基;又はピ
リジル基である。
− 又は以下の基である。
但し、
・Ar2は無置換フェニル又は水素、ハロゲン原子、ヒドロキシル、C1−C4
−アルコキシ、トリフルオロメチル及びC1−C4−アルキルから選択される置
換基で一置換又は多置換されたフェニル(前記置換基は同一であるか又は異なっ
ている。);ピリジル基;又はチエニル基である。
・xは0又は1である。
・X2は水素;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4−アシロキ
シ;カルボキル;C1−C4−カルボアルコキシ;シアノ;−N(X1)2基(但し
、X1は独立に水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−ヒドロキシアルキル又は
C1−C4−アシルであるか、又は−(X1)2はこれが結合している窒素原子と、
ピロリジン、ピペリジン及びモルホリンから選択されるヘテロ環を形成する。)
;又は−S−X2基(但し、X2は、水素
又はC1−C4−アルキル基であるか、又はX2はこれが結合している炭素原子と
、及びヘテロ環の隣の炭素原子と二重結合を形成する。)である。
− mは2又は3である。
− Ar’2は、無置換フェニル、又はハロゲン原子、好ましくは塩素若しくは
フッ素原子、トリフルオロメチル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−アルキ
ルから選択される置換基で一置換又は多置換されたフェニル(前記置換基は同一
であるか又は異なっている。);チエニル;ベンゾチエニル;ナフチル;又はイ
ンドリルである。
− nは0、1、2又は3である。
− pは1又は2であり、pが2に等しい場合は、nは1に等しく、Q2は2つ
の水素原子である。
− Q2は酸素原子又は2つの水を原始である。
−Tは以下の基から選択される基である。
− qは0、1、2又は3である。
− Z2は無置換フェニル、又はハロゲン原子、特に塩素若しくはフッ素原子、
トリフルオロメチル、C1−C4−アルキル、ヒドロキシ又はC1−C4−アルコキ
シによって一置換又は多置換されたフェニル;無置換ナフチル、又はハロゲン、
トリフルオロメチル、C1−C4−アルキル又はヒドロキシルで一置換又は多置換
されたナフチル;ピリジル;チエニル;インドリル;キノリル;ベンゾチエニル
;又はイミダゾリルであるか;又は、T2が−C=Oである場合、−(CH2)q
−Z2も−CH−上がヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ又はC1−C4−アル
キルで置換され、芳香族環が任意にハロゲン、特に塩素若しくはフッ素原子、ト
リフルオロメチル、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル又はC1−C4−アルコキ
シで置換されたベンジル基でありうるか;又は任意に置換された単環、二環又は
三環性芳香族又はヘテロ芳香族基である。
又は鉱酸若しくは有機酸とのこれらの可能な塩の1つ、又は、Y2が以下の基で
ある場合は、
ピペリジンの窒素(b)とこれらの四級アンモニウム塩又は同じ窒素原子でのN
−オキシド誘導体も本発明に従えば適切である。
特許出願EP-A1-0512902 に開示されているジアルケンピペリジノ化合物又は区
さん若しくは有機酸とのこれらの可能な塩の1つ又はこれらの四級アンモニウム
塩は、NK1受容体拮抗剤の他のファミリーを構成する。
但し、
− Ar’3は、無置換フェニル、又はハロゲン原子、好ましくは塩素若しくは
フッ素原子、C1−C3−アルキル、トリフルオロメチル、C1−C3−アルコキシ
又はヒドロキシで一置換又は多置換されたフェニル;チエニル、ピリジル又はナ
フチル基(前記置換基は、無置換であるか、ハロゲン、好ましくは塩素若しくは
フッ素原子で置換される。);インドリル基;又はベンゾチエニル基である。
− R3は水素、メチル基又は(CH2)n−L基(但し、nは2から6の整数で
あり、Lは水素又はアミノ基である。)である。
− Z3及びZ’3は独立に、水素原子又はM3若しくはOM3である。M3は水素
;直鎖若しくは分岐C1−C6−アルキル;α−ヒドロキシベンジル;α−アルキ
ルベンジル又はフェニルアルキル(但し、アルキル基は1から3の炭素原子を含
有し、芳香族環が無置換であるか、ハロゲン、ヒドロキシル、1から4の炭素原
子を有するアルコキシ又は1から4の炭素原子を含有するアルキルで一置換若し
くは多置換されている。);ピリジルアルキル(但し、アルキル基は1から3の
炭素原子を含有する。);ナフチルアルキル(但し、アルキル基は1から3の炭
素原子を含有する。);ピリジルチオアルキル(但し、アル
キル基は1から3のアルキル基を含有する。);スチリル;1−メチルイミダゾ
ール−2−イルチオアルキル(但し、アルキル基は1から3の炭素原子を含有す
る。);1−オキソ−3−フェニルインダン−2−イル;又は芳香族基若しくは
ヘテロ芳香族基であり、前記置換基は無置換であるか置換されている。
− T’3は結合、−CH2−基又は−C(O)−基である。
− T3は以下の基から選択される。
但し、
W3は酸素又は硫黄原子であるが、
・Z’3が水素又はOM3である場合、T’3は結合以外である。
・Z3が水素又はOM3である場合、T3はーC(W3)−NH以外であるという
制限がある。
特許出願EP-A1-0515240 に開示された式IVのN−アルキレンピペリジノ化合物
、
但し、
− mは2又は3である。
− Ar4は、無置換フェニル、又はハロゲン原子、好ましくは塩素又はフッ素
原子、C1−C3−アルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ(但し、アルキル
はC1−C3である。)、ヒドロキシル又はメチレンジオキシで一置換若しくは多
置換されたフェニル;又は無置換であるか又はC1−C3−アルキルで置換された
チエニル、ピリジル若しくはイミダゾリル基である。
− Ar’4は無置換フェニル、又はハロゲン原子、好ましくは塩素若しくはフ
ッ素原子、C1−C3−アルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ(但し、アル
キルはC1−C3である。)又はメチレンジオキシによって一置換又は多
置換されたフェニル;チエニル基、イミダゾリル基又はベンゾチエニル基であっ
て、無置換又はハロゲン、好ましくはフッ素原子で置換されたもの;ビフェニル
基;又は無置換又は窒素がベンジル基で置換されたインドリルである。
− X4は酸素原子、硫黄原子、スルホン、スルホキシド、−NH−基、下記の
基
又は下記の基
但し、AlkはC1−C3−アルキル基、又は以下の基
但し、AlkはC1−C3−アルキレンであり、Xc及びXdは独立に、水素
又はC1−C3−アルキルであるか、これらが結合している窒素原子とピロリジン
、ピペリジン及びモルホリンから選択されるヘテロ環を形成する。
− Q4は水素、C1−C4−アルキル基、式−(CH2)q−Am’のアミノアル
キル基(但しは2又は3であり、Am’はピペリジノ、4−ベンジルピペリジノ
又はジアルキルアミノ基である。)であり、各アルキル基は1から4の炭素原子
を含有しうる。
− R4は、水素、メチル基又は(CH2)n−L(但し、nは2から6の整数で
あり、Lは水素又はアミノ基である。)である。
− T4は以下の基から選択される。
但し、W4は酸素又は水素である。
− Z4は、T4が以下の基である場合、M4又はOM4の何れかであるか、
T4が下記の基である場合M4である。
M4は、水素;直鎖又は分岐したC1−C6−アルキル;α−ヒドロキシベ
ンジル;α−アルキルベンジル又はフェニルアルキル(但し、アルキル基は1か
ら3の炭素原子を含有し、芳香族環が無置換であるか、ハロゲン、ヒドロキシル
、1から4の炭素原子を有するアルコキシ、又は1から4の炭を原子を有するア
ルキルで一置換若しくは多置換されている。);ピリジルアルキル(但し、アル
キル基は1から3の炭素原子を含有する。);ナフチルアルキル(但し、アルキ
ル基は1から3の炭素原子を含有する。);ピリジルチオアルキル(但し、アル
キル基は1から3のアルキル基を含有する。);スチリル;1−メチルイミダゾ
ール−2−イルチオアルキル(但し、アルキル基は1から3の炭素原子を含有す
る。);1−オキソ−3−フェニルインダン−2−イル;又は無置換、一置換又
は多置換された芳香族基若しくはヘテロ芳香族基である。
又は鉱酸若しくは有機酸とのこれらの塩の1つ、又はピペリジン窒素で形成され
るこれらの四級アンモニウム塩の1つも本発明の目的に適したNK1受容体拮抗
剤である。
但し、
− Jは、
*−下記の基
但し、
・Ar5は無置換フェニル、水素、ハロゲン原子、ヒドロキシル、C1−C3
−アルコキシ、C1−C3−アルキル及びトリフルオロメチルから選択される置換
基で一置換又は多置換されたフェニルであり、前記置換基は同一か又は異なって
いる。
・X5は水素である。
・X’5は水素であるか、又は以下のX”5と結合し、炭素−炭素結合を形成
するか、又はX5及びX’5は一緒になってオキソ基を形成する。
・X”5は水素又はX’5と炭素−炭素結合を形成する。
*−又は下記の基の何れかである。
・Ar5は先に定義したとおりである。
・xはゼロ又は1である。
・Xcは、水素(xがゼロのときのみ);ヒドロキシル;C1−C4−アシロ
キシ;カルボキシル;C1−C4−カルボアルコキシ;シアノ;−NH−CO−A
lk(但し、AlkはC1−C6−アルキルである。);メルカプト基;又はC1
−C4−アルキルチオ基であるか;又はXcはこれらが結合している炭素原子と、
及びピペリジンの隣の炭素原子と二重結合を形成する。
− Q5はC1−C6−アルキル基又はベンジル基である。
ホネート及びパラトルエンスルホネートから選択されるアニオンである。
− mは2又は3である。
− Ar’5は無置換フェニル、又は水素、ハロゲン原子、好ましくは塩素又は
フッ素原子、トリフルオロメチル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−アルキ
ルから選択される置換基で一置換又は多置換されたフェニル(前記置換基は同じ
であるか又は異なっている。);チエニル;ベンゾチエニル;ナフチル;又は任
意にC1−C4−アルキルでN−置換されたインドリルである。
− R5は水素又はC1−C6−アルキルである。
− T5以下の基から選択される。
但し、W5は酸素又は硫黄原子である。
− Z5は、水素、又はTが下記の基である場合には、M5若しくはOM5である
か、
又は、Tが下記の基である場合はMの何れかである。
M5は、C1−C6−アルキル;α−ヒドロキシベンジル;α−アルキルベン
ジル又はフェニルアルキル(但し、アルキルはC1−C3であり、芳香族環が無置
換であるか、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C4−アルキル、ヒドロキシ
ル又はC1−C4−アルコキシで任意に一置換若しくは多置換されている。);ピ
リジルアルキル(但し、アルキルはC1−C3である。);ナフチルアルキル(但
し、アルキルはC1−C3であり、ナフチル環が、ハロゲン、トリフルオロメチル
、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル又はC1−C4−アルコキシで任意に置換さ
れている。);ピリジルチオアルキル(但し、アルキルはC1−C3である。);
スチリル;又は任意に置換された、単環、二環又は三環性芳香族基若しくはヘテ
ロ芳香族基である。
特許出願 EP-A1-0591040 に開示された式VIの四級塩基性アミドも本発明の目
的に適切な拮抗剤である。
但し、
− Ar6は、任意に置換された単環、二環又は三環性芳香族基又はヘテロ芳香
族基である。
− T6は、直接の結合、ヒドロキシメチレン基、アルコキシメチレン基(但し
、アルコキシ基はC1−C4である。)、又はC1−C5−アルキレン基である。
− Ar’6は、無置換フェニル、又はハロゲン原子、好ましくは塩素若しくは
フッ素原子、トリフルオロメチル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−アルキ
ルから選択される置換基で一置換又は多置換されたフェニル(前記置換基は同じ
であるか又は異なっている。);チエニル;ベンゾチエニル;ナフチル;インド
リルである。
− R6は、水素;C1−C4−アルキル;ω−(C1−C4)アルコキシ(C2−C4
)アルキル;又はω−(C2−C4)アルカノイルオキシ(C2−C4)アルキル
である。
− Q6は水素であるか、又はQ6及びR6が一緒になって1,2−エチレン、1
,3−プロピレン又は1,4−ブチレン基を形成する。
但し、X1、X2及びX3はこれらが結合している窒素原子と一緒になって、
フェニル又はベンジル基によって任意に置換されたアザ二環系又はアザ三環系を
形成する。
本発明の目的に特に好ましい式VIの化合物は、下式の化合物SR140333
、
但し、A-は、例えばクロライド、ベンゼンスルホネート、メタンスルホネ
ート又はp−トルエンスルホネートのような薬学的に許容しうるアニオンである
。
特に、SR140333A及びSR140333Bとそれぞれ称される(S)−
1−{2−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3−イソプロポキシフ
ェニルアセチル)ピペリジン−3−イル]エチル}−4−フェニル−1−アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタンのクロライド及びベンゼンスルホネート塩で
ある。
特許出願FR94 03561、94 03560及び94 03701に、それぞれ開示された式VII、V
III、及びIXのNK1受容体拮抗剤も本発明の目的に有用である。
特許出願FR94 03561に従った化合物は式VIIの化合物である。
但し、
− Ar7は、
・無置換フェニル、又はハロゲン原子、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロ
キシル、ニトロ、無置換アミノ又はC1−C4−アルキルで一置換若しくは
二置換されたアミノ、ベンジルアミノ、カルボキシル、C1−C10−アルキル、
無置換又はメチルで一置換若しくは多置換されたC3−C8−シクロアルキル、C1
−C10アルコキシ、無置換又はメチルで一置換若しくは多置換されたC3−C8
−シクロアルコキシ、メルカプト、C1−C10−アルキルチオ、アルキルがC1−
C6であるアルキルカルボニルオキシ、アルキルがC1−C6であるアルキルカル
ボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、アルコキシがC1−C4であるアルコキシカル
ボニル、シクロアルキルがC3−C7であるシクロアルコキシカルボニル、無置換
又はC1−C4−アルキルで一置換若しくは二置換されたカルバモイル、無置換又
は3位でC1−C4−アルキル若しくはC3−C7シクロアルキルにより一置換若し
くは二置換されたウレイド、及び(1−ピロリジノ)カルボニルアミノから選択
される置換基で一置換又は多置換されたフェニル(前記置換基は同じか又は異な
っている。)、
・無置換ナフチル、又はハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C4−アルキル
、ヒドロキシル又はC1−C4−アルコキシで一置換若しくは多置換されたナフチ
ルル、又は
・ピリジル、チエニル、インドリル、キノリル、ベンゾチエニル、又はイミダ
ゾリルである。
− T7は、直接の結合;ヒドロキシメチレン基;アルコキシメチレン基(但し
、アルコキシはC1−C4である。);C1−C5−アルキレン基;酸素原子;−N
R”7−;又はビニレンである。
− Ar’7は、無置換フェニル、又はハロゲン原子、トリフルオロメチル、ヒ
ドロキシル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−アルキルから選択される置換
基によって一置換若しくは多置換されたフェニル(前記置換基は同一であるか又
は異なっている。);チエニル;ベンゾチエニル;ナフチル;又はC1−C4−ア
ルキル又はベンジルで任意にN−置換されたインドリルである。
− R7は、水素;C1−C4−アルキル;ω−(C1−C4)アルコキシ(C2−C4
)アルキレン;ω−(C1−C4)アルキルカルボニルオキシ(C2−C4)アル
キレン;ω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1−C4)ア
ルキルチオ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1−C4)アルコキシカルボニル(
C2−C4)アルキレン;ω−カルボキシ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1−
C4)アルキルカルボニル(C2−C4)アルキレン又はω−ベンゾイルオキシ(
C2−C4)アルキレンである。
− R’7は、水素又はR7及びR’7が一緒になって1,2−エチレン、1,3
−プロピレン又は1,4−ブチレン基を形成する。
− R”7は水素又はC1−C4−アルキルである。
又は下式の置換された3−チアゾリウム基
又は下式の置換された1−ピリダジニリウム基
又は下式の置換された3−イミダゾリリウム基である。
− R’4は、下記の基である。
ー W7は、直接の結合;メチレン基;酸素原子;硫黄原子;又は−NR”7−
である。
− R’5は水素;ハロゲン;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4
−アルキル;又はトリフルオロメチルである。及び
上記式VIIの化合物は、下式の誘導体を、
但し、Yはメチル、フェニル、トリル又はトリフルオロメチル基であり、A
r7、T7、R7、R’7及びAr’7は(IV)に対して先に定義した通りである。
R7がω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレン基である場合、ヒドロキシルは保
護されている。
下式の芳香族ヘテロ環と、
Am7 (b)
但し、Am7は、R’4で置換されたピリジン、R’4で置換されたチアゾー
ル、R’4で置換されたピリダジン、又は1−ベンジルイミダゾールであり、R
’4は(VII)に対して先に定義した通りである。
室温から120℃の間の温度で有機溶媒中において処理し、ヒドロキシル基の必
要に応じた脱保護の後、得られた塩をスルホネートの形態で単離するか、又は得
られた塩のスルホネートアニオン(YSO3 -)を任意に他のアニオンに交換し、
光学異性体を任意に単離することよりなる方法によって得ることができる。
特許出願 FR94 03560 に従った化合物は、式(VIII)の化合物、及び鉱酸若し
くは有機酸とのこれらの可能な塩又はこれらの可能な四級アンモニウム塩である
。
但し、
− Am8は、
i−下式のAm’1基であるか、
但し、J1は、
i1−下記の基、
但し、R’8は、無置換フェニル、又はハロゲン、ヒドロキシル、C1−C4
−アルコキシ、C1−C4−アルキル及びトリフルオロメチルから選択される置
換基で一置換又は多置換されたフェニル(前記置換基は、同一であるか又は異な
っている。);ピリジル;チエニル;ピリミジル又は無置換又はC1−C4−アル
キルで置換されたイミダゾリルである。
i2−若しくは下記の基、
但し、R’8は先に定義した通りである。
i3−若しくは下記の基、
但し、
− R’8は先に定義した通りである。
− xはゼロ又は1である。
− X8は、水素;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;アルキルカル
ボニルオキシ(但し、アルキルはC1−C6である。);ベンゾイルオキシ;カル
ボキシル;アルコキシカルボニル(但し、アルコキシはC1−C4である。);ア
ミノ;−NR’3COR’4基;シアノ;−CH2
NH2基;−CH2NR’3COR’4基;−CH2OH基;−CH2−O−Alk基
(但し、AlkはC1−C4−アルキルである。);又は−CH2−O−COR4基
である。
− 又はX8はこれが結合している炭素原子と、及びピペリジンの隣の炭
素原子と追加の結合を形成する。
− R’3は水素又はC1−C4−アルキルである。
− R’4は、C1−C7−アルキル;無置換又は1以上のメチルで置換さ
れたC3−C7−シクロアルキル;フェニル;又はピリジルである。
i4−若しくは下記の基、
− R’8は先に定義した通りである。
− X’8は、酸素原子;硫黄原子;スルホキシド;スルホン;−NR’3
−;下記の基;又は
但し、AlkはC1−C4−アルキルである。
下記の基である。
但し、
− R’3は先に定義した通りである。
− pは1,2又は3である。
− R’5及びR’6は各々独立に、水素又はC1−C4−アルキルである
。
− 又はR’5及びR’6はこれらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、ピロリジン、ピペリジン及びモルホリンから選択されるヘテロ環を形成する
。
である。
ii−又は、下式のAm’2基であるか、
但し、J2は、
ii1−以下の基、
ii2−若しくは以下の基
但し、R’8は先に定義した通りである。
である。
iii−又は、下式のAm3基
但し、X’3、X’4及びX’5は、これらが結合している窒素原子と一緒
になって、5から9の炭素原子を含有する、無置換又はフェニル又はベンジルで
置換されたアザ二環系又はアザ三環系を形成する。
である。
− Ar8は、無置換フェニル、又はハロゲン原子、ヒドロキシル、C1−C4−
アルコキシ、C1−C4−アルキル及びトリフルオロメチルから選択される置換基
で一置換若しくは多置換されたフェニル(前記置換基は同一であるか又は異なっ
ている。);チエニル;ベンゾチエニル;ナフチル;又は無置換インド
リル又はC1−C4−アルキル若しくはベンジルでN−置換されたインドリルであ
る。
− R8は、ω−(C1−C4)−アルコキシ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1
−C4)アルキルカルボニルオキシ(C2−C4)アルキレン;ω−ベンゾイルオ
キシ(C2−C4)アルキレン;ω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレン;ω−(
C1−C4)アルキルチオ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1−C4)アルキルカ
ルボニル(C2−C4)アルキレン;ω−カルボキシ(C2−C4)アルキレン;又
はω−(C1−C4)アルコキシカルボニル(C2−C4)アルキレンである。
− T8は、直接の結合;ヒドロキシメチレン基;アルコキシメチレン基(但し
、アルコキシはC1−C4である。);C1−C5−アルキレン基;ビニレン;酸素
原子;又は−NR’7−基である。
− R’7は、水素又はC1−C4−アルキルである。
− Z8は、
− 無置換フェニル、又はハロゲン原子、トリフルオロメチル、シアノ、ヒド
ロキシル、ニトロ、無置換アミノ若しくはC1−C4−アルキルで一置換若しくは
二置換されたアミノ、ベンジルアミノ、カルボキシル、C1−C10−アルキル、
無置換又はメチルで一置換若しくは多置換されたC3−C8−シクロアルキル、C1
−C10−アルコキシ、無置換又はメチルで一置換若しくは多置換されたC3−C8
−シクロアルコキシ、メルカプト、C1−C10−アルキルチオ、アルキルカルボ
ニルオキシ(但し、アルキルはC1−C6である。)、アルキルカルボニルアミノ
(但し、アルキルはC1−C6である。)、ベンゾイルアミノ、アルコキシカルボ
ニル(但し、アルコキシはC1−C4である。)、シクロアルコキシカルボニル(
但し、シクロアルキルはC3−C7である。)、無置換カルバモイル又はC1−C4
−アルキルで一置換若しくは二置換されたカルバモイル、無置換ウレイド又はC1
−C4−アルキル又はC3−C7−シクロアルキルで3−位が一置換又は二置換さ
れているウレイド、及び(1−ピロリジノ)カルボニルアミノから選択される置
換基で一置換又は多置換されているフェニル(前記置換基は同一であるか
又は異なっている。)であるか、
− 無置換ナフチル、又はハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C4−アルキ
ル、ヒドロキシル又はC1−C4−アルコキシで一置換若しくは多置換されたナフ
チルであるか、又は
− ピリジル、チエニル、インドリル、キノリル、ベンゾチエニル、又はイミ
ダゾリルである。
但し、Am8がAm3基である場合、R8はω−(C1−C4)アルコキシ(C2−C4
)アルキレン又はω−(C1−C4)アルキルカルボニルオキシ(C2−C4)ア
ルキレンではありえないという制限がつく。
上記式(VIII)の化合物は、以下の工程を特徴とする方法によって得ることが
できる。
1)下式の化合物を、
但し、Ar8は先に定義した通りであり、R’1は、ω−(C1−C4)アルコ
キシ(C2−C4)アルキレン、ω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレン、ω−(
C1−C4)アルキルチオ(C2−C4)アルキレン、ω−(C1−C4)アルキルカ
ルボニル(C2−C4)アルキレン、ω−カルボキシ(C2−C4)アルキレン又は
ω−(C1−C4)アルコキシカルボニル(C2−C4)アルキレンであり、R’1
がω−ヒドロキシル(C2−C4)アルキレンである場合、ヒドロキシルは保護さ
れていると理解され、Eは水素又は例えばテトラヒドロピラン−2−イルのよう
なO−保護基である。
− T8が直接の結合、ヒドロキシメチレン基、アルコキシメチレン基(但し、
アルコキシはC1−C4である。)、C1−C5アルキレン基又はビニレン基である
式(VIII)の化合物を製造することを意図する場合は、下式の酸の機能性誘導体
と処理するか、
HOCO−T’8−Z8 (d)
但し、Z8は先に定義した通りであり、T’8は、直接の結合、ヒドロキシメ
チレン基、アルコキシメチレン基(但し、アルコキシはC1−C4である。)、C1
−C5−アルキレン基又はビニレン基である。
− 又は、Tが酸素である式(VIII)の化合物を製造することを望む場合は、下式
のクロロホーメートと処理するか、
ClCOOZ8 (e)
但し、Zは先に定義した通りである。
− 又は、Tが−NR’7−基(但し、R’7は水素である。)である式(VIII)
の化合物を製造することを望む場合には、下式のイソシアネートと反応するか、
O=C=N−Z8 (f)
但し、Zは先に定義した通りである。
− 又は、T8が−NR’7−基(但し、R’7はC1−C4)−アルキルである。
)である式(VIII)の化合物を製造することを望む場合は、下式のカルバモイル
クロライドと処理し、
Z8は先に定義して通りであり、R”7はC1−C4−アルキルである。
下式の化合物を得る。
2)適切であれば、R’1はω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレンである場合
、O−アシル化反応を行い、下式の化合物を得る。
但し、E、Ar8、T8及びZ8は先に定義した通りであり、R”1はω−
(C1−C4)アルキルカルボニルオキシ(C2−C4)アルキレン又はω−ベンゾ
イルオキシ(C2−C4)アルキレンであるか、又はヒドロキシルは保護されてい
る。
3)次に、ステップ1)又はステップ2)で得られた化合物を水素化し、下式の
アルコールを得る。
4)アルコール(i)をメタンスルホニルクロライドと処理し、下式のメシレー
トを得る。
5)メシレート(j)を、
− 下式の環状二級アミンと反応するか
但し、J1は先に定義した通りであり、J1が以下の基である場合、これらは
保護されうることが理解される。
但し、X8はヒドロキシル又はアミノである。
− 又は下式の環状二級アミンと反応するか、
但し、J2は先に定義した通りである。
− 又は下式の環状三級アミンと反応する。
但し、X’3、X’4及びX’5は先に定義した通りである。
6)− 式(k)又は(l)の二級アミンを使用する場合、ヒドロキシル基又は
アミノ基の任意の脱保護の後、得られた生成物を鉱酸又は有機酸とのその塩の1
つ又はその四級アンモニウム塩の1つに任意に変換するか、
− 式(m)の三級アミンを使用する場合は、ヒドロキシル基の任意の脱保護の
後、得られた生成物を単離するか、又は得られた四級塩のメタンスルホネートア
ニオンを、他のアニオン、例えば薬学的に許容しうるアニオンと任意に交換する
。
特許出願FR94 03701 に従った化合物は式IXの化合物及び鉱酸又は有機酸との
これらの可能な塩である。
但し、
− Bは、
・下式のB1基、
但し、p=1又は2であり、R3は水素、C1−C4アルキル又はフェニル
基であり、X-はアニオンである。
・又は下式のB2基、
但し、Ar’は無置換フェニル基;ハロゲン、ニトロ基、ヒドロキシル基
、トリフルオロメチル基、C1−C4−アルキル基又はC1−C4−アルコキシ基で
一置換若しくは多置換されたフェニル基;又はピリジル基である。Y’は、ヒド
ロキシル基、アミノ基又は以下の基の1つである。
但し、R4は水素又はC1−C4−アルキル基である。
AlkはC1−C7−アルキル基である。
− mは2又は3に等しい。
− R’9は、水素又はC1−C4−アルキル基である。
− R”9は、水素;C1−C4−アルキル;ω−(C1−C4)アルコキシ(C2
−C4)アルキレン;ω−(C1−C4)アルキルカルボニルオキシ(C2−C4)
アルキレン;ω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1−C4)アルキ
ルチオ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1−C4)アルコキシカルボニル(C2
−C4)アルキレン;ω−カルボキシ(C2−C4)アルキレン;ω−(C1−C4
)アルキルカルボニル(C2−C4)アルキレン;又はω−ベンゾイルオキシ(C2
−C4)アルキレンである。
− 又はR’9及びR”9は一緒になって−(CH2)n−CQ−基(但し、Q=
H2又はOであり、nは1、2又は3に等しい。)を形成する。
− T9は−CH2−基又は下記の基の1つ
但し、R4は水素又は(C1−C4)アルキル基である。
であるが、Qが酸素である場合は、T9は−CH2−であり、Qが水素で
ある場合は、以下の基であの1つであるという条件がつく。
− A9は、直接の結合、−(CH2)t−基(但し、tは1、2又は3に等し
い。)、又は−CH=CH−基である。
− Z9は、無置換フェニル;ハロゲン、ヒドロキシル基、ニトロ基、(C1−
C4)アルキル基、トリフルオロメチル基又は(C1−C4)アルコキシ基で一置
換若しくは多置換されたフェニル;1−ナフチル基;又は2−ナフチル基である
。
− Ar9は、無置換フェニル;ハロゲン原子、トリフルオロメチル、ヒドロ
キシル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−アルキルから選択される置換基で
一置換若しくは多置換されたフェニル(前記置換基は同一であるか又は異なって
いる。);チエニル;ベンゾチエニル;ナフチル;又はC1−C4−アルキル又は
ベンジルで任意にN−置換されたインドリルである。
上記式IXの化合物は以下の方法A又は方法Bで得ることができる。
方法Aは、R’9及びR”9が一緒になって−(CH2)n−CQ(但し、Qは酸
素である。)である式IXの化合物を得るのに適している。
この方法は以下の工程よりなる。
1)式(II)の化合物を、
但し、Ar9、R’9及びR”9は先に定義した通りであり、E1はO−保護基
、特にテトラヒドロピラン−2−イル基である。
下式のハロゲン化誘導体と、
Hal−CH2−A9−Z9 (b1)
但し、Halはハロゲン原子、好ましくは臭素であり、A9及びZ9は先に
定義した通りである。
例えば、水素化ナトリウム又はカリウムt−ブトキシドのような塩基の存在下で
処理し、下式の化合物を形成する。
2)酸との反応により保護基E1を除去する。
3)得られた式(d1)の化合物を、
式(e1)の化合物と処理し、
Hal−(CH2)m−O−E2
但し、E2はテトラヒドロピラン−2−イル基のようなO−保護基である。
式(f1)の化合物を形成する。
但し、E2、m、Ar9、R’9、R”9、T9、A9及びZ9は先に定義した通
りである。
4)酸との反応により保護基E2を除去する。
5)得られた式(g1)の化合物を、
メタンスルホニルクロライドと処理する。
6)得られた下式のメシレートを、
−下式(Xa)の環状二級アミンと反応するか、
但し、Ar’及びY’は先に定義した通りであり、Y’がヒドロキシル又は
アミノである場合、これらの基は保護されうると解される。
−又は式(xb)の環状三級アミンと反応する。
但し、p及びR3は先に定義した通りである。
7)− 式(Xa)の環状二級アミンを使用する場合、ヒドロキシル又はアミノ
基の任意の脱保護の後、ステップ6)で得られた生成物を任意に鉱酸又は有機酸
でその塩の1つに変換するか、
− 式(Xb)の環状三級アミンを使用する場合は、ステップ6)で得られた生
成物を単離するか、又は得られた四級塩のメタンスルホネートアニオンを他の薬
学的に許容しうるアニオンに任意に交換する。
方法Bは、R’9及びR”9が一緒なって−(CH2)n−CQ−基(但し、Q=
H2であり、n=1、2又は3である。)を形成するか、又はR’9及びR”9が
異なっており、先に定義した通りである式IXの化合物を得るために適している。
この方法Bは以下の工程よりなる。
1)酸と反応することによって下式の化合物からO−保護基E1を除去する。
但し、R’9及びAr9は先に定義した通りであり、R”9は水素、C1−C4
−アルキル、ω−(C1−C4)アルコキシ(C2−C4)アルキレン、ω−ヒドロ
キシ(C2−C4)アルキレン、ω−(C1−C4)アルキルチオ(C2−C4)アル
キレン、ω−(C1−C4)アルコキシカルボニル(C2−C4)アルキレン、ω−
カルボキシ(C2−C4)アルキレン又はω−(C1−C4)アルキルカルボニル(
C2−C4)アルキレンであるか、又はR’9及びR”9が一緒になって−(CH2
)n−CQ−基(但し、n=1、2又は3であり、Q=H2である。)であり、E1
はO−保護基、特にテトラヒドロピラン−2−イル基である。
2)得られた下式の化合物を、
例えばジオキサンのような溶媒中においてジ−tert−ブチルジカーボネート(B
oc2O)と反応することによってアミン基を保護し、下式の化合物を得る。
3)式(a2)の化合物のR”9がω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレンであ
る場合、任意に、ステップ2)で示したようにアミン基を保護し、次いでヒドロ
キシルを保護するか、又はO−アシル化反応を行い、下式の化合物を得る。
但し、E1、R’9及びAr9は先に定義した通りであり、R”9はω−(C1
−C4)アルキルカルボニルオキシ(C2−C4)アルキレン又はω−ベンゾイル
オキシ(C2−C4)アルキレンである。
次いで、酸加水分解により保護基E1を選択的に除去し、下式の化合物を得る。
4)ステップ2)又はステッブ3)で得られた化合物(C2)又は(C’2)(
R”9がω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレンである場合、ヒドロキシルは保
護されていると解される。)を、式(d1)の化合物と処理し、
Hal−(CH2)m−O−E2
但し、E2はテトラヒドロピラン−2−イル基のようなO−保護基である。
下式の化合物を形成する。
但し、E2、m、Ar9、R’9及びR”9は先に定義した通りである。
5)例えば、E2がテトラヒドロピラン−2−イルである場合にはピリジニウム
パラトルエンスルホネートと反応することによって保護基E2を選択的に除去し
、下式の化合物を得る。
6)化合物(f2)(R”9がω−ヒドロキシ(C2−C4)アルキレンである場
合、ヒドロキシルは保護されていると解される。)を、メタンスルホニルクロラ
イドと処理し、下式のメシレートを得る。
7)メシレート(g2)を、
− 下式の環状二級アミンと反応するか、
但し、Ar’及びY’は、先に定義した通りであり、Y’がヒドロキシル又
はアミンである場合、これらの基は保護されうると解される。
− 又は下式の環状三級アミンと反応し、
但し、p及びR3は先に定義した通りである。
下式の化合物(h2)を得る。
8)化合物(h2)のN−保護基を、強酸媒体、例えばHCl中で処理すること
によって脱保護し、下式の化合物を得る。
9)式(i2)の化合物を、
− T9が−CH2−である式(IX)の化合物を製造することを望む場合には下式
のハロゲン化誘導体と反応するか、
Hal−CH2−A−Z (j)
但し、Halはハロゲン原子、好ましくは臭素であり、R’9及びR”9が異
なっている場合にはA9及びZ9は先に定義した通りである。
− 又は、T9が−CO−である式(IX)の化合物を製造することを望む場合に
は、下式の酸の機能性誘導体と反応するか、
HO−CO−A9−Z9 (ja)
但し、A9及びZ9は先に定義した通りである。
− 又は、Tが−COO−である式(IX)の化合物を製造することを望む場合に
は、下式のクロロホーメートと反応するか、
Cl−COO−A9−Z9 (jb)
但し、A9及びZ9は先に定義した通りである。
− 又は、T9が−CO−NH−である式(IX)の化合物を製造することを望む
場合には、下式のイソシアネートと反応するか、
O=C=N−A9−Z9 (jc)
但し、A9及びZ9は先に定義した通りである。
− 又は、T9が−CO−NR4−(但し、R4は(C1−C4)アルキルである。
)である式(IX)の化合物を製造することを望む場合には、下式のカルバモイル
クロライドと反応する。
但し、A及びZは先に定義した通りであり、R4は(C1−C4)アルキルで
ある。
10)− ステップ7)で式(Xa)の環状二級アミンを使用した場合、ヒドロ
キシル基又はアミノ基を任意に脱保護した後、ステップ9)で得られた生成物を
その鉱酸若しくは有機酸との塩の1つに任意に変換する。
− 又は、ステップ7)で式(Xb)の環状三級アミンを使用した場合、ステッ
プ9)で得られた生成物を単離するか、又は得られた四級塩のアニオンを他の薬
学的に許容しうるアニオンに交換する。
特許出願EP-A1-0 360 390 に開示された、一般式(Xa)及び(Xb)のスピロラ
クタム誘導体及びこれらの溶媒和生成物又はこれらの酸付加塩も本発明の目的に
適したNK1受容体拮抗剤である。
但し、
Rは水素原子又は従来の窒素保護基である。
R1は水素原子、又はカルボキシル基に対する従来の保護基又は活性基である
。
R2は天然アミノ酸の側鎖である。
mは1又は2である。
nは1又は2である。
*の位置での配置が(R)又は(S)又はこれらの混合物でありうるが、Rが
窒素保護基R3−CO(O)−(但し、R3は(CH3)3C−である。)であり、
−CO2R1基は保護されたカルボキシル基−CO2CH3であり、式(Ib)の化合
物でmは1であり、nは1である場合、R2はアリールメチル基ではありえない
という条件がつく。
特許出願EP-A1-429 366 に開示された式XIのイソインドロン誘導体も本発明
に適したNK1受容体拮抗剤である。
但し、
− R基は、同一であり、水素原子又は一緒になって結合を形成する。
− R’基は、同一であり、ハロゲン原子又はメチル基で2−又は3−位が任意
に置換されたフェニル基である。
− Xは、酸素又は硫黄原子、又はN−R3基である。但し、R3は水素原子、又
は、C1−C12−アルキル基であって、1以上のカルボキシル、ジアルキルアミ
ノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、カル
バモイル、アルキルカルバモイル若しくはジアルキルカルバモイル基(これらの
基のアルキル部分は、それ自身にジアルキルアミノ又はフェニル置換基を有する
。)で任意に置換されたもの、又はフェニル基、ハロゲン、アルキル、アルコキ
シ若しくはジアルキルアミノで置換されたフェニル基、又はナフチル、チエニル
、フリル、ピリジル若しくはイミダゾリル基で任意に置換されたものであるか、
又は、R3はジアルキルアミノ基である。
− R1は、1以上のハロゲン原子によって、又はヒドロキシル基によって任意
に置換されたフェニル基;ハロゲン原子又はアミノ、アルキルアミノ若しくはジ
アルキルアミノ基で任意に置換されたアルキル基;ヒドロキシル基又はジアルキ
ルアミノ基で任意に置換されたアルコキシ又はアルキルチオ基であって、これら
のアルキル部分が、これらが結合している窒素原子と、酸素、硫黄及び窒素から
選択される他のヘテロ原子を含有しうる5−又は6−員ヘテロ環(これらはアル
キル基によって、又はアミノ、アルキルアミノ若しくはジアルキルアミノ基で任
意に置換され、これらのアルキル基は、これらが結合している窒素原子と、上記
で定義したヘテロ環を形成する。)を形成するものであるか、
又はR1はシクロヘキサジエニル若しくはナフチル基又は5から9の炭素原子及
び酸素、窒素及び硫黄から選択される1以上のヘテロ原子を含有する飽和若しく
は不飽和の単環若しくは多環式ヘテロ環基である。
− R2は、水素又はハロゲン原子、又はヒドロキシル、アルキル、アミノアル
キル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アル
キルチオ、アシロキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ジアルキルアミノ
アルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アミノ、アシルアミノ、又
はアルコキシカルボニルアミノ基であり、上記アルキル及びアシル基は、直鎖又
は分岐されており、1から4の炭素原子を含有する。
特許出願EP-A2-0 436 334 に開示された以下の式XIIの化合物及びこれらの薬
学的に許容しうる塩も本発明の目的に適したNK1受容体拮抗剤である。
但し、
Yは、(CH2)n基である。但し、nは1から4の整数であり、前記(CH2
)nの炭素−炭素単結合の1つが任意に炭素−炭素二重結合に置換されていても
よく、前記(CH2)nの炭素原子の1つが任意にR4で置換されていてもよく、
前記(CH2)nの炭素原子の1つが任意にR7で置換されていてもよい。Zは(
CH2)mである。但し、mは0から6の整数であり、前記(CH2)mの炭素−炭
素単結合の1つが任意に炭素−炭素二重結合に置換されていてもよく、前記(C
H2)mの炭素原子の1つが任意にR8で置換されていてもよい。R1は、水素又は
ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ又はフッ素で任意に置換されたC1−C8−
アルキルである。
R2は、水素;直鎖又は分岐のC1−C6−アルキル基;C3−C7−シクロアル
キル基(但し、前記シクロアルキル基のCH2の1つがNH、酸素又は硫黄で任
意に置換されうる。);フェニル及びナフチル基から選択されるアリール基;イ
ンダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサ
ゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル及びキノリル基から選
択されるヘテロアリール基;及びフェニル(C2−C6)アルキル、ベンズヒドリ
ル及びベンジル基であり、前記R2基において、前記アリール及びヘテロアリー
ル基の各々、及び前記ベンジル、フェニル(C1−C6)アルキル及びベンズヒド
リルのフェニル部分は、ハロゲノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−ア
ルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ及び(C1−C6)アルキルアミノ基、及
び以下の基から独立に選択される1以上の置換基で任意に置換され、
前記ベンズヒドリルのフェニル部分の各々は、ナフチル、チエニル、フリル又
はピリジルで任意に置き換えられうる。
R5は、水素、フェニル又はC1−C6−アルキルである。
又はR2及びR5はこれらが結合している炭素原子と、3から7の炭素原子を有
する飽和の環を形成する。但し、前記環のCH2基の1つは、酸素、NH又は硫
黄で任意に置き換えられる。
R3は、フェニル及びナフチル基から選択されるアリール;インダニル、チエ
ニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル及びキノリル基から選択されるヘテロ
アリール;及びC3−C7−シクロアルキル(但し、CH2基の1つは、NH、酸
素又は硫黄で任意に置き換えられる。)であり、前記R3において、前記アリー
ル及びヘテロアリール基の各々は1以上の置換基で任意に置換され、前記C3−
C6−シクロアルキルは、1以上の基で任意に置換され、前記置換基の各々は、
ハロゲノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、メチル、トリ
フルオロメチル、アミノ及び(C1−C6)アルキルアミノ基及び以下の基から独
立に選択される。
R4及びR7は各々独立に、水素、ヒドロキシル、ハロゲノ、アミノ、オキソ、
シアノ、メチル、ヒドロキシメチル、ハロゲノメチル、(C1−C6)アルキルア
ミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ及び(C1−C6)アルコキシ基、以下の基
;
及びR2の定義で示された基である。
R6は、NHCOR9基、NHCH2R9基又はSO2R9基又はR2、R4及びR7
の定義のいずれか1つで示した基の1つである。
R8は、オキシミド(=NOH)又はR2、R4及びR7の定義のいずれか1つで
示した基の1つである。
R9は水素、C1−C6−アルキル、フェニル又はフェニル(C1−C6)アルキ
ルであるが、(a)mがO、である場合R8は存在せず、(b)R4、R6、R7又
はR8がR2で定義した通りである場合、これが結合している炭素原子と、及びR5
と環を形成せず、(c)R4およびR7が同じ炭素原子に結合している場合、各
R4及びR7基は独立に、水素、フッ素及びC1−C6−アルキルから選択されるか
、R4及びR7はこれらが結合している炭素原子と、これらが結合している窒素を
含有する環とスピロ化合物を形成する飽和のC3−C6炭素環を形成する。
特許出願EP-A1-0499 313 に開示された下記式XIIIの化合物、これらの塩又は
これらのプロドラッグも本発明に従った有効なNK1受容体拮抗剤である。
但し、
Qは、任意に置換されたアザビシクロ環のような系の基である。
Xは、オキサ又はチアである。
Yは水素又はヒドロキシルである。
R1及びR2は、独立にフェニル又はチエニル基であり、各々の1つはハロゲ
ノ又はトリフルオロメチルで任意に置換されている。
R3、R4及びR5は独立に、水素、C1−C6−アルキル、C2−C4−アルケ
ニル、C2−C6アルキニル、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、
トリメチルシリル、−ORa、SCH3、SOCH3、SO2CH3、−NRaRb、
−NRaCORb、−NRaCO2Rb、−CO2Ra又は−CONRaRbであり、Ra
及びRbは独立に、水素、C1−C6−アルキル、フェニル又はトリフルオロメチ
ルである。
特許出願EP-A2-0 585 913 に開示された式XIVの化合物も本発明に従ったNK1
受容体拮抗剤である。
但し、
A環は、置換されうる。
B環は任意に置換されたベンゼン環である。
X又はYの何れかが−NR1−(R1は水素原子、任意に置換された炭化水
素基、任意に置換されたヒドロキシル基又は任意に置換されたアミノ基である。
)、−O−又は−S−であり、他方は、−CO−、−CS−又は−(CR2)R2 a
−(R2及びR2aは独立に、水素原子又は任意に置換された炭化水素基である。
)であるか、又は、X若しくはYは−N=であり、他方は、=CR3−(R3は水
素原子、ハロゲン原子、任意に置換された炭化水素基、任意に置換されたアミノ
基又は任意に置換された炭化水素基で置換されたメルカプト基である。)である
。
る場合、Zは−CR4−(R4は水素原子、ヒドロキシル基又は任意に置換された
炭化水素基である。)又は窒素原子であるか、又は(ii)Zに隣接す
Dは、オキソ基又はチオオキソ基で置換されうるC1−C3−アルキレン基
であるか、D及びYは一緒になってオキソ基又はチオオキソ基で置換されうる5
−から7−員環を形成する。
Eは、−NR5−(R5は水素原子又は任意に置換された炭化水素基である
。)、−O−若しくは−S(O)n−(nは0、1又は2に等しい。)であるか、
又はR5及びYは一緒になって、オキソ基又はチオオキソ基で置換されうる5−
から7−員環を形成する。
Gは、結合又はC1−C3−アルキレン基である。
Arは、任意に置換されたアリール基又は任意に置換されたヘテロ環基で
あるが、(1)(i)−X−Y−が−O−CO−又は−CO−O−であり、(ii
)Dが−CO−であり、(iii)Eが−NR5−である場合、(a)GはC1−C3
−アルキレン基であり、Arは置換されたアリール基又は置換されたヘテロ環基
であるか、又は(b)Gは結合であり、R5は任意に置換された炭化水素基のい
ずれかであり、(2)−X−Y−が−NH−CO−である場合、Dは−CO−で
あるという条件がつく。
特許出願WO90/05525に開示された式XVa、XVb及びXVcのキヌクリジン誘導体、
並びにこれらの薬学的に許容しうる塩も本発明に従った有効なNK1受容体拮抗
剤である。
但し、
R’は、C5−C7−シクロアルキル、ノルボルニル、ピロリル、チエニル
、ピリジル、インドリル、ビフェニル又はフェニル基であって、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、トリフルオロメチル、C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシ
、カルボキシル、(C1−C3)−アルコキシカルボニル及びベンジルオキシカル
ボニルから選択される1又は2の置換基で任意に置換されたものである。
R”は、分岐したC3−C4−アルキル、分岐したC5−C6−アルケニル、
C5−C7−シクロアルキル、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフェ
ニル、又はフェニルであって、フルオロ、クロロ、ブロモ、トリフルオロメチル
、C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシ、カルボキシル、
(C1−C3)アルコキシカルボニル及びベンジルオキシカルボニル基から選択さ
れる1又は2の置換基で任意に置換されたものであるが、R’が無置換フェニル
、ピロリル又はチエニルである場合、R”は無置換フェニルではないという条件
がつく。
特許出願WO90/05729 に開示された式XVIa、XVIb及びXVIcのキヌクリジン誘導
体、及びこれらの薬学的に許容しうる塩も本発明に従った有効なNK1受容体拮
抗剤である。
但し、
Arは、チエニル、フェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル又はブ
ロモフェニル基である。
Rは、水素又はC1−C4−アルキルである。
R’は、C5−C7−シクロアルキル、ノルボルニル、ピロリル、2,3−
ジヒドロベンゾフラニル、チエニル、(C1−C3)アルコキシチエニル、ピリジ
ル、ヒドロキシピリジル、キノリニル、インドリル、ナフチル(C1−C3)アルコ
キシナフチル、ビフェニル、2,3−メチレンジオキシフェニル又はフェニル基
であって、シアノ、ニトロ、アミノ、N−モノ(C1−C3)アルキルアミノ、フ
ルオロ、クロロ、ブロモ、トリフルオロメチル、C1−C3−アルキル、C1−C3
−アルコキシ、アリルオキシ、ヒドロキシ、カルボキシル、(C1−C3)アルコ
キシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、カルボキシベンジルオキシ、(C1
−C3)アルコキシカルボニルベンジルオキシ、カルボキサミド及びN,N−ジ
(C1−C3)アルキルカルボキサミド基から選択される1又は2の置換基で任意
に置換されるものである。
R”は、分岐したC3−C4−アルキル、分岐したC5−C6−アルケニル、
C5−C7−シクロアルキル、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフェ
ニル又はフェニル基であって、フルオロ、クロロ、ブロモ、トリフルオロメチル
、C1−C3−アルキル、フェニル(C1−C3)アルキル、C1−C3−アルコキシ
、アリルオキシ、ヒドロキシル、カルボキシル、(C1−C3)アルコキシカルボ
ニル及びベンジルオキシカルボニル基から選択される1又は2の置換基で任意に
置換されたものであるが、R’が無置換フェニル、ピロリル又はチエニルであり
、Arがチエニル以外である場合、R”は無置換フェニル、フルオロフェニル、
クロロフェニル、ブロモフェニル又はアルキルフェニルではないという条件がつ
く。
特許出願WO91/09844 に開示された式XVIIの化合物及びこれらの薬学的に許容
しうる塩も本発明に従った有用なNK1受容体拮抗剤である。
但し、
Yは、(CH2)n(但し、nは2から4の整数であり、前記(CH2)nの
炭素−炭素単結合の1つが任意に炭素−炭素二重結合で置き換えられ、前記(C
H2)nの炭素原子の1つが任意にR4で置き換えられ、前記(CH2)nの炭素原
子のいずれか1つが任意にR7で置換されうる。)である。
mは、0から6の整数であり、前記(CH2)mの炭素−炭素単結合の1つ
が任意に炭素−炭素二重結合で置き換えられ、前記(CH2)mの炭素原子の1つ
が任意にR8で置換されうる。
R1は、C1−C6−アルキル又は水素である。
R2は、水素;直鎖若しくは分岐したC1−C6−アルキル基;C3−C7−
シクロアルキル基であって、炭素原子の1つが、窒素、酸素若しくは硫黄で任意
に置き換えられたもの;フェニル及びナフチル基から選択されるアリール基;イ
ンダニル、チエニル、フリル、ピリジル及びキノリルから選択されるヘテロアリ
ール基;並びにフェニル(C2−C6)アルキル、ベンズヒドリル及びベンジル基
であり、前記R2基において、前記アリール及びヘテロアリール基の各々、並び
に前記ベンジル、フェニル(C2−C6)アルキル及びベンズヒドリルのフェニル部
分は、ハロゲノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、トリフ
ルオロメチル、アミノ及び(C1−C6)アルキルアミノ基並びに以下の基から独立
に選択される1以上の置換基で任意に置換されうる。
R5は、水素である。
又は、R2及びR5は、これらが結合している炭素原子と、飽和C3−C7炭
素環(但し、前記炭素原子の1つが酸素、窒素又は硫黄で任意に置換されている
)を形成する。
R3は、フェニル及びナフチル基から選択されるアリール;インダニル、
チエニル、フリル、ピリジル及びキノリル基から選択されるヘテロアリール基;
及びC3−C7−シクロアルキル基であって、前記炭素原子の1つが窒素、酸素又
は硫黄で任意に置き換えられ、前記R3基において、前記アリール及びヘテロア
リール基の各々は1以上の置換基によって任意に置換され、前記C3−C7−シク
ロアルキルは1又は2の置換基で任意に置換されうる。ここで、前記置換基は、
ハロゲノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6
−アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ及び(C1−C6)アルキルアミノ基
、及び以下の基から独立に選択される。
R4、R6、R7及びR8は、各々独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、ア
ミノ及び(C1−C6)アルキルアミノ基、以下の基、
及びR2の定義で先に示した基であるが、(a)mが0である場合、R8は存在せ
ず、(b)R4、R6及びR7の何れもが、これらが結合している炭素原子と、及
びR5と環を形成せず、(c)R4及びR7が同じ炭素原子に結合している場合、
各R4及びR7基は独立に水素原子及びC1−C6−アルキルから選択されるか、R4
及びR7はこれらが結合している炭素原子と、これらが結合している窒素を含有
する環とスピロ環を形成する飽和C3−C6炭素環を形成する。
特許出願WO91/18899 に開示された式XVIIIの化合物及びこれらの薬学的に許容
しうる塩も本発明に従った有効なNK1受容体拮抗剤である。
但し、R1は、水素又はC1−C6−アルキルであり、R2はフェニル、ピリ
ジル、チエニル又はフリルであり、R2は、C1−C4−アルキル、C1−
C4−アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード及びトリフルオロメチル
基から独立に選択される1から3の置換基で任意に置換され得、R3は、フェニ
ル、ナフチル、ピリジル、チエニル又はフリル基であり、R3はC1−C4−アル
キル、C1−4−アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード及びトリフルオ
ロメチル基から独立に選択される1から3の置換基で任意に置換されうる。
特許出願WO92/01688 に開示された式XIXa、XIXb及びXIXcの化合物及びこれら
の薬学的に許容しうる塩も本発明に従った有用なNK1受容体拮抗剤である。
又は
但し、
Yは、(CH2)m基(但し、mは1から3の整数である。)であるか、又
は下式の基である。
pは、0から1の整数である。
Zは、酸素、硫黄、アミノ、N−(C1−C3)アルキルアミノ又は−(C
H2)n−であり、nは0、1又は2に等しい。
Arは、チエニル、フェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル及びブ
ロモフェニル基から選択される。
R1は、C5−C7−シクロアルキル、ピロリル、チエニル、ピリジル及び
フェニル基、並びにフルオロ、クロロ、ブロモ、トリフルオロメチル、C1−C3
−アルキル、C1−C3−アルコキシ、カルボキシル、(C1−C3)−アルコキシ
カルボニル及びベンジルオキシカルボニル基から選択される1から3の置換基で
置換されたフェニル基である。
R2は、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフェニル若しくは
フェニル基、又はフルオロ、クロロ、ブロモ、トリフルオロメチル、C1−C3−
アルキル、C1−C3−アルコキシ、カルボキシル、(C1−C3)アルコキシカル
ボニル及びベンジルオキシカルボニル基から選択される1又は2の置換基で置換
されたフェニル基である。
特許出願WO92/06079 に開示された式XXの化合物及びこれらの薬学的に許容し
うる塩も本発明の目的に適している。
但し、
xは、0から4の整数である。
yは、0から4の整数である。
zは、1から6の整数である。
(CH2)zを含む環は、0から3の二重結合を含有し、(CH2)zの炭素
原子の1つが酸素、硫黄又は窒素で任意に置き換えられうる。
mは、0から12の整数であり、(CH2)mの炭素−炭素単結合の1つが
炭素−炭素二重結合又は三重結合で任意に置き換えられ得、前記(CH2)mの炭
素原子の1つがR8で任意に置換されうる。
R1は、水素、又は、ヒドロキシ、アルコキシ又はフッ素によって任意に
置換されたC1−C6−アルキルである。
R2は、水素;直鎖若しくは分岐したC1−C6アルキル基;C3−C7−シ
クロアルキル基(但し、炭素原子の1つは窒素、酸素又は硫黄で任意に置き換え
られうる。);フェニル及びナフチル基から選択されるアリール基;インダニル
、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、
イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル及びキノリル基から選択される
ヘテロアリール基;及びフェニル(C2−C6)アルキル、ベンズヒドリル及びベ
ンジル基から選択される基であり、前記R2基において、前記アリール及びヘテ
ロアリール基の各々、及び前記ベンジル、フェニル(C2−C6)アルキル及びベ
ンズヒドリル基のフェニル部分は、ハロゲノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1
−C6−アルコキシ、トリフルオロメチル及びアミノ基、並びに以下の基から独
立に選択される1以上の置換基で任意に置換されうる。
R5は、水素又はC1−C6−アルキルである。
又はR2及びR5は、これらが結合している炭素原子と、3から7の炭素原
子を有する飽和炭素環(前記炭素原子は酸素、窒素又は硫黄で任意に置き換えら
れうる。)を形成する。
R3は、フェニル及びナフチル基から選択されるアリール;インダニル、
チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イ
ソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル及びキノリル基から選択されるヘ
テロアリール;又はC3−C7−シクロアルキル(但し、前記炭素原子の1つが窒
素、酸素又は硫黄と任意に置き換えられうる。)であり、前記R3基において、
前記アリール及びヘテロアリール基の各々は、1以上の置換基で任意に置換され
得、前記C3−C7−シクロアルキルは1又は2の置換基で任意に置換され得、前
記置換基は、ハロゲン、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、
トリフルオロメチル、アミノ、フェニル及び(C1−C6)アルキルアミノ基及び
以下の基から独立に選択される。
R4は、利用可能な結合部位を有する窒素を含有する環の原子に結合し得
、R7は、利用可能な結合部位を有する(CH2)zを含む環の原子に結合されう
る。
R4、R6、R7及びR8は、各々独立に、水素、ヒドロキシル、ハロゲノ、
アミノ、カルボキシル、カルボキシアルキル、(C1−C6)アルキルアミノ及び
ジ(C1−C6)アルキルアミノ基、C1−C6−アルコキシ、以下の基
及びR2の定義で示した基から独立に選択されるが、(a)mがOである場合、
R8は存在せず、R4、R6、R7又はR8の何れも、これが結合している酸素原子
と、及びR5と環を形成し得せず、(c)R4及びR7は同じ炭素原子に結合する
ことができないという条件がつく。
特許出願WO92/20685 に開示された式XXIのチオピラノピロール誘導体及びこれ
らの薬学的に許容しうる塩も本発明に従った有用なNK1受容体拮抗剤である。
但し、
− Xは酸素原子又はNH基である。
− R1は、1以上のハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルキル基(これは、
ハロゲン原子又はアミノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノ基で任意に
置換される。)、又はアルコキシ又はアルキルチオ基[これらは、ヒドロキシル
、アミノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノ基(任意にフェニル、ヒドロキ
シル又はアミノ基で置換される。)、又は、ジアルキルアミノ基であって、アル
キル部分がこれらが結合している窒素原子と、酸素、硫黄及び窒素から選択され
る他のヘテロ原子を含有し、アルキル、ヒドロキシル又はヒドロキシアルキル基
で任意に置換された5−又は6−員のヘテロ環を形成するものによって任意に置
換される。]によって任意に置換されたフェニル基、又はアミノ基、アルキルア
ミノ基又はジアルキルアミノ基であって、アルキル部分が、これらが結合してい
る窒素原子と先に定義したようなヘテロ環を形成するもので置換されたフェニル
基であるか、又はシクロヘキサジエニル若しくはナフチル基又は飽和若しくは不
飽和の、5から9の炭素原子及び酸素、窒素及び硫黄から選択される1以上のヘ
テロ原子を含有する単環若しくは多環性ヘテロ環(heterocyclyl)基である。
− R2は、水素又はハロゲン原子、又はヒドロキシル、アルキル、アミノアル
キル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アル
キルチオ、アシルチオ、アシルオキシ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、
ジアルキルアミノアルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アミノ、
アシルアミノ又はアルコキシカルボニルアミノ基である。
− nは、0から2の整数である。
上記アルキル及びアシル基は、直鎖であるか、又は分岐しており、1から4
の炭素原子を含有する。
特許出願WO93/01170 に開示された式XXIIの化合物及びこれらの薬学的に許容
しうる塩も本発明に従った有用なNK1受容体拮抗剤である。
但し、
Yは、(CH2)nである。但し、nは1から6の整数であり、前記(CH2
)nの炭素−炭素単結合の1つは、炭素−炭素二豎結合で任意に置き換えられ得
、前記(CH2)nの炭素原子の1つがR4で任意に置換され得、前記(CH2)n
の炭素原子のいずれか1つがR7で任意に置換されうる。
mは、0から8の整数であり、前記(CH2)mの炭素−炭素単結合の1つ
が炭素−炭素二重結合で任意に置き換えられ得、前記(CH2)mの炭素原子の1
つがR8で任意に置換されうる。
R1は、水素、又はヒドロキシル、アルコキシ又はフルオロ基で任意に置
換されたC1−C6−アルキルである。
R2は、水素;直鎖又は分岐したC1−C6−アルキル;C3−C7−シクロ
アルキルであって、炭素原子の1つが窒素、酸素又は硫黄で任意に置換されうる
もの;フェニル及びナフチルから選択されるアリール;インダニル、チエニル、
フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾ
リル、チアゾリル、テトラゾリル及びキノリルから選択されるヘテロアリール;
及びフェニル(C2−C6)アルキル、ベンズヒドリル及びベンジルから選択され
る基である。前記R2基において、前記アリール及びヘテロアリール基の各々、
並びに前記ベンジル、前記フェニル(C2−C6)アルキル、及び前記ベンズヒド
リルのフェニル部分は、ハロゲノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−ア
ルコキシ、トリフルオロメチル、
アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ及び以下の基から独立に選択される1以上
の置換基で任意に置換され、
前記ベンズヒドリルのフェニル部分の1つはナフチル、チエニル、フリル又
はピリジルで置換されうる。
R5は、水素、フェニル基又はC1−C6−アルキルである。
又はR2及びR5は、これらが結合している炭素原子と、飽和C3−C7炭素
環基(前記炭素原子は酸素、窒素又は硫黄で任意に置換されうる)を形成する。
R3は、フェニル及びナフチルから選択され得アリール;インダニル、チ
エニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル及びキノリル基から選択されるヘテ
ロアリール;及びC3−C7−シクロアルキルであって、前記炭素原子の1つが窒
素、酸素又は硫黄で任意に置換され得、前記R3基において、前記アリール及び
ヘテロアリール基の各々は、一以上の置換基で置換され得、前記C3−C7−シク
ロアルキルは1又は2の置換基で任意に置換され得、前記置換基は、ハロゲノ、
ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、メチル、トリフルオロメ
チル、フェニル、アミノ及び(C1−C6)−アルキルアミノ基及び以下の基から
独立に選択される。
R4及びR7は各々独立に、水素、ヒドロキシル、ハロゲノ、アミノ、オキ
ソ、ニトロ及び(C1−C6)アルキルアミノ基、以下の基、
及びR2の定義で先に示した基から選択される。
R6は、以下の基
又はR2、R4及びR7の定義の1つで先に与えられた基の1つである。
R8は、オキシミノ(=NOH)又はR2、R4及びR7の定義の1つで先に
与えられた基の1つである。
R9は、(C1−C6)アルキル、水素、フェニル又はフェニル(C1−C6
)アルキルである。
但し、(a)mが0の場合、R8は存在せず、(b)R4、R6、R7又はR8
の何れもこれらが結合している炭素原子と、及びR5と環を形成しえず、(c)
R4及びR7が同じ炭素原子に結合する場合は、R4及びR7の各基は
独立に、水素、フルオロ基、及びC1−C6−アルキルから選択されるか、又はR4
及びR7は、これらが結合した炭素原子と、これらが結合した窒素を含有する環
とスピロ化合物を形成する飽和C3−C6炭素環を形成し、(d)nが2であり、
R4又はR7が5−ヒドロキシ(C1−C6)アルキル又は5−(C1−C6)アルコ
キシ(C1−C6)アルキル基である場合、他のR4又はR7基は水素であり、(e
)nが2であり、R4又はR7の何れも4−ヒドロキシ(C1−C6)アルキル又は
4−(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル基ではなく、(f)式(I)の
化合物全てにおいて、R3が少なくとも1つのフェニル基を有する置換されたア
リール基であるか、又はR4及びR7基の1つ又は両方が、ヒドロキシ(C1−C6
)アルキル又は(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル基であるという条
件がつく。
特許出願WO93/21155 に開示された式XXIIIa及びXXIIIbのペルヒドロイソイン
ドール誘導体及びこれらの薬学的に許容しうる塩も本発明に従った有用なNK1
受容体拮抗剤である。
但し、
− Rは、ハロゲン原子で任意に置換されたフェニル基又は2−若しくは3−
Iでメチル基により任意に置換されたフェニル基である。
− R1は、1以上のハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルキル基(但し、こ
れはハロゲン原子、又はアミノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノ基で任意
に置換されうる。)又はアルコキシ又はアルキルチオ基[但し、これらは、ヒド
ロキシル、アミノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノ基(これらはフェニル
、ヒドロキシル又はアミノ基で任意に置換される。)又はジアルキルアミノ基で
あって、アルキル部分が、これらが結合している窒素原子と、酸素、硫黄及び窒
素から選択される他のヘテロ原子を含有し、アルキル、ヒドロキシル又はヒドロ
キシアルキル基で任意に置換された5−又は6−員ヘテロ環を形成するもので任
意に置換されうる。]で任意に置換されたフェニル基、又はアミノ基、アルキル
アミノ基又はジアルキルアミノ基であって、アルキル部分が、これらが結合して
いる窒素原子と先に定義したヘテロ環を形成しうるものによって置換されたフェ
ニル基であるか、又は、R1は、シクロヘキサジエニル、ナフチル又はインデニ
ル基、又は飽和若しくは不飽和の、5から9の炭素原子及び酸素、窒素及び硫黄
から選択される1以上のヘテロ原子を含有し、ハロゲン原子によって、又はアル
キル若しくはアルコキシ基によって任意に置換された単環若しくは多環性ヘテロ
環基である。
− R2は水素又はハロゲン原子、又はヒドロキシル、アルキル、アミノアル
キル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アル
キルチオ、アシロキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ジアルキルアミノ
アルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アミノ又はアシルアミノ基
である。
− R3は、1又は2の炭素原子を含有するアルキル又はアルコキシ基によっ
て2−位で任意に置換されたフェニル基である。
− R4は、フッ素原子又はヒドロキシル基である。
− R5は、水素原子である。
− 又はR4及びR5はヒドロキシル基であるか、又は
− R4はR5と結合を形成する。
上記アルキル及びアシル基は、(特に示さない限り)直鎖であるか、又は分
岐しており、1から4の炭素原子を含有する。
特許出願WO94/04487 に開示された式XXIVの化合物及びこれらの薬学的に許容
しうる塩も本発明に従った有用なNK1受容体拮抗剤である。
但し、
R1は、以下の基から選択される。
(1)無置換フェニル、又は1以上の置換基、R11、R12及びR13で置換され
たフェニル。但し、R11、R12、R13は、以下で定義する通りである。
(2)無置換C1−C8−アルキル、又は1以上の以下の基から選択される基で
置換されたC1−C8−アルキル。
(a)ヒドロキシル、(b)オキソ、(c)C1−C6−アルコキシ、(d)フェニル(C1
−C3)アルコキシ、(e)フェニル、(f)−CN、(g)ハロゲノ、(h)−NR9R10
(但し、R9及びR10は独立に、以下の基から選択される。
(i)水素、(ii)フェニル、(iii)無置換又は以下の基から選択される1以
上の置換基で置換されたC1−C6−アルキル、
(A)ヒドロキシル、(B)オキソ、(C)C1−C6−アルコキシ、(D)フェニ
ル(C1−C3)−アルコキシ、(E)フェニル、(F)−CN、(G)ハロゲノ、(H)−N
R14R15(但し、R14及びR15は独立に、水素、C1−C6−アルキル、フェニル
及び−CO2−(C1−C6)アルキルから選択される。)、(I)ヘテロアリールが
、以下の基から選択される−ヘテロ環、
(a)ベンズイミダゾリル、(b)ベンゾフラニル、(c)ベンゾチオフェ
ニル、(d)ベンズオキサゾリル、(e)フラニル、(f)イミダゾリル、(g)インドリル
、(h)イソオキサゾリル、(i)イソチアゾリル、(j)
オキサジアゾリル、(k)オキサゾリル、(l)ピラジニル、(m)ピラゾリル、(n)ピリ
ジル、(o)ピリミジル、(P)ピロリル、(q)キノリル、(r)テトラゾリル、(s)チア
ジアゾリル、(t)チアゾリル、(u)チエニル、(v)トリアゾリル、(w)アゼチジニル
、(x)1,4−ジオキサニル、(y)ヘキサヒドロアゼピニル、(z)オキサニル、(aa
)ピペラジニル、(ab)ピペリジニル、(ac)ピロリジニル、(ad)テトラヒドロフラ
ニル及び(ae)テトラヒドロチエニルであって、ヘテロ環が不飽和であるか、又は
1以上の以下の基から選択される置換基で置換されるもの、
(i)無置換、又は−CF3、−OCH3又はフェニルで置換された
C1−C6−アルキル、(ii)C1−C6−アルコキシ、(iii)オキソ、(iv)ヒドロキ
シル、(v)チオキソ、(vi)−SR14、(vii)ハロゲノ、(Viii)シアノ、(ix)フェニ
ル、(x)トリフルオロメチル、(xi)−(CH2)m−NR14R15(但し、mは0、
1又は2に等しい。)、(xii)−NR14COR15、(xiii)−CONR14R15、(xi
v)−CO2R14、(xv)−(CH2)m−OR14、
(i)−NR9COR10、(j)−NR9CO2R10、(k)−NR14CONR9R10、(
l)−CONR9R10、(m)−COR9、(n)−CO2R9、(o)−S(O)n−R9;
(3)R9(但し、R9は先に定義した通りである。)。但し、R9は水素又は
フェニルではないという条件がつく。
R2は独立に、以下の基から選択される。
(1)無置換、又は以下のタイプの基から選択される1以上の置換基で置換さ
れたC1−C6−アルキル;
(a)ヒドロキシル、(b)オキソ、(c)C1−C6−アルコキシ、(d)フェニル(C1
−C3)アルコキシ、(e)フェニル、(f)−CN、(g)ハロゲノ、(h)−NR9R10
、(i)−NR9COR10、(j)−NR9CO2R10、(k)−NR14CONR9R10、(l)
−CONR9R10、(m)−COR9、(n)−CO2R9、(o)
−S(O)n−R9(但し、nは0、1又は2に等しい。);
(2)−R9、但し、R9は水素又はフェニルではないという条件がつく;
(3)−O−R9、但し、R9は水素又はフェニルではないという条件がつく;
(4)−S−R9、但し、R9は水素又はフェニルではないという条件がつく;
R3及びR4は独立に、以下の基である。
(1)水素;
(2)無置換、又は以下のタイプの基から選択される1以上の置換基によって
置換されたC1−C6−アルキル
(a)ヒドロキシル、(b)オキソ、(c)C1−C6−アルコキシ、(d)フェニル(C1
−C3)アルコキシ、(e)フェニル、(f)−CN、(g)ハロゲノ、(h)−NR9R10
、(i)−NR9COR10、(j)−NR9CO2R10、(k)−NR14CONR9R10、(l)
−CONR9R10、(m)−COR9、(n)−CO2R9、(o)−S(O)n−R9;及び
(3)無置換フェニル、又は1以上のR6、R7及びR8基で置換されたフェニ
ル
であり、R3及びR4基は、お互いに、C3−C4アルキル又はC3−C4−アルケ
ニルにより結合され、以下の基よりなる群から選択される炭素環を形成する。
(a)シクロペンチル、(b)シクロヘキシル、(C)フェニルであって、該炭素環
が、無置換であるか、以下のタイプの基から選択される1以上の置換基で置換さ
れたもの;
(i)C1−C6−アルキル、(ii)C1−C6−アルコキシ、(iii)−NR9R10
、(iv)ハロゲノ及び(v)トリフルオロメチル。
R6、R7及びR8は、独立に以下の基よりなる群から選択される。
(1)水素;
(2)C1−C6−アルキルであって、無置換であるか、又は以下のタイプの基
から選択される1以上の基で置換されたもの;
(a)ヒドロキシル、(b)オキソ、(c)C1−C6−アルコキシ、(d)フェニル
(C1−C3)アルコキシ、(e)フェニル、(f)−CN、(g)ハロゲノ、(h)−NR9
R10、(i)−NR9COR10、(j)−NR9CO2R10、(k)−NR14CONR9R10
、(l)−CONR9R10、(m)−COR9、(n)−CO2R9、(o)−S(O)n−R9(
但し、nは0、1又は2に等しい。);
(3)C2−C6−アルケニルであって、無置換であるか、又は以下のタイプの
基から選択される1以上の置換基で置換されたもの;
(a)ヒドロキシル、(b)オキソ、(c)C1−C6−アルコキシ、(d)フェニル(C1
−C3)アルコキシ、(e)フェニル、(f)−CN、(g)ハロゲノ、(h)−CONR9
R10、(i)−COR9、(j)−CO2R9;
(4)C2−C6−アルケニル;
(5)無置換フェニル、又は以下のタイプの基から選択される1以上の置換基
で置換されたフェニル;
(a)ヒドロキシル、(b)C1−C6−アルコキシ、(c)C1−C6−アルキル(d)C2
−C5アルケニル、(e)ハロゲノ、(f)−CN、(g)−NO2、(h)−CF3、(i)−
(CH2)n−NR9R10、(j)−NR9COR10、(k)−NR9CO2R10、(l)−N
R14CONR9R10、(m)−CONR9R10、(n)−COR9、(o)−CO2R9、(p)
−S(O)n−R9(但し、nは0、1又は2に等しい。);
(6)ハロゲノ;(7)−CN;(8)−CF3;(9)−OCF3;(10)
−NO2;(11)ヒドロキシル;(12)C1−C6−アルコキシ;(13)−
COR9;(14)−CO2R9;(15)−CONR9COR10;(16)−SR14
;(17)−SOR14;(18)−SO2R14;(19)−NR9R10;(20
)−NR9COR10;(21)−NR9CO2R10;及び(22)−NR14CON
R9R10。
R11、R12及びR13は、R6、R7及びR8の定義から独立に選択される。
Xは、
(1)−CH(R5)−(但し、R5はR9及びR10の定義から独立に選択され
る。)、又は
(2)無置換であるか、R5(但し、R5は先に定義した通りである。)で置
換されたC2−C3−アルキルである。
Yは、
(1)−O−、(2)−S−、(3)−N(R9)−、(4)−N(COR9)
−、(5)−N(CO2R9)−、(6)−N(CONR9R10)−よりなる群か
ら選択される。
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8の定義において、R9、R10、R1 4
及びR15は、先に定義した通りである。
本発明は更に、上記の化合物のエナンチオマーが存在する場合には、これらの
使用に関する。
本発明の目的に特に好ましいNK1受容体拮抗剤のグループは、以下の式Aの
化合物及びこれらの可能な薬学的に許容しうる塩よりなる。
但し、
Lは以下の基の1つである。
Aは、薬学的に許容しうるアニオン、好ましくはクロライド、メタンスルホ
ネート、ベンゼンスルホネート又はp−トルエンスルホネートである。
Qは水素であり、GはC1−C4−アルキル基であるか、又はQ及びGは一緒
になって(CH2)3又はCH2CH2CO基を形成する。
Z1及びZ2はお互いに独立に、ハロゲン、(C1−C4)アルコキシ基又はト
リフルオロメチル基である。
r及びsは、0又は1であるが、Q+GがCH2CH2COである場合にのみ
sが0であるという条件がつく。
本発明の目的に特に好ましい化合物は、先に示した化合物SR140333で
ある。参照番号RPR100893を有する下式の化合物も好ましい化合物であ
る。
本発明に従った循環系調節活性を、以下の例に示された方法によるラットでの
試験で示した。
0.5μg/kg i.v.の投与量で、この例で試験された化合物は心臓のリズ
ムの調節を起こした。
NK1拮抗剤は、特に心血管系におけるストレスによる病理学的結果を防止又
はコントロールするための医薬の製造に使用されうる。本発明に従った化合物は
、異なった作用メカニズムで心血管活性を有する他の治療薬と組み合わせて使用
す
ることもできる。
この活性の発見によって、NK1受容体拮抗剤は、心拍数及びリズムを正常化
するための循環系調節薬を製造するために使用されうる。本発明に従った化合物
は、異なった作用メカニズムによって働く他の循環系調節薬と任意に組み合わせ
て使用されうる。
本発明に従った医薬としてのこれらの使用のために、NK1受容体拮抗剤は薬
学的組成物として処方されなければならない。
経口、舌下、皮下、筋肉内、静脈内、局所、経皮又は直腸投与のための本発明
の薬学的組成物において、活性成分は、従来の薬学的担体と混合された、上記愁
訴の治療のための単位投与量形態で動物及び人に投与されうる。適切な単位投与
量には、分割可能な錠剤、ゼラチンカプセル、粉末、顆粒及び経口摂取できる溶
液若しくは懸濁液のような経口投与のための投与量、舌下及びバッカル(buccal
)投与のための投与量、皮下、筋肉内又は静脈内投与のための投与量、及び直腸
投与のための投与量が含まれる。
錠剤の形態で固体組成物が調製される場合、主要活性成分は、ゼラチン、澱粉
、ラクトース、ステアリン酸マグネシウム、タルク、アラビアゴム等の薬学的ビ
ヒクル(vehicle)と混合される。錠剤は、蔗糖又は他の適切な物質でコーティ
ングされうるか、さもなければこれらは活性を延ばすか若しくは遅らせるように
、及び予め決められた量の活性成分を連続的に放出するように処理されうる。
ゼラチンカプセルの形態での調剤は、活性成分を希釈剤と混合し、得られた混
合物を軟質又は皇室カプセルに詰めることによって得られる。
シロップ又はエリキシールの形態での調剤は、活性成分と共に、好ましくはカ
ロリーのない甘味料、防腐剤としてのメチルパラベン及びプロピルパラベン、香
味料及び適切な着色剤を含有しうる。
水に分散しうる顆粒又は粉末は、分散剤又は湿潤剤と、又はポリビニルピロリ
ドンのような懸濁剤と、並びに甘味料又は味覚矯正と混合された活性成分を含有
しうる。
直腸投与は、直腸温度で融解する結合剤、例えばココアバター又はポリエチレ
ングリコールで調製される座薬を使用して行われる。
非経口投与は、水性懸濁液、生理食塩水溶液又は無菌で注射可能な溶液であっ
て、薬学的に適合した分散剤及び/又は湿潤剤、例えばプロピレングリコール又
はブチレングリコールを含有するものを使用して行われる。
活性成分はまた、適切であれば、1以上の担体若しくは添加剤と共にマイクロ
カプセルとして処方されうる。
本発明に従った薬学的組成物において、活性成分の投与量は、患者の体重及び
年齢、並びに治療される病気の重篤度に依存して、1日あたり0.5から400
0mg、好ましくは2.5から1000 mg まで変化しうる。
各単位投与量は、0.5から1000 mg の活性成分、好ましくは2.5から
250 mg を含有し得、この単位投与量を1日に1から4回投与しうる。
本発明は、以下の非制限的な例によって更に詳細に例示される。
例
本発明の代表的化合物(SR140333)の循環系調節活性を以下に示す方法
によって決定した。
1.生理学的調剤
250〜350gの体重の15匹のスプラーク−ドーリー(Sprague-Dawley)
オスラット(Iffa-Credo,フランス)をウレタン(1.25 g/kg i.p.)で麻
酔し、定位固定(stereotaxic confinement)した。尾の側部静脈にカテーテル
を挿入し、試験化合物又はこれらのビヒクル(蒸留水+3滴のツイーン(Tween
)80、1 ml/kg i.v.)の注入を可能にした。心拍数を、胸腔の両側で皮下組
織に挿入された2つの金属電極によって記録した。国際電気技術委員会(Intern
ational Electrotechnical Commission)によって定義され、電気工業協会(Ele
ctronic Industry Association)によって米国で認められた基準に従って、TT
L(トランジスタートランジスターロジック)パルスウインドウ弁別器によって
シグナルを増幅し、フィルターにかけ、変換した。これはバイナリーシグナル(
ロジック0:0ボルト、ロジック1:5ボルト)である。これらのパルスは、リ
アルタイムにPCで加工され、パルス/分でリズムヒストグラムを生じる。適切
なパラメータをこれらのヒストグラムについての減衰時間で測定
した。
2.実験手順
自発的な心臓のリズムを測定し、機械的刺激を開始する前に、15分から25
0 psi)で3s間後肢を挟むことよりなる。2から4回の挟みを、化合物SR1
40333A又はそのビヒクルの静脈内投与前、5分のインターバルで加えた。
一度注入を行ったら、刺激を10分ごとに最大85分間にわたって加えた。
3.データの加工
各刺激に対して、心臓のパルスの数をを刺激の開始前1分及び開始後1分間測
定した。注入前の間では、各刺激に対してこのようにして得られたパルスの数の
変化を測定し、刺激の前の変化と比較し、次に、得られた値の平均を計算した。
注入後では、その刺激のレベルに関するリズムの変化のみを測定した。注入後の
異なった時間でのこの変化を注入前の変化の平均と比較した。
4.結果
結果を表Iにまとめた。後肢を挟むことによって加えられた侵害受容性の機械
的刺激は、穏やかであるが、有意な心臓のリズムの増加を起こした。これは実際
の刺激自身の3秒を超えていた。ビヒクルそれ自体を注入した場合、継続的な刺
激に対するこの増加に差はなかった。SR140333A(0.5μg/kg
i,v,)の注入は、刺激への心臓の応答をほとんど全て除去した。この減少は、注
入の後1時間以上の間、統計的に有意に残存した。この間に、応答がある程度ま
で回復することが観測された。継続的な阻害の百分率は、注入後、5、15、2
5、35、45、55及び65分に対して、それぞれ、97、96、99、96
、80、66及び48であった。
4.結論
本研究の結果は、選択的なNK1受容体拮抗剤、SR140333Aが侵害受
容性の機械的刺激によって起こる心臓のリズムの加速をブロックすることを示す
。
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07D 453/02 C07D 453/02
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C
A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI
,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,
KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M
G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT
,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,
TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 スーブリー、フィリップ
フランス国、34270 サン−マティュー−
ドゥ−トレビエ、ル・レイ−バルフロネ
(番地無し)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 循環系調節作用を有する医薬の調製のためのNK1受容体拮抗剤の使用 。 2.心拍数の異常及び心臓のリズム障害をコントロールするための医薬の調製 のための請求の範囲第1項に記載の使用。 3. 請求の範囲第1項及び第2項のいずれか1つに記載の使用であって、N K1受容体拮抗剤が式IからXXIVの化合物であることを特徴とする使用。 4. 請求の範囲第1項から第3項のいずれか1項に記載の使用であって、N K1受容体拮抗剤が下式の化合物及びその可能な薬学的に許容しうる塩であるこ とを特徴とする使用。 但し、 Lは、以下の基の1つであり、 Aは、薬学的に許容しうるアニオン、好ましくはクロライド、メタンスルホ ネート、ベンゼンスルホネート又はp−トルエンスルホネートイオンであり、Q は水素であり、GはC1−C4−アルキル基であるか、又はQ及びGは一緒になっ て、(CH2)3又はCH2CH2CO基を形成し、 Z1及びZ2は、お互いに独立にハロゲン、(C1−C4)アルコキシ基又はト リフルオロメチル基であり、 r及びsは、0又は1であるが、Q+GがCH2CH2COである場合のみs はゼロであるという条件がつく。 5. 請求の範囲第4項に記載の使用であって、NK1受容体拮抗剤が下式の 化合物であることを特徴とする使用。 但し、A-は、クロライド、ベンゼンスルホネート、メタンスルホネート及 びp−トルエンスルホネートのような薬学的に許容しうるアニオンである。 6. 請求の範囲第5項に記載の使用であって、NK1受容体拮抗剤が、(S )−1−{2−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3−イソプロポキ シフェニルアセチル)ピペリジン−3−イル]エチル}−4−フェニル−アゾニ アビシクロ[2.2.2]−オクタンのクロライド、又はベンゼンスルホネート であることを特徴とする使用。 7. ストレスに関連した疾患を防止又はコントロールするために有効な医薬 の調製のための請求の範囲第1項又は2項の1つに記載の使用。 8. 痛みに関連した疾患を防止又はコントロールするために有効な医薬の調 製のための請求の範囲第1項又は第2項の1つに記載の使用。 9. 痛み又はストレスによって起こされる心臓のリズムの加速を拮抗するた めに有効である医薬の調製のための請求の範囲第1項又は第2項の1つに記載の 使用。
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