JPH10507576A - 低温酸化法を用いてエミッタサイトを尖らせる方法 - Google Patents

低温酸化法を用いてエミッタサイトを尖らせる方法

Info

Publication number
JPH10507576A
JPH10507576A JP8515455A JP51545596A JPH10507576A JP H10507576 A JPH10507576 A JP H10507576A JP 8515455 A JP8515455 A JP 8515455A JP 51545596 A JP51545596 A JP 51545596A JP H10507576 A JPH10507576 A JP H10507576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
plasma
oxide layer
oxidation
protrusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8515455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3095780B2 (ja
Inventor
エイ.ジュニア キャセイ,デイビッド
Original Assignee
マイクロン、ディスプレイ、テクノロジー、インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マイクロン、ディスプレイ、テクノロジー、インコーポレーテッド filed Critical マイクロン、ディスプレイ、テクノロジー、インコーポレーテッド
Publication of JPH10507576A publication Critical patent/JPH10507576A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3095780B2 publication Critical patent/JP3095780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/022Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
    • H01J9/025Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes of field emission cathodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 冷陰極電界放出放出表示装置(FED)のためのエミッタサイトを尖らせる改良した方法が、ベースプレート上に突起を形成する工程と、低温酸化法を用いて酸化物層を突起上に成長させる工程と、その後で酸化物層を除去する工程とを含む。好適な低温酸化法は、ウェットバス陽極酸化と、プラズマ支援酸化と、高圧酸化とを含む。それらの低温酸化法は、酸素が突起の物質と反応するという消耗法を用いて酸化物膜を成長させる。これによって、加熱酸化で形成したエミッタサイトより歪みと粒子境界とが少ないエミッタサイトを製造できる。例として、エミッタサイトをアモルファスシリコンで形成できる。また、ガラスなどの低温材料を用いてベースプレートを製造できるから、高温による軟化および応力が生ずることはない。

Description

【発明の詳細な説明】 低温酸化法を用いてエミッタサイトを尖らせる方法 本発明は、電界放出表示(FED)と、FEDで使用するエミッタサイトを尖 らせる方法、およびその他の電子機器に関する。 平面表示装置は、コンピュータおよびその他の電子装置により発生された情報 を光学的に表示するために、最近開発されている。それらの表示装置は、従来の 陰極線管表示装置より一層軽量に製造でき、かつ所要電力が少ない。1つの種類 の平面表示装置が、冷陰極電界放出表示装置(FED)として知られている。 冷陰極FEDは、カソードルミネッセントスクリーンを照射して光学的画像を 発生するために電子放出を用いる。FEDの1つの画素10を第1図に示す。 FEDは、導電層12を形成されたベースプレート(すなわち、基板)11を 含む。エミッタサイト13が、導電層12上に形成される。エミッタサイト13 は、尖った部部を有する尖った突出部として通常形成される。あるいは、エミッ タサイト13は尖った縁部として、尖った頂部を有する多面体構造(たとえば、 三角錐)として、または点のアレイとして形成できる。 ゲート電極構造、またはグリッド15に、エミッタサイト13が組合わされる 。グリッド15とベースプレート11は、電圧源20に電気的に通じている。エ ミッタサイト13とグリッド15との間に十分な電圧差が生ずると、ファウラー −ノルトハイム電子放出がエミッタサイト13から開始される。エミッタサイト 13で放出された電子17は、カソードルミネッセント表示スクリーン16に入 射する。表示スクリーン16は、外部ガラス面14と、透明電極19と、蛍光体 膜21とを含む。蛍光体膜21に入射した電子は、膜21に含まれている蛍光体 のエネルギーレベルを高くする。蛍光体がそれの正常なエネルギーレベルに戻る と、光子が放出されて光学的画像を形成する。 ゲートされる画素10では、グリッド15は絶縁層18によりベースプレート 11から電気的に分離される。絶縁層18は、グリッド15の支持も行い、電圧 差の降伏を阻止する。絶縁層18とグリッド15は、エミッタサイト13を囲む 空胴23を含む。 電界放出表示装置の個々の画素は、真空マイクロエレクトロニック三極管と呼 ばれることもある。三極管素子は、カソード(電界電子放出場所)と、アノード (カソードルミネッセントスクリーン)と、ゲート(グリッド)とを含む。Ca sper他に付与された米国特許第5210472号、Cathey他に付与さ れた米国特許第5232549号、Lowrey他に付与された米国特許第52 05770号、Doan他に付与された米国特許第5186670号、Doan 他に付与された米国特許第5229961号が、電界放出表示装置の要素を製造 する種々の方法を開示している。 FEDのエミッタサイトは、シリコンまたはモリブデンやタングステンなどの 金属で通常製造される。炭素およびダイヤモンドなどの他の導電性材料も使用さ れることがある。表示スクリーンで一様な解像力と一様な輝度とを得るために、 各エミッタサイトは表示スクリーンから一様に隔てなければならない。したがっ て、一様性を高くするために、シリコンおよびその他の基板上にエミッタサイト を製造するための種々の方法が開発されている。 例として、Sandhuに付与された米国特許第5151061号が、シリコ ン基板上に自己整合円錐エミッタサイトを製造する方法を記述している。Doa n他に付与された米国特許第5256799号が、FEDの自己整合エミッタサ イトおよびゲート構造を製造する方法を記述している。 一様な形および一様な間隔にすることに加えて、適度な電圧で最適な電子放出 を行えるようにするために、エミッタサイトを鋭くすべきでもある。電界放出を 行わせるために要する電圧は、鋭さが増すにつれて劇的に低下する。この理由か ら、FEDの製造作業中に、エミッタサイトを尖らせるために加熱酸化を通常用 いる。例として、エミッタサイトを単結晶シリコンで製造すると、SiO2の層 をシリコン突起上に形成するために加熱酸化法を使用できる。その後で、湿式エ ッチング法を用いてこの表面酸化物を除去する。 単結晶シリコンエミッタサイトを酸化技術で尖らせるために、改良した技術が 最近開発された。そのような技術の1つが、IEEE Transaction s on Electron Devices 38巻、10号 1991年 10月号所載のMarcus他による「原子的に尖ったシリコンおよび金属電界 放出器(Atomically Sharp Silicon and Met al Field Emitters)」と題する技術文献に記載されている。 Marcus他の方法では、エミッタサイトは高さが5μmの円錐であって、単 結晶シリコンを、好ましくは950℃の高温で、加熱酸化する方法を用いて酸化 で尖らせる。この方法で製造したエミッタサイトの頂部における曲率半径は、1 nmより短い。単結晶シリコンエミッタサイトを製造して尖らせる他の方法が、 Marcus他に付与された米国特許第5100355号に開始されている。こ の方法では、シリコン突起を製造し、その後で、型となる材料で被覆する。シリ コンを除去し、型に金属を充填する。その後で、型を除去して金属突起を残す。 エミッタサイトを製造するための酸化により尖らせる、従来の方法に付随する 1つの問題は、一般に、それらの方法が比較的高い温度で行われることである。 例として、加熱酸化法のための温度は、通常は900℃〜1100℃である。高 い酸化温度は、各種の材料から製造されたエミッタサイトをうまく尖らせること を妨げる。一般に、それらの高温酸化により尖らせるそれらの方法は、過去にお いては単結晶シリコンエミッタサイトにおいてのみ使用されていて、アモルファ スシリコンには使用されなかった。アモルファスシリコンで製造されたエミッタ サイトでは、アモルファスシリコンを多結晶に転換する間に劣化が起きる。約6 00℃またはそれ以上の温度では、アモルファスシリコンは多結晶になることが あり、エミッタサイトに粒子境界と酸化物の亀裂が生ずる。それらの粒子境界亀 裂に沿って、加速酸化が起きる。 アモルファスシリコンの高温酸化に伴う第2の問題は、隆起すなわち凹凸がエ ミッタサイトの表面に形成されることである。また、これは電子放出特性が一様 でなく、解像力が低い変形したエミッタサイトすなわち非対称的なエミッタサイ トを生ずることがある。対称的になるように設計されたエミッタサイトでは、変 形したエミッタサイト、すなわち非対称的なエミッタサイトのために解像力が低 く、グリッド電流が増加する結果となる。 エミッタサイトの製造に使用する、アモルファスシリコン以外の材料も高温酸 化により悪影響を受ける。例として、金属または金属−シリコン複合体で製造し たエミッタサイトも、高温酸化を受けると歪みおよび粒子境界成長を起こすこと がある。 更に、高温酸化法は、ベースプレート(11、第1図)などの電界放出表示器 の他の部品を製造するための、ある材料の使用が妨げられる。例として、フロー トガラス材料は、歪み温度や軟化温度が比較的低い。フロートガラスでは、約5 00℃で大きな歪みが起き、約700℃で大きな軟化が起きる。 高温酸化で尖らす方法の他の問題は、エミッタサイトのための集積回路に関連 する回路素子に悪影響を及ぼすことである。エミッタサイトを含むベースプレー トは、種々の熱膨張率を持つ各種の材料で製造されるから、高温に加熱すると応 力により障害をひき起こすことがある。アルミニウム合金の相互接続部および接 点は、酸化法で必要とする高温度で軟化したり、流動したりする。また、高温度 で悪影響を受けることがある他の回路素子が存在する中で、エミッタサイトを更 に尖らしたり、再加工により尖らしたりすることが必要なことがある。 第2A図および第2B図は、アモルファスシリコンで製造したエミッタサイト を尖らせるための従来の高温酸化法の使用を示す。第2A図で、円錐形のアモル ファスシリコンエミッタサイト13が、ベースプレート11の上に形成されてい る。第2A図に示すように、各エミッタサイト13はベースプレート11の表面 から突き出ており、鈍い形の頂部32を含む。酸化により尖らせる方法の実施中 は、酸化物層24(第2B図)がエミッタサイト13の上で成長させられる。こ の酸化物層24を除去した後では、頂部32の曲率半径が小さくされてエミッタ サイト13は一層尖る。 第2B図に示すように、酸化により尖らせる方法の実施中は、高温酸化ガス2 2をエミッタサイト13の上に流して酸化層24を形成する。その後で、湿式エ ッチング法を用いてこの酸化層24を除去する。しかし、酸化作業中に用いる高 温度はアモルファスシリコンをポリシリコンにして、酸化が早く行われる場所に 粒子境界25を生じさせる。そのために、エミッタサイト13中に伸びる酸化物 の亀裂26が生じて、変形および非対称性を生ずる結果となる。この構造におけ る1つの問題は、変形したエミッタサイトのために、電界放出が一様でなくなる ことである。それによって、FEDにおける解像力が低くなり、かつグリッド電 流が多くなり、ある場合には「ターンオン」電圧が高くなる。 発明の目的 エミッタサイトを尖らすための従来技術の高温酸化法のそれらの欠点およびそ の他の欠点に鑑みて、エミッタサイトを尖らすための改良した方法に対する需要 が当該分野にある。したがって、本発明の目的は、冷陰極電界放出表示装置(F ED)およびその他の電子装置で使用するために適当な、エミッタサイトを尖ら すための改良した方法を得ることである。 本発明の他の目的は、エミッタサイトの歪みを阻止し、かつエミッタサイトに 関連するその他の部品に対する損傷を阻止するために、比較的低い温度でエミッ タサイトを尖らすための低温法を得ることである。 本発明の別の目的は、温度歪みを減少し、アモルファスシリコンエミッタサイ トおよびガラスベースプレートなどの改良した材料を使用できるようにするため に、エミッタサイトを尖らすための低温法を得ることである。 本発明の更に別の目的は、効率的で、大量生産法に適合する、エミッタサイト を尖らすための改良した方法を得ることである。 本発明のその他の目的、利点および性能は、説明が続くにつれて一層明らかに なるであろう。 本発明にしたがって、冷陰極電界放出表示装置のためのエミッタサイトを尖ら す改良した方法が得られる。本発明の方法は、一般的にいえば、ベースプレート (基板)上に盛り上がった突起を形成する工程と、突起の上に酸化物層を形成す るための低温消耗性酸化(consumptive oxidation)法を 用いる工程と、その後で酸化物層を除去して突起を露出させ、その突起を尖らせ てエミッタサイトを形成する工程とを含む。例により、突起を、頂部が尖った円 錐形、頂部が刃状のくさび形、または頂部が尖った三角錐にできる。 使用する材料に応じて、エミッタサイトを尖らすために酸化物膜を成長させる 好適な低温消耗性酸化法は、ウェットバス陽極酸化と、プラズマ支援酸化と、プ ラズマ陰極酸化と、高圧酸化とを含む。一般に、それらの低温酸化法は、酸化種 または消耗性のエミッタサイト中への拡散速度を高くするために、温度ではなく て電圧または圧力を用いる。これにより、先行技術の高温加熱酸化法に伴う、粒 子境界の形成、およびアモルファスシリコンエミッタサイトおよび金属エミッタ サイト中での酸化物亀裂の形成などの、制約の多くが克服される。また、本発明 により、ガラスベースプレートなどの低温材料が、表示装置の種々の回路部品の 製造に使用できるようにされる。更に、表示装置に関連する金属相互接続部など の回路素子に悪影響を及ぼすことなしに、エミッタサイトを尖らしたり、再加工 により尖らしたり、または一層尖らすために本発明の方法を使用できる。 第1図は、先行技術のFED画素を示す略図である。 第2A図は、酸化により尖らせる前の先行技術のエミッタサイトの略図である 。 第2B図は、先行技術の尖らせる高温酸化法中の粒子境界の形成と酸化物亀裂 の形成を示す略図である。 第3A図および第3B図は、本発明にしたがってエミッタサイトを形成するた めのウェットバス陽極酸化装置の略図である。 第4A図は、本発明にしたがってエミッタサイトを形成するための低温プラズ マ陰極酸化装置の略図である。 第4B図は、本発明にしたがってエミッタサイトを形成するための低温プラズ マ陽極酸化装置の略図である。 第5図は、本発明にしたがってエミッタサイトを形成するための高圧酸化装置 の略図である。 ウェットバス陽極酸化 本発明の1つの面では、シリコンエミッタサイトを尖らせるためにウェットバ ス陽極酸化法を用いる。第3A図は、ベースプレート54上に形成されているシ リコンエミッタサイト53上に酸化物層を形成するのに適当な、ウェットバス陽 極酸化装置52を示す。この技術では時に基板と呼ばれることもある、ベースプ レート54は、シリコンまたはフロートガラスなどの堅い材料で製造される。ソ ーダ石灰フロートガラスとしても知られているフロートガラスは、炉を用いて砂 と石灰から製造される市販のガラスである。 ウェットバス陽極酸化装置52は、電解質溶液を満たされている囲まれたタン ク56を含む。適当な電解質溶液は、n−メチル・アセトアニリド+脱イオン水 +KNO3を含む。電解質溶液は、H3PO4/水またはHNO3/水を含むことも できる。ベースプレート54を、ホルダ60に取り付ける。そのホルダは、 正電極64すなわち陽極に接続される。ステンレス鋼などの導電材料、またはエ ミッタサイト53と同じ材料から製作された陰極66を負電極68に接続する。 この装置では、酸化物(すなわち、SiO2)を堆積させるのではなく、成長 させる。これは、成長した酸化物がシリコンの化学的消耗の結果であって、シリ コンの表面上への付着ではないことを意味する。この消耗法により、固体廃棄副 生物も生成される。しかし、最終結果は、酸化物が除去された後の尖り効果(す なわち、エミッタサイト53の頂部における曲率半径が短くなる)である。第3 A図に示す装置では、負電極68と正電極64との間に加えられる駆動電圧が、 酸化物層の厚さの決定における最も重要な要因である。より高い電圧では、より 厚い酸化物層が成長させられる結果となる。 電圧依存性の原因である、成長機構の1つの理論は、エミッタサイト53から のシリコンが、成長している酸化物層中を通って溶液まで移動し、そこで酸素が 電気化学的に生成される、というものである。移動するシリコン原子は、酸素と 反応して追加の酸化されたシリコンを生成する。酸化物は、100℃以下の比較 的低い温度で形成できる。エミッタサイト53を尖らせるために、酸化物の厚さ は、約500〜5000オングストロームの間である。1000オングストロー ムの厚さが好ましい。 例によって、高さが1.2ミクロンで、形が円錐であるエミッタサイト53を 、ほう素をドープした10〜14Ω−cmのシリコンからエッチング法を用いて 製造した。その後で、第3A図に示すウェットバス陽極酸化を用いてエミッタサ イト53を尖らせた。その後で、化学的除去により酸化物を除去した。n−メチ ル・アセトアミド97.05重量%と、脱イオン水2.525重量%と、KNO3 0.425重量%とにより、70℃の温度で電解質溶液を構成した。陰極66 を、アルミニウムで製作した。1100オングストロームの酸化物膜を成長させ た。43分の成長期間中は、電流を比較的一定に保持した。電圧を、最初の17 0ボ ルトから10分間で236ボルトまで上昇し、266ボルトまで20分間で上昇 し、296ボルトまで30分間で上昇し、338ボルトまで40分間で上昇し、 350ボルトまで43分間で上昇した。酸化物の成長の後で、試料を脱イオン水 で洗浄し、その後で、7:1の緩衝した酸化物エッチング酸を含むHF溶液に4 0秒間浸して、酸化物層を除去した。この後で、脱イオン水で洗浄し、乾燥した 。 そのように、低い温度ではウェットバス陽極酸化が好ましいから、エミッタサ イトの歪みは最小になる。また、種々の回路素子(たとえば、アルミニウム接点 )を製造した後で低温酸化法を実施でき、しかもそれらの素子にとって有害でな い。 第3B図を参照して、金属、シリコンまたはシリコン−金属複合体で製造した エミッタサイト76の表面を酸化するために、第3A図に示すものに類似するウ ェットバス陽極酸化装置70を使用できる。ウェットバス陽極酸化装置70では 、ベースプレート74をホルダ72の上に装着できる。この装置では、ベースプ レート74とエミッタサイト76は、正電極に接続される。したがって、それら は陽極である。陰極板78が、負電極に接続される。電解質溶液80は、エミッ タサイト76上に酸化物層を生ずる溶液であるが、成長した酸化物や、成長した 酸化物76は溶解しない。モリブデン、シリコン、タンタルまたはアルミニウム 製のエミッタサイトの場合には、適当な電解質溶液はn−メチル・アセトアミド を388グラム、H2Oを10グラム、およびKNO3を1.7グラム含む。その 装置は、100℃より低い温度で運転できる。 プラズマ支援酸化 シリコンのプラズマ支援酸化は、電解質が酸素プラズマで置き換えられること を除き、ウェットバス装置52(第3A図)に類似する。この技術は、無線周波 数(RF)またはdc電子源により発生された酸素放電中で実施できる。例とし て、低くした圧力(たとえば、0.1torr)で含まれている酸素に高エネル ギー無線周波数(RF)フィールド(たとえば、13.56MHz)を加えるこ とにより、酸素プラズマを発生できる。一般に、800℃より上で行う加熱装置 より低い温度(たとえば、300℃〜700℃)で酸化物を成長させるために、 そのプラズマを使用できる。低温プラズマ支援酸化では、シリコンを移動させる dcシリコン陽極により、二酸化シリコンから、および基板上の二酸化シリコン 層から、酸素イオンが取り出される。温度、プラズマ密度および基板ドーピング 濃度が高くなると、SiO2の成長速度は上昇する。 プラズマ酸化装置は、種々の種類に更に分類できる。「陽極プラズマ酸化」法 では、酸化した基板を外部で正にバイアスする。「陰極プラズマ酸化」法では、 基板を浮動電位にするが、プラズマ閉じ込めのために、プラズマに面しない表面 で酸化が起きる。 陽極プラズマ酸化装置が、Journal of Electrrochem ical Society、1957年4月号230〜236ページ所載のP. F.SchmidtおよびW.Michelによる「シリコン上の酸化膜の陽極 形成(Anodic Formation of Oxide films o n Silicon)」と題する技術論文に記載されている。陰極プラズマ酸化 装置が、Journal of Electrrochemical Soci ety、1991年、138巻、第4号、4月号所載のKamal Eljab alyおよびAmold Reismanによる「シリコンの陰極プラズマ酸化 の成長動力学およびアニーリングについての研究(Growth Kineti cs and Annealing Studies of the“Cath odic”Plasma Oxidation of Silicon)」と題 する技術論文に記載されている。また、陰極プラズマ酸化法がA.K.Rayお よびA.Reismanに付与された米国特許第4323589号および第42 32057号と、Reisman他に付与された米国特許第5039625 号に記載されている。 本発明にしたがって、エミッタサイトを尖らすために、陰極プラズマ酸化法を 使用できる。そのような陰極プラズマ酸化法は、極めて純粋にした酸素ガス(た とえば、99.993%)が流れ込むようになっているプロセスチャンバを使用 する。 第4A図は、陰極プラズマ酸化装置108を示す。陰極プラズマ酸化装置10 8では、液体アルゴン源から沸騰させることにより高純度アルゴンを発生させる 。このアルゴンガスを2領域炉110内のチタン床の上を通すことにより、一層 精製する。この炉の最初の領域を加熱して、チタンを酸化することにより残留し ている水蒸気から酸素を除去する。放出された水素を、その後で第2の領域内の チタンにより吸収する。精製したアルゴンを、その後で高純度酸素(たとえば、 純度が99.993%のボンベ入りO2)と混合する。マス流制御器112、1 14が、反応管118のプロセスチャンバに流れ込むガス流を制御する。 酸素を含んでいる高純度混合ガスを、Oリング継手116を通じて反応管11 8内に注入する。反応管118は、融解石英で形成した容器である。反応管11 8の内部は、ターボ分子ポンプ120に流体が通じるようにされる。ポンプ12 0は、系を常に負圧にするように動作する。RFコイル122、124が反応管 118を囲み、1つまたは複数のRF電源に接続される。RFコイル122、1 24は、反応管119内に注入される高純度混合ガスに電磁波結合を行うために 使用する。各RFコイル122、124は、反応管118の内部に別々の区域を 構成する。各区域に別々のプラズマ雲が発生されて、閉じ込められる。上にエミ ッタサイト128が形成されているシリコンベースプレート126が、反応管1 18内の石英ボート内に、ガス流の方向に対して垂直に保持される。各ベースプ レート126の、エミッタサイト128を含んでいる1つの側は、RFコイル1 22または124の間に閉じ込められているプラズマの外側である。エミッタ サイト128のRFコイル122または124から離れて向いている側で、酸化 が起きる。 そのような陰極プラズマ装置108は、300℃ないし799℃付近の温度で 酸化物を生成できる。酸化物の厚さは、圧力、時間、温度、無線周波数およびR F電力に依存する。それらのパラメータを調整して、希望の酸化物厚さを得るこ とができる。例として、酸化物の厚さは、500オングストロームから3000 オングストロームの範囲にできる。 第4B図は、シリコン、金属、または金属−シリコン複合体で形成された酸化 エミッタサイトに適当な陽極プラズマ酸化装置82を示す。陽極プラズマ酸化装 置82では、囲まれているプロセスチャンバ84は、グロー放電により維持され ているO2プラズマ源92に流れが通じるようにされていて、酸素容器として機 能する。プロセスチャンバ84は、真空源94とも流れが通じるようにされてい る。プロセスチャンバ84は、ベースプレート87と、陰極88と、陽極90と を含む。エミッタサイト87を含んでいるベースプレート86は、正電極に接続 されて、陽極90を構成する。このような構造により、正バイアスをエミッタサ イトに加えることができるようにされる。この装置では、酸化物成長が陽極酸化 電圧の関数であるという点で、膜成長の機構は電気化学的陽極酸化(第3A図) に本質的に類似する。代表的なプロセス変数は、酸素圧(0.1Torr)と、 電力(たとえば、200W)と、温度(600℃ないし800℃)を含む。その ような陽極プラズマ酸化装置82によって、一般に使用されている電解質に溶解 できる金属の陽極酸化を行うこともできるようにされる。 高圧酸化 シリコンの低温酸化のための1つの技術は、高圧環境内でSiO2を成長させ ることである。商用の高圧酸化装置がGasonicsによりHiPOX(登録 商標)という商標、およびThermco SystemsによりFOX(登録 商標)という商標で販売されている。 また、シリコンの低温、高圧酸化法が、Journal of Electr rochemical Society、125巻、第10号、1680〜16 83ページ(1978年)所載のL.E.KatzおよびL.C.Kimerl ingによる「シリコンの高圧、低温スチーム酸化中の欠陥形成(Defect Dformation During High Pressure、Low Temperature Steam Oxidization of Si licon)」と題する技術論文に記載されている。 高圧酸化装置96を、第5図に示す。この高圧酸化装置96は、ステンレス鋼 ジャケット100で補強した石英管98を含む。高圧活性ガスの入口102が、 設けられる。高純水などの高圧酸化体ガスまたは酸素イオンなどの乾燥酸化体の ための別の入口104が、設けられる。エミッタサイト107を有するベースプ レート106が、石英管98の内部に置かれる。石英管98を封じて、酸化体を 約10ないし25気圧の高くした圧力で、管の中にポンプで送り込む。装置96 全体を、所定の酸化温度まで加熱する。 そのような高圧酸化装置96で、圧力を高くすることにより酸化プロセスをよ り低い温度で実施できる。圧力の1気圧上昇が約30℃の温度低下に変換される 。例として、約25気圧という高い圧力では、約700℃という低い温度を使用 できる。そのような装置96は、シリコン上で酸化物を成長させるためにとくに 適する。高圧スチームを用いての酸化物膜のシリコン上での成長は、時間的に直 線的で、ある時間範囲、ある温度範囲、およびある圧力範囲にわたって圧力に正 比例する。酸化物層の発生に続いて、どのような酸化物生成法(すなわち、ウエ ットバス陽極酸化、プラズマ支援酸化、または高圧酸化)を用いるにせよ、表面 酸化物をエミッタサイトから除去する。シリコン基板上に形成した二酸化シリコ ンでは、濃縮したふっ化水素酸または緩衝したふっ化水素溶液などの湿式エッチ ン グ剤を用いて、表面酸化物を除去できる。この技術で知られている他のエッチン グ剤で、他の酸化物を除去できる。酸化物層を除去するための湿式エッチング法 に加えて、プラズマエッチングなどの乾式エッチング法を使用することもできる 。 エミッタサイトを一層尖らせ、かつ一様性を高めるために、酸化処理と除去と を何回も繰り返す。本発明の方法で使用する低い処理温度のために、固体接合お よび金属相互接続部などの回路素子を損傷することなしに尖らせることができる 。これによって、FEDセルのための固体素子および金属相互接続部がほぼ完成 された後で、尖らせる作業を行うことができるようにもされる。 以上、ある実施例について本発明の方法を説明したが、当業者には明らかなよ うに、以下の請求の範囲で定められる本発明の範囲を逸脱することなしにある変 更および修正を行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ベースプレートを用意する工程と、 頂部に終端する突起を前記ベースプレート上に形成する工程と、 陰極を含んでいる電解質溶液中にベースプレートを置き、突起を電源の正電極 に電気的に接続し、陰極を電源の負電極に接続する工程と、 突起と陰極とに電圧を加える工程と、 電解質溶液からの酸素が突起の物質と反応して酸化物層を形成する、という消 耗プロセスにより突起上に酸化物層を成長させる工程と、 電解質溶液からベースプレートを除去する工程と、その後で、 酸化物層を突起から除去する工程と、 を備える電界放出表示装置のための電界放出器場所を尖らせる方法。 2. 請求の範囲1記載の方法において、 突起をアモルファスシリコンで形成する方法。 3. 請求の範囲1記載の方法において、 突起を単結晶シリコンで形成する方法。 4. 請求の範囲1記載の方法において、 ベースプレートをシリコンで形成する方法。 5. 請求の範囲1記載の方法において、 ベースプレートをガラスで形成する方法。 6. 請求の範囲5記載の方法において、 突起をアモルファスシリコンで形成する方法。 7. 請求の範囲5記載の方法において、 突起を単結晶シリコンで形成する方法。 8. 請求の範囲1記載の方法において、 電解質溶液は20℃ないし100℃の温度にある方法。 9. 請求の範囲1記載の方法において、 酸化物層の除去を湿式エッチングで行う方法。 10. ベースプレートを用意する工程と、 頂部に終端するシリコン突起を前記ベースプレート上に形成する工程と、 電解質溶液と、正電極と負電極を有する電源と、電解質溶液中の負電極に電気 的に接続された陰極とを含むウェットバス装置を用意する工程と、 突起を電源の正電極に電気的に通じさせて、電解質溶液中にベースプレートを 置く工程と、 突起と陰極とに駆動電圧を加える工程と、 電解質溶液からの酸素が突起の物質と反応して酸化物層を形成する、という消 耗プロセスにより突起上に酸化物層を成長させる工程と、 電解質溶液からベースプレートを除去する工程と、その後で、 突起を尖らせるために、酸化物層を突起から除去する工程と、 を備える電界放出表示装置のための電界放出器場所を尖らせる方法。 11. 請求の範囲10記載の方法において、 電解質溶液は、n−メチル・アセトアミドおよび水である方法。 12. 請求の範囲10記載の方法において、 電解質溶液は、KNO3、H3PO4およびHNO3より成る群から選択した化学 物質を含む方法。 13. 請求の範囲10記載の方法において、 前記方法を、ベースプレート上の種々の回路素子の形成後に実施する方法。 14. 請求の範囲10記載の方法において、 シリコン突起を、アモルファスシリコンで形成する方法。 15. 請求の範囲10記載の方法において、 ベースプレートを、シリコンで形成する方法。 16. 請求の範囲10記載の方法において、 ベースプレートを、ガラスで形成する方法。 17. 請求の範囲16記載の方法において、 シリコン突起を、アモルファスシリコンで形成する方法。 18. 請求の範囲16記載の方法において、 ガラスは、ソーダ石灰フロートガラスである方法。 19. 請求の範囲10記載の方法において、 電解質溶液は、20℃ないし100℃の温度にある方法。 20. ベースプレートを用意する工程と、 頂部を含む突起をベースプレート上に形成する工程と、 負圧に維持しているプロセスチャンバ内にベースプレートを置き、プラズマ中 の酸素が突起と反応して酸化物層を形成するように、前記プロセスチャンバ内で プラズマ含有酸素を発生するというプラズマ支援酸化法を用いて、成長させられ る酸化物層を突起上に形成する工程と、 電解質溶液からベースプレートを除去する工程と、その後で、 前記頂部を尖らせるために、酸化物層を突起から除去する工程と、 を備える電界放出表示装置のための電界放出器場所を尖らせる方法。 21. 請求の範囲20記載の方法において、 プラズマ支援酸化法は、陰極プラズマ酸化法である方法。 22. 請求の範囲20記載の方法において、 プラズマ支援酸化法は、陽極プラズマ酸化法である方法。 23. 請求の範囲20記載の方法において、 プラズマ支援酸化法を、300℃から700℃までの温度で実施する方法。 24. 請求の範囲20記載の方法において、 電界放出表示装置のための集積回路の製造後に、プラズマ支援酸化法を実施す る方法。 25. 請求の範囲20記載の方法において、 突起を一層尖らせるために、プラズマ支援酸化法を実施する方法。 26. ベースプレートを用意する工程と、 ある曲率半径を持つ頂部に終端する突起において、アモルファスシリコンと、 単結晶シリコンと、金属とで構成された群から選択した材料で形成した前記突起 をベースプレート上に形成する工程と、 300℃と700℃の温度のプラズマを含有している酸素を含むプロセスチャ ンバ内にベースプレートを置き、プラズマ支援酸化法を用いて突起上で成長させ られる酸化物層を形成する工程と、 プロセスチャンバからベースプレートを除去する工程と、その後で、 頂部の半径を小さくして突起を尖らせるために酸化物層を突起から除去する工 程と、 を備える電界放出表示装置のための電界放出器場所を尖らせる方法。 27. 請求の範囲26記載の方法において、 酸素含有ガスは、精製した酸素および不活性ガスを含む方法。 28. 請求の範囲26記載の方法において、 酸化物層の除去に、湿式エッチングを用いる方法。 29. 請求の範囲26記載の方法において、 酸化物形成工程および除去工程を繰り返す方法。 30. 請求の範囲25記載の方法において、 プラズマ支援酸化は、陰極プラズマ酸化法である方法。 31. 請求の範囲26記載の方法において、 プラズマ支援酸化は、陽極プラズマ酸化法である方法。 32. ベースプレートを用意する工程と、 頂部に終端するシリコン突起をベースプレート上に形成する工程と、 300℃〜700℃の温度に維持されている真空プロセスチャンバ内にベース プレートを置き、プラズマ含有酸素をプロセスチャンバ内で発生し、かつ突起が プラズマに面しないようにプラズマ含有酸素を閉じ込めるような、プラズマ支援 酸化法を用いて突起上にSiO2を形成する工程と、 プロセスチャンバからベースプレートを除去する工程と、その後で、 酸化物層を突起から除去する工程と、 を備える電界放出表示装置のための電界放出器場所を尖らせる方法。 33. 請求の範囲32記載の方法において、 ベースプレートはシリコンであり、突起はアモルファスシリコンである方法。 34. 請求の範囲32記載の方法において、 ベースプレートはガラスであり、突起はアモルファスシリコンである方法。 35. 請求の範囲32記載の方法において、 電界放出表示装置のための集積回路の製造後に、酸化法を実施する方法。 36. 請求の範囲32記載の方法において、 プロセスチャンバの周囲に置かれたRFコイルを用いてプラズマを発生する方 法。 37. ベースプレートを用意する工程と、 頂部に終端するシリコン突起をベースプレート上に形成する工程と、 約10ないし30気圧の圧力に維持されているプロセスチャンバ内にベースプ レートを置き、酸素を含有しているガスにさらすような、高圧酸化法を用いて突 起上に酸化物層を形成する工程と、 プロセスチャンバからベースプレートを除去する工程と、その後で、 酸化物層を突起から除去する工程と、 を備える電界放出表示装置のための電界放出器場所を尖らせる方法。 38. 請求の範囲37記載の方法において、 電界放出表示装置のための集積回路の製造後に、高圧酸化法を実施する方法。 39. 請求の範囲37記載の方法において、 突起は、アモルファスシリコンで形成する方法。 40. 頂部に終端する突起が上に形成されているベースプレートを用意する 工程と、 前記突起から酸化物層を形成する工程と、 前記突起から酸化物層を除去する工程と、 を備える電界放出表示装置のための電界放出器場所を尖らせる方法。 41. 請求の範囲40記載の方法において、 前記突起は、シリコンを含む方法。 42. 請求の範囲41記載の方法において、 前記突起は、アモルファスシリコンを含む方法。 43. 請求の範囲41記載の方法において、 前記突起は、単結晶シリコンを含む方法。 44. 請求の範囲40記載の方法において、 前記ベースプレートを、電解質溶液中に浸すことにより前記酸化物層を成長さ せる方法。 45. 請求の範囲40記載の方法において、 前記ベースプレートを、酸素含有プラズマにさらすことにより前記酸化物層を 成長させる方法。
JP08515455A 1994-11-04 1995-11-02 低温酸化法を用いてエミッタサイトを尖らせる方法 Expired - Fee Related JP3095780B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US33481894A 1994-11-04 1994-11-04
US08/334,818 1994-11-04
US334,818 1994-11-04
PCT/US1995/014326 WO1996014650A1 (en) 1994-11-04 1995-11-02 Method for sharpening emitter sites using low temperature oxidation processes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10507576A true JPH10507576A (ja) 1998-07-21
JP3095780B2 JP3095780B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=23308964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08515455A Expired - Fee Related JP3095780B2 (ja) 1994-11-04 1995-11-02 低温酸化法を用いてエミッタサイトを尖らせる方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6312965B1 (ja)
EP (1) EP0789931B1 (ja)
JP (1) JP3095780B2 (ja)
KR (1) KR100287271B1 (ja)
AU (1) AU4145196A (ja)
DE (1) DE69517700T2 (ja)
WO (1) WO1996014650A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024447A2 (ja) * 2008-09-01 2010-03-04 財団法人新産業創造研究機構 カラーセンター含有酸化マグネシウムとその薄膜、波長可変レーザー媒体、レーザー装置、光源デバイス

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6187604B1 (en) * 1994-09-16 2001-02-13 Micron Technology, Inc. Method of making field emitters using porous silicon
KR100287271B1 (ko) 1994-11-04 2001-04-16 마이크론 테크놀로지 인코포레이티드 저온 산화공정을 사용하여 이미터 사이트를 예리하게 하는 방법
US6080032A (en) * 1997-10-10 2000-06-27 Micron Technology, Inc. Process for low temperature semiconductor fabrication
AU8041698A (en) * 1998-02-27 1999-09-15 Isle Bright Limited Field emitter and method for producing the same
US6104139A (en) 1998-08-31 2000-08-15 Candescent Technologies Corporation Procedures and apparatus for turning-on and turning-off elements within a field emission display device
US6165808A (en) * 1998-10-06 2000-12-26 Micron Technology, Inc. Low temperature process for sharpening tapered silicon structures
US6436839B1 (en) * 1999-06-01 2002-08-20 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Increasing programming silicide process window by forming native oxide film on amourphous Si after metal etching
US7105997B1 (en) * 1999-08-31 2006-09-12 Micron Technology, Inc. Field emitter devices with emitters having implanted layer
JP4109084B2 (ja) * 2002-11-05 2008-06-25 オリンパス株式会社 医療情報システム及び医療情報管理方法
KR100502821B1 (ko) * 2002-12-26 2005-07-22 이호영 구리산화물 또는 구리 나노와이어로 이루어진 전자방출팁의 저온 형성 방법 및 이 방법에 의해 제조된 전자방출팁을 포함하는 디스플레이 장치 또는 광원
US7273638B2 (en) * 2003-01-07 2007-09-25 International Business Machines Corp. High density plasma oxidation
US7974119B2 (en) 2008-07-10 2011-07-05 Seagate Technology Llc Transmission gate-based spin-transfer torque memory unit
US9030867B2 (en) * 2008-10-20 2015-05-12 Seagate Technology Llc Bipolar CMOS select device for resistive sense memory
US7936580B2 (en) * 2008-10-20 2011-05-03 Seagate Technology Llc MRAM diode array and access method
US7936583B2 (en) * 2008-10-30 2011-05-03 Seagate Technology Llc Variable resistive memory punchthrough access method
US7825478B2 (en) 2008-11-07 2010-11-02 Seagate Technology Llc Polarity dependent switch for resistive sense memory
US8178864B2 (en) 2008-11-18 2012-05-15 Seagate Technology Llc Asymmetric barrier diode
US8203869B2 (en) 2008-12-02 2012-06-19 Seagate Technology Llc Bit line charge accumulation sensing for resistive changing memory
US8159856B2 (en) 2009-07-07 2012-04-17 Seagate Technology Llc Bipolar select device for resistive sense memory
US8158964B2 (en) 2009-07-13 2012-04-17 Seagate Technology Llc Schottky diode switch and memory units containing the same
US8617952B2 (en) 2010-09-28 2013-12-31 Seagate Technology Llc Vertical transistor with hardening implatation
US8648426B2 (en) 2010-12-17 2014-02-11 Seagate Technology Llc Tunneling transistors

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3500102A (en) 1967-05-15 1970-03-10 Us Army Thin electron tube with electron emitters at intersections of crossed conductors
US3798752A (en) 1971-03-11 1974-03-26 Nippon Electric Co Method of producing a silicon gate insulated-gate field effect transistor
US3814968A (en) 1972-02-11 1974-06-04 Lucas Industries Ltd Solid state radiation sensitive field electron emitter and methods of fabrication thereof
US3970887A (en) 1974-06-19 1976-07-20 Micro-Bit Corporation Micro-structure field emission electron source
US5066883A (en) 1987-07-15 1991-11-19 Canon Kabushiki Kaisha Electron-emitting device with electron-emitting region insulated from electrodes
FR2623013A1 (fr) 1987-11-06 1989-05-12 Commissariat Energie Atomique Source d'electrons a cathodes emissives a micropointes et dispositif de visualisation par cathodoluminescence excitee par emission de champ,utilisant cette source
US4874981A (en) 1988-05-10 1989-10-17 Sri International Automatically focusing field emission electrode
US5228878A (en) 1989-12-18 1993-07-20 Seiko Epson Corporation Field electron emission device production method
US5039625A (en) 1990-04-27 1991-08-13 Mcnc Maximum areal density recessed oxide isolation (MADROX) process
FR2663462B1 (fr) 1990-06-13 1992-09-11 Commissariat Energie Atomique Source d'electrons a cathodes emissives a micropointes.
US5201992A (en) * 1990-07-12 1993-04-13 Bell Communications Research, Inc. Method for making tapered microminiature silicon structures
JP2626276B2 (ja) 1991-02-06 1997-07-02 双葉電子工業株式会社 電子放出素子
JP2550798B2 (ja) * 1991-04-12 1996-11-06 富士通株式会社 微小冷陰極の製造方法
US5100355A (en) 1991-06-28 1992-03-31 Bell Communications Research, Inc. Microminiature tapered all-metal structures
US5266530A (en) * 1991-11-08 1993-11-30 Bell Communications Research, Inc. Self-aligned gated electron field emitter
US5199917A (en) 1991-12-09 1993-04-06 Cornell Research Foundation, Inc. Silicon tip field emission cathode arrays and fabrication thereof
US5229331A (en) * 1992-02-14 1993-07-20 Micron Technology, Inc. Method to form self-aligned gate structures around cold cathode emitter tips using chemical mechanical polishing technology
US5151061A (en) 1992-02-21 1992-09-29 Micron Technology, Inc. Method to form self-aligned tips for flat panel displays
US5186670A (en) 1992-03-02 1993-02-16 Micron Technology, Inc. Method to form self-aligned gate structures and focus rings
US5259799A (en) 1992-03-02 1993-11-09 Micron Technology, Inc. Method to form self-aligned gate structures and focus rings
US5205770A (en) 1992-03-12 1993-04-27 Micron Technology, Inc. Method to form high aspect ratio supports (spacers) for field emission display using micro-saw technology
US5210472A (en) 1992-04-07 1993-05-11 Micron Technology, Inc. Flat panel display in which low-voltage row and column address signals control a much pixel activation voltage
US5232549A (en) 1992-04-14 1993-08-03 Micron Technology, Inc. Spacers for field emission display fabricated via self-aligned high energy ablation
US5302238A (en) 1992-05-15 1994-04-12 Micron Technology, Inc. Plasma dry etch to produce atomically sharp asperities useful as cold cathodes
US5283500A (en) 1992-05-28 1994-02-01 At&T Bell Laboratories Flat panel field emission display apparatus
US5269877A (en) 1992-07-02 1993-12-14 Xerox Corporation Field emission structure and method of forming same
US5266350A (en) 1992-07-14 1993-11-30 The Dow Chemical Company Processes and materials for treatment and repair of electrolytic cell separators
GB9216647D0 (en) * 1992-08-05 1992-09-16 Isis Innovation Cold cathodes
US5378182A (en) 1993-07-22 1995-01-03 Industrial Technology Research Institute Self-aligned process for gated field emitters
KR100287271B1 (ko) 1994-11-04 2001-04-16 마이크론 테크놀로지 인코포레이티드 저온 산화공정을 사용하여 이미터 사이트를 예리하게 하는 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024447A2 (ja) * 2008-09-01 2010-03-04 財団法人新産業創造研究機構 カラーセンター含有酸化マグネシウムとその薄膜、波長可変レーザー媒体、レーザー装置、光源デバイス
WO2010024447A3 (ja) * 2008-09-01 2010-05-20 財団法人新産業創造研究機構 カラーセンター含有酸化マグネシウムとその薄膜、波長可変レーザー媒体、レーザー装置、光源デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
EP0789931A1 (en) 1997-08-20
AU4145196A (en) 1996-05-31
DE69517700T2 (de) 2000-11-23
EP0789931B1 (en) 2000-06-28
KR100287271B1 (ko) 2001-04-16
US6312965B1 (en) 2001-11-06
JP3095780B2 (ja) 2000-10-10
US5923948A (en) 1999-07-13
DE69517700D1 (de) 2000-08-03
WO1996014650A1 (en) 1996-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3095780B2 (ja) 低温酸化法を用いてエミッタサイトを尖らせる方法
US5389026A (en) Method of producing metallic microscale cold cathodes
JP3008852B2 (ja) 電子放出素子およびその製造方法
KR100416141B1 (ko) 카본계 물질로 형성된 에미터를 갖는 전계 방출표시소자의 제조방법
JP3903577B2 (ja) 電子放出素子用ダイヤモンド部材、その製造方法及び電子デバイス
JPH11102640A (ja) 電界放出型陰極及びその製造方法
JPH0594762A (ja) 電界放出型電子源及びその製造方法
US4115223A (en) Gallium arsenide photocathodes
JP3170679B2 (ja) 電界放出素子のマイクロチップ製造方法
JPH09185942A (ja) 冷陰極素子及びその製造方法
JP3012517B2 (ja) 電子放出素子及びその製造方法
JP2000150005A (ja) 色素増感型太陽電池の製造方法
JPH1117217A (ja) 発光素子材料の製造方法
JP3406895B2 (ja) 電界放出型冷陰極装置及びその製造方法、並びに真空マイクロ装置
WO1996000975A1 (en) Fabrication of electron-emitting structures using charged-particle tracks and removal of emitter material
EP1316982B1 (en) Method for fabricating GaN field emitter arrays
JPH05271942A (ja) ダイヤモンド薄膜及びその作成方法
JP3190850B2 (ja) 真空マイクロ素子の製造方法及びこの製造方法による真空マイクロ素子
JPH0817330A (ja) 電界放出型電子源およびその製造方法
JP2000251616A (ja) 電界放出型冷陰極装置およびその製造方法
JP3467347B2 (ja) 冷陰極電子源素子の製造方法
JPH09270228A (ja) 電界放射型電子源の製造方法
JP3513315B2 (ja) 電界放出型電子素子の製造方法
US20040266308A1 (en) Method to increase the emission current in FED displays through the surface modification of the emitters
JPH0982216A (ja) 電界放出型電子源の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees