JPH10505114A - キレート化剤によって高められた光漂白 - Google Patents

キレート化剤によって高められた光漂白

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JPH10505114A JP8508763A JP50876396A JPH10505114A JP H10505114 A JPH10505114 A JP H10505114A JP 8508763 A JP8508763 A JP 8508763A JP 50876396 A JP50876396 A JP 50876396A JP H10505114 A JPH10505114 A JP H10505114A
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Abstract

(57)【要約】 亜鉛フタロシアニンなどの光漂白剤の性能は、キレート化剤によって高められる。このように、スルホン化亜鉛フタロシアニンプラスジエチレントリアミンペンタアセテートは、洗濯された布帛の高められた光漂白を与える。改良光漂白剤系を含む洗剤組成物が、提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 キレート化剤によって高められた光漂白 技術分野 特に布帛クリーニング操作で光漂白剤の性能は、キレート化剤の存在によって 高められ且つ改善された白色度維持および黄ばみ汚れ除去性能は、与えられる。 背景技術 各種の漂白剤は、洗濯および他のクリーニング組成物で使用することが示唆さ れてきた。例えば、次亜塩素酸塩溶液は、各種の過酸化物および過酸化物発生漂 白剤および漂白活性剤と同様に、このような目的に使用してもよい。過ホウ酸ナ トリウム、過炭酸ナトリウムなどの物質は、洗濯洗剤および他のクリーニング製 品で使用することが普通になってきた。 洗濯された布帛をライン乾燥操作と同様に直射日光などの集中光源に付す状況 下で常用されている1つの種類の漂白剤は、光漂白剤である。これらの価値のあ る漂白剤は、比較的マイルドであり且つ布帛および染料に対して安全であるが、 さらに白色の鮮明な布帛を与えることにおいて全く有効である。一般原則として 、光漂白剤の作用は、日光からのエネルギーの捕捉およびその布帛表面上での漂 白種への転化を包含する。各種のこのような物質、特に亜鉛フタロシアニンクラ スのものは、多年洗濯洗剤で商業上使用されてきた。 漂白剤の使用と関連づけられる1つの問題は、年数を経た布帛上の「黄ばみ( 黒ずみ)」の印象を除く能力である。このような黄ばみ源は詳細には知られてい ないが、体汚れ、放浪染料、頑固な汚れなどが布帛表面上に結局蓄積し、その結 果として、布帛はもはや新しく且つ白色には見えない。従って、漂白効能を改善 するための手段のために洗剤処方業者による継続的な検索がある。例えば、過 ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウムなどの漂白剤は、テトラアセチルエチレン ジアミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)な どの分子を含めていわゆる漂白活性剤物質の使用によって改良してきた。 しかしながら、光漂白剤の場合には、性能の改良は、今日までのところほとん ど認められていない。現在商業上使用されているスルホン化亜鉛フタロシアニン は、一般に、最大の光漂白性能を与えると受け取られている。従って、光漂白剤 を含む組成物の処方業者は、従来、改善された漂白およびクリーニング上の利益 を保証するための他の手段を無理に捜してきた。 或るキレート化剤は、光漂白剤と相互作用して可視光線スペクトルでの吸光度 を増大するであろうことが今や確認された。理論によって限定しようとするもの ではないが、キレート化剤の存在下での光漂白剤は、布帛表面上に吸収できるよ り活性の漂白種が溶液中において生成すると推測されることがある。乾燥プロセ ス時に、「光漂白剤−キレート化剤」のこの種は、より多くのエネルギーを吸収 でき、このより多くのエネルギーは酸素を活性化状態に活性化するために使用さ れ、この活性化状態は汚れ、特に分子構造中に二重結合を含有するものを酸化す るであろう。或いは、光漂白剤−キレート化剤は、光漂白剤単独より吸収し、付 勢し且つ漂白に応答する酸素種を活性化するのに1分子当たりエネルギーが少な くてすむことがある。どのような理由であれ、この増大された吸光度は、光漂白 剤が所望の漂白種をより効率的に且つ有効に生成するであろうことを意味する。 従って、今や驚異的なことに、本発明の方法でキレート化剤と併用される光漂白 剤は、改善された白色度維持性能を与えることが確認された。 本発明の目的は、特に洗濯された布帛の改良光漂白を提供することにある。本 発明の別の目的は、改良光漂白および洗濯組成物を提供することにある。これら の目的および他の目的は、下記の開示からわかるように、ここで達成される。 フタロシアニン光漂白剤を洗濯組成物で使用することは、米国特許第4,03 3,718号明細書に記載されている。 発明の開示 本発明は、光漂白剤およびキレート化剤を含む漂白組成物であって、 (a)前記光漂白剤が約0.0005〜約0.015重量%の濃度範囲で存在 し且つ (b)前記キレート化剤が約0.2〜約10.0重量%の濃度範囲で存在する ことを特徴とする漂白組成物を包含する。 本組成物は、好ましくは、前記光漂白剤がフタロシアニン化合物、特に亜鉛フ タロシアニンおよびアルミニウムフタロシアニンから選ばれるものであり、最も 好ましくはスルホン化フタロシアニンであるものである。 本発明の好ましいキレート化剤は、水溶性ジエチレントリアミンペンタアセテ ート、エチレンジアミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタ(メチ レンホスホネート)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)、エチ レンジアミンジスクシネート、およびそれらの混合物から選ばれるメンバーであ る。 また、本発明は、 (a)光漂白剤約0.0005〜約0.015重量%、 (b)キレート化剤約0.2〜約10.0重量%、 (c)洗剤界面活性剤少なくとも約1重量%、および (d)組成物の残部(補助洗剤成分および担体からなる) を含むことを特徴とする改善された光漂白効果を有する布帛洗濯用組成物を包含 する。 前記のように、このような組成物においては、前記光漂白剤は、好ましくは、 フタロシアニン化合物、特に亜鉛フタロシアニンおよびアルミニウムフタロシア ニン、最も好ましくはスルホン化フタロシアニンである。 また前記のように、このような組成物は、好ましくは、ジエチレントリアミン ペンタアセテート、エチレンジアミンテトラアセテート、ジエチレントリアミン ペンタ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネ ート)、エチレンジアミンジスクシネート、およびそれらの混合物から選ばれる メンバーであるキレート化剤を使用する。 また、本発明は、通常の布帛光漂白法または布帛洗濯法を水性浴中で行い(洗 濯または漂白された布帛の光、特に日光への露光と同時に行うか、次いで、洗濯 または漂白された布帛を光、特に日光に露光する)、但し (a)光漂白剤が前記浴に約0.02ppm〜約2.0ppmの範囲内の濃度 で存在し且つ (b)キレート化剤が前記浴に約2ppm〜約40ppmの範囲内の濃度で存 在する ことを特徴とする、他の点では通常の布帛光漂白法または布帛洗濯法に従う、改 善された光漂白活性を与えるための方法を包含する。 前記方法で使用するのに好ましい光漂白剤およびキレート化剤は、前記の通り である。 また、本発明は、スルホン化亜鉛フタロシアニンまたはスルホン化アルミニウ ムフタロシアニン:キレート化剤錯体自体、特に以下により十分に記載のような ジエチレントリアミンペンタアセテートとの複合体を包含する。 ここですべての%、比率および調製は、特に断らない限り、重量基準である。 引用のすべての文書は、関連部分でここに参考文献として編入する。 発明を実施するための最良の形態 光漂白剤−本発明の実施で使用するフタロシアニン光漂白剤は、例えば、19 77年7月5日発行の米国特許第4,033,718号明細書に記載されている 。これらの光漂白剤は、商品であり且つ、例えば、商品名チノラックス (TINOLUX)でまたは亜鉛フタロシアニンスルホネートとして入手できる。 一般に、フタロシアニンは、「ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエティ ー」(1936)第1719頁に報告のようにリンステッドおよび共働者によっ て記載の方法で製造できる。周知のように、非置換金属フタロシアニンは、非常 に低い程度水に可溶性であり且つ顔料として使用される。しかしながら、水中溶 解度は、親水基、例えば、スルホ、カルボキシまたは他の置換基をフタロシアニ ン分子に導入することによって漸次大きい程度達成できる。このように、このよ うな水分散性または水溶性フタロシアニンは、光漂白剤として使用される。親水 基の導入は、硫酸化によって最も好都合に行われ且つ4個までのスルホ基は、熱 発煙硫酸の使用によってフタロシアニン構造に導入できる。スルホン化フタロシ アニンは、綿または紙パルプのいずれかの形態でセルロースに親和力を有するの で、直接染料として有用である。例えば、H.A.ラッブス編の「ザ・ケミスト リー・オブ・シンセティック・ダイズ・エンド・ピッグメンツ」(ニューヨーク 州ラインホールド)(1955)参照。 前記のように、フタロシアニンは、発煙硫酸で加熱することによって容易にス ルホン化できる。このように、モノスルホン化、ジスルホン化、トリスルホン化 およびテトラスルホン化である亜鉛フタロシアニンおよびアルミニウムフタロシ アニンは、製造できる。トリスルホン化およびテトラスルホン化種が、光漂白剤 として使用するのに好ましい。亜鉛テトラスルホン化フタロシアニンおよび亜鉛 トリスルホン化フタロシアニンが、最も好ましい。これらの特に好ましい物質の 合成に関する更なる詳細は、前記米国特許第4,033,718号明細書に開示 されている。 キレート化剤−ここで使用するキレート化剤は、亜鉛(好ましい)またはアル ミニウムと相互作用する能力について技術上および商業的実施において既知の各 種の二座または多座物質のいずれであることもできる。好ましくは、このような キレート化剤は、サイトレートなどの単なるポリカルボキシレート物質ではない が、むしろ各種の金属陽イオン、特に亜鉛用キレート化剤として使用することが 周知のアミノ/カルボキシレートおよびアミノ/ホスホネート物質のクラスから 選ばれる。このようなキレート化剤としては、限定するものではないが、ジエチ レントリアミンペンタアセテート(DTPA)、エチレンジアミンテトラアセテ ート(EDTA)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)(D TPMP)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)(EDTMP) 、エチレンジアミンジスクシネート(EDDS)、およびそれらの混合物が挙げ られる。ここで有用な他のキレート化剤としては、ニトリロトリアセテート、N −ヒドロキシエチレンジアミントリアセテートなどが挙げられる。すべてのこの ようなキレート化剤は、水溶性の形態、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、ア ンモニウム塩などとして使用される。 洗浄液のpHおよび水硬度に応じて、或るキレート化剤は、他のものより有効 であると予期されることがある。例えば、洗濯浴の高硬度(7〜25グレン/ガ ロン)およびpH 9〜11においては、DTPA、EDDSおよびホスホネー トキレート化剤(例えば、EDTMPおよびDTPMP)は、EDTAより良く 遂行するであろう。低い水硬度(0〜8gpg)および低pH 6〜9において は、EDTAは、他のキレート化剤と同じ位良く遂行するであろう。 光漂白剤:キレート化剤のモル比−前記のように、光漂白剤およびキレート化 剤は、本組成物および本法で明記の重量および%で使用される。モル基準で考慮 し且つ前記水硬度およびpHの考慮を十分に配慮して、ここで使用する光漂白剤 :キレート化剤の好ましいモル比は、1:10から1:2000の範囲内である 。性能試験は、この比率範囲内で、光漂白剤単独またはキレート化剤単独より有 意に高い白色度および黒ずみ除去を示す。この比率の範囲外では、特殊なまたは 相乗的なキレート化剤−光漂白剤性能増進は、観察されない。 補助成分 商業的な漂白剤および完全に処方された洗剤組成物、特に布帛を洗濯する際に 使用しようとするものは、典型的には、全クリーニング性能を高め、追加の布帛 ケア上の利益を与え、または組成物の加工性および/または美観を改善するため に各種の補助成分も含むであろう。下記のものは、処方業者の便宜のためにこの ような補助成分を例示するために包含するものであって、限定しようとするもの ではない。 追加の漂白化合物−漂白剤および漂白活性剤−本発明の洗剤組成物は、場合に よって、漂白剤、または漂白剤と光漂白剤型を有していない1種以上の漂白活性 剤とを含有する漂白組成物を含有してもよい。存在する場合には、このような漂 白剤は、特に布帛洗濯のために、典型的には、洗剤組成物の約1%〜約30%、 より典型的には約5%〜約20%の量であろう。存在するならば、漂白活性剤の 量は、典型的には、漂白剤と漂白活性剤とを含む漂白組成物の約0.1%〜約6 0%、より典型的には約0.5%〜約40%であろう。 ここで使用する漂白剤は、布類クリーニング、硬質表面クリーニング、または 今や既知であるか知られるようになる他のクリーニング目的で洗剤組成物に有用 な漂白剤のいずれであることもできる。これらとしては、酸素漂白剤並びに他の 漂白剤が挙げられる。ペルボレート漂白剤、例えば、過ホウ酸ナトリウム(例え ば、1水和物または4水和物)は、ここで使用できる。 制限なしに使用できる別のカテゴリーの漂白剤は、ペルカルボン酸漂白剤およ びそれらの塩を包含する。この種の漂白剤の好適な例としては、モノペルオキシ フタル酸マグネシウム6水和物、m−クロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4− ノニルアミノ−4−オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカンジオン酸 が挙げられる。このような漂白剤は、1984年11月20日発行のハートマン の米国特許第4,483,781号明細書、1985年6月3日出願のバーンズ 等の米国特許出願第740,446号明細書、1985年2月20日公告のバン クス等の欧州特許出願第0,133,354号明細書、1983年11月1日発 行のチャング等の米国特許第4,412,934号明細書に開示されている。高 度に好ましい漂白剤としては、バーンズ等に1987年1月6日発行の米国特許 第4,634,551号明細書に記載のような6−ノニルアミノ−6−オキソペ ルオキシカプロン酸も挙げられる。 過酸素漂白剤も、使用できる。好適な過酸素漂白化合物としては、炭酸ナトリ ウム過酸化水素化物および均等の「ペルカーボネート」漂白剤、ピロリン酸ナト リウム過酸化水素化物、尿素過酸化水素化物、および過酸化ナトリウムが挙げら れる。ペルサルフェート漂白剤〔例えば、デュポンによって商業上生産されてい るオキソン(OXONE)〕も、使用できる。 好ましいペルカーボネート漂白剤は、平均粒径約500μm〜約1,000μ mを有する乾燥粒子(該粒子の約10重量%以下は約200μmより小さく且つ 前記粒子の約10重量%以下は約1,250μmより大きい)からなる。場合に よって、ペルカーボネートは、シリケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤で 被覆できる。ペルカーボネートは、FMC、ソルベイ、トーカイ・デンカなどの 各種の商業的源から入手できる。 漂白剤の混合物も、使用できる。 過酸素漂白剤、ペルボレート、ペルカーボネートなどは、好ましくは、漂白活 性剤と組み合わせ、このことは漂白活性剤に対応するペルオキシ酸の水溶液中で のその場生成(即ち、洗浄プロセス時)をもたらす。活性剤の各種の非限定例は 、マオ等に1990年4月10日発行の米国特許第4,915,854号明細書 および米国特許第4,412,934号明細書に開示されている。ノナノイルオ キシベンゼンスルホネート(NOBS)およびテトラアセチルエチレンジアミン (TAED)活性剤が典型であり且つそれらの混合物も使用できる。ここで有用 な他の典型的な漂白剤および活性剤については米国特許第4,634,551号 明細書も参照。 高度に好ましいアミド誘導漂白活性剤は、式 R1N(R5)C(O)R2C(O)Lまたは R1C(O)N(R5)R2C(O)L (式中、R1は炭素数約6〜約12のアルキル基であり、R2は炭素数1〜約6の アルキレンであり、R5はHまたは炭素数約1〜約10のアルキル、アリールま たはアルカリールであり、Lは好適な離脱基である) のものである。離脱基は、過加水分解陰イオンによる漂白活性剤上への求核攻撃 の結果として漂白活性剤から置換される基である。好ましい離脱基は、フェニル スルホネートである。 前記式の漂白活性剤の好ましい例としては、米国特許第4,634,551号 明細書(ここに参考文献として編入)に記載のような(6−オクタンアミドカプ ロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシ ベンゼンスルホネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホ ネート、およびそれらの混合物が挙げられる。 別の種類の漂白活性剤は、1990年10月30日発行のホッッジ等の米国特 許第4,966,723号明細書(ここに参考文献として編入)に開示のベンゾ キサジン型の活性剤からなる。ベンゾキサジン型の高度に好ましい活性剤は、式 のものである。 なお別の種類の好ましい漂白活性剤としては、アシルラクタム活性剤、特に式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜約12のアルキル、アリール、アルコキシア リール、またはアルカリール基である) のアシルカプロラクタムおよびアシルバレロラクタムが挙げられる。高度に好ま しいラクタム活性剤としては、ベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロ ラクタム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルカプロラクタム、ノナノイルカ プロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、ベ ンゾイルバレロラクタム、オクタノイルバレロラクタム、デカノイルバレロラク タム、ウンデセノイルバレロラクタム、ノナノイルバレロラクタム、3,5,5 −トリメチルヘキサノイルバレロラクタムおよびそれらの混合物が挙げられる。 過ホウ酸ナトリウムに吸着されたベンゾイルカプロラクタムを含めたアシルカプ ロラクタムを開示しているサンダーソンに1985年10月8日発行の米国特許 第4,545,784号明細書(ここに参考文献として編入)も参照。 所望ならば、漂白化合物は、マンガン化合物によって触媒できる。このような 化合物は、技術上周知であり、例えば、米国特許第5,246,621号明細書 、米国特許第5,244,594号明細書、米国特許第5,194,416号明 細書、米国特許第5,114,606号明細書、および欧州特許出願公告第54 9,271A1号明細書、第549,272A1号明細書、第544,440A 2号明細書および第544,490A1号明細書に開示のマンガンをベースとす る触 媒が挙げられる。これらの触媒の好ましい例としては、MnIV 2(u−O)3(1 ,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2(PF62、M nIII 2(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−ト リアザシクロノナン)2−(ClO42、MnIV 4(u−O)6(1,4,7−ト リアザシクロノナン)4(ClO44、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−OAc )2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2(ClO43、MnIV(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン) −(OCH33(PF6)、およびそれらの混合物が挙げられる。他の金属をベ ースとする漂白触媒としては、米国特許第4,430,243号明細書および米 国特許第5,114,611号明細書に開示のものが挙げられる。マンガンを各 種の錯体配位子と併用して漂白を高めることも、下記の米国特許に報告されてい る:第4,728,455号明細書、第5,284,944号明細書、第5,2 46,612号明細書、第5,256,779号明細書、第5,280,117 号明細書、第5,274,147号明細書、第5,153,161号明細書、第 5,227,084号明細書。 実際上、限定せずに、本発明の組成物および方法は、水性洗浄液中に活性漂白 触媒種少なくとも1部/千万程度を与えるように調節でき且つ好ましくは洗濯液 中に触媒種約0.1ppm〜約700ppm、より好ましくは約1ppm〜約5 00ppmを与えるであろう。 洗剤界面活性剤−典型的には約1〜約55重量%の量でここで有用な界面活性 剤の非限定例としては、通常のC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(「L AS」)および第一級、分枝鎖およびランダムC10〜C20アルキルサルフェート (「AS」)、式 CH3(CH2x(CHOSO3 -+)CH3およびCH3(C H2y(CHOSO3 -+)CH2CH3(式中、xおよび(y+1)は少なくと も約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、Mは水 溶化陽イオン、特にナトリウムである)のC10〜C18第二級(2,3)アルキル サルフェート、不飽和サルフェート、例えば、オレイルサルフェート、C10〜C18 アルキルアルコキシサルフェート(「AExS」;特にEO1〜7エトキシサ ルフェート)、C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO1〜 5エトキシカルボキシレート)、C1018グリセロールエーテル、C10〜C18ア ルキルポリグリコシドおよびそれらの対応硫酸化ポリグリコシド、およびC12〜 C18α−スルホン化脂肪酸エステルが挙げられる。所望ならば、通常の非イオン 界面活性剤および両性界面活性剤、例えば、C12〜C18アルキルエトキシレート (「AE」)、例えば、いわゆる狭いピーク化アルキルエトキシレートおよびC6 〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(特にエトキシレートおよび混合 エトキシ/プロポキシ)、C12〜C18ベタインおよびスルホベタイン(「スルタ イン」)、C10〜C18アミンオキシドなども、全組成物に配合できる。C10〜C18 N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミドも、使用できる。典型的な例として は、C12〜C18N−メチルグルカミドが挙げられる。WO第9,206,154 号明細書参照。他の糖誘導界面活性剤としては、C10〜C18N−(3−メトキシ プロピル)グルカミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙げ られる。N−プロピルC12〜C18グルカミドからN−ヘキシルC12〜C18グルカ ミドまでは、低起泡のために使用できる。通常のC10〜C20石鹸も、使用しても よい。オレオイルサルコシネートおよび他の既知のC12〜C18サルコシネートも 、使用してもよい。高起泡が望まれるならば、分枝鎖C10〜C16石鹸は使用して もよい。陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤との混合物が、特に有用であ る。他の通常の有用な界面活性剤は、標準のテキストに記載されている。 酵素−酵素は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化物をベースと するしみ、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去および逃避染料移動 の防止、および布帛修復を含めて各種の布帛洗濯目的で本処方物に配合できる。 配合すべき酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、 およびペルオキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の種類の酵素 も、配合してもよい。それらは、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物、細 菌、真菌および酵母起源を有していてもよい。しかしながら、それらの選択は、 数種の因子、例えば、pH活性および/または安定性最適条件、熱安定性、活性 洗剤、ビルダーなどに対する安定性によって支配される。この点で、細菌または 真菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテアーゼ、および真菌セルラーゼ が、好ましい。 酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mg(重量)まで、より典型的に は約0.01mg〜約3mgを与えるのに十分な量で配合する。換言すれば、本組成 物は、典型的には、市販の酵素製剤約0.001〜約5重量%、好ましくは0. 01〜1重量%を含むであろう。プロテアーゼ酵素は、通常、このような市販製 剤に組成物1g当たり0.005〜0.1アンソン(Anson)単位(AU)の活性 を与えるのに十分な量で存在する。 プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.licheniformsの特定の菌株から得 られるズブチリシンである。別の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリー ズA/Sによって開発され且つ登録商品名エスペラーゼ(ESPERASE)で販売され ている8〜12のpH範囲全体にわたって最大活性を有するバチルスの菌株から 得られる。この酵素および類似の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243, 784号明細書に記載されている。タンパク質をベースとするしみを除去するの に好適な市販のタンパク分解酵素としては、ノボ・インダストリーズA/S(デ ンマーク)によって商品名アルカラーゼ(ALCALASE)およびサビナーゼ(SAVINA SE)で販売されているものおよびインターナショナル・バイオ−シンセティック ス・インコーポレーテッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ(MAXATASE )で販売されているものが挙げられる。他のプロテアーゼとしては、 プロテアーゼA(1985年1月9日公告の欧州特許出願第130,756号明 細書参照)およびプロテアーゼB(1987年4月28日出願の欧州特許出願第 87303761.8号明細書および1985年1月9日公告のボット等の欧州 特許出願第130,756号明細書参照)が挙げられる。 アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ )に記載のα−アミラーゼ、インターナショナル・バイオ−シンセティックス・ インコーポレーテッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・インダストリ ーズ製のターマミル(TERMAMYL)およびバン(BAN)が挙げられる。 本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す るであろう。好適なセルラーゼは、Humicola insolens およびHumicola菌株DS M1800またはアエロモナス属に属するセルラーゼ212産生真菌から産生さ れる真菌セルラーゼ、およびマリン軟体動物(Dolabella Auricula Solander) の肝膵臓から抽出されるセルラーゼを開示している1984年3月6日発行のバ ーベスゴード等の米国特許第4,435,307号明細書に開示されている。ま た、好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第 2.095.275号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に 開示されている。ケアザイム(CAREZYME)(ノボ)が特に有用である。 洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明 細書に開示のようなPseudomonas stutzeri ATCC19.154などのPseudo monas 群の微生物によって産生されるものが挙げられる。1978年2月24日 に公開の特開昭53−20487号公報中のリパーゼも参照。このリパーゼは、 日本の名古屋のアマノ・ファルマセウティカル株式会社から商品名リパーゼP「 アマノ(Amano)」で入手できる(以下「アマノ−P」と称する)。他の市販のリ パーゼとしては、アマノ−CES、Chromobacter viscosum、例えば、日 本の田方の東洋醸造株式会社から市販されているChromobacterviscosum var.lip olyticum NRRLB3673からのリパーゼ;および米国のU.S.バイオケ ミカル・コーポレーションおよびオランダのディソイント・カンパニーからの更 に他のChromobacter viscosum リパーゼ、およびPseudomonas gladioliからのリ パーゼが挙げられる。Humicola lanuginosa に由来し且つノボから市販されてい るリポラーゼ酵素(EPO第341,947号明細書も参照)が、ここで使用す るのに好ましいリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート 、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使 用され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他 の基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技 術上既知であり、例えば、ホーセラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナー ゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロ モペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば 、ノボ・インダストリーズに譲渡のO.カークによる1989年10月19日公 告のPCT国際出願WO第89/099813号明細書に開示されている。 広範囲の酵素物質および合成洗剤組成物への配合手段も、マッカーリー等に1 971年1月5日発行の米国特許第3,553,139号明細書に開示されてい る。酵素は、更に、1978年7月18日発行のプレース等の米国特許第4,1 01,457号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特許第 4,507,219号明細書に開示されている。液体洗剤処方物に有用な酵素物 質およびこのような処方物への配合法は、1981年4月14日発行のホラ等の 米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で使用するため の酵素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技術は、ジェッジ等に 1971年8月17日発行の米国特許第3,600,319号明細書、および 1986年10月29日公告のベネガスの欧州特許出願公告第0 199 40 5号明細書、出願第86200586.5号明細書に開示され且つ例証されてい る。酵素安定化系も、例えば、米国特許第3,519,570号明細書に記載さ れている。 ビルダー−洗浄性ビルダーは、場合によって、鉱物硬度を制御するのを助長す るために本組成物に配合できる。無機並びに有機ビルダーが使用できる。ビルダ ーは、典型的には、粒子汚れの除去を助長するために布帛洗濯組成物に使用され る。 ビルダーの量は、組成物の最終用途および所望の物理的形に応じて広く変化で きる。存在する時には、組成物は、典型的にはビルダー少なくとも約1%を含む であろう。液体処方物は、典型的には洗浄性ビルダー約5〜約50重量%、より 典型的には約5〜約30重量%を含む。粒状処方物は、典型的には洗浄性ビルダ ー約10〜約80重量%、より典型的には約15〜約50重量%を含む。しかし ながら、より少ないか多い量のビルダーは、排除することを意味しない。 無機またはP含有洗浄性ビルダーとしては、限定するものではないが、ポリリ ン酸(トリポリホスフェート、ピロホスフェート、およびガラス状高分子メタホ スフェートによって例証)、ホスホン酸、フィチン酸、ケイ酸、炭酸(重炭酸お よびセスキ炭酸を含めて)、硫酸、およびアルミノケイ酸のアルカリ金属塩、ア ンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩が挙げられる。しかしながら、 非ホスフェートビルダーは、必要とされる場合もある。重要なことに、本組成物 は、驚異的なことに、サイトレートなどのいわゆる「弱い」ビルダー(ホスフェ ートと比較して)の存在下またはゼオライトまたは層状シリケートビルダーの場 合に生ずることがあるいわゆる「ビルダー不足」状況下でさえよく機能する。 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比 1.6:1から3.2:1を有するものおよび層状シリケート、例えば、H. P.リックに1987年5月12日発行の米国特許第4,664,839号明細 書に記載の層状ケイ酸ナトリウムである。NaSKS−6は、ヘキストによって 市販されている結晶性層状シリケートの商標である(通常ここで「SKS−6」 と略称)。ゼオライトビルダーと異なり、NaSKS−6シリケートビルダーは 、アルミニウムを含有しない。NaSKS−6は、層状シリケートのδ−Na2 SiO5形態形を有する。それは、独国特許DE−A第3,417,649号明 細書およびDE−A第3,742,043号明細書に記載の方法などの方法によ って製造できる。SKS−6は、ここで使用するのに高度に好ましい層状シリケ ートであるが、他のこのような層状シリケート、例えば、一般式NaMSix2 x+1 ・yH2O(式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4、好ま しくは2の数であり、yは0〜20、好ましくは0の数である)を有するものは 、ここで使用できる。ヘキストからの各種の他の層状シリケートとしては、α、 βおよびγ形としてのNaSKS−5、NaSKS−7およびNaSKS−11 が挙げられる。前記のように、δ−Na2SiO5(NaSKS−6形)が、ここ で使用するのに最も好ましい。他のシリケート、例えば、ケイ酸マグネシウムも 有用であることもあり、それらは粒状処方物でぱりぱりさ付与剤として、酸素漂 白剤用安定剤として、そして制泡系の成分として役立つことができる。 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日公告の独国特許出願第 2,321,001号明細書に開示のようなアルカリ土類金属およびアルカリ金 属の炭酸塩である。 アルミノシリケートビルダーは、本発明で有用である。アルミノシリケートビ ルダーは、大抵の現在市販されているヘビーデューティー粒状洗剤組成物で大き い重要性を有し且つ液体洗剤処方物でも有意なビルダー成分であることもできる 。アルミノシリケートビルダーとしては、実験式 Mz(zAlO2y〕・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約 0.5の範囲内であり、xは約15〜約264の整数である) を有するものが挙げられる。 有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、市販されている。これらのアル ミノシリケートは、構造が結晶性または無定形であることができ且つ天然産アル ミノシケートであることができ、または合成的に誘導できる。アルミノシリケー トイオン交換物質の製法は、1976年10月12日発行のクルメル等の米国特 許第3,985,669号明細書に開示されている。ここで有用な好ましい合成 結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライトA、ゼオライトP (B)、ゼオライトMAPおよびゼオライトXで入手できる。特に好ましい態様 においては、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、式 Na12〔(AlO212(SiO212〕・xH2O (式中、xは約20〜約30、特に約27である) を有する。この物質は、ゼオライトAとして既知である。脱水ゼオライト(x= 0〜10)も、ここで使用してもよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直 径が約0.1〜10μmの粒径を有する。 本発明の目的で好適な有機洗浄性ビルダーとしては、限定せずに、各種のポリ カルボキシレート化合物が挙げられる。ここで使用する「ポリカルボキシレート 」は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個のカルボキシレー トを有する化合物を意味する。ポリカルボキシレートビルダーは、一般に、組成 物に酸形で添加できるが、中和塩の形でも添加できる。塩形で利用する時には、 ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩、またはアルカノ ールアンモニウム塩が、好ましい。 ポリカルボキシレートビルダーには各種のカテゴリーの有用物質が包含される 。 1つの重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーは、1964年4月7 日発行のベルグの米国特許第3,128,287号明細書および1972年1月 18日発行のランベルチ等の米国特許第3,635,830号明細書に開示のよ うなオキシジスクシネートを含めて、エーテルポリカルボキシレートを包含する 。ブッシュ等に1987年5月5日発行の米国特許第4,663,071号明細 書の「TMS/TDS」ビルダーも参照。また、好適なエーテルポリカルボキシ レートとしては、環式化合物、特に脂環式化合物、例えば、米国特許第3,92 3,679号明細書、第3,835,163号明細書、第4,158,635号 明細書、第4,120,874号明細書および第4,102,903号明細書に 記載のものが挙げられる。 他の有用な洗浄性ビルダーとしては、エーテルヒドロキシポリカルボキシレー ト、無水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとの共重合体、1, 3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、およびカルボ キシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸などのポ リ酢酸の各種のアルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩、並 びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1, 3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキ シレート、およびそれらの可溶性塩も挙げられる。 クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム 塩)は、更新可能な資源からの入手性および生分解性のためヘビーデューティー 液体洗剤処方物に特定の重要性を有するポリカルボキシレートビルダーである。 サイトレートは、特にゼオライトおよび/または層状シリケートビルダーとの組 み合わせで、粒状組成物でも使用できる。オキシジスクシネートも、このような 組成物および組み合わせで特に有用である。 また、1986年1月28日発行のブッシュの米国特許第4,566,984 号明細書に開示の3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエ ートおよび関連化合物は、本発明の洗剤組成物で好適である。有用なコハク酸ビ ルダーとしては、C5〜C20アルキルおよびアルケニルコハク酸およびそれらの 塩が挙げられる。この種の特に好ましい化合物は、ドデセニルコハク酸である。 スクシネートビルダーの特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチ ル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル(好ましい)、コハク酸2− ペンタデセニルなどが挙げられる。コハク酸ラウリルは、この群の好ましいビル ダーであり、1986年11月5日公告の欧州特許出願第86200690.5 /0,200,263号明細書に記載されている。 他の好適なポリカルボキシレートは、1979年3月13日発行のクラッチフ ィールド等の米国特許第4,144,226号明細書および1967年3月7日 発行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に開示されている。デ ィールの米国特許第3,723,322号明細書も参照。 脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、組成物に単独または前記ビル ダー、特にサイトレートおよび/またはスクシネートビルダーとの組み合わせで 配合して追加のビルダー活性を与えることができる。脂肪酸のこのような使用は 、一般に、処方業者によって考慮すべきである起泡の減少をもたらすであろう。 リンをベースとするビルダーが使用できる状況下および特に手洗濯操作に使用 する固形物の処方においては、周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナ トリウム、オルトリン酸ナトリウムなどの各種のアルカリ金属リン酸塩は、使用 できる。ホスホネートビルダー、例えば、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジ ホスホネートおよび他の既知のホスホネート(例えば、米国特許第3,159, 581号明細書、第3,213,030号明細書、第3,422,021号明細 書、第3,400,148号明細書および第3,422,137号明細書参照) も、使用できる。 酵素安定剤−ここで使用する酵素は、イオンを酵素に与える完成組成物中の水 溶性カルシウムイオン源および/またはマグネシウムイオン源の存在によって安 定化する(カルシウムイオンは一般にマグネシウムイオンより若干有効であり且 つ1種のみの陽イオンを使用すべきであるならば、ここで好ましい)。追加の安 定性は、各種の他の技術上開示の安定剤、特にボレート種の存在によって与える ことができる。セバーソンの米国特許第4,537,706号明細書参照。典型 的な洗剤、特に液体洗剤は、完成組成物1リットル当たり約1〜約30ミリモル 、好ましくは約2〜約20ミリモル、より好ましくは約5〜約15ミリモル、最 も好ましくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含むであろう。これは 、存在する酵素の量およびカルシウムまたはマグネシウムイオンへの応答に応じ て若干変化できる。カルシウムまたはマグネシウムイオンの量は、ビルダー、脂 肪酸などとの複合化をさせた後に、組成物中に酵素に利用できる若干の最小量が 常時あるように選ぶべきである。いかなる水溶性カルシウム塩またはマグネシウ ム塩、例えば、限定するものではないが、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、リ ンゴ酸カルシウム、マレイン酸カルシウム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウム 、および酢酸カルシウム、および対応マグネシウム塩も、カルシウムイオン源ま たはマグネシウムイオン源として使用できる。少量のカルシウムイオン(一般に 1リットル当たり約0.05〜約0.4ミリモル)も、しばしば、酵素スラリー および処方水中のカルシウムのため組成物に存在する。固体洗剤組成物において は、処方物は、洗濯液中でこのような量を与えるのに十分な量の水溶性カルシウ ムイオン源を包含してもよい。或いは、天然水硬度で十分であることがある。 前記量のカルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオンは、酵素安定性 を与えるのに十分であることを理解すべきである。より多いカルシウムイオンお よび/またはマグネシウムイオンは、グリース除去性能の追加の手段を与えるた めに組成物に添加できる。従って、一般的な提案として、本組成物は、典型的に は、水溶性カルシウムイオン源またはマグネシウムイオン源、または両方約0. 05〜約2重量%を含むであろう。量は、勿論、組成物で使用する酵素の量およ び種類に応じて変化できる。 本組成物は、場合によって(しかし好ましくは)、各種の追加の安定剤、特に ボレート型安定剤も含有してもよい。典型的には、このような安定剤は、ホウ酸 または組成物中でホウ酸を生成することができる他のボレート化合物(ホウ酸の 基準で計算)約0.25〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約5重量%、よ り好ましくは約0.75〜約3重量%の量で組成物で使用されるであろう。ホウ 酸が好ましい〔他の化合物、例えば、酸化ホウ素、ホウ砂および他のアルカリ金 属ホウ酸塩(例えば、オルトホウ酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、ピロホ ウ酸ナトリウム、およびペンタホウ酸ナトリウム)が好適であるが〕。置換ホウ 酸(例えば、フェニルボロン酸、ブタンボロン酸、およびp−ブロモフェニルボ ロン酸)も、ホウ酸の代わりに使用できる。 粘土汚れ除去/再付着防止剤−本発明の組成物は、場合によって、粘土汚れ除 去性および再付着防止性を有する水溶性エトキシ化アミンも含有できる。これら の化合物を含有する粒状洗剤組成物は、典型的には、水溶性エトキシ化アミン約 0.01〜約10.0重量%を含有する。液体洗剤組成物は、典型的には、水溶 性エトキシ化アミン約0.01〜約5重量%を含有する。 最も好ましい防汚剤/再付着防止剤は、エトキシ化テトラエチレンペンタミン である。例示のエトキシ化アミンは、1986年7月1日発行のバンダーミール の米国特許第4,597,898号明細書に更に記載されている。別の群の好ま しい粘土汚れ除去/再付着防止剤は、1984年6月27日公告のオーおよびゴ ッセリンクの欧州特許出願第111,965号明細書に開示の陽イオン化合物で ある。使用できる他の粘土汚れ除去/再付着防止剤としては、1984年6月2 7日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第111,984号明細書に開示のエ トキシ化アミン重合体;1984年7月4日公告のゴッセリンクの欧州特許出願 第112,592号明細書に開示の双性重合体;および1985年10月22日 発行のコナーの米国特許第4,548,744号明細書に開示のアミンオキシド が挙げられる。技術上既知の他の粘土汚れ除去剤および/または再付着防止剤も 、本組成物で利用できる。別の種類の好ましい再付着防止剤としては、カルボキ シメチルセルロース(CMC)物質が挙げられる。これらの物質は、技術上周知 である。 抑泡剤−泡の形成を低減するか抑制するための化合物は、本発明の組成物に配 合できる。抑泡は、米国特許第4,489,455号明細書および第4,489 ,574号明細書に記載のようないわゆる「高濃度クリーニング法」およびフロ ント装入欧州型洗濯機で特定の重要性を有することがある。 各種の物質は、抑泡剤として使用してもよく、且つ抑泡剤は、当業者に周知で ある。例えば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、 第7巻、第430頁〜第447頁(ジョン・ウィリー・エンド・サンズ・インコ ーポレーテッド、1979)参照。特定の興味がある1つのカテゴリーの抑泡剤 は、モノカルボン脂肪酸およびそれらの可溶性塩を包含する。ウェイン・セント ・ジョンに1960年9月27日発行の米国特許第2,954,347号明細書 参照。抑泡剤として使用するモノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的に は、炭素数10〜約24、好ましくは炭素数12〜18のヒドロカルビル鎖を有 する。好適な塩としては、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩 、およびリチウム塩、およびアンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩 が挙げられる。 また、本発明の洗剤組成物は、非界面活性剤抑泡剤を含有してもよい。これら としては、例えば、高分子量炭化水素、例えば、パラフィン、脂肪酸エステル( 例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族 C18〜C40ケトン(例えば、ステアロン)などが挙げられる。他の抑泡剤として は、N−アルキル化アミノトリアジン、例えば、炭素数1〜24の第一級または 第二級アミン2または3モルと塩化シアヌル酸との生成物として生成するトリア ルキルメラミンからヘキサアルキルメラミンまで、またはジアルキルジアミンク ロルトリアジンからテトラアルキルジアミンクロルトリアジンまで、プロピレン オキシド、およびモノステアリルホスフェート、例えば、モノステアリルアルコ ールリン酸エステルおよびモノステアリルジアルカリ金属(例えば、K、Na、 およびLi)ホスフェートおよびリン酸エステルが挙げられる。パラフィン、ハ ロパラフィンなどの炭化水素は、液体形で利用できる。液体炭化水素は、室温お よび大気圧で液体であろうし且つ流動点約−40℃〜約50℃および最小沸点約 110℃以上(大気圧)を有するであろう。また、ロウ状炭化水素、好ましくは 融点約100℃以下を有するものを利用することが既知である。炭化水素は、洗 剤組成物に好ましいカテゴリーの抑泡剤を構成する。炭化水素抑泡剤は、例えば 、ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779号 明細書に記載されている。炭化水素としては、このように、炭素数約12〜約7 0の脂肪族、脂環式、芳香族および複素環式飽和または不飽和炭化水素が挙げら れる。この抑泡剤議論で使用する「パラフィン」なる用語は、真のパラフィンと 環式炭化水素との混合物を包含しようとする。 別の好ましいカテゴリーの非界面活性剤抑泡剤は、シリコーン抑泡剤からなる 。このカテゴリーとしては、ポリジメチルシロキサンなどのポリオルガノシロキ サン油、ポリオルガノシロキサン油または樹脂の分散液または乳濁液、およびポ リオルガノシロキサンとシリカ粒子との組み合わせ(ポリオルガノシロキサンは シリカ上に化学吸着または融着する)の使用が挙げられる。シリコーン抑泡剤は 、技術上公知であり、例えば、ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国 特許第4,265,779号明細書およびM.S.スターチによる1990年2 月 7日公告の欧州特許出願第89307851.9号明細書に開示されている。 他のシリコーン抑泡剤は、組成物および少量のポリジメチルシロキサン流体を 水溶液に配合することによって水溶液を脱泡するための方法に関する米国特許第 3,455,839号明細書に開示されている。 シリコーンとシラン化シリカとの混合物は、例えば、独国特許出願DOS第2 ,124,526号明細書に記載されている。粒状洗剤組成物におけるシリコー ン脱泡剤および制泡剤は、バルトロッタ等の米国特許第3,933,672号明 細書および1987年3月24日発行のバギンスキー等の米国特許第4,652 ,392号明細書に開示されている。 ここで使用するための例示のシリコーンをベースとする抑泡剤は、本質上 (i)25℃での粘度約20cs〜約1,500csを有するポリジメチルシ ロキサン流体; (ii)(i)100重量部当たり約5〜約50部の、(CH33SiO1/2単 位対SiO2単位の比率約0.6:1から約1.2:1の(CH33SiO1/2単 位とSiO2単位とからなるシロキサン樹脂;および (iii)(i)100重量部当たり約1〜約20部の固体シリカゲル からなる抑泡量の制泡剤である。 ここで使用するのに好ましいシリコーン抑泡剤においては、連続相用溶媒は、 或るポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポリプロピレングリコール共 重合体またはそれらの混合物(好ましい)、またはポリプロピレングリコールか らなる。一次シリコーン抑泡剤は、分枝/架橋であり、好ましくは線状ではない 。 この点を更に説明するために、制御された泡を有する典型的な液体洗濯洗剤組 成物は、場合によって、(1)(a)ポリオルガノシロキサンと(b)樹脂状シ ロキサンまたはシリコーン樹脂生成シリコーン化合物と(c)微粉砕充填剤物質 と(d)シラノレートを生成するために混合物成分(a)、(b)および(c) の反応を促進するための触媒との混合物である一次消泡剤の非水性乳濁液;(2 )少なくとも1種の非イオンシリコーン界面活性剤;および(3)室温での水中 溶解度約2重量%以上を有するポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポ リプロピレングリコールの共重合体(ポリプロピレングリコールを有していない )からなる前記シリコーン抑泡剤約0.001〜約1重量%、好ましくは約0. 01〜約0.7重量%、最も好ましくは約0.05〜約0.5重量%を含むであ ろう。同様の量は、粒状組成物、ゲルなどで使用できる。1990年12月18 日発行のスターチの米国特許第4,978,471号明細書、1991年1月8 日発行のスターチの米国特許第4,983,316号明細書、1994年2月2 2日発行のヒューバー等の米国特許第5,288,431号明細書およびアイザ ワ等の米国特許第4,639,489号明細書および第4,749,740号明 細書第1欄第46欄〜第4欄第35行も参照。 本発明のシリコーン抑泡剤は、好ましくは、ポリエチレングリコールおよびポ リエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体(すべては平均分 子量約1,000以下、好ましくは約100〜800を有する)からなる。本発 明のポリエチレングリコールおよびポリエチレン/ポリプロピレン共重合体は、 室温での水中溶解度約2重量%以上、好ましくは約5重量%以上を有する。 本発明の好ましい溶媒は、平均分子量約1,000以下、より好ましくは約1 00〜800、最も好ましくは200〜400を有するポリエチレングリコール 、およびポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体、好ま しくはPPG200/PEG300である。ポリエチレングリコール対ポリエチ レングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体の重量比約1:1から1 :10、最も好ましくは1:3から1:6が、好ましい。 ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤は、ポリプロピレングリコール、特 に分子量4,000のポリプロピレングリコールを含有しない。それらは、好ま しくは、プルロニック(PLURONIC)L101などのエチレンオキシドとプロピレ ンオキシドとのブロック共重合体も含有しない。 ここで有用な他の抑泡剤は、第二級アルコール(例えば、2−アルキルアルカ ノール)およびこのようなアルコールとシリコーンなどのシリコーン油との混合 物(米国特許第4,798,679号明細書、第4,075,118号明細書お よびEP第150,872号明細書に開示)からなる。第二級アルコールとして は、C1〜C16鎖を有するC6〜C16アルキルアルコールが挙げられる。好ましい アルコールは、コンデアから商標イソフォル(ISOFOL)12で入手できる2−ブ チルオクタノールである。第二級アルコールの混合物は、エニケムから商標イサ ルケム(ISALCHEM)123で入手できる。混合抑泡剤は、典型的には、1:5か ら5:1の重量比のアルコールとシリコーンとの混合物からなる。 自動洗濯機で使用すべき洗剤組成物の場合には、泡は、洗濯機をオーバーフロ ーする程度には形成すべきではない。抑泡剤は、利用する時には、好ましくは、 「抑泡量」で存在する。「抑泡量」とは、組成物の処方業者が自動洗濯機で使用 するための低起泡性洗濯洗剤を生ずるように泡を十分に制御するであろうこの制 泡剤の量を選択できることを意味する。 本組成物は、一般に、抑泡剤0%〜約5%を含むであろう。抑泡剤として利用 する時には、モノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的には、洗剤組成物 の約5重量%までの量で存在するであろう。好ましくは、脂肪モノカルボキシレ ート抑泡剤約0.5%〜約3%は、利用される。多量を使用してもよいが、シリ コーン抑泡剤は、典型的には、洗剤組成物の約2.0重量%までの量で利用され る。この上限は、主としてコストを最小限に保ち且つ有効に制泡するための少量 の有効性に関する関心事のため性状で実際的である。好ましくは、シリコーン抑 泡剤約0.01%〜約1%、より好ましくは約0.25%〜約0.5%が、使用 される。ここで使用するこれらの重量%値は、ポリオルガノシロキサンと併用し てもよいシリカ、並びに利用してもよい補助剤物質を包含する。モノステアリル ホスフェート抑泡剤は、一般に、組成物の約0.1〜約2重量%の量で利用され る。多量を使用できるが、炭化水素抑泡剤は、典型的には、約0.01%〜約5 .0%の量で利用される。アルコール抑泡剤は、典型的には、完成組成物の0. 2〜3重量%で使用される。 布帛柔軟剤−各種のスルー・ザ・ウォッシュ(through-the-wash)布帛柔軟剤 、特に1977年12月13日発行のストームおよびニルシュルの米国特許第4 ,062,647号明細書の微細なスメクタイト粘土、並びに技術上既知の他の 柔軟剤粘土は、場合によって、典型的には、布帛クリーニングと同時に布帛柔軟 化上の利益を与えるために本組成物で約0.5〜約10重量%の量で使用できる 。粘土柔軟剤は、例えば、1983年3月1日発行のクリスプ等の米国特許第4 ,375,416号明細書および1981年9月22日発行のハリス等の米国特 許第4,291,071号明細書に開示のようなアミンおよび陽イオン柔軟剤と 併用できる。 高分子防汚剤−当業者に既知のいかなる高分子防汚剤も、場合によって、本発 明の組成物および方法で使用できる。高分子防汚剤は、ポリエステル、ナイロン などの疎水性繊維の表面を親水化するための親水性セグメントと、疎水性繊維上 に付着し且つ洗浄およびすすぎサイクルの完了を通して接着したままであり、こ のように親水性セグメント用錨として役立つための疎水性セグメントとの両方を 有することによって特徴づけられる。このことは、防汚剤での処理後に生ずるし みを後の洗浄法でより容易に浄化することを可能にすることができる。 ここで有用な高分子防汚剤としては、特に(a)本質上(i)重合度少なくと も2を有するポリオキシエチレンセグメントまたは(ii)オキシプロピレンまた は重合度2〜10を有するポリオキシプロピレンセグメント(エーテル結合によ って各末端で隣接部分に結合されるのでなければ、親水性セグメントはオキシプ ロピレン単位を包含しない)または(iii)オキシエチレンおよび1〜約30個 のオキシプロピレン単位からなるオキシアルキレン単位の混合物(該混合物は親 水性成分が通常のポリエステル合成繊維表面上への防汚剤の付着時に通常のポリ エステル合成繊維表面の親水性を増大するのに十分な程大きい親水性を有するの に十分な量のオキシエチレン単位を含有し、親水性セグメントは好ましくはオキ シエチレン単位少なくとも約25%、より好ましくは特に約20〜30個のオキ シプロピレン単位を有するこのような成分の場合にはオキシエチレン単位少なく とも約50%を含む)からなる1種以上の非イオン親水性成分;または(b)( i)C3オキシアルキレンテレフタレートセグメント(疎水性成分がオキシエチ レンテレフタレートも含むならば、オキシエチレンテレフタレート対C3オキシ アルキレンテレフタレート単位の比率は約2:1またはそれ以下である)、(ii )C4〜C6アルキレンまたはオキシC4〜C6アルキレンセグメントまたはそれら の混合物、(iii)重合度少なくとも2を有するポリ(ビニルエステル)セグメ ント、好ましくはポリ(酢酸ビニル)、または(iv)C1〜C4アルキルエーテル またはC4ヒドロキシアルキルエーテル置換基またはそれらの混合物(前記置換 基はC1〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキルエーテルセルロー ス誘導体またはそれらの混合物の形で存在し且つこのようなセルロース誘導体は 両親媒性であり、それによって十分な量のC1〜C4アルキルエーテルおよび/ま たはC4ヒドロキシアルキルエーテル単位を有していて通常のポリエステル合成 繊維表面上に付着し且つ十分な量のヒドロキシルを保持し、一旦このような通常 の合成繊維表面に接着すると、繊維表面親水性を増大する)からなる1種以上の 疎水性成分、または(a)と(b)との組み合わせを有する防汚剤が挙げられる 。 典型的には、200よりも高い水準が使用できるが、(a)(i)のポリオキ シエチレンセグメントは重合度約200、好ましくは3〜約150、より好まし くは6〜約100を有するであろう。好適なオキシC4〜C6アルキレン疎水性セ グメントとしては、限定するものではないが、ゴッセリンクに1988年1月2 6日発行の米国特許第4,721,580号明細書開示のようなMO3S(CH2 nOCH2CH2O−(式中、Mはナトリウムであり、nは4〜6の整数である )などの高分子防汚剤の末端封鎖が挙げられる。 本発明で有用な高分子防汚剤としては、ヒドロキシエーテルセルロース系重合 体などのセルロース系誘導体、エチレンテレフタレートまたはプロピレンテレフ タレートとポリエチレンオキシドテレフタレートまたはポリプロピレンオキシド テレフタレートとの共重合体ブロックなども挙げられる。このような薬剤は、市 販されており、その例としてはメトセル(METHOCEL)(ダウ)などのセルロース のヒドロキシエーテルが挙げられる。ここで使用するためのセルロース系防汚剤 としては、C1〜C4アルキルおよびC4ヒドロキシアルキルセルロースからなる 群から選ばれるものも挙げられる。ニコル等に1976年12月28日に発行の 米国特許第4,000,093号明細書参照。 ポリ(ビニルエステル)疎水性セグメントによって特徴づけられる防汚剤とし ては、ポリ(ビニルエステル)、例えば、C1〜C6ビニルエステルのグラフト共 重合体、好ましくはポリエチレンオキシド主鎖などのポリアルキレンオキシド主 鎖上にグラフトしたポリ(酢酸ビニル)が挙げられる。クッド等による1987 年4月22日公告の欧州特許出願第0 219 048号明細書参照。この種の 市販の防汚剤としては、BASF(西独)から入手できるソカラン(SOKALAN)型 の物質、例えば、ソカランHP−22が挙げられる。 1つの種類の好ましい防汚剤は、エチレンテレフタレートとポリエチレンオキ シド(PEO)テレフタレートとのランダムブロックを有する共重合体である。 この高分子防汚剤の分子量は、約25,000〜約55,000の範囲内である 。ヘイズに1976年5月25日発行の米国特許第3,959,230号明細書 お よびバサダーに1975年7月8日発行の米国特許第3,893,929号明細 書参照。 別の好ましい高分子防汚剤は、平均分子量300〜5,000のポリオキシエ チレングリコールに由来するポリオキシエチレンテレフタレート単位90〜80 重量%と一緒にエチレンテレフタレート単位10〜15重量%を含有するエチレ ンテレフタレート単位の反復単位を有するポリエステルである。この重合体の例 としては、市販の物質ゼルコン(ZELCON)5126(デュポン製)およびミリー ズ(MILEASE)T(ICI製)が挙げられる。ゴッセリンクに1987年10月 27日発行の米国特許第4,702,857号明細書も参照。 別の好ましい高分子防汚剤は、テレフタロイルおよびオキシアルキレンオキシ 反復単位のオリゴマーエステル主鎖および主鎖に共有結合された末端部分からな る実質上線状のエステルオリゴマーのスルホン化生成物である。これらの防汚剤 は、J.J.シェイベルおよびE.P.ゴッセリンクに1990年11月6日発 行の米国特許第4,968,451号明細書に詳述されている。他の好適な高分 子防汚剤としては、ゴッセリンク等に1987年12月8日発行の米国特許第4 ,711,730号明細書のテレフタレートポリエステル、ゴッセリンクに19 88年1月26日発行の米国特許第4,721,580号明細書の陰イオン末端 封鎖オリゴマーエステル、およびゴッセリンクに1987年10月27日発行の 米国特許第4,702,857号明細書のブロックポリエステルオリゴマー化合 物が挙げられる。 好ましい高分子防汚剤としては、陰イオン、特にスルホアロイル末端封鎖テレ フタレートエステルを開示しているマルドナド等に1989年10月31日発行 の米国特許第4,877,896号明細書の防汚剤も挙げられる。 なお別の好ましい防汚剤は、テレフタロイル単位、スルホイソフタロイル単位 、オキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレン単位の反復単位を有 す るオリゴマーである。反復単位は、オリゴマーの主鎖を構成し且つ好ましくは変 性イセチオネート末端キャップを末端基とする。この種の特に好ましい防汚剤は 、約1個のスルホイソフタロイル単位、5個のテレフタロイル単位、約1.7〜 約1.8の比率のオキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレンオキ シ単位、および2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウム の2個の末端封鎖単位からなる。前記防汚剤は、オリゴマーの約0.5〜約20 重量%の結晶性減少安定剤(好ましくはキシレンスルホネート、クメンスルホネ ート、トルエンスルホネート、およびそれらの混合物から選ばれる)も含む。 利用するならば、防汚剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の約0.01〜約1 0.0重量%、典型的には約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約3. 0重量%を占めるであろう。 染料移動抑制剤−本発明の組成物は、クリーニングプロセス時に1つの布帛か ら別のものへの染料の移動を抑制するのに有効な1種以上の物質も包含してもよ い。一般に、このような染料移動抑制剤としては、ポリビニルピロリドン重合体 、ポリアミンN−オキシド重合体、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾ ールとの共重合体、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、およびそれら の混合物が挙げられる。使用するならば、これらの薬剤は、典型的には、組成物 の約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約5重量%、より好まし くは約0.05〜約2重量%を占める。 より詳細には、ここで使用するのに好ましいポリアミンN−オキシド重合体は 、下記の構造式 R−Ax−P〔式中、Pは重合性単位(それにN−O基が結合 でき、またはN−O基が重合性単位の一部分を構成でき、またはN−O基が両方 の単位に結合できる)であり;Aは下記の構造 −NC(O)−、−C(O)O −、−S−、−O−、−N=の1つであり;xは0または1であり;Rは脂肪族 、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組み合わ せ (それにN−O基の窒素は結合でき、またはN−O基はこれらの基の一部分であ る)である〕を有する単位を含有する。好ましいポリアミンN−オキシドは、R が複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペ リジンおよびそれらの誘導体であるものである。 N−O基は、下記の一般構造 (式中、R1、R2、R3は脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれ らの組み合わせであり;x、yおよびzは0または1であり;N−O基の窒素は 結合するか前記基のいずれかの一部分を構成できる) で表わされる。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10 、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有する。 生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限 り、いかなる重合体主鎖も使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル、 ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ アクリレートおよびそれらの混合物である。これらの重合体としては、一方の単 量体型がアミンN−オキシドであり且つ他方の単量体型がN−オキシドであるラ ンダムまたはブロック共重合体が挙げられる。アミンN−オキシド重合体は、典 型的には、アミン対アミンN−オキシドの比率10:1から1:1,000,0 00を有する。しかしながら、ポリアミンオキシド重合体に存在するアミンオキ シド基の数は、適当な共重合により、または適当なN−酸化度により変化できる 。ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。典型 的には、平均分子量は、500〜1,000,000、より好ましくは1,00 0〜500,000、最も好ましくは5,000〜 100,000の範囲内である。この好ましい種類の物質は、「PVNO」と称 することができる。 本発明の洗剤組成物で有用な最も好ましいポリアミンN−オキシドは、平均分 子量約50,000およびアミン対アミンN−オキシドの比率約1:4を有する ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)である。 N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール重合体との共重合体(クラス として「PVPVI」と称する)も、ここで使用するのに好ましい。好ましくは 、PVPVIは、平均分子量範囲5,000〜1,000,000、より好まし くは5,000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000 を有する〔平均分子量範囲はバース等のChemical Analysis,第113巻,「重 合体特性化の現代的方法」に記載のように光散乱によって測定する(その開示を ここに参考文献として編入)〕。PVPVI共重合体は、典型的には、N−ビニ ルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比1:1から0.2:1、より好 ましくは0.8:1から0.3:1、最も好ましくは0.6:1から0.4:1 を有する。これらの共重合体は、線状または分枝のいずれかであることができる 。 本発明の組成物は、平均分子量約5,000〜約400,000、好ましくは 約5,000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約50,00 0を有するポリビニルピロリドン(「PVP」)も、使用してもよい。PVPは 、洗剤分野の当業者に既知である。例えば、EP−A第262,897号明細書 およびEP−A第256,696号明細書(ここに参考文献として編入)参照。 PVPを含有する組成物は、平均分子量約500〜約100,000、好ましく は約1,000〜約10,000を有するポリエチレングリコール(「PEG」 )も含有できる。好ましくは、洗浄液に送達されるPEG対PVPの比率(pp m基準で)は、約2:1から約50:1、より好ましくは約3:1から約10: 1である。 本発明の洗剤組成物は、場合によって、染料移動抑制作用も与える或る種の親 水性光学増白剤約0.005〜5重量%も含有してもよい。使用するならば、本 組成物は、好ましくは、このような光学増白剤約0.01〜1重量%を含むであ ろう。 本発明で有用な親水性光学増白剤は、構造式 (式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチルおよびNH−2−ヒ ドロキシエチルから選ばれ;R2はN−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2− ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびアミノから選 ばれ;Mはナトリウム、カリウムなどの塩形成陽イオンである) を有するものである。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビス−ヒドロキシエチルであ り且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス 〔(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン −2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベンジスルホン酸および二ナトリウム 塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー・コーポレーションによって 商品名チノパール(Tinopal)−UNPA−GXで市販されている。チノパール− UNPA−GXは、本発明の洗剤組成物で有用な好ましい親水性光学増白剤であ る。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N−2− メチルアミノであり且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤 は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N− 2−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチル ベンジスルホン酸二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギ ー・コーポレーションによって商品名チノパール5BM−GXで市販されている 。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がモルホリノであり且つMがナトリウム などの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6 −モリホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2′−スチルベンジス ルホン酸のナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバガイギー・コーポ レーションによって商品名チノパールAMS−GXで市販されている。 本発明で使用するために選ばれる特定の光学増白剤種は、前記の所定の高分子 染料移動抑制剤と併用する時に、特に有効な染料移動抑制性能上の利益を与える 。このような所定の高分子物質(例えば、PVNOおよび/またはPVPVI) とこのような所定の光学増白剤(例えば、チノパール−UNPA−GX、チノパ ール5BM−GXおよび/またはチノパールAMS−GX)との組み合わせは、 単独で使用する時にこれらの2種の洗剤組成物成分のいずれよりも、水性洗浄液 中で有意に良い染料移動抑制を与える。理論によって限定せずに、このような増 白剤は、洗浄液中で布帛に対して高い親和力を有するので、このように作動し、 それゆえこれらの布帛上に比較的迅速に付着すると考えられる。増白剤が洗浄液 中で布帛上に付着する程度は、「消耗(exhaustion)係数」と呼ばれるパラメー ターによって規定できる。消耗係数は、一般に、(a)布帛上に付着する増白剤 物質対(b)洗浄液中の増白剤初濃度の比率としてである。比較的高い消耗係数 を有する増白剤は、本発明の文脈で染料移動を抑制するのに最も好適である。 増白剤−勿論、他の通常の光学増白剤型の化合物は、場合によって、真実の染 料移動抑制効果よりむしろ、通常の布帛「増白」上の利益を与えるために本組成 物で使用できることが認識されるであろう。このような使用法は、洗剤処方に通 常であり且つ周知である。技術上既知のいかなる光学増白剤または他の増白剤ま たは白化剤も、本発明の洗剤組成物に典型的には約0.05〜約1.2重量%の 量で配合できる。本発明で有用であることがある市販の光学増白剤は、亜群に分 類でき、亜群としては、必ずしも限定するものではないがが、スチルベン、ピラ ゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5 −ジオキシド、アゾール、5員環および6員環複素環式化合物の誘導体、および 他の雑多な薬剤が挙げられる。このような増白剤の例は、「蛍光増白剤の生産お よび応用」、M.ザーラドニック、ニューヨークのジョン・ウィリー・エンド・ サンズ発行(1982)に開示されている。 本組成物で有用である光学増白剤の特定例は、ウィクソンに1988年12月 13日に発行の米国特許第4,790,856号明細書に同定のものである。こ れらの増白剤としては、ベロナからのホルホワイト(PHORWHITE)系列の増白剤が 挙げられる。この文献に開示の他の増白剤としては、チバ・ガイギーから入手で きるチノパールUNPA、チノパールCBSおよびチノパール5BM;イタリア に置かれたヒルトン−デービスから入手できるアルティック・ホワイト(Artic W hite)CCおよびアルティック・ホワイトCWD;2−(4−スチリルフェニル )−2H−ナフトール〔1,2−d〕トリアゾール;4,4′−ビス−(1,2 ,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン;4,4′−ビス(スチリル)ビ スフェニル;およびアミノクマリンが挙げられる。これらの増白剤の特定例とし ては、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリン;1,2−ビス(ベンズイミダ ゾール−2−イル)エチレン;1,3−ジフェニルフラゾリン;2,5−ビス( ベンゾオキサゾール−2−イル)チオフェン;2−スチリル−ナフト−〔1,2 −d〕オキサゾール;および2−(スチルベン−4−イル)−2H−ナフト〔1 ,2−d〕トリアゾールが挙げられる。ハミルトンに1972年2月29日発行 の米国特許第3,646,015号明細書も参照。陰イオン増白剤が、ここで好 ま しい。 下記のものは、本発明の実施によって達成される利点を例示する。白色度性能 (I)テリーおよび綿布帛を多サイクル洗浄で白色度について比較する。洗浄 液は、(A)濃度0.5ppmの亜鉛フタロシアニンスルホネート(ZPS)溶 液、(B)ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩(DTPA)40ppm が添加された濃度0.5ppmの亜鉛フタロシアニンスルホネート(ZPS)溶 液、および(C)ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩(DTPA)80 ppmが添加された濃度0.5ppmの亜鉛フタロシアニンスルホネート(ZP S)溶液である。 方法:白色のテリーおよび綿見本(3つの内部比較および2つの外部比較)を それぞれの溶液に30分間ソーキングし、次いで、15分間攪拌する。ミニ洗濯 機をこの試験に使用する。水硬度は、12グレン/ガロンである。布帛をすすぎ 、日陰で(in the shadow)自然光下でライン乾燥する。 白色度測定:(a)パネルスコア単位(PSU)スケールでパネリストによる 目視等級化を使用する3人の等級者の専門パネル、(b)ハンター・ラブによっ て作られる色探索比色計によって与えられるL値の変動、および(c)白色度指 数(WI、ASTM E313)の変動を使用して、テリーおよび綿布帛を白色 度について比較する。 結果は、DTPAをZPS含有洗浄液に加えることが有意パネルスコア単位お よび大きいデルタLおよび白色度指数差によって示されるように白色度性能を有 意に改善することを示す。 結果 専門パネルによって測定された白色度 綿 テリー デルタLとして測定された白色度 綿 テリー L値は、黒色(0)から白色(100)までの色変動を表わす。正のデルタL (B−A)は、BがAより白いことを意味する。デルタ白色度指数(WI)として測定された白色度 綿 テリー 正のデルタWI(B−A)は、BがAより白いことを示す。 (II)テリー白色度トレーサーを洗剤溶液2000ppm〔その中に(A)亜 鉛フタロシアニンスルホネート(ZPS)0.5ppm、(B)ジエチレントリ アミン五酢酸五ナトリウム塩(DTPA)50ppm、および(C)亜鉛フタロ シアニンスルホネート(ZPS)0.5ppmおよびジエチレントリアミン五酢 酸五ナトリウム塩(DTPA)50ppmを加える〕中で洗浄する。 方法:テリー見本(3つの内部比較および2つの外部比較)をそれぞれの溶液 に30分間ソーキングし、次いで、15分間攪拌する。ミニ洗濯機をこの試験に 使用する。水硬度は、12グレン/ガロンである。布帛をすすぎ、日陰で自然光 下でライン乾燥する。 白色度測定:(a)パネルスコア単位(PSU)スケールを使用する3人の等 級者の専門パネル、(b)ハンター・ラブによって作られる色探索比色計によっ て与えられるL値の変動、および(c)白色度指数(WI、ASTM E313 )の変動を使用して、テリー布帛を白色度について比較する。 結果は、DTPAをZPS含有洗浄液に加えることが有意パネルスコア単位お よび大きいデルタLおよび白色度指数差によって示されるように白色度性能を有 意に改善することを示す。 結果 専門パネルによって測定された白色度 デルタLとして測定された白色度 L値は、黒色(0)から白色(100)までの色変動を表わす。正のデルタL (B−A)は、BがAより白いことを意味する。デルタ白色度指数(WI)として測定された白色度 正のデルタWI(B−A)は、BがAより白いことを示す。黒ずみ(黄ばみ)除去性能 黒ずんだテリートレーサーを洗浄して、黒ずみ除去上のキレート化剤−光漂白 剤の利益を評価する。黒ずんだタオルを洗剤溶液2000ppm〔その中に(A )コントロール、ZPAなし、DTPAなし、(B)亜鉛フタロシアニンスルホ ネート(ZPS)0.5ppm、(C)ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウ ム塩(DTPA)50ppm、および(D)亜鉛フタロシアニンスルホネート( ZPS)0.5ppmおよびジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩(DT PA)50ppmを加える〕中で洗浄する。 方法:黒ずんだタオル見本(3つの内部比較および2つの外部比較)をそれぞ れの溶液に30分間ソーキングし、次いで、15分間攪拌する。ミニ洗濯機をこ の試験に使用する。水硬度は、12グレン/ガロンである。布帛をすすぎ、日陰 で自然光下でライン乾燥する。 クリーニング測定:(a)パネルスコア単位(PSU)スケールを使用する3 人の等級者の専門パネル、(b)ハンター・ラブによって作られる色探索比色計 によって与えられるL値の変動、および(c)白色度指数(WI、ASTME3 13)の変動を使用して、黒ずんだタオルトレーサーをクリーニングについて比 較する。 結果は、DTPAをZPS含有洗浄液に加えることが有意パネルスコア単位お よび大きいデルタLおよび白色度指数差によって示されるように黒ずみクリーニ ング性能を有意に改善することを示す。 結果 専門パネルによって測定されたクリーニング 白色度指数(WI)の変動として測定されたクリーニング しみ抜き コーヒーしみをしみ抜きについて試験して、光漂白剤−キレート化剤系の性能 をキレート化剤なし/光漂白剤なし、光漂白剤、およびキレート化剤と比較する 。コーヒーで汚れた布帛を洗剤溶液2000ppm〔その上に(A)添加なし、 (B)亜鉛フタロシアニンスルホネート(ZPS)0.5ppm、(C)ジエチ レントリアミン五酢酸五ナトリウム塩(DTPA)50ppm、および(D)亜 鉛フタロシアニンスルホネート(ZPS)0.5ppmおよびジエチレントリア ミン五酢酸五ナトリウム塩(DTPA)50ppmを加えた〕中で洗浄する。 方法:コーヒーで汚れた布帛(3つの内部比較および2つの外部比較)をそれ ぞれの溶液に30分間ソーキングし、次いで、15分間攪拌する。ミニ洗濯機を この試験に使用する。水硬度は、12グレン/ガロンである。布帛をすすぎ、日 陰で自然光下でライン乾燥する。 クリーニング測定:パネルスコア単位(PSU)スケールを使用する3人の等 級者の専門パネルを使用して、コーヒーしみをしみ抜き性能について比較する。 結果は、DTPA−ZPS組み合わせが有意パネルスコア単位および大きいデ ルタLおよび白色度指数差によって示されるようにZPS/DTPAなしおよび ZPSなし/DTPAより有意に良いしみ抜き性能を与えることを示す。 結果 専門パネルによって測定されたしみ抜き 分析結果 溶液中での光漂白剤−キレート化剤複合体(フタロシアニンスルホネート(Z PS)/ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩(DTPA)の生成は、キ レート化剤を加える時に668nmでの特性ZPS吸光度の増大によって証明され る。このことは、ZPS/DTPA複合体がZPS単独より低い活性化エネルギ ー/分子を有することも示す。 方法:亜鉛フタロシアニンスルホネート(ZPS)0.25ppm、0.50 ppmおよび1.00ppmの溶液を吸光度について測定する。ジエチレントリ アミン五酢酸五ナトリウム塩(DTPA)のアリコートを加えて、DTPA濃度 を10、20、50、100および250ppmに増大する。一旦平衡に達した ら、吸光度を各時点で測定する。使用した装置は、UV/VISダイオード・ア レー分光光度計モデルHP8452Aである。結果は、次の通りである。 本発明に従って与えられるクリーニング組成物は、粒状物、液体、固形物など の形であってもよく且つ典型的には使用中のpH 9〜11を与えるように処方 する。硫酸ナトリウム、水、水−エタノール、炭酸ナトリウムなどの各種の担体 は、普通に使用して完成製品を処方することができる。粒状物は、350〜95 0g/l の密度範囲内の製品を与えるために既知の技術を使用して噴霧乾燥によ り、または凝集により製造してもよい。固形物は、通常の押出技術を使用して処 方してもよい。光漂白剤−キレート化剤は、所望に応じて、予備生成してもよい 。組成物は、通常の香料、殺細菌剤、ハイドロトロープなども含有してもよい。 本発明に係る組成物の非限定例は、次の通りである。 例I 布帛は、前記組成物(典型的には約10ppm〜約10,000ppmの使用 濃度で)を使用して洗濯する。布帛は、光、好ましくは自然日光の存在下で乾燥 して、改善された光漂白上の利益を達成する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィグエロア,フランシスコ ラモン ベネズエラ国1010、カラカス、モンタルバ ン、コンジュント、レジデンシアル、フア ン、パブロ、ザ、セコンド、アパルトメン ト、イー1−03、エディフィシオ、パル ケ、5 (72)発明者 ローホ,ホセ アンドレス ベネズエラ国1010、カラカス、ウルバニザ ツィオン、ラ、トリニダード、クインタ、 オーミ、カーイエ、パーヤ (番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.光漂白剤およびキレート化剤を含む漂白組成物であって、 (a)前記光漂白剤が0.0005〜0.015重量%の濃度範囲で存在し且 つ、 (b)前記キレート化剤が0.2〜10.0重量%の濃度範囲で存在すること を特徴とする、漂白組成物。 2.前記光漂白剤がフタロシアニン化合物であり、好ましくは亜鉛フタロシア ニンおよびアルミニウムフタロシアニンから選ばれ、また好ましくはスルホン化 フタロシアニンである、請求項1に記載の組成物。 3.前記キレート化剤がジエチレントリアミンペンタアセテート、エチレンジ アミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート )、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミンジス クシネート、およびそれらの混合物から選ばれたものである、請求項1または2 に記載の組成物。 4.(a)光漂白剤0.0005〜0.015重量%、 (b)キレート化剤0.2〜10.0重量%、 (c)洗剤界面活性剤少なくとも1重量%、および (d)補助洗剤成分および担体からなる組成物からなる残部 を含むことを特徴とする、改善された光漂白効果を有する布帛洗濯用組成物。 5.前記光漂白剤がフタロシアニン化合物であり、好ましくは亜鉛フタロシア ニンおよびアルミニウムフタロシアニンから選ばれ、また好ましくはスルホン化 フタロシアニンである、請求項4に記載の組成物。 6.前記キレート化剤がジエチレントリアミンペンタアセテート、エチレンジ アミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネー ト)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミンジ スクシネート、およびそれらの混合物から選ばれたものである、請求項4または 5に記載の組成物。 7.布帛光漂白法または布帛洗濯法を水性浴中で行い、但し (a)光漂白剤が前記浴に0.02ppm〜2.0ppmの範囲内の濃度で存 在し、且つ、 (b)キレート化剤が前記浴に2ppm〜400ppmの範囲内の濃度で存在 する ことを特徴とする、他の点では通常の布帛光漂白法または布帛洗濯法に従う、改 善された光漂白活性を与えるための方法。 8.前記光漂白剤がフタロシアニン化合物であり、好ましくは亜鉛フタロシア ニンおよびアルミニウムフタロシアニンから選ばれ、また好ましくはスルホン化 フタロシアニンである、請求項7に記載の方法。 9.前記キレート化剤がジエチレントリアミンペンタアセテート、エチレンジ アミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート )、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミンジス クシネート、およびそれらの混合物から選ばれたものである、請求項7または8 に記載の方法。 10.(a)スルホン化亜鉛フタロシアニンまたはスルホン化アルミニウムフ タロシアニン、および (b)キレート化剤 を(a):(b)のモル比1:10から1:2000で含むことを特徴とする、 光漂白剤:キレート化剤複合体。
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