JPH09511775A - 金属含有漂白触媒を含む漂白組成物 - Google Patents

金属含有漂白触媒を含む漂白組成物

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Abstract

(57)【要約】 漂白を生じさせるのに有効な量で存在する、予備生成有機ペルカルボン酸、過酸化水素源である漂白剤と1種以上の漂白活性剤とを含有する漂白混合物、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるペルオキシ化合物、ペルオキシ化合物を活性化するのに有効な量で存在する金属含有漂白触媒(好ましくはマンガン漂白触媒)を含み、更に過酸化水素対予備生成有機ペルカルボン酸または漂白活性剤からの過酸のモル比が約4:1未満であることを特徴とする低減された金属含有漂白触媒誘起布帛損傷を有する洗濯漂白組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 金属含有漂白触媒を含む漂白組成物 技術分野 本発明は、金属漂白触媒およびペルオキシ化合物を含む布帛を洗濯するのに有 用な漂白組成物(例えば、粒状洗剤組成物、液体漂白添加剤組成物)であって過 酸化水素対過酸のモル比が約4:1未満の組成物に関する。 背景技術 マンガン含有触媒、例えば、EP第549,271号明細書、EP第549, 272号明細書、EP第458,397号明細書、米国特許第5,244,59 4号明細書、米国特許第5,246,621号明細書、EP第458,398号 明細書、米国特許第5,194,416号明細書および米国特許第5,114, 611号明細書に記載のものを含めて金属含有触媒が、漂白組成物において記載 されている。これらの漂白触媒は、各種のしみに対するペルオキシ化合物の漂白 作用を触媒するのに活性であると記載されている。これらの漂白系の幾つかは、 洗濯物および硬質表面を含めて基体の洗浄および漂白(機械皿洗い、一般のクリ ーニングなど)において、そして繊維工業、紙工業および木材パルプ工業におい て使用するのに有効であると言われている。 これらの金属含有漂白触媒、特にマンガン含有触媒は、布類の場合に使用する 時に、布帛を損傷して繊維の引張強さの損失を生じさせ且つ/または布帛の色損 傷を生じさせるといった特に望ましくない性質を有することが発見されている。 明らかに、組成物に対するこのような性質は、洗濯の領域におけるこれらの組成 物の一般用途において大きい欠陥である。 驚異的なことに、金属含有漂白触媒を含むこのような洗濯組成物中の過酸化水 素源である漂白剤対漂白活性剤の比率を制御することによって、洗濯法でこれら の触媒から生ずる布帛損傷を減少させ得ることが今や発見された。 これらの目的および他の目的は、下記の開示からわかるように、本発明におい て達成される。 アミド誘導漂白活性剤を洗濯洗剤で使用することは、米国特許第4,634, 551号明細書に記載されている。別の種類の漂白活性剤は、1990年10月 30日発行のホッジ等の米国特許第4,966,723号明細書に開示のベンゾ オキサジン型活性剤からなる。マンガンを各種の錯体配位子と併用して漂白を高 めることは、下記の米国特許に報告されている:第4,430,243号明細書 、第4,728,455号明細書、第5,246,621号明細書、第5,24 4,594号明細書、第5,284,944号明細書、第5,194,416号 明細書、第5,246,612号明細書、第5,256,779号明細書、第5 ,280,117号明細書、第5,274,147号明細書、第5,153,1 61号明細書、第5,227,084号明細書、第5,114,606号明細書 、第5,114,611号明細書。また、EP第549,271A1号明細書、 EP第544,490A1号明細書、EP第549,272A1号明細書および EP第544,440A2号明細書参照。 発明の開示 本発明は、低減された金属含有漂白触媒誘起布帛損傷を有する洗濯漂白組成物 であって、 (a)漂白を生じさせるのに有効な量で存在する、予備生成有機ペルカルボン 酸、過酸化水素源である漂白剤と1種以上の漂白活性剤とを含有する漂白混合物 、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるペルオキシ化合物、 (b)ペルオキシ化合物を活性化するのに有効な量で存在する金属含有漂白触 媒(好ましくはマンガン漂白活性剤) を含み、更に過酸化水素対予備生成有機ペルカルボン酸または漂白活性剤からの 過酸のモル比が約4:1未満であることを特徴とする洗濯漂白組成物に関する。 ここですべての%、比率および割合は、特に断らない限り、重量基準である。 引用のすべての文書は、関連部分で、ここに参考文献として編入する。 発明を実施するための最良の形態 金属含有漂白触媒 1つの種類の漂白触媒は、規定の漂白触媒活性の重金属陽イオン、例えば、銅 、鉄またはマンガン陽イオン、漂白触媒活性をほとんどまたは何も有していない 補助金属陽イオン、例えば、亜鉛またはアルミニウム陽イオン、および触媒およ び補助金属陽イオンに対して規定の安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特に エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)およ びそれらの水溶性塩を含む触媒系である。このような触媒は、米国特許第4,4 30,243号明細書に開示されている。 他の種類の漂白触媒としては、米国特許第5,246,621号明細書および 米国特許第5,244,594号明細書に開示のマンガンをベースとする錯体が 挙げられる。これらの触媒の好ましい例としては、MnIV 2(u−O)3(1,4 ,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2−(PF62、MnI II 2 (u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリ アザシクロノナン)2(ClO42、MnIV 4(u−O)6(1,4,7−トリア ザシクロノナン)4(ClO44、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−OAc)2 (1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2(ClO43 およびそれらの混合物が挙げられる。他のものは、欧州特許出願公告第549 ,272号明細書に記載されている。ここで使用するのに好適な他の配位子とし ては、1,5,9−トリメチル−1,5,9−トリアザシクロドデカン、2−メ チル−1,4,7−トリアザシクロノナン、2−メチル−1, 4,7−トリアザシクロノナン、1,2,4,7−テトラメチル−1,4,7− トリアザシクロノナン、およびそれらの混合物が挙げられる。米国特許第5,1 94,416号明細書に記載のようなMnIV(1,4,7−トリメチル−1,4 ,7−トリアザシクロノナン(OCH33(PF6)などの単核マンガン(IV) 錯体も包含される。 米国特許第5,114,606号明細書に開示のようななお別の種類の漂白触 媒は、マンガン(II)、(III)および/または(IV)と少なくとも3個の逐次 C−OH基を有する非カルボキシレートポリヒドロキシ化合物である配位子との 水溶性錯体である。好ましい配位子としては、ソルビトール、イジトール、ズル シトール、マンニトール、キシリトール、アラビトール、アドニトール、メソ− エリトリトール、メソ−イノシトール、ラクトース、およびそれらの混合物が挙 げられる。 米国特許第5,114,611号明細書は、Mn,Co、Fe、またはCuを 含めた遷移金属と非(マクロ)環式配位子との錯体からなる漂白触媒を教示して いる。前記配位子は、式 (式中、R1、R2、R3、およびR4は各々各R1−N=C−R2およびR3−C= N−R4が5または6員環を形成するようにH、置換アルキルおよびアリール基 から選ぶことができる) を有する。前記環は、更に、置換できる。Bは、O、S、CR56、NR7およ びC=O(式中、R5、R6およびR7は各々H、アルキルまたはアリール基、例 えば、置換または非置換基であることができる)から選ばれるブリッジング基で ある。好ましい配位子としては、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジ ン、イミダゾール、ピラゾール、およびトリアゾール環が挙げられる。所望によ って、前記環は、アルキル、アリール、アルコキシ、ハライド、ニトロなどの置 換基で置換してもよい。配位子2,2′−ビスピリジルアミンが、特に好ましい 。好ましい漂白触媒としては、Co、Cu、Mn、Fe−ビスピリジルメタンお よび−ビスピリジルアミン錯体が挙げられる。高度に好ましい触媒としては、C o(2,2′−ビスピリジルアミン)Cl2、ジ(イソチオシアナト)ビスピリ ジルアミン−コバルト(II)、トリスジピリジルアミン−コバルト(II)ペルク ロレート、Co(2,2−ビスピリジルアミン)22ClO4、ビス(2,2′ −ビスピリジルアミン)銅(II)ペルクロレート、トリス(ジ−2−ピリジルア ミン)鉄(II)ペルクロレートおよびそれらの混合物が挙げられる。 他の例としては、グルコン酸Mn、Mn(CF3SO32、Co(NH35C l、N−四座配位子およびN−二座配位子と錯化された複核Mn、例えば、N4 MnIII(u−O)2MnIV4+および〔ビピ2MnIII(u−O)2MnIVビピ2 〕−(ClO43が挙げられる。 本発明の漂白触媒は、水溶性配位子を水性媒体中で水溶性マンガン塩と合わせ 、得られた混合物を蒸発によって濃縮することによって調製してもよい。マンガ ンのいかなる好都合な水溶性塩も、ここで使用できる。マンガン(II)、(III )、(IV)および/または(V)は、商業的規模で容易に入手できる。或る場合 には、十分なマンガンが洗浄液に存在することがあるが、一般に、Mn陽イオン を組成物で加えて触媒有効量の存在を保証することが好ましい。このように、配 位子のナトリウム塩およびMnSO4、Mn(ClO42またはMnCl2(好ま しさが最も少ない)からなる群から選ばれるメンバーは、配位子:Mn塩のモル 比約1:4から4:1で中性またはわずかにアルカリ性のpHで水に溶解する。 水は、先ず、沸騰によって脱酸素し、窒素でスパージングすることによって冷却 してもよい。得られた溶液は、蒸発し(所望ならば、N2下で)、得られた固体 は、 更なる精製なしに本発明の漂白組成物および洗剤組成物で使用される。 別の形態においては、MnSO4などの水溶性マンガン源は、漂白/クリーニ ング組成物または配位子を含む水性漂白/クリーニング浴に加える。若干の種類 の錯体は、明らかにその場で生成し、改善された漂白性能が保証される。このよ うなその場法においては、マンガン以上のかなりモル過剰の配位子を使用するこ とが好都合であり且つ配位子対Mnのモル比は、典型的には、3:1から15: 1である。追加の配位子は、鉄、銅などの放浪金属イオンを捕捉するのにも役立 ち、それによって漂白剤を分解から保護する。1つの可能なこのような系は、欧 州特許出願公告第549,271号明細書に記載されている。 本発明の漂白触媒性マンガン錯体の構造は、明らかにされていないが、配位子 のカルボニルおよび窒素原子とマンガン陽イオンとの相互作用から生ずるキレー トまたは他の水和配位錯体からなると推測されることがある。同様に、接触プロ セス時のマンガン陽イオンの酸化状態は、確実には知られておらず且つ(+II) 、(+III)、(+IV)または(+V)原子価状態であってもよい。マンガン陽 イオンへの配位子の可能な6個の結合点のため、多核種および/または「ケージ 」構造が水性漂白媒体に存在することが合理的に推測され得る。実際に存在する 活性Mn・配位子種の形態がどのようなものでも、明らかに触媒的態様で機能し て紅茶、ケチャップ、コーヒー、血液などの頑固なしみに対して改善された漂白 性能を与える。 他の漂白触媒は、例えば、欧州特許出願公告第408,131号明細書(コバ ルト錯体触媒)、欧州特許出願公告第384,503号明細書および第306, 089号明細書(金属ポルフィリン触媒)、米国特許第4,728,455号明 細書(マンガン/多座配位子触媒)、米国特許第4,711,748号明細書お よび欧州特許出願公告第224,952号明細書(アルミノシリケート上の吸収 マンガンの触媒)、米国特許第4,601,845号明細書(マンガン塩および 亜鉛塩またはマグネシウム塩を有するアルミノシリケート担体)、米国特許第4 ,626,373号明細書(マンガン/配位子触媒)、米国特許第4,119, 557号明細書(第二鉄錯体触媒)、独国特許第2,054,019号明細書( コバルトキレート化剤触媒)、加国特許第866,191号明細書(遷移金属含 有塩)、米国特許第4,430,243号明細書(マンガン陽イオンおよび非触 媒金属陽イオンを有するキレート化剤)、および米国特許第4,728,455 号明細書(グルコン酸マンガン触媒)に記載されている。 漂白触媒は、本発明の組成物および方法で触媒有効量で使用される。「触媒有 効量」とは、どのような比較試験条件を使用しても、標的基体から目的とする1 種以上のしみの漂白および除去を高めるのに十分である量を意味する。このよう に、布帛洗濯操作においては、標的基体は、典型的には、例えば、各種の食品し みで汚れた布帛であろう。試験条件は、使用する洗浄器具の種類および使用者の 習慣に応じて変化するであろう。このように、欧州で使用する種類のフロント装 入洗濯機は、一般に、トップ装入米国型洗濯機より少ない水および高い洗剤濃度 を使用する。いくつかの洗濯機は、他のものよりかなり長い洗浄サイクルを有す る。若干の使用者は非常に熱い水を使用することにきめ、他のものは布帛洗濯操 作で温水または冷水さえ使用する。勿論、漂白触媒の触媒性能は、このような考 慮によって影響されるであろうし且つ完全に処方された洗剤および漂白組成物で 使用する漂白触媒の量は、適宜調整できる。事実上、限定するものではないが、 本発明の組成物および方法は、水性洗浄液に活性漂白触媒種少なくとも1部/1 000万程度を与えるように調整でき且つ好ましくは洗濯液に触媒種約0.1p pm〜約700ppm、より好ましくは約1ppm〜約500ppmを与えるで あろう。この点を更に説明するために、マンガン触媒3ミクロモル程度は、ペル ボレートおよび漂白活性剤(例えば、ベンゾイルカプロラクタム)を使用する欧 州条件下で40℃、pH10で有効である。3〜5倍の濃度増大は、同じ結果 を達成するために米国条件下で必要とされることがある。逆に、漂白活性剤とマ ンガン触媒とペルボレートとの併用は、処方業者がマンガン触媒なしの製品より 少ないペルボレート使用量で等価の漂白を達成することを可能にすることがある 。 それゆえ、本組成物は、典型的には、金属含有漂白触媒約1ppm〜約120 0ppm、好ましくは約5ppm〜約800ppm、より好ましくは約10pp m〜約600ppmを含むであろう。最も好ましい組成物は、漂白触媒MnIV 2 (u−O)3(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2 −(PF62を約30ppm〜約1000ppm、好ましくは約50ppm〜約 650ppm、より好ましくは約50ppm〜約500ppm、最も好ましくは 約120ppm〜約400ppmの濃度で含む。 ペルオキシ化合物 漂白触媒は、単独で漂白剤として機能しないことを認識すべきである。むしろ 、それは、通常の漂白剤および特にペルボレート、ペルカーボネート、ペルサル フェートなどの酸素漂白剤(特に漂白活性剤の存在下で)の性能を高めるために 触媒として使用される。従って、本組成物は、ここで使用するように漂白剤およ び漂白剤と1種以上の漂白活性剤とを含有する漂白混合物を包含するペルオキシ 化合物も、興味のある1種以上のしみ(例えば、紅茶しみ、ワインしみ)の漂白 を与えるのに十分な量で含有する。 しかしながら、本発明の目的では、ペルオキシ化合物は、予備生成有機ペルカ ルボン酸、過酸化水素源である漂白剤と1種以上の漂白活性剤とを含有する漂白 混合物、およびそれらの混合物からなる群から選ばなければならない。更に、過 酸化水素源である漂白剤が本発明の組成物に存在する時には、前記組成物は、過 酸化水素対漂白活性剤のモル比約4:1未満を更に有する。 漂白剤は、典型的には、特に布帛洗濯の場合には、洗剤組成物の約1%〜約8 0%、より典型的には約5%〜約20%の量であろう。漂白組成物およびプレ ソーク組成物は、漂白剤5%〜99%を含んでもよい。存在するならば、漂白活 性剤の量は、典型的には、漂白剤と漂白活性剤とからなる漂白混合物の約0.1 %〜約60%、より典型的には約0.5%〜約40%であろう。 1.漂白剤 ここで使用する漂白剤は、布類クリーニング、硬質表面クリーニングまたは今 や既知であるか知られるようになる他のクリーニング目的で洗剤または漂白組成 物に有用な漂白剤のいずれでもあることができ且つ布帛を処理するために本発明 で使用するような漂白組成物に有用である。これらとしては、酸素漂白剤並びに 他の漂白剤が挙げられる。ペルボレート漂白剤、例えば、過ホウ酸ナトリウム( 例えば、1水和物または4水和物)が、ここで使用できる。 a.過酸化水素源である漂白剤 過酸化水素源である過酸素漂白剤を、本組成物で使用してもよい。好適な過酸 素漂白化合物としては、炭酸ナトリウム過酸化水素化物および均等の「ペルカー ボネート」漂白剤、ピロリン酸ナトリウム過酸化水素化物、尿素過酸化水素化物 、および過酸化ナトリウムが挙げられる。ペルサルフェート漂白剤〔例えば、デ ュポンによって商業上製造されているオキソン(OXONE)〕も、使用できる。 好ましいペルカーボネート漂白剤は、平均粒径約500μm〜約1,000μ mを有する乾燥粒子(前記粒子の約10重量%以下は約200μmより小さく且 つ前記粒子の約10重量%以下は約1,250μmより大きい)からなる。場合 によって、ペルカーボネートは、シリケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤 で被覆できる。ペルカーボネートは、FMC、ソルベイ、トーカイ・デンカなど の各種の商業的な源から入手できる。 b.予備生成有機ペルカルボン酸 ここで使用する漂白剤は、予備生成有機ペルカルボン酸をも含む。制限なしに 使用できるこのような漂白剤は、ペルカルボン酸漂白剤およびそれらの塩を包含 する。この種の薬剤の好適な例としては、モノペルオキシフタル酸マグネシウム 6水和物〔インテロックス(INTEROX)〕、メタクロロ過安息香酸のマグネシウム 塩、4−ノニルアミノ−4−オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカン ジオン酸が挙げられる。このような漂白剤は、1984年11月20日発行のハ ートマンの米国特許第4,483,781号明細書、1985年6月3日出願の バーンズ等の米国特許出願第740,446号明細書、1985年2月20日公 告のバンクス等の欧州特許出願第0,133,354号明細書および1983年 11月1日発行のチャング等の米国特許第4,412,934号明細書に開示さ れている。高度に好ましい漂白剤としては、バーンズ等に1987年1月6日発 行の米国特許第4,634,551号明細書に記載のような6−ノニルアミノ− 6−オキソペルオキシカプロン酸(NAPAA)も挙げられる。 このような物質は、通常、一般式 HO−O−C(O)−R−Y (式中、Rは炭素数1〜約22のアルキレンまたは置換アルキレン基またはフェ ニレンまたは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、アルキル、アリー ルまたは −C(O)−OHまたは−C(O)−O−OH である) を有する。 本発明で使用できる有機ペルカルボン酸は、1または2個のペルオキシ基を含 有でき且つ脂肪族または芳香族のいずれかであることができる。有機ペルカルボ ン酸が脂肪族である時には、非置換酸は、一般式 HO−O−C(O)−(CH2n−Y (式中、Yは、例えば、H、CH3、CH2Cl、COOH、またはCOOOHで あることができ、nは1〜20の整数である) を有する。 有機ペルカルボン酸が芳香族である時には、非置換酸は、一般式 HO−O−C(O)−C64−Y (式中、Yは水素、アルキル、アルキハロゲン、ハロゲン、またはCOOHまた はCOOOHである) を有する。 ここで有用な典型的なモノペルオキシペルカルボン酸としては、アルキルペル カルボン酸およびアリールペルカルボン酸、例えば、 (i)ペルオキシ安息香酸および環置換ペルオキシ安息香酸、例えば、ペルオ キシ−o−ナフトエ酸、 (ii)脂肪族、置換脂肪族およびアリールアルキルモノペルオキシ酸、例えば 、ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、およびN,N−フタロイル アミノペルオキシカプロン酸(PAP) が挙げられる。 ここで有用な典型的なジペルオキシペルカルボン酸としては、アルキルジペル オキシ酸およびアリールジペルオキシ酸、例えば、 (iii)1,12−ジペルオキシドデカンジオン酸、 (iv)1,9−ジペルオキシアゼライン酸、 (v)ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシセバシン酸およびジペルオキシ イソフタル酸、 (vi)2−デシルジペルオキシブタン−1,4−ジオン酸、 (vii)4,4′−スルホニルビスペルオキシ安息香酸 が挙げられる。 本発明は、一般式 (式中、R1は炭索数約1〜約14のアルキル、アリール、またはアルカリール 基であり、R2は炭素数約1〜約14のアルキレン、アリーレンまたはアルカリ ーレン基であり、R5はHまたは炭素数約1〜約10のアルキル、アリールまた はアルカリール基である) を有する有効量の実質上不溶性の有機ペルカルボン酸漂白剤を含む漂白組成物を 更に包含してもよい。 過酸素漂白剤、ペルボレート、ペルカーボネートなどは、好ましくは、漂白活 性剤と合わせ、このことは漂白活性剤に対応するペルカルボン酸の水溶液中(即 ち、洗浄プロセス時)でのその場生成をもたらす。 2.漂白活性剤 漂白活性剤は、既知であり且つ文献、例えば、英国特許第836,988号明 細書、第864,798号明細書、第907,356号明細書、第1,003, 310号明細書および第1,519,351号明細書、独国特許第3,337, 921号明細書、EP−A第0185522号明細書、EP−A第017413 2号明細書、EP−A第0120591号明細書、および米国特許第1,246 ,339号明細書、第3,332,882号明細書、第4,128,494号明 細書、第4,412,934号明細書および第4,675,393号明細書に十 分に記載されている。 1つの種類の漂白活性剤は、米国特許第4,751,015号明細書および第 4,397,757号明細書、EP−A第284292号明細書、EP−A第3 31,229号明細書およびEP−A第03520号明細書に開示のような第四 級アンモニウム置換ペルオキシ酸活性剤のものである。この種のペルオキシ酸漂 白活性剤の例は、 2−(N,N,N−トリメチルアンモニウム)エチル−4−スルホフェニルカ ーボネート(SPCC); N−オクチル−N,N−ジメチル−N−10−カルボフェノキシデシルアンモ ニウムクロリド(ODC); 3−(N,N,N−トリメチルアンモニウム)プロピル−4−スルホフェニル カルボン酸ナトリウム;および N,N,N−トリメチルアンモニウムトルイルオキシベンゼンスルホネートで ある。 他の活性剤としては、4−ベンゾイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、 N,N,N′,N′−テトラアセチルエチレンジアミン、1−メチル−2−ベン ゾイルオキシベンゼン−4−スルホン酸ナトリウム、4−メチル−3−ベンゾイ ルオキシ安息香酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム 、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、 グルコースペンタアセテートおよびテトラアセチルキシロースが挙げられる。 本発明で有用でもある漂白活性剤は、一般式 のアミド置換化合物またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数約1〜約14の アルキル、アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数約1〜約14 のアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素 数約1〜約10のアルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは本質上 いかなる好適な離脱基であることもできる)である。離脱基は、ペルヒドロキシ ド陰イオンによる漂白活性剤上の求核攻撃の結果として漂白活性剤から置換され る基である。このこと、過加水分解反応は、ペルオキシカルボン酸を生成する。 一般に、基が好適な離脱基であるためには、電子求引効果を示さなければならな い。それは、逆反応速度が無視できるように安定なエンティティーも生成すべき である。このことは、ペルヒドロキシド陰イオンによる求核攻撃を容易にする。 L基は、反応が最適の時間枠(例えば、洗浄サイクル)内で生ずるように十分 な程反応性でなければならない。しかしながら、Lが余りに反応性であるならば 、この活性剤は、漂白組成物で使用するために安定化することが困難であろう。 これらの特性は、一般に、離脱基の共役酸のpKaに平行である(このコンベン ションの例外が既知であるが)。通常、このような挙動を示す離脱基は、共役酸 がpKa約4〜約13、好ましくは約6〜約11、最も好ましくは約8〜約11 を有するものである。 好ましい漂白活性剤は、R1、R2およびR5がペルオキシ酸の場合に定義した 通りであり且つLが およびそれらの混合物からなる群から選ばれる前記一般式のもの(式中、R1は 炭素数約1〜約14のアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、R3 は炭素数1〜約8のアルキル鎖であり、R4はHまたはR3であり、YはHまたは 可溶化基である)である。 好ましい可溶化基は、−SO3 -+、−CO2 -+、−SO4 -+、−N+(R3 4-およびO←N(R33、最も好ましくは−SO3 -+、および−CO2 -+ (式中、R3は炭素数約1〜約4のアルキル鎖であり、Mは溶解度を漂白活性剤 に与える陽イオンであり、Xは溶解度を漂白活性剤に与える陰イオンである)で ある。好ましくは、Mは、アルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム 陽イオンであり、ナトリウムおよびカリウムが最も好ましく、Xはハライド、ヒ ドロキシド、メチルサルフェートおよびアセテート陰イオンである。可溶化基を 含有しない離脱基を有する漂白活性剤は、溶解を助長するために漂白液によく分 散すべきであることに留意すべきである。 好ましい漂白活性剤は、Lが (式中、R3は上に定義の通りであり、Yは−SO3 -+または−CO2 -+であ り、Mは上に定義の通りである) からなる群から選ばれる前記一般式のものである。 前記式の漂白活性剤の好ましい例としては、(6−オクタンアミドカプロイル )オキシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼ ンスルホネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート 、およびそれらの混合物が挙げられる。 別の重要な種類の漂白活性剤は、ペルヒドロキシド陰イオンによる環式環のカ ルボニル炭素上への求核攻撃の結果として開環することによって、ここに記載の ような有機過酸を与える。例えば、或る活性剤におけるこの開環反応は、過酸化 水素またはその陰イオンによるラクタム環カルボニルでの攻撃を包含する。過酸 化水素またはその陰イオンによるアシルラクタムの攻撃が好ましくは環外カルボ ニルで生ずるので、有意部分の開環を得ることは、触媒を必要とすることがある 。開環漂白活性剤の別の例は、他の活性剤、例えば、1990年10月30日発 行のホッジ等の米国特許第4,966,723号明細書に開示のもので見出すこ とができる。 ホッジにより開示のこのような活性剤化合物としては、式 を有するベンゾオキサジン型の活性剤、例えば、式 の置換ベンゾオキサジン〔式中、R1はH、アルキル、アルカリール、アリール 、アリールアルキルであり、R2、R3、R4およびR5はH、ハロゲン、アルキル 、アルケニル、アリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミ ノ、COOR6(式中、R6はHまたはアルキル基である)およびカルボニル官能 基から選ばれる同じか異なる置換基であってもよい〕が挙げられる。 ベンゾオキサジン型の好ましい活性剤は、 である。 活性剤を使用する時には、最適の表面漂白性能は、洗浄液のpHが過加水分解 反応を容易にするために約8.5〜10.5、好ましくは9.5〜10.5であ る洗浄液を使用して得られる。このようなpHは、緩衝剤として通常既知の物質 (本発明の漂白系の任意成分)を使用して得ることができる。 なお別の種類の好ましい漂白活性剤としては、アシルラクタム活性剤、特に (式中、R6はH、炭素数1〜約12のアルキル、アリール、アルコキシアリー ル、またはアルカリール基、または炭素数約6〜約18の置換フェニル基である )のアシルカプロラクタムおよびアシルバレロラクタムが挙げられる。過ホウ酸 ナトリウム中に吸着されたベンゾイルカプロラクタムを含めたアシルカプロラク タムを開示しているサンダーソンに1985年10月8日発行の米国特許第4, 545,784号明細書(ここに参考文献として編入)も参照。 ここに開示の漂白組成物を構成してもよい追加の活性剤の各種の非限定例とし ては、マオ等に1990年4月10日発行の米国特許第4,915,854号明 細書および米国特許第4,412,934号明細書におけるものが挙げられる。 ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)およびテトラアセチルエチ レンジアミン(TAED)活性剤は、典型的であり且つそれらの混合物も使用で きる。ここで有用な他の典型的な漂白剤および活性剤に関しては米国特許第4, 634,551号明細書も参照。 また、本組成物の優れた漂白/クリーニング作用は、好ましくは、天然ゴム機 械部品および他の天然ゴム物品、例えば、天然ゴムおよび天然ゴム弾性物質を含 有する布帛に安全に達成される。漂白機構および特に表面漂白機構は、完全には 理解されていない。しかしながら、漂白活性剤は過酸素漂白剤によって発生され る過酸化水素から発生するペルヒドロキシド陰イオンによる求核攻撃を受けて、 ペルオキシカルボン酸を生成すると一般に考えられる。この反応は、過加水分解 と通常称する。 また、本発明のアミド誘導漂白活性剤およびラクタム漂白活性剤は、好ましく は典型的にはアミド誘導活性剤またはカプロラクタム活性剤:TAEDの重量比 1:5から5:1、好ましくは約1:1でTAEDなどのゴム安全性酵素安全性 親水性活性剤と併用できる。成分の比率 本発明の目的で、金属含有漂白触媒からの布帛損傷の所望の減少を得るために 過酸化水素対過酸(予備生成または漂白活性剤から)のモル比が約4:1未満、 好ましくは明記の限定内であるように制御することが重要である。過酸化水素対 漂白触媒からの重金属イオンのモル比を制御することが更に好ましい。 過酸化水素対過酸のモル比は、過酸化水素源である漂白剤から得られる過酸化 水素のモル濃度(〔H22〕対組成物に存在する漂白活性剤によって発生する過 酸プラス予備生成過酸化合物の理論モル濃度〔過酸〕であるとここで定義される 。例えば、ペルカーボネート1モルは、過酸化水素1.5モルを与えるであろう し且つペルボレート1モルは、過酸化水素1モルを発生するであろう。それゆえ 、このような源からの〔H22〕は、これらの値および使用すべき過酸化水素源 である漂白剤のモル濃度に基づいて計算する。同様に、組成物で使用する漂白活 性剤の場合には、〔過酸〕は、例えば、TAED 1モルが理論的に過酸2モル を与えるであろうことを認識して計算する。このように、〔過酸〕は、TAED のモル濃度の2倍である。 それゆえ、〔H22〕:〔過酸〕のモル比は、約4:1未満、好ましくは1: 1から3:1、最も好ましくは1.02:1から2.5:1である。 組成物が源を漂白触媒に発する重金属イオン約20ppm以上(それゆえ、組 成物中の非触媒重金属イオンまたは洗浄液に偶然に存在する重金属イオンを包含 しない)を含有する時に、過酸化水素対源を漂白触媒に発する重金属イオンのモ ル比(〔H22〕:〔HMI〕)を約1200:1未満であるように制御するこ とも、本組成物に好ましい。 過酸対漂白触媒からの重金属イオンのモル比(〔過酸〕:〔HMI〕)を約3 50:1以上、好ましくは約500:1以上、最も好ましくは約700:1以上 であるように制御することも、好ましい。漂白触媒からの重金属イオンのモル濃 度(〔HMI〕)は、漂白触媒のモル濃度×触媒当たりの重金属イオンの数から 得られる。例えば、好ましい触媒MnIV(u−O)3(1,4,7−トリメチル −1,4,7−トリアザシクロノナン)2−(PF62は、触媒1モル当たり2 モルのMnを与え、このように源をこの触媒に発するMnの〔HMI〕は、触媒 のモル濃度の2倍に等しい。 最後に、組成物が源を触媒に発する重金属イオン約50ppm以下、最も好ま しくは約40ppm以下を含むことが本発明に更に好ましい。 補助成分 本組成物は、場合によって、クリーニング性能、クリーニングすべき基体の処 理を助長するか高めるため、または洗剤組成物の美観を修正するための1種以上 の他の洗剤補助剤物質または他の物質(例えば、香料、着色剤、染料など)を包 含できる。好ましくは、補助剤成分は、ここで好ましくは使用する漂白剤との良 好な安定性を有しているべきである。好ましくは、本発明の洗剤組成物は、ホウ 素を含むべきではなく、ホスフェートを含むべきではない。追加的に、ディッシ ュケア処方物は、好ましくは、塩素を含まない。下記のものは、このような補助 剤物質の実例である。 遊離基捕捉酸化防止剤物質 ここで使用する「遊離基捕捉酸化防止剤物質」は、遊離基捕捉剤として機能す ることによって製品中での酸化を防止するように作用する物質を意味する。本発 明の組成物に添加できる酸化防止剤の例としては、イーストマン・ケミカル・プ ロダクツ・インコーポレーテッドから商品名テノックス(TenoxR)PGおよびテノ ックスS−1で入手できるアスコルビン酸とパルミチン酸アスコルビンと没食 子酸プロピルとの混合物、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレ ーテッドから商品名テノックス−6で入手できるBHT(ブチル化ヒドロキシト ルエン)とBHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)と没食子酸プロピルとクエ ン酸との混合物、UOPプロセス・ディビジョンから商品名サスタン(SustaneR) BHTで入手できるブチル化ヒドロキシトルエン、イーストマン・ケミカル・プ ロダクツ・インコーポレーテッドからテノックスTBHQとして入手できる第三 級ブチルヒドロキノン、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレー テッドからテノックスGT−1/GT−2として入手できる天然トコフェロール 、およびイーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッドからBH Aとして入手できるブチル化ヒドロキシアニソール、没食子酸の長鎖エステル( C8〜C22)、例えば、没食子酸ドデシル、イルガノックス(IrganoxR)1010 、イルガノックスR1035、イルガノックスRB1171、イルガノックスR1 425、イルガノックスR3114、イルガノックスR3125、モノ−t−ブチ ルヒドロキノン(MTBHQ)、安息香酸およびその塩、トルイル酸およびそれ らの塩、t−ブチルカテコール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ キシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン〔ICIから入手できるトパノール(Top anol)CA〕、ヒドロキノンのモノアルキルエーテル(例えば、4−メトキシフ ェノール)、およびそれらの混合物が挙げられる。 BHT、BHA、TBHQ、没食子酸プロピル、アスコルビン酸、およびそれ らの混合物が、好ましい。 本発明の目的で、遊離基捕捉剤として作用しない酸化防止剤として有用な物質 、例えば、酸化反応を開始することがある金属をキレート化することによって単 に機能する物質は、ここで「遊離基捕捉酸化防止剤物質」ではないが、遊離基捕 捉酸化防止剤物質と併用するのに好ましい任意の物質であることを認識すべきで ある。 ここで使用する「酸化防止剤有効量」なる用語は、どうような比較試験条件を 使用しても、組成物中の金属含有漂白触媒の存在によって観察される布帛損傷の 程度(例えば、引張強さ損失および/または色損傷を含めて)を減少するのに有 効な有機基捕捉酸化防止剤物質の量を意味する。このような布帛損傷は、欧州で 普通の40℃より高い洗浄条件を含めて典型的な洗浄条件下で評価してもよい。 製品で使用すべき遊離基捕捉酸化防止剤物質の量は、それゆえ、容易に決定され 且つ典型的には、本発明に係る組成物に約1ppm〜約2%、好ましくは約20 ppm〜約6000ppm、最も好ましくは約50ppm〜約2000ppmで 存在する。更に、粉末処方物においては、酸化防止剤は、処方物に粉末として、 または凝集または造粒または他の方法によって導入して、触媒および酸化防止剤 を互いに近く保ち、それによって洗浄液中での迅速な相互作用を可能にしてもよ い。 ビルダー−洗浄性ビルダーは、場合によって、鉱物硬度を制御するのを助長す るために本組成物に配合できる。無機並びに有機ビルダーが使用できる。ビルダ ーは、典型的には、粒子汚れの除去を助長するために布帛洗濯組成物で使用され る。 ビルダーの量は、組成物の最終用途および所望の物理的形に応じて広く変化で きる。存在する時には、組成物は、典型的にはビルダー少なくとも約1%を含む であろう。液体処方物は、典型的には洗浄性ビルダー約5〜約50重量%、より 典型的には約5〜約30重量%を含む。粒状処方物は、典型的には洗浄性ビルダ ー約10〜約80重量%、より典型的には約15〜約50重量%を含む。しかし ながら、より少ないか多い量のビルダーは、排除することを意味しない。 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比 1.6:1から3.2:1を有するものおよび層状シリケート、例えば、H.P .リックに1987年5月12日発行の米国特許第4,664,839号明細 書に記載の層状ケイ酸ナトリウムである。NaSKS−6は、ヘキストによって 市販されている結晶性層状シリケートの商標である(通常ここで「SKS−6」 と略称)。ゼオライトビルダーと異なり、NaSKS−6シリケートビルダーは 、アルミニウムを含有しない。NaSKS−6は、層状シリケートのδ−Na2 SiO5形態形を有する。それは、独国特許DE−A第3,417,649号明 細書およびDE−A第3,742,043号明細書に記載の方法などの方法によ って製造できる。SKS−6は、ここで使用するのに高度に好ましい層状シリケ ートであるが、他のこのような層状シリケート、例えば、一般式NaMSix2 x+1 ・yH2O(式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4、好ま しくは2の数であり、yは0〜20、好ましくは0の数である)を有するものは 、ここで使用できる。ヘキストからの各種の他の層状シリケートとしては、α、 βおよびγ形としてのNaSKS−5、NaSKS−7およびNaSKS−11 が挙げられる。前記のように、δ−Na2SiO5(NaSKS−6形)が、ここ で使用するのに最も好ましい。他のシリケート、例えば、ケイ酸マグネシウムも 有用であることもあり、それらは粒状処方物でぱりぱりさ付与剤として、酸素漂 白剤用安定剤として、そして制泡系の成分として役立つことができる。 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日公告の独国特許出願第 2,321,001号明細書に開示のようなアルカリ土類金属およびアルカリ金 属の炭酸塩である。 アルミノシリケートビルダーは、本発明で有用である。アルミノシリケートビ ルダーは、最も現在市販されているヘビーデューティー粒状洗剤組成物で大きい 重要性を有し且つ液体洗剤組成物でも有意なビルダー成分であることができる。 アルミノシリケートビルダーとしては、実験式 Mz(zAlO2)y〕・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約 0.5の範囲内であり、xは約15〜約264の整数である) を有するものが挙げられる。 有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、市販されている。これらのアル ミノシリケートは、構造が結晶性または無定形であることができ且つ天然産アル ミノシケートであることができ、または合成的に誘導できる。アルミノシリケー トイオン交換物質の製法は、1976年10月12日発行のクルメル等の米国特 許第3,985,669号明細書に開示されている。ここで有用な好ましい合成 結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライトA、ゼオライトP (B)、ゼオライトMAPおよびゼオライトXで入手できる。特に好ましい態様 においては、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、式 Na12〔(AlO212(SiO212〕・xH2O (式中、xは約20〜約30、特に約27である) を有する。この物質は、ゼオライトAとして既知である。脱水ゼオライト(x= 0〜10)も、ここで使用してもよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直 径が約0.1〜10μmの粒径を有する。 本発明の目的で好適な有機洗浄性ビルダーとしては、限定するものではないが 、各種のポリカルボキシレート化合物が挙げられる。ここで使用する「ポリカル ボキシレート」は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個のカ ルボキシレートを有する化合物を意味する。ポリカルボキシレートビルダーは、 一般に、組成物に酸形で添加できるが、中和塩の形でも添加できる。塩形で利用 する時には、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩、ま たはアルカノールアンモニウム塩が、好ましい。 ポリカルボキシレートビルダーには各種のカテゴリーの有用物質が包含される 。1つの重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーは、1964年4月 7 日発行のベルグの米国特許第3,128,287号明細書および1972年1月 18日発行のランベルチ等の米国特許第3,635,830号明細書に開示のよ うなオキシジスクシネートを含めて、エーテルポリカルボキシレートを包含する 。1987年5月5日にブッシュ等に発行の米国特許第4,663,071号明 細書の「TMS/TDS」ビルダーも参照。また、好適なエーテルポリカルボキ シレートとしては、環式化合物、特に脂環式化合物、例えば、米国特許第3,9 23,679号明細書、第3,835,163号明細書、第4,158,635 号明細書、第4,120,874号明細書および第4,102,903号明細書 に記載のものが挙げられる。 クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム 塩)は、更新可能な資源からの入手性および生分解性のため洗剤処方物に特定の 重要性を有するポリカルボキシレートビルダーである。サイトレートは、特にゼ オライトおよび/または層状シリケートビルダーとの組み合わせで、液体または 粒状組成物で使用できる。オキシスクシネートも、このような組成物および組み 合わせで特に有用である。 脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、組成物に単独または前記ビル ダー、特にサイトレートおよび/またはスクシネートビルダーとの組み合わせで 配合して追加のビルダー活性を与えることができる。脂肪酸のこのような使用は 、一般に、処方業者によって考慮すべきである起泡の減少をもたらすであろう。 リンをベースとするビルダーが使用できる状況下、特に手での洗濯操作に使用 される固形物の処方においては、周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸 ナトリウム、オルトリン酸ナトリウムなどの各種のアルカリ金属リン酸塩は、使 用できる。 キレート化剤−ビルダーは使用できるが、本発明の洗剤組成物は、好ましくは 、漂白触媒錯体からマンガンを取り去るマンガンキレート化剤を含有しない。特 に、 ホスホネート、ホスフェート、およびアミノホスホネートキレート化剤、例えば 、デクエスト(DEQUEST)は、好ましくは、組成物で使用しない。しかしながら、 窒素をベースとするマンガンキレート化剤、例えば、エチレンジアミン−N,N ′−ジスクシネート(EDDS)は、有用である。 洗剤界面活性剤−典型的には約1〜約55重量%の量でここで有用な界面活性 剤の非限定例としては、通常のC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(「L AS」)および第一級、分枝鎖およびランダムC10〜C20アルキルサルフェート (「AS」)、式 CH3(CH2)x(CHOSO3 -+)CH3およびCH3( CH2y(CHOSO3 -+)CH2CH3(式中、xおよび(y+1)は少なく とも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、Mは水溶化陽イオン、特に ナトリウムである)のC10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート、不飽 和サルフェート、例えば、オレイルサルフェート、C10〜C18アルキルアルコキ シサルフェート(「AExS」;特にEO1〜7エトキシサルフェート)、C10 〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO1〜5エトキシカルボキ シレート)、C1018グリセロールエーテル、C10〜C18アルキルポリグリコシ ドおよびそれらの対応硫酸化ポリグリコシド、およびC12〜C18α−スルホン化 脂肪酸エステルが挙げられる。所望ならば、通常の非イオン界面活性剤および両 性界面活性剤、例えば、C12〜C18アルキルエトキシレート(「AE」)、例え ば、いわゆる狭いピーク化アルキルエトキシレートおよびC6〜C12アルキルフ ェノールアルコキシレート(特にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロポキ シ)、C12〜C18ベタインおよびスルホベタイン(「スルタイン」)、C10〜C18 アミンオキシドなども、全組成物に配合できる。C10〜C18N−アルキルポリ ヒドロキシ脂肪酸アミドも、使用できる。典型的な例としては、C12〜C18N− メチルグルカミドが挙げられる。WO第9,206,154号明細書参照。他の 糖誘導界面活性剤としては、C10〜C18N−(3−メトキ シプロピル)グルカミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙 げられる。N−プロピルC12〜C18グルカミドからN−ヘキシルC12〜C18グル カミドまでは、低起泡のために使用できる。通常のC10〜C20石鹸も、使用して もよい。高起泡が望まれるならば、分枝鎖C10〜C16石鹸は使用してもよい。陰 イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤との混合物が、特に有用である。他の通 常の有用な界面活性剤は、標準のテキストに記載されている。 ディッシュケアに特に好適な好適な非イオン界面活性剤は、低起泡性または無 起泡性エトキシ化直鎖アルコール、例えば、ユーラン・カンパニーによって供給 されているプルラファック(PlurafacTM)RAシリーズ、BASFカンパニーに よって供給されているルテンゾル(LutensolTM)LFシリーズ、ローム・エンド ・ハース・カンパニーによって供給されているトリトン(TritonTM)DFシリー ズ、およびICIカンパニーによって供給されているシンペロニック(Synperon icTM)LFシリーズである。 粘土汚れ除去/再付着防止剤−本発明の組成物は、場合によって、粘土汚れ除 去性および再付着防止性を有する水溶性エトキシ化アミンも含有できる。これら の化合物を含有する粒状洗剤組成物は、典型的には、水溶性エトキシ化アミン約 0.01〜約10.0重量%を含有する。液体洗剤組成物は、典型的には、水溶 性エトキシ化アミン約0.01〜約5重量%を含有する。 最も好ましい防汚剤/再付着防止剤は、エトキシ化テトラエチレンペンタミン である。例示のエトキシ化アミンは、1986年7月1日発行のバンダーミール の米国特許第4,597,898号明細書に更に記載されている。別の群の好ま しい粘土汚れ除去/再付着防止剤は、1984年6月27日公告のオーおよびゴ ッセリンクの欧州特許出願第111,965号明細書に開示の陽イオン化合物で ある。使用できる他の粘土汚れ除去/再付着防止剤としては、1984年6月2 7日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第111,984号明細書に開示のエ トキシ化アミン重合体;1984年7月4日公告のゴッセリンクの欧州特許出願 第112,592号明細書に開示の双性重合体;および1985年10月22日 発行のコナーの米国特許第4,548,744号明細書に開示のアミンオキシド が挙げられる。技術上既知の他の粘土汚れ除去剤および/または再付着防止剤も 、本組成物で利用できる。別の種類の好ましい再付着防止剤としては、カルボキ シメチルセルロース(CMC)物質が挙げられる。これらの物質は、技術上周知 である。 高分子分散剤−高分子分散剤は、有利には、特にゼオライトおよび/または層 状シリケートビルダーの存在下で、本組成物で約0.1〜約7重量%の量で利用 できる。技術上既知の他のものも使用できるが、好適な高分子分散剤としては、 高分子ポリカルボキシレートおよびポリエチレングリコールが挙げられる。理論 によって限定しようとはしないが、高分子分散剤は、他のビルダー(低分子量ポ リカルボキシレートを含めて)と併用する時に結晶成長抑制、粒子汚れ放出ペプ チゼーションおよび再付着防止により全洗浄性ビルダー性能を高めると考えられ る。 高分子ポリカルボキシレート物質は、好適な不飽和単量体(好ましくは酸形) を重合または共重合することによって製造できる。好適な高分子ポリカルボキシ レートを生成するために重合できる不飽和単量体酸としては、アクリル酸、マレ イン酸(または無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサ コン酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸が挙げられる。カルボキシレート 基を含有しない単量体セグメント、例えば、ビニルメチルエーテル、スチレン、 エチレンなどが本発明の高分子ポリカルボキシレートに存在することは、このよ うなセグメントが約40重量%以上を構成しないならば好適である。 特に好適な高分子ポリカルボキシレートは、アクリル酸から誘導できる。ここ で有用であるこのようなアクリル酸をベースとする重合体は、重合されたアクリ ル酸の水溶性塩である。酸形のこのような重合体の平均分子量は、好ましくは約 2,000〜10,000、より好ましくは約4,000〜7,000、最も好 ましくは約4,000〜5,000である。このようなアクリル酸重合体の水溶 性塩としては、例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウ ム塩が挙げることができる。この種の可溶性重合体は、既知の物質である。この 種のポリアクリレートを洗剤組成物で使用することは、例えば、1967年3月 7日発行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に開示されている 。 アクリル酸/マレイン酸をベースとする共重合体も、分散剤/再付着防止剤の 好ましい成分として使用してもよい。このような物質としては、アクリル酸とマ レイン酸との共重合体の水溶性塩が挙げられる。酸形のこのような共重合体の平 均分子量は、好ましくは約2,000〜100,000、より好ましくは約5, 000〜75,000、最も好ましくは約7,000〜65,000である。こ のような共重合体中のアクリレートセグメント対マレエートセグメントの比率は 、一般に、約30:1から約1:1、より好ましくは約10:1から約2:1で あろう。このようなアクリル酸/マレイン酸共重合体の水溶性塩としては、例え ば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩が挙げることが できる。この種の可溶性アクリレート/マレエート共重合体は、1982年12 月15日公告の欧州特許出願第66915号明細書に記載の既知の物質である。 配合できる別の高分子物質は、ポリエチレングリコール(PEG)である。P EGは、分散剤性能を示し並びに粘土汚れ除去剤/再付着防止剤として作用でき る。これらの目的に典型的な分子量範囲は、約500〜約100,000、好ま しくは約1,000〜約50,000、より好ましくは約1,500〜約10, 000である。 ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤も、特にゼオライトビルダ ーと共に、使用してもよい。ポリアスパルテートなどの分散剤は、好ましくは、 分子量(平均)約10,000を有する。 酵素−酵素は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化物をベースと するしみ、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去および逃避染料移動 の防止、および布帛修復を含めて各種の布帛洗濯目的で本処方物に配合できる。 配合すべき酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、 およびペルオキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の種類の酵素 も、配合してもよい。それらは、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物、細 菌、真菌および酵母起源を有していてもよい。しかしながら、それらの選択は、 数種の因子、例えば、pH活性および/または安定性最適条件、熱安定性、活性 洗剤、ビルダーなどに対する安定性によって支配される。この点で、細菌または 真菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテアーゼ、および真菌セルラーゼ が、好ましい。 酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mg(重量)まで、より典型的に は約0.01mg〜約3mgを与えるのに十分な量で配合する。換言すれば、本組成 物は、典型的には、市販の酵素製剤約0.001〜約5重量%、好ましくは0. 01〜1重量%を含むであろう。プロテアーゼ酵素は、通常、このような市販製 剤に組成物1g当たり0.005〜0.1アンソン単位(AU)の活性を与える のに十分な量で存在する。 プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.licheniformsの特定の菌株から得 られるズブチリシンである。別の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリー ズA/Sによって開発され且つ登録商品名エスペラーゼ(ESPERASE)で販売され ている8〜12のpH範囲全体にわたって最大活性を有するバチルスの菌株から 得られる。この酵素および類似の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243, 784号明細書に記載されている。タンパク質をベースとするしみを除去するの に好適な市販のタンパク分解酵素としては、ノボ・インダストリーズA/S(デ ンマーク)によって商品名アルカラーゼ(ALCALASE)およびサビナーゼ(SAVINA SE)で販売されているものおよびインターナショナル・バイオ−シンセティック ス・インコーポレーテッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ(MAXATASE )で販売されているものが挙げられる。他のプロテアーゼとしては、プロテアー ゼA(1985年1月9日公告の欧州特許出願第130,756号明細書参照) ;プロテアーゼB(1987年4月28日出願の欧州特許出願第8730376 1.8号明細書および1985年1月9日公告のボット等の欧州特許出願第13 0,756号明細書参照)が挙げられる。 アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ )に記載のα−アミラーゼ、インターナショナル・バイオ−シンセティックス・ インコーポレーテッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・インダストリ ーズ製のターマミル(TERMAMYL)が挙げられる。 本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す るであろう。 洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明 細書に開示のようなPseudomonas stutzeri ATCC19.154などのPseudo monas群の微生物によって産生されるものが挙げられる。1978年2月24日 に公開の特開昭53−20487号公報中のリパーゼも参照。このリパーゼは、 日本の名古屋のアマノ・ファルマセウティカル株式会社から商品名リパーゼP「 アマノ(Amano)」で入手できる(以下「アマノ−P」と称する)。他の市販のリ パーゼとしては、アマノ−CES、Chromobacter viscosumからのリパーゼ、例 えば、日本の田方のトーヨー・ジョーゾー・カンパニーから市販されているChro mobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB3673;および米国 のU.S.バイオケミカル・コーポレーションおよびオランダのディソイント・ カンパニーからの更に他のChromobacter viscosumリパーゼ、およびPseudomonas gladioliからのリパーゼが挙げられる。Humicola lanuginosaに由来し且つノボ から市販されているリポラーゼ酵素(EPO第341,947号明細書も参照) が、ここで使用するのに好ましいリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート 、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使 用され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他 の基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技 術上既知であり、例えば、ホーセラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナー ゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロ モペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば 、ノボ・インダストリーズに譲渡のO.カークによる1989年10月19日公 告のPCT国際出願WO第89/099813号明細書に開示されている。 広範囲の酵素物質および合成洗剤組成物への配合手段も、マッカーリー等に1 971年1月5日発行の米国特許第3,553,139号明細書に開示されてい る。酵素は、更に、1978年7月18日発行のプレース等の米国特許第4,1 01,457号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特許第 4,507,219号明細書に開示されている。液体洗剤処方物に有用な酵素物 質およびこのような処方物への配合法は、1981年4月14日発行のホラ等の 米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で使用するため の酵素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技術は、ジェッジ等に 1971年8月17日発行の米国特許第3,600,319号明細書、および1 986年10月29日公告のベネガスの欧州特許出願公告第0 199 405 号明細書、出願第86200586.5号明細書に開示され且つ例証されてい る。酵素安定化系も、例えば、米国特許第3,519,570号明細書に記載さ れている。 酵素安定剤−ここで使用する酵素は、イオンを酵素に与える完成組成物中の水 溶性カルシウムイオン源および/またはマグネシウムイオン源の存在によって安 定化してもよい(カルシウムイオンは一般にマグネシウムイオンより若干有効で あり且つ1種のみの陽イオンを使用すべきであるならば、ここで好ましい)。追 加の安定性は、各種の他の技術上開示の安定剤、特にボレート種の存在によって 与えることができる。セバーソンの米国特許第4,537,706号明細書参照 。典型的な洗剤、特に液体洗剤は、完成組成物1リットル当たり約1〜約30ミ リモル、好ましくは約2〜約20ミリモル、より好ましくは約5〜約15ミリモ ル、最も好ましくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含むであろう。 これは、存在する酵素の量およびカルシウムまたはマグネシウムイオンへの応答 に応じて若干変化できる。カルシウムまたはマグネシウムイオンの量は、ビルダ ー、脂肪酸などとの複合化をさせた後に、組成物中に酵素に利用できる若干の最 小量が常時あるように選ぶべきである。いかなる水溶性カルシウム塩またはマグ ネシウム塩、例えば、限定せずに、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、リンゴ酸 カルシウム、マレイン酸カルシウム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウム、およ び酢酸カルシウム、および対応マグネシウム塩も、カルシウムイオン源またはマ グネシウムイオン源として使用できる。少量のカルシウムイオン(一般に1リッ トル当たり約0.05〜約0.4ミリモル)も、しばしば、酵素スラリーおよび 処方水中のカルシウムのため組成物に存在する。固体洗剤組成物においては、処 方物は、洗濯液中でこのような量を与えるのに十分な量の水溶性カルシウムイオ ン源を包含してもよい。或いは、天然水硬度で十分であることがある。 前記量のカルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオンは、酵素安定性 を与えるのに十分であることを理解すべきである。より多いカルシウムイオンお よび/またはマグネシウムイオンは、グリース除去性能の追加の尺度を与えるた めに組成物に添加できる。従って、一般的な提案として、本組成物は、典型的に は、水溶性カルシウムイオン源またはマグネシウムイオン源、または両方約0. 05〜約2重量%を含むであろう。量は、勿論、組成物で使用する酵素の量およ び種類に応じて変化できる。 本組成物は、場合によって(しかし好ましくは)、各種の追加の安定剤、特に ボレート形安定剤も含有してもよい。典型的には、このような安定剤は、ホウ酸 または組成物中でホウ酸を生成することができる他のボレート化合物(ホウ酸の 基準で計算)約0.25〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約5重量%、よ り好ましくは約0.75〜約3重量%の量で組成物で使用されるであろう。ホウ 酸が好ましい〔他の化合物、例えば、酸化ホウ素、ホウ砂および他のアルカリ金 属ホウ酸塩(例えば、オルトホウ酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、ピロホ ウ酸ナトリウム、およびペンタホウ酸ナトリウム)が好適であるが〕。置換ホウ 酸(例えば、フェニルボロン酸、ブタンボロン酸、およびp−ブロモフェニルボ ロン酸)も、ホウ酸の代わりに使用できる。 増白剤−技術上既知のいかなる光学増白剤または他の増白剤または白化剤も、 本発明の洗剤組成物に典型的には約0.05〜約1.2重量%の量で配合できる 。本発明で有用であることがある市販の光学増白剤は、亜群に分類でき、亜群と しては、必ずしも限定しないが、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン 酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5 員環および6員環複素環式化合物の誘導体、および他の雑多な薬剤が挙げられる 。このような増白剤の例は、「蛍光増白剤の生産および応用」、M.ザーラドニ ック、ニューヨークのジョン・ウィリー・エンド・サンズ発行(1982)に開 示されている。 本組成物で有用である光学増白剤の特定例は、1988年12月13日にウィ クソンに発行の米国特許第4,790,856号明細書に同定のものである。こ れらの増白剤としては、ベロナからのホルホワイト(PHORWHITE)系列の増白剤が 挙げられる。この文献に開示の他の増白剤としては、チバ・ガイギーから入手で きるチノパール(Tinopal)UNPA、チノパールCBSおよびチノパール5BM ;イタリアに置かれたヒルトン−デービスから入手できるアルティック・ホワイ ト(Artic White)CCおよびアルティック・ホワイトCWD;2−(4−スチリ ルフェニル)−2H−ナフトール〔1,2−d〕トリアゾール;4,4′−ビス −(1,2,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン;4,4′−ビス(ス チリル)ビスフェニル;およびアミノクマリンが挙げられる。これらの増白剤の 特定例としては、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリン;1,2−ビス(ベ ンズイミダゾール−2−イル)エチレン;1,3−ジフェニルフラゾリン;2, 5−ビス(ベンゾオキサゾール−2−イル)チオフェン;2−スチリル−ナフト −〔1,2−d〕オキサゾール;および2−(スチルベン−4−イル)−2H− ナフト〔1,2−d〕トリアゾールが挙げられる。ハミルトンに1972年2月 29日発行の米国特許第3,646,015号明細書も参照。陰イオン増白剤が 、ここで好ましい。 抑泡剤−泡の形成を減少するか抑制するための化合物は、本発明の組成物に配 合できる。抑泡は、いわゆる「高濃度クリーニング法」およびフロント装入欧州 スタイル洗濯機で特定の重要性を有することがある。 各種の物質は、抑泡剤として使用してもよく、且つ抑泡剤は、当業者に周知で ある。例えば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、 第7巻、第430頁〜第447頁(ジョン・ウィリー・エンド・サンズ・インコ ーポレーテッド、1979)参照。特定の興味がある1つのカテゴリーの抑泡剤 は、モノカルボン脂肪酸およびそれらの可溶性塩を包含する。ウェイン・セント ・ジョンに1960年9月27日発行の米国特許第2,954,347号明細書 参照。抑泡剤として使用するモノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的に は、炭素数10〜約24、好ましくは炭素数12〜18のヒドロカルビル鎖を有 する。好適な塩としては、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩 、およびリチウム塩、およびアンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩 が挙げられる。 また、本発明の洗剤組成物は、非界面活性剤抑泡剤を含有してもよい。これら としては、例えば、高分子量炭化水素、例えば、パラフィン、脂肪酸エステル( 例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18 〜C40ケトン(例えば、ステアロン)などが挙げられる。他の抑泡剤としては 、N−アルキル化アミノトリアジン、例えば、炭素数1〜24の第一級または第 二級アミン2または3モルと塩化シアヌル酸との生成物として生成するトリアル キルメラミンからヘキサアルキルメラミンまで、またはジアルキルジアミンクロ ルトリアジンからテトラアルキルジアミンクロルトリアジンまで、プロピレンオ キシド、およびモノステアリルホスフェート、例えば、モノステアリルアルコー ルリン酸エステルおよびモノステアリルジアルカリ金属(例えば、K、Na、お よびLi)ホスフェートおよびリン酸エステルが挙げられる。パラフィン、ハロ パラフィンなどの炭化水素は、液体形で利用できる。液体炭化水素は、室温およ び大気圧で液体であろうし且つ流動点約−40℃〜約50℃および最小沸点約1 10℃以上(大気圧)を有するであろう。また、ロウ状炭化水素、好ましくは融 点約100℃以下を有するものを利用することが既知である。炭化水素は、洗剤 組成物に好ましいカテゴリーの抑泡剤を構成する。炭化水素抑泡剤は、例えば、 ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779号明 細書に記載されている。炭化水素としては、このように、炭素数約12〜約70 の脂肪族、脂環式、芳香族および複素環式飽和または不飽和炭化水素が挙げられ る。この抑泡剤議論で使用する「パラフィン」なる用語は、真のパラフィンと環 式炭化水素との混合物を包含しようとする。 別の好ましいカテゴリーの非界面活性剤抑泡剤は、シリコーン抑泡剤からなる 。このカテゴリーとしては、ポリジメチルシロキサンなどのポリオルガノシロキ サン油、ポリオルガノシロキサン油または樹脂の分散液または乳濁液、およびポ リオルガノシロキサンとシリカ粒子との組み合わせ(ポリオルガノシロキサンは シリカ上に化学吸着または融着する)の使用が挙げられる。シリコーン抑泡剤は 、技術上周知であり、例えば、ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国 特許第4,265,779号明細書およびM.S.スターチによる1990年2 月7日公告の欧州特許出願第89307851.9号明細書に開示されている。 他のシリコーン抑泡剤は、組成物および少量のポリジメチルシロキサン流体を 水溶液に配合することによって水溶液を脱泡するための方法に関する米国特許第 3,455,839号明細書に開示されている。 シリコーンとシラン化シリカとの混合物は、例えば、独国特許出願DOS第2 ,124,526号明細書に記載されている。粒状洗剤組成物におけるシリコー ン脱泡剤および制泡剤は、バルトロッタ等の米国特許第3,933,672号明 細書および1987年3月24日発行のバギンスキー等の米国特許第4,652 ,392号明細書に開示されている。 ここで使用するための例示のシリコーンをベースとする抑泡剤は、本質上 (i)25℃での粘度約20cs〜約1,500csを有するポリジメチルシ ロキサン流体; (ii)(i)100重量部当たり約5〜約50部の、(CH33SiO1/2単 位対SiO2単位の比率約0.6:1から約1.2:1の(CH33SiO1/2単 位とSiO2単位とからなるシロキサン樹脂;および (iii)(i)100重量部当たり約1〜約20部の固体シリカゲル からなる抑泡量の制泡剤である。 ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤においては、連続相用溶媒は、或る ポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポリプロピレングリコール共重合 体またはそれらの混合物(好ましい)、またはポリプロピレングリコールからな る。一次シリコーン抑泡剤は、分枝/架橋であり、好ましくは線状ではない。 この点を更に説明するために、制御された泡を有する典型的な液体洗濯洗剤組 成物は、場合によって、(1)(a)ポリオルガノシロキサンと(b)樹脂状シ ロキサンまたはシリコーン樹脂生成シリコーン化合物と(c)微粉砕充填剤物質 と(d)シラノレートを生成するために混合物成分(a)、(b)および(c) の反応を促進するための触媒との混合物である一次消泡剤の非水性乳濁液;(2 )少なくとも1種の非イオンシリコーン界面活性剤;および(3)室温での水中 溶解度約2重量%以上を有するポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポ リプロピレングリコールの共重合体(ポリプロピレングリコールを有していない )からなる前記シリコーン抑泡剤約0.001〜約1重量%、好ましくは約0. 01〜約0.7重量%、最も好ましくは約0.05〜約0.5重量%を含むであ ろう。同様の量は、粒状組成物、ゲルなどで使用できる。1990年12月18 日発行のスターチの米国特許第4,978,471号明細書、1991年1月8 日発行のスターチの米国特許第4,983,316号明細書、1994年2月2 2日発行のフーバー等の米国特許第5,288,431号明細書、アイザワ等の 米国特許第4,639,489号明細書および第4,749,740号明細書第 1欄第46欄〜第4欄第35行も参照。 本発明のシリコーン抑泡剤は、好ましくは、ポリエチレングリコールおよびポ リエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体(すべては平均分 子量約1,000以下、好ましくは約100〜800を有する)からなる。本発 明のポリエチレングリコールおよびポリエチレン/ポリプロピレン共重合体は、 室温での水中溶解度約2重量%以上、好ましくは約5重量%以上を有する。 本発明の好ましい溶媒は、平均分子量約1,000以下、より好ましくは約1 00〜800、最も好ましくは200〜400を有するポリエチレングリコール 、およびポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体、好ま しくはPPG200/PEG300である。ポリエチレングリコール対ポリエチ レン−ポリプロピレングリコールの共重合体の重量比約1:1から1:10、最 も好ましくは1:3から1:6が、好ましい。 ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤は、ポリプロピレングリコール、特 に分子量4,000のポリプロピレングリコールを含有しない。それらは、好ま しくは、プルロニック(PLURONIC)L101などのエチレンオキシドとプロピレ ンオキシドとのブロック共重合体も含有しない。 ここで有用な他の抑泡剤は、第二級アルコール(例えば、2−アルキルアルカ ノール)およびこのようなアルコールとシリコーンなどのシリコーン油との混合 物(米国特許第4,798,679号明細書、第4,075,118号明細書お よびEP第150,872号明細書に開示)からなる。第二級アルコールとして は、C1〜C16鎖を有するC6〜C16アルキルアルコールが挙げられる。好ましい アルコールは、コンデアから商標イソフォル(ISOFOL)12で入手できる2−ブ チルオクタノールである。第二級アルコールの混合物は、エニケムから商標イサ ルケム(ISALCHEM)123で入手できる。混合抑泡剤は、典型的には、1:5か ら5:1の重量比のアルコールとシリコーンとの混合物からなる。 自動洗濯機で使用すべき洗剤組成物の場合には、泡は、洗濯機をオーバーフロ ーする程度には形成すべきではない。抑泡剤は、利用する時には、好ましくは、 「抑泡量」で存在する。「抑泡量」とは、組成物の処方業者が自動洗濯機で使用 するための低起泡性洗濯洗剤を生ずるように泡を十分に制御するであろうこの制 泡剤の量を選択できることを意味する。 本組成物は、一般に、抑泡剤0%〜約5%を含むであろう。抑泡剤として利用 する時には、モノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的には、洗剤組成物 の約5重量%までの量で存在するであろう。好ましくは、脂肪モノカルボキシレ ート抑泡剤約0.5%〜約3%は、利用される。多量を使用してもよいが、シリ コーン抑泡剤は、典型的には、洗剤組成物の約2.0重量%までの量で利用され る。この上限は、主としてコストを最小限に保ち且つ有効に制泡するための少量 の有効性に関する関心事のため性状で実際的である。好ましくは、シリコーン抑 泡剤約0.01%〜約1%、より好ましくは約0.25%〜約0.5%が、使用 される。ここで使用するこれらの重量%値は、ポリオルガノシロキサンと併用し てもよいシリカ、並びに利用してもよい補助剤物質を包含する。モノステアリル ホスフェート抑泡剤は、一般に、組成物の約0.1〜約2重量%の量で利用され る。多量を使用できるが、炭化水素抑泡剤は、典型的には、約0.01%〜約5 .0%の量で利用される。アルコール抑泡剤は、典型的には、完成組成物の0. 2〜3重量%で使用される。 布帛柔軟剤−各種のスルー・ザ・ウォッシュ(through-the-wash)布帛柔軟剤 、特に1977年12月13日発行のストームおよびニルシュルの米国特許第4 ,062,647号明細書の微細なスメクタイト粘土、並びに技術上既知の他の 柔軟剤粘土は、場合によって、典型的には、布帛クリーニングと同時に布帛柔軟 化上の利益を与えるために本組成物で約0.5〜約10重量%の量で使用できる 。粘土柔軟剤は、例えば、1983年3月1日発行のクリスプ等の米国特許第4 ,375,416号明細書および1981年9月22日発行のハリス等の米国特 許第4,291,071号明細書に開示のようなアミンおよび陽イオン柔軟剤と 併用できる。 染料移動抑制剤一本発明の組成物は、クリーニングプロセス時に1つの布帛か ら別のものへの染料の移動を抑制するのに有効な1種以上の物質も包含してもよ い。一般に、このような染料移動抑制剤としては、ポリビニルピロリドン重合体 、ポリアミンN−オキシド重合体、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾ ールとの共重合体、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、およびそれら の混合物が挙げられる。使用するならば、これらの薬剤は、典型的には、組成物 の約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約5重量%、より好まし くは約0.05〜約2重量%を占める。 より詳細には、ここで使用するのに好ましいポリアミンN−オキシド重合体は 、下記の構造式 R−Ax−P〔式中、Pは重合性単位(それにN−O基が結合 でき、またはN−O基が重合性単位の一部分を構成でき、またはN−O基が両方 の単位に結合できる)であり;Aは下記の構造 −NC(O)−、−C(O)O −、−S−、−O−、−N=の1つであり;xは0または1であり;Rは脂肪族 、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組み合わ せ(それにN−O基の窒素は結合でき、またはN−O基はこれらの基の一部分で ある)である〕を有する単位を含有する。好ましいポリアミンN−オキシドは、 Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピ ペリジンおよびそれらの誘導体であるものである。 N−O基は、下記の一般構造 (式中、R1、R2、R3は脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれ らの組み合わせであり;x、yおよびzは0または1であり;N−O基の窒素は 結合するか前記基のいずれかの一部分を構成できる) で表わされる。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10 、 好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有する。 生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限 り、いかなる重合体主鎖も使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル、 ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ アクリレートおよびそれらの混合物である。これらの重合体としては、一方の単 量体型がアミンN−オキシドであり且つ他方の単量体型がN−オキシドであるラ ンダムまたはブロック共重合体が挙げられる。アミンN−オキシド重合体は、典 型的には、アミン対アミンN−オキシドの比率10:1から1:1,000,0 00を有する。しかしながら、ポリアミンオキシド重合体に存在するアミンオキ シド基の数は、適当な共重合により、または適当なN−酸化度により変化できる 。ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。典型 的には、平均分子量は、500〜1,000,000、より好ましくは1,00 0〜500,000、最も好ましくは5,000〜100,000の範囲内であ る。 本発明の洗剤組成物で有用な最も好ましいポリアミンN−オキシドは、平均分 子量約50,000およびアミン対アミンN−オキシドの比率約1:4を有する ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)である。 N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール重合体との共重合体(クラス として「PVPVI」と称する)も、ここで使用するのに好ましい。好ましくは 、PVPVIは、平均分子量範囲5,000〜1,000,000、より好まし くは5,000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000 を有する〔平均分子量範囲はバース等のChemical Analysis,第113巻,「重 合体特性化の現代的方法」に記載のように光散乱によって測定する(その開示を ここに参考文献として編入)〕。PVPVI共重合体は、典型的には、N−ビニ ルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比1:1から0.2:1、より好 ま しくは0.8:1から0.3:1、最も好ましくは0.6:1から0.4:1を 有する。これらの共重合体は、線状または分枝のいずれかであることができる。 本発明の組成物は、平均分子量約5,000〜約400,000、好ましくは 約5,000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約50,00 0を有するポリビニルピロリドン(「PVP」)を使用してもよい。PVPは、 洗剤分野の当業者に既知である。例えば、EP−A第262,897号明細書お よびEP−A第256,696号明細書(ここに参考文献として編入)参照。P VPを含有する組成物は、平均分子量約500〜約100,000、好ましくは 約1,000〜約10,000を有するポリエチレングリコール(「PEG」) も含有できる。好ましくは、洗浄液に送達されるPEG対PVPの比率(ppm 基準で)は、約2:1から約50:1、より好ましくは約3:1から約10:1 である。 本発明の洗剤組成物は、所望により、染料移動抑制作用も与える特定種の親水 性光学増白剤約0.005〜5重量%も含有してもよい。使用する場合は、本組 成物は、好ましくは、このような光学増白剤約0.01〜1重量%を含むであろ う。 本発明で有用な親水性光学増白剤は、構造式 (式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチルおよびNH−2−ヒ ドロキシエチルから選ばれ;R2はN−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2− ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびアミノから選 ばれ;Mはナトリウム、カリウムなどの塩形成陽イオンである) を有するものである。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビス−ヒドロキシエチルであ り且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス 〔(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン −2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベンジスルホン酸および二ナトリウム 塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー・コーポレーションによって 商品名チノパール(Tinopal)−UNPA−GXで市販されている。チノパール− UNPA−GXは、本発明の洗剤組成物で有用な好ましい親水性光学増白剤であ る。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N−2− メチルアミノであり且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤は 、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−2 −メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベ ンジスルホン酸二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー ・コーポレーションによって商品名チノパール5BM−GXで市販されている。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がモルホリノであり且つMがナトリウム などの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6 −モリホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2′−スチルベンジス ルホン酸のナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバガイギー・コーポ レーションによって商品名チノパールAMS−GXで市販されている。 本発明で使用するために選ばれる特定の光学増白剤種は、前記の所定の高分子 染料移動抑制剤と併用する時に、特に有効な染料移動抑制性能を与える。このよ うな所定の高分子物質(例えば、PVNOおよび/またはPVPVI)とこのよ うな所定の光学増白剤(例えば、チノパール−UNPA−GX、チノパール5B M−GXおよび/またはチノパールAMS−GX)との組み合わせは、単独で使 用する時にこれらの2種の洗剤組成物成分のいずれよりも、水性洗浄液中で有意 に良い染料移動抑制を与える。理論によって限定するものではないがに、このよ うな増白剤は、洗浄液中で布帛に対して高い親和力を有するので、このように作 用し、それゆえこれらの布帛上に比較的迅速に付着すると考えられる。増白剤が 洗浄液中で布帛上に付着する程度は、「消耗(exhaustion)係数」と呼ばれるパ ラメーターによって規定できる。消耗係数は、一般に、(a)布帛上に付着する 増白剤物質対(b)洗浄液中の増白剤初濃度の比率としてである。比較的高い消 耗係数を有する増白剤は、本発明の文脈で染料移動を抑制するのに最も好適であ る。 勿論、他の通常の光学増白剤型の化合物は、場合によって、真実の染料移動抑 制効果よりむしろ、通常の布帛「増白」上の利益を与えるために本組成物で使用 できることが認識されるであろう。このような使用法は、洗剤処方物に通常であ り且つ周知である。 他の成分−洗剤組成物で有用な各種の他の成分、例えば、他の活性成分、担体 、ハイドロトロープ、加工助剤、染料または顔料、液体処方物用溶媒、固形組成 物用固体充填剤などが、本組成物に配合できる。高起泡が望まれるならば、C10 〜C16アルカノールアミドなどの増泡剤は、組成物に、典型的には1%〜10% の量で配合できる。C10〜C14モノエタノールおよびジエタノールアミドは、典 型的な種類のこのような増泡剤を例示する。このような増泡剤を前記アミンオキ シド、ベタイン、スルタインなどの高起泡性補助界面活性剤と併用することも、 有利である。所望ならば、MgCl2、MgSO4などの可溶性マグネシウム塩は 、追加の泡を与え且つグリース除去性能を高めるために典型的には0.1%〜2 %の量で添加できる。 本組成物で使用する各種の洗剤成分は、場合によって、前記成分を多孔性疎水 性基体上に吸収し、次いで、前記基体を疎水性コーティングで被覆することによ って更に安定化できる。好ましくは、洗剤成分は、多孔性基体に吸収する前に界 面活性剤と混合する。使用中、洗剤成分は、水性洗浄液中で基体から剥離し、そ こで所期の洗浄機能を遂行する。 この技術をより詳細に例示するために、多孔性疎水性シリカ〔デグッサの商標 シパーナット(SIPERNAT)D10〕は、C1315エトキシ化アルコール(EO7 )非イオン界面活性剤3%〜5%を含有するタンパク分解酵素溶液と混合する。 典型的には、酵素/界面活性剤溶液は、シリカの重量の2.5倍である。得られ た粉末は、攪拌下にシリコーン油(500〜12,500の範囲内の各種のシリ コーン油粘度が使用できる)に分散する。得られたシリコーン油分散液は、乳化 するか、他の方法で最終洗剤ミックスに加える。この手段によって、前記酵素、 漂白剤、漂白活性剤、漂白触媒、光活性剤、染料、蛍光剤、布帛コンディショナ ー、加水分解性界面活性剤などの成分は、液体洗濯洗剤組成物を含めて洗剤で使 用するために「保護」できる。 液体洗剤組成物は、担体として水および他の溶媒を含有できる。メタノール、 エタノール、プロパノール、およびイソプロパノールによって例証される低分子 量第一級または第二級アルコールが、好適である。一価アルコールが界面活性剤 を可溶化するのに好ましいが、ポリオール、例えば、2〜約6個の炭素原子およ び2〜約6個のヒドロキシ基を含有するもの(例えば、1,3−プロパンジオー ル、エチレングリコール、グリセリン、および1,2−プロパンジオール)も、 使用できる。組成物は、このような担体5%〜90%、典型的には10%〜50 %を含有してもよい。 本発明の洗剤組成物は、好ましくは、水性クリーニング操作での使用時に、洗 浄水がpH約6.5〜約11、好ましくは約7.5〜約10.5を有するように 処方するであろう。自動皿洗い製品処方物は、好ましくは、pH約8〜約11を 有する。洗濯製品は、典型的には、pH 9〜11である。pHを推奨使用量で 制御するための技術は、緩衝剤、アルカリ、酸などの使用を包含し、当業者に周 知である。 下記の例は、本発明に係る組成物を例示するものであって、限定しようとする ものではない。 下記の洗剤組成物を、調製する(重量部)。 例I 重量% ゼオライト 38.0% シリケート 比率2.0 6.0% カーボネート(ナトリウム) 9.0% エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート 0.2% 増白剤47(チノパールDMS) 0.1% 増白剤49(チノパールCBS) 0.05% ペルカーボネート 8.0% TAED 7.0% Mn展(ppm) 350 サビナーゼ(4.0KNPU/g) 2.0% リポラーゼ(100,000LU/g) 0.22% C12〜14アルキルサルフェート 5.6% C12〜14AE4.2非イオン界面活性剤 11.6% 石鹸 1.0% 雑多な成分/水分 残部 100% MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロ ノナン)2(PF62 例II 重量% ゼオライト 38.0% シリケート 比率2.0 6.0% カーボネート(ナトリウム) 7.0% エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート 0.2% 増白剤47(チノパールDMS) 0.1% 増白剤49(チノパールCBS) 0.05% ペルカーボネート 5.0% TAED 2.0% Mn触媒(ppm) 350 サビナーゼ(4.0KNPU/g) 2.0% リポラーゼ(100,000LU/g) 0.22% C12〜14アルキルサルフェート 5.6% C12〜14AE4.2非イオン界面活性剤 11.6% 石鹸 1.0% ペルサルフェート 10.0% 雑多な成分/水分 残部 100 MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロ ノナン)2(PF62 例III 重量% ゼオライト 38.0% シリケート 比率2.0 6.0% カーボネート(ナトリウム) 7.0% エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート 0.2% 増白剤47(チノパールDMS) 0.1% 増白剤49(チノパールCBS) 0.05% ペルカーボネート 5.0% TAED 2.0% Mn触媒(ppm) 350 サビナーゼ(4.0KNPU/g) 2.0% リポラーゼ(100,000LU/g) 0.22% C12〜14アルキルサルフェート 5.6% C12〜14AE4.2非イオン界面活性剤 11.6% 石鹸 1.0% PAP★★ 10.0 雑多な成分/水分 残部 100 MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロ ノナン)2(PF62 ★★ N,N−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸 前記粒状組成物のすべては、噴霧乾燥粒状物または高密度(600g/lより 高い密度)粒状物または凝集体として与えてもよい。例III中、PAPは6−ノ ニルアミノ−6−オキソペルオキシカプロン酸(NAPAA)に取り替えてもよ い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キトコ,デイビッド ジョナサン 兵庫県西宮市苦楽園二番町7−19 (72)発明者 ウイリー,アラン デイビッド アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 セレスティアル、ストリート、1071

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 低減された金属含有漂白触媒誘起布帛損傷を有する洗濯漂白組成物であ って、 (a)漂白を生じさせるのに有効な量で存在する、予備生成有機ペルカルボン 酸、過酸化水素源である漂白剤と1種以上の漂白活性剤とを含有する漂白混合物 、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるペルオキシ化合物、 (b)ペルオキシ化合物を活性化するのに有効な量で存在する金属含有漂白触 媒、 を含み、更に過酸化水素対予備生成有機ペルカルボン酸または漂白活性剤からの 過酸のモル比が4:1未満であることを特徴とする、洗濯漂白組成物。 2. ペルオキシ化合物が予備生成有機ペルカルボン酸である、請求項1に記 載の洗濯漂白組成物。 3. ペルオキシ化合物がペルボレート、ペルカーボネートおよびそれらの混 合物から選ばれる過酸化水素源である漂白剤を含有する漂白混合物である、請求 項1に記載の洗濯漂白組成物。 4. 漂白活性剤がTAEDである、請求項1または3のいずれかに記載の洗 濯漂白組成物。 5. 過酸化水素対過酸のモル比が1:1から3:1である、請求項3または 4のいずれかに記載の洗濯漂白組成物。 6. 過酸化水素対源を漂白触媒に発する重金属イオンのモル比が1200: 1未満である、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の洗濯漂白組成物。 7. 過酸対源を漂白触媒に発する重金属イオンのモル比が350:1より大 きい、請求項3ないし6のいずれか1項に記載の洗濯漂白組成物。 8. 予備生成有機ペルカルボン酸が6−ノニルアミノ−6−オキソペルオキ シカプロン酸、N,N−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸、およびそれら の混合物から選ばれる、請求項1または2のいずれかに記載の洗濯漂白組成物。 9. 洗濯の必要な布帛を、洗濯液が0.1ppm〜700ppmの範囲内の 金属含有漂白触媒濃度を有するような濃度で請求項1ないし8のいずれか1項に 記載の組成物の洗濯液と接触させることを特徴とする、布帛の洗濯法。
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