JPH08501111A - 分散剤 - Google Patents

分散剤

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JPH08501111A JP5506337A JP50633792A JPH08501111A JP H08501111 A JPH08501111 A JP H08501111A JP 5506337 A JP5506337 A JP 5506337A JP 50633792 A JP50633792 A JP 50633792A JP H08501111 A JPH08501111 A JP H08501111A
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Abstract

(57)【要約】 ポリ(グルタミン酸)を、洗浄性界面活性剤をも含む洗濯用洗剤または他の清浄用組成物中の、分散剤、汚れ浮遊剤または再付着防止剤として使用する。好適な重合体は、グルタミン酸の単独重合体のみならず、グルタミン酸と生物分解性モノマーまたは重合体、例えば他のアミノ酸またはポリエチレングリコールのブロック、グラフトまたはランダム共重合体、をも包含する。

Description

【発明の詳細な説明】分散剤 発明の分野 本発明は、グルタミン酸重合体の、特に清浄用組成物における、例えば洗濯用 の洗剤組成物における、分散剤としての使用に関する。発明の背景 ポリアクリル酸エステルおよびアクリル酸エステル/マレイン酸エステル共重 合体は洗剤組成物における分散剤として、特に汚れ−浮遊剤および/または再付 着防止剤として、広く使用されており、洗剤組成物に重要な洗浄上の利点を与え る。しかし、これらの重合体および共重合体は容易には生物分解されないので、 潜在的な環境上の問題を含んでいる。カルボキシメチルセルロースは0.7未満 の置換度(DS)で生物分解性であるが、これは洗剤組成物に白さを維持する利 点を与えるとしても、汚れ浮遊特性に関しては劣っている。そこで、この分野で は、迅速で、実質的に完全な生物分解を受ける有効な薬剤が必要とされており、 その上、その様な薬剤が天然の原料から誘導されていれば、さらに有利であろう 。EP−A−454126号明細書には5〜50重量%の、グルタミン酸から誘 導されるポリアミノ酸を含む洗剤フ ォーミュレーションが開示されている(1991年10月30日公開)。発明の概要 本発明は、特に清浄用組成物におけるグルタミン酸重合体の分散剤の使用に関 し、そこではグルタミン酸重合体が組成物の0.1重量%〜4.95重量%の量 で存在する。一つの特徴において、本発明は(a)グルタミン酸重合体が0.1 〜4.95重量%であり、かつ(b)洗浄性界面活性剤、好ましくは非イオン系 、陰イオン系、陽イオン系、両性(ampholytic)および双性(zwitterionic)イ オン系洗浄性界面活性剤、から選択された界面活性剤を含む清浄用組成物を提供 するものである。代表的な実施態様の説明 成分(a)として好適な重合体は、L−グルタミン酸、D−グルタミン酸また はこれらLおよびD異性体の混合物、例えばラセミ化合物、から誘導することが できる。L異性体およびD,Lラセミ化合物が現在のところ好ましい。本組成物 における成分(a)として好適な重合体には、グルタミン酸の単独重合体だけで はなく、グルタミン酸を含む共重合体、例えばブロック、グラフトまたはランダ ム共重合体、も含まれる。そこで、グルタミン酸と、少なくとも1種の他の(好 ましくは生物分解性の)モノマー、オリゴマーまたは重合体との共重合体が考え られる。これらの共重合体には、例えば、少なくとも1 種の他のアミノ酸、例えばアスパラギン酸、エチレングリコール、エチレンオキ シド、(またはこれらのいずれかのオリゴマーまたは重合体)またはポリビニル アルコールを含む共重合体がある。 無論、グルタミン酸は1個またはそれより多い置換基を有することができ、成 分(a)として有用な重合体は、グルタミン酸モノマーの一部または全部が置換 された重合体を包含する。置換基には、例えば一般的に基1個あたり18個まで の炭素原子を有する、アルキル、ヒドロキシアルキル、アリールおよびアリール アルキル、あるいはエステル結合により付加したポリエチレングリコールが含ま れる。 「ポリ(グルタミン酸)」の表現および同系の表現はここでは、他に指示が無 い限り、上記の可能性のすべてを含むものとする。 グルタミン酸の単独重合体は2工程製法で製造できて、(i)グルタミン酸を ホスゲンまたは等価の試薬、例えばジホスゲン、で、温度15゜〜70゜で処理 して、N−カルボキシアンハイドライド(NCA)を形成し、(ii)塩基により N−カルボキシアンハイドライドの開環重合を行って、ポリ(グルタミン酸)を 得る。好適な塩基には、アルコキシド、例えばアルカリ金属アルコキシド、例と してはナトリウムメトキシド有機金属化合物、および第1級、第2級または第3 級アミン、例えばブチルア ミンまたはトリエチルアミン、がある。その様な塩基は容易に入手可能であるか 、あるいはグルタミン酸と(ジ)ホスゲンの様に、この分野で公知の方法により 容易に合成される。 ここでは実際の反応機構は説明しないが、上記の合成は下記の反応スキームに より示すことができる。 これらの経路により、グルタミン酸重合体のアルファ(α)形態またはガンマ (γ)形態にそれぞれ到達することが分かる。本発明は、両形態およびそれらの 混合物を包含する。さらに、懸垂カルボキシレート基は酸の形態(−COOH) で示されているが、本発明はその様な基の一部または全部が塩の形、例えば金属 (例えばナトリウム)、アンモニウムまたは第4級アンモニウム塩、である重合 体も含む。 N−カルボキシアンハイドライドを経由する上記の合成は、得られた重合体が 出発物質の立体化学性を確実に 保持する様に十分温和な条件下で行うことができる。この様にして、例えば、L −グルタミン酸からはL−アミノ酸単位だけを含む重合体を得ることができる。 しかし、本発明は上記の合成経路により製造されたグルタミン酸重合体に限定 されるものではない。したがって、例えば、細菌によるポリ(グルタミン酸)の 製造もここで考えられる。細菌によるポリ(グルタミン酸)の製造は、例えばE P−A−410,638号明細書(Takeda)に記載されている。細菌による合成 方法では一般的にポリ(L−グルタミン酸)が生産されるが、D形を与える細菌 も知られている。 グルタミン酸の重合体は、モノマーの熱重縮合によっても製造することができ て、これは通常D, Lラセミ化合物の重合体を与える。 グルタミン酸とポリエチレングリコールのブロック共重合体は、ポリエチレン グリコールジアミン(「Jeffamine 4000」として入手可能)を使用し、グルタミ ン酸のN−カルボキシアンハイドライドの開環重合により製造することができ、 その際、反応を非求核性塩基の存在下で行うことによりアミン連鎖末端における 塩形成を防止する。該ジアミンの代りに、例えば末端アルコキシド基を与える様 に処理したポリエチレングリコールを使用することもできる。 グルタミン酸重合体および共重合体の分子量は、一般 的に1000〜100,000、例えば3,000〜7,000、であるが、こ れより低い、または高い分子量を排除するものではない。分子量は、ディファレ ンシャル・イスコメーター・ディテクター(differential iscometer detector )を使用するゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーにより測定できる。 共重合体製造に関する反応スキームには、以下に示すものがある。 (i) 上記の例は、ランダム、またはモノマーを順次加える場合はジブロック、共重 合体がどの様にして合成されるのかを示している。この合成は、陰イオン重合し 得る、どの様なモノマーにも使用することができる。 (ii) 上記のスキームは、それぞれのNCAからの異なったアミノ酸の共重合および開 始剤として塩基使用の共重合を示す。これも、それぞれのモノマーをどの様に加 えるかによって、ランダムまたはブロック共重合体を与える。また、このスキー ムは2種類のモノマーに限定されるものではなく、それより多いモノマーが可能 である。 (iii) 上記のスキームは、ポリ(グルタミン酸)(PGA)を好適な重合体骨格上に グラフト化できる可能性を示し ている。骨格には、ポリ(ビニルアルコール)が使用される。ポリ(ビニルアル コール)は、ポリ(酢酸ビニル)の加水分解により製造される。ポリ(酢酸ビニ ル)は、−OHおよび−OAc側鎖を有する共重合体であると考えることができ るからである。しかし、−OAcの量はゼロでもよく、通常は25%以下である 。これは、好適な基を含む単独重合体または共重合体の上にグラフト化を行える ことを示している(共重合体中の他の基が重合を妨害しないと仮定して)。 ポリ(グルタミン酸)は、液体洗剤組成物および固体(例えば顆粒状または他 の粒子状)洗剤組成物における分散剤(この用語はここでは粘土汚れ浮遊剤およ び/または再付着防止剤を含む)として使用することができ、組成物の重量で0 .1%〜4.95%、好ましくは0.2〜4.75%、より好ましくは1〜4. 25%、の量で使用される。 洗浄性界面活性剤(b)は、典型的には10〜50重量%、好ましくは1〜3 0重量%、より好ましくは5〜20重量%、の量で使用する。ポリ(グルタミン 酸)は多種多様の清浄用組成物、例えば硬質表面および他の家庭用クリーナー、 皿洗い組成物、およびパーソナルケア製品、例えばシャンプー、セッケンおよび 歯磨剤、中に含むことができるが、本発明の組成物は、ある種の好ましい実施態 様では、ポリ(グルタミン酸)分散剤および 洗浄性界面活性剤および、所望により、この分野で通常使用されている1種また はそれより多い他の成分、例えば洗剤ビルダー、漂白剤(特に過酸化水素の供給 源、例えば過ホウ酸ナトリウム)、漂白活性剤、酵素、重合体性汚れ遊離剤、キ レート化剤、通常の粘土汚れ除去−再付着防止剤、重合体性分散剤、増白剤、泡 抑制剤、pH緩衝剤、染料または顔料を含む、洗濯用洗剤組成物、例えば一般用ま たは、ヘビューティー、液体または顆粒状の、洗濯用洗剤組成物として配合され る。 上記の成分のどれも、必須成分であれ、所望により使用する成分であれ、必要 であれば、好適な種類の2種類またはそれより多い混合物で構成することができ ることは理解されるところである。 本組成物における成分(b)として使用するのに好適な様々な洗浄性界面活性 剤の例を以下に説明し、続いて本組成物に配合する、各種の所望により使用する 成分の例を説明する。非イオン系界面活性剤 本発明の洗濯用洗剤組成物は非イオン系界面活性剤を含むことができる。 好適な非イオン系界面活性剤には、アルキルフェノールのポリエチレンオキシ ド縮合物、例えば直鎖または分枝鎖構造の、6〜8個の炭素原子を含むアルキル 基を有するアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モル あたり1〜12モルのエチレンオキシドとの縮合生成物、がある。 また、好適な非イオン系成分には、直鎖または分枝鎖構造の、8〜22個、好 ましくは12〜18個、の炭素原子を含む脂肪族アルコールと、アルコール1モ ルあたり2〜12モル、好ましくは3〜7モル、のエチレンオキシドとの縮合生 成物も含まれる。 好適な非イオン系界面活性剤には、炭水化物およびそれらの誘導体、例えばグ リコシド、アミノデオキシ形、およびポリオール、の脂肪アシルまたはアルキル 縮合生成物、も含まれる。例としては、ココ−アルキルポリグルコシドおよびタ ロウ−アシルポリグリセリドがある。非イオン系界面活性剤は一般的に組成物全 体の0.5〜20重量%、好ましくは3〜15重量%、より好ましくは5〜10 重量%、の量で使用することができる。陰イオン系界面活性剤 前の発明の洗剤組成物は、本発明の非イオン系界面活性剤系に加えて、下記の 1種またはそれより多い陰イオン系界面活性剤を含むことができる。アルキルエステルスルホネート界面活性剤 ここで使用するアルキルエステルスルホンネート界面活性剤は、“The Journa l of the American Oil Chemists Society”, 52(1975), pp323-329による気体 状SO3でスルホン化した、C8〜C20カルボン酸(すなわち 脂肪酸)の直鎖エステルを包含する。好適な出発物質には、タロウ、パーム油、 等から誘導される天然の脂肪物質が含まれる。 特に洗濯用用途に好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤には、構 造式 (式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの 組合せであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそ れらの組合せであり、Mはアルキルエステルスルホン酸と水溶性の塩を形成する 陽イオンである。) のアルキルエステルスルホネート界面活性剤がある。好適な塩形成陽イオンには 、金属、例えばナトリウム、カリウム、およびリチウム、および置換されたまた は非置換のアンモニウム陽イオン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノール アミン、およびトリエタノールアミン、がある。好ましくは、R3はC10〜C16 アルキルであり、R4はメチル、エチルまたはイソプロピルである。特に好まし いのはR3がC10〜C16アルキルであるメチルエステルスルホン酸塩である。アルキルスルホネート界面活性剤 アルキルスルホネート界面活性剤は、ここでは式ROSO3M[式中、Rは好 ましくはC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有す るアルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキルまた はヒドロキシアルキルであり、MはHまたは陽イオン、例えばアルカリ金属陽イ オン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモニウムまたは置 換アンモニウム(例えばメチル、ジメチル、およびトリメチルアンモニウム陽イ オン、および第4級アンモニウム陽イオン、例としてはテトラメチルアンモニウ ムおよびジメチルピペリジニウム陽イオン、およびアルキルアミンから誘導され る第4級アンモニウム陽イオン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエ チルアミン、およびそれらの混合物、等)である。]の水溶性塩または酸である 。アルキル鎖は好ましくは12〜16個の炭素原子、より好ましくは14〜15 炭素原子、を有する。アルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤 アルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤は、ここでは、式RO(A) SO3M(式中、Rは非置換C10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルキル成 分を有するヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロ キシアルキル、より好ましくは12〜 18個の炭素原子、特に12〜15個の炭素原子、を有する、アルキル基である 。)の水溶性塩または酸である。Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、m はゼロより大きく、一般的に約0.5〜約6、より好ましくは0.5〜約3、で あり、MはHまたは陽イオン、例えば金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウ ム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、等)、アンモニウムまたは置換アン モニウム陽イオン、である。ここでは、アルキルエトキシル化サルフェートなら びにアルキルプロポキシル化サルフェートを意図している。置換アンモニウム陽 イオンの例としては、メチル、ジメチル、トリメチルアンモニウム陽イオン、お よび第4級アンモニウム陽イオン、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメ チルピペリジニウム陽イオン、およびアルキルアミンから誘導される第4級アン モニウム陽イオン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、 それらの混合物、等がある。好ましい界面活性剤は、C12〜C15アルキルポリエ トキシレート(3.0)サルフェート(C〜C15E(3.0)M)である。他の 代表的な界面活性剤には、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)サ ルフェート(C12〜C18E(1.0)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレ ート(2.25)サルフェート(C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C18ア ルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート(C12 〜C18E(3.0)M)、およびC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4 .0)サルフェート(C12〜C18E(4.0)M)があるが、ここでMはナトリ ウムおよびカリウムから選択するのが好都合である。他の陰イオン系界面活性剤 洗浄目的に有効な他の陰イオン系界面活性剤も本組成物に含ませることができ る。これらの界面活性剤には、セッケンの塩(例えばナトリウム、カリウム、ア ンモニウム、および置換アンモニウム塩、例としてはモノ、ジ、およびトリエタ ノールアミン塩)、C9〜C20直鎖アルキルベンゼンスルホネート、C8〜C22第 1または第2アルカンスルホネート、C8〜C24オレフィンスルホネート、例え ば英国特許第1,082,179号明細書に記載されている様に、アルカリ土類 金属クエン酸塩の熱分解生成物のスルホン化により製造されるスルホン化ポリカ ルボン酸、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロールスルホ ネート、脂肪オレイルグリセロールスルホネート、アルキルフェノールエチレン オキシドエーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェー ト、イセチオネート、例えばアシルイセチオネート、N−アシルタウレート、メ チルタウライド(tauride)の脂肪酸アミド、アルキルサクシナメートおよびス ルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和および不飽和 C12〜C18モノエス テル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C6〜C14ジ エステル)、N−アシルサルコシネート、アルキル多糖のサルフェート、例えば アルキルポリグリコシドのサルフェート(以下に説明する非イオン系の非硫酸化 化合物)、分枝鎖第1級アルキルサルフェート、アルキルポリエトキシカルボキ シレート、例えば式 RO(CH2CH2O)CH2COO−M+ (式中、RはC〜C22アルキルであり、kは0〜10の整数であり、Mは可溶 性の塩を形成する陽イオンである。)の化合物、およびイセチオン酸でエステル 化され、水酸化ナトリウムで中和された脂肪酸がある。樹脂酸および水素化樹脂 酸、例えばロジン、水素化ロジン、およびトール油中に存在する、またはそこか ら誘導される樹脂酸および水素化樹脂酸も好適である。その他の例は“Surface Active Agents and Detergents”(Vol. IおよびII、Schwartz, PerryおよびBer ch)に記載されている。その様な様々な界面活性剤が、(ここに参考として含め る)米国特許第3,929,678号明細書、1975年12月30日にLaughl inらに発行、段落23、第58行〜段落29、23行に一般的に記載されている 。 本発明の洗剤組成物に使用する好ましい陰イオン系界面活性剤系は、アルキル ベンゼンスルホネートを含まない。非常に好ましい系は、主要成分のC14〜C15 第1ア ルキルサルフェートおよび少量成分の、アルキルエトキシサルフェート1モルあ たり平均3個のエトキシ基を含むC12〜C15アルキルエトキシサルフェートの混 合物からなる。本発明の洗濯用洗剤組成物は、一般的に約1〜約20重量%、好 ましくは約3〜約15重量%、最も好ましくは5〜10重量%、の陰イオン系界 面活性剤を含んでなる。他の界面活性剤 本発明の洗剤組成物は、陽イオン系、両性、双性イオン系、および半極性界面 活性剤を含むこともできる。 本発明の洗剤組成物に使用するのに好適な陽イオン系洗浄性界面活性剤は、1 個の長鎖ヒドロカルビル基を含む界面活性剤である。 その様な陽イオン系界面活性剤の例には、アンモニウム界面活性剤、例えばハ ロゲン化アルキルジメチラニウム、および式 (R2(OR)3)(R4(OR)325N+X (式中、R2は、アルキル鎖中に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルま たはアルキルベンジル基であり、各R3は、−CH2CH2−、−CH2CH(CH3 )−、−CH2CH(CH2OH)−、−CH2CH2CH2−、およびそれらの混 合物からなる群から選択され、各R4は、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキ シ アルキル、2個のR基が結合して形成されたベンジル環構造、−CH2CHO H−CHOHCOR6CHOHCH2OH(式中、R6は、ヘキソースまたは分子 量が約1000未満であるヘキソース重合体である。)、およびYが0でない場 合、水素からなる群から選択され、R5は、R4と同一であるか、またはアルキル 鎖であり、R2とR5の炭素原子の総数は約18以下であり、各yは0〜約10で あり、y値の合計は0〜約15であり、Xは相容性のある陰イオンである。) の界面活性剤がある。 ここで有用な他の陽イオン系界面活性剤は、ここに参考として含める米国特許 第4,228,044号明細書、Cambre、1980年10月14日発行、にも記 載されている。そこに含まれる場合、本発明の洗剤組成物は一般的に0〜約25 重量%、好ましくは約3〜約15重量%、のその様な陽イオン系界面活性剤を含 んでなる。 両性界面活性剤も、本発明の洗剤組成物に使用するのに適している。これらの 界面活性剤は、第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第2 級および第3級アミンの脂肪族誘導体として広義に説明することができ、その際 、脂肪族基は直鎖でも分枝鎖でもよい。脂肪族置換基の一つは少なくとも約8個 の炭素原子、一般的には約8〜約18個の炭素原子、を含み、少なくとも1個が 陰イオン系の水に可溶化する基、例えばカルボ キシ、スルホネート、サルフェートを含む。両性界面活性剤の例に関しては、( ここに参考として含める)米国特許第3,929,678号明細書、Laughlinら 、1975年12月30日、段落19、第18〜35行参照。 そこに含まれる場合、本発明の洗剤組成物は、典型的には0〜約15重量%、 好ましくは約1〜約10重量%、のその様な両性界面活性剤を含んでなる。 双性イオン系界面活性剤も洗剤組成物に使用するのに適している。これらの界 面活性剤は、大まかに、第2級または第3級アミンの誘導体、複素環式第2級お よび第3級アミンの誘導体、または第4級アンモニウム、第4級ホスホニウムま たは第3級スルホニウム化合物の誘導体として説明できる。双生イオン系界面活 性剤の例に関しては、(ここに参考として含める)米国特許第3,929,67 8号明細書、Laughlinら、1975年12月30日発行、段落19、第38行〜 段落22、第48行参照。 そこに含まれる場合、本発明の洗剤組成物は、典型的には0〜約15重量%、 好ましくは約1〜約10重量%、のその様な双性イオン系界面活性剤を含んでな る。 半極性非イオン系界面活性剤は、非イオン系界面活性剤の特殊な範疇に入り、 約10〜約18個の炭素原子を含む1個のアルキル部分、および約1〜約3個の 炭素原子を含むアルキル基およびヒドロキシアルキル基からな る群から選択された2個の部分を含む水溶性アミンオキシド、約10〜約18個 の炭素原子を含む1個のアルキル部分、および約1〜約3個の炭素原子を含むア ルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選択された2個の部分を含 む水溶性ホスフィンオキシド、および約10〜約18個の炭素原子を含む1個の アルキル部分、および約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基およびヒドロキ シアルキル部分からなる群から選択された部分を含む水溶性スルホキシドが含ま れる。 半極性非イオン系洗剤界面活性剤には、式 (式中、R3は、約8〜約22個の炭素原子を含むアルキル、ヒドロキシアルキ ル、またはアルキルフェニル基またはそれらの混合物であり、R4は、約2〜約 3個の炭素原子を含むアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそれらの 混合物であり、xは0〜約3であり、各R5は、約1〜約3個の炭素原子を含む アルキルまたはヒドロキシアルキル基、または約1〜約3個のエチレンオキシド 基を含むポリエチレンオキシド基である。)を有するアミンオキシド界面活性剤 が含まれる。R5基は、例えば酸素または窒素原子を介して相互に付加し、環構 造を形成することができる。これらのアミンオキシ ド界面活性剤には、特にC10〜C18アルキルジメチルアミンオキシドおよびC8 〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドが含まれる。 本発明の洗剤組成物は、一般的に0〜約15重量%、好ましくは約1〜約10 重量%、のその様な半極性非イオン系界面活性剤を含むことができる。ビルダー 本発明の洗剤組成物は、ミネラル硬度制御を助けるための無機または有機洗剤 ビルダーを含むことができる。 ビルダーの量は、組成物の最終用途およびその所望の物理的形態により非常に 広範囲に変えることができる。液体フォーミュレーションでは、典型的には少な くとも1重量%、より典型的には約5〜約50重量%、好ましくは約5〜約30 重量%、の洗剤ビルダーを含む。顆粒状フォーミュレーションは典型的には少な くとも約1重量%、より典型的には約10〜約80重量%、好ましくは約15〜 約50重量%、の洗剤ビルダーを含む。しかし、より低い、またはより高いビル ダー量も排除するものではない。 無機洗剤ビルダーには、アルカリ金属、アンモニウムおよびアルカノールアン モニウムのポリリン酸塩(例えばトリポリリン酸塩、ピロリン酸塩、およびガラ ス質重合体メタ−リン酸塩)、ホスホン酸塩、フィチン酸、ケイ酸塩、炭酸塩( 重炭酸塩およびセスキ炭酸塩を含む)、 サルフェート、およびアルミノケイ酸塩が含まれるが、これらに限定されるもの ではない。ホウ酸塩ビルダー、ならびに洗剤貯蔵または洗浄条件下でホウ酸塩を 形成できるホウ酸塩形成物質(以下、「ホウ酸塩ビルダー」と総称する)も使用 できるが、約50℃未満の、特に約40℃未満の、洗浄条件下では好ましくない 。また、好ましいビルダー系はリン酸塩を含まない。ケイ酸塩ビルダーの例とし ては、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比が1.6:1〜3.2: 1であるケイ酸塩、および層状ケイ酸塩、例えばここに参考として含める米国特 許第4,664,839号明細書、1987年5月12日にH. P. Rieckに発行 、に記載されている層状ケイ酸ナトリウムがある。しかし、他のケイ酸塩、例え ば顆粒状フォーミュレーションでサラサラ化剤として、酸素漂白剤に対する安定 剤として、および泡制御系の成分として、使用できるケイ酸マグネシウムも有用 である。 炭酸塩ビルダーの例は、アルカリ土類およびアルカリ金属炭酸塩であり、これ には、ここに参考として含める独国特許出願第2,321,001号明細書、1 973年11月15日公開、に記載されている様な炭酸ナトリウムおよびセスキ 炭酸ナトリウムおよびそれらと超微粒炭酸カルシウムの混合物が含まれる。 本発明にはアルミノケイ酸塩ビルダーが有用である。アルミノケイ酸塩ビルダ ーは、現在市販されているヘビ ーデューティ顆粒状洗剤組成物のほとんどで最も重要であり、液体洗剤フォーミ ュレーションでも重要なビルダー原料になり得る。アルミノケイ酸塩ビルダーに は、実験式 M(zAlO2・ySiO2) (式中、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウムであ り、zは約0.5〜約2であり、yは1である。) を有する物質があり、この物質は、無水アルミノケイ酸塩1グラムあたり、少な くとも約50ミリグラム当量のCaCO3硬度のマグネシウムイオン交換能力を 有する。好ましいアルミノケイ酸塩は、式 Na[(AlO2(SiO2]・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約 0.5であり、xは約15〜約264の整数である。) を有するゼオライトビルダーである。 有用なアルミノケイ酸塩イオン交換材料が市販されている。これらのアルミノ ケイ酸塩は結晶質または非晶質構造を有し、天然産のアルミノケイ酸塩または合 成品でよい。アルミノケイ酸塩イオン交換材料の製造法は、ここに参考として含 める米国特許第3,985,669号明細書、Krummelら、1976年10月1 2日発行、に記載されている。ここで有用な、好ましい合成結晶性ア ルミノケイ酸塩イオン交換材料は、ゼオライトA、ゼオライトP(B)、および ゼオライトXの記号で市販されている。特に好ましい実施態様では、結晶性アル ミノケイ酸塩イオン交換材料は、式 Na12[(AlO212(SiO212]・xH2O (式中、xは約20〜約30、特に約27、である。) を有する。この材料はゼオライトとAと呼ばれている。好ましくは、アルミノケ イ酸塩の粒子は直径が約0.1〜10ミクロンである。 ポリリン酸塩の例は、アルカリ金属トリポリリン酸塩、ナトリウム、カリウム およびアンモニウムのピロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウムおよびアンモニ ウムのピロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウムのオルトリン酸塩、重合度が約 6〜約21であるポリメタリン酸ナトリウム、およびフィチン酸の塩である。 ホスホネートビルダーの例は、水溶性エタン1−ヒドロキシ−1,1−ジホス ホネート、特にナトリウムおよびカリウム塩、メチレンジホスホン酸の水溶性塩 、例えば三ナトリウムおよび三カリウム塩、および置換メチレンジホスホン酸の 水溶性塩、例えば三ナトリウムおよび三カリウムエチリデン、イソプロピリデン 、ベンジルメチリデンおよびハロメチリデンホスホン酸塩、である。 上記の種類のホスホネートビルダーは、ここに参考として含める、米国特許第 3,159,581号および第 3,213,030号、1964年12月1日および1965年10月19日、 Diehlに対して発行、米国特許第3,422,021号、1969年1月14日 、Royに対して発行、および米国特許第3,400,148号および第3,42 2,137号、1968年9月3日および1969年1月14日、Quimbyに対し て発行、の各明細書に記載されている。 ポリカルボキシレートビルダーは一般的に酸の形態で組成物に加えられるが、 中和された塩の形態で加えることもできる。塩の形態で使用する場合、アルカリ 金属、例えばナトリウム、カリウム、およびリチウム、またはアルカノールアン モニウム塩が好ましい。ポリカルボキシレートビルダーには、様々な種類の有用 な材料が含まれる。重要なポリカルボキシレートビルダーとしてはエーテルポリ カルボキシレートがある。多くのエーテルポリカルボキシレートが洗剤ビルダー としての使用に関して開示されている。有用なエーテルポリカルボキシレートの 例としては、ここに参考として含める米国特許第3,128,287号、Berg、 1964年4月7日発行、および米国特許第3,635,830号、Lambertiら 、1972年1月18日発行、の各明細書に記載されている様に、オキシジサク シネートがある。 本発明におけるビルダーとして有用なポリカルボキシレートには、一般式 CH(A)(COOX)-CH(COOX)-O-CH(COOX)-CH(COOX)(B) (式中、AはHまたはOHであり、BはHまたは−O−CH(COOX)−CH2 (COOX)であり、XはHまたは塩形成陽イオンである。) を有する物質がある。例えば、上記の一般式でAおよびBの両方がHである場合 、この化合物はオキシジコハク酸およびその水溶性塩である。AがOHであり、 BがHである場合、この化合物は酒石酸塩モノコハク酸(TMS)およびその水 溶性塩である。AがHであり、Bが−O−CH(COOX)−CH2(COOX )である場合、この化合物は酒石酸塩ジコハク酸(TDS)およびその水溶性塩 である。これらのビルダーの混合物はここで使用するのに特に好適である。特に 好適なのは、TMSとTDSの、TMS対TDSの重量比が約97:3〜約20 :80である混合物である。これらのビルダーは米国特許第4,663,071 号明細書、Bushら、1987年5月5日発行、に記載されている。 好適なエーテルポリカルボキシレートには環状化合物、特に脂環式化合物、例 えばここに参考として含める米国特許第3,923,679号、第3,835, 163号、第4,158,635号、第4,120,874号および第4,10 2,903号各明細書に記載されているもの、も含まれる。 他の有用な洗剤ビルダーには、構造 HO-[C(R)(COOM)-C(R)(COOM)-O]n-H [式中、Mは水素または水溶性の塩を与える陽イオン、好ましくはアルカリ金属 、アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンであり、nは約2〜約15(好 ましくはnは約2〜約10、より好ましくはnは平均約2〜約4である)であり 、各Rは同一であるか、または異なるものであって、水素、C1-4アルキルまた はC1-4置換されたアルキル(好ましくはRは水素である)。]で表されるエー テルヒドロキシポリカルボキシレートがある。 さらに他のエーテルポリカルボキシレートには、無水マレイン酸とエチレンま たはビニルメチルエーテルの共重合体、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン− 2,4,6−トリスルホン酸、およびカルボキシメチルオキシコハク酸がある。 有機ポリカルボキシレートビルダーには、ポリ酢酸の各種アルカリ金属、アン モニウムおよび置換アンモニウム塩も含まれる。例としては、エチレンジアミン テトラ酢酸およびニトリロトリ酢酸のナトリウム、カリウム、リチウム、アンモ ニウムおよび置換アンモニウム塩がある。また、ポリカルボン酸、例えばメリト 酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリ カルボン酸、およびカルボキシメチルオキシコハク酸およびそれらの可溶性塩も 含まれる。 サイトレートビルダー、例えばクエン酸およびその可 溶性塩(特にナトリウム塩)、は、ヘビーデューティー液体洗剤フォーミュレー ションに対する特に重要なポリカルボキシレートビルダーであるが、顆粒状組成 物にも使用できる。好適な塩には、金属塩、例えばナトリウム、リチウム、およ びカリウム塩、ならびにアンモニウムおよび置換アンモニウム塩がある。 他のカルボキシレートビルダーには、ここに参考として含める米国特許第3, 723,322号明細書、Diehl、1973年3月28日発行、に記載されてい るカルボキシル化された炭水化物がある。 本発明の洗剤組成物には、ここに参考として含める米国特許第4,566,9 84号明細書、Bush、1986年1月28日発行、に記載されている3,3−ジ カルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサン二酸塩および関連する化合物も好適 である。有用なコハク酸ビルダーには、C5〜C20アルキルコハク酸およびそれ らの塩が含まれる。この種の特に好ましい化合物は、ドデセニルコハク酸である 。アルキルコハク酸は、すべて上記の特許明細書に記載されている様に、一般式 がR−CH(COOH)CH2(COOH)であり、すなわちコハク酸の誘導体 であり、Rは炭化水素、例えばC10〜C20アルキルまたはアルケニルであって、 好ましくはC12〜C16であるか、あるいはRはヒドロキシル、スルホ、スルホキ シまたはスルホン置換基で置換されている。 サクシネートビルダーは、好ましくは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム およびアルカノールアンモニウム塩を包含する、水溶性塩の形態で使用する。サ クシネートビルダーの例としては、ラウリルサクシネート、ミリスチルサクシネ ート、パルミチルサクシネート、2−ドデセニルサクシネート(好ましい)、2 −ペンタデセニルサクシネート、等がある。ラウリルサクシネートがこの群の好 ましいビルダーであり、ヨーロッパ特許出願第86200690.5/0,20 0,263号明細書、1986年11月5日公開、に記載されている。有用なビ ルダーの例としては、ナトリウムおよびカリウムカルボキシメチルオキシマロネ ート、カルボキシメチルオキシサクシネート、cis−シクロ−ヘキサンヘキサ カルボキシレート、cis−シクロ−ペンタン−テトラカルボキシレート、水溶 性ポリアクリレート(分子量が約2,000を超えるポリアクリレートも分散剤 として効果的に使用できる)、および無水マレイン酸とビニルメチルエーテルま たはエチレンの共重合体がある。 他の好適なポリカルボキシレートは、ここに参考として含める米国特許第4, 144,226号明細書、Crutchfieldら、1979年3月13日発行、に開示 されているポリアセタールカルボキシレートである。これらのポリアセタールカ ルボキシレートは、重合条件下で、グリオキシル酸のエステルと重合開始剤を混 合することに より製造できる。次いで、得られたポリアセタールカルボキシレートエステルを 化学的に安定な末端基に付加して、ポリアセタールカルボキシレートをアルカリ 溶液中における急速な解重合に対して安定化させ、対応する塩に変換し、界面活 性剤に加える。 ポリカルボキシレートビルダーは、ここに参考として含める米国特許第3,3 08,067号明細書、Diehl、1967年3月7日発行、にも記載されている 。その様な材料には、脂肪族カルボン酸、例えばマレイン酸、イタコン酸、メチ レンマロン酸、フマル酸、アコニット酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸 、の単独および共重合体の水溶性塩が含まれる。 この分野で公知の他の有機ビルダーも使用できる。例えば、長鎖ヒドロカルビ ルを有するモノカルボン酸およびその可溶性塩も使用できる。これらのビルダー は、典型的には「セッケン」と呼ばれる材料を包含する。C10〜C20の鎖長が一 般的に使用される。ヒドロカルビルは飽和でも不飽和でもよい。酵素 洗剤酵素は、例えばタンパク質系、炭水化物系、またはトリグリセリド系の汚 れの除去および染料移動の防止を始めとする様々な理由から、本発明の洗剤組成 物に含ませることができる。配合すべき酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、 リパーゼ、セルラーゼ、およびペルオ キシダーゼ、ならびにそれらの混合物がある。これらの酵素は、植物、動物、細 菌、カビ、および酵母などから誘導されるものでよい。しかし、酵素の選択は、 pH活性および/または最適安定性、熱安定性、活性洗剤に対する安定性、ビルダ ー、等の幾つかのファクターにより支配される。これに関して、細菌またはカビ 性の酵素、例えば細菌性アミラーゼおよびプロテアーゼ、および菌類性のセルラ ーゼ、が好ましい。 プロテアーゼの好適な例は、B.subtillsおよびB.licheniformsの特定品種から 得られるスブチリシンである。別の好適なプロテアーゼはBacillusの品種から得 られ、pH領域8〜12で最大活性を有する酵素で、Novo Industries A/Sにより 開発され、登録商標Esperaseで市販されている。この酵素および類似の酵素の製 造は、英国特許第1,243,784号明細書、Novo、に記載されている。 タンパク質系汚れの除去に好適な、市販のタンパク質分解酵素には、Novo Ind ustries A/S(デンマーク)により商品名「ALCALASE」および商品名「SAVINASE 」で市販されている酵素、およびInternational Bio-Synthetics, Inc.(オラン ダ)により商品名「MAXATASE」で市販されている酵素がある。 タンパク質分解酵素の中で、特に液体洗剤組成物に重要なのは、プロテアーゼ AおよびプロテアーゼBと呼ば れる酵素である。プロテアーゼAおよびその製造法は、ここに参考として含める ヨーロッパ特許出願第130,756号明細書、1985年1月9日公開、に記 載されている。プロテアーゼBは、そのアミノ酸配列の217位置でチロシンが ロイシンにより置き換えられている点でプロテアーゼAと異なったタンパク質分 解酵素である。プロテアーゼBは、ここに参考として含めるヨーロッパ特許出願 第87303761.8号明細書、1987年4月28日提出、に記載されてい る。プロテアーゼBの製造法は、ここに参考として含めるヨーロッパ特許出願第 130,756号明細書、Bottら、1985年1月9日公開、にも記載されてい る。 アミラーゼには、ここに参考として含める英国特許第1,296,839号明 細書(Novo)により詳細に説明されている、B.licheniformsの特定品種から得ら れるa−アミラーゼが含まれる。澱粉分解性タンパク質には、例えば商標名「RA PIDASE」、International Bio-Synthetics, Inc.および商標名「TERMAMYL、Novo Industries」がある。 本発明で使用できるセルラーゼには、細菌性またはカビ性セルラーゼがある。 好ましくは、これらの酵素の最適pHは5〜9.5である。好適なセルラーゼは、 ここに参考として含める米国特許第4,435,307号明細書、Barbesgoard ら、1984年3月6日発行、に記載 されているが、そこではHumicola insolensから生産されるカビ性セルラーゼが 開示されている。また、GB−A−2.075.028号、GB−A−2.09 5.275号およびDE−OS−2.247.832号各明細書にも好適なセル ラーゼが開示されている。 その様なセルラーゼの例としては、Humicola insolensの品種(Humicola gris ea var. thermoidea)、特にHumicola品種DSM 1800により生産されたセ ルラーゼ、およびBacillus Nの菌類またはAeromonas属のセルラーゼ212生産 性菌類により生産されるセルラーゼ、および海洋軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の肝膵臓から抽出されるセルラーゼがある。 洗剤用に好適なリパーゼ酵素には、ここに参考として含める英国特許第1,3 72,034号明細書に記載されている様に、Pseudomonas群の微生物により生 産される酵素、例えばPseudomonas stutzeri ATCC 19.154、が含まれる。好適な リパーゼとしては、微生物Pseudomonas fluorescens IAM1057により生産される リパーゼの抗体と、陽性の免疫学的交差反応を示すリパーゼがある。このリパー ゼおよびその精製方法は特開昭53−20487号公報、1978年2月24日 公開、に開示されている。このリパーゼは、Amano製薬株式会社、名古屋、日本 、から商品名リパーゼP「Amano」(以下、「Amano-P」と呼ぶ)で市販されてい る。その様なリパーゼは、 良く知られた標準的な、Ouchterlonyの免疫拡散法(Acta. Med. Scan., 133, 76 -79頁(1950))を使用することにより、Amano-P抗体と陽性の免疫交差反応を示 すはずである。これらのリパーゼ、およびそれらのAmano-Pとの免疫交差反応は 、ここに参考として含める米国特許第4,707,291号明細書、Thomら、1 987年11月17日にも記載されている。それらの典型的な例は、Amano-Pリ パーゼ、Pseudomonas fragi FERM P 1339から得られるリパーゼ(商品名「Amano -B」で市販)、Pseudomonas nitroreducens var. lipolyticum FERM P 1338から 得られるリパーゼ(商品名「Amano-CES」で市販)、Chromobacter viscosum、例 えばChromobacter viscosum var. lipolyticum NRRLB 3673から得られるリパー ゼ(Toyo Jozo Co., Tagata,日本、から市販)、さらにU.S.Biochemical Corp. 米国およびDisoynth Co. 、オランダから市販のChromobacter viscosumリパーゼ 、およびPseudomonas gladioliから得られるリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素供給源、例えば過炭酸塩、過ホウ酸塩、過サル フェート、過酸化水素、等との組合せで使用される。これらの酵素は「溶液漂白 」に、すなわち洗浄の際に染料または顔料が基材から除去され、その洗浄溶液中 の他の基材に移動するのを防止するために使用される。 ペルオキシダーゼ酵素は、この分野では公知であり、 例えばホースラディッシュペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、およびハロペルオ キシダーゼ、例としてはクロロ−およびブロモペルオキシダーゼ、を含む。ペル オキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えばここに参考として含める、O.Kirkにより Novo Industries A/Sに譲渡されたPCT国際出願Wo89/099813号明 細書、1989年10月19日公開、に開示されている。 広範囲な酵素材料およびそれらを合成洗剤顆粒の中に配合する手段も、ここに 参考として含める米国特許第3,553,139号明細書、McCartyら、197 1年1月5日発行、に記載されている。酵素はさらに、どちらもここに参考とし て含める米国特許第4,101,457号、Placeら、1978年7月18日発 行、および米国特許第4,507,219号各明細書、Hughes、1985年3月 26日発行、に記載されている。 液体洗剤フォーミュレーションに有用な酵素材料、およびそれらの酵素の、そ の様なフォーミュレーション中への配合方法は、やはりここに参考として含める 米国特許第4,261,868号明細書、Horaら、1981年4月14日発行、 に記載されている。 酵素は通常、組成物1グラムあたり、約5mgまでの、より一般的には約0. 5mg〜約3mgの、活性酵素を与えるのに十分な量で配合する。 顆粒状洗剤では、好ましくは酵素を、その酵素に対し て不活性な添加剤で被覆またはプリル化して、粉塵形成を最少限に抑え、貯蔵安 定性を改良する。これを達成する技術はこの分野では良く知られている。液体フ ォーミュレーションでは、酵素安定化機構を使用するのが好ましい。水性洗剤組 成物用の安定化技術はこの分野では良く知られている。例えば、水溶液における 酵素安定化技術の一つでは、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、およびプロピオ ン酸カルシウムの様な供給源から得られる遊離のカルシウムイオンを使用する。 カルシウムイオンは短鎖カルボン酸塩、好ましくはギ酸塩との組合せで使用する ことができる。例えば、ここに参考として含める米国特許第4,318,818 号明細書、Lettonら、1982年3月9日発行、を参照。また、グリセロールお よびソルビトールの様なポリオール、アルコキシ−アルコール、ジアルキルグリ コエーテル、多価アルコールと多官能性脂肪族アミン(例えばアルカノールアミ ン、例としては、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジ−イソプロパ ノールアミン、等)の混合物、およびホウ酸またはアルカリ金属ホウ酸塩を使用 する方法も提案されている。酵素安定化技術はさらに、いずれもここに参考とし て含める米国特許第4,261,868号、Hornら、1981年4月14日発行 、米国特許第3,600,319号、Gedgeら、1971年8月17日発行、お よびヨーロッパ特許出願第第0199405号、出願 番号86200586.5、1986年10月29日、Venegas、の各明細書に 記載および例示されている。非ホウ酸およびホウ酸塩安定剤が好ましい。酵素安 定化機構は、米国特許第4,261,868号、第3,600,319号および 第3,519,570号各明細書にも記載されている。漂白化合物−漂白剤および漂白活性剤 本発明の洗剤組成物は、漂白剤、または漂白剤および1種以上の漂白活性剤を 含むことができる。含まれる場合、この漂白化合物は一般的にその様な洗剤組成 物の約1%〜約20%、より一般的には約1%〜約10%、を占める。一般的に 、漂白化合物は非液体フォーミュレーション、例えば顆粒状洗剤では、所望によ り使用する成分である。存在する場合、漂白活性剤の量は一般的に漂白組成物の 約0.1%〜約60%、より一般的には約0.5%〜約40%、である。ここで 使用する漂白剤は、織物清浄化、硬質表面清浄化、または他の現在公知の、また は公知となる、洗浄化目的における洗剤組成物に有用な漂白剤のいずれでもよい 。これらの漂白剤には、酸素漂白ならびに他の漂白剤が包含される。約50℃未 満の、特に40℃未満の、洗浄条件下では、この組成物はホウ酸塩、あるいは洗 剤貯蔵または洗浄の条件下で、その場でホウ酸塩を形成し得る物質(すなわちホ ウ酸塩形成物質)を含まないのが好ましい。したがって、これらの条 件下では、非ホウ酸塩性、非ホウ酸形成性漂白剤を使用するのが好ましい。これ らの温度で使用する洗剤は、ホウ酸塩およびホウ酸塩形成物質を実質的に含まな いのが好ましい。ここで使用する様に、「ホウ酸塩およびホウ酸塩形成物質を実 質的に含まない」とは、組成物の、ホウ酸塩含有またはホウ酸塩形成物質の含有 量が約2%を超えない、好ましくは1%を超えない、より好ましくは0%である 、ことを意味する。 使用可能な漂白剤の一種類は、過炭酸漂白剤およびそれらの塩である。この種 の漂白剤の好ましい例としては、モノペルオキシフタル酸マグネシウム六水和物 、メタ−クロロ過安息香酸、4−ノニルアミノ−4−オキソペルオキシ酪酸およ びdiperoxydodecandeioic acidのマグネシウム塩がある。その様な漂白剤は、す べてここに参考として含める米国特許第4,483,781号、Hartman、19 84年11月20日発行、米国特許出願第740,446号、Burnsら、198 5年6月3日提出、ヨーロッパ特許出願第0,133,354号、Banksら、1 985年2月20日公開、および米国特許第4,412,934号、Chungら、 1983年11月1日発行、の各明細書に開示されている。非常に好ましい漂白 剤には、ここに参考として含める米国特許第4,634,551号明細書、Burn sら、1987年1月6日発行、に記載されている様に、6−ノニルアミノ−6 −オキソペ ルオキシカプロン酸も含まれる。 過酸素(peroxygen)漂白剤も使用できる。好適な過酸素漂白化合物としては 、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ピロリン酸ナトリウム過酸化水素化物、尿素 過酸化水素化物、過酸化ナトリウム、およびsubject perbonate 一水和物および 四水和物がある。 過酸素漂白剤は、好ましくは漂白活性剤と組み合わせるが、この物質は水溶液 中で(すなわち洗浄の際に)その場でその漂白活性剤に対応する過酸を生じる。 広範囲の漂白活性剤を使用できるが、それらの例はSpadiniら、USP417 9390号明細書に開示されている。好ましい漂白活性剤には、テトラアセチル アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)および テトラアセチル(TAGU)がある。 式中、Rは約1〜18個の炭素原子を含むアルキル基であり、その際、カルボル ニル炭素から伸びる最も長いアルキル直鎖はカルボニル炭素を包含して約6〜約 10個の炭素原子を含み、Lは残基であり、その共役酸は4〜約13のpKを有 する。これらの漂白活性剤は、ここに参考として含める米国特許第4,915, 854号、Maoら、1990年4月10日、および先にここに参考と して含めた米国特許第4,412,934号の各明細書に記載されている。 酸素漂白剤以外の漂白剤もこの分野では公知であり、ここでも使用できる。特 に重要な種類の非酸素漂白剤には、光活性化漂白剤、例えばスルホン化亜鉛およ び/またはアルミニウムフタロシアニン、がある。これらの材料は、洗濯工程中 に基材上に付着することができる。日中、衣類を屋外に吊して乾燥させるなどの 、酸素の存在下で光を照射することにより、スルホン化亜鉛フタロシアニンが活 性化され、その結果、基材が漂白される。好ましい亜鉛フタロシアニンおよび光 活性化漂白方法は、ここに参考として含める米国特許第4,003,718号明 細書、Holcombeら、1977年7月5日発行、に記載されている。典型的には、 洗剤組成物は約0.025〜約1.25重量%のスルホン化亜鉛フタロシアニン を含む。重合体性汚れ遊離剤 本発明の洗剤組成物には、当業者に公知のどの様な重合体性汚れ遊離剤でも使 用できる。重合体性汚れ遊離剤は、ポリエステルやナイロンの様な疎水性繊維の 表面を親水性化するための親水性部分、および洗濯およびすすぎのサイクル全体 を通して疎水性繊維の上に付着し、そこに付着し、それによって親水性部分のた めのアンカーとして作用する疎水性部分の両方有するのが特徴である。 これによって、汚れ遊離剤で処理した後に生じた汚れは、その後の洗濯工程で、 より容易に洗浄される。 重合体性汚れ遊離剤には、ヒドロキシエーテルセルロース性重合体の様なセル ロース性誘導体、エチレンテレフタレートまたはプロピレンテレフタレートとポ リエチレンオキシドまたはポリプロピレンオキシドテレフタレートの共重合体性 ブロック、等がある。汚れ遊離剤として機能するセルロース誘導体は市販されて おり、セルロースのヒドロキシエーテル、例えばMethocel(Dow)、が含まれる 。セルロース性汚れ遊離剤には、C1〜C4アルキルおよびC4ヒドロキシアルキ ルセルロースからなる群から選択されるもの、例えばメチルセルロース、エチル セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびヒドロキシブチルメ チルセルロース、がある。汚れ遊離重合体として有用な様々なセルロース誘導体 が、ここに参考として含める米国特許第4,000,093号明細書、Nicolら 、1976年12月28日発行に開示されている。 ポリ(ビニルエステル)疎水性部分を特徴とする汚れ遊離剤は、ポリ(ビニル エステル)のグラフト共重合体、例えばポリアルキレンオキシド骨格、例として はポリエチレンオキシド骨格、上にグラフト化されたC1−C6ビニルエステル、 好ましくはポリ(酢酸ビニル)、を包含する。その様な材料は、この分野では公 知であり、ヨ ーロッパ特許出願第0219048号明細書、Kudら、1987年4月22日公 開、に開示されている。この種の、市販されている好適な汚れ遊離剤には、BASF (ドイツ)販売の商標「Sokalan」型の材料、例えば商標「Sokalan HP-22」があ る。 好ましい汚れ遊離剤の一つは、エチレンテレフタレートおよびポリエチレンオ キシド(PEO)テレフタレートのランダムブロックを有する共重合体である。 より詳しくは、これらの重合体は、エチレンテレフタレートおよびPEOテレフ タレートの反復単位からなり、エチレンテレフタレート単位の、PEOテレフタ レート単位に対するモル比が約25:75〜約35:65であり、該PEOテレ フタレート単位が分子量約300〜約2000のポリエチレンオキシドを含んで なる。この重合体状汚れ遊離剤の分子量は、約25,000〜約55,000で ある。ここに参考として含める米国特許第3,959,230号明細書、Hays、 1976年、5月25日発行、参照。また、(ここに参考として含める)類似の 共重合体を開示している米国特許第3,893,929号明細書、Basadur、1 975年7月8日発行、も参照。 別の好ましい重合体状汚れ遊離剤は、10〜15重量%のエチレンテレフタレ ート単位を、90〜80重量%の、平均分子量が300〜5,000であるポリ オキシエチレングリコールから誘導されるポリオキシエチレン テレフタレート単位と共に含む、エチレンテレフタレート単位の反復単位を含む ポリエステルで、重合体化合物中のエチレンテレフタレート単位の、ポリオキシ エチレンテレフタレート単位に対するモル比が2:1〜6:1である。この重合 体の例としては、市販されている材料の商品名「Zelcon」5126(Dupontから)お よび商品名「Milease」T(ICIから)がある。これらの重合体およびそれらの製 造法は、ここに含める米国特許第4,702,857号明細書、Gosselink、1 987年10月27日発行、により詳細に記載されている。 他の好適な重合体状汚れ遊離剤には、米国特許第4,711,730号明細書 、Gosselinkら、1987年12月8日発行、のエチルまたはメチルでキャッピ ングした1,2−プロピレンテレフタレート−ポリオキシ−エチレンテレフタレ ートポリエステル、米国特許第4,721,580号明細書、Gosselink、19 88年1月26日発行、の陰イオン系末端キャッピングしたオリゴマー性エステ ルで、陰イオン系末端キャップがポリエチレングリコール(PEG)から誘導さ れるスルホ−ポリエトキシ基を含む材料、米国特許第4,702,857号明細 書、Gosselink、1987年10月27日発行、の、式X−(OCH2CH2 −(式中、nは12〜約43であり、XはC1〜C4アルキルであるか、または好 ましくはメチルである。)のポリエトキシ末端キャップ を有するブロックポリエステルオリゴマー性化合物があるが、これらの特許明細 書をすべてここに参考として含める。 別の汚れ遊離性重合体には、ここに参考として含める米国特許第4,877, 896号明細書、Maldonadoら、1989年10月30日発行、の汚れ遊離性重 合体があるが、この特許明細書は陰イオン系の、特にスルホアロイル末端キャッ ピングしたテレフタレートエステルが開示されている。このテレフタレートエス テルは、非対称的に置換されたオキシ−1,2−アルキレンオキシ単位を含む。 使用する場合、汚れ遊離剤は一般的に本洗剤組成物の約0.01〜約10.0 重量%、特に約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約3.0重量%、を 占める。キレート化剤 本洗剤組成物は、所望によりビルダー補助材料として1種以上の鉄およびマン ガンキレート化剤を含むことができる。その様なキレート化剤は、すべて以下に 定義する、アミノカルボン酸塩、アミノホスホン酸塩、多官能的に置換された芳 香族キレート化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択することができる 。理論に制約されることはないが、これらの材料の利点は少なくとも、可溶性キ レートを形成することにより洗浄溶液から鉄およびマンガンイオンを除去する著 しい能力を有すること にあると考えられる。 本発明の組成物で所望により使用するキレート化剤として有用なアミノカルボ ン酸(塩)は、1個またはそれより多い、好ましくは少なくとも2個の、部分構 造 (式中、Mは水素、アルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム(例え ばエタノールアミン)であり、xは1〜約3、好ましくは1、である。) の単位を有することができる。これらのアミノカルボン酸(塩)は、約6個を超 える炭素原子を含むアルキルまたはアルケニル基を含まないのが好ましい。使用 可能なアミンカルボン酸(塩)には、エチレンジアミンテトラ酢酸(塩)、N− ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸(塩)、ニトリロトリ酢酸(塩)、 エチレンジアミンテトラプロピオン酸(塩)、トリエチレンテトラアミンヘキサ 酢酸(塩)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(塩)、およびエタノールジグリ シン、それらのアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩、および それらの混合物がある。 アミノホスホン酸(塩)も、洗剤組成物中に少なくとも低い総リン量が許容さ れるなら、本発明の洗剤組成物 におけるキレート化剤として使用するのに好適である。 1個以上の、好ましくは少なくとも2個の、部分構造 (式中、Mは水素、アルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウムであり 、xは1〜約3、好ましくは1、である。) の単位を有する化合物が好適であり、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホ スホン酸(塩))、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸(塩))およびジエチ レントリアミンペンタキス(メチレンホスホン酸(塩))が含まれる。これらの アミノホスホン酸(塩)は、約6個を超える炭素原子を有するアルキルまたはア ルケニル基を含まないのが好ましい。この部分構造はアルキレン基を共有するす ることができる。 本組成物には、多官能的に置換された芳香族キレート化剤も有用である。これ らの材料は、一般式 (式中、少なくとも1個のRは−SO3Hまたは−CO OHである。) の化合物またはそれらの可溶性塩およびそれらの混合物を含むことができる。こ こに参考として含める米国特許第3,812,044号明細書、Connorら、19 74年5月21日発行、は、多官能的に置換された芳香族キレート化および金属 イオン封鎖剤を記載している。酸の形態のこの種の好ましい化合物は、ジヒドロ キシジスルホベンゼン、例えば1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼ ン、である。アルカリ性洗剤組成物は、これらの材料をアルカリ金属、アンモニ ウムまたは置換アンモニウム(例えばモノまたはトリエタノールアミン)の塩の 形態で含むことができる。 使用する場合、これらのキレート化剤は一般的に本洗剤組成物の約0.1〜約 10重量%を占める。より好ましくは、キレート化剤はその様な組成物の約0. 1〜約3.0重量%を占める。粘土汚れ除去/再付着防止剤 本発明の洗剤組成物に有用な粘土汚れ除去/再付着防止剤には、粘土汚れ除去 および再付着防止特性を有するポリエチレングリコールおよび水溶性のエトキシ ル化アミン、ならびにアスパラギン酸から誘導されるが、グルタミン酸は含まな い他のポリアミノ化合物が含まれる。 本発明の洗剤組成物に有用なポリエチレングリコール化合物は、一般的に分子 量が約1,000〜約20,0 00、より好ましくは約2,000〜約12,000、最も好ましくは約4,0 00〜約8,000、である。その様な化合物は市販されており、Danbury, Con n.のUnion CarbideからCarbowaxとして販売されている。 水溶性エトキシル化アミンは、好ましくは (1)式 (X−L)−N−R(R22 を有するエトキシル化モノアミン、 (2)式 または (X−L)2−N−R1−N−(R22 を有するエトキシル化ジアミン (3)式 を有するエトキシル化ポリアミン (4)式 を有するエトキシル化アミン重合体 および (5)それらの混合物 からなる群から選択されるが、ここでA1RはHまたはC1〜C4アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、RはC2〜 C12アルキレン、ヒドロキシアルキレン、アルケニレン、アリーレンまたはアル カリーレンであるか、あるいはO−N結合が形成されていなければ、C2〜C3オ キシアルキレン部分は2〜約20個のオキシアルキレン単位を有し、各RはC1 〜C4またはヒドロキシアルキル、部分−L−Xであるか、または2個のR2が 一緒に部分−(CH2、 −A2−(CH2−を形成し、その際A2は−O−または−CH2−であり、r は1または2であり、sは1または2であり、r+sは3または4であり、Xは 非イオン系基、陰イオン系基、またはそれらの混合物であり、R3は置換された C3〜C12アルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アリール、または置換 箇所を有するアルカリール基であり、R4はC1〜C12アルキレン、ヒドロキシア ルキレン、アルケニレン、アリーレンまたはアルカリーレンであるか、あるいは O−OまたはO−N結合が形成されていなければ、C2〜C3オキシアルキレン部 分は2〜約20個のオキシアルキレン単位を有し、Lは、ポリオキシアルキレン 部分 −((R5O)(CH2CH2O))− (式中、R5はC3〜C4アルキレンまたはヒドロキシアルキレンであり、mおよ びnは、部分 −CH2CH2O)−が該ポリオキシアルキレン部分 の少なくとも50重量%を占める様な数であり、該モノアミンに対して、mは0 〜約3であり、R1がC2〜C3アルキレン、ヒドロキシアルキレンまたはアルケ ニレンである場合、nは少なくとも約6であり、R1がC2〜C3アルキレン、ヒ ドロキシアルキレンまたはアルケニレン以外である場合、nは少なくとも約3で あり、該ポリアミンおよびアミン重合体に対して、mは0〜約10であり、nは 少なくとも約3であり、pは3〜8であり、qは1または0であり、tは1また は0であり、ただしqが1である場合、tは1であり、wは1または0であり、 x+y+zは少なくとも2であり、y+zは少なくとも2である。 最も好ましい汚れ遊離および再付着防止剤は、エトキシル化テトラエチレンペ ンタミンである。代表的なエトキシル化アミンは、ここに参考として含める米国 特許第4,597,898号明細書、VanderMeer、1986年7月1日発行、に さらに記載されている。好ましい粘土汚れ除去/再付着防止剤の別の群は、ここ に参考として含めるヨーロッパ特許出願第111,965号明細書、OhおよびGo sselink、1984年6月27日に開示されている。使用可能な他の粘土汚れ遊 離/再付着防止剤には、ヨーロッパ特許出願第111,984号明細書、Gossel ink、1984年6月27日公開、に記載のエトキシル化アミン重合体、ヨーロ ッパ特許出願第112,5 92号明細書、Gosselink、1984年7月4日公開、に記載の双性イオン系重 合体、および米国特許第4,548,744号明細書、Connor、1985年10 月22日発行、に記載のアミンオキシドがあるが、これらの特許明細書すべてを ここに参考として含める。 最も好ましい汚れ遊離および再付着防止剤はエトキシル化テトラエチレンペン タミンおよび分子量約4,000〜約8,000のポリエチレングリコールであ る。その様な化合物を含む顆粒状洗剤組成物は、約0.01〜約10.0重量% の粘土除去剤を含む。重合体状分散剤 本発明の洗剤組成物には、ポリカルボン酸(塩)分散剤を効果的に使用するこ とができる。これらの材料は、カルシウムおよびマグネシウム硬度の制御に寄与 することができる。ビルダーの説明で上に記載したポリカルボン酸(塩)と同様 にビルダー助剤として作用することに加えて、理論にとらわれることはないが、 これらの高分子量分散剤は、低分子量ポリカルボン酸(塩)を含む他のビルダー と組み合わせて使用した場合、無機成分の結晶成長を抑制することにより、粒状 汚れの解膠により、および再付着防止により、全体的な洗剤ビルダー特性をさら に高めることができると考えられる。 重合体ポリカルボン酸(塩)分散剤として使用できるポリカルボン酸(塩)材 料は、少なくとも60重量%の、 一般式 (式中、X、YおよびZはそれぞれ、水素、メチル、カルボキシ、カルボキシメ チル、ヒドロキシおよびヒドロキシメチルからなる群から選択され、塩形成陽イ オン、nは約30〜約400である。) の部分を含む重合体または共重合体である。好ましくは、Xは水素またはヒドロ キシであり、Yは水素またはカルボキシであり、Zは水素であり、Mは水素、ア ルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウムである。 この種の重合体状ポリカルボン酸(塩)材料は、好適な不飽和モノマーを、好 ましくはそれらの酸の形態で重合または共重合させることにより製造することが できる。重合させて好適な重合体状ポリカルボン酸(塩)を形成することができ る不飽和モノマー酸には、アクリル酸、マレイン酸(または無水マレイン酸)、 フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シトラコン酸およびメチレ ンマロン酸がある。重合体ポリカルボン酸塩中には、ビニルメチルエーテル、ス チレン、エチレン、等の、カルボン酸塩基を含まないモノマー部分が、約40 重量%を超えない量で存在するのが好適である。 特に好適な重合体状ポリカルボン酸(塩)は、アクリル酸から誘導することが できる。ここで有用な、その様なアクリル酸系重合体は、重合したアクリル酸の 水溶性塩である。その様な酸の形態の重合体の平均分子量は、約2,000〜1 0,000、より好ましくは約4,000〜7,000、最も好ましくは約4, 000〜5,000、である。その様なアクリル酸重合体の水溶性塩には、例え ば、アルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩がある。この種の可 溶性重合体は公知の材料である。洗剤組成物におけるこの種のポリアクリル酸塩 の使用は、例えば米国特許第3,308,067号明細書、Diehl、1967年 3月7日発行、に開示されている。この特許明細書をここに参考として含める。 アクリル酸/マレイン酸系共重合体も、分散剤の好ましい成分として使用でき る。その様な材料には、アクリル酸およびマレイン酸の共重合体の水溶性塩が含 まれる。その様な酸の形態の共重合体の平均分子量は、約5,000〜10,0 00、好ましくは約6,000〜60,000、より好ましくは約7,000〜 60,000、である。その様な共重合体におけるアクリル酸(塩)部分の、マ レイン酸(塩)部分に対するモル比は約30:1〜約1:1、より好ましくは約 10:1〜2:1、である。その様なアクリル酸/マレイン酸共重合体の水溶 性塩には、例えばアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩がある 。この種の可溶性アクリル酸塩/マレイン酸塩共重合体は、ここに参考として含 めるヨーロッパ特許出願第66915号明細書、1982年12月15日公開、 に記載されている。 アスパラギン酸から誘導されるが、グルタミン酸を含まない、ポリアミノ分散 剤化合物は、本発明の洗剤組成物における追加のポリアミノ分散剤化合物として 有用である。本組成物に含むのに好適なその様なポリアミノ分散剤化合物は、E P−A−305282号、EP−A−305283号およびEP−A−3516 29号各明細書に記載されている。 使用する場合、重合体状分散剤は、一般的に清浄用洗剤組成物の約0.2〜約 10重量%、好ましくは約1〜約5重量%、を占める。増白剤 本発明の洗濯用洗剤組成物には、光学増白剤または当業者には公知の他の増白 または白色化剤を配合することができる。しかし、増白剤の選択は、洗剤の種類 、洗剤組成物中に存在する他の成分の性質、洗濯物の温度、攪拌度合い、洗濯す る材料と洗濯槽の大きさの比率などの多くのファクターにより異なる。 また、増白剤の選択は、清浄化すべき材料の種類、例えば綿、合成繊維、等に よっても異なる。ほとんどの洗 濯用洗剤製品は様々な織物の清浄化に使用されているので、洗剤組成物は、様々 な織物に有効な増白剤の混合物を含むべきである。無論、その様な増白剤混合物 の個々の成分は相容性があることが必要である。 市販の光学増白剤は、スチルベンの誘導体、ピラゾリン、クマリン、カルボン 酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5 および6員複素環式化合物、および他の種々の薬剤を含む(ただし必ずしもこれ らに限定されない)亜群に分類できる。その様な増白剤の例は、ここに参考とし て含める「蛍光増白剤の製造および用途」、M. Zahradnik、John Wiley& Sons, New York(1982)出版、に記載されている。 スチルベンの誘導体には、スチルベンの誘導体、スチルベンのトリアゾール誘 導体、スチルベンのオキサジアゾール誘導体、スチルベンのオキサゾール誘導体 、およびスチルベンのスチリルが含まれるが、これらに限定されるものではない 。 ビス(トリアジニル)アミノスチルベンのある種の誘導体は、4,4′−ジア ミン−スチルベン−2,2′−ジスルホン酸から製造できる。 クマリン誘導体には、3位置で、7位置で、および3および7位置で置換され た誘導体が含まれるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。 カルボン酸誘導体には、フマル酸誘導体、安息香酸誘 導体、p−フェニレン−ビス−アクリル酸誘導体、ナフタレンジカルボン酸誘導 体、複素環式酸誘導体、およびケイ皮酸誘導体が含まれるが、必ずしもこれらに 限定されるものではない。 ケイ皮酸誘導体はさらに、Zahradnikの文献の77頁に記載されている様に、 ケイ皮酸誘導体、スチリルアゾール、スチリルベンゾフラン、スチリルオキサジ アゾール、スチリルトリアゾール、およびスチリルポリフェニルを含む群に小分 類されるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。 スチリルアゾールはさらに、Zahradnikの文献の78頁に記載されている様に 、スチリルベンゾオキサゾール、スチリルイミダゾールおよびスチリルチアゾー ルに小分類される。無論、これら3つの小区分は、スチリルアゾールを小分類で きる小区分の完全なリストを反映しているものではない。 他の光学増白剤は、ここに参考として含めるKirk-Othmer Encyclopedia of Ch emical Technology 、第3巻、737〜750頁(John Wiley & Son, Inc., 196 2)の741〜749頁に開示されているジベンゾチオフェン−5,5−ジオキ シドの誘導体であり、3,7−ジアミノジベンゾチオフェン−2,8−ジスルホ ン酸5,5ジオキシドを含む。他の光学増白剤は、5員複素環式化合物の誘導体 であるアゾールである。これらの化合物はさ らにモノアゾールおよびビスアゾールに小分類される。モノアゾールおよびビス アゾールの例は、Kirk-Othmerの文献に記載されている。 その様な化合物の例としては、ピラジンから誘導される増白剤および4−アミ ノナフタルアミドから誘導される増白剤がある。 すでに説明した増白剤に加えて、種々の薬剤を増白剤として使用することもで きる。その様な薬剤の例としては、Zahradnikの文献の93〜95頁に記載され ており、1−ヒドロキシ−3,6,8−ピレントリスルホン酸、2,4−ジメト キシ−1,3,5−トリアジン−6−イル−ピレン、4,5−ジフェニルイミダ ゾロンジスルホン酸、およびピラゾリンキノリンの誘導体が含まれる。 光学増白剤の他の例は、ここに参考として含める米国特許第4,790,85 6号明細書、Wixon、1988年12月13日発行、に記載されている。これら の増白剤には、Veronaから市販のPhorwhiteシリーズが含まれる。この文献に記 載されている他の増白剤には、Ciba-Geigyから市販のTinopal UNPA、Tinopal CBS およびTinopal 5BM、イタリアのHilton-Davisから市販のArtic White CCおよびA rtic White CWD、2−(4−スチリルフェニル)−2H−ナフトール(1,2− d)トリアゾール、4,4′−ビス−(1,2,3−トリアゾール−2−イル) −スチルベン、4,4′−ビス(スチリル)ビ スフェニル、およびy−アミノ−クマリンがある。これらの増白剤の例としては 、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリン、1,2−ビス(−ベンズイミダゾ ール−2−イル)−エチレン、1,3−ジフェニルフラゾリン、2,5−ビス( ベンゾオキサゾール−2−イル)−チオフェン、2−スチリル−ナフト−(1, 2−d)−オキサゾール、および2−(スチルベン−4−イル)−2H−ナフト (1,2−d)トリアゾールがある。 さらに他の光学増白剤には、ここに参考として含める米国特許第3,646, 015号明細書、Hamilton、1972年2月29日発行、に記載されている増白 剤がある。 使用する場合、光学増白剤は一般的に洗濯用洗剤組成物の約0.05〜約2. 0重量%、好ましくは約0.1〜約1.0重量%、を占める。泡抑制剤 本発明の洗剤組成物には、泡の形成を低下または抑制することが分かっている 化合物を配合することができる。本組成物の多価脂肪酸アミド界面活性剤は洗剤 組成物の泡の安定性を増加し得るので、その様な材料(以下、「泡抑制剤」と呼 ぶ)を配合するのが好ましい場合がある。洗剤組成物が、比較的高い発泡性を有 する界面活性剤を多価脂肪酸アミド界面活性剤と組み合わせて含む場合、泡抑制 は特に重要である。 泡抑制は、前面装填式の自動洗濯機に使用する組成物に特に望ましい。これら の機械は、一般的に洗濯物および洗濯水を入れるための、水平軸を有し、その軸 を中心にして回転するドラムを有するのが特徴である。この種の攪拌により大量 の泡が形成され、その結果、清浄用性能が低下することがある。泡抑制剤の使用 は、熱水洗濯条件下および高界面活性剤濃度条件下でも特に重要である場合があ る。泡抑制剤としては、非常に様々な物質を使用することができる。 泡抑制剤は当業者には良く知られている。泡抑制剤は、例えばKirk Othmer En cyclopedia of Chemical Technology、第3版、第7巻、430〜447頁(Joh n Wiley& Sons, Inc., 1979)に一般的に記載されている。特に重要な泡抑制剤 の一区分には、モノカルボン酸性脂肪酸およびそれらの可溶性塩が含まれる。こ れらの材料は、ここに参考として含める米国特許第2,954,347号明細書 、Wayne St. John、1960年9月27日発行、に記載されている。泡抑制剤と して使用するモノカルボン酸性脂肪酸およびそれらの塩は、一般的に10〜約2 4個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子、を含むヒドロカルビル鎖 を有する。好適な塩には、アルカリ金属塩、例えばナトリウム、カリウム、およ びリチウム塩、ならびにアンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩がある 。これらの材料は洗剤組成物用の泡抑 制剤の好ましい種類である。 本発明の洗剤組成物は、非界面活性剤系の泡抑制剤を含むこともできる。これ らには、例えば、パラフィンの様な高分子量炭化水素、脂肪酸エステル(例えば 脂肪酸トリグリセリド)、1価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40 ケトン(例えばステアロン)、等が含まれる。他の泡抑制剤には、トリーからヘ キサ−アルキルメラミンまたはジ−からテトラ−アルキルジアミン、塩化シアヌ ルと2〜3モルの、1〜24個の炭素原子を含む第1または第2アミンの生成物 として形成されたクロロトリアジン、プロピレンオキシド、およびモノステアリ ルアルコールリン酸エステルおよびモノステアリルジ−アルカリ金属(例えばナ トリウム、カリウム、リチウム)リン酸塩およびリン酸エステルがある。炭化水 素、例えばパラフィンやハロパラフィン、は液体の形態で使用できる。液体炭化 水素は室温および大気圧で液体であり、流動点が約−40℃〜約5℃であり、極 小共沸点が約100℃未満である(大気圧)。また、好ましくは融点が約100 ℃未満であるワックス状炭化水素を使用することも知られている。炭化水素は、 洗剤組成物用泡抑制剤の好ましい区分を構成している。炭化水素泡抑制剤は、例 えばここに参考として含める米国特許第4,265,779号明細書、Gandolfo ら、1981年5が5日発行、に記載されている。この様に、炭化水素には、約 12〜約70個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式、芳香族、および複素環式の 飽和または不飽和炭化水素が含まれる。この泡抑制剤の説明で使用する用語「パ ラフィン」は、純正パラフィンと環状炭化水素の混合物を含む。 非界面活性剤泡抑制剤の別の好ましい種類は、シリコーン泡抑制剤である。こ の区分には、ポリジメチルシロキサンの様なポリオルガノシロキサンオイル、ポ リオルガノシロキサンオイルまたは樹脂の分散液またはエマルション、およびポ リオルガノシロキサンとシリカ粒子の組合せで、ポリオルガノシロキサンがシリ カ上に化学吸着または融合している材料が含まれる。シリコーン泡抑制剤はこの 分野では良く知られており、例えば、どちらもここに参考として含める米国特許 第4,265,779号、Gandolfoら、1981年5月5日発行、およびヨーロ ッパ特許出願第89307851.9号、Starch,M.S.、1990年2月7日公 開、の各明細書に記載されている。 他のシリコーン泡抑制剤は、少量のポリジメチルシロキサン液体を配合するこ とにより、水溶液の消泡を行うための組成物および方法に関する米国特許第3, 455,839号明細書に開示されている。 シリコーンとシラン化シリカの混合物は、例えば独国特許出願DOS2,12 4,526号明細書に記載されている。顆粒状洗剤組成物におけるシリコーン消 泡剤お よび泡抑制剤は、米国特許第3,933,672号、Bartolottaら、および米国 特許第4,652,392号、Baginskiら、1987年3月24日発行、の各明 細書に開示されている。 ここで使用する代表的なシリコーン系泡抑制剤は、本質的に (i)粘度が25℃で約20cs.〜約1500cs.であるポリジメチルシロキサ ン、 (ii)重量で100部あたり約5〜約50部の、 (i) (CH33SiO1/2単位およびSiO2単位からなり、(CH33Si O1/2単位の、SiO2単位に対する比率が約0.6:1〜約1.2:1であるシ ロキサン樹脂、および (iii) 重量で100部あたり約1〜約20部の、 (i)固体シリカゲル からなる泡抑制量の泡抑制剤である。 泡抑制剤は、「泡抑制量」で使用する。「泡抑制量」とは、組成物の配合者が 所望の程度に泡を制御する泡抑制剤の量を選択できることを意味している。泡制 御の量は、選択した洗剤界面活性剤により異なる。例えば、高泡立ち性界面活性 剤では、所望の泡制御を達成するために、低発泡性界面活性剤よりも比較的多量 の泡抑制剤を使用する。 本発明の洗剤組成物は、一般的に0〜約5%の泡抑制 剤を含む。泡抑制剤として使用する場合、モノカルボン酸性脂肪酸、およびそれ らの塩は、一般的に洗剤組成物の約5重量%までの量で存在する。好ましくは、 約0.5〜約3%の脂肪モノカルボン酸塩泡抑制剤を使用する。シリコーン泡抑 制剤は、一般的に洗剤組成物の約2.0重量%までの量で使用するが、より多量 に使用することもできる。この上限は、本来現実的なものであり、主としてコス トを最少に抑え、少量で泡を効果的に制御するためである。好ましくは約0.0 1〜約1%、より好ましくは約0.25%〜約0.5%、のシリコーン泡抑制剤 を使用する。ここで使用する様に、これらの重量百分率は、ポリオルガノシロキ サンと組み合わせて使用できるシリカ、ならびに使用可能な補助材料を含む。モ ノステアリルリン酸塩は、一般的に組成物の約0.1〜約2重量%の量で使用す る。炭化水素泡抑制剤は一般的に約0.01〜約5.0%の量で使用するが、よ り多量に使用することもできる。他の成分 本発明の洗剤組成物に含むこともできる他の様々な原料には、他の活性成分、 キャリヤー、ヒドロトロピー剤、処理助剤、染料または顔料、液体配合用の溶剤 、等が含まれる。 液体洗剤組成物は、キャリヤーとして水および他の溶剤を含むことができる。 メタノール、エタノール、プロ パノール、およびイソプロパノールにより代表される低分子量の第1級または第 2級アルコールが好適である。界面活性剤を溶解させるには1価のアルコールが 好ましいが、2〜約6個の炭素原子、および2〜約6個の水酸基を含む様なポリ オール(例えばプロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、およ び1,3−プロパンジオール)も使用できる。 本発明の洗剤組成物は、水で洗濯する際に、洗濯水のpHが約6.5〜約11、 好ましくは約7.5〜約10.5、になる様に配合するのが好ましい。液体製品 フォーミュレーションは、好ましくはpHが約7.5〜約9. 5、より好ましく は約7.5〜約9.0、である。推奨される使用水準でpHを制御する技術は、緩 衝液、アルカリ、酸、等を使用し、当業者には良く知られている。 洗濯用に使用する場合、本発明の組成物を水性媒体、一般的に水道水に溶解ま たは分散させ、得られた洗濯液に洗濯すべき織物を浸漬し、所望により攪拌する 。本組成物は、手で、または自動清浄用洗濯機で洗濯するのに使用できる。該液 体中の活性成分の濃度、温度、攪拌程度、および浸漬時間は、織物の性質および 汚れの量により変えることもできる。 グルタミン酸の重合体は、その分散剤としての用途に加えて、金属、例えば銅 、のイオンのためのキレート化剤として、汚れ遊離剤(特に疎水性置換基を有す る場合) として、および染料移動防止剤としても使用できる。該重合体を、アスパラギン 酸から誘導されるが、グルタミン酸を含まない分散剤を始めとする従来の分散剤 と組み合わせて使用することもできる。以下に、諸例により本発明を説明する。例1 150mlの三角フラスコをアルゴン中で火炎乾燥させ、温度計、磁気攪拌機、 還流冷却器を取り付け、Noramgバブラーを経由してアルゴン雰囲気を与えた。次 いでこのフラスコにL−グルタミン酸(BDHから入手)2.50gおよび無水 テトラヒドロフラン(THF)100mlを入れた。次いで、得られた混合物を6 5℃に加熱し、ジホスゲン(クロロギ酸トリクロロメチル、Flukaから)2.4 6gを9分間かけて加えた。加えている間にガスの発生が確認された。次いで、 得られた混合物を65℃に3時間維持し、この間に事実上すべての固体が溶解し た。冷却後、混合物をアルゴン中で重力により濾過し、固体をTHFで洗浄し、 真空乾燥させた。固体残留物(0.08g)は大部分が未反応の出発物質からな ると考えられた。得られた濾液を回転蒸発させ(最高浴温度40℃で)、淡黄色 オイル(4.78g)が残った。これを酢酸エチル19ml中でスラリー化したと ころ、白色固体が結晶化した。次いで、アルゴン中で40〜60℃の石油エーテ ル60mlを15分間かけて加え、次い で白色固体をアルゴン中で重力濾過し、石油エーテルで洗浄し、真空乾燥させた 。これによって、恐らくa形態の、L−グルタミン酸のN−カルボキシアンハイ ドライド2.42g(収率=82.3%)が得られた。磁気攪拌機およびアルゴ ン雰囲気を備えた250mlの三角フラスコにL−グルタミン酸のN−カルボキシ アンハイドライド(前の段落で製造した)0.87g、無水アセトニトリル17 4mlおよびナトリウムメトキシド(Aldrichから)0.31gを入れた。この混 合物を室温(約20℃)で24時間攪拌し、次いで(過剰の塩基を破壊するため に)固体の二酸化炭素約4gを加えた。さらに30分間攪拌した後、混合物をア ルゴン中で重力濾過し、固体をアセトニトリルで洗浄し、真空乾燥させ、ポリ( 1−グルタミン酸)0.84gを吸湿性のガラス質白色固体として得た。例2 重量百分率で示す下記の成分から標準的な顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した 。 LAS 7.71 TAS 2.43 TAE11 1.10 25E3 3.26 ゼオライトA 19.5 クエン酸塩 6.5 炭酸塩 11.14 過ホウ酸塩 16.0 TAED 5.0 DETPMP 0.38 CMC 0.48 泡抑制剤 0.5 増白剤 0.24 光活性化漂白剤 0.002 酵素 1.4 ケイ酸塩(2.0比率) 4.38 MGSO4 0.43 香料 0.43 サルフェート 4.10 残りは水およびその他の成分 標準顆粒状清浄用洗剤組成物中で、成分の略号は下記の意味を有する。 LAS 直鎖C12アルキルベンゼンスルホン酸 ナトリウム TAS タロウアルキル硫酸ナトリウム TAE アルコール1モルあたりnモルのエチ レンオキシドエトキシル化されたタロ ウアルコール 25EY 平均Yモルのエチレンオキシドと縮合 した、C12-15の主として直鎖の第1 アルコール TAED テトラアセチルエチレンジアミン ケイ酸塩 非晶質ケイ酸ナトリウム(SiO2: Na2Oの比が通常後に続く) 炭酸塩 無水炭酸ナトリウム CMC ナトリウムカルボキシメチルセルロー ス ゼオライトA 式Na12(AlO2SiO2Oのアル ミノケイ酸ナトリウム水和物、一次粒 子径1〜10ミクロン クエン酸塩 クエン酸三ナトリウム二水和物 光活性化漂白剤 テトラスルホン化亜鉛フタロシアニン Perbonate 無水過sodium perbonate−水和物漂白 剤、実験式NaBO2・H22 酵素 Novo lndustriesから市販の混合タン パク質分解性および澱粉分解性酵素 増白剤 4,4'-ビス(2-モルホリノ-4-アニリ ノ-s-トリアジン-6-イルアミノ)ス チルベン-2:2'-ジスルホン酸二ナトリ ウム DETPMP ジエチレントリアミンペンタ(メチレ ンホスホン酸)、Monsantoから 商品名「Dequest 2060」で市販 泡抑制剤 25%パラフィンワックス、融点50 ℃、17%疎水性シリカ、58%パラ フィンオイル サルフェート 無水硫酸ナトリウム 例1の方法により製造したポリ(L−グルタミン酸)を、上記の標準顆粒状洗 濯用洗剤組成物に加えることにより、非イオン系および陰イオン系界面活性剤の 両方を含むが、ポリカルボン酸塩汚れ浮遊剤は含まない、本発明による試験組成 物を製造した。ポリ(L−グルタミン酸)を、標準組成物の4.25重量%の量 で加えた。 比較組成物は、マレイン酸/アクリル酸(1:4)の、平均分子量約80,0 00の共重合体を含む、従来のポリカルボン酸(塩)汚れ遊離/再付着防止剤4 .25重量%を含む標準顆粒状清浄用洗剤組成物とした。 綿製の布巾に一組の茶の汚れを塗布することにより、汚れた綿製の布巾を調製 した。ポリコットン製織物の10cmx10cm試料に汚れを塗布することにより、 汚れたポリコットン試験布片も調製した。 これらの汚れたポリコットン試験布片および綿製の布巾を、普通に汚れたポリ コットンおよびポリエステル製の衣類2.5〜3kgロットと共に、AEG洗濯機 中、硬度25゜(Ca:Mg=3:1)の水中、60℃で、上記の組成物を使用 して洗濯した。試験は、下記の汚れについて行った。 組成物の清浄用および汚れ除去効率を4人の熟練した 判定者が判定し、比較フォーミュレーションを使用して得た結果を各試験におけ る標準(0.00)とし、Scheffeスケールを使用して、その結果を、パネルス コア単位で記録した。結果は下記の表に示す通りである。表1 試験 PGAを含む組成物 汚れ除去: 酵素性 0.29 脂肪性 0.72* 口紅 0.69 DMO 1.94* P.脂肪性 0.25 P.メイクアップ 0.56 P.DMO 0.25 漂白可能 0.39 粘土1 −1.06 粘土2 1.38* 粘土3 0.25 粘土4 0.00 粘土5 0.69 粘土6 0.38 粘土7 0.50 *=統計的に重要な結果 P=ポリコットン試験織物 PGA=ポリ(L−グルタミン酸) DMO=汚れたエンジンオイル 粘土1〜7=英国およびヨーロッパの各地の様々な異なった粘土 上記の結果は、PGA含有組成物の主な洗浄性能が、粒状汚れ除去の重要な分 野において、従来の汚れ遊離/再付着防止剤を含む試験フォーミュレーションの それと少なくとも同等であり、さらにPGAは従来の薬剤よりも容易に生物分解 し得るという利点があることを示している。例3 粒状汚れ(黒色酸化鉄)を含む綿布を通常の条件下、洗濯機中、水道水(12 〜17゜H)で3分間洗濯することにより、本発明の組成物の効果を試験した。 試験を4回繰り返し、洗濯した布をHunterカラーメーターで検査し、布1枚あた り合計16回の測定を行い、それらを平均してL値(L=95+は白さを表し、 L=0は黒を表す)を求めた。個々のL値は布の表面を横切って測定した。 例2に記載する様にして、標準洗剤フォーミュレーションにポリ(L−グルタ ミン酸)を加えることにより、本発明の組成物を製造した。本発明のフォーミュ レーションを下記の結果の表では(a)で表す。上記の手順を 使用し、(b)汚れ遊離/再付着防止剤の洗剤配合なしに、(c)ポリカルボン 酸塩の汚れ遊離/再付着防止剤を含まない標準洗剤フォーミュレーションの存在 下で、(d)従来のポリカルボン酸塩汚れ遊離/再付着防止剤を4.25重量% の量で加えた標準洗剤フォーミュレーションの存在下で比較試験を行った。結果 は下記の表に示す通りであるが、そこではL値が高い程、洗濯した織物は白い。表2 配合 (a) 65.8 (b) 51.6 (c) 56.6 (d) 57.7 (e) 70.4例4 例2に記載する様にして組成物および比較組成物を製造した。洗濯機中、24 ゜Hの水で、3種類の組成物を使用し、自然に汚れた洗濯物2.5〜3kgの洗 濯ロットを60℃で洗濯した。白さのトレーサー織物(ベストおよびテリーコッ トン)を各ロットに加え、織物の1回および複数回洗濯を行った。組成物の白さ を維持する効果を4人の専門家が判定し、各試験で比較フォーミュレーションを 使用して得た結果を標準(0.00)として、 Scheffeスケールを使用してpsuで結果を記録した。結果は下記の表に示す通 りである。表3 白さ PGAを含む組成物 1サイクル 0.44 4サイクル 0.09 これらの結果は、本発明の組成物は本質的な性能において、比較組成物と少な くとも同等であることを示している。例5 例2に記載の組成物および洗濯条件を使用し、総重量2.5〜3kgの自然に汚 れた衣類を洗濯し、例2に記載の評価方法を使用して結果をpsuで査定した。 結果は下記の表に示す通りである。表4 汚れた衣類 PGAを含む組成物 テリータオル 0.14 布巾 0.87 ローラータオル 0.28 混合コットンシャツ地 0.79 これらの結果は、本発明の組成物は、全体的な清浄用性能において、比較組成 物と少なくとも同等であることを示している。 本発明を例により説明したが、無論、本発明の範囲内で細部の変形を行うこと ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)組成物の0.1〜4.95重量%のポリ(グルマチン(glumatic) 酸)および (b)洗浄性界面活性剤 を含むことを特徴とする洗剤組成物。 2.成分(a)が、グルマチン酸の単独重合体、およびグルマチン酸と生物分 解性のモノマーまたは重合体の共重合体から選択される、請求項1に記載の組成 物。 3.成分(a)がL−グルタミン酸の単独重合体である、請求項2に記載の組 成物。 4.成分(a)が、生物分解性のポリエチレングリコールおよびポリ(1−グ ルタミン酸)を含むブロック共重合体である、請求項2に記載の組成物。 5.成分(a)が0.1〜15重量%の量で存在する、請求項1〜4のいずれ か1項に記載の組成物。 6.成分(b)が、非イオン系、陰イオン系、陽イオン系、両性、または双性 イオン系の洗浄性界面活性剤から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記 載の組成物。 7.0.2〜10重量%の追加ポリアミノ分散剤化合物を配合し、前記追加ポ リアミノ分散剤化合物がアスパラギン酸から誘導され、グルタミン酸を含まない 、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。 8.洗濯用洗剤組成物、皿洗い組成物、家庭用洗濯用組成物、またはパーソナ ルケア製品の形態である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
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