JPH10504398A - 有核赤血球の迅速な同時分析方法 - Google Patents

有核赤血球の迅速な同時分析方法

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Abstract

(57)【要約】 全血サンプル中の有核赤血球及び白血球の同時的及び定量的なフローサイトメトリー分析方法及びデバイスが提供される。方法は、RBCを除去し且つNRBCを生体染色用核染料に接触させるため、また、核染料がWBCに透過することを抑制するために、全血サンプルのアリコートからRBC及びNRBC細胞質を溶解させる段階と、染色されたアリコートをフローサイトメトリーによる光測定法で処理する段階と、第一及び第二の範囲の散乱角度の散乱光と蛍光(FL)とを含むパラメーターに関する少なくとも1つの信号を発生させる段階と、得られた信号を認定するために、認定された信号が第二の散乱信号閾値を上回り同時に第一の散乱信号閾値またはFL閾値を上回る{〔(第一散乱角信号 OR FL信号)AND 第二散乱角信号〕}信号であることを要求する組合せ論理を用いて処理する段階と、検出された信号から蛍光及び散乱光の認定強度信号の三次元プロットを作成する段階と、作成された三次元プロットからNRBCとWBCとを識別し、各々の細胞の数を決定する段階とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】 有核赤血球の迅速な同時分析方法 発明の背景 本発明は、全血サンプル中の有核赤血球(“NRBC”)を識別し正確にカウ ントする方法に関する。本発明は特に、2つの光散乱パラメーターと蛍光との使 用によって全血サンプル中のNRBC及び白血球(“WBC”)サブ集団を同時 に識別及びカウントする方法に関する。 貧血の発病に関連する検査項目は注意深く監視する必要がある。血液研究所は 、貧血を診断するための適切な常套処理手順即ち標準処理手順のセットを供給し ている。最も重要な検査項目は、(全自動血球計数器で行う)全血球計算、血液 塗抹標本の形態分析、網状赤血球指数である。従来方法ではNRBCカウント数 は血液塗抹標本の形態分析によって決定されている。染色した血液塗抹標本を顕 微鏡下に観察し、NRBCを手動操作でカウントする。NRBC濃度は一般には 、白血球(“WBC”)100個あたりのNRBCの数として記録される。通常 は、被験者の血液塗抹標本の同一領域に存在する200個のWBCとNRBCの 数とをカウントし、双方を2で除算してWB C100個あたりのNRBCの数としてNRBC濃度を表す。手動操作によるこ の種の鏡検方法の主な欠点は、極めて労働集約的なこと、時間が掛かること、主 観的であること、及び、統計が少ないので不正確なことである。従って、正確な 全自動NRBCカウント法は、かねてから病理学者及び検査技師らによって要望 されている。 臨床用フローサイトメーターで使用するためにNRBCカウント法を全自動化 する場合の主要な問題は、NRBCは希少なイベントであり、RBC集団は極め て多数に存在する成分であるから、細胞の電気抵抗率(インピーダンス測定値) または細胞の光散乱特性(光学測定値)の違いに基づいて赤血球(“RBC”) 集団中のNRBC集団を検出することが容易ではないことである。RBC集団中 でなくWBC集団中のNRBC集団をカウントする実験も数多く試みられたが、 これらの努力は概して成功をみなかった。 NRBCはWBC中で明確なクラスターを形成しないので、フローサイトメー ターで使用される通常の二次元空間識別方法ではNRBC集団をWBC集団から 容易に識別できない。検出された信号を常用の二次元の光散乱(前方対側方)ド ット プロットまたは光の散乱対吸収ドットプロットとして観察するとき、NRBC集 団をリンパ球集団から分離することは通常はできない。大部分のNRBC集団の 信号は通常はRBC間質及び血小板(PLT)の信号と混交し、NRBCクラス ターの上端は極めてしばしばリンパ球集団の占めるスペース内に伸びている。 Technicon H*1(登録商標)、Coulter STK(登録商 標)、並びに、Abbott Cell−Dyn(登録商標)3000及び35 00のような全自動的な臨床用血液分析装置は、サンプルのドットプロットがリ ンパ球クラスターの下方に増加したノイズ信号を示すならばサンプル中にNRB Cが存在する可能性があるという“標識”を与えるだけである。ノイズレベルの 上昇はPLT凝集体、巨大PLTまたは不完全溶解RBCに起因することもある ので、この種の標識付けは極めてしばしば誤った陽性結果を生じる。更に、干渉 が生じるため、NRBC含有サンプル中のWBC総数及びWBC百分率(WBC /Diff)の正確な結果を得ることは極めて難しい。また、正確なWBC百分 率及びNRBCカウント数を得るためには、熟練した技師が標識サンプルの血液 塗抹 標本を顕微鏡で観察しカウントしなければならない。これは極めて労働集約的で 主観的な方法である。 最近になって、1994年3月29日にInamiらの米国特許第5,298 ,426号が許諾された。この特許は、特定の核染料によるWBC及びNRBC の染色を含む2段階方法を教示している。この特許の方法では、血液サンプルを 、先ず、蛍光性核染料を含有する酸性低張溶液と混合する。次に、pH及びオス モル濃度を調整するためにアルカリ性塩バッファから成る溶液をサンプル/第一 試薬の溶液と混合する。次いで、この最終溶液をフローサイトメーターに充填し 、NRBCを他の有核細胞と共に検出しカウントする。 Imaniらの方法が受入れられない理由、特に全自動的方法に受入れられて いない理由はいくつか存在する。第一に、酸性低張溶液はすべての細胞の細胞膜 を損傷し、すべてのWBCが漏出性になり易く、従って核染料によるNRBCの 選択的染色が不可能である。核物質(DNA)は同じであるから、NRBC核だ けを染色しWBC核を染色しない公知の染料は存在しない。Inamiらによっ て記載された核染料プロピジウム・イオダイド(propidium iodi de)は、損 傷した細胞膜を透過することによって死細胞の核を染色し、NRBC核だけでな く任意の核のDNAヘリックスに侵入する常用の生体染色用核染料である。第二 に、該方法は、NRBC核の蛍光信号と、ハウエル−ジョリー体、好塩基性斑点 、溶解網状赤血球及び網状血小板のRNA、WBCのDNA及び巨核球の断片の ような他の核残遺物の蛍光信号とを分離または識別することができない。第三に 、Inamiらの方法では、サンプルを予め複数の試薬でオフライン処理してプ レップサンプルを調製する必要があり、この処理後に漸くプレップサンプル/試 薬の溶液を装置に充填できる。発明の概要 全血サンプル中の有核赤血球及び白血球の同時的及び定量的なフローサイトメ トリー分析方法が提供される。方法は、生体染色用核染料をNRBC核に接触さ せるため及び生体染色用核染料のWBC透過を最小限に抑制するように全血サン プルのアリコート中のRBC及びNRBC細胞質を破壊する段階と、染色された アリコートをフローサイトメトリーによる光測定法で処理する段階と、第一及び 第二の範囲の散乱角度の散乱光と蛍光(FL)とを含むパラメーターに関する少 なくとも1つの信 号を発生させる段階と、得られた信号を認定するために、認定された信号が第二 の散乱信号閾値を上回り同時に第一の散乱信号閾値またはFL閾値を上回る{〔 (第一散乱角信号 ORFL信号)AND 第二散乱角信号〕}信号であること を要求する組合せ論理を用いて処理する段階と、検出された信号から蛍光及び散 乱光の認定強度信号の三次元プロットを作成する段階と、作成した三次元プロッ トからNRBCとWBCとを識別し、各々の細胞の数を決定する段階とから成る 。 本発明の別の実施態様においては、全血サンプル中のNRBS及びWBCの同 時定量分析デバイスが提供される。デバイスは、第一及び第二の範囲の散乱角度 の散乱光と蛍光(FLまたはFl)とを含むパラメーターに関する少なくとも1 つの信号を発生させるフローサイトメーターと、フローサイトメーターから得ら れた信号をAND/OR論理によってデジタル化用に認定するトリプルトリガリ ング回路とを含む。認定された信号は、第二の散乱信号閾値を上回り、同時に、 第一の散乱信号閾値またはFL閾値を上回る{〔(第一散乱角信号 OR FL 信号)AND 第二散乱角信号〕}ことが要求される。 本発明の別の実施態様においては、全血サンプル中の有核赤 血球及び白血球の同時定量分析方法が提供される。方法は、WBCの染色を最小 限に抑制しながらNRBC核を核染料で染色するために全血サンプルのアリコー トから赤血球(“RBC”)及びNRBC細胞質を除去してNRBC核を露出さ せる段階と、アリコートをフローサイトメトリーによる光測定法で処理する段階 と、約0°−約1°の散乱光消衰(ALL)と約3°−10°の散乱光(IAS )と蛍光(F1)とを含むパラメーターに関する少なくとも1つの信号を発生さ せる段階と、得られた信号を〔(ALL信号)OR(Fl信号)AND(3°− 10°散乱信号〕から成るAND/OR論理を用いて認定する段階と、検出され た信号から蛍光及び散乱光の認定強度信号の三次元プロットを作成する段階と、 作成した三次元プロットからNRBCとWBCとを識別し、各々の細胞の数を決 定する段階とから成る。 本発明の別の実施態様においては、全血サンプル中の有核赤血球及び白血球を 定量分析するフローサイトメトリーデバイスが提供される。デバイスは、約0° −約1°の散乱光パラメーターと約3°−10°の散乱光パラメーターと蛍光( Fl)パラメーターとに関する少なくとも1つの信号を発生するフロー サイトメーターと、フローサイトメーターから得られた信号をAND/OR論理 によってデジタル化用に認定するトリプルトリガリング回路とを含み、上記論理 は、以後の処理に対する信号の妥当性を検査するために、〔(0°−約1°の散 乱信号)OR(Fl信号)AND(3°−10°散乱信号〕から成る。図面の簡単な説明 図1は、本発明方法を実施するために使用され得る臨床用フローサイトメータ ーの光学素子の概略図である。 図2は、「Valid」トリプルトリガ回路の概略図である。 図3A、3B及び3Cは、標準または規準検出トリガを用いて実施例1に記載 のごとく処理した全血サンプルのWBC、NRBC、RBC間質及び他のバック グラウンドノイズの分布を示す概略図である。 図4A、4B及び4Cは、0°−約1°の散乱角の軸方向光減損(ALL)ト リガだけを用いて実施例1に記載のごとく処理した全血サンプルのWBC、NR BC、RBC間質及び他のバックグラウンドノイズの分布を示す概略図である。 図5A、5B及び5Cは、3°−10°の中角散乱(IAS)トリガだけを用 いて実施例1に記載のごとく処理した全血サン プルのWBC、NRBC、RBC間質及び他のバックグラウンドノイズの分布を 示す概略図である。 図6A、6B及び6Cは、蛍光(FL3)トリガだけを用いて実施例1に記載 のごとく処理した全血サンプルのNRBC、RBC間質及び他のバックグラウン ドノイズの分布を示す概略図である。 図7A、7B及び7Cは、ノイズ信号を除去するために図6に使用したトリガ よりも高いFL3トリガレベルを用いて実施例1に記載のごとく処理した全血サ ンプルのNRBCの分布を示す概略図である。 図8は、電子的に互いに「OR接続された」2つのトリガALL及びFL3を 用いて実施例1に記載のごとく処理した全血サンプルのWBC、NRBC及び他 のバックグラウンドノイズの分布を示す概略図である。 図9A、9B及び9Cは、電子的に互いに「OR接続された」2つのトリガA LL及びFL3と図8よりも高い値に設定されたFL3トリガレベルとを併用し て実施例1に記載のごとく処理した全血サンプルのWBC及びNRBCの分布を 示す概略図である。 図10A、10B及び10Cは、ALL、IAS及びFL3のトリガを用いて 実施例1に記載のごとく処理した全血サンプルのWBC及びNRBCの分布を示 す概略図である。 図11A−11Cは、規準または標準検出トリガを用いて実施例1に記載のご とく処理した正常血液サンプルのドットプロット図を示す。 図12A及び図12Bは、標準または規準検出トリガを用いて実施例2に記載 のごとく処理したNRBCを含有する異常血液の細胞図を示す。 図13A及び図13Bは、規準検出トリガを用いて実施例3に記載のごとく処 理したNRBC含有の異常血液の細胞図を示す。 図14A−14Cは、本発明のトリプルトリガ(ALL、FL3及びIAS) 検出方法を用いて処理した56NRBC/100WBCを含む全血サンプルの分 布を示す。 図15A及び図15Bは、同じく本発明のトリプルトリガ(ALL、FL3及 びIAS)検出方法を用いて処理した140NRBC/100WBCを含む別の 全血サンプルの分布を示す。 図16A及び図16Bは、本発明の方法を用いて実施例6に記載のごとく調製 及び処理した線形サンプル群の結果を示す。 図17は、本発明の方法を用いた全自動血液分析装置のNRBCカウント数( 縦座標)と顕微鏡を用いた手動操作によるNRBCカウント数(横座標)との相 関プロットである。データを実施例7に記載のごとく処理した。発明の詳細な説明 本発明は広義には、独特のトリプルトリガリング方法を用いた全血サンプル中 のWBC百分率及びNRBCを同時分析するための全自動方法に関する。本発明 方法によれば、NRBCを含有する全血サンプルから正確なNRBCカウント数 とWBC百分率データとを同時に得ることが可能である。 本発明の重要な特徴は、(蛍光性及び非蛍光性の)落屑から生じる信号をトリ プルトリガリング方法によって遮断し、ALLトリガを下回りFL3トリガを上 回る信号をNRBCとして同定しカウントすることである。従って、蛍光性核落 屑が本質的に夾雑しない正確なNRBCカウント数が得られる。壊れ易い幼若細 胞及び死細胞も本発明方法を利用して検出し得る。 トリプルトリガ方法においては、WBCを保存しながらRB Cを速やかに溶解させて、露出したNRBC核を染色する適当な核染料を添加し た血液希釈剤を血液サンプルと混合することによってWBC百分率とNRBCと を正確に同時にカウントすることが可能である。血液希釈剤は、1994年8月 29日出願の「全血サンプルを迅速に溶解するための多目的試薬系(MULTI PURPOSE REAGENT SYSTEM FOR RAPID LYS IS OF WHOLE BLOOD SAMPLES)」という表題の米国特 許出願No.08/297,662に開示されている。この特許の記載内容は参 照によって本発明に含まれるものとする。希釈剤/サンプルの混合物を、照射し た光学フローセルに本質的には一度に1細胞の割合で通す。通過する細胞は照射 光を散乱し、染色された核が存在するならばこの核が蛍光を発する。散乱光信号 及び蛍光信号を公知の手段によって検出し、検出した信号の処理にトリプルトリ ガリング方法を用いることによって、WBC、WBC百分率及びNRBCを同定 し定量することが可能である。本発明のトリプルトリガ方法と特に適合性である ことが判明した血液分析装置は、1994年8月1日出願の「全自動分析の実施 方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR PERFORMING AUTOMATED ANALYSIS)」と いう表題の米国特許出願No.08/283,379に開示及び記載されている 。この特許の記載内容は参照によって本発明に含まれるものとする。 トリプルトリガ方法の特徴は、溶解網状白血球のRNA、ハウエル−ジョリー 体、網状血小板、巨大血小板、WBCのDNA、巨核球断片、寄生生物及びRB C断片のような他の細胞落屑から干渉されることなくWBC百分率とNRBCと の同時分析が自動的に正確にかつ迅速に行われることである。本発明の別の利点 は、WBC、RBC及び血小板をカウントするように標準的に校正された臨床用 血液分析装置において方法を使用することができるので臨床用な有効性が極めて 高いことである。このようなシステムは、臨床用血液サンプル中の正確なWBC 百分率とNRBCとのデータ(パーセント及び絶対カウント数)を供給し得る。 従来ではこのようなデータ処理は可能ではなかった。 また、トリプルトリガ方法によれば、WBC百分率の分析を行う前に、NRB Cとして同定された信号を全WBC信号から減算することによって、NRBCを 含有する血液サンプル中の 正確なWBC百分率の分析を行うことが可能である。NRBCを染色するための 1種類の染料が必要なだけであり、WBC百分率の分析はWBCサブクラスの光 散乱特性の違いによって行うことができる。 本発明は、軸方向光減損(ALL)、中角散乱(IAS)及び赤色蛍光(FL 3)の三次元空間における独特のトリプルトリガリング方法によって上記の目的 を全て達成する。 これを達成するために、前方中角散乱(IAS)と前方小角散乱(SAS)ま たは軸方向光減損(ALL、前方減衰としても知られる)を測定するために1つ またはそれ以上の検出器を好ましくは前方光路内に配置する。ALLは通常は、 レーザービームの前方を通過し光ダイオードによって検出される細胞に起因する 光エネルギーの減少である。光減損は通常は、散乱によって生じるものであり、 レーザービームの光路内で検出器に到達する光エネルギーのビーム内の細胞通過 に起因する減少であると定義される(一般にALLは約0°−約1°の角度で検 出される)。対照的に、前方小角散乱(SAS)は、ビームを通る細胞から散乱 されることによって入射レーザーの外部(約1°−3°の狭角内)で検出器に到 達する光エネルギーである。 レーザービームが検出器に侵入しないように通常はビームストップが配備されて いる。ALL測定システムは、レーザー光線の入射コーンの内部の光を集め、小 角散乱システムはこのコーンの外部の光を集める。ALL測定システムにおいて 、問題の信号は確実な定常レーザー信号から減算された負の信号であり、他方、 前方小角散乱測定においては、信号は極めて低いバックグラウンド光レベルに加 えられた小さい正の信号である。光が入射レーザービームよりも広角に散乱する こと以外は前方中角散乱(IAS)は前方小角散乱と同様である。より詳細には 、IASはレーザービームの入射線または中心線から約3°から10°までの間 に環状に散乱する光に関する。好ましい実施態様においては、ALLはレーザー 軸から水平方向で約0.3°未満及び垂直方向で約1.2°未満の角度内に集ま り、IASはレーザー軸から約3°から10°までの間の角度に集まる。 開示されたシステムの別の技術的利点は、染料がNRBCの核に接近し易くな るようにNRBCの細胞質を完全に溶解させるので、正確な検出及びカウントを 行うためのNRBCの効率的で迅速な染色がはるかに低濃度の染料で可能なこと である。この条件によれば、NRBC検出において100を上回る高い 信号対雑音(S/N)比が得られる。WBC百分率とNRBCとの同時的分析を 迅速に実施するためにこのシステムに必要な生体染色用染料の濃度はわずかに1 〜2μg/mlであり、これは従来技術の少なくとも50/1以下である。 本発明で使用できる生体染色用染料(死細胞または損傷細胞だけを染色する核 染料)は核酸に結合しないときに比較的高い消衰係数を有し且つ低い蛍光強度を 有するいかなる生体染色用染料でもよい。生体染色用染料のスペクトル特性値、 即ち消衰(EX)最大値(nm)/発光(EM)最大値(nm)はシステムで使 用されるレーザー光源と適合性でなければならない。 開示されたシステムに適した生体染色用染料は以下の特性を有しているのが望 ましい。 高い消衰係数、 高い量子効率、 核酸に対する高い結合親和性、 核酸に結合しないときの低い蛍光、 スペクトル特性値の光源適合性 (例えば、アルゴンレーザー光源でEX最大値は488nm以下及びEM最大 値は630nm以下)。 適当な光源を用いる開示されたシステムで多数の核染料が適正に使用できると 認定された。開示されたシステムで使用できる市販の染料としては、YOYO− 1、YOYO−3、TOTO−1、TOTO−3、BO−PRO−1、YO−P RO−1、TO−PRO−1があり、その他にも多数存在する。異なるEX最大 値をもつ染料をヘリウム−ネオン、キセノンまたは水銀ランプのような適当な光 源で励起させ得ることは当業者によく知られている。 アルゴンレーザーと共に使用できると認定された同じく市販の染料は、プロピ ジウムヨージド(PI)、エチジウムブロミド(EBr)、エチジウムホモダイ マー−1(EthD−1)、エチジウムホモダイマー−2(EthD−2)また はジエチレントリアミン(DTA)である。本発明の1つの使用例では、使用さ れる生体染色用染料がPIである。pH約6.5、オスモル濃度約260を有し ており、酢酸塩バッファ(約15mM)、塩化アンモニウム(約5.0g/リッ トル)、炭酸水素カリウム(約2g/リットル)、サポニン(約100mg/リ ットル)及びホルムアルデヒド(約0.07%)から成る多目的試薬系(米国特 許出願No.08/297,662)を使用する と、約42℃で1分間以内にWBC百分率とNRBCとの同時分析を1段階で実 施し得る。 参照によってその記載内容が本発明に含まれる1994年8月1日出願の「全 自動分析の実施方法及び装置(METHOD AND APPARATUS F OR PERFORMING AUTOMATED ANALYSIS)」とい う表題の米国特許出願No.08/283,379は、特に光散乱信号ALL及 びIASと種々の蛍光信号とを利用して全血サンプルから細胞及び細胞サブクラ スを識別する全自動血液分析装置を開示している。以下の記載はこの血液分析装 置を用いた場合に限定されている。しかしながらこれは単なる便宜的な記載であ り、本発明がこの分析装置の使用にのみ限定されることは全くない。 約850μlの等張性溶解用試薬を収容したWBCカップに約25μlの全血 サンプルの一部分をサンプル吸引プローブを用いて導入する。溶解用試薬は、血 液サンプル中の赤血球画分を溶解させ、NRBCの細胞質を溶解させて、NRB Cが存在するならばその核を露出させるために使用される。試薬は、血液の赤血 球画分を溶解させることに加えて、WBC画分を保護 するかまたは損傷しないように十分に穏やかに作用しなければならない。このよ うな溶解用試薬系の一例が、1994年8月29日出願の「全血サンプルを迅速 に溶解させる多目的試薬系(MULTIPURPOSE REAGENT SY STEM FOR RAPID LYSIS OF WHOLE BLOOD SAMPLES)」という表題の米国特許出願No.08/297,662に開 示されている。該特許出願の記載内容も参照によって本発明に含まれるものとす る。この試薬系の特徴は、1試薬/1段階方法で多数の目的を達成し得ることで ある。この試薬はすべての壊れ易い白血球の形態を保存すべく十分に穏やかに作 用し、同時に、すべての赤血球を効率的に溶解させる。双方の目的は、溶解時間 の延長を要する血球疾病性(hemaglobinophathic)のサンプ ル中でも達成される。トリプルトリガ方法でいかなる配合の溶解剤を使用するか に関わりなく、試薬は、末梢血液中に存在し得るNRBCを効率的に標識する生 体染色用核染料を低濃度で含有してもよくまたはこのような染料と併用されても よい。前述の分析装置と共に使用するためには、屈折率が被覆溶液(sheat h solution)の屈折率と実質的に0.1%未満まで 一致する溶解作用が生じるような成分構成が好ましい。 溶解用試薬とサンプルとの混合物を通常は前述のWBCカップに11秒間だけ 維持する。カップ中で混合物を42℃±3℃で溶解及び混合させる。この時点で 、WBCカップの内容物を図1に示す検出用の光学フローセル100に直接導入 する。 細胞流がフローセル100を通過するときに測定プロセスが開始される。細胞 流は、溶解剤の添加によって希釈され、レーザー被照射容積(volume)を 希釈剤/被覆溶液によって包囲された層流サンプル流として一列縦隊で通過する 。被照射容積は、流動軸に垂直な2つの次元の流体力学的に収束した細胞流、及 び、流動軸に平行な1つの次元のレーザービームの約17ミクロンの垂直方向の 狭窄ビーム幅によって限定されている。この試験を実施するとき、サンプルの流 速は約2.5μl/秒であり、対応するWBC細胞及びNRBC細胞を感知する 被照射容積は約80×5×17ミクロンの寸法をもつ楕円柱にほぼ等しい。 この時点で図1に示すように、細胞の存在は、軸方向光減損(ALL)と中角 散乱(IAS)とを検出するコンパウンドホトダイオード102と、赤色蛍光を 検出する光電子増倍管 104と、図2に示す独特のトリプルトリガ回路とによって、ALL、IAS及 びFL3(赤色蛍光)の三次元の特徴空間として検出される。トリプルトリガ回 路はAND/OR論理を用いてデジタル化用の信号を認定する。認定された信号 は、IASトリガよりも大きく、同時に、ALLトリガまたはFL3トリガより も大きい信号でなければならない。この独特なトリガリング回路の組合せ、及び 、平衡した固定剤を含む溶解特性によって、DNAフラグメント、RBC間質及 び血小板のような蛍光性及び非蛍光性のバックグラウンドを原因とする通常は生 じ易い干渉を生じることなく、露出したNRBC核を速やかに染色し、明白にか つ曖昧さを残さずにカウントし、WBC百分率を分析するための細胞のカウント 数から除外し得る。 1つまたはそれ以上の検出器は、前方中角散乱(IAS)及び前方小角散乱( SAS)または軸方向光減損(ALL)前方消衰としても知られる)を測定する ために、前方光路に配置するのが好ましい。ALLは一般に、レーザービームの 前を通る細胞に起因する光エネルギーの減少であり、光ダイオードによって検出 される。光減損は一般に、散乱に起因するものであり、レーザービームの通路内 で検出器に到達する光エネルギーのビ ーム内の細胞通過に起因する減少であると定義される(一般にALLは約0°− 約1°の角度で検出される)。対照的に、前方小角散乱(SAS)は、ビームを 通る細胞から散乱されることによって入射レーザービームの外部(但し約1°− 3°の狭角内)で検出器に到達する光エネルギーである。レーザービームが検出 器に侵入しないように通常はビームストップが配備されている。ALL測定シス テムはレーザー光線の入射コーンの内部の光を集めるが、小角散乱システムはこ のコーンの外部の光を集める。ALL測定システムにおいて、問題の信号は定常 状態のレーザー信号から減算された負の信号であり、他方、前方小角散乱測定に おいては、信号は極めて低いバックグラウンド光レベルに加えられた小さい正の 信号である。光が入射レーザービームよりも広角に散乱すること以外は前方中角 散乱(IAS)は前方小角散乱と同様である。より詳細には、IASは、レーザ ービームの入射線即ち中心線から約3°から10°までの間の環状区域に散乱し た光に関する。好ましい実施態様において、ALLはレーザー軸から水平方向で 約0.3°未満及び垂直方向で約1.2°未満の角度に集まり、IASはレーザ ー軸から約3°から10°までの間の角度に集まる。 このようにトリガされると、細胞が前述の被照射容積を通過したときに、検出 器102、104、106及び108にパルスが発生する。これらのパルスの振 幅が濾波され、増幅され、デジタル化され、対応するALL、IAS、FL3、 PSS(偏光した側方散乱)及びDSS(偏光の解消した側方散乱)から成る5 次元の特徴空間にリストモードで記憶される。フローセル100の標準カウント 時間は約10秒である。上記の流速及び希釈率を用いた場合、1μlあたり70 00個のWBC細胞を含む健常被験者の血液の場合、検査対象としてカウントさ れる数は5000個であろう。カウント数が少ないサンプルでは、測定の統計を 改善するためにカウント時間が自動的に延長される。測定時間の経過後、サンプ ル流を排出管から廃棄し、プローブを洗浄し、乾燥して、以後のサンプル処理に 備える。 次に、ALL、IAS、FL3、PSS及びDSSから成る上記特徴空間のリ ストモードデータにアルゴリズムを応用し、30秒未満の処理時間で以下の細胞 型を計数及び/または標識する。 後述するように、WBC百分率を分析するためにはALL及びIAS信号を検 出して収集し、NRBCを分析するためには染色したNRBC核からFL3信号 を収集する。図2に示すトリプルトリガ回路は、AND/OR論理を用いてこれ らの信号をデジタル化用に認定する。認定されるためには、信号がIASトリガ を上回り、同時にALLトリガまたはFL3トリガの いずれかを上回ることが必要である。 図2に示す種々の構成素子及び発生する信号または使用される信号は以下のラ ベルに対応する。 300−ALL電圧比較器 302−ALL信号 304−ALL閾値電圧(Vth1) 306−ALL電圧比較器出力 310−FL3信号 312−FL3閾値電圧(Vth2) 314−FL3電圧比較器 316−FL3電圧比較器出力 318−IAS信号 320−IAS閾値電圧(Vth3) 322−IAS電圧比較器 324−IAS電圧比較器出力 326−ORゲート 328−ORゲート出力 330−ANDゲート 332−Validトリガ出力 夫々のチャネルからのリアルタイム信号が電圧比較器の入力に存在する。電圧 比較器300、314及び322は、“+入力”(302、310及び318) を“−入力”(304、312及び320)に比較することによって機能し、出 力(306、316、324)を与える。“+入力”が“−入力”よりも高い電 圧を有するときは、出力は高レベルである。“+入力”が“−入力”よりも低い 電圧を有するときは、出力が低レベルである。 閾値電圧はシステムパラメーターによって決定される独立電圧である。 比較器300及び314の出力はORゲート326の入力に接続されており、 ORゲートの出力328を与える。ORゲートはその入力を比較することによっ て機能する。一方の入力または双方の入力が高レベルのとき、出力は高レベルで ある。 ORゲート328の出力と比較器322の出力324とはANDゲート330 の入力に接続されている。ANDゲートはその入力を比較することによって機能 し、出力332を導く。これはvalidトリガ出力である。双方の入力が高レ ベルの場合にのみ出力が高レベルとなる。 IAS信号318がその閾値電圧320よりも大きく、ALL信号302がそ の閾値電圧304よりも大きいか及び/またはFL3信号310がその閾値電圧 312よりも大きいときにのみvalidトリガ出力332が高いレベルとなる 。 上記トリガリング回路を使用すると、図14及び図15に示すようにNRBC が前述の三次元の空間に独特のクラスターを形成し、WBC百分率の光学的分析 中にこのNRBCを容易にカウントすることができ、WBCカウント数から明確 に除外できる。従って、WBC100個あたりのNRBCカウント数及び患者血 液1μlあたりのNRBC絶対数が記録される。その結果として、NRBCがW BCカウント総数から減算され、血液サンプル中のNRBCの存在下でWBC総 数及びWBC百分率の正確な分析が可能である。DNAフラグメント、RBC間 質、ハウエル−ジョリー体、好塩基性斑点、溶解網状赤血球のRNA、WBCの DNA及び巨核球断片から発生する蛍光性及び非蛍光性のバックグウンドノイズ は実質的に除去される。本発明で開示された(ALL、IAS及びFL3に基づ く)トリプルトリガリングプロセスによって、染色されたNRBC核が種々のバ ックグウンドノイズから分離され、ALL対FL3の ドットプロット上で、FL3トリガを上回るNRBC核から発生したFL3+信 号だけがNRBCとしてカウントされる。 図3〜図10において、以下の数字で示される細胞集団領域は以下の細胞型に 対応する。 202=リンパ球、 204=単球、 206=顆粒球、 208=初期ノイズ、210=NRBC、212=間質実施例1 EDTA−抗凝固処理新鮮正常血液を、1994年8月1日出願の「全自動分 析の実施方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR PERFORMING AUTOMATED ANALYSIS)」という表題 の米国特許出願No.08/283,379に開示された前述の臨床用全自動血 液分析装置の実験ユニットで処理した。該特許出願の記載内容は参照によって本 発明に含まれるものとする。この実施例では上記分析装置を用いて本発明を実施 したが、以下の全ての実施例では必ずしもこの分析装置を使用しなかった。19 94年8月29日出願の「全血サンプルを迅速に溶解させる多目的試薬系(MU LTIPURPOSE REAGENT SYSTEM FOR RAPID LYSIS OF WHOLE BLOOD SAMPLES)」という表題の米国特許出願No. 08/297,662に開示された675μlの等張性多目的試薬(pH6.5 、260mOsm/リットル)に、25μlの血液サンプルをオンラインで混合 した。該特許出願の記載内容は参照によって本発明に含まれるものとする。 これらの実験に使用した多目的試薬系は、95mMの塩化アンモニウム(5g /リットル)と、約0.075容量%のホルムアルデヒドと、約10mM〜約2 0mMの酢酸塩バッファと、約10mMの炭酸水素カリウムと、約0.01重量 容量%(即ちg/100ml)のサポニンとから成る。試薬系のpHは、約6. 2〜約7.0の範囲に調整され、試薬系のオスモル濃度は約215〜約270m Osm/リットルの範囲である。 分析装置の加熱した混合室で試薬を42℃±3℃に予熱し、ここでサンプルと 試薬とを混合し、11秒間インキュベートする。次にWBC百分率及びNRBC の分析を行うためにこの混合物を(8秒半を要して)フローセルに移した。シス テムの光学素子編成を図1に示す。トリプルトリガリング回路を使用しないで当 業界で常用のALLトリガとFL3トリガとの2つだ けを用いて分析を実施した。図3Aから図10Cまでの全部を参照されたい。 図11Aに示す上段のドットプロット図は、サンプルから得られた光散乱信号 (ALL対IAS)の区域を図示しており、3つの異なるWBC集団を示す。好 塩基球クラスターは明らかでないが、その理由は、正常血液が好塩基球を多量に 含んでいないからである。好酸球クラスターは示されていないが、その理由は、 好酸球はDSS対PSSドットプロット(図示せず)を介して分離されるからで ある。図11Bに示す中段の細胞図は、標識されたALL信号及びFL3信号の ドットプロット図である。正常血液はNRBCを全く含まないことに注目された い。図11B及び11Cに示す下段のFL3+クラスターは、明らかに前述のよ うなRNAまたはDNAを含む細胞落屑である。実施例2 図12A及び図12Bの夫々に示す上段及び下段の細胞図は、(47NRBC /100WBCの割合で)NRBCを含む異常血液を標準検出方法を用いて実施 例1に記載のごとく分析したときのドットプロット図である。上段の細胞図のリ ンパ球集団 直下のクラスターはNRBCに属し、下部左隅の小クラスターは、RBC間質( 網状細胞、ハウエル−ジョリー体など)、血小板及びWBCの落屑を含む初期ノ イズに属する。図12Bは、このサンプルの初期ノイズクラスターが核染料によ って鮮明に染色され、FL3チャネル中で染色されたNRBCクラスターの極め て近傍に随伴し、従って、NRBCを正確にカウントするようにFL3トリガを 設定することが不可能なことを示す。実施例3 図13A及び図13Bの細胞図は、(51NRBC/100WBCの割合で) NRBCを含む異常血液を標準検出方法を用いて実施例1に記載のごとく分析し たときのドットプロット図である。図13Aに示す上段の図のリンパ球集団直下 のクラスターはNRBCに属する。このサンプルではFL3+の初期ノイズの増 加が観察される。ノイズクラスターはFL3チャネル中でNRBCクラスターの 極めて近接に存在する。従って、FL3ノイズはFL3トリガの位置と干渉を生 じる。初期ノイズを完全に除去すべくFL3トリガを十分な高さに設定すると、 図13Bに示すようにFL3トリガを下回るNRBC集団の一部も失われる。実施例4 この実施例では、本発明に開示したトリプルトリガ回路(ALL/IAS/F L3)を実施例1から3で使用した分析装置と同じ分析装置に組み込んで使用し た。 56NRBC/100WBCを含有するEDTA−抗凝固処理臨床サンプルを 実施例1に記載の手順で処理した。結果を図14Aから図14Cに示す。FL3 +ノイズクラスターが消滅したことに注目されたい。IASトリガの付加によっ てノイズ信号が遮断される。全NRBC集団を回収するためにFL3トリガを十 分に低い値に設定した場合にも、FL3トリガを上回る蛍光性初期ノイズはこの 異常血液からもはや出現しない(NRBCクラスターが円形であることに注目さ れたい)。実施例5 図15A及び15Bは、同じくポストトリプルトリガ(ALL、FL3及びI AS)で処理した140NRBC/100WBCを含む別の臨床用全血サンプル のNRBC分布のドットプロット図を示す。初期ノイズは観察されず、FL3ト リガを上回る全NRBC集団が回収される。このサンプルで注目すべきは、NR BCの濃度が極めて高いのでNRBCクラス ターの密度が高いことである。実施例6 種々の濃度の非固定ニワトリ赤血球をEDTA−抗凝固処理正常ヒト血液に添 加することによって線形サンプル群を調製した。本発明のトリプルトリガ検出方 法を用いて実施例1に記載の手順でサンプルを処理した。ニワトリ赤血球の細胞 質は本発明の方法で溶解し、露出した核だけが残った(CEN)。CENは希釈 剤中の生体染色用核染料(PI)によって極めて迅速に染色され蛍光性となる( FL3)。FL3+ CENをNRBCとしてカウントし、NRBC/100W BCの数として記録し、また、本発明方法の全血サンプル1μlあたりの絶対カ ウント数として記録する。結果を図16A及び16Bに示す。図中のNRBC/ 100WBCとNRBC絶対数との線形プロット群は、本発明の方法が線形NR BCカウント数を生じることを証明する。実施例7 図17は、本発明方法によって得られた85の臨床サンプルのNRBCカウン ト数(縦座標)の相関プロットを示す。結果と標準的な顕微鏡の手動操作によっ て得られたカウント数(横 座標)の結果とを相関させる。手動操作によるNRBCカウント数を得るために は、ライト−ギムザによって染色した各患者の血液塗抹標本の200個の白血球 細胞のWBC百分率の分析を実施し、また、同一領域に存在するNRBCカウン ト数を2で除算して、NRBC/100WBCを記録した。相関係数(R)は0 .973(R2=0.946)であり、勾配0.86及びY軸切点は1.32で ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イー,マイクル・ダブリユ アメリカ合衆国、カリフオルニア・94087、 サニーベイル、マンゴー・アベニユー・ 1051 (72)発明者 メータ,スレツシユ・エヌ アメリカ合衆国、カリフオルニア・94588、 プレゼントン、グレシヤム・コート・3543 (72)発明者 サガラ,ジヨゼフイーノ・シイ アメリカ合衆国、カリフオルニア・95148、 サン・ホセ、ダミコ・ドライブ・3001 (72)発明者 カンター,ジヨウハナ アメリカ合衆国、カリフオルニア・94306、 パロ・アルト、ミドルフイールド・ロー ド・3120

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フローサイトメトリーによって有核赤血球(NRBC)を他の細胞から識別 する方法であって、 (a)赤血球溶解成分と白血球固定成分と有核赤血球の核を染色する生体染色用 核染料成分とから成る試薬系と血液サンプルのアリコートとを混合し、 (b)混合アリコートに対して実質的に一度に1細胞の割合で光学刺激領域を作 用させ、 (c)蛍光(FL)と第一及び第二の範囲の散乱角度の散乱光とを含むパラメー ターに関する少なくとも1つの信号を発生させ、 (d)得られた信号を認定するために、認定された信号が第二の散乱信号閾値よ りも大きく同時に第一の散乱信号閾値またはFL閾値よりも大きい信号であるこ とを要求する論理によって信号を処理し、 (e)検出された信号からFL及び散乱光の強度信号の三次元プロットを作成し 、 (f)作成された三次元プロットと認定された信号とから有核 赤血球と白血球とを識別し、各々の細胞数を測定する段階から成る方法。 2.第一散乱角が約0°−約1°であることを特徴とする請求項1に記載の方法 。 3.第一散乱パラメーターが軸方向光減損(ALL)であることを特徴とする請 求項1に記載の方法。 4.ALLが約0°−約1°の角度で得られることを特徴とする請求項3に記載 の方法。 5.第二散乱角が約3°−約10°であることを特徴とする請求項1に記載の方 法。 6.核染料が、プロピジウムヨージド(PI)、エチジウムブロミド(EBr) 、エチジウムホモダイマー−1(EthD−1)、エチジウムホモダイマー−2 (EthD−2)及びジエチレントリアミン(DTA)から成る生体染色用染料 のグループから選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 7.フローサイトメトリーによって有核赤血球を他の細胞から識別する方法であ った、 (a)赤血球溶解成分と白血球固定成分と有核赤血球の核を染色する生体染色用 核染料成分とから成る試薬系と血液サンプル のアリコートとを混合し、 (b)混合アリコートに対して実質的に一度に1細胞の割合で光学刺激領域を作 用させ、 (c)蛍光(FL)と約0°−約1°及び約3°−約10°の範囲の散乱角度の 散乱光とを含むパラメーターに関する少なくとも1つの信号を発生させ、少なく とも1つの散乱光パラメーターが軸方向光減損を含んでおり、 (d)得られた信号を認定するために、認定された信号が3°−10°の散乱信 号閾値よりも大きく同時に0°−約1°の信号閾値またはFL閾値よりも大きい ことを要求する論理によって信号を処理し、 (e)検出された信号からFL及び散乱光の強度信号の三次元プロットを作成し 、 (f)作成された三次元プロットと認定された信号とから有核赤血球と白血球と を識別し、各々の細胞数を測定する段階から成る方法。 8.核染料が、プロピジウムヨージド(PI)、エチジウムブロミド(EBr) 、エチジウムホモダイマー−1(EthD−1)、エチジウムホモダイマー−2 (EthD−2)及びジエ チレントリアミン(DTA)から成るグループから選択されることを特徴とする 請求項7に記載の方法。 9.光散乱信号と蛍光信号とから得られた信号を認定するために、論理式〔(0 °−約1°の散乱信号)OR(Fl信号)AND(3°−10°の散乱信号)〕 を演算するトリプルトリガ回路を更に含むことを特徴とする血液サンプルから細 胞を識別するためのフローサイトメーター。
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