JPH10502578A - 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器 - Google Patents

金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器

Info

Publication number
JPH10502578A
JPH10502578A JP8504548A JP50454896A JPH10502578A JP H10502578 A JPH10502578 A JP H10502578A JP 8504548 A JP8504548 A JP 8504548A JP 50454896 A JP50454896 A JP 50454896A JP H10502578 A JPH10502578 A JP H10502578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting surface
casting
mold
metal
release agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8504548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3717518B2 (ja
Inventor
サルザー,ジョン
シビロッティ,オリボ・ジュゼッペ
デスロシエール,ロナルド・ロジェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rio Tinto Alcan International Ltd
Original Assignee
Alcan International Ltd Canada
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alcan International Ltd Canada filed Critical Alcan International Ltd Canada
Publication of JPH10502578A publication Critical patent/JPH10502578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3717518B2 publication Critical patent/JP3717518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/064Accessories therefor for supplying molten metal
    • B22D11/0642Nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0605Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by two belts, e.g. Hazelett-process
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/064Accessories therefor for supplying molten metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/0665Accessories therefor for treating the casting surfaces, e.g. calibrating, cleaning, dressing, preheating
    • B22D11/0668Accessories therefor for treating the casting surfaces, e.g. calibrating, cleaning, dressing, preheating for dressing, coating or lubricating

Abstract

(57)【要約】 金属ストリップを連続鋳造する方法と装置であり、液体離型剤の層とその中に含まれる固体摩耗物とが、金属と接触した後の回転ベルトの表面から完全に除去され、離型剤の新しい層がその後に鋳造表面に塗着される。使用後の離型剤の除去と、新しい塗着とは、鋳造金属ストリップ製品の表面疵と欠陥とを防止するのに役立つ。このような疵と欠陥もまた、鋳造表面上に溶融金属を射出するに使用される可撓性のチップと、好ましくはチップと鋳造表面それ自体との間の間隙を形成する1以上のスペーサとを有する射出器の使用によって、最小にされ得る。スペーサは、好ましくは、鋳造表面の新しい層の乱れを最小にするために方向づけたワイヤのスクリーンである。液体離型剤の新しい層の乱れを避けることにより、鋳造製品上の表面疵を最小にすることができる。本発明は、可撓性チップを有しスペーサ要素を適切に備えた溶融金属射出器に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 名称: 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用され る射出器技術分野 本発明は、金属ストリップを連続的に鋳造するための方法と装置に関する。特 に、本発明は、金属、例えば、アルミニウム(アルミニウム合金を含む)、銅、 鋼、その他の金属の連続鋳造に関し、熱を移動させるベルト、ロール、輪又はキ ャタピラブロックの形で、特に、一対の可撓性の熱を移動させるバンドまたはベ ルト、例えば、双ベルト鋳造機中の金属ベルトで構成された、1以上の移動表面 を使用するものである。背景技術 金属ストリップの連続鋳造は、多年の間開発され、多くの改良がなされている (例えば、シビロッティ (Sivilotti)に対する米国特許4061177における 双ベルト鋳造装置での案内、安定化及び冷却への改良を参照)が、経済的な価格 で優れた表面性状の最終金属製品を得るには、未だ困難がある。 鋳造品の表面外観が、鋳造過程で遭遇する幾つかの要素によりたやすく低下す るという特別の問題がある。例えば、離型層が、鋳造表面から冷却製品を離型さ せるために鋳造表面に通常付着される。しかし、離型層が非常に均一に付着され なければ、製品の表面の異なった領域が、異なった外観を有することになる。さ らに、溶融金属との接触後には、鋳造表面は、その金属と離型剤とからの摩耗物 により汚染されることになり、そのような材料の存在は、製品の外観に影響を及 ぼすことになろう。 表面問題はまた、溶融金属が、移動する鋳造表面に供給することからも生じ得 る。金属の供給は、鋳造表面の作動幅を拡張する射出器によって、通常は達 成されるが、射出器に移動鋳造表面からの正確な小距離だけ間隔を設けていなけ れば問題が生じる。しかし、移動鋳造表面と接触しないでその距離を維持する方 法は、非常に正確というわけではなく、(例えば、金属をフラッシュバックさせ るような機械的熱的歪みにより)充分に信頼できるものでなく、また、移動鋳造 表面との接触を利用する方法は、鋳造表面に塗布された離型剤の層が通常は破壊 されるか、又は、ベルトへの熱伝導により射出器中で金属の早めの凝固が生じる 。 従って、最終製品と操業の信頼性におけるその欠点を克服するためのこのよう な鋳造方法とその装置を改良する必要がある。発明の開示 本発明の目的は、連続鋳造法、特に、ベルト鋳造法により製造された金属スト リップ製品の品質を改良することにある。 本発明の別の目的は、鋳造金属のために使用される射出器の放出口が、鋳造製 品と摩擦がなく鋳造表面から正確で均一な距離に保持されることを可能にするこ とである。 本発明の別の目的は、鋳造金属ストリツプを製造するための装置に使用される 改良された射出器を提供することである。 本発明のさらにもう一つの目的は、金属の連続ストリップ鋳造の過程で会う問 題を克服することである。 本発明の1つの態様によれば、金属ストリップを連続鋳造するための方法が提 供され、この方法は、鋳型を通って連続的に回転している少なくとも1つの鋳造 表面を有する鋳型に溶融金属を連続注入すること、及び、その金属の冷却の後に 、鋳型から引き出された凝固金属のストリップを取り外すことを含む。離型剤の 層は、その少なくとも1つの鋳造表面が鋳型内での溶融金属と接触する前に、そ の表面に均一に連続的に付着される。離型剤の全部は、その中には摩耗物が含ま れるが、その少なくとも1つの鋳造表面が鋳型から出て来た後で あって且つ鋳型内での溶融金属と接触するに先立ってその表面に新しい離型剤を 塗着する前に、その表面から連続的にその鋳造表面から除去される。 鋳型内への溶融金属の連続的射出は、溶融金属のための放出口を含む可撓性チ ップによるのが好ましい。チップは、チップを通す鋳造表面の形状に適合してい る。可撓性チップは、鋳造表面上の離型層に対して直接的に摩耗に耐えることが できるか、または、少なくとも1つのスペーサを経て鋳造表面に対して摩耗に耐 えるものであればよく、このスペーサは、鋳造表面から予め決定した間隙を維持 するものであって、金属ストリップの表面性状を低下させるような鋳造表面上の 離型剤の層の変動を避けるものである。 本発明はまた、上記方法を実施するための装置に関する。 その方法及び装置は、特に、液体、粉体及び混合物(液体中の粉末)の離型層 を含めて、広い範囲の離型層に適用されることができ、特に、液体離型層に適用 可能である。 液体離型層は、いろいろなベルト鋳造の装置と方法にもっとも頻繁に使用され 、より低い温度が液体の効果的な使用を可能にする。 本発明の別の態様によると、鋳型を通して連続的に循環する少なくとも1つの 鋳造表面を有する鋳型を形成すること、及び、溶融金属を鋳型に連続的に射出し 、鋳型内での金属の凝固の後に鋳型からその凝固金属のストリップを取り出すこ とによって、金属ストリップを連続的に鋳造する方法が提供され、ここに、金属 は、溶融金属のための放出口を含む可撓性チップを有する射出器を通じて鋳型内 へ射出され、当該チップは鋳造表面の形状に合致しているものである。 本発明はまた、上記方法を実施するための装置に関する。 本発明の方法と装置は、単一ロール又は双ロール鋳造機、ブロック又はキャタ ピラ鋳造機、ホイール鋳造機、ホイール−ベルト鋳造機(例えば、Secim 鋳造機 )及び双ベルト鋳造機を含めて、金属ストリップの連続鋳造のための広い範囲の 鋳造方法に使用されるものであるが、これらは、特に、少なくとも1つ の鋳造表面が移動ベルトにより形成されているような鋳造機に適用でき、特に、 相対的に滑らかな鋼又は銅のベルトを使用する双ベルト鋳造機に適用できるもの である。 移動ベルト鋳造機に使用されるベルトは、表面の熱歪みを防止するために相対 的に低温に維持され、それによって、ベルトと溶融金属との間に実質的な温度勾 配を形成しなければならない。そこで、射出器チップでの温度制御の問題が、そ の鋳造機には最も重要になり、本発明の射出器に達成できるような制御された接 触と間隙が特に有利になる。 本発明のさらに別の態様によると、射出器により溶融金属が射出される少なく とも1つの移動鋳造表面を有する連続鋳造装置のための溶融金属射出器が提供さ れ、射出器は、一対の間隔を設けた耐火部材を含み、耐火部材は、上流側金属入 り口部のある射出器の通路を形成している内面と、下流側金属出口を含むチップ とを有し、さらに、耐火部材は、可撓性で、使用時には、チップが移動鋳造表面 の表面形状に適合する。 可撓性チップは、鋳造表面に直接接触しても、又は、スペーサにより鋳造表面 から離れてでも、使用される。何れの場合も、チップは、離型層を伴って、また は伴わないで使用できる。 1つの特別の具体例は、双ベルト鋳造機の鋳造表面上に離型層を直接接触させ る可撓性チップを使用するもので、多くの金属または合金に適した方法を提供す る。 しかし、重大な表面の要求を有する金属製品については、離型層から間隔を設 けた可撓性チップが好ましい。 いかに特別な金属であろうと制限されないが、本発明の方法と装置とは、特に 、相対的に低融点金属、例えば、アルミニウムとアルミニウム合金の鋳造に有用 であり、表面欠陥と損害の形成を受けやすい「凝固範囲の大きい合金」の鋳造に 特に適している。図面の簡単な説明 図1は、本発明の1の態様による離型層除去装置を示すベルト鋳造装置の一部 の単純化した断面図である; 図2は、鋳造装置の鋳造表面に新しい離型剤の層を塗着するために使用される 装置の単純化した平面図である; 図3は、図2の装置の単純化した縦断面図である; 図4は、本発明の他の態様を例示する金属射出器の斜視図である; 図5Aは、図4の射出器の一部の部分縦断面図である; 図5Bは、破線VB で囲まれた図5Aの一部分の拡大図である; 図6は、図4の射出器の拡大部分斜視図である; 図7は、図4の射出器に使用できる形式の網スペーサの横断面図である; 図8は、図7に示した形式の網スペーサの接触点を示す鋳造表面の平面図であ る。本発明を実施するための最良の形態 本発明は、双ベルト鋳造機、例えば、シビロッティ(Sivilotti)に対する米 国特許4061177に示した型の、双ベルト鋳造機に、主に関連しているが、 決してこれに限られない。以下の開示は、本発明の方法と装置を例示するための この種の双ベルト鋳造機に関連している。 本発明の好ましい具体例において、鉱油、又は、合成油と植物油との混合物か ら通常は成っている液体離型剤を利用し、これらは、溶融金属が金属射出器によ り鋳造表面に付着される前に鋳造ベルトの鋳造表面に塗着される。離型剤は、溶 融金属と接触した時は、ガスになって凝固金属がベルトに粘着する傾向を低減し 、また、鋳造表面に断熱手段も提供するものである。固体粒子の層、例えば、グ ラファイトやタルクなどが従来この目的で使用されているが、しかし、液体でな くて、液体中の粒子の混合物が、離型剤材料による金属製品の表面汚染を避ける ために、本発明には好ましい。 溶融金属との接触中に離型剤中に摩耗物が必然に蓄積することによって生じる 困難を回避するために、離型層は、金属製品が鋳造表面から離型された後であっ て且つ離型剤の新しい層と更に溶融金属とを付着する前において、ベルトの鋳造 表面から完全に除去される。 このことは、添付図面の図1に示した型の装置によって達成され得る。双鋳造 機10の一端における上側ベルト11の一部が、図に示されている。ベルトの表 面11Aは、溶融金属の層を供給するための射出器側に矢印Aの方向に動く(不 図示)。金属は、矢印Bの方向に移動する戻りの表面11Bと接触してスラブ2 6として凝固する。ベルト11の部分11Cは、凝固金属ストリップとの接触か ら新たに開放されて、高温金属との接触に続いて生じる摩耗物で汚染された離型 液の表面コーティングを有している。液体離型剤の新しい層が、溶融金属層を付 着するための射出器の上流側の場所(不図示)でベルトの鋳造表面11Aに塗着 される。 離型層除去装置12が、新鮮な新しい離型剤が付着される前に古い離型層と摩 耗物とをベルトの表面から完全に除去するために、ベルト11に近接して配置さ れている。除去装置12は、ベルトの幅を横切って広げた中空ケース14から成 り、ベルト11の近い面に対面する開口側15を除いて、全ての側面が閉じられ ている。平坦なスプレーノズルを有するスプレーバー16が、そのケース内に配 置され、洗浄液(好ましくは、容積で30%のケロシンと容積で70%の水との 不燃性の離型容易な混合物)の高圧(好ましくは、3400−6900KPa( 500−1000p.s.i))のカーテンスプレー18を、加圧供給管19からベ ルト表面に向けてある。洗浄液のスプレーは、ベルトが除去装置12を通り過ぎ て移動するときに、殆どの離型液と汚染摩耗物をベルトの表面から除去する。ベ ルト表面上の残っている液体または固体は、可撓性で好ましくはエラストマー材 料、例えば、ナイロン、シリコーンゴム、またはブナ−nから製作されたスクレ ーパ20により除去され、スクレーパは、ベルトに対して45°に傾斜し、ケー スの開口側15の上端にシールを形成し、圧力の 下で絞出し器として作用して、ベルトに対して摩耗に耐えることができる。ケー ス14の低い方のエッジ21は、ベルト表面上の付着固体摩耗物を装置12に入 れさせるに充分に大きい隙間22によってベルトの鋳造表面から隔設され、これ によりケースのエッジの下がトラップになることなく、そしてベルトへの損傷の 原因になることがない。最も多くの適用のために、隙間22は、0.4mmと0 .6mm(0.015から0.025インチ)の間に保たれる。洗浄液は、ケー ス内に生じた減圧(例えば、水柱38cm(15インチ))によってケース内に 引き込まれた空気の流入により、隙間22を通ってケース14から抜け出すのが 妨げられている。減圧は、パイプ23を経由してケースの内部から空気を抜く真 空ポンプ(不図示)によって作られる。最も好ましいのは、ケースは、下側エッ ジ21とこの下側エッジでの空気の流入を最大にするための上側エッジにおける スクレーパ20とを除いたあらゆる場所で移動ベルト表面に対して可撓性のエッ ジ(不図示)によって密封されることである。 使用された洗浄流体と汚染物は、ケース内に集まり、気圧ドレイン管20を通 じて、貯蔵器(不図示)に取り除かれ、使用された材料は、瀘過されて再循環で きる。 同様の離型剤除去装置を備えた同様のベルト(不図示)が、その金属スラブ2 6の直下に設けられて、その双ベルト鋳造機の第2の部分が備えられている。 離型層除去装置12は、離型液と固体摩耗物との汚染された層をベルト表面か ら速やかに、効果的に且つ連続的に除去するのを可能にし、移動する鋳型から出 て来るベルトの鋳造表面11は完全に清浄であり、再び溶融金属を受容する前に 離型剤の新しい層の塗着の準備ができている。 ベルト鋳造機の適当な操作のためには、新しい離型液の層を、ベルトの幅に薄 く且つ均一に塗着しなければならない。液体層の厚みは、通常は、鋼ベルトにつ き20から200μg/cm2の範囲に、または、銅ベルトにつき20から50 0μg/cm2の範囲にあるべきであり、ベルトの幅を横断して約±5 %(即ち、最大10%の変化)だけの変化にするべきである。このような仕様を 有する層は、各種の方法、例えば、塗膜を平滑にするブラシに先立って往復する 空気噴霧スプレーガンによって、又は、ドクターブレードよって、調製すること ができる。しかし、このような方法には短所がある。スプレーガンとブラシの方 法には、離型液の全部がベルトに塗着するのではないので、離型液がどれくらい ベルトに塗布されるか判らないからであり、ドクターブレードでは、塗布される 離型液の量は、ブレードの設定量と離型液の粘度とベルトの組織依存性との関数 である。異なる組成の離型層が、望ましくは、上側ベルト及び下側ベルトに塗布 されてよく、また、異なる厚みの層が、同様に使用されてもよい。 これらの問題は、図2と図3に単純化した形で表現したように、非接触型静電 スプレー装置を使用することにより回避され得る。この装置は、例えば、エレク トロスタティクコーティングイクィップメント(カナダ)社(Electrostatic Co ating Equipment (Canada) Limited)により販売されている静電回転霧化器の改 良型があり、各型には、50000r.p.mまでの速度で回転する1つ以上の回転 ベルから成り、100KVの電位で保持されている。これらのベル中に離型剤が 計量され、例えば、電気ギヤモータを使用して、噴霧される。離型剤の量は、ギ ヤポンプからの液体の流速を変化させることにより変えることができる。 図2に示すように、静電スプレー装置をベルトに沿って互いに重ね合った梯形 状に配置することにより、離型剤のベルトの幅に渡る均一な塗着が達成される。 液の実際の分布は、ベルトを横切って接触する小金属片を使用して、予備的操作 で測定される。その金属片の取外しと正確な重量測定がスプレー分布を知らせる ので、必要ならば、均一な塗布のためにこのスプレー装置が調整される。 ベルト表面への離型液の塗布に続いて、ベルトが溶融金属射出器からの溶融金 属の層を受けて、その金属が2つ相対するベルト走行の間で鋳造され、ベル ト走行が、双ベルト鋳造機の通常の要領で、それらの間の移動鋳造鋳型を決める 。 本発明の好ましい態様は、ベルトが射出器を通過した時に射出器がベルト表面 上の新しい離型液層の乱れを最小にするように、また、射出器からのベルトへの 溶融金属の流れにおける乱れを最小にするように、設計されている。この種の射 出器20は、添付図面の図4、図5及び図6に示されている。 射出器が好ましく成形される材料は、溶融金属に濡れない断熱耐火材料であっ て、金属鋳造に通常遭遇する温度上昇に対して抵抗を有するものである。溶融ア ルミニウム及びアルミニウム合金の鋳造においては、適当な材料が、カーボラン ダムオブカナダ社(Carborundam of Canada Ltd.)から製品番号972−H耐火 物シートとして、好ましくは5mm厚みの材料として、商業的に使用可能である 。これは、典型的にはほぼ等量のアルミナとシリカとから成り、通常はある種の 硬質化剤 (rigidizer)、例えばコロイダルシリカ、 例えば、 Nalcoag (登録 商標)64029などを含むような、耐火物繊維のフェルトである。既成品の形 では、フェルトは、コロイダルシリカを含む溶液で満たされている。 射出器を形成する各耐火物部材は、コロイダルシリカの溶液を含む耐火フェル トを形成ダイ中に配置し、ダイ中でフェルトを所望の形状に圧縮する。この形で フェルトは、フェルトを硬質の物体に形成するために予熱ダイを使用するか、又 はダイを炉中に置くことにより、加熱される。 フェルトの加熱は、典型的には、約200℃の温度で1時間実施される。 耐火物部材が長い寸法を有することは、その後の鋳造温度への加熱の際に収縮 を生じることが知られており、これは、ある種の問題になっている。その材料は 、射出器への組立前に約600℃に1時間加熱されると、驚くほど寸法的に安定 になることが発見された。これは、熱安定化処理と呼ばれ、平坦な耐火物板上に 耐火物部材を載置して実施される。 射出器構造体の強度は、上流側の端部の外側表面上のガラス織布メッシュの 層を添付することにより、又は、その構造体中特別な位置でガラス織布を付敷す ることにより、充分に改善される。 この射出器の製造方法は、述べたように、特に、アルミニウム及びアルミニウ ム合金の鋳造に適した方法である。他の金属、特に、より高温で溶融する金属に は、より高い耐火的性質を有し且つ鋳造される金属に対する適切な化学的・機械 的抵抗性を有するセラミック材料を必要とする。 これらのセラミック材料は、連続鋳造の技術に精通している人々にはよく知ら れており、セラミック工業では、広範な開発研究の主題であった。それで、各々 個別な鋳造への適用は、鋳造される溶融金属を包容するに最もよく適した材料を 、各場合において性質(機械的性質と断熱値)の最もよい範囲でもって、利用す ることができた。その材料は、好ましくは繊維の形態であり、上述したのと同様 の可撓性を考慮して、板状の幾何形状に結合される能力があるべきである。 耐火物の等級の高い方では、炭素繊維が使用され、これは合成物の構造体を形 成する炭素結合され、酸化を防止するためにこれらの構造物は不活性ガス遮蔽が 必要である。他の材料、例えば、高アルミナ繊維又は高ジルコニア繊維が、耐火 性があり、高温で不活性であり、高温耐火性結合剤で結合できる。窒化物耐火物 、スピネル、サイアロンを基礎とした同様の繊維がこれらの構造体に同様に使用 される。非濡れ性もまたこれらの構造体に重要であり、窒化ホウ素がこれを実現 するのに(価格のために塗膜としてしばしば)使用される。 図4から判るように、好ましい射出器は、既に示した材料から作られて、一対 の間隔を設けたほぼ矩形の上側と下側の耐火物部材31と32によって形成され ている。これらの耐火物部材は、一般的に同じであり、各々は主要な平坦部33 、金属入口端で外側に広がったフランジ部34、及び、出口端における僅かに外 側へ広がった部分35で形成されている。 耐火物部材31、32は、図4中に、金属入口部から通って喉部36で最小の 隔離になる部材31、32の内面を有する作動位置で示されている。僅かの 外側に広がった部分35は、喉部36から拡大している。このように配置したの で、耐火物部材31、32は、それらの間に、金属入口部37と金属放出口部3 8とを有する通路を形成している。耐火物部材31、32は、側面部材40にエ ッジで添着されている。これらの耐火物部材31、32は、好ましくは、少なく ともその長さ方向の一部にわたって、例えば耐火性シリカや鋳鉄板などのいろい ろな材料から成形できる硬質の支持部材39により支持されている。支持部材3 9は、荷重の大部分を支え、射出器の上流側と中間の範囲での寸法形状を保持し ている。しかしながら、狭い喉部36と放出口38で、即ち、射出器のチップで は、耐火物部材は、背後の支持がないまま、射出器の主たる構造的要素になって いる。この部分においては、各耐火物部材は、背面部材39とベルトの間のブリ ツジを構成している。この各耐火物部材は、背面部材上の回転モーメントから抑 制されて、そして、金属の圧力からの連続的な荷重の結果として、ベルトによる 垂直方向の作用を受けている。 射出器のチップは、金属静水圧の荷重(metallorstatic loads)の下で、鋳造 表面との、直接的な、又はもっと好ましくは隙間を通して、接触を維持するとき にチップが充分に可撓性があるので、鋳造表面に従順である。金属静水圧荷重に よる特別の寸法での耐火物チップの支持されない部分での撓みは、その部材の慣 性モーメントと剛性率により決定される。慣性モーメントは、チップ材料の厚さ の第3の力に依存している。 こうして、耐火物部材の厚みを制御することが、撓みは厚さの3乗で変化する から、最も重要であることが明らかになる。耐火物部材の剛性率もまた、重要で 、フェルト中に存在する硬質化材の量及び、加圧成形後のように後に添加される ものすべてにより影響を被る。撓みの克服するに良好な制御方法は、フェルトの 正確な予備的な厚みに圧縮成形することによって維持されるから、圧縮された形 状でダイ中に保持する間に、加熱とフェルト中の硬質化材の硬化によって、維持 される。 射出器は、図4及び図6に示したように最もよい形状に形成され、要するに 、金属入口部37から喉部36での最小厚み部にかけて通路に内側に向けたテー パを設ける。これは、金属が射出器を流れる時の過度の摩擦の損失により金属静 圧ヘッドの損失を低減する。言い換えれば、射出器は、ただ必要な場所に、即ち 、喉部36の最小領域を流れるように制限する。この形状は、耐火物部材の下流 の縁がベルトと金属のシールを可能にするために、喉部の下流側の射出器の隙間 に広がるように耐火物部材内での僅かな外側への広がり又は角度の開きを指示し ている。この外側広がりもまた、耐火物部材のビーム部の剛性を改善するのに役 立っている。外側広がりの好ましい角度は、1から8°の範囲にあり、キャビテ ィー開口部と相対する下流側の耐火物部材の縁の配置に依存する。入口部のフラ ンジ34は、耐火物部材32の平坦部33に対して約90°の角度にあるのが都 合がよく、これは、鋳造機キャビティーへの引き込みに対して支持部材へのカバ ーを固定する好適な手段として役立つ。 射出器を設置するに好ましい実施は、上側と下側との耐火物部材31、32を 、テーパを設けた形状に、望ましい形状を固定するエッジ部材40を介して、蝶 番で止める又は結合させることである。これらのエッジ部材40は、Pyrotek( 登録商標)N-14の硬質耐火物板から切削加工される。射出器が鋳造表面に適合す ることを確認するために、その部材の下流側部分は、接触点におけるエッジ部材 と上側及び下側の耐火物部材との間を、例えば、低密度耐火物 Fibrefrax(登 録商標)の1.6mm(1/16インチ)ストリップの使用を通じて、従順にな るように調節される。内側スペーサは、射出器の金属入口端での耐火物部材間を 離して保持するのに役立ち、放出口端では、金属静水圧が射出器の下流側端部を ベルトに対してしかも離れるように付勢するのに充分であるから、通常は、同様 のことはする必要はない。しかし、もしスペーサを下流側端部近くに備えること が重要だと考えるなら、スペーサが喉部の上流側に配置されてもよく、特に、金 属供給速度が大きいときは、射出器の下流側の縁の金属流れを乱す原因にはなら ないであろう。そのような乱れは、鋳造ストリップの表面性状に影響することが ある。また、喉部の上流に配置されたとき 、スペーサは、喉部方向への収斂形状により、射出器の内部に保持される。スペ ーサは、ベルトに接近する金属に与える金属乱れを最小にするために、金属流れ 方向に流線型にされるべきである。 可撓性射出器は、それが鋳造表面に適合し、金属静圧ヘッドの下でその表面の 形状に注型することができる利点があり、これにより、一貫した信頼できる金属 の包容を確保するのである。ある適用(例えば、重大でない表面の適用)におい て、射出器は、鋳造表面上に直接に置かれてよく、離型剤が使用されるかのよう に、その表面を「シールする」。しかし、離型層が、危険な表面性質に達するよ うに使用される場合、そして、特に、離型剤が双ベルト鋳造機に使用される場合 には、射出器の放出口端が、離型剤の層を乱さないように、鋳型表面から小さい 一様な距離をもって保持されることが重要である。特に、適当な間隔は、一般的 に0.1から1mmの範囲であり、好ましくは、0.2mmと0.7mmとの間 であり、最適の間隔は、金属静圧ヘッドと他の鋳造パラメータに依存している。 このような間隔の規定は、チップの摩耗と、金属から耐火部材を通過してベルト に至る過剰熱損失とを回避する利点があり、この過剰な熱損失は、射出器の狭い 喉部での金属の凝結の結果、あるいは、少なくとも射出器の案内縁部上への金属 の凝結の結果を生じ、これらのいずれも、操業の停止の原因となる。従来の方法 では、この間隔は、射出器を相対的に非可撓性にして、この射出器をベルトから 離して保持することにより達成される。然しながら、ノズルが非可撓的に作られ ていれば、その間隙は、ベルトが横方向ないし長手方向に平坦でなくなると時間 に伴って変化し、射出器のチップとベルトとの間での金属の「噴出(フラッシュ バック)」(その間隙が大きすぎる場合)か、その代わりに過度の熱損失と離型 層の破壊(チップがベルトに接触する場合)が生じる得る。この問題は、本発明 の別の態様により、より可撓性で強固な射出器を提供し、ベルトから射出器の放 出口端を離すためのスペーサを使用することによって、解決される。しかし、射 出器とベルトとの両方に対して耐えるようなこの種のスペーサは、普通は、金属 が鋳造表面に到達する前に 離型剤の層を破壊するか、又は、ベルト表面そのものに疵や刻跡をつけるという 不利益がある。どの結果でも、金属の最終表面に品質の低下をもたらすだろう。 更に加えて、もしそのスペーサが、横方向に大きく形成されると、余分の熱がそ のスペーサを通してベルトに伝導され、その結果、射出器の出口に金属が固まる ことになる。 本発明のこの別の態様による好ましい形で、これらの不利な点は、下側射出器 部材31の下側と上側射出器部材の上側のスペーサとして、金属線スクリーン材 料の薄い帯45を使用すること、及び、そのスクリーン材料が射出器をベルトか ら離して望ましい間隔を維持するように射出器の放出口端に張り渡すことによっ て、克服される。スペーサは、支持部材39内に配置されて要求される正確な長 さに切断された剛直な棒41(図5Aにだけ図示)に適宜固定されることができ る。 より好ましいスクリーンの構造は、非対称形であり、鋳造方向に走るワイヤが 、横方向に走るワイヤよりもより充分広い湾曲又はより太い寸法を有している。 この広い湾曲は、ワイヤの網目が、鋳造方向に平行な方向と横の方向とで等しく ないストランド密度で構成されたときに、鋳造方向に対して横の方向でより高い ストランド密度にして得られる。これにより、横方向のワイヤは、網の断面内側 に幾らか隠され、即ち、ベルト表面とは接触しない。接触点は、縦方向ワイヤが 、直線的な横方向ワイヤとの交叉に対応するために折れ曲がる場所でのみ形成さ れ、このような網を使用するときに得られる間隔の効果は、ワイヤ直径の2倍と 3倍の間である。一例として、ワイヤ直径0.03cm(0.011インチ)で 、縦方向に1cm当たり5.5本(1インチ当たり14)で、横方向に1cm当 たり7本(1インチ当たり18本)のステンレス鋼の網は、0.096cm(0 .027インチ)の間隔効果を生ずる。即ち、縦方向ワイヤは、横方向ワイヤよ り0.013cm(0.005インチ)だけ突き出ており、その結果、移動中の ベルトとの擦れによりその接触ワイヤに僅かの量の摩耗が誘発されるように長時 間の鋳造を行った後でさえ、鋳型とは接触点だ けを作る。この型の網は、例えば、Crooks Wire Products of Mississauga,Ont ario,Canada から得ることができる。 図7は、上記の型の網スペーサ45の断面の図である。鋳造方向に対して横方 向に配置された網のワイヤ46は、鋳造方向に配置されたワイヤ47に対応する ために僅かに起伏するだけである。ワイヤ47は、その結果として、ワイヤ46 に順応してもっと著しい程度で起伏し、スクリーンに最高の点と最低の点を形成 する。 図5Bを参照して、網全体厚みdは、一般的に望ましい間隙を越えるから、射 出器のチップには、差し込み部50が備えられ、網の厚みが調整され、チップと 鋳造表面との間の望ましい間隙Sが維持されるのを保証している。差し込み部5 0は、スクリーンのスペーサより僅かに大きいが、ワイヤとチップとの異なる膨 張に対応している。 図8に示すように、スクリーンがスペーサとして使用されるときには、ワイヤ 47の最も外側の点だけが、鋳造表面に縦方向に向けられた楕円形の足跡48で 接触する。ベルトの表面上の液体離型剤は、ワイヤ47の回りに非乱流で層流様 式で流れ、その液体層は速やかに矢印Cで示すように自ら形成しなおす。 ベルトと接触しているワイヤは、鋳造方向に移動するから、鋳型表面との接触 点は小さく且つ狭いので、鋳造製品の表面に及ぼす接触点の影響は全く現れない 。そして、これは、ベルト表面が削り接触により破壊されるときに「水疱」状線 ないし他の縞状の欠陥を表す傾向のある長凝固範囲の合金を鋳造するときでさえ そうである。明らかに、縦線の接触による如何なる「耕作(ploughing)」も非常 に微細であるので、削りの効果は発生せず、液体離型剤は、接触が起こる前のま まで一様に残留する。一般的に、液体離型剤の層に生じる乱れは、結果の鋳造製 品の表面性状に及ぼす反対効果を生じるという観点からは、無視できる。この治 癒機構は、液体離型層で最も有効であるが、ワイヤの接触は、表面に殆ど衝撃が ないから、この機構は、液体−粉体離型層と粉体離型層に も、ある程度は有用である筈である。 本発明のこの態様のもう1つの重要な利点は、射出器からの熱は、射出器の耐 火物チップと接触する点からベルトとの接触点に行くワイヤに沿って移動しなけ ればならず、これらは(縦線を正弦波と考えて)前の接触点から波長の半分離れ ている、という事実から出ている。これは、固体金属ストリップがスペーサとし て使用された場合に存するであろう熱の流れを劇的に低減する。事実、チップの 背後でスクリーンスペーサが鋳型と接触し、スペーサ間の中心にある下流側縁部 の近くでの温度測定では、明らかな違いを示すことはできない。 上述の網目大きさとワイヤ直径のスクリーンスペーサは、好ましくは2.54 cm(1インチ)幅であり、好ましくは、鋳造表面の幅と交叉する中心間5cm (2インチ)で配置される。それらは、固定した支持構造に達して、耐火物チッ プの下流側縁部から約0.635cm(1/4インチ)だけ短く鋳造方向に伸び ている。 スクリーンスペーサのストリップが装着と使用後の交換の便宜のために使用さ れ、交換はベルトとの接触点でのワイヤの摩耗が最大の限界に達したときである 。しかし、その代わりに、完全に鋳造幅を横切る連続的なスクリーンは、非常に 高い金属静水圧がかかったとき、望ましくは、交換のサイクルを最大にするため に、使用可能である。というのは、スクリーン構造は、局部的な過大な接触圧や 摩耗に帰着したり、あるいは、極端な場合には、固体スペーサでときどき生じる ことが見られるような間隔形成機構の信頼性や精度の欠如をもたらすような重要 な反り変形がないので、熱膨張差に対しては順応できるからである。 スクリーンスペーサのもう一つ利益は、ベルトとの接触点が小さいので、射出 器の重量がスペーサの考慮すべき幅に亘り分配され、各ワイヤ47上の実際の荷 重が相応に維持される得ることにある。そこで、スペーサによるベルトに観察で きる掻き疵がない。さらに、スクリーンスペーサは、非常に可撓性があるので、 スクリーンスペーサはベルトの表面の外形にたやすく追随する。上述 の如く、可撓性射出器の使用と結合して、これは、射出器のチップとベルト表面 との間の間隙が常時均一に保持され得ることを意味する。この鋳造の工程は、非 常に信頼でき、射出器のチップで滑らかに実施できる。 本発明で使用したスペーサは、上述の如く、ワイヤー織りスクリーンが好まし いが、同様の効果は、鋳造方向に向けられて、射出器のチップの下側表面と接触 する一連の並行線の使用によっても得られる。しかし、このような配置は、疵の 時にスペーサの交換に不便を生じ、また、最初の設置の過程で個々のワイヤを整 列させる時は困難になり得る。そこで、ワイヤで織った網が、非常に好ましいの である。 本発明のいろいろな態様の好ましい具体例が上で詳細に記述されたが、この技 術分野に詳しい人々にとっては、本発明の精神から逸脱しない限りにおいて、各 種の修正と変更が成されてよいことは明らかであろう。そのような変形や変更全 てが本発明の一部を成している。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年7月12日 【補正内容】 成されるが、射出器に移動鋳造表面からの正確な小距離だけ間隔を設けていなけ れば問題が生じる。しかし、移動鋳造表面と接触しないでその距離を維持する方 法は、非常に正確というわけではなく、(例えば、金属をフラッシュバックさせ るような機械的熱的歪みにより)充分に信頼できるものでなく、また、移動鋳造 表面との接触を利用する方法は、鋳造表面に塗布された離型剤の層が通常は破壊 されるか、又は、ベルトへの熱伝導により射出器中で金属の早めの凝固が生じる 。 従って、最終製品と操業の信頼性におけるその欠点を克服するためのこのよう な鋳造方法とその装置を改良する必要がある。 過去には、以下のように、同様の問題を解決する特別の試みがなされていた。 1947年3月5日にLeconte らに発行された米国特許3795269には、 移動できるエンドレス表面間での金属の鋳造のための方法と装置を開示している 。2層ドレッシングが各鋳造表面に塗布され、鋳造表面に強固に接着された永久 断熱コーティングと、金属がコーティングに付着するのを防止するためそのコー ティング上に付着した固体粒子状の離型剤の層とから成っている。鋳造表面は、 鋳型を形成する鋳造領域を通過して循環され、溶融金属は、連続的に鋳造表面間 の鋳型中に射出され、これにより、鋳型内での金属の凝固後には鋳型から連続的 に取り出されて金属ストリップが形成される。ブラシ配列が、鋳造ストリップを 分離した後で新しい固体離型剤が塗布される前に鋳造表面が清掃される。 三菱重工業株式会社(Mitsubishi Heavy Industry Co.Ltd.)の名称で出願され 、1989年5月25日に公開された日本特許出願JP−A−1−133649 号には、双ドラム連続鋳造装置が開示され、これは、鋳造ドラムの表面に付着す る酸化物によって生じる金属の不均質な凝固が、ブラシの使用に訴えるよりもむ しろ、金属からの分離に引き続いて、サンドベルトで、ドラム表面を清浄化する ことにより、回避される。コーティング表面は、ドラムの抜熱容量 を制御するため、溶融金属に接触するに先立っMgOやWC等のような、固体粒 子状断熱材料が塗布されている。この材料もまた、新しい固体断熱剤が塗布され る前のドラムの鋳造表面を磨くサンドベルトの作用で除去される。 Hunter Engineering Company により出願され、1980年5月30日に公開 されたフランス特許出願FR−A−2440239は、連続金属鋳造機のための 溶融金属供給チップを開示しており、これは、コロイド状シリカの分散物を含む 水溶液中の耐火繊維のスラリーから形成されている。液体がスラリーから抽出さ れて耐火物繊維の可撓性のフェルト状の毛布を形成し、次いで、閉じたダイキャ ビティの中で圧縮され、加熱されて、供給チップの硬質の半割り部分が形成され る。この2つの半割り部分を組み立てて、それらの間に溶融金属供給間隙を有す る供給チップを形成する。 Gyongyosに対して1973年9月27日に与えられた米国特許3774670 は、溶融金属を、ストリップ鋳造工程で連続的の移動する壁によって形成された 鋳型の中に配送するノズルが開示されている。ノズルと鋳造表面(好ましくはブ ロック状の鋳造表面)との間の自己潤滑スペーサの使用が言及されているが、鋳 造表面に適用されるコーティングと結合してこのスペーサを使用することはなん ら述べられていない。発明の開示 本発明の目的は、連続鋳造法、特に、ベルト鋳造法により製造された金属スト リップ製品の品質を改良することにある。 本発明の別の目的は、鋳造金属のために使用される射出器の放出口が、鋳造製 品と摩擦がなく鋳造表面から正確で均一な距離に保持されることを可能にするこ とである。 本発明の別の目的は、鋳造金属ストリツプを製造するための装置に使用される 改良された射出器を提供することである。 本発明のさらにもう一つの目的は、金属の連続ストリップ鋳造の過程で会う 問題を克服することである。 本発明の1つの態様によれば、金属ストリップを連続鋳造するための方法が提 供され、この方法は、鋳型を通って連続的に回転している少なくとも1つの鋳造 表面を有する鋳型に溶融金属を連続注入すること、及び、その金属の冷却の後に 、鋳型から引き出された凝固金属のストリップを取り外すことを含む。離型剤の 層は、その少なくとも1つの鋳造表面が鋳型内での溶融金属と接触する前に、そ の表面に均一に連続的に付着される。離型剤の全部は、その中には摩耗物が含ま れるが、その少なくとも1つの鋳造表面が鋳型から出て来た後で 請求の範囲 1.鋳型の鋳造表面に離型剤の層を塗着し、鋳型を通して鋳型表面を循環し、 鋳型に溶融金属を連続的に射出して鋳造表面に接触させ、次いで、鋳型内での金 属の凝固後に鋳型から凝固金属のストリップを除去することによって、金属スト リップを連続鋳造する方法において、当該離型剤として、液体若しくは粒子状固 体を含む液体が使用されること、離型剤の全部と離型剤に含まれる摩耗物とが、 鋳造表面が鋳型から出たとき、鋳造表面から連続的に除去されること、及び、離 型剤の新しい層が、鋳造表面が鋳型内に再度入る前に、鋳造表面に塗着されるこ とを特徴とする金属ストリップを連続鋳造する方法。 2.鋳型が一対の回転するエンドレスベルトの間に形成され、当該ベルトがエ ンドレス鋳造表面を備えた請求の範囲1の方法であって、当該各鋳造表面は、鋳 造表面が鋳型から出たときに、当該離型剤と摩耗物の除去を受け、鋳造表面が鋳 型内に再度入る前に、離型剤の新しい層の塗着を受けことを特徴とする方法。 3.上記溶融金属が、当該溶融金属のため放出口を含む可撓性チップを有する 射出器から当該鋳型に射出され、当該チップは、当該鋳造表面又はチップを通す 面の形状に適合することを特徴とする請求の範囲1の方法。 4.チップは、鋳造表面上の離型剤の層内の乱れを回避するように鋳造表面か らのチップの予め決定した間隔を維持するような少なくとも1つのスペーサを経 由して、当該鋳造表面に対して摩耗に耐えることを特徴とする請求の範囲3の方 法。 16.当該チップは、鋳造表面の移動方向に対して横方向及び縦方向に向けて交 互に織られたワイヤを有するワイヤースクリーンの形で少なくとも1つのスペー サを経由して、当該鋳造表面に対して摩耗に耐えること、及び、縦方向のワイヤ だけが、鋳造表面とチップに接触するためにスクリーンの上側と下側から突出し ていることを特徴とする請求の範囲15の方法。 17.鋳型は、相対する一対の当該鋳造表面を形成する一対の回転するエンドレ スベルトの間に形成されていることを特徴とする請求の範囲13、請求の範囲1 4又は請求の範囲16の方法。 18.少なくとも1つの鋳造表面を含み、鋳造表面が使用時には鋳型を通って連 続的に循環する鋳型と、鋳型内に溶融金属を射出する射出器と、鋳造表面上に離 型剤の層を塗着する塗着機と、鋳型内での金属強固の結果で鋳型から出て来る金 属ストリップを受容する手段と、を有する金属ストリップ連続鋳造のための装置 において、当該塗着機は、当該離型剤として液体若しくは粒子状固体を含む液体 を塗着するためのものであり、当該装置は、当該塗着機に先立つ位置の当該鋳型 から出る当該鋳造表面から、離型剤とそれに含まれる摩耗物とを完全に除去する ための除去装置を含む金属ストリップ連続鋳造のための装置。 19.射出器が溶融金属のための出口を含む可撓性のチップを有し、可撓性のチ ップが、チップに近接する鋳造表面の形状に適合することができる請求の範囲1 8の装置。 20.少なくとも1つのスペーサが、予め決められた距離だけ鋳造表面からチッ プを離すために可撓性チップと鋳造表面との間に位置づけされていることを 特徴とする請求の範囲19の方法。 21.スペーサは、鋳造表面の移動方向に対して横方向及び縦方向に向けて交互 に織られたワイヤを有するワイヤースクリーンであって、縦方向のワイヤだけが 、鋳造表面とチップに接触するためにスクリーンの上側と下側から突出している ことを特徴とする請求の範囲20の装置。 22.除去装置が、当該塗着機に先立つ位置の鋳型から出た当該鋳造表面から離 型剤とその中に含まれる摩耗物とを完全に除去するために含まれていることを特 徴とする請求の範囲18、請求の範囲19、請求の範囲20又は請求の範囲21 の装置。 23.除去装置は、鋳造表面に対面する中空ケースと、当該鋳造表面上に洗浄液 を噴霧するために当該ケース内に方向づけたスプレー装置と、当該鋳造表面から 残留する液体と摩耗物とを除去するための鋳造表面の移動に対する当該ケースの 掻き取りエッジに配置したシールと、当該ケースからの液体の漏れを低減する当 該ケースのための真空手段と、洗浄液、離型剤及び摩耗物の混合物を当該ケース から除去するためのドレインとを含むことを特徴とする請求の範囲22の装置。 24.鋳造表面の移動方向に関連した当該ケースの案内エッジでの間隙を含み、 その間隙は、離型剤と離型剤中に含まれる摩耗物とがケース内に入るのを許容す るための寸法を有するものである請求の範囲23の装置。 25.一対の相対して回転するベルトにより特徴づけられ、各ベルトがその間に 鋳型を規定する鋳造表面を有する請求の範囲18、請求の範囲19、請求の範囲 20、請求の範囲21、請求の範囲23又は請求の範囲24の装置。 26.少なくとも1つの鋳造表面を含み、鋳造表面が使用時には鋳型を通って連 続的に循環する鋳型と、鋳型内に溶融金属を射出する射出器と、鋳造表面上に離 型剤の層を塗着する塗着機と、鋳型内での金属凝固の結果鋳型から出て来る金属 ストリップを受容する手段と、を有する金属ストリップ連続鋳造のための装置に おいて、射出器が溶融金属のための出口を含む可撓性チップを有し、可撓性チッ プが、チップに近接する鋳造表面の形状に適合することができるものであること を特徴とする金属ストリップ連続鋳造のための装置。 27.少なくとも1つのスペーサが、鋳造表面に対して摩耗に耐えて且つ金属出 口と鋳造表面との間の予め決定した分離を維持するためのチップに配置されてい る請求の範囲26の装置。 28.スペーサが、鋳造表面の移動方向に対して縦方向及び横方向に配列されて 交叉するワイヤを有するワイヤースクリーンを含み、縦方向のワイヤだけが、チ ップと鋳造表面とを接触させるためのスクリーンの表面の上側と下側から突出し ていることを特徴とする請求の範囲27の装置。 29.離型剤の層を塗着するための塗着装置が鋳型に先んじて設けられているこ とを特徴とする請求の範囲29の装置。 30.一対の相対して回転するベルトが、それらの間に鋳型を形成するために配 置され、ベルトは、相対する一対の鋳造表面を備えていることを特徴とする請求 の範囲26、請求の範囲27又は請求の範囲28の装置。 31.射出器により溶融金属が射出される少なくとも1つの移動中の鋳造表面を 有する連続鋳造機械のための溶融金属射出器において、射出器は、一対の間 隔を設けた耐火物部材と一対の側面部材とからなり、上流の金属入口部と下流の 金属出口を含むチップとに射出通路を形成する内面を有すること、及び、耐火物 部材は使用時にチップが移動する鋳造表面の表面形状に適合するように可撓性で あることを特徴とする溶融金属射出器。 32.スペーサが、鋳造表面に対して摩耗に耐え且つ放出口と鋳造表面との間に 予め定めた分離を維持するチップに配置されていることを特徴とする請求の範囲 31の射出器。 33.スペーサは、鋳造表面の移動方向に対して縦方向と横方向に向けて交互に 織られたワイヤを有するワイヤースクリーンである請求の範囲32の射出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA, UG,UZ,VN (72)発明者 シビロッティ,オリボ・ジュゼッペ カナダ、ケイ7エム・1ピー1、オンタリ オ、キングストン、ストアモント・アベニ ュー26番 (72)発明者 デスロシエール,ロナルド・ロジェ カナダ、ケイ7ケイ・4ケイ4、オンタリ オ、キングストン、アルフレッド・クレセ ント782番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.鋳型の鋳造表面に離型剤の層を塗着し、鋳型を通して鋳型表面を循環し、 鋳型に溶融金属を連続的に射出して鋳造表面に接触させ、次いで、鋳型内での金 属の凝固後に鋳型から凝固金属のストリップを除去することによって、金属スト リップを連続鋳造する方法において、 離型剤の全部と離型剤に含まれる摩耗物とが、鋳造表面が鋳型から出たとき、 鋳造表面から連続的に除去されること、及び、離型剤の新しい層が、鋳造表面が 鋳型内に再度入る前に、鋳造表面に塗着されることを特徴とする金属ストリップ を連続鋳造する方法。 2.鋳型が一対の回転するエンドレスベルトの間に形成され、当該ベルトがエ ンドレス鋳造表面を備えた請求の範囲1の方法であって、当該各鋳造表面は、鋳 造表面が鋳型から出たときに、当該離型剤と摩耗物の除去を受け、鋳造表面が鋳 型内に再度入る前に、離型剤の新しい層の塗着を受けることを特徴とする方法。 3.上記溶融金属が、当該溶融金属への放出口を含む可撓性チップを有する射 出器から当該鋳型に射出され、当該チップは、当該鋳造表面又はチップを通す面 の形状に適合することを特徴とする請求の範囲1の方法。 4.チップは、鋳造表面上の離型剤の層内の乱れを回避するように鋳造表面か らのチップの予め決定した間隔を維持するような少なくとも1つのスペーサを経 由して、当該鋳造表面に対して摩耗に耐えることを特徴とする請求の範囲3の方 法。 5.当該チップは、鋳造表面の移動方向に対して横方向及び縦方向に向けて交 互に織られたワイヤを有するワイヤースクリーンの形で少なくとも1つのスペー サを経由して、当該鋳造表面に対して摩耗に耐えること、及び、縦方向のワイヤ だけが、鋳造表面とチップに接触するためにスクリーンの上側と下側から突出し ていることを特徴とする請求の範囲4の方法。 6.スペーサが、近接する鋳造表面から0.1から1mmの距離だけチップを 離すものである請求の範囲5の方法。 7.スペーサが、近接する鋳造表面から0.2から0.7mmの距離だけチッ プを離すものである請求の範囲5の方法。 8.離型剤が、鋳造表面に20から500μg/cm2の量で、且つ鋳造表面 上で10%より少ない変化量で、連続的に塗着される液体であることを特徴とす る請求の範囲1、請求の範囲2、請求の範囲3、請求の範囲5、請求の範囲6又 は請求の範囲7の方法。 9.鋳造表面上に洗浄液のスプレーを向け、そこで形成された洗浄剤、離型剤 及び摩耗物の混合物を集めて除去し、鋳造表面から残留している液体と固体を払 拭するために当該スプレーの適用の後に当該鋳造表面にワイパーを適用すること により、離型剤と摩耗物とが鋳造表面から除去されることを特徴とする請求の範 囲1、請求の範囲2、請求の範囲3、請求の範囲5、請求の範囲6又は請求の範 囲7の方法。 10.当該鋳造表面の一部を閉じて取り囲む中空ケース内にスプレーを囲み、当 該ケースと当該鋳造表面との間の隙間からの混合物の漏れを防止するため当該ケ ース内を減圧し、ケースの内側から混合物を排出することにより、当該混 合物が集められることを特徴とする請求の範囲9の方法。 11.鋳造表面の移動に関連して当該ケースの案内エッジでの当該ケースと当該 鋳造表面との間に間隙が設けられ、当該間隙が、当該案内エッジ下での離型剤と 摩耗物との混合物の捕獲を回避する寸法を有することを特徴とする請求の範囲1 0の方法。 12.当該洗浄液としてケロシンと水との不燃性混合物が使用されることを特徴 とする請求の範囲9の方法。 13.鋳型を通って連続的に循環する少なくとも1つの鋳造表面を有する鋳型を 形成し、鋳型内に溶融金属を射出し、次いで、鋳型内金属の凝固後に鋳型から凝 固した金属のストリップを取り出すことにより、金属ストリップを連続鋳造する 方法において、金属は、溶融金属への放出口を含む可撓性のチップを有する射出 器を経由して鋳型内に射出されること、及び、当該チップが鋳造表面の形状に適 合することを特徴とする金属ストリップを連続鋳造する方法。 14.離型剤の層が、チップが鋳造表面に対して摩耗に耐える位置に先んじて鋳 造表面に塗着されることを特徴とする請求の範囲13の方法。 15.チップは、鋳造表面上の離型剤の層内の乱れを回避するように鋳造表面か らのチップの予め決定した間隔を維持するような少なくとも1つのスペーサを経 由して、当該鋳造表面に対して摩耗に耐えることを特徴とする請求の範囲14の 方法。 16.当該チップは、鋳造表面の移動方向に対して横方向及び縦方向に向けて交 互に織られたワイヤを有するワイヤースクリーンの形で少なくとも1つのスペー サを経由して、当該鋳造表面に対して摩耗に耐えること、及び、縦方向のワイヤ だけが、鋳造表面とチップとに接触するためにスクリーンの上側と下側から突出 していることを特徴とする請求の範囲15の方法。 17.鋳型は、相対する一対の当該鋳造表面を形成する一対の回転するエンドレ スベルトの間に形成されていることを特徴とする請求の範囲13、請求の範囲1 4又は請求の範囲18の方法。 18.少なくとも1つの鋳造表面を含み、鋳造表面が使用時には鋳型を通って連 続的に循環する鋳型と、鋳型内に溶融金属を射出する射出器と、鋳造表面上に離 型剤の層を塗着する塗着機と、鋳型内での金属強固の結果で鋳型から出て来る金 属ストリップを受容する手段と、を有する金属ストリップ連続鋳造のための装置 において、当該塗着機に先立つ位置の当該鋳型から出る当該鋳造表面から、離型 剤とそれに含まれる摩耗物とを完全に除去するための除去装置を含む金属ストリ ップ連続鋳造のための装置。 19.射出器が溶融金属のための出口を含む可撓性のチップを有し、可撓性のチ ップが、チップに近接する鋳造表面の形状に適合することができる請求の範囲1 8の装置。 20.少なくとも1つのスペーサが、予め決められた距離だけ鋳造表面からチッ プを離すために可撓性チップと鋳造表面との間に位置づけられていることを特徴 とする請求の範囲19の方法。 21.スペーサは、鋳造表面の移動方向に対して横方向及び縦方向に向けて交 互に織られたワイヤを有するワイヤースクリーンであって、縦方向のワイヤだけ が、鋳造表面とチップとに接触するためにスクリーンの上側と下側から突出して いることを特徴とする請求の範囲20の装置。 22.除去装置が、当該塗着機に先立つ位置の鋳型から出た当該鋳造表面から離 型剤とその中に含まれる摩耗物とを完全に除去するために含まれていることを特 徴とする請求の範囲18、請求の範囲19、請求の範囲20又は請求の範囲21 の装置。 23.除去装置は、鋳造表面に対面する中空ケースと、当該鋳造表面上に洗浄液 を噴霧するために当該ケース内に方向づけたスプレー装置と、当該鋳造表面から 残留する液体と摩耗物とを除去するための鋳造表面の移動に対する当該ケースの 掻き取りエッジに配置したシールと、当該ケースからの液体の漏れを低減する当 該ケースのための真空手段と、洗浄液、離型剤及び摩耗物の混合物を当該ケース から除去するためのドレインとを含むことを特徴とする請求の範囲22の装置。 24.鋳造表面の移動方向に関連した当該ケースの案内エッジでの間隙を含み、 その間隙は、離型剤と離型剤中に含まれる摩耗物とがケース内に入るのを許容す るための寸法を有するものである請求の範囲23の装置。 25.一対のによって特徴づけられた請求の範囲18、請求の範囲19、請求の 範囲20、請求の範囲21、請求の範囲23、又は請求の範囲24の装置。 25.一対の相対して回転するベルトにより特徴づけられ、各ベルトがその間に 鋳型を形成する鋳造表面を有する請求の範囲18、請求の範囲19、請求の 範囲20、請求の範囲21、請求の範囲23又は請求の範囲24の装置。 26.少なくとも1つの鋳造表面を含み、鋳造表面が使用時には鋳型を通って連 続的に循環する鋳型と、鋳型内に溶融金属を射出する射出器と、鋳造表面上に離 型剤の層を塗着する塗着機と、鋳型内での金属凝固の結果鋳型から出て来る金属 ストリップを受容する手段と、を有する金属ストリップ連続鋳造のための装置に おいて、射出器が溶融金属への出口を含む可撓性チップを有し、可撓性チップが 、チップに近接する鋳造表面の形状に適合することができるものであることを特 徴とする金属ストリップ連続鋳造のための装置。 27.少なくとも1つのスペーサが、鋳造表面に対して摩耗に耐えて且つ金属出 口と鋳造表面との間の予め決定した分離を維持するためのチップに配置されてい る請求の範囲26の装置。 28.スペーサが、鋳造表面の移動方向に対して縦方向及び横方向に配列されて 交叉するワイヤを有するワイヤースクリーンを含み、縦方向のワイヤだけが、チ ップと鋳造表面とを接触させるためのスクリーンの表面の上側と下側から突出し ていることを特徴とする請求の範囲27の装置。 29.離型剤の層を塗着するための塗着装置が鋳型に先んじて設けられている事 を特徴とする請求の範囲29の装置。 30.一対の相対して回転するによって特徴づけられる請求の範囲26、請求の 範囲27又は請求の範囲28の装置. 31.射出器により溶融金属が射出される少なくとも1つの移動する鋳造表面を 有する連続鋳造機械のための溶融金属射出器において、射出器は、一対の間 隔を設けた耐火物部材と一対の側面部材とからなり、上流の金属入口部と下流の 金属出口を含むチップとに射出通路を形成する内面を有すること、及び、耐火物 部材は使用時にチップが移動する鋳造表面の表面形状に適合するように可撓性で あることを特徴とする溶融金属射出器。 32.スペーサが、鋳造表面に対して摩耗に耐え且つ放出口と鋳造表面との間に 予め定めた分離を維持するチップに配置されていることを特徴とする請求の範囲 31の射出器。 33.スペーサは、鋳造表面の移動方向に対して縦方向と横方向に向けて交互に 織られたワイヤを有するワイヤースクリーンである請求の範囲32の射出器。
JP50454896A 1994-07-19 1995-07-18 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器 Expired - Lifetime JP3717518B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA2,128,398 1994-07-19
CA002128398A CA2128398C (en) 1994-07-19 1994-07-19 Process and apparatus for casting metal strip and injector used therefor
PCT/CA1995/000429 WO1996002339A1 (en) 1994-07-19 1995-07-18 Process and apparatus for casting metal strip and injector used therefor

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005173610A Division JP4423238B2 (ja) 1994-07-19 2005-06-14 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器技術

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10502578A true JPH10502578A (ja) 1998-03-10
JP3717518B2 JP3717518B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=4154035

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50454896A Expired - Lifetime JP3717518B2 (ja) 1994-07-19 1995-07-18 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器
JP2005173610A Expired - Lifetime JP4423238B2 (ja) 1994-07-19 2005-06-14 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器技術

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005173610A Expired - Lifetime JP4423238B2 (ja) 1994-07-19 2005-06-14 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器技術

Country Status (13)

Country Link
US (2) US5636681A (ja)
EP (2) EP0908255B1 (ja)
JP (2) JP3717518B2 (ja)
KR (1) KR100365981B1 (ja)
CN (1) CN1054791C (ja)
AU (2) AU688111B2 (ja)
BR (1) BR9508305A (ja)
CA (2) CA2128398C (ja)
DE (2) DE69530235T2 (ja)
ES (2) ES2191246T3 (ja)
IN (1) IN192817B (ja)
NO (2) NO322273B1 (ja)
WO (1) WO1996002339A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083784A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Apic Yamada Corp クリーナ装置及びモールド装置

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19848174A1 (de) * 1998-10-20 2000-05-04 Bwg Bergwerk Walzwerk Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen von Walzen und/oder Rollen in Bandgießanlagen, Walzwerken und/oder Bandprozeßlinien, insbesondere Dressierwerken o. dgl. Nachwalzwerken
US20020184970A1 (en) * 2001-12-13 2002-12-12 Wickersham Charles E. Sptutter targets and methods of manufacturing same to reduce particulate emission during sputtering
KR100783304B1 (ko) 2000-05-11 2007-12-10 토소우 에스엠디, 인크 음파 위상 변화 검출을 이용하여 스퍼터 타겟들에서 비파괴 청결도를 평가하는 방법 및 장치
US6755236B1 (en) * 2000-08-07 2004-06-29 Alcan International Limited Belt-cooling and guiding means for continuous belt casting of metal strip
US6470959B1 (en) 2000-09-18 2002-10-29 Alcan International Limited Control of heat flux in continuous metal casters
JP3867769B2 (ja) * 2001-03-26 2007-01-10 徹一 茂木 板状金属素材の製造方法および装置
DE60239054D1 (de) * 2001-04-04 2011-03-10 Tosoh Smd Inc Verfahren zur bestimmung der kritischen grösse eines einschlusses in einem sputtertarget aus aluminium oder aluminiumlegierung
JP4349904B2 (ja) * 2001-08-09 2009-10-21 トーソー エスエムディー,インク. 寸法と位置によって分類された欠陥の種類による、非破壊的なターゲット清浄度特性決定のための方法と装置
CA2520467A1 (en) * 2003-04-02 2004-10-21 Monosol, Llc Surfactant applicator for solution casting apparatus and method of producing a film
EP1677927B1 (en) * 2003-10-03 2007-12-19 Novelis Inc. Surface texturing of casting belts of continuous casting machines
SI1697069T1 (sl) * 2003-10-03 2009-12-31 Novelis Inc Tračno litje neželeznih in lahkih kovin in naprava za to
US20060191664A1 (en) * 2005-02-25 2006-08-31 John Sulzer Method of and molten metal feeder for continuous casting
JP4873626B2 (ja) * 2006-10-12 2012-02-08 学校法人常翔学園 双ロール式縦型鋳造装置及び複合材料シート製造方法
KR100800292B1 (ko) * 2006-12-29 2008-02-04 주식회사 포스코 박판 주조 장치
AU2008100847A4 (en) * 2007-10-12 2008-10-09 Bluescope Steel Limited Method of forming textured casting rolls with diamond engraving
US8122938B2 (en) * 2009-03-27 2012-02-28 Novelis Inc. Stationary side dam for continuous casting apparatus
US8579012B2 (en) * 2009-03-27 2013-11-12 Novelis Inc. Continuous casting apparatus for casting strip of variable width
DE102010049506A1 (de) * 2010-10-21 2012-04-26 Deutsche Giessdraht Gmbh Vorrichtung zum Gießen von kupferhaltigen Werkstoffen
DE102011010040B3 (de) * 2011-02-02 2012-08-02 Salzgitter Flachstahl Gmbh Verfahren und Einrichtung zum Erzeugen eines gegossenen Bandes aus Stahl mit über den Bandquerschnitt und die Bandlänge einstellbaren Werkstoffeigenschaften
EP2713153A3 (en) 2012-09-30 2016-08-17 Michelin Recherche et Technique S.A. Method of applying particulate material along a tire footprint during tire testing on a tire testing surface
EP2914947B1 (en) 2012-10-31 2018-02-28 Compagnie Générale des Etablissements Michelin Method and apparatus for distributing particulate material along a tire footprint during tire testing
CN103862011B (zh) * 2014-04-02 2015-10-28 贵州中铝铝业有限公司 利用单铸嘴实现铝铸轧机多幅板带输出的方法及铸嘴结构
KR101665771B1 (ko) * 2014-11-04 2016-10-13 주식회사 포스코 쌍롤식 박판 주조기 및 이를 이용한 쌍롤식 박판 주조방법
CN104998906A (zh) * 2015-06-17 2015-10-28 铜陵市大明玛钢有限责任公司 锻钢冷轧辊的表面清洗方法
CN108655352A (zh) * 2017-03-29 2018-10-16 鞍钢股份有限公司 一种铁箔的制备方法
JP2019155384A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 日立金属株式会社 荒引き線の製造方法、荒引き線、および荒引き線の製造装置
KR102109259B1 (ko) * 2018-07-30 2020-05-11 주식회사 포스코 주편냉각유닛 및 이를 포함하는 연속주조장치
CN111992682B (zh) * 2020-08-14 2021-06-22 洛阳万基铝加工有限公司 一种避免铸轧辊边部集聚炭黑脱落压入铸轧板的方法
CN116494437B (zh) * 2023-06-28 2023-10-27 山东通发实业有限公司 一种制备塑料物品的模具的制备装置

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL104695C (ja) * 1955-06-20
FR1198006A (fr) * 1958-01-31 1959-12-04 Pechiney Prod Chimiques Sa Coulée continue des métaux
CH508433A (de) * 1970-06-24 1971-06-15 Prolizenz Ag C O Schweiz Kredi Düse für die Zuführung des geschmolzenen Metalles beim Bandgiessen in Raupenkokille
US3795269A (en) * 1972-03-27 1974-03-05 Alcan Res & Dev Method of and apparatus for casting on moving surfaces
US3976117A (en) * 1974-11-01 1976-08-24 Erik Allan Olsson Method of and apparatus for converting molten metal into a semi-finished or finished product
US3976119A (en) * 1974-11-19 1976-08-24 Southwire Company Apparaus for applying a fluid coating to a movable endless casting surface
US4054173A (en) * 1974-12-23 1977-10-18 Hunter Engineering Co., Inc. Apparatus for producing completely recrystallized metal sheet
US4061178A (en) * 1975-04-15 1977-12-06 Alcan Research And Development Limited Continuous casting of metal strip between moving belts
US4061177A (en) * 1975-04-15 1977-12-06 Alcan Research And Development Limited Apparatus and procedure for the belt casting of metal
GB2035881B (en) * 1978-11-02 1982-12-15 Hunter Eng Co Molten metal feed tip and method of making it
US4232804A (en) * 1978-11-02 1980-11-11 Hunter Engineering Company Molten metal feed tip
US4303181A (en) * 1978-11-02 1981-12-01 Hunter Engineering Company Continuous caster feed tip
DE3005677C2 (de) * 1980-02-15 1982-06-24 Basf Farben + Fasern Ag, 2000 Hamburg Verfahren und Vorrichtung zum elektrostatischen Überziehen von Gegenständen mit Flüssigkeiten
DE3029223C2 (de) * 1980-08-01 1984-09-27 Fried. Krupp Gmbh, 4300 Essen Einlauf für die Metallschmelze in Stranggießvorrichtungen
US4421154A (en) * 1981-12-14 1983-12-20 Southwire Company Fail safe air wipe
US4648438A (en) * 1982-04-28 1987-03-10 Hazelett Strip-Casting Corporation Method and apparatus for feeding and continuously casting molten metal with inert gas applied to the moving mold surfaces and to the entering metal
US4593742A (en) * 1982-04-28 1986-06-10 Hazelett Strip-Casting Corporation Apparatus for feeding and continuously casting molten metal with inert gas applied to the moving mold surfaces and to the entering metal
JPS59218244A (ja) * 1983-05-24 1984-12-08 Fujikura Ltd 銅の連続鋳造方法
NO154487C (no) * 1983-08-26 1987-01-27 Norsk Hydro As Anordning for tilfoersel av smeltet metall til en baandstoepemaskin.
JPS60180647A (ja) * 1984-02-27 1985-09-14 Nippon Steel Corp ベルト式連続鋳造機による溶鋼の連続鋳造方法
DE3409910A1 (de) * 1984-03-17 1985-04-25 Fried. Krupp Gmbh, 4300 Essen Verfahren zum betrieb einer doppelbandstranggiesskokille zum druckgiessen von stahl und mit einer doppelbandstranggiesskokille zusammenwirkende giessduese zur durchfuehrung des verfahrens
EP0206989A1 (de) * 1985-06-14 1986-12-30 Schweizerische Aluminium Ag Asbestfreies Material mit anorganischen Fasern sowie ein Verfahren zur Herstellung des Materials
JPS6211843A (ja) * 1985-07-09 1987-01-20 Minolta Camera Co Ltd 電子写真複写機
JPS62110843A (ja) * 1985-11-07 1987-05-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ブロツク式連続鋳造設備
ES2008705B3 (es) * 1986-03-10 1989-08-01 Larex Ag Cierre hermetico de una tobera de colada de la camara de colada de undispositivo de colada continua.
JPH01133649A (ja) * 1987-11-20 1989-05-25 Nippon Steel Corp ツインドラム方式の連続鋳造装置
JPH0377748A (ja) * 1989-08-18 1991-04-03 Nippon Steel Corp 薄板連続鋳造機用のブラシ装置
US4972900A (en) * 1989-10-24 1990-11-27 Hazelett Strip-Casting Corporation Permeable nozzle method and apparatus for closed feeding of molten metal into twin-belt continuous casting machines
US5279352A (en) * 1992-08-18 1994-01-18 Hazelett Strip-Casting Corporation Electrostatic application of insulative refractory dust or powder to casting belts of continuous casting machines--methods and apparatus
ES2123743T3 (es) * 1993-05-18 1999-01-16 Pechiney Rhenalu Maquina para la colada en banda de metales.
JP3932611B2 (ja) * 1997-07-15 2007-06-20 石川島播磨重工業株式会社 トランスファプレスのクロスバー干渉防止装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083784A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Apic Yamada Corp クリーナ装置及びモールド装置

Also Published As

Publication number Publication date
NO970137D0 (no) 1997-01-13
AU688111B2 (en) 1998-03-05
BR9508305A (pt) 1997-11-25
US5636681A (en) 1997-06-10
NO20044583L (no) 1997-03-05
ES2191246T3 (es) 2003-09-01
CN1054791C (zh) 2000-07-26
US5671800A (en) 1997-09-30
CA2128398C (en) 2007-02-06
KR970704533A (ko) 1997-09-06
IN192817B (ja) 2004-05-22
NO322529B1 (no) 2006-10-23
WO1996002339A1 (en) 1996-02-01
JP3717518B2 (ja) 2005-11-16
EP0908255A1 (en) 1999-04-14
EP0908255B1 (en) 2003-04-02
CN1157585A (zh) 1997-08-20
AU706227B2 (en) 1999-06-10
CA2128398A1 (en) 1996-01-20
AU3337295A (en) 1996-02-16
JP2005262322A (ja) 2005-09-29
DE69525628T2 (de) 2002-09-05
KR100365981B1 (ko) 2003-02-11
NO970137L (no) 1997-03-05
EP0773845A1 (en) 1997-05-21
CA2517447C (en) 2007-05-29
DE69530235T2 (de) 2004-01-29
JP4423238B2 (ja) 2010-03-03
NO322273B1 (no) 2006-09-04
ES2169145T3 (es) 2002-07-01
DE69530235D1 (de) 2003-05-08
CA2517447A1 (en) 1996-01-20
DE69525628D1 (de) 2002-04-04
EP0773845B1 (en) 2002-02-27
AU4609797A (en) 1998-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10502578A (ja) 金属ストリップを鋳造するための方法と装置、及びこれに使用される射出器
CN100528405C (zh) 连续铸造机、其熔融金属进料器及其连续铸造方法
US3430683A (en) Feed tip for continuous strip casting machine
US4088727A (en) Method of solidifying molten material
KR101557907B1 (ko) 연속 주조 장치용 조절 가능한 측면 댐
JP4436841B2 (ja) 連続鋳造装置の鋳造ベルトの表面テクスチュアリング
JPS6326243A (ja) 金属薄板帯の直接鋳造装置
JP4234827B2 (ja) 金属ストリップ鋳造方法、金属ストリップを鋳造するストリップ鋳造装置、及び双ロールストリップ鋳造装置
JPH0333424B2 (ja)
US5927377A (en) Method of wiping and application of mold release solution to a rotary chill casting wheel
JPH0246949A (ja) 薄板連鋳機
JPS60257953A (ja) ベルト式連続鋳造装置
JPH03142050A (ja) 双ロール式連鋳機
JPH08243692A (ja) ベルト式連続鋳造装置
JPH0366451A (ja) 薄板連続鋳造機用の振動ブラシ装置
JPH04187350A (ja) ベルト式連続鋳造用浸漬ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050309

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100909

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130909

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term