JPH1048896A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1048896A
JPH1048896A JP8199242A JP19924296A JPH1048896A JP H1048896 A JPH1048896 A JP H1048896A JP 8199242 A JP8199242 A JP 8199242A JP 19924296 A JP19924296 A JP 19924296A JP H1048896 A JPH1048896 A JP H1048896A
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tray
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JP8199242A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Toriyama
秀之 鳥山
Tatsuya Eguchi
達也 江口
Kiyoto Tsujihara
清人 辻原
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列搬送される複数枚の複写紙に画像形成可
能な複写機において、ソートモードを効率よく実行する
こと。 【解決手段】 複数枚の原稿をその読取ページ順に複数
部コピーするソートモードを実行する場合に、第1排紙
トレイ61と第2排紙トレイ62のそれぞれに原稿のペ
ージ順にコピーした複写紙を排出し、各1部のコピーが
終了すると、突起653を矢印方向に移動させて、第2
排紙トレイ62上の排紙束を、第1排紙トレイ61の排
紙束に重ねる。このような動作を繰り返してソートモー
ドを実行していき、残りが1部となった場合には、その
前半ページを第2排紙トレイ62に対応する搬送路で、
後半ページを第1排紙トレイ61に対応する搬送路でそ
れぞれコピーして排出し、突起653を回転させて第2
排紙トレイ62上の後半ページのコピーを第1排紙トレ
イ61の前半ページのコピーの上に重ねる。これにより
両搬送路を効率的に使用してソートモードを実行するこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列して給紙され
る複数の記録シートに同時に画像を形成することができ
る複写機やレーザプリンタなどの画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、特にデジタル複写機の分野におい
ては、その普及に連れて、多くの枚数のコピーを短時間
で行うため、高速処理の要請がある。このようにコピー
の高速処理化を実現するためには、特に内部の機械的部
分の動作、例えば、感光体ドラムの回転や複写紙の搬送
動作を高速化する必要があるが、印字精度やペーパーハ
ンドリングの観点からこのような機械的部分の高速化に
も一定の限界がある。
【0003】そこで、例えば、特開平2−24673号
公報には、2枚の複写紙を並行に搬送して、各複写紙に
同時に画像を形成する複写機が開示されている。図11
は、この複写機の画像形成部の要部を示す斜視図であ
る。光学系901による露光走査によって感光体ドラム
902の表面の画像形成位置Sa、Sbに同一の静電潜
像が形成され、この静電潜像が図示しない現像器によっ
て現像されて感光体ドラム902表面に2つのトナー像
が形成される。
【0004】一方、給紙カセット904には、複写紙9
04a、904bが並列してセットされており、これら
の複写紙が上記感光体ドラム902表面における画像の
形成動作に同期して搬送ベルト903によって並列して
給紙され、転写チャージャ905の静電力により上記画
像形成位置Sa、Sbのトナー像がそれぞれの複写紙上
に転写される。
【0005】その後、図外の定着装置によりトナー像が
複写紙に定着されて排紙トレイに排出される(このよう
に各複写紙の給紙から排出にいたるまでのそれぞれの搬
送経路を、以下「搬送路」という。) このような並列転写可能な複写機においては、1回の画
像形成動作において同時に2枚の複写紙への転写が可能
となるので、コピ−の処理速度を倍加することができ
る。
【0006】ところで、上記のような並列転写可能な複
写機において、例えば、20ページの原稿のコピーが5
部ほしい場合には、両搬送路を用いて原稿の各ページを
5枚ずつ順にコピーしておいて、後で人手により振り分
けてページ順に並び替える方法が考えられるが、このよ
うにページを揃える作業は大変手間がかかるので、通常
は、原稿20枚分の画像データを先に読み取って画像メ
モリに格納しておき、これらの画像データをページ順に
読み出して、奥側と手前側の搬送路でそれぞれ、20ペ
ージ目、19ページ目、・・・1ページ目のコピーを行
った後、再び両搬送路で20ページ目、19ページ目、
・・・1ページ目のコピーを行う。これで4部のコピー
がなされたことになるので、最後の1部は、例えば、手
前側の搬送路のみ使用して20ページ目、19ページ
目、・・・1ページ目をコピーすることにより5部のコ
ピーを原稿のページ順に作成するようにしている(この
ように原稿の読取順に複数部コピーして出力するモード
を、以下「ソートモード」という。)。
【0007】このようなソートモードの実行により、人
手によりページ順に並び替える手間が一切不要となり、
事務処理の効率化に寄与することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなソートモードの実行においては、最後の5部目の
コピーを手前側の搬送路のみで実行しているため、その
処理に時間がかかることになる。上の例では、1部の枚
数が、たかだか20枚であったが、これが100枚以上
にも及ぶ場合には、最後の1部の処理のためにますます
時間がかかり、せっかくコピーの高速処理化のため並列
して画像形成可能とした意味が薄れてしまう。
【0009】のみならず、帯電チャージャや転写チャー
ジャなどは感光体ドラム902の長手方向のほぼ全域に
共通して動作するので、画像形成していない側の搬送路
に対応する部分については、無駄に電力を消費すること
になり経済的な効率も悪い。本発明は、このような問題
点に鑑みてなされたものであり、並列して複数の記録シ
ートに画像形成可能な画像形成装置において、ソートモ
ードなどを実行する場合でも、時間的・経済的に効率よ
く画像形成が行える画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、記録シートの搬送方向と直交する方向に
N個の画像を並列して形成する画像形成手段と、必要な
枚数の記録シートを前記各画像の形成位置に合わせて形
成された搬送路に並列して供給する給紙手段とを備え、
一回の画像形成動作においてN枚の記録シートに画像形
成が可能な画像形成装置において、複数枚の画像形成を
行わせる1連のジョブを各搬送路において独立して実行
させる第1の制御手段と、前記ジョブを前記各搬送路に
配分して実行させる第2の制御手段と、を備え、前記第
1の制御手段により各搬送路において1個のジョブを処
理するサイクルを1処理サイクルとしたとき、前記ジョ
ブの個数Mが、M=KN(K=1、2、3・・・)の場
合には、前記処理サイクルをK回繰り返してジョブ処理
を実行すると共に、前記ジョブの個数Mが、(K−1)
N<M<KNの場合には、前記K回の処理サイクルのう
ち最初もしくは最後の処理サイクルにおいて、前記第1
の制御手段に代えて前記第2の制御手段によりジョブ処
理を実行させるようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態を、デジタル複写機を例にして説明する。 (1)デジタル複写機全体の構成 図1は、当該デジタル複写機(以下、単に「複写機」と
いう。)の全体の構成を示す図である。
【0012】同図に示すように、当該複写機は、原稿を
自動的に搬送する原稿自動搬送装置10と、搬送された
原稿の画像を読み取る画像読取部30と、この読み取っ
た画像を複写紙上に再現するプリンタ部40とから構成
される。原稿自動搬送装置10は、原稿をセットする原
稿給紙トレイ11、給紙ローラ12、捌きローラ13、
捌きパッド14、ガイド15、レジストローラ16、搬
送ベルト17、排紙ローラ18および原稿排紙トレイ1
9等を備え、各ローラと搬送ベルト17を駆動モータM
3で駆動させることにより、原稿給紙トレイ11に並列
にセットされた、例えば最大A4サイズの原稿を縦方向
に並列して画像読取部に搬送することができる構成とな
っている。
【0013】なお、原稿給紙トレイ11には、図2の外
観斜視図に示すように、原稿の搬送方向と平行して2つ
の原稿ガイド11a、11bが立設されており、各原稿
束22a、22bの外側の端を、それぞれ原稿ガイド1
1a、11bに揃えてセットできるようになっている。
また、原稿ガイド11a、11bは、載置される各原稿
のサイズに応じて原稿の搬送方向に直交する方向に移動
可能なように構成される。
【0014】原稿給紙トレイ11の2つの原稿束が載置
される位置には当該原稿の有無を検出するための原稿検
出センサSE4a、SE4b(図1)が設置されてい
る。これら原稿検出センサSE4a、SE4bは、例え
ば、発光素子と光電変換素子の組合せからなる反射式の
光電センサであって、原稿給紙トレイ11の各センサの
位置に原稿が載置されると、発光素子から発光された光
が当該原稿面に反射して光電変換素子に検出され、その
検出信号により原稿の有無が判定される。
【0015】そして、原稿束が原稿給紙トレイ11の手
前側もしくは奥側に載置されると、当該原稿束の1番下
に位置する原稿が、それぞれ給紙ローラ12、捌きロー
ラ13、捌きパッド14によりガイド15に沿って下方
に送られ、さらにレジストローラ16および搬送ベルト
17によって、プラテンガラス35上に設定された所定
の原稿読取位置まで搬送され、画像読取部30のスキャ
ナ31によってスキャンされた後、再び、搬送ベルト1
7により図1の右方向に送られ、排紙ローラ18を経て
原稿排紙トレイ19上に排出される。
【0016】さらに、原稿の裏面も読み取る場合には、
切換爪20により原稿の搬送経路を反転ローラ21方向
に切り換え、当該反転ローラ21により原稿を反転させ
て再びプラテンガラス35方向へ移送し、さらに搬送ベ
ルト17によりプラテンガラス35の上記原稿読取位置
まで搬送され、画像読取部30で読み取られた後、次の
原稿が上述と同様にして搬送されてくる。
【0017】画像読取部30には、スキャナモータM2
の駆動により図1の矢印方向に移動するスキャナ31が
ある。このスキャナ31は、原稿を照射する露光ランプ
32と、当該原稿からの反射光を集光するロッドレンズ
アレー33と、集光された光を電気信号に変換する密着
型のCCDイメージセンサ(以下、単に「CCDセン
サ」という。)34を備えている。
【0018】スキャナ31の露光ランプ32で照射され
た原稿の画像は、CCDセンサ34において光電変換さ
れて電気信号となり、これにより得られた画像データ
は、制御部100においてA/D変換されてデジタル信
号となり、画質向上のための必要な補正を加えられた
後、制御部100内の画像メモリ131(図5参照)に
格納され、必要に応じて読み出されてレーザダイオード
41の駆動信号に変換される。
【0019】プリンタ部40は、感光体ドラム47を中
心にして、その表面を露光する光学系と、露光された画
像を顕像化して複写紙上に再現する画像プロセス系と、
当該画像プロセス系に複写紙を供給する給紙部などから
なる。上記制御部100から出力された駆動信号により
光学系のレーザダイオード41の出力が変調され、出力
されたレーザ光は、コリメータレンズ42を通過して平
行光線になった後、ポリゴンモータ44により定速で回
転されるポリゴンミラー43のミラー面で反射されてf
θレンズ45を通過し、さらに、折り返しミラー46
a、46bに反射されて、感光体ドラム47の表面をそ
の軸方向(主走査方向)に露光走査し、その画像形成位
置Sa、Sb(図3参照)にそれぞれ所定の静電潜像を
書き込む。
【0020】図3は、上記プリンタ部40における感光
体ドラム4と、その周辺の要部の構成を示す斜視図であ
り、説明の便宜上、図1における折り返しミラー46
a、46bやクリーナ48、イレーサランプ49、搬送
ベルト53などは省略されており、ポリゴンミラー43
もその反射面のみが示されている。同図に示すように感
光体ドラム47の画像形成位置Sbの走査角度より少し
小さな走査角度でレーザ光が入射したときに、これを検
出するSOSセンサ58が設けられている。このSOS
センサ58は、フォトダイオードなどの光電変換素子か
らなり、ポリゴンミラー43で反射されたレーザ光がf
θレンズ45を通過後、当該SOSセンサ58に入射す
ると、これを電気信号に変換し、SOS信号として制御
部100に送る。制御部100のプリンタ制御部140
(図6)は、このSOS信号を受けて画像形成位置S
a、Sbにおけるそれぞれの画像書き込み開始のタイミ
ングを決定する。
【0021】また、画像プロセス系を構成する帯電チャ
ージャ50、現像器51、転写チャージャ54が、感光
体ドラム47の周囲に、その回転軸と平行に配設されて
おり、電子写真の技術により複写紙上に画像を形成す
る。すなわち、感光体ドラム47は、上記レーザ光の露
光を受ける前にクリーナ48(図1参照)で感光体表面
の残留トナーを除去され、さらにイレーサランプ49に
より照射されて除電された後、帯電チャージャ50によ
り一様に帯電されており、このように一様に帯電した状
態で露光を受けると、感光体ドラム47表面に静電潜像
が形成される。各静電潜像は、現像器51により現像さ
れ、感光体ドラム47表面の画像形成位置Sa、Sbに
それぞれ所定のトナー像が形成される。この現像器51
は、例えば、二成分式の現像器であって、内部に収納さ
れたトナーとキャリアを攪拌してトナーに電荷を与え、
このトナーを現像ローラ511を介して感光体ドラム4
7表面に供給して現像するようになっている。
【0022】用紙カセット52a、52bには、本複写
機においてはA4サイズの複写紙352aと352bが
収納されており、各複写紙352a、352bは、それ
ぞれ給紙ローラ353a、353bとタイミングローラ
354によって並行して給紙され、搬送ベルト53(図
1)により感光体ドラム47下方の転写位置に搬送され
る。
【0023】当該搬送ベルト53の感光体ドラム47に
接触する部分の裏側には、転写チャージャ54が設置さ
れており、電荷を発生してその静電力により感光体ドラ
ム47に形成されたトナー像を各複写紙上に転写する。
各複写紙352a、352bに転写されたトナー像は、
触れるとすぐに剥がれる不安定な状態であるので、それ
ぞれ搬送ベルト55により定着装置56まで搬送され
る。定着装置56は、各複写紙352a、352bをヒ
ータが内蔵された定着ローラ561で加熱しながら押圧
することによりトナーを紙の繊維の間に固定して定着さ
せる。定着後の複写紙352a、352bは、排紙ロー
ラ57によって排紙口59から排出ユニット60の第
1、第2排紙トレイ61、62にそれぞれ排出される。
【0024】この排出ユニット60は、図2の外観斜視
図に示すように並列搬送される複写紙の手前側と奥側の
搬送路に対応して、第1、第2排紙トレイ61、62を
有し、それぞれ、昇降可能であって、そのトレイ面61
a、62aの高さを変えることができるようになってい
る。図4は、当該排出ユニット60を図2の矢印A方向
から見た正面図である。なお、同図においては、説明の
便宜上、複写機本体の側壁は図示しておらず、その輪郭
と排紙口59の位置のみ破線で示している。
【0025】第1、第2排紙トレイ61、62の各基部
611、621は、それぞれトレイ昇降装置63、64
のボルト631、641に螺合すると共に図示しないレ
ールに沿って垂直方向にのみ移動可能に保持されてお
り、ボルト631、641をそれぞれ駆動装置632、
642で回動させることにより、ネジ送り作用により昇
降可能となっている。
【0026】駆動装置632、642は、それぞれ内部
にパルスモータPM1、PM2を内蔵しており、各パル
スモータPM1、PM2の回転を歯車などの動力伝達機
構(図示せず)により上記ボルト631、641に伝達
して回転駆動するように構成される。また、SE6〜S
E8は、それぞれ複写機本体の側壁に設置された反射式
の光電式センサであり、SE7とSE8は、それぞれ第
1、第2排紙トレイ61、62が図に示す初期位置(以
下、「トレイ基準位置」という。)にあることを検出す
るためのトレイ検出センサであり、SE6は、第2排紙
トレイ62に排出されたコピー済複写紙の高さを検出す
るための第2トレイ排紙量検出センサである。
【0027】この第2トレイ排紙量検出センサSE6に
よる検出位置は、排紙口59のすぐ下になっており、後
述するように第2排紙トレイ62における排紙量が増加
してその高さが第2トレイ排紙量検出センサSE6によ
って検出されると、第2トレイ昇降装置64を駆動して
第2排紙トレイ62を所定量低くするように制御され
る。これにより、常に第2排紙トレイ62における排紙
の高さを排紙口59より低くして円滑な排紙動作を実現
する。
【0028】SE9、SE12は、それぞれ、第2排紙
トレイ62の内側端部に設けられ(図5参照)、SE9
は、光電変換素子からなるトレイ面一致検出センサであ
って、第1排紙トレイ61端部の当該トレイ面一致検出
センサSE9の対応する位置に設けられた発光素子、例
えば発光ダイオードLED1からの光を受けて所定の検
出信号を出し、これにより第1、第2排紙トレイ61、
62のトレイ面61a、62aの高さが一致したことが
判定できるようになっている。例えば、A3サイズの大
きな複写紙を排出する場合には、各トレイ面61a、6
2aの高さを一致させる必要があるので、この際には第
2トレイ昇降装置64を駆動して第2排紙トレイ62を
下降させていき、上記トレイ面一致検出センサSE9か
らの検出信号を受けたときに当該下降動作を停止させる
ことにより両トレイ面61a,62aの高さを一致させ
る。
【0029】また、SE12は、反射式の光電センサか
らなる第1トレイ排紙量検出センサであって、第1排紙
トレイ61上に排出されたコピー済複写紙の量が多くな
って、その高さがこのセンサSE12に検出されると第
1排紙トレイ61を所定量下降させて、第1排紙トレイ
61の排紙の上面が第2排紙トレイ62のトレイ面62
aより低くなるように制御され、これにより第2排紙ト
レイ62上の排紙を、当該トレイに設けられた排紙移動
機構65により第1排紙トレイ61に円滑に移動させる
ことができるようになっている。
【0030】図5は、上記排紙移動機構65の構成を説
明するため、排出ユニット60を図2の矢印B方向から
見た斜視図であって、便宜上第1、第2排紙トレイ6
1、62は、そのトレイ面61a、62bのみが示され
ている。同図に示すように排紙移動機構65は、駆動ロ
ーラ651と従動ローラ652に駆動ベルト654を懸
架し、当該駆動ローラ651をパルスモータPM3で回
転駆動することにより駆動ベルト654を矢印Cの方向
に回転させる構成になっている。当該駆動ベルト654
の表面には、トレイ面62aをそのほぼ中央で前後に分
割して設けられた間隙から上方に突出する突起653が
固着されており、駆動ベルト654の回転と共に移動し
て、当該トレイ面62aに排出されたコピー済複写紙を
その排出方向と直交する方向に押して第1排紙トレイ6
1に移動させる。第1排紙トレイ61の側部には、当該
移動された複写紙が行き過ぎて落下しないように、ある
いは、当該複写紙の移動により第1排紙トレイ61上に
排出済みの複写紙が押されてずれないように、ガイド板
61bが設けられている。図5ではガイド板61bの高
さはそれほど大きく設定されていないが、第1排紙トレ
イ61上の排紙量が多くなっても、確実に上述の排紙の
落下や位置ずれを防止するため、必要に応じてもっと背
の高いガイド板と交換可能にしておけばよい。
【0031】なお、各トレイ面61a,62aに設けら
れたSE10、SE11はそれぞれ、光電センサからな
る排紙検出センサであって、各トレイ61、62上に排
出されたコピー済複写紙を検出して後述の排出ユニット
制御部150に知らせる。また、図3におけるSE1
a、SE1b、SE2a、SE2bおよび図1のSE3
a、SE3bは、ジャム検出センサであって、それぞれ
各搬送路に搬送されてきた複写紙を検出し、その前方の
縁の検出から所定時間経っても後方の縁が検出されない
場合には、制御部100の各部において紙詰まり(ジャ
ム)と判定されるようになっている。
【0032】また、用紙カセットは、図3で説明した用
紙カセット52a、52bの他に、A3サイズの複写紙
を横置きで収納する用紙カセット52c(図1参照)が
設置されており、これらの用紙カセット52a〜52c
近傍には、例えば、光電センサやリミットスイッチから
なる用紙サイズ検出センサ(図示せず)が設けられお
り、その検出信号に基づいて制御部100のプリンタ制
御部140は、必要な用紙カセットを選択し、給紙ロー
ラ353a、353bまたは353cを駆動させて給紙
を実行させる。
【0033】さらに、画像読取部30の前面の操作しや
すい位置(図1の破線部参照)には、操作者が各種のコ
ピーモードを設定するための操作パネル36が設けられ
ており、この操作パネル36には、コピー枚数やコピー
倍率などを入力するためのテンキーや、コピー動作を開
始させるスタートキーおよび設定されたコピーモードを
表示するための表示部などのほか、上述したソートモー
ドを設定するためのソートモード設定キーが備えられて
いる。 (2)制御部100の構成 次に、上記複写機の内部に設置される制御部100の構
成を図6のブロック図により説明する。
【0034】同図に示すように制御部100は、画像読
取制御部110と、画像信号処理部120と、メモリ制
御部130と、プリンタ制御部140と、排出ユニット
制御部150と、メイン制御部160等からなる。各制
御部は、それぞれCPUを中心として構成されると共
に、それぞれの制御に必要なプログラムを格納したRO
Mおよびプログラム実行時のワークエリアとなるRAM
が設けられており、コマンドラインCLを介して、相互
にデータやコマンドの授受を行うようになっている。
【0035】画像読取制御部110は、上記原稿自動搬
送装置10および画像読取部30の動作を制御して原稿
の読取を実行させるものである。操作パネル36から所
定のコピーモードが設定されてコピー開始の操作がなさ
れると、メイン制御部160を介して当該指示を受取
り、まず、原稿検出センサSE4aもしくはSE4b
(図1)からの検出信号により原稿給紙トレイ11の原
稿の有無を確認し、原稿があれば、原稿自動搬送装置1
0の動作を制御して、当該原稿を画像読取部30のプラ
テンガラス35上の原稿読取位置まで搬送する。
【0036】その後、画像読取制御部110は、画像読
取部30各部の動作を制御してスキャナ31を走査させ
て原稿読取り動作を実行させる。すなわち、露光ランプ
32をオンにすると共にスキャナモータM2を駆動制御
してスキャナ31を移動させ、当該CCDセンサ34に
より読み取られた原稿の画像データを、画像信号処理部
120に送る。
【0037】画像信号処理部120は、A/Dコンバー
タ、シェーディング補正部、MTF補正部や、変倍部、
γ補正部などを備えており、入力された原稿の画像デー
タは、A/Dコンバータでデジタルの多値信号に変換さ
れ、シェーディング補正部で露光ランプ32の照度ムラ
や当該CCDセンサ34の感度ムラが補正された後、M
TF補正部でエッジ強調などの画質改善のための処理を
受け、さらに変倍部やγ補正部でそれぞれ変倍処理、γ
補正処理を加えられた後に、メモリ制御部130に転送
される(画像データD1)。
【0038】メモリ制御部130は、上記画像データD
1を2値化し、あるいはさらに符号化して圧縮して、ペ
ージ単位で画像メモリ131に格納すると共に、メイン
制御部160からの指示を受けて、画像メモリ131か
ら目的のページの画像データを読み出して(圧縮されて
いる場合には伸長処理を行ってから)多値化データに戻
し、プリンタ制御部140に送る(画像データD2)。
【0039】なお、スキャナ31は、原稿が並列搬送さ
れた場合にも1枚の原稿として読み取るので、上述のよ
うに画像データをページ単位で画像メモリ131に格納
するためには、これを2つの原稿の画像データに分割し
なければならない。そのため、本複写機においては、プ
ラテンガラス35の下方のスキャナ31による画像読取
の邪魔にならない位置に、原稿サイズを検出するための
原稿サイズ検出センサ(図示せず)が配設し、これによ
りプラテンガラス35の原稿読取位置に搬送されてきた
原稿の縦横の長さや、並列搬送された2枚の原稿間の隙
間の有無を検出する構成になっている。メモリ制御部1
30は上記原稿サイズ検出センサからの検出信号に基づ
き、その原稿サイズと共に当該原稿が、並列搬送か、奥
側もしくは手前側のみの片側搬送か、それとも大きな原
稿の中央通しかを判断し、それぞれの場合に応じて当該
原稿のページ単位で画像メモリ131に書込むようにメ
モリ制御する。
【0040】プリンタ制御部140は、上記画像メモリ
131から読み出された画像データD2について、内部
のROMに格納された制御プログラムに基づいてプリン
タ部40各部の動作を制御して印字を実行する。すなわ
ち、ポリゴンモータ44の回転制御のほか、SOSセン
サ58からのSOS信号を受けて内部のクロックパルス
回路から発生されるクロックパルスをカウントしなが
ら、レーザダイオード41への駆動信号の出力のタイミ
ングを取ることにより感光体ドラム47への書込み開始
位置を制御し、所定位置に静電潜像を形成させる。
【0041】また、このプリンタ制御部140には、各
種センサからの検出信号が入力されており、これらによ
り各用紙カセットからの給紙動作や上記画像プロセス系
の動作などを制御し、複写紙への印字を遂行させる。排
出ユニット制御部150は、排出ユニット60各部の動
作を制御するものであって、図7のブロック図に示すよ
うに、CPU151と、当該CPU151の制御を受け
て上記パルスモータPM1〜PM3をそれぞれ駆動する
ため第1〜第3パルスモータ駆動回路152〜154
と、当該制御プログラムを格納するROM155と、現
在の動作状態やメイン制御部160からの指示内容など
を一時記憶するためのRAM156等からなる。
【0042】このCPU151には、上述の各検出セン
サSE6〜SE12の検出信号が入力されており、これ
らの検出信号を受けて、RAM156の制御プログラム
に基づいて、第1、第2トレイ昇降装置63、64の動
作を制御して各排紙トレイ61、62の高さを調整し、
あるいは排紙移動機構65の動作を制御して、第2排紙
トレイ62上に排出されたコピー済複写紙を必要に応じ
て第1排紙トレイ61に移動させる。これらの具体的な
動作については後述する。
【0043】また、メイン制御部160は、操作パネル
36からの各種のキー入力を受け付け、設定されたコピ
ーモードを各制御部110〜150に報告し、あるい
は、各制御部110〜150からの連絡を受けて必要な
内容を操作パネル36の表示部に表示させたりするほ
か、各制御部110〜150に対してそれぞれの動作の
タイミングを指示して、全体を統一的に制御し、円滑な
コピー動作を実現させる。 (3)ソートモード実行時における制御動作 次に、本複写機において両搬送路を用いてソートモード
を実行する場合における制御動作を、図8のフローチャ
ートに基づき説明する。
【0044】まず、ステップS1において、操作者が、
原稿の束を原稿給紙トレイ11の手前側(もしくは奥
側)に載置した後、操作パネル36から必要な部数や倍
率を入力し、さらにソートモード設定キーを操作する
(コピーモードの設定)。そして、スタートキーを押下
すると、まず、画像読取部30において原稿全部の読取
が実行される(ステップS2、S3)。すなわち、原稿
検出センサSE4a(SE4b)により原稿の有無を確
認すると原稿自動搬送装置10により原稿束の1番下の
原稿からプラテンガラス35に搬送して画像読取部30
で次々に原稿画像を読取みとってその画像データを画像
メモリ131に格納していき、最後の1枚を読み取って
原稿検出センサSE4a(SE4b)により原稿が検出
されなくなった時点で読取りを終了する。これらの原稿
の画像データは、その読み取られた順に画像メモリ13
1から読み出されて、手前側と奥側の搬送路にそれぞれ
並列搬送されてきた複写紙上に印字され、第1、第2排
紙トレイ61、62に排出される(ステップS4)。
【0045】例えば、原稿が20ページあった場合、奥
側と手前側の搬送路のそれぞれで、20ページ目、19
ページ目、・・・1ページ目の印字がなされて各排紙ト
レイ61、62上に排出される(図9(a)参照)。こ
のように各搬送路で原稿の読取ページ順に1部ずつコピ
ーする動作を、便宜上、「1処理サイクル」と定義する
と、この1処理サイクルのコピー動作中に、各排紙トレ
イ61、62の排紙量が増加して排紙口59(図4)の
位置より高くなると、当該排紙口59が詰まって排紙で
きなくなるので、第2トレイ排紙量検出センサSE6に
より第2排紙トレイ62の排紙の高さが検出された場合
には、第1、第2トレイ昇降装置63、64を駆動して
第1、第2排紙トレイ61、62を例えば1cmだけ下
降させ、また、第1トレイ排紙量検出センサSE12に
より、第1排紙トレイ61の排紙量を検出した場合に
は、当該第1排紙トレイ61のみをさらに1cm下降さ
せて、各排紙トレイ61、62の高さを制御する(ステ
ップS5)。これにより、当該排紙トレイ61、62上
の排紙量にかかわらず、円滑な排紙動作や排紙移動動作
を達成する。
【0046】なお、上記第1、第2排紙トレイ61、6
2の昇降量は、各トレイ昇降装置63、64のパルスモ
ータPM1,PM2に与える駆動パルスの数をCPU1
51でカウントすることにより容易に制御できる。そし
て各搬送路で1処理サイクルのコピーが終了すると排紙
移動機構65の突起653を1回転させて、第2排紙ト
レイ62上の2部目のコピー済複写紙の束を、第1排紙
トレイ61の1部目の上部に重ねる(ステップS7)
(図9(b)参照)。この重ね合わせにより、第1排紙
トレイ61上の排紙の高さが第2排紙トレイ62のトレ
イ面62aより高くなる場合には、第1トレイ排紙量検
出センサSE12からの高さ検出信号を受けて、その検
出信号がなくなるまで、第1排紙トレイ61を下降させ
る(ステップS8)。
【0047】このようなコピー動作を続けていき、まだ
全部の部数をコピーしておらず、残りの部数が2部以上
であった場合には(ステップS9、12)、再びステッ
プS4に戻って両搬送路による処理サイクルを実行す
る。操作者から指定された部数が2n部であった場合に
は、上記両搬送路でのコピー動作をn回繰り返すことに
より全てのコピー動作が終了し(図9(c)参照)、ス
テップS10に移って、排紙検出センサSE10により
第1排紙トレイ61上の排紙が除去されたのを確認して
から、各排紙トレイ61、62を図4に示すトレイ基準
位置に復帰させる(ステップS11)。
【0048】このトレイ基準位置への復帰動作は、ま
ず、トレイ検出センサSE7からの検出信号により、第
1排紙トレイ61がトレイ基準位置にあるか否かを判断
し、当該基準位置になければ、第1トレイ昇降装置63
を駆動して第1トレイ61を上昇させ、当該トレイ検出
センサSE7で第1排紙トレイ61を検出したときに上
昇を停止させる。第2排紙トレイ62についても同様
に、トレイ検出センサSE8からの検出信号により第2
排紙トレイ62がトレイ基準位置にあるか否か判断し、
なければ第2トレイ昇降装置64により第2排紙トレイ
62を上昇させて、トレイ検出センサSE8が第2排紙
トレイ62を検出したときに停止させる。
【0049】なお、本複写機においてこのように第1排
紙トレイ61と第2排紙トレイ62に段差を設けた状態
をトレイ基準位置として設定しているのは、通常の事務
作業においてはA3サイズのコピーは極めて稀であっ
て、A4サイズのコピーが圧倒的に多いからである。ま
た、手前側の第1排紙トレイ61の方を低くしているの
は、操作者が排紙を取り易くするためのである。
【0050】操作者から指定された部数が、奇数部すな
わち(2n+1)部の場合は、最後の処理サイクルで
は、1部のみのコピーとなるので(ステップS12で
「Y」)、当該1部のコピーを2分して手前側と奥側の
搬送路に分配する(ステップS13)。例えば、上述の
ように1部が20ページである場合には、手前側の搬送
路では、20ページから11ページの後半ページを、奥
側の搬送路では10ページから1ページの前半のページ
をそれぞれコピーするようにメモリ制御部130により
画像メモリ131からの画像データの読出しを制御す
る。
【0051】このようにして分配されたページの画像デ
ータに基づき各搬送路に対応する画像形成位置Sa、S
bにおいて印字が実行され(ステップS14)、その排
紙量により必要に応じて上記ステップS5で述べたのと
同様な第1、第2排紙トレイ61、62の高さの制御を
実行して、円滑な排紙動作および排紙移動動作を確保す
る(ステップS14)。
【0052】そして、各搬送路に配分されたページのコ
ピーが全て終了すると(図10(a)参照)、排紙移動
機構65の突起653を1回転させて、図10(b)に
示すように第2排紙トレイ62上の前半のページがコピ
ーされた複写紙を、第1排紙トレイ61の後半のページ
がコピーされた複写紙上に重ねる(ステップS17)。
このように最後の1部を2分して両搬送路でコピーする
ことにより、コピー効率を向上させることができ、また
排紙移動機構65の作用により最後の1部にいたるまで
完全なソートモードを実行することができる。
【0053】なお、1部のページ数が奇数枚の場合に両
搬送路に2分すると、どちらかの搬送路でのコピーが他
方より1枚多くなり、その最後の1枚のコピー時には、
他の搬送路では何もコピーしないことになるが、この程
度のロスは、1部全部を片方の搬送路のみでコピーする
場合に比べて微々たるものである。このようにして全て
の部数のコピーが終了すると、ステップS10に移っ
て、第1排紙トレイ61上の排紙の有無を確認して、排
紙が除去されておれば、ステップS11で各排紙トレイ
61、62をトレイ基準位置に復帰させる制御を実行し
て動作を終了する。
【0054】なお、上記フローチャートにおいては、各
排紙トレイ61、62のトレイ基準位置への復帰動作
(ステップS10)を全部のコピーの終了後に実行して
いるが、コピー開始前にトレイ基準位置への復帰動作を
行ってからコピー動作を実行するようにしてもよい。ま
た、奇数部数(2n+1)のコピーの場合には、処理サ
イクルの最初に1部だけ上記ステップS13〜S17ま
でのコピー動作を実行してから、あとの2n部につい
て、ステップS4からステップS9までの動作による処
理サイクルを実行するようにしてもよい。 (4)変形例 以上、本発明に係る画像形成装置を実施の形態に基づい
て説明してきたが、本発明の内容が、上述の実施の形態
に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が
考えられる。
【0055】(4−1)上記実施の形態においては、第
2排紙トレイ62に排紙移動機構65を設けて、必要な
コピー部数が奇数部の場合に最後の1部を両搬送に分配
して、当該排紙移動機構65により第2排紙トレイ62
に排出された複写紙を第1排紙トレイ61に移動させて
全ての部数についてソートを実行したが、この排紙移動
機構65は必ずしも本発明の必須要件ではない。すなわ
ち、各搬送路において独立して上記1サイクルのコピー
動作を繰り返し実行して、そのまま第1、第2排紙トレ
イ61、62に積載していき、最後の1部については、
前半ページと後半ページに分けて両搬送路で分担してコ
ピーする。操作者が最後の1部のみについて当該前半ペ
ージのコピーを後半ページのコピーの上に重ねるだけで
よい。
【0056】手動で重ねる場合、1部のコピーを両搬送
路で分担してコピーする動作は、上記のように最後の1
処理サイクルのコピー動作のときの方が望ましいが、場
合によっては最初の1サイクルのコピー動作の際に実行
してもよい。しかし、途中の1サイクルのコピー動作の
際に実行すると、操作者が、当該前半と後半のページを
探すのが困難となるので望ましくない。
【0057】(4−2)本実施の形態においては、2枚
の複写紙を並列搬送して同時に2つの画像形成が可能な
複写機について説明したが、3枚以上の複写紙を並列搬
送してそれぞれの複写紙にコピーが可能な複写機につい
ても適用可能である。例えば、3枚の複写紙を並列搬送
してコピー可能な複写機にあって、(3n+2)部のコ
ピーを指示してソートモードを実行させた場合には、各
搬送路で独立して1処理サイクルのコピー動作をn回実
行させた後、2部分の枚数を3つの搬送路に分担してコ
ピーさせることにより効率的なコピー処理を可能にす
る。
【0058】(4−3)上記実施の形態では、排紙移動
機構65における突起653の移動機構として駆動ベル
ト654を利用したが、このような方法に限られず、例
えば、リニアモータを利用して当該突起653を移動さ
せるようにすることも可能である。また、突起653
は、排紙された複写紙側面のほぼ中央の位置に1個だけ
しか設けていないが、例えば、複数の移動突起を設けて
並行して移動させることにより、あるいは、トレイ面6
2a自体を搬送ベルトで形成することにより、複写紙の
向きを傾かせずに、より安定した状態で第1排紙トレイ
61に移動させることができる。
【0059】さらに第1、第2トレイ昇降装置63、6
4は、ネジ送り機構を利用してそれぞれ第1、第2排紙
トレイ61、62を昇降駆動させているが、このような
昇降方法に限定されないのはもちろんであり、例えば、
レールにより上下方向に移動可能に保持された各排紙ト
レイ61、62をワイヤで吊るし、このワイヤを駆動モ
ータにより巻取り、巻戻しすることにより各排紙トレイ
を昇降駆動させてもよい。
【0060】(4−4)なお、上記実施の形態において
は、複写紙を給紙する場合について述べたが、その他例
えば、OHP用のフィルムシートなど複写機によって転
写できる記録シートであればよい。また、本発明は、上
述のデジタル複写機における画像形成のみならず、その
他レーザプリンタなどの画像形成装置においても適用可
能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
搬送路に並列して搬送されるN枚の記録シートに画像形
成が可能な画像形成装置において、複数枚の画像形成を
行わせる1連のジョブを各搬送路において独立して実行
させる第1の制御手段と、前記ジョブを前記各搬送路に
配分して実行させる第2の制御手段とを備え、第1の制
御手段により各搬送路において1個のジョブを処理する
サイクルを1処理サイクルとしたときに、前記ジョブの
個数Mが、ジョブの個数がNの整数倍ではない場合に
は、その、最初もしくは最後の1処理サイクルにおい
て、前記第2の制御手段によりジョブ処理を実行させ、
その他の処理サイクル場合においては第1の制御手段に
より画像形成を実行させるようにしたので、全ての処理
サイクルにおいて全搬送路を有効に活用することがで
き、時間的にも経済的にも効率的な画像形成が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の実施の形態における全体
の構成を示す図である。
【図2】上記複写機の外観斜視図である。
【図3】上記複写機の感光体ドラム周辺の斜視図であ
る。
【図4】上記複写機の排出ユニットの構成を示す正面図
である。
【図5】上記排出ユニットにおける排紙移動機構の構成
を示すための斜視図である。
【図6】上記複写機における制御部のブロック図であ
る。
【図7】上記制御部における排出ユニット制御部のブロ
ック図である。
【図8】上記複写機においてソートモードを実行すると
きの動作を示すフローチャートである。
【図9】ソートモード実行時における各排紙トレイへの
排出動作を示す図である。
【図10】図9の続きの排出動作を示す図である。
【図11】従来の並列転写可能な複写機の要部の構成を
示す斜視図である。
【符号の説明】 10 原稿自動搬送装置 30 画像読取部 40 プリンタ部 60 排出ユニット 61 第1排紙トレイ 62 第2排紙トレイ 63 第1トレイ昇降装置 64 第2トレイ昇降装置 65 排紙移動機構 100 制御部 150 排出ユニット制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻原 清人 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 大塚 博司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートの搬送方向と直交する方向に
    N個の画像を並列して形成する画像形成手段と、必要な
    枚数の記録シートを前記各画像の形成位置に合わせて形
    成された搬送路に並列して供給する給紙手段とを備え、
    一回の画像形成動作においてN枚の記録シートに画像形
    成が可能な画像形成装置において、 複数枚の画像形成を行わせる1連のジョブを各搬送路に
    おいて独立して実行させる第1の制御手段と、 前記ジョブを前記各搬送路に配分して実行させる第2の
    制御手段と、を備え、 前記第1の制御手段により各搬送路において1個のジョ
    ブを処理するサイクルを1処理サイクルとしたとき、前
    記ジョブの個数Mが、M=KN(K=1、2、3・・
    ・)の場合には、前記処理サイクルをK回繰り返してジ
    ョブ処理を実行すると共に、前記ジョブの個数Mが、
    (K−1)N<M<KNの場合には、前記K回の処理サ
    イクルのうち最初もしくは最後の処理サイクルにおい
    て、前記第1の制御手段に代えて前記第2の制御手段に
    よりジョブ処理を実行させるようにしたことを特徴とす
    る画像形成装置。
JP8199242A 1996-07-29 1996-07-29 画像形成装置 Pending JPH1048896A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1075684C (zh) * 1996-08-08 2001-11-28 富士电机株式会社 感应电动机的变速控制器
JP2008185778A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1075684C (zh) * 1996-08-08 2001-11-28 富士电机株式会社 感应电动机的变速控制器
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