JPH0766962A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0766962A
JPH0766962A JP23554693A JP23554693A JPH0766962A JP H0766962 A JPH0766962 A JP H0766962A JP 23554693 A JP23554693 A JP 23554693A JP 23554693 A JP23554693 A JP 23554693A JP H0766962 A JPH0766962 A JP H0766962A
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JP23554693A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Kihara
治彦 木原
Masahiro Kitayama
政博 北山
Masasato Kutsuwada
正郷 轡田
Minoru Saito
穣 斉藤
Kazuhiko Kato
和彦 加藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0766962A publication Critical patent/JPH0766962A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定サイズの原稿を予め決められたサイズの
記録紙に2分割して記録する際において,分割部分の画
像欠落を排除する。 【構成】 原稿画像を読み取る原稿読取手段205と,
原稿読取手段205により読み取った画像データを記憶
する画像メモリ201aと,原稿のサイズを検知する原
稿サイズ検知手段203と,記録紙のサイズを検知する
記録紙サイズ検知手段204とを有し,原稿サイズ検知
手段203の検知信号に基づいて記録すべき原稿画像の
サイズが所定サイズの記録紙より大きい場合に,前記原
稿画像の分割部分が重複するように分割する画像処理手
段208と,画像処理手段208の処理に基づいて画像
データを出力する画像出力手段209とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複写機,レーザプリン
タ,ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し,より詳
細には,原稿が予め決められたサイズより大きい場合
に,2分割し,かつ,分割部分を重複させて出力する画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず,本発明に係る技術の背景から説明
する。オフィス環境において,異なるサイズの文書が数
多く存在し,該文書は,ファイルに綴じられたり,製本
されたりして机やキャビネット等に収納・保管されてい
る。また,一般的に,民間企業では,A4サイズやA3
サイズ等のA判系の文書を多く用いる。一方,官公庁に
おいては,法律や省令等の理由によりB判サイズの文書
が多く用いられている。このように,従来においてはA
判サイズとB判サイズの書類が混在し,文書の保管・管
理等の作業が煩わしいものとなっていた。
【0003】このような事情から,最近,行政府により
文書サイズの統一化を図ることが計画され,今後,新た
に作成される文書は,統一サイズ(A判サイズ)に基づ
くものとなる。しかしながら,既に作成されている文書
は,B5サイズの原本により保管されており,この原稿
を複写処理するために複写機を使用すると,一般的にB
5サイズの記録紙に複写されることになる。最近の複写
機にあっては,原稿サイズを検知し,該原稿サイズに合
致した記録紙を自動的に選択し,その給紙された記録紙
に画像を形成する機能を有しており,このような複写機
では,原稿のサイズと異なるサイズの記録紙に画像を形
成させることは,かえって操作が煩雑となる。また,こ
のような機能を備えていない複写機にあっては,複数の
サイズの記録紙がセットされている場合に,オペレータ
は原稿と同じサイズの記録紙を選択することが多くな
る。したがって,オフィス内における文書サイズの統一
化を図るためには,決められたサイズの記録紙のみセッ
トできる複写機が必要となる。
【0004】このような問題点を解消する1つの手段と
して,大きな原稿を2分割して複写処理することが知ら
れている。例えば,本発明に関連する参考技術文献とし
て,特開昭60−146255号公報に開示されている
「複写方法」がある。これは,大きなサイズの原稿を2
枚の小サイズの記録紙に記録するページ連写方式の複写
方法である。この複写方法にあっては,本を見開きにし
て各ページを別々の記録紙に記録するに際し,本来,各
ページに収められた画像を記録するため中央部に画像が
ない場合に有効な手段となる。このような複写方法によ
る複写例を図5に示す。図5(a)は,A3サイズの複
写対象の原稿102,図5(b)は,一点鎖線部分で2
分割して複写した記録紙をそれぞれ示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の複写方法にあっては,例えば,図
5(a)に示すようなA3サイズの原稿を,図5(b)
に示すように単純に中央付近で2分割し,複写した場合
に,その分割部分において原稿画像の欠落が発生すると
いう問題点があった。
【0006】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,所定サイズの原稿を予め決められたサイズの記録
紙に2分割して記録する際において,分割部分の画像欠
落を排除することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,原稿画像を読み取る原稿読取手段と,
前記原稿読取手段により読み取った画像データを記憶す
る画像データ記憶手段と,原稿のサイズを検知する原稿
サイズ検知手段と,記録紙のサイズを検知する記録紙サ
イズ検知手段とを有する画像形成装置において,前記原
稿サイズ検知手段からの検知信号に基づいて記録すべき
原稿画像のサイズが所定サイズの記録紙より大きい場合
に,前記原稿画像の分割部分が重複するように分割する
画像処理手段と,前記画像処理手段の処理に基づいて画
像データを出力する画像出力手段とを具備する画像形成
装置を提供するものである。
【0008】また,前記画像処理手段は,前記原稿画像
の分割部分における重複部にぼかし処理を加えるもので
ある。
【0009】また,前記画像処理手段は,前記原稿画像
の分割部分における重複部に波線画像を加えるものであ
る。
【0010】また,前記画像処理手段は,前記原稿画像
の分割部分における重複部を記録紙のサイズに合わせて
縮小変倍するものである。
【0011】また,原稿画像を読み取る原稿読取手段
と,原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知手段と,記
録紙のサイズを検知する記録紙サイズ検知手段とを有す
る画像形成装置において,前記原稿サイズ検知手段の検
知信号に基づいて記録すべき原稿画像のサイズが所定サ
イズの記録紙より大きい場合に,前記原稿画像の分割部
分が重複するように分割して読み取るように前記画像読
取手段を制御する制御手段と,前記画像読取手段により
読み取った画像データを出力する画像出力手段とを具備
する画像形成装置を提供するものである。
【0012】また,前記制御手段は,前記原稿画像の分
割部分における重複部を記録紙のサイズに合わせて縮小
変倍するものである。
【0013】また,前記記録紙は,A判サイズを用いる
ものである。
【0014】
【作用】本発明に係る画像形成装置は,画像処理手段に
より,原稿サイズ検知手段の検知情報に基づいて記録す
べき原稿画像のサイズが所定の記録紙のサイズより大き
い場合に,原稿画像の分割部分が重複するように分割
し,さらに,画像出力手段により,画像処理手段の処理
に基づいて画像データの出力を実行する。また,画像処
理手段は,重複部分にぼかし処理あるいは波線処理を付
加する。さらに,画像処理手段により重複部分を記録紙
のサイズに合わせて縮小する。
【0015】また,本発明に係る画像形成装置は,制御
手段により,原稿サイズ検知手段の検知情報に基づいて
記録すべき原稿画像のサイズが所定の記録紙のサイズよ
り大きい場合に,原稿画像の分割部分が重複するように
分割して画像読取処理を行うように画像読取手段を制御
し,さらに,画像出力手段により,画像読取手段の読み
取った画像を出力する。また,制御手段により重複部分
を記録紙のサイズに合わせて縮小する。
【0016】
【実施例】以下,本発明に係る画像形成装置の実施例を
図面に基づいて説明する。図1は,本発明が適用される
画像形成装置の概略構成を示す説明図である。本装置
は,一般的なレーザ書込手段が適用されている作像シス
テム110と画像読取装置(以下,イメージスキャナと
いう)100とから一体的に構成されており,作像シス
テム110の上部にイメージスキャナ100を載置した
連結構造をなしている。
【0017】図1において,イメージスキャナ100
は,以下の如く構成されている。101は原稿102が
載置されるコンタクトガラス,103はコンタクトガラ
ス101上の原稿102に対し光照射し,原稿102の
画像に応じた反射光を得て,該反射光を導いて読取セン
サ104に結像させるための露光ランプ,ミラー,レン
ズ等により構成された露光照明ユニットである。また,
104はCCDイメージセンサを用いた読取センサであ
る。
【0018】また,作像システム110は,以下の如く
構成されている。すなわち,主に,レーザ書込系,作像
系,給紙搬送系から構成されている。レーザ書込系は,
本装置では,120により示されたレーザ書込ユニット
に収容されている。該レーザ書込ユニット120は,レ
ーザ出力ユニット(図示せず)を備え,該レーザ出力ユ
ニットの内部には,レーザ光源であるレーザダイオード
を備え,さらに,モータによって高速で定速回転するポ
リゴンミラーが具備されている。また,このレーザ書込
ユニット120から出力されるレーザ光は,ポリゴンミ
ラー,ミラーを介して作像系に装備された感光体ドラム
130に照射される。
【0019】また,作像系は,以下のように構成されて
いる。すなわち,上記感光体ドラム130の周囲には,
感光体ドラム130の表面を均一に帯電する帯電ローラ
131と,形成された静電潜像を可視像化する現像ユニ
ット132と,搬送されてきた記録紙に感光体ドラム1
30表面に形成されたトナー像を転写する転写ローラ1
33と,転写処理後において感光体ドラム130表面を
クリーニングするクリーニングユニット134等が装備
されている。なお,感光体ドラム130の一端近傍のレ
ーザ光を照射する位置に,主走査同期信号を発生するビ
ームセンサ(図示せず)が配置されている。
【0020】また,給紙搬送系は,以下のように構成さ
れている。すなわち,135,136はそれぞれサイズ
の異なる記録紙(例えば,135にはA4サイズ,13
6にはその他のサイズ)を積載する給紙カセット,13
7,138は給紙カセット135,136から記録紙を
給紙する給紙コロ,139,140は記録紙のサイズを
検知する記録紙サイズ検知センサ,141は所定のタイ
ミングをとって記録紙を転写部へ搬送するレジストロー
ラ,142は転写処理を経て搬送されてきた記録紙上の
画像を定着させる定着ユニット,143は排紙ローラ,
144は排紙された記録紙を受ける排紙トレイである。
【0021】次に,イメージスキャナ100の基本的な
動作について説明する。コンタクトガラス101の所定
位置にセットされた原稿102は,露光照明ユニット1
03により露光照明され,画像に応じた反射光として読
取センサ104に導かれる。その後,読取センサ104
により1ライン毎に原稿画像が読み取られる。
【0022】また,作像システム110の基本的な動作
について説明する。感光体ドラム130の表面を帯電ロ
ーラ131によって一様に高電位に帯電する。その感光
体ドラム130面にレーザ光が照射されると,照射され
た部分は電位が低下する。レーザ光は記録画素の黒/白
に応じてON/OFF制御されるので,レーザ光の照射
によって感光体ドラム130面に記録画像に対応する電
位分布,すなわち,静電潜像が形成される。
【0023】上記静電潜像が形成された部分が現像ユニ
ット132を通過すると,その電位の高低に応じてトナ
ーが付着し,静電潜像を可視像化したトナー像が形成さ
れる。一方,トナー像が形成された部分に所定のタイミ
ングにてレジストローラ141により記録紙が搬送さ
れ,上記トナー像に重なる。このトナー像が転写ローラ
133によって記録紙に転写された後,該記録紙は感光
体ドラム130から分離される。分離された記録紙は搬
送経路を通って搬送され,ヒータを内蔵した熱ローラお
よび加圧ローラにより構成された定着ユニット142に
よって熱定着された後,排紙ローラ143により排紙ト
レイ144上に排出される。転写処理終了後,感光体ド
ラム130の表面はクリーニングユニット134により
クリーニングされ,次回の複写処理に備えて待機状態と
なる。
【0024】一方,給紙カセット135(136)の記
録紙は給紙コロ137(138)により所定方向へ給紙
される。給紙された記録紙は,レジストローラ141に
当接した状態で一旦停止し,スキュー(斜め搬送)補正
された後,記録プロセスの進行に同期したタイミングに
て感光体ドラム130の転写部へ搬送される。
【0025】図2は,本発明に係る画像形成装置の制御
系の概略構成を示すブロック図であり,図において,2
01は制御プログラムに基づいて制御系全体の制御を実
行する制御手段であり,制御用ROM201bや画像デ
ータを一時的に格納する画像メモリ201a等を備えた
マイクロコンピュータシステムにより構成されている。
また,202は処理用データ(波線データ,ぼかしデー
タ)が格納されているROM,203はコンタクトガラ
ス101上に載置された原稿102のサイズを検知する
原稿サイズ検知手段である。
【0026】また,204は記録紙サイズ検知手段(図
1における記録紙サイズ検知センサ139,140),
205は原稿内容を光学的に読み取る原稿読取手段(図
1におけるイメージスキャナ100),206は装置の
状態や操作ガイダンス等を表示する表示手段,207は
原稿102を分割した際の重複部分に対する各種画像処
理を指定する画像処理指定手段,208は読み取った画
像データに対し所定の処理を加える画像処理手段,20
9は画像処理後における画像データに応じた画像信号を
レーザ書込ユニット120(図1参照)に対して出力す
る画像出力手段である。
【0027】次に,動作について説明する。例えば,A
4サイズの記録紙に対し原稿102の複写処理を実行す
る場合,露光照明ユニット103によりコンタクトガラ
ス101に載置された原稿102が照明され,このと
き,原稿サイズ検知手段203により原稿がA3サイズ
であることが検知される。制御手段201は,この原稿
102のサイズがA3であるという情報を入力し,A4
サイズの記録紙がセットされている給紙カセット135
を選択する。これにより原稿102の1/2サイズに合
致した記録紙に対し,上記一連のプロセスを経て画像が
形成される。
【0028】さらに,分割処理に伴う各種画像処理動作
について説明する。図3は,本発明に係る各種画像処理
例を示す説明図である。図3(a)は,複写処理対象と
なる原稿例であり,A3サイズの原稿102がコンタク
トガラス101に載置されている状態を示している。ま
た,図3(b)は,第1の実施例,図3(c)は,第2
の実施例に係る画像処理例をそれぞれ示している。
【0029】図3において,A3サイズの原稿102が
コンタクトガラス101上にセットされると,露光照明
ユニット103により照明され,このとき,原稿サイズ
検知手段203により原稿がA3サイズであることが検
知され,制御手段201は原稿がA3サイズであること
を認識する。また,制御手段201は,本実施例のよう
なコンタクトガラス101にあっては,A3サイズの原
稿102の全面積を横にセットすることができない構成
となっているめ,原稿102の向きが縦方向であること
を自動的に認識する。なお,これはB4サイズについて
も同様である。
【0030】また,本実施例での原稿102は,図3
(a)に示されるように,左側領域102aと右側領域
102bとから構成され,露光照明ユニット103によ
り一回の走査で全体の画像が読み取られる。そして,A
4サイズより大きな原稿102である場合には,画像処
理手段208により以下のような処理が実行される。
【0031】すなわち,図3(a)に示されるように,
原稿102の半分を境として,左側領域102aと右側
領域102bに分け,原稿102の中央部分が両領域に
またがるようにオーバーラップさせて区分する。その
後,画像処理手段208により,左側領域102aの画
像は,A4サイズの記録紙の所定位置に画像が記録され
るように,さらに,前記オーバーラップ部分および綴じ
代を指定している場合には,その綴じ代分を考慮した倍
率で縮小処理(B4サイズの場合は拡大処理)され,画
像出力手段209により画像出力が実行される。また,
右側領域102bについても,同様な処理を行った後,
画像出力を実行する。
【0032】さらに,上記において,画像処理手段20
8は,図3(b)に示すように,画像処理指定手段20
7の指示に基づいて,左側領域102aと右側領域10
2bとの各オーバーラップ部分(斜線部分)に対して,
ROM202よりぼかし処理のデータを読み出し,ぼか
し処理を施す処理を実行する。あるいは,図3(c)に
示すように,各オーバーラップ部分に対して,ROM2
02より波線処理のデータを読み出し,波線処理を施す
処理を実行する。さらに,そのオーバーラップ部分を記
録紙のサイズに合わせて縮小変倍する。
【0033】図4は,本発明が適用される画像形成装置
の他の実施例を示す説明図である。なお,本構成は図1
に示した画像形成装置に対して,自動原稿搬送装置40
1および両面給紙装置410を付加した構成となってい
る。したがって,該自動原稿搬送装置401および両面
給紙装置410以外の部分については図1に示したもの
と同一符号を付して,その説明を省略する。
【0034】自動原稿搬送装置401は,コンタクトガ
ラス101上部に装着され,以下のように構成されてい
る。すなわち,図において,402は原稿102を複数
枚セット可能な原稿テーブル,403は原稿102を一
枚ずつ給紙搬送する原稿給紙ローラ,404はコンタク
トガラス101面と対向および密着し,原稿を搬送する
無端状の搬送ベルト,405および406は搬送ベルト
404を内側から張架し,回転するベルト駆動ローラ,
407は読取処理後の原稿102が排紙される原稿排紙
テーブルである。
【0035】また,両面給紙装置410は,作像系と給
紙カセット136部の間に設けられ,以下のように構成
されている。すなわち,図において,411は定着ユニ
ット142の直後に設けられ,記録紙を排紙経路と両面
搬送路とを制御手段201からの切換信号に基づいて切
り換える搬送路切換爪であり,例えば,通常用いられて
いるソレノイドによる切換機構(図示せず)により,制
御手段201の切換信号に基づいて動作する。また,4
12は記録紙を反転させる両面搬送路であり,両面給紙
装置410に記録紙をターンして導くように構成されて
いる。すなわち,搬送路切換爪411から両面給紙装置
410までの搬送路はS字状をなしている。また,41
3は両面給紙ローラである。
【0036】次に,動作について説明する。複写開始指
令があると,原稿給紙ローラ403が回転し,原稿テー
ブル402にセットされている原稿102を一枚毎給紙
する。次に,原稿102は,搬送ベルト404によりコ
ンタクトガラス101上の所定位置に搬送され,停止す
る。この状態で,露光照明ユニット103により原稿1
02から画像が読み取られた後,搬送ベルト404が1
80°回転することにより原稿排紙テーブル407に排
出される。また,このとき読み取られた画像は,図1に
おいて説明した画像形成プロセスと同様に記録紙に形成
され,定着処理される。
【0037】その後,記録紙は,搬送経路が搬送路切換
爪411により両面搬送路412側(破線の位置)に切
り換えられているため,両面搬送路412を経由して両
面給紙装置410に反転した状態で導かれ,そのまま直
ぐに再給紙され,画像形成を実行せずに転写部を通過す
る。このとき,搬送路切換爪411は実線で示す位置に
あるため,記録紙は画像面を下にして,排紙トレイ14
4に排紙される。すなわち,両面給紙装置410を用い
ることによりフェイスダウン排紙が行なわれるものであ
る。
【0038】以上の動作をさらに詳細に説明する。例え
ば,図3(a)に示すようなA3サイズの原稿が,自動
原稿搬送装置401に1枚セットされた場合,原稿10
2は,上記一連の動作により,その内容が読み取られ,
制御手段201内における画像メモリ201aに一時的
に蓄えられる。そして,まず,読み取った原稿画像のう
ち左側領域102aの画像が画像出力手段209により
出力され,レーザ書込ユニット120を介して感光体ド
ラム130面に書き込まれる。その後,上記の如く複写
プロセスを経て,図3(b)に示すような記録紙に画像
が形成される。したがって,これにより,A4サイズ横
の記録紙に対して,搬送方向後端側を基準とした画像が
形成されたことになる。そして,この記録紙はそのまま
排紙トレイ144に画像を上向き(フェイスアップ)に
して排紙される。
【0039】次に,2回目の複写プロセスが実行され
る。まず,画像出力手段209より右側領域102bの
画像が,レーザ書込ユニット120を介して感光体ドラ
ム130面に書き込まれる。その後,上記の如く一連の
複写プロセスを経て,図3(b)に示すような記録紙に
画像が形成される。このとき,記録紙の画像位置は,図
3(b)に示すように,A4サイズ横の記録紙に対して
搬送方向先端側を基準とした画像が形成される。したが
って,この記録紙を綴じて見開きで左側領域102aの
画像と右側領域102bの画像を見たい場合は,右側領
域102bの画像を下向きにするフェイスダウン排紙を
行えばよいことになる。
【0040】すなわち,右側領域102bの画像を形成
した記録紙を定着した後,搬送切換爪411を破線で示
す位置に作動させ,前記記録紙を両面搬送路412に導
き,両面給紙装置410に一旦収容し,そのまま直ぐに
再給紙する。さらに,このとき画像形成を実行せずに転
写部を通過させ,排紙トレイ144に画像面を下向きに
してフェイスダウン排紙する。これにより,1回目で得
られた記録紙と2回目で得られた記録紙は,互いに画像
面が合わされた状態で排紙されたことになり,この状態
で綴じることにより,見開きで左側領域102aの画像
と右側領域102bの画像を見ることができる。
【0041】なお,本実施例にあっては,記録紙の反転
排紙,いわゆる,フェイスダウン排紙を両面給紙装置4
10を用いて行ったが,これ以外に,通常用いられてい
る反転排紙装置(反転スタッカ)を用いることにより,
さらに高速に処理を実行することができる。
【0042】また,上記実施例は,原稿102が1枚の
場合について説明したが,次に,原稿102が複数枚,
原稿テーブル402にセットされている場合について説
明する。ただし,この場合,原稿102の片面にだけ画
像があるものとする。1枚目の原稿102の左側領域1
02aの画像(第1画像)は,上記と同様に画像形成が
行われる。次に,右側領域102bの画像(第2画像)
は,記録紙に形成された後,両面給紙装置410に収容
され,この位置で待機状態となる。その後,原稿102
の1枚目が排紙されると同時に,2枚目の原稿102が
給紙される。
【0043】上記2枚目の原稿102(第2原稿)が読
み取られると,前記待機状態の2枚目の記録紙を両面給
紙装置410から再給紙し,第2原稿の第1画像は,こ
の2枚目の記録紙の裏面に記録される。このときの画像
形成は,1枚目の第1画像の場合と同様の方法により実
行される。以下,原稿102の枚数について同様の処理
を繰り返し実行する。これにより,排紙トレイ144上
に排紙された記録紙をそのままの状態で取り出して綴じ
ることができると共に,ブック型の複写物が得られる。
【0044】なお,本実施例においては,画像形成装置
を複写機について説明したが,複写機に限らず,レーザ
プリンタやファクシミリ装置の画像出力においても同様
の処理を実行することができる。例えば,A4サイズの
記録紙しか装置に収容されていないとき,あるいはA4
サイズ以上の記録紙が使用できないとき,オンラインあ
るいはオフラインでA4サイズ以上の画像データが入力
した場合に,本実施例のように,2ページに分けて画像
出力を実行すればよい。
【0045】ところで,複写機の原稿載置方式として,
原稿102をコンタクトガラス101の中心振り分けと
するセンター基準方式と,コンタクガラス101の手前
側を基準とするコーナー基準方式の2通りがある。本実
施例では,コーナー基準方式の場合を例に取って説明し
てきたが,センター基準方式についても同様に適用する
ことができる。
【0046】さらに,本実施例では,原稿102全体の
画像を一度に読み取り,制御手段201の画像メモリ2
01aに,その読み取った画像データを蓄積し画像処理
して分割部分を重複させているが,例えば,図3(a)
の場合,まず,左側領域102aを読み取り,次に,右
側部分102bを読み取るというように,2度に分けて
読み取り,分割部分を重複させることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による画像
形成装置によれば,画像処理手段により,原稿サイズ検
知手段の検知情報に基づいて記録すべき原稿画像のサイ
ズが所定の記録紙のサイズより大きい場合に,原稿画像
の分割部分が重複するように分割し,さらに,画像出力
手段により,画像処理手段の処理に基づいて画像データ
の出力を実行し,また,画像処理手段は,重複部分にぼ
かし処理あるいは波線処理を付加し,さらに,画像処理
手段により重複部分を記録紙のサイズに合わせて縮小す
るため,あるいは,制御手段により,原稿サイズ検知手
段の検知情報に基づいて記録すべき原稿画像のサイズが
所定の記録紙のサイズより大きい場合に,原稿画像の分
割部分が重複するように分割して画像読取処理を行うよ
うに画像読取手段を制御し,さらに,画像出力手段によ
り,画像読取手段の読み取った画像を出力し,また,制
御手段により重複部分を記録紙のサイズに合わせて縮小
するため,所定サイズの原稿を予め決められたサイズの
記録紙に2分割して記録する際において,分割部分の画
像欠落を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の概略構成を
示す説明図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る画像処理例を示す説明図である。
【図4】本発明が適用される画像形成装置の他の概略構
成を示す説明図である。
【図5】従来における複写処理例を示す説明図である。
【符号の説明】
201 制御手段 201a 画像メ
モリ 202 ROM 203 原稿サ
イズ検知手段 204 記録紙サイズ検知手段 205 原稿読
取手段 208 画像処理手段 209 画像出
力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 穣 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 和彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る原稿読取手段と,前
    記原稿読取手段により読み取った画像データを記憶する
    画像データ記憶手段と,原稿のサイズを検知する原稿サ
    イズ検知手段と,記録紙のサイズを検知する記録紙サイ
    ズ検知手段とを有する画像形成装置において,前記原稿
    サイズ検知手段からの検知信号に基づいて記録すべき原
    稿画像のサイズが所定サイズの記録紙より大きい場合
    に,前記原稿画像の分割部分が重複するように分割する
    画像処理手段と,前記画像処理手段の処理に基づいて画
    像データを出力する画像出力手段とを具備することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は,前記原稿画像の分
    割部分における重複部にぼかし処理を加えることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段は,前記原稿画像の分
    割部分における重複部に波線画像を加えることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は,前記原稿画像の分
    割部分における重複部を記録紙のサイズに合わせて縮小
    変倍することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 原稿画像を読み取る原稿読取手段と,原
    稿のサイズを検知する原稿サイズ検知手段と,記録紙の
    サイズを検知する記録紙サイズ検知手段とを有する画像
    形成装置において,前記原稿サイズ検知手段の検知信号
    に基づいて記録すべき原稿画像のサイズが所定サイズの
    記録紙より大きい場合に,前記原稿画像の分割部分が重
    複するように分割して読み取るように前記画像読取手段
    を制御する制御手段と,前記画像読取手段により読み取
    った画像データを出力する画像出力手段とを具備するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は,前記原稿画像の分割部
    分における重複部を記録紙のサイズに合わせて縮小変倍
    することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記記録紙は,A判サイズを用いること
    を特徴とする請求項1または5記載の画像形成装置。
JP23554693A 1993-08-27 1993-08-27 画像形成装置 Pending JPH0766962A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019003691A1 (ja) * 2017-06-30 2019-01-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、印刷制御プログラム、及び印刷制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019003691A1 (ja) * 2017-06-30 2019-01-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、印刷制御プログラム、及び印刷制御方法
JPWO2019003691A1 (ja) * 2017-06-30 2019-11-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、及び印刷制御方法
US10528309B2 (en) 2017-06-30 2020-01-07 Kyocera Document Solutions Inc. Information processing apparatus and print control method

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