JPH104703A - ロータリ作業機のリヤカバー構造 - Google Patents

ロータリ作業機のリヤカバー構造

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JPH104703A
JPH104703A JP18403296A JP18403296A JPH104703A JP H104703 A JPH104703 A JP H104703A JP 18403296 A JP18403296 A JP 18403296A JP 18403296 A JP18403296 A JP 18403296A JP H104703 A JPH104703 A JP H104703A
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JP
Japan
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rear cover
rotary
cover
rotary main
main cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP18403296A
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English (en)
Inventor
Hidetomo Yamato
英知 大和
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication of JPH104703A publication Critical patent/JPH104703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリ作業機を水平制御しながら耕耘作業
を行う際に、耕耘される圃場の地表面が水平線に対して
傾いていても、リヤカバーで整地した整地面を、耕耘深
さに対応した盛土高さとして整地後の土塊密度を左右一
定にし、連続して隣接耕を行っても、隣接部分で整地面
が段差状になるのを可及的に少くできるようにする。 【解決手段】 ロータリメインカバーの後端部に整地用
のリヤカバーを設けたロータリ作業機において、上記ロ
ータリメインカバー11の後部側中央に、前後方向の回
動軸13を設けた支持台12を立設すると共に、上記回
動軸13にリヤカバー16を枢支した横桟部材14を揺
動自在に吊設支持させて、ロータリメインカバー11に
対してリヤカバー16を、回動軸13の軸芯周りにスイ
ング自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリメインカ
バーの後端部に設けた整地用のリヤカバーを、ロータリ
メインカバーに対してスイング自在としたロータリ作業
機のリヤカバー構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラクタ等に装着されるロータ
リ作業機は、ロータリメインカバーの後端に整地用のリ
ヤカバーを連結し、該リヤカバーを加圧ロッドで加圧し
て、耕起された圃場面を整地するようにしている。とこ
ろが従来は、このようなロータリ作業機で水平制御しな
がら耕耘作業を行う際に、圃場面に傾斜があって、例え
ば図5に示すように、背面視で耕耘される圃場の地表面
G.Lが水平線H.Lに対して角度αだけ傾いて右側が
高くなっていると、水平制御されたロータリ作業機によ
る地表面G.Lから耕耘底面Bまでの耕耘深さが、右側
耕深Fr>左側耕深Flとなって耕起された土の量が右
側程多くなるにも関わらず、リヤカバーaによって水平
に整地した整地面Aは、右側盛土高さHr<左側盛土高
さHlとなるため、整地後の土塊bの密度が右側が密と
なり左側が疎となって左右の土塊密度が一定とならな
い。
【0003】また連続して隣接耕を行うと、図7に示す
ように、リヤカバーaで整地した整地面Aが耕耘前の傾
斜した地表面G.Lに対して左側が右側よりも高くなる
ので、隣接部分が段差状になるという不都合があった。
なお図5のcはロータリメインカバー、dは加圧ロッド
である。
【0004】そこで上下に二分割したリヤカバーを可撓
性部材で連結し、耕起された土の量に応じて可撓性部材
が撓むことにより、リヤカバーの接地角度を変更可能と
したものが提案されている。ところが、このものでは耕
耘作業を行わない時に、リヤカバーの自重により可撓性
部材が撓み、リヤカバーの下半部が垂下して耕耘爪と干
渉するので、これを防止するため二分割したリヤカバー
を更に別の連結リンクで連結する等、極めて複雑な構造
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点を解消すべく創作されたものであって、ロータリ
作業機を水平制御しながら耕耘作業を行う際に、耕耘さ
れる圃場の地表面が水平線に対して傾いていても、リヤ
カバーで整地した整地面は、耕耘深さに対応した盛土高
さとなって整地後の土塊密度を左右一定にできて、連続
して隣接耕を行っても、隣接部分で整地面が段差状にな
るのを可及的に少くすることができるロータリ作業機の
リヤカバー構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、ロータリメインカバ
ーの後端部に整地用のリヤカバーを設けたロータリ作業
機において、上記ロータリメインカバーの後部側中央
に、前後方向の回動軸を設けた支持台を立設すると共
に、上記回動軸に、リヤカバーを枢支した横桟部材を揺
動自在に吊設支持させて、ロータリメインカバーに対し
てリヤカバーを、回動軸の軸芯周りにスイング自在とし
たことにより、耕耘される圃場の地表面に傾斜があって
も、スイングするリヤカバーによって、耕耘深さに対応
した盛土高さの整地面にできることを特徴とし、また、
ロータリメインカバーの後端部に整地用のリヤカバーを
設けたロータリ作業機において、上記ロータリメインカ
バーの後部側中央に、前後方向の回動軸を設けた支持台
を立設し、上記回動軸に、リヤカバーを枢支した横桟部
材を揺動自在に吊設支持させると共に、上記横桟部材
に、リヤカバーの加圧ロッドを支持するブラケットを立
設して、ロータリメインカバーに対してリヤカバーと加
圧ロッドとを、回動軸の軸芯周りに一体状にスイング自
在としたことにより、圃場の地表面に傾斜があってリヤ
カバーがスイングしても、リヤカバーと一体状にスイン
グした加圧ロッドによってリヤカバーを均一に加圧して
整地後の土塊密度を左右一定にできるようにしたことを
特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示された実施例に基いて詳細に説明する。まず図1〜図
2において、1はトラクタの後部に連結される昇降自在
のロータリ作業機であって、該ロータリ作業機1は、機
体の中央部にギヤケース2が設けられ、その上部にトッ
プマスト3が装着されている。該トップマスト3は、そ
の前方上部がトラクタに設けた連結機構のヒッチに連結
され、またトップマスト3の後方上部には、尾輪や畦立
器等を装着するためのツールバー4が調節装置5を介し
て上下角度調節自在に支持されている。
【0008】6は機体の一側に配設されたチェンケース
であって、該チェンケース6はギヤケース2から左右に
延設されたアーム7の一端に固定されており、該チェン
ケース6と、アーム7の他端に設けたサイドプレート8
とによって支持されたロータリ耕耘部9が、チェンケー
ス6に内装した伝動機構により回転駆動される。10は
ロータリ耕耘部9の耕耘爪である。
【0009】11は上記ロータリ耕耘部9を覆うロータ
リメインカバーであって、該ロータリメインカバー11
の上面には、その後部側中央に後述するリヤカバーの支
持台12が突成されている。13は支持台12に設けた
後方に突出する前後方向の回動軸であって、該回動軸1
3に角パイプからなる左右方向の横桟部材14が軸受メ
タル15を介して上下揺動自在に吊設支持されている。
そして上記横桟部材14に、後方下方に延出するリヤカ
バー(整地板)16が枢支軸17を介して上下回動自在
に枢支されていて、ロータリメインカバー11に対して
リヤカバー16が、回動軸13の軸心周りにスイング自
在となっている。
【0010】18は上記横桟部材14に立設した左右一
対のブラケットであって、該ブラケット18の上端に支
点メタル19が回動自在に支持されており、支点メタル
19に設けた貫通孔に、リヤカバー16を支持する加圧
ロッド20の上端側が上下摺動自在に挿通支持されてい
る。そして加圧ロッド20の下端部がリヤカバー16の
上面に設けた取付部材21に連結ピン22を介して連結
されていて、加圧ロッド20とリヤカバー16とが、ロ
ータリメインカバー11に対して回動軸13の軸心周り
に一体状にスイング自在となっている。23は加圧ロッ
ド20を付勢する加圧スプリング、24,25は加圧ス
プリング23を挾んで上下に設けたワッシャであって、
該ワッシャ25の位置決めピン26の差替えにより加圧
スプリング23の取付位置が調節可能となっている。2
7は位置決めピン26の差替え孔、28はサイドカバー
である。
【0011】また図3〜図4に示すものは、ロータリメ
インカバー11に設けた支持台に、リヤカバー16が枢
支された横桟部材14を、左右一対のリンクによって揺
動自在に吊設支持したものである。すなわち29はロー
タリメインカバー11上面の後部側中央に突成した支持
台、30,31は該支持台29の左右に設けた後方に突
出する回動軸であって、該回動軸30,31に左右のリ
ンク32,33の上端が軸支され、またリンク32,3
3の下端に設けた回動軸34,35に、横桟部材14の
軸受メタル36,37が軸支されていて、横桟部材14
が左右のリンク32,33によって揺動自在に吊設支持
されている。そして上記左右のリンク32,33を、そ
の対向間隔が下方にゆくに従って縮小する状態に配置す
ることにより、両リンク32,33が左右に回動して、
横桟部材14に枢支したリヤカバー16がロータリメイ
ンカバー11に対してスイングするようになっている。
【0012】上記のように構成したので、水平制御され
るロータリ作業機1によって圃場を耕耘するに当り、図
2に示すように、背面視で耕耘される圃場の地表面G.
Lが水平線H.Lに対して角度αだけ傾いて右側が高く
なっていると、ロータリ作業機1による地表面G.Lか
ら耕耘底面Bまでの耕耘深さが、右側耕深Fr>左側耕
深Flとなって耕起された土の量が右側程多くなるが、
耕起された土を整地するスイング自在のリヤカバー16
が土圧に応じてスイングし、しかもリヤカバー16と一
体状にスイングする加圧ロッド20によってリヤカバー
16が均一に付勢されるので、整地された整地面Aは、
耕耘深さに対応した盛土高さHr〜Hlとすることがで
きて、整地後の土塊密度を左右一定にすることができ
る。そして、このように整地された整地面Aは、耕耘前
の地表面G.Lと略同様の傾斜面となるので、連続して
隣接耕を行っても図6に示すように隣接部分の整地面A
が段差状になるのを可及的に少なくすることができる。
従って丘陵地の傾斜した畑等であっても、耕耘後の圃場
を均平な整地面とすることができる。
【0013】なお図2のようにリヤカバー16が右にス
イングすると回動軸13から離れたリヤカバー16の下
端側はロータリメインカバー11に対してスイングした
右方向に変位した状態となるが、図3〜図4のように、
ロータリメインカバー11に設けた支持台29に、リヤ
カバー16が枢支された横桟部材14を、左右一対のリ
ンク32,33によって揺動自在に吊設支持したもので
は、リヤカバー16の下端側がロータリメインカバー1
1に対してスイングした右方向に変位するのを少なくす
ることができる。すなわち、左右一対のリンク32,3
3は、その対向間隔が下方にゆくに従って縮小する状態
に配置されているので、リヤカバー16が右にスイング
するときは、左側のリンク32は、回動軸30を軸芯と
して下端側の回動軸34が左下方に回動して横桟部材1
4の左側を下降させ、右側のリンク33は、回動軸31
を軸芯として下端側の回動軸35が左上方に回動して横
桟部材14の右側を上昇させる。このためリヤカバー1
6が枢支された横桟部材14全体が左方向に移動しなが
ら右側にスイングするので、リヤカバー16の下端側が
スイング方向に変位するのを少なくして、耕耘後の地表
面を的確に整地することができる。なお、圃場の地表面
が上記した説明と逆方向に傾斜している場合は、左右が
逆になるのみでその他は全く同様に作用する。
【0014】
【発明の効果】これを要するに本発明は、ロータリメイ
ンカバーの後端部に整地用のリヤカバーを設けたロータ
リ作業機において、上記ロータリメインカバーの後部側
中央に、前後方向の回動軸を設けた支持台を立設すると
共に、上記回動軸に、リヤカバーを枢支した横桟部材を
揺動自在に吊設支持させて、ロータリメインカバーに対
してリヤカバーを、回動軸の軸芯周りにスイング自在と
し、また、ロータリメインカバーの後端部に整地用のリ
ヤカバーを設けたロータリ作業機において、上記ロータ
リメインカバーの後部側中央に、前後方向の回動軸を設
けた支持台を立設し、上記回動軸に、リヤカバーを枢支
した横桟部材を揺動自在に吊設支持させると共に、上記
横桟部材に、リヤカバーの加圧ロッドを支持するブラケ
ットを立設して、ロータリメインカバーに対してリヤカ
バーと加圧ロッドとを、回動軸の軸芯周りに一体状にス
イング自在としたことから、水平制御されるロータリ作
業機によって耕耘作業を行うに当り、圃場面に傾斜があ
っても、横桟部材に枢支されたリヤカバーが、耕耘後の
圃場面に沿って回動軸の軸芯周りにスイングするので、
圃場面の傾斜に関わりなく円滑に整地することができ
て、隣接耕を行なっても、隣接部分に大きな段差を生ず
ることはない。またリヤカバーがスイングしても、リヤ
カバーの加圧ロッドがリヤカバーと一体状にスイングす
るので、スイングした加圧ロッドによってリヤカバーを
均一に加圧して整地後の土塊密度を一定にすることがで
きる。このため丘陵地等においても、傾斜した圃場を適
正な状態に円滑に耕耘整地することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリ作業機の全体側面図である。
【図2】同上背面図である。
【図3】他の実施例を示すロータリ作業機の全体側面図
である。
【図4】同上要部の背面図である。
【図5】従来例を示す背面図である。
【図6】本発明による整地面を示す背面図である。
【図7】従来の整地面を示す背面図である。
【符号の説明】
11 ロータリメインリカバー 12 支持台 13 回動軸 14 横桟部材 16 リヤカバー 18 ブラケット 20 加圧ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータリメインカバーの後端部に整地用の
    リヤカバーを設けたロータリ作業機において、上記ロー
    タリメインカバーの後部側中央に、前後方向の回動軸を
    設けた支持台を立設すると共に、上記回動軸に、リヤカ
    バーを枢支した横桟部材を揺動自在に吊設支持させて、
    ロータリメインカバーに対してリヤカバーを、回動軸の
    軸芯周りにスイング自在としたことを特徴とするロータ
    リ作業機のリヤカバー構造。
  2. 【請求項2】ロータリメインカバーの後端部に整地用の
    リヤカバーを設けたロータリ作業機において、上記ロー
    タリメインカバーの後部側中央に、前後方向の回動軸を
    設けた支持台を立設し、上記回動軸に、リヤカバーを枢
    支した横桟部材を揺動自在に吊設支持させると共に、上
    記横桟部材に、リヤカバーの加圧ロッドを支持するブラ
    ケットを立設して、ロータリメインカバーに対してリヤ
    カバーと加圧ロッドとを、回動軸の軸芯周りに一体状に
    スイング自在としたことを特徴とするロータリ作業機の
    リヤカバー構造。
JP18403296A 1996-06-25 1996-06-25 ロータリ作業機のリヤカバー構造 Pending JPH104703A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012135223A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Yanmar Co Ltd ロータリー作業機
TWI403262B (ja) * 2011-01-24 2013-08-01
JP2013169174A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Yanmar Co Ltd 作業車両

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