JPH1046859A - 立体駐車装置における自動車搬送用のパレットの位置決め機構 - Google Patents

立体駐車装置における自動車搬送用のパレットの位置決め機構

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JPH1046859A
JPH1046859A JP11460097A JP11460097A JPH1046859A JP H1046859 A JPH1046859 A JP H1046859A JP 11460097 A JP11460097 A JP 11460097A JP 11460097 A JP11460097 A JP 11460097A JP H1046859 A JPH1046859 A JP H1046859A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジ10と駐車スペースSとの間にお
いてパレットPを安全に移載する。 【解決手段】 キャリッジ10に横行可能に搭載するス
ライドフレーム20と、スライドフレーム20の各隅部
に上向きに付設する位置決め部材23a、23a…とを
設ける。位置決め部材23a、23a…は、上方の係合
位置において、キャリッジ10に積載するパレットPを
相対移動不能に拘束することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータ式の
立体駐車装置において、自動車搬送用のパレットをキャ
リッジと駐車スペースとの間に安全に移載するために使
用する立体駐車装置における自動車搬送用のパレットの
位置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】昇降自在のキャリッジと、キャリッジの
昇降路に沿って多段に配設する駐車スペースとを組み合
わせて形成するエレベータ式の立体駐車装置が知られて
いる。
【0003】このものは、自動車の搬送や収容に際し、
自動車搬送用のパレットを使用する。すなわち、パレッ
トは、自動車を垂直搬送するキャリッジ上に安定に積載
し、キャリッジと駐車スペースとの間において、安全に
水平移動して移載することが必要である。
【0004】パレットの移載動作には、キャリッジに搭
載する伸縮自在なフォーク装置が使用されている。すな
わち、フォーク装置は、パレットを積載したまま駐車ス
ペースに向けて水平に伸長させることができ、駐車スペ
ースのパレット支持用の棚部材の直上にまで伸長させて
キャリッジを下降させ、パレットを棚部材に載せること
により、パレットをキャリッジから駐車スペースに移載
することができる。また、パレットを駐車スペースから
キャリッジに移載するときは、パレットの下方にフォー
ク装置を伸長し、つづいてキャリッジを上昇させること
により、フォーク装置を介してパレットを支持し、その
後、フォーク装置を短縮してパレットをキャリッジ上に
移載する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、パレットを移載するに際し、キャリッジから駐
車スペースに向けて伸長させるフォーク装置を介して移
載中のパレットと自動車との全重量を支えることにな
り、キャリッジに大きな偏荷重が負荷されるから、キャ
リッジを安定に支持するために装置全体が不当に大掛か
りになるという問題があった。また、駐車スペース内の
パレットの下方には、フォーク装置を差し込むためのデ
ッドスペースを必要とするから、建物高さの有効利用率
が低く、建物の高さを一定に抑えると、自動車の収容台
数を多くとれないという問題もあった。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、フォーク装置を全く使用することな
く、横行ガイドと移載装置とを介してパレットを移載す
るに際し、移載動作を一層安全にすることができる立体
駐車装置における自動車搬送用のパレットの位置決め機
構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、昇降自在のキャリッジに横行可
能に搭載するスライドフレームと、スライドフレームの
各隅部に上向きに付設する位置決め部材とを備えてな
り、位置決め部材は、係合位置において、キャリッジに
積載するパレットをスライドベースに対して相対移動不
能に拘束することをその要旨とする。
【0008】なお、各位置決め部材は、圧縮ばねを介し
て係合位置に付勢することができる。
【0009】また、位置決め部材は、左右の一対ごと
に、モータを介して退避位置に駆動することができ、ワ
イヤを介し、モータの軸端に付設するアームの両端に連
結することができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、キャリッジに
搭載するスライドフレームは、左右に横行することによ
り、キャリッジに積載するパレットの移載動作の一部を
実行することができる。パレットは、スライドフレーム
を介して駐車スペースに向けて前進させることにより、
駐車スペース側の横行ガイドに一部が乗り上げ、キャリ
ッジ側の移載装置を介して駐車スペース内に押し込むこ
とができ、移載装置を逆方向に作動させることにより、
駐車スペースからキャリッジ上に引き出すことができる
からである。一方、位置決め部材は、係合位置において
パレットを相対移動不能に拘束し、スライドベースを駐
車スペースに向けて前進させる際に、パレットを安定に
固定することができ、また、パレットをキャリッジに上
に引き出す際に、パレットを適位置に位置決めして停止
させることができる。
【0011】各位置決め部材は、圧縮ばねを介して係合
位置に付勢することにより、常に安全側に作動すること
ができる。各位置決め部材は、パレットを拘束する係合
位置にあることが常態であるからである。
【0012】左右の一対ごとに位置決め部材を退避位置
に駆動すれば、各位置決め部材は、パレットを移載すべ
き駐車スペース側の一対のみを退避位置とし、他の一対
を係合位置に縦続して保持しておくことができ、一層高
い安全性を実現することができる。パレットは、不用意
に反対側に移動するおそれが絶対にないからである。
【0013】位置決め部材は、ワイヤを介してモータの
軸端のアームの両端に連結することにより、モータを介
し、左右の一対を同時に係合位置から退避位置に駆動す
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0015】立体駐車装置における自動車搬送用のパレ
ットの位置決め機構は、キャリッジ10に搭載するスラ
イドフレーム20と、スライドフレーム20の各隅部に
上向きに付設する位置決め部材23a、23a…とを備
えてなる(第1図)。ただし、立体駐車装置は、キャリ
ッジ10と、キャリッジ10の昇降路Aに沿って多段に
配設する駐車スペースS、S…とを備えて構成されてい
る(第1図、第2図)。また、キャリッジ10は、キャ
リッジ本体11にスライドフレーム20を横行可能に搭
載し、さらに、スライドフレーム20を駆動するための
駆動装置12を組み込んで構成されている。
【0016】キャリッジ本体11は、左右のフレーム1
1a、11a、前後のフレーム11b、11b、前後の
フレーム11b、11b上に立設する各一対のフレーム
11c、11c…、各フレーム11c、11cの上端を
連結するフレーム11d、11dによって形成されてい
る。
【0017】駆動装置12は、一方のフレーム11aの
内側に沿って配設されている。駆動装置12は、フレー
ム11aに固定するモータ12aと、チェーン12bを
介してモータ12aに連結する駆動軸12cと、駆動軸
12cの両端のチェーン12d、12dを介して駆動軸
12cに連結するピニオン12e、12eとを備えてい
る。ただし、駆動軸12c、各ピニオン12eは、それ
ぞれフレーム11aに固定する軸受B1 、B1 、軸受B
2 、B2 によって回動自在に支持されている。また、フ
レーム11a、11aの各内側には、軸受B2 、B2
…、軸受B3 、B3 …を介し、各一対のつば付きのロー
ラ12f、12fが回動自在に軸着されている。ただ
し、ピニオン12e、12e側のローラ12f、12f
は、それぞれピニオン12eと同軸に、軸に対して相対
回転自在に装着されているものとする(第1図の二点鎖
線、第3図)。
【0018】前後のフレーム11b、11bの各内側に
は、フレーム11a、11a上に固定する台座11a1
、11a1 …を介し、一対の横行ガイド13、13が
取り付けられている(第1図)。各横行ガイド13は、
上方に開口するチャンネル状部材によって形成され、外
周が上方に突出するようにしてローラ13a、13a…
が回動自在に装着されている。
【0019】キャリッジ10は、フレーム11d、11
dに連結するローラチェーンT1 、T1 …を介し、昇降
路Aの上方に配設する昇降装置Tにより昇降自在に吊下
されている(第2図)。キャリッジ10、昇降路Aに
は、それぞれ図示しないガイドローラ、昇降ガイドが配
設され、両者が係合することにより、キャリッジ10
は、昇降時において水平方向の不要な動きが規制されて
いる。
【0020】スライドフレーム20は、キャリッジ10
に搭載されており(第1図)、枠形の本体21と、移載
装置22と、位置決め機構23、23とを備えている。
本体21は、左右のフレーム21a、21aと、フレー
ム21a、21aを梯子状に連結するフレーム21b、
21b…とから構成されている。
【0021】移載装置22は、本体21の前側のフレー
ム21bに固定するモータ22aと、前後のフレーム2
1b、21bに沿って配設するローラチェーン22b、
22bと、ローラチェーン22b、22bを連動させる
連結軸22dとを備えている(第1図、第3図)。前側
のローラチェーン22bは、左右のガイドスプロケット
22b1 、22b1 、中央部のテンションスプロケット
22b2 、22b2 を介してモータ22aの出力軸に無
端に掛け渡され、また、後側のローラチェーン22b
は、左右のガイドスプロケット22b1 、22b1 に掛
け渡されている。ただし、各左側のガイドスプロケット
22b1 、22b1 は、連結軸22dの両端に固定され
ている。各ローラチェーン22bには、一対の係合部材
22c、22cが外側に向けて装着されている。
【0022】位置決め機構23、23は、それぞれ左右
のフレーム21a、21aに沿って配設されている(第
1図、第4図、第6図)。各位置決め機構23は、フレ
ーム21aの両端部内側に付設する位置決め部材23
a、23aと、モータ23bと、モータ23bの軸端に
付設するアーム23cと、ローラ23d、23dを介し
て位置決め部材23a、23aとアーム23cの両端と
を連結するワイヤ23e、23eとを備えている。な
お、位置決め部材23a、23aは、それぞれホルダ2
3fに摺動自在に挿入され、圧縮ばね23gを介して上
方に付勢されている。モータ23bは、アーム23cを
水平位置と垂直位置(第4図の実線と二点鎖線)との間
に旋回させることにより、ワイヤ23e、23eを介
し、位置決め部材23a、23aを上方の係合位置から
下方の退避位置(同図の実線と二点鎖線)に駆動するこ
とができる。すなわち、位置決め部材23a、23a…
は、左右の一対ごとに、それぞれモータ23bを介して
退避位置に駆動することができる。
【0023】スライドフレーム20は、キャリッジ10
の各隅部に配設するピニオン12e、12e、ローラ1
2f、12f…を介し、キャリッジ10に対して横行自
在に搭載されている(第1図、第3図)。すなわち、本
体21の前後のフレーム21b、21bは、それぞれキ
ャリッジ10のローラ12f、12fによって案内さ
れ、また、本体21の下面には、前後のフレーム21
b、21bと平行に、ピニオン12e、12eに対して
上方から噛合するラック21c、21cが付設されてい
る。なお、本体21の前後のフレーム21b、21bに
は、楔形の先端を外側に向けて、解除部材21d、21
d…が前後に突出して付設されている。
【0024】各駐車スペースSには、キャリッジ10の
横行ガイド13、13に対応するようにして、一対の横
行ガイド31、31が配設されている(第1図、第7
図)。各横行ガイド31は、横行ガイド13と同様に、
チャンネル状部材の開口部にローラ31a、31a…を
回動自在に装着して構成されている。なお、横行ガイド
31、31の後端側には、緩衝部材31b、31bが装
着され、さらにストッパボード32が取り付けられてい
る。
【0025】各横行ガイド31の前端部には、位置決め
部材32aが配置されている(第1図、第5図、第6
図)。位置決め部材32aは、長孔32b1 を有するホ
ルダ32bに対し、圧縮ばね32cを介して摺動自在に
挿入されており、一体のカムフォロワ32a1 が長孔3
2b1 を介して外部に突出している。各位置決め部材3
2aは、スライドフレーム20の解除部材21dに対応
しており、解除部材21dが前進してカムフォロワ32
a1 に乗り上げることにより、位置決め部材32aを下
方に押し下げるようになっている(第5図(B))。
【0026】このような立体駐車装置において使用する
自動車搬送用のパレットP、P…は、駐車スペースS、
S…の数だけ用意されている(第2図)。パレットP
は、長方形の板状に形成され、その上面に自動車を積載
することができる。また、パレットPは、一対のガイド
部材P1 、P1 、突片P2 、P2 …、P3 、P3 …、係
止部材P4 、P4 …が下面に付設されている(第1図、
第6図、第7図)。
【0027】ガイド部材P1 、P1 は、下方に開口する
チャンネル状部材によって形成され(第1図、第3
図)、パレットPの前後両端部にあって、キャリッジ1
0、駐車スペースSの横行ガイド13、13、31、3
1に対応している。すなわち、パレットPは、ガイド部
材P1 、P1 を横行ガイド13、13に対応させるよう
にして、スライドフレーム20を介してキャリッジ10
上に積載することができ、このとき、突片P2 、P2 …
は、スライドフレーム20の位置決め部材23a、23
a…によって外側から規制されるものとする(第6
図)。さらに、突片P3、P3 …は、パレットPを駐車
スペースS内の横行ガイド31、31上に収容すると
き、左右方向の一対が位置決め部材32a、32aによ
って固定される。
【0028】係止部材P4 、P4 …は、移載装置22の
係合部材22c、22c…と係合する(第3図、第7
図)。ただし、係止部材P4 、P4 …の配設位置は、第
7図の右側の駐車スペースS、左側の駐車スペースSに
収容するパレットP、Pについて対称形に異ならせてあ
り、キャリッジ10に対して前後方向に偏って配置され
ている移載装置22のローラチェーン22b、22bに
対し、それぞれ昇降路A側の一対のみが対応している。
すなわち、いずれのパレットP、Pについても、昇降路
A側の係止部材P4 、P4 のみがローラチェーン22
b、22bに対応しており、しかも、係止部材P4 、P
4 …を含む全体構造が機械的な寸法中心に関して点対称
に形成されている。そこで、パレットP、Pは、それぞ
れ180°水平回転させ、キャリッジ10上、または任
意の駐車スペースS内に配置するとき、各部材の相対位
置関係が回転前と全く変わることがない。
【0029】いま、特定の駐車スペースSに自動車を収
容する場合を考える(第2図)。ただし、キャリッジ1
0により、この駐車スペースSに対応するパレットPが
地表階GLにセットされた時点から説明を始める。
【0030】まず、地表階GLのパレットPに自動車を
積載し、つづいて、ターン装置Rを利用し、キャリッジ
10とスライドフレーム20の中央を貫通するようにし
てパレットPを下方から突き上げて地表階GLから浮上
させ、パレットPを90°水平回転させる。その後、タ
ーン装置Rを下降させ、パレットPをキャリッジ10の
横行ガイド13、13上に積載する。つづいて、スライ
ドフレーム20の位置決め部材23a、23a…を係合
位置に突出させて突片P2 、P2 …に係合させることに
より、キャリッジ10上のパレットPを固定する。
【0031】次ぎに、昇降装置Tを駆動してキャリッジ
10を上昇させ、駐車スペースSの横行ガイド31、3
1に対し、キャリッジ10の横行ガイド13、13が同
レベルに位置する高さにキャリッジ10を停止させる
(第8図(A)、ただし、横行ガイド13、13は、同
図に図示されていない)。なお、このとき、キャリッジ
10と横行ガイド31、31との間には、キャリッジ1
0が昇降するための隙間Dが形成されている。
【0032】そこで、キャリッジ10の駆動装置12を
駆動すれば、ピニオン12e、12e、ラック21c、
21cを介してスライドフレーム20を横行させること
により、スライドフレーム20の一部を駐車スペースS
内に進出させることができる(同図(B))。このと
き、パレットPの突片P2 、P2 …には、スライドフレ
ーム20の位置決め部材23a、23a…が係合してお
り、パレットPは、スライドフレーム20に対して相対
移動不能に拘束され、スライドフレーム20と一体に横
行することができる。なお、スライドフレーム20が横
行すると、スライドフレーム20の前後一対の解除部材
21d、21dは、横行ガイド31、31の位置決め部
材32a、32aに係合してこれを押し下げ、パレット
Pは、支障なく前進することができる。
【0033】つづいて、位置決め部材23a、23a…
のうち、スライドフレーム20を進入させた駐車スペー
スS側の一対のみを退避位置に駆動し、突片P2 、P2
との係合を解除した上、移載装置22を駆動すると、ロ
ーラチェーン22b、22bが回転し、係合部材22
c、22c…を同図の矢印K3 方向に走行させることが
できる。そこで、係合部材22c、22cは、パレット
Pの係止部材P4 、P4に係合し、パレットPを駐車ス
ペースSの横行ガイド31、31上に押し出して、パレ
ットPを駐車スペースSに押し込むようにして移載する
ことができる(同図(C))。なお、パレットPの前進
限は、緩衝部材31b、31b、ストッパボード32に
よって規制される。
【0034】その後、駆動装置12により、スライドフ
レーム20をキャリッジ10の直上位置に戻し(同図
(D))、係合部材22c、22cを同図の矢印K4 方
向に走行させて初めの位置に戻す。位置決め部材32
a、32aは、スライドフレーム20が後退することに
より、解除部材21d、21dとの係合が解除されて上
昇し、横行ガイド31、31上のパレットPの突片P3
、P3 と係合する。よって、駐車スペースS内のパレ
ットPは、位置決め部材32a、32aを介して安定に
固定することができる。
【0035】パレットPをキャリッジ10上から駐車ス
ペースSに移載する一連の動作は、パレットPを支持す
る横行ガイド13、13、31、31が直線状に配設さ
れ、両者にローラ13a、13a…、31a、31a…
が装着されているから、その全行程は極めて円滑であ
る。加えて、移載中のパレットPと自動車との全重量
は、横行ガイド13、13、31、31によって常に下
方から支えられており、したがって、キャリッジ10に
対し、大きな偏荷重が負荷されたり、それによって不要
なねじりモーメントが作用したりするおそれがない。
【0036】駐車スペースSからキャリッジ10上にパ
レットPを移載するには、逆の手順による。すなわち、
まず、スライドフレーム20を横行し(第9図(A)、
(B))、位置決め部材32a、32aを下降させてパ
レットPの固定を解除する。つづいて、移載装置22を
駆動して係合部材22c、22cを同図の矢印K5 方向
に走行させ、横行ガイド31、31上のパレットPを横
行ガイド13、13上に移動する(同図(C)、
(D))。そこで、位置決め部材23a、23a…によ
ってパレットPを固定した上、スライドフレーム20を
逆に横行し、さらに、係合部材22c、22cを同図の
矢印K6 方向に走行させて元に戻すことにより移載動作
を完了する。ただし、このときの位置決め部材23a、
23a…は、パレットPの行過ぎを防止し、パレットP
を適位置に停止させるために、出庫しようとする駐車ス
ペースSと反対側の一対は、パレットPを移動させるに
先き立ってあらかじめ係合位置に駆動しておくものと
し、駐車スペースS側の一対は、パレットPの移動後、
係合位置に駆動してパレットPの固定を完成する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、キャリッジに搭載するスライドフレームと、スライ
ドフレームに付設する位置決め部材とを組み合わせるこ
とによって、位置決め部材は、キャリッジに積載するパ
レットをスライドベースに対して相対移動不能に拘束す
ることができるから、キャリッジ上のパレットを駐車ス
ペースに移動させるとき、スライドフレームと一体に安
定に移動させることができる上、駐車スペースからパレ
ットをキャリッジ上に引き出すとき、パレットを適位置
に位置決めして停止させることができ、キャリッジと駐
車スペースとの間におけるパレットの積載動作を一層安
全にすることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 立体駐車装置の要部分解斜視説明図
【図2】 立体駐車装置の全体模式図
【図3】 図1のX−X線矢視相当断面図
【図4】 正面説明図
【図5】 図1の要部動作説明図
【図6】 動作説明図(1)
【図7】 動作説明図(2)
【図8】 全体動作説明図(1)
【図9】 全体動作説明図(2)
【符号の説明】
P…パレット 10…キャリッジ 20…スライドフレーム 23…位置決め機構 23a…位置決め部材 23b…モータ 23c…アーム 23e…ワイヤ 23g…圧縮ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在のキャリッジに横行可能に搭載
    するスライドフレームと、該スライドフレームの各隅部
    に上向きに付設する位置決め部材とを備えてなり、該位
    置決め部材は、係合位置において、前記キャリッジに積
    載するパレットを前記スライドベースに対して相対移動
    不能に拘束することを特徴とする立体駐車装置における
    自動車搬送用のパレットの位置決め機構。
  2. 【請求項2】 前記各位置決め部材は、圧縮ばねを介し
    て係合位置に付勢することを特徴とする請求項1記載の
    立体駐車装置における自動車搬送用のパレットの位置決
    め機構。
  3. 【請求項3】 前記位置決め部材は、左右の一対ごと
    に、モータを介して退避位置に駆動することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の立体駐車装置における
    自動車搬送用のパレットの位置決め機構。
  4. 【請求項4】 前記位置決め部材は、左右の一対ごと
    に、ワイヤを介し、前記モータの軸端に付設するアーム
    の両端に連結することを特徴とする請求項3記載の立体
    駐車装置における自動車搬送用のパレットの位置決め機
    構。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1316132C (zh) * 2005-03-18 2007-05-16 张启瑞 仓储式立体车库纵横向转换装置
CN105064747A (zh) * 2015-07-26 2015-11-18 周虎 一种垂直升降水平横移的立体停车库
CN113363646A (zh) * 2021-06-02 2021-09-07 清华大学 电池机柜
KR20230102218A (ko) * 2021-12-30 2023-07-07 현대엘리베이터주식회사 자동 주차 설비

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