JPH1046681A - 木材接合部用の補強金具 - Google Patents

木材接合部用の補強金具

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JPH1046681A
JPH1046681A JP21935096A JP21935096A JPH1046681A JP H1046681 A JPH1046681 A JP H1046681A JP 21935096 A JP21935096 A JP 21935096A JP 21935096 A JP21935096 A JP 21935096A JP H1046681 A JPH1046681 A JP H1046681A
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JP
Japan
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cut
reinforcing metal
sections
sharp
reinforcing
Prior art date
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Pending
Application number
JP21935096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kurihara
政幸 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURIHARA SANGYO KK
Original Assignee
KURIHARA SANGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH1046681A publication Critical patent/JPH1046681A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釘を使わず簡単な作業で取り付けることがで
き、取付作業の手抜きを防止することもでき、取付後は
十分な補強効果を発揮する木材接合部用の補強金具を提
供する。 【解決手段】 補強金具1は、T字形のプレート部2
と、プレート部2の外縁から尖がるように突出した18
本の尖鋭部3と、プレート部2の内部に>形状に切り込
まれた3本の切込部4とが、プレスによる金属板の打抜
加工により一体的に形成された後、尖鋭部3及び切込部
4がプレート部2から起立するように折曲されてなる。
一部本数の尖鋭部3の両側縁にはやじり形状をなす抜止
用の返し部5が設けられている。補強金具1を梁と柱と
の接合部周辺の正面にあてがい、金槌により尖鋭部3及
び切込部4の各根元部分を叩打して打ち込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造軸組工法(い
わゆる在来工法)において、横架材(梁、土台等)、
柱、筋交い等の木材の接合部を補強するために使用され
る補強金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】木造軸
組工法による建築物の耐震性の向上を目的として、この
種の補強金具が多く使用されるようになってきた。図6
に示すように、従来の補強金具51は鋼製プレートに複
数個の透孔52を開けただけの簡単なもので、例えば梁
41と柱42との接合部周辺の正面にあてがい、透孔5
2から釘53を打ち込んで取り付けていた。
【0003】従って作業者は、一方の手で補強金具51
を接合部周辺の正面にあてがいながら釘53を摘まみ、
他方の手で金槌により釘53を打つ必要があり、取付作
業が面倒であった。また、全ての透孔52に釘53を打
たなくても取り付けられることから、一部の透孔52に
しか釘53を打たないといった作業の手抜きが行われる
可能性もあった。
【0004】なお、図7に示すように、角棒や丸棒の両
端を曲げるとともに尖らせてなる鎹61は周知であり、
木材の各種接合部に打ち込んで使用されている。しか
し、この鎹61は直線的であって面積に乏しく、打ち込
むのも両端の2本だけなので、鎹61の長さ方向の引張
りに対してはある程度の補強効果があるものの、その他
の曲げ、ねじり、剪断等に対してはほとんど補強効果が
無かった。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決し、釘を
使わず簡単な作業で取り付けることができ、取付作業の
手抜きを防止することもでき、取付後は十分な補強効果
を発揮する木材接合部用の補強金具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、横架材、柱、
筋交い等の木材の接合部を補強するための補強金具にお
いて、プレート部と、該プレート部の外縁から尖がるよ
うに突出した複数本の尖鋭部と、該プレート部の内部に
>形状に切り込まれた切込部とが、金属板の打抜加工に
より一体的に形成され、前記尖鋭部及び切込部がプレー
ト部から起立するように折曲されたことを特徴とするも
のである。
【0007】前記尖鋭部又は切込部の少なくとも一部本
数に抜止用の返し部が設けられることが好ましい。
【0008】また、前記複数本の尖鋭部は、プレート部
の外縁全周に沿って相互に略一定間隔をおいて設けられ
ることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て、図面を参照して説明する。まず、図1〜図3は、梁
41と柱42とのT字接合部用の補強金具1に具体化し
た第一実施形態を示している。この補強金具1は、図1
に示すように、T字形のプレート部2と、プレート部2
の外縁から尖がるように突出した18本の尖鋭部3と、
プレート部2の内部に>形状に切り込まれた3本の切込
部4とが、プレスによる金属板の打抜加工により一体的
に形成された後、図2に示すように、尖鋭部3及び切込
部4がプレート部2から起立するように折曲されてなる
ものである。
【0010】一部本数の尖鋭部3の両側縁にはやじり形
状をなす抜止用の返し部5が設けられている。18本の
尖鋭部3は、プレート部2の外縁全周に沿って相互に略
一定間隔をおいて設けられている。
【0011】この補強金具1は、図3に示すように、梁
41と柱42とのT字接合部周辺の正面に直接打ち込ん
で取り付けられる。つまり、一方の手で補強金具1を梁
41と柱42とのT字接合部周辺の正面にあてがい、他
方の手で金槌により尖鋭部3及び切込部4の各根元部分
を叩打することにより、尖鋭部3及び切込部4を梁41
及び柱42に打ち込めばよい。そして、全ての尖鋭部3
及び切込部4を打ち込んだときに、プレート部2が梁4
1及び柱42の正面に当接又は近接して、取り付けが終
了する。
【0012】従って、この補強金具1によれば、1本ず
つ取り出したり摘まんだりすることが面倒である釘を使
う必要が無く、簡単な作業で取り付けることができる。
また、全ての尖鋭部3及び切込部4を打ち込まないと取
り付けが終了しないことから、一部の尖鋭部3及び切込
部4しか打ち込まないといった作業の手抜きを防止する
ことができる。
【0013】そして、地震等により建築物に大きな揺れ
が発生し、梁41と柱42との接合が外れようとする大
きな力(引張り、曲げ、ねじり、剪断等)がかかったと
きでも、所定面積のプレート部2を備えた補強金具1が
その接合部を十分に補強して限界荷重を高めているの
で、接合が保持され、建築物の崩壊が防止・軽減され
る。特に、この補強金具1では、外縁の尖鋭部3のみな
らず、内部の切込部4も梁41及び柱42に食い込むの
で、プレート部2のねじれ、歪み、剥がれ等を防止でき
る。また、一部本数の尖鋭部3に設けられた返し部5が
梁41及び柱42にの内部に掛止するため、抜けを防止
できる。
【0014】次に、図4及び図5は、梁41と柱42と
2本の筋交い43,43との五叉接合部用の補強金具1
1に具体化した第二実施形態を示している。この補強金
具11は、図4に示すように、放射形のプレート部12
と、プレート部12の外縁から尖がるように突出した2
5本の尖鋭部13と、プレート部12の内部に>形状に
切り込まれた3本の切込部14とが、金属板の打抜加工
により一体的に形成された後、第一実施形態の図2と同
様に、尖鋭部13及び切込部14がプレート部12から
起立するように折曲されてなるものである。
【0015】一部本数の尖鋭部13及び切込部14の両
側縁にはやじり形状をなす抜止用の返し部15が設けら
れている。25本の尖鋭部13は、プレート部12の外
縁全周に沿って相互に略一定間隔をおいて設けられてい
る。
【0016】この補強金具11も、図5に示すように、
梁41と柱42と2本の筋交い43,43との五叉接合
部周辺の正面に直接打ち込んで取り付けられ、第一実施
形態と同様の作用・効果を奏する。
【0017】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)梁と柱とのL字接合部用の補強金具として具体化
する等、適用する接合部の場所及び形状は特に限定され
ない。 (2)プレート部に補強リブを設けること。補強リブの
設け方は、特に限定されないが、プレスによる尖鋭部及
び切込部の打抜加工と同時に補強リブを塑性加工するこ
とが好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明の木材接合部用の補強金具は、上
記の通り構成されているので、釘を使わず簡単な作業で
取り付けることができ、取付作業の手抜きを防止するこ
ともでき、取付後は十分な補強効果を発揮する、という
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る補強金具の折曲加
工前の正面図である。
【図2】折曲加工後の同補強金具を裏面側から見た斜視
図である。
【図3】同補強金具を梁と柱との接合部に取り付けた状
態の正面図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係る補強金具の折曲加
工前の正面図である。
【図5】折曲加工後の完成した同補強金具を梁と柱と筋
交いとの接合部に取り付けた状態の正面図である。
【図6】従来の補強金具を柱と梁との接合部に取り付け
た状態の正面図である。
【図7】従来の鎹の斜視図である。
【符号の説明】
1 補強金具 2 プレート部 3 尖鋭部 4 切込部 5 返し部 11 補強金具 12 プレート部 13 尖鋭部 14 切込部 15 返し部 41 梁 42 柱 43 筋交い

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横架材、柱、筋交い等の木材の接合部を
    補強するための補強金具において、プレート部と、該プ
    レート部の外縁から尖がるように突出した複数本の尖鋭
    部と、該プレート部の内部に>形状に切り込まれた切込
    部とが、金属板の打抜加工により一体的に形成され、前
    記尖鋭部及び切込部がプレート部から起立するように折
    曲されたことを特徴とする木材接合部用の補強金具。
  2. 【請求項2】 前記尖鋭部又は切込部の少なくとも一部
    本数に抜止用の返し部が設けられた請求項1記載の木材
    接合部用の補強金具。
  3. 【請求項3】 前記複数本の尖鋭部が、プレート部の外
    縁全周に沿って相互に略一定間隔をおいて設けられた請
    求項1又は2記載の木材接合部用の補強金具。
JP21935096A 1996-07-31 1996-07-31 木材接合部用の補強金具 Pending JPH1046681A (ja)

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JP21935096A JPH1046681A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 木材接合部用の補強金具

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JP21935096A JPH1046681A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 木材接合部用の補強金具

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JPH1046681A true JPH1046681A (ja) 1998-02-17

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ID=16734075

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JP21935096A Pending JPH1046681A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 木材接合部用の補強金具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011017211A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kaneshin:Kk 仮止爪付接合金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011017211A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kaneshin:Kk 仮止爪付接合金具

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