JPH1043418A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH1043418A
JPH1043418A JP20244196A JP20244196A JPH1043418A JP H1043418 A JPH1043418 A JP H1043418A JP 20244196 A JP20244196 A JP 20244196A JP 20244196 A JP20244196 A JP 20244196A JP H1043418 A JPH1043418 A JP H1043418A
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JP
Japan
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ball
game
release
value
game balls
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Withdrawn
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JP20244196A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Shogo Tatsumi
正吾 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技における球貸しから発射までの経路
あるいは手順を簡略化すること 【解決手段】 賞球タンク46には、放出球誘導路70
を介して放出装置72が接続され、放出装置72の下流
側には首振部30が接続されている。首振部30には、
放出ノズル28が取り付けられている。放出装置70を
稼働させると、賞球タンク46から供給される遊技球が
放出ノズル28から遊技盤12上に放出される。遊技に
使用するための遊技球を一旦機外に排出してから再び取
り込んで発射する必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機やアレンジボール式パ
チンコ機等の弾球遊技機が知られている。これら従来の
弾球遊技機では、遊技盤の下側に配置されている供給皿
(上受皿)から遊技盤の右下側に設置されている発射装
置に遊技球を供給して、その発射装置により遊技球を遊
技盤面に撃ち込み、その遊技球の遊技盤面における挙動
により入賞や得点が成立すると、遊技球を賞球として払
出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技球を供
給皿から発射装置に供給して発射させる構成であると、
遊技者が借り出した遊技球を供給皿に投入したり、球貸
装置から供給皿に遊技球を排出する構成が必要であっ
た。特に、CR機と呼ばれる機種のように、弾球遊技機
自身が球貸装置としても機能する弾球遊技機では、弾球
遊技機内部に貯留されている遊技球を一旦機外に排出し
てから、それを機内に取り込んで発射するという、二度
手間をかけていた。
【0004】本発明は、弾球遊技を行う際の球貸しから
発射までの経路あるいは手順を簡略化することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の弾球遊技機は、遊技盤面
における遊技球の挙動により入賞等が成立すると遊技者
側に遊技上の価値を与える価値付与手段を有する弾球遊
技機において、現金や有価証券等の価値媒体を受入れる
媒体受入手段と、該価値媒体の受入に応じてまたは該価
値媒体を受入れた後に貸出指示があると該価値媒体が表
象する価値の範囲内で決定される放出数の遊技球の放出
を指示する放出数指示手段と、前記媒体受入手段が受け
入れた価値媒体の取得や残高の書き換えなどにより、前
記放出を指示された遊技球数に対応する価値を獲得する
価値獲得手段と、遊技場側から補給される遊技球を貯留
して前記遊技球放出手段に供給する遊技球タンクと、前
記遊技球の放出を指示されると前記遊技球タンクから供
給される遊技球を前記遊技盤面に放出する遊技球放出手
段と、少なくとも前記遊技球放出手段の作動、不作動を
操作する操作手段とを設けた。
【0006】本発明における遊技上の価値の付与として
は、賞球としての遊技球の払出、コイン状の金属片の払
出、遊技球数や点数を書き込んだ磁気カード等を遊技者
に交付する形態が例示されるが、要は遊技者がどれだけ
入賞等を達成できたか(どれだけ勝ったか)が判ればよ
いのであり、これらの形態に限定されるわけではない。
また、入賞等の例としては、パチンコ機における入賞や
アレンジボール式パチンコ機における得点の成立が例示
されるが、要は前述の遊技上の価値を付与するきっかけ
となる事象が特定されていればよいのであり、これらの
例に限定されるものではない。
【0007】したがって、価値付与手段は、入賞等が発
生すると前述の遊技上の価値を付与するものであり、従
来の弾球遊技機における賞球払出装置は価値付与手段の
一例である。価値媒体としては、現金、磁気カードやI
Cカードによるプリペイドカードや遊技券のような有価
証券、ゲーム用のコイン等が例示され、媒体受入手段
は、このような価値媒体を受入れるもので、公知のカー
ドリーダのカード受入部や公知の球貸し装置の現金受入
部分のようなものである。
【0008】放出数指示手段は、価値媒体が表象する価
値の範囲内で遊技球の放出数を決定するための一種の演
算装置であり、例えば従来の弾球遊技機にも装備されて
いる制御用のマイクロコンピュータを放出数指示手段と
して採用できるし、専用の演算装置を設けてもよい。
【0009】価値媒体が表象する価値(例えば金額、プ
リペイドカードの残高等)は、媒体受入手段が読み取り
または認識する構成としてもよいし、専用の価値認識手
段を設けてもよい。媒体受入手段が、例えば一定の金額
分の現金あるいは一定数のゲーム用コインだけを受け入
れる場合には、放出数指示手段は、価値媒体の受入があ
るとすぐに遊技球の放出数を決定する構成とできるし、
媒体受入手段が、例えば不特定の金額の現金やプリペイ
ドカードを受け入れる場合には、放出数指示手段は、価
値媒体を受入れた後に貸出指示があってから、この貸出
指示したがって遊技球の放出数を決定する構成とするの
が望ましい。なお、1回の放出数を予め決めておいて、
例えば受入れた金額または残高がこの放出数に相当する
額以上であれば放出数の遊技球の放出を指示する構成と
してもよい。
【0010】価値獲得手段は、媒体受入手段が受け入れ
た価値媒体の取得や残高の書き換えなどにより、放出を
指示された遊技球数に対応する価値を獲得するもので、
球貸し装置の精算部やカードリーダの書換部がこれに相
当する。したがって、媒体受入手段と一対として1つの
機構あるいは装置にまとめられるのが好ましい。
【0011】遊技球タンクは、遊技場側から補給される
遊技球を貯留するもので、従来の弾球遊技機の賞球タン
クと同様のものである。なお、賞球タンクに遊技球タン
クを兼ねさせることもできる。遊技球放出手段は、遊技
球タンクから供給される遊技球を遊技盤面に放出するこ
とができるならどのようなものでもよく、公知の発射装
置のように打球ハンマやプランジャにより遊技球を打撃
するもの、公知の払出装置のようにスクリュウやスプロ
ケットにより遊技球を排出するもの等を採用できる。
【0012】操作手段は、従来の弾球遊技機における発
射操作ハンドルのようなもので、遊技者がそれを操作す
ることによって遊技球放出手段の作動、不作動すなわち
遊技球を放出させるかさせないかを操作する手段であ
る。従来の発射操作ハンドルに設けられているタッチ部
の働きがこの操作手段に近似している。
【0013】請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記
載の弾球遊技機において、精算指令を入力する精算指令
入力手段を設け、前記価値付与手段を、前記精算指令が
入力されると前記放出数指示手段が指示した放出数の未
放出分を遊技球として払出すか記録媒体に記録して排出
する構成とした。
【0014】精算指令入力手段は、例えば遊技者がその
弾球遊技機の使用を終了する際に、弾球遊技の終了を弾
球遊技機に指令するための手段であり、CR機における
精算ボタンのようなものである。未放出分は、遊技者が
借り出したものの弾球遊技に使用されなかった分である
から、遊技者に引き渡されなければならない。
【0015】請求項3記載の弾球遊技機は、請求項2記
載の弾球遊技機において、前記価値付与手段を、前記入
賞等が成立すると該入賞等に応じて設定されている賞球
数の遊技球の放出を前記遊技球放出手段に指示し、前記
精算指令が入力されると前記放出数指示手段が指示した
放出数および自身が指示した賞球数の未放出分を遊技球
として払出すか記録媒体に記録して排出する構成とし
た。
【0016】この請求項3における未放出分は、遊技者
が借り出した分と獲得した分のうちで遊技に使用されな
かった分、すなわち遊技者の勝ち分と言える。請求項4
記載の弾球遊技機は、請求項1ないし3のいずれか記載
の弾球遊技機において、前記操作手段は、さらに前記遊
技球放出手段による遊技球の放出位置、放出方向、放出
速度または時間当たりの放出個数の少なくとも一つを操
作することを特徴とする。
【0017】例えば遊技球放出用のノズルを設けてその
ノズルを首振りさせれば、放出方向を変更できる。放出
速度(放出される遊技球のスピード)は、遊技球に運動
エネルギーを与える駆動源(バネ、モータ、ソレノイド
等)の出力を調節すればよい。時間当たりの放出個数
は、例えば駆動源となるモータの回転数を調節すればよ
い。
【0018】上記の構成になる請求項1記載の弾球遊技
機においては、媒体受入手段が現金や有価証券等の価値
媒体を受入れると、放出数指示手段が、価値媒体の受入
に応じてまたは価値媒体を受入れた後に貸出指示がある
と価値媒体が表象する価値の範囲内で決定される放出数
の遊技球の放出を指示する。価値獲得手段は、媒体受入
手段が受け入れた価値媒体の取得や残高の書き換えなど
により、放出を指示された遊技球数に対応する価値を獲
得する。この一連の処理が、従来の弾球遊技における遊
技球の貸出に相当する。
【0019】遊技球タンクは、遊技場側から補給される
遊技球を貯留する。遊技球放出手段は、遊技球の放出を
指示されると遊技球タンクから供給される遊技球を遊技
盤面に放出し、価値付与手段は、遊技盤面における遊技
球の挙動により入賞等が成立すると遊技者側に遊技上の
価値を与えるので、従来と同様に弾球遊技を実行でき
る。また、操作手段は、少なくとも遊技球放出手段の作
動、不作動を操作するから、遊技者は遊技球を放出する
かしないかを操作できる。
【0020】この弾球遊技機では、球貸しされた遊技球
を一旦機外に排出することなく遊技盤面に放出するか
ら、球貸しから発射までの経路あるいは手順が簡略化さ
れる。ところで、借り出した遊技球のすべてを使用しき
らないで弾球遊技を終了あるいは中断することもある。
従来の弾球遊技機ならば貸し出された遊技球はすべて遊
技者に渡されているから問題にはならないが、本発明の
弾球遊技機では、貸し出された球技球が遊技者に渡され
るわけではないので、このような場合の対策が必要であ
る。
【0021】これに対して、請求項2記載の弾球遊技機
においては、精算指令入力手段により精算指令を入力す
ると、価値付与手段は、放出数指示手段が指示した放出
数の未放出分を遊技球として払出すか記録媒体に記録し
て排出する。未放出分は、遊技者が借り出したものの弾
球遊技に使用されなかった分である。この請求項2の弾
球遊技機は、本来遊技者に引き渡すべき遊技球またはそ
れに対応する記録を遊技者に引き渡すことができる。遊
技者は、この遊技球または記録媒体を遊技店側に呈示し
て景品と交換することができる。
【0022】また、貸し出された遊技球だけで遊技を行
うのでは賞球として払出された遊技球を使用できないか
ら、たとえ多量の賞球を得ても遊技を実行するために追
加の遊技球を借り出さなければならなくなる。これで
は、遊技者は常に新たな遊技資金の投入を要求されるこ
とになるから、遊技者側に不利と言える。
【0023】しかし、請求項3記載の弾球遊技機におい
ては、価値付与手段は、入賞等が成立すると入賞等に応
じて設定されている賞球数の遊技球の放出を遊技球放出
手段に指示し、精算指令が入力されると放出数指示手段
が指示した放出数および自身が指示した賞球数の未放出
分を遊技球として払出すか記録媒体に記録して排出す
る。つまり、賞球に相当する分を遊技用に使用できるか
ら、勝っている遊技者は新規な借り出しをする必要はな
くなる。また、未放出分、すなわち遊技者が借り出した
分と獲得した分のうちで遊技に使用されなかった分は、
遊技球として払出されるか記録媒体に記録して排出され
るから、それを遊技店側に呈示して景品と交換すること
ができる。
【0024】一般に遊技者は自分の技量を発揮すること
を求めるものであるが、請求項4記載の弾球遊技機にお
いては、操作手段によって、遊技球放出手段による遊技
球の放出位置、放出方向、放出速度または時間当たりの
放出個数の少なくとも一つを操作することができるの
で、こうした遊技者の要求に応えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより、発明の実施の形態の説明と
する。
【0026】
【実施例】図1に示すように、本実施例の弾球遊技機1
0は、遊技盤12、上皿14、下皿16、操作手段とし
ての操作ハンドル18等を備えている。遊技盤12は、
周囲にU字状の囲い板20を備える点で公知のパチンコ
機等とは異なるが、公知のパチンコ機と同様の入賞口等
(図示略)を備えており、囲い板20の底に相当する位
置にアウト穴22が設けられている。また、上皿14、
下皿16および操作ハンドル18も、構造自体は公知の
パチンコ機に備えられているものと変わるところはな
い。ただし、操作ハンドル18は、中立位置を基準にし
て、時計回りおよび反時計回りに回動可能である。そし
て、操作ハンドル18は回動方向と回動量を示す回動信
号および公知のものと同様のタッチ信号を出力すること
ができる。
【0027】また、この弾球遊技機10は、公知のカー
ドリーダ24を備えている。カードリーダ24は、カー
ド口26からのプリペイドカードの受入、プリペイドカ
ードの残高の読み取り、プリペイドカードの残高の書き
換え、カード口26からのプリペイドカードの排出など
ができる。そして、上皿14の縁部には、カードリーダ
24を操作するための操作パネル34が設置されてい
る。
【0028】この弾球遊技機10は、公知のパチンコ機
等とは異なり、遊技盤12の上部中央に放出手段を構成
する放出ノズル28が配置されている。この放出ノズル
28の根元側は首振部30に接続されていて、首振部3
0側から送られてくる遊技球を先端から遊技盤12に向
けて放出できる。また、放出ノズル28は、首振部30
を中心にして、矢印A、B方向に首振り可能である。な
お、放出ノズル28の先端には放出ノズル28から放出
される遊技球を検出可能な放出センサ32が取り付けら
れている。
【0029】遊技盤12の上方には、表示灯35が設置
されている。この表示灯35は、遊技盤12に放出する
ための遊技球の有無を表示するためのものである。図2
に示すように、弾球遊技機10の背面側には、遊技盤1
2を保持すると共に、各種の部品が組み付けられている
機構盤40が装着されている。また、遊技盤12の裏面
には、弾球遊技機10の全体的な制御を司る主制御装置
44が機構盤40に保持されて設置されている。
【0030】この機構盤40には、遊技場の遊技球供給
施設(図示略)から供給される遊技球を貯留するための
賞球タンク46、賞球タンク46から流出する遊技球を
整列させながら流下させるタンクレール48、タンクレ
ール48から落下してくる遊技球をカウントしながら排
出する払出装置50、払出装置50からの遊技球を上皿
14に通ずる上皿通路52と下皿16に通ずる下皿通路
54とに振り分けるための振り分け部56等で構成され
る賞球経路60や入賞球をカウントして排出する入賞球
排出装置(図示略)が収容されている収容部62、入賞
球排出装置から排出された遊技球とアウト穴22から導
かれた遊技球とを合流させて機外に排出するための機外
排出口64、エラー表示器66等が組み付けられてい
る。
【0031】賞球タンク46は、本発明の遊技球タンク
を兼ねており、放出球誘導路70を介して放出装置72
が接続されている。放出装置72は、例えばステッピン
グモータによって駆動されるスクリュやスプロケット等
により、遊技球を1球単位で払出すことが可能な公知の
払出装置と同様の構造で、その下流側には前述した首振
部30が接続されている。また首振部30の背面側に
は、超音波モータ74とモータ制御回路76が取り付け
られており、超音波モータ74を稼働させることで首振
部30、すなわち放出ノズル28を、図1に示される矢
印A、B方向に首振り駆動することができる。
【0032】図3に示すように、主制御装置44は、周
知のCPU80、CPU80の動作プログラム等を記憶
しているROM82、CPU80のワークエリアとなる
RAM84、入力インタフェース86、出力インタフェ
ース88、入出力インタフェース90等からなり、マイ
クロコンピュータとして構成されている。なお、RAM
84内には、放出が予定される遊技球数を記憶するため
の球数記憶エリアおよびカードリーダ24内のプリペイ
ドカードの現在残高を記憶するための残高記憶エリアが
設けられる。
【0033】入力インタフェース86には、放出センサ
32が接続されていて、放出センサ32が遊技球の通過
を検出する毎に出力する放出信号が入力される。また、
図示を省略しているが、遊技盤12に設けられている入
賞口内のセンサをはじめとして、弾球遊技機10の各所
に設置されているセンサ類からの信号も入力インタフェ
ース86に入力される。これにより、CPU80は、放
出信号等のセンサ類からの信号を取得することができ
る。
【0034】出力インタフェース88には、表示灯3
5、払出装置50、放出装置72等が接続されている。
このため、CPU80は、表示灯35の点滅、払出装置
50の稼働、放出装置72の稼働を制御できる。ただ
し、放出装置72には操作ハンドル18からのタッチ信
号が入力される構成であり、放出装置72は、CPU8
0からの稼働指令とタッチ信号の両方があって初めて稼
働する構成である。
【0035】入出力インタフェース90には、カードリ
ーダ24および操作パネル34が接続されている。CP
U80は、カードリーダ24からプリペイドカードの残
高を取得したり、カードリーダ24にプリペイドカード
の残高の書き換えや排出を指示できる。
【0036】操作パネル34には、プリペイドカードの
残高を表示するための残高表示パネル92、遊技者が球
貸を指示するために操作する球貸ボタン94、同様にプ
リペイドカードの排出を指示するために操作する排出ボ
タン96、球貸操作が可能な状態であることを表示する
ための貸出ランプ98が設けられている。
【0037】次に、この弾球遊技機10で実行される各
種の処理について説明する。まず図4を参照してカード
リーダ24が実行する処理について説明する。図4に示
すように、カードリーダ24は、カード口26にプリペ
イドカードが挿入されるのを待っていて(ステップ40
1、以下ステップをSと略記する)、プリペイドカード
が挿入されるとそれを取り込んで(S402)その残高
を読み取る(S403)。もし残高がなければ(S40
4:NO)、そのプリペイドカードを排出する(S40
8)。残高があれば(S404:YES)、その額を主
制御装置44に通知する(S405)。
【0038】その後、カードリーダ24は、主制御装置
44からのカード排出指示が来るのを待っていて(S4
06)、主制御装置44からカード排出指示が来ると
(S406:YES)、プリペイドカードの残高をカー
ド排出指示と共に送信されてきた残高に書き換えてから
(S407)、プリペイドカードを排出し(S40
8)、S401に戻る。
【0039】このようにして、カードリーダ24は、プ
リペイドカードの受入、読み取り、書き換え、排出を行
っている。次に、主制御装置44のCPU80が実行す
る処理について説明する。弾球遊技機10の電源が投入
されて、各種の初期設定を実行した後、CPU80は、
図5に示される本体メイン処理を開始する。この処理に
おいては、CPU80は、まずカードリーダ24がプリ
ペイドカードを受け付けた際に送信してくる残高通知を
待つ(S501)。この残高通知があると、CPU80
は、通知された残高をRAM84の残高記憶エリアに書
き込む(S502)。続いて、CPU80は、操作パネ
ル34の球貸ボタン94が操作されて貸出信号が入力さ
れているか否かを判断し(S503)、貸出信号がなけ
れば排出ボタン96が操作されて精算信号が入力されて
いるか否かを判断する(S504)。精算信号がなけれ
ば(S504:NO)S503に戻るが、精算信号があ
れば(S504:YES)放出装置72の稼働を停止さ
せて、RAM84の球数記憶エリアに記憶されている球
数があるか(0ではないか)を判断する(S506)。
ここに球数があれば、CPU80は払出装置50に指示
してその球数だけ遊技球を払出させてから(S50
7)、RAM84の残高記憶エリアに記憶されている残
高をカードリーダ24に通知してプリペイドカードの排
出を指示して(S508)、S501に戻る。
【0040】球貸ボタン94が操作されて貸出信号が入
力されていれば(S503:YES)、CPU80は、
RAM84の残高記憶エリアに記憶されている残高から
1回の貸出個数(例えば25個)に相当する金額を減額
して、残高の記憶を更新する(S509)。更新後の残
高があれば(S510:YES)そこでS512に進
み、残高がなければ(S510:NO)残高0をカード
リーダ24に通知してプリペイドカードの排出を指示し
てから(S511)、S512に進む。
【0041】S512では、RAM84の球数記憶エリ
アに記憶されている放出予定の遊技球数を更新する。こ
の更新には二通りある。一つは球貸ボタン94が操作さ
れたことに対応するもので、この場合は1回の貸出個数
分だけ球数記憶エリアに記憶されている球数を増加させ
る。もうひとつはこの球数を減少させる処理であり、こ
の処理について次に説明する。
【0042】球数の記憶を更新してから、CPU80は
球数記憶エリアに記憶されている球数があるか(0では
ないか)を判断する(S513)。球数があれば(S5
13:YES)、CPU80は放出装置72に放出を指
示する(S514)。放出装置72は、この放出の指示
があり操作ハンドル18からのタッチ信号が入力されて
いれば、放出球誘導路70から導入した遊技球を放出ノ
ズル28側へ排出する。この遊技球は、放出ノズル28
から遊技盤12上に放出される。その際、放出センサ3
2が遊技球を検出して放出信号を出力する。CPU80
は、放出信号があると(遊技球が1球放出されると)
(S515:YES)、S512に戻り球数記憶エリア
に記憶されている球数をデクリメントさせる。放出の指
示(S514)から所定の時間内に放出信号が入力され
なければ(S515:NO)、CPU80は、精算信号
が入力されているか否かを判断する(S516)。精算
信号がなければ(S516:NO)S515に戻るが、
精算信号があれば(S516:YES)S505に進
む。なお、S515〜S516の処理を所定回数実行す
るか所定時間経過しても放出信号が入力されない場合に
は、賞球タンク46〜放出ノズル28の経路のどこかに
球詰まりや故障が発生していると考えられるので、CP
U80はエラー処理を行って、エラーが解除されるのを
待つ。
【0043】また、球数が0であると判断した場合には
(S513:NO)、CPU80は、放出装置72に稼
働停止を指示し(S517)、表示灯35を点灯させて
球数がないことを表示させてから(S518)、残高記
憶エリアに記憶されている残高があるか否かを判断する
(S519)。残高があれば(S519:YES)S5
03に戻り、残高がなければ(S519:NO)S50
1に戻る。
【0044】このようにして、カードリーダ24による
プリペイドカードの受付、弾球遊技機10本体側におけ
る遊技球の貸出、放出が行われる。遊技者が、遊技球の
放出に際して操作ハンドル18を回動操作すると、その
回動操作の方向(時計回り、反時計回り)と回動変化量
(直前の位置からの変化量)を示す回動信号がモータ制
御回路76に入力される。モータ制御回路76は、回動
信号が示す回動変化量に応じた角度だけ回動信号が示す
方向に、放出ノズル28を首振りさせるべく超音波モー
タ74を稼働させる。したがって、遊技者は、操作ハン
ドル18を回動させることによって、放出ノズル28の
首振り角度すなわち遊技球の放出方向を操作できる。こ
の放出ノズル28の首振りは、遊技者が狙った位置に向
けて遊技球を放出させる操作であり、自分の技量を発揮
したいという遊技者の要求に応えることができる。
【0045】放出ノズル28から遊技盤12上に放出さ
れた遊技球が入賞すれば、入賞口あるいは入賞装置から
の入賞信号がCPU80に入力され、CPU80はその
入賞信号に応じて払出装置50を稼働させるから、入賞
に対する賞球としての遊技球が払出される。また、遊技
盤12上に放出されたが入賞せずにアウト穴22に達し
た遊技球に対しては賞球の払出はない(没収される)。
この入賞とアウトに対する処理は公知のパチンコ機にお
けるものと同様である。
【0046】このように、この弾球遊技機10では、貸
出分はRAM84の球数記憶エリアに記憶され貸出分の
遊技球が機外に排出されることはない。そして、貸出分
に相当する球数の遊技球が遊技盤12上に放出されるだ
けである。したがって、従来の弾球遊技機と比較して、
球貸しから発射までの経路あるいは手順が簡略化されて
いる。
【0047】また、遊技者が借り出したものの放出され
なかった分(弾球遊技に使用されなかった遊技球)があ
れば精算に伴って払出されるから、そのような遊技球を
遊技者に引き渡すことができる。なお、この実施例にお
いては、操作ハンドル18が操作手段に、カードリーダ
24が媒体受入手段に、排出ボタン96が精算指令入力
手段に、CPU80が放出数指示手段に相当する。ま
た、遊技球放出手段は、放出ノズル28、首振部30お
よび放出装置72によって構成される。さらに、CPU
80は、払出装置50と共同して価値付与手段として機
能し、カードリーダ24と共同して価値獲得手段として
機能する。
【0048】以上、実施例に従って、本発明について説
明したが、本発明はこのような実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに
実施できることは言うまでもない。実施例の弾球遊技機
は、従来の弾球遊技機と同様に賞球を払出す形態として
いるが、賞球を払出さないでその分だけ球数記憶エリア
の球数を増加させることによりクローズド形式とするこ
ともできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の弾
球遊技機では、球貸しされた遊技球を一旦機外に排出す
ることなく遊技盤面に放出するから、球貸しから発射ま
での経路あるいは手順が簡略化される。
【0050】請求項2記載の弾球遊技機によれば、請求
項1の効果に加えて、遊技者が借り出したものの弾球遊
技に使用されなかった遊技球またはそれに対応する記録
を遊技者に引き渡すことができる。請求項3記載の弾球
遊技機によれば、請求項1または2による効果に加え
て、賞球に相当する分を遊技用に使用できるから、勝っ
ている遊技者は新規な借り出しをする必要はなくなり、
遊技者が借り出した分と獲得した分のうちで遊技に使用
されなかった分の遊技球またはそれに対応する記録を遊
技者に引き渡すことができる。
【0051】請求項4記載の弾球遊技機によれば、請求
項1ないし3のいずれかによる効果に加えて、自分の技
量を発揮したいという遊技者の要求に応えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の弾球遊技機の正面図である。
【図2】 実施例の弾球遊技機の背面図である。
【図3】 実施例の弾球遊技機の電気的な構成のブロッ
ク図である。
【図4】 実施例の弾球遊技機のカードリーダが実行す
る処理のフローチャートである。
【図5】 実施例の弾球遊技機のCPUが実行する処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
10…弾球遊技機 12…遊技盤 14…上皿 16…下皿 18…操作ハンドル(操作手段) 20…囲い板 22…アウト穴 24…カードリーダ(媒体受入手段、価値獲得手段) 26…カード口 28…放出ノズル(遊技球放出手段) 30…首振部(遊技球放出手段) 32…放出センサ 34…操作パネル 35…表示灯 40…機構盤 44…主制御装置 46…賞球タンク(遊技球タンク) 48…タンクレール 50…払出装置(価値付与手段) 52…上皿通路 54…下皿通路 56…振り分け部 60…賞球経路 62…収容部 64…機外排出口 66…エラー表示器 70…放出球誘導路 72…放出装置(遊技球放出手段) 74…超音波モータ 76…モータ制御回路 80…CPU(価値付与手段、放出数指示手段、価値獲
得手段) 82…ROM 84…RAM 86…入力インタフェース 88…CPU 88…出力インタフェース 90…入出力インタフェース 92…残高表示パネル 94…球貸ボタン 96…排出ボタン(精算指令入力手段) 98…貸出ランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面における遊技球の挙動により入
    賞等が成立すると遊技者側に遊技上の価値を与える価値
    付与手段を有する弾球遊技機において、 現金や有価証券等の価値媒体を受入れる媒体受入手段
    と、 該価値媒体の受入に応じてまたは該価値媒体を受入れた
    後に貸出指示があると該価値媒体が表象する価値の範囲
    内で決定される放出数の遊技球の放出を指示する放出数
    指示手段と、 前記媒体受入手段が受け入れた価値媒体の取得や残高の
    書き換えなどにより、前記放出を指示された遊技球数に
    対応する価値を獲得する価値獲得手段と、 遊技場側から補給される遊技球を貯留する遊技球タンク
    と、 前記遊技球の放出を指示されると前記遊技球タンクから
    供給される遊技球を前記遊技盤面に放出する遊技球放出
    手段と、 少なくとも前記遊技球放出手段の作動、不作動を操作す
    る操作手段とを設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 精算指令を入力する精算指令入力手段を設け、 前記価値付与手段を、前記精算指令が入力されると前記
    放出数指示手段が指示した放出数の未放出分を遊技球と
    して払出すか記録媒体に記録して排出する構成としたこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弾球遊技機において、 前記価値付与手段を、前記入賞等が成立すると該入賞等
    に応じて設定されている賞球数の遊技球の放出を前記遊
    技球放出手段に指示し、前記精算指令が入力されると前
    記放出数指示手段が指示した放出数および自身が指示し
    た賞球数の未放出分を遊技球として払出すか記録媒体に
    記録して排出する構成としたことを特徴とする弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記操作手段は、さらに前記遊技球放出手段による遊技
    球の放出位置、放出方向、放出速度または時間当たりの
    放出個数の少なくとも一つを操作することを特徴とする
    弾球遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089958A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Samii Kk 遊技機

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