JPH1043409A - 監視装置 - Google Patents

監視装置

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JPH1043409A
JPH1043409A JP8206048A JP20604896A JPH1043409A JP H1043409 A JPH1043409 A JP H1043409A JP 8206048 A JP8206048 A JP 8206048A JP 20604896 A JP20604896 A JP 20604896A JP H1043409 A JPH1043409 A JP H1043409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技装置、遊技価値変換装置の不正を監視な
らびに防止する。 【解決手段】 遊技情報媒体の情報に基づいて遊技装置
1の遊技を行うための遊技媒体もしくはデータ等の遊技
価値への変換制御を行う遊技価値変換装置20と接続し
て、遊技価値変換装置20の不正動作を監視する監視装
置であって、前記遊技価値変換装置20より遊技価値変
換駆動装置37へ送信される遊技価値変換情報信号を収
集する遊技価値変換情報管理手段42を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技情報媒体の
情報に基づいて遊技装置の遊技を行うための遊技媒体も
しくはデータ等の遊技価値への変換制御を行う遊技価値
変換装置ならびに遊技装置の制御部を監視する監視装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技装置(パチンコ機等)の側部に玉貸
機を配設し、玉貸機に所定のカード(遊技情報媒体)を
挿入して、遊技装置等に備えられた操作部の玉貸スイッ
チを操作すると、玉貸機がその玉貸スイッチの入力を受
付けると共に、遊技装置に設けられた排出制御装置に玉
貸しの指令を行い、これにより玉貸スイッチの入力に基
づく数の遊技球(遊技媒体)を遊技装置に設けられた排
出装置から遊技装置の供給皿に供給するカード式玉貸機
付き遊技装置がある。
【0003】このようなカード式玉貸機は、玉貸情報
(玉貸情報、カード発行情報等)等を収集するカード情
報処理装置から、所定の間隔で中継装置を経由してポー
リング(各端末への呼びかけ)が行われ、当該カード式
玉貸機がポーリングされたときに未送信の玉貸情報があ
れば、その情報がカード情報処理装置へ送信される。
【0004】このカード情報処理装置へ送信されて収集
された玉貸情報は、当日分が遊技店の閉店時等にカード
会社に送信され、決済が行われる。
【0005】ここで、カードの決済を説明すると、まず
カード会社が遊技店にカードを販売する。例えば、10
00円のカードであれば、遊技店は1000円+14円
=1014円の金額を支払う。このうちの14円はカー
ド代およびカード会社の利益になり、1000円は以降
に遊技店より請求を受ける玉貸金額の支払いのプール金
としてプールされる。
【0006】そして、1000円のカードを購入した遊
技店は、カード発行機にカードを格納してカードの発行
を行い、遊技者が1000円のカードを購入した段階
で、カードの仕入れ代金(14円を除く)を回収し、以
降は遊技者が当該カードで玉貸しを行った分を、前述の
カード情報処理装置からの送信によりカード会社に請求
して、カード会社がプール金より遊技店に玉貸金額を支
払うことで決済される。
【0007】また、遊技装置の役物制御装置(遊技制御
装置)には、画像表示装置や変動入賞装置等の役物制御
を行うプログラムが格納されたROMが収納されている
が、そのプログラムが改竄されたり、ROMが不正に交
換されたりするのを防ぐために、役物制御装置に遊技プ
ログラムを格納したROM等の機能を1チップ化した遊
技用の演算処理装置が使用されて来ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、遊技における不
正の手口がハイテク化している。例えば、カード式玉貸
機の制御プログラムを不当に改竄して、カードの挿入が
無いのに、また遊技者が玉貸スイッチの操作を行わない
のに、カード情報処理装置からポーリングがある毎に、
所定の玉貸信号を送信するようにして、不当に玉貸金額
をカード会社に請求する遊技店が出現している。このよ
うな不正があると、カード会社が請求分を支払うことに
なるため、損害は大きいのである。
【0009】また、遊技の制御においては、遊技プログ
ラムを改竄して、不当に大当たりを出やすくする等の不
正があるが、役物制御装置に遊技プログラムを格納した
ROM等の機能を1チップ化した遊技用の演算処理装置
を用いた場合でも、そのチップを丸ごと改竄されたり、
交換されたりするといったことも考えられなくはない。
大当たり等の不正は、射幸心を煽ることにもなる。
【0010】この発明は、このような不正を監視ならび
に防止する監視装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、遊技情報
媒体の情報に基づいて遊技装置の遊技を行うための遊技
媒体もしくはデータ等の遊技価値への変換制御を行う遊
技価値変換装置と接続して、遊技価値変換装置の不正動
作を監視する監視装置であって、前記遊技価値変換装置
より遊技価値変換駆動装置へ送信される遊技価値変換情
報信号を収集する遊技価値変換情報管理手段を備える。
【0012】第2の発明は、遊技価値変換情報管理手段
は、情報の報知手段を備える。
【0013】第3の発明は、遊技価値変換装置ならびに
遊技装置の遊技制御を行う役物制御装置とも接続し、役
物制御装置の演算処理装置が正当なものであるか否かを
監視する正当性監視手段と、正当性監視手段により正当
性が否定された場合に、遊技価値変換装置における遊技
価値への変換制御を禁止する禁止手段と、を備える。
【0014】第4の発明は、遊技価値変換装置が正当な
ものであるか否かを監視する正当性監視手段と、正当性
監視手段により正当性が否定された場合に、遊技価値変
換装置における遊技価値への変換制御を禁止する禁止手
段と、を備える。
【0015】第5の発明は、遊技価値変換装置ならびに
遊技装置から収集した情報を保存する不揮発性記憶手段
を有する。
【0016】第6の発明は、遊技装置の遊技制御を行う
役物制御装置の演算処理装置を監視する監視装置であっ
て、電源投入時に役物制御装置の演算処理装置固有に割
付けられている固有情報を読み取る固有情報読取手段
と、固有情報読取手段により読取った固有情報を、予め
格納してある演算処理装置の固有情報と比較判定する比
較判定手段と、比較判定手段により不一致と認められた
場合に遊技進行を停止する遊技進行停止手段と、を備え
る。
【0017】
【作用】遊技情報媒体の情報に基づいて遊技価値変換装
置により遊技価値への変換制御が行われると、遊技価値
変換駆動装置へ遊技価値変換情報信号が送信されて、遊
技価値への変換が行われると共に、その遊技価値変換情
報信号が収集され、したがってその収集されたデータに
よって実際に遊技価値への変換が行われた稼働情報が正
確に把握される。
【0018】また、役物制御装置の演算処理装置が正常
か否かが判定され、正常でない場合、遊技価値変換装置
による遊技価値への変換が禁止される、もしくは遊技進
行が停止される。
【0019】また、遊技価値変換装置が正常か否かが判
定され、正常でない場合、遊技価値変換装置による遊技
価値への変換が禁止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1のように遊技装置(パチンコ機)1に
は、前面枠に遊技盤2が配設され、遊技盤2は前面枠に
取付けられたカバーガラス3により覆われる。
【0022】遊技装置1の前面枠の上部には大当たり等
のパイロットランプ4等が配設され、前面枠の下部には
遊技媒体としての遊技球(パチンコ球)の供給皿5、受
け皿6、供給皿5からの遊技球を1個ずつ遊技領域へ打
ち出す打球発射装置の操作部7等が配設される。
【0023】遊技盤2の表面には、図2のようにガイド
レール8で囲われた遊技領域のほぼ中央に遊技画像等を
表示する画像表示装置10が、画像表示装置10の下方
に変動入賞装置11が配設される。
【0024】変動入賞装置11の直上方には始動口12
が配設され、始動口12には入賞球を検出する始動スイ
ッチ13が設けられる。
【0025】始動口12への遊技球の入賞(入賞記憶)
に基づき、画像表示装置10の画像遊技(複数の識別情
報の可変表示等)が開始され、その画像遊技が所定の態
様で停止すると、大当たり遊技が発生される。大当たり
遊技が発生すると、変動入賞装置11が所定期間、球を
受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から球を受
け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換され
る。
【0026】始動口12の入賞記憶は、画像表示装置1
0の上部の記憶表示部(LED)14に表示される。変
動入賞装置11内には、入賞球数をカウントするカウン
トスイッチ15ならびに継続入賞口への入賞球を検出す
る継続スイッチ16が設けられる。
【0027】アウト口17および入賞した遊技球は集合
され回収球として回収されると共に、その回収路に回収
球を検出する回収玉スイッチ18が配設される。
【0028】遊技釘は図示省略されている。
【0029】遊技装置1の片側には、カード式の玉貸機
(遊技価値変換装置)20が付設される。玉貸機20に
は、カードリーダライタ21と、玉貸制御装置22と、
通信制御装置23等が内蔵され、前面にカードリーダラ
イタ21へのカード挿入部24と、玉貸機20が作動状
態にあることを示す有効表示LED25と、通信制御装
置23の光送受信部26とが設けられる。
【0030】遊技装置1の供給皿5には、操作パネル2
7が形成され、操作パネル27に玉貸機20のカード挿
入部24に挿入されたカードの残度を表示する残度表示
器28と、マニュアルの玉貸スイッチ30と、玉貸しが
可能な状態にあることを示す玉貸可能表示LED31
と、カードの返却を指令するカード返却スイッチ32と
からなる玉貸操作装置33が設けられる。
【0031】玉貸機20のカード挿入部24に所定のカ
ードを挿入した状態で、操作パネル27(玉貸操作装置
33)の玉貸スイッチ30を押すと、カードの残度の範
囲で玉貸スイッチ30の1回の操作につき所定数の貸し
球が、遊技装置1裏面の排出装置34を介して供給皿5
に排出される。
【0032】遊技装置1の裏側には、図3のように球貯
留タンク35、球貯留タンク35の球を排出装置34に
誘導する誘導樋36、排出装置34を制御する排出制御
装置37、遊技盤2の変動入賞装置11、各ランプ、L
EDおよび表示制御装置38を介して画像表示装置10
等を制御する役物制御装置(遊技制御装置)40、打球
発射装置の発射制御装置41、役物制御装置40および
玉貸機20を監視すると共に遊技装置1および玉貸機2
0の稼働情報を収集、管理する監視装置42等が配設さ
れる。
【0033】遊技盤2から入賞球が入賞球排出ユニット
(図示しない)に送られると、排出制御装置37によっ
て排出装置34が駆動され、排出装置34から入賞球に
基づく所定数の球が賞品球として供給皿5に排出され
る。
【0034】玉貸機20から玉貸し要求があると、排出
制御装置37によって排出装置34が駆動され、排出装
置34から要求に基づく所定数の球が貸し球として供給
皿5に排出される。
【0035】図4には遊技装置1および玉貸機20の制
御ブロック構成を示す。玉貸機20と遊技装置1とで
は、監視装置42および監視装置42に設けられるイン
ターフェイス回路部73を介して各信号の授受が行われ
る。
【0036】玉貸制御を、図5に関連した信号を示して
説明すると、玉貸機20の玉貸制御装置22から監視装
置42のインターフェイス回路部73を介して遊技装置
1の排出制御装置37へは、玉貸制御装置22と排出制
御装置37との接続確認信号が、玉貸しの要求があると
きに玉貸要求信号が、ならびに要求に基づく数の玉貸単
位信号が送られる。
【0037】排出制御装置37からインターフェイス回
路部73を介して玉貸制御装置22へは、制御用の電源
供給を行うと共に、遊技装置1の台設置確認信号が、玉
貸しが完了したときに玉貸完了信号が送られる。
【0038】玉貸制御装置22からインターフェイス回
路部73を介して操作パネル27へは、玉貸しが可能な
状態にあるときに玉貸可能表示LED31へ玉貸可能表
示信号が、ならびにカード残度表示器28へカードの残
度のセグメント表示信号が送られる。
【0039】操作パネル27からインターフェイス回路
部73を介して玉貸制御装置22へは、玉貸スイッチ3
0のオン時に玉貸スイッチ信号が、カード返却スイッチ
32のオン時にカード返却スイッチ信号が送られる。
【0040】玉貸機20のカードリーダライタ21に所
定のカードが挿入されると、玉貸制御装置22から操作
パネル27へ玉貸可能表示信号ならびにセグメント表示
信号が送られ、玉貸可能表示LED31が表示され、カ
ード残度表示器28にカードの残度が表示される。
【0041】操作パネル27の玉貸スイッチ30が押さ
れ、玉貸制御装置22へ玉貸スイッチ信号が送られる
と、玉貸制御装置22から排出制御装置37へ玉貸要求
信号と要求に基づく数の玉貸単位信号が送られ、排出制
御装置37によって排出装置34が駆動されて、排出装
置34から玉貸単位信号に基づく所定数の球が貸し球と
して遊技装置1の供給皿5に排出される。
【0042】この玉貸単位信号は、100円の玉貸金額
を1単位1パルスとして、例えば玉貸スイッチ30の1
回のオンに対して500円分の玉貸しが行われる場合
は、5パルスの信号が出力されるように設定される。
【0043】貸し球の排出が完了すると、排出制御装置
37から玉貸制御装置22へ玉貸完了信号が送られ、カ
ードの残度から所定度数が引かれ、玉貸制御装置22か
ら操作パネル27へ送られるセグメント表示信号が切替
えられ、残りの度数がカード残度表示器28に表示され
る。
【0044】なお、カードの残度がなくなると、玉貸し
が不可となり、玉貸制御装置22から玉貸可能表示信号
が出力されず、玉貸可能表示LED31が消灯される。
【0045】図6には役物制御装置40の制御ブロック
構成を示す。役物制御装置40は、遊技用演算処理装置
(遊技用演算チップ)43、クロック44、入力ポート
45、フィルタ、出力ポート46、ドライバ、サウンド
ジェネレータ47等から構成される。
【0046】遊技用演算処理装置43は、ROMの交換
等による不正が行われないようにしたもので、1チップ
に、図7のように中央処理装置としてのCPUコア5
0、ROM52、作業領域としてのRAM53、ウォッ
チドッグタイマ54、アドレスデコーダ55、PIO5
6、CTC、クロックジェネレータ57、リセット/割
り込みコントローラ58、出力制御回路60、外部バス
インターフェース61等が備えられる。
【0047】ROM52には、それぞれ所定の領域にシ
ステムプログラム(セキュリティプログラムを含む)、
遊技プログラム(ユーザープログラム)、および遊技プ
ログラムを所定のアルゴリズムで暗号化した値が格納さ
れている。これは、予めシステムプログラムを格納した
ROM52に、遊技プログラム、その暗号化値の書き込
みが、遊技用演算処理装置メーカーにて作成したマスタ
ーROMを用いて行われる。
【0048】クロックジェネレータ57では、外部クロ
ックから入力された周波数を分周したクロックが生成さ
れ、各内蔵デバイスへ供給される。
【0049】遊技プログラムは、各機器の初期化処理、
遊技状態および各スイッチの検出に基づき表示制御装置
38、排出制御装置37、サウンドジェネレータ47等
に制御信号を出力する処理、変動入賞装置11、記憶表
示部14、各ランプLED等の制御を行うプログラムデ
ータ等から構成される。
【0050】役物制御装置40(遊技用演算処理装置4
3)が電源オンによってスタートすると、図8、図9の
フローチャートに示すように各機器の初期化処理を行う
(1.01)。
【0051】初期化処理後、監視装置42から遊技用演
算処理装置43のチップコードの読出しコマンドがある
かを見る。チップコードの読出しコマンドがあれば、監
視装置42へ遊技用演算処理装置43のチップ情報(型
式、製造番号等…遊技用演算処理装置43固有の情報と
してROM52等に格納してある)を送信する(1.0
2,1.03)。
【0052】チップ情報のOKを監視装置42が確認し
て、監視装置42から動作許可コマンドがあれば、RO
M52に格納してある遊技プログラム(ユーザープログ
ラム)を読み込み、遊技プログラムを所定のアルゴリズ
ムにて暗号化して暗号化データを算出すると共に、予め
ROM52に格納してある遊技プログラムの暗号化デー
タを読み込み、これらを比較する(1.04,1.07
〜1.09)。
【0053】これらの暗号化データが一致した場合は、
遊技プログラムを正常と判定して、プログラム領域を遊
技プログラム領域に切替え、遊技プログラムに処理を移
行する(1.10) 監視装置42から動作許可コマンドがなく、異常情報が
あった場合、あるいは遊技プログラムの暗号化データが
一致しない場合は、不正処理に入り、動作を停止する
(1.05,1.06,1.11)。
【0054】このように役物制御装置40のスタート時
に、遊技用演算処理装置43および遊技プログラムのセ
キュリティチェックが行われ、OKの場合、遊技プログ
ラムに処理を移行、即ち遊技の制御が開始される。
【0055】遊技の制御が開始され、遊技が行われる
と、遊技プログラムおよび始動口12の始動スイッチ1
3、変動入賞装置11のカウントスイッチ15、継続ス
イッチ16等からの信号に基づいて、画像表示装置1
0、変動入賞装置11、各ランプLED等が制御され
る。
【0056】始動口12に遊技球が入賞すると、その入
賞(入賞記憶)に基づき、画像表示装置10の画像遊技
(複数の識別情報の可変表示等)が開始され、所定時間
後に停止される。この画像遊技が所定の態様(大当たり
態様)で停止すると、大当たりとなり、大当たり遊技が
発生される。
【0057】大当たり遊技が発生すると、変動入賞装置
11が所定期間、球を受け入れやすい開状態に変換、即
ち遊技球が所定数入賞または所定時間経過するまで変動
入賞装置11が開放され、これを継続入賞口の入賞を条
件に繰り返し、規定サイクル数行うと大当たり遊技が終
了される。継続入賞口に入賞しないときは、そのサイク
ルにて大当たり遊技が終了される。
【0058】なお、画像表示装置10の画像遊技が所定
の態様で停止して大当たりが発生する確率は、乱数を基
に決められ、所定の確率に設定されている。
【0059】図10には監視装置42の制御ブロック構
成を示す。監視装置42は、CPU62、ROM63、
RAM64、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモ
リ等)65、クロック66、タイマIC67、電池6
8、I/Oインターフェイス70および液晶等の表示装
置71(図3参照)、表示制御装置72から構成される
と共に、インターフェイス回路部73が設けられる。
【0060】監視装置42には、I/Oインターフェイ
ス70を介して、役物制御装置40から大当たりが発生
したときに出力される大当たり信号、始動口12に遊技
球が入賞したときに出力される始動口入賞信号、始動口
12の入賞(入賞記憶)に基づき画像表示装置10の画
像遊技が行われるときに出力される特図回動信号、大当
たりが発生して変動入賞装置11が開放されたときに出
力される大入賞口開放信号、変動入賞装置11に遊技球
が入賞したときにカウントされるカウント数信号、回収
球を検出する回収玉スイッチ18からの回収玉信号、お
よびインターフェイス回路部73を介して、玉貸制御装
置22から玉貸単位信号Xが入力される。
【0061】監視装置42によって、これらの信号、情
報に基づいて、遊技装置1および玉貸機20の実稼働情
報が収集、管理され、その情報が監視装置42に設けら
れた表示装置71に表示される。また、役物制御装置3
2の遊技用演算処理装置43のチップ情報から、チップ
情報がOKか否かつまり遊技用演算処理装置43が正常
なものか否かの確認が行われる。
【0062】監視装置42のケース74には、図22の
ように表示装置71の下方に遊技装置1の機種名、それ
ぞれメーカーにより設定されると共に所定の検定機関
(保安電子通信技術協会等)による検定に適合済みの大
当たり確率、始動口入賞率、大当たり時の獲得玉数等が
プリントあるいはシール等が貼付されている。
【0063】なお、役物制御装置40から遊技店の管理
室に設置された管理装置80へ、通信線、中継器等を介
して、大当たりが発生したときに出力される大当たり信
号、始動口12の入賞(入賞記憶)に基づき画像表示装
置10の画像遊技が行われるときに出力される特図回動
信号、大当たりが発生して変動入賞装置11が開放され
たときに出力される大入賞口開放信号、回収球を検出す
る回収玉スイッチ18からの回収玉信号等が送信され
る。なお、この場合に役物制御装置40からではなく監
視装置42から管理装置80に前記した情報を送信する
ようにしてもよい。また、玉貸制御装置22からカード
に関連した情報(玉貸し情報、カード発行情報等)を収
集するカード情報処理装置(図示しない)へ、カード情
報処理装置からポーリングがある毎に、通信制御装置2
5、光送受信部26、中継器等を介して、玉貸し情報が
送信される。
【0064】次に、監視装置42の動作内容を図11〜
図21のフローチャートに基づいて説明する。
【0065】電源オンによって監視装置42がスタート
すると、図11、図12のように割込を禁止して初期化
処理を行う(10.01〜10.03)。
【0066】初期化処理は、図13のように各機器の初
期化処理を行い、初期大当たり情報を管理するための初
期化フラグをセットする(11.01,11.02)。
【0067】このセット後、役物制御装置40(遊技用
演算処理装置43)へチップコードの読出しコマンドを
送信して、役物制御装置40から遊技用演算処理装置4
3のチップ情報が送信されるのを待ち、チップ情報を受
信すると、そのチップ情報を予め記憶してある情報と比
較する(11.03〜11.06)。
【0068】チップ情報がOKであれば、遊技用演算処
理装置43が正常なものと判定して、役物制御装置40
へ動作許可コマンドを送信する(11.07,11.0
8)。
【0069】続いて、タイマICより時間情報(日時)
を取得して、玉貸情報の収集期間の更新時期であれば、
その収集期間のラベル更新を行う(11.09〜11.
11)。
【0070】チップ情報がNGのときは、遊技用演算処
理装置43が正常なものにないと判定して、異常情報を
表示制御装置72、役物制御装置40に送信する(1
1.12,11.13)。表示制御装置72は異常情報
を表示装置71に表示する。役物制御装置40は不正処
理に入り、動作を停止する。
【0071】また、異常情報を玉貸制御装置22に送信
して玉貸しを不能とすると共に、インターフェイス回路
部73の電源供給リレー75をオンして、玉貸制御装置
22への制御用電源供給を停止する(11.14,1
1.15)。
【0072】遊技用演算処理装置43が正常の場合、初
期化処理を終えると、図11、図12にて割込禁止を解
除する(10.04)。
【0073】割込処理は、図20のように所定周期に処
理を実行するために、所定周期毎にに割込フラグをセッ
トする。また、図21のように表示装置71への送信処
理を行う。
【0074】割込フラグに基づき、役物制御装置40、
インターフェイス回路部73、回収玉スイッチ18から
の各信号の入力処理を行う(10.05〜10.0
7)。
【0075】この場合、大当たり信号があると、大当た
りデータとして累積記憶する。始動口入賞信号がある
と、始動口入賞データとして累積記憶する。画像表示装
置10の特図回動信号があると、特図回動データとして
累積記憶する。回収球を検出する回収玉スイッチ信号が
あると、回収玉データとして累積記憶する。変動入賞装
置11の入賞球のカウント数信号があると、カウント数
データとして累積記憶する。変動入賞装置11の大入賞
口開放信号があると、大入賞口開放データとして累積記
憶する。これらのデータは、不揮発性メモリ65に記憶
する(10.08〜10.19)。
【0076】続いて、初期大当たり確認処理、実確率演
算処理、始動口入賞率演算処理、大入賞口平均入賞数演
算処理、大当たり平均獲得玉数演算処理、玉貸情報確認
処理、および表示処理を行う(10.20〜10.2
6)。
【0077】初期大当たり確認処理は、電源の投入後
(遊技店の開店後)、1回目の大当たりが発生するまで
に、画像表示装置の画像遊技(特図回動)が何回行われ
たかのデータ(モーニング期間と称す)を取るためのも
ので、図14のように初期大当たり情報を管理するため
の初期化フラグがあるときに、大当たり信号の入力を待
ち、大当たり信号があると、不揮発性メモリ65に格納
してある平均モーニング期間、最短モーニング期間、最
長モーニング期間(それぞれ前日までのデータ)、およ
び電源投入後の特図回動データ値(現在までの累積記憶
値から電源投入時点の累積記憶値を引いたもの)を読み
込む(12.01〜12.05)。
【0078】この特図回動データの読込値を、最短モー
ニング期間、最長モーニング期間と比較して、更新して
いれば、その読込値を不揮発性メモリ65に書き込み、
更新する(12.06)。また、この特図回動データの
読込値を加えて、平均モーニング期間を算出して、その
平均モーニング期間を不揮発性メモリ65に書き込む
(12.07)。
【0079】実確率演算処理は、遊技装置1の営業業務
を開始してから現在までの間に、実際に発生した大当た
りの実確率を演算するもので、図15のように大当たり
データの累積記憶値、特図回動データの累積記憶値を読
み込む(13.01,13.02)。
【0080】この大当たりデータの累積記憶値を特図回
動データの累積記憶値で除算して、その除算値の小数点
5桁以下を四捨五入した値を実確率値として不揮発性メ
モリに更新記憶する(13.03,13.04)。
【0081】始動口入賞率演算処理は、打球発射装置か
ら遊技盤2の遊技領域に発射された遊技球の内、何個が
始動口12に入賞したかの入賞率を演算するもので、図
16のように遊技領域への発射球数に該当する回収玉デ
ータの累積記憶値、始動口入賞データの累積記憶値を読
み込む(14.01,14.02)。
【0082】この始動口入賞データの累積記憶値を回収
玉データの累積記憶値で除算して、その除算値の小数点
4桁以下を四捨五入した値を始動口入賞率として不揮発
性メモリ65に更新記憶する(14.03,14.0
4)。
【0083】大入賞口平均入賞数演算処理は、変動入賞
装置11の1回の開放当たりに、変動入賞装置11に何
個の遊技球が入賞したかの平均入賞数を演算するもの
で、図17のように変動入賞装置11の入賞球のカウン
ト数データの累積記憶値、変動入賞装置11の大入賞口
開放データの累積記憶値を読み込む(15.01,1
5.02)。
【0084】このカウント数データの累積記憶値を大入
賞口開放データの累積記憶値で除算して、その除算値の
小数点3桁以下を四捨五入した値を大入賞口平均入賞数
として不揮発性メモリ65に更新記憶する(15.0
3,15.04)。
【0085】大当たり平均獲得玉数演算処理は、大当た
り毎に何個の賞球を獲得したかの平均獲得玉数を演算す
るもので、図18のように変動入賞装置11の入賞球の
カウント数データの累積記憶値を読み込み、これに1個
当たりの賞球数を積算して総賞球数を算出すると共に、
大当たりデータの累積記憶値を読み込む(16.01〜
16.03)。
【0086】この総賞球数を大当たりデータの累積記憶
値で除算して、その除算値の小数点以下を四捨五入した
値を大当たり平均獲得玉数として不揮発性メモリ65に
更新記憶する(16.04,16.05)。
【0087】玉貸情報確認処理は、所定期間毎の玉貸回
数のデータを取るためのもので、図19のようにインタ
ーフェイス回路部73を介して玉貸単位信号X(1単位
の玉貸金額につき1パルスの信号)を収集する。つま
り、玉貸単位信号Xがあると、そのパルス数を玉貸デー
タとして累積して、現在の玉貸情報の収集期間のラベル
にて不揮発性メモリ65に更新記憶する。玉貸情報の収
集期間は、例えば1週間にして、5週間分、設定する
(17.01〜17.03)。
【0088】なお、この場合玉貸単位信号Xの代わりに
排出制御装置37からの玉貸完了信号を読み込み、玉貸
データとして累積記憶するようにしても良い(操作パネ
ル27の玉貸スイッチ30の1回のオンに対して一定の
金額の玉貸しのみ行うように設定してある場合等)。
【0089】表示処理は、これら初期大当たり確認処
理、実確率演算処理、始動口入賞率演算処理、大入賞口
平均入賞数演算処理、大当たり平均獲得玉数演算処理、
玉貸情報確認処理にて求め、不揮発性メモリ65に記憶
した各データを表示装置71へ送るフォーマットに直
す。
【0090】これらのデータ、即ち大当たりの平均モー
ニング期間、最短モーニング期間、最長モーニング期
間、大当たりの実確率、始動口入賞率、大入賞口平均入
賞数、大当たり時平均獲得玉数、玉貸情報(1週間毎の
データ…5週間分)は、表示装置71に図22、図23
のように表示する。
【0091】監視装置42のケース74には、遊技装置
1の機種名、メーカー仕様の大当たり確率、始動口入賞
率、大当たり時の獲得玉数等(所定の検定機関による検
定に適合済み)をプリントしてあり、表示装置71には
モーニング期間…平均200回、最短25回、最長40
0回、実確率…0.0054、始動口入賞率…0.04
2、大入賞口平均入賞数…9.8、大当たり時平均獲得
玉数…2200、玉貸単位発生回数(1単位換算の玉貸
回数)…期間1996.6.1〜6.7→4100、期
間1996.6.8〜6.14→4000、期間199
6.6.15〜6.21→4500、期間1996.
6.22〜6.28→5000、期間1996.6.2
9〜7.5→3800等の実稼働データを表示する。
【0092】このようにしたので、遊技装置1の性能つ
まり遊技店等で遊技を行っているときの遊技装置1の実
際の性能を、監視装置42の表示装置71の表示を見る
だけで把握できる。
【0093】この場合、モーニング期間から開店時に大
当たりが出やすいかどうかが分かる。また、営業当初か
らの大当たりの実際の発生確率を確認できる。また、始
動口入賞率より画像表示装置10の画像遊技を行いやす
いかどうかが分かる。また、大入賞口平均入賞数が規定
数より多い場合あるいは大当たり時平均獲得玉数が多す
ぎる場合は、大当たり時に変動入賞装置11やその他の
入賞口に遊技球が入賞しやすくなっていたことを把握で
きる。
【0094】また、大当たりの発生確率、始動口入賞
率、大当たり時平均獲得玉数は、監視装置42のケース
74にプリントしてある仕様(所定の検定機関による検
定済み)と比較して確認することができる。
【0095】このため、大当たりの発生確率が、正常な
範囲かあるいは正常な範囲から大きく外れて大当たりが
発生しやすくなっているかどうかを把握できる。遊技店
にとっては、大当たりの発生確率、始動口入賞率等によ
り、始動口12等の釘調整の参考にもなる。
【0096】また、監視装置42は、電源投入時に役物
制御装置40の遊技用演算処理装置43のチップ情報を
読み込み、そのチップ情報を予め監視装置42に記憶し
てある情報と比較して遊技用演算処理装置43が正常な
ものか否かを判定する。
【0097】この場合、遊技用演算処理装置43が正常
なものの場合に、遊技用演算処理装置43の動作(遊技
制御)を許可するが、遊技用演算処理装置43が正常な
ものにない場合、遊技用演算処理装置43の動作(遊技
制御)を許可しない。また、遊技用演算処理装置43が
正常なものにない場合、異常を表示装置71に表示する
と共に、カード式玉貸機20の玉貸しを不能にする。
【0098】このため、正規の遊技用演算処理装置43
が装着されているか、あるいは不正なものに交換された
かが容易に分かり、したがって遊技用演算処理装置43
が丸ごと改竄されたり、交換されたりすることを確実に
防止でき、不正に大当たりを出やすくさせるといったこ
とを防止できる。
【0099】また、遊技用演算処理装置43が正常なも
のにない場合、遊技を行えない。また、監視装置42は
各情報を不揮発性メモリ65に記憶するため、情報が消
えることがない。このため、営業開始時よりの遊技装置
1の情報を的確に得ることができる。
【0100】一方、カード式玉貸機20の玉貸情報を、
例えば1週間毎に、5週間分確認できる。この場合、玉
貸制御装置22から通信制御装置25、光送受信部2
6、及び中継装置を介して、カード情報処理装置へ信号
が送信されて収集される玉貸情報を基に、カード会社等
との間でカードの使用料等の決済が行われるが、その監
視装置42の表示装置71の表示によって玉貸状態が分
かる。また、監視装置42によって、玉貸制御装置22
から貸し球の排出制御を行う排出制御装置37に送られ
る玉貸単位信号あるいは排出制御装置37からの玉貸完
了信号を基に玉貸情報を収集するため、実際に排出され
た玉貸情報を収集できる。また、玉貸情報を不揮発性メ
モリ65に記憶するため、情報が消えることがなく、所
定期間毎の玉貸情報を収集、表示するため、カード情報
処理装置へ送られた玉貸情報との比較を容易に行える。
【0101】このため、カード情報処理装置へ収集され
る玉貸情報が多いとき等、玉貸制御装置22や通信制御
装置25等の異常、玉貸制御装置22や通信制御装置2
5等の不当な改竄を判断できる。したがって、カード会
社への請求分が正当なものかを客観的に判断でき、カー
ド式玉貸機20の信頼性が向上する。
【0102】なお、監視装置42が遊技装置1の稼働情
報を収集して、表示装置71に大当たりの発生確率、始
動口入賞率、大入賞口平均入賞数、大当たり時平均獲得
玉数等を表示するので、遊技装置1を検定する所定の検
定機関での検定ならびに遊技装置1が遊技店等へ販売さ
れた後の検査機関の立ち入り検査時の検査等にも利用す
ることができる。
【0103】また、特定の大当たりが発生すると、その
後、所定回数大当たりの発生確率を高くする確率変動タ
イプの遊技機種があるが、このような機種の場合は、そ
の特定の大当たりの発生確率等、確率変動に関する情報
を表示するようにできる。また、始動口入賞率は大当た
り時のデータを除いた情報でも良い。また、始動口12
に電動チューリップ式のものを用いた場合等、その電動
チューリップ部が開いたときのデータ分を補正するよう
にできる。
【0104】図24は別の実施の形態を示すもので、監
視装置42が、役物制御装置40(遊技用演算処理装置
43)が正常なものか否かを判定すると共に、玉貸機2
0(玉貸制御装置22)も正常なものか否かを判定する
ようにしている。
【0105】これらの判定は、監視装置42の初期化処
理にて行い、図24のように各機器の初期化処理後、初
期大当たり情報を管理するための初期化フラグをセット
する(21.01,21.02)。
【0106】このセット後、役物制御装置40(遊技用
演算処理装置43)へチップコードの読出しコマンドを
送信して、役物制御装置40から遊技用演算処理装置4
3のチップ情報が送信されるのを待ち、チップ情報を受
信すると、そのチップ情報を予め記憶してある情報と比
較する(21.03〜21.06)。
【0107】チップ情報がOKであれば、遊技用演算処
理装置43が正常なものと判定して、役物制御装置40
へ動作許可コマンドを送信する(21.07,21.0
8)。この場合、遊技用演算処理装置43のROM52
にチップ情報として型式、製造番号、特定コードを設定
して、これらを監視装置42が照合するようにして良
い。
【0108】次に、玉貸機20(玉貸制御装置22)へ
特定コードの読出しコマンドを送信して、玉貸制御装置
22から特定コード情報が送信されるのを待ち、特定コ
ード情報を受信すると、その特定コード情報を予め記憶
してある情報と比較する(21.09〜21.12)。
【0109】特定コード情報がOKであれば、玉貸制御
装置22が正常なものと判定して、21.19以降に進
む(21.13)。この場合、玉貸制御装置22のRO
Mに特定コードの他に認識番号を設定して、これらを監
視装置42が照合するようにして良い。
【0110】21.19〜21.21に進むと、タイマ
ICより時間情報(日時)を取得して、玉貸情報の収集
期間の更新時期であれば、その収集期間のラベル更新を
行う。
【0111】一方、遊技用演算処理装置43のチップ情
報がNGのときは、遊技用演算処理装置43が正常なも
のにないと判定して、異常情報を表示制御装置72、役
物制御装置40に送信する(21.14,21.1
5)。表示制御装置72は異常情報を表示装置71に表
示する。役物制御装置40は不正処理に入り、動作を停
止する。また、異常情報を玉貸制御装置22に送信し玉
貸しを不能にすると共に、インターフェイス回路部73
の電源供給リレー75をオンして、玉貸制御装置22へ
の制御用電源供給を停止する(21.16,21.1
8)。
【0112】また、玉貸制御装置22の特定コード情報
がNGのときは、玉貸制御装置22が正常なものにない
と判定して、異常情報を表示制御装置72に送信(異常
情報を表示装置71に表示)すると共に、インターフェ
イス回路部73の電源供給リレー75をオンして、玉貸
制御装置22への制御用電源供給を停止して玉貸しを不
能にする(21.17,21.18)。
【0113】このようにすれば、玉貸制御装置22の制
御プログラムの改竄等を防止でき、遊技用演算処理装置
43および玉貸機20の高いセキュリティを確保でき、
玉貸機付き遊技装置の信頼性が向上する。
【0114】なお、カード式玉貸機20からの情報を中
継装置を介してカード情報処理装置が、役物制御装置4
0からの情報を役物制御装置40より管理装置80が、
収集するようにしたが、これに限らず、監視装置42が
カード式玉貸機20からの情報、及び、役物制御装置4
0からの情報を収集し管理装置80に送信するようにし
てもよい。この場合は、管理装置80からカード会社に
カードに関連した情報が送信されることになる。
【0115】さらに、上記に限らず、遊技機が設置され
る島設備を1単位として、島設備に備えられている複数
の監視装置42の情報を収集する中継装置を設け、その
中継装置が管理装置80に収集した情報を送信するよう
にしてもよい。
【0116】なお、監視装置42による遊技用演算処理
装置43ならびに玉貸制御装置22の管理は、上記した
ものに限らず、遊技用演算処理装置43、玉貸制御装置
22にそれぞれ不揮発性メモリを設け、監視装置42か
らチップ情報、特定コード情報を書き換えできるように
して毎日変更したチップ情報、特定コード情報を確認す
るようにすることもできる(チェック後、チップ情報、
特定コード情報を変更し次の日に変更したチップ情報、
特定コード情報でチェックする)。このようにすれば遊
技用演算処理装置43、玉貸制御装置22の改竄が更に
困難になる。
【0117】また、前記したことに併せて、チップ情
報、特定コード情報の変更を管理装置80から行うよう
にしてもよい。
【0118】また、この例はカードのデータを基に遊技
球を貸し球として供給する普通カード式の場合について
説明したが、カードのデータを遊技球データに変換し
て、遊技球データに基づいて遊技装置内の封入球によっ
て遊技を行う完全カード式の遊技装置にも適用できる。
【0119】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、遊技情
報媒体の情報に基づいて遊技価値変換装置によって実際
に遊技価値への変換が行われた遊技価値変換稼働情報を
収集、把握でき、したがってその遊技価値変換稼働情報
を基に遊技価値変換装置の異常あるいは遊技価値変換装
置の不当な改竄により遊技価値変換の不正な情報があっ
たか否かを判断でき、遊技価値変換装置の信頼性が向上
する。
【0120】遊技装置、遊技価値変換装置の高いセキュ
リティを確保できる。遊技価値変換装置、遊技装置の稼
働情報を的確に収集できる。役物制御装置の演算処理装
置の不当な交換、プログラムの改竄を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】玉貸機付き遊技装置の斜視図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】玉貸機付き遊技装置の裏面図である。
【図4】遊技装置および玉貸機のブロック図である。
【図5】玉貸しの制御信号図である。
【図6】役物制御装置のブロック図である。
【図7】遊技用演算処理装置のブロック図である。
【図8】役物制御装置の動作内容の制御フローチャート
である。
【図9】役物制御装置の動作内容の制御フローチャート
である。
【図10】監視装置のブロック図である。
【図11】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図12】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図13】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図14】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図15】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図16】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図17】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図18】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図19】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図20】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図21】監視装置の動作内容のフローチャートであ
る。
【図22】監視装置のケース部分の正面図である。
【図23】監視装置の表示装置の表示例を示す図であ
る。
【図24】別の実施の形態の動作内容を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 遊技装置 2 遊技盤 5 供給皿 6 受け皿 7 操作部 10 画像表示装置 11 変動入賞装置 12 始動口 13 始動スイッチ 14 記憶表示部 15 カウントスイッチ 16 継続スイッチ 18 回収玉スイッチ 20 玉貸機 21 カードリーダライタ 22 玉貸制御装置 23 通信制御装置 25 有効表示LED 26 光送受信部 27 操作パネル 28 残度表示器 30 玉貸スイッチ 31 玉貸可能表示LED 32 カード返却スイッチ32 33 玉貸操作装置 34 排出装置 37 排出制御装置 38 表示制御装置 40 役物制御装置(遊技制御装置) 41 発射制御装置 42 監視装置 43 遊技用演算処理装置 50 CPUコア 52 ROM 53 RAM 62 CPU 63 ROM 64 RAM 65 不揮発性メモリ 70 I/Oインターフェイス 71 表示装置 72 表示制御装置 73 インターフェイス回路部 74 ケース 75 電源供給リレー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技情報媒体の情報に基づいて遊技装置
    の遊技を行うための遊技媒体もしくはデータ等の遊技価
    値への変換制御を行う遊技価値変換装置と接続して、遊
    技価値変換装置の不正動作を監視する監視装置であっ
    て、 前記遊技価値変換装置より遊技価値変換駆動装置へ送信
    される遊技価値変換情報信号を収集する遊技価値変換情
    報管理手段を備えることを特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】 遊技価値変換情報管理手段は、情報の報
    知手段を備える請求項1に記載の監視装置。
  3. 【請求項3】 遊技価値変換装置ならびに遊技装置の遊
    技制御を行う役物制御装置とも接続し、役物制御装置の
    演算処理装置が正当なものであるか否かを監視する正当
    性監視手段と、正当性監視手段により正当性が否定され
    た場合に、遊技価値変換装置における遊技価値への変換
    制御を禁止する禁止手段と、を備える請求項1に記載の
    監視装置。
  4. 【請求項4】 遊技価値変換装置が正当なものであるか
    否かを監視する正当性監視手段と、正当性監視手段によ
    り正当性が否定された場合に、遊技価値変換装置におけ
    る遊技価値への変換制御を禁止する禁止手段と、を備え
    る請求項1に記載の監視装置。
  5. 【請求項5】 遊技価値変換装置ならびに遊技装置から
    収集した情報を保存する不揮発性記憶手段を有する請求
    項1〜4のいずれか1つに記載の監視装置。
  6. 【請求項6】 遊技装置の遊技制御を行う役物制御装置
    の演算処理装置を監視する監視装置であって、 電源投入時に役物制御装置の演算処理装置固有に割付け
    られている固有情報を読み取る固有情報読取手段と、 固有情報読取手段により読取った固有情報を、予め格納
    してある演算処理装置の固有情報と比較判定する比較判
    定手段と、 比較判定手段により不一致と認められた場合に遊技進行
    を停止する遊技進行停止手段と、を備えることを特徴と
    する監視装置。
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