JPH1042756A - 魚釣用リールの糸止め装置 - Google Patents

魚釣用リールの糸止め装置

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JPH1042756A
JPH1042756A JP21785396A JP21785396A JPH1042756A JP H1042756 A JPH1042756 A JP H1042756A JP 21785396 A JP21785396 A JP 21785396A JP 21785396 A JP21785396 A JP 21785396A JP H1042756 A JPH1042756 A JP H1042756A
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JP
Japan
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line
fishing line
reel
fishing
engaging portion
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JP21785396A
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English (en)
Inventor
Wataru Tsutsumi
わたる 堤
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の製作工程が簡易で、しかも組立工程の
簡易化の図れる魚釣用リールの糸止め装置を提供するこ
と。 【解決手段】 釣糸係止部41が形成された糸止め部材
4をリール本体に形成された透孔36に前記釣糸係止部
が露出するように装着して該釣糸係止部とリール本体側
間に釣糸を挟持可能に形成された魚釣用リールにおい
て、前記糸止め部材にリール本体側に形成された相手側
係合部36aと弾性係合する係合部42cを形成し、か
つ、前記糸止め部材には前記係合部42cの弾性係合力
を強化する補助弾性部材43が装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用スピニングリ
ールに関し、特に、スピニングリールにおける糸止め装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】保管時などにスプールに巻回された釣糸
の糸崩れを防止する糸止め部材が設けられた魚釣用リー
ルとしては、例えば実開昭56―24877号や実公昭
61―6760号で開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここに
開示された弾性変形する糸止め部材をスプールのスカー
ト部にネジで締結保持するため、スカート部にネジを螺
合させるネジ孔を形成しなければならず、製作工程が複
雑になるばかりでなく、ネジの螺合作業が必要となり、
製造コストが高いものとなるといった課題を残してい
た。
【0004】本発明は、上記従来技術の課題に着目して
提案されたもので、部品の製作工程が簡易で、しかも組
立工程の簡易化の図れる魚釣用リールの糸止め装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、釣糸係止部が形成された糸止め部材をリー
ル本体に形成された透孔に前記釣糸係止部が露出するよ
うに装着して該釣糸係止部とリール本体側間に釣糸を挟
持可能に形成された魚釣用リールにおいて、前記糸止め
部材にリール本体側に形成された相手側係合部と弾性係
合する弾性係合部を形成し、かつ、前記糸止め部材には
前記弾性係合部の弾性係合力を強化する補助弾性部材が
装着されていることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、釣糸係止部が形成された
糸止め部材をリール本体に形成された透孔に前記釣糸係
止部が露出するように装着して該釣糸係止部とリール本
体側間に釣糸を挟持可能に形成された魚釣用リールにお
いて、前記糸止め部材に係合部を形成し、かつ、前記糸
止め部材には、前記係合部とリール本体側の係合部に係
合して該糸止め部材が前記透孔から脱出することを阻止
する補助ロック部材を装着することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の魚釣用リールの糸止め装
置が適用されるスピニングリールを示すもので、釣糸巻
取機構、釣糸のスプールへの案内機構などは、基本的に
従来から広く知られたスピニングリールと同様であり、
リール本体1はリールボディ1´の前部にハンドルHの
操作により回転するロータ2と、その内側に設けられる
スプール3で構成されている。ロータ2には対称位置に
一対の支持アーム21が先端側に向けて突出形成されて
おり、この支持アーム21にはベール支持部材23を介
してベール25が反転自在に取り付けられている。ま
た、支持アーム21の一方には、釣糸をスプール3の糸
巻回部に案内するラインローラ27が設けられている。
【0009】図1〜図4に示すように、本発明の第1の
実施形態例における魚釣用リールの糸止め装置は、リー
ル本体1を構成するスプール3のスカート部31の外周
であって、前方の釣糸巻回部32の近傍側所定位置には
凹部35が形成されており、この凹部35には、糸止め
部材4が係合状態で固着されている。
【0010】糸止め部材4は、例えばポリアセタール樹
脂、ナイロン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂で成形あ
るいは金属片をプレス打抜きすることにより形成され
た、表面側に薄片状の釣糸係止部41と、該釣糸係止部
41からスプール3の中心方向に向けて延在する固定挿
嵌部42とを有する。釣糸係止部41は凹部35に密着
状態で収容され、固定挿嵌部42は凹部35に形成され
た透孔36に係合状態で挿嵌される。釣糸係止部41
は、その大きさ(面積)が凹部35よりも小さく設定さ
れている。また、釣糸係止部41の厚さは、本実施形態
例においては、その表面がスカート部31の表面より突
出しないような寸法に設定されている。
【0011】固定挿嵌部42は断面が略U字状をしてお
り、一方の分肢42aの上端部は釣糸係止部41の裏面
に一体的に接続されている。他方の分肢42bの上端部
は自由端となっており、他方の分肢42bは厚さ方向へ
撓むことが可能なような弾性力を有している。そして、
他方の分肢42bの外側には、フック状の係合部42c
が形成されている。この係合部42cが透孔36を画定
する壁面に形成された相手側係合部36aに係合する。
【0012】固定挿嵌部42のU字状溝部分には、図3
および図4から分るように、断面U字状の補強弾性部材
43が装着される。この補強弾性部材43は固定挿嵌部
42の一対の分肢42a,42b間にあって、両分肢4
2a,42bを外側に押広げる方向に弾性的に付勢す
る。この補強弾性部材43の装着方向は特に限定され
ず、両分肢42a,42bを外側に押広げて、係止部4
2cがリール本体側の相手側係合部36aに弾性係合す
る方向であれば良い。なお、図示した本実施形態例にお
いては、補強弾性部材43の曲折部が釣糸係止部材41
の底面に対向する方向で装着されている。
【0013】次に、釣糸係止部材41のリール本体側へ
の装着手順について説明する。先ず、図3に示すよう
に、補強弾性部材43を釣糸係止部材41のU字状溝部
分へ装填し、この状態で固定挿嵌部42をスプール3の
スカート部31に形成された凹部35の透孔36に挿嵌
する。なお、本実施形態例においては、相手側係合部3
6aがスプール3の後端側の方に位置しているので、係
合部42cを後方側に向けた状態で挿嵌することにな
る。そして、釣糸係止部材41の上から圧力を加えてや
ると、分肢42bは一旦収縮しながら押込まれ、最終的
に係合部42cが相手側係合部36aを乗り越えた状態
で弾性復帰して、係合部42cが相手側係合部36aに
係合する。このとき、補強弾性部材43が分肢42a,
42bを押広げる方向に作用しているので、係合部42
cと相手側係合部36aとの係合は強固になっている。
【0014】図5は本発明の第2の実施形態例を示すも
ので、糸止め部材5は、表面側に薄片状の釣糸係止部5
1と、該釣糸係止部51からスプール3の中心方向に向
けて延在する固定挿嵌部52とを有する。固定挿嵌部5
2の裏面側には下駄歯状の一対の突出脚部52a,52
bを有し、一方の突出脚部52bの外側面にはフック状
の係合部52cが形成されている。
【0015】糸止め部材5の係合部52cは補助ロック
部材53を介してリール本体側の相手側係合部36aと
係合する。すなわち、この補助ロック部材53は前記固
定挿嵌部52の突出脚部52a,52b間に挿嵌される
挿嵌部53aと前記係合部52cに係合するフック部5
3bとを有し、該フック部53bを係合部52cに係合
させた状態でフック部53bの上面をリール本体側の相
手側係合部36aに係合させる。
【0016】次に、前記糸止め部材5の装着手順につい
て説明する。図5に示すように、糸止め部材5を2点鎖
線で示すように、固定挿嵌部52を透孔36上に位置さ
せてから透孔36内に押込む。このとき、係合部52c
とリール本体側の相手側係合部36aとの間には、V字
状の凹部が画定されている。そして、スプール3のスカ
ート部31の内側から、補助ロック部材53の挿嵌部5
3aを突出脚部52a,52b間に挿嵌する。このと
き、補助ロック部材53のフック部53bは係合部52
cを滑りながら移動し、最後に係合部52cと相手側係
合部36aとの間に画定されたV字状の凹部にパチンと
填り込み、糸止め部材5が抜け止めされた状態となる。
【0017】図6および図7は、本発明の第3の実施形
態例を示すもので、糸止め部材6の取付方向を変えたも
のである。すなわち、前記第1および第2の実施形態例
においては、糸止め部材4,5の釣糸係止部41,51
をスプールの軸方向に向けるものとしたが、第3の実施
形態例においては、糸止め部材6の釣糸係止部61を周
方向に向けるように配置するものである。
【0018】この糸止め部材6は、上面に釣糸係止部6
1を有し、該釣糸係止部61の裏面には下駄歯状に略平
行に突出する一対の突出脚部62a,62bを有し、こ
れらの突出脚部62a,62bの外側には、スカート部
31の内周面に係合するフック状の係合部が形成されて
いる。そして、突出脚部62a,62b間には、U字状
の補強弾性部材63が装填されており、突出脚部62
a,62bを外側方向に向けて付勢し、フック状係合部
が透孔から抜け出ないようにしている。
【0019】上記各実施形態例においては、リール本体
をスピニングリールのスプールを例にとって説明した
が、本発明は図8に示すように、前記各実施形態例で示
した装着(係合)方法でもって、両軸受リールのリール
本体7を構成する側板7aに糸止め部材8を装着するも
のであってもよい。
【0020】なお、本発明においては、糸止め部材4,
5,6及び8の設置個数や各構成部品の形状等は図示の
ものに限定されるものでないことは言うまでもない。
【0021】ところで、前記したスピニングリールにお
けるロータの支持アーム21は、従来ものにおいては、
図9における点線で示す21aの位置までである。しか
し、支持アーム21がこのような寸法に設定されている
と、ベール支持部材23がスプール3側に突出した格好
となり、この結果、釣糸の巻取り操作中に張力変化があ
った場合や糸ヨレ等がある場合に、釣糸がベール支持部
材23に絡み付くこととなる場合が少なくない。本件発
明者はこの様な事実に鑑み、本発明の魚釣用リールをス
ピニングリールに適用する場合に、本件発明に加えて、
これを防止すべく、ロータの支持アーム21の長さをベ
ール支持部材23の先端近傍位置まで延長するように延
長部21b形成することを提案するものである。
【0022】これにより、釣糸Lに張力変化や糸ヨレが
あっても、釣糸Lは支持アーム21の側面を滑って行
き、ベール支持部材23に絡み付くことが防止される。
【0023】また、上記スピニングリールにおいては、
スプール3の巻回胴部は平行筒状に形成されているが、
このようなスプール3にあっては、巻回胴部の後部に対
し、前鍔部近傍に巻回された釣糸は釣糸放出時の釣糸同
士の相互接触による糸抵抗により、前鍔部前方へ向けて
の糸崩れ現象を生じやすく、この結果、釣糸が規則正し
く放出されなくなるといった不都合がある。
【0024】この様な事態を防止すべく、本発明者は更
に図10および図11に示すように、スプール3の巻回
胴部32を前鍔32a側に向けて漸次大径となるように
形成したスプールを提案するものである。図10に示す
例は、前鍔32a近傍で急激に巻回胴部32の径が大径
となるように曲面状に形成したもので、図11に示す例
は徐々に大径となるように曲面状に形成したものであ
る。このように、巻回胴部32を前方側に向けて漸次大
径となるような曲面形状に形成しておけば、釣糸放出時
の糸崩れ防止を図るための最適な抵抗を釣糸に作用させ
ることが可能となり、適正な釣糸放出が行えるととも
に、飛距離の向上が期待できる。
【0025】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、糸止
め部材を弾性係合によりリール本体側へ取付けるので、
ネジおよびネジ孔が不要となり、部品点数が少なく、ワ
ンタッチ式で装填できるため、組立て作業性が良く、製
作コストを下げることができる。しかも、糸止め部材の
リール本体への係合を補助する部品を設けているので、
係合が確実であり、長期の使用においても脱落すること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例を示す説明図であっ
て、スピニングリールに適用した場合の全体側面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態例における要部周りを
示す底面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態例に用いる糸止め部材
の一例を示した斜視図である。
【図4】図2におけるA―A断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態例の要部周りを示す側
面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態例の要部周りを示す側
面断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態例の要部周りの一部を
示す正面断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態例を示す説明図であっ
て、両軸受けリールに適用した場合の全体平面図であ
る。
【図9】本発明が適用されるスピニングリールのベール
支持部材周りの改良を示す説明図である。
【図10】本発明が適用されるスピニングリールのスプ
ールの改良を示す説明図である。
【図11】本発明が適用されるスピニングリールのスプ
ールの改良を示す説明図である。
【符号の説明】
1 リール本体 2 ロータ 3 スプール 4 糸止め部材 5 糸止め部材 6 糸止め部材 8 糸止め部材 41 釣糸係止部 43 補強弾性部材 51 釣糸係止部 53 補助ロック部材 61 釣糸係止部 63 補強弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣糸係止部が形成された糸止め部材をリ
    ール本体に形成された透孔に前記釣糸係止部が露出する
    ように装着して該釣糸係止部とリール本体側間に釣糸を
    挟持可能に形成された魚釣用リールにおいて、 前記糸止め部材にリール本体側に形成された相手側係合
    部と弾性係合する係合部が形成されており、かつ、 前記糸止め部材には前記弾性係合部の弾性係合力を強化
    する補助弾性部材が装着されていることを特徴とする魚
    釣用リールの糸止め装置。
  2. 【請求項2】 釣糸係止部が形成された糸止め部材をリ
    ール本体に形成された透孔に前記釣糸係止部が露出する
    ように装着して該釣糸係止部とリール本体側間に釣糸を
    挟持可能に形成された魚釣用リールにおいて、 前記糸止め部材に係合部が形成されており、かつ、 前記糸止め部材には、前記係合部とリール本体側の係合
    部に係合して該糸止め部材が前記透孔から脱出すること
    を阻止する補助ロック部材が装着されていることを特徴
    とする魚釣用リールの糸止め装置。
JP21785396A 1996-07-31 1996-07-31 魚釣用リールの糸止め装置 Pending JPH1042756A (ja)

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