JP2005210933A - ピンオンリール - Google Patents

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JP2005210933A JP2004019551A JP2004019551A JP2005210933A JP 2005210933 A JP2005210933 A JP 2005210933A JP 2004019551 A JP2004019551 A JP 2004019551A JP 2004019551 A JP2004019551 A JP 2004019551A JP 2005210933 A JP2005210933 A JP 2005210933A
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Kiichi Higashiyama
貴一 東山
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Shimano Inc
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Abstract

【課題】突刺ピン及びこれが係合する衣類が共に損傷を受けることのないピンオンリールの提供。
【解決手段】このピンオンリール10は、リール11と取付部12とを有する。リール11は、引出自在に内装された引出糸15を有する。引出糸15の先端にスナップ16が取り付けられている。取付部12は、リール11に突設された突片25に回動自在に嵌め込まれている。取付部12は、フレーム33を有し、フレーム33は貫通孔41を備える。突片25は、この貫通孔41に挿通されている。組立ねじ27が突片25に挿通されている。組立ねじ27の頭部44は、貫通孔41に嵌め込まれ、フレーム33の抜け止めを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば魚釣り等において釣人が魚釣用小道具を携帯しておくためのピンオンリールに関するものである。
例えば魚釣りの際に釣人は、ラインカッターや針外し等の魚釣用小道具を常時携帯しておくのが便利である。このため、従来から魚釣用小道具を衣類(ライフジャケット等)に装着しておくためにピンオンリールが提供されている(例えば、特許文献1参照)。従来のピンオンリールは、一般に図4のような構成である。同図において(a)は正面図、(b)は側面図である。
同図が示すように、ピンオンリール1は、ステンレス鋼等により形成されたケーシング2を備えている。ケーシング2内には、引出糸が予め巻き取られたスプール(図示せず)が内蔵されており、この引出糸の先端に小道具を取り付けるためのスナップ3が取り付けられている。通常、ケーシング2には取付ピン4(一般に安全ピン)が設けられており、ピンオンリール1は、この取付ピン4が衣類(ライフジャケット等)に突き刺されることによって固定されるようになっている。
上記引出糸は、上記スプールに対して常時巻き取られる方向(ケーシング2内に引き戻される方向)に弾性的に引っ張られている。このため、釣人は、スナップ3に取り付けられた魚釣用小道具を使用する際には、引出糸を矢印5の方向に手で引っ張ってケーシング2から引き出す。魚釣用小道具が使用された後は、釣人は引出糸を放すことによって、引出糸は、自動的に引き戻されてケーシング1内に巻き戻される。
特開2002−235225号
ところで、従来のピンオンリール1では、取付ピン4がケーシング2に固定されているから、引出糸が取付ピン4の長手方向(同図では、矢印5の方向)に沿って引き出される場合には問題が生じないが、引出糸が当該方向と交差する方向に引き出された場合は、取付ピンが捩られて変形したり、あるいは衣類が損傷を受けるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、取付ピン及びこれが係合する衣類が共に損傷を受けることのないピンオンリールを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るピンオンリールは、ケーシングと、ケーシングから引出自在に設けられた引出糸と、引出糸の先端に設けられたスナップとを有するリールと、ケーシングの表面又は裏面のいずれか一方に配置されたフレームと、フレームに設けられた突刺ピンとを有する取付部とを備え、上記ケーシングは、上記フレームが配置された面に突設されたフレーム保持軸を有し、当該フレーム保持軸は、上記フレームを回転自在に保持していることを特徴とするものである。
この構成によれば、取付部の突刺ピンが例えば衣類に差し込まれることによって、リールが当該衣類に取り付けられる。引出糸が突刺ピンの軸方向と交差する方向に引っ張られた場合は、取付部のフレームとリールのケーシングとの間に捻れが生じることになるが、フレームがケーシングに対して回転することができるので、両者間に捻り力が付加されることはない。
(2) 上記フレーム保持軸は、上記フレームに遊嵌状態で貫通しており、上記フレームが上記フレーム保持軸から抜脱するのを規制するリテーナが設けられている構造が採用され得る。
この構成では、上記フレームは、上記ケーシングに回動自在に設けれられており、しかも、リテーナによって抜け止めがなされる。したがって、きわめて簡単な構造により、上記フレームが上記ケーシングに取り付けられる。
以上のように本発明によれば、ピンオンリールから引出糸が引き出されたときに、衣類等に差し込まれた突刺ピンに捩り力が加わることはないから、取付部やリールが損傷することはなく、また、突刺ピンが差し込まれた衣類が損傷を受けることもない。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るピンオンリールの正面図であり、図2は、一部断面側面図である。また、図3は、ピンオンリールの分解斜視図である。
このピンオンリール10は、例えば釣人が釣りの際に使用するものであって、実釣において必要と考えられる小道具を保持する。ピンオンリール10は、通常、釣人が着用するライフジャケット等に取り付けられる。
ピンオンリール10は、リール11と取付部12とを有する。
図3が示すように、リール11は、ケーシング13と、スプール14と、引出糸15及びこの先端に設けられたスナップ16と、渦巻きバネ17とを備えている。
ケーシング13は、ケーシング本体13a及び蓋部材13bとを有する。これらは、例えば樹脂、金属等により構成される。ケーシング本体13aは、同図が示すように器状に形成されており、内部にスプール14が収容される収容空間18が区画されている。ケーシング本体13aの底面部19の略中央部には、スプール支持軸20が立設されている。このスプール支持軸20には、軸方向に沿ってねじ孔21が形成されていると共に、バネ係止溝22が形成されている。また、ケーシング13の開口周縁部には段部23が形成されている。
一方、蓋部材13bは円盤状に形成されており、ケーシング本体13aの開口部に嵌め込まれるようになっている。この蓋部材13bの周縁部にも段部24が形成されており、この段部24が上記ケーシング本体13aに設けられた段部23と嵌合するようになっている。また、図2が示すように、蓋部材13bの内面の中央部には、凹部13cが設けられており、蓋部材13bがケーシング本体13aに嵌め込まれた状態で、上記スプール支持軸20がこの凹部13cに嵌め込まれる。これにより、ケーシング13が組み立てられた場合の剛性が向上する。
さらに、図2及び図3が示すように、蓋部材13bの外面の中央部には、円柱状の突片25(フレーム保持軸)が形成されている。この突片25には貫通孔26が設けられている。この貫通孔26の中心は、上記凹部13cの中心と一致されており、したがって、上記スプール支持軸20及び突片25は、同一の中心軸を有する。もっとも、突片25の中心軸線は、上記スプール支持軸20の中心軸線と一致する必要はなく、突片25の中心軸線が上記スプール支持軸20の中心軸線に沿って配置されていればよい。また、上記貫通孔26には後述される組立ねじ27が挿通されるようになっており、突片25は、この組立ねじ27が当接する座部を構成している。
スプール14は、ボビン状に形成されており、樹脂、金属等により構成される。スプール14の壁面の中央部には、貫通孔31が設けられている。引出糸15は、このスプール14に予め巻回されている。引出糸15としては、典型的には細径のワイヤーが採用され得るが、ナイロン糸等も採用され得る。この引出糸15は、上記ケーシング本体13aに設けられた糸挿通孔29に挿通され、ケーシング本体13aの外部に導き出されている。引出糸15の先端に設けられたスナップ16は既知の構造であり、釣人が係止片28を摘むことによってスナップ16が開閉する。釣人は、この係止片28にラインカッター等の小道具を装着することができる。
渦巻きバネ17は、細長薄肉の金属板が渦巻き状に巻回されることによって形成されている。この渦巻きバネ17の先端部30は上記スプール14の内壁面に固着されている。渦巻きバネ17は、スプール14の内側に挿入され、スプール14と共に上記ケーシング本体13aに嵌め込まれる。このとき、上記スプール支持軸20がスプール14の貫通孔31を貫通する。そして、渦巻きバネ17の基端部32は、スプール支持軸20に設けられたバネ係止溝22に嵌め込まれて固定される。
渦巻きバネ17の巻回方向は、スプール14が引出糸15を巻き取る方向と逆方向に設定されている。したがって、スプール14から引出糸15が引き出されることによってスプール14が所定方向(図3では、向かって右回転)に回転し、これにより、渦巻きバネ17は、当該巻回方向にさらに回転される。その結果、スプール14は、反所定方向(図3では、向かって左回転)に弾性的に回転付勢されるから、引出糸15は、常時スプール14に巻き取られる方向に付勢されていることになる。
次に、取付部12は、フレーム33と、フレーム33に設けられた突刺ピン34と、上記組立ねじ27とを備えている。
フレーム33は、平板状のベース35と、ベース35の一端部に設けられたピン保持部36と、ベース35の他端部に設けられたピン係止部37とを備えている。これらは、樹脂等により一体的に形成されている。ピン保持部36は保持軸38を有し、上記突刺ピン34の基端部39は、この保持軸38に回転自在に支持されている。一方、ピン係止部37にはピン挿通溝40が設けられており、このピン挿通溝40に連続して、図示されていないピン収容部が形成されている。したがって、突刺ピン34が回転され、その先端部がピン挿通溝40からピン収容部に案内されることによって、図1が示すように、突刺ピン34がフレーム33に保持される。
ベース35の中央部には貫通孔41が設けられている。この貫通孔41は、段付形状を呈しており、大径部42及びこれに連続して大径部42を縮径するように形成された小径部43とを備えている。この大径部42には、上記組立ねじ27の頭部44が嵌め込まれるようになっている。
組立ねじ27は、軸部45と上記頭部44とを有している。軸部45の外径寸法は、上記ケーシング本体13aに設けられたねじ孔21の内径寸法に対応されている。また、軸部45には雄ねじが形成されており、したがって、組立ねじ27は、上記ねじ孔21に螺合されるようになっている。組立ねじ27の頭部44は、円盤状に形成されており、その外径寸法は、上記ベース35に設けられた貫通孔41の大径部42の内径寸法に対応されている。したがって、この頭部44は、上記大径部42に嵌合することができる。
ピンオンリール10は、次の要領で組み立てられる。
まず、リール11は、前述のように渦巻きバネ17がスプール14に固定され、両者がケーシング本体13aに嵌め込まれる。このとき、ケーシング本体13aのスプール支持軸20がスプール14を貫通する。この状態で、上記蓋部材13bがケーシング本体13aに嵌め込まれる。なお、上記引出糸15は、ケーシング本体13aから外部に導き出されている。
取付部12のフレーム33が上記蓋部材13bに取り付けられる。このとき、蓋部材13bの突片25がフレーム33の貫通孔41に挿通される。そして、組立ねじ27がフレーム33、蓋部材13b及びスプール14を貫通し、ケーシング本体13aのねじ孔21にねじ込まれる。組立ねじ27がねじ込まれると、図2が示すように、その頭部44がフレーム33の貫通孔41に嵌め込まれるが、この貫通孔41には上記突片25が嵌め込まれているから、組立ねじ27の頭部44は、この突片25の端面に当接する。
この状態では、上記フレーム33は、単に上記突片25に嵌め込まれているだけである。しかも、組立ねじ27の頭部44がフレーム33の貫通孔41に嵌め込まれているから、この頭部44によってフレーム33は突片25から抜け落ちることはない。換言すれば、上記フレーム33は、上記突片25に回動自在に遊嵌支持されており、且つ組立ねじ27の頭部44がフレーム33の抜け止めを行うリテーナとして機能している。
本実施形態に係るピンオンリール10は、突刺ピン34が釣人が着用するライフジャケットの生地に差し込まれることによって、このライフジャケットに取り付けられる。釣人は、スナップ16に必要な小道具を取り付けておくことによって、所要時に引出糸15を引っ張るだけで、快適に小道具を使用することができる。
図2が示すように、取付部12は、突片25に嵌め込まれており、突片25の中心軸線まわりに自由に回転することができる。したがって、引出糸15が引っ張られることによって、リール11は、突片25を回転中心軸として引出糸15が引っ張られる方向に回転する。その結果、取付部12に捻り力が作用することはなく、取付部12及びライフジャケットの生地が損傷を受けることはない。
本実施形態では、取付部12のフレーム33が上記突片25に回転自在に嵌め込まれ、且つ組立ねじ27の頭部44によって抜け止めが図られている。すなわち、かかる簡単な構造によって取付部12の回転が許容されているので、ピンオンリール10の製造コストが大幅に上昇することはないという利点がある。なお、取付部12がリール11に対して回転自在に取り付けられる構造は、上記構造に限定されるものではなく、他の種々の構造が採用され得ることは勿論である。
本発明は、小道具を保持し衣類等に装着されるピンオンリールに適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るピンオンリールの正面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るピンオンリールの一部断面側面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るピンオンリールの分解斜視図である。 図4は、従来のピンオンリールの構成を示す正面図(a)及び側面図(b)である。
符号の説明
10・・・ピンオンリール
11・・・リール
12・・・取付部
13・・・ケーシング
13a・・・ケーシング本体
13b・・・蓋部材
14・・・スプール
15・・・引出糸
16・・・スナップ
17・・・渦巻きバネ
20・・・スプール支持軸
21・・・ねじ孔
25・・・突片
26・・・貫通孔
27・・・組立ねじ
28・・・係止片
31・・・貫通孔
33・・・フレーム
34・・・突刺ピン
35・・・ベース
36・・・ピン保持部
37・・・ピン係止部
38・・・保持軸
40・・・ピン挿通溝
41・・・貫通孔
42・・・大径部
43・・・小径部
44・・・頭部
45・・・軸部

Claims (2)

  1. ケーシングと、ケーシングから引出自在に設けられた引出糸と、引出糸の先端に設けられたスナップとを有するリールと、
    ケーシングの表面又は裏面のいずれか一方に配置されたフレームと、フレームに設けられた突刺ピンとを有する取付部とを備え、
    上記ケーシングは、上記フレームが配置された面に突設されたフレーム保持軸を有し、当該フレーム保持軸は、上記フレームを回転自在に保持しているピンオンリール。
  2. 上記フレーム保持軸は、上記フレームに遊嵌状態で貫通しており、
    上記フレームが上記フレーム保持軸から抜脱するのを規制するリテーナが設けられている請求項1に記載のピンオンリール。


JP2004019551A 2004-01-28 2004-01-28 ピンオンリール Pending JP2005210933A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200469878Y1 (ko) 2012-08-27 2013-11-11 (주)상일씨앤씨 집게 회전기능을 갖는 핀온릴

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