JP2008173021A - 釣り竿及びそのトップカバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トップカバー7を竿先部分に装着した状態で釣り糸挿通経路内に位置させるとともにトップカバー7を竿先部分から取り外す際に釣り糸aを釣り糸挿通経路内に引き込む糸通し案内部材8をトップカバーに装備する。糸通し案内部材8に釣り糸係止部8Aとその釣り糸係止部8Aの先端側に先鋭挿通部8cとを備える。釣り糸係止部8Aに釣り糸aを係止した状態で、その釣り糸係止部位及び先鋭挿通部8cを覆う筒状のカバー部材9を備えてある。
【選択図】 図1
Description
しかし、釣り糸を孔内に挿通した後に、結び目を形成することは、難儀をするものであるから、係止した部位より折り返し、折り返し代を長く採って、釣り糸を糸挿通経路内に導入する際に、途中で外れる等の不都合を回避する方策を採っていた。
しかし、その為に、次ぎのような不都合があった。つまり、糸通し案内部材は樹脂製の丸棒状に形成されており、特許文献1の図1に示すように、トップカバーを、穂先竿等を収納した元竿の竿先端に被せた場合に、糸通し案内部材を各釣り糸ガイドの糸挿通孔に挿通する。そして、挿通後に、糸通し案内部材の先端を元竿に沿うように曲げ形成して、バンドでトップカバーの装着部分とともに止付けていた。
そこで、従来は、元竿に止付けずに、先端をフリー状態のままにしていた。そうすると、今度は、糸通し案内部材の先鋭挿通部が竿袋に収納する際に、袋に突き刺さる等の不都合があり、これらの解決を図る必要があった。
請求項1に係る発明の特徴構成は、前記トップカバーを前記竿先部分に装着した状態で釣り糸挿通経路内に位置するとともに前記トップカバーを前記竿先部分から取り外す際に釣り糸を釣り糸挿通経路内に引き込む糸通し案内部材を前記トップカバーに装備し、前記糸通し案内部材に釣り糸係止部を備え、前記釣り糸係止部に釣り糸を係止した状態で、その釣り糸係止部位を覆うカバー部材を備えてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、カバー部材を導入することによって、糸通し案内部材の釣り糸係止部に係止した釣り糸をカバー部材で覆うことができる。これによって、係止された釣り糸をカバー部材で押えることができるので、釣り糸が係止解除されることに意を配することはない。
したがって、釣り糸係止孔からの折り返し分を必要以上に採らなくても、トップガイドを取り外しながら、釣り糸を釣り糸ガイドの糸挿通経路内に導入する際に、釣り糸が途中で外れる等の不都合を回避することができた。
つまり、カバー部材によって、先鋭挿通部を覆うことができるので、糸通し案内部材を大きく屈折させなければならない場合には元竿に固定する必要はなく、かつ、竿袋に収納する際に、先鋭挿通部が突き刺さるといったことも回避できる。このような効果を達成するに、カバー部材を導入するだけでよい。
密着コイルバネを軸線方向に引き伸ばすと、密着していたコイル部分同士が離間し隙間ができる。この隙間に釣り糸を差し込み密着コイルバネへの引き伸ばし力を解放すると、釣り糸が弾性的に係止保持される。
このように、コイルバネを引き伸ばす操作をすれば、その隙間に釣り糸を差込むだけでよく、釣り糸を挿通孔に差し込む場合のようにその部分を目視する必要性が薄く、作業性がよい。
釣り糸の取付係止が容易なものでありながら、係止した後には、カバー部材によって釣り糸係止部等を覆うことができるので、釣り糸が外れることを防止でき、トップカバーを外しながら糸挿通経路に釣り糸を導入する作業も円滑に行うことができる。
このようなトップカバーを備えることによって、釣り場での仕掛けの準備等を迅速に行うことができる釣り竿を提供できるに至った。
図2に示すように、穂先竿1、二番竿2、三番竿3、及び、四番竿4、五番竿5、元竿6によって、振出式の釣り竿Aを構成してある。穂先竿1には、トップガイド1Aと三つの中間ガイド1B、1Bを設けてある。二番竿2〜元竿6に、夫々、一番竿1と同様に釣り糸ガイド2A、3A、4A、5A、6Aが各竿体の外周面に取り付けてある。これら、トップガイド1A、中間ガイド1B、1B、釣り糸ガイド2A、3A、4A、5A、6Aの糸挿通孔で釣り糸挿通経路を構成する。
トップカバー7の材料としては、本体部分7Aと装着部分7Cとしては樹脂を利用するが、金属であってもよい。バンド7Dには、ゴムや皮革などの伸縮性を有する材料を採用する。
糸通し案内部材8は棒状のものであり、図2に示すように、先端側に釣り糸係止部8Aとしての釣り糸係止孔8aを形成すべく係止板部8bが形成してあり、係止板部8bの先端側に先端が尖った先鋭挿通部8cが形成されている。
(1) 釣り糸係止部8Aとしては、密着巻きされたコイルバネで構成されていてもよい。全長に亘ってコイルで形成してあるので、全体が釣り糸係止部8Aとなっている。つまり、図3(イ)に示すように、密着コイルバネを軸線方向に引き伸ばすと、密着していたコイル部分同士が離間し隙間ができる。図3(ロ)に示すように、この隙間に釣り糸aを差し込み密着コイルバネへの引き伸ばし力を解放すると、釣り糸aが弾性的に係止保持される。そして、この場合には、コイルを引き伸ばした際に隙間ができる部位は限定されないので、釣り糸aを差込み装着するのも容易である。
図3(ハ)に示すように、釣り糸aを係止した釣り糸係止部8Aに対してカバー部材9を被せ、カバー部材9をコイルバネの先端を覆う位置まで延出する。
上記した釣り糸係止部8Aに対して、カバー部材9を被せ、貫通孔8dから係止溝8eを介して先鋭挿通部8cまでを覆うように構成する。
7 トップガイド
8 糸通し案内部材
8A 釣り糸係止孔、コイルバネ(釣り糸係止部)
a 釣り糸
Claims (4)
- 釣り竿を構成する各竿体のうち竿先側に位置する竿体を元竿内に収納した状態でその釣り竿の竿先部分を覆う振出式釣り竿のトップカバーであって、
前記トップカバーを前記竿先部分に装着した状態で釣り糸挿通経路内に位置するとともに前記トップカバーを前記竿先部分から取り外す際に釣り糸を釣り糸挿通経路内に引き込む糸通し案内部材を前記トップカバーに装備し、前記糸通し案内部材に釣り糸係止部を備え、前記釣り糸係止部に釣り糸を係止した状態で、その釣り糸係止部位を覆うことができるカバー部材を備えてある振出式釣り竿のトップカバー。 - 釣り竿を構成する各竿体のうち竿先側に位置する竿体を元竿内に収納した状態でその釣り竿の竿先部分を覆う振出式釣り竿のトップカバーであって、
前記トップカバーを前記竿先部分に装着した状態で釣り糸挿通経路内に位置するとともに前記トップカバーを前記竿先部分から取り外す際に釣り糸を釣り糸挿通経路内に引き込む糸通し案内部材を前記トップカバーに装備し、前記糸通し案内部材に釣り糸係止部とその釣り糸係止部の先端側に先鋭挿通部とを備え、前記釣り糸係止部に釣り糸を係止した状態で、その釣り糸係止部位及び前記先鋭挿通部を覆うことができるカバー部材を備えてある振出式釣り竿のトップカバー。 - 前記糸通し案内部材の前記釣り糸係止部を弾性変形可能なコイルバネで形成してある請求項1又は2記載の振出式釣り竿のトップカバー。
- 請求項1から3のうちのいずれか一つに記載の釣り竿のトップカバーを備えた釣り竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007011A JP2008173021A (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | 釣り竿及びそのトップカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007007011A JP2008173021A (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | 釣り竿及びそのトップカバー |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008173021A true JP2008173021A (ja) | 2008-07-31 |
Family
ID=39700552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007011A Pending JP2008173021A (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | 釣り竿及びそのトップカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008173021A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170303521A1 (en) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | Jay Arbetter | Fishing Rod Line Threading Device |
USD895057S1 (en) | 2019-08-14 | 2020-09-01 | Jay Arbetter | Fishing line threading device |
CN112167194A (zh) * | 2019-07-05 | 2021-01-05 | 邱文彬 | 一种路亚竿引线器 |
Citations (4)
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JPS6297572A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-05-07 | イノベイテイブ トレ−ニング プロダクツ インコ−ポレ−テツド | スポ−ツ技術および反応トレ−ニング装置 |
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JP2006166786A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Satoshi Oshima | 振出竿の道糸ガイド環への道糸通し用光ファイバー製リード棒付き竿先カバー |
-
2007
- 2007-01-16 JP JP2007007011A patent/JP2008173021A/ja active Pending
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