JP2006136227A - 振出式釣り竿及びそのトップカバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 竿体1の外周面に釣り糸ガイド1Aを備えるとともに、各竿体1を元竿6内に収納した状態で複数の釣り糸ガイド1Aを備えた竿体の穂先部を覆うトップカバー7を設ける。トップカバー7を穂先部分に装着した状態で釣り糸ガイド1Aの糸案内孔を貫通するとともにトップカバー7を穂先部分から取り外す際に釣り糸aを糸案内孔内に引き込む糸通し案内部材8をトップカバー7に装備し、糸通し案内部材8の釣り釣り糸係止部8Aを、弾性変形によって釣り糸aを挾持するものに構成してある。
【選択図】 図1
Description
しかし、釣り糸を孔内に挿通することは、小さな孔を目視し難い人に採って難儀をするものであり、かつ、挿通した後も釣り糸を糸通し案内部材に結び付ける作業が面倒である。
請求項1に係る発明の特徴構成は、釣り竿を構成する各竿体のうち竿先側に位置する竿体を元竿内に収納した状態でその釣り竿の竿先部分を覆う振出式釣り竿のトップカバーであって、前記トップカバーを前記竿先部分に装着した状態で釣り糸挿通経路内に位置するとともに前記トップカバーを前記竿先部分から取り外す際に釣り糸を釣り糸挿通経路内に引き込む糸通し案内部材を前記トップカバーに装備し、前記糸通し案内部材の釣り糸係止部を、前記釣り糸係止部が弾性変形によって釣り糸を挾持するように弾性体で構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
釣り糸係止部を弾性変形させてその弾性変形した部分に釣り糸を挿入し弾性変形力を解除すれば、釣り糸は釣り糸係止部に係止される。
したがって、釣り糸を孔に挿通することや挿通した糸を結びつけることが必要ではなく、釣り糸係止部を弾性変形させるだけで釣り糸を釣り釣り糸係止部に係止させることができて、操作が容易になる。
請求項1に係る発明の作用効果と同様である。
密着コイルバネを軸線方向に引き伸ばすと、密着していたコイル部分同士が離間し隙間ができる。この隙間に釣り糸を差し込み密着コイルバネへの引き伸ばし力を解放すると、釣り糸が弾性的に係止保持される。
このように、コイルバネを引き伸ばす操作をすれば、その隙間に釣り糸を差込むだけでよく、釣り糸を挿通孔に差し込む場合のようにその部分を目視する必要性が薄く、作業性がよい。
ここでの釣り糸を係止部に係止させる手順は、釣り糸を挿通孔に挿通した後に係止溝側に移動させて、その係止溝内にその弾性力に抗して押し込めば係止溝に釣り糸は係止される。
したがって、糸を挿通する孔はできるだけ挿通し易い径にすることができるとともに釣り糸を挿通孔に結び付けることも必要とせず、釣り糸係止作業が容易である。
このようなトップカバーを備えているので、穂先部分の保護と釣り糸の通しを容易迅速に行うことができる。
図1に示すように、穂先竿1、二番竿2、三番竿3、及び、四番竿4、五番竿5、元竿6によって、振出式の釣り竿を構成してある。穂先竿1には、トップガイド1Aと二つの中間ガイド1B、1Bを設けてある。二番竿2〜元竿6に、夫々、一番竿1と同様に釣り糸ガイド2A、3A、4A、5A、6Aが各竿体の外周面に取り付けてある。これら、トップガイド1A、中間ガイド1B、1B、釣り糸ガイド2A、3A、4A、5A、6Aで釣り糸挿通経路を構成する。
トップカバー7の材質としては、本体部分7Aと装着部分7Cとしては樹脂を利用するが、金属を利用してもよい。バンド7Dには、ゴムなどの伸縮性を有する材料を採用する。
(1) 糸通し案内部材8の釣り糸係止部8Aとしては、糸通し案内部材8の全長に亘って設けるものを記載したが、図3に示すように、部分的に釣り糸係止部8Aを形成するものであってもよい。
(2) 糸通し案内部材8の釣り糸係止部8Aとしては、図4に示すように、金属製の小片8eを糸通し案内部材8に取り付けて釣り糸係止部8Aとするものでもよい。この金属製の小片8eはその基端部を糸通し案内部材8にピン支持させるとともに、先端部を弾性変形させて僅かに持ち上げることができるようになっている。そして、釣り糸aを係止する場合には、その小片8eの先端部を僅かに持ち上げて、その先端部と糸通し案内部材8の外周面との間に形成した間隙内に釣り糸aを差し込み、小片8eの持ち上げを解放すると、小片8e自体の弾性復帰力で糸通し案内部材8の外周面に当接する状態に復帰し、釣り糸aを係止する。
(3) 図5に示すように、糸通し案内部材8の釣り糸係止部8Aを、釣り糸aが挿通される挿通孔8bとその挿通孔8bに挿通された釣り糸aを導入し弾性的に挾持すべく前記挿通孔8bに連通する係止溝8cとで形成してもよい。このように構成することによって、釣り糸aを、挿通孔8bを貫通させた状態で係止溝8c内に引き込めば、係止溝8cに弾性的に挾持されて係止固定される。これによって、釣り糸aの挿通孔8b内への挿通作業を容易に行えるように結び目を作る操作も必要としない。
挿通孔8bに係止溝8cを連通形成する構成において、係止溝8cを非弾性的な構成とした場合であっても、この係止溝8c内に釣り糸aを位置させて、解け難くすることができる。
(4) 図6に示すように、糸通し案内部材8の釣り糸係止部8Aを、釣り糸aが挿通されるV字状の挿通孔8dで形成し、V字状部分を弾性的に釣り糸aを挾持する構成とする。このようにV字状の挿通孔8dに形成することよって、釣り糸aをV字状部分で弾性的に挾持することができて係止固定することができる。これによって、釣り糸aの挿通孔8d内への挿通作業を容易に行えるように結び目を作る操作も必要としない。
挿通孔8dをV字状に形成する構成において、V字状部分を非弾性的な構成とした場合であっても、このV字状部分に釣り糸aを保持させて、解けなくすることができる。
(5) トップカバー7を使用する釣り竿Aとしては、振出式竿であれば、中通し竿であってもよい。中通し竿では、竿体1等の外周面には釣り糸ガイド1Aが設けられてはなく、竿体1等の内部に糸挿通経路を設けてあるので、糸通し案内部材8をその糸挿通経路内に位置させるようにしてもよい。ここに、トップカバー7を竿先部分に装着した場合に、糸通し案内部材8を挿通する対象として、釣り糸ガイド1A等か糸挿通経路を対象とする。これら釣り糸ガイド1A等か糸挿通経路を纏めて、あらためて糸挿通経路と総称する。
1A、2A、3A、4A、5A、6A 釣り糸ガイド
7 トップガイド
8 糸通し案内部材
8A 釣り糸係止部
8b 挿通孔
8c 係止溝
a 釣り糸
Claims (5)
- 釣り竿を構成する各竿体のうち竿先側に位置する竿体を元竿内に収納した状態でその釣り竿の竿先部分を覆う振出式釣り竿のトップカバーであって、前記トップカバーを前記竿先部分に装着した状態で釣り糸挿通経路内に位置するとともに前記トップカバーを前記竿先部分から取り外す際に釣り糸を釣り糸挿通経路内に引き込む糸通し案内部材を前記トップカバーに装備し、前記糸通し案内部材の釣り糸係止部を、前記釣り糸係止部が弾性変形によって釣り糸を挾持するように弾性体で構成してある振出式釣り竿のトップカバー。
- 釣り竿を構成する各竿体の外周面に釣り糸ガイドを備えるとともに、前記竿体のうち竿先側に位置する各竿体を元竿内に収納した状態でその竿先側に集積された複数の釣り糸ガイドを備えた釣り竿の竿先部分を覆う振出式釣り竿のトップカバーであって、前記トップカバーを前記竿先部分に装着した状態で前記釣り糸ガイドの糸案内孔を貫通するとともに前記トップカバーを前記竿先部分から取り外す際に釣り糸を前記糸案内孔内に引き込む糸通し案内部材を前記トップカバーに装備し、前記糸通し案内部材の釣り糸係止部を、前記釣り糸係止部が弾性変形によって釣り糸を挾持するように弾性体で構成してある振出式釣り竿のトップカバー。
- 前記糸通し案内部材の前記釣り糸係止部を弾性変形可能なコイルバネで形成してある請求項1又は2記載の振出式釣り竿のトップカバー。
- 釣り竿を構成する各竿体の外周面に釣り糸ガイドを備えるとともに、前記各竿体のうち穂先側に位置する竿体を元竿内に収納した状態でその竿先側に集積された複数の釣り糸ガイドを備えた竿体の竿先部を覆う振出式釣り竿のトップカバーであって、前記トップカバーを前記竿先部分に装着した状態で前記釣り糸ガイドの糸案内孔を貫通するとともに前記トップカバーを前記竿先部分から取り外す際に釣り糸を前記糸案内孔内に引き込む糸通し案内部材を前記トップカバーに装備し、前記糸通し案内部材の釣り糸係止部を、釣り糸が挿通される挿通孔とその挿通孔の一端に連通する状態で形成された係止溝とで構成し、前記挿通孔に挿通された釣り糸を前記係止溝内に導入しその係止溝において弾性的に挾持すべく構成してある振出式釣り竿のトップカバー。
- 請求項1〜4のうちのいずれかひとつに記載のトップカバーを備えた振出式釣り竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004327639A JP2006136227A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 振出式釣り竿及びそのトップカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004327639A JP2006136227A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 振出式釣り竿及びそのトップカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006136227A true JP2006136227A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36617425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004327639A Pending JP2006136227A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 振出式釣り竿及びそのトップカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006136227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008173021A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Shimano Inc | 釣り竿及びそのトップカバー |
US8650796B1 (en) * | 2010-05-06 | 2014-02-18 | Eric M. Bates | Device for protecting a fishing rod |
-
2004
- 2004-11-11 JP JP2004327639A patent/JP2006136227A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008173021A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Shimano Inc | 釣り竿及びそのトップカバー |
US8650796B1 (en) * | 2010-05-06 | 2014-02-18 | Eric M. Bates | Device for protecting a fishing rod |
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