JP2007289010A - 釣り竿の穂先構造 - Google Patents

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Shiyoutaro Tanigawa
尚太郎 谷川
Masahiko Matsumoto
聖比古 松本
Kazuma Taniguchi
一真 谷口
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Abstract

【課題】釣り糸に強い張力が作用した場合、糸付部にかかる曲げ力を抑制する。
【解決手段】 釣り糸3が取り付けられる糸取付部材4を穂先部1に備えた釣り竿の穂先構造において、糸取付部材4を、釣り糸3が結び付けられる糸付部4Aと、この糸付部4Aから横外方に向けて突出して糸付部4Aからの釣り糸3の抜け落ちを防止する複数の抜止部4Bとから構成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、釣り糸が取り付けられる糸取付部材を穂先部に備えた釣り竿の穂先構造に関する。
上記のような釣り竿の穂先構造としては、アルミニウムなどの金属製の糸連結部材(糸取付部材)を、その前端と後端とにフランジ部を備え、前後端のフランジ部の間に、釣り糸が結び付けられる円形の糸巻き付け部を有するように構成したものがある(例えば非特許文献1参照)。
特願2005−202608号(段落番号0028、図5)
上記の構成では、前端のフランジ部によって釣り糸の糸巻き付け部からの抜け落ちを防止してある。
そのため、例えば、根がかりを解消するために竿を強く引き寄せる、などの操作を行うことで、釣り糸に強い張力が作用した場合には、その釣り糸が、糸巻き付け部の外周から外方側に離れたフランジ部の外周縁に押し当てられることになり、その分、その押し当てによって前端のフランジ部や糸巻き付け部に作用する曲げ力が大きくなり、結果、糸連結部材における前端のフランジ部と糸巻き付け部との連接箇所などにおいて過大な応力が発生することになる。
そして、この過大な応力を許容するためには、糸連結部材の糸巻き付け部などを大径に形成することが考えられるが、この場合には、糸連結部材が大型化し、又、重くなることによって、竿操作時の風切り性能が低下して緻密な竿操作が行い難くなる上に、水中の情報を糸の響きとして伝える竿感度に悪影響を及ぼすことになる。
又、糸連結部材における前端のフランジ部を小径にして、そのフランジ部の外周縁に釣り糸が押し当てられた際に発生する曲げ力を軽減することも考えられるが、この場合には、糸巻き付け部からの釣り糸の抜け落ちを防止する、という前端のフランジ部の本来の機能が低下することになる。
本発明の目的は、糸取付部材に簡単な改良を施すことで、緻密な竿操作や竿感度に悪影響を及ぼすことなく、又、釣り糸の抜け落ちを確実に防止しながら、根がかり解消時などに発生する過大な応力を許容できるようにすることにある。
上記の目的を達成するため、本発明のうちの請求項1に記載の発明では、釣り糸が取り付けられる糸取付部材を穂先部に備え、前記糸取付部材を、前記釣り糸が結び付けられる糸付部と、この糸付部から横外方に向けて突出して前記糸付部からの前記釣り糸の抜け落ちを防止する複数の抜止部とから構成してある。
〔作用〕
この構成では、釣り糸に張力が作用すると、釣り糸は、その結び目が抜止部に押し当てられることで、糸付部からの抜け落ちが防止される一方で、抜止部の間に位置し、糸付部の外周や抜止部の付根側に押し当てられることになる。
つまり、糸取付部材における、釣り糸が結び付けられる糸付部の外周や、その外周に近い抜止部の付根側に釣り糸が押し当てられることになり、これによって、釣り糸が糸付部の外周から外方側に離れた抜止部の突出端側に押し当てられる場合に比較して、その押し当てによって糸付部や抜止部に作用する曲げ力が軽減されることになり、糸取付部材における糸付部と抜止部との連接箇所などにおいて発生する応力が低下する。
その結果、その応力を許容する上において、糸取付部材の糸付部などをより小径に形成することが可能になり、又、複数の抜止部を糸付部から横外方に向けて突出形成したことで、抜止部をフランジ状に形成する場合に比較して、糸取付部材を軽量にすることができ、よって、竿操作時において優れた風切り性能を確保することができて、緻密な竿操作を行える上に、水中の情報を糸の響きとして伝える竿感度をより高くすることができる。
〔効果〕
従って、複数の抜止部を糸付部から横外方に向けて突出形成するだけの簡単な改良を施すことで、釣り糸の抜け落ちを確実に防止できるようにしながら、緻密な竿操作を行え、かつ、高い竿感度を得られる上に、糸取付部材における糸付部と抜止部との連接箇所などにおいて過大な応力が発生することを防止でき、結果、優れた竿操作性や竿感度を備えながら長期にわたって使用できる信頼性の高いものにすることができる。
〔構成〕
本発明のうちの請求項2に記載の発明では、上記請求項1に記載の発明において、前記抜止部を先窄まり形状に形成してある。
〔作用〕
この構成によると、抜止部の間に対して釣り糸が位置し易くなり、かつ、離脱し易くなる。
そのため、釣り糸に張力が作用した場合には、釣り糸がより速やかに抜止部の間に位置するようになり、その分、その張力によって発生する糸付部や抜止部に対する曲げ力がより短時間で軽減されることになる。
又、釣り糸の張力が弱められた場合や、釣り糸の引き方向に変化が生じた場合には、釣り糸が、抜止部の間からより速やかに離脱して、その結び目の糸付部に対する緩み方向や引き方向に応じた相対回動をより迅速に許容するようになることから、緩み方向や引き方向に応じた適切な方向に釣り糸がより短い時間で向かうようになり、これによって、釣り糸が抜止部の間から離脱せずに捩れることに起因した抜止部への釣り糸の絡み付きや糸切れなどを効果的に防止することができる。
〔効果〕
従って、糸取付部材における糸付部と抜止部との連接箇所などにおいて過大な応力が発生することをより確実に防止することができる上に、釣り糸の抜止部への絡み付きや糸切れなどを効果的に防止することができ、結果、より長期にわたって使用できるより信頼性の高いものにすることができる。
〔構成〕
本発明のうちの請求項3に記載の発明では、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記糸取付部材を前記穂先部の軸心周りに回動可能に備えてある。
〔作用〕
この構成によると、抜止部に乗り上がった状態の釣り糸に張力が作用した場合には、その張力を受けて、糸取付部材が、釣り糸の結び目の相対回動を許容しながら穂先部の軸心周りに回動して、釣り糸を抜止部の間に速やかに入り込ませるようになり、その分、その張力によって発生する糸付部や抜止部に対する曲げ力がより短時間で軽減されることになる。
又、抜止部の間に位置する釣り糸の引き方向に変化が生じた場合には、その引き方向に応じて、糸取付部材が釣り糸の結び目とともに穂先部の軸心周りに回動して、引き方向に応じた適切な方向に釣り糸を速やかに向かわせるようになり、これによって、釣り糸が捩れることに起因した釣り糸の絡み付きや糸切れなどを効果的に防止することができる。
〔効果〕
従って、糸取付部材における糸付部と抜止部との連接箇所などにおいて過大な応力が発生することをより確実に防止することができる上に、釣り糸の抜止部への絡み付きや糸切れなどを効果的に防止することができ、結果、より長期にわたって使用できるより信頼性の高いものにすることができる。
図1には鮎竿や渓流竿などの穂先部1が示されており、この穂先部1は、先細りの中実棒状に形成した穂先部材2の先端部に、釣り糸3が取り付けられる糸取付部材4を、穂先部1の軸心X周りに相対回動可能に備えて構成されている。
図示は省略するが、穂先部材2は、軸線に沿って束ねたガラス強化繊維の束(500本〜1000本)に、熱硬化性樹脂を含浸させた後、ダイスより引き抜き、所定長さに裁断して中実棒状に形成し、その先端側ほど細くするための研削加工などを施して形成されている。
ところで、穂先部材2の素材には、炭素繊維などを採用することも可能であるが、ここでは炭素繊維などに比較して弾性率が低く、柔軟性及び靱性の高いガラス繊維を採用してある。
図1〜3に示すように、糸取付部材4は、ステンレス又はアルミニウムなどの金属製で、釣り糸3が結び付けられる小径円柱状の糸付部4Aと、この糸付部4Aからの釣り糸3の抜け落ちを防止する一対の抜止部4Bと、穂先部材2に連結される大径円柱状の連結部4Cとを有するように形成されており、その連結部4Cが、樹脂などで筒状に形成された連結部材5を介して穂先部材2に連結されている。
図1に示すように、連結部材5は、その先端部に、糸取付部材4の糸付部4Aが挿通される挿通孔5Aと、糸取付部材4の連結部4Cを抜け止め保持する保持部5Bとを備え、その先端部に糸取付部材4の連結部4Cを内嵌させた状態で、その竿元側を穂先部材2の先端側に外嵌した後、その嵌合部の所定箇所が、穂先部材2に形成した一対の凹部2Aにカシメ処理によって係入されることで、穂先部材2の先端部に糸取付部材4を穂先部1の軸心X周りに相対回動可能に連結保持する。
連結部材5の内部において、穂先部材2の先端と糸取付部材4の連結部4Cとの間には、糸取付部材4の回転抵抗を低減させる硬質のボール6が介装されている。
図1〜3に示すように、糸取付部材4における一対の抜止部4Bは、それらによって糸付部4Aの直径を最短径とする楕円形を形成するように、糸付部4Aの前端から横外方に向けて先細り形状に突出形成されている。
以上の構成から、いずれかの抜止部4Bに接触した状態の釣り糸3に張力が作用した場合には、その張力を受けて、糸取付部材4が、釣り糸3の結び目3Aの相対回動を許容しながら、穂先部1の軸心X周りに軽快に回動して、釣り糸3を一対の抜止部4Bの間に速やかに位置させるようになる。
その結果、釣り糸3は、その一端が結び付けられる糸付部4Aの外周や、その外周に近い抜止部4Bの付根側に押し当てられることになり、これによって、釣り糸3が糸付部4Aの外周から離れた抜止部4Bの突出端側に押し当てられる場合に比較して、その押し当てによって糸付部4Aや抜止部4Bに作用する曲げ力が軽減されることになり、糸取付部材4における糸付部4Aと抜止部4Bとの連接箇所4Dなどにおいて発生する応力が低下する。
その結果、その応力を許容する上において、糸付部4Aなどをより小径に形成することが可能になり、又、複数の抜止部4Bを糸付部4Aから横外方に向けて突出形成したことで、抜止部4Bをフランジ状に形成する場合に比較して、糸取付部材4を軽量にすることができ、よって、竿操作時において優れた風切り性能を確保することができて、緻密な竿操作を行える上に、水中の情報を糸の響きとして伝える竿感度をより高くすることができる。
又、釣り糸3が一対の抜止部4Bの間に位置する状態で釣り糸3の引き方向に変化が生じた場合には、その引き方向に応じて、糸取付部材4が釣り糸3の結び目3Aとともに穂先部1の軸心X周りに回動して、引き方向に応じた適切な方向に釣り糸3を速やかに向かわせるようになり、これによって、釣り糸3が捩れることに起因した釣り糸3の絡み付きや糸切れなどを防止することができる。
〔別実施形態〕
〔1〕糸取付部材4としては、穂先部材2の先端部に、穂先部1の軸心X周りに相対回動不能に固定装備したものであってもよい。
〔2〕糸取付部材4に採用する材質として種々の変更が可能であり、例えば、金属材の他に硬質樹脂材などを採用するようにしてもよい。
〔3〕糸取付部材4における抜止部4Bの数量や形状などに関しては種々の変更が可能であり、例えば、図示は省略するが、糸取付部材4に、先細り形状の一対の抜止部4Bを、それらによって糸付部4Aの直径よりも大きい最短径を有する楕円形を形成するように備えてもよく、図4の(イ)に示すように、糸取付部材4に、先細り形状の3つの抜止部4Bを糸付部4Aの周方向に等間隔に備えるようにしてもよく、図4の(ロ)に示すように、糸取付部材4に、糸付部4Aの直径よりも幅狭の正面視略矩形状の一対の抜止部4Bを糸付部4Aの周方向に等間隔に備えるようにしてもよく、又、図4の(ハ)又は(ニ)に示すように、ピン状の一対又は4本の抜止部4Bを糸付部4Aの周方向に等間隔に備えるようにしてもよい。尚、図4の(ハ)に示す別実施形態においては、一対の抜止部4Bを単一のピン材で構成してもよい。
糸取付部材を備えた釣り竿穂先部の一部縦断側面図 糸取付部材における糸付部及び抜止部の形状を示す要部の縦断面図 糸取付部材の形状及び作用を示す要部の斜視図 別実施形態での糸取付部材の形状を示す要部の斜視図
符号の説明
1 穂先部
3 釣り糸
4 糸取付部材
4A 糸付部
4B 抜止部
X 軸心

Claims (3)

  1. 釣り糸が取り付けられる糸取付部材を穂先部に備え、前記糸取付部材を、前記釣り糸が結び付けられる糸付部と、この糸付部から横外方に向けて突出して前記糸付部からの前記釣り糸の抜け落ちを防止する複数の抜止部とから構成してある釣り竿の穂先構造。
  2. 前記抜止部を先窄まり形状に形成してある請求項1に記載の釣り竿の穂先構造。
  3. 前記糸取付部材を前記穂先部の軸心周りに回動可能に備えてある請求項1又は2に記載の釣り竿の穂先構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011067118A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Shimano Inc 釣り竿

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