JPH07231738A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JPH07231738A
JPH07231738A JP8335494A JP8335494A JPH07231738A JP H07231738 A JPH07231738 A JP H07231738A JP 8335494 A JP8335494 A JP 8335494A JP 8335494 A JP8335494 A JP 8335494A JP H07231738 A JPH07231738 A JP H07231738A
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fishing
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晋二 竹内
Eiji Shinohara
英二 篠原
Masayuki Kawashiro
雅之 川城
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、魚釣用スピニングリールに関し、
釣糸の巻取りや繰出し操作に何ら支障を来すことなく、
確実に釣糸の糸落ちを防止することのできる魚釣用スピ
ニングリールを提供することを目的とする。 【構成】 請求項1に係る発明は、リール本体に回転可
能に装着されたロータと、リール本体にスプール軸を介
してその軸方向へトラバース運動可能に支持され、手動
ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプー
ルとを備えた魚釣用スピニングリールに於て、スプール
内に配置されるロータの筒状部に、スプール軸への釣糸
の巻込みを防止する釣糸侵入阻止体を移動可能に装着す
ると共に、スプールの前方への移動時に、当該釣糸侵入
阻止体を同方向へ移動させる追随手段を備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣糸の糸落ちを防止し
た魚釣用スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に魚釣用スピニングリールは、図2
5に示すようにロータ1の両側に設けた一対のベール支
持アーム3の先端部に、半環状のベール5を、ラインロ
ーラ7を有するベールアーム9とベールホルダー(図示
せず)からなるベール支持部材を介して釣糸巻取位置側
(図中、A側)と釣糸放出位置側(図中、B側)へ、夫
々、反転自在に取り付けている。
【0003】そして、図示するようにベール5を釣糸巻
取位置側へ倒し、リール本体11に装着した手動ハンド
ル13の回転操作でロータ1を巻取り方向へ回転させる
ことによって、ロータ1の回転に連動して前後方向へト
ラバース運動するスプール15に釣糸が巻回されるよう
になっている。尚、図中、17はリール本体11に一体
成形された取付脚である。
【0004】ところで、従来、この種の魚釣用スピニン
グリールにあっては、巻取り時の張力変化や糸ヨレ等の
影響で、釣糸がスプール15とロータ1との隙間へ侵入
してスプール15のスプール軸(図示せず)に巻き込ま
れる所謂“糸落ち”が発生してしまう虞があった。
【0005】そのため、昨今では、図26及び図27に
示すようにロータ19と共回りし乍ら、ベール支持アー
ム21に沿ってスプール23と共に前後方向へ移動する
釣糸侵入阻止体25をスプール23内のスプール軸27
に取り付けた考案が、実公平3−9656号公報に開示
されている。尚、図中、29は釣糸侵入阻止体25の阻
止部で、その先端にベール支持アーム21に係合する係
合部31が設けられている。
【0006】而して、斯かる魚釣用スピニングリールに
よれば、手動ハンドルの操作でロータ19を回転させて
スプール23に釣糸を巻き取ると、ロータ19の回転が
ベール支持アーム21から係合部31を介して釣糸侵入
阻止体25に伝わり、当該釣糸侵入阻止体25がロータ
19と共回りすると共に、スプール軸27の前後方向へ
の移動力が釣糸侵入阻止体25に伝わるので、釣糸侵入
阻止体25はベール支持アーム21に沿ってスプール2
3と一体的に移動する。
【0007】そして、張力変化や糸ヨレによってスプー
ル23とロータ19との隙間へ釣糸が侵入しようとして
も、釣糸侵入阻止体25の阻止部29が釣糸の侵入を防
止することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し、魚の当たりがあ
って釣糸を巻き取る際に、釣糸に大きな負荷がかかると
ベール支持アームは内方へ変形することが知られてい
る。
【0009】そのため、ベール支持アーム21に沿って
釣糸侵入阻止体25をスプール23と一体的に前後動さ
せる上記従来例では、ベール支持アーム21の変形によ
って釣糸侵入阻止体25がスムーズに移動せず、又、例
えば誤ってリールを落下させてベール支持アーム21が
変形してしまった場合、更には又、海水や砂,塵等がベ
ール支持アーム21に付着してしまうと釣糸侵入阻止体
25が円滑に移動せず、その結果、当該釣糸侵入阻止体
25と一体化しているスプール23の前後方向への移動
やロータ19の回転に支障を来して、スムーズな釣糸の
巻取りや繰出しが行えなくなるといった不具合があっ
た。
【0010】そして、上述したように、釣糸侵入阻止体
25はスプール23と一体的に移動するため、スピニン
グリールをロングストローク化する場合、釣糸侵入阻止
体25が大型化してリール全体が重くなってしまう不具
合も指摘されていた。
【0011】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、釣糸の巻取りや繰出し操作に何ら支障を来すことな
く、確実に釣糸の糸落ちを防止することのできる魚釣用
スピニングリールを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、リール本体に回転可能に装
着されたロータと、リール本体にスプール軸を介してそ
の軸方向へトラバース運動可能に支持され、手動ハンド
ルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプールとを
備えた魚釣用スピニングリールに於て、スプール内に配
置されるロータの筒状部に、スプール軸への釣糸の巻込
みを防止する釣糸侵入阻止体を移動可能に装着すると共
に、スプールの前方への移動時に、当該釣糸侵入阻止体
を同方向へ移動させる追随手段を備えたことを特徴とす
る。
【0013】そして、請求項2に係る魚釣用スピニング
リールは、追随手段を、スプール又はスプール軸のいず
れか一方に設けられ、釣糸侵入阻止体に係止して当該釣
糸侵入阻止体を移動させる係止部であることを特徴と
し、請求項3に係る魚釣用スピニングリールは、追随手
段が、ロータと釣糸侵入阻止体との間に介在され、当該
釣糸侵入阻止体を前方へ付勢するばね部材であることを
特徴とする。
【0014】一方、請求項4に係る発明は、リール本体
に回転可能に装着されたロータと、リール本体にスプー
ル軸を介してその軸方向へトラバース運動可能に支持さ
れ、手動ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回され
るスプールとを備えた魚釣用スピニングリールに於て、
スプール内に配置されるロータの筒状部に、当該筒状部
に取り付く阻止体基部と、当該阻止体基部に前後動可能
に取り付く阻止体移動部とからなる釣糸侵入阻止体を装
着すると共に、スプールの前方への移動時に、上記阻止
体移動部を同方向へ移動させる追随手段を備えたもので
ある。
【0015】そして、請求項5に係る魚釣用スピニング
リールは、追随手段を、スプール又はスプール軸のいず
れか一方に設けられ、阻止体移動部に係止して当該阻止
体移動部を移動させる係止部であることを特徴とし、請
求項6に係る魚釣用スピニングリールは、追随手段が、
ロータと阻止体移動部との間に介在され、当該阻止体移
動部を前方へ付勢するばね部材であることを特徴とす
る。
【0016】
【作用】請求項1に係る魚釣用スピニングリールによれ
ば、釣糸の繰出しや巻取りによってスプールがトラバー
ス運動するが、スプールの前方への移動時に、追随手段
が釣糸侵入阻止体を同方向へ移動させる。そして、移動
した釣糸侵入阻止体は、ロータの筒状部とスプール又は
スプール軸間に跨がってスプール軸への釣糸の巻込みを
防止することとなる。
【0017】又、請求項2に係る魚釣用スピニングリー
ルにあっては、スプールの前方への移動時に、係止部が
釣糸侵入阻止体に係止して当該釣糸侵入阻止体を同方向
へ移動させ、又、請求項3に係る魚釣用スピニングリー
ルでは、ばね部材が釣糸侵入阻止体を同方向へ移動させ
ることとなる。
【0018】一方、請求項4に係る魚釣用スピニングリ
ールによれば、釣糸の繰出しや巻取りによってスプール
がトラバース運動するが、スプールの前方への移動時
に、追随手段が釣糸侵入阻止体の阻止体移動部を同方向
へ移動させる。そして、斯様に阻止体移動部が移動する
ことにより、釣糸侵入阻止体がロータの筒状部とスプー
ル又はスプール軸間に跨がってスプール軸への釣糸の巻
込みを防止することとなる。
【0019】又、請求項5に係る魚釣用スピニングリー
ルにあっては、スプールの前方への移動時に、係止部が
阻止体移動部に係止して当該阻止体移動部を同方向へ移
動させ、又、請求項3に係る魚釣用スピニングリールで
は、ばね部材が阻止体移動部を同方向へ移動させること
となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1乃至図4は請求項1及び請求項2に係る
魚釣用スピニングリールの第一実施例を示し、図1に於
て、33はリール本体35の前端に回転可能に装着され
たロータで、当該ロータ33後部の両側には一対のベー
ル支持アーム37が一体に成形されており、その先端部
に、半環状のベール39がラインローラ40を装着した
ベールアーム41とベールホルダー43を介して釣糸巻
取位置側及び釣糸放出位置側へ反転自在に取り付けられ
ている。
【0021】又、図1中、45は上記ロータ33と同心
に装着されたスプールで、当該スプール45はリール本
体35にトラバース運動可能に取り付くスプール軸47
に支持されており、従来と同様、ベール39を釣糸巻取
位置側へ倒してリール本体35に装着した手動ハンドル
49の操作でロータ33を回転させると、これに連動し
てトラバース運動するスプール45に釣糸が巻回される
ようになっている。
【0022】そして、本実施例は、スプール45と当該
スプール45内に配置されるロータ33の筒状部51と
の間に、スプール軸47への釣糸の巻込みを防止する釣
糸侵入阻止体(以下「阻止体」という)53を装着した
ことを特徴とする。
【0023】図2及び図3に示すように、阻止体53
は、樹脂で成形されたC字状の環状部55とその外周縁
部に90°の間隔を開けて一方向へ一体的に延設された
4本のステー57とからなり、環状部55は、スプール
軸47と軸芯を同じくしてスプール45内に設けた筒状
部59の外周に移動可能に嵌め込まれている。そして、
当該筒状部59のロータ側端部の外周には、O−リング
を環装して係止部61が設けられており、手動ハンドル
49の回転操作でスプール45が前方へ移動すると、図
4の如く当該係止部61が環状部55の内周縁部55a
に係止して阻止体53を同方向へ追随させる追随手段と
して機能するようになっている。
【0024】一方、ロータ33の筒状部51には、各ス
テー57の先端を内方へL字状に折曲した係合部63が
移動自在に係合するガイド孔65がスプール軸47の軸
方向に形成されており、手動ハンドル49の回転操作で
前方へ移動するスプール45が阻止体53を同方向へ移
動させるとき、阻止体53はロータ33と共回りし乍ら
当該ガイド孔65に沿って移動し、そして、図4に示す
ようにスプール45が最先端まで移動したとき、各ステ
ー57は、両筒状部51,59間に跨がってスプール軸
47への釣糸の巻込みを防止するようになっている。そ
して、阻止体53は、スプール45の後方への移動によ
って図3に示す元の位置に押し戻されるようになってい
る。
【0025】本実施例はこのように構成されているか
ら、従来と同様、ベール39を釣糸巻取位置側へ倒して
手動ハンドル49の操作でロータ33を回転させると、
これに連動してトラバース運動するスプール45に釣糸
が巻回されるが、図4に示すようにスプール45の前方
への移動で、係止部61が環状部55の内周縁部55a
に係止してロータ33と共に回転している阻止体53を
同方向へ移動させ、そして、スプール45の後方への移
動で、ロータ33と共回りしている阻止体53を図3に
示す元の位置に押し戻すこととなる。
【0026】そして、張力変化や糸ヨレによってスプー
ル45とロータ33のベール支持アーム37との隙間か
ら釣糸が侵入しようとしても、図3及び図4に示すよう
に、阻止体53の各ステー57が両筒状部51,59間
に跨がってスプール軸47への釣糸の巻込みを防止す
る。
【0027】然も、既述したように図26に示す従来例
では、変形し易く海水や砂等が付着し易いベール支持ア
ーム21に沿って阻止体25を移動させていたため、ベ
ール支持アーム21の変形や砂等の付着で阻止体25が
円滑に移動しなくなる欠点があり、斯様に阻止体25が
円滑に移動しなくなると、阻止体25と一体化している
スプール23やロータ19の動きに支障を来してしまう
欠点があったが、本実施例では斯かる不具合がなく、ス
プール45やロータ33の動きに何ら支障を来すことな
く釣糸の糸落ちを確実に防止することが可能である。
【0028】又、本実施例では、図4に示すようにスプ
ール45が最先端まで移動したとき、ステー57が筒状
部51の先端と筒状部59の後端との間に跨がってスプ
ール軸47への釣糸の巻込みを防止するようにステー5
7の長さを設定すればよいため、スピニングリールをロ
ングストローク化した場合にリール全体が重量化する虞
もない。
【0029】図5は請求項1及び請求項2に係る魚釣用
スピニングリールの第二実施例を示し、上記第一実施例
は、スプール45が前方へ移動するとき、スプール45
の筒状部59に設けた係止部61が環状部55の内周縁
部55aに係止して阻止体53を同方向へ移動させるよ
うに構成したが、本実施例は、阻止体67を樹脂で成形
したC字状の環状部69とその内周縁部に90°の間隔
を開けて一方向へ一体的に延設した4本のステー57と
で構成し、上記環状部69をスプール45の筒状部59
の外周に移動可能に嵌め込むと共に、スプール45の内
周にO−リングからなる係止部71を設けて、スプール
45の前方への移動時に、環状部69の外周縁部69a
に当該係止部71が係止して阻止体67を同方向へ追随
させるようにしたものである。
【0030】尚、その他の構成は上記第一実施例と同様
であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの
説明は省略する。而して、本実施例によっても、上記第
一実施例と同様、所期の目的を達成することが可能であ
る。
【0031】図6乃至図8は請求項1及び請求項2に係
る魚釣用スピニングリールの第三実施例を示し、本実施
例は、上記阻止体53に代えて、筒状に成形した阻止体
をスプールとロータの筒状部との間に装着したものであ
る。
【0032】以下、本実施例を図面に基づいて説明する
が、上記第一実施例と同一のものは同一符号を付してそ
れらの説明は省略する。図6に於て、73はリール本体
75に回転可能に装着されたロータ、77はスプール軸
47に支持されたスプールで、第一実施例と同様、ロー
タ73の回転によってスプール77に釣糸が巻回される
ようになっている。尚、本実施例に於けるスプール77
には、第一実施例の如き筒状部59は設けられていな
い。
【0033】又、図中、79はスプール77の内形と略
同一形状に樹脂で成形された筒状の阻止体で、図示する
ように当該阻止体79はスプール77の内周に沿ってロ
ータ73の筒状部81との間に配置されて、その後端は
ベール支持アーム37の基部側まで延設されている。
【0034】そして、図7に示すように阻止体79の先
端側開口縁には、180°の間隔を開けて係止部83が
外方へ突設され、又、スプール77の内周には、後述す
るように手動ハンドルの回転操作でスプール77が前方
へ移動するとき、当該係止部83に係止して阻止体79
を同方向へ移動させる環状の係止部85が内方へ突設さ
れている。
【0035】一方、ロータ73の筒状部81には、図8
に示すように、阻止体79の後端側開口縁に180°の
間隔を開けて内方へ設けた係合部87が移動自在に係合
するガイド溝89がスプール軸47の軸方向に形成され
ており、手動ハンドルの回転操作で前方へ移動するスプ
ール77が阻止体79を同方向へ移動させると、阻止体
79はロータ73と共回りし乍ら当該ガイド溝89に沿
って移動し、そして、図7に示すようにスプール77が
最先端まで移動したとき、阻止体79は筒状部81とス
プール77の内周との間に跨がってスプール軸47への
釣糸の巻込みを防止するようになっている。そして、阻
止体79はスプール77の後方への移動で、図6に示す
元の位置に押し戻されるようになっている。
【0036】本実施例はこのように構成されており、釣
糸の巻取りによってスプール77はトラバース運動する
が、図7に示すようにスプール77が前方へ移動する
と、ロータ73と共回りしている阻止体79の係止部8
3にスプール77側の係止部85が係止して阻止体79
を同方向へ移動させ、そして、スプール77の後方への
移動で、ロータ73と共回りしている阻止体79が図6
に示す元の位置に押し戻されることとなる。
【0037】そして、張力変化や糸ヨレによってスプー
ル77とロータ73との隙間から釣糸が侵入しようとし
ても、図6及び図7に示すように、阻止体79がスプー
ル77の内周とロータ73の筒状部81との間に跨がっ
てスプール軸47への釣糸の巻込みを防止する。
【0038】従って、本実施例によっても、釣糸の糸落
ちを防止することができるが、図7に示すように本実施
例の阻止体79によれば、図4に示す阻止体53に比し
ベール支持アーム37の基部側で釣糸の侵入を防止でき
るので、スプール77内への釣糸の侵入をより確実に防
止することが可能である。
【0039】そして、上記第一実施例と同様、本実施例
の阻止体79もベール支持アーム37の変形や砂等の付
着の影響を全く受けることなく円滑に往復動するので、
スプール77やロータ73の動きに何ら支障を来すこと
がないし、又、図7に示すようにスプール77が最先端
まで移動したとき、阻止体79がスプール77の内周と
筒状部81の前端との間に跨がってスプール軸47への
釣糸の巻込みを防止するように阻止体79を形成すれば
よいため、スピニングリールをロングストローク化した
場合にリール全体が重量化する虞も殆どない。
【0040】図9は上記第三実施例を変形した請求項1
及び請求項2に係る発明の第四実施例を示し、第三実施
例では、阻止体79の係合部87が係合するガイド溝8
9をロータ73の筒状部81に設けて、ロータ73の回
転に連動して阻止体79を共回りさせたが、機能上、阻
止体79を敢えてロータ73と共回りさせる必要はな
い。
【0041】そこで、本実施例は、図9に示すようにロ
ータ73の筒状部81の外周にガイド溝89を設けず、
係合部87と筒状部81とを無係合状態として筒状部8
1に阻止体79を移動可能に取り付け、ロータ73の回
転が阻止体79に伝わらないようにしたものである。
【0042】而して、本実施例に於ても、釣糸の巻取り
によってスプール77が前方へ移動すると、阻止体79
の係止部83にスプール77側の係止部85が係止して
阻止体79を同方向へ移動させ、そして、スプール77
の後方への移動で阻止体79が元の位置に押し戻され
る。
【0043】そして、張力変化や糸ヨレによってスプー
ル77とロータ73との隙間から釣糸が侵入しようとし
ても、図7に示す実施例と同様、阻止体79がスプール
77の内周とロータ73の筒状部81との間に跨がって
スプール軸47への釣糸の巻込みを防止する。
【0044】従って、本実施例によっても、上記第三実
施例と同様、釣糸の巻取りや繰出し操作に何ら支障を来
すことなく釣糸の糸落ちを防止することができ、又、ス
ピニングリールをロングストローク化した場合にリール
全体が重量化する虞もない。
【0045】図10は請求項1及び請求項2に係る発明
の第五実施例を示し、図7に示す第三実施例では、阻止
体79を移動させる係止部85をスプール77の内周に
設けたが、本実施例は阻止体を移動させる係止部をスプ
ールに代えてスプール軸に設けたことを特徴とする。
【0046】以下、本実施例を図面に基づき説明する
が、上記第三実施例と同一のものは同一符号を付してそ
れらの説明は省略する。図中、91はスプール77の内
形と略同一形状に成形された樹脂製の有底筒状の阻止体
で、当該阻止体91もスプール77の内周に沿ってロー
タ73の筒状部81との間に配置されている。そして、
その後端はベール支持アーム37の基部側まで延設され
て、その後端側開口縁には、ロータ73の筒状部81の
外周に設けたガイド溝89に係合する係合部87が18
0°の間隔を開けて内方へ突設されており、上記阻止体
79と同様、釣糸の巻取りの際にロータ73と共に回転
するようになっている。
【0047】そして、上記阻止体91の中心に、スプー
ル77を支持するスプール軸93が挿通しているが、図
示するように当該スプール軸93は、阻止体91を挿通
する小径部93aとロータ73側の大径部93bとで構
成されており、小径部93aと大径部93bとの段差部
が、スプール77の前方への移動時に阻止体91を同方
向へ移動させる係止部95として機能するようになって
いる。
【0048】而して、本実施例によっても、釣糸の巻取
りによってスプール77が前方へ移動すると、係止部9
5が阻止体91に係止して当該阻止体91を同方向へ移
動させ、そして、スプール77の後方への移動で阻止体
91が元の位置に押し戻されることとなる。
【0049】そして、張力変化や糸ヨレによってスプー
ル77とロータ73との隙間から釣糸が侵入しようとし
ても、阻止体91がスプール軸93とロータ73の筒状
部81との間に跨がってスプール軸93への釣糸の巻込
みを防止する。
【0050】従って、本実施例によっても、上記第三実
施例と同様、所期の目的を達成することが可能である。
図11及び図12は請求項1及び請求項2に係る魚釣用
スピニングリールの第六実施例を示し、図中、97はス
プール軸47に支持されたスプール、99はロータで、
上記各実施例と同様、ロータ99の回転に連動してスプ
ール97が前後方向へトラバース運動するようになって
いる。そして、スプール97の後端側周縁部に係止部1
01が外方へ向かって形成されており、当該係止部10
1に阻止体103が係止部105を介して係止されてい
る。
【0051】図12に示すように、阻止体103はロー
タ99の筒状部107に挿着された板状の樹脂部材で、
当該阻止体103には、筒状部107の外周に180°
の間隔を開けて設けたガイド溝109に係合する係合部
111が形成されて、当該ガイド溝109に沿ってスプ
ール軸47の軸方向へ移動可能となっている。そして、
阻止体103の両端側には、上述したようにスプール9
7の係止部101に常時係止する係止部105が設けら
れており、斯かる構造によって阻止体103がスプール
97に連結され、スプール97と共に往復動するように
なっている。
【0052】そして、阻止体103の両端部には、ベー
ル支持アーム37の内壁37aに接触する弾性な阻止片
113が形成されており、ベール支持アーム37とスプ
ール97との間から侵入しようとする釣糸を当該阻止片
113が阻止するようになっている。
【0053】本実施例はこのように構成されているか
ら、釣糸の巻取りによってスプール97が前後方向へ往
復動すると、これと共に阻止体103がロータ99と共
に回転し乍ら往復動する。
【0054】そして、張力変化や糸ヨレによってベール
支持アーム37とスプール97との間から侵入しようと
する釣糸を阻止体103の阻止片113が阻止して、ス
プール軸47への釣糸の巻込みを防止する。
【0055】従って、本実施例によっても、釣糸の巻取
りや繰出し操作に何ら支障を来すことなく釣糸の糸落ち
を防止することができ、又、スピニングリールをロング
ストローク化した場合にリール全体が重量化する虞もな
い。
【0056】然も、本実施例によれば、上記各実施例に
比し阻止体103が軽量であり、又、釣糸の侵入をより
好ましい位置で阻止することができる利点を有する。図
13及び図14は請求項1及び請求項3に係る魚釣用ス
ピニングリールの第一実施例を示し、本実施例は図6の
係止部85に代え、スプールの移動に阻止体を追随させ
る手段としてばね部材を用いたことを特徴とする。
【0057】以下、本実施例を図面に基づき説明する
が、図6乃至図8に示す実施例と同一のものは同一符号
を付してそれらの説明は省略する。図13に於て、11
5は図6に示す阻止体79と同様、スプール117の内
形と略同一形状に成形された筒状の阻止体で、当該阻止
体115はスプール117の内周に沿ってロータ73の
筒状部81との間に配置されており、その後端はベール
支持アーム37の基部側まで延設されている。そして、
その後端側開口縁には、ロータ73のガイド溝89に係
合する係合部119が180°の間隔を開けて内方へ突
設されている。一方、阻止体115の先端側開口縁に
は、スプール軸47を中心とする環状のスプリング保持
部121が内方へ突設されている。
【0058】そして、上記スプリング保持部121とロ
ータ73との間には、阻止体115を常時前方へ付勢し
てスプール117に圧接させるコイルスプリング123
がスプール軸47に沿って張架されており、手動ハンド
ルの回転操作でスプール117が前方へ移動すると、阻
止体115はロータ73と共回りし乍らコイルスプリン
グ123のばね力によって同方向へ移動するようになっ
ている。そして、図14に示すようにスプール117が
最先端まで移動したとき、阻止体115は筒状部81と
スプール117の内周との間に跨がってスプール軸47
への釣糸の巻込みを防止し、又、スプール117が後方
へ移動すると、阻止体115はコイルスプリング123
のばね力に抗して元の位置に押し戻されるようになって
いる。
【0059】本実施例はこのように構成されているか
ら、ベール39を釣糸巻取位置側へ倒して手動ハンドル
の操作でロータ73を回転させると、これに連動してト
ラバース運動するスプール117に釣糸が巻回される
が、上述したようにスプール117が前方へ移動する
と、これに追随して阻止体115はロータ73と共回り
し乍らコイルスプリング123のばね力によって同方向
へ移動し、又、スプール117が後方へ移動すると、阻
止体115はコイルスプリング123のばね力に抗して
元の位置に押し戻されることとなる。
【0060】そして、張力変化や糸ヨレによってスプー
ル117とロータ73のベール支持アーム37との隙間
から釣糸が侵入しようとしても、図14に示すように、
阻止体115が筒状部81とスプール117の内周との
間に跨がってスプール軸47への釣糸の巻込みを防止
し、又、コイルスプリング123が阻止体115を常に
スプール117に圧接させて、魚釣り操作中に於ける阻
止体115のガタ付きを防止する。
【0061】このように、本実施例によっても、上記各
実施例と同様、釣糸の巻取りや繰出し操作に何ら支障を
来すことなくスプール軸47への釣糸の巻込みを防止
し、又、スピニングリールをロングストローク化した場
合にリール全体が重量化する虞もないが、本実施例は斯
かる効果に加え、阻止体115のガタ付きによる異音の
発生を防止することができる利点を有する。
【0062】尚、図15に示すように上記構成に加え、
スプール円筒部117aの後端部外周に、複数の係止突
部124をその周方向へ適宜間隔を開けて一体的に又は
別体に設け、或いは又、その全周に亘って係止突部12
4を環状に設けてもよい。
【0063】而して、斯かる構造によれば、係止突部1
24を設けることによってスプール117後方への釣糸
の糸落ちを未然に防止できるので、図13に示す実施例
に比し更に良好な効果が期待できることとなる。
【0064】図16乃至図18は請求項1及び請求項3
に係る魚釣用スピニングリールの第二実施例を示し、本
実施例は図10の係止部95に代え、スプールの移動に
阻止体を追随させる手段として同じくばね部材を用いる
と共に、阻止体及びスプールの形状を若干変更したもの
である。
【0065】以下、本実施例を図面に基づき説明する
が、図10に示す実施例と同一のものは同一符号を付し
てそれらの説明は省略する。図16に於て、125はス
プール軸127を介してロータ129と同心に装着され
たスプール、131はスプール125の内形と略同一形
状に成形された有底筒状の阻止体で、当該阻止体131
もスプール125の内周に沿ってロータ129の筒状部
133との間に配置されている。そして、ベール支持ア
ーム37の基部側まで延設されたその後端側開口縁に
は、ロータ129の筒状部133に設けたガイド溝13
5に係合する係合部137が180°の間隔を開けて内
方へ突設されている。
【0066】又、阻止体131の先端側中央をスプール
軸127が挿通しているが、阻止体131の先端側内面
と、これに対向するロータ129には、夫々、スプール
軸127を中心として環状のスプリング保持部139,
141が形成されており、当該スプリング保持部13
9,141間に、阻止体131を常時前方へ付勢してス
プール125に圧接させるコイルスプリング123が張
架されている。そして、手動ハンドルの回転操作でスプ
ール125が前方へ移動すると、阻止体131はロータ
129と共回りし乍らコイルスプリング123のばね力
によって同方向へ移動するようになっている。
【0067】そして、図17に示すようにスプール12
5が最先端まで移動すると、阻止体131はロータ12
9の筒状部133とスプール125の内周との間に跨が
ってスプール軸127への釣糸の巻込みを防止し、又、
スプール125が後方へ移動すると、阻止体131はコ
イルスプリング123のばね力に抗して元の位置に押し
戻されるようになっている。
【0068】而して、本実施例は上記構成に加え、阻止
体131の外周に複数の突片143を設けて、釣糸の侵
入の阻止を図っている。図18は図17のXVIII − XVI
II線断面図を示し、図中、145は上記突片143に対
応させてスプール125の後端側周縁部125aに設け
た切欠きで、各切欠き145に突片143を挿通させる
ことによって阻止体131がスプール125内に組み付
けられるようになっている。
【0069】又、図16に示すようにスプール125の
後端側周縁部125aは内方へ傾斜した形状となってお
り、斯様に後端側周縁部125aを内方へ傾斜させるこ
とによって、釣糸が後端側周縁部125aに落ちた場合
に、その形状を利用して釣糸をスプール125の釣糸巻
取部125bへ容易に引き上げられるようになってい
る。
【0070】本実施例はこのように構成されているか
ら、スプール125が前方へ移動すると、これに追随し
て阻止体131はロータ129と共回りし乍らコイルス
プリング123のばね力によって同方向へ移動し、又、
スプール125が後方へ移動すると、阻止体131はコ
イルスプリング123のばね力に抗して元の位置に押し
戻されることとなる。
【0071】そして、張力変化や糸ヨレによってスプー
ル125とロータ129のベール支持アーム37との隙
間から釣糸が侵入しようとしても、図17に示すよう
に、阻止体131が筒状部133とスプール125の内
周との間に跨がってスプール軸127への釣糸の巻込み
を防止すると共に、阻止体131の外周に設けた各突片
143がスプール軸127への釣糸の侵入を阻止する。
そして又、コイルスプリング123が阻止体131を常
にスプール125に圧接させて、魚釣り操作中に於ける
阻止体131のガタ付きを防止することとなる。
【0072】このように、本実施例によっても、図13
に示した実施例と同様、釣糸の巻取りや繰出し操作に何
ら支障を来すことなくスプール軸127への釣糸の巻込
みを防止することができると共に、阻止体131のガタ
付きによる異音の発生を防止することが可能である。
【0073】又、本実施例は、スプール125の後端側
周縁部125aを内方へ傾斜させたため、釣糸が当該後
端側周縁部125aに落ちた場合に、その形状を利用し
て釣糸をスプール125の釣糸巻取部125bへ容易に
引き上げることができる利点を有する。
【0074】尚、図19に示すように上記突片143に
代え、釣糸係止用の環状凹部147を阻止体131の外
周に設けて、阻止体131と当該環状凹部147でスプ
ール軸127への釣糸の侵入を阻止してもよいし、又、
図20及び図21に示すように上記突片143に代え、
複数の突片149aが外方へ突出するゴムリング149
を阻止体131の外周に環装して、スプール軸127へ
の釣糸の侵入を阻止してもよい。
【0075】而して、これらの各実施例によっても、図
16に示す実施例と同様、所期の目的を達成することが
可能であり、又、これらの各実施例によれば、スプール
125の後端側周縁部125aに切欠き145が不要と
なるため、スプール125内への阻止体131の組付け
性が図16の実施例に比し良好となる。
【0076】図22は請求項4及び請求項6に係る魚釣
用スピニングリールの一実施例を示し、本実施例は図1
6に示す阻止体131を、ロータの筒状部に取り付く阻
止体基部と、当該阻止体基部に前後動可能に取り付く阻
止体移動部との二分割構造としたものである。
【0077】以下、本実施例を図面に基づき説明する
が、図16に示す実施例と同一のものは同一符号を付し
てそれらの説明は省略する。図22に於て、151はス
プール125の内周に沿ってロータ153の筒状部15
5との間に配置された阻止体で、当該阻止体151は、
ロータ153の筒状部155にビス止めされた阻止体基
部151aと、コイルスプリング123によってスプー
ル125に常時付勢される椀状の阻止体移動部151b
とで構成されている。
【0078】そして、阻止体基部151aには、阻止体
移動部151bの後端側周縁部に90°の間隔を開けて
設けた係合部157が移動自在に係合するガイド孔15
9がスプール軸127の軸方向に形成されており、手動
ハンドルの回転操作でスプール125が前方へ移動する
と、阻止体151はロータ153と共回りし乍らその阻
止体移動部151bがコイルスプリング123のばね力
によって同方向へ移動するようになっている。
【0079】そして、スプール125が最先端まで移動
すると、阻止体151は阻止体基部151aと阻止体移
動部151bがロータ153とスプール125の内周と
の間に跨がってスプール軸127への釣糸の巻込みを防
止し、又、スプール125が後方へ移動すると、阻止体
移動部151bがコイルスプリング123のばね力に抗
して元の位置に押し戻されるようになっている。
【0080】本実施例はこのように構成されているか
ら、張力変化や糸ヨレによってスプール125とロータ
153のベール支持アーム37との隙間から釣糸が侵入
しようとしても、上記各実施例と同様、阻止体151が
スプール軸127への釣糸の巻込みを防止すると共に、
コイルスプリング123が阻止体移動部151bを常に
スプール125に圧接させて、魚釣り操作中に於ける阻
止体151のガタ付きを防止する。
【0081】従って、本実施例によっても、図16に示
す実施例と同様、釣糸の巻取りや繰出し操作に何ら支障
を来すことなくスプール軸127への釣糸の巻込みを防
止することができると共に、阻止体151のガタ付きに
よる異音の発生を防止することができ、又、釣糸がスプ
ール125の後端側周縁部125aに落ちた場合に、そ
の形状を利用して釣糸をスプール125の釣糸巻取部1
25bへ容易に引き上げることができる利点を有する。
【0082】図23及び図24は図22に示した実施例
の変形例で、本実施例は、ロータ153への阻止体基部
151aのビス止めに代えて、ロータ153の筒状部1
55の外周に環状の係合溝161を設けると共に、当該
係合溝161に係合する係合突片163を阻止体基部1
51aに設けて、当該阻止体基部151aをロータ15
3にワンタッチで取り付け可能としたものである。尚、
その他の構成は図22の実施例と同様であるので、同一
のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0083】而して、本実施例によっても、阻止体15
1がスプール軸127への釣糸の巻込みを防止すると共
に、コイルスプリング123が阻止体移動部151bを
常にスプール125に圧接させるので、図22に示す実
施例と同様、所期の目的を達成することが可能である。
【0084】尚、図22乃至図24の各実施例では、ス
プール125の移動に阻止体移動部151bを追随させ
る手段としてコイルスプリング123を用いたが、請求
項4及び請求項5に係る発明のように上記コイルスプリ
ング123に代え、例えば図7の係止部85の如き手段
を用いてもよいことは勿論である。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る発明
によれば、従来に比しスプールやロータの動きに何ら支
障を来すことなく釣糸の糸落ちを確実に防止することが
可能であると共に、スピニングリールをロングストロー
ク化した場合に、リール全体が重量化する虞もない効果
を有する。
【0086】又、請求項3及び請求項6に係る魚釣用ス
ピニングリールにあっては、魚釣り操作中の阻止体のガ
タ付きによる異音の発生を防止することができる利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2に係る魚釣用スピニング
リールの第一実施例の一部切欠き正面図である。
【図2】図1に示す魚釣用スピニングリールの要部分解
斜視図である。
【図3】図1に示す魚釣用スピニングリールの要部切欠
き正面図である。
【図4】図1に示す魚釣用スピニングリールの要部切欠
き正面図である。
【図5】請求項1及び請求項2に係る魚釣用スピニング
リールの第二実施例の要部切欠き正面図である。
【図6】請求項1及び請求項2に係る魚釣用スピニング
リールの第三実施例の一部切欠き正面図である。
【図7】図6に示す魚釣用スピニングリールの要部切欠
き正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】請求項1及び請求項2に係る魚釣用スピニング
リールの第四実施例の要部切欠き正面図である。
【図10】請求項1及び請求項2に係る魚釣用スピニン
グリールの第五実施例の要部切欠き正面図である。
【図11】請求項1及び請求項2に係る魚釣用スピニン
グリールの第六実施例の要部切欠き正面図である。
【図12】図11のXII − XII線断面図である。
【図13】請求項1及び請求項3に係る魚釣用スピニン
グリールの第一実施例の一部切欠き正面図である。
【図14】図13に示す魚釣用スピニングリールの要部
切欠き正面図である。
【図15】図13に示す魚釣用スピニングリールの変形
例の要部切欠き正面図である。
【図16】請求項1及び請求項3に係る魚釣用スピニン
グリールの第二実施例の要部切欠き正面図である。
【図17】図16に示す魚釣用スピニングリールの要部
切欠き正面図である。
【図18】図17のXVIII − XVIII線断面図である。
【図19】図16に示す魚釣用スピニングリールの変形
例の要部断面図である。
【図20】図16に示す魚釣用スピニングリールの他の
変形例の要部断面図である。
【図21】図20のXXI − XXI線断面図である。
【図22】請求項4及び請求項6に係る魚釣用スピニン
グリールの一実施例の要部切欠き正面図である。
【図23】図22に示す魚釣用スピニングリールの変形
例に装着する阻止体の正面図である。
【図24】図23に示す阻止体を装着した魚釣用スピニ
ングリールの要部断面図である。
【図25】従来の魚釣用スピニングリールの正面図であ
る。
【図26】従来の他の魚釣用スピニングリールの要部切
欠き正面図である。
【図27】図26のXXVII − XXVII線断面図である。
【符号の説明】
33,73,99,129,153 ロータ 35,75 リール本体 45,77,97,117,125 スプール 47,93,127 スプール軸 51,59,81,107,133,155 筒状部 53,67,79,91,103,115,131,1
51 阻止体 55,69 環状部 57 ステー 61,71,83,85,95,101,105 係止
部 63,87,111,119,137,157 係合部 65,159 ガイド孔 89,109、135 ガイド溝 113 阻止片 121,139,141 スプリング保持部 123 コイルスプリング 124 係止突部 143,149a 突片 147 環状凹部 149 ゴムリング 151a 阻止体基部 151b 阻止体移動部 161 係合溝 163 係合突片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に装着されたロー
    タと、リール本体にスプール軸を介してその軸方向へト
    ラバース運動可能に支持され、手動ハンドルによるロー
    タの回転で釣糸が巻回されるスプールとを備えた魚釣用
    スピニングリールに於て、スプール内に配置されるロー
    タの筒状部に、スプール軸への釣糸の巻込みを防止する
    釣糸侵入阻止体を移動可能に装着すると共に、スプール
    の前方への移動時に、当該釣糸侵入阻止体を同方向へ移
    動させる追随手段を備えたことを特徴とする魚釣用スピ
    ニングリール。
  2. 【請求項2】 追随手段は、スプール又はスプール軸の
    いずれか一方に設けられ、釣糸侵入阻止体に係止して当
    該釣糸侵入阻止体を移動させる係止部であることを特徴
    とする請求項1記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 【請求項3】 追随手段は、ロータと釣糸侵入阻止体と
    の間に介在され、当該釣糸侵入阻止体を前方へ付勢する
    ばね部材であることを特徴とする請求項1記載の魚釣用
    スピニングリール。
  4. 【請求項4】 リール本体に回転可能に装着されたロー
    タと、リール本体にスプール軸を介してその軸方向へト
    ラバース運動可能に支持され、手動ハンドルによるロー
    タの回転で釣糸が巻回されるスプールとを備えた魚釣用
    スピニングリールに於て、スプール内に配置されるロー
    タの筒状部に、当該筒状部に取り付く阻止体基部と、当
    該阻止体基部に前後動可能に取り付く阻止体移動部とか
    らなる釣糸侵入阻止体を装着すると共に、スプールの前
    方への移動時に、上記阻止体移動部を同方向へ移動させ
    る追随手段を備えたことを特徴とする魚釣用スピニング
    リール。
  5. 【請求項5】 追随手段は、スプール又はスプール軸の
    いずれか一方に設けられ、阻止体移動部に係止して当該
    阻止体移動部を移動させる係止部であることを特徴とす
    る請求項4記載の魚釣用スピニングリール。
  6. 【請求項6】 追随手段は、ロータと阻止体移動部との
    間に介在され、当該阻止体移動部を前方へ付勢するばね
    部材であることを特徴とする請求項4記載の魚釣用スピ
    ニングリール。
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