JP2006204153A - スピニングリールのスプール - Google Patents

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Abstract

【課題】 釣糸係止部を有するスピニングリールのスプールにおいて、任意の太さの釣り糸を係止できるようにする。
【解決手段】 スプール4は、糸巻胴部7aとスカート部7bとを有するスプール本体7と、スカート部7bの外周において異なる太さの釣り糸を係止可能な釣糸係止部70とを主に備えている。釣糸係止部70は、直径の小さい第1釣り糸L1を係止可能な第1係止部70fと、第1釣り糸L1より直径の大きい第2釣り糸L2を係止可能な第2係止部70gとを有している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、特に、リール本体に対して前後移動自在なスピニングリールのスプールに関する。
スピニングリールは、一般に、ハンドルを回転自在に支持するリール本体と、ロータと、スプールとを備えている。スピニングリールのスプールは、リール本体に対して前後移動自在であり、外周に釣り糸が巻かれる糸巻胴部と、糸巻胴部の前端に配置された前フランジ部と、糸巻胴部の後方に糸巻胴部より大径となるように形成されたスカート部とを有している。スカート部の外周には、糸巻胴部に巻かれた釣り糸の先端部分を係止するための釣糸係止部が1つ設けられている(たとえば、特許文献1参照)。
このような釣糸係止部は、釣り糸の先端部分を係止し、釣り糸がばらけないようにするためのものである。釣糸係止部は、合成樹脂製の係止部と、係止部と一体成形された板状の取付部とを有している。係止部は、たとえばスカート部の外周面に沿って露出し、スカート部外周面と僅かな隙間をあけて配置されている。取付部は、係止部から略直角方向に折れ曲がってスカート部に形成された透孔を貫通し、スカート部内周側の前端部に固定されている。このような釣糸係止部では、係止部とスカート部との間に形成された隙間に釣り糸を挟持し、係止部における合成樹脂の弾性力により釣り糸を係止している。この種の釣糸係止部では、一般的なPEライン、ナイロンライン、フロロカーボンライン等の比較的直径の小さい道糸を係止するために、係止部とスカート部との間に形成された隙間が道糸の直径と略同一になるように狭く形成されている。
特開2001−103880号公報
前記従来の釣糸係止部は、係止部とスカート部との間に形成された隙間が道糸の直径と略同一になるように狭く形成されているので、比較的直径の小さい道糸を係止することができる。また、海釣りにおいてジギングを行うときには、道糸の先端に道糸より直径が大きいリーダーを連結することがある。しかし、リーダーの直径は道糸の直径に比して大きいので、係止部とスカート部との間に形成された隙間が狭い釣糸係止部にリーダーを係止することは非常に困難である。また、係止部が合成樹脂製の場合、隙間が狭い釣糸係止部にリーダーを無理矢理係止すると、係止部が塑性変形してしまい、その後に直径の小さい道糸を係止することができなくなる。そこで、釣糸係止部にリーダーを係止するために、係止部とスカート部との間に形成された隙間を広くすることが考えられるが、係止部とスカート部との間に形成された隙間を広くすると、リーダーより直径が小さい道糸を係止できなくなるおそれが生じる。
本発明の課題は、釣糸係止部を有するスピニングリールのスプールにおいて、任意の太さの釣り糸を係止できるようにすることにある。
発明1に係るスピニングリールのスプールは、リール本体に対して前後移動自在なスピニングリールのスプールであって、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部と、糸巻胴部の後端部に設けられ糸巻胴部より大径のスカート部と、スカート部の外周において異なる太さの釣り糸を係止可能な複数の係止部を有する1つの釣糸係止部とを備えている。
このスプールでは、1つの釣糸係止部に異なる太さの釣り糸を係止可能な複数の係止部を有している。ここでは、たとえば比較的直径の小さい道糸を係止可能な係止部や、道糸より直径が大きいリーダーを係止可能な係止部といった複数の係止部を1つの釣糸係止部に設けることにより、任意の太さの釣り糸を係止することができる。
発明2に係るスプールは、リール本体に対して前後移動自在なスピニングリールのスプールであって、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部と、糸巻胴部の後端部に設けられ糸巻胴部より大径のスカート部と、スカート部の外周において異なる太さの釣り糸を係止可能な係止部をそれぞれ有する複数の釣糸係止部とを備えている。
このスプールでは、異なる太さの釣り糸を係止可能な係止部をそれぞれ有する複数の釣糸係止部を備えている。ここでは、たとえば比較的直径の小さい道糸を係止可能な係止部を有する釣糸係止部や、道糸より直径が大きいリーダーを係止可能な係止部を有する釣糸係止部といった複数の釣糸係止部を設けることにより、任意の太さの釣り糸を係止することができる。
発明3に係るスプールは、発明1のスプールにおいて、1つの釣糸係止部は、第1釣り糸を係止可能な第1係止部と、第1釣り糸より太い第2釣り糸を係止可能な第2係止部とを有している。この場合、たとえば比較的直径の小さい道糸等の第1釣り糸を第1係止部に係止でき、道糸より直径が大きいリーダー等の第2釣り糸を第2係止部に係止できる。ここでは、1つの釣糸係止部に第1係止部及び第2係止部を設けているので、従来のスカート部にそのまま取り付けることができ、また全体の部品点数を減少できる。
発明4に係るスプールは、発明2のスプールにおいて、複数の釣糸係止部は、スカート部外周の周方向に沿って間隔を隔てて設けられている。この場合、複数の釣糸係止部は、スカート部の周方向に並べて配置されているので、異なる太さの釣り糸を容易に係止変更できる。
発明5に係るスプールは、発明2又は4のスプールにおいて、複数の釣糸係止部は、第1釣り糸を係止可能な第1係止部を有する第1釣糸係止部と、第1釣り糸より太い第2釣り糸を係止可能な第2係止部を有する第2釣糸係止部とを備えている。この場合、たとえば比較的直径の小さい道糸等の第1釣り糸を第1釣糸係止部の第1係止部に係止でき、道糸より直径が大きいリーダー等の第2釣り糸を第2釣糸係止部の第2係止部に係止できる。ここでは、従来の第1釣糸係止部及び第2釣糸係止部を転用できるとともに、第1係止部及び第2係止部の構造が簡素になる。
発明6に係るスプールは、発明3又は5のスプールにおいて、第2係止部とスカート部との間の隙間は、第1係止部とスカート部との間の隙間より大きい。この場合、たとえば第1係止部とスカート部との間の隙間を第1釣り糸の直径と略同一になるように狭く形成し、第2係止部とスカート部との間の隙間を第1係止部とスカート部との間の隙間より大きい第2釣り糸の直径と略同一になるように広く形成できる。
発明7に係るスプールは、発明3のスプールにおいて、1つの釣糸係止部とスカート部との間に介装された板状のシート部材をさらに備えている。シート部材は、第2係止部に対向する部分に形成され、第2釣り糸を挿入可能な凹陥部を有している。この場合、釣糸係止部とシート部材との間に直径の小さい第1釣り糸を係止でき、凹陥部において釣糸係止部とスカート部との間に第1釣り糸より直径が大きい第2釣り糸を係止できる。
発明8に係るスプールは、発明7のスプールにおいて、凹陥部は、第2係止部の幅より長くなるように形成されている。この場合、第2釣り糸の係止が容易かつ確実になる。
発明9に係るスプールは、発明5のスプールにおいて、第1釣糸係止部とスカート部との間に介装された板状のシート部材をさらに備えている。この場合、たとえば第1釣糸係止部とスカート部との間と第2釣糸係止部とスカート部との間とが略同一に形成されているとき、第1釣糸係止部とスカート部との間にシート部材を介装することによって、第1釣糸係止部とシート部材との間の隙間を狭くでき、このため第1釣り糸を簡単に係止できる。
発明10に係るスプールは、発明7から9のいずれかのスプールにおいて、第2係止部とスカート部との間の隙間は、第1係止部とシート部材との間の隙間より大きい。この場合、たとえば第1係止部とシート部材との間の隙間を第1釣り糸の直径と略同一になるように狭く形成し、第2係止部とスカート部との間の隙間を第1係止部とシート部材との間の隙間より大きい第2釣り糸の直径と略同一になるように広く形成できる。
本発明によれば、スピニングリールのスプールにおいて、1つの釣糸係止部に異なる太さの釣り糸を係止可能な複数の係止部を有しているので、任意の太さの釣り糸を係止することができる。また、異なる太さの釣り糸を係止可能な係止部をそれぞれ有する複数の釣糸係止部を備えているので、任意の太さの釣り糸を係止することができる。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル組立体1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、スプール4に釣り糸を巻き付けるものであり、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、外周面に釣り糸を巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル組立体1は、リール本体2の左側及び右側のいずれにも装着可能である。
リール本体2は、図1及び図2に示すように、開口を有するリールボディ2aと、開口を塞ぐようにリールボディ2aに着脱自在に装着された蓋部材2bと、蓋部材2bから斜め上前方に延びる竿取付脚2cとを有している。リールボディ2aは内部に空間を有している。この空間内には、ハンドル組立体1の回転に連動してロータ3を回転させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設けられている。
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル組立体1が固定されたマスターギア軸10とともに回転するマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は、筒状に形成され、ロータ3の中心部を貫通している。そして、ピニオンギア12の前部12aが、ナット13によってロータ3に固定されている。また、ピニオンギア12の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a、14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部を貫通してドラグ機構60に連結されたスプール軸15を前後方向に移動させることで、スプール4をドラグ機構60とともに前後移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。スライダ22は、スプール軸15の後端に回転不能に固定されている。中間ギア23は、図示しない減速機構を介してピニオンギア12に噛み合っている。この減速機構によって、オシレーティング機構6の前後移動速度が遅くなり、釣り糸をスプール4に緻密に巻き付けることができる。
ロータ3は、図2に示すように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。円筒部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とは一体に成形されている。
円筒部30の前部には前壁33が形成され、この前壁33の中央部にはボス部33aが設けられている。ボス部33aの中心部には貫通孔が形成され、この貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前部にはナット13が配置され、このナット13によってピニオンギア12の前部12aがロータ3に固定されている。
第1ロータアーム31は、円筒部30から外方に向けて凸状に湾曲して前方へと延びている。第1ロータアーム31の先端外周側には、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41が装着されている。第2ロータアーム32は、円筒部30から外方に凸に湾曲して前方に延びている。第2ロータアーム32の先端外周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。ラインローラ41と第2ベール支持部材42との間には、線材を略U状に湾曲させたベール43が固定されている。これらの第1ベール支持部材40、第2ベール支持部材42、ラインローラ41及びベール43によって、ベールアーム44は構成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
ロータ3の円筒部30の内部にはロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる筒状の糸巻胴部7aと糸巻胴部7aの後部に一体で形成された大径筒状のスカート部7bとを有するスプール本体7と、糸巻胴部7aの前端に装着された大径の前フランジ部8と、前フランジ部8をスプール本体7に固定するための前フランジ固定部材9とを有している。また、スプール4は、スカート部7bの外周において異なる太さの釣り糸を係止可能な釣糸係止部70を有している。
スプール本体7は、図2に示すように、たとえばアルミニウム合金を鍛造成形して得られた大小2段の円筒状の部材であり、2つの軸受16、17によりスプール軸15に回転自在に装着されている。
糸巻胴部7aは、図2に示すように、外周に釣り糸が巻かれる筒状の部材であり、2つの軸受16、17によりスプール軸15に回転自在に支持されている。糸巻胴部7aは、スカート部7bと一体成形された部材であり、前方側からドラグ機構60が装着されている。
スカート部7bは、図2に示すように、ロータ3の円筒部30を覆うように筒状に糸巻胴部7aと一体で鍛造成形されている。また、スカート部7bの外周の前端側には、図3に示すように、釣糸係止部70が装着可能な溝部7cが形成され、溝部7cの前端部分には、スカート部7bを貫通し釣糸係止部70が取付可能な貫通孔7dが形成されている。釣糸係止部70と溝部7cとの間には、板状のシート部材80が装着されている。
釣糸係止部70は、図3から図6に拡大して示すように、溝部7c外周に面して外方に露出して設けられた係止部70aと、係止部70aから略直角に折れ曲がり、貫通孔7dを貫通してスカート部7b内部に延びる取付部70bとを有している。釣糸係止部70は、弾性力を有する合成樹脂製部材である。釣糸係止部70は、図3から図5に示すように、比較的直径の小さい道糸等の第1釣り糸L1を係止可能な第1係止部70fを有している。また、釣糸係止部70は、図3、図4及び図6に示すように、第1釣り糸L1より直径の大きいリーダー等の第2釣り糸L2を係止可能な第2係止部70gをさらに有している。なお、図3及び図4では、第1釣り糸L1及び第2釣り糸L2の2つの釣り糸が図示されているが、実際に係止可能な釣り糸は第1釣り糸L1及び第2釣り糸L2のいずれか一方のみである。
係止部70aは、図3から図6に示すように、スカート部7bの外周面とともに釣り糸を挟持して係止するためのものであり、後方側に延びる先端部70cを有している。この先端部70cを持ち上げることによって、係止部70aとスカート部7bとの間に隙間が形成される。そして、この隙間に釣り糸を挟み込むことによって、釣り糸が係止部70aに係止される。係止部70aには、図3及び図4に示すように、取付部70b側に設けられ第1釣り糸L1を係止可能な第1係止部70fと、先端部70c側に設けられ第1釣り糸L1より大径の第2釣り糸L2を係止可能な第2係止部70gとが形成されている。
取付部70bは、図3、図5及び図6に示すように、スカート部7b前端の貫通孔7dからスカート部7b内周部に延びる板状部材であり、第1ピン部材90によって糸巻胴部7aの後端面にスカート部7bの内外方向に向かって移動可能に取り付けられている。取付部70bの下部には、第1ピン部材90が挿入される半長円形のピン装着凹部70dと、取付部70bをスカート部7b内方に付勢するばね部材92を係止するためのばね係止突部70eとが形成されている。
ピン装着凹部70dは、図3、図5及び図6に示すように、第1ピン部材90の直径よりやや大きくなるように形成された貫通孔である。ピン装着凹部70dの半円部分は、釣り糸を係止していない係止部70aがシート部材80に接触したときに、第1ピン部材90のスカート部7b側端部が接触するように配置されている。第1ピン部材90は、糸巻胴部7aの後端面に圧入固定されており、図3に示すように、胴部の一部が取付部70bより外方に露出している。
ばね係止突部70eは、ばね部材92の一端を係止するためのものであり、端部が後方側に突出し、突出部分の後端部の一部が直角に折れ曲がって形成されている。ばね部材92の他端は、図3、図5及び図6に示すように、第1ピン部材90の露出した胴部に付勢力をもって接触するようになっている。
ばね部材92は、図5及び図6に示すように、取付部70b及び第1ピン部材90から離反した糸巻胴部7aの後端面に第2ピン部材91によって固定されたねじりばねである。第2ピン部材91は、ばね部材92のねじり部分を頭部で挟持するようにして糸巻胴部7aの後端面に圧入固定されている。
係止部70aに釣り糸を係止すると、釣り糸の厚みだけ取付部70bがスカート部7b外方に移動する。このとき、ばね部材92の付勢力によって取付部70bがスカート部7b内方に引き込まれ、このため係止部70aがスカート部7b側に平行に引っ張られる。ここでは、係止部70aがスカート部7b側に平行に引っ張られるので、従来のように係止部70aの付勢力でのみで係止部70a自身が撓んでいる場合に比して、係止部70aに大きな負荷を与えることなく釣り糸を強い力で係止できる。
シート部材80は、図3から図6に示すように、後方側が略半円形となる合成樹脂製の板状部材であり、釣糸係止部70と溝部7cとの間に介装されている。シート部材80の外形は、溝部7cの外形よりやや小さくなるように形成されている。シート部材80は、図3及び図4に示すように、後方側において第2係止部72gに対向する部分に形成され第2釣り糸L2を挿入可能な凹陥部80aと、前方側においてスカート部7b前端の貫通孔7dに連通し取付部70bが装着可能な取付凹部80bと、第1係止部70fに対向する部分に形成され凹陥部80aと取付凹部80bとを連結する連結凹部80cとを有している。
凹陥部80aは、図4に示すように、両側部が略半円形となる矩形の貫通孔である。取付凹部80b及び連結凹部80cは矩形の貫通孔である。凹陥部80a、取付凹部80b及び連結凹部80cは、互いに連通する1つの貫通孔になっている。連結凹部80cの前後長さは、凹陥部80a及び取付凹部80bの前後長さより小さくなるように形成されており、第1釣り糸L1の直径より大きくなるように形成されている。凹陥部80aの前後長さは、第2釣り糸L2の直径より大きくなるように形成されている。
シート部材80は、図3に示すように、第2係止部70gと溝部7cとの間の隙間Bが、第1係止部70fとシート部材80との間の隙間Aより大きくなるように形成されている。また、シート部材80は、図4に示すように、凹陥部80aの幅Cが、第2係止部70gの幅Dより長くなるように形成されている。
フランジ部8は、外周に行くほど前方に傾斜するように形成された金属製又は硬質セラミックス製の傷つきにくい円板状の部材である。フランジ部8は、糸巻胴部7aの前端内周面に螺合するフランジ固定部材9により糸巻胴部7aとの間に挟持されて固定されている。
フランジ固定部材9は、スプール本体の内周面に螺合する筒状部材であり、内周部にドラグ機構60が収納可能な空間を有している。ドラグ機構60は、スプール4とスプール軸15との間に装着されスプール4にドラグ力を作用させるための機構である。ドラグ機構60は、ドラグ力を手で調整するためのつまみ部61と、つまみ部61によりスプール4側に押圧される複数枚のドラグ板62とを有している。
次に、リールの操作及び動作について説明する。
釣りを行う際、キャスティングしてリール本体2から釣り糸を繰り出すために、ベールアーム44を反転させると、第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42が揺動し、ベールアーム44を糸開放姿勢にすることができる。この状態で、釣竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣竿をキャスティングする。すると、釣り糸は仕掛けの重さによって勢いよく前方に放出される。そして、ハンドル組立体1を糸巻取方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が糸巻取方向に回転し、ベールアーム44が図示しないベール反転機構により糸巻取位置に復帰し、釣り糸がスプール4に巻き付けられる。
また、このようなスピニングリールでは、スプール4に釣り糸を巻き付けた後、釣り糸の先端部分を釣糸係止部70に係止する。釣糸係止部70に係止する釣り糸が、径の小さい第1釣り糸L1である場合と、径の大きい第2釣り糸L2である場合とに分けて以下に説明する。
まず、釣糸係止部70に径の小さい第1釣り糸L1を係止するには、図3から図5に示すように、第1釣り糸L1を係止部70aの先端部70cから係止部70aとシート部材80との間の隙間に挿入する。そして、第1釣り糸L1をシート部材80の連結凹部80cの位置まで移動させ、第1係止部70fと連結凹部80cの両側のシート部材80とで第1釣り糸L1を挟持する。
一方、釣糸係止部70に径の大きい第2釣り糸L2を係止するには、図3、図4及び図6に示すように、第2釣り糸L2を係止部70aの先端部70cから係止部70aとシート部材80との間の隙間に挿入する。そして、第2釣り糸L2をシート部材80の凹陥部80aの位置まで移動させ、第2釣り糸L2を凹陥部80aの内部に挿入する。ここでは、第2係止部70gと凹陥部80aの底部分であるスカート部7bの溝部7cとで第2釣り糸L2を挟持する。
このような釣糸係止部70では、径の小さい第1釣り糸L1を係止可能な第1係止部70fと、径の大きい第2釣り糸L2を係止可能な第2係止部70gとを有しているので、直径の異なる第1釣り糸L1及び第2釣り糸L2を係止することができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、フロントドラグ機構を有するスピニングリールを例にあげて説明したが、たとえばフロントドラグ機構とレバードラグ機構との両方を有するスピニングリール等の他のスピニングリールにも本発明を適用できる。
(b) 前記実施形態では、第1釣り糸L1を係止可能な第1係止部70fと、第2釣り糸L2を係止可能な第2係止部70gとを有する1つの釣糸係止部70を備えていたが、図7から図9に示すように、第1釣り糸L1を係止可能な第1係止部71fを有する第1釣糸係止部71と、第2釣り糸L2を係止可能な第2係止部72gを有する第2釣糸係止部72との2つの釣糸係止部を備える構成にしてもよい。
第1釣糸係止部71及び第2釣糸係止部72は、図7に示すように、スカート部7b外周前端の周方向に沿って間隔を隔てて並べて配置されている。
第1釣糸係止部71には、図8に示すように、第1釣り糸L1を係止可能な第1係止部70fのみが設けられている。第1釣糸係止部71と溝部7cとの間には、板状のシート部材80が装着されている。ここでは、第1係止部70fとシート部材80とで径の小さい第1釣り糸L1を係止する。
第2釣糸係止部72には、図9に示すように、第2釣り糸L2を係止可能な第2係止部72gのみが設けられている。なお、第2釣糸係止部72と溝部7cとの間には、シート部材80が装着されていない。ここでは、第2係止部72gと溝部7cとで径の大きい第2釣り糸L2を係止する。
ここでは、図8及び図9に示すように、第2係止部72gと溝部7cとの間の隙間Bが、第1係止部71fとシート部材80との間の隙間Aより大きくなるように形成されているので、第1釣糸係止部71に径の小さい第1釣り糸L1を係止でき、第2釣糸係止部72に径の大きい第2釣り糸L2を係止することができる。
なお、第1釣糸係止部71及び第2釣糸係止部72の2つの釣糸係止部に限定されず、3つ以上の複数の釣糸係止部を設ける構成にしてもよい。
(c) 前記実施形態では、釣糸係止部70と溝部7cとの間にはシート部材80が装着されていたが、シート部材80を設けない構成にしてもよい。なお、ここでは、第2係止部70gとスカート部7bとの間の隙間は、第1係止部70fとスカート部7bとの間の隙間より大きくする必要がある。
(d) 前記実施形態では、シート部材80には、連結凹部80cが形成されていたが、連結凹部80cを設けない構成にしてもよい。また、凹陥部80a、取付凹部80b及び連結凹部80cの形状は前記実施形態に限定されるものではない。
(e) 前記実施形態では、釣糸係止部70の取付部70bは、スカート部7bの内外方向に向かって移動可能に取り付けられていたが、ピン部材やプッシュナット等によって取付部70bを移動不能に固定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの側面図。 前記スピニングリールの側面断面図。 前記スピニングリールの釣糸係止部の拡大側面図。 第1釣り糸及び第2釣り糸を係止した前記釣糸係止部の拡大平面図。 前記第1釣り糸を係止した前記釣糸係止部の拡大背面断面図。 前記第2釣り糸を係止した前記釣糸係止部の拡大背面断面図。 他の実施形態の図1に相当する図。 他の実施形態の図5に相当する図。 他の実施形態の図6に相当する図。
符号の説明
2 リール本体
4 スプール
7a 糸巻胴部
7b スカート部
7c 溝部
7d 貫通孔
70 釣糸係止部
70a 係止部
70b 取付部
70c 先端部
70d ピン装着凹部
70e ばね係止突部
70f 第1係止部
70g 第2係止部
71 第1釣糸係止部
71f 第1係止部
72 第2釣糸係止部
72g 第2係止部
80 シート部材
80a 凹陥部
80b 取付凹部
80c 連結凹部
90 第1ピン部材
91 第2ピン部材
92 ばね部材
L1 第1釣り糸
L2 第2釣り糸

Claims (10)

  1. リール本体に対して前後移動自在なスピニングリールのスプールであって、
    外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部と、
    前記糸巻胴部の後端部に設けられ、前記糸巻胴部より大径のスカート部と、
    前記スカート部の外周において異なる太さの釣り糸を係止可能な複数の係止部を有する1つの釣糸係止部と、
    を備えたスピニングリールのスプール。
  2. リール本体に対して前後移動自在なスピニングリールのスプールであって、
    外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部と、
    前記糸巻胴部の後端部に設けられ、前記糸巻胴部より大径のスカート部と、
    前記スカート部の外周において異なる太さの釣り糸を係止可能な係止部をそれぞれ有する複数の釣糸係止部と、
    を備えたスピニングリールのスプール。
  3. 前記1つの釣糸係止部は、第1釣り糸を係止可能な第1係止部と、前記第1釣り糸より太い第2釣り糸を係止可能な第2係止部とを有している、請求項1に記載のスピニングリールのスプール。
  4. 前記複数の釣糸係止部は、前記スカート部外周の周方向に沿って間隔を隔てて設けられている、請求項2に記載のスピニングリールのスプール。
  5. 前記複数の釣糸係止部は、第1釣り糸を係止可能な第1係止部を有する第1釣糸係止部と、前記第1釣り糸より太い第2釣り糸を係止可能な第2係止部を有する第2釣糸係止部とを備えている、請求項2又は4に記載のスピニングリールのスプール。
  6. 前記第2係止部と前記スカート部との間の隙間は、前記第1係止部と前記スカート部との間の隙間より大きい、請求項3又は5に記載のスピニングリールのスプール。
  7. 前記1つの釣糸係止部と前記スカート部との間に介装された板状のシート部材をさらに備えており、
    前記シート部材は、前記第2係止部に対向する部分に形成され、前記第2釣り糸を挿入可能な凹陥部を有している、請求項3に記載のスピニングリールのスプール。
  8. 前記凹陥部は、前記第2係止部の幅より長くなるように形成されている、請求項7に記載のスピニングリールのスプール。
  9. 前記第1釣糸係止部と前記スカート部との間に介装された板状のシート部材をさらに備えている、請求項5に記載のスピニングリールのスプール。
  10. 前記第2係止部と前記スカート部との間の隙間は、前記第1係止部と前記シート部材との間の隙間より大きい、請求項7から9のいずれか1項に記載のスピニングリールのスプール。
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