JPH1042632A - 施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型農作業機 - Google Patents

施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型農作業機

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JPH1042632A
JPH1042632A JP20138396A JP20138396A JPH1042632A JP H1042632 A JPH1042632 A JP H1042632A JP 20138396 A JP20138396 A JP 20138396A JP 20138396 A JP20138396 A JP 20138396A JP H1042632 A JPH1042632 A JP H1042632A
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fertilizer
tank
chemical
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Isao Ishida
石田  伊佐男
Hitoshi Yamazaki
仁史 山崎
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機体の前後バランスの変化が少なくて、走行
性能が良く、また肥料及び薬剤の補給作業も容易で作業
性が良い、農作業機を提供する。 【解決手段】 粒状肥料の施肥装置34、もしくは液体
肥料の施肥装置と薬剤散布装置45を装着した農作業機
において、施肥タンク35と薬剤タンク46とを共に乗
用型走行車体1後部の機体側面視で左右駆動後輪17の
上方に配設すると共に、操縦座席21から施肥タンク3
5及び薬剤タンク46に至るステップ20b・20dを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用型走行車体
に苗植作業機や播種作業機等を装着した乗用型農作業機
に、施肥作業を行う施肥装置と除草剤等の薬剤を散布す
る薬剤散布装置を装備した乗用型農作業機に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】この種の従来技術としては、薬
剤散布装置付き乗用型田植機において、薬剤タンクを苗
植作業機の後端部に設けたものがある。然し乍ら、従来
の苗植作業機の後端部に薬剤タンクを設けた構成では、
苗植作業機の重量が増大する為に、機体の前後バランス
が悪くて走行性能に問題があり、また、苗植作業機を昇
降する昇降リンク機構が強固な構成となりその昇降駆動
も大きな駆動力が必要となって機体が大型化して、圃場
の畦際での旋回性能も悪いものであった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来技
術の課題を解決するために、左右駆動前輪9と左右駆動
後輪17とを装備し操縦座席21を有する乗用型走行車
体1に昇降リンク機構22を介して農作業機24を装着
すると共に、施肥タンク35から肥料繰出装置36にて
繰り出された肥料を作溝器40により圃場に形成された
施肥溝に施肥する粒状肥料の施肥装置34若しくは施肥
タンク61のペースト状或は液状等の流体肥料をポンプ
62にて施肥ノズル63から吐出させる流体肥料の施肥
装置60と、薬剤タンク46から繰出装置47にて繰り
出された薬剤を圃場表面に散布する薬剤散布装置45と
を装着した農作業機において、施肥タンク35・61と
薬剤タンク46とを共に乗用型走行車体1後部の機体側
面視で左右駆動後輪17の上方に配設すると共に、操縦
座席21から該施肥タンク35・61及び薬剤タンク4
6に到るステップ20b・20dを設けた施肥装置及び
薬剤散布装置付き乗用型農作業機としたものである。
【0004】
【発明の作用及び効果】この発明は、施肥タンク35・
61と薬剤タンク46とを共に乗用型走行車体1後部の
機体側面視で左右駆動後輪17の上方に配設したので、
施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを設けたもの
でありながら機体の前後バランスが良く、然も、施肥タ
ンク35・61及び薬剤タンク46内の肥料及び薬剤の
量が変動しても機体の前後バランスの変化が少なくて、
走行性能が良い。また、操縦座席21から該施肥タンク
35・61及び薬剤タンク46に到るステップ20b・
20dを設けたので、肥料及び薬剤の補給作業も容易で
作業性が良くて、効率の良い農作業が行なえる。
【0005】
【実施例】図面に示すこの発明の一実施例である乗用型
田植機について説明する。1は乗用型走行車体であっ
て、機体を構成する左右フレーム2・3の後部上面にエ
ンジン4を搭載し、左右フレーム2・3の前部に走行ミ
ッションケース5を設けている。そして、この走行ミッ
ションケース5には、変速レバー6にてエンジン4の回
転駆動力が変速される変速機構と前輪デフ機構と後輪デ
フ機構とが内蔵されている。
【0006】7・7は左右フロントアクスルケースであ
って、前記走行ミッションケース5の前輪デフ機構より
左右駆動軸8・8を介して動力が伝動されるように構成
されている。9・9は左右操向駆動前輪であって、左右
フロントアクスルケース7・7の下部に嵌合され後記操
縦ハンドル10にて回動される操向ケース11・11に
軸架されている。
【0007】12は内部に変速歯車を有する操縦用伝動
ケースであって、左右フレーム2・3両者の前端部に固
着されており、その上部にはハンドルポスト13が固着
され、ハンドルポスト13の上端部には操縦ハンドル1
0が設けられている。そして、操縦用伝動ケース12の
下部には、その後端が左右操向ケース11・11に連結
された操向伝達機構としてのリンク14が設けられてお
り、操縦ハンドル10を回すと操縦用伝動ケース12内
の変速歯車・リンク14を介して左右操向ケース11・
11が縦軸回りに回動し左右操向駆動前輪9・9が向き
を変えるように構成されている。
【0008】15・15は左右後輪駆動ケースであって
連結枠で一体に連結されており、該連結枠が左右フレー
ム2・3を連結するフレームにロリング軸を介してロリ
ング自在に設けられており、その左右両側部に設けた車
軸16・16に軸架された左右駆動後輪17・17が上
下揺動できるように構成されている。18・18は、走
行ミッションケース5の後輪デフ機構から左右後輪駆動
ケース15・15に動力を伝える伝動軸である。
【0009】そして、後輪駆動ケース15内部の伝動機
構中には左右駆動後輪17・17に対する左右サイドク
ラッチと左右サイドブレーキとが内蔵されており、エン
ジン4の前方に設けられた左右クラッチペダル19・1
9の踏込操作により該左右サイドクラッチが切れ且つ左
右サイドブレーキが利くように構成されている。即ち、
左右クラッチペダル19・19の踏込操作をした側の駆
動後輪17・17の駆動が停止されブレーキが利くよう
になっている。
【0010】20はFRPにて成型された車体カバ−で
あって、エンジン4の周囲を覆うエンジンカバ−部20
aと、前記エンジン4の前方及び左右側方に設けられた
ステップ20bと、ハンドルポストカバー20cと、エ
ンジン4の後方に設けられたステップ20dとが一体形
成され、左右フレーム2・3上に固定されている。21
は操縦座席で、前記車体カバー20上面に設置固定され
ている。
【0011】22は上部リンク22aと下部リンク22
bとにより構成される昇降リンク機構であって、上部リ
ンク22aと下部リンク22bの基端部は左右フレーム
2・3に固着された支持フレーム23に各々枢着され、
後端部は後述の苗植作業機24をローリング自在に支持
するローリング軸25が設けられた縦枠26に枢着され
ている。
【0012】27は油圧シリンダーであって、シリンダ
ーの基部が左右フレ−ム2・3に枢着され、ピストン2
7aの後端が上部リンク22aと一体の揺動アーム28
に枢着されている。農作業機の一種である苗植作業機2
4は、前記縦枠26のローリング軸25にローリング自
在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース29
と、該植付伝動ケース29に設けられた支持部材に支持
されて機体左右方向に往復動する苗載台30と、植付伝
動ケース29の後端部に装着され前記苗載台30の下端
より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける苗植付
け装置31…と、植付伝動ケース29の下部にその後部
が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地
体である中央整地フロート32・左右整地フロート33
・33等にて構成されている。左右整地フロート33・
33は、各々左右駆動後輪17・17の後方に配置され
ており、該左右駆動後輪17・17にて掻き乱された圃
場を整地すると共に苗植付け装置31にて苗が植付けら
れる圃場の前方を整地すべく設けられている。尚、苗載
台30は、6つの苗載せ部30a…と各苗載せ部30a
を仕切る側壁30b…と上端にボルトにより基部が固定
された簀子状の延長苗載せ体30cとから構成されてい
る。そして、この延長苗載せ体30cは苗載台30の各
苗載せ部30a…に載置できる苗量を増やす為に設けた
ものであるが、簀子状にして軽量化を図っており、ま
た、乗用型走行車体1側から苗載台30に苗を供給する
ときに、各苗載せ部30a…毎に苗供給が容易になるよ
うに該延長苗載せ体30cにも各側壁30b…の延長線
上に同様の側壁30dが設けられている。
【0013】34は施肥装置であって、施肥タンク35
…と、該各施肥タンク35…の下部に装着され施肥タン
ク35内の粒状肥料を一定量づつ繰り出す肥料繰出装置
36…と、モーターにより駆動されて圧風起こすブロア
37と、該ブロア37にて起こされた圧風を貯める空気
タンク38と、肥料繰出装置36にて繰り出された肥料
を該空気タンク38の圧風にて移送する透明の施肥パイ
プ39…と、中央整地フロート32・左右整地フロート
33・33に固着され苗植付け位置側方の圃場に施肥溝
を掘り施肥パイプ39にて案内された粒状肥料を該施肥
溝内に落下案内する作溝器40…とにより構成されてい
る。尚、41は肥料繰出装置36…を駆動する駆動アー
ムであって、左右フレ−ム2・3上に固設の施肥駆動ケ
−ス42に連結されており、施肥駆動ケ−ス42には走
行ミッションケース5より駆動軸43にて動力が伝達さ
れるように構成されている。また、施肥タンク35…と
肥料繰出装置36…とブロア37と空気タンク38は、
支持フレーム44に支持されている。
【0014】45は薬剤散布装置であって、薬剤タンク
46・46と、該各薬剤タンク46・46の下部に装着
され薬剤タンク46内の除草剤等の粒状又は粉状の薬剤
を一定量づつ繰り出す繰出装置47・47と、繰出装置
47・47にて繰り出された薬剤を前記空気タンク38
から風導管48にて送られてきた圧風にて移送する透明
の薬剤パイプ49・49と、植付伝動ケース29の後端
部上面に支持体50・50にて固定された薬剤パイプ4
9・49の先端部に装着した拡散口51・51とにより
構成されている。尚、52は繰出装置47・47を駆動
する駆動ベルトであって、前記肥料繰出装置36…の駆
動軸から回転動力が伝達されるように構成されている。
また、薬剤タンク46・46と繰出装置47・47は、
前記支持フレーム44に支持されている。
【0015】上記のように支持フレーム44にて、施肥
装置34及び薬剤散布装置45の主体部が一体的に支持
されているが、支持フレーム44には下部に四角軸53
が突出して設けられており、該四角軸53を前記支持フ
レーム23の上端部に上下方向に設けたスライド用四角
孔23aに上方から嵌入して、支持フレーム44に支持
された施肥装置34及び薬剤散布装置45が共に上下移
動できるように構成されている。
【0016】54はスライドロック解除レバーであっ
て、図3において、その先端ピン部54aが支持フレー
ム23の側壁を貫通して四角軸53に設けた上位置決め
孔53aに差し込まれている。そして、該スライドロッ
ク解除レバー54を引っ張ってそのピン部54aが四角
軸53の上位置決め孔53aから抜かれた状態で、施肥
装置34の前部中央位置に設けた把持レバー55を持っ
て施肥装置34及び薬剤散布装置45を共に(イ)方向に
上動させると、スライドロック解除レバー54はバネ4
0にて(ロ)方向に付勢されているので、四角軸53に設
けた下位置決め孔53bがピン部54aに来ると、自動
的に該四角軸53の下位置決め孔53bにピン部54a
が嵌入して施肥装置34及び薬剤散布装置45は固定さ
れる。この施肥装置34及び薬剤散布装置45が上動さ
れた位置では、その施肥タンク35と薬剤タンク46の
上面が作業者がステップ20b又はステップ20dに立
った時の腰の高さぐらいにしているので、施肥タンク3
5の蓋35a又は薬剤タンク46の蓋46aを後部を支
点として機体後方の(ハ)方向に回動して開けて肥料又は
薬剤を補給する際に、作業者は肥料袋又は薬剤袋を持っ
て容易に補給することができる。
【0017】70はスライドロック解除レバー54を規
制する電磁ソレノイドであって、そのピン70aがスラ
イドロック解除レバー54の係合孔54bに嵌入した状
態では、スライドロック解除レバー54は操作できない
ようになっている。そして、図4に示すように、支持フ
レーム23に昇降リンク機構22が最も上昇した時に昇
降リンク機構22の上部リンク22aに接当してON状
態となるセンサー71を設け、このセンサー71が昇降
リンク機構22の最上昇を検出してON状態となった時
に、前記電磁ソレノイド70を励磁して、ピン70aが
(ニ)方向に移動してスライドロック解除レバー54の
係合孔54bから外れて、スライドロック解除レバー5
4が操作可能となるように構成されている。従って、苗
植作業機24を最上昇位置まで上昇させた後でないと、
スライドロック解除レバー54を操作して施肥装置34
及び薬剤散布装置45を上動させることができないの
で、苗植作業機24が下降した状態で誤って施肥装置3
4及び薬剤散布装置45を上動させて苗植作業機24の
苗載台30を破損してしまうような事態が防止できる。
【0018】56は両端にユニバーサルジョイントを有
するPTO伝動軸であって、施肥駆動ケース42の動力
を苗植作業機24の植付伝動ケース29に伝達すべく設
けている。57は中央整地フロート32の前部上面と植
付伝動ケース29との間に設けられた油圧バルブであっ
て、中央整地フロート32の前部が外力にて適正範囲以
上に持ち上げられた時には油圧ポンプ58にて走行ミッ
ションケ−ス5内から汲み出された圧油を油圧シリンダ
ー27に送り込んでピストンを突出させ昇降リンク機構
22を上動させて苗植作業機24を所定位置まで上昇せ
しめ、また、中央整地フロート32の前部が適正範囲以
上に下がった時には油圧シリンダー27内の圧油を走行
ミッションケ−ス5内に戻して昇降リンク機構22を下
動させて苗植作業機24を所定位置まで下降せしめ、そ
して、中央整地フロート32の前部が適正範囲にあると
き(苗植作業機24が適正な所定位置にある時)には油圧
シリンダー27内の圧油の出入りを止めて苗植作業機2
4を一定位置に保持せしめるべく設けられている。この
ように、中央整地フロート32を苗植作業機24の自動
高さ制御のための接地センサーとして用いている。
【0019】59は車体カバ−20より突出して操縦座
席21の右側方に設けられた操作レバーであって、走行
ミッションケ−ス5内に設けられた駆動軸を駆動回転す
る動力を断接するPTOクラッチを操作して施肥装置3
4・薬剤散布装置45及び苗植作業機24への動力を入
切り操作できるように構成されていると共に、油圧バル
ブ57を操作して手動にて苗植作業機24を上下動でき
るようにも構成されている。即ち、操作レバー59を前
方に倒すと、PTOクラッチが入り施肥装置34・薬剤
散布装置45及び苗植作業機24が駆動され且つ油圧バ
ルブ57が中央整地フロート32の上下動にて切換えら
れる自動制御状態となる。逆に、操作レバー59を後方
に倒すと、PTOクラッチが切れ施肥装置34・薬剤散
布装置45及び苗植作業機24の作動が停止し且つ油圧
バルブ57が強制的に苗植作業機24を上昇する側に切
換えられ、苗植作業機24が上昇される。そして、操作
レバー59をその操作ストロークの中間位置にすると、
PTOクラッチが切れ施肥装置34・薬剤散布装置45
及び苗植作業機24の作動が停止し且つ油圧バルブ57
が油圧シリンダー27内の圧油の出入りを止めて苗植作
業機24を一定位置に保持せしめる位置に切換えられ、
苗植作業機24が操作レバー59を中間位置に操作した
ときの位置に保持され苗植作業機24は上昇も下降もし
ない。
【0020】このように構成された乗用型田植機を水田
圃場に入れて、苗載台30に苗を載置し施肥タンク35
…と薬剤タンク46・46とに各々粒状肥料及び薬剤を
供給して、エンジン4を始動し操作レバー59を前方に
倒して各部を駆動し機体を前進せしめれば、苗植作業機
24は自動的に適正位置に上下制御され田植作業が行わ
れる。そのとき、同時に施肥装置34により苗植付位置
の側方の圃場中に粒状肥料が施肥されると共に、薬剤散
布装置45により薬剤が圃場表面に散布される。このと
き、薬剤散布装置45の拡散口51・51から、薬剤は
図2に矢印で示す幅内に散布され、即ち、苗植付け装置
31…にて植付けられた6条分の苗幅に均一に散布され
る。
【0021】そして、特に、施肥タンク35・61と薬
剤タンク46とを共に乗用型走行車体1後部の機体側面
視で左右駆動後輪17の上方に配設したので、施肥タン
ク35・61と薬剤タンク46とを設けたものでありな
がら機体の前後バランスが良く、然も、施肥タンク35
・61及び薬剤タンク46内の肥料及び薬剤の量が変動
しても機体の前後バランスの変化が少なくて、作業時の
走行性能が良い。また、操縦座席21から該施肥タンク
35・61及び薬剤タンク46に到るステップ20b又
はステップ20dを設けたので、肥料及び薬剤の補給作
業も容易で作業性が良くて、効率の良い施肥,薬剤散
布,及び田植作業が行なえる。
【0022】図6は第2実施例を示し、薬剤散布装置4
5を機体の左右に振り分けて配置したものであり、この
ように構成すると機体の左右バランスが良くなると共
に、薬剤パイプ49・49の長さも短くなり、薬剤の詰
まり等の不具合の発生を少なくできる。然し乍ら、薬剤
タンク46・46が機体の左右に分かれているので、薬
剤を補給する場合には、作業者は機体の左右で2度補給
作業をしなければならず、重い薬剤袋を持って歩く作業
が増えるので、作業者の負担は増える。
【0023】図7は第3実施例を示し、上記のような粒
状肥料を施肥する施肥装置34に換えて、ペースト状或
は液状等の流体肥料を施肥する施肥装置60が設けられ
た例を示す。この施肥装置60は、機体の左右に分けて
配置した2つの流体肥料を貯留する左右施肥タンク61
・61と、流体肥料を強制的に送るポンプ62と、その
ポンプ62から吐出された肥料を各条の施肥ノズル63
…側に流す状態と施肥タンク61に戻す状態とに切替る
バルブユニット64と、そのバルブユニット64から各
条の施肥ノズル63…に送る施肥パイプ65…と、先端
口が土中にもぐり込んで肥料を放出する施肥ノズル63
…とを備え、施肥タンク61からポンプ62への肥料の
供給は供給パイプ66内を通って供給され、ポンプ62
からバルブユニット64への肥料の移送は施肥条数分設
けた6本の連結パイプ67…で移送されるようになって
いる。
【0024】そして、各施肥ノズル63…は、中央整地
フロート32・左右整地フロート33・33の左右側部
に取り付けられており、この施肥ノズル63…の後端口
からペースト状或は液状等の流体肥料が土中に放出され
るが、その左右方向の位置は各条の苗植付位置の左右側
方の近傍に位置するように設けられている。また、施肥
タンク61の上面には,肥料を補給するための肥料補給
口が開口され、蓋61a・61aで閉じられている。
尚、68は、施肥駆動ケ−ス42からの動力にてポンプ
62を駆動する駆動軸である。69は、バルブユニット
64に設けられた操作レバーであって、その操作にて各
条毎の施肥ノズル63…に対する流体肥料を個別に止め
ることができる。
【0025】そして、この施肥装置60の左右施肥タン
ク61・61とポンプ62とバルブユニット64は、支
持フレーム44に支持されている。45は薬剤散布装置
であって、薬剤タンク46・46と、該各薬剤タンク4
6・46の下部に装着され薬剤タンク46内の除草剤等
の粒状又は粉状の薬剤を一定量づつ繰り出す繰出装置4
7・47と、繰出装置47・47にて繰り出された薬剤
をブロア37にて貯めた空気タンク38の圧風にて移送
する透明の薬剤パイプ49・49と、植付伝動ケース2
9の後端部上面に支持体50にて固定された薬剤パイプ
49・49の先端部に装着した拡散口51・51とによ
り構成されている。尚、薬剤タンク46・46と繰出装
置47・47とブロア37と空気タンク38は、前記支
持フレーム44に支持されている。
【0026】そして、前記第1実施例と同様に、支持フ
レーム44にて、施肥装置60及び薬剤散布装置45の
主体部が一体的に支持されていて、支持フレーム23の
上端部で共に上下移動できるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型田植機の
全体側面図
【図2】施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型田植機の
後部平面図
【図3】要部の作用説明用の一部断面側面図
【図4】昇降リンク機構部分の作用説明側面図
【図5】苗載台の拡大斜視図
【図6】第2実施例を示す施肥装置及び薬剤散布装置付
き乗用型田植機の後部平面図
【図7】第3実施例を示す施肥装置及び薬剤散布装置付
き乗用型田植機の全体側面図
【符号の説明】
1 乗用型走行車体 9 左右駆動前
輪 17 左右駆動後輪 20 車体カバ
− 20b ステップ 20d ステッ
プ 21 操縦座席 22 昇降リン
ク機構 24 農作業機(苗植作業機) 34 粒状肥料
の施肥装置 35 施肥タンク 36 肥料繰出
装置 40 作溝器 45 薬剤散布
装置 46 薬剤タンク 47 繰出装置 60 流体肥料の施肥装置 61 施肥タン
ク 62 ポンプ 63 施肥ノズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右駆動前輪9と左右駆動後輪17とを
    装備し操縦座席21を有する乗用型走行車体1に昇降リ
    ンク機構22を介して農作業機24を装着すると共に、
    施肥タンク35から肥料繰出装置36にて繰り出された
    肥料を作溝器40により圃場に形成された施肥溝に施肥
    する粒状肥料の施肥装置34若しくは施肥タンク61の
    ペースト状或は液状等の流体肥料をポンプ62にて施肥
    ノズル63から吐出させる流体肥料の施肥装置60と、
    薬剤タンク46から繰出装置47にて繰り出された薬剤
    を圃場表面に散布する薬剤散布装置45とを装着した農
    作業機において、施肥タンク35・61と薬剤タンク4
    6とを共に乗用型走行車体1後部の機体側面視で左右駆
    動後輪17の上方に配設すると共に、操縦座席21から
    該施肥タンク35・61及び薬剤タンク46に到るステ
    ップ20b・20dを設けたことを特徴とする施肥装置
    及び薬剤散布装置付き乗用型農作業機。
JP20138396A 1996-07-31 1996-07-31 施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型苗植機 Expired - Fee Related JP3543503B2 (ja)

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JP2007152212A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Mizuho Machining Co Ltd 粉粒体散布機
JP2020000181A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 井関農機株式会社 圃場作業機
CN115918633A (zh) * 2023-02-27 2023-04-07 安徽省农业科学院植物保护与农产品质量安全研究所 一种用于病虫害防治的植物保护园林施肥施药装置

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